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#蕎麦処 三花月庵
chibiutsubo · 11 months
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#おでかけ #馬籠宿
展望台から眺める恵那山。めちゃくちゃ良い天気で日差しは強いんですが、風がひんやりしているのでそこまで暑くは感じず、本当にちょうど良い気候です。
あの恵那山の中を中央道はトンネルで突っ切ってるのかぁ……(2度目)
今はその恵那山トンネルで山を抜けて簡単に阿智や飯田方面に行けるんですが、それまではめちゃくちゃ迂回して(19号線ルート?)行かなきゃいけなかったんでしょうか?
ところで恵那山、あれだけの高さがあるので登ればさぞかし見晴らしが良いのかと思いきや、頂上は木々で遮られてほとんど何も見えないようです。登山好きの上司からの情報でした。
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お昼ごはんは宿場町の中の「蕎麦処 三花月庵」さんにて。新しそうなお店で、お蕎麦屋さんでありながら見た目は明るい色調のカフェのような雰囲気。でも隣にはガラス張りの蕎麦打ちスペースがあって、本格的に打っているようです。
ちなみに馬籠(というか中津川周辺)、ランチの時間帯を過ぎるとたちまちご飯難民になるので、お昼ごはんはちゃんとほどよい時間に食べておいた方が無難です。上↑の三花月庵さんはお昼を過ぎても夕方ぐらいまで営業している貴重なお店です。
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道沿いに咲いていたシャクヤク。ところどころの花がとてもきれいです。
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kachoushi · 3 months
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各地句会報
花鳥誌 令和6年2月号
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坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
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令和5年11月1日 立待花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
星の出るいつも見る山鳥渡る 世詩明 人の世や女に生まれて木の葉髪 同 九頭竜の風のひらめき秋桜 ただし 太陽をのせて冬木の眠りけり 同 生死また十一月の風の音 同 朝湯して菊の香に上ぐ正信偈 清女 懸崖の赤き菊花の流れ落つ 誠
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年11月2日 うづら三日の月花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
秋空の深き水色限りなし 喜代子 故里は豊作とやら草紅葉 由季子 菊花展我等夫婦は無口なり 同 しぐれ来る老舗ののれん擦り切れて 都 狛犬の阿吽語らず冬に入る 同 謎々のすつきり解けた小春の日 同 杣山の織火となりぬ紅葉山 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年11月4日 零の会 坊城俊樹選 特選句
綿虫と彼女が指せばそれらしく 瑠璃 梵鐘のはらわたに闇暮の秋 緋路 逝く秋をくづれゝば積み古書店主 順子 綿虫や浄土の風が抜けるとき はるか 太き棘許してをりぬ秋薔薇 和子 弥陀仏の慈顔半眼草の花 昌文 綿虫のうすむらさきや九品仏 小鳥 参道で拾ふ木の実を投げ捨てる 久 綿虫は仏の日溜りにいつも 順子 香煙はとほく菩提樹の実は土に 小鳥
岡田順子選 特選句
腰かける丸太と秋を惜しみけり 光子 九品の印契結ぶや冬近し 眞理子 古に大根洗ひし九品仏 風頭 綿虫や浄土の風が抜けるとき はるか 奪衣婆の知る猿酒の在り処 光子 神無月ならば阿弥陀も金ぴかに 俊樹 蚤の市に売る秋風と鳥籠と 和子 下品仏とて金秋の色溢れ 俊樹 綿虫と彼女が指せばそれらしく 瑠璃 梵鐘のはらわたに闇暮の秋 緋路
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年11月4日 色鳥句会 坊城俊樹選 特選句
ありきたりの秋思の襞を畳みをり かおり 秋日入む落剝しるき四郎像 たかし 返り花ままよと棄つる文の束 美穂 凩や客のまばらな湖西線 久美子 凩のやうな漢とすれ違ふ 睦子 小鳥来る小さなことには目をつむり 光子 流れ星キトラの星は朽ちてゆき 修二 凩に雲や斜めにほどかれて かおり 人肌を知らぬ男のぬくめ酒 たかし 老人が老人負うて秋の暮 朝子 冬の日や吾が影長く汝に触れて 同 身に入むや妣の財布の一セント 久美子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年11月10日 鳥取花鳥会 岡田順子選 特選句
秋思消ゆ「亀山蠟燭」点せば 悦子 この町へ一途に滾り冬夕焼 都 新蕎麦を打つ店主にも代替はり 佐代子 添ふ風に方位はあらず狂ひ花 悦子 HCU記号音満つ夜の長し 宇太郎
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年11月11日 枡形句会 栗林圭魚選 特選句
トランペット響く多摩川冬に入る 美枝子 竹林の風音乾き神の留守 秋尚 公園の隣りに棲みて落葉掃く 亜栄子 句碑の辺の風弄ぶ式部の実 同 新のりの茶漬に香る酒の締め 同 歩を伸ばす小春日和や夫の癒え 百合子 朔風や見下ろす街の鈍色に 秋尚 ぽつぽつと咲き茶の花の垣低き 同 リハビリの靴新調し落葉ふむ 多美女 濡れそぼつ桜落葉の華やぎぬ 文英 露凝りて句碑に雫の朝かな 幸風 大寺の庭きりもなや木の葉散る 美枝子 山寺の風の落葉を坐して聞き 三無
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年11月13日 なかみち句会 栗林圭魚選 特選句
風除の日だまりちよっと立ち話 和魚 風除の分厚き樹林影高き 秋尚 揚げと煮し切り干やさし里の味 あき子 薄日さす暗闇坂に帰り花 史空 渦状の切干甘き桜島 貴薫 切干や日の甘さ溜め縮みたる 三無 風除けをせねばと今日も一日過ぎ 怜 切干や少し甘めに味継がれ 秋尚
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年11月13日 武生花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
確かむる一点一画秋灯下 昭子 幽玄な美女の小面紅葉映ゆ 時江 釣り糸の浮きは沈みし日向ぼこ 三四郎 六地蔵一体づつにある秋思 英美子 赤い靴なかに団栗二つ三つ 三四郎 着飾りて姉妹三人千歳飴 ただし 正装で背中に眠る七五三 みす枝 雪吊の神の恐れぬ高さまで 世詩明 七五三五人姉妹の薄化粧 ただし トランペット音を休めば息白し 世詩明
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年11月14日 萩花鳥会
夜鴨鳴く門川住居六十年 祐子 捨てられて案山子初めて天を知る 健雄 ゴルフ玉直ぐも曲るも秋日向 俊文 山茶花や現役もまた楽しかり ゆかり 舟一艘ただぼんやりと霧の中 恒雄 献茶式津和野城下や朝時雨 美惠子
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令和5年11月14日 さくら花鳥会 岡田順子選 特選句
秋の暮百均で買ふ髪飾 令子 虫食ひの跡そのままに紅葉かな 紀子 背の丸き鏡の我やうそ寒し 同 小春日や杖つく母を見んとする 令子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年11月15日 福井花鳥会 坊城俊樹選 特選句
小春日や日々好日と思ひたり 世詩明 禅林を通り来る風秋深し 啓子 何事も無き一日や神の旅 同 炉開きの一花一輪定位置に 泰俊 一本の池に煌めく櫨紅葉 同 三猿を掲ぐ日光冬日濃し 同 立冬こそ自己を晒せと橋の上 数幸 小六月笏谷石は饒舌に 同 如何にせん蟷螂は枯れ僧恙 雪 猫じやらしもて驚かしてみたき人 同 一匹の枯蟷螂に法の庭 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年11月17日 鯖江花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
小鳥来る赤き実に又白き実に 雪 幽霊の出るトンネルを抜け花野 同 おばあちやん子で育ちしと生身魂 同 見に入みぬ八卦見くれし一瞥に やす香 時雨るるやのつぺらぼうの石仏 同 近松忌逝きし句友の幾人ぞ 同 季は移り美しき言葉白秋忌 一涓 菅公の一首の如く山紅葉 同 落葉踏み歩幅小さくなる二人 同 冬ざれや真紅の句帳持ちて立つ 昭子 今日の朝寒む寒む小僧来たりけり やすえ
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年11月17日 さきたま花鳥句会
からつぽの空に熟柿は朱を灯し 月惑 白壁の色変へてゆく初時雨 八草 六切の白菜余すひとり鍋 裕章 一切の雲を掃き出し冬立ちぬ 紀花 小春日や草履寄せある躙口 孝江 柿を剥く母似の叔母のうしろ影 ふゆ子 いわし雲よせ来る波の鹿島灘 ふじ穂 鵙たける庵に細き煙たつ 康子 雲切れて稜線きりり冬日和 恵美子 水鳥の羽音に湖の明けにけり 良江
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令和5年11月18日 伊藤柏翠記念館句会 坊城俊樹選 特選句
紫のさしも衰へ実紫 雪 蟷螂の静かに枯るる法の庭 同 二人居て又一人言時雨の夜 清女 母と子の唄の聞こゆる柚子湯かな みす枝 還りゆく地をねんごろに冬耕す 真栄 帰省子を見送る兄は窓叩く 世詩明 人に無く芒にありし帰り花 同 香水の口よりとどめさす言葉 かづを 時雨をり故山の景を暗めつつ 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年11月19日 風月句会 坊城俊樹選 特選句
浮寝鳥日陰に夢の深からむ 久子 呪術にも使へさうなる冬木かな 久 無敵なる尻振り進む鴨の陣 軽象 冬日和弥生も今も児ら走る 同 冬蝶の古代植物へと消えぬ 慶月 谿の日を薄く集める花八手 斉 冬天へ白樫動かざる晴れ間 慶月 青空へ枝先細き大枯木 秋尚 旋回す鳶の瞳に冬の海 久 冬の蜂おのが影這ふばかりなり 千種 水かげろうふ木陰に遊ぶ小春かな 斉
栗林圭魚選 特選句
竹藪の一画伐られ烏瓜 千種 遠富士をくっきり嵌めて冬の晴 秋尚 白樫の落葉急かせる風のこゑ 幸風 切り株に鋸の香遺る冬日和 久子 四阿にそそぐ光りや枯れ芙蓉 幸風 白樫の木洩れ日吸ひて石蕗咲けり 三無 小春の日熊鈴つけしリュック負ひ 同 青空へ枝先細き大枯木 秋尚 寒禽の忙しく鳴ける雑木林 貴薫 草の葉を休み休みの冬の蝶 秋尚 逞しく子等のサッカー石蕗咲けり 亜栄子 甘やかな香放ち桂紅葉散る 貴薫 あづまやの天井揺らぐ池の秋 れい
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年11月26日 月例会 坊城俊樹選 特選句
薄き日を余さず纏ふ花八手 昌文 耳たぶに冬の真珠のあたたかく 和子 黒松の肌の亀甲冬ざるる 要 雪吊をおくるみとして老松は 緋路 冬空を縫ふジェットコースターの弧 月惑 ペチカ燃ゆフランス人形ほほそめる て津子 上手に嘘つかれてしまふ裘 政江 嘘つつむやうに小さく手に咳を 和子 手袋に言葉のかたち作りけり 順子
岡田順子選 特選句
池一枚裁ち切つてゆく鴨の水尾 緋路 黒松の肌の亀甲冬ざるる 要 自惚の冬の紅葉は水境へ 光子 玄冬の塒を巻きぬジェットコースター 同 光圀の松は過保護に菰巻きぬ 同 ペチカ燃ゆフランス人形ほほそめる て津子 雪吊を一の松より仕上げをり 佑天 不老水涸れをり茶屋に売る団子 要 遊園地もの食ふ匂ひある時雨 俊樹
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
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toshiki-bojo · 3 years
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「虚子への俳話」145
「花鳥」令和3年9月号より転載
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「虚子と漱石」
 歴史の「もしも」だが、もし漱石との出逢いがなかったならば、虚子という存在もなかった。子規の存在はあったかもしれぬが、碧梧桐の存在もなかったろう。
 虚子の本質にある小説への思いというものはかなり晩年まであった。それは写生文などへのこだわりに現れ、『虹』などの文章に結実している。  その出逢いとは、虚子がまだ旧制の中学生のころであった明治24年あたり、松山の子規の帰省先らしい。
 漱石や子規らは「松山鮨」(私は近年食べたが、ちらし寿司のようなものでありかなりの美味)を食べていた。子規はあぐらをかき、漱石は几帳面に膝を正しく折って、正座して、松山鮨の皿をとりあげて、一粒もこぼさぬように食べた。
 このあたりに子規と漱石の性格の違いが見えていて面白い。虚子も食べたようだが、まだ年少すぎてどんな味だったかはすっかり忘れてしまったようだ。  やがて明治28年に漱石は大学を出て、松山の中学校教師に、いわゆる「愚陀仏庵」の一階に子規、二階に漱石が住む。そして歴史は動いた。この二人の天才の同居とは日本史の奇跡。
 「大学を中途で退学して新聞社に入り不治の病の子規居士と素直に大学を出て中学の先生としていそしみつつあった漱石氏とは、よほど色彩の変わった世界を、階段一つ隔てた上と下に現出せしめておった」(虚子)
 七歳年下の虚子との交友はこのようにして始まった。その後、虚子帰省、漱石ともう一人の英語教師とよく道後温泉にゆく。赤シャツはそのときの話題になったらしい。その先生のシャツかは不明だが、ただ虚子の猿股にも赤い筋が入っていて「君のも赤いのか」と漱石が言ったとか。
 ところで虚子は漱石たちと神仙体という新しい俳句形態をそのころすでに始めていた。そして道後温泉の帰りに句を拾いつつ創作、村上霽月とともに雑誌「めさまし草」に出す。
怒濤岩を噛む我を神かと朧の夜 虚子
 明治29年12月5日付の漱石からの一番古い手紙と思われるものがそれに触れている。
 「来熊以来はすこぶる枯淡の生涯を送り居り候。道後の温泉にて神仙体を草したること、宮島にて紅葉に宿したることなど、みな過去の記念として今も愉快なる印象を脳裏にとどめ居り候。今日『日本人』三十一号を読みて君が書トク体の一文を拝見致しはなはな感心いたし候。立論も面白く行文は秀でて美しく見受け候。この道にしたがってお進みあらば君は明治の文章家なるべし(略)『世界の日本』(竹越三叉刊行の雑誌)に出たる(音たてて春の潮の流れけり 虚子)と申す御句はなはだ珍重に存じ候。  ただし大兄の御近什中にははなはだ難渋にして詩調にあらざるやの疑いを起こし候ものも有之様候。いわゆる『べく』づくしなどは小生のもっとも耳障りに存候ところにござ候」
 この漱石の指摘は将来の虚子の俳句というより、小説にたいする潜在的な働きかけをしている。神仙体の是非はともかく、難解な俳句や文章は「べく」だらけで理屈家の漱石をもってしてもくどく感じたわけである。
 ところで、明治30年以降となると虚子は漱石の俳句にたいして、いつも蹲踞の態度ばかりではなかったのではなかろうか。むしろ子規とともに漱石の俳句に朱筆をとって○や△をつけたくらいなのだから面白い。次の句は○。
菫程な小さき人に生れたし 漱石
 虚子曰く、後年は文壇の権威であった漱石も、熊本五高の教師として赴任し、当時はわずかに東京の俳友の消息を聴いて慰撫していたのは愉快だと言っている。  やがて、漱石は海外へ行く、明治33年9月文部省から二年間の留学派遣であった。
「航海は無事にここまで参り候えでも下痢と船酔いにて大閉口に候、(略)唐人と洋食と西洋の風呂と西洋の便所にて窮屈千万、一向、面白からず、早く茶漬けと蕎麦が食いたく候、」 明治33 年9月「ホトトギス」
 往きの航海上でもう船酔いなどで外国がすっかり嫌になっている漱石である。もっとも、漱石は松山や熊本も本来の自分の居場所ではなかったと思っていたはずだから、この英国留学には大きな期待感はあったはずで、彼の超人的な神経質がそうさせたのに違いない。
〈白金に黄金に柩寒からず〉漱石 「女皇の葬式はハイド公園にて見物致し候。立派なものに候、」〈吾妹子を夢みる春の夜となりぬ〉漱石 「もう英国はいやになり候、」 明治34年「ホトトギス」「倫敦消息」
 しかし、この「ホトトギス」掲載の消息はたいがい、病床の子規宛のものであって、このような西洋の消息をくわしく送ることは子規を喜ばせる。絵はがきや下宿生活の様子なども詳細に送った。さぞかし病床六尺の子規にとって世界の窓口になったことだろう。
 そして子規は死ぬ。
 漱石が帰国したのは明治36年1月、その後一高の教授、大学の講師となる。やっと都に帰ってこられた漱石先生であったが、どうも帰朝後も神経性の病は続いていたようである。    虚子への手紙で夫人曰く、
「どういうものだか、この頃機嫌が悪くて困るのです。(略)あなたも暇な時にはチトどこかに引っ張りだしてくれませんか」
 そして漱石と虚子は芝居や落語などを見に行ったが、あまりにくだらないと我慢しきれずに様々の冷評をし、虚子にたいしても君はこんなくだらない物を見ているのかと言う。  漱石の不機嫌に馴れていた虚子だが、こんなことをしていてもあまり進展はないなと悩んでいたようであった。
「『猫』の誕生」
 「山会」というものが明治「ホトトギス」にあった。子規以前からあった文章会で、文章には山がなくてはならないという趣旨。ふつうは写生文が主流であって、いわば日記や���文的なものが多かった。普段はその文章を自分で朗読するきまりがあった。それに奇才漱石の文章を推薦してみてはどうかと。
 漱石も乗り気で、すごい情熱でそれを書き上げたという。ある日その原稿を持ってきて、虚子にそれを読んでくれたまえと言う。ちょっと自分の気に入っているらしい部分になると、「うふふ」と漱石は笑う。
 虚子は少しぎょっとしたが、原稿用紙数十枚という長さであったものの、とにかく変わっていて面白かった。
 タイトルは始めの、「猫伝」の候補にたいして「吾輩は猫である」はどうかと提案した。ご存じのタイトルは虚子が決めた。明治38年1月発行の「ホトトギス」巻頭付近に掲載、これより歴史が始まる。
 漱石の教師を辞めたいという意志はその後顕著になる。なにしろ爆発的なその小説の反響と売れ行きに、虚子と漱石は発行人と小説家という関係に変化。虚子はその寄稿に頼らざるをえなくなってゆく。
 一方、漱石は門下生を推薦し、その要求通り三重吉などの処女作が掲載されはじめる。これなども喝采を受けた。しかし、四方太などは山会の純正写生文の雑誌としての伝統と異なると反感を持ったようだ。
 そして明治40年頃からは新聞社社員として教師を辞職して小説家一本となる。
 虚子は漱石が朝日新聞に移った後は「ホトトギス」に掲載がなくなり、また健康上の理由もあり、その経営に四苦八苦する。それもまた歴史の必然だったかもしれない。
 一種の歴史のレトリックにはまった虚子はその生涯で、二人の巨人と出会った。それがすべてではなかったが、今の俳壇を形成する多くの歴史はこの二人と七歳下の少年の出逢いが化学反応を起こしてビッグバンとなったものだ。
 多くの歴史もそうであって、松山の奇跡は秋山兄弟などの軍人たちも巻き込み、維新後の大きな潮流となってゆく。
 歴史とはそういう天才の衝突で決定されるのであろう。
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after41 · 6 years
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古都會津 1
先日25から26日にかけて、友と福島県は会津若松の東山へ一泊二日の温泉旅行へ行って参りました。
友とふらり(野月が無計画でバタバタしていた気もする)旅にいき、あったかい思い出をつくれたことが何より幸せでございました。
さて、福島県の会津若松は、八重の桜で一躍有名になったわけでございます。戊辰戦争で戦地になったことで幕末の雰囲気が色濃く残っており、野月はそんな会津が大好きで年に4回はふらりと旅にいき、内2回ほどは宿に滞在するほどです。
会津が近くてよかったなあ…。
薄れてしまわぬうちに記録しておこうと空いている時間にぽちぽち。
《1日目》
雪との情報を得たので、まだタイヤ交換してない野月号はお留守番。気楽な電車の旅…と思ったのだけど、思いの外雪が積もっていた。
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真っ白。
福島は左から、会津・中通り・浜通りと分かれていて気候も同県で全く違うので、まるで遠出したかのような気分を味わえます。
駅に着いて街中を周回するバスで七日町通りへ。レトロな建物が未だ残る通りで、観光地の一つでもあります。おすすめは昭和なつかし館。二階はまるで昭和にタイムスリップしたかのような空間が広がっております。レトロ好きには是非行っていただきたい…!この日はあいにく店主が外出中で、断念。悲しみ…。
ちょうどお昼時だったので、河内屋へ。メインはあわまんじゅう屋。会津といえば名物はソースカツ丼なのだけど(そのつもりで入店した)お品書きをみて、あわまんじゅうの天ぷらに心奪われた野月が頼んだのは、季節の野菜の天ざるそば(あわまんじゅうの天ぷら付)。会津は蕎麦もうまい!コシが強めなさっぱりしたそばと、少し脂っこい天ぷらをこれまた至高の山塩につけて食すひと時は幸せでございました。
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渋川問屋は明治・大正に建てられた建築物で、浪漫溢れる空間。旅館兼お食事処となっており、見学のみはお断りとのこと。郷土料理が楽しめます。
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近くには墨絵画廊。太郎庵で有名な絵師、横山新さんの作品が展示されております。蔵を改装したような内装も素敵でした。
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さらに進むと、新撰組の斎藤一が眠る阿弥陀寺がございます。キレイな花が添えられておりました。
境内には御三階という建物がございまして、元は鶴ヶ城内に建てられておりました。外から見ると三階建に見えますが、実際は四階あり当時は密会に使われていたそうです。
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その向かいのお店で御朱印をいただけます。
紙のみとのことでしたので、いただいた紙を御朱印帳にぺたり。御朱印帳をはじめて四年ほど経ちましたが、未だ終わらず…。
巡るのが好きなので結構まわっている気はしますがそれでも集まらないのは、福島の神社仏閣が基本は小さく無人なことが多いからなのでしょう。
そのあと、町の駅である七日町駅の駅カフェで、デザート盛り合わせを。
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思ってたよりたくさんで、嬉しい野月たち。
季節の甘いりんごとふわふわのシフォンケーキ、ショコラクッキーに濃厚なバニラアイス、これまた濃厚なブラウニーと優しい甘さのドライフルーツ。
水出しコーヒーとともに、お洒落な雑貨に囲まれた素敵なティータイムを過ごせました。
外は雨降り。レトロな内装に、控えめなライトのもと夢のような時間でした。
時間もいよいよチェックインに近づいてきたので、またバスに揺られ温泉駅まで。
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温泉街の哀愁漂うこの時代に取り残された感が大好物。晴れは素敵だけれど、懐古を味わうならば雨もまた良き。
※2に続く…
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akinohaoto · 4 years
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五感でたのしむOUTDOORxHEALING 天空のお花畑で*私に還る* 音癒し&色あそび 
2020年7月25日土曜日 9:30〜13:00
板室温泉市営駐車場集合(蕎麦やしおさん向かい側)
昨年は現地がホワイトアウトのため、当日急遽場所を変更して開催となりました、こちらの幻企画。
今年はリベンジです(^^♪
板室温泉の上のほうに、まだ人が踏み入れていない未開の地 *天空のお花畑*があるという。
その場所には遮るものがなく、視界に入る山が空がとても近い。
まさに天空のお花畑・・・
標高1300mの見渡す限り緑の草原。
草の下にはふかふかの絨毯みたいな苔が生い茂り、季節ごとに咲く花々が彩りを添える天然のお花畑。
 
ちょうど7月にはマーガレットが咲き乱れる幻想的風景が広がります。(後半時期なので他のお花になることも)
その場所までの道のりは、専門ガイドのナビゲートで、プチ秘境探検のようなワクワク感のある、アドベンチャー気分が味わえます。
 
たどり着いたその場所では、ただただそこに居るだけでも十分に癒されるのですが、今回はさらに自然x音x色の三要素で彩る癒しの効果を存分に堪能していただきます。
参加者お一人お一人が「ここが私の居場所」と思えるような心落ち着く空間(場所)をみつけていただき、その場所でゴロンと寝転んで自然を全身で感じ、心静かに”私へ還るひととき”を過ごす贅沢。
 
 
自然の中に身を委ね、音による癒し効果で*ほんとうの私*と向き合ったあとは、その時その場所でしか感じることのできない豊かさを、その場でご一緒する皆さんで、色を通して大きな絵に表現していきます。
簡単な技法ですが、皆でつくる ひとつの景色、お一人おひとりの *ほんとうの私*からの声を、色あそびを通して解放して楽しみましょう。
お花畑へ出発前する前にも、「今」の自分に向き合うための、簡単な色あそびをします。
 
 
『上手に描く』ということを目的にはしていません。色に、自分の解放を手助けしてもらうイメージです。「絵を描くのは苦手…」という方でもご安心してくださいね。
なお、この日の記念を、後日参加者の皆さんにお贈りします。
その時、そこに存在する全ての人・もの・風景がそれぞれの枠を越えてとけあいひとつとなり、生まれる「今」という奇跡のひとときを、かみしめ味わうためのオリジナルツアーです。
さぁ、非日常空間が広がる不思議なパラレルワールドへ♩
 
 
恐らくこの組み合わせは世界初・・・
このタイミングでこの場所に居られるというのも何かのご縁です。
板室の未開の地・聖域を訪れる、他では体験できない極上のOUTDOORxHEALINGツアーを那須塩原在住の私たち3人がご案内させていただきますね(#^.^#)
 
 
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*OUTDOORガイド担当
Moora Beat主宰 深澤譲二
https://www.moorabeat.com/
*クリスタルボウルとチャイムの音癒し担当
癒庵-nanaha-主宰 三品七葉(七梛葉)
https://nanaha347.com/
*色あそび担当
〈haoto 〉主宰 akiko.yamaya
Instagram: @haoto_iro
akinohaoto.tumblr.com
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< 当日の詳細 >
●参加費: 14,850円(税込) 
※当日現金払いのみ。お釣りのないようご準備ください。
 
●定員: 6名様(最少催行2名様)
※子供参加可(無料、未就学児でも自走可能、2~3Km山道が歩けること)
※ワンちゃん参加可(無料、リード着用必須)
 
 
●持ち物: 水入り350ミリ以下のペットボトル、日除け・虫よけ対策、水分、タオル、長袖長ズボンなどの動ける服装(軽いハイキングの恰好)、帽子、防水の靴、サングラス、背負いのリュックサックなど、草原で寝転ぶ際の敷きマット(防水撥水)、軍手などの手袋、着替え必要であれば。
 
 
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< ご案内 >
※参加費は当日現地にてお支払いください。
 
※天候によっては中止となる場合がございます。事前の天気情報を踏まえつつ前日までにはメールにてご案内致します。
 
※天空のお花畑までの道中は軽いハイキングコースとなります。一部秘境のような感じで森の中を茂みをかきわけて進んだり、川を渡るなどちょっとした冒険感覚も味わえます。コース的には軽いハイキング程度です。
 
※服装は虫が認識しずらい「緑や青系」の寒色系のものがベストです。コットン素材やデニムは汗を吸収して重くなるのでおすすめしません。なるべく化繊素材の吸水性の高いものがおすすめです。靴は防水加工の履きなれたものでご参加ください。
 
※草原で寝転ぶ際の敷物マットを各自お持ちください。レンタル可、必要な方はご予約時に一緒にお申込みください。
 
※天空のお花畑にはトイレはありません。最寄りのトイレまでは山道で約30分くらいかかります。
 
※動物アレルギー、ワンちゃんが苦手な方はご注意ください。
 
※現地移動は各自の車でお願いいたします。
 
※オプションの温泉入浴を希望の方は、温泉セット(タオル、着替え)をご持参ください。
 
※天候によっては当日急遽別コースへのご案内となることがございますことをご理解ください。
 
 
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 < 当日のスケジュール >
9:30 板室市営駐車場集合、受付、沼ッ原湿原駐車場へ移動
 
 
10:00 沼ッ原駐車場へ到着、出発前の色えらび(今の自分を色で知るワーク)
 
 
10:30 トイレ休憩後、お花畑へ向けて出発
 
 
11:00 天空のお花畑到着、私の居場所探し散策
 
 
11:20 地球とつながる瞑想(七福神マントラカードでワーク)
 
 
11:40 クリスタルボウルとチャイムでの音癒し
 
 
12:00 色あそびワークショップ
 
 
12:30 お花畑から下山
 
 
13:00 沼ッ原湿原駐車場到着、ツアー解散
 
 
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< オプショナル >
 
13:30~
 
Aコース: 板室温泉(そば処やしおさん)での昼食 ※席予約のみ。各自自由食です。現地精算となります。
 
Bコース: 板室温泉での温泉入浴 ※ツアー代金に含まれるため無料でのご案内です。タオル、着替えはご持参ください。
 
 
※どちらか1つだけでもOKです。
※A&B両コースをご希望の方は、昼食後に温泉入浴をご案内致します。
 
※いずれも事前予約制となりますので必ずご予約時にご希望をお伝えください。
 
 
※温泉入浴の施設はご指定いただけません。おまかせとなります。
*・*・*・*・*
【お問合せ・ご予約は】
<Moora Beat>
<癒庵-nanaha->
📲 050-3574-3478
 
 
●FBをやっている方は、こちらのイベントページへ参加表明後、深澤さんか三品七葉まで直接メッセンジャーから「天空のお花畑ツアーへ参加希望します」と一言添えてご連絡お願い致します。
 
 
●FBをやっていない方は、お電話かメールにてご予約くださいませ。
●haoto ヤマヤアキコのInstagram DMでもご予約承ります。
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