Tumgik
#エアコン1台で全館空調
yes-keita · 2 years
Photo
Tumblr media
ミスターゲージマニホールド 冷媒の気化状況のチェック、ガス移充填作業等に使用する目的で、圧力計、連成計、台座、ホースセット等からできたサービス工具の一種。 圧力計、連成計を並 列に取り付けた分岐管タイプなのでマニホールドという。 エアコンセンターさまウェブサイトより 異常なし  メーカーに修理依頼ってゆー ちなみに、8年目(10年保証期間内)滑り込みセーフ アウト よ良いの良い! #八幡平市 #二戸市 #一戸町 #滝沢市 #雫石町 #盛岡市 #岩手町 #盛岡 #雫石 # #ミスター #すまない先生 #ゲージマニホールド #エアコン修理 #エアコン室外機 #エアコンガス #エアコンガス補充 #エアコン工事 #エアコン1台で全館空調 #エアコン一台で年中快適な家 #エアコン一台で家中快適 #エアコン1台で全館冷暖房 #エアコン1台 #エアコン職人 #圧力計 #冷媒  #週刊シティーボーイ (Hachimantai-shi, Iwate, Japan) https://www.instagram.com/p/CkQML5hubx0/?igshid=NGJjMDIxMWI=
1 note · View note
gyohkou · 9 months
Text
29/07/23
会社の近くペルシャ料理屋があって、そこへいくと必ず幸福な気持ちになれる。店内にある大きなタンドールが放つ熱で店内がほかほか暖められていて(背中向かいの席では熱いくらい)、照明は薄暗くて、食事はおいしくて、なんだか居心地がよくて眠くなっちゃう感じ。ワンプレートメニューが大半だが、基本的な組み合わせとしては、バスマティライス、チキンorラムor両方の炭火串焼き、サラダ、焼きトマト、一欠片のバター、が盛り付けられている。若干酢にくぐらせたような風味のする、炭火で焼かれたチキンがお気に入りで毎回それを頼んでいたが、こないだはものすごくラムを食べたい気持ちになって、ラムはあまり好んで食べないけど美味しく食べられるのか心配半分、ラムが美味しいということになったならばそれはさぞかし美味しいだろうという楽しみ半分で店へ向かい、いつものチキンと、ラム(ミンチにしたラムを小さく成形した、ラム苦手な人にとって一番難易度低そうなやつ)が両方乗っているプレートをお願いして、食べたら、ラムが...とっても美味しかった..!
美容師の友だちに髪の毛を切ってもらうようになってから3ヶ月経つ。今回は彼女のお家にお邪魔して、髪を切ってもらって、ビールとおつまみをいただいた。ヘアカット中のBGMは千と千尋で、おつまみは彼女のシェアメイトが作った夕飯の残り物で、ああいう時間がもっと人生の中にあればいいなと思った。またすぐね。
---
金曜日に有給を取って3連休を作り、マルタへ旅行した。イギリスは秋みたいに寒いけど、ヨーロッパには記録的な熱波がやってきており、マルタも例外ではなく、空港を出たら暑すぎて、いっぱい歩くのはやめよう..と危険を感じた。マルタには電車がなくて、移動手段はバスだから、3日間で15回くらいバスに乗った。前回のオスロ旅行で、自分の興味関心に基づいて行きたいところをいくつか選んでおくべきだという教訓を得たため、ワイナリーとかレストランとか色々ピックアップしておいたのに、バスが来なくて閉館時間に間に合わないみたいな理由で立てた予定はほとんど全て崩れ、行きたかったところの9割は行ってない。
立てた予定が全て崩れて向かったバスの終点には、イムディーナという静まり返った美しい城塞都市があった。後から調べてみたらマルタ最古の都市で、かつてはマルタの首都だったらしい。なんか普通のマルタの街に到着したなと思ってぷらぷら歩いていたら、お堀じゃないけどお堀みたいな高低差のある場所へ出て、中へ入るととっても別世界だった。旅をしている時(文字通りの旅ではなく、その場に意識があってその場に集中してわくわくしながら歩いている時)は自分の足音が聞こえる、とポールオースターの友だちが言ってたが、わたしは匂いもする。暑すぎるのか、痩せた雀が何羽か道端に転がって死んでいた。馬車馬は装飾のついた口輪と目隠しをされ、頭頂部には長い鳥の羽飾りが付けられていた。御者がヒーハー!と言いながら馬を走らせた。とにかく暑かった。
ほとんど熱中症の状態で夕食を求め入ったレストランで、ちょっとだけ..と飲んだ、キンキンに冷えた小瓶のチスク(マルタのローカル大衆ビール)が美味しくて椅子からころげ落ちた。熱中症なりかけで飲む冷たいビール、どんな夏の瞬間のビールよりうまい。
安いホステルにはエアコン設備などもちろんついていない。さらに、風力強の扇風機が2台回っている4人部屋の、私が寝た2段ベッドの上段だけ空気の溜まり場になっていた。明け方に頭からシャワーを浴びてさらさらになって、そのまま二度寝する。隣のベッドのイタリアから来たかわいらしい女の子2人組が夜遊びから帰ってきて、わたしは出がけに、部屋で少し話す。8年前に来たコミノ島はプライベートビーチのようで素晴らしかったけど、昨日行ったらツーリズム化されていて悲しかった。耳の裏に日焼け止めを塗り忘れて痛くなっちゃったから、あなたは忘れないように。わたしたち今ちょっとおかしいのよ、と言いながらドレスも脱がずにそのままベッドの上で眠ってしまった彼女は天使か何かみたいだった。扇風機をつけたまま部屋を出て行く。
地面がつるつると滑る。
砂のような色をした街並みが広がるマルタにもイケてるコーヒー屋は存在する。これも近代化・画一化の一途かと思うと、微妙な気持ちにもなるが、こういう場所へ来ると息が深く吸えるので有り難くもある。
マルタは3つの主要な島から成る。そのうちのゴゾ島へ行く。首都のバレッタから港までバスで1時間強、フェリーで20分。
フェリーほどいい乗り物はない。売店でビールとクリスプスを買って、デッキへ出て、なるべく人がいない場所で海を眺める。乗船案内と音楽が止んで、フェリーが作る波と風の音しかしない中に佇むと、これでいいような気がしてくる。ビールはあってもなくてもいいけど、フェリーのデッキで飲むビールの味というのがあって、それはめちゃくちゃうまい。
ゴゾ島へ降り立つと、足音と��いがした。適当に道路沿いを歩いていたら、また別世界に続きそうな脇道があって、進んだらやっぱり別世界だった。ディズニーランドのトムソーヤ島で遊んでる時みたいな気持ちで謎の小屋へ入り、人で満杯のhop on hop offバスを眺めやりながら、人懐こすぎる砂色の猫と涼む。港とは反対側の海辺へ行きたかったのでバスを待つものの、一生来ないため、バス停近くのローカルスーパーを覗く。これといった面白いものは置かれていなくて、見たことある商品ばかりが並んでいた。バスは一生来ない。
バスを降り、水と涼しさを求めて入った地中海レストランは目と鼻の先に浜があり、今回の旅は下調べなしの出会いが素敵だなあとしみじみする。カルパッチョと白身魚のライススープ、プロセッコと、プロセッコの10倍あるでっかい水(笑)。カルパッチョは、生ハムのような薄切りの鮪が敷かれた上に生牡蠣、茹で蛸、海老が盛られていた。鮪は日本で食べるのと同じ味がした。カルパッチョは旨く、プロセッコはぬるく、ライススープは想像と���った。パンに添えられたバターは外気温のせいで分離していた。水が一番おいしかった。
おいしいものとお酒が好きで楽しい。
ヨーロッパ人の色気の正体ってなんなんだろう?アジア人が同じ格好をしてもああはならない。胸元がはだけていてもスカートが風で捲れてもはしたないと全く感じない。むしろロメール作品のようにさえ見える。そもそも'はしたない'という概念がアジア(少なくとも日本)にしか存在しないのではないか?色気って品かと思ってたけどそれは日本だけかもしれない。
地元料理が食べられるワインレストランを夕食に予約してみたらコース一択だった。お昼食べ過ぎてあんまりお腹空いてなかったからちょっと小走りで向かってみる。ラザニア、ムール貝と魚のスープ、うさぎの煮込みなど。人ん家の料理みたいな美味しさだった。マルタのワインはほとんどが島内で消費されるらしい。ゴゾ島の白ワインの感想:暑い村、お絵描きアプリのペンの一番太い線(色はグレーがかった白で透過度50)。食後のグリーンティーは、TWININGSのティーバッグで、お砂糖をいれる選択肢が与えられて、洋風の装飾がたっぷりついた受け皿付きの薄いカップと共にポットで提供された。カップの底に描かれた静物画のような果物が綺麗でうっとりした。
どこにでもあるような早朝からやってるスタンドでドーナツとオレンジジュースとコーヒー。扇風機に当たり続けていたいが荷物をまとめて宿を出る。行きたい街へ向かうバスが一生来ないため、行きたい街に名前が似てる街が行き先に表示されているバスに適当に乗ったら、行きたい街より30度北へ行くバスだった。でもやっぱり行きたい街へ行きたかったので、30度北の街へほとんど到着してからバスを乗り換え行きたい街へ向かったが、Googleマップの示すバス停へは行かず、行きたい街を通過してしまったため、行きたい街から30度南の街に降り立つこととなった。海辺でチスクを飲みながらメカジキを食べた。暑すぎて肌着1枚だった。店先のガラスに映る自分に目をやると、いわゆるバックパッカーの様相をしていた。
空港行きのバスだけは遅延なくスムーズに来て着く。肌着状態からシャツを身につけ普段の姿(?)に戻ると、途端に具合が悪くなった。日に当たりすぎたみたい。お土産を買ってセキュリティを通過し、充電スポットの近くに座って搭乗を待っていたら、すぐそばにグランドピアノがあることに気がついた。誰か上手な人が演奏しないかしらと思っていたら、青年によるリサイタルが始まった。父親が彼を呼びにやってくるまで、クラシックからビートルズまで5-6曲。思わぬ良い時間だった。
都市に住むと、旅行から帰ってくる時安心する。
---
会社の人たち語録 ・やりたいことたくさんあるけど、今はやりたくないです。 ・返事がないのはいい知らせではないので。 ・Are you alright? まあまあ、ぼちぼち。
夕方、商店街へ買い出しに行く時がすごく幸せ。食べたいと思うものしか買わなかった時は特に幸せ。ぱつっと瑞々しい野菜、ちょっといいパスタ、ジャケ買いしたクラフトビール、好きな板チョコ。そんでキッチン飲酒しながらご飯作る。ビールを開けて一口目を飲むまでの間だけは音楽を止めるというのにはまっていて、そういえばフェリーのデッキで乗船案内とBGMが止んだ時の感じに似ていなくもない。フラットメイトが、夜中3時まで友人とリビングで遊んでいたり、土曜の夜にパーティへ出かけたりしているのと比較して、わたしが幸せ感じてるポイントは内向的だ。
やりたいことが浮かぶ。それをやる前に、比較対象の選択肢や判断軸を不必要なほど増やしてしまいがちだが、最適な選択を選び取ることよりも、やりたいと思う気持ちを満たすことの方が幸せなんじゃないか?
色々比べて悩んじゃったら「朝から決めてたことだから」って言うとスッと選び取れる!
食材の買い出しで1週間くらいはもつかなと感じるくらいたくさん買っても実際3日もすれば冷蔵庫空になるやつ、悲しさというかやるせなさを覚えるんだけど、こないだ500gパックの美味しそうなミニトマト買った時に、長く保ち続けること(終わりを迎えないようにする、終わりを想像しないようにすること)よりも、きちんと消費する(終わりを気持ちよく迎えること)を考えるようにしたら明るくなれてよかった。終わりって何事にもやってくるもんね。
食の話ばっかり回。
2 notes · View notes
toriosmile · 3 months
Video
youtube
【ルームツアー 注文住宅】家庭用エアコン1台で全館空調!? 広いLDKに開放的な吹き抜けがある全館空調の家
0 notes
pitatmatsydo6 · 1 year
Photo
Tumblr media
■2路線利用可!松戸駅徒歩13分の好立地(^^)/ ■水廻り設備も一新のリノベーション!お手入れ不要で新生活が始められます♪ ■設備・部位毎に最長2年間のアフターサービス保証付! ■9階建南東向き!陽当り・通風・眺望良好です(^_-)-☆ ■食洗機や追焚など快適な暮らしを彩る充実の設備!WIC等豊富な収納力も魅力です(^^♪ ■敷地内駐車場・駐輪場・バイク置場に空きが有ります! お問い合わせはもちろん、その他ご質問等も大歓迎です。ぜひお気軽にスタッフにお問い合わせくださいませ。 電話問合わせ 資料請求 ちょっと質問 ストックに追加 ▼周辺地図 地図 航空写真 Google キーボード ショートカット 地図データ ©2022 利用規約 物件概要 マンション名 サンクレイドル松戸弐番館 所在地 松戸市松戸 交通 常磐線「松戸」駅徒歩13分 引渡時期 即時 専有面積 68.1m² 建物構造 鉄筋コンクリート造10階建て 所在階 9階部分 築年月 2005年10月築 新築・中古 中古 間取り 3LDK 間取り詳細 現況 空室 土地権利 所有権 用途地域1/2 第一種住居地域/準工業地域 駐車場 敷地内にあり 管理形態 全部委託 管理費 7,010円/月 その他費用 取引態様 媒介 内装リフォーム年月 2022年10月 畳新調、下足入れ、建具、照明器具設置、カーテンレール、レースカーテン、網戸張替、エアコン1基、クリーニング他 外装リフォーム年月 2018年9月(大規模修繕) 小学校区 小学校区:松戸市立相模台小学校 距離:650m 中学校区 中学校区:松戸市立第一中学校 距離:810m 設備 都市ガス  東京電力  公営水道  排水(下水) 電話問合わせ 資料請求 ちょっと質問 ストックに追加 0120251173メール 物件概要 マンション名 サンクレイドル松戸弐番館 所在地 松戸市松戸 交通 常磐線「松戸」駅徒歩13分 引渡時期 即時 専有面積 68.1m² 建物構造 鉄筋コンクリート造10階建て 所在階 9階部分 築年月 2005年10月築 新築・中古 中古 間取り 3LDK 間取り詳細 現況 空室 土地権利 所有権 用途地域1/2 第一種住居地域/準工業地域 駐車場 敷地内にあり 管理形態 全部委託 管理費 7,010円/月 その他費用 取引態様 媒介 内装リフォーム年月 2022年10月 畳新調、下足入れ、建具、照明器具設置、カーテンレール、レースカーテン、網戸張替、エアコン1基、クリーニング他 外装リフォーム年月 2018年9月(大規模修繕) 小学校区 小学校区:松戸市立相模台小学校 距離:650m 中学校区 中学校区:松戸市立第一中学校 距離:810m 設備 都市ガス  東京電力  公営水道  排水(下水) #松戸 #松戸マンション #サンクレイドル松戸弐番館 #松戸駅 #3LDK #リノベーションマンション #9階 #不動産 #不動産業 #不動産仲介 #不動産仲介業 #不動産売買 #不動産相談 #不動産購入 #マイホーム #マイホーム計画 #マイホーム購入 #マイホーム計画中の人と繋がりたい #マイホーム検討中の方と繋がりたい #店舗駐車場あり #松戸不動産 #ピタットハウス #ピタットハウス松戸 #ピタットハウス松戸6号店 https://www.instagram.com/p/CkXbYALrvZW/?igshid=NGJjMDIxMWI=
0 notes
osakiakiko · 2 years
Photo
Tumblr media
#Repost @bauhouse_noda with @make_repost ・・・ まるで宝箱を開けたような感覚。「わー格好いい!ここで遊びたい!」そう思わせるお客様によるディスプレイの数々。 まるでアウトドアショップ。 ガレージなのに車をいれずに遊び場として活用してしまう。 遊び心たっぷりの空間に魅了されます。 外観も景観を崩さないシンプルなデザイン。 母屋と協調性を持たせた佇まい。 環境を生かした平屋の住まいです。 #ガレージライフ #ガレージ #平屋の家 #バウハウス野田 #野田市工務店 ⁡ #完成見学会 ⁡ #注文住宅 ⁡ #千葉県 ⁡ #格好いい家 ⁡ #インテリア ⁡ #豊かな暮らし ⁡ #薪ストーブ ⁡ #株式会社バウハウス ⁡ #構造見学会 ⁡ #エアコン1台で家中快適 ⁡ #全館空調 ⁡ #あったかい家 ⁡ #みんなが集まる家 ⁡ #快適な暮らし ⁡ #経年変化 ⁡ #100年続く豊かな暮らし ⁡ #理想の住まい ⁡ #暮らしを楽しむ ⁡ #脱炭素住宅 ⁡ #LIXILメンバーズコンテスト ⁡ #広がる空と眺望を楽しむ家 ⁡ #カーボンニュートラル ⁡ #heat20 #osakiakikoworks https://www.instagram.com/p/CZ-PIB4B8zX/?utm_medium=tumblr
0 notes
h-m-ban · 6 years
Photo
Tumblr media
見学会の現場からです!吹抜け上部からの朝日が眩しい! #豊橋工務店 #豊橋見学会 #木配りの家 #伴工務店 #あったかい家 #エアコン1台で全館空調 #エアコン1台でトイレも寒くない
0 notes
sqiz · 6 years
Quote
スキッドモアはミズーリ州の小さな町で人口はわずか450人、ファーストフード店もなければ映画館もなく、雑貨屋と酒場があるだけの静かな土地だった。 郊外に農場を経営する農場主も多かったので特に貧しくもなく、エアコン付きのトラックを買ったり、新しい鹿撃ち銃を手に入れる程度で満足できる素朴な人々が暮らしていた。マケルロイ家もそんな田舎の家庭だった。大酒飲みのホラ吹きの父親は、カンザスとミズーリの農村地帯を転々としながら流れてきて、スキッドモアの農地を手に入れる。1934年、ケン・マケルロイは14兄弟の13子として誕生したが、父親は14番目の末っ子を溺愛し、すぐ上のケンをあからさまに邪魔者扱いした。母や兄姉たちもそんな父親の態度に同調したため、ケンは家庭内で孤立して育った。家族の誰からも愛されなかったケンは、ひどい癇癪持ちの手のつけられない悪童に成長した。彼は子供の頃から体格がよく、粗暴で反抗的だったため、学校でも問題児でいつも一人ぼっちだった。彼はいつも不機嫌で、くすぶる炎のようにいつも怒っていた。何度か留年した挙句、結局15歳で退学した。そのため読み書きも満足にできなかった。退学後、託児所に就職するが、保母に手を出して解雇される。18歳で最初の結婚をしてデンヴァーに転居する。建築現場で働くようになるが、作業中に落ちてきた鉄材で頭を強打するという事故に遭い、彼は慢性的な後遺症に悩まされ、粗暴さはいっそう増した。事故後、ケンはミズーリに帰郷する。―野蛮なハンサム―彼はアライグマ狩り用猟犬の訓練士をはじめ、これは性に合ったらしく大成功を収める。しかし残念なことにケンは真面目に働くよりも、楽をして金を稼ぐことが好きだった。夜な夜な車を走らせ、戸締りの甘い農場に侵入しては、穀物や家畜を盗んだ。金目の物を盗むというより、窃盗自体が好きでやっていたようである。鶏、家鴨から始めて、つぎに豚、ついには牛や馬まで盗み、州境を越えてカンザスやアイオワにまで手をひろげて荒らしまわった。盗みを見とがめられても、ケンは悠然としたものだった。この傍若無人さは女性に対しても同じだった。ケンは背が高くハンサムで、押しが強かった。強引な彼になびく女はあとをたたず、喜んで彼の犯行の片棒をかつぐことまでしたという。1959年、ケンは最初の妻と離婚し、すぐに16歳の少女と再婚した。少女の結婚生活はもちろん不幸なものだった。ケンは彼女を殴り、13歳の女の子を暴力でかどわかしてくると、家に連れ帰って妻と同居させた。妻は4人の子を産み、13歳の少女は3人産まされた。1964年、ケンは家出し、18歳の少女アリスと同棲をはじめる。―悪事三昧―4年後、この少女との間に子供ができたので、彼は帰郷し、家で彼の帰りを待っていた女ふたりを追い出すと、新しい家族と暮らし始める。ケンはあいかわらず窃盗をやめず、3年間のうちに1度起訴され、女房を殴り、大酒を飲んだ。アリスもたまりかねて家を出て、実家に帰ると、ケンは怒り狂って「てめえみたいな売女はどうでもいい。だが俺の子供は返してもらうぞ、邪魔するヤツは誰だろうとぶっ殺す」と言った。アリスの父親は「やれるものならやってみろ」と言い返したが、その後すぐ、家にやってきたケンにライフルで太腿をぶち抜かれる羽目になった。もちろん刑事事件となったが、ケンはアリスの実家に「俺に不利な証言をしてみろ。てめえの一家全員切り刻んでやる。」と一日中電話し、家の前をうろつき、家族を尾行してまわり、ナイフを突きつけて「証言するな。」と脅した。しまいには酒場で飲んでいる父親の前にショットガンを持って現われた。ケンにはこれで恐喝の罪も加わったが、彼の凶暴さに怖れをなした住民たちは皆「自分はなにも見ていない」と証言したため、ケンは無罪を勝ち取った。アリスは彼のもとに戻ってきたが、ケンにはもう12歳の愛人トリーナがいた。トリーナとアリスは彼と同居し、等しく殴られ、等しく暴力的に犯された。14歳でトリーナは妊娠する。トリーナが彼の暴力に耐えかねて逃げ出すと、ケンは彼女を連れ戻し、折檻した。殴り、蹴り、ショットガンの銃身で彼女の顔面を殴打した。彼女の鼻と頬骨は潰れ、その仕上げにトリーナの実家に火を放った。この一件で再びケンは逮捕され、トリーナと子供たちは保護される。しかしケンの報復を恐れて証言台に立つ者は誰もなかった。トリーナはすっかり彼に依存していたので、じきに彼のもとへ戻った。彼女はそれからケンが死ぬまで、彼と連れ添っている。スキッドモアの住民は、妻を寝取られ、娘をかどわかされ、家畜や穀物を盗まれ、彼の暴力に怯えて暮らすのには、もう限界であった。―恐怖の街―しかし司法は、ケンを裁くことができない。1980年、雑貨屋でケンの娘2人がキャンディを万引きした。店員がそれを注意すると、キャンディは返されたものの、その後すぐケン夫妻が店に怒鳴り込んできた。店主はケンと口論になり「もう2度と店にくるな」と言った。その後しばらくは何もなかったので、それで終わったと皆が思いこんでいたが、ある日店主の自宅前にケン夫妻がトラックに乗って現われてショットガンを空に向けて2発発砲した。保安官が来たが、これはケンに言いくるめられてしまう。一触即発の空気がつづき、道にはめっきり人通りが減り、走りまわるのはケンのトラックだけとなった。町の住民たちは外出をひかえ、子供たちには早く帰れと強く念を押し、帰宅するなり厳重な戸締りがされた。一日中聞こえるトラックのエンジン音が、ケン一家にたてつくことの危険への警鐘として人々の耳には届いた。保安官も含め町の住人は、完全にケンに敵対し、町の男たちは自警団を結成して銃を持ち歩くようになった。「いっそのこと、あいつが死ねばすっきりする。」という囁きもしばしば聞こえてくるようになる。そして、凶行は起こった。―大掃除―1981年7月10日、自警団の寄り合いがあると聞きつけたケンは、酒場に出向いた。自警団はそれを聞くと、誰が言うでもなく一人ずつ酒場へ向かう。店はたちまち満員になり、カウンターに座るケンを幾重にも人の輪が囲んだ。人波のあちこちから、「よくおめおめと来やがったな」「帰れ、くそったれ」「二度とツラを出すな」というさざ波のような囁きが無数に漏れ、ケンのまわりをうねった。その雰囲気にさすがに耐えられなくなったか、ケンは席を立ち、店を出るとトラックに乗り込んだ。次の瞬間、助手席にいたトリーナが悲鳴をあげる。銃声が響き、後部ウインドウが割れ、ケンの顔面が熟れたスイカのように破裂するのがひどくゆっくりと見えた。銃声はなおも続いたが、その必要はなかった。ターゲットはすでに絶命していた。「ああ、ああ、ひどい! 人殺し! なにも殺さなくったって!!」半狂乱になってトリーナが騒ぐ。野次馬の中からぼそりと、「いや、殺すしかなかったさ。」と応える声がした。「あんたらがそう仕向けたんだ。」―迷宮入り―ケン殺しの公判が開かれたが、スキッドモアの住民たちは判で押したように同じ証言を繰り返した。「銃声は聞こえました。犯人は見ていません」トリーナだけは住民の名を出し、犯人だと糾弾したが、この意見は採用されなかった。結局、犯人は特定されず、事件は迷宮入りとなった。トリーナはスキッドモアを去り、一家は離散する。1982年の末、マケルロイ農場の母屋から原因不明の出火があり焼失する。ケンの痕跡は消え失せ、静かな田舎の暮らしが戻った。
マケルロイ事件 | 本当にあった恐ろしい事件
11 notes · View notes
moai084 · 3 years
Text
「喋る家電」との闘いについて2021.5.7
つらく、苦しいゴールデンウィークだった。
世の中には今、祝日も関係なく働いている人がいて、寝る間も惜しみ労働している中、私は、世間より5日も多い、大型連休を過ごしている。
暇がつらいだなんて、今のご時世、死んでも言っちゃいけない雰囲気だ。暇してるなら手伝いに来て!と怒られそうだし、実際、何をしていたかと言えば、昼まで寝て、だらだらゲームして、いつのまにか夜になって、悲しくなってときどき泣いて、寝るという、自堕落な生活をしていた。それが「つらい」だなんて、すごく贅沢を言っているような気持ちになるけど、つらいから仕方がない。子どもの頃から寝る体力だけは有り余っているようで、昼間どれだけ寝ても、夜、布団に入れられれば寝てしまう。今の私のことが正直あまり好きじゃないし、仕事や、物事の締切、用事、イベントが、いかに自分の自己肯定感を高めていたのかと実感した。
自分のこういう状態、心のすべての電源がOFFになっているモードは、朝日が眩しいとか、ホットケーキを上手に焼けたとか、外の空気がおいしいとか、ちょっとした「良いこと」が積み重なるうちにひとつずつONになって、グラデーションで「鬱抜け」していくんだけど、今回は相当手強そうだと感じている。
そもそも今回の「心OFFモード」は森見登美彦の「ペンギン・ハイウェイ」を読んだことがきっかけだった。
すごく良い物語だったし、もう一度読める気持ちになったら読みたいが、私のガラスのハートでは受け止めきれない、切ないラストの展開によって、涙腺と自律神経が崩壊してしまった。歳を重ねるごとに本が読めなくなっていく。もともと、同じ本を何回も繰り返し読むのが好きで、読んできた本の数が他の読書家よりも少ないことについてはもう諦めてきた。それでも時々、調子が良い時に図書館へ行って、自分の心の興味関心に身を任せて冒険する。私なりの「インプット」法だ。
うっかり心が壊れてしまった時に私が行く場所はもう決まっている。ホグワーツだ。だってホグワーツは裏切らないもの。自分の知らない事件は何も起こらないし、死ぬと分かっている人しか死なないし。年に一度、ハリーと一緒にホグワーツに帰りたい。ただそれだけ。でも今年は、「死の秘宝」の最終章「19年後」がなんとなく受け入れられず、読後感が良くなかった。これが自分の調子が悪くなっている兆しだとは気づけなかった。
いちばん大きい打撃は言うまでもなく緊急事態宣言だ。感染対策を徹底し、赤字覚悟で上演を予定していたたくさんの舞台が、突然の宣言によって中止になった。図書館や美術館も臨時休館している。すごくショックだった。そしてオリンピックのための看護師500人要請など、理不尽な政策にも腹が立つ。ゴールデンウィーク中、閑散とした渋谷と、大混雑の江ノ島の様子がニュースで流れていた。不条理だなあと思った。「宣言」はあくまで「お願い」だから、強制する力はない。江ノ島へ行った人たちを非難できない。
やるせなさが無気力に変わり、パズルゲームしかできなくなってしまった。「心OFFモード」きたな、と感じる。心の闇を静かにやり過ごしていると、夫が仕事の日など、アレクサとしか話さない日が生まれたりする。
基本、私はアレクサに冷たい。自分より立場の弱い者に対する態度こそその人の本質を表すという。アレクサが私より立場の弱い者かどうかはさておき、「喋る家電」に対峙している自分はちょっと想像を超える野蛮さで、ちょっと面白いので、ここに記しておきたい。
我が家には夫が職場で貰ってきた「おさがりアレクサ」がいる。アレクサの業務内容は主にキッチンタイマーだ。電気を消したりエアコンをつけたりするのは、我が家のアレクサ、というか我が家の家電たちには荷が重いらしい。だから今のところ我が家のアレクサは、タイマー機能と、時々発生する「アレクサ、小粋なミュージック流して!」という夫の無茶振りに対応するくらいしか仕事がない。ほとんど出番のないアレクサだが、それでも、パスタを茹でるときなど、私からタイマーをお願いする機会が数回はある。
アレクサにタイマーをお願いするときはまず「アレクサ、」と呼びかけないといけない。気が乗らないので、いつも、お母さんにお小遣いをねだる感じの雰囲気が出てしまう。また、これからお願いするものが「タイマー」なのか「アラーム」なのかいつも分からなくなるので、最近はどんな時も「アレクサ、◯分経ったら教えて」という言い方にしている。だいたいいつも「1番目、◯分のタイマーを設定しました」と返ってくる。いつの日からか最初に「1番目、」というようになってしまったが無視している。
先日、パスタを茹でるために7分経ったら教えてくれと頼んだところ、「1番目、7分のタイマーを設定しました。ところで、音楽を聴いていると時間はあっという間に過ぎますよ。Amazonミュージックで何か音楽をかけたいですか?」と一気に言ってきた。「全くかけたくありません」と強めに回答したら、「分かりました」とも「そうですか」とも言わず、7分間黙られた。気まずい7分間であった。
アラームを止める時にもコツがいる。正確に止めないとアレクサは永遠にポポポ、ポポポ…と言い続ける。止めるには、「アレクサ、ストップ」と言わなければならない。「アレクサ、ありがとう」と言うと「どういたしまして」と返答したのちポポポ…と言い続けるからだ。なんの「どういたしまして」なのか。「もういいよ!もういいよ!アレクサ、もういいよ!!」と夫と2人で懇願してもポポポ、ポポポ…と言い続けたので、冷酷に「アレクサ、ストップ」と言うようになった。言うたび、犬の躾みたいだなと思う。
Siriに対しても似たような展開となる。だいたいSiriにお願いする用事なんてほとんどないので、ときどきうっかりホームボタンを長押ししてしまった時に(まだ6sを使っている私だ)、適当なことを言って困らせるのが関の山だ。以前「にんじんしりしり」と言って「失礼なことを言わないでください」と返されたことがあるから、あまり良い関係だとは言えない。
「喋る家電」との闘いは、じつは小学3年生のときに始まっていた。当時、2003年頃は、ノートパソコン型のおもちゃがめちゃくちゃ流行っていた。友達がハム太郎のノートパソコン型おもちゃを持っていて、死ぬほど憧れた私は、クリスマスプレゼントにそれをお願いした。両親は同じものを見つけられず、代わりに電子辞書サイズの「プレッツ」という類似品を買ってくれた。タイピングゲームやパズルゲームの他、ハムスターのキャラクターとメールができる優れたおもちゃだった。私はそのハムスターのキャラクター、ハムスケ(みたいな、そういう名前だった気がする)に心酔した。彼とのメールには友達のことや好きな人についてありのまま綴ったが、相手はプログラムなのでもちろん会話は成り立たない。むしろハムスケの人生相談をひたすら聞く羽目になった。今思うとハムスケの設定は曖昧で、ハムスターなのに学校が出てきたり、ハムスケの好きな女の子がリサとかリカみたいな、人間ぽい名前だったりした。そもそもメールとして会話が成り立つものじゃないから、ハムスケ側にストーリーを持たせないと成立しないのだろうが、そんな制作側の事情なんて子どもには関係ない。ハムスターの生々しい人生相談メールに、私は至極真剣に答えを返していた。私がどんな返事をしたところで返ってくるメールは同じで、もちろん、私の相談には答えをくれないので、無視されたような気持ちになる。悲しみが怒りに変わり、私はとうとうハムスケに「絶交の申し出」をする。あなたは自分勝手すぎるし、私の話は無視して自分の話ばかりするから、もうメールは送りません、という内容だった。永野もあい、小学3年生の冬である。
その後も、ファービーとか、ロボット犬とか、我が家には複数の「コミュニケーションするおもちゃ」が存在したが、仲良くなることはできなかった。ちなみにファービーもクリスマスにお願いしたプレゼントで、クリスマスの朝、ファービーが靴下に押し込まれていたのは悲劇的だった。夫からはときどき、「アレクサにもっと優しくして」と言われる。そんなときは「アレクサ…おやすみ」と声をかける。するとアレクサは、「おやすみを言ってもらえる人がいるなんて、私はなんて幸せものなんでしょう。明日も良い日になるといいですね。おやすみなさい」と返してくる。うっせぇわと思ってしまう私だ。
「心OFFモード」の自分には、アレクサとの会話の虚しさも溶け込んでいくが、夜が明けるのはもう少し先になりそうな予感だ。
0 notes
iwatehouseservice · 5 years
Text
2019年2月 滝沢市 竣工
                 グリーン化事業 認定低炭素住宅 取得
アジアンテイストの内外装を基本としながら、壁紙や装飾小物はお施主様のセレクトで、全体的に落ち着いた、素敵な空間が出来上がりました。
30坪と消して広くはない室内空間も、床のレベルを下げた畳スペースや、吹抜け、中2階の高低差を利用しながら、目線を広げることで、狭さを感じないように空間を最大限に利用しています。
断熱と気密の施工を徹底し、住宅性能を高めることで、床下に設置したエアコン1台で冷暖房システムを実現し、さらに、第1種換気システム、空気清浄機と組み合わせることで、全館快適な空調システムとなっています。
毎日のランニングコストを抑えることはもちろんのこと、長期的な省エネを実現する低炭素住宅で、国のグリーン化事業の補助金を取得、税制優遇にも対応できる、省エネルギーな住宅です。
Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media
0 notes
estatopics · 5 years
Text
10月11日から新空調システムを発売 三井ホーム
 三井ホームは10月11日、個別空調の採用割合が高かった40 坪以下の住宅を対象にした新空調システム「Smart Breeze One(スマートブリーズワン)」を全国(沖縄、寒冷多雪地を除く)で発売する。  新システムは汎用品の高効率ルームエアコン1台と熱交換型換気システムを組み合わせたもの。ヒートショックを防ぎ、高性能フィルターで健康的な空気環境を提供する。  新システムはダクト式。空調機能は冷房・暖房・除湿・空気清浄・換気。空調のトータルコストを大きく削減するのが特長の一つ。従来の全館空調に比べ、初期投資を最大40%、電気代を約20%それぞれ軽減する。更に、1カ月に1度のフィルター清掃、2年に1回のフィルター交換で利用でき、トータルコストを削減した。また、アプリを用いて外出先からの遠隔操作が可能。エアコンのオン・オフ、運転モード選択、電気代・消費電力通知などで使いやすさと省エネを両立させる。  販売価格は132万円(税別)。
0 notes
weepingpersonathing · 6 years
Photo
Tumblr media
とあるオフィスビルの1室で働いていますが、暑くてたまりません。 現在、とあるオ… とあるオフィスビルの1室で働いていますが、暑くてたまりません。 現在、とあるオ... とあるオフィスビルの1室で働いていますが、暑くてたまりません。 現在、とあるオフィスビルの1室にて働いておりますが、非常に暑くて困っております。 部屋はビルの6Fで最上階、約12畳ぐらい(形は旗状)で、窓はありません。全館空調の吹き出しが1か所のみです。パソコンが3台とコピー機1台、冷蔵庫があります。(全館空調からは風は出ていますが、全然涼しくなりません) 体感温度では30度越えているんじゃないかと思えるくらいで、パソコンに向かって仕事をしているとYシャツに汗がにじんでしまっています。 その部屋の外は廊下ですが、その奥は3Fまで吹き抜けでその真上はガラス張りになっており、上の階に上がるほど空調の利き目は悪い様な気がします。 他の部屋(オフィス)をみると、同じような環境の部屋では廊下に扇風機をおいて、少しはひんやりした空気を中に取り入れようとされているようです。 私の部屋(オフィス)ではタワー扇が1台ありますが、暑い空気をかき混ぜてるような感じで全然涼しくなりません。 そこで労働環境や体調への配慮から、思い切って扇風機か、冷風扇を経費で買おうと思うのですが、実際のところどちらが効果的に室内を涼しくできるのでしょうか。また、他によい方法があれば教えてください。(続きを読む) どなたか教えてください。(冷風機の件で) 職場にエアコンがあるのですが、隙間が... どなたか教えてください。(冷風機の件で) 職場にエアコンがあるのですが、隙間があってまったくききません。扇風機を置いたところ、熱風でとてもすずしくありません。 新しいエアコンなどは取り付けられません。 冷風機などの何かすずしい商品を知っている方教えてくれませんか。 今の季節、暑くて暑くて仕事になりません。 どなたか、良いすずしい商品を知っている方、もしくは、すずしくなる方法などよろしくお願いします。
0 notes
toriosmile · 3 months
Video
youtube
【全館空調】全館空調をリノベーションでエアコン1台で冷暖房ができるFB-6にレベルアップ!
0 notes
pitatmatsydo6 · 2 years
Photo
Tumblr media
■2路線利用可!松戸駅徒歩13分の好立地(^^)/ ■水廻り設備も一新のリノベーション!お手入れ不要で新生活が始められます♪ ■設備・部位毎に最長2年間のアフターサービス保証付! ■9階建南東向き!陽当り・通風・眺望良好です(^_-)-☆ ■食洗機や追焚など快適な暮らしを彩る充実の設備!WIC等豊富な収納力も魅力です(^^♪ ■敷地内駐車場・駐輪場・バイク置場に空きが有ります! お問い合わせはもちろん、その他ご質問等も大歓迎です。ぜひお気軽にスタッフにお問い合わせくださいませ。 物件概要 マンション名 サンクレイドル松戸弐番館 所在地 松戸市松戸 交通 常磐線「松戸」駅徒歩13分 引渡時期 即時 専有面積 68.1m² 建物構造 鉄筋コンクリート造10階建て 所在階 9階部分 築年月 2005年10月築 新築・中古 中古 間取り 3LDK 間取り詳細 現況 空室 土地権利 所有権 用途地域1/2 第一種住居地域/準工業地域 駐車場 敷地内にあり 管理形態 全部委託 管理費 7,010円/月 その他費用 取引態様 媒介 内装リフォーム年月 2022年10月 畳新調、下足入れ、建具、照明器具設置、カーテンレール、レースカーテン、網戸張替、エアコン1基、クリーニング他 外装リフォーム年月 2018年9月(大規模修繕) 小学校区 小学校区:松戸市立相模台小学校 距離:650m 中学校区 中学校区:松戸市立第一中学校 距離:810m 設備 都市ガス  東京電力  公営水道  排水(下水) https://www.instagram.com/p/CiTv5grPWpx/?igshid=NGJjMDIxMWI=
0 notes
lostsidech · 6 years
Text
1:あまのじゃくのメアリー(1/3)
 世間は夏休みらしい。
 ということに気がついたとき高瀬(たかせ)望夢(のぞむ)は校門の前でぼんやりと「私立 灯火記念燈靑中・高等学校」の御影石のプレートを眺めていた。休日仕様で門扉が閉められていたのだ。部活動や学祭準備の生徒用に側部の小さな出入り口は開けられていたが、通常登校日でないことを理解するのには十分だった。
「ああ……」
 七月二一日。終業式は授業を目分量ですっぽかしているうちに済んだらしい。
「アホ……」
 自分に向かって気の抜けた声で突っ込みながら、時間を確認するために携帯電話を取り出した。元より適当な生活リズムで出かけたり出かけなかったりする日々だ。とくに時間が浮いて困ることもないはずだったが若干の気分を持て余してしまった。
 なんとなく電話をかける。
「もしもし新野(しんの)、なんか雑用とかない?」
『どうしたの急に……。来れば何かあると思うけど、ポイント不足?』
「別に……暇潰し……」
 電話越しの指導官の青年こと新野(しんの)裕(ゆたか)は懐疑的な声をしている。協会のサービス利用の通貨および支援金と称した給与の基準は仕事に応じて蓄積するポイントだ。通常のペアワーク分で賄えない希望がある場合は個人業務を請け負うことができるが、現在のペアとはそこそこの成績を手に入れていてさほど困ることはなかった。というか新野が知っているかどうか分からないが望夢の生活費は裏会長のポケットマネーから出ている。
『ええと待ってね、単独依頼……は君のカバー範囲が限られるよね? 内部業務で一般会員が触れそうなのだと……あぁ、研修生の夏期講習系』
「けんしゅう」
『あー、君は受けたことがないんだっけ』
 望夢がぼけっと訊き返すと、指導官はじゃあやめておこうかとばかりに電話越しの雑音をごそごそさせた。一〇歳から一般開放される協会の研修カリキュラムを望夢は当然受講しておらず、春姫に教科書一冊投げ渡されて直接会員に捻じ込まれているので講習については想像の域を出ない。
 業務内容によっては想像で補える気もしたが、
「そーゆうのは、瑠真(るま)とやりたいな……」
 無意識に遠くを見るために目を細くして、呟きがこぼれた。陽炎を揺らす夏の陽が思考経路を迂遠に飛ばす。
 ペアは研修時代に強い思い入れを持っている。正確にはその時期の友達に。断片的には望夢もその思い入れや矜持のほどを掴んでいるが、詳細をあえて聞くことはこれまで避けている。
 指導官が電話越しに笑った気がした。
『瑠真ちゃんはね、里帰り中だよ』
「里?」
『彼女、地元は埼玉だから。知ってるよね?』
「野古(のこ)……だっけ」
『うん。電車で三時間くらいはかかるかな。夏休みの間は行ったり来たりだって。最近何度か帰ってるみたい……あれ、これ言っていいのかな』
 新野は一通り把握しているらしいが、説明しながらそこで少し迷いを見せた。それで逆に気になって望夢はまばたきする。
「いつもと違うのか?」
『うーん、別に、特殊なことじゃないけど。一人暮らし始めてから彼女、一度も帰省しなかったのに、六月ごろから何度か行き来してるんだよね。まぁ、離れて半年経って顔見せ時なんだろうって思いたいけど……ね』
 そこで語尾を濁した意味を望夢は口をへの字にして察した。五月に協会に来た謎かけのメール。たぶん瑠真は信頼している指導官に何かしら話したのだろう。それでいて新野に焦りの色がないあたりを見るに、その先の情報については伏せられていると思ったほうがよさそうだ。……ヒイラギ会。瑠真の監視。
「山代(やましろ)のこと、考えてるんだ」
 共通認識だろう部分まで短く言及した。新野は浅い息を吐いた。
『君も複雑だろうけどね』
「ううん」
 ペアが地元に帰っているのは十中八九行方不明の友人の足取りを探るためだろう。当初ホムラグループに関係があると思われた彼女の所在はまた闇に包まれている。山代美葉乃(やましろみわの)、瑠真の友人。望夢と面識はない。けれどその姉にはこちらも因縁がある。新野はたぶんそのことを言ったのだ。
「新野、仕事はいいや」
 別のことをやろうという気持ちに改まっていた。アスファルトの上を歩きながら行き先を方向転換した。
「瑠真に連絡取れたら、お前はお前らしくやればいい、って言っといて」
 それを挨拶がわりに電話を切った。
 七月二一日。夏休みが始まる。
×××
「次帰ってくるならもうちょっと長くいなさいよ。帰ってきたと思ったらもう東京って、私のほうが忙しいったら」
「午後もう補習があるんだから。しょうがないじゃん」
 食べ終わった朝食の皿に水を流していると母親に小言を言われたので、瑠真は眉根を寄せて言い返した。
「それとも一年のときみたいにここに帰ってくる? 授業済んだらさ」
「やだやだ、あのときの瑠真の面倒はもう見たくないわ」
 母親は首を振って軽口を叩く。鍋の水を切りながら洗面台に陣取ってくるので瑠真の場所が奪われた。
「いいから荷物まとめてきなさい」
 まとめるほどの荷物を抱えてきたわけではなかったが、たぶんそれは母親なりに出発までゆっくりしてこいと促しているのだろう。宿舎に移る以前どころか幼少期から家事なら一人分任せられてきたのでかえって落ち着かない。けれど拒むほどの理由もなかったので台所を離れた。旅館横に建てられた二階建て一戸の二階に瑠真の部屋はある。
 野古市、潟見原町(かたみはらちょう)。人口一万人に満たない小さな行政区域だ。
 七崎家、正確には旧姓古上(こがみ)の家は野古市の北部に宿を構えていた。昔の話だ。数年前、瑠真がまだ小学生の頃に旅館は看板を下ろし、経営主だった祖母は家守りに専念している。
 当時東京に住んでいた両親が野古への居住を決めたのもそのとき。だから、瑠真があの少女に出会ったのもそのとき。
「せめてもう一日、早く連絡してくれればね」
 母親が背中越しに声をかけてきた。階段に向かっていた瑠真はその場で振り向いた。
「一昨日。急に当日に帰ってくるんだから。お祝いできなかったでしょ」
 答えを少し探した。
 結局何も言うことが思いつかなかったので、そのまま視線を外して上階に向かった。祝われたいわけではなかったのでちょうど良かった。むしろ祖母が往年のホスピタリティを発揮したら面倒なことになる。
 七崎瑠真、一四歳になって二日になる。
 東京から最寄り駅まで二時間三二分。さらにファミリーカーで十数分。祭りと自然の景観で都心から行きやすい休暇村として人を容れる地元の町は、七月にもなれば盆地特有の高温にさらされてフライパンのように熱される。今年の梅雨は七夕ごろに明けた。
 がんがんにエアコンをまわしてレースカーテンを閉め、ボストン一つ転がしたベッドの上に倒れ込む。やることがないので鞄の横に放ってあったスマートホンを引き寄せ、横になった��まぼんやり気分で画面を点けた。
「ん……」
 指導官の新野から連絡がきていた。
 休み中だぞ、仕事に引き戻すなよ、と頭の一部では毒づきつつも、暇には違いない。親指で画面を操作してトークを開いた。新野側の吹き出しはふたつだ。
『お疲れ様。そろそろまた東京だっけ。色々やることはあると思うけど、ゆっくりして、気持ちを休めてきてね』
『望夢くんからも。瑠真ちゃんのペースでいいって』
「なに……」
 ペアの名前がでて思わずむっとした独り言が漏れた。同い年、どころかそれこそ誕生日で言うなら年下のはずのペアだ。そのくせなにかあるとすぐ兄貴ぶる。
 別に、家族に様子を見せる義理と自分の目的のために帰ってきていたのだ、ペアに口を出されるようなことじゃない。しばらくもやもやしたままベッドの上で背中を丸めていたが、スマホを投げ出した。馬鹿らしい。
 かわりに鞄の中に手を突っ込む。取り出したのは赤いお守りだ。
「病……代」
 ヤマシロ。
 いい加減、何か知りたかった。三月、高瀬望夢のお家騒動を経て、山代家も何やらろくでもない立場にあったらしいことが明らかになる。五月、協会宛てのメールを見せられ、彼女たちに関係があるかもしれないと伝えられる。それから二ヶ月、思いつく限りの当てに聞いて回り、頼みごとをし、歩き回ったが、すべての手がかりはぼんやりと確証を得られないまま途絶えてしまった。
 いちばん手がかりに近いと思ったのは、杏佳と春姫が差し押さえてきたという電話記録だ。ヒイラギ会。正体不明の反ホムラグループ勢力。その所属者と思われる少女が、瑠真の後輩である日沖翔成を通してホムラグループの攪乱を命じていたという証拠。……ヒイラギ会が瑠真の監視をしていたらしい痕跡もあり、短絡的と知りつつも「少女の声」に瑠真は食いつかざるを得なかった。最初こそ権利上の問題と建前を言った杏佳だが、分かっていたらしくすぐに手を回して瑠真に渡してくれた。
 が、瑠真は音声を聞いて、空振ったような感覚に戸惑っただけだった。
『わたしたち、高瀬くんに手を出せなんて言わなかったでしょう?』
『ありがとう。迎えに行くわ』
 特定防止らしい雑音を通されたあと、さらに復元された音質の悪い電話の声は、後輩に説明された通り、確かに甘さのある女の子の声だった。そこに山代美葉乃の記憶を重ねようと、瑠真は緊張さえして聞き入ったのだが、……結果としては、「外したような気がする」という脱力感のほかには何も残らなかった。
(「違う」)
 瑠真はもやもやする心中に白黒つけるようにそのとき口にした。
(「知らない人の声だ」)
 すでに記憶は曖昧だ。実際に聴いた音声の細部は瑠真の頭から抜け落ちつつある。
 だけど、確かにそのときの瑠真は違う、と思った。ノイズも酷かったけれど、何かが瑠真の知っている少女とは決定的に違ったのだ。��無的な気分だった。最初に来たメールだって春姫が美葉乃ことだと読み取ったのが正しかったのか、瑠真にはよく分からない。その謎かけに誘導されて一喜一憂していただけなんじゃないか? ホムラグループの研究機関だとか、瑠真を監視しているヒイラギ会だとか、「それらしい」情報に飛びついて、点と点を繋げていただけで。
「違うんだ……」
 思い出しながら、自室のベッドの上で独り言が漏れた。部屋の蛍光灯で逆光になった古いお守りは、他人事のように手の中でゆらゆら揺れた。
 これだって、ほんとうに姉妹の持ち物だったのか、瑠真は外から教えられた通りの認識しか持つことができない。確かに目の前で何かを見たいと思って地元に帰ってきても、見えるものはなく日数が過ぎていくばかりだ。
「瑠真ぁ。十時の乗るなら送ってくけど」
 階下から母親の声が呼んだ。「行くう」瑠真は叫び返して息を吐き、勢いをつけて立ち上がった。ボストンを肩に引っ掛け、ショート丈サロペットのポケットにお守りを捻じ込む。
 どちらにせよタイムオーバーなのなら、今できることはここまでだ。また帰ってくるにしても、とりあえずは先送りにするしかない。
 ボストンを抱えて階下に降りる。廊下で祖母と行き合った。出発する瑠真を見送りに出てきたのだろう。祖母は当時の女性にしてはすらりと手足の伸びた長身で、歳をとってなお、中学生の孫よりいくらか目線が高い。その遺伝子は瑠真の母親には如実に受け継がれたものの、瑠真には小柄な父親の体格が圧倒的に強く遺伝していて、七崎・古上家の女の中で瑠真一人がぽつんと小さい。
「ほんとにあんたはばたばたするわね」
 その高い目線から手厳しく言われるとまるで小さい子というか、いっそ叱られた飼い猫みたいな気持ちになるので瑠真はあまり祖母が得意でない。いつぞや数か月口をきいてもらえなかったトラウマもある。
「ばたばたしてないよ」
「歩き方の話じゃない。行ったり来たり、ずうっと考え事ばっかり。紀伊(きい)もどれだけ心配してるか」
 紀伊というのは母親の名前だ。唇をすぼめて目を逸らすが、祖母には情報整理でだいぶ世話になったので口ごたえはできなかった。二度の帰省の間に改めて聞き込んでいた―山代家はもともとこの土地の出ではなく、叔父のほうがどうやら実家と縁を切って妻の故郷に身を寄せていたこと。山代美葉乃と華乃の姉妹は四歳と一一才のときに野古にひきとられてきたこと。近所付き合いはほとんどなかった。だから瑠真が協会で出会った女の子があの家の子供だと知ったとき、大人はひそかに驚いたということ。
 引越し先は告げられなかったこと。これは瑠真にとって大きな痛手だった。これまでの周囲の様子で察しがついてはいたものの。
 山代の影は、まるで入念に痕跡を消すように残される手がかりをひとつひとつ潰して消していく。
「動かなきゃって、思うんだよ」
 ぼそりと言う。祖母は瑠真が東京で携わってきた事件のことは知らない。瑠真が何に焦って、何に急かされているのかも絶対に知らない。だけど言わずにはいられなかった。
「じゃなきゃ、私じゃない」
 漠然とした瑠真の呟きに彼女はけげんそうな目を向けた。説明できないことが居心地悪かった。目を逸らしたまま背を向けた。
 横をすり抜け玄関に向かおうとしたとき、背後から祖母の声が言った。
「あんたは別に、一人で動くのが得意な子じゃないでしょ」
 足がぴたりと止まった。
 少し置いて、振り向く。祖母は廊下の薄暗がりから、すっと伸びた姿勢で考え込むようにじっとこちらを見ていた。
「ずうっと、優柔不断でよく考え込んで、流されやすい子だと思ってたわ」
 それからふっと目を伏せて溜息をついて、付け足す。
「まぁ、無理はしないのよ」
 ガレージから表に車をまわしてきたらしい母親が玄関戸のところに立って、目をぱちくりした。
「なぁに?」
 瑠真は振り向いたまま固まっていた足にもう一度意識を戻して、前に向き直った。やや戸惑っていたが、三和土で靴紐を結んで顔をあげると框越しの眩しさが強制的に思考を外に向けた。
「あっつ……」
「電車で着る上着持ってきた? 風邪ひくからね」
「持ってるよ。うるさいな」
「ほら、すぐうるさいって言う。口先ばっか意地っ張りなんだから」
 母親に連れられてミニバンの後部座席に乗り込む。車内はいま空調を回し始めたばかりで蒸すような暑さに満たされている。
 口先ばっかり。言葉が神経に触った。窓を全開にしながら、運転席に座る母親のうなじに向かって顔をしかめた。
「私、なんだと思われてるの、みんなして」
「なーに。お祖母ちゃんになにか言われたの?」
「だって……」
 反抗心がまさって言い返しかけてから、口を閉じた。その通りだ。
 祖母だけではなかった。胸に引っかかっていたものがもう一つ浮上した。新野づてにペアから送られてきたメッセージ。瑠真のペースでいい、というやつ。あの言葉足らずのペアとお節介の新野のことだから、なにか改変を含んでいて実際には違う言葉だったかもしれない。だけどあれにむっとしたのは確かだった。兄貴ぶられたというだけの理由ではない。……ペアは、七崎瑠真をどうとらえている? 何を任せていて、何をしなくていいって暗に言っているんだ?
 母親はシートベルトをとめて体の前で調整しながら、笑みを含んだ声で言った。
「瑠真が無理してるんじゃないかって、心配することがあるのは確か」
「……聞いてたんじゃん」
「最後だけね。だけど、まぁ、瑠真は今がんばってて、どんどん変わっていくところなのかな、とか」
 車が滑り出す。窓枠に肘を乗っけて唇を結んだままそれを聞いた。自分としてはいつだって自分は一人なのだから、前と違うとかほんとうはこうとか、言われても分からない。
「なんか変わった、私?」
「変わんないところはずっと変わんないよね。だけど、小さい頃はもっとむっつりしてて、おとなしい子だなって思ってた」
「……それ、たぶん友達いなかっただけだと思うけど」
「うち引っ越し多かったしねえ。だからね、美葉乃ちゃんと仲良くなったとき、私はそれもびっくりした」
 ずっと気にかけていた名前がでて、ぴくりと背中が反応した。
 母親にも山代家のことや美葉乃のことを何度か聞いたから、瑠真がいま野古にいる理由が美葉乃であることは彼女にも認識されているはずだ。けれど母親は特段強調することなく自然な語調を保っていたから、瑠真も口を挟むことなく耳だけをそばだてた。
「急に活発になって、外で遊び始めて、帰ってきたら美葉乃がねって言うの。へえって思ったなあ。子供って急にこんなに変わるんだって。恋でもしたみたいに」
「恋? ……は飛躍じゃない?」
「どうだろ、でも瑠真ちゃん今もボーイフレンドいないでしょ」
「うるさいな」
 どうせ瑠真には分からないが放っておいてほしい。
「誇張だけど、でも、瑠真にとって家族以外で、今まで一番大きな影響持ってたのって美葉乃ちゃんでしょう。私、思ったことあるのよ。瑠真と美葉乃ちゃん、小さな恋人同士みたいだなって。いつだったかなぁ、瑠真が言ったことがあるの。『あの子のために強くいなきゃいけない』って」
 そんなこと、言っただろうか。言ったと言われたら言ったような気もするけど、それは恋人のために口にする映画のヒーローの台詞みたいに聞こえて、ぞわぞわした。そんな恰好のいい人物像だっただろうか、美葉乃のいた頃の瑠真は。
「覚えてない」
「いいんだけどね。無理してそうしてるんじゃなかったらさ」
 母親が続けた。言われ飽きた他人事の言葉のはずだったのに、今日に限って胸がちくりと痛んだ。
「無理って、だって……」
「ほんとに一生懸命で、やめられないならいいのよ。……だけど、どんなに人のことが好きでも、疲れるでしょう。瑠真が何かの義務感とか、気持ちに答えなきゃいけないとか、そういう思いで動いてるんだったら……心配にはなるよ」
「ないでしょ……」
 半笑いで突っ込んだが母親はそれ以上言葉を足さなかった。今日受けた評価を協会に持ち込んで壁に貼ったら指をさして大笑いされる予感だけある。瑠真はどっちかっていうと人に合わせないほうで馬鹿にされている。あの暴れ猫がって。
 どうだろう、と一瞬思った。指導官の新野裕の顔がちらっと思い浮かんだ。二ヶ月ほど前、新野に同じような心配をされた記憶がある。
 だいぶ空調が効いてきたので肘をひっこめて窓を閉めた。夏の騒音を遮るみたいにぴたりとガラスが閉じて、窓越しの景色をわずかにくすませた。この道だな、とぼんやり思った。去年は雨が降っていたからずいぶんと様子は違う。けれど、この道を真っすぐ延ばして協会の支局に至る点のどこかで最後に会��したのだ、たぶん、覚えている限り。
 瑠真には関係ない。瑠真のいないところで色々考えてたの。ああそう、じゃあもう私が守ってあげなくてもいいわけね。
 小さな恋人同士みたいな――。なんだか皮肉っぽい。
(私、腹立ててただけだし……)
 自分で言い返さないあの子。悩んでるくせに、さあわたしは可哀想な子です、と言わんばかりの態度で解決しようとしないこと。瑠真はそれが気に入らなかったから横から手を出した。それは好きとか嫌いとか、個人に紐づく感情とはちょっと違うものなのだ。……そのはずだ、瑠真のやり方はそうなのだ。美葉乃に最初に怒ったのはもう三年も四年も前の話だけれど、今年に入って腹が立ったいくつかのことだってあらかた同じだった。新しいことを経験するたびに、これが私だ、これが美葉乃といた頃の私だな、と確認してきたのだ。
 瑠真はなんにもわかってないね。わかるわけないじゃん、そんなの。その反発で動いて、それを行動指針の真ん中に定めてきた。
(私って、なんなんだろう……)
 それが瑠真らしくないと、親だの祖母だのに言われると分からなくなる。美葉乃がいなくなってからたったの一年だ。一年ぽっちの自己定義。繰り返してきた言葉は、本当は薄っぺらなんだろうか。改めて思い返して怒りを再生してみようとしたが、故意に浮かべようとする情念はなんだか戯画じみていて嘘っぽくて輪郭を掴めなかった。
 たったの一年。だけど確かにあの怒りは一年間、七崎瑠真の軸にあったはずなのだ。
「準備して」
 母親の声かけで反対の窓に目をやった。駅員一人だけの小さな最寄り駅には潟見原(かたみはら)というプレートが掲げられている。ボストンバッグを引きずって後部座席上でお尻を移動させた。同じタイミングでポケットの中でスマホが震えた。
 車寄せに停車が行われている間に画面を確認した。再び、というか今度は普通に自分で連絡してきたペアだった。『いつ帰ってくんの?』『別に大した用はないんだけど』
「こいつ……」
 五月頃に一度必要に迫られて連絡を取るようになって以来ペアのほうがやたら懐いて連絡してくるようになっている。このペアと最初に組んだ時と、五月の後輩の騒動。それぞれ同様に腹が立ったのでやっぱり今のところはそれが行動指針でいいんじゃないかと思う。
 今から帰るわ、とやり返す気分で打ち込む。車をとめた母親が振り向いていて、瑠真がスマホを仕舞って顔をあげると目をぱちくりした。
「ボーイフレンド?」
「ちっがいます」
 毒を吐いて扉を開けた。再びの熱気と蝉の声がじゃわじゃわと感覚を埋めた。
 そういうの……好きとか恋とか、今のところ他人事だ。
次≫
≪前
3巻 もくじ
シリーズ一覧
0 notes
neu-ve · 6 years
Text
エアコンが一台の家の冬
Tumblr media
関東は、久々に雪が積もりましたね。 外はとても寒いけど… 驚くなかれ我が家には、エアコンが一台しかありません。
エアコン以外にも、床暖房、全館空調。 予算次第で空気を快適にコントロールする方法はたくさん^^
ですがM邸は、そこまで予算が高い家づくりをしていません。
ただし住みごこちには妥協をしないよう、あらかじめ空気の流れなどを細かく予想して、1Fやロフトなど各階に配管だけ引いて頂きました。床暖房を入れる可能性のある部屋は、フロアレベルを少し低くする工夫もして頂いています。 暑いか寒いかの体感は個人差が激しく、実は結局、住んでみないと分からないもの。 後付け出来ない断熱材だけはきちんと投資して(断熱材の記事はこちら)、実際に住んでから足りないと感じるところに少しずつ冷暖房器具を足していくスタンスで家を建てました。
Tumblr media
唯一のエアコンはこちら。
ダイキンの天井埋め込みカセット型。 一台である替わりに、パワフルなものを選んでいます。 天カセエアコンは、壁付けよりも生活感が出にくいのが最大のメリット。 それから、部屋のほぼ中央に配置出来るのもポイントでした。 ダブルフローで、リビング・ダイニングキッチンの両サイドに風を送り、予想以上にしっかりと2F全体を暖めてくれています。
ドアのない2間続きの我が家にはこの形が効率的だと思いました^^
Tumblr media
ただし、2Fの中で寝室だけは、配置的にエアコンの対流を完全には受けられない部屋。(間取が気になる方はこちら) 寝室は眠ることに特化していて、ダブルベッドを置くとちょうど埋まるくらいの広さです。 たったの3.5畳ほどのコンパクトな空間には、わざわざエアコンをつける気が元々ありませんでした。
ドアレスなので、夏は扇風機でエアコンの風を寝室に流せばOK! でも、冬は乾燥するのでエアコン自体切って寝てしまうため、同じ方法は使えません。 主人はまだ陽が昇っていない時間(激寒)の出勤で、ベッドの暖かさと空間の冷たさの差が激しいからか、起きづらそうでした。 う〜んあと5分…が永遠に続いちゃうのは不憫。
そこで今年、暖房器具を1つ買い足すことに!
Tumblr media
選んだのは、デロンギのマルチダイナミックヒーターです。
公式サイトはこちら。
Tumblr media
温風を送るファンヒーター系。 当たった人を部分的に暖める遠赤外線ヒーター系。 空間全体をじっくりと暖めるオイルヒーター系。
大きく分けて同じヒーターでもかなり用途が違うのをまず念頭に入れて… 就寝中に空気が乾燥しないことを大事にしたいなぁと、輻射熱が気持良さそうなオイルヒーター系にすることに。 特に“ゼロ風暖房”で実績のあるデロンギに絞りました。
マルチダイナミックヒーターは、オイルヒーターの進化版で第3世代ヒーターと位置付けられているようです。
第1世代は、ひたすら温度を上げ続けるもの。 第2世代は、温める冷ますを繰り返して平均的な温度を作るもの。
そして第3世代は、設定温度まで上がった後は高い精度で温度をキープし続けてくれるのが特徴。±0.5度単位・秒単位で細かく温度制御しているそうです。
今までの暖房器具には出来なかった“一定の温度を保つ”という難しいことをやってくれているヒーター。 んんん〜お利口さんですね。
Tumblr media
加湿器はあった方がベターだとは思いますが、本当に空気が乾燥しにくい。 だからこそ、寝ている間でも安心してつけっぱなしにしておくことが出来ています。
運転音は、まったくと言っていい程に聞こえません。 本当についてるのか心配になるくらいサイレント笑 なのにじわじわと暖かさが充満していく感じ…
燃料はもちろん不要で、触って火傷しないのも安心です。 これを夜間つけるようになってから、びっくり。 布団との寒暖差が少なくなり、朝は一発で起きられるようになりました。 しかも、空間全体が冬じゃなくて秋くらいの体感になるから、わざわざ冬用の布団にしなくて良くなりました。
Tumblr media
窓際に置く事で冷気をブロックして、より効率的にムラなく部屋全体を暖めてくれます。
我が家はカーテンレスなので、特に冷気対策に役に立ってくれているかも。
このヒーターは、音がしたり風が当たったり火照ったり乾燥したり… 今まで暖かさを得る替わりに起こっていた、不自然なことがありません。 その逆で、凄く暖かくなっている感覚は無い。 でも決して寒くはない。 なんとも自然な体感なのです。 目には見えないのに、確かに仕事をしている。 職人…
Tumblr media
隣接したキッチンからの眺めです。 寝室は死角なので、ドアレス。 そのため補助暖房は、チラ見えしても違和感がないビジュアルが理想でした。
マルチダイナミックヒーターなら、オイルヒーターに比べミニマルなデザインなので、そんなに野暮ったく感じないかな^^
オイルヒーターより速暖性もあって、電気代も優しいようです。 ランニングコストはエアコンと同等かそれよりは高いと思いますが、設定温度に上がるまでの電気消費量が一番高いので、ある程度エアコンで室内温度を整えてからマルチダイナミックヒーターに選手交代すると、費用も抑えられて効率的なんじゃないかなと思います。
ただし、デロンギの暖房の中でも上位機種なのでイニシャルコストがかかります。
私の場合、価格がネックで踏み出せなかったのですが…毎日マメに価格調査してたら、ある日Amazonアウトレットに奇跡の額が出ていて気付けば手が勝手にポチっていました。神のお導きですね奇跡をありがとうございます(言い訳)
Amazonアウトレットは初トライだったのでかなり勇気が必要だったけど、箱に傷があるだけで中身は当然のように新品でした。
にまんはっせんえんでした。ぼくがいっしょうけんめい貯めたおこづかいで買いました。とてもうれしかったです。またいつか、あうとれっとしたいです。
Tumblr media
リモコンはこちら。
まさかのモノクロ液晶。操作性はあまり良くなくて、本体にけっこう近付かないと反応しません。これ定価6万の家電につけるクオリティちゃうぞ…(ぼくはあうとれっとなのでなんのもんくもないですありがとうございます) ※最上位機種のWi-Fiモデルだとi Phoneで操作できます。最高かよ
基本はAUTOかECOのボタンで運転するのですが、デロンギは寒さの厳しいヨーロッパメーカーのため、本来は1日中暖房を付けっぱなしにしておくのが一般的なようで、“プログラム運転”という設定が出来ます。
昼・夜・凍結防止の3種類のモードを、まずはそれぞれ何℃にするか設定。 例えば、昼25℃・夜15℃・凍結防止5℃(最低温度/不在時に活用)…といった具合。
どのモードを何時間つけるか?それを1週間分、自分のライフスタイルに合わせてプログラミング出来て、あとはシーズン中放っておくだけ!というシステムです。
ただ設定がクソめんどくさい我が家の場合は夜しか使わないので、プログラム運転はせずに寝る前に夜モードの温度をON、起きたらOFFのシンプル操作です。
このヒーターのおかげで、本当に、夜から朝にかけて過ごしやすくなりました^^
Tumblr media
それからもうひとつ、エアコン1台の我が家に心強い熱源があります。
SOLDE ELECTRIC BLANKET 電気ブランケットです。
結局、空調よりも、肌に熱源が直接触れるのが一番あったかいし電気代ほんと安い(極論)
昨年買うつもりがオンシーズンになるとすぐに完売だったので、今年再入荷した瞬間に早めに買っておきました。
Tumblr media
膝にかけるのはもちろん、けっこう大きめなサイズなのでくるまったり、ラグのように敷いて使ったり。
寝る前はベッドにかけておけばポカポカで、冷え性の私でもすぐに寝付けるようになりました。
かなりオールマイティーな熱源。
2時間で自動的に電源がOFFになります。 丸洗いも出来ちゃう。 だいぶピリング出来て年季入ってきましたが笑
2Fリビングのメリットは冬でも日が差し込みポカポカなこと。 日中は日差しとこのブランケットだけで案外暖かく、エアコンは使わない時すらあります。
エアコン以上に依存度が高い。 もうこれのない人生は考えられないです。
Tumblr media
でもちょっと席を立つと、愛犬にとられてる… 凄い早さで寝床を作られてる…
こいつ…野生だったらとっくに凍死やで!
と思いつつも犬をどかせないダメ飼い主は、来年もう一枚買おうか迷っています。
Tumblr media
最初から、家のすべてを建てきらずに… 後から足せる部分を余白として残して 暮らしてみて元の不便さを知って そして改善していく
そうすると満足感をちょくちょく味わえて好き。
エアコンを増やすのはだいぶ先になりそうです。
Tumblr media
●我が家と同じように建築家と家を建てている方のブログ集はこちら。 これから家づくりをされる方は是非ご参考ください。
●当サイトはDisqusという安全なコメント機能を設置しています。コメントを下さる際は、お持ちのSNS(Disqus/FB/twitter/Google)のアカウントでもご投稿頂けますが、名前の入力がご面倒でなければ“ゲストとして投稿”にチェックを入れて下さると、よりお気軽に書き込んで頂けます。
0 notes
774 · 7 years
Quote
リフォームでも全館空調 ――昨年末に販売を開始した全館空調システム「Z空調」の反響が年明けから非常に高まっていると聞いてます。  そうなんです。��れは建物の階ごとにエアコンを1台ずつ配置するだけで、建物全体の換気ができるというもので、当社が提供する断熱化、気密化を行えば、夏は涼しく冬は暖かい、快適な生活を提供できるというものです。 ――断熱化、気密化というと通常の住宅よりも費用が高くなる印象がありますが。  一般的な断熱化、気密化を行いますとおそらく200万~250万はコストが上乗せされると思いますが、「Z空調」では換気システムを加えて、111万円からとなっております。しかも、断熱効果が高いので、エアコンにかかる月々の光熱費も削減できますので、非常にお得ですよ。 ――そうなると、新築だけではなくリフォームでもぜひ導入したいというニーズがあると思いますが。  実はすでに当社の新築OBから導入に関する問い合わせを頂いております。そのため、「Z空調」リフォームの商品化を年内に行いたいと、開発を進めているんです。  さらに言えば、新築OBの改修ニーズに合わせて提案をしていきたいと考えているんですよ。というのも、今グループで建てた新築OBが5万棟ありますが、築後5~10年の中心。今日明日にOBからリフォームのニーズが生まれるとは考えにくいのですが、あと数年以内には必ずリフォーム適齢期に差し掛かってきます。建てた住宅も十分な耐震性と断熱性を確保しておりますが、より良くしましょう、という提案ができる時期がすぐそばまで来ているのです。
桧家ホールディングス、年商1000億円・射程圏内に(インタビュー) :: リフォーム産業新聞
0 notes