Tumgik
#長い間日本語書いてないから年上のお姉さんみたいな喋り方だけど許して。
chaukachawan · 1 year
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星の砂みたいな
みなさん、こんにちは!カヌレことおかざき☆ひとみです。そろそろみなさんが私のキラキラな芸名にも慣れてきた頃だと思います。そして、いろいろありましたが、ついにやってきましたね!新人公演!!公演期間は4ヶ月もあったのにあっという間で、キラキラで、終わってほしくなくて、閉じ込めておきたいような、星の砂みたいな日々でした。今回の公演では役者に加えて演出補佐、宣伝美術チーフ、舞台監督とたくさんのことを経験させていただき、自分でもすごく成長出来たなと感じます。今回こそ役者紹介を早く書くという目標は達成できませんでしたが、せっかくの新人公演なので、34期のみんなとの思い出とか好きな役とか書いていきたいなと思ってます!では早速!!
・佐々木モモ
ころねさん。座長!!音響オペありがとうございます!!実は34期だと言われても納得する先輩ランキング1位だと思ってます。個人的にころねさんのコロネはチョココロネじゃなくて、カスタードがいっぱい入ってるやつなんじゃないかと考えてるのですが、どうなんでしょうか??一緒に美術館行ったの楽しかったですね。また行きたいです。ころねさんのことが大好きすぎてたくさん話しかけに行ってしまうのですが、同じぐらいたくさん話しかけてくださって嬉しいです。今度一緒にゲームしましょ!!
書類/文笑問題
・大門宙羽
らっしー。圧倒的山ガール。照明オペありがとう。34期言葉選びにセンスがある人ランキング1位ですね。絶対。そのワードセンスを活かして脚本とか書いてみてほしい。そしてそれに出演したい。隣の駅に住んでたり同じ授業取ってたりして、らっしーと話す機会がたくさんあるのが嬉しいです。1番の思い出は終電を逃して2時間ぐらい一緒に歩いたことかな。大変やったけど楽しかった。らっしーはいつもめっちゃ面白くて、話してると笑顔になれる。あなたは私の心の太陽です。もともとかっこよかったけど、髪切ってからそのイケメンさに磨きがかかってる気がする。それでいてすごく可愛いところもあるので本当に魅力的です。スタッフとしても最高だけど、秋公演の役者のらっしーめっちゃ好きだったので、またいつか役者をやってほしいな。それと一緒に山に登ってきれいな星空とか見たい。いつか連れてってください。
ロボ/妄想戦争☆クレイジーオンザベッド
・VIVI
びび。映像オペありがとう。34期おしゃれランキング1位かな。実はめちゃめちゃ天然で、しっかりしてる時とのギャップがすごくて、そこも素敵です。あと方言がかわいい!けどびびに訛ってるよね?って聞いたら、めっちゃ標準語で喋ってるつもりだったって言ってて、そんなとこもかわいいなと思います。びびとはオムニバス公演の稽古場で出会いました。確か。第1回通しのときかな??2人ともスタオンだったから話す機会あって、授業も同じの取ってて、びびと仲良くなれたのめっちゃ嬉しかった!!今公演ではたくさん迷惑をかけてしまって本当に申し訳ないです。優しくて聖母みたいで、迷惑をかけても毎回許してくれるけど、怒ってもいいんやで??といつも思います。びびが怒ってるとこは1ミリも想像できません。その優しさでこれからも34期を包み込んでいてほしいです。
当日制作のびびが好き!
・まっつー
まっつーさん。ちゃうかの稽古場にゴリラが入ってきても何とかしてくれそうな人ランキング1位です。頼りがいがすごいし、アメフトで鍛えられた筋肉で絶対どうにかしてくれる。たぶん。まっつーさんはオムニの新入団員紹介のときにすごくはっちゃけていて、緊張していた私はその精神力の強さに衝撃を受けました。今回こそ役者のまっつーさんを見るという夢は叶わなかったけど、まっつーさんが演技めっちゃ上手っていうのはたぶん34期はみんな知ってるから、いつかどこかで役者やって欲しいなと思ってます。それとまっつーさんの特徴はなんと言っても語学力!!いろんな国籍の友だちが話に登場して、いつもすごいなと思って聞いてます。やっぱり明るくて楽しい方だから、文化を超えていろんな人に好かれるのかなと思います。これからも就活がんばりながらもちゃうかにも来てください!待ってます!!
まっつーさんの謎すぎる交友関係を解き明かしたい!!
・水琴冬雪
ベガ。キザな人ランキング1位かな。何気なくかける言葉の1つひとつが、本人は意識してないけどどこかかっこいい。漫画の主人公みたいな人だと思います。それと頭がめちゃめちゃ良い。それでいて新しくいろんなことにチャレンジして、もっともっと新しい知識を得ようとする研究家気質の人だなと思います。それからベガは発声もすごい。今回みんなの発声が良くなったのはベガのおかげだと思います。考え方が似てるし、星が好きなのもHoneyWorksが好きなのも一緒やね。ベガと初めて話したのはオムニバス公演の小道具講習会のときです。たぶん。みんなはベガの印象が変わったって言うけど、私はそのときからあまり変わってない気がします。共演の機会全くないね。いつか共演してみたいです。
店員/妄想戦争☆クレイジーオンザベッド
アリリ・オルタネイト
イルル。34期努力家ランキング1位やね。日本語そんなに上手に話せるの冷静に考えてもすごすぎる!バイリンガルかっこいいね。めっちゃ憧れます。セリフとかめちゃめちゃがんばって覚えてて、自分の声を録音して発音ちがうところ確認してて、言語の壁をぶち壊すべく努力している姿がかっこいいです。今回の役はイルルが本当に成人しているのかを疑うぐらい5歳児にしか見えなくて、子ども役でイルルの右に出る人はいないと改めて実感しました。なんであんなに無邪気にいられるんや…??きっとそれは普段のイルルが純粋で元気で無邪気だからだと思ってます。イルルとは共通の趣味を持ってて仲良くなったのですが、趣味が一緒なことを知り合ってから1、2ヶ月ぐらい切り出せずに1人で悩んでいました。今考えればなんで早く言わなかったのか疑問です。これからもこんな私と仲良くしてくれると嬉しいです。一緒にライブ行こうね!!
娘/OLサンタと幸福論
・田中響子
りこぴさん。好きです!!!!笑顔がかわいい人ランキング1位だと思ってます。ちょっと天然で、照れ笑いしてるところがかわいすぎる。最近敬語取れてきた。さん呼びは取れないけど。やっぱり秋公演で同じ脚本に出られたのが大きいですね。同期女子2人やったからいっぱい話せたし仲良くなれたんだと思ってます。今回の脚本もりこぴさんの役がほんまに好きすぎる。いなくなっちゃうのがあまりにも寂しすぎて、めちゃめちゃりこぴさんロスです。ほんとに静岡に行っちゃうんですか??あと1年ぐらいちゃうかにいませんか??寂しい…。りこぴさんは視野がとても広くて、常に周りを見て動けるところと、向上心がめちゃめちゃあるところが本当にすごいと思います。りこぴさんと話してるとやっぱり大人だなと思うし、その中で見え隠れする無邪気なところが本当にかわいい。今回の役の包み込むような温かさも素敵でした。また公演見に来てくださいね!!
ユリ/木彫りの体温
・舞原舞宙
まほろ。34期マイペースランキング1位かな。初めて喋った日にみんなでカードゲームをして、そのときに戦法が一緒すぎることがわかってびっくりしました。話し方も何となく似てる気がする。というかお互いに寄ってきてる。まほろと話してるときは、どっちかが真剣に話してて、もう片方が適当なこと言ってることが多い気がします。まほぴは今でも第一印象をはっきりと覚えてます。怖かった。あれはオムニバス公演の仕込みで幕を固定していたときのこと、音響仕込みをしている人々の中で1人だけ私をずっと見てくるんですね。たぶん同期なんやろうな、でも名前知らないし話したことないな、この人いつまでたってもこっち見てるな、怖いなっていう感じでしたね。そのときのことを仲良くなってから話したら、お互い人見知りしてただけってことがわかりました。今ではすごく仲良しなので人生何があるかわかりませんね。もっともっと 仲良くなれそうな気がする。これからも私の話し相手としてよろしくお願いします。
富豪/木彫りの体温
・三一三
ロキ。34期アイドルランキング1位やね。ロキはみんなのアイドル。えくぼとぱっちり二重が天才です。にこにこしてるロキかわいい。演技も上手いし落ち着いてるから、最初は先輩だと思ってたしちょっと怖かったけど、最近ロキはすごく可愛らしい人なのだとわかりました。何となく前より仲良くなれてきた気がする。確かに栄養のバランスはいいけど、お好み焼きと豚汁以外のものも食べてほしい。美術の話を聞いてくれるのがロキだけなので、実は結構嬉しかったりします。あとロキはすごく真面目な人です。どの公演でも役に真剣に向き合って、キャスパも周りに積極的に教えてもらって、最初は出来なかったことも最後には必ず出来るようになっています。それから、ちゃうかの役作りについてはもちろん、普段の勉強もすごくがんばっていて、アルバイトもしていて、その3つを上手く両立出来るのは本当にすごいなと思います。ずっと笑顔で幸せに暮らしていてほしい。
三井/進路はつづくよどこまでも
・緒田舞里
まりお。34期元気な人ランキング1位です。これは全員思ってると思う。まりおと初めて話したのは、ちゃうかの稽古場に初めて行った時かな。入団して1週間とかでめちゃめちゃ緊張してたのですが、まりおがいっぱい話しかけてくれて、稽古が終わる頃にはまりおの影に隠れてほかの同期たちに怯えてました。頼りがいがあるお姉ちゃんって感じ!でも甘えてくるところもあって、そのギャップにやられる人も少なくないと思います。それと、一緒に舞監やってくれてありがとう。まりおがいなかったら、私は途中で新人公演から姿を消していたかもしれません。まりおがいると安心感が違うし、私はみんなの前で話するのはすごく苦手なので、隣でみんなを仕切ってるまりおのことを見て、自分もこうなりたいと日々思っています。それから演技が自然ですごい!キャスパも上手い!いつかまりおと共演出来るぐらいの役者になってみせます!!
カラスし/ゴミたちの日
・じゃがりーた三世
レプトン。34期天才ランキング1位です。圧倒的に1位です。レプトンから生まれる不思議なアイデアはどこから来るのか教えてほしい。突拍子もない動きも、レプトンから発せられる一言一句もすべてが面白いです。いつも同じ実家勢だからか、関西弁だからなのか、親近感が湧きます。それからすごく努力家。前回公演に引き続きキャスパに苦戦してたけど、ある日突然めっちゃ踊れるようになって稽古場にやってきて、いっぱい練習したんやなと感動しました。カテコもセリフも衣装転換も完璧だったし、前の日に出来なかったことを次の日に持ち越さないところがレプトンのいいところだと思います。それから映像!みなさん見ました?映像ボックスの小ささ!あんな小さいボックスに映像を映すためにめちゃめちゃがんばってて、仕事に真剣に向き合っているところも、今回の公演期間で見つけたレプトンのいい所の1つです。これからもそのままのレプトンでいてほしい。
点P/文笑問題
・統括のフォーニャー
ふぉにゃ。34期イケメンランキング1位です。留学から帰ってきたのにセリフ完璧でさすがやなと思った。ふぉにゃとこんなにいっぱい話したの今回の公演期間が初めてかもしれない。これまで話してなかったというわけではないけど、今まで共演シーンがあるどころか全く絡む役では無かったし、みんなで話すことはあっても2人で話すことは少なかったかもしれないなって。だから2人で1組みたいな役できるのほんとに嬉しい。ふぉにゃはさすが統括ですね。統括がいればどうにかなるみたいな安心感がほんとに好き。実際にどうにかなるからもっと好き。いつも周りを見てるし自分のことも完璧にできるから、ふぉにゃは34期で1番すごい人なんじゃないかと思ってます。ふぉにゃは声質が似てる気がするから、ずっと何となく親近感をもってました。似てないのかもしれないけど。ふぉにゃは低音のイケボやけど私は高音なので、ふぉにゃみたいなかっこいい声になりたいです。
桜井ユキ/題目未定
・おかざき☆ひとみ
私。34期髪色が落ち着かない人ランキング1位やね。ピアスもあけました。新人公演がんばったね。立て看かわいかったね。落ち着いたら趣味のお菓子作りとジグソーパズルとUFOキャッチャーをしたいと思います。あと最近はとりあえず美味しいご飯を食べることしか考えてません。1日5食ぐらい食べてる気がします。それと同じぐらい寝ることが好きです。適当に生きてるのにみんな頼ってくれてありがとう。頼りがいがなくてごめんなさい。でも私の人生はちゃうかに入ってすごく楽しいものに変わりました。最高で偉大な同期たちに感謝。
エマ/木彫りの体温
・okmc
スチル。34期モデルランキング1位かな。前の稽古日誌でも書いたけど、スチルはまじでパリコレを目指すべきやと思う。元からスタイリッシュやったけど、今回は役もあってかっこよさに磨きがかかった気がする。前回のかわいい役とのギャップも最高です。ずっとスチルのことを先輩だと思ってたのもあるけど、何もかも要領が良すぎて、未だに本当に同い年なのか疑ってます。どんなに大変な仕事量でも、そつなく効率よくこなすから大変そうに見えないところが、スチルのすごいところでもあり不憫なところでもあると思う。それからすごく素直。自分の気持ちに嘘はつかないし、なんでも正直に言う人だなと思います。あとスチルはすごく優しい人です。仕事をいっぱい持ってて大変そうな人のことを絶対心配してくれるし、何か作業があったら絶対に手伝いに行く。怒らないといけないときはちゃんと怒る。当たり前のことかもしれないけど、スチルの優しさに救われてる人はたくさんいると思います。私もその1人です。いっぱい共演できて楽しかった。また共演したいです。
風間/OLサンタと幸福論
・たぴおか☆たぴえもん
なすか。一緒に演補してくれてありがとう。34期芸術家ランキング1位ですね。みなさん本チラとアイコン見ました?可愛すぎませんか??なすかは本当にセンスがいい!!そしてなすかが描く絵はすごくかわいい!!衣装チーフも幕チーフもお疲れさま。いっぱい休んでほしい。なすかになら仕事を任せたいと思えるすごさがあります。私は基本的に人に頼ったり助けを求めたりするのが苦手なのですが、なすかにならいつも頼れます。あと、奈良から通ってるの本当にすごいと思う。無理はしてほしくないけど、なすかはちゃうかには欠かせない存在だから来てほしい。それとなすかはちゃうかで1番土下座が似合う女です。2脚本連続で土下座してた。いつも可哀想な目にあって謝ってるからイメージがついてる感じはある。それから、いつも私なんかと仲良くしてくれてありがとう。なすかの隣にいると安心感がすごくて、いつも笑わせてくれて、なすかに出会えて、ちゃうかに入って良かったなと思います。こんなこと恥ずかしいので面と向かっては絶対言いません。しょうもないことで笑って、気付いたら時間が過ぎてる、そんな毎日をこれからも一緒に過ごしたい。
死亡フラグ/妄想戦争☆クレイジーオンザベッド
・ゴギガ☆ガガギゴ
こたち。演出お疲れさま。34期アイデアが無限に湧いてくる人ランキング1位です。脚本はもちろんだけど、普段の会話でもどんどん新しいことを思いつくし、自分の中のやりたいことや楽しいことがどんどん更新されていくところが、いつも見ていてすごいなと思います。演技も本当にすごい!絶対にみんなの予想を超えてくるし、その予想を超えた演技も軽々超えていくから、こたちはいつも何を考えているのかが気になりすぎる。こたちとはいろんな話をした気がするけど、いつからこんなに話すようになったのかは全く覚えてません。しょうもない話も昔の話も悩み事もいっぱい聞いてくれてありがとう。いつも救われてました。初めて話したのは、入団して最初に稽古場に行ったときかな。でもそこで話した記憶もあんまり無い。覚えてないや。こたちと話してるときも、こたちの脚本の中でも、今まで自分が知らなかった世界を知ることが出来て、新人公演期間私の毎日は感動に溢れてました。引退するまでにもう1回こ��ちの脚本に出たい!
バラ/ゴミたちの日
公演に協力してくださった先輩方、観に来てくださったみなさんに感謝しかありません。ちゃうかに入れて、34期の仲間たちに出会えて、本当に良かったといつも思います。高校生のときはまさか自分が演劇をするとは思ってもなかったけど、自分が必要としていて自分も必要とされている、そんな素敵な劇団に出会えた気がします。これからもこの大好きな場所を守っていけるように、もっと大切な場所に出来るように、これからもがんばっていこうと思います。この役者紹介をもって私のキラキラな芸名とお別れで、少し寂しいですが、このキラキラな日々と一緒に胸にしまっておこうと思います。みなさん、またお会いしましょう!以上、カヌレでした!!
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youmustbetired · 4 years
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いつかの私へ
2020年5月10日 もう、何から書いたらいいのか分からない。 何もないようで、色んなことがあった。 全部書き出して解放されたい。本当は早く死にたいんだ。 痛いのが怖いだけで…。 父方の祖父が、舌癌になった。皮膚癌の一種で、文字どおり舌の上に腫瘍が出来る病気。 入れ歯をつけられず、流動食のようなものしか食べられないが祖父は自分でそれを用意できないので、うちの両親と父の姉の3人で交代しながら介護をすることになった。 その父の姉が頭のおかしい人で、(本当は人に対してこんなことを言いたくないのだが、疲れていて別の言葉が思いつかない) 本当に些細なことで腹を立ててクレームのメッセージを送ってくるような人なのだという。
洗濯竿をかける台を少し移動しただけで、「位置が違います。きちんと戻してください。」とメッセージが来る。 食器棚の食器の位置を変えただけで、「ヘルパーさんが困ります。勝手に位置を変えないでください。」 別にヘルパーさんからは何も連絡は来ていない。(困っていない)
その他にも人格を否定するようなことを言われたり、家庭環境がおかしいのではないかと罵られたり、まあ散々な言われようらしい。 父は、祖父が亡くなったら姉とは縁を切る、と言った。 そうしたらいいと思った。
ああ、もう泣きそうだよ。
父の姉は現在働いていないので月~金まで祖父の面倒を見、うちの両親は今でもフルで働いているので土日を担当しているのだが、それも何というか、うちの両親はいつ休むんだ? という話だ。これはしょうがないかも知れないけど。 それなのに毎週毎週本当にしょうもないことで延々と怒られ続け、普段穏やかな父親も怒鳴り返す、地獄絵図。 「(祖父への介護に対して)心がこもっていない」「あなたの人生に思いやりという言葉はないのか」「こんなことですぐに怒鳴って、家庭がおかしいのではないか」「どういう見解だ」 と、こういうようなことを言われるらしい。 私だったら発狂している。
祖父は、口を開けば戦時中のことを自慢気に話し、私を含め孫のことをからかいちょっかいをかけ、転ぶから出歩くなといってもフラフラと出歩き、米作りのことを教えてほしいと言ったのに「お前は出ていったから知らん(=お前はこの家を出て都会(都会じゃねーけど)に住んでいるから、田舎のことや米作りのことはわかるわけがない)」と言って勝手に米作りを進めてしまい、人の話は聞かないで延々と自分のことを大きな声で喋り続けている、そういう人だから、私ははっきりこう思う、早く死んでくれないかな、と。
ひどいことを言っている自覚はあるが、祖父の介護が続く限りうちの両親は父の姉から罵声を浴びせられ続けるわけで、早く終わってくれ、と思わずにはいられない。 それで、父の姉の態度があんまりにもひどいので、父親は仕事を辞めた。 母親は、フルタイムから週2出勤になった。 家の経済状況については、当面は蓄えがあるから大丈夫、とのことだった。 来週からもう、両親は祖父の家に住み込みで毎日介護をする。 祖父の家は本当にど田舎で、コンビニまで車で数十分、ろくなスーパーもない、回りは見渡す限り田んぼだらけというところだ。 早く、死んでくれないか。
私はというと、その間実家がからっぽで、猫の世話や花の水やりをしなければいけないので、手伝いに来るよりは実家にいてくれた方がありがたいと言われたのでそうしている。 自分のアパートにいる方が心が落ち着くのでできればそうしていたいが、そんなことを言っていられる状況でもない。 実家にいたからと言って特にやることもないのだが、防犯という意味でも、とにかくいるしかない。 本当は手伝いに行って、父の姉と真っ向から喧嘩でも何でもしてやりたい。 どうせその性格が治らないなら、私に罵声を浴びせてストレス解消したらいい。 同じように介護で疲れている協力者に文句を言ったところで、何も生まれないし、双方が体力を消耗するだけだ。それなら、あんたの娘もおかしいと言ってくれればいい。 私は傷付かないし、精神を摩耗したりしない。お前なんかに振り回されたくない。
私の両親を、傷つけるな。私の両親をストレスの捌け口にしてくれるな。 長男である父が祖父の家に住んでいないことが気に食わないらしい。 これは祖父もそう思っているようで、「お前は出ていったから何も知らない」というようなことをよく言われるらしい。
IT化が全く進んでいないだとか、ペーパーレスだとか、女性の社会進出だとか、同性愛への差別をなくそうとか、もう、そういうのは、これから何十年も何百年も経たないと、無理だと思う。 長男が家を継いでいなくて気に入らないからいびるだなんて、大昔のドラマのストーリー上のカセとしか思えない。 でも、この時代に、この2020年に、実際にそういうことが起きている。 平等とか、性差別とか、もう、無理。 選挙に行こうとか、温暖化を止めようとか、いじめはだめとか、自殺者が年間何万人とか。 もう無理だよ。 早く死にたい。
twitterにも少し疲れてしまった。 今回の検察庁法改正案について今日一日中ぼーっとtwitterで追いかけていて、ほとほと疲れ果てた。 何が真実なのかも分からない。 うちの両親は共産党支持のいわゆる左翼と呼ばれる人なので、当然今の自民党に対しても良く思っていない。 テレビで安倍総理が映ると野次を飛ばす。 私はそれが最近ちょっと嫌になってきた。
小さい頃は両親が絶対だから、共産党だけが正しくて、自民党や民主党はだめで、みんな何も分かってなくて、左翼が正しいのだと思っていた。 でもよく分からない。 安倍はやめろ!とか、安倍政治を許さないというような文面を見る度、うわ…と嫌な気持ちを抱いてしまう。 私も安倍総理のことは支持していないけど、(その判断も合っているのかは分からないが…)安倍総理自身に対して悪口を言ったり、ひどい言葉でなじったりしようとは思わない。 そんなことをしてもしょうがないと思う。
気に食わない政治家の落ち度を指摘しまくって引きずり下ろすのではなく、与党が正しい決断をできるようサポートする、それでも勝手なことを言ってうまくいかないのなら、こうした方がうまくいく、この人が総理の座についた方が国が良い方向へ進むのだ、ということを提示し続ける方がよっぽど生産的だと思うのだが、そんな簡単な話ではないのだろうか。
もう、これだから左翼はとか、ネトウヨはどうのこうのとか、アベガーとか、そういう言葉を見たくない。 本質を語っている人が少なすぎる。 左翼とか右翼とかじゃなくて、目指すべきはみんながそれぞれ安心して暮らせる国になることだから(他にも目指すべきところはあると思うが)、そこをめがけて議論をすべきであって、誰かのことを痛烈に批判するだけの意見なんて、何の意味もない。 でも、私は分からない。 今回の新型コロナの一連の対応が良いのか悪いのかも、よく分からない。 他国の対応をニュースで見る限りはすごいなあと思うが、そういうことを自分自身ができるわけでもないし、対応が後手後手だと言われている今の政府を真正面から批判できるのか、と考えると…。 じゃあ政府がどうするべきだったのか、と問われると、それこそ夢のようなことしか言えない。
みんなにお金を惜しまず払って全員家にいるように指示して、その間食いっぱぐれる人がいないようにする。 動いていないといけない会社(電力とか水道とか)だけ徹底的に除菌対策をして、その人たちが通勤途中に感染することのないように通勤ルートを確保する。とか。 でもそんなことを簡単にできる状況なのかも分からない。
誰がまっとうな法案を作れる人なんだ。 政党とかじゃなくて、まともな人。 誰かを痛烈に批判するのではなく、こうした方がいいと具体案を提示し続けている政治家はどこ。 どう探せばいい。 誰も支持したい人がいないので選挙に行かないという若者を作り出したのは誰なんだ。
政治にまったく関心がない人々をどう刺激すればいいんだ。 自分の想像以上にそういう人が多すぎるから、もう何をしても無駄、という気持ちが生まれてしまう。 よく分からない、各政党のHPを見に行っても全員正しいことしか書いていない。 もう疲れた。
会社を辞めたいなあ、と思う。会社というか、もう、働くことを辞めたい。 今勤めているところは待遇も良く、社内の人間関係も前職ほどひどくないので、これから何年も勤めていけるような環境だと思っている。 でも、辞めたい。どこへ行ってもこの感情はつきまとうのだろうなと思う。 正直、何も考えずに単純な作業だけを繰り返し、何の責任も持たずそこそこの給料をもらう、そういう暮らし方をしたい。
早く死にたいとは口にしても、怖くて自殺ができないので、偶然死ぬまで生き続けることになる。 偶然死ぬのがいつになるのか知らないが、その時までは食っていかなければいけない。 アルバイトで悠々自適に暮らすのも良いが、病気や怪我等で動けなくなったら終わりだ。 食いっぱぐれて餓死するのは嫌なので、やはり正社員でいることは必須となる。 そうなると、当たり前だが責任のある仕事を任される。もうやだ。
生きていたくない。 毎日ご飯を作ったり、掃除をしたり、風呂に入ったり、髪の毛を整えたり、そういうことの一切が煩わしい。 何もしたくない。 外に出たくない。 早く死にたい。
こんなことばかり言っていてもしょうがないことは分かっているが、もう前向きになる気力もない。
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snafkfff · 4 years
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出来なかったTRPGのキャラを消化します。
 1月ごろに遊ぼうって約束してたTRPG二個あったんですけど、体調を崩してしまって.........できなかったんだ.......日程まで決めていたのに、参加できなくて���当にすいませんでした......
「星の神話、エンドロール」と「壊胎」をやるはずでした........キャラ設定を練っていたので文章にします.........
(注意)むつーさんのシナリオ「邂逅」のネタバレ含みます。
 1.「星の神話、エンドロール」
偏里英道(24)
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へんりえいど
・通称エド
・イギリス人の母と、日本人の父から生まれた。ハーフ。
・音楽の家系で有名な偏里家に生まれた。両親ともの有名な音楽家。母方は笛奏者、父からは弦楽器。エドは母親が大好きなため、フルートに人一倍強い憧れがあったが、喘息持ちのため肺活量が少なく断念。ピアノ、そして複数の弦楽器を嗜むがメインはバイオリン。
・兄弟は自分だけが男、他の3人は姉3人。エドは末っ子。母はもともと病弱であり、エドのみにその体質が遺伝してしまう。命の危機という深刻な病ではないがエドは喘息もちのため非常に病弱である。
・音楽の名家のヘンリー家に中でも彼は音楽の才能にずば抜けていることや、可愛らしい性格も相まって男ではあるが一人娘かのように大事にされている。とても過保護な扱いを受けている。
・4人でカルテットで演奏をしている。(カルテットの中で使うチェロ、ヴィオラ、ヴァイオリンの中で1番軽いものだという理由でヴァイオリンを極める)
・日課になっているため旅先でもヴァイオリンを弾く。練習熱心というわけではなく、元から才能がある。
・全員が美形なため演奏のみならずルックスも含めて人気。
・父は生存しているが、母を幼少期に失う。そのため若い女に興味を示さず、35歳程度の女性を偏愛する。(母親が35歳で亡くなったため)彼女はおらずその年代の女性を片っ端から口説く。人妻がすき。女兄弟の中で育ってきたため女の扱いに慣れており、女たらし。(本人は無自覚)
・温厚で優しく僕は〜と話す。非常に呑気。
・グループの中では積極的の発言する方ではなく、仲間の発言をニコニコしながら聴いていることが多い。よく笑う。
・喜怒哀楽の怒と哀がなく、彼が笑顔を崩す姿を誰も見たことがない。
・にこにこして誰とでも打ち解けるが、彼の本質というかどこか壁があるように話していて感じる。心を見せているようで見せていない。
・音楽はすきだが、ずっと同じ環境にいることに辟易しているため、日々を忘れる旅行を楽しみにしている。
・家が裕福、且つ自分でも稼ぎがあるため金銭感覚はバグっている。
・誰に対してもタメ口で話す。悪気はない。
・ヴァイオリンで彼の上に出るものはいないため、ヴァイオリンを誰かから学ぶという発想がない。お母さんが幼少期の頃読み聞かせてくれていたイギリスの戦争の話や歴史の絵本が大好きでそこからイギリス史に興味を持ち、大学ではイギリス史を専攻している。
我ながら、設定の時点でめっちゃ長いな.....でも設定考えてる時が1番楽しいよ���.....
「星の神話、エンドロール」のPVです。
https://twitter.com/saikorouparu/status/926011113665282048?s=21
 このPVがGMから送られてきた時のわくわく感!!!!!PVあると、キャラメイクするときその世界観に合わせやすくなるから楽しさ増す。
 旅行先でってめっちゃわくわくするし、場所がイギリスっていうのもめっちゃめっちゃ良くないですか?(正直TRPGはなんでも楽しい)
 個人的には、『掴み取れ「生きる」ために』というフレーズが印象的でした。生きるに鍵かっこがついているので、誰かが言ったセリフの引用なのかもしれないな〜とふと思いました。
 TRPGって急に死が迫ってきて人間の深層心理が引き出されるからいいよね。私たちって誰しもいつか死ぬじゃないですか。死は決定事項で回避できないものなのに、それを忘れて楽しく生きているじゃないですか。でも病気や事故にあって突然自分の死を実感するし、死を感じた途端、自分の苦しみは誰にも伝わらなくて孤独だな、一人ぼっちなんだっていう気持ちが強まると思うんだよ〜〜。
 この私たちの生きてる世界では、死は一人ぼっちで向き合わなきゃいけないものだけど、TRPGは世界の滅亡みたいなのも多くて、自分だけの死ではないケースが多いから、自分の生死感に大切な人っていう基軸も加わるのが面白いよね。
 若干話が逸れたのですが、生きるためっていう言葉が出てくるような話で、生に固執しない登場人物がいたら面白いのでは....?と考えたので、その発想からキャラメイクを始めました。
 PL3人で、オカルト/芸術/天文学を分けて振ってという指示があり、私は芸術特化にすることにしました。なんでかっていうと音楽を嗜む男の子を描きたかったからです!!!!!!!!
 これを話すと話が更にごちゃごちゃしてしまうんですけど、他のTRPGをしたときに、植物人間になった姉を恋愛的に好きでい続けていて、姉が10歳で植物人間になっちゃったから、その姉の残像を求めて10歳以下で姉と同じ目の色をした音楽をの子を誘拐しちゃうフルート吹きの子を使っていたことがあって.......メル・ヘンリーっていうイギリス人なんですけど......結局ロストしちゃって、もう2度と遊べなくなってしまったので、メルが別の世界線で姉に恋愛感情を抱かなくて普通に結婚して子どもを産んでいたら....という設定を生み出し、エドくんはそのメルちゃんの子どもです。
 オリジナルワールドのメルちゃんが姉に執着していたように、エドくんも死んだお母さん(メルちゃん)に固執し、メルちゃんが幼女を求めたように、エドくんも熟女を求めるという設定にしました.......おばさまを口説くエドくんのロープレまじでしたかったな......金銭感覚狂ってるから、お土産尋常じゃない量買ったり、高額なチップ払ったりもしたかったな......
 ちなみにメルちゃんの姉が病弱だったから、エドくんも病弱。ヘンリー家では音楽の才を持った子は病弱に生まれてくるんや.....逆に健康な子は皮肉なことに音楽の才に長けていないんや.....
 「星の神話、エンドロール」の目的はきっとみんなで生きること、だと思ったのですが、エドくんにとって死ぬことは天国にいるお母さんに会えることなので、生きたい!と思っていなくて、みんなが危機に直面している時もどこか他人事のように、微笑んでバイオリンを弾きだすみたいなことやりたかったんじゃ〜〜〜〜〜〜!!!!やりたかったんじゃ!!!!!!!!!!!
 でもエドくんは、友達のことも大切に思っているので、むしろ一人で死ぬよりみんなで天国に行けたらその方が楽しそうだな〜みたな思考の男の子なんだ.....そういう面が必死に生を掴み取ろうとしている人の気に触っても喧嘩になったりしたらどうしよう......(最高)
 エドくんが協力的になるかならないかは、他の人のロープレと、どこまで協力しなくても許されるかみたいなリアルの面の場の雰囲気に合わせようと思っていた。
 エドくん使えなくてがっかりしてたら、私の代わりにプレーヤで入ったやまとが、エドくんの知り合いの設定の男の子を作ってくれて一生の友達だと思った。いつもありがとう.......
2.「壊胎」
 (注意)むつーさんのシナリオの「邂逅」のネタバレ含みます
鈴木 空海 すずき ぶるう(14)
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・父が名付けた名前である意味ぶるうと読むのが恥ずかしいため「くうかい」と名乗っている。
・幼少期に母が家を出る。兄弟はいなく父と2人暮らし。
・空海の父は、母が空海を孕った時から不倫。複数の女を作り取っ替え引っ替えしている。育児を放棄し、家に帰ってこないこと、珍しく家に帰ってきてもお酒を飲み母親と空海に暴力を振るうことから母親は耐えかねて空海が3歳の時に家を出る。そのため空海は母親の顔や声などを鮮明に覚えていない。
・家に残った母親の日記を見て、母親は金持ちの令嬢だが土木で働く父との子を身籠り親の反対を押し切り家を出て結婚しているためこと、父方の両親は会ったことがないし父に聞く気にもならないことから身内がいない。
・父と2人暮らしということになっているが、父は家に帰ってこなくて家賃も振り込まないため、生計を立てるために学校に行かず年齢詐称をして土木で働いている。
・まだ働くことができない前はお金に困り、万引きやすりで生計を立てていた。今でもお金に困ったときはする。
・土木の人たちは、空海に難しい仕事を押し付けたり、教えていないのにやれと命令したりいじわるをしてくる。しかし土木以外に中学生の自分が働ける場所は思いつかないため毎日堪えている。
・そんなあるとき、仕事中に見かけた25歳程度のきれいな女性が3歳くらいの男の子の手を引き歩いている様子を見かける。自分にも母がいればこのような人だったのかと強い羨望の気持ちを抱く。
・その日の仕事で普段は手を上げてはこない上司に初めて殴られた床に頭をぶつける。その衝撃を受けたからか、はたまた彼の心が限界だったのか、一人きりの家に帰るとその母親(概念)が家に出迎えてくれようになった。
・父親を憎いんでいる。それ以上に母親を守りきれなかった自分を憎いんでいる。
・暴力を信じ、強い力を手に入れたいと強く望んでいる。
クッソ長いな...........
何度もしつこくてすいませんなんですけど、この先むつーさんの「邂逅」のネタバレ含みます!!!!!!!!!!!!!!
 むつーさんの次作が来た時点で、あっこれ変身するやつだ(確信)って思ったので、どんな子を変身させたらロープレしていて楽しいか、ということを基軸にキャラメイクしました。(本当は、ゲーム中のキャラの行動や言動のイメージを事前するのは良いことではないのかもしれないけど私はこうやって楽しんでいる節がある。)
 前作の邂逅では、「いい人」の具体例みたいな優しくて真面目で敵相手にも命だからと戦うことを躊躇したり、報酬のお金を返却するようなタケという青年を演じました。内気で自己主張が少なく、女性と話したことがないみたいな......そういう子なんですけど.......
 タケが、まっすぐで嘘をつけなくて家庭環境が良く愛されて育った子だったので対照的な子を作って、変身するときに、誰かを守るために武力を振るうのではなく、普段のフラストレーションの蓄積から「俺は力を手に入れた......!!」みたいな感じで、変身で手に入れた力に自惚れてオーバーキルしちゃう子が良い......という変身のシーンを先に決めて、その変身シーンの辻褄を合わせるような性格にしました。母を守りきれなかった自分を恨んでいるから、「変身」という自分ではない姿に変わった状態でも、彼は自分自身が力を手に入れたと錯覚するんじゃないかな。タケが女性に慣れてない設定を邂逅の時に活かしてロープレできなかったので、リベンジの意味も兼ねてそこは引き継ぎました。
 プレーヤー人数は二人のシナリオで、相手は高齢の優しいおじいさんを演じるとのことだったので、クソジジイ!って言ったり反抗したりするの楽しそう〜〜〜〜〜〜〜〜俺は非協力で悪役的な思考なのに、たまたまヒーローの立ち位置に居た人を演じるぞ〜〜〜〜ってめっちゃ張り切っていたんですよね.........
 でも、しばらくキャラを練っているうちに、お父さんに暴力を受けたり、職場で理不尽な目にあっても我慢している男の子は、自分より目上の人に反抗的になるのか.....という疑念が湧いてきました。私は空海くんのことをなにもわかっていなかった.......。本当の彼は、きっとおじいさんのプレーヤーにクソジジイなんて呼ばないし、反抗的な元気な男の子というよりも、目を合わせず単語を一つずつ呟くみたいな話し方をするのではないか......。と思い私の中の空海像を修正しました。
 むしろ、この子、本当はめちゃくちゃに甘えたいのでは........反抗という紆余屈折した甘え方ではなくて、ストレートにだっこ〜〜!とかいう感じの甘え方がしたいのでは.....???ってなりました。
 そこで、TRPGだしたぶんどこかで神話生物が出てくるから、最初に出てきたタイミングで幼児退行させちゃお〜〜〜〜。最初は「すずき.....くうかいです....よろしくおねがいします...。」みたいな感じで喋っているのに、突然「あのね〜〜〜ぶるうね〜〜〜〜〜!!!!!!!!」みたいに喋ろう.........「へんちん!!!!!(変身)」みたいなのも良くないか?????と妄想を膨らませたりしていた..........「お母さん」という概念も登場させて話しかけたりしたいな〜って思っていた。
 アアアアアアアアアアアアエドくんも空海くんもめちゃくちゃめちゃくちゃ素敵な子なんですよね.........無事消化できてよかった............
 TRPGは最高!!!!!!!!!!!!!!!!!
 オタクあるある:文章を書ききったところでエネルギーが切れ、推考をしないので誤字だらけ。
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kkagneta2 · 5 years
Text
逆の関係
長身女性もの。14k文字。
妻の美雪と出会ったのは高校の入学式だったろうか、出会ったというよりも姿を見た程度ではあったが、今でもあの時の衝撃を忘れることはない。スクールバスから降り立って、上級生に案内されて、体育館にずらりと並んだ生徒たちの中でひときわ突き抜けた��――周りは高校一年生の女子なのだから、遠目からでも胸から上が丸ごと見えてしまっているほどに背の高い女生徒、――もう心臓が張り裂けそうでならなかった。あまりにも現実離れしている。見間違い? それとも台に乗っている? いやいや、何度目を擦っても一人だけ浮いたように胸から上が出てしまっている。他の女子がちょっと大きめの160センチだとしても、明らかに190センチは超えている。……
残念なことに美雪とは違うクラスであったから、心配されるほどに落胆してしまったのだが、嬉しいことに彼女と声を交わしたのはそれから2、3日もしなかった。
ちょっとここで、話を分かりやすくするために説明しておきたいことがあるので、回り道を許していただきたい。私たちの高校では、クラスは分かれるけれども、実のところ授業はそれとは関係なく、選んだ先生の元に生徒が行って、そこで授業を受けると云う、要は大学みたいな授業の受け方なのである。だから毎時間、本来の教室に教科書やらを取りに戻りはするけれど、だいたいあっちへ移動して、こっちへ移動して、それが終わればここへ移動して、……と云うように、学生からすると面倒くさいだけのシステムを、私はこなしていた。
で、私は最初の週の木曜日、うっかり教室を間違えてしまって、微妙に食い違った席順に違和感を覚えながら座っていたのであるが、チャイムが鳴る少し前、目の前に黒い人の気配を感じて目を上げると、――彼女が居た。
「あ、あの、……」
と鈴のような綺麗な声が私にかかる。
「は、はい?」
ときっと変な声を出してしまっていただろう。何せ目線よりもずっと上に彼女のスカートと裾の切れ目が見えるのである。それに、天井を見るように顔を上げると、「美雪」と云ふ名にふさわしい綺麗で大人びた顔つきが見え、私は必死で歯が震えるのを抑えていた。
「もしかして、間違えてませんか? そこ私の席だと思うんですけど、……」
「あれ? えっと、もしかして、次は化学ではない?」
「そうですね。次はここ古典になってます」
ペロリと彼女が席順等々を記している紙を見せてくれる。
「えっ、あっ、ほんとうだ。……ご、ごめん。通りで変だと思った。……」
と、私は立ち上がった。――のだが、立ち上がった感覚がまるでしなかった。私の眼の前には彼女の豊かな胸元があったし、ぐいと見上げないと彼女と目が合わせられないし、私の腰と彼女の太ももの腹がだいたい同じ位置に来ているし、……要は座った状態で人を見上げる時の景色が、そこには広がっていた。――
「いや、ごめんね。どうぞ」
と足早に過ぎようとしたのであるが、焦りが顔に出てしまっていたのか、
「くすくす、……次からは気をつけてね」
と、柔らかな笑みを浮かべられた彼女に、私は手を振られながら教室を後にした。
ただただ恥ずかしかった。一目惚れをした相手に笑われて、第一印象が肝心なのにこれでは、……と思って、次の授業中泣きそうになっていた。
ところが話はこれだけではないのである。明くる日、教室を移動していると廊下に彼女の姿が見えたので、自然私は隠れるように次の授業の教室に入ったのであるが、なんとそこに彼女が、扉の上に頭をぶつけないよう身をかがめて入って来た。しかも私の横の席に座ってくるのである。私は窮屈そうに横へ放り出されている彼女の足の筋と肉の織りなす芸術に見とれつつも、教科書と、ノートと、筆記用具を取り出す彼女を眺めていた。――と、その時、ひらひらと、扇のように大きな手が右へ、左へ。
「こんにちは。今日は間違えてませんよね?」
とくすくすと笑ってくる。
「たぶんね。誰もここに来なかったら、大丈夫だろう」
この時の私はなぜか冷静だった。それでも彼女のくすぐったい笑いに顔を赤くしてはいたが、……
「ふふ、そうなってからは遅いんじゃありません?」
「ま、でも、同じ教科書を出しているあたり、間違ってはいないんだろうな」
「ですね、――」
とチラリと時計を見た。
「自己紹介、……しましょうか」
「だな。でも、その前に、俺に敬語なんて必要ないんだけど?」
いえ、これは癖なので、……と云ってから彼女は自分の名前を云い出した。旧姓は笹川と云う。私はどこそこの中学校から来た者で、地元はあそこで、今はスクールバスで通っている身で、家で飼っている兎がたいへん可愛くて、……などなど意外にも自身のことをたくさん喋る。
「へえ、笹川さんはあの辺りから来たんだ。俺もお爺ちゃんがあそこらへんに住んでるから、よく行くよ」
「それなら、すれ違ってるかもしれませんね。――ところで、笹川〝さん〟はやめてください」
「笹川さんが敬語をやめたらね」
「うぅ、……橘さんのいぢわる。ひどいです。……」
とわざとらしく手を目元にやるので、私はその見た目とは反対のお茶目っぷりに声を出して笑った。
  この日が契機となって、私たちは週に一度だけ、それも10分だけある休み時間のみではあるが、よく話をしたものだった。私の緊張も次第に溶けていって、一ヶ月もすれば、ごく自然に美雪の前で振る舞えるようになっていた。が、彼女の長身ぶりは半端なものではなく、毎回教室をかがんで入ってくるし、普通のボールペンやらシャーペンがミニチュアサイズに見えてしまうし、相変わらず私の頭は彼女の胸元にしか辿り着いてないし、何より足を前に伸ばせば前の席からかかとが出てしまうのには、驚きで目を見開いてしまった。すると美雪はハッとなって足を引っ込めるのであるが、その仕草がまたいじらしくて、辛抱するのも限界であったかもしれない。
当然、彼女の身長については様々な憶測が飛び交っていた。180センチだの190センチだの、はたまた2メートルは超えているだの、何度聞いたことか。一応男子で180センチはある同級生が居たから、わざと並ぶように立ってもらい、それを色々な角度から見て目算で美雪の身長を見積もると云う方法をやったことがある。が、彼女は話している時には下を向くのと、体を使って話そうとするから上手くはいかなかった。それでもなんとか見てみると、182センチの男子生徒の頭の天辺が、彼女の顎程度にしか辿り着いてないのである。ということは、彼女が小顔であることを考慮すると190センチと、もう少しあるぐらい、とにかく190センチは超えている、――という結論に至った。
私はこの話を馬鹿らしいと思いながら聞いて、その実どれほど心を踊らせていたか。たった一ヶ月前には中学生であった女子高生が、男よりも遥かに高い、190センチを超える身長を持っている。……これだけ分かれば、もう夜のおかずには困らない。しかもめちゃくちゃかわいい、奥ゆかしい、麗しい、……
より私の心を踊らせたのは、中学生時代から美雪の友達だと云う女子の話であった。聞くと彼女は小学生の時にすでに180センチ以上あり、ランドセルが背負えないからトートバッグか何かを持って通学していたと云う。それで中学に入ると、身長の伸びは鈍くはなったが、身体測定のたびに先生を驚かせていたから190センチ以上と云うのは確かだと思う。色々あるけど、すごいのはプールの授業の時で、水深1メートル10センチだったから、みんな胸元に水面が来ていたんだけど、彼女だけ股のあたり、――腰にも水面が届いてなかった。笹川は背が高いけど、本当に恐ろしいのは足の長さなんだよ。君も座ってると別にあの子があんなに背が高いとは思わないでしょ? と云うのである。
たしかにその通りである。私は当時、美雪と基本的に話をすると云えば、互いに座ったまま声を交わすことだったから、しばしば目が合ってしまって顔が赤くなるのを感じたものだった。彼女の上半身は普通の、……少し大柄かな? と思う程度、……恐らく原因は豊かな乳房にある、……裸を見ることの出来る今だから云えるが、背が高いとは云っても、少なくとも私よりは細い。……いや、やっぱり胸はちょっと大きすぎるかもしれない。……
それで、だいたい彼女の身長は190センチ台だということが分かったのであるが、あまりにもはっきりしないものだから、なぜか私に白羽の矢が立ったのであった。恐らく私があまりにも楽しげに美雪と話していたからであらう。
「あー、わかんね。たちばなー、お前聞いて来てくれよ」
「えっ、何で俺なんだよ」
「だって俺たちっていうか、1年の男子の中で、笹川と一番仲が良いのってお前じゃん?」
「それは、まあ、自負してるけど、……だけどこういうのはコンプレックスになってるかもしれないから、良くはないだろ」
「けどお前も、もっと仲を縮めたいだろう? ならいつかは聞かなくちゃいけないから、ほら、ほら、行くぞ」
「あ、ちょっと、まっ、………」
と、俺は昼休みの時間、まだ食べ終えていない弁当を尻目に連れ出されてしまった。
とは云っても、他人のコンプレックスになってるかもしれない事柄に口を出すのはご法度であるから、もぐもぐと色鮮やかな弁当を食べている美雪の前に立たされた私は、頭が真っ白になっていた。ニヤニヤと笑いながら見てくる友人には、今思い出しても腹が立つ。
「あ、……」
「うん? どうしました?」
「あ、いや、なんでもない。あー、……こ、今度の日曜にユニバでも行かないか?」
なぜ、デートの誘いになったのかは、私自身も分からない。ニヤニヤと笑っていた友人は口を開けて止まっているし、彼女の周りに居た女子数名もパントマイムのように動きが止まっているし、そもそもの話として教室中がしいんと静まりかえってしまった。なんでこんなことを云ったんだ、今すぐにでも教室から出て行きたい、……そんな思いがあって、誤魔化すように頬を爪でかいていたけれども、美雪だけは、あの柔らかい笑みを浮かべていた。嫌味も嫌悪も全くない、今でも私だけに見せるあの、純粋に好意に満ちた笑みを。
そんな美雪だったから、当然デートには行くことになったのであるが、私としては出来るだけその時の事は思い出したくない。それまで恋愛の「れ」の字も味わったことのない小僧が、いきなり女性とデートだなんて、――しかもほとんど自分の理想と云っても良いほどの体と性格を持っているのだから、それはそれはひどい有様だった。
まず、会話が上手く続かない。彼女が頑張って話題を振ってくれるのを感ずる度に、逃げ出したくなった。実は友人数名がこっそりとついてきていたらしく、あの後かなり揶揄されたのもきつい。それに、歩幅が違いすぎて、始終小走りでなくては彼女についていけなかったのが、何よりも情けなくてつらい。
それほどまでに、彼女の足は長いのである。具体的に云えば、彼女の膝下と私の股下がおおよそ同じなのである。裸足であれば言い過ぎなのであるが、あの日美雪は底のあるブーツを履いており、並んでいる時にこっそりと比べてみたところ、足の長さが倍くらい違う。目線を落とすとすぐそこに彼女の豊満なお尻、……が見えるのはいつものことなのであるが、あの日はタイツかストッキングで包まれた彼女の膝が、ほんとうに私の足の付け根と同じ位置にあった。
デート後半になると、私が息をきらしながら遅れてついてくるので、美雪はとうとう手を繋ごうと提案した。承知した私の手を包む彼女の手の暖かさは、初夏であってもやさしく、一生忘れられない。……が、却って大変であった。彼女は意外と力が強く、疲れて足取り重くなった私の手をしっかりと握って引っ張るものだから、感覚としては無理やりマラソンをさせられているのに似る。グイグイと他の客をかき分けて行く彼女に、けれども手の心地よさを味わいたい私は、無理でもついていくしかなかった。
その様子がどんなものであったかを知ったのは次の日であった。勝手についてきた連中が写真を撮っていたと云うので、見せてもらったところ、――いや、もう忘れたい。お姉ちゃんに無理やり連れてこられた小学生の弟が、手を繋がれてやっとのことで歩いている様子が、……あゝ、今でも時折その写真は見ることがあるのだが、まさに大人と子ども、……周りの人々にそういう風に見られていたと云うだけでも、私はもう我慢できなくなる。違う写真には、私が疲れて下を向いていた時の様子が映し出されていたのであるが、それもむくれてしまった子どものように見える。……私は美雪に嫌われたと思った。せっかくデートに誘ったのに、こんな情けない男と出歩くなんてと、思っていた。
が、彼女は彼女でかなり楽しんだらしい。明くる日のお昼休みにわざわざこちらの教室にまで出向いて、昨日は楽しかったです、お誘いありがとうございました、ところで次はどこに行きましょう? 金曜日に言い合いっこしましょうか。では、ほんとうに昨日はありがとうございました。と云って、呆気にとられているうちに出ていってしまった。
  美雪とはそれからどんどん心を寄せ合って行った。とは云っても、私も彼女も非常な奥手で、弁当を一緒に食べることすら一年はかかった。キスをするのには丸ごと二年はかかった。お互い奥手過ぎて告白というものをせず、自然の成り行きにまかせていたせいなのだが、だからこそ初キスの耽美さは際立っていた。それは私たちが高校3年生に上がる頃だっただろうか、すっかり寒さが和らいで、桜もほとんど散っていたから4月ももう後半と云った頃合いだらう。どうしてキスなどと云うものをしようと思ったのかは分からない、それすらも成り行きに任せていたから。だが、確かに憶えているのはどんどん近づいてくる彼女の唇である。
確か、キスをしたのは階段の踊り場であった。ベタな場所ではあるが、学校の中であそこほど気分を高めてくれる所はなかろう。奥手な私たちにはぴったりな場所である。階段を二段か、三段上がったところで美雪は私を呼び止めた。
「優斗さん、……あ、そのままで。……」
相変わらず「さん」付けはしていたが、その頃にはすっかり、私たちは下の名で互いを呼び合っていた。
「どうした?」
と云っているうちにも美雪は近づいてくる。――不思議だった。いつもは下から見上げる美雪の顔が今では、――それでも彼女は私を見下ろしてはいたが、まっすぐ目の前に見える。
「……目を閉じてください」
いつの間にか頬を、顔を、頭を彼女の大きな手で包まれていた。薄目を開けてみると、もう目の前まで彼女の顔が近づいてきている。あっ、と思った時には唇と唇が触れ合っている。……
頬から暖かい手の感触が無くなったので、目を開くと、顔を赤くしてはにかむ美雪と目が合った。きっと私も同じような顔をしていたに違いないが、その時はもう目の前に居る女性が愛おしくて愛おしくて、このまま授業をサボって駆け出したい気持ちに駆られた。
「さ、早く行きましょう。もう予鈴が鳴りましたよ」
と一息で私の居た段を飛び越すと、こっちの手を取ってくる。
「ああ、そうだな。……」
私はそれくらいしか言葉を発せられやしなかった。
それからの一年間は、美雪との勉強に費やした。もっとも私は教えられるばかりではあったが、そのおかげで、受験はお互い無事に突破できて、お互い無事に同じ大学へ通うことになった。残念ながら大学時代は一つの事を除いて特筆すべき事がまるでない。全くもって平々凡々としたキャンパスライフだった。
さて、その「一つの事」なのであるが、それは何かと云うと、ついに彼女の身長が判明したのである。大学二回生の時の健康診断の時だったのはよく憶えている。私は長い行列に並ぶのが面倒で飛ばそうかと思っていたのだが、朝方下宿先へとやってきた美雪に、それこそ姉弟のように引っ張られる形で、保健センターへと向かった。レントゲンこそ男女別だったものの、血圧身長体重を測る列に並ぶ頃には、私はまた美雪の後ろにひっついて歩いていた。
彼女は相変わらず女神のような存在だった。後ろに居る私は云うまでもないとして、列に並ぶ誰よりも頭二つ三つは突き抜けている。みんな、彼女からすれば子どもである。誰も彼女には敵わない、誰しもが彼女の弟妹でしかない。ただ私だけが彼女の恋人であった。
事が起こったのは私が身長を測り終えた時である。美雪は私を待っていてくれたのだが、ちょうど私たちの間には微妙な段差があって、胸元にあった彼女の診断結果が見えてしまっていたのである。苦い顔をしながら眺めていたから、横から来た私に気が付いていなかったのかもしれない。だが普段は気が付かなかったところで何も見えない。彼女の胸元と云えばちょうど私の頭の天辺なのだから、背伸びをしなければ、何があるのかも分からない。――が、とにかく、その時の私には、小さいカードに刻まれた下から二つ目の数字がなぜかはっきりと見えた。そこには198.8と云う数字が刻まれていた。余裕があったから私のカードを見てみると、167.4と云う数字が刻まれているからきっとそれは身長で、なら彼女の身長は198.8センチ、……もうあと2センチも大きくなれば2メートル、……2メートル、2メートル、………
胸の高鳴りは、しかし保健センターの職員に邪魔をされてしまって、その後教科書を買いに行くと云う美雪に引っ張られているうちに消えてしまった。が、その日私の頭の中にはずっと198.8と云う数字がめぐりにめぐっていた。あの時の、高校生の時の、190センチ以上は確実にあるという話は確かであった。美雪の身長は198.8センチ、多少の違いはあるとしても、成長期を終えようとしている女の子の身長が、そう違うことは無いはずである。ならば、少なくとも高校に入学した時の美雪の身長は195センチはあったはずである。なるほどそれなら182センチの男子が並んだところで、顎までしか届かなかったのも頷ける。扉という扉を〝くぐる〟のも頷ける。自��機よりも背が高いことも頷けるし、電車の荷物棚で体を支えるのも頷けるし、私の下宿先の天井で頭を打ったのも頷ける。私はとんでもない女子高校生と、あの日出会い、あの日お互いを語り合い、そして、あの日恋に落ちたようである。
結婚をしたのは私たちが特に留年することもなく、大学を卒業したその年であった。恥ずかしながら美雪と初めてしたのは初夜だった。服を脱いで、下着一枚となり、私の前であの大きな乳房を隠そうと腕をもじもじさせる彼女の姿は、いつもと打って変わって、まだ年端のいかない少女のものであった。私はゆっくりとブラジャーを取って眺めた。カップの左下にあるタグには65P と云う英数字が並んでいた。天は美雪に何もかもを与えていた。体も頭脳も美貌も境遇も、何もかもを彼女は持っていた。P カップのブラジャーは途方もなくいい匂いがした。私は実際に彼女の乳房に包まれたくなった。美雪は私を受け入れてくれた。乳房のあいだに辛うじて見える私の頭を撫でてくれた。力の入らない私の背を撫でてくれた。私は彼女の恋人でも弟でもなかった。ただの赤ん坊であった。私はいつしか彼女をこう呼んでいた。
「まま、……」
と。――
一度やってしまえば美雪も私も枷が外れたのか、週に一度とか、月に一度のペースではあるけれども、性行為に勤しんだ。殊に嬉しかったのは彼女が私の様々な要望を答えてくれることであった。もうすでにお分かりの通り、長身女性そのものを性癖として持つ私はずっと昔からそういうプレイをしたくしてしたくてたまらなかった。時には男が床でするように、彼女の太ももにモノをこすり付けたり、時には壁際で圧迫されながら素股、――と云ってもほとんど膝のあたりにしか届かなかったが、彼女の乳房の匂いを嗅ぎながら情けなく太ももで扱かれたり、時には上から押さえつけられるようなキスと手コキだけで射精に至ったり、様々な長身プレイを楽しんだ。
特に、私が気に入ったのは美雪の腕力に任せたプレイだった。先にチラリと出てきたのであるが、彼女の力は強い、……いや、強すぎる。もう何度、ひょんなことで体を浮かされたか。朝眠気にかまけて眠っていたら、ふわり。電車で倒れそうになったら、ふわり。性行為の時に「だっこ」と云ったら、ふわり。重くはないのか? と聞くと、優斗さん軽いんだもん、全然重くないよと云う。私も身長こそ167センチで止まっているが、体重は55キロあるから決して軽くは無いはずである。それを軽いと云って、ふわりと持ち上げられるのは驚異的であるとしか言いようがない。
一度、遊びだからと云って、握力計を握らせたことがあった。3000円ほどの玩具のような握力計ではあったが、100キロまで測れると云うので、さすがにそのくらいあれば良いかと思って買ってきたのである。案の定、美雪は全力を全く出してくれなかった。デジタル表示を見ながら、ちょうど25キロか30キロほどで測定を止めて、手渡してくる。ちゃんとして、と云っても笑ってごまかされる。結局その日は諦めて、また機会があればと思って、それっきりになっていたのであるが、数カ月後のある日、部屋の片付けをしている時に件の握力計が出てきたので、そう云えばあの時自分が測ってなかったなと思って握ってみると、なぜかスカスカする。握力計だから、握ると手応えがあるはずだが、……? と思いながらもう一度握ると、やはりスカスカする。不思議に思って適当にボタンを押していると、100、28、31、27、……と云った数字が出てくる。2つ目以降の数字はまさにあの日美雪が出した結果であった。と、云うことは最初の100と云う数字は一体、……? あの日以来、自分はこの握力計には触っていない。それにこの壊れた取手の部分も気になる。……そこで私はある結論に至り、背筋を寒くした。美雪を怒らせてしまったら、一体どうなる。……? 本気で手を握られでもしたら、……? 私の股間は熱くなる一方であった。
だが、彼女の力の強さを実感するに従って、漠然とした物足らなさが私を襲っていた。美雪にその力を存分に発揮させて、己の無力さを味わいたい。行為に到る時、彼女はどこか一歩引いたような風采(とりなり)で私を痛めつけるのである。それは本来美雪の性癖がそっちでは無いからでもあるし、まさか夫にそういうことをするわけにはいかないと云う思いもあるのであらう。赤ちゃんごっこはそこを上手くついてはいるが、やはり彼女にはその力でもって、私を嬲ってほしい。もっともっと、私を蔑んでほしい。……
とは云っても、美雪は完璧な良妻賢母である。何時に家に帰ろうとも起きていてくれて、しかも笑顔で迎えてくれるし、ご飯は物凄く美味しいし、家事は何一つ抜かり無く行うし、夫への気遣いはやりすぎなほどである。私はとんでもない��性を嫁にもらったようであった。毎日が幸せで、毎日が楽しく、充実している。――
  だが、そんな私と美雪のしあわせな結婚生活は終わりを迎えようとしていた。なぜなら、……
「パパ! パパ! 居るよね、聞いて聞いて!」
と娘の詩穂里が、〝腰を折り曲げながら〟書斎に入ってくる。全てはこの娘とのいびつな関係が原因なのである。――
詩穂里が生まれたのは結婚してすぐのことであった。まさかこんなに大きな女性から生まれたとは思えない、小さな可愛らしい存在に、私たち夫婦は胸を打たれた。授乳のためにさらに大きくなった美雪の乳房から母乳を飲む姿は、天使のようにも思える。
詩穂里はすくすくと成長した。それこそ退院時にはすでに同年代の子よりも一回りほど大きかったのだが、美雪が痛がっても母乳を求め続けた結果、離乳期はもとより幼稚園に入る頃には、一人だけ小学生が紛れたかと思うほど、娘は大きくなっていた。妻は、私もそんな感じだったから、別にいじめられていなければ気にするでもない、と云うので見守っていたのであるが、詩穂里とその組の集合写真を見てあろうことか、私は明らかに娘に、――それもまだ小学生にも至っていない女の子に向けるべきでない欲望が芽生えるのを感じた。美雪が撮って見せてくれる写真や動画もまた、かわいいかわいいとは口で云いながらも、その実私はその、他の子と比べて倍はあろうかと云う体格をした娘に股間を固くしていた。
小学生に上がった娘は相変わらず大きかった。他の子と比べるのは云うまでもないが、小学三年生になる頃には男の先生と比べても遜色なくなっていた。その時にはもうすでに身長160センチ近かったであろうか、気がついた時には私も詩穂里に背の高さで追いつかれつつあった。小学生のまだあどけない顔つきが日を追う毎に高くなって行く。……私はこの年になって久しぶりに、負けて悔しいという感情を抱いていた。
結局負けたのは詩穂里が小学四年生のときであっただろうか、立った時にやたら目線が合うかと思いきや、次の週には少し上から、次の月には娘ははっきりと私を見下ろしていた。そしてあろうことか、
「あれ? パパなんか小さくない?」
と云って、自身の頭から手をすっと横へずらしてくる。その手は明らかに数センチは私の上をかすめていった。
「ふふん。パパに勝っちゃった。ほめてほめて!」
「あ、あぁ、……よくやった。……」
私の声はかすれ声となっていた。
「ダメよ。そういうことしちゃ。パパだって意外と気にしてるんだから。ほら、ごめんなさいは?」
「あ、……えと、ごめんなさい」
詩穂里は美雪の云うことは聞くと云った風で、そこには妻の背の高さに対する尊敬の念が含まれているらしかった。
次の年、つまり詩穂里が小学5年生となった時、娘の身体測定の結果を見た私は愕然とした。そこには182.3センチという数字が並んでいた。180センチオーバーの小学5年生、……それが我が娘だなんて信じられやしなかった。
もうその頃には詩穂里は私よりも頭一つ以上は大きく、親子三人で出かけると決まって間に挟まることになる私のみすぼらしさは計り知れなかったことであろう。方や2メートルまであと一歩の美女、方や小学5年生にして180センチを超えた美少女。しかもヒールのあるブーツを履くので、外では二人の身長差はなくなる。……私は小人になった気分で、両者に手を引かれてついていくしかなかった。いや、小人と云うよりは囚われた宇宙人と云った方が正しいか。ある時、公衆の面前で、いきなり詩穂里が手を上げて、
「ほら、お母さんも」
と云うので、美雪も手を挙げる。私はあっさりバンザイの格好になったのであるが、肩に痛みを感じるや、次第に地から足が浮く感覚がする。――
そういう時がもう何度もあった。それに、二人とも、私の耳が自分たちの口の30センチは下にあることを利用して、コソコソとこちらをチラリと見つつ話をするのである。そして大概の場合、私は二人に挟まって、前からは美雪が、後ろからは詩穂里がという風にどんどん圧迫してくるのである。二人の長身美女に挟まれて身動きの取れない男、……想像したくもないが、一体どのように傍からは映っているのであろう。
そんな娘との関係が歪になり初めたのは、このペースで身長が伸び続ければ190センチも軽いと思っていた矢先のことであった。これは私たち夫婦の落ち度なのであるが、どうも夜の営みと云うものを見られたらしい。とは云っても、そんなに重いものではなくて、ただ妻に持ち上げられて背中をぽんぽんと、……要は赤ちゃんをあやすように抱っこされていた光景を見られたらしかった。
だが、小学5年生の女の子にとっては衝撃だったのであろう。明くる日、ちょうど折り悪く土曜日だったから、昨晩の余韻に浸りつつ、ソファに寝転がって本を呼んでいたところ、突然、
「パパ」
「ん? どうした?」
「ちょっと立って」
とニヤニヤと笑いながら云ってくる。手を伸ばして来ていたので、掴んで立ち上がると、
「そのまま立っててね」
と云われる。相変わらず小学生らしからぬ圧倒的な体つきであった。私の背は娘の肩までしか届いていなかった。目線は彼女の胸元であった。神々しさを感じていると、詩穂里は唐突に脇の下に手を入れてきた。そして、気がついた時には、――私は彼女と目が合っていた。
「え、……うわ! しほ、下ろしてくれ!!」
とジタバタと、地につかぬ足を動かすが、娘には何の抵抗もなっていないようである。そもそも私を持ち上げるのに全然力を使っていないようであった。無邪気な声で、
「あははは、パパかるーい」
と私を上下させながら云う。
「や、やめてくれ!!」
「ふふふ、わたし昨日見ちゃったよ。たかいたかいしてあげよっか」
「やめろ、たのむ、詩穂里!!」
「えー? やだ」
私の叫び声を他所に、詩穂里はさらに手を上へ。
「ほーら、たかいたかーい」
「うわああああああ!!!」
脇腹に感じる激しい痛みもあったが、それ以上に、天井に頭をぶつける恐怖の方が強かった。私はとにかく手も使って暴れたが、妻譲りの怪力を持つ娘には全くもって通じていない。
「ふふん、どう? もう一回?」
「や、やめて、……やめてくれ」
「やだ。それ、たかいたかーい!」
それが幾度となく繰り返された。小学生の娘にたかいたかいをされる恐怖と屈辱に私は涙を流しそうにもなっていた。――と、その時、折良く野暮用から美雪が帰ってきたらしく、部屋に入ってくる。
「あら? 二人とも何やってるの?」
「パパにたかいたかいしてあげてるの!」
「そう、ならもっとしてあげてね」
「美雪、……助けてくれ。……」
「優斗さん、実は楽しんでるでしょう? 私はまだやらないといけないことがあるから、もうちょっとしほの相手をしてあげて。大丈夫、怪我しないように手加減はしてくれるから、ね? しほちゃん?」
「うん! じゃあパパ、もう一回行くよー?」
――全く、私はとんでもない女の子を娘に持ってしまったようである。小学生なのに、背は私よりもう30センチ近くは高い、顔は可愛い、力は怪力、……それに生まれつきのサディスティックな性質。……この時、詩穂里にたかいたかいをされながら、私は美雪では満たされ得なかった何かが自分のなかに満ちていくのを感じた。
そして、その感覚は以来、続くことになった。と、云うのも、詩穂里はこの日以来、しばしば私を相手にたかいたかいやら、美雪のように抱っこをして背中をぽんぽんと叩いてくれたりするのである。彼女からするとごっこ遊びの一種なのであろう。体つきこそ大人顔負けなのに、心は小学生のままである。
そう云えば、家族三人で海に出かけた時は特にひどかった。私は沖に出る二人について行ったのであるが、あっという間に足が底につかなくなってしまった。見かねた美雪に引っ張られて抱きかかえられたものの、それに嫉妬した詩穂里に、
「ほら、パパおいでおいで」
と無理やり妻の柔らかい体から引き剥がされる。そして、
「もう、小さいのに無理して出てきて、溺れたら困るでしょ?」
と云う。もはや子供扱いだったが、さらに、
「なら、溺れないように詩穂里お姉さんと一緒に特訓しよう! ほら、まさとくん、手は離さないからゆっくりと浮いてごらん?」
と、本当に泳ぎの練習が始まってしまった。極めつけには、妻と娘よりも私が先にバテてしまって、注目を浴びる中、詩穂里の胸に抱きかかえて海から上がったのである。
公衆の面前で、小学生の娘に抱きかかえられる父親、……もうたまらなかった。私は妻よりも娘の方にすっかり好意が移ってしまった。まだ未発達な詩穂里の乳房を感じながら、その力強さと、その優しさに酔いしれていた。この時はまだ、あんなことになるとは思ってはいなかった。
あんなこと、と云うのはそれから実に一年が経った頃合いの出来事である。詩穂里は小学6年生、春の身体測定では身長はほとんど妻と変わらない193.4センチだと云う。顔つきもどこか妻に似て、おしとやかである。もう私では背伸びをしても娘の肩に届かない。寝る時は湯たんぽにしかなっていない。普段はほとんど子供をあやすような甘い声しかかけられない。
そんな中、私はある日曜日、大学の同級生とちょっとした遊びに出かける予定があって、支度をしていたのであるが、いざ出かけようと自室の扉を開こうとした時、向こう側から勢いよく詩穂里が入ってきた。当然、屈んで扉をくぐる。
「パパ、どこへ行こうとしてるの?」
いつもとは違うトゲトゲしい調子に、私は相手が娘だと云うのに怖かった。
「いや、ちょっと友達とな。……」
「へえ、そう」
「あ、遊びに行くから、……」
「ふぅん? そうなんだ。わたしとの約束よりもパパは友達との遊びを優先させちゃうんだ」
約束、……たしか先週か先々週に詩穂里と一緒に、――思い出した時には遅かった。私は壁際に追い詰められていた。
「ま、まって、それはまた来週、来週に行こう、な?」
「パパ」
「だ、だから今日は、家でおるすば、……」
「パパ?」
「は、はい」
私を追い詰めた詩穂里はどんどんと近寄って来て、一人の小さな男をその体でもって潰そうと云わんばかりに密着してくる。彼女の胸と壁に挟まれた頭に激痛が走り、私は呻き声をあげる。
「やっぱいいや、行ってもいいよ。許してあげる。でもそのかわり、わたしはずっとこうしてるから」
「うがああああ!!」
「あ、思いついた。じゃあ、こうしよう。このままパパがわたしから逃げられたら、約束のこと無しにしてあげる。でも、出来なかったら。……」
「あ、ひっ、うああ!!!」
と私は詩穂里の体を跳ね除けようとしているのであるが、それは約束云々と云うよりも、この激痛から逃れられたい一心からであった。
「ふふふ、よわいよわいパパ。小学生の娘にも勝てないなんて、……ほら、頑張って、頑張って」
と詩穂里は馬鹿にしたように云う。そのうちにもどんどん彼女の力は強くなっていく。
「ね、パパ、今日はさ、わたしと一緒にいけないことしようよ。お母さんには内緒で。あと10分で逃げられなかったら、そうしようね」
と、その「いけないこと」を暗示するように、太ももを私の股間にこすりつける。
もうどうしようもなかった。気がついた時には私は手を取られてバンザイの格好をしていたし、娘の太ももに座るようにして足は宙に浮いていた。抵抗する気なぞ、とうに消えていた。
結局、その日は本当に美雪には適当を云って、大学の友人には子どもが熱を出したと云って、詩穂里とホテルへ向かった。……この先は云うまでもなかろう。彼女の初めてとは思えない手付きや言葉遣いで、私の娘に対する長年の欲望は全て搾り取られてしまった。行為の最中、私に��導権はなかった。ただひたすら、歳の離れた実の娘のなすがまま、存分に嬲られ、痛めつけられ、挙句の果てにはその余りの神々しさに彼女をこう呼んだ。
「まま、……」
と。――
  「パパー? 聞いてるー? 今日ねー、――」
と詩穂里は私の眼の前に腰掛けた。つい数週間前に中学生になったばかりの彼女はもう妻よりも大きい。私からすると二人とも巨人のように見えるのであるが、明らかに詩穂里の頭の方が、美雪よりも高い位置にある。少し前に、とうとうお母さんよりも大きくなっちゃった! と、はしゃいでいたのは記憶に新しい。
――その時、嬉しいことを思い出した。娘は今日、身体測定だと云って家を出ていっていた。
「久しぶりに身長測ったんだよ! 聞きたい?」
「あ、ああ。……」
グイと近づいてくる、詩穂里は、誰にも聞こえぬと云うのに、私だけに伝わるよう耳打ちをする。
「2メートルと、7センチ、……だよ!」
「2メートル、2メートル、7センチ、……2メートル、2メートル。……」
「そんな何度も云わなくていいじゃん。もう、パパはお馬鹿さんだねぇ」
と、云いながら詩穂里は私の体を抱きしめる。
「ね、約束、覚えてる?」
「も、もちろん」
「良かった。ほら、おいでまさとくん」
と私の顔を豊かになりつつある胸元に抱き寄せる。私は彼女に体をすっかり預けて、その甘い匂いに頭をとろけさせた。
「まま、……」
「んふふ、また今夜しようね、まさとくん」
だらりと垂れた私の体を愛おしく抱きしめながら、詩穂里は子守唄を歌った。それは鈴のように美しく、よく通る音色だった。
 (おわり)
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marisa-kagome · 3 years
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シナリオ『ベビーローテンション』
【概要】
所要時間:2~3時間程度 推奨人数:1〜2人 推奨技能:基本の探索技能
遠縁の親戚の家で、一晩ベビーシッターをすることになった探索者たち。 母親いわく元気だという赤ちゃんは、ある時を境にどうも様子がおかしくなり……?
支部シナリオページはこちら。
※KP向け
築三年くらいの一軒家でホラーがワーッ!なのをやりたい方向けです。部屋数はそんなに無いのでさっくり遊べるとは思います。初心者KPさんもそこそこ回しやすい、筈。
【あらすじ】
二年前、風呂場で起きた事故で娘を亡くした母親。娘を助けられなかった詫びを残し警察官の父親は家を出て行ってしまい、翌年生まれた息子の存在を言い出せないまま時が過ぎる。
ある日、母親は条件付きで死者の霊と対話する方法を手に入れる。そうして呼び出した娘が口にしたのは、自分が父親に殺されたという内容だった。
ちょうどその寸前、息子がいることを人伝に知った父親は復縁の電話を掛けており、恨みと次は息子が殺されるかもしれないという恐怖で発狂した母親は父親の殺害、そしてその後自身も自殺することを決意する。
探索者たちは、突発的な計画が決行されるその夜、母親から息子のベビーシッターを頼まれる。
計画が実行された夜中、死してなお「子供が溺れている姿を見たい」という嗜好を持った父親の霊により、探索者たちは次々と怪奇現象に襲われることとなるだろう。また、父の来訪を知った亡くなった娘の霊は、何とかそれを伝えようと赤ちゃんに取り憑き、危機をいち早く教えてくれる。
シナリオは、その晩に死んでしまった母親の霊を呼び出し、再び父親を殺させることでクリアとなる。
【導入】
ある日、探索者は突然、遠縁の親戚から一晩だけ子供と留守番をしてくれないかと頼まれる。夕方から夜にかけてどうしても家を空けなければならない用事があるらしく、お礼もかなり弾まれることから、引き受けることになるだろう。
家に向かうと、1歳くらいの子供を抱いた女性が探索者を出迎えてくれるだろう。彼女の顔は長らく見ていない為、記憶にあるかもしれないしないかもしれない。
【NPC情報】
⭐︎母親 森永詩代子(もりなが しよこ)
⭐︎赤ちゃん 森永令人 (もりなが れいと)
1歳を迎えたばかり。つたい歩きをし始めた頃で、親のことを「まんま」車のことを「うーう」と言える程度の言語力。
アイデア、心理学:彼女が少しばかり疲れているように見える。クリティカルが出れば、かなり思いつめているようにさえ感じるだろう。
もし疲れている理由を問うならば「この子とっても元気で、すごく笑う子だけど泣く時も激しいんです」と苦笑しながら答えられる。
迎え入れられた場所は一軒家で、探索者たちは一階のリビングに通される。そこで、食事や服の場所の説明を受ける。食べ物は基本冷蔵庫、専用のご飯も作り置きがあり、洋服も汚れた時用にリビングに複数着持って来てくれている。お気に入りのおもちゃも近くのカゴにまとめてくれているようだ。
また、探索者たちの夕食も準備してくれている。
アイデア:かなり細かく説明をしているため、几帳面なのだろうかと考える。もしクリティカルが出たのなら「元来こんな性格では無かったため、少し様子がおかしいのではないか」と気づいてよい。
全ての説明を終えると、行かなければならないと彼女は立ち上がる。赤ちゃんの頭を撫で「良い子でね」と声をかけるとそのまま家から出て行くだろう。
時刻は17時頃。
以下は茶番、RPが好きな方の赤ちゃんと戯れるフェーズとなります。 そこまでお好きでない方は、食事の描写を行ったのちに夕食後の描写まで飛んで下さい。
【赤ちゃんとあそぼう!】
母親がいなくなって10分ほどして、赤ちゃんが泣き出す。KPは泣いている理由を1d4で決めること。
1.母親が見えず不安になった 2.オムツが濡れてしまった 3.お腹が空いた 4.眠い
探索者はアイデア、心理学、または子供の気持ちが分かる何某かの技能を使うことにより、これらの理由を知ることが出来る。理由に合った対処を行えば、彼は満足そうな表情を見せるだろう。
また、オムツを上手く変えられるか、上手に抱っこできるか、などを、DEX×5で決めてもよい。 上手くあやすことが出来れば、懐くような描写を入れても良いかもしれない。
ある程度RPで赤ちゃんと親交を深めたら、適当と思われるタイミングで次に進む。
ここで部屋の探索をしたい場合、以下の情報を出すこと。 また、風呂場やキッチン、トイレへの移動は自由で構わないが、何の理由もなく二階に向かおうとした場合は赤ちゃんを泣かせるなどしてやんわり止めること。 そもそも一階に全てが準備されているため、彼らが二階に行く理由は現時点ではない。
目星:小さな仏壇が隅にあることに気付く。また、部屋の隅に一枚の絵が飾られている。
⭐︎仏壇
骨壷が置かれている。写真などはなく、ただ活けたばかりと思われる綺麗な花が供えられている。
⭐︎絵
子供が描いたような絵が壁に画鋲で留められている。
アイデア、絵画に関連する技能:一人は警察官のような格好をした笑顔の男、一人は女の子に見える。
もし、剥がしてこの裏を見るのであれば、ひらがなで辿々しく何かが書かれているのを見つける。
「ぱぱとかくれんぼ ぱぱがみるじゅんばんはいつもいっしょ おふろば きっちん りびんぐ たたみのへや ちよこのへや ままとぱぱのおへや みーつけた」
【夕食後】
赤ちゃんも満足したのか専用の布団ですやすやと寝入り、探索者も自分たちの夕食を済ませると、眠気が襲ってくるだろう。布団はリビングに準備されているが、そこに辿り着くかつかないかと言ううちに、眠ってしまう。部屋の明かりもついたまま、探索者の意識は波が引くように消える。
そして、ざざ、ざざ、という音で探索者は目を覚ます。電気を消した記憶はないのに気付けば辺りは暗く、何故かリビングの真ん中のテレビだけが付いていた。
テレビは砂嵐が流れているが、探索者がそちらへ視線を向けた途端、画質の荒い映像が流れ出す。洗面所に立っている少女の動画だ。
画面には、7歳くらいの女の子が顔を洗っている様子が映っている。時折振り向きながら誰かと会話をしている様だが、声はノイズが入っていてうまく聞き取れない。カメラが徐々に近づき、洗面台の鏡に人の影が映りかけた所で映像は電源ごとぶちりと途切れた。
探索者はリモコンに触った覚えはなく、また再生デッキ等も近くに見当たらない。突然の現象にSANチェック0/1。
アイデア:ここの家の洗面台ではないか、と思う。
我に返ったと同時に次は近くからごそごそと音が聞こえる。慌てて明かりをつけようとするが、部屋の電気が点かない。 時刻を確認すると深夜一時となっている。
スマホのライトで辺りを照らすならば、仏壇の前の異変に気付く。
そこには赤ちゃんが座っており、探索者をじっと見ていた。また、何かを食べているように口をもぐもぐと動かしている。周囲を見た探索者は、仏壇にあった骨壷の蓋が開いていることに気付いてよい。
近寄って口の中を確認するならば、赤ちゃんの口からは小さな骨が出てくる。また、その手に何か握りしめられていることに気付く。
握られていたのは部屋に飾られていた子供の絵だ。ここで探索者は裏側の文字に気づいてよい。
⭐︎絵
子供が描いたような絵。先程までは壁に貼られていた。また、裏に以下の文言が書かれている。
「ぱぱとかくれんぼ ぱぱがみるじゅんばんはいつもいっしょ おふろば きっちん りびんぐ にかいのたたみのへや ちよこのへや ままとぱぱのおへや みーつけた」
アイデア、絵画に関連する技能:一人は警察官のような格好をした笑顔の男、一人は女の子に見える。
また、それを読み終わったところで、探索者は風呂場から水音のようなものが響いてくることに気付く。
※確認しない場合、そのままインターホンのイベントまで飛ぶ
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◎風呂場
脱衣所の明かりは付いており、浴室から水が捻りっぱなしになっている音が聞こえる。聞き耳に成功すれば、溢れているような響きであることが分かる。
浴室の扉を開けると、少女が水に沈んでいた。
彼女は仰向けの体勢で目を見開いたまま浴槽の底におり、天井をじっと見つめている。その肌は体温があると思えないほど白く、所々紫に染まっていた。また、よく見れば指先が水を吸ったように膨れていることにも気付く。
これが死体だ、と探索者ははっきりと分かるだろう。SANチェック1/1d3。
また、アイデアに成功しなくても、沈んでいるのが先ほど画面に映った少女だということが分かってよい。
死体に何か行おうとしても浴室を後にしようとしても、惨状を認識した数秒後にそれはふっと消えてしまう。蛇口も止まっており、浴槽は空っぽだ。探索者はこれが一瞬の夢や幻覚だとは思えず、気味が悪くなるかもしれない。SANチェック0/1。
◎インターホン
風呂場から出ようとした瞬間、インターホンが鳴り響く。
時刻は深夜一時だが、そんなことを気にしていないかのように、それは少し間を置いてもう一度聞こえてくるだろう。
また、廊下に出ると赤ちゃんが立っている。 彼は骨壷を腕に抱いており、そのまま真っ直ぐ探索者を見つめた。
「でちゃだめ」
探索者はそのはっきりとした言葉が、赤ちゃんの口から発せられる瞬間を見る。 唖然としていると、彼はもう一度口を開いた。
「パパがかえってきたから、だめ」
先ほどまで泣いたり笑ったりと忙しかった彼の顔は無表情で、愛らしい幼児の面影はどこにも無い。突然の信じられない出来事にSANチェック0/1。
※もし、最初から探索者が赤ん坊を連れて移動していた場合、死体を見た直後に同じイベントが起こる。また、その場合も骨壷をしっかりかかえており、離そうとしない。
アイデア:声が、女の子の声のように聞こえる。
◎かくれんぼ
赤ちゃんが喋り出した直後、玄関先から男性の声が響く。
「あぁ、鍵があったんだった」
探索者はドアノブに鍵をさす音を聞いてよい。 そして、男の声が人間の声の筈だが、どこかノイズのようなものが混じっており、人の様に思えない。
次から基本的に自由行動となる。もし、ドアに近づこうとするのなら、赤ちゃんが「にげなきゃ」と表情を変えぬまま話しかけてくる。
⭐︎父親の霊
森永明慈(もりながめいじ)。 令人と茅代子の父親、詩代子の元夫となる。
彼はドアを開けると、
①風呂場 ②キッチン ③リビング ④和室(2階) ⑤子供部屋(2階) ⑥寝室(2階)
の順で進んで行く。
念入りに子供を探している為、探索者がひと部屋を探索する間、彼もひと部屋に留まっている形になる。KPは時折「どこかなぁ」「ここかな?」「かくれんぼ上手だぁ」と言った声が聞こえて来る描写を挟むと良いかもしれない。
また、出くわしてしまった場合、子供、もしくは骨壷が連れていかれる。処理は後述。
また、窓やドアは何故か開かなくなっている。ガラスを破る様なことも出来ない。閉じ込められてしまったことに気付いた探索者はSANチェック0/1d2。
もし探索者が紙に書かれた順番に回ろうとして風呂場に最初に行くなら、赤ん坊は「あったらだめだよ」と注意をしてくる。あまり早々に鉢合わせないようにうまく誘導すること。
◎キッチン 目星、アイデア:包丁がないことに気付く。 ※KP情報:詩代子が夫の殺害の為に持ち出している。
◎電話
2階にあがろうとリビングに戻ると、突然固定電話が鳴り出す。相手は非通知である。 受話器を取ると、砂嵐の様なひどい響きに混じって男の声が聞こえてくる。
「ごめん、君にあの時2人目の子がいるなんて知らなかったんだ。もう一度一緒に暮らそう、今度こそ幸せになろう」
アイデアを振らなくても、それが玄関先で聞いた声だと気付いてよい。
※このあと、二階に上がらずトイレ等を見ようとした場合、探索者さんのクトゥルフ慣れ度的に詰みそうな��囲気を感じれば、玄関近くのリビングと廊下をつなぐ扉を開かなくしてしまっても構わない。
◎和室(2階)
扉は雪見障子(下半分がガラス、上半分が障子)となっている。
開けるとそこは畳が見えないほど、ガラスや物が散乱していた。額縁が落とされ、中身が千切られ、ショーケースが破られている。唯一何も起きていないのは障子と、部屋の隅の金庫だけだ。 正気の沙汰と思えない状況にSANチェック0/1。
目星:床に散らばった紙の中に、写真と破れた表彰状を見つける。 写真:1人の警官が表彰される姿が写っている。 表彰状:川で溺れた近所の男の子を助けた旨が書かれている。名前は「森永明慈」となっている。
部屋を出ようとした所で、探索者は障子に映る複数の黒い影に気付く。足もガラス部分からはっきり見えており、音もなく現れたその姿に息を呑むだろう。SANチェック0/1d2。
また、その影はざわざわと何かを話している。
目星:40〜50代の女性の足の様だ。 聞き耳:噂話のような囁き声が聞こえる。「残念ねぇ、あんなに良い人なのに」「旦那さん、新築のお家も何もかも奥さんに残して出ていかれたって」「お風呂場で最初に見つけたのに助けてあげられなかったって泣いてたわ」「大体奥さんは何で家にいなかったのかしら」「学校を休んでいる子をおいて買い物に行くなんて、どうかしてるじゃない」「買い物じゃなかったのよ、きっと」
⭐︎金庫
3桁の数字を入れる形式となっている。
「214」で開き、中には一本の鍵と、「死者に触れる、還す、殺す、そのどれもが可能なのは、神職の者か、或いは同じ死者のみである」と書かれたメモが入っている。
◎子供部屋
扉を���けるとベッドや机がある。雰囲気的に女の子の部屋のようだ。
目星:床にこびりついた汚れを見つける。円のようなものが書かれているように感じる。また、窓際のカーテンがわずかに揺れていることに気づく。 床の円に医学、生物学:この円が血で書かれていることに気付く。
カーテンを開けると、窓は開いていない。 しかし、曇ったガラスに指でなぞったような文字が書いてあることに気付く。
「ねいいわかはもどこるれぼお」
⭐︎ベッド
くしゃくしゃになった紙が一枚落ちている。目星で見つけられてもよい。
紙には、以下の内容が書かれている。
【奪われた者、或いは奪った者との対話】
「死を他者より与えられた霊、もしくは与えた霊を呼び寄せる呪文である。生前の居場所に血液で魔法陣を描き、以下の文言を唱える。霊がとどまっている時間は僅かだが、運が良ければ会話などを試みることも可能である。
しかし、彼らは強い怨恨を持っている。そのため、寄せられたものは必ず何かを奪い去って行く。あるものは正気を、あるものは命を奪う。そのせいで死者が死者に二度殺され、魂が二度と形を持たなくなることも少なくはない。
また、この呪文を唱えられるのは一生に一度のみである。一度その言葉を聞いたものが、再び同じ呪文を口にすることは出来ない。」
下には呪文のようなものが書かれている。
この呪文を唱える場合、MPを6、SAN値を1d6減少させること。また、一度唱えてしまうと、唱えたものも聞いていたものも、二度とその呪文を使用できなくなる。
⭐︎机
二年前のカレンダーが置かれている。調べてみるのなら、2月14日部分にケーキの絵が書いてあることに気付く。
◎寝室
鍵がかかっている。鍵開け、もしくは金庫の鍵で開けることが可能。 開けると、この部屋だけ電気がついている。
眩しさに細めた目がその明るさに慣れれば、白い壁に書かれた文字が目に飛び込んでくる。
「絶対に私が殺す」
壁には赤黒い文字でそう綴られている。また、カッターが一本転がっているベッドにも同じ色の染みがあり、辺りには鉄臭さが充満している。技能を振らずとも、これが血であることに気付くだろう。SANチェック0/1d2。
部屋は整頓されており、ベッドと壁はひどく汚れているが、和室のような荒れ具合ではない。 また、本棚が一つある。
アイデア:直前にしっかり片付けられた印象を受ける。 目星:ローテーブルに手紙が一枚置かれている。封筒には「令人へ」と書かれている。
⭐︎手紙
中には二枚の便箋が入っている。
一枚目には「令人へ お姉ちゃんと一緒に空からずっと見守っています。元気で大きくなってね、幸せになってね。ごめんなさい」と書かれている。 二枚目には、森永令人へ全ての財産を譲る旨が書かれている。日付は本日で、名前は森永詩代子となっている。
⭐︎本棚
図書館、目星:死者と会うことを目的とした書籍が多い。また、一冊の本にメモが挟まっている。
⭐︎メモの挟まっている本
「未練や怨恨、強い嗜好を生前から持つ霊は他と比べて地上に残りやすい。また、自身が死んだ事に気付かず、死んだ直後に彷徨いながら生きていた時と同じ行動を取るのは、よく知られた話である」 
⭐︎本の間のメモ
「誰も信じてくれないかもしれません。でもあの子は父親に殺されたと言いました。また殺されるかもしれない。電話があった。殺しに来る。その前に私が殺します 殺しても死んでも二度でも三度でも殺してやる許さない絶対に許さない今日行って殺してやる殺してすぐ私も死ぬ茅代子に会いたいもういきてなんていけないゆるして令人でもアイツは私が絶対に殺す」
【エンド分岐】
★母親を呼びよせた
「子供部屋でない場所」で「血で魔法陣を描き」「森永詩代子」を呼び寄せる。身体を傷つけて血を出す場合は、1d4のHPを減少させること。そしてこの呪文を唱える場合、MPを6、SAN値を1d6減少させること。一度唱えてしまうと、唱えたものも聞いていたものも、二度とその呪文を使用できなくなる。
呪文を唱え終えると、部屋の中にゆらゆらと陽炎のようなものが立ち上がり、徐々に人の形となってゆく。その姿は森永詩代子に間違い無かったが、目は虚ろで生気は微塵も感じられず、利き手に血塗れの包丁を握っている。いつもの穏和な笑みを浮かべていない彼女は、別人にすら見えるだろう。
聞き耳:彼女がずっと「殺す殺す殺してやる」と小さく呟いていることがわかる。探索者の姿など目に入っていない様だ。 目星:彼女の首に赤い縄の跡を見つける。
亡霊の姿を見た探索者はSANチェック1/1d3。
そして、ほぼ変わらないタイミングで扉がゆっくりと開く。 その奥には、血塗れの男が立っていた。
体の至る所から血を流し、肉のえぐれた痕がある男には、明らかに致命傷と思われる傷が複数存在している。殺されたことを感じさせる生々しい姿の亡霊を見た探索者はSANチェック1/1d4。
男は惨状を微塵も感じさせない笑顔をこちらに向けている。その視線は探索者の腕の中、いつのまにか目をぱっちりと開いた子供の顔に向けられているだろう。
「やっと見つけた」
男がそう微笑んだ瞬間、天井のスプリンクラーが作動する。噴き出た水が探索者たちを襲うが、身体を1ミリも動かすことが出来ない。
男は動けない探索者に突進しようとするが、次の瞬間、絶叫が響き渡る。
探索者の前、正確には子供の前には、詩代子が立ちはだかっていた。そして、手に握られていた包丁は深く男の胸に沈められている。
絶対に殺す、と先程と同じ言葉が聞こえ、男は断末魔を上げながらゆっくりと消えて行くだろう。
男が消えると詩代子が振り向き、赤ん坊に手を伸ばす。探索者との会話は二、三言出来て構わないが、正気はやはりないも同然なのか、あまりまともな会話にはならないだろう。
血塗れの手が子供に触れると、そこからするりと抜け出す様に少女の姿が現れ、母親の手を握る。少女が風呂場で沈んでいた子供であるということには、技能を振らずとも気付いてよい。
二人は赤ん坊の頭を数度撫で、小さく謝罪の言葉を残して消えてしまう。
いつの間にか薄らと明るくなってきた部屋に、まんま、と声が聞こえ探索者は我に返る。
腕の中に目を落とせば、子供が楽しそうな顔をあなたに向けていた。
その後、森永詩代子の訃報が入る。元夫を殺し、側で首を吊っていたようだ。 探索者たちは事情を聞かれるが、妙な疑いをかけられる様なことはない。 しかし、この子供の血縁者は探索者しかいないことを警察に聞かされる。
子供を引き取っても、たまに顔を見せるだけでも、もしくはこれきりの縁にしても構わない。
どの道を選んでも、彼は案外逞しく生きていくだろう。
《エンドA:TRUE》
★娘を呼び寄せた
母親を呼ばなければ、死者に対抗する手段は無い。
もしも娘の方を呼び寄せた場合、赤ん坊からするりと影が抜け、子供の形となる。真っ白な顔をした少女は、風呂場で見た死体と変わらない姿で悲しそうに探索者を見つめるだろう。
そして、ほぼ変わらないタイミングで扉がゆっくりと開く。
その奥には、血塗れの男が立っていた。
体の至る所から血を流し、肉のえぐれた痕がある男には、明らかに致命傷と思われる傷が複数存在している。殺されたことを感じさせる生々しい姿の亡霊を見た探索者はSANチェック1/1d4。
男は惨状を微塵も感じさせない笑顔をこちらに向けている。その視線は少女に真っ直ぐに注がれている。
「やっと見つけた」
近寄ると逃げることも出来ない少女の腕を男は掴んだ。
男に何かしらの攻撃を加えようとしても、探索者の体はすり抜けてしまい触れることが出来ない。
少女は次第に苦しそうな表情となり、やがて空中に泡を一つ吐く。父親はそれを見て笑みを浮かべ、二人の姿は消えるだろう。
その後、森永詩代子の訃報が入る。元夫を殺し、側で首を吊っていたようだ。 探索者たちは事情を聞かれるが、妙な疑いをかけられる様なことはない。 しかし、この子供の血縁者は探索者しかいないことを警察に聞かされる。
子供を引き取っても、たまに顔を見せるだけでも、もしくはこれきりの縁にしても構わない。
ただ、どれだけ話しかけても何をしても、彼は笑い方を忘れてしまった様に無表情となってしまう。
また、事件後から探索者の家では夜に誰かが溺れる様な音と男の密やかな笑い声が聞こえるようになる。少女の静かな断末魔は絶えることなく、探索者の鼓膜を蝕むだろう。
《エンドB:BITTER》
★誰も呼ばなかった。
母親を呼ばなければ、死者に対抗する手段は無い。
最後の寝室にいなければ、その後父親は探索者たちを見つけるまで追いかけて来る。そして、探索者の前にその姿を現すだろう。
体の至る所から血を流し、肉のえぐれた痕がある男には、明らかに致命傷と思われる傷が複数存在している。殺されたことを感じさせる生々しい姿の亡霊を見た探索者はSANチェック1/1d4。
男は惨状を微塵も感じさせない笑顔をこちらに向けている。その視線は探索者の腕の中、いつのまにか目をぱっちりと開いた子供の顔に向けられているだろう。
「やっと見つけた」
男がそう微笑んだ瞬間、天井のスプリンクラーが作動する。噴き出た水が探索者たちを襲うが、身体を1ミリも動かすことが出来ない。
ここで探索者は幸運を振る。
成功すれば、子供が手から何かを落とす。それはしっかりと抱えていた筈の骨壷だった。 近づいて来た男はそれを拾い上げると満足そうな笑みを浮かべ、徐々に消えていくだろう。
成功した場合は、《エンドB:BITTER》へ進む。
探索者の家では少女の溺れる音が聞こえる様になり、助かった赤ん坊は二度と笑わない。
幸運に失敗した場合、気がつくと朝になっている。いつの間にかその場に倒れてしまっていた探索者は、足元に転がった小さな塊に気づく。
赤ん坊は、制帽の中に溜まった水に顔を突っ込み溺れていた。その体は、既に冷たくなっていた。
その後、森永詩代子の訃報が入る。元夫を殺し、側で首を吊っていたようだ。 探索者たちも子供が死んだことに関し事情を聞かれるが、逮捕までは至らないだろう。
しかし、事件後から探索者の家では夜に誰かが溺れる様な音と男の密やかな笑い声が聞こえるようになる。少女の静かな断末魔と赤ん坊の鳴き声は絶えることなく、探索者の鼓膜を蝕むだろう。また、時折夢に母親が現れ、恐ろしい形相で睨んでくる。
「何で助けてくれなかったの」
彼女は恨みがましそうにそう言うだろう。
《エン���C:BAD》
【生還報酬】
赤ん坊を守った:1d4 骨壷を守った:1d4
【余談】
苦手だったホラー映画を初めて見ることが出来ました。見たら新居でめっちゃ心霊現象が起きる話が見たくなりました。お察しの来る奴です。
バレンタイン近いのでチョコっぽい名前にしましたが、バレンタインは関係ございません。
楽しんでいただければ幸いです。
それと作中に描写がなく申し訳ないですが、お父さんの職業は悪事を隠ぺいしやすそうだからという理由でこんな感じとなりました。
お読み下さりありがとうございました。 今年もどうぞ、よろしくお願いいたします。
詐木まりさ @kgm_trpg
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arororo44 · 6 years
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200題(カメリア)
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めちゃくちゃ暇な人向け。
●キャラについて語る200題
01:身長/体重   157cm/45kg
02:字のうまさ   文字が小さくて丸っこい字。よく綴りは間違えている。
03:絵のうまさ   自称うさぎが変なクリーチャーに見えるくらいには絵心はない。
04:歌のうまさ   音痴ではなさそうだけど自分の歌声を聞かれるのは若干恥ずかしい。   昼間はお客さんがいない時には鼻歌とか歌を歌っているかも。
05:視力   視力はいい。特に夜目が効く。
06:香り   花に囲まれているし、フローラルな香り。
07:声質   ちょっと高めの可愛い声?CV当てていただいたので   三森すずこさんの役とか歌聞いた感じの私の感想なんですけど。   ラブライブの海未ちゃんくらいしかまともに聞いたことがないのですが、   どちらかというと三森すずこさんの元気な女の子役のイメージなのかも?
08:髪質   やわらかくて細かい、プラチナブロンドの髪。毛先に行くにつれてゆるくウェーブがかっている。
09:美人(美形)度   顏が良いプロバンス兄弟の一人なので整っているのかなと。   昼の方が美人には見える…。
10:プライド   結構一度決めたら貫くタイプなので高い。
11:ハマっていること   枯れてしまった花でドライフラワーを作ること、商品に出せない花を押し花にしてしおりを作ること。出来は微妙。
12:チャームポイント   おくち(・ω・)
13:甘党辛党   甘党。
14:自己紹介の内容   昼「カメリア・プロバンスと申します。兄と弟と一緒に花屋をやっています。よろしければお��しください^^」   夜「グッドイーブニング!皆ご存知の怪盗ブーケ参上~!!今日もこの花と引き換えにお宝を取り戻すからよろしくね!」 
15:最近の悩み   クロワッサン頭のケーサツちゃんによく怪盗活動を邪魔される。当たり前だ…
16:嘘の内容と上手下手   嘘も欺くのも平気、むしろ武器かな…怪盗だしね(?)   本音はあまり見せない。
17:給料(小遣い)の額   自営業どうなんだろ?お兄ちゃんが生活費とは別に少額でもきちんと分配してそうだけど…。
18:特技   瞬間鍵開け。ろくでもねぇ…
19:寝相   よ、横向き? 夜活動した後疲れてるときはうつぶせに突っ伏してそうでもある(笑)
20:最長不眠時間   24時間が限度。お肌にもきっとよろしくない
21:平均睡眠時間   普通に疑問だけどあの世界皆寝てるの???   怪盗やっているのは毎日ではないと思っているので何もない日は7時間くらいは寝ているのではと   思っているのだけど。警察側はそうもいかないのかなと…大変そうだ(小並感)
22:パジャマ   シンプルなネグリジェ、生地は薄い。
23:鞄の中身   昼:持っていない。   夜:脱出用小道具、鍵開け用のピックとかは隠し持っている。
24:いつも身につけているもの   花の髪留め
25:休日の過ごし方   兄弟で買い出しとかちょっとしたお出かけしていたらいいなぁ。   買い出しの途中でたまにトレモロとかでお昼してたら私は幸せ。
26:毎日の習慣   花に水やり、そして毎日どこかでへまをする。
27:集めているものと所持数   リボン。花束用に使うリボンとかの余ったやつを集めている。
28:心から気を許している人   うーん…家族以外はいないかなぁ
29:会ったことがないけど気が合いそうな人   フォロワーかよ…笑
30:本気で嫌っている人   お金を持っているだけでただ威張っている人たち。権力をかざして弱者を虐げる人たち。
31:警戒する人への態度   基本的に普段通りに接するけど   隙を見せないようにしたり、その場にいたら見失わないように視界の端で追ったりはしそう。
32:尊敬する人   幼少期に読んだ絵本の主人公の怪盗
33:客観的に見た性格   昼:落ち着いてて穏やかそう   夜:子供っぽい(笑)
34:他人に持たれている印象   ローカルアイドルっぽい
35:プレゼントしそうなもの   無難にブーケか押し花のしおり…後は大穴で手料理。   36:貰うと喜ぶもの   何でも喜ぶけど、花束かな。
37:お礼を言うときの言葉と態度   昼「まぁ、ありがとうございます!」ってニコニコしながら嬉しそうに   夜「気が利くわねサンキュー!」って軽く言ったり    「あ、ありがとう…」って少し恥ずかしそうに言ったり
38:謝り方   昼「きゃっ!ごめんなさい!私ったらまたやっちゃった…」って申し訳なさそうに   夜「今日も私の勝利みたいね!ごめんね~!!」多分思ってない
39:足の速さ   夜は速い。身体が軽いのか、軽やかにちょこまかとぴょんぴょん飛び回るイメージ。
40:勘の良さ   鈍い。特に自分の事になると。
41:器用さ   怪盗関連のあれこれ以外は基本的に不器用。
42:礼儀正しさ   花屋店員やっているときはそれなりに。
43:涙もろさ/泣く頻度   幼少期とかは弟と兄弟喧嘩したときに泣いてそうだけど   両親が亡くなってからはあまり泣いてないです。
44:大人度/子供度   大人になろうとしてるけどまだ子供
45:オシャレ度   こだわりはなくあまり気にしてない。服は箪笥に入ってた母の昔の服を主に使っている。   でもひそかにコレットちゃんのお店は憧れ…
46:ロマンチスト度   奪還屋みたいな怪盗やっている時点で結構高いのでは?
47:負けず嫌い度   高い。ムキになるし負けるとめちゃくちゃ悔しがる。
48:子供好き度   子供は好き、ただ純粋すぎてあまり自分からは接しない。
49:他人の外見を気にする度   あまり気にしない。本人が好きなものを着ればいいと思う。
50:ツンデレ度   ちょっと夜はっぽい…
51:知名度   怪盗ブーケをよろしくね☆!!!
52:気持ちが顔に出る度   夜は結構表情豊か。嫌そうな顔とかすぐしちゃう(笑)
53:ボケ度ツッコミ度   昼:ボケ   夜:ツッコミ
54:ワガママ度   口には出さないけどそれなりに…?
55:友人が愚痴ってきたら   友人いない疑惑が私の中で高く…
56:旅行するなら   プロバンス(フランス)のラベンダー畑
57:疲れたときは   何も考えず咲いてる花をぼーっと眺める
58:他人にされると嫌なこと   身近な人が悪く言われてるのは好きじゃない。   あと、咲いてる花を踏んでいく人たち
59:恐れていること(もの、人)   捕まること
60:言われ慣れていること   「また?」(やらかした時)   「出たな怪盗ブーケ!」(出くわした時)  
61:無人島に三つ持って行くなら   瓶とペンとメモ帳   無人島に咲いているかもしれない花と植物をできるだけ記録して死ぬ。
62:秘密の数と内容   秘密♡
63:実現不可能な願い   殺人のない世の中になること   弱者が虐げられず、皆平等に生きられる世の中になること。
64:神や悪魔の存在について   いないと思っている。いたら両親だって生きているはずだから。
65:幽霊の存在について   信じていないけど、未練を残して死んだら化けて出そうとかは言いそう。
66:虫嫌い度   花屋なので好きではないにしてもまぁまぁ平気。G以外は…
67:好きな時間帯   花が咲いている昼間  
68:現在までの経歴   あまりにもふわっとしか考えてないためわからなくて…   学校とか行ってたのか微妙で?行けた?   とりあえず名護さん設定でカメリア4歳の時に両親が何者かに殺されて   亡くなっている事だけ(事故死って兄に言われてるけど)   15前後から花屋の手伝いやってるんじゃないかな(適当)
69:幼少時代   どちらかというと今の夜姿が近く、結構元気で物怖じせずやんちゃ。
70:二年前   きっと花屋にいる
71:黙っているときの雰囲気   美人
72:トラウマやコンプ���ックス   コンプレックスは昼間が無能なこと  
73:暑がり寒がり   暑がり
74:目と髪の色   目は赤。髪色は兄弟お揃いのプラチナブロンド。
75:似合わない服   カッコイイ服…とか男らしい服?スーツは似合わなそう。   でも遊びでヴォルフラムさんの女装の対で男装とかはさせてみたいね!
76:怪我する頻度と原因   昼間に何もないところでつまずいて転ぶなどのくだらない理由で小さい怪我はしてそう。    77:スタイル/体つき   良い。細身でグラビア体型
78:服の選び方   母のおさがりなので、流行り要素などはなさそう…
79:喧嘩を売られたら   基本スルー。無用なことにはかかわらない。でも、しつこいと買っちゃう。
80:将来の子供の数   男の子2人女の子1人欲しいという…願望だけなら・・・
81:何歳まで生きそうか   なんとなく両親が死んだ年齢よりは長生きしたいとは思っている。
82:機械操作   アナログ人間なもので
83:自信   ある。特にビオラくんとタッグ組んでるときは基本負ける気がしない。怪盗ブーケは最強だもんね。  
84:自分の好きなところ   決めたことは貫こうとするところ
85:自分の嫌いなところ   頑固ゆえあまり柔軟な考えができないところ  
86:好きな/嫌いな季節   好き:春、花がいっぱい咲いてるから   嫌い:冬、植物が枯れてしまうから
87:好きな/嫌いな色   好き:赤   嫌い:特にない
88:世界一綺麗だと思うもの   プロバンスのラベンダー畑(多分、写真でしか見たことないだろうけど)
89:一度は言ってみたい台詞   縁がないからこそ『盗まれちゃった』とか言ってみたい     ビオラ君は奪われちゃってて可愛いなっていう
90:一度はやってみたいこと   美術館とかにある展示を奪うとかの大型奪還イベントやりたいね!   めちゃめちゃ怪盗っぽくてスリリング!そんな依頼をお待ちしてま~す!
91:動物に例えると   リボンとお口がとてもうさぎ(ミニレッキスあたり)
92:色に例えると   赤
93:使えそうな魔法   逃走成功UP、回避能力UPとかの補助魔法、もしくは相手からのアイテムゲット…これは物理か
94:驚いたときに上げる声   昼「きゃっ!」   夜「えっ!!??!」「嘘でしょ!!!」
95:笑い声   昼「ふふっ」控えめ   夜「あははははっ…!!」気持ちよく笑ってそう
96:よく行く店/場所   たまに買い出しに町へ行く以外はあまり外でない引きこもり。   夜はターゲットの住居付近を偵察。
97:よくする表情   (*´ω`) (`・ω・´)  
98:よく取るポーズ   在さんが描いてくれた腕を腰に手を当ててどや顔してるポーズが私の中で一番しっくり来てる!
99:漢字一文字で表すと   花
100:キャラに合う四字熟語を作るなら    狡兎三窟 ?ごめんなさい詳しくなさ過ぎてめちゃくちゃググりました…
101:好きな音楽   クリスマスの時期に協会から聞こえるキャロル
102:好きな/嫌いな言葉   好き:花言葉   嫌い:死を彷彿とさせる言葉
103:好きな/嫌いな天気   好き:快晴   嫌い:嵐
104:好きな/嫌いな食べもの   好き:お兄ちゃんの作る料理   嫌い:嫌いなものはあまりないけどフランスパンは苦手、硬すぎて中々食べるのに苦労する
105:好きな花   チューリップやガーベラ。カメリアはあんまり好きじゃない。
106:好きな/嫌いな動物   好き:雀   嫌い:カラスはちょっと怖くて苦手
107:好きな作品の傾向(小説、映画、美術etc。「シリアスな映画が好きそう」みたいな)   今はそんなに活字を読んでいる印象ないけど、   幼い頃に読んだ絵本の印象は強く残ってそう…ファンタジーやわくわくするような冒険もの。   後は花や植物の図鑑とかかな…
108:好きな/嫌いな飲みもの   好き:ローズティー   嫌い:特にない    109:悩みができたら   誰にも何も言わない
110:運命の存在について   運命は自分で切り開く(強い)
111:自分の容姿への感想   「そりゃ当然かわいいに決まってるでしょ!」
112:自分の能力への感想   「昼も夜くらいの精度をキープできれば完璧だったんだけどねぇ~まぁ仕方ないかしら    人間多少欠けてる方が魅力的なものもあるしねぇ~えっ違う?」
113:恋への興味   したことはないけど他人の恋模様とか見てるといいなぁとは思っていそう
114:恋をしたときの様子   無意識だけどきっと相手のことばかり考えているし、別れた後にちょっぴり寂しくなるし   早く会いたいなぁって思う    
115:恋をしたときのアプローチ方法   よく喋ることで、引き留めようとする
116:異性への耐性   兄と弟がいるので耐性はある
117:モテ度   本人は気づいてないけど夜より昼の方がモテている。
118:性的なテクニック   お゛お゛ぉ゛ん…(困ったときのにゃんちゅう)
119:告白するときの言葉   「えへへ…好きになっちゃったみたいです」 な、なんつって…
120:フェチ(マニア)   香り?
121:愛し方   控えめ、そっと寄り添う
122:甘え方   袖を引っ張る
123:一途さ   夜はファンたちが~とうるさい奴だけど、好きになれば一途
124:体の丈夫さ   普通、健康体
125:体力   あまりない。夜活動してる時は感じないけど、昼間に疲れとか反動がくる、次の日に筋肉痛がくるみたいなもん(?)
126:記憶力   悪い、人の名前とかもあまり覚えられない
127:リーダーシップ   ブーケやってるときは(二人しかいないし)お姉ちゃんだしそこそこ発揮される、はず。   でも基本は兄弟の真ん中なのもあって丸投げマン  
128:社交性   花屋にいる時くらいの…最低限の社交性。       129:下着   お゛お゛ぉ゛ん…(困ったときのにゃんちゅう)   19世紀の一般的な下着だよきっと
130:誕生日と血液型   1月2日/A型
131:教え方   花の事なら色々優しく教えてくれますよ
132:詳しい分野   植物
133:これのためなら死んでもいい   「自分の死と引き換えにこの町が良くなるなら考えるわよ」
134:体温(平熱)   36.5度
135:世間知らず度   自分の身近ばかりしか見えてないから世間全体を本当に知っているとは思えない
136:外出頻度(ペース)   週1、2くらいは昼間も外に出てほしい…
137:声の大きさ   大きくないし、昼は強弱もあまりない。夜はよく叫んでる。笑
138:ゲームの強さ   強い、あまり頭脳戦は向いてないけど筋と運がいい
139:化粧   夜は薄く口紅を引いてる
140:ご飯を一緒に食べる人   兄弟と
141:物を買うときに重視する点   長く使えるものかどうか
142:心の中で認めている人   めげずに自分を捕まえようとしている警察のあの子  
143:気の合う/好きなタイプ   自分の信念を持っている人、諦めずにチャレンジする人
144:合わない/嫌いなタイプ   すぐ人の悪口を言う人、弱い者いじめする人  
145:色々な相手への二人称(目上、部下、友人、敵etc)   基本的には昼間はさんづけ、夜は呼び捨てか勝手に変なあだ名をつけたり
146:寂しがり度   たまに家族連れとか見ると寂しくなる
147:ドジ度   一日一ドジ。もはや日課。
148:好みじゃない物を貰ったら   ありがとうと言ってもらう。何でも貰ったらきっと喜ぶ。
149:カラオケに行ったら   デンモクの使い方に苦戦して序盤で詰む
150:上機嫌なときの様子   すんなり奪還成功した後とか…得意げな顔しながら鼻歌混じりにスキップしながら帰りそう(イメージ)
151:不機嫌なときの様子   逃走邪魔されそうになった時とか…チッって普通に舌打ちとかしちゃう  
152:(学生だった場合に)入りそうな部活   園芸部
153:つい他人にやっちゃうこと   人助け
154:実は嫌いじゃない人   何だそのフェイント…嫌いか、興味ないか、好きかははっきりしている
155:周囲からの人気   現在ファン急増中(本人談)
156:常識人度   普通
157:他人の目を気にする度   自分の事とかは気にしないけど、ヴォルフラムさんと並んだときはあまりにも自分が庶民すぎて気にするかも。  (そんなシーンあるかは別として)
158:可愛いもの好き度   可愛いものも好きだけど変なものとかちょっと変わったものも好き
159:考えを口に出す度   あまり出ないけど、相手に求められたらぽつぽつしゃべるかな。後はそれこそカッとなるとペラペラ喋りそう
160:冷徹度   低い…からアンチヒーローになってでも誰かを助けたくなるのだろうね
161:執着心の強さ   強い、一度決めたもの・引き受けたものは守る
162:持病   なし、健康体。    
163:純情度   唯一の女の子だし…良くも悪くもピュアに育ったかと…  
164:腹黒度   グレー
165:本(書類)を読むスピード   遅いし中々一冊読み終わらない    
166:起きたら最初に   カーテンを開ける
167:告白されたら   ありがとうございますと言って流す
168:精神の強さ   強め
169:敏感な場所   首筋
170:読んでいる雑誌   新聞くらいかな?ブーケの記事ないかついつい見ちゃう
171:必殺技   ビルからビルへハイジャンプ  
172:雑学の量   ほぼなし。
173:恋愛遍歴   お゛お゛ぉ゛ん…(困ったときのにゃんちゅう)
174:S度/M度   どちらかと言えばS?
175:好きな数字   12
176:料理の腕   聞いちゃいます…?作るのは嫌いじゃないけどセンスが…
177:運動神経   夜はいい
178:部屋の様子   こざっぱりしていて必要最低限。あまり女の子らしい部屋じゃないかな?   唯一、大きな鏡が一つあるくらい。
179:癖   よく頬に手当てたり、髪をくるくるいじったりする
180:口癖   「~でしょ!」とか「当然!」とか…断定系…どこからくるのその自信は  
181:あだ名   ブーケ、ブーケさん
182:メールアドレス   bouquet4649あっとまーく…嘘です。
183:メールの内容と文体   業務用の短いで簡単なメール、もしくは楽なスタンプとかの一言(OKとか)
184:(学生だった場合の)得意教���/苦手教科   得意:生物 苦手:体育
185:性経験   お゛お゛ぉ゛ん…(困ったときのにゃんちゅう)
186:腕力   ない
187:趣味   お花の雑貨づくり
188:お金の使い道   食費や花束用のリボン
189:起床・就寝時刻   7時起き、夜は早い日は22時には寝ているのでは
190:家族構成   兄、自分、弟。 弟の事はあまり心配してないけど、お兄ちゃんが地味に心配だよ…
191:怒り方   喧嘩になるくらいなら怒りは軽い、   本当は泣きながら怒るタイプ
192:酒の強さ   弱い。どちらかというと笑い上戸だし唐突に絡む
193:RPGのキャラだった場合の職業   盗賊(笑)私のイメージ、テイルズオブデスティニーのルーティ
194:頭の良さ   もうここまで読んでくれていたらお察しできるかと
195:運の良さ   運はいい
196:もしも現実にいたら   私は、やじうま根性でブーケの活躍を見に行く……!!   昼間は普通に花屋のアルバイトのお姉さんしてそう
197:コーヒーの飲み方   砂糖多め、猫舌なので少し冷ましてから飲む
198:自覚してない欠点   察しがよくない 
199:ここ一週間で一番幸せだったこと   窓際で育ててたサボテンに花が咲いたこと  
200:キャラへのメッセージ   ブーケ窃盗ライブ会場どこ・・・
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この事件は、2009年に大阪地裁で懲役12年の判決が言い渡され、2010年に大阪高裁・2011年に最高裁でもそのまま有罪となったレイプ事件である。  しかし、2014年に冤罪が発覚、2015年に再審で無罪が確定した。  最初の懲役12年の判決は、被害者とされた少女の証言を有罪認定の最大の根拠としたものであった。  再審の開始も、この少女の証言が偽証であることが認められたことによるものだった。  では、なぜ大阪地裁・高裁・最高裁は、一度は少女の証言を信じ、被告人を有罪だと判断したのだろうか?  そこには、かつて幾多の悲惨な冤罪を生んだ裁判官の考え方が現代日本でも健在であることを示していた・・・ 事件登場人物 被害者Dの証言 恐怖の「訳がない論法」 否認供述~否認供述には根拠がありません 判決~徹底的な人格攻撃 高裁での審理~裁判所はXさんにマホトーンを唱えた!! 再審~ウソだって言い出せなかったの・・・ 関係者のその後 どうしてこんなことに・・・親の事情の聞き方 裁判所が「訳が無い論法」に走った訳 事件  この事件の被告人、Xさんが起訴された事件の内容は、大体こんな感じである。 登場人物 X・・・被告人。ACDと同居していた。 A・・・Xの妻。 B・・・Xの娘。ただし、血はつながっておらず、Xが再婚した際のAの連れ子。 C・・・Bの子でXの孫。平成3年生まれで被害者Dの兄。Dが被害に遭う所を目撃した (実はウソ) 。 D・・・Bの子・Xの孫で 被害者 (実はウソ) 。平成5年生まれで平成20年の被害当時は14歳の少女。 E・・・Bの姉。美容院経営。 F・・・Bの夫。 ①2004年11月21日ころ,Xの自宅で当時11歳のDを押し倒して衣服をはぎ取ってレイプ。 ②2008年4月14日ころ、Xの自宅でDがXを怖がっているのをいいことに押し倒して衣服をはぎ取ってレイプ。 ③2008年7月上旬ころ、Xの自宅で当時14歳のDを背後から両腕で抱き着き、服の上から胸をつかんでもんだ強制わいせつ。 被害者Dの証言  全く身に覚えがないXさん、法廷でも無実を主張したが、検察はCとDを連れてきた。  そして、法廷に連れてこられたDは法廷でこう証言した。 「私は、小学校高学年の時から、おじいちゃん(X)におしりを触られたり、口にキスをされた。  平成16年11月21日ころ、Aが家にいないときに引き出物を食べているとおじいちゃんが家にやってきて服を脱がせていろいろやってきた。   体が固まっているとおじいちゃんにレイプされた。 おじいちゃんは「いったら殺すぞ」と脅された。  中学生になると、おじいちゃんの揉んだり触ったりするようになり、中1の時にも両手で胸をもまれたり、レイプされたこともある。  大体Aが銭湯に行ってしまっていない時で、場所は自分の部屋だった。  平成20年4月に部屋で名探偵コナンを見ていると部屋に入ってきた。固まってしまっていると おじいちゃんに服を脱がされたが、怖くて抵抗できずにレイプされ、「Bに言うな」と口止めされた。  7月初めころ、またAがいないとき、 トイレに行こうとしてドアを開けようとしたら後ろからつかまれて揉んできた。この時は抵抗して逃げることができた。  これまで、誰にも相談できなかった。Cに相談したこともあったが、「我慢するしかない」と言われた。  おじいちゃんに抗議したこともあったが、横からAが口の利き方が悪いと言って怒ってきたこともあり、信じてもらえないと思って相談できなかった。  お母さん(B)もおじいちゃんに襲われたという話を聞いたことがあり、迷惑をかけたくなくてお母さんにも相談できなかった。  平成20年7月頃、高校生になるので嫌なことを振り切って新しい生活をしたいと思ってEに打ち明けようとしたが全てを打ち明けられなかった。  7月下旬に、お母さんが大阪に来たときお尻を触られたということだけ話した。  8月初めころ、実家にいるときに胸も触られているという話をした。お母さんに「最後までやられたの」と話したが、恥ずかしいのと思い出すのがつらくて、レイプされたことは話せなかった。  その後警察で話をし、9月初めころにお母さんと話した時にお母さんが「命に代えてでも守ってあげる」と言われて覚悟を決め、全部話した。」  Dは裁判所で尋問されたが、尋問の前日は寝られず、途中で体調を崩し、涙ながらに話し、弁護人からの尋問に動揺することなく対応していた。  そして、 Dの兄Cも、Dが被害に遭っているのを見たと証言したのだ。 恐怖の「訳がない論法」  後になって分かったことだが、Dが被害に遭ったという証言も、Cが被害を見たというのも、 見間違いどころか 何から何まで真っ赤な嘘 であった。  そして、実は、Dの証言にもおかしな点はいくつかあり、第一審判決も、このおかしな点についてはいろいろと検討していた。  Xさんの弁護士が様々に主張したため、Dの証言を全く検討しなかったという訳ではなかったのだ。  だが、その検討方法は恐ろしいものであった。  判決はまず、Dの証言についてこうぶち上げた。 「Dは自分の親族であるXからレイプされたということを内容とする供述をしている。14歳の少女がありもしないレイプ被害等をでっち上げてまでXを告訴すること自体非常に考えにくい。そんなことがあるならよほど特殊な事情があるはずで、そういう事情がなければDの言っていることは本当だ。」  年少の少女が、ありもしない被害を主張する訳がない。  面倒なので「訳がない論法」と書こう。  この訳がない論法、セイラム魔女裁判で、19人を絞首刑にした恐るべき冤罪思考法であった。  セイラム魔女裁判では、まだ当時の裁判官が名士と兼業する仕事に過ぎず、裁判官としての専門教育を受けていない言わば素人裁判であった。  だが、現代日本で、裁判向け教育を受けた裁判官が複数で検討しても、この訳がない論法は健在だったのだ。  そして、Xさん側としても、なぜそんなことを言われるのか心当たりはない。心当たりもないのだから、CやDが嘘をつくという証拠が準備できるはずもない。  ただ、Xさん側ももしかしたら過去にXさんとトラブルのあったDの母Bが言わせているのではないか…ということを主張はしたが、Xさんの側も当然、そんな動機があるという証拠など持っているはずもない。  裁判官は 「Bが自分でXに仕返しをするならともかく、自分の子どもDを使ってそんなことをする訳がない」  という訳がない論法で一刀両断。  CDが嘘をつくかもしれない、という動機からCDの証言を批判する弁��側の主張は「訳がない論法」で封じられてしまった。  それでも、まだAの証言その物に不合理な点がないかどうか、チェックするという手が残っている。  だが、ここでも訳がない論法の手は容赦なく及んできた。  訳がない論法のせいで、弁護士が主張した Dの証言の不合理な点は片っ端から裁判所によって好意的に解釈され、「不自然ではない」という扱いにされてしまった のだ。   弁護側  「BがXの勤務先や近隣住民に言いふらしているのはおかしいだろ?」   裁判官  「Dの被害が噂になったから確認して回っていただけだし、会社での態度を知りたいと思っているという説明をしていただろう。   この説明は一応納得できるものだし、Bが嘘をつく訳がない。」   弁護側  「Bがすぐに被害を言わないのはおかしいだろ?最初は胸だけだったのに後から尻、レイプと被害がどんどん大きくなっていったのもおかしいよ!?」   裁判官  「おじいちゃんから性的被害に遭っていたならば思春期の少女が躊躇するのは当たり前だし、被害がだんだん大きくなるのも不自然ではないし、おじいちゃんが圧力かけていたんだから、言えなくても不自然ではない。   それに、BECの言っていることとも一致している。憶測で被害者を非難するのは慎みたまえ。   Dが嘘をつく訳が(ry。」   弁護側  「Cは見たって言ってるけど兄だよ?口裏合わせなんていくらでもできるし、Cは助けようとも、周囲に相談もしてないじゃないか。」   裁判官  「Dと2歳しか違わないCがそんな嘘をついたって得をする訳がないではないか。  得がないのに言ってるってことは、本当のことを言ってるからと考えるのが当然であろう。  助けようとしなかったのも、Xを告発したりすれば自分の生活が危うくなるのだから当然だろう。  Cが嘘をつく(ry。」   弁護側  「Dの言ってる被害状況は曖昧すぎるよ。」   裁判官  「曖昧なところは多少はあるが、全体から見れば十分真に迫った証言だと言える。   肝心の被害の所が曖昧なのは、Dが精神的ショックを受けて正確に覚えていない部分があるだけだ。   Dが嘘を(ry。」   弁護側  「Aはいなくたって、隣の部屋にはCやXの母親(事件当時存命)もいたんだよ?バレる所でレイプをするバカはいないだろ?」   裁判官  「Xの母親は耳が遠かったし、多少は音もさえぎられるんだから、別におかしくはないではないか?   Dが嘘(ry。」   弁護側  「DはPTSDになったが、警察に告訴した後にそうなっている。   告訴自体が精神的負担になって、虚偽がバレるのを恐れたんじゃないか?」   裁判官  「弁護側のストーリーからすると、BCDで組んででっち上げたということかね。   でっち上げをするような者が、でっち上げ対象が捕まった途端にPTSDになるなんて不自然であろう?   Dがウ(ry。」   弁護側  「Dの言うことは途中で変わってる部分がある。本当のことを言ってるなら変わる訳がないだろ?」   裁判官  「途中で変わってる部分があるとはいっても、大筋の所は全く変わっていないではないか。   一部だけが変わったからと言ってDが(ry。」 このように、訳が無い論法にはまってしまった裁判官は、Dの証言の不合理な点を 「Dが言っているのは本当のことではなかったから」 とは考えず、 「Dは本当のことを言っているのだが、被害に遭ったことを言うのが恥ずかしいから隠そうとしてしまった」 などと考え、信じても良い証言と扱ってしまったのだった。 「疑わしきは罰せず」という言葉を思い出した方も多いだろう。 有罪か無罪か、どちらが正しいのか分からず両方とも可能性があるなら、被告人に有利に考えるのが刑事裁判の鉄則である。 しかし、裁判官や検察官などは 「疑わしきは罰せず」というのは証拠が全て揃った後に考えればいいことだと考える傾向が強く、個々の証拠の信用性を���断するにあたって「疑わしきは有罪に使わず」という考え方をすることは少ない。 結果として、裁判官は疑わしい証言を支えるだけ支えてあげて、信用できるだけの証拠を全て整えてしまった。 証拠を全部信用できるものと判断した上で、その後になって疑わしきは罰せずと言っても遅すぎたのである。 否認供述~否認供述には根拠がありません  Xさん自身も、全く身に覚えがないが、それでも変じゃない?という要素については主張をした。   弁護側  「勃起障害があって、やろうにもやれないよ!!勃起障害だって鑑定すればわかるから鑑定してよ!!」   裁判官  「勃起障害の治療を受けていないではないか。   当時50代ならば、妻との夫婦生活もあったであろう。全く治療しないということは、嘘を言っている証拠だ。   鑑定?却下。そんなことをしなくても君の言っていることはウソに決まっている。」   弁護側  「Dは部屋の場所をいろいろ言ってるけど、当時の部屋と違うよ!」   裁判官  「何の根拠もない発言である。君の言っていることはウソに決まっている。」   弁護側  「AもXと性交渉ないって言ってるし、部屋の場所が違うって言ってるよ?」   裁判官  「Aの言ってることにも何の根拠もない。AはXの妻だから庇おうとしてるだけに違いない。」  裁判所は、Dの言い分については、訳がない論法で好意的に解釈して筋を通させていた。  ところが、弁護側の言い分についてはそうしようとせず、むしろ弁護側に主張の根拠を要求し、根拠がない、根拠が不十分だとなるとたちまち一蹴。  Xさんの妻を連れてきても、身内をかばっているだけだと判断してしまうのだった。  正当防衛を主張する場合のように、被告人に主張の根拠を要求するような場合は存在する。  だが、Dには好意的に解釈して筋を通ったことにしてあげる一方で、Xさんについては全く筋が通らない扱いするとなると話は全く変わってくる。  Xさんは実質、疑わしきは被告人を罰する裁判で戦わされていたのだ。 判決~徹底的な人格攻撃  こうしてDの証言は全面的に信用される一方、Xさんの言い分は全く認められず、Xさんには懲役12年の判決が言い渡された。  判決理由では、「罪を認めずに否認を続けるふてえ野郎」であるXさんに対して情け容赦のない人格攻撃が行われた。 「言語道断」 「犯行動機は誠に身勝手極まりなく,そこには一片の酌むべき点すら見出せない。」 「その行動は誠に醜悪極まりなく,齢60を超えた者の振る舞いとも思えぬ甚だ恥ずべき所業であるといわざるを得ない。」 「不合理な弁解に終始して本件各犯行を全面的に否認し,反省の情が皆無であるばかりか,挙げ句には,Bが自分に恨みを持っていることから被害をでっち上げたなどと同女を誹謗中傷するまでに至っている。」  本当にXさんが真犯人で、Xさんの弁解が苦し紛れの弁解だったなら拍手喝采ものである。  だが、後の結末を考えると、大上段にXさんを人格攻撃するこの判決のしらじらしさは際立つ。  しかし、無罪であると主張して、結果有罪になってしまうことは、裁判所にこんな風に考えられてしまい、処罰が重くなる一因となってしまうのである。  被疑者・被告人が戦うことを諦めてしまった冤罪事件のたびに、「戦わなかった被疑者・被告人が悪い」という意見はしばしば上がるが、この事件から、徹底的に無罪を争うことはリスクがあるのだということを噛み締めてほしいものである。 高裁での審理~裁判所はXさんにマホトーンを唱えた!!  Aさんはなおも高裁に控訴。しかし、一審で有罪判決が出ている件を高裁でひっくり返すのは、よほどのことがなければいけない。  高裁で弁護側はDが病院にかかったという記録があったことからそこの医療記録を出せと検察官に迫った。   ところが、検察官は「ない」と回答。  検察の手元にないだけで医療機関にはあったのだが、弁護側は手を封じられてしまった。  そして、有罪判決の最大の根拠となったDの証言を何とか崩そうと、 弁護側はDの証人尋問を申請したが、高裁はこれも却下してしまう。  高裁は判決を受けての追加の証拠調べをなかなか認めないことが多い。  高裁になってからでないと出せない証拠は認めることも多いが、Dの尋問は一審で既にやっていることであった。  また、Dが年少者の被害者だったこともあって、  「また尋問するなら、Dが傷ついてしまう。一度尋問したんだからもう十分だ」  となってしまったのだった。  結局、弁護側は打つ手がなくなってしまった。  こうして、高裁も一審の有罪判決は間違っているとは言えないと言うばかりの有罪判決を言い渡したのだった。  上告もしたものの、最高裁では追加の証拠を調べることはできないことになっている(例え裁判官がやってあげたいと思っても、裁判官に権限がない)。  本来ならば私は冤罪だということで最高裁判所に上告することは門前払いされても仕方がないことになっている。  結果、裁判は確定。Xは無実の罪で12年の服役をすることになってしまった。 再審~ウソだって言い出せなかったの・・・  有罪判決が出て諦める被告人も決して少なくはない。  だが、刑務所に服役させられてもXさんはあきらめず、担当の弁護士が活動していたら、重要な証拠がやっと登場した。  Dがレイプ被害に遭ったとされる日時の後、Dは産婦人科にかかっていた。  検察が「ない」と言っていた産婦人科の診療記録であったが、 弁護士が該当する産婦人科に記録があることを突き止めた。  まさか弁護士も診療記録があるのに検察が「ない」というとは思わなかったか、どこの産婦人科か分からず産婦人科を手あたり次第探すしかなかったために、判決確定後になってしまったのだと思われる。  弁護士がその診療記録を取り寄せると、 なんとレイプされたならあるはずがない処女膜が健在だったことがはっきり記録に残っていたのだ。   さらに、C・D自身が証言を翻した。    これに基づいてXさんの弁護士が再審請求。  弁護士の再審請求にびっくりした検察が再捜査。  Dがかかった医者の記録を調べたところ、 平成22年にDが受診した精神科の診療録にも、実は被害に遭っていないとDが話していたことまで記録に残っていた。  そして、裁判所でもCとDは揃って、裁判で言ったことはウソだったと認めたのだった。  Dはこう語った。  「あれはウソだったんです。  Xにおしりを触られたと話したら、 母親BとFから、他にも何かされたんじゃないかと何日間も、深夜まで問い詰められてしまいました。  それで、最後には胸をもまれたと認めて、その後レイプされたと質問されても否定できなくなりました。  取り調べや裁判でもBとFに怒られるのが怖くて、嘘だったと言えなかったんです・・・。  裁判が終わった後、あれはウソだったとBとFにも話したんですが、処罰されたり、他に証言した人たちに迷惑がかかると思って黙っておくことになりました。  でも、今になってB・Fとも疎遠になったし、他の家族からも勧められて、話すことにしました。」  更にCも  「本当は犯行を見ていた訳じゃないんです。Bから見てないはずがないだろと問い詰められて、見たと喋ってしまったんです。  今更ウソだと打ち明けても信じてもらえないと思って本当のことを話さなかったんです…」  CDの言うことがもし本当なら、CDは場合によっては偽証罪による処罰も考えられたところだが、それでもCDは揃って、Bに問い詰められて発した口から出まかせであったことを白状した。  もちろん、「CDがそんな嘘をつく訳がない!!」だけでは判決の訳がない論法と同じである。  しかし、 カルテなどの証言以外の証拠と見比べても、どう考えても正しいのは証言が誤りであるという言い分の方であった。  第一、CDが真摯に喋ってるから有罪だ、という判決だったのに、そのCDがXが犯人であるという主張を撤回してしまったら、もうXを有罪にするまともな証拠なんか残っているはずがない。  Fも、Dに対して尻を触られたということならレイプもされたんじゃない?と聞いたら、最初は否定していたが認めたという。  Bだけは、CDを問い詰めてなんかいないと主張したが、CDから被害を告白された状況についてはあいまいな供述しかしなかった。  更に、BはDをつれていった産婦人科医に 処女膜が破れていないと診断された後も他所の産婦人科医に執拗に連れて行っていた ということが検察の捜査で発覚していた。  頭からDはレイプ被害に遭ったに違いないと決めつけ、産婦人科医にそんなことはないと言われても信じなかったのか、弁護側が主張した通り、実はXさんを陥れようとしていたのか、裁判所はそこまでは判断しなかった。  だが、どちらであれ、BがCDを執拗に問い詰め、CDはそれに乗せられてしまった可能性が高い。  こうして有罪の根拠を失った検察は、再審請求に対してXさんが有罪であるという主張を諦めた。  検察自らXさん��無罪であるとして、無罪判決が確定する前に手続を取ってXさんを釈放。Xさんは裁判中・裁判後含め、およそ6年の獄中生活から解放されたのだった。   その後も再審手続は進み、2015年に再審無罪判決が確定。  再審に当たり、検察は自らXさんの無罪を主張したほか、判決言渡しの後は上訴権放棄の手続を取った。 (*1)  また、再審を担当した大阪地裁の裁判長(有罪判決を書いた裁判官とは別の裁判官である)は、判決を言い渡すにあたってXさんに謝罪の言葉を述べている。 関係者のその後  Xさんは、国に対して国家賠償訴訟を起こすことを検討していると言う。  ただし、Xさんは役員をやっていた企業に復職することもできず、被害の回復にはまだまだ時間がかかることと思われる。  CやDのその後は定かではない。  建て主が調べたところでは、C・Dとも偽証罪で起訴された、という話は見つかっていない。 (*2)  実は起訴されて既に有罪になっているという可能性もないわけではないが、この事件自体は全国的に報道された件であり、起訴されたが報道されないとは考えにくいのではないだろうか。  自白だけで有罪とすることは許されないため、証拠不十分と判断されたかもしれない。  経緯からCやDもB・Fに半ば言わされた被害者に近い立場であることや、遅すぎたとはいえ正直に白状したことを評価されて情状酌量されたのかもしれない。  XさんもCDに対しては怒りも恨みもない、とコメントしたという。  また、有罪の判決を書いた一審の裁判官のうち、 裁判長は2013年、この件の冤罪が発覚する前に57歳で死亡。  この裁判長は大阪地裁の名物裁判官であり、死去に当たって弁護士からも哀悼の言葉が述べられる有名人であった。  万引き再犯を行なった二児の母親に対し、家庭を考慮して執行猶予を与えたエピソードがよく知られている。  (再犯であれば実刑が普通だが、被告人の家庭事情を考慮し、敢えて執行猶予を与えた)  残りの2名のうち、一人は現在東京地裁で裁判官をしている。  平成27年までは、司法試験に合格した将来の裁判官や検察官・弁護士を育てる仕事をしていた他、司法試験の問題を作ったり採点をする仕事もしていた。  もう一人は、現在千葉地裁木更津支部で裁判官をしている。  彼ら裁判官一人一人がこの件をどう考えたかは、あいにく定かではない。  地裁判決では、個々の裁判官の意見を書いたりしないし、評議の秘密を公開することはできないため、この判決に反対した裁判官がいたとしても、真相は不明である。
大阪市レイプ虚偽証言冤罪事件 - アニヲタWiki(仮) - アットウィキ
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imjustkiddin9 · 4 years
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いつかの私へ
2020年5月10日 もう、何から書いたらいいのか分からない。 何もないようで、色んなことがあった。 全部書き出して解放されたい。本当は早く死にたいんだ。 痛いのが怖いだけで…。 父方の祖父が、舌癌になった。皮膚癌の一種で、文字どおり舌の上に腫瘍が出来る病気。 入れ歯をつけられず、流動食のようなものしか食べられないが祖父は自分でそれを用意できないので、うちの両親と父の姉の3人で交代しながら介護をすることになった。 その父の姉が頭のおかしい人で、(本当は人に対してこんなことを言いたくないのだが、疲れていて別の言葉が思いつかない) 本当に些細なことで腹を立ててクレームのメッセージを送ってくるような人なのだという。
洗濯竿をかける台を少し移動しただけで、「位置が違います。きちんと戻してください。」とメッセージが来る。 食器棚の食器の位置を変えただけで、「ヘルパーさんが困ります。勝手に位置を変えないでください。」 別にヘルパーさんからは何も連絡は来ていない。(困っていない)
その他にも人格を否定するようなことを言われたり、家庭環境がおかしいのではないかと罵られたり、まあ散々な言われようらしい。 父は、祖父が亡くなったら姉とは縁を切る、と言った。 そうしたらいいと思った。
ああ、もう泣きそうだよ。
父の姉は現在働いていないので月~金まで祖父の面倒を見、うちの両親は今でもフルで働いているので土日を担当しているのだが、それも何というか、うちの両親はいつ休むんだ? という話だ。これはしょうがないかも知れないけど。 それなのに毎週毎週本当にしょうもないことで延々と怒られ続け、普段穏やかな父親も怒鳴り返す、地獄絵図。 「(祖父への介護に対して)心がこもっていない」「あなたの人生に思いやりという言葉はないのか」「こんなことですぐに怒鳴って、家庭がおかしいのではないか」「どういう見解だ」 と、こういうようなことを言われるらしい。 私だったら発狂している。
祖父は、口を開けば戦時中のことを自慢気に話し、私を含め孫のことをからかいちょっかいをかけ、転ぶから出歩くなといってもフラフラと出歩き、米作りのことを教えてほしいと言ったのに「お前は出ていったから知らん(=お前はこの家を出て都会(都会じゃねーけど)に住んでいるから、田舎のことや米作りのことはわかるわけがない)」と言って勝手に米作りを進めてしまい、人の話は聞かないで延々と自分のことを大きな声で喋り続けている、そういう人だから、私ははっきりこう思う、早く死んでくれないかな、と。
ひどいことを言っている自覚はあるが、祖父の介護が続く限りうちの両親は父の姉から罵声を浴びせられ続けるわけで、早く終わってくれ、と思わずにはいられない。 それで、父の姉の態度があんまりにもひどいので、父親は仕事を辞めた。 母親は、フルタイムから週2出勤になった。 家の経済状況については、当面は蓄えがあるから大丈夫、とのことだった。 来週からもう、両親は祖父の家に住み込みで毎日介護をする。 祖父の家は本当にど田舎で、コンビニまで車で数十分、ろくなスーパーもない、回りは見渡す限り田んぼだらけというところだ。 早く、死んでくれないか。
私はというと、その間実家がからっぽで、猫の世話や花の水やりをしなければいけないので、手伝いに来るよりは実家にいてくれた方がありがたいと言われたのでそうしている。 自分のアパートにいる方が心が落ち着くのでできればそうしていたいが、そんなことを言っていられる状況でもない。 実家にいたからと言って特にやることもないのだが、防犯という意味でも、とにかくいるしかない。 本当は手伝いに行って、父の姉と真っ向から喧嘩でも何でもしてやりたい。 どうせその性格が治らないなら、私に罵声を浴びせてストレス解消したらいい。 同じように介護で疲れている協力者に文句を言ったところで、何も生まれないし、双方が体力を消耗するだけだ。それなら、あんたの娘もおかしいと言ってくれればいい。 私は傷付かないし、精神を摩耗したりしない。お前なんかに振り回されたくない。
私の両親を、���つけるな。私の両親をストレスの捌け���にしてくれるな。 長男である父が祖父の家に住んでいないことが気に食わないらしい。 これは祖父もそう思っているようで、「お前は出ていったから何も知らない」というようなことをよく言われるらしい。
IT化が全く進んでいないだとか、ペーパーレスだとか、女性の社会進出だとか、同性愛への差別をなくそうとか、もう、そういうのは、これから何十年も何百年も経たないと、無理だと思う。 長男が家を継いでいなくて気に入らないからいびるだなんて、大昔のドラマのストーリー上のカセとしか思えない。 でも、この時代に、この2020年に、実際にそういうことが起きている。 平等とか、性差別とか、もう、無理。 選挙に行こうとか、温暖化を止めようとか、いじめはだめとか、自殺者が年間何万人とか。 もう無理だよ。 早く死にたい。
twitterにも少し疲れてしまった。 今回の検察庁法改正案について今日一日中ぼーっとtwitterで追いかけていて、ほとほと疲れ果てた。 何が真実なのかも分からない。 うちの両親は共産党支持のいわゆる左翼と呼ばれる人なので、当然今の自民党に対しても良く思っていない。 テレビで安倍総理が映ると野次を飛ばす。 私はそれが最近ちょっと嫌になってきた。
小さい頃は両親が絶対だから、共産党だけが正しくて、自民党や民主党はだめで、みんな何も分かってなくて、左翼が正しいのだと思っていた。 でもよく分からない。 安倍はやめろ!とか、安倍政治を許さないというような文面を見る度、うわ…と嫌な気持ちを抱いてしまう。 私も安倍総理のことは支持していないけど、(その判断も合っているのかは分からないが…)安倍総理自身に対して悪口を言ったり、ひどい言葉でなじったりしようとは思わない。 そんなことをしてもしょうがないと思う。
気に食わない政治家の落ち度を指摘しまくって引きずり下ろすのではなく、与党が正しい決断をできるようサポートする、それでも勝手なことを言ってうまくいかないのなら、こうした方がうまくいく、この人が総理の座についた方が国が良い方向へ進むのだ、ということを提示し続ける方がよっぽど生産的だと思うのだが、そんな簡単な話ではないのだろうか。
もう、これだから左翼はとか、ネトウヨはどうのこうのとか、アベガーとか、そういう言葉を見たくない。 本質を語っている人が少なすぎる。 左翼とか右翼とかじゃなくて、目指すべきはみんながそれぞれ安心して暮らせる国になることだから(他にも目指すべきところはあると思うが)、そこをめがけて議論をすべきであって、誰かのことを痛烈に批判するだけの意見なんて、何の意味もない。 でも、私は分からない。 今回の新型コロナの一連の対応が良いのか悪いのかも、よく分からない。 他国の対応をニュースで見る限りはすごいなあと思うが、そういうことを自分自身ができるわけでもないし、対応が後手後手だと言われている今の政府を真正面から批判できるのか、と考えると…。 じゃあ政府がどうするべきだったのか、と問われると、それこそ夢のようなことしか言えない。
みんなにお金を惜しまず払って全員家にいるように指示して、その間食いっぱぐれる人がいないようにする。 動いていないといけない会社(電力とか水道とか)だけ徹底的に除菌対策をして、その人たちが通勤途中に感染することのないように通勤ルートを確保する。とか。 でもそんなことを簡単にできる状況なのかも分からない。
誰がまっとうな法案を作れる人なんだ。 政党とかじゃなくて、まともな人。 誰かを痛烈に批判するのではなく、こうした方がいいと具体案を提示し続けている政治家はどこ。 どう探せばいい。 誰も支持したい人がいないので選挙に行かないという若者を作り出したのは誰なんだ。
政治にまったく関心がない人々をどう刺激すればい���んだ。 自分の想像以上にそういう人が多すぎるから、もう何をしても無駄、という気持ちが生まれてしまう。 よく分からない、各政党のHPを見に行っても全員正しいことしか書いていない。 もう疲れた。
会社を辞めたいなあ、と思う。会社というか、もう、働くことを辞めたい。 今勤めているところは待遇も良く、社内の人間関係も前職ほどひどくないので、これから何年も勤めていけるような環境だと思っている。 でも、辞めたい。どこへ行ってもこの感情はつきまとうのだろうなと思う。 正直、何も考えずに単純な作業だけを繰り返し、何の責任も持たずそこそこの給料をもらう、そういう暮らし方をしたい。
早く死にたいとは口にしても、怖くて自殺ができないので、偶然死ぬまで生き続けることになる。 偶然死ぬのがいつになるのか知らないが、その時までは食っていかなければいけない。 アルバイトで悠々自適に暮らすのも良いが、病気や怪我等で動けなくなったら終わりだ。 食いっぱぐれて餓死するのは嫌なので、やはり正社員でいることは必須となる。 そうなると、当たり前だが責任のある仕事を任される。もうやだ。
生きていたくない。 毎日ご飯を作ったり、掃除をしたり、風呂に入ったり、髪の毛を整えたり、そういうことの一切が煩わしい。 何もしたくない。 外に出たくない。 早く死にたい。
こんなことばかり言っていてもしょうがないことは分かっているが、もう前向きになる気力もない。
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当たり前に片付けられてしまうきらきらしたお守りたち
私は小さな頃、本を読むのが苦手で字を書くのも大変だった。親の教育方針的にスパルタ保育園に通っていたからだ。私はそのスパルタ保育園が大好きだ。なにがスパルタかって、自然に従うのだ。自然に従うという姿がスパルタ。パンツ一丁で春夏秋冬外で遊び時に泥水をのみ、みんなで竹馬を作って遊んだり、10何キロ先の公園へ「遊び」に行くために歩いたりする。それは遠足のような特別ではなくライフワークである。遠足のようなものに当てはまるのは、本格的な登山、川を泳ぐといったこと、年中さんになれば年に一度お泊まり会がはじまり、年長になると何泊も家をでてみんなで山に行く。川をイカダで下り、ヤマメを手で捕まえ、自分で枝を刺し、焚き木で焼いて食べる。すべて自分で行うのだ。ライフワークの中で雑草や虫、動物たち、そして大自然は友達だった。フキノトウやオオイヌノフグリを見つければ春の訪れを、ミミズが干からびているコンクリートをみて夏の暑さを、落ち葉を拾い焼き芋をして冬の支度をする木々に秋の食べ物を、大きな雪の中、肌に落ちる雪の結晶を捕まえて冬の寒さを、薄着のその肌で感じていた。年少か年中でビックイベントがひとつ、保育園の敷地内の一部を永遠に掘るというものがある。一週間ぐらいの時間をかけて終わりの日には子供が一人では這い上がれないような穴になる、はしごをかけて、順番に皆で掘る。水が湧き上がる穴で土の下に水がありそれを井戸水で飲むことができることを皮膚感覚で実感するのだ。(私は姉と2つ離れているのだが、姉がそのイベント時に無くした靴の片方を私の時に出て来たというおもしろ話がある。もちろん子供の成長ははやいので履けるサイズではなくなっていたが。)そしてまた、みんなでその穴を埋める。来年の人たちのために。ショベルカーなんてものは使わず、みんなの手に持ちやすいサイズのスコップ、ショベルで掘る。そんなある意味でスパルタな保育園のことが大好きだった。年長になったとき、サンタさんにもらうものはコマとマリ。コマはもらった時から一斉に練習がはじまり、誰が一番最初に回せるようになるか、ということを競い、変な投げ方を編み出したりしてみんなで遊ぶ。先生(と呼ばれる人)たちのことも「先生」と一度も呼んだことがない。みな同じ人間だからという理由で、同級生のことも全員呼び捨てで呼んでいた。好きな先生(的な立場の人は)はあおっちゃんという名前の青木さんだ。あおっちゃんはものすごく怒ると怖い、だけど一番慕われていた。この間、成人式で実家に帰った時もたまたま道端で会い何も変わらず「あおっちゃん!!!」と名前を呼んだ。あおっちゃんもなにも変わらず「ひかりー!!!」と再会をよろこびあった。幼稚園などで「先生」と呼ばせる理由に上下関係を強調するし対等であるとなめられるからとあると聞いたことががある。(本当かどうかわからないけれど)けれど、私たちの保育園は「あおっちゃん」等のニックネームで呼ぶのであるが、その職員たちをなめる人間なんていなかった。だって、人間は全員平等で対等だから。
毎日、朝は体操と掃除がある。体操はものすごく楽しく、掃除も苦なものではない。掃除をするためにいらないタオルを家から持参し、自ら糸と針で縫って雑巾を作る。手の皮の間に針と糸を通し、友人を驚かせることがわたしは好きで何度もやっていた。時に血が出たりしたが。その雑巾に穴があくまで、毎日雑巾掛けをする。園内は大きな四角で一周できる。それを休むことなく何周もかけていた。そんな生活が楽しく、喜びだった幼い頃の私はとっても活発で大きな声で歌を歌うことが大好きで外で木に登ること、泥団子を作るのは苦手だったけれど足ははやく、小さな雑草が大好きで、逆上がりができなければ親が迎えに来てもずっと練習を行うような活気のある人間だった。
髪の毛は坊主に近いベリーショートで、夏の暑い日は頭から水を浴び、けれど夏の日差しですぐに乾く髪の毛が大好きだった。絵を描くことや本の読み聞かせも楽しくて、保育園時代に印象深く覚えているのが2つある。ひとつめは、その保育園のいちばんおばあちゃんの園長先生が文字だけの分厚い本を何日もかけて読み聞かせてくれる。それは子供向けのような本でない。物語だ。そしてその本が読み終わった日は、その本の中で印象的だったシーンの絵を自分で描くというものだ。自分で全てを想像し、作り上げ物語を描く。ふたつめは、年少ぐらいから毎年近くの公民館に見に行く「森は生きている」という演劇だ。みんなその劇の中の歌が大好きで演劇中に大合唱する。大学1年生ぐらいのとき、地元でやるということになりタイミングがよくそのために帰省して大きくなってからちゃんと見た。その小さなホールの中には私の通っていた保育園の人たちもいて、演劇を見るということを幾度か経験した私は衝撃を受ける。子供達がちゃんとそこに座って演劇をみているという集中力にも驚いたのだが、みんな素直に笑いそして歌唱パートでは大きな声で歌うのだ。これがあるべき姿なのではないだろうかとその子たちに感銘を受けた。森はいきている、それを身体の全てで体感し、そのことが大好きで、実家は海も山も近いから、その環境の全てが偉大で愛おしく、憧れだった。
そんな大好きなことで溢れた生活の中、私は小学校になった。
市立だったのに制服がある小学校は女の子はスカート、男の子はズボンだった。スカートを全く履かなかったわけではないけれど、木を登るのに邪魔なスカートは選ばなかった、ズボンばかり履いたベリーショートの女。そんな私はスカートを履くことを強制される空気が苦しくて、悲しかった。今でも呪いのように覚えている言葉がある。入学式が終わりこれから共に同じ場所へ通うみんなと同じ場所にいて、親と合流できた、その安心感で周りの声が少し聞けていた。私はそんな活発だったけれど、初めましての人や初めましての環境がものすごく苦手でいつも親の後ろに隠れていた。一人でいるときは周りの言葉が聞こえないほどに緊張してしまっていた。親との再会、けれどこれから長い間このよくわからない学校の中でそれは続くのだということの大きな不安の中、小さく安心を感じていた時、名前も知らない、顔も覚えていない(というか見ることができなかった)男の子に「わ!、あいつ男なのにスカートはいてる!」と無邪気に喋ったのだ。それは私にいうのではなく、親に話しているような言葉で、今思えばその子だって私が感じていた小さな安心を感じ、おしゃべりになっていたのかもしれないなと思えるけれど、その言葉は呪いのようだ。私の大好きなすぐ乾く髪の毛、履きたくもないけれど頑張って履いているみんなと同じいろ、かたちのスカート、すごく��分が恥ずかしくなった。きっとその時の私の顔は真っ赤だっただろう。そしてものすごく傷ついたのだ。いや、その時は傷ついたということもわからなかった。保育園のみんなと取っ組み合いの大げんかは何度もしたけれど、ちゃんとお互いにごめんなさいができた、それは喧嘩なのに全く傷ついていなかったのだ。今になってわかるけれど、あの頃の私はものすごく傷ついていた。そして悲しかった。虚しかった。私は女だけど、女だから、近くにいる女の子たちみたいに髪の毛を可愛く結ばなければならない、水浴びをしたらすぐに乾かない長さまで伸ばし、走ったり木を登ったりするのに邪魔なスカートを履かなければならない、その女の子という役割を当てつけられるということを知った。そうでなければ「男なのに」と言われてしまう。「男の子」じゃないのに。それまで私は自分のことをただ人間だと思っていた。それはその頃の友人たちもきっとそうで人間同士で仲良くしていた。けれど、その言葉で私は「女の子」なのだと知った。それは生物学上の「おんな」ということではなく、もっと不確かな「女の子」という存在を。保育園から一緒な友人たちは片手で数えるほどしかいなかった。一番最初に、友人のことは「くん」「ちゃん」付で呼びましょう!と先生は無垢な声で行った。だからわたしはそら!と呼んでいた友人をそら「くん」と呼ばなければいけなくなり、わたしも周りの人からひかり「ちゃん」と呼ばれるようになった。女の子であるから「ちゃん」なのだ、と。それから、私は女性的なものを着れなくなった、着ている服は靴は自転車は全て「男の子」のために作られたもので、髪の毛も短く男の子たちと野球をしたりして遊ぶような人になった。「女の子」のために作られたギラギラピンクの靴、フリフリのスカート、長い髪に憧れはあった。自分もあんな服を着て、ちゃおとかリボンを毎回買って、付録を眺めていたいなんて思っていた。漫画なんて読めなかったのに。読めないコロコロコミックの付録のカードがうれしくないわけではないけれど、一度でいいから、りぼんやちゃお、プリキュア、おジャ魔女どれみに真っ白に心が踊ってみたかった。圧倒的に「恥ずかしい」という気持ちを持ったまま、私はそんなことを親に言えるわけもなく、一人で「男の子のものが好き」ということを演じた。全くの嘘ではなかったけれど、誰にも言えない憧れは持っていた。「女なのに、男の服着てる」と呪いに似た言葉をかけられても、そっちの方がマシだった。「女なのに」という言葉に肯定を感じ、この格好をしていれば「女なのに」という言葉をかけられれば、わたしは「女の子」であることを認められるような気がしていた、その言葉を受けるためにそんな格好を選んだ。「女の子」を排除した生活は学校にいけなくなる5年生まで続く。あの呪いが簡単にとけることはなかった。
小学一年生の頃に話を戻すと、保育園時代、全く文字を読むことを教えてもらわなかった。私の解釈として、文字を知らない世界を味わえる短い時間を作っていただったのだと思う。もう絶対に戻ることのできない感覚だ。その時間の中で、町の広告や絵本の文字、読めない私宛の手紙はどんなように捉えていたのかもう全くわからない。その時間がたまに羨ましくなる。全く知らない言語の文章を見ても、もう言語だと捉えてしまう。言語という概念がない貴重な時間だ。だから、小学校で初めて「文字」というものに触れた。今書いているこの文字だ。あいうえおのあから始まる。なんどもかき、覚えなければならないものだと教わる。それはそう、今になっては当たり前にわかるけれど、その頃の私はものすごく苦しかった。なぜ、あをめと書いたら間違いなのか、ぬとめ、はとほ、にとた、れとね、ちとさ、まとき、つとて。違いがわからなかった。違いがわからなかった、というより、理解ができなかったの方が近いかもしれない。閉鎖的なクラスの中で他のみんなは学校に入る前から言語というものに少し触れている人が多かったから、できないのはわたしだけなのだと思うとまた苦しくなる。保育園の環境とは違い、みんなと違うことは「悪」だという環境に押しつぶされそうだった。あんなに野草を見つけるのが上手で、名前もすぐに言えたのに。「あ」というものが「あ」であるという全く覆されることのない共通認識があり、それを当たり前のように理解するのが難しかった。なぜ「あ」は文字を扱う人々に「あ」という同じもので捉えられるのか、ということを考えてしまっては、暗記するというステップまでに沢山の時間を要し、程遠い道のりだった。覚えるためにたくさんの宿題が出た。家で泣きながら毎日あをいをうをえをおを、なんどもなんども書いた。音読も大嫌いで、みんなすらすらと読む姿にわたしは変な汗をかいていた。わたしの番になり、めとぬの違いを考えていればたくさんの時間が過ぎていて、何も言葉を発せられないその時間は苦痛そのものである。読めないものを読もうと頑張ってもみなができる、いる場所の何歩か手前でひどく挫けていた。その頃の私はまだその小学校という環境に慣れず、ちゃんと友人のような人たちと会話した記憶がない。牛乳アレルギーだったから、私が飲める特別の牛乳がみんなとは違う教室の冷蔵庫にあり、私は毎度取りに行かないと行けなかった。その教室には先生がいたりいなかったりする。いなかった場合、どうすれば、誰に聞けばいいのか、というかほとんどはじめましての人にどうやって話しかければいいのか、わからずそのことを考えていると、どきどきと体が変になる。硬直する。人がいた場合もなんと声をかければいいか、どうその教室に入ればいいか、教室前で中の先生が気づかないところに固まったまま、中の様子を伺い、けれど給食が始まってしまうという時間制限の中でまた体が変になった。学校なのに覚えられないひらがなのことばかり教えられ、そういう時はどうしたらいいか、体が変になったときは、の事は誰も教えてくれなかった。助けを求めたくても求め方がわからず、丁寧に教えてもらったとしても「男なのにスカートを履いている」と思われてしまう私が誰かに助けを求めているということが自分の中でものすごく恥ずかしいことだった。恥、とは違うはずかしさ。一年生の時、何度もストレス性のヘルペスになった、自由の時間以外にトイレに行くことができず、背の順では一番前、一番小さいサイズの制服がブカブカだった小さな体で膀胱炎になった。血の混じるおしっこを見ても親になんて言えばいいかわからず、本当に痛くなるまで黙っていた。ご飯は大好きだったけれど、緊張などで制限時間内に食べきれない給食を「食べましょう」と言われ、昼休みまでそれはいやだからと給食の中盤の時間でトイレに行って吐いていた。何を食べたか完全にわかる、ぐじゃぐじゃになった給食を便器の中に入れて毎回それを最後までちゃんと見届けるように流した。保育園の時に教えてもらった食べ物を大切にしなければならない、私たち頂いている身だという自分の中の哲学に反することをこの環境で強いられていることが悲しく、つらく、苦しかった。次第にわたしは自分の大切なことをどんどん諦めて行くようになった。この環境に順応するために、それを第一に考えて自分の大切な哲学を簡単に捨てることを選んだ。そうでなければ生きていくことが大変すぎてどうにかなってしまいそうだった。その頃は膀胱炎ということをいいことに学校内で体操ズボンを履くことが許された。その流れに甘え、私は学校に通っている間はずっと体育ズボンだった。決まった事を常に破っていることになるから何度も先生に「明日は履いてきなさい」と言われた。けれど「女の子」になるということは唯一譲れない、捨てきれないものだった。一番捨ててしまいたいことなのに、じんわりと縛られる呪いがいつも心の奥に住んでおり、その言葉は何度も何度も初めて聞いた時のように再生された。
天国のような保育園、地獄のような小学校を経て、こんな思い出したくないと感じていたことをなぜなぞるように書いているかというと、成人式の同窓会、私は1日も通ったことのない中学校の同窓会へ高校時代に出会った唯一の友人と参加した時に、保育園が一緒だった懐かしい友人に「久しぶり!」と当たり前に話しかけられ、嬉しく、その人はこの春から私たちが通っていた保育園で保育士として働くということを教えてくれてとっても嬉しくなった。その嬉しさがこの過去のことを思い出せ、時がたつという力はすごいな〜なんて雑に思った。思い出してちょっぴり泣いちゃったけれど。その子が帰り際に「ひかりの子供を保育園にいれてね!」と一声かけられたとき、やっぱりちくっとしてしまい、ここは生まれ育った地元であった、、、とまた諦めてしまった。その人がそんな気持ちで言っているとは決して断言できないけれど、地元の正義は「女は若くして結婚し家にはいり、子供をたくさん産む」ということだった。それがいやで逃げてきたのにその断片をこんな嬉しいときにも感じてしまうなんて、と私がそのことに執着しているからそういう風に捉えてしまうのかもしれないけれど、やっぱりちくっと体が変になった。しかし、私はあのかわいい小さなひかりちゃんから少し大きく成長した。私は変わったのではなく、できることが増えたのだと思う。だからその変になった体のまま、硬直することなんてもうほとんどない。「そのときはよろしくね〜」なんて軽々と返し、ざわついた心を人前から隠した。その隠すことをできるようになったのが良かったのか悪かったのかはわからないけれど、生きやすくなるのは確かである。あるが、硬直してしまっていた私が少し羨ましい。ないもやねだりだけれど。そんな素直に生きていくことができるのならば、いまよりも生きにくかったとしても、悲しいこと、虚しいこと、傷つくことをただただ受け取ることはできたのに、と思う。
あの呪いは未だにまだわたしのことをゆるく縛る。大学で上京して本格的な自由と不自由を手に入れた。自分の哲学だって取り返した。強くわたしの中に私だけの哲学は存在する。そしてファッションはジェンダーに付随しないことを皮膚感覚で感じ、それが喜びだった。だからわたしは今、自分で選んだ好きな服を着ている。買うものは男物ばかりだけれどそれはもうほとんどどうでもいいことになった。好きな服を着て好きな色に髪を染め好きなピアスをつける。もう誰も「女の子なのに」「男の子のなのに」なんて呪いの言葉をかけてこない。その街が東京だ、なんでもあるけど、何もない、お金で全てを解決できる東京の端っこで生きている。けれど、やっぱり憧れを捨てきれないでいる。心の深海で真っ赤なワンピースをきて可愛らしいサンダルを履いて、天気の良い日に外を歩きたいなんて思ってしまう。でも自分がそれをやっていることを想像すると恥ずかしすぎて吐きそうになる。苦しくなる。綺麗なワンピース、かわいい柄のスカートを見つけては「かわいい!」と思うのに買おうとは全く思えない。着れないことがわかりきっているから。
ハタチの人間が当たり前にできること、というもう大前提みたいな誰の目にも触れられないことをふと思い出して、それはすごいことなのだと気づく。文字がかけ、知らない人と話し、人前でもすらすらではないけれど話すことができる。傷ついたことを言われたら、おちゃらけて「めっちゃ傷ついたわ〜」なんてその場を意識した行動ができるし、一人でずーんと傷つき、人に迷惑をかけないことができる。時に本当に怒り、その言葉はどうなんだろう!と相手に私の思いを伝えることだってできたりする。その言葉たちを今のわたしは、あの頃よりは、持っている。
それは小さなひかりちゃんが毎日毎日頑張ってくれたから、頑張ってどう生き抜いていくか、どうすればいいか、と真面目に生きてくれたからである。本当に頭がさがるよ。小さなひかりちゃん。いや、今だって体は大きくなってしまったけれど、まだまだ小さなひかりちゃんなのかもしれない。けれど今が小さなひかりちゃんだったなと感じるのはまだまだ先の話である。
ありがとう、小さなひかりちゃん。私が今日、今まで生きてこれたのはあなたの残してくれた、こんなに小さなきらきらした生きる術のおかげだよ。でも、小さなひかりちゃんに「きらきらした」なんてことを伝えたら、あなたは咽び泣くと思う。現実はいつもきらきらしていることなんて少ないから。それは今もなおまったく変わらないことで、小さなきらきらを集めることに必死だけど、けれど、いつかそれが眩しいぐらいに輝くようなことがあれば嬉しいね。そんなことが起これば小さなひかりちゃんと共にものすごく喜ぶと思う。小さなひかりちゃんが行なっていたように、毎日の小さなきらきらしたものを今も私は集めて、感じて、喜んでいるから、大丈夫だよ。今年ももうオオイヌノフグリを見つけたよ、つくしはまだ先かな。
でも、まだあの呪いは完全には解けていないから、今のわたしも頑張るよ。あなたがくれた小さなきらきらしたお守りがあれば、少しだけ強くなれる。強くいなければならないなんてこともないかもしれないけど���。
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chaukachawan · 3 years
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この恋の行く末は
30期のきららです!
最後の稽古日誌を書きます!
今日はこの人書こ!とか気まぐれで書いてたので、最後の方に書いた人は力尽きて短いです、許して!!外部向けには書いてないです!
🌸以下団員紹介です🌸
32期
・マーティン
アルゼンチンからの刺客。初めて会ったのはZoomだったけど、初めての会話はスペイン語でしたことを覚えています。マーティンと話せる度に、スペ語やってて良かった~って思えてた。ある種、勉強のモチベでした。まだ役者姿は見れてない。ちゃうかちゃわんは色々とやらなきゃいけないことも多いけど、楽しんでくれると嬉しいな。今までありがとう!Muchas gracias.
・ロッドマン
かわいいな~~おまえ~って感じ。最初の公演で関わったから余計にかわいくみえちゃうね。なんか最初は大人しい子なのかと思ってたら全然違くて、最後の方めっちゃうるさいし面白いしでずっと笑かされました。たくさん共演できて嬉しかった!成田で風に吹き飛ばされてあばばばばってなってたやつめちゃくちゃおもしろかった。またどこかで共演したいな!役者いっぱいやってね!舞台もがんばって!楽しそうにお話してくれてありがとう!!
・アニー
有能の極みみたいな子。照明の操作技術がすごいらしいんだけ、当制として働く姿も、もう上回生のそれだった。初回なのにですよ!?すごいなぁ。今回のドアオペもやってくれてた。つまることなかったよね、有能すぎる…!これからもちゃうかちゃわんをどうかよろしく…!楽しんでね!今までありがとう!
・ロビンソン
ロビンソンは、Zoomで初めて会ったけど、実際にあったら思ったより背がバカ高くてビックリした。最初から脚本書きたいんですけど~って言ってて、おぉ、大型新人~って思ってたら、最初のオムニで脚本通しちゃったよ!超大型新人だった。バンドやってたってきいてたから、劇中でロビンソンの演奏シーンが見れる日を楽しみにしています。これからもちゃうかちゃわんを思いっきり楽しんでね!
・シド
かわいい子。でもちょっとふざけてる。そこもかわいい。最初のオムニで関わらなかったせいで、もう関わることなさそうだなと思ってたら、次の2公演でいっぱい話せたし、思ってたより仲良くなれたんじゃないかと思っていますが、どうですか?演技やキャスパ指導を受けている時のシドは何を考えているか分からないことがあって、こっちが不安になっちゃうことがよくあったけど笑 本番に強すぎて、本番のシド全部おもろいねん。練習で出してよ!笑 まぁそれもおもしろい個性として。個性を活かしきった役者に成長すると思います。これからもがんばって!たくさんお話してくれてありがとう!
・まやちゃん
まやちゃん~~~~実は引退して会えなくなるのが本当に寂しいです。初見ではすごく大人しそうな子だったから、途中から入ってきたのもあって、楽しんでくれるかな?と心配していたこともあったけれど、心配する必要なかった笑 臆せず話をしてくれて嬉しかったです。入ってすぐのメイクチーフも立派にこなしてくれてありがとうね。まやちゃんならちゃうかちゃわんのメイクに革命起こせると思います。また公演の受付や箕面キャンパスであったらよろしくお願いします!これまでありがとう!
・つくも
大好きだよつくもーーー!つくものことを考えると引退したくないよーー😭ってなります、ずっと一緒に演劇がしたい😭最初からずーっと「きららさぁん」って寄ってきてくれて、質問してくれて、、うまく答えられない時もあってごめんね…僕いつのキャスパを楽しそうに踊って��れてる姿があまりに尊かった。後輩なのに役や舞台への向き合い方は人一倍で、とっても尊敬してます!喋り方も性格も全部だいすき😭今回も共演出来て良かった!!ほんとにありがと!これからもあそぼう!あと1年ちょっとくらいしたら一緒にお酒飲もうね!
・ニトロ
はじめて橋本貴欣って本名見た時、下の名前、キキって読むんかと思ったw
今公演からの参加!銀河ってギャラクシーをみて入ってくれたのが本当に嬉しいです。稽古場でも一生懸命練習してて、先輩にもたくさん自分の意見を伝えてくれて、サイコーだったよ!あんまり発声とかみてあげられなくてごめんね。電車で途中まで一緒に帰った時、色々話せたのもいい思い出です。ロビンソン、わたしもニトロが32期でいちばん変な子だと思うよ。これからも笑顔と高身長を武器に、役者で面白いことたくさんしてね!
・ごちゃい
ごちゃい!とにかくまずは感謝です!僕いつの時、いっぱい稽古場来てくれてありがとう!たぶん演出より来てたんちゃう?笑
ごちゃいの物怖じしない性格というか、遠慮せずに話をしてくれる感じがすごく心地よくて好きでした。照明のすごいひとになるんだろうなぁ、でも、謙虚にね!笑 先輩を良い形でサポートしてあげてね。たくさんありがとう!
・ピンキー
ああぁあーなんか書こうとすると泣いてしまいそうだよーー
ピンキーとは10.11月公演でたくさんお世話になったし、いっぱいお話したし楽しかった!僕いつの時も、銀河の時も、入ったばかりなのに一緒にキャスパ作ってくれてありがとう!銀河で他の人の演技について意見を言ってくれている姿や、シドへのスパルタ指導をみて、本気でやってくれてるなと感じ、嬉しかったです。衣装でわからんことあったら先輩に頼って頑張ってね!これからちゃうかちゃわんの看板女優になっていくんだろうね。私にとってはずーっと可愛い後輩です!また遊ぼうね!ありがとう!
・くうや
かっこよくなったね!髪の毛のセットがいつの間にかめちゃくちゃ上手くなってた東京ボーイ。
いつか、めちゃくちゃチャラい役をやってね、絶対似合うから笑 あすせかでやってた役が、オムニの役とギャップありすぎで面白かった。一緒に行けなかったユニバいこうね。制作もがんばって!前説上手だったよ!たくさんありがとう!
31期
・そそそ
最初に体験稽古で会った時に、なんか見たことあるなーって思って、○○さんですよね?って確認したらしらばっくれてきて、若干ムカついてた笑 正直、すぐフェードアウトするのかなとか思ってたけど(失礼)思ったよりずっといてくれてて嬉しかった。わたし、そそそがちゃうかちゃわん楽しんでくれてるのかなとか心配しすぎてたけど、この前一緒に話してたらどうでもいいかなって思えてきた。最近いじってくる。ムカついた時しねしねいってごめん!仲良い人にしか暴言吐かないし、年下女の戯れだと思って許して、、、そそそから自分で何かを面白くしていく大切さを学びました、ありがとう。最後まで敬語抜けきれなかったけど(笑)大切な後輩だと思っています。ありがとう!
・バース
初めて会ったのはオムニの読み合わせのときだったと記憶しています。その後、同じ高校出身で同じ学部って知って一気に親近感だったなぁ。役者として関わることはなかったけれど、ずっと一生懸命自主練しているところをみていて偉いなぁと思っていました。スタッフとしての関わりは割とあった気がする!幕とか衣装で。途中で衣装に入ってくれた時は嬉しかったな。実はバースが書く衣装案が私は好きでした。丁寧で面白いアイデアがつまってる!これからもそこでチーフを助けてあげてください!幕の時もなにか手伝う事ありますか?って声かけてくれて本当にありがとうね!好きって言ってくれてありがとう!わたしも好き!
・フロン
最初はアンちゃんの漫研の後輩!って感じでTwitterで名前だけ知ってるみたいな状態だった笑 何のスタッフにも入っていなかったフロンをLINEで衣装にナンパしたのは良い思い出です。フロンもね、実はすぐちゃうかちゃわんを抜けちゃうんじゃないかなって思ってたの。でもずっといてくれて、むしろ誰よりも楽しんでくれてるのが分かって、ほんっっっとうに嬉しかった。えんどぅさんに多大なる感謝を~~~フロンがやってる役、すごい私のツボにハマっちゃうんだよね、やってた役、全部好きだった。衣装男子として、幕男子として、まだまだ活躍してね。すごくお世話になりました!同じ学年なのもあって喋りやすいから、普通に学部の友達感覚で喋ってた笑 先輩として扱ってくれてありがとう!またね!
・りな
なんやかんや言うて最初しか共演してない気がする。いや、最初も共演はしてないな、、でもダブルキャストで演出補佐だったから仲良くなれたと私は勝手に思っていますが、どうですか?最初はりながちゃうかちゃわんを楽しんでくれているか分からなくて不安だったけどちゃんと楽しいって言ってくれてとても安心したのを覚えています。胸うた大好きって終演後に言ってくれたのも泣きそうになるほど嬉しかったです。舞監としてたくさん大変なことがあったろうと思います。どうかこれからもちゃうかちゃわんを見捨てないでやってください。うどんおでんゲームをずっとお酒の名前でやってたのが衝撃的すぎた。かわいいかわいい子から大人っぽくなったと思いきや、まだかわいい。そんなギャップにメロメロです。とてもお世話になりました。ありがとう!
・ガウス
めちゃめちゃかっこよくなった。とてもお世話になった後輩のひとりです。ガウスみたいな子がちゃうかちゃわんで楽しんでくれてるっていうのは、ちゃうかちゃわんの誇りだよ!!!!!みんなガウスを大事にしてね!?
ガウスが入ってくれて本当によかったなぁ、と思っています。度々遊びに誘ってくれてありがとうね。あと、話を楽しそうに聞いてくれてありがとう。とても好きです。既に良い先輩だけど、これからも後輩を楽しませてやってね。ガウスが運転上手くなって、私が免許取れたころにまたドライブ��ようねwこれからも関わる機会がたくさんある事を願って。たくさんありがとう!
・カーメン
演止めと純情で関わったね。演技もキャスパも自分でたくさん練習しているのを見て、真面目な役者さんだなぁと思っていました。
新人の役がかわいらしくてとても好きだった。これからも活躍していってね!これまでありがとう!
・フィル
フィルが入団したばかりの頃、照明と衣装どっちを大切にしたいかわからなかったのに、衣装チーフ後継者にしてしまったから、それについてどう思ってるかなってちょっと不安だった。でも楽しそうにやってくれてて、最近は安心してます笑 奇抜な衣装とかメイクとか、絶対似合うし、勝手に31:期のビジュアル担当だと思ってるので、これからも忙しいと思うけど可愛い役たくさんしてね!これからの衣装も頼みます!今までありがとう!
・小宮山珠里
思い入れのある後輩です!
彼女が最初に出た最初のオムニで演出補佐をしていたという理由もあるし、高校が一緒で学部が一緒だからです。バースと一緒ですね。彼女と話をするのが私はすごく好きだったなぁ、なんか勉強への意欲とか、それ以外のものへの意識っていうのが少し似ている気がして、高校時代に戻ったみたいで気楽な気持ちになれました。彼女の自然な演技も好きだった。もっともっと作りこんだ、考えようのある役をいつかやって欲しい、絶対似合う、と思っていたし、むしろちゃうかちゃわんでなくてもいいから、どこかで活躍している姿をずっと見ていたいです。わたしはきあらのファンなのかもしれないです。また会ったら話しようね。これからも大学生楽しんでね。
・こっこ
こちらも有能の極みみたいな後輩。最近よくキレてるのを目撃するw私たちはこっこさんに負担をかけまくっていましたね(怯)
こっこは先輩の前ではかわいいかわいいでいてくれるから気づかなかったけど、裏ボスってこういう事か!ってwでも、本当に、めちゃくちゃ働いてくれている。こっこが居なくなったら急にちゃうかちゃわん成り立たんくなると思う。本当にありがとう。
こっこはずっと役者してるから、同じくずっと役者してる私とは同じ舞台にいる感覚が強いけど、舞台上で話をしたことはあまりなかったんじゃないかな、今回めちゃくちゃ絡める。なんと舞台上でもかわいい。泣きそうな表情とか笑い方とか間近でみれて嬉しいです。どんな役でも楽しそうにやってるのが好き。嫌な顔はするけど嫌がりはしないから変な役もやらされがちなのがかわいい。(それパワハラですよ!)外部公演ででもまた一緒に演劇しようね!ほんとにありがとう!
・すだくん
映像のプロ…と言いたいところだけど、音響オペもできるし、最近に至っては照明も仕込まれ、もはやオペ席の覇者になろうとしている。というか、みんなにそうさせられている。すだくんは話しやすくて、スタオンの子と関わりなくなりがちな私でも話せてました。須田くんと話す度に、あー私が須田くんの同期だったらもっと楽しかったろうになぁと思ってました。引退してもほかの公演でもかかわる機会あるのが嬉しいです!これからもちゃうかちゃわんをよろしくね!ありがとう!
・のちぇ
まずは最大限の感謝を。ありがとう!なにがありがとうってまずは純情コンフリクトですよね。彼女のデビュー作で主演をつとめさせてもらえたことは私の誇りです。アイカが私でよかったかな?と不安になる時もあったけど、この前の稽古日誌を読んですごく安心しました。すき!帰る方向が一緒であることもあって、よくお話したね。また、時々LINEしてきてくれて嬉しかったです。のちぇは考えて生きてるタイプだと思うので、色々と苦労することもあるだろうけれど、のちぇなりにちゃうかちゃわんを楽しんでいってくれれば嬉しいと思っています。仲良くしてくれてありがとう!次回作もたのしみにしてます!また色んな話しようね。
・でぃあ
でぃあちゃん~~まずは今回の演出おつかれさまです~~!まだ終わってはないけれど!脚本読んで、でぃあちゃんってこういうの好きなんだなぁって思ったし、素直に着物を舞台に使おうとする根気に尊敬しました…まぁ和装が好きなんだね。でぃあちゃんとは正義のミカタ裁判で互いに重要な役柄として共演し、私が衣装チーフの時は助けてもらい、でぃあが衣装チーフの時はとてもお世話になり、、それ以外にももう本当にでぃあちゃんなしでは私の後輩とのエピソードは語れないです。好きだよ。しっかりしすぎてるのがたまに心配だけどそれはお互い様なんだろうな、分かんないけど、、私がしっかりしてないから呆れられてないかなぁとかすごい心配してたけど、そんなことは感じさせない感じでいつも私に話しかけてくれて嬉しかったです。引退しても絶対遊びに誘うね!
・トニーー
おつかれさまです!トニーは妙にハマり役が多いよね。私が一番好きなのは医者とひろのんです。照明も大変そうだけど、先輩がいなくなっても周りと協力してがんばってね!わたし照明のこと何もわからないけど、照明にプライドがあるんだなということだけは伝わってきてます!良いね!大事にしてね。同期と仲良くね!わたし心配ばっかりしてるやん笑 よくお話してくれてありがとう!また公演みにきます!
・うさはな
今回たくさん絡む人。ほかの人と絡める!と思って今回の役に希望を出して良かったです。かわいらしい今回の役がとても似合ってる。優雅な所作もうまい。やまとなでしこ~な見た目なのに本人の性格はちょっとキツめなのがいいよね。惹かれる。これからも同期と仲良くやっていってね~それだけで私は嬉しくなると思います。かわいいって言ってくれてありがとうw後輩なのにお姉さんみたいで癒されてました。音響もシドを可愛がりながらがんばって~たくさんの感謝を!
・レッド
にしおか。最初に会った時からなんかクセが強かった。体験稽古の後、カレー屋でテーブル向かいでご飯食べたこと今も覚えてます。その頃はこんないい役者になるなんて想像もついてなかったけど、レッドの雰囲気は唯一無二のものだと思います。外語は演劇やるの忙しくてしんどいかもだけどこれからもいっぱい役者してね!かっこいい役もおもろい役もいっぱいやってね!いままでありがと!また箕面新キャンパスで会おう!
・ラム
にしだ。胸打たれる人達で絡みまくってかわいがりすぎて、その流れで今もだる絡みしたりモンスターペアレントを発揮していることを許して欲しい、、もうめちゃくちゃしっかりした先輩でちょっと寂しい気持ちもあるけど、これが本来のにしだなんやろなぁ、お兄ちゃんみがあってすごく好き。成長したね、って私なんかがいうのはおこがましいけど、ほんとにいい役者になったね。これからもいい役たくさんもらってね。これからもちゃうかちゃわんをよろしく!
・はっしー
関わりがなさそうでありそうでやっぱりなさそうな後輩。この街や正義のミカタ裁判では関わったけれど、如何せん劇中で喋ったことがない~笑
だからはっしーのことはずっと見る側だった。はっしーってシリアスな役もとんでもねぇ役もしっくりくるはっしー感があって、好きです。とっくに追い抜かされて追いつけないみたいな存在になってたなぁ。ロリロリの役を楽しそうに練習していたのが尊かった。好きなものに一生懸命なところがすき。これからもちゃうかを見捨てず、舞美を見捨てず、どうかちゃうかちゃわんを楽しんでやってください!
・ライ
キキにあーちゃんって呼ばれて嬉しがってた。舞台上で絡み無さすぎてワロタ!サーオリの時にめちゃくちゃ30期に可愛がられてたのが懐かしい。ライは声がいいよね。サイズ感もいい。「パンおいしい」での、ザ・ちゃうかヒロイン!みたいな役をみてたから、「恋愛拒絶症候群」でのメンヘラ役にビビった。印象がグッと変わってハッとした。普段もあの化粧と服装でいたら逆に強そう。いつか普通にオタクの女役をやってほしいな。活き活きしそう。また遊びましょう!ありがとう!
・らめる
らめる~~わたし引退するの寂しいよ~~まだまだ一緒に演劇して遊びたいよ~~らめるとは正義のミカタ裁判で一緒に演技したね。しょうみあの頃から既に私は負けてた~。悔しいけど勝負も出来なかったなぁ。これからも色んなところでいっぱい演技するんやろうなぁ、たくさん見れるのが嬉しいな。勉強も大変やろうけど、らめるくらい一生懸命演劇してたらたぶん許されるよw
メイクチーフとしてもたくさんお世話になりました、次は後輩をサポートしてあげてね。スイーツ食べに行こうね!あと10月公演の時いってくれたカラオケも!本当にありがとう!
・オレオ
シルバーワックス消費量ちゃうかナンバーワン。小道具で何度もお世話になりました。クレバーな雰囲気に憧れてた。
純情コンフリクトのタピオカ作り出した辺りから、「あ、この子すごいかも」って気づき出した(遅い)。
小道具の厄介な先輩たちがいなくなったらオレオの好きなようにのびのびやってね!
顔と雰囲気が似合いすぎてジジイ役やらされがちだけど、もっと新人の役みたいなのもたくさんやってほしいな。モラハラ彼氏みたいな役もやってほしい「え、俺が浮気したからなんなの?お前みたいななんの取り柄もない女が、俺と別れられるの?」とか言ってみてほしい(?)
後半意味わからんなったけどこれからもいろんな役やってね!公演みにいくね!ありがとう!
・エデン
新歓の体験稽古でいちばん最初に共演して(エデンは覚えてなさそう)その頃からなんか人と違うオーラを放っていた気がします。
エデンみたいな感じの子がこのサークルで楽しそうにやってくれてるのは嬉しいよね。これからも楽しんでね。普通にカラオケに行ってアイドルの曲一緒に歌いたいな、、声優の曲でもいいよ、!いつかそんな機会が訪れることを願って。ありがとう!
30期
・ゲオ
明るいなぁ!先輩と喋るの上手すぎ!運動神経良さそう!が第一印象でした。周囲の人をサッと助けてくれる時が多くて、スマートだなーと思った印象はあんまり変わってないかも。でも人によって彼に対するこの印象は大きく違うらしい()
実は最初のオムニバス公演で共演したんだけど、私はそれに対して「兼役とか体力あるなぁ」って思ってるだけだったの。でもね、実はGEOは、私の出てた脚本に新入生が私1人だったから兼役として入ってくれたらしい…1ヶ月くらい前に言われるまで全く気づいてなかったです…ありがてぇ…でもわたし普通に孤独感じてたわ笑
いちばん嬉しかったのは私を楽しそうにイジってくれたことと私の話を(しょうもないことや悩みも含めて)よく聞いてくれたことです!振り返ると感謝ばかりです!ありがとう!
・ルーチェ
あんまり第一印象を覚えていないんだけど、大人しそうな子だなぁ、仲良くなれるかなぁって不安に思ったのを覚えてます。スタッフも違うし、あまり会うこともないしで、正直全然話せなかったなぁ、同期なのにちょっともったいない気分…でもわたしがちょこちょこ音響の班員になった時には、仕事ぶりに
驚いたのを覚えています。仕事のことも班員のこともきちんと理解しているチーフなんだなと思いました。音響班からの支持が厚い理由がわかった瞬間でした。制作のお仕事も毎回当制に来てくれたり、私の知らないところで、本当にルーチェなしでは困る場面がたくさんあったんだと思います。30期唯一のスタオンとして最後まで活躍してくれて本当にありがとう!!
・ルル
唯一の全部公演参加した同期女子よね。ルルにはめちゃくちゃ感謝してる。たくさんスタッフ面でお世話になったのももちろんそうだけど、ルルが稽古場にいるだけでわたし楽しい気持ちになれた。あと話しやすいし、甘えさせてくれたから、私がちゃうかちゃわんに在籍する上で精神安定剤みたいなものだった~~~たまにする女子トークみたいなのも楽しすぎて、永遠やってたいくらいだった。もうずっとうちら口で言ってるけど���ほんとに遊びに行こな!?大好き!!!ありがとう!
・エアーマン
えあーーまん…寂しいよ~なんで引退公演いないんだよお😭
Twitterでちゃうかちゃわんのことを気にかけてくれてるのが分かって嬉しい。
優しいエアーマンは演出する時は頼もしくて、1回くらい演出を受けてみたかったな。脚本を欠かさず出すその精神、継続して何かをしたりやり遂げるのが苦手なとても尊敬しています。32期のロビンソンがずっと集合写真で影武者してくれてるからみてね。
やっぱりかぐやのアラブがいちばんすき。卒公は共演しようね!!!
・オッズ
後輩に大人気。って書こうとしたけど、良く考えれば先輩にもめちゃくちゃかわいがられてたし、同期にも大人気だわ。オッズとの仲良しエピソードを各人が自慢してるのがおもしろい。わたしエチュードでオッズと喋るほうが普段喋るより多かったんちゃう?って感じやったけど、僕いつで同じ稽古場になれたことで、少し喋れて嬉しかった。参加してくれてありがとうね。卒公でまたオッズの演技を見れるのを楽しみにしています。
・きき
実は1年生のとき、めちゃくちゃ共演した!それからは演出を2回つけてもらった。稽古場にいる時にいろいろ話した時、私が無理して笑ってる!ってよくキキは言ってたけど、私は割と笑ってたよwww過去公演を懐かしんだり、必要だけど必要じゃないしょうもない話して笑ったりするのはキキとがいちばん楽しかった!一緒に入団出来て良かった!
引退しても疎遠にならんとってね、たまには集まろうね!だいすき!ありがとう!
・しいな
つきほ。椎名って呼んだことほんまにないねん、、忙しいのに積極的に公演に参加してるのがすごい。色々と大変そうなのに全部ちゃんとやれてるのが偉い。尊敬。声が良くて、発声が神だと思ってる。色んな役やってたね。私はやっぱりエルサがすき!また共演しようね!ありがとう!
・きりみ。
私のことを麻衣~~って呼んでくれるのはきりみ。ちゃんだけ。実は、小中高大全ての友達のなかできりみ。ちゃんだけ。思えば最初の体験稽古で出会ってからずっと一緒に演劇をしてきたのね。きりみ。ちゃんはなんか特別な存在です。あんまり一緒に遊んだりすることがなかったのが少し残念だけど、稽古場で会った時にふたりでこそっと話するのが好きだった。彼女が演じる役も好きだった。なんでもできるの。出番の少ない役でも絶対インパクト残る演技だし、ほぼメインキャストみたいな役でも見とれちゃう演技をしてくれるし。アイ班の男子2人のことを大切に思ってるのが尊い。引退したらこれまで遊ばなかった��ん遊ぼう!ここで言うのも変な話だけど、きりみちゃんの結婚式には呼んでね!!!ほんとにありがとう!
・ハーベスト
座長。ひとまず1年間の感謝を。
本当にお疲れ様でした!
ハーベストをかっこいいと思うようになったのはいつからだろう。たぶん彼がチーフをやりだしてから。仕事してると輝くタイプなんだろうなぁ。えっ、それって男の人としてかっこよすぎるな。優良物件すぎる。大道具の人感強いけど、チラシのセンスもすごい。みんな知ってると思うけど。チラシ、すごい!って言ったら、喜んでくれて、こだわった所説明してくれるのが尊かった。嬉しかった。ハーベストって責任おいがちだけど、笑いとるために自分責めてる時もあってそれがおもしろかった。ハーベストの決定にならなんだってついて行こうと思えたよ。本当にありがとう!またよろしく!
・ばたけ
マジ共演者。ばたけは3年目で遂に見つけた感ある。ずっと面白かったんやけど、1.2年目は役をやらされてる印象があったのに、3年目になって、またデブをやってて、遂に気づいた。この人楽しんでるなって。なんかもう貫禄がすごいんだが、、めっちゃ真剣にデカい声で「コロッケ!!」って練習してるのおもしろすぎて吹いた。分かんないことあったら教えてくれてありがとう。FPSの動き方とか銃・剣の持ち方とかめちゃくちゃ助かってた。卒公は出るのかな?出て欲しいな。そのときは多分わたしは衣装チーフとして、メイクチーフのばたけとまた協力することになるだろうね!また一緒にがんばろう!これまでたくさんありがとう!
・こいえ
入団したばかりのころ、30期のLINEグループで自己紹介しあった時、遅れて入団してきた彼の自己紹介が不気味すぎて怯えてたら同じ班に入ってくることも判明して私は怖がってた、、はじめての稽古で発声が終わった後に隅の方で体育座りしながら早口言葉を1人で練習してたのを妙に覚えてる。怖かった、、
演技で不安に思っても、彼に大丈夫って言われたら大丈夫な気がしちゃわないですか?悔しいけど助かってた。結局舞台上での絡みは最初の公演でしかなかったけど、2回ともこの人の脚本で演出補佐させてもらえたのは嬉しかったです。私的にはかなり良い思い出。なんで私が演出補佐に抜擢されたのか全然わかんなかった!だけど楽しかった!ありがとう!
・アンちゃん
ずっと会ってない……アンちゃん好きよ。
卒公は出るよ!って言ってた言葉を信じて、また共演する機会を待ち望んでます!
・みこ
実は「僕と机と時計な彼女」以来全く舞台での絡みがない。「時計」でも正直ほとんどなかった、、でもみこが出てるシーンって全部面白いんよ。ふざけてるのかふざけてないのかよく分からないテンションで演技をするのが妙にツボにハマる。もっと演技を見たかったな。全然稽古場で会わないのに、やたら後輩に好かれてると思ったら舞美や音響で活躍してたんだね。さすがすぎる。先輩も涙だと思う。毎回オペやってくれてありがとう!だいすき!卒公では役者してね!笑
・あみちゃん
1年目ほぼ会話ゼロだったのに2年目から急に絡み出した子。優しくて良い奴。好きな物には一生懸命。甲斐性がある。もっとモテてもいいよね多分。ちゃうかの後輩・同期にはモテてると思います!人気者。直近では銀河ってギャラクシーでガッツリ絡めたのが嬉しかったな。良い意味でも悪い意味でも、私にとってはあんまり気を使わなくてすむ相手だから、遊びみたいな感覚で稽古しまくれたのが良かった!思えば正義のミカタ裁判といい、銀河と言い、私あみちゃんにお金せびってばっかりやな。大事な友達。これからも仲良くしてね、また飲み行こ!
・わか
今回の主役!わかの演技を今回改めて見てみて、こんなに上手かったかなぁって思った。普通にラストシーンにグッときちゃった。アンケートでたくさんほめられてほしいです。わかとのいちばんの思い出は2018年学祭衣装チーフをいっしょにやったことです。わかさん衣装チーフだったの?ってみんなに驚いて欲しいなぁwたくさん助けてくれてありがとう!なんやかんややっぱりガブリエルが好き。また卒公でいっしょに演劇しようね!今までありがとう!
ここからはお気持ちです。
タイトルはちゃうかちゃわんHPの、私のメンバー紹介の表題です。いまふりかえってみれば割とちゃうかちゃわんで私が活動する上での気概にしっくりきてたなっておもいます。
時間もお金も気力も体力もめちゃくちゃたくさん使って。たまに苦しくて、でもなんか離れられなくて、ずっと一緒にはいられないのが分かってる、身を削るような時もあるのに、なのにそれでもいいから今だけは一緒にいたい、みたいな。そんな恋をしていたような気がします。
ただのサークル活動といってしまえばそれまでなのに、遊び方が分からない自身の不器用さのためにここまで自分の身を捧げてしまったわけです。良くいえば、他のことを全て犠牲に出来るほど、ちゃうかちゃわんに傾倒していたのかもしれません、いま思えば。
だから、まさに今からちゃうかちゃわんを引退していこうとする私の心情は、自分から恋を終わらせにいくような。失った時の喪失感に耐えるための決心と。ここまでのめり込んでしまった自分への嘲笑と驚きと。しかし確かな感謝の気持ちと。
まぁ色々言ってはいるけれど、みんなと今までのように何の気なしに会って喋ってという生活が消えていくのがとっても辛いんです~~~。会おうと約束しなくてもみんなに会えて、一緒に楽しいことを作りあげたり、たわいもない話をするのが、私は好きだったんですね。そりゃ稽古自体も好きだったけど。この活動がなくなればもう会わない人ももしかしたらいるかもしれませんね、、、いつか、幻の30-32期合宿が企画されることを願っています、、、
私は先輩が大好きでした。過去公演もよくみていました。こんな面白いことやってる人たちの後輩なんだ!この精神を受け継いでるんだ!と思えるのが嬉しくて。ここで言ってもしょうがないけど、私たち30期をかわいがってくれてたくさんの楽しい思い出を本当にありがとうごさいました。
後輩も大好きでした。個々人がユニークなアイデアをもっていて、一緒に演劇をできること、とても光栄に思っていました。
31期には、30期はあまり愛を注げなかったような気がしていました。そんなことないって言ってくれたら嬉しいのだけど、少し申し訳なく思っています。30.31期は揃って29期の後輩!って感じだったので。
特に自分でやりたがりの31期の子達にとっては頼りないと感じることもあったかと思いますが、よくサポートしてくれて嬉しかったです!
32期のみんなは、イレギュラーなことが多い時期にも関わらず、勇気を持ってちゃうかちゃわんに入団してくれたこと、そしてこの活動をめいっぱい楽しんでくれていることが、わたしは本当に嬉しくてたまりません。同期が少なかった時期には不安もあったと思いますが、今となっては初期の心配はどこへやら。ホントによかった!安心しました。これは先輩のおかげと言うよりも、既存の32期の、受け入れ態勢がとても良かったおかげだと思います。尊敬しました。最初からこんなイレギュラーにみまわれた32期は、もう何があっても大丈夫だと確信しています。全員おもしろい!新人公演楽しみにしてます!!!
同期も大好きです。同じ時期に同じことを始めるというのは面白いなって思った。演技やスタッフの成長だけでなくて、大学生という多感な時期を長い間共に過ごすうちにみんなが少しずつ変わっていくのが見てとれたこともすごい面白かった。みんな、やることやれてそれぞれ凄いのに全然驕らないところが好きだよ。程よい距離感の同期は心地よかった。またたくさん思い出話でもしようね!
私のこの愛は次はどこに向かうのかな?
おしまい!
たくさんの思い出をありがとう!
さよならちゃうかちゃわん!
引退じゃーーーー!!
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groyanderson · 5 years
Text
ひとみに映る影 第一話「めんそーれ猪苗代湖」
☆プロトタイプ版☆ こちらは無料公開のプロトタイプ版となります。 段落とか誤字とか色々とグッチャグチャなのでご了承下さい。 書籍版では戦闘シーンとかゴアシーンとかマシマシで挿絵も書いたから買ってえええぇぇ!!! →→→☆ここから買おう☆←←← (あらすじ) 私は紅一美。影を操る不思議な力を持った、ちょっと霊感の強いファッションモデルだ。 ある事件で殺された人の霊を探していたら……犯人と私の過去が繋がっていた!? 暗躍する謎の怪異、明らかになっていく真実、失われた記憶。 このままでは地獄の怨霊達が世界に放たれてしまう! 命を弄ぶ邪道を倒すため、いま憤怒の炎が覚醒する! pixiv版 (※内容は一緒です。)  (前作までの「NICシリーズ」につきましてはこちらをご覧下さい。)
 ◆◆◆
 それは私がまだ会津(あいづ)の猪苗代町(いなわしろまち)に住んでいた、中学1年生の時の事だった。
 玲蘭(れいら)ちゃんは、ある日沖縄から私の学校に転校してきた。 東北地方の田舎に県外から転校生が来るのは珍しく、彼女はクラスのちょっとしたアイドルだった。 しかも意外だったのは、彼女は祝女(ノロ)という沖縄の伝統的な巫女さんで、中学生なのに悪霊払いや地鎮祭の仕事をしていた事だ。 電車で石筵(いしむしろ)にある霊山に行って、かわいい巫女服で修行をしたりしていて、まるで本物の魔女っ子みたいと当時の私は憧れていた。 どうして私が、彼女のそんな特別な事情を知っていたかというと…私も昔石筵の観音寺に住んでい事があって、少しだけ他の人にはない力を持っていたからだ。
 私の家は代々、影法師(かげぼうし)という霊能力を継承していた。 念力で光の屈折を歪めて色んな形の影絵を作ったり、自分やものの影に幽霊を取り憑かせて操らせたりする術だ。 霊能力の才能を認められた小さい頃の私は、家族の意向で、小学校に上がるまで石筵の観音寺で修行して過ごしたのだった。 加えてそこの和尚様は、昔チベットで修行をされていて、「タルパ」という人工の魂を作る術も持っていた。私はそれも少しだけ教えて頂いた事がある。
 人間の子供の魂は、周りの幽霊や、幽霊未満の人の想いの名残りを吸収しながら成長していき、やがて自我が芽生える。 タルパはそういった身の回りに漂う魂のかけらを人為的にかき集めて、自分の想像力や念力で魂に成形する技術だ。 だからそれは、人を1人生み出すのと同じくらい重みのある行為だと、和尚様はよく説かれていた。
 とはいえ、幼い頃の私が作る事を許されていた魂は、虫や小鳥とか、古道具に染み付いた気持ちを具現化した小さな神様の影絵だけだった。 それゆえタルパ作りは影法師の修行の一環ぐらいにしか思っていなかったし、山を降りてからはやり方も殆ど忘れていた。 でも中学で出会った玲蘭ちゃんは、かわいい猫の魂を作ってペットにしたり、 漫画のキャラクターにそっくりなイケメンの魂を作ったりしていて、当時の私にとってすごく衝撃的だった。 むやみに魂を作ることは良くないと和尚様から教わっていたにも関わらず、当時の私は遊び感覚で玲蘭ちゃんにリクエストをしてしまった事も度々あった。
 だけど私達は、そういう「人工の命」達の重みを突然思い知らされることになった。 ある日、玲蘭ちゃんが私に相談を持ちかけてきた。 作った魂が暴走して、手のつけられない悪霊になってしまったらしい。
 実は玲蘭ちゃんのお父さんは、福島に赴任してから職場の女性と浮気していた。 お母さんはそれを知っていたけど、玲蘭ちゃんの学費のために離婚できないという。 そこで玲蘭ちゃんは、お父さんがまた別の県に異動になれば浮気をやめてくれると考えた。
 玲蘭ちゃんのお父さんは主に猪苗代をまわる観光バスの運転手だった。 だから玲蘭ちゃんは、猪苗代が観光地として人気がなくなれば、お父さんの福島での仕事が減って異動になると考えた。 そして猪苗代湖(いなわしろこ)に巨大な恐竜の未確認生物が出るという都市伝説を利用して、恐竜の姿の魂を作り出し、暴れさせた。
 その作戦の効果は絶大だった。霊感のある観光客が湖に近寄るのを恐がり、猪苗代を守っていた仏様方は恐竜に怯えて逃げ出した。 すると湖に悪い物が集まってしまい、県内外から入水自殺者までもが引き寄せられるようになった。 当然猪苗代の評判はガタ落ち。ただ、本当の問題はその後に起きた。 集まった悪霊を吸収して力をつけたその恐竜が、湖を出て市街地で暴れだしたんだ。
 DNAを持つ動物から生まれた命と違って、人工の魂の本能は、完全に作り手が創造した通りになる。 肉食の獣という設定の魂を作れば、その魂はたとえ触れられなくても草食動物に付きまとい続けるし、 薬物中毒者という設定にすれば、その魂は消滅するまで永遠に苦しいまま生きる事になる。 玲蘭ちゃんは猪苗代湖の恐竜を作る時、湖に誰かが来たらともかく暴れ回るように作ってしまったらしい。
 ◆◆◆
 恐竜騒動が始まってから数週間後、猪苗代の中学に通っていた私は、石筵の和尚様に呼び出されてこの件について何か知っているか尋ねられた。 友達の引き起こした不始末を告げ口するようで気が引けたが、私は仕方なく恐竜の正体について打ち明けた。
 すると和尚様は私を、山の麓の熱海町(あたみまち)にある、大峯不動尊(おおみねふどうそん)という小さなお寺へ連れて行かれた。 そこで二人で影法師を呼び寄せる真言を唱えると、萩姫(はぎひめ)様が現れた。 不動明王様のお告げで福島に来られた平安時代のお姫様で、死後は影法師にとっての神様のような存在になられたお方だ。 和尚様が萩姫様に事の顛末を説明すると、萩姫様は私にタルパを作って恐竜を止めるように命じられた。
 私は不動尊の近くにある滝のほとりに座って、揺れ続ける水面にタールのような黒々とした影を広げながら、どんなタルパを作ればいいのか考えた。 自分が作れる薄べったい影絵の体で悪霊と戦えるほど強い魂を作るのは相当難しい。 けどそれ以上に、ずっと遊び半分だった1人の命を産むという行為の責任の重さを、私はこの時ようやく理解した。 もしも私がタルパに無責任な本能を与えてしまったら、その子は玲蘭ちゃんの恐竜のように、苦しみながら他の災いを生み出してしまうかもしれない。 恐竜をやっつけるその場しのぎの設定だけじゃ、ぜんぜん済まないんだ…。
 結局その日は何もできないまま帰宅した。 夜、風呂場でぼーっと今まで作ってきた影法師達について考える。 虫みたいな小さな生き物の魂は、近くに卵や赤ちゃんがいれば自然と吸い寄せられて吸収される。 それを転生と呼ぶか消滅と呼ぶかは人それぞれだけど、少なくとも彼らは新しい命の一部になる。 九十九神(つくもがみ)、物に宿る小さな神様は、物が壊れるかゴミとして処理されるまではその物に宿り続ける。 たまに職人さんの子供に宿って、その子の才能の一部になる事もあるらしいけど、基本的に彼らは自分では動かない。 でも、これから私が作ろうとしているのはもっとずっと大きな魂だ。 きっとこの騒動が終わった後も、私と同じくらいか、私以上に長く存在し続けるかもしれない…。
 長風呂でのぼせ始めた頃、浴室に1羽の小鳥の幽霊が飛んできた。 よく見るとそれは、オカメのお面を被っている。というより、人面鳥だ。
 「…オカメインコ?」 私はその子を見た瞬間、真っ先にそんなオヤジギャグを口走っていた。 するとオカメインコが私をじろりと見上げて言った。
 「ちょっとやめて頂戴、アナタまでサ。 アタシの事忘れたの?アタシよ、アタシ…。」
 そう言うとオカメインコは、黒い影の姿になり、浴室のタイルにビタッと貼り付いてみせた。 壁面にまるで影絵のように浮かび上がる小鳥のシルエットを見て、私は思い出した。 この子は私が修行中に作った小鳥の影法師タルパだ。
 「すごい!どうやって3Dの体になったの?」
 彼女いわく、ある日熱海町の辺りを飛んでいると、源泉神社(げんせんじんじゃ)で深沢(ふかざわ)の名水を守る龍神様に捕まったらしい。 そしてイタズラに知能を与えられ、自分が人間によって作られた偽物の小鳥だと知る。 すると彼女は自分も人間に近付いて人工の魂を作ってみたくなり、龍神様に頼んで人間の顔を付けて貰ったのだという。
 「せっかくだから美人にして頂戴って頼んだの。だから最初はアタシ、自分がゼッセーの美女だと思ってた。 でもいざ人前に出てみたら、酷いのよ!みーんなアタシをオカメインコだって笑うの! あのふざけたドラゴン野郎、わざとやったんだわ!!」
 石筵は和尚様や玲蘭ちゃんのように、式神や生霊、タルパといった人工の魂を作る修行者が多い。 そしてそういう人の中には、文化の継承や土地を守るために、妖怪や神様の魂を作って管理する生業の方々がいる。 不思議な神通力を使う龍神様だなんて一見ファンタジーめいているけど、 石筵の麓にある熱海町の神社でなら、神様の役割を担う魂が祀られていてもおかしくない。私はオカメの話に納得した。
 プリプリと怒っているオカメをあやしながら、私は自分の部屋に戻った。 (廊下ですれ違ったお父さんが「オカチメンコ」と呟いて、メチャクチャにつつかれてた。) その後はお互いに近況を語り合い、恐竜の件の話になった。
 「勝てるかな?影のタルパでも。 だけど…もし戦いが終わったら、その後その魂はどうなるんだろ?」
 するとオカメは、私を小馬鹿にするようにため息を吐いて言った。
 「アナタ、バカね。どうして痛めつけるのを前提に考えてるのよ。 人工だろうが天然だろうが、誰だって生まれつきの本能ぐらい持っているわよ。 でも生き物って、自分の本能を満たすために知恵を絞るから繁栄できるんでしょう? 鳥が巣を作るのも、蟻が食べ物を運ぶのも、生存本能や食欲を満たすため。 人間があれこれややこしい事をするのも、安全で幸せに暮らしたいからじゃないの?? だったらその恐竜ちゃんにも、やっつける前に正しい本能の満たし方を教えてあげるべきよ。」
 彼女の言葉は目から鱗だった。まだ幼くて何も知らなかった私が作ったただの小鳥の影絵がいつの間にか成長して、 まるで私よりも大人のように立派な事をスラスラ言ってのけた事実が何よりも説得力を帯びていた。 私は思った。一人で無い知恵を絞ろうとするより、この子と協力して玲蘭ちゃんの恐竜を止める事は出来ないかと。 今まで自分にとって「動く影絵」でしかなかったタルパが本物の命だと教えてくれた彼女なら、きっと…。
 「お願い。猪苗代湖の恐竜を止めて欲しいの。 そのために必要な事は何でもするから。」
 オカメは私に二言だけ願いを告げた。
 「この不格好な姿だけでも作り直して頂戴。あと、ちゃんとした名前をつけてよね。」
 ◆◆◆
 翌日の放課後、私は自分の影に1人のタルパを宿して猪苗代湖に向かった。 その魂の名前は「リナ」。空を飛べて、恐竜とお話できるぐらい大きな宇宙人。 彼女の本能は、人工の魂を作る研究をすること。 本人の意向を汲んで、人間に変身できるようにした。 顔は家にあった芸能雑誌の、「今年の美男美女芸能人ベスト10」で1位になった男女両方を贅沢に足して2で割った顔。 (結果ヒゲの生えたオネエさんみたいになったけど、リナは「両方のトップの顔を兼ね備えたアタシこそ最強の美人」だと言い張っていた。) それ以外はぜんぶ自由。私は他に一切手を加えていない。
 猪苗代湖の玄関口、長浜(ながはま)に到着すると、辺りは静まりかえっていた。 この時期はいつもなら白鳥が飛来して、観光客や大きな遊覧船で賑わっているけど、その日は閑古鳥すら鳴かないもぬけの殻だった。 穏やかな湖面にそっと手を入れてみると、海の水とは違う生ぬるい淡水の感触が伝わってくる。
 その時、地鳴りとも汽笛ともいえない「ズーン」と重い唸り声が上がり、湖の中腹から高い波が湖畔に迫ってきた。 私達はコンクリート打ちの道路に駆け上がった。それでも沖に到達した高波は、せり上がって私の膝から下を強く打ちつけた。 湖の水がスニーカーの中に入りこんでいた砂浜の砂と混ざりあって、私はまるで金縛りに遭ったように足が重たくなるのを感じた。
 体勢を立て直して湖面を見ると、遊覧船よりも大きな恐竜の霊が、私達を鋭い眼差しでねめつけていた。 有名なUMAのネッシーにそっくりな、首長竜だ。 親の世代が若かった頃は、ネッシーブームにあやかって世界中の湖でこういう恐竜の目撃情報が多発したらしいけど、 まさか現代の猪苗代湖で恐竜の怨霊が暴れ回る事になるなんて、誰も予想できなかったと思う。
 「へえ。これが沖縄の巫女が作った魂なの。」 リナは私の影から湖面にするすると伸びていき、巨大化しながらカラフルで立体的な姿に変身した。 宇宙人としての彼女の姿は、「でかくて強そうだから」という単純な理由で、アメリカで目撃されたフラットウッズモンスターという宇宙人の姿をモチーフにした。 栗型の頭部にハロゲン電球のように光る2つの目、枯れ枝みたいに硬くとがった腕や鉤爪に、昭和のスケバンのロングスカートめいた円錐状の下半身。 モンスターと名がつくだけあって、恐竜と並んでもなかなかの大迫力だ。 リナが恐竜の近くへ飛んでいくと、恐竜は玲蘭ちゃんが作った本能に従いリナを攻撃しようとする。 でも、リナは小鳥だった時と同じようにひらひらと宙を飛んで攻撃をかわしていた。
 2つの魂の演武に見とれているうち、気がついたら私の周りにも悪霊が集まっていた。 成仏できない動物から、俗世に恨みを持つ人間、それに、これまた誰かが人為的に作ったらしい、呪いの擬人化みたいな怪物まで。 私はむかし和尚様から教わっていた護身術で、それらの悪霊達を1つずつ処理していった。
 淀んだ気配が薄くなってきた頃に再び湖面を見ると、恐竜はすでに目を回しているようだった。 ずっとくるくる飛び回るリナに翻弄されていたみたいだ。 リナは龍神様から学んだらしい方法で、私達と会話ができるように、恐竜の魂を昇華させた。
 「恐竜さーん!どうして暴れるんですかぁー!?」 私は大声で恐竜に問いかけてみた。 恐竜はまだ自分が喋れるようになったと気付いていないで、混乱しているようだった。 しばらくまごついて、やがてしどろもどろに口を開く。
 「わからない…さー…。私は…波…。 湖に風が吹けば…私も暴れるさー…。」 リナの術で辛うじて理性を得ているけど、恐竜はまだ目の焦点も定まっていなかった。 波…。きっと、今までは感情も意識もなくて、自然現象のように暴れていたんだろう。
 「特に理由がないならもうやめてー!あなたが暴れたら、みんな困るんですー!」 私は恐竜に声をかけ続けた。恐竜は困った顔をして応える。
 「それは…難しいさー。誰かが来ると、私…なんだか体がうずいちゃうのさー。」 恐竜は今度ははっきりと、暴れたい欲求があると自認しているようだった。 私に言葉を伝えようとするごとに、恐竜の自意識がだんだんと出来上がっていくのを感じた。
 今度はリナが恐竜に問いかける。「ねえあんた、暴れるのは楽しい?」 恐竜は更にはっきりと答えた。「そうさー…楽しいのさー!」
 するとリナは、急に恐竜の頭の真横で大きく宙返りをした。 スカート状に広がった下半身が恐竜の頭をパーン!と音を立てて打ちつける。 恐竜は豆鉄砲を食った鳩のような顔をして、少しうなだれた。
 「い、痛いさー!何するのさー!?」 リナは意地悪げに目をまたたかせ、恐竜の鼻先を指さして言った。  「あら、ごめんあそばせ。目の前であんたが動いたから、思わず暴れちゃったわ。」
 「恐竜さん、わかった?人前で暴れるのは危ないんだよ。 今みたいにぶつかって怪我をしたり、虫とか小さい子は死んじゃうかもしれないんだよ!」 恐竜は悲しそうな顔をして、大きく2回頷いた。 私達の言いたかった事が伝わったみたいだ。
 「でも、どうしたらいいさー?私、湖に人間さんがいっぱい来たり、お船さんが泳いでるの見ると、どうしても我慢できなくなっちゃうさー…。」恐竜が自信なさげに言った。 確かに、暴れるという本能から生まれて来た子にとって、それを我慢し続けるのは、人間が絶食や徹夜をするのと同じくらい過酷なんだと思う。 私はどう答えればいいかわからなくて、ただ「そうだよね…」と呟いた。
 するとリナが、私の方を向いて尋ねてきた。  「…ねえ。恐竜の出る湖って、そこまでマイナスイメージかしら?」  「え?」
 「UMAブームってやつ?結局この子の元ネタって、人間がいたらいいな!って思って探していた生き物なんでしょ? それなら…人間やここいらの神様方にとって危なくなければ、この子は別に暴れていてもいいんじゃない?」 なるほど、一理あると思った。危なくない暴れ方…。 映画とか遊園地のアトラクションみたいな…。
 「そうだ。ねえ!暴れるとき、人間とか船から少し離れることってできる? 誰にもぶつからない湖のド真ん中なら、暴れても大丈夫だから!」  「え、本当さー?ぶつからなければ、みんなを困らせないで済むのさー?」  「うん!むしろ、どんどん暴れちゃって!その方がみんなも喜ぶと思う!」
 恐竜は子供のように無垢な笑顔になった。  「私が暴れて…みんなが喜ぶ…!」 その表情にはもう、心を知らない悪霊の時の面影は完全に消えていた。
 ◆◆◆
 それから数日後、私はある晩、玲蘭ちゃんの家を尋ねた。 玲蘭ちゃんのお母さんに手土産を渡してから、私達娘2人はリビングのテレビをつける。 その日は、心霊特番で猪苗代湖が取り上げられる日だった。
 恐竜の悪霊を見たという人のインタビューや、入水自殺者の事が放送されて、玲蘭ちゃんは気まずそうにリモコンを手にした。 でも私は、いいから見てみて、とその手を抑えた。 番組の取材班と有名な霊能者が猪苗代湖に行って霊視をする。 霊能者はしばらく湖面を見つめてから、カメラに向かって説明を始めた。
 「確かに恐竜の霊…いえ、精霊のようなものがいます。 ですがそれは、誰かの想いが作り出した生霊のようなものだと思います。」 玲蘭ちゃんは驚いて、「当たってる、あの人インチキじゃないんだ」と意外そうにつぶやいていた。
 「この恐竜は、人に危害を加えようとしているのではありません。 湖にお客さんが来ると、嬉しそうに踊っているんです。 きっと、猪苗代湖を観光地として盛り上げていきたいという、地元の方々の想いから生まれたのでしょう。 ですが、その想いが強すぎて、この辺り一帯の気が乱れて悪い物まで吸い寄せてしまったようですね。」
 その後は霊能者がお祓いをして神様を呼び戻し、そこで猪苗代湖の特集は終了した。 玲蘭ちゃんはしばらく呆然として、ふっと我に返ったように家を飛び出した。
 後を追って玄関を出ると、玲蘭ちゃんは自転車にまたがっていた。 私も急いで自分の自転車のキーを外し、彼女を追いかける。 田んぼや畑ばかりの一本道を突き進み、彼女が自転車を止めたのは、猪苗代湖畔のサイクリングロードだった。
 「ハゼコー!!」 玲蘭ちゃんが湖に向かって叫ぶ。するうち湖面がせり上がって、恐竜があらわれた。 この子の名前はハゼコちゃんというようだ。
 「アンマー」沖縄の言葉で、ハゼコちゃんが玲蘭ちゃんをママと呼んだ。 玲蘭ちゃんはハゼコちゃんに手を伸ばして、長い首を抱き寄せた。
 「ごめんね、ハゼコ…。 私…ただ、お父さんに元に戻って欲しかっただけだったの。 私のお父さん、バスの運転手で…でも、猪苗代に来てから、コソコソよくない事をしてたの。 だから、もうここから出ていかなきゃならなくなればいいんだって思って。 それだけの理由でハゼコを作って、猪苗代湖をめちゃくちゃにして… 大変な事しちゃった。ハゼコにも、すごく苦しい思いをさせちゃったの…。」
 ハゼコちゃんは涙のつたう玲蘭ちゃんの頬を、舌で不器用に拭った。  「そうだったんさー…。アンマーは、オトウサン…アンマーのスー(父親)に悪いことをやめてほしかっただけなのさー。 だったら、もっともっと猪苗代湖を盛り上げていけばいいのさー!」  「え?」
 「猪苗代湖が元気になれば、アンマーのスーも忙しくなって悪い事ができなくなるのさ~。猪っ苗っ代っ湖さ~!」 ハゼコちゃんが朗らかに歌いながらくるくる回ってみせる。 玲蘭ちゃんも、目尻の赤くなった顔を上げて笑顔を見せた。  「猪っ苗っ代っ湖さ~、あいでみ!めんそーれ!」 二人は会津弁と沖縄弁のめちゃくちゃに混ざった言葉で歌った。 猪苗代湖を騒がせた事件はもう大丈夫だと思って、私は楽しそうにはしゃぐ二人を背にそっと自転車にまたがる。 そのまま湖から立ち去ろうとすると、ハゼコちゃんが私を呼び止めた。
 「待ってさー!お姉さんの名前を教えてさー!」 残念、漫画みたいにクールに退場しようという青臭い試みは潰えてしまった。 私の影の中に潜んでいたリナが、それをくすくすと笑う。 私は照れ隠しにはにかみながら振り向いて、ハゼコちゃんに改めて自己紹介をした。
 「私はひとみ。紅一美(くれないひとみ)です。」
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t-limn · 5 years
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「横顔」
 いつまでもいつまでも横顔しか見せてくれない気がして、やっと彼女に声をかけようと思ったのは二月の初めのことだった。
「あの、消しゴム忘れちゃったんだけど、もう一つあったら貸してくれないかな?」
 よくある台詞を彼女に問いかける。でも私が消しゴムを忘れたのは実は嘘だ。彼女に声をかけるタイミングがなくて、こんなファーストコンタクトになったなんて向こうは知るよしもない。
「いいよ」  ぽつりと彼女はそう言って消しゴムを差し出してくれた。 「ありがとう!放課後返すね」  私のその言葉に彼女はこくりとまた首を縦にふる。
 ああ、なんだか緊張した。たった一言、それだけなのに何故こんなにも私の心臓は脈打っているんだろう。そんなことを思って時計に目を向けると授業終了まであと70分もある。心の中で悪態をついて、私は前を向いた。
 消しゴムの彼女は三年になって隣の席になった子で、とりたてて目立たない…いってしまえば地味なクラスメイトの一人。この教室の中で彼女の存在はまったく主張をしていない。けれど、私は彼女のことをとてもよく気にしていた。そう、きっかけは4月のあの時にさかのぼる。
 趣味が天体観測だと自己紹介で述べるのは、なんとなく抵抗感があった。ただでさえ人前に出るのは緊張するのだから尚更だ。同級生が自己紹介を語る間、私はずっと一つの星の名を脳内で繰り返していた。
『す、すばる、すばる……』
――――昴は、私が産まれた日のちょうど1000年前に見つけられた星の名前だ。星はあれほどたくさんあるのに、なんだか昴だけは特別な感じがするのは、きっと父がある話をむかししてくれたせいだとおもう。私が生まれたその夜、昴の傍をひとつ流星が横切ったのを父がみたらしい。その時父は流れ星が私になったんだと思ったそうだ。昴の発見された日がちょうど1000年前のその日だったこともあり、父は冗談混じりにあの星を私の故郷だというようになった。
 それ以来、昴という星は私の中で特別な立ち位置にいる。そして、その名前を思い出すとなぜか心が落ち着くのだ。だから私はいつも緊張したり、心が騒がしい時、半ば呪文のように頭の中でその名前を駆け巡らせる。もう一列分済んだらとうとう自分の出番だ。心臓が口から飛び出しそうなのをぐっとこらえる。一、二年で同じクラスだった人はもちろんいるけれど、顔しか知らない同級生もいるのだ。第一印象が大事なのはよくよくわかっている。失敗は許されないというプレッシャーが私を襲う。悶々としている私の隣で彼女が席を立ち、名前を告げた。
 ざわついた同級生たちの声にその小さな声は埋れていく。でも私はその時すべての音がふっときえて、その声だけがダイレクトに耳に届いた気がしたのだ。なぜなら―――その名前が私の脳内で繰り返していた言葉そのものだったのだから。
 それからというもの彼女の事が妙に気になるようになった。すぐに声をかければよかったのだけど、彼女はいつも俯きぎみに分厚い本を読んでいて、休み時間や下校時間になると一番に何処かへいってしまう。そのせいで私は長い髪に隠れた、彼女の横顔しか見る事ができなかった。それは彼女の本当の顔を知らないと言っても間違いはないかもしれない。だから、こんな嘘をついた。
 放課後、教室を出た彼女を追いかけて玄関へと走る。息を切らしながら下駄箱へ向かうと彼女はちょうど靴を履いているところだった。 「昴…さん」 「えっ」  彼女は驚いて少しこちらをむくけれど、髪で隠れてやはりどんな表情をしているかはわからない。 「消しゴム、かえしたくて」 そう言って私は握りしめていた消しゴムを彼女に渡す。彼女は納得したようにそれを受け取るとそそくさと玄関へ向かった。どうしよう、せっかくのチャンスなのだ。今声をかけずにいたらもうずっと話せないかもしれない。そうおもって咄嗟にでた言葉は「一緒に帰ろう」という一言だった。
 夕日が沈むまだ空気が肌寒い中、私は彼女の隣を歩いた。私が話して、彼女が二言返事して、というそれはもう会話のキャッチボールにはなってないものだったけど、ただ隣の席だという関係からは一歩着実に進んだと思って嬉しくなる。でも彼女は迷惑に思っていないだろうか。いきなり一緒に帰ろうなんて言われて戸惑っただろう。ずっと気になっていた事など彼女は知らないのだ。いろいろ話したいことはあったけどあたりさわりのない会話を交わす。その後分かれ道でまた明日と一方的に言って、その日は別れた。
 そのあとから私は毎日彼女に話しかけた。最初は少ししか喋らなかった彼女も、幾分か口数が増えたように思う。何より、思っていた以上に彼女の性格は私に合っていたのだ。彼女はどちらかというと聞き上手なタイプで、わたしは話すことが好きなタイプ。仲良くなりつつはあるものの、ほどよい一定の距離を置いてくれるから、ありがちな過干渉によるいざこざも起きない。その一種の冷たさが、ある意味とても心地よかった。
 ある日の事。本を返すついでに探し物をしたいと彼女がいうので、放課後の図書室に私達はむかった。がらんとした図書室には本棚だけが静かに佇んでおり、普段係の生徒が座っているはずの席には誰もいない。とりあえず本を返却し、探し物をしている彼女を横目に、私は適当に気になった本を手にとりまた戻す。そんな時、ある一冊の文庫本を手にとった私を見て、彼女が声をあげた。
「あっ」 「どうかしたの?」 「それ、好きな本なの」 「これ?えーと『言魂』…?どういう内容なの?」 私は本を開き、わざとらしく書き出しを音読してみる。
「『……言葉にも、甘美で蕩ける味があり、形を得て鎖のようになり、来るべき死が在る事を知っているかい?』 古びたカウンターの向こうで静かに店主は笑った。 『謎かけじゃない。実に単純なことに、そう』」 「言霊って奴だよ」 彼女がページを見ずに続ける。 「すごい、覚えてるの?」 「その作者の文章って影の美しさ、みたいなところがあって好きだから……」 「へえー、私記憶力悪いからなあ。いいなあ」 「好きなものだけだよ、覚えられるのは。」 「そう?勉強だってできるじゃない」 「うーん、それとこれとは別、かな。でも国語が得意なのは読書のおかげかも」 「いい趣味ですこと」 ちょっと意地悪くいう言う私に彼女はなんともいえない顔をして言う。
「でも読書が趣味なんて今どきめんどくさい、って思ったりしない?わざわざ紙の本を読むんだよ」 そういって苦笑いを浮かべる。 「でも国語の先生いつもいってるじゃない。こんな時代でも書いて覚えることが大切だーって。それに……そんなこといったら私だって」 そう切り出す私にどういうこと?といったように彼女が首を傾げる。
私は少し迷って、つづけた。 「私ね、言ってなかったけど―――、ほんとは天体観測がすきなの。惑星旅行なんてめずらしくない今の時代だけど、その星をあえて地球から眺めるっていう行為になにか意味がある気がして…」 そこまで言って私は、このタイミングならなんとなく本当のことを話してもいいかもしれないと思う。
「……実はその事もあって昴とも友達になりたかったの」 不思議そうな顔をする彼女に私は父との昔話と、昴の事をおまじないみたいに思っていることを話した。 「そうだったんだ」 「ちょっと変な理由でしょ」 「うん」 「ちなみに、最初の消しゴムの話、あれ実は嘘」 「嘘だったの?」 「だっていつも何処かにいっちゃうから、きっかけつかみたくて」 「ああ…ごめんね。あんまり人と話すの得意じゃないから…」 「うん、なんとなくわかってたよ」 「ねえ、やっぱり話しかけづらかった?」 「え?」 「私いつも、本ばかり読んでいるから―――きっと壁作ってるだろうな、と思って」 「うーん…正直言うとね私の友達も、よくわかんない人っていってた」 「そうだよね…」 そういって苦笑いを浮かべる彼女に、私は言う。
「……でもね私は、昴の事例えるなら昼の月みたいな人だなって思ってたよ」 「……月?」 「其処にいるのに、何処にもいないようにみえて。そのうち横顔が見えて、仲良くなったらちゃんと顔をみて話すことができて。」 彼女は私の横顔をじっと見つめている。 「でも、月はまたかけていくでしょ。だからやっぱり違うなって。もうわたしは昴の顔を見ることができる。名前みたいに、きらきら笑った顔も。だからね、よくわかんないだなんて、思ってないよ」 私がそういうと、しばらくの間沈黙が二人の間を流れる。
そして、彼女はいった。
「さっきの小説にもあったように、言葉には魂がある、力があると私は思ってる。だから、」 彼女が本をぎゅっと抱きしめて私をまた見つめる。 「いま言ってくれたこと、すごい嬉しいし安心した。ありがとう」 静かな笑みを浮かべ、彼女は言う。その笑顔を見て、私は少し恥ずかしくなって、それを隠すために少し冗談を言った。 「…ねえ、もしかしたら私達昴の星の姉妹だったかもよ」 「すごいロマンチスト」 そうまた笑って彼女は続ける。 「もしそうなら、私たち出逢うべくして出会ったんだ。きっと星に導かれて」 夕日が窓からさして、教室を舞う埃に反射する。彼女の髪の毛のアウトラインが同じように光ってそれはとても眩しく見えた。
 そして、私たちはまた一緒に帰った。初めて一緒に帰ったあの日と同じように、少しだけ話しながら。あの時のような緊張感はなくて、あくまでもお互いの間を、心地よく感じているそんな時間を。
 分かれ道についた。 「また明日」  私が言う。 「また明日」  彼女もそう言って手を降る。    もうはっきりと見ることができるその顔はすこし照れ臭そうな顔をしている。暮れ行く空の青の部分で星が一つ、瞬いた
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simplecleanlife · 7 years
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[Theatre-Going Report] June 10th & July 9th, 2017 インタビュー (인터뷰, Interview) @ TOM Theatre, Seoul
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    今年の3月の来日公演がとても強く印象に残った韓国オリジナルミュージカルの『インタビュー』(인터뷰, Interview)。本国韓国での2017年の公演ラインナップに入っている時点で観たいと思っていたのですが、来日版を観劇し、今年の再演でキャスティングされた俳優様たちのリストに気になる名前を見つけて、さらに観に行きたい気持ちが募ったというのは、来日版のレポートでも書いた通り。そんな気になる俳優様たちの中で、今回の公演のニューフェイスの中で一番「観たい!」と思ったのは、『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』、『アランガ』などの作品でその圧倒的な演技力で魅せてくれた演劇派俳優のカン・ピルソクさん。再キャスティングメンバーの中で一番気になったのは、周りのテハンノ作品好きの韓ミュペンのみなさまから大プッシュされていて、気になっていたキム・ギョンスさん。第一弾のキャスト組み合わが発表するや否やピルソクさんのユジン先生とギョンスさんのシンクレアの組み合わせを最優先して渡韓スケジュールを決めたのが6月の渡韓。
 さらに今回の再演から入った演出変更。大筋のストーリーは大きく変わらないものの、作品を観る視点がかなり変わってくる大きな設定変更に、「これはまたこの組み合わせでもう1回観なくては!」と強く思ったところに、タイミングよく7月の渡韓の空いている枠でこのペアのおかわりができることが判明。そんな経緯があり、2回の渡韓に分かれて連続でほぼ同じキャストで『インタビュー』を観劇することになったので、2つの公演の感想を併せて今回のレポを書きたいと思います。私が観た2公演のキャストは下記の通り、
[2017.6.10]  ユージン・キム (유진 킴) : カン・ピルソク さん  シンクレア・ゴードン (싱클레어 고든) : キム・ギョンス さん  ジョアン・シニアー (조안 시니어) :  キム・ジュヨン さん
[2017.7.9]  ユージン・キム (유진 킴) : カン・ピルソク さん  シンクレア・ゴードン (싱클레어 고든) : キム・ギョンス さん  ジョアン・シニアー (조안 시니어) :  キム・ダヘ さん
でした。
 ざっくりと2公演の感想を先に書いてしまうと、初めて観るギョンスさんの圧倒的な演技力と人格の演じ分けに目が離せずに見入ったのが6月の公演で、演出変更を受けて物語の見方が完全に変わり、ピルソクさんが演じるユジン先生の表情をついつい覗き見てしまい、先生とシンクレアの迫真の演技のぶつかり合いに固唾を飲みながら見入ったのが7月の公演でした。ミュージカルのあらすじは来日版のレポで書いているので今回は割愛させていただき、今回の演出変更中心にいきなりネタバレ全開でいきたいと思うのでご注意ください。妄想が暴走して無駄に長いので、それもご注意を…。
(以下、ネタバレありですのでご注意ください。)
 新演出での1回目の観劇は大筋のストーリーが変わっているわけではないので、細かい部分での演出変更に少しずつひっかかりながらもあくまで解離性同一性障害(いわゆる多重人格)であるマットの物語としてずっと観ていました。解離性同一性障害の患者の多くがそうであるように、幼い頃に虐待を受けて解離障害になったマットの半生を解き明かしていく、被害者としてのマットの物語。なので、序盤の 「서툰 아름다움」 (不器用な美しさ) が、今回の演出から別のやや短めの曲に差し変わっていても、「まあ、確かにあの曲はメロディが綺麗だけど、蛇足感はあったよね。別にあそこで先生がシンクレア(マット)に自分の若い頃を重ねる描写とかいらないよね。」ぐらいにしか思っておらず。まさか先生に積極的にマットに感情移入できない理由があるなんて思ってもみなかったのです。
 話はシンクレアに戻って、すごく演技の上手な役者さんだと聞いていてすごく楽しみにギョンスさんのシンクレアですが、百聞は一見に如かず。人格が入れ替わるたびに、身長とか体格、骨格まで変わったように見えて、本当にすごい俳優さんだと感嘆せずにいられませんでした。ジミーのときのくわえ煙草のまま喋って煙草の灰を撒き散らすガラの悪さと、ませた少女ながら、ジョアンの影には本気に怯えておどおどと逃げ惑うアンを同じ人が演っているなんて到底信じられません。物語の終盤に眠っていたマットの人格が目を覚ます前に中の人格が次々に表に現れては消えるシーンがあるのですが、このシーンでは人格が入れ替わるたびにマットの体を照らす照明の色が変わって、今どの人格が表に出ているのかを表現する演出がありました。2回目の観劇ではこの照明の演出がなくなっていて。この演出結構好きだったのでそれが見れなかったのは残念だったのですが、ギョンスさんの演技は別に照明の色がなくてもどの人格なのかがはっきりわかるので、改めてその凄さを実感しました。アンの人格が表に出てくるときの高速でアンとウッディの人格が入れ替わる演技もすごい。本当にどの人格の演技も素晴らしいんですけど、個人的には、ノーネイムが表に出てきているときのどことなくセクシーで妖しい雰囲気が好きです。一見落ち着いていて穏やかだけど、マットの人格の中で一番狂気を孕んでいる人格であることが感じられて。自分の語った物語の中に没入してしまうマットの危うさの演技もすごく良かったです。ジョアンに対する思いもすごく思い詰めたものを感じて、見ていて痛々しくて、本当に胸がギュッとしめつけられました。「인형의 죽음」 (人形の死) の悲痛な魂の叫び、繰り返される
타오른다 없어진다 燃え上がる なくなる 모든 것이 사라진다 すべてが消え去る
の歌詞にはただただ涙。
 解離性同一性障害をもつ人の人格はそれぞれが役割を負っていることが多いと知った後は、マット以外のジミー、ウッディ、アン、ノーネイムのそれぞれがどんな役割を担っていたんだろうと考えてしまいます。ウッディは幼いマットがそのままの年をとらずに存在している人格で、アンはマットが姉に求めた姿を映した人格で、ジョアンに対して密かに抱いていた恐れや嫌悪感を担っている人格なのかなぁとか。ジミーは義理の父親の暴力に対抗するために生まれた人格なのかな、とか。ギョンスさんが演じるジミーにはそことなくジョアンへの鬱屈した愛憎が感じられて、それもゾクゾクしました。ある意味ジョアンを守るために生まれたジミーの人格なのに、ジョアンは自分に対して異物を見るように怯えるばかりで苛立ちが募る…みたいな。ちょっと妄想が過ぎてますかね^^;そして調整者のノーネイム。一番理性的なように見えて、主人格であるマットが生き延びるためには手段を問わない残酷さを隠し持った人格。それでいてノーネイムは一番マットに近いというか、マットの影のような人格なんだろうなと思います。何が言いたいかというと、こういう物語の背景を妄想せずにいられない説得力のある演技のギョンスさんすごい。
 序盤の 「서툰 아름다움」 (不器用な美しさ) の曲変更を除くと、後半に集中している2017年公演からの演出変更。その一連の変更の発端がマットの過去とジョアンの死の真相が判明した後のノーネイムとユージン先生の会話です。先生がノーネイムに対して、「何故またジョアンのように女性たちを殺したのか?」と聞いた後に、ノーネイムが「殺された女性たち」と言ったことに過敏に反応するユージン先生。「殺された女性たち」と簡単にくくられた女性たちにも名前があり、それぞれの人生があったと。殺された女性たちの写真と名前が書かれた紙の束を持って、名前を一人ずつ読み上げては紙を床に散らしていく先生。泣きながら、それでもノーネイムを大声で恫喝し、ただならぬ気迫迫った雰囲気のピルソクさんの先生に圧倒されました。6月の観劇のときは、最後の一人だけ「レイチェル」、とファーストネームだけしか呼ばれず。7月の観劇のときは、最後の一枚は読み上げることも紙を散らすこともできずに、深くうなだれたピルソクさんの先生はそのままノーネイムに紙を乱暴にひったくられ、ノーネイムに挑戦的に顔を覗き込まれます。
 ここで張られた伏線が回収されるのは、物語の終盤も終盤、マットの裁判中の「精神科学者」ユージン・キム先生への審問の後のシーン。次の審議の日取りを伝えて、その日の審議が終了した後に先生は裁判官とおぼしき声に呼び止められます。
「率直な質問ですが、マット・シニアーは先生のお嬢様レイチェル・キムの殺人犯です。本当に続けて治療が可能なのですか?」
(※ヒアリング力不足により少々妄想で補完されています)
 実は私、6月の観劇ではこの衝撃的で超重要な台詞をちゃんと聞き取れていなくて、「あれ、先生 「유서」 (Reprise) は歌わないの?なんで??結構楽しみにしてたのに…」とモヤモヤしていました(汗)先生が読み上げた女性たちの名前の最後の一人が「レイチェル」と名前だけなので「もしかして身内なのかな?」という考えが頭を過ぎったくせに、何故ここを聞き逃すんだと自分を問い詰めたい気分ですが過ぎ去った過去は戻らず…。今回の演出変更から追加された先生の設定が明かされる大どんでん返しの真相を知った直後に思ったのは、「もう1回最初から観ないと!」です。運良く推しのコンサートに合わせた渡韓でピルソク&ギョンスペアがまた観れて本当に良かった!
 真相を知った後だと、序盤の一見何気なく言っているように聞こえる 「내 안의 괴물」 (僕の中の怪物) 中の先生の歌う歌詞も全然違って聞こえます。
하나의 지정한 자아란 게 있을 수 있을까 一つの純粋な自我とういうものがあるのだろうか 영원히 변치 않은 본질적인 자아 永遠に変わらない本質的な自我 영원히 나로만 존재할 수 있을까 永遠に私だけが存在することができるだろうか
내 안의 어린 아이 私の中の幼い子供 내 안의 불만투성이 私の中の不満だらけの私 내 안의 광대 私の中の舞台役者 내 안의 예술가 私の中の芸術家 내 안에 너무 많은 내가 존재해 私の中にあまりにたくさんの私が存在する
 注目してみると、ここでのピルソクさんの先生はどこか瞳が揺らいでいて。ここでもソク様の先生は「患者を治療する医者」としての自分と、「自分の娘を殺した犯人を糾弾したい父親」としての自分を意識して葛藤しているんだなぁ、と考えると涙を流さずにいれません。舞台の一番最初の映写機でブライ��ドに投影された写真を先生が眺めている場面でも、二度ほど先生がずっと下を見て俯いているときがあって。特に長いこと写真が映し出されている、アジア人っぽい目を見開いたまま亡くなっている女性の写真はレイチェルの写真なのかなぁ、と。そんな感じで7月の観劇では色々と先生に対して妄想が止まらない感じになっていました。
 そもそも『インタビュー』のキャストが発表されたときに、演技の切り替えの素晴らしいピルソクさんがシンクレア役ではなく、ユージン・キム役でキャスティングされていることが意外でした。(まあ、お年は確かにシンクレアの設定年齢から離れていますが…スヨンさん、ジェボムさん、ジフンさんがシンクレア役にキャスティングされるならソク様も余裕かと。四人とも多分私とは違う時空の流れで生きているに違いない…。)雑誌のインタビューで、シンクレア役を演じたいと考えていたけど、今回の演出変更を活かすためには、シンクレアを導くユージン先生が重要だと考えて、先生役を引き受けることに決めたと話されていたそうです。なんかもう、本当にさすがソク様だなぁと。
 真相を知った後の観劇だからなのか、一ヶ月の間にピルソクさんの演技の方向性が変わったからなのかは判然としませんが、注目して観ていると、ソク様の先生はマットのそれぞれの人格に相対するときの態度をわりと明確に使い分けているように感じました。「医者」としてのユージン・キムが優先される人格と、「父親」としてのユージン・キムが頭を覗かせる人格と。それはそのまま、先生が「レイチェルを殺した犯人の人格」として疑っている度合いと比例しているようで。対ウッディやアンだと、すごく優しいユージン先生。対ジミーだと、何度か治療の中で対面を果たしているせいか、一緒にガラが悪くなる対応のテキトーさは感じつつも「多分コイツではない」と思っていそうな気が。一番アンビバレントな感情を抱いているのは、やっぱり主人格のマットに対してかな。
 件の裁判の審議の後の場面ですが、最初に観たときのピルソクさんの先生は、眉間にしわを寄せて長い沈黙の間も無神経な質問をした裁判官を睨めつけるような演技だったのですが、1ヶ月後の観劇のときは長い沈黙はそのまま、すごく悲しげに、揺れる瞳でわずかに微笑んでいて。その表情があまりにも悲しげで優しくて、もう私は泣くしか…。その後の、ゆっくりゆっくりと先生が書斎を片付ける場面も含めて悲しい余韻が本当に堪りませんでした。
 さて、ピルソクさんとギョンスさんの演技について熱く語りすぎて完全にお留守になっていたジョアンの二人の女優さんに対する感想ですが…。ジュヨンさんのジョアンが幼い残酷さと狂気を感じるジョアンなら、ダヘさんのジョアンは少女の頃から大人びていて強かな女性の打算と冷たさを感じるジョアンでした。ジュヨンさんのジョアンはちらつく狂気を感じずにいられないのですが、ダヘさんのジョアンは心を殺していて奥底はとても冷静な印象。かなりタイプの違ったジョアンでどちらも良かったのですが、個人的にはジュヨンさんのジョアンがかなり好きです。なんというか、ジュヨンさんのジョアンは幼くて残酷で移り気だけど、マットを捨てることにするまではかなり歪んではいても曲がりなりにもマットへの愛情を感じられたので、より悲劇性が増す気がして。それこそお人形さんのように可愛いのに、幼いジョアンのときの演技では口を大きく開けて雨を飲み干そうとするアホの子の顔がためらいなくできるのも好きです(笑)赤ちゃんのマットに対して、「お前なんか死んでしまえばいいのに!」と言った直後にそれを後悔して泣きそうな顔で必死にマットをあやそうとする演技とかもすごく良くて。かと思えば、気に入らないことがあるとすぐ怒ってマットに手を上げようとするときの目が、未遂でも本気で据わっていてゾクリとしたりとか。ああいう表情を見た後だと、ジョアンが無邪気に歌う
앤, 내 친구 アン、私の友達
のメロディもホラーじみています。「애너벨 리」 (アナベル・リー) で無邪気にマットとじゃれあっていた後に一転してマットを誘う目の熱っぽさと妖しさは到底正気には見えなくて、そこにもゾクリ。来日公演で観たときも思いましたが、彼女もすごく演技のうまい女優さんだと思います。
 演出変更前の来日公演を観たときも少し思ったのですが、今回『インタビュー』の感想を改めてまとめてみて思ったのは、ジミーが苛立ち、ウッディが顔色を窺い、アンが怯え、ノーネイムが冷静に見つめ、マットが愛した「ジョアン」もウィンダミアの事件の後にマットの中に生まれた表出していない彼の人格の一つなのかもしれないな、ということです。彼女が負っている役目はマットがジョアンを手にかけたことを忘れないことなんじゃないかな、と。マット自身は生きていくためにその記憶を手放すことを強いられたけど、そのことを忘れることを許すことができないマット自身がジョアンの姿となってマットを責め続けている。そう考えると、マットがオフィーリア殺人犯になった理由に説明がつくような気がするのです。レイチェルたちを殺したのは主人格であるマットだけど、それは彼の中にあの日に焼きついたジョアンでもある。それは過酷な境遇を背負った悲しい二人の悲しい負の連鎖の象徴なのかなぁと。
 そして、その悲しくて忌まわしい負の連鎖を断ち切るためのキーパーソンがユージン・キム先生なんだろうな、とも思います。ユージン先生自身に「娘を殺害された父親」という悲しい過去の設定と葛藤を与えることによって、負の連鎖を断ち切ることの難しさと、だからと言って立ち止まっていられないという作品のメッセージが強くなった気がします。6月に観たときには演出変更の意図を消化しきれずにモヤモヤしてしまったのですが、改めて観てみると、今回の演出変更によって観客に「爪痕」を残す作品になっていて、「『インタビュー』は本来こうあるべきだったんだ」、と胸が痛みながらもすっきりした気持ちで劇場を後にすることができました。こう思えたのも、ピルソクさんの先生の儚くて悲しい笑顔がすごく大きかったと思います。
 しかし、「今回はソク様の先生をガン見するぞ!」と意気込んでのぞんだ7月の観劇だったのですが、それでもやっぱりついつい見ちゃうんですよね、ギョンスさんのシンクレアを。そんなピルソクさんとギョンスさんの組み合わせは、お互いの細かい演技の相乗効果がすごくよかったし、歌声の相性もすごく良くて。思ったほどいろんなキャストでこの作品を観ることができなかったのは残念なんですが、ピルソクさんとギョンスさんの組み合わせで2回も観れたことは本当に良かったと心から思います。
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numapuro2018 · 6 years
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#17(9.08)
こんにちは〜
前回のTumblrの更新から約1ヶ月経ちました!!!!!
いやぁ〜…
これからはちゃんと書きます!!!!
ではでは17回目のTumblr���担当するのは、
ぼくです。とよだです。
みずきちとまうちのガバガバ更新を期待していたそこのあなた。残念だったな。クハハ。
さてさて今日のログボは毎日の食卓 3.6牛乳です。
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夏休みもあとわずか!!
これでカルシウム不足を補ってください!!
今回は、前回の更新から今までにあったことを簡単にまとめていきたいと思います。
今回は画像多めです! 画像多めってことは進捗発表が多めってことです!!
まず8/18にdiscordを用いて通話会議を行いました。
議題内容は
「9/8中野島こども文化センターでの発表に向けて」
必要な物の確認
タスクの割り振り
当日の役割分担
当日のザックリとした動きの確認
などを話し合いました。
16時から20時過ぎくらいまで通話会議を行いました。流石にこの日は、沼&安藤プロジェクトの十八番、「脱線」があんまりなかったので、(通話会議良いな…)とか思いました。(個人の感想です)
大まかなタスクの割り振り内容(一部のみ記述)
みずきち:紙芝居作成
まうち:ポスターの清書
もってぃー:看板作成
あずみー:ゲームの難易度調整
よしかわ:動画素材の収集
くろす:ノベルティーの案出し
とよだ:当日のレイアウト案
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この時点では、まだそれぞれに必要なものがまだ揃っていなかったので…
8/28町田へ買い出しの陣
ダイソーとハンズに行って周辺装飾のための草(後述)とゲーム説明用の看板(後述)用のニスなどの買い出しに。
めっちゃ草買いました草
そして各自タスクを抱えたまま9月を迎えました!!
9/5.7ではワーキングスペースで
周辺物の作成
当日の動きの最終確認
チキチキ準備RTA
を行いました。
まずは周辺物から!!!
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うーん、この…。
絶望的なセンスのなさ。これがIS(とよだ)NS(くろす)クオリティー!!!
いや、まぁ草の量を増やせばね?もっとね?しっかり生い茂ったネットが作成できたと思うんですよ?でもね?予算ってあるじゃないですか?やっぱりね?そういうことを気にするとね?これが限界っていうかね?僕たちもね?これでも頑張った訳でね?
次はこれ!
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うさぎレスキューの看板!!
めっっっっっっっっちゃかわいくないですかこれ。
誰が作ったと思います???そうです。もってぃーですよ!!!!
次はこれ!
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ポスターです。
これはとよだのデザインを元に、まうちがイラレで作成してくれたものです!
「いやぁ〜イラレってすごいな〜」と思いながらペイントツールでちまちま作成していました。
ところどころにいるサルも今回はとよだが描かせていただきました!
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これが今回描いたイラストです。個人的には右下の「うまい牛乳」が一番好きです。
最後はこれ!
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紙芝居です!!
全12ページの紙芝居で優しいタッチで描かれています!これはその紙芝居の最終ページになります。お披露目する機会があれば、ぜひ見に来てください!作成者のみずきちがきっと喜びます!!
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そして本日9/8!!!
The☆発表の日!!!!!!
先述した役割分担にプラスして、もってぃーも予定の来れることになったので、タイムキーパー兼機材係として参入してくれました!
25分×2セットの時間を小学校低学年の子供たちの前で話つずけることは、正直「しんどいかなぁ」とか思っていたのですが、やってみればなんのことはない。
今回は特別に野生動物の危険性を知ってもらうための「授業フェーズ」で、子供に楽しんでもらう、わかってもらうために、どのようなことを話し、どのような説明をし、どうやって子供が発言する機会を作れば良いのかということが一番の悩みでした。
そんな感じでスライドを作り、参考動画を探し、脳内リハーサルを繰り返しながら迎えた本番…!!その感想は、
やっぱり子供はかわいいですね!
この一言に尽きますね。
ちゃんと話を聞いてくれて、元気よく手をあげて発言してくれて、本当に助かりました。
「楽しんでもらうためにどんなコンテンツを用意するか」と考えることも重要ですが、それ以外にも楽しんでもらうために必要な要素について少しだけ見えたような気がします。
思ったことを率直に言ってくれる様子だったので、良かったところと悪かったところがある程度明確に見えてきました。
実際に子供たちの前で話してみてわかったことがたくさんあります。今後は今回の反省を活かしながらより良いものを作れるようにしていきます。
中野島こどもセンターの職員の皆さん、 参加してくれた皆さん、 本当にありがとうございました!
本当は全体の様子の写真を載せたかったんですが、役割分担的にずっと喋りっぱなしだったため、写真を撮ることができず…。共有しようかとも思ったんですが、今回は参加メンバー全員がこのTumblrに追記し、それぞれの感想を書くスペシャルバージョンになっていますので、そちらでお楽しみください!
ではまた2ヶ月後くらいに会いましょう!
さらば!!
追記その1
ども、「発表後当日の帰り道に両手にアイス持って下山してたら段差で足を捻挫してついでに肘を大負傷したクロス」です。世界が歪む瞬間を味わいました。おいちゃん(とよだ)ともってぃー介護ありがとう……
さて、中野島での発表もなんとか終了しました。僕はゲームフェーズのゲームエリアに居たので、その辺の感想を手短に。
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最近の子供達ゲームうめぇな???
いやびっくりしましたよホント。なんか思ったよりみんなサルバンバン撃ち抜いてくの。なんなら300匹超えとか居たぞオイ…僕よりうめぇじゃねぇですか……
もっと男の子が多いかと思ったら、思ったより幼女が多かったのにも驚きました。おかげで目の保養になったぜ
で、僕はゲームフェーズに何をやってたかと言いますと、簡単なゲーム説明をしていました。子どもたち向けの説明の仕方がよくわかんなくて、結局ろくな説明出来なかったんですけどね……最後自分を見失いすぎて口調も混乱したんだよなぁ…
ゲーム説明の前に導入の紙芝居が入るから、もっとディ◯ニーのキャストさんばりの芝居がかった感じで説明しようかと最初は思ってたんですけど、やっぱ向いてなかったですわ(白目) そもそもキャストさんみたいにやるならもっと設定とかしっかり固めないといかんもんな…ディズ◯ーはそんなに甘くなかった…
説明してて思ったのは、やっぱチュートリアル欲しいですよね。そりゃそうだ僕たちだって説明書読まねぇもん。画面に銃を向けたらどの様にマークが出るのかとか、実際に見た方が早いに決まってますわな。
肝心のゲーム内容については、ざっと見た感じは結構好評でした。2回目やりたいとか言ってくれてる子もいましたね。銃がカッコいいって声もあったかな。わかる〜〜〜〜!
とまぁ、僕の感想はこんなもんですかね。ちょっと長くなってしまいましたかね?他のメンバーの追記もありますので、そちらも合わせてどうぞ。
発表の場を設けてくださった中野島の方々と参加してくれた子供達、ありがとうございました。メンバーの皆はお疲れ様でした。
それではまた。ノシ
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追記2
いやぁ、何?
主人公は遅れて登場するもんだって、相場が決まってるだろ★
ごめんなさい、遅くなりました。みずきちです。
あのさぁ...1個いい?これだけ。これだけ聞いて。
子供!!!めっちゃ!!!可愛いの!!!
いつものノリで頭撫でながら、「楽しかった〜?」とか、「お兄さんのお話わかった〜?」とかバカやってたらひっついてくれた子が居てね...私の手を掴んでね...こう、自分の腰にね...回させるの...うへへ...もう無理じゃん...たった1時間の枠で堕とされた...ウッ
それはさておき。
準備段階がまぁ予想通りといえば予想通りぎりぎりにもつれ込み、どうなることやらと胃がキリギリスになっていたここ2週間でしたが、まぁなんとか無事?に終わりました。ふぃにっしゅなのかじ・えんどなのかはご想像にお任せします。
が、個人的には程よく良い点と課題とが残った収穫のある発表だったのでは無いかと。思ってます。
私が発表において担当した箇所は紙芝居です。作成も発表も。
気分は某夢の国のキャストです。
みんな〜〜!
うさぎさんの大事な人参、守ってくれる〜〜〜???
いや〜〜〜〜〜ぐだった!!!だってそうじゃん!いきなりさぁ〜〜
「うさぎさんの村にサルがやってきて、
人参奪っていったからボコボコにしてね★」
...とか言われたって「ぽか〜〜〜ん」じゃん!
まぁでも、「守ってくれる?」って聞いたら、うんうんって頷いてくれるの...
どんだけ良い子なの???そのまま純真に育って欲しい。
もっとこう...「今から諸君はこの救うさぎ軍の一員である!」的な、まぁ嘘だけど、そんな設定付けをしてあげると”アトラクションとして”惹きこみ易い、というか、「今から自分たちがなんのためにゲームをするのか」っていう部分がわかりやすいかなぁって...........。
ちょっとどうですかメンバーのみなさん。”学習”のために夢の国に行くの。
あとは〜時間のなさ???想定通りですけどありましたね。「もっかいやりたい!」ってやつ。実験がてら、何人かだけに特別にやらせてみましたが、「ずるい!」ってでちゃうね。そりゃそうだ。実験台にしてごめんね!次はもうちょい上手く采配するから!許して!
「またきたら遊んでくれる?」って聞いてみたら、「いつ来るの!!!!」って聞いてくれました。わーい。まぁ確約できないけど最終発表の前には、ね?
他のところまで上手く目が回せなくて全体を俯瞰的に分析とかはできないんですけど、まぁ見えた範囲で後のことを追記します。
飾り付けはまぁ問題無いかな?文化祭感はまだ否めない(そりゃ大それたことは予算的にも技術的にもね〜〜〜)けれど、とりあえず現状できる範囲でのレベルアップはしたんじゃ無いかと思います。看板とか。私が2秒で描いたグラをパス化してくれて設計まで考えてくれても〜〜〜土下座、感謝感激雨嵐。
飾り付けに関しては、子供相手の場合はほぼ自己満足だよね。ここに大人が混ざってくると、飾り付けももっと意味をなすのかなって。ていうか、照明落としちゃうから、それらしく飾らないと無理〜〜、茂らせるなら、茂らせた上でライトも一緒に組み込む、とか。明かりが足りんのじゃ〜〜って心のノブ。
木を使うと良い感じにそれっぽさが出るので、積極的に使いたい。
気分はDIY。DIYがそれっぽく見えるんなら、その技術を使えば良いじゃんね?
ちなみに、看板に文字を彫るアイディアは中間発表の上平プロから勝手に拝借しました!この場を借りてなんとやらです。
ちょっと強めな出力で彫ったので、良い感じに焦げて満々満足です。バー。
全体としてはポップな雰囲気なのに部屋は暗いっていうね.....しゃーないのだけどどうしたもんかな。
講義はも〜〜〜〜〜〜〜とよだありがと〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!
あとタイムキーパーもってぃーめちゃ助かりました。時計すぐ見そびれちゃう()から感謝、海より深く山より高い北条政子...........
後は「この銃を使っていただくよ★」って幼女にエセ敬語使ってたクロスとか、完全にゲームに気を取られてる子供達に必死にポスター読んでくれたまうちとか、朝のクソ早い時間からきてくださってオマケに写真も撮ってくれた教授陣とか...当日来れなかったけど作業してくれた他メンバーにも感謝。
全体的な反省としては、「もう少し時間に余裕のある進行」とか「部屋暗い問題」とか「そもそもこっちが世界観に染まれて無い問題」とか...
まぁその辺は夏明け頑張ります。
パトラッシュ...疲れたろう...僕も疲れたんだ。
なんだか、とても眠いんだ!!!!!!!!!!!!
解散!!!!!!
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追記3
みなさまこんにちはこんばんは。
もう一人のガバ更新者、まうちだよ!!!!!!!!!!!
いやぁ、みずきちの言う通り子供たちはまあ〜可愛かったです。でもその代わり全てのパワーと精神力を持っていかれました。引率の先生たちやセンターの方は凄いですね。
私だったら1日で体が死にます。その後精神が死ぬ。実は下に兄弟もいないし、周りに子供がいない空間で育っているからイマイチ対応がわからないところがあるんですよね。ので、私は1時間でもヒィヒィしていました。慣れねえ!
ゲーム、紙芝居等々の話はしていただいているので私が発表したポスターのお話を少し。
ゲームをしてもらった後に「じゃあサルと本当に会ったらどうしよう?」という話をしたんですけどね〜〜〜、最初に「どうしてサルが僕たちのところに来るんだろう?」という話をしたところ、うさぎの村でにんじんを育てているという話から発展させて「ご飯が食べたくて山から下りてくる」とほぼ完璧な回答をしてくれた子が2〜3人いてめちゃくちゃ驚きでして!!!!
もともと知っていた、っていうのもあるかもしれないんですけど、それをこう思い出すというか……レスキューの背景と絡めて考えてくれるっていうのがすごくて感動しました。
あとね、シンプルにポスターに子供をひきつけるのが辛い!!!!!!!!!!!!
1グループ9人ほどだったんですが、近くにいてくれる子は割とよく聞いてくれるし、見てくれるって感じだったんですが遠く(後ろ)に行っちゃった子はさすがにずっとひきつけるのはきつかったですね……圧倒的力不足を思いしったよボカァ……
いやまあ話し方の問題っていうのもあるんだろうけど、全員を全員夢中にさせるきつさがね〜〜〜ゲームしたすぐ後だしね〜〜〜ゲームの方がやりたい!!ってなるよね〜〜〜〜〜わかるわかる〜〜〜〜〜〜〜
後きついというか、難しかったのが
「この言葉をこの子たちは理解できるのか?」
って思ってしまってなかなかすらすらと発表できないところがあったりしました。本当にそこが大変だった。普段対大人や同年代向け、(低くても)高校生とか相手に発表してるのとは違って小学校低学年に向けて発表しているので、この言葉はわからないのでは???と言ってから気づいて戻ったりとかしていました。
後普通に簡単にどう言えばいいのかわからなかったりね……語彙力……
みずきち、クロちゃんも言っていますが某ドリームランドのお姉さんお兄さんたちは本当に凄い。だってみんながわかるような世界観の説明や道具の使い方の説明をしてくれるんだもんなぁ……ででに〜行きたいから行こうよ
もちろん反省もありますが得られたものもあるし、どっちもうまい具合にあるので全体的に成功だったんじゃないかなあと思います。今後に生かしていきたいね!!!!!
��なさまお疲れ&センターの方々ありがとうございました!
��ゃあ解散!!!!!
おやすみ!!!!!!!!!!!!!!
9/23 追記4 writer もってぃー
遅くなりました。 もってぃーです。
子どもたちに楽しんでもらえた
「うさぎレスキュー!」の要となるゲームはもちろん、全体を通して楽しんでもらえたと感じた。ゲームは対象ユーザー(小学2年生前後)に合わせたレベルデザインが上手く機能しており、また銃コントローラーも問題なく扱えているようで、試行錯誤した甲斐があった。さらに、ゲームだけではなく我々スタッフとの交流が「楽しい」における1つの重要な要因だと気づくことができた。
時間内に収めることができた
当日プログラムの進行については度々確認を行い、タイムキーパーを設置した。ゲームのプレイ状況によって時間が前後することは十分に考えられるので、タイムキーパーの設置は良い判断だった。
主要コンテンツとは異なる『授業』
今回、発表の場を設けさせていただく上で新たに「身近な動物の危険性を伝える『授業』」を製作した。当日まで、全体としてまとまりきれないまま本番を迎えたが、急遽担当になったメンバーの努力の末、評判の良いものとなった。子どもたちに少しでも能動的に考えてもらえる工夫を用意しており、「何を伝え、何を考えてもらうか」を一貫した内容となっている。また、授業のテーマが「身近な動物との触れ合い方」ということで、子どもセンターの方々から良い視点だという評価をいただいた。
空間演出の第一歩
中間発表までの反省の1つであった「空間の演出」に対してチャレンジすることができた。まずはプログラム構成だ。限られた予算と時間の中で、子どもたちに『うさぎレスキュー!』の世界観を感じてもらいつつ、今回は学びのあるものに仕上げる必要があった。「楽しい」と「そうなのか」をスムーズに受け入れてもらうためのテンポや流れづくりは困難を極めた。本番をよく想定し、どこに時間を割くべきか、どの順番で取り組んでもらうかを考えた。また視覚としての空間演出として、様々なオブジェクトの製作・設置を行った。
みえた改善点
今回の発表を通して、多くの課題が見つかった。 その一部が以下だ。
「落とし穴」のボタンがわかりにくい
ゲームのプレイ回数に対する不満があった -> プレイ回数を平等に
運営の見通しが甘い -> 製作に夢中で当日に向けた練習や情報共有が足りない
チュートリアルが整っていない -> ゲームにチュートリアルを意識したアップデートを行う
とくにここで述べたいのは「運営の甘さ」である。 最低限必要な運営はできたが、製作ばかりに目が行って運営を詰められなかったと感じた。とくに運営にあたって気を付けるべきことの認識がメンバーによってまちまちで、結果的に子どもから「プレイ回数に対する不満」を指摘されてしまった。私は、ここがもっとも残念に感じた点であり、必ず改善しなければならないと強く思った問題点だ。
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radomioseronia · 6 years
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竜駒アダルトリオの小ネタSS
■前置き■
・公式の設定を元に、話はすべて管理人(らどみ)が作りました。
・当時、女性ユーザーから人気が高いキャラクターで、竜駒で最初に出た男性キャラ3体ということで、ファン向けに考えてみた結果出来た話です。
・公式ではありません。基本は公式の設定を守っていますが、管理人の創作が入っており、ファンが見て楽しむだけのものです。
・当時、ういさんという方が、私の拙いネタを見て「悪友トリオ」を命名してくれてこういうネタを書く励みになりました。本当に感謝しています。
【1】すべてはここから始まった
(※レグスは傭兵としてデネヴに雇われているという設定です。)
(※ニクスも軍の財政係としてデネヴに雇われているという設定です。)
デネヴ「ブレイクショット。じゃ、先行はレグス君ねー?」
レグス「見てな‥俺の究極ショット!」
ガゴン! 
レグス「ナインボール‥ゲットだ!」
デネヴ「レグスくん順番に入れないとダメだって。はいレグス君の負けねー、賭け金は俺が貰うから♪」
レグス「チッ...」
ニクス「あんたら軍資金使って何をしてるんですか。」
デネヴ「え? 何って、見ての通りビリヤードだけど」
ニクス「‥しかもマナ水晶に番号落書きして! 貴重なアイテムを遊び道具にするとか自重して下さい」
デネヴ「さすがに俺も考えなしでこんなことしないよ。俺は、レグスくんのギャンブル依存がまぎれたらいいかなーって思ってさ」
レグス「別に金は使ってねぇからいいだろ」
ニクス「軍の共有財産をアホなことに使わないで下さい」
デネヴ「軍資金はリーダーの俺の管理下ってね♪」
ニクス「ほう‥?」
ニクス「いいでしょう‥‥ゲームに勝ったら賭け金をいただけるんでしたね? いただいた資金は私が管理します。」
デネヴ「おっ ニクス君もやる? いいねぇ俺も簡単には負けないぜ。」
レグス「おい待て‥! あいつ確か‥..巷で有名なカジノ荒らs....」
デネヴ「え?」 
ガゴン!ガゴン!
 ーーーこのあと技巧派の貴公子ニクスおにいさんにめちゃくちゃナインボールされた。
【2】財政管理
←夏限定・特大フルーツパフェ・カップル無料! 
デネヴ「......旨そうだな。でも財布の中が寂しいし」
〜竜軍の本拠地〜
デネヴ「‥という訳で、ニクス君。」
ニクス「断る」
デネヴ「何も言ってないんだけどwwwww
軍のお嬢さんを誘うと後々面倒なことになるからさ(モテる男は罪だからね)、ここは問題回避と財政のためにも、違和感が絶対にないニクスくんに女装して欲しいな♪」
ニクス「絶対に嫌です」
デネヴ「ケチィィィ! そう言って俺にお小遣いくれないくせにぃぃ!」
ニクス「先週3万ゴールドやっただろうが‥...何に使ったんです」
デネヴ「ああ、この前に綺麗なお嬢さんたちと店でお酒飲んだら一瞬で」
バリーン!
デネヴ「ぎゃーっ! 部屋で雷打つのやめてぇぇーーー!」
ガチャ(扉が開く音)
レグス「また派手にスっちまった....‥」
バリーン!
レグス「うぉっ?!なんだ!!」
ニクス「あんたらは来月まで小遣いなしです....給料だけで過ごせ...異論は却下..‥」(ゴゴゴゴゴゴ...※地響き)
【3】レグスがリーダーの場合
レグス「めんどくせぇが、俺がリーダーになれば1ターン目から貫通が打てるうえにデッキ属性をほぼ選ばないアドバンテージがある。本気で行くぜ!お前らついて来い!」
デネヴ「手駒が全員友だち(竜駒)じゃなきゃヤダ!俺働かない!!(スキル条件:手駒4枚竜駒)」
レグス「うるせーワガママ言うな!!」
ニクス「近くに誰か強そうな竜がいないと怖くて力が出ません!(スキル条件:周囲に竜駒リンク)」
レグス「うるせーお前はどこの姫だ! ほんとしょうがねぇ奴らだな!」
【4】竜駒アダルトリオと魔怪盗
(※レグスは傭兵としてデネヴに雇われているという設定です。)
(※ニクスも軍の財政係としてデネヴに雇われているという設定です。)
レグス「今月の小遣いも貰ったし、一発くらい賭けてもいいだろ‥....あれ? 俺の財布がない」 
ラドラ「無駄使いする子はお仕置きよ♪ このお金はいただいていくわね♪」 
レグス「あーーーー!!またてめぇかコソ泥怪盗!待ちやがれーーー!」
 ‥‥(小一時間後)
〜in宿屋〜
レグス「また派手に擦られちまった‥orz」
ニクス「‥‥」
レグス「先月もやられちまって、俺は何を糧に生きりゃいいんだ....」
ニクス「レグスさん、お気の毒に。給料はやりくりして捻出してみますから‥」
レグス「ウッ、お前いい奴だな。(感涙) お前にだけ頼るのも悪いから俺も稼ぎに行ってくる‥‥」
トボトボ‥‥‥(宿屋を後にして項垂れながら歩いていく)
ニクス「行きましたよ」
ラドラ「今回も作戦成功ね。はい、あの傭兵さんから回収したお金よ」
ニクス「これぞギャンブル封じ」
ラドラ「効果があるといいわね」
ニクス「...貴女もこんな茶番によく協力してくれますね。盗んで逃げるのかと思ってましたよ」 
ラドラ「悪党だけを狙うのが私のポリシーなの。獲物は大物の方が燃えるじゃない、善良な人から盗んだりしないわ。」
ニクス「今回の謝礼ですが‥」
ラドラ「そうね、デネヴのブロマイド(レア)10枚でどう?」 
ニクス「100枚あげるので売上の半分を報酬で下さい」
ラドラ「ふーん商売上手ね。いいわよ。報酬はATMに振り込んでおいてあげる!それじゃあね!」
ニクス「‥..これで毎回きっちり約束を守ってくれるんだから、律儀ですよねぇ……あの怪盗。」
〜一方、その頃〜
デネヴ「気のせいかな。最近、背後から視線を感じるんだ…‥」
レグス「俺は財布スられてばっかりだぞ」
デネヴ「そのわりに最近うちの軍の財政良いんだけど…」
レグス「なぜだ‥」
〜数日後〜
デネヴ「今月も財政担当のニクスくんから小遣いも貰ったし、おねーちゃん達と‥ムフフ」
ラドラ「お兄さん、それは没取よ♪ このお金はいただいていくわねっ♪」
デネヴ「あーーーー!!  ‥...おかしい、小遣いを貰った直後にあの怪盗ポニーテールちゃんがピンポイントで俺達を狙いにくるなんて。軍に情報提供しているスパイがいるとしか......」
‥‥ 
バーン!(宿屋の扉が開く音)
デネヴ「ニクスくん!(怒)」
ニクス「ちっ、賢い奴は気づきますね」
デネヴ「どう推理してもお前しかいないっての!
俺たちにお小遣い渡したタイミング分かるのはニクスくんだけ!」
ニクス「仕方ないでしょう。貴方たち、放っておけば軍資金を浪費ばかりするんですから! これを機にお金の大切さを学んでいただきます。」
デネヴ「俺、たとえ男でも君がちょーっと美人さんだからって、甘やかしすぎたかな?」
ニクス「しっ、知りませんよ! ‥誰のために私が言っていると思っているんです?」
デネヴ(ドSモード降臨)「へぇ‥稼ぐ? 何で稼いだの? 最近背後から視線感じるのと関係あること? 一晩お仕置きコースで許してあげるから吐いてもらおうか」
ニクス「何をするつもりですか........や、やめ‥...!! この鬼畜、私が公式で能力不遇されて敵わないことをいいことに!! こ、この! 離しなさい!」
〜後日〜
デネヴ「レグスくん。事件は解決しておいたよ☆ もう怪盗が襲撃してくることはないから安心してね。はい、これは君が今まで盗まれた給料♪」
レグス「本当か!? 恩に着るぜデネヴ!」
 ー完ー
■後日談
ニクス「......なんであの人、サキュバスさんの衣装なんて持っているんですか。コスプレさせられて一晩中撮影会させられるなんて……末代までの恥、弱みを握られて逆らえない」
ラドラ「それって弱みになるの?」
ニクス「ちょっと私の男としてのプライドと、健全な精神が耐えられないですね。」
ラドラ「そういうものなの? 悪いこと���もないし、新しい扉を受け入れちゃえば平気じゃない?」
ニクス「無茶な..」
【5】竜駒アダルトリオと茶の心
茶々「やっほー茶々だよ!今日は私の伯父でもある、織田信長様と遠征中なの。戦国時代でも、茶道は戦で荒む武士たちの心を癒すものでもあったの。良い子のみんなは、ちゃんと覚えておこうね♪」
信長「茶々よ、茶の湯の準備は?」
茶々「はい、信長様。 本日は我らと同じように異世界で蘇った、日本有数の茶道の巨匠をお呼びしてますわ!」
信長「ほう楽しみじゃのう、さすが茶々じゃ。さっそく連れて参れ」
茶々「は〜いただいま!先生がたー!出番ですよー!」
ガラッ
デネヴ「千利休です」←和服
レグス「織田有楽斎だ」←和服
ニクス「小堀遠州でございます」←和服
茶々「おまえら茶道舐めとんのかコラァァァァァァァァ!」(ちゃぶ台返し)
茶々「この世界のどこに金髪の利休がおんのじゃーー!」
デネヴ「いや〜だって復活してないでしょ?利休さん」 
茶々「おまえ有楽斎知っとんのかワレェ!? 信長様の実弟やぞ!かわいい実弟を間違えるヴァカがどこにおるんじゃーーー!」
レグス「チッ‥」
茶々「オーディンに手紙書いて頼んだんだぞ!本物出せ!オイこらぁ!」
デネヴ「いや〜俺としても、可愛いお嬢さんのお願いは聞いてあげたくてね。手紙でいいよって送ったの俺だから」
茶々「うう〜、なんでこんなことに…」
信長「茶々よ、どうした? 皆待っておるぞ。」
前田まつ「わたくしが様子を見てきますわ」
前田まつ「茶々、どうしたの」
茶々「うわぁぁんまっちゃ〜ん!どぉしよぉぉ、こんな偽物の素人なんか出したら信長様の逆鱗にふれて斬り殺されちゃうよぉぉ!」
前田まつ「落ち着いて茶々、可愛い姪を信長様が斬るわけないわ、大丈夫よ。それなら良い方法があるわ。」
茶々「ふぇっ?」
前田まつ「小堀さん」
ニクス「‥‥私ですか?」
前田まつ「小堀さんと信長様は唯一面識がないの。だから、貴方が出ればまずバレることはないわ。育ちも良さそうだし。」
茶々「まっちゃん頭いい!」
ニクス「フッ‥茶道は別荘(※サマーニクス参照) で仕込まれてますから任せて下さい」
ーーこうして茶々は、親友まつの機転と、茶道の心得のある小堀(ニクス)の奮闘により、茶の湯のピンチを乗り切ったのである。
しかし‥‥ 
ニクス「信長さんに小姓になれって言われた‥..」
デネヴ「さすがニクスくん、偉い人に気に入られる才能あるな。日本の戦国時代っていうのは、衆道の文化があったんだぜ。美人は得だな」
ニクス「良くないですよ、森蘭丸って人が凄い目で睨んできましたよ」
■Since  2017年5月28日
【6】竜駒アダルトリオとタクティクスオウガ
■Attention■
・この物語はパロディネタのためタクティクスオウガのキャラクターがゲスト出演します。以下、ゲストキャラクターの紹介。
デニム:タクティクスオウガの主人公。リメイク版の「運命の輪」では時空を越えて運命を変える能力を持ったチート。
カチュア:デニムの姉(血は繋がってない)。重度のブラコン(一説では恋愛感情ではと言われる)。苛烈でドSな性格。プリースト。
ヴァイス:デニムとカチュアの幼馴染み。Lルートで仲間になる。カチュアが好きだが彼女本人があんな性癖のため全く相手にされていない。
デネブ:美しい魔女。転生の秘術によって新しい肉体に魂を乗り移らせて生き続けている。改心したが、以前は民間人を使って魔術の実験をしていた。
ーここは異世界・ゼテギネア大陸ー
デネブ「ぷりてぃーうぃっちーデネブっちー!!  はぁい皆さんこんにちは、麗しき魔女デネブよ。デニムくんの軍に参加してたんだけど、あたしを恨んでた民衆にうっかり狙撃されて、いますっごく死にそう☆」
ヴァイス「いま助けるから待っていろ! カチュア、回復魔法を..‥」
カチュア「デニムを狙う女狐が1匹減るんだから丁度いいわ」
ヴァイス「カチュアアアァァァァ」
デネブ「あのアマ絶対に後でシバいてやるわ...(怒)  あたしは同じ名前の人がいる限り何度でも蘇るんだから!それ転生の秘術!」
ブォン
ーここはオセロニアの世界ー
デネヴ「!」 ピクッ
デネブ「いえーい新しい体ゲット! ‥..ってコイツ男じゃない!声野太っ!」
デネヴ(竜魔術士)「ちょっと。どこのお嬢さんか知らないけれど、俺の体を勝手に乗っ取らないでくれるかな?」
デネブ(魔女)「貴方、どうしてあたしの術で魂が飛んでないのよ」(※声は男のデネヴです)
デネヴ(竜魔術士)「俺もこう見えて高位の魔術士でね。術シールドを張ってるに決まってるだろう?」
デネブ(魔女)「ウザッ!寝てなさいよ!!」(※声は男のデネヴです)
デネヴ(竜魔術士)「手厳しいお嬢さんだな…」
 レグス「どうしたデネヴ、1人で喋って何してんだ...?」
デネヴ(竜魔術士)「ああレグスくん。実は........」
デネブ(魔女)「やだぁ///// チョーいい男!あたしとデートしよっ」 
レグス「‥ ‥ ‥ はぁ!?!? (ドン引き)」 
デネヴ(竜魔術士)「ちょっとお嬢さん急に発言されると困るよ、誤解され...」
デネブ(魔女)「しまったぁー! この体じゃ、あたしの生来の小悪魔わがままエロボディで男を悩殺できないじゃない、魔女デネブの名が堕ちるわ」
レグス「......お前、やっぱり真性のカマ」
デネヴ(竜魔術士)「レグスくん誤解だ!!!」
ニクス「どうしましたか」
デネブ(魔女)「やだぁ///// 綺麗な若い男じゃない!‥ ‥ ここの軍ってみんなレベルが高すぎるわ☆」
ニクス「..........(疑いの目)」
デネヴ(竜魔術士)「おい魔女。このままじゃ俺があらぬ誤解を受ける。おとなしく元の世界に帰ってくれないか!」
デネブ(魔女)「女の名前をしている貴方が悪いのよ。転生の秘術は簡単に何回も使える代物じゃないの、突然帰れって言われても無理!」 
ニクス「‥‥デネヴさんの中に、別の方がいらっしゃるみたいですね?」
デネブ(魔女)「分かるの?」
ニクス「もちろんですよ、美しいお嬢さん。(聞いてれば分かりますよ(笑)) 何かお困りのようですね。」
デネブ(魔女)「うん‥実は間違えてこの体に転生しちゃって。この体が瀕死にならないともう一度転生の術が使えないのぉ」
ニクス「そうですか、では私の雷とレグスさんの炎でデネヴさんを半殺しにしてみますので。紛いなりにも神だし半分灰になっても再生するでしょう」
デネヴ(竜魔術士)「やめてくれないかな!?!?」
デネブ(魔女)「お願いがあるんだけど、さよならする前に.......あなたと ...あ、あれ?魂がひっぱられ.....る.......?」
ブォン
デネヴ「‥‥。あの魔女、帰っていったみたいだ。」
ニクス「���‥」
レグス「‥‥」
ニクス「...まぁ無事に元に戻って良かったんじゃないですか。」
レグス「いつもの悪ふざけじゃないのか?」
デネヴ「俺は被害者だ、全然ふざけてなーい! ....世の中にはいろんな術者がいるもんだ、世界は広いな。」
ー異世界・ゼテギネア大陸ー
デネブ「‥‥あれ? ここは...元の世界?」
デニム「無事かい、デネブ。僕がヒールを使えて良かったよ」
デネブ「あーん☆ デニムがあたしを助けてくれたのね、ありがとう☆」
カチュア「あの魔女ぜったい私が暗殺してやるわ‥」
ヴァイス「.......」
女の執念は怖い、ヴァイスは幼馴染の様子を遠目に胃をキリキリさせながらそう思っていた。
ー完ー
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