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#蒲生踏切下の謎の通路
deepestmoonhottub · 6 months
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大阪・蒲生の”2つのネタ「名門っ!小田菓子店閉店」と「蒲生踏切下の”謎の通路”」のお話w。
みなさんおはようございます、ユキちゃんですっ!いつもブログに来ていただきホントにありがとうございます。今回は「悲しいお知らせ」になります。   2021年8月16日に掲載させていただいた大阪・蒲生にある「小田菓子店」。今時本当に珍しい「測り売り」を行っていたお菓子屋さんなのですが・・・・・・・   本当に久しぶりに来てみるとシャッターが閉められ、そこに「貼り紙」が。よく見ると・・・・・・   「閉店、したんだ」(泣) しかし78年間も愛されたとは「さすがっ!」という他はないです。店主が亡くなり、整理営業後に完全閉店したようですね。このお店の「ラスク」が最高に美味しかったのですっ! 本当に、ご冥福をお祈りいたします。そして、本当に・・・・・・・・   「ありがとうございましたっ!」   なお、この店の詳しい事はこちらの記事を見ていただけるとよ~っく分かります。とにかく凄かったのですっ…
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そんなこんなで急展開ではあるが予定が決定したので指定された集合場所へと向かう事にした。
乱立したビルディングの間を抜けて、ありふれた人混みを潜り抜けて足を進める。
手に持つ手荷物が少々邪魔には感じたが些細な悩み事なんざ瑣末なものであった。
特筆して、この街の説明でもしようかと思ったのだけれども、恐らく随分と長々とご説明する羽目になるのでそれはそれでまたの機会にでも。
退屈になり過ぎるのを危惧してポケットからワイヤレスイヤホンを取り出して耳に嵌め込む。
端末を数回タップやスワイプをして芸人のラジオを流し始める。
痛快なやり取りがどうも心地良い。
ロートーンのボケにハイトーンのツッコミはラジオならではだと思う。
バラエティー番組ではオンモードになっているので2人ともハイトーン目な声色でボケやツッコミをしている。
だからこそのラジオという閉塞的空間になると出てくるパーソナルな部分。
これが芸人ラジオの醍醐味であるとも言えるであろう。
毎週新たな話題と共に右や左に脱線しつつも放送時間を終える技量は素人ながらに感服している。
勿論、ラジオを語るる上で忘れてはならないのが作家の存在。
ハガキ職人と呼ばれるリスナー群からのメールを捌きその上、笑い声を足して盛り上げ役に徹する縁の下の力持ちである。
わざわざ素人である私が説明する迄もないが。
と何処へ向けたか分からない自嘲ツッコミの様なものをぼやいた。
そうして屋上に赤い観覧車を有する施設。HUPに到着した。
自分の中ではこのどデカい赤い観覧車はこの街のアイデンティティーというかアイコンみたいなものだと認識しているし実際この街の集合場所によく多用されているイメージがある。
街行く人々にゴブルと云えば?と尋ねれば大半はこのHUPを指すであろう。
さっき迄、街の説明はやめておこうと思っていたのにすっかりお話ししている気分屋な自分に苦笑いする。
私が着いた頃には手摺の用途を果たす筈だった腰を掛けは若人で溢れていた。
ファッションも多彩で、もしこれがカラーパレットならどんな絵画を描けるか挑戦をしてみたいものだ。
集合場所で待ち合わせる時の鉄則は分かり易い位置に位置する事だと思うので辺りを見渡し、それなりに眼につきやすい場所が奇遇にも空いていたかと思えば何処にも空いて無かったし相手も居なかった。
と思えば待ち合わせ相手を見つけ駆け出た高校生位の溢れる若気を振り撒く女子の後を腰掛ける。
そこからは2人の到着を今かと待つのみだ。
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また回転式パーキングはぐるりと周り出口へと誘う。
またもや喋りの達者で無いラジオが流れている。
「エラい険しい顔してんなァ。そんなに素人のべしゃりが気に食わんかァ?」
「何と言うか話の構成、声の抑揚とかも破綻しているし、とても聞けたもんじゃあ無いってところかしら。」
「まァ、そこが醍醐味やろォ。運転中なんやから所詮はBGMよォ。オモロ過ぎても如何なもんかっちゅうこっちゃ。」
助手席側の意見と運転席側の意見ではこうも相見え無いものなのかと感じる。
確かに生涯で一度もハンドルを握った事の無いあたしにとっては考えが及ばないのも無理は無かった。
さっき通った道を元に戻るだけの時間は車内を彩るBGMもグレースケールで描かれた抽象画の様で味気無いしラビと会話してもちゃんちゃら相手にされていない返答ばかりで退屈だし強いて今、楽しめる事と言えばどんよりとした空模様を車窓から眺めている方がずっと良かった。
多分、何回かはラビから話しかけてきていたんだろう。
だけども一言も発する気にならないので他人事の様に対処しておいた。
曇天の薄くなった所から日差しがさして来ていたがもう少しで日没になるから直ぐに暗くなるんだろう。
自分ルールというものは厄介である。
帰ってからどうやって自分の機嫌を取ろうか。
大した事で無くても大した事にしてしまう自分に嫌気が差す。
厭世的になった所で助け舟は何処からも入港する気配は無い。
今からアリスとも会うのだし不機嫌を悟られるのも嫌な話だ。
街並みはゴブルの中に入った事を視覚的に知らせる。
ラビは慣れたハンドル捌きで路地を抜け駐車場に停める。
車を降りて集合場所へと向かう。
「エラい考え込んでたなァ。深い悩みでもあるんかァ?まァ俺に言われば不快な闇と言って退けるけどよォ。」
「何回、小馬鹿にすれば気が済むのよ!ヘラヘラばかりして現実逃避していれば解決する瑣末な問題なら此処まで思い悩ませる訳が無いじゃない。他人事だからって楽観主義なのも如何なものかと思うわ。」
「おー怖ッ。琴線に触れるかの如くとはこの事かいなァ。宛ら箱入り娘の様にお高く止まるつもりかァ?」
はあ。
3mを超える大柄なムーミンでも一息で殺めてしまう程の大きな大きな溜息が溢れる。
埒が開かないし、こんな野郎相手に等身大で応対していれば先に疲れ果ててしまう。
そう言った諦めを会得したのはつい最近の事だ。
いつまでもどつき合いをしてはいられない。
体力も時間も有限だ。
言わば戦略的撤退である。
敗退では無く勇退である。
両者は近しい位置に位置する事から単純な思考回路では勘違いし易いが全く持って別物である。
視界には赤い観覧車が映り込んできた。
ぐるぐると駆け回る邪魔モノを一度クリアにしてアリスの元へ向かった。
隣では相変わらず何かを言っている様であったが気にせずに進み続けた。
言うなればこれは勇進であろう。
側から見ればナンパをただただ無視して突き進む我の強い女性とかに見えているのであろう。
まあ確かにこの関係の始まりと言えば最悪なナンパから始まっているのだから強ち間違いとも言えない。
早くアリスの元へと思う気持ちが歩幅を広くして2脚の回転数を高める。
だが思っていた程アリスが待つ集合場所は近くは無かった。
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2人を雑踏の中から見つけ出し腰掛けから立ち上がった。
遠目から見ていてもどうやら華やかな雰囲気は感じ取れない。
足早に歩くテレスとそれに無理矢理、歩幅を合わせているラビの光景は誰が見ても滑稽であった。
開口一番、文字通り1番目に口を開いたのはテレスである。
「こんな奴、置いてって早く行こうぜ。」
「オイオイ。そんなこたァないだろォ。」
ジッとテレスは睨みを効かす。
案外お似合いな2人なんじゃあないかとアリスは心底では思った。
「テレス少しは落ち着きな。いつもの冷静さが欠けている様に思えるわ。今日はラビさんとも約束してしまったのだから3人で行くわよ。」
「ほらァやっぱ流石姉ちゃんなだけあるわァ。テレスも少しは見習ったらどうやァ。」
さっきと全く同じ光景が目の前でデジャブの様に宛ら予知夢の様にまんまテレスは睨みを効かす。
そんなやり取りをしていると人気のある待ち合わせスポットなだけあって席を譲らなければいけなくなった。
勿論いけない訳では無いが譲るのが暗黙の了解である。
サッと2人を促し立ち上がる。
「場所を変える位ならもうこのまま向かおうかァ。」
「そうですね。立場無しの立ち話じゃあ直ぐ様終わりが来てしまいますものね。」
「やっぱり今日は帰っていいか?流石に気分が乗らねえ。」
「テレスは落ち着くまでこの場に居なさい。私だって親みたいな事を言うのは癪だと分かっているけども。」
「まんま親みたいなこと言うなァ。」
ぐへへと笑いながらラビは言った。
成せばなると言うが話せば分かるとも私の個人的な観点で言えばそうであると思う。
テレスにとっては苦行の様ではあるが決して悪い人では無いと認識を変えてもらいたい。
テレスは出不精である。
音通りではあるがデブ症とは言ってはいない。
そんなルッキズムみたいな価値観は持ち合わせては居ない。
それはさておき交友関係も極めて狭く独りっ子であった場合テレスはどの様な生涯の結末を迎えていたかを想像するだけで容易く杞憂してしまう。
看護婦に囲まれ死に目にはごく僅かな友人と家族で執り行われる事であろう。
増してや、結婚なんざ考える歳では毛頭無いが結婚出来るのか些か身内として不安ではある。
そして心の内を明かせる友人が出来たとしてもテレスの老後まで御存命かは不安材料である。
だが時代も時代だ。今風向きは私達の方に吹いている。
テレスの事を受け入れれる人も増えている様には思える。
このままらしく生きてくれたらいいなとも思う。
さっきは言い過ぎた真似をしたのかと催促された訳でもなく最速で後悔をした。
そうして我々一向はラビの先導の元、謎めいた場所へと向かう事にした。
「二人暮らしはもう体に慣れてきたかァ?」
「叔父さん面してんじゃないよ。馴れ馴れしいな。」
あまりにも素早いツッコミとおかしな会話に思わず笑ってしまった。
「ええ、ようやく板についてきたって感じですかね。」
「やめてよアリス。まるで私たちが蒲鉾みたいじゃあない。」
三人で話し始めて初めて分かったがテレスにはツッコミ属性が思ったより高かったのが判明した。
「そんな身をすり身にせんでもなァ。それこそ整形までしてしもうたら最早、蒲鉾に近づいてしまうでェ。」
「蒲鉾をテーマにしてこれ以上話を広げないでよ。焼かれて加工までされたら生身の人間はひとたまりもないから。」
「焼きの他にも茹で、揚げ、蒸しもあるわよ。」
「余裕で気分も上げ切らないので無視させていただきます。」
「こりゃ一本取られたなァ。」
顔の前で立てた人差し指をそのまま今夜の食堂へと向けた。
それは純喫茶であった。
さっき出題されたラビからの問題に納得してカランコロンと音を立てて店内に入る。
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店内に入り従業員に案内された座席に腰を下ろす。
あたしたち姉妹が並んで座る。
「さあて何食べようかァ。」
パラパラとメニューをめくりながら上機嫌にラビは呟いた。
もう一枚あったメニューを手に取り二人で眺める。
「私は無難にナポリタンにしようかしら。あーでもオムライスも捨てがたいなー。」
「あたしはプリンとクリームソーダで。」
さっきまでの怒りをチャラにするには甘未がマストである。
「よしっ。決めた。オムライスと珈琲にしよっ。」
「じゃあ注文するでェ。」
ラビは店員がお冷を持ってきたタイミングで、あたし達の注文に加えナポリタンと珈琲をそつなく諳んじた。
「さあて本題に移ろうかァ。」
さっきも聞いたセリフだ。
心底、信用ならない。
「本題とは何かしら。私の居ない所でどんな結託をしてきたのかしらね。」
「そんな良い物じゃあないわよ。色恋っぽくもっていかないでよ。不名誉極まりないわ。」
「いやァ。テレスがどういった経緯でアリスと知り合ったかを知りたいと引き下がらんからよォ。」
「そんな言い方ってないわよ。あたしからすれば二人で結託して名誉毀損で溺死させようとしている様だわ。」
「さっきの不機嫌もてっきり蒲鉾で無くなったからか今や饒舌になったなァ。ええこっちゃ。」
「何?また睨みを効かせて欲しい訳?ドMなの?」
笑っちまうほどの気分屋だからか先程迄の不機嫌はあっという間にいなくなっていたのは事実だ。
「レディー、二人を目の前にして性的嗜好をおおっぴろげにするつもりは無いけどよォ質問に答えるならばァYesやァ。」
チラッとアリスの方を見れば下を向いているし、あたしもどう返答していいかに困る。
「おいおい、こんなことまで吐露させておいて無視ったらないぜェ。まあ確かに返答には困るわなァ。俺も君らもォ。」
「そんなことはこの際一切合切どうでもいいから早くその”本題“とやらを教えてくれないかしら。」
「一体どこから説明するのが端的でいいかしらね。説明しすぎるのも野暮ったいでしょうから。」
「せやなァ。何時間話して良いかにもよるなァ。」
「何時間ってそんな誇大されても困るわよ。聞いてられて精々20分て所かしらね。ていうか何なのこのテーブル誰かひとりが困り続けないといけないとかいうそんな見えないルールに縛られている卓なの?そういう類のコンセプトカフェだったの?」
思ったよりも長回しの長尺ツッコミになってしまった。
ラビはわかりやすく反応をしてくれるからツッコミ甲斐がある事に漸く気が付く。
アリスが特別、無愛想といった訳でもないが無難にこのやり取りを見て笑っているだけであった。
普段の日常社会ではアリスのロールプレイは高く評価されるであろうがあたしの好みは断然ラビの大げさすぎる程の反応である。
先にドリンク類がテーブルに到着したので喉を潤した所でラビが口火を切った。
「まあ話し出すとするかァ。あれはなァ2カ月位前やなァ俺は万事屋として生計を立ててるんやけどォそこにひょんな事からアリスから依頼を受けて事件解決したのがざっくばらんとした粗筋になるかなァ。」
思ったよりも簡素に纏められて驚嘆した。
「食事前だから事件の詳細は止めておきましょう。残忍極まりないから。」
「せやなァ。思い出しても血の気が引くなァ。それにしても、ひでェ事件やったなァ。」
「オムライスの上に乗ったケチャップが不味くなるわ。この話もここいらで仕舞ましょう。」
思っていたよりも血の気が多い事件を介しての出会いに掛ける言葉も見当たらなかった。
無難に相槌だけを打った所で各自のフードが届き始めた。
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