Tumgik
#神澤窃哉
souki-kimi · 10 years
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窃哉、考える
「ハイハイ、こちら神澤ってなんだよ、アードラー」
太陽は大分昇り皆昼食をとっているであろう時間、 いつも通り変装をして西京都をぶらついている神澤窃哉は、まあいつの間に知り合っていたのかは 不明だが、NECTERのアードラー(偽名は神崎鷹廣である)から懐中電話で通話をしていた。
「あ?……まあな。で?いつ?大晦日?お前手伝えよ、ヤダ?チッじゃあな、ありがとよ」
ピっという音と共に懐中電話の通話をきる。 そのあと、窃哉はあーうーとその場で蹲り、立ち上がり(ただし足腰にクるものがある) そしてそのあと旅団で特高かくれんぼでもするか?とぼそっと呟けば 大晦日だし、俺が資料盗むだけでアイツらを総動員させてもしょうがねえかと考え込む。
いやでも。 アードラーが言うには大晦日に何か大事があるらしく、それに鮫島とか あと気になってるやつらは大阪にいくみたいだし、大晦日だったら人が少ないか。
そんなことを再び考え込む。 神澤窃哉、どうやら特高内に忍び込む算段をしている様子であった。
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