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#ケラトサウルス科
mesozoicmarket · 5 months
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A dinosaur tooth of an indeterminate ceratosaurid, possibly cf. Ceratosaurus sp. from the El Mers Group in Boulahfa, Boulamane, Morocco. The pronounced ridges that run down the tooth is a characteristic seen in Ceratosaurus. While ceratosaurids are a very early diverging group of theropod, few species are described, none of which are from the Middle Jurassic or older. Although comparable, it is unknown if these fossils could belong to Ceratosaurus sp., or if they represent a new undescribed genus.
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rosaliaolenyeva · 3 years
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📛 143 「ウルトラマン」 #10。
月に一度ほどのお楽しみ 「ウルトラマン」 を観ています。今回は 第十話 「謎の恐竜基地」 というお話です。どこかの湖。大きな三日月が闇夜を明るく照らしています。湖のほとりに建つ洋館には明かりが灯っていて、部屋の中では 籠の中のカラスがカァカァ鳴いています。様々な動物 (鷲の剥製、無数のアメリカザリガニ、鰐の剥製、ヘビニョロ、前歯2本が出た 小動物ふうないきものの剥製、イグアナの剥製、4匹のイモリ、亀の剥製、鹿の剥製、小亀ほか) に囲まれた中で 「どうした?元気がないぞ。動物って言うのは 動き回って暴れ回って 自分の餌を自分でふんだくるぐらいの図々しさがなくちゃいかんぞ。ええ?よし、その意気その意気、ヘッヘッヘ。どうした?食欲がないのか?ははぁ、俺の作った料理が不味いって言うんだな、贅沢な奴だ。ふふふふ、さてと、お次はジラースのやつだな」 と、何やら怪しげな白衣を着た博士ふうなその男は 扉をぎぃぃっと開けて隣の部屋へ行き、いつの間にか手漕ぎボートに乗り込み 湖の上で 「ジラース!ジラース!」 と大声でさけんでいます。すると ゴジラふうな鳴き声とともに 湖がボコボコボコッと水飛沫を上げはじめます。そんな中でひとり 「よしよし、おまえは誰よりも頭の良い子だ。たあんとおあがり、ジラース。おまえの食べ残しで魚が増え、釣りをしに来る人間どもが多くなった。だがジラース、忘れちゃいかんぞ。昼の間はじいっと眠るんだ」 と まだテレビ画面には映っていないジラースに話しかける博士ふうな男。夜が明け "キタヤマ湖。山奥の静かな静かな湖である。普段は訪れる人さえ無かったのに。こうした魚の異常繁殖のニュースは 科学特捜隊に伝えられ 何か湖に異変が起こってはと 直ちに調査を開始した" と ノイズが少し擦れ気味な 石坂浩二さんのナレーションが流れたあと、科特隊基地から 特殊潜航艇S-21を積んだ ジェットビートルが飛び立ちます。「目的地キタヤマ湖へ到着。これから特殊潜航艇 S-21号を切り離す。特殊潜航艇 S-21号のアラシ隊員どうぞ」 とビートルを操るハヤタ隊員。「こちら特殊潜航艇 S-21号、スタンバイOK!」 とアラシ隊員。「了解、着水だ。垂直降下」。「垂直降下」 と、ハヤタ隊員と隣のイデ隊員。湖上から勢いよく水中に射出される特殊潜航艇。「こちら特殊潜航艇 S-21号アラシ。キャップどうぞ!」 と 酸素マスクを装着中で台詞が少しモゴモゴ気味なアラシ隊員。「ムラマツだ」 と本部のキャップ。「これから、キタヤマ湖の水中調査に掛かります。本部のスタンバイいかがでせうか」 とモゴモゴ隊員。「準備出来ました」 と後ろ姿もベリーキュートなフジ隊員。「よしっ スタンバイOKだ。まず音波探知機から始めてくれ!」 とキャップ。「了解!」 とモゴモゴ隊員は 赤いボタンを右手でボチっと押します。「よしっ 次は水中カメラに切り替えろ」 とキャップ。「了解!」 と、黒いボタンをガッと押すモゴマムシ。海底には 魚どころかベムラーの気配すらありません。「よしっ 別に変わった様子も無ささうだ。キタヤマ湖の調査はこれで打ち切ってもいいだらう」 とキャップ。「了解っ!」 とモゴマムシ。「ではすぐ本部へ戻ります」 とハヤタ隊員。「おっと!ふふふ、さうピリピリしなさんな。折角 空気の新鮮な所に行ってるんだ、差し当たって事件も無いんだし、一晩泊まってゆっくりして来い。特別休暇だ」 と粋なことを言ってくれる、理想の上司なキャップに 「ありがとうございます」 とハヤタ隊員。「ンーーーファッ、イヤッホウウウウウ〜!」 とイデ隊員。お言葉に甘えて "Shimoda Onsen Hotel (下田温泉ホテル)" というキタヤマ湖に近いホテルに宿泊し、特別休暇を満喫するイデ・ハヤタ・モゴ隊員。ちょうどそのころ、アステカイザーか、マッドマックスあたりの悪い子が乗りさうな ド派手な車に乗った "少年グラフ" のクボ記者とハヤシカメラマンは "モンスター博士" と呼ばれるナカムラ博士の屋敷へと向かっています。到着するなり 「あのぅ、少年グラフの者ですが、恐竜のことで博士に」 とクボ記者。「あのぅ、これはロンドンから入ったニュースなんですけど、スコットランドのネス湖に まだ恐竜が生き残ってるらしいっていうんです。今度うちの雑誌で その特集を企画してるもんですから 博士の話をお伺いしたいと思いまして」 とクボ記者。そんなクボ記者を無言のまま じいっと睨みつけるナカムラ博士は一言 「どうぞ」 と屋敷の中に招き入れ、そして「100,007,000年ぐら���前に生きていたネス湖の恐竜たちです」 と壁にババーンッと描かれた恐竜の絵を、まるで彼らが来るのを予知していたかのやうに 彼女らに見せつけます。「これがディプロドクス。首の長さが 20mもあります。恐竜の王様と言われる ケラトザウルス。肉食の恐ろしいやつです。ステゴザウルス、こいつも凶暴です。トリケラトプス、3本のツノが武器です。イクチオザウルス、陸に上がることが出来ないので 腹の中で卵を孵します。その他にも プテロダクティール、エリオプス、デモルフォドンといった怪物どもがおりますが、ネス湖で 最近見たと言われる恐竜は おそらく このデプロドクスでせう」 と説明を続けるナカムラ博士。と ここでちょっと気になってしまった わたし。 "恐竜の王様と言われるケラトザウルス" と仰るナカムラ博士が どうして ケラトザウルスを王様と言われると仰っていたのかを (別にケラトザウルスが王様で全然構わないのですけれど) インターネッターしてみました。
・ウルトラマン 第十話ごろ (1966年9月18日) とそれ以前の恐竜映画から見えるかもしれない恐竜の王様。
・1925年
「ロスト・ワールド (The Lost World)」。
ハリー・O・ホイト監督作品。ティラノサウルスっぽい恐竜が登場します。
・1933年
「キング・コング (King Kong)」。
メリアン・C・クーパーと アーネスト・B・シュードサック監督作品。ティラノサウルスが登場します。
・1940年
「紀元前百万年 (One Million Years B.C.)」。
ハル・ローチと Jr. 監督作品。巨大トカゲや巨大イグアナなどが登場します。ケラトサウルスの変異種でせうか。
・1956年
「原始怪獣ドラゴドン (The Beast Of Hollow Mountain)」。
エドワード・ナッソーと イスマエル・ロドリゲス監督作品。ケラトサウルス以前に そもそも "原始怪獣" が恐竜なのかどうかが分かりません。
・1959年
「地底探検 (Journey To The Center Of The Earth)」。
ヘンリー・レビン監督作品。巨大なトカゲが登場します。ケラトサウルスの変異種でせうか。
・1960年
「失われた世界 (The Lost World)」。
アーウィン・アレン監督作品。おかしなツノと背鰭を持った謎の恐竜が登場します。ケラトサウルスの変異種でせうか。
・1965年
「最後の海底巨獣 (Dinosaurs!)」。
アービン・ショーテス・イヤワース・Jr. 監督作品。ケラトサウルス以前に そもそも "海底巨獣" が恐竜なのかどうかが分かりません。
・1966年
「恐竜100万年 (One Million Years B.C.)」。
ドン・チャフィ監督作品。ケラトサウルスが登場します。
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liliyaolenyeva666 · 2 years
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📛 1457 「ウルトラマン」 #10。
月に一度ほどのお楽しみ 「ウルトラマン」 を観ています。今回は 第十話 「謎の恐竜基地」 というお話です。どこかの湖。大きな三日月が闇夜を明るく照らしています。湖のほとりに建つ洋館には明かりが灯っていて、部屋の中では 籠の中のカラスがカァカァ鳴いています。様々な動物 (鷲の剥製、無数のアメリカザリガニ、鰐の剥製、ヘビニョロ、前歯2本が出た 小動物ふうないきものの剥製、イグアナの剥製、4匹のイモリ、亀の剥製、鹿の剥製、小亀ほか) に囲まれた中で 「どうした?元気がないぞ。動物って言うのは 動き回って暴れ回って 自分の餌を自分でふんだくるぐらいの図々しさがなくちゃいかんぞ。ええ?よし、その意気その意気、ヘッヘッヘ。どうした?食欲がないのか?ははぁ、俺の作った料理が不味いって言うんだな、贅沢な奴だ。ふふふふ、さてと、お次はジラースのやつだな」 と、何やら怪しげな白衣を着た博士ふうなその男は 扉をぎぃぃっと開けて隣の部屋へ行き、いつの間にか手漕ぎボートに乗り込み 湖の上で 「ジラース!ジラース!」 と大声でさけんでいます。すると ゴジラふうな鳴き声とともに 湖がボコボコボコッと水飛沫を上げはじめます。そんな中でひとり 「よしよし、おまえは誰よりも頭の良い子だ。たあんとおあがり、ジラース。おまえの食べ残しで魚が増え、釣りをしに来る人間どもが多くなった。だがジラース、忘れちゃいかんぞ。昼の間はじいっと眠るんだ」 と まだテレビ画面には映っていないジラースに話しかける博士ふうな男。夜が明け “キタヤマ湖。山奥の静かな静かな湖である。普段は訪れる人さえ無かったのに。こうした魚の異常繁殖のニュースは 科学特捜隊に伝えられ 何か湖に異変が起こってはと 直ちに調査を開始した” と ノイズが少し擦れ気味な 石坂浩二さんのナレーションが流れたあと、科特隊基地から 特殊潜航艇S-21を積んだ ジェットビートルが飛び立ちます。「目的地キタヤマ湖へ到着。これから特殊潜航艇 S-21号を切り離す。特殊潜航艇 S-21号のアラシ隊員どうぞ」 とビートルを操るハヤタ隊員。「こちら特殊潜航艇 S-21号、スタンバイOK!」 とアラシ隊員。「了解、着水だ。垂直降下」。「垂直降下」 と、ハヤタ隊員と隣のイデ隊員。湖上から勢いよく水中に射出される特殊潜航艇。「こちら特殊潜航艇 S-21号アラシ。キャップどうぞ!」 と 酸素マスクを装着中で台詞が少しモゴモゴ気味なアラシ隊員。「ムラマツだ」 と本部のキャップ。「これから、キタヤマ湖の水中調査に掛かります。本部のスタンバイいかがでせうか」 とモゴモゴ隊員。「準備出来ました」 と後ろ姿もベリーキュートなフジ隊員。「よしっ スタンバイOKだ。まず音波探知機から始めてくれ!」 とキャップ。「了解!」 とモゴモゴ隊員は 赤いボタンを右手でボチっと押します。「よしっ 次は水中カメラに切り替えろ」 とキャップ。「了解!」 と、黒いボタンをガッと押すモゴマムシ。海底には 魚どころかベムラーの気配すらありません。「よしっ 別に変わった様子も無ささうだ。キタヤマ湖の調査はこれで打ち切ってもいいだらう」 とキャップ。「了解っ!」 とモゴマムシ。「ではすぐ本部へ戻ります」 とハヤタ隊員。「おっと!ふふふ、さうピリピリしなさんな。折角 空気の新鮮な所に行ってるんだ、差し当たって事件も無いんだし、一晩泊まってゆっくりして来い。特別休暇だ」 と粋なことを言ってくれる、理想の上司なキャップに 「ありがとうございます」 とハヤタ隊員。「ンーーーファッ、イヤッホウウウウウ〜!」 とイデ隊員。お言葉に甘えて “Shimoda Onsen Hotel (下田温泉ホテル)” というキタヤマ湖に近いホテルに宿泊し、特別休暇を満喫するイデ・ハヤタ・モゴ隊員。ちょうどそのころ、アステカイザーか、マッドマックスあたりの悪い子が乗りさうな ド派手な車に乗った “少年グラフ” のクボ記者とハヤシカメラマンは “モンスター博士” と呼ばれるナカムラ博士の屋敷へと向かっています。到着するなり 「あのぅ、少年グラフの者ですが、恐竜のことで博士に」 とクボ記者。「あのぅ、これはロンドンから入ったニュースなんですけど、スコットランドのネス湖に まだ恐竜が生き残ってるらしいっていうんです。今度うちの雑誌で その特集を企画してるもんですから 博士の話をお伺いしたいと思いまして」 とクボ記者。そんなクボ記者を無言のまま じいっと睨みつけるナカムラ博士は一言 「どうぞ」 と屋敷の中に招き入れ、そして「100,007,000年ぐらい前に生きていたネス湖の恐竜たちです」 と壁にババーンッと描かれた恐竜の絵を、まるで彼らが来るのを予知していたかのやうに 彼女らに見せつけます。「これがディプロドクス。首の長さが 20mもあります。恐竜の王様と言われる ケラトザウルス。肉食の恐ろしいやつです。ステゴザウルス、こいつも凶暴です。トリケラトプス、3本のツノが武器です。イクチオザウルス、陸に上がることが出来ないので 腹の中で卵を孵します。その他にも プテロダクティール、エリオプス、デモルフォドンといった怪物どもがおりますが、ネス湖で 最近見たと言われる恐竜は おそらく このデプロドクスでせう」 と説��を続けるナカムラ博士。と ここでちょっと気になってしまった わたし。 “恐竜の王様と言われるケラトザウルス” と仰るナカムラ博士が どうして ケラトザウルスを王様と言われると仰っていたのかを (別にケラトザウルスが王様で全然構わないのですけれど) インターネッターしてみました。
・ウルトラマン 第十話ごろ (1966年9月18日) とそれ以前の恐竜映画から見えるかもしれない恐竜の王様。
・1925年
「ロスト・ワールド (The Lost World)」。
ハリー・O・ホイト監督作品。ティラノサウルスっぽい恐竜が登場します。
・1933年
「キング・コング (King Kong)」。
メリアン・C・クーパーと アーネスト・B・シュードサック監督作品。ティラノサウルスが登場します。
・1940年
「紀元前百万年 (One Million Years B.C.)」。
ハル・ローチと Jr. 監督作品。巨大トカゲや巨大イグアナなどが登場します。ケラトサウルスの変異種でせうか。
・1956年
「原始怪獣ドラゴドン (The Beast Of Hollow Mountain)」。
エドワード・ナッソーと イスマエル・ロドリゲス監督作品。ケラトサウルス以前に そもそも “原始怪獣” が恐竜なのかどうかが分かりません。
・1959年
「地底探検 (Journey To The Center Of The Earth)」。
ヘンリー・レビン監督作品。巨大なトカゲが登場します。ケラトサウルスの変異種でせうか。
・1960年
「失われた世界 (The Lost World)」。
アーウィン・アレン監督作品。おかしなツノと背鰭を持った謎の恐竜が登場します。ケラトサウルスの変異種でせうか。
・1965年
「最後の海底巨獣 (Dinosaurs!)」。
アービン・ショーテス・イヤワース・Jr. 監督作品。ケラトサウルス以前に そもそも “海底巨獣” が恐竜なのかどうかが分かりません。
・1966年
「恐竜100万年 (One Million Years B.C.)」。
ドン・チャフィ監督作品。ケラトサウルスが登場します。
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aikider · 2 years
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脊椎動物の分類と恐竜学
かつて小中高の生物学では脊椎動物を5つに分類して教えていた。魚類、両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類がそれである。
この分類は、現生の脊椎動物に限ればそれなりに有効である。高校生物学のレベルなら、脊椎動物の前身として脊索動物(ナメクジウオやホヤ)を教わった人もいるかもしれないが、脊椎動物に限定すれば5分類でよかった。この観点では、魚類→両生類→爬虫類→鳥類と哺乳類、というかなり単純な進化過程が説明されていた。
しかし、分類学の進歩によりこれらの説明の限界が見えている。
有名なのが恐竜と鳥の関係だ。生物の教科書にも載っている始祖鳥は、恐竜とほとんど変わらない骨格を持ちながら(実際、現在は恐竜に分類されている)、明瞭な風切羽の痕跡が残っており、ここから鳥は恐竜から進化したのではないかという説が唱えられた。この説が唱えられたのはなんと19世紀の話で、以後100年以上にわたる議論を巻き起こすことになる。
当初、恐竜の骨格には鎖骨が見つかっていなかったことから、鎖骨(正確には左右の鎖骨が癒合した叉骨)を持つ鳥の先祖が恐竜であるはずがない、という認識が主流だった。そして、恐竜の先祖である槽歯類から鳥が進化したと考えられていた。この説では恐竜と鳥は兄弟関係ということになる。そして恐竜は巨大な体躯を持て余す鈍重な生物であるとされ、それゆえに滅びたと言う学者までいた。
ところが20世紀の恐竜学者ジョン・オストロムがディノニクスという中型の獣脚類と鳥類の前肢の類似点を指摘した。オストロムはさらに、様々な獣脚類の化石を詳細に調べたところ、一部の恐竜(獣脚類)で叉骨が発見され、ここで恐竜起源説が復活する。オストロム以後の恐竜学者たちにより、鳥と類似していたという推測から、恐竜の2心房2心室の効率的な心臓、恒温性を持ち、俊敏に走り、さらに営巣や求愛などの高度な社会性を持つアクティブな恐竜像が提示された。これはのちに恐竜ルネサンスと呼ばれた。
さらに21世紀に入るころから羽を持つ恐竜(シノサウロプテリクス、ミクロラプトルなど)が多数発見された。これにより恐竜が鳥の祖先である可能性が極めて高くなった。単純に考えれば、恐竜のごく一部から鳥が枝分かれして生き残ったと解釈できよう。つまり、恐竜の一部である獣脚類の中から羽毛を持つものが現れ、その中からさらに翼を持つものが現れて鳥となり、そして白亜紀末の大量絶滅で、恐竜を含めた大量の種が絶滅、運良く生き残った哺乳類と小型の鳥類が隆盛を極めるようになったーーというストーリーである。
だが、ことはそう簡単ではなかった。鳥類の祖先は恐竜の中でも竜盤目ー獣脚亜目ーテタヌラ下目の中のドロマエオサウルス科(ジュラシック・パークで有名なヴェロキラプトルや上述のディノニクスが含まれる)またはトロオドン科あたりと言われているのだが、これら以外にも鳥類と共通の形質を持っていたものが発見されたからだ。その形質とは気嚢である。
気嚢とは、現生の鳥類に認められる呼吸システムである。哺乳類の呼吸器は肺が1対あるだけで、これを横隔膜によって膨らませたりしぼませたりすることで換気している。しかし肺の中の空気は完全に絞り出すことができないので、新鮮な空気を吸い込んだとしても、肺に残った古い空気と混ざってしまい、最終的に肺胞に接する空気の酸素濃度は外気より下がってしまうのである。
しかし鳥類の呼吸器はもっと複雑だ。肺の前後に気嚢と呼ばれる袋状の器官が複数存在し、しかもバルブがついていることによって空気の流れを一方向に制限することができるのである。吸い込んだ空気は、一部は肺に入るが、大部分は後気嚢に入る。そして息を吐く際に肺に流入し、前気嚢を経て体外に排出される。この気嚢システムであれば、デッドスペースは気管の一部のみに限定され、肺には大気中とほとんど変わらない酸素濃度の空気が取り込めるわけである。
さらに、鳥類は気嚢を骨とつなげ、骨の中に空気を循環させるという形質もある。このことは体の軽量化に役立っている。骨に空気が入るのを「含気骨化」と呼び、ヒトの頭蓋骨にもある仕組みだが、鳥類はそれを徹底していると言えよう。
気嚢システムは複雑であるが、哺乳類の換気よりもはるかに効率的である。したがって酸素を大量に消費する飛翔が可能となる。極端なところでは、アネハヅルのようにヒマラヤ山脈を超える渡り鳥が出てくる。酸素濃度が地表の半分近い上空を飛べるのも、気嚢システムのおかげである。
恐竜の中でも、ブラキオサウルスなどの竜脚類や、アロサウルスなどの獣脚亜目の化石の一部には、肋骨や椎骨や腸骨に含気骨がみられることが知られていた。しかしこれが気嚢と呼ぶには証拠不足であった。もともと鳥に近縁のドロマエオサウルス科やトロオドン科には気嚢システムがあったという説をポール・セレノらが唱えていたが、決定的な証拠がなかった。ところがこれらの科とはかなり離れた、マジュンガサウルスやアエロステオンといった獣脚類の骨格の中に、気嚢の痕跡らしき形質が見つかった。
マジュンガサウルスは、竜盤目ー獣脚亜目ーケラトサウルス下目ーアベリサウルス上科ーアベリサウルス科ーマジュンガサウルス亜科ーマジュンガサウルス科に位置している。
アエロステオンは、竜盤目ー獣脚亜目ーテタヌラ下目ーコエルロサウルス類(階級なし)ーティラノサウルス上科またはカルノサウルス類(階級なし)ーアロサウルス上科のいずれかに分類されている。
したがって、鳥と同じ特徴は、ドロマエオサウルス科やトロオドン科を含むテタヌラ下目だけでなく、ケラトサウルス下目にも存在するということになる。これが収斂進化でないならば、ケラトサウルス下目とテタヌラ下目の共通祖先から気嚢が出現していたということになり、ケラトサウルス、アロサウルス、スピノサウルス、ティラノサウルスなどかなりの獣脚類に気嚢があったと推測できる。
さらに言えば、竜脚類の含気骨もやはり気嚢システムの一部であった可能性が高くなる。これが収斂進化でないならば、気嚢システムは竜脚類と獣脚類の共通祖先から存在したはずだ。つまり初期の竜盤類の時点ですでに気嚢を持っていたということになる。
ではなぜ気嚢が生まれたのか?これについては酸素濃度の研究が答えてくれる。恐竜が生まれるはるか昔、古生代のデボン紀に両生類が繁栄し、爬虫類の起源となる竜弓類や、哺乳類の起源となる単弓類が生まれた。動物に先立って植物も地上に進出しており、樹木が登場して森林が形成されていたわけだが、枯れて倒れた樹木を分解できる菌類がまだ存在しないため、炭素は樹木の中に残り続け、やがて石炭になった(石炭紀)。一方で生きている樹はひたすら光合成を続けるので、酸素濃度は上昇し続け、ついに34%にまで到達する。石炭紀の間は横隔膜で換気する単弓類が隆盛を誇っていた。
ペルム紀に入ってようやく樹木のリグニンを分解できる菌類が出現し、今度は大量の樹木が急速に分解され酸素が消費される。当然、大気中の酸素濃度が急速に低下し続ける。
この傾向は中生代三畳紀にも続き、ジュラ紀に至ると今度は酸素濃度がなんと12%まで低下する。この濃度では横隔膜による換気が困難であり、単弓類はじわじわと数を減らしていく。一方、竜弓類の中で効率的な気嚢システムを持っていた恐竜が圧倒的に有利となった。つまり、気嚢は低酸素に適応するための進化だったわけである。そう考えると、鳥盤類も気嚢を持っていた可能性すら出てきてしまうわけだが、ひとまずおいておこう。
同時に、気嚢はもう一つ、重要な役割を持っていた。それは冷却である。哺乳類およびその祖先は汗腺を持っているが、爬虫類は汗腺を持たない。しかし気嚢に外気を取り込むことによって、上がりすぎた体温を下げることができる。気嚢は冷却システムとしても働くのである。
恐竜が気嚢システムを持っていたことは、恐竜の生態復元の上でもきわめて重要であった。たとえば恐竜が俊敏に走れたかどうかを推定するにあたり、体重と骨格筋から歩行速度を推測するシミュレーションが数多く行われたが、爬虫類をモデルにしたシミュレーションでは走れないという結論が多かった。ところが気嚢システムがあるならば、そもそも体の一部が空洞だったはずで、過去の推定体重が間違っていたことになる。これにより、多くの恐竜の推定体重は数割削減され、極端なものでは半分くらいに修正された。代表的なものとして、ティラノサウルスの推定体重はまだ議論が続いているが、体重によっては走れた可能性がある。また、そもそも陸上を立っていられたのが不思議なくらい大きい竜脚類も、推定体重が軽くなったおかげで説明しやすくなった。つまり気嚢は軽量化にも役立っており、恐竜は気嚢のおかげで巨大化しつつも体重増加を抑制することに成功したと言える。体が大きいということは他の種との競争において有利である。肉食であれば上位捕食者になることができるし、草食であれば捕食者から襲われにくくなるからだ。
ここまで、羽毛と気嚢に絞って説明してきたが、この2つは恐竜が恒温動物であるということを示唆している。すなわち、羽毛によって体温を維持すると同時に、上がりすぎた体温を気嚢で冷却することができるわけだ。
しかしそうなってくると、爬虫類と鳥類の分岐点を解明することがかなり難しくなってくる。過去の学説のとおり、「爬虫類から鳥類が分かれた」のであれば、そもそも恐竜は爬虫類でなければならない。しかし、爬虫類は大半が変温動物であり、鱗を持っていて、気嚢を持たない。恐竜(の少なくとも一部)は鱗から羽毛を進化させ、気嚢を獲得したことで恒温動物となった。ここまでボディプランが異なる生物を同じ爬虫類という枠にくくるのは難しい。恐竜は爬虫類よりもむしろ鳥に近いのである。
では恐竜を鳥類に入れてしまうというのはどうだろうか。これは一瞬だけ合理的に見えるのだが、さすがに無理がある。何しろ鳥は飛べることが最大の特徴である。ペンギンやヒクイドリ、ダチョウなど飛べない現生鳥類もいるが、それらの祖先は飛べる鳥であり、系統分類としては鳥類で間違いない。一方で恐竜は気嚢や羽毛など鳥のようなボディプランを採用しているが、飛翔能力どころか、滑空能力を獲得したものもごく一部に過ぎない。では飛べない恐竜はどう表現したらいいのだろうか。
ここで鳥類という分類の限界が見えてくる。そもそも恐竜は爬虫類とか鳥類とかいう既存の枠組みが当てはまらない生き物なのである。こうなると脊椎動物の5分類はもはや無効である。すなわち、恐竜はもはや爬虫類から分岐して独立した系統であり、鳥類はその下位分類にすべき、というわけだ。これを唱えたのは恐竜ルネサンスの担い手であったロバート・バッカ��たちである。この説は提唱された1970年代には支持されなかったが、今や否定することが難しくなっている。バッカーたちの主張どおり「恐竜綱」を作ることにはまだ異論のほうが多いが、「爬虫類から恐竜類が分かれ、その中に鳥類がいる」という見方にはそれなりに説得力がある。少なくとも、現生動物を基準とした分類を再考しなければならないのは間違いない。
ここに恐竜が研究されることの大きな意義が見いだされる。
恐竜に関心のない向きからは、滅びた生物の研究の価値は薄いとか、子供にウケるから、消費者にウケるから続いている学問だと批判されることもある。確かに恐竜学は実学ではないし、かなり商業化されているのも確かだ。
しかし、そもそも恐竜はなぜ子供や消費者にウケるのだろうか。その理由はおそらく、①大きいこと(=繁栄し���ということ)、②われわれ(人類、哺乳類)とあまりに違うこと、そして③すでに滅びていることだろう。これは少し学術的に直せば、「哺乳類よりもはるか昔に、哺乳類とは全く異なる生物が、哺乳類と同程度に繁栄していた」と言いかえることができる。それが可能になったのは、気嚢という哺乳類よりも優れた換気システムがあったためである。このことはまず、哺乳類が最も優れた種であるという認識の誤りを示唆している。すなわち、哺乳類や人類が地上を支配している現状は恒久的なものではなく、あくまで一時的で、環境に影響されたものであるということだ。われわれはある種の幸運によってここまでの隆盛を得ることができた、と表現することもできる。われわれはここに、人類や哺乳類といった自らの属する生物群についての謙虚さを得ることができよう。そう考えれば、恐竜学が商業化した理由と、恐竜学の学問としての意義は見事に重なっている、という見方もできるだろう。
と同時に、恐竜研究は、われわれ人類や哺乳類が隆盛している現在を基準に生物を分類することが、いかに視野狭窄であるかということをも示している。つまり、人類自身の知性について謙虚になることを教えてくれる。
学問というものはもともと、なにかの役に立てるためにやることではない。臨床医学や農学のような実学は別として、大多数の学問の根っこは、「われわれとはなんであるのか、どこから来てどこへ行くのか」を考えるものである。ここで言う「われわれ」とは、個人であったり、民族であったり、国家であったり、人類であったり、生物全体であったり、地球であったり規模はさまざまだが、いずれにせよ学問とは自らのアイデンティティを探るための営みなのである。恐竜学は哺乳類や人類について、環境や進化について多くの示唆を与えてくれる。その意味でまさに恐竜学は、人類や哺乳類のアイデンティティを、人類や哺乳類の外側から教えてくれる学問と言うことができる。もちろんこれは恐竜だけではなく、恐竜と同時代の首長竜や、別の時代の生物でも同じことが言える。
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