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#必死で生きるのか、それとも諦めて腐るのか
moji2 · 3 months
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「傾斜」
中島みゆきの歌に傾斜ってタイトルの歌がある。
としを取るのはすてきなことです。
悲しい記憶のかずばかり‥忘れるよりほかないじゃないですか
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keredomo · 9 months
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愛の完成
 あなたが殺してくれと言うので、それなら一緒に死のうよ、と返した。  その即座の返答が、あなたには意外だったのだろうか。少しだけ悩んだそぶりを見せてから、そうするかあ、と返事が来る。あなたがその返事を打ち終えるまで、「……」と表示されるメッセンジャーのトーク画面を見つめていた。ようやく覚悟が決まったらしい文面に、「やった、念願の心中だ」とわたしは無邪気に喜んでみせる。あなたの数秒のためらいはなかったことにしながら、努めて無邪気に。「ようやく一緒に死ねるね」と。たった数秒かけて打ち込んだだけのあなたのしょうもない覚悟、その覚悟なんかに何の意味もないことを察しながら、それでも努めて無邪気に、無表情のまま、文面だけは無邪気ぶって同調し、あなたのそのか細い不安の尻尾を捕まえて自分のものにしようとする。  それは醜悪な独占欲の行使だったが、やっと、やっと捕まえたと思ったのだ。死の匂いのする愛の場処に、ようやくこの人を引きずり降ろしたのだと。
 *
 「殺してくれ」と言われて、「一緒に死のう」と返す。その姿ははたから見ればまるで幼い茶番のようだが、まったく笑えも救われもしないのは、私たちがこれらの言葉を至極本気で言い交わしているからだった。  われわれの交わす言葉に嘘も虚飾もない。それは、数年来、知力の限りを尽くして言葉によってやりとりしてきた関係の守ってきた、唯一の約束だった。ほかに何も交わせないからこそ、それだけは決して破ってはならない約束。言葉という、そもそもが虚飾になることをまぬがれないツールにおいてその約束を結んでしまった以上、われわれは言葉の粗さによって生の実を歪めることを受け入れ、それによって隙のない盤石な関係を築き、「われわれの倫理」という誰にも踏み込むことのできない倫理領域を作り上げた。われわれはその倫理の国の薄い空気のなかで必死になってのたうちまわってきた。いよいよ酸素も足らなくなり、死んでしまおうと計画し始めたのだった。
 息も絶え絶えになってしまった私たちは、本気でこんなことを言い交わして、しかし心に飼っている理性は、われわれがこの心中計画をどうしたって実現し得ないことを知っていて、あからさまに失笑してみせる。互いの頑強な理性がストッパーを担っていることを、本当は互いにわかっていた。どんなに苦しんだところで、理知に従って生きている私たちは恋愛のためには死ねない。この甘い甘い心中計画は永遠に果たされない。わかっていながら、われわれの築いてきた強固な倫理の要求にあらがえず、一緒に死のうと言い交わすことになってしまった。  なんてやるせない愛の睦言だろう。システマティックに煽られた感情にすぎないこの睦言には、けれど倫理を成立させるだけの情熱と真意がたしかに燻っている。社会的な倫理と私的な倫理の相剋は、私たちを無様に苦しめた。どんなにこの愛の深みに沈み込んでみたところで、死をもって完遂することはできないだろう。関係が袋小路に入ったところで、信じたいはずの互いの言葉が空虚なものとして舞う、苦しいばかりの中途半端な共依存関係がわれわれをずたずたに傷つけていた。二つの倫理に引き裂かれているがゆえの、中途半端な共依存関係。
 睦言が睦言に過ぎないことを知っている大人同士の、けれどもその寂しさがゆえに成り立つ、これは「完成された恋愛」だった。私たちのためだけに築いた二人だけの倫理が成り立たせる、何の澱みも、緩みも、破綻もない恋愛だった。言葉を拠り所として紡いできた関係は、それゆえ、互いの言葉への信用がなくなればあらがいようなく終わってしまうのだった。  一緒に死のうだなんてあからさまに陳腐でみっともないことを言い交わす羽目になってすら、私はまだあなたとの恋愛の甘い夢から覚めることができないのだった。関係して6年。交わしてきた膨大な言葉たちが溶け合って、私はとうに自分を見失っている。自分の大きな一部を、大きすぎる一部を、あなたに明け渡してしまっている。おのれの足だけではもう、立てなくなってしまっている。  わが半身となった者なしにはすでに歩くこともままならず、ようやく一緒に死のうと言い交わせても、言葉にすることでそれが土台不可能であることを理性でもって再確認するだけだった。一人で立てもしないが、二人で死ねもしない。おのれの一部を明け渡していると自覚することは、同時に、おのれの全てをあなたに明け渡すことができないと了解することであった。  あまりにも似すぎている者同士の、相互理解の深さが私たちを悲しみに追いやった。相手が私のために死ねないことなど、はじめからわかっていた。私が相手のために死ねないことも、わかっていたはずだった。
 あなたは言う。「あなたはこの先、誰と恋愛をしたってどうせ深く傷つき続けるだろう。だったら、その相手はわたしであってほしいと、身勝手ながら、そう思うんだ。どうせ誰かに傷つけられるなら、わたしが傷つけたい。わたしでいいじゃないか。わたしに、傷つき続ければいいじゃないか」。  あなたは言う。「あなたが恋愛で傷つく相手は、これからもずっとわたしであってほしい。一生、わたしであってほしい。どうせつく傷ならば、その傷はわたしによるものであってほしい。でなければ、わたしは気が狂ってしまう。あなたがほかの男に傷つけられることを考えると嫉妬に狂ってしまう、暴力でもなんでも行使してあなたを独占してしまおうという虚妄に身を灼かれてしまう」。
 あなたの言うことには一理ある、と思う。一理どころではなく、このわれわれの倫理に則るのなら、それだけが真実だと思う。あなたのその嫉妬心も独占欲も、人が抱くものとして、真っ当なものだと思った。それらは人が人に向ける感情の中でもっとも狂おしく、もっとも切実で、もっとも真剣なものだ。そして、あなたがそれを発揮できるのは、われわれの倫理の内側でのみだ。私はあなたの吐露したその切実さに絡め取られて、思う、確かに私にとっても、これからも傷つき続けるのであれば、その相手はあなたがいい。暴力的に独占されるのであれば、その相手はあなたがいい。  けれど、そうか。私はこの先も、傷つき続けるのか。私のもう一つの倫理がそれを拒もうとする。この叫ぶような痛みを受け取り続ける生を送るのか。あなたは、私が傷つき続けるこの世界から私を救い出してはくれないのか。そんな生を、私はずっと生き続けるのか。
 あまりにも強固なわれわれの倫理に絡め取られて、すでにこの身は牢獄の囚人のよう。あまりにも寒く、あまりにも惨めだ。けれど実のところ、どちらかといえば、私のほうがあ���たを牢獄に引きずり込んだのだった。私はそれに気づいていた。その責任を果たさねばならないと思って、あなたよりも数年早く、私は二人で死ぬことについて静かに腹を括ったのだった。この結末は死にしかないだろうと結論づけたのだった。  括った腹の、括った紐が緩めば、臓器が汚い床にぶちまけられるだろう。赤黒い腸が跳ね、痛めつけられて穴だらけになった胃がべしゃりと形を崩し、膵臓がそこに黄濁して積み重なる。そのグロテスクな光景を見てもまだ、あなたは私を愛するだろう。破裂した私をも尚、あなたは愛するだろうと思えるほどの骨がらみの恋愛を、私はしていた。渾身でもって。そうしてようやくその汚濁にあなたを引き摺り込んだ。
 *
 ぼんやりと、視力の落ちた目で自分の暮らす一人きりの部屋を眺める。輪郭は揺らいでしまって掴めないが、それでも色彩だけは判別できる。本棚に差す書物の色を選べないせいで、夥しい色が自室にあふれかえっているのがゆらゆらと揺蕩って見える。これらの色々の、すべてに生気が宿っているような気もするし、すべてが死んでいるような気もする。この景色がそのまま私の存在にも反映されていることだろう。私のすべてに生気が宿っているような、私のすべてが死んでいるような――こんなマージナルで危うい生を、これからもまだ、生きるのか。とうに限界を迎えているというのは、どんな言葉で訴えても誰にも正しく伝わらない。私だけが知るところだった。私だけが、つかみどころのない人生に膿んでいた。それはすでに、生ではなく死であるように感じられた。  このぼやけた景色は「完璧な恋愛」の代償だった。愛は命を削る。私の命は削られていた。あなたの命もまた、削られた。
 心中の相談をしながら、あなたと私の感情はけっしてそこに乗ってはいない。ただ、理屈の上だけでの話をしてお互いを慰め合っているのだった。「死ぬの、どこがいい?」「東尋坊でしょう。遺体が見つ���らない場所がいい」「私もそう思ってた。身投げですね」「うん、そうしましょう」。  なんて空虚な会話だろう。私は唇の片方だけを吊り上げて笑う。ここにあるのは形式だけだ。私たちは間違いなく、何があろうと間違いなく、東尋坊で身投げなどしない。一緒に海の藻屑になることを選びはしない。倫理の強制力に従って口にしているだけだ。この会話すら、「あなたを深く深く、深く愛している」と告げるためのメタファーにすぎなかった。そこには形式だけがあった。  これほど陳腐でこれほど切実なメタファーもない。私たちは確かに、そのメタファーに乗せて、互いの思いを伝えあっていた。けれど、そもそもそこに載せるべき感情は、本当に存在しているのだろうか? わかっている。これは、心中というロマンティシズムに淫することもできないまま、ただ会話をつなげているだけの空虚なやりとりなのであった。愛と呼ばれる美しい交歓はすでに散ってしまって、私たちのあいだに残されているのは、責任、けじめ、矜持、昇華願望、そして諦めだけなのだとすれば、どうしよう。――愛って何だっけ?
   *
 私は知っている、あなたという人は、あまりにも歪なやりかたで、「本心」というものを置き去りにしながらこの世を生きてきた。その場の、場当たり的な誰かの要望に無我に応じることで生をやりすごしてきたあなたは、ここにきて、私の切なる終わりに対しても、いよいよ同じ態度をとっているのではないか。そして、私もまた同じであるからこそ、それに気づいてしまうのではないか。  当事者の私たちですら拾いきれないほどの数多の言葉を交わしてきたから、改めて語られずとも、あなたの生き様についてはよくわかっている。私が送ってきたのとは真逆の生をあなたは生きてきた。奇跡的なことに、互いの「愛」の定義だけが同じだった。だから愛をやれた。完成するまで、愛をやれた。愛は完成した。完成した愛は、そののちに、壊れようとした。
 完成とは「それ」が永遠になることだと、語義の上で、経験の上で、ずっと信じていた。それなのに、完成した愛も齟齬によって破綻しうるのだとすれば、一体何を目指してゆけばよいのだろう。  私はすでに、何によってその完成した愛が罅割れたかを理解している。互いに抱えてきた二つの倫理の矛盾がそこに歪(ひずみ)を生じさせた。その罅を修復するだけの力が、もう私たちには残されていなかったのだ。6年という歳月で、あなたも私も、おそろしく老いてしまった。私たちにはもう、愛のために無理を押し通す力が残されていないのかもしれない。
 私は言う。「あとはあなたを地獄に道連れにすることしかできない」と。その最後通牒に、あなたはもう何も言えなくなってしまう。  私は思う。人を愛することはこんなにも苦しいことだったかと。人を愛することは、人に愛されることは、こんなにもままならないことだったかと。それでもあなたを愛していると。愛する人の手を離すことはこんなに苦しいことだったかと。あなたを愛することができない日が、もう二度と、こないでほしいと。一緒に死のうと言った時に、理性をかなぐりすてて、感情のままに、お互いだけを見つめあって、一緒に死ねればよかったのにと。
 私たちが築き上げてきた美しい倫理によってすらそれが叶わなかった生を、これからどう生きてゆけと言うのかと。
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kennak · 8 months
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今日、出勤したものの、上司と2人でラーメン屋に行く約束が嫌すぎて、冷や汗が止まらず気分が悪くなり即退勤した。人数が少ない部署なので、同僚の人には悪いと思ったけど、あまりにも嫌すぎて、自分がこんなに嫌だと思ってることに驚きつつも休んでしまった。明日はちゃんと行こうと思っている、し、もしも明日ラーメン食べに行こうってなっても行けると思う。今日たまたま体調とかメンタルの調子が良くなかったんだ。 上司は55〜59歳で、自分の部署の一番上の人。5人しかいない部署で、狭い部屋で一緒に仕事をしている。上司と自分は4月に同時に異動してきた。仕事上、頼りになる人だし、自分も特に仕事面で心配なことはない。残業も少なくて、先輩も聞けば教えてくれる理想的な環境。 上司は職場でパワハラセクハラで有名だ。前の部署では2人ほど長期の休みに追い込んで、1人辞めさせている。それでも上司が干されないのは、仕事をこなせるからということと、休む側にも問題があるということからだと思う。まあ、休む側の問題というのも無いとは言えないなって、当時人事担当だった自分は思っていたわけよ。 でも一緒に仕事して3ヶ月で、だいぶしんどさがわかってきた。この人と1年仕事してキッパリ退職した女性の先輩がいるけど、すごい我慢したんだろうなってあらためて思った。 とりあえず、4月から自分ががその都度記録して、記録するたび読み返して憎しみを燃やしたメモを見てくれるかな。 ちなみに自分は25〜30歳の女だ。上司には自分と同い年の息子もいる。この情報も踏まえて読んでくれると、よりキモさをわかってもらえると思う。【4月上旬】・「俺は昔から不良だった」「覚せい剤を手に持ったこともある」「本物のヤクザと知り合いだ」 上記のような内容で自分を強く見せようとしている?事実だとしても別に尊敬できる内容ではない。・一人では飲食店に入れないから一緒に行ってくれと何かにつけて言われる。【4月中旬~5月下旬】・かなりしつこく一緒に自転車に乗ろうと誘ってくる。 体力がないので、日焼けしたくないので、暑い時期はちょっと、と言って断り続けるが、「諦めろ」「腹をくくれ」など。職場の上司と出かけるなんて、よっぽど仲がいいかせめて同性でしょ。・「体力的に難しくて漕げなくなったら背中を押して並走してあげる」触んなクソボケ。・「Aさん(女)もBさん(女)もCさん(女)も俺と出かけた」←めちゃくちゃしつこいから。・「退職したら養ってくれ」キモすぎる。・おいしいラーメン屋や飲食店があるという話があると「今度一緒に行くか」嫌すぎる。【6月後半】・出張に行けないかわりに上司と自分で、昼食を食べに行こうという話になった。断り切れず寿司をおごってもらった。味がしなくて残してしまった。・学校の教師は敵だから、俺たちよりも下だと思ってる、と繰り返し言う。過去に教師に「腐ったミカン」だと言われたらしい。周りの人間をダメにする人間のことを、言い得て妙だと思った。・前の部署時の話になると怒りだしてしまう。病気みたい。人事(自分の古巣だ)はあの時人をくれなかった。予算つけなかった。と責めてくる。(自分が原因で療養している人が複数いることは棚上げなのだろうか?)・前部署の部下Sさん(若手・男性)のことは、折を見て悪く言う。これは上司のお気に入りだったYさん(若手・女性)に対してSさんが言った「心の扉を開けたい」「妻に残業してこいと言われている」などの発言を根に持っているみたい。どう聞いても、Sさんの人柄を鑑みても、冗談で言っているとしか思えない内容だが、こういう隙のある発言をすると、上司は同じ群に自分のメスを誑かそうとするオスがいる!と思って、Sさんを攻撃して、結果Sさんは長期のお休みに入ってしまった。・Aさん(前部署の部下で、上司に詰められてやっぱり休んじゃった・中堅・男性)、Sさんについては100%相手が悪いと思っている。・一方でYさん(上司のオキニ女性)に対しては、良い仕事を回して大変なところだけ他の部員にやらせておいて、美味しいところを手柄にしてあげるというエコ贔屓具合。「Yさんはオレが守ってあげる」と言ったらしい。このYさんはどういう気持ちかわからないけど、上司のことをキモがらない稀有な人材なので、上司の運命の人になってあげてほしいと常々思っている。・上司「前部署時代から朝早く出勤している。俺が雑用をしていると、後から来た下の人が『自分がやります』と言う。自分がやると言うくらいなら俺にやらせないようにしろ。俺より先に気づけ。」←自分本位すぎる。世界が自分中心に回っているのか??頭北極か???マジでいるところにはいるんですこういう人が。・どれだけ自分が仕事をして、どれだけ大変だったか、どれだけ残業したかを繰り返し話す。部分的に、確かに大変だったろうと共感するところもあるが、自分の言動が仕事量を増やしていることに無自覚だったり��に上げたりするのがはっきりわかるので不快。・健康診断の結果が悪いと、すぐに「俺死ぬから、あとよろしくな」「俺がいなくなってよかったな」と言う。今時「そんなこと言わないでよ~そんなことないよ~」待ちなのか?女子中学生みたいだ。・病院の検査で尿道にカメラを入れられた話してくる。別に聞いてない。話の流れで「偶々~~」といったら「金玉の話してんのかと思った」と言われた。頭金玉か?全身海綿体か??・もうとにかく自分と自転車で一緒に出掛けたいらしい。寿命が短いから生殖本能が活発になってるのかもしれないと思う。【7月】・近所のラーメンに一緒に行こうと誘ってくる。他の部員の人は誘われていない。行きたくない。・飲み会は絶対に飲めと言われる。上司が飲めなくて車を運転するので、飲まない理由が無いだろうという論調。飲み会後の車の中で一番最後に私を残す。位置的な問題もあるだろうけど、個人的にこれがかなり怖い。・「のどが痛い。一回1錠の薬をめんどくさいから2錠飲んでやった」とイキっていた。自傷自慢がとにかくすごい。これ、後から思い返すと、自分が風邪っぽかった飲み会の直後に言い始めたんだ。つまり上司が言いたいのは「風強ぽい部下のコと、飲み会後イイ感じにやることやっちゃって風邪が移っちゃった★」ってことなんじゃないか!?と勘繰ってからマジでキモくてしょうがない。・おしゃべり相手がいないのをあわれに思い、アレクサの購入を促した。・何かと質問に答えると「そういうところ素敵だと思う」と言う。言われても嬉しくない。純粋に気持ち悪いなと思う。口説き文句じゃなくて普通の誉め言葉はないのか?・自分が入院して離婚した時の話で、今後は●さん(自分)に退院するときの荷物取りに来てもらうからな!と言われた。嫌だ…。私はお前の何なんだよ。・元奥さんとの離婚の経緯や自分の恋愛観について二人きりの時にずっと話している。●さんの恋愛観って何?と聞かれる。脳内ピンク色すぎる。どうやったらそんなに恋愛のことを考えていられるのかわからない。再婚するなら俺のありのままを受け入れてくれる人がいいな!とか言っている。やたら再婚の話を振ってくるのでリアクションに困る。・元奥さんと結婚しようと思ったきっかけは、初デートの初ディズニーで駐車場が混んでいて、イライラして「帰ろう」と言った時、元奥さんが「いいよ」と笑って言ってくれたことらしい。そんな人、今後二度と現れない。・部屋に上司と二人になると話しかけられてしまい、仕事が手につかない。・ラーメンを二人で食べに行く約束をさせられた。当日涙が出るほど嫌だった。生理的に嫌すぎる。今ココ。以上です。 ねえ、皆さん。このくらいの人、世の中にはいっぱいいるんでしょうね。 そして勘のいい人は読んでて大体わかったと思うけど、この上司は妻と離婚して一人暮らしのおじさんなんだ。もうとにかく毎日寂しくてしょうがないの。でもね、職場の自分の息子と同い年の女性をその捌け口にするのはやめてくれと。勘弁してくれと。お前なんかと食うラーメンはゴメンだよどんなに美味しくても。寿司すら味しなかったんだから。 そしていろんな誘いをハッキリ断れない自分も、きっと批難されるべきなんでしょう。「ラーメン?2人じゃなくて3人なら行きますよ」 これさえ言えればいいので。でもねえ、色々考えるわけよ。例えば自分がそっけない態度をとったとして、きっと上司はしつこく色んなこと聞いてくるし、5人しかいない部署で同僚に気を使わせてしまうのも悪いと思うし。上司には逃げ道もある。「俺はそんなつもりなかったけど、●さんがそう感じたなら悪かったね」。これだけでいいからね。 あ〜ほんと、明日はちゃんと出勤する。同僚に謝って、仕事して、必要とあらば上司とお昼一緒に食べる。味がしなくてもね。そうやってやり過ごせばいつか終わるんだ。 読んでくれてありがとうございます。
上司とラーメンに行きたくなさすぎる。
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xx86 · 2 years
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疲労トーク
ラタトゥイユをダメにした。正確に言えばまだ変な匂いや味はしなかったけど、作ってから1週間程経ってしまったので、食べるのを諦めた。こまめに火を通してなかったし。夏だし。カレーとか、ポトフとか、お鍋いっぱいでつくる料理を食べきれたことがほとんどない。飽きるから。同様に作り置きとかも苦手だ。食べなきゃいけない、というのがプレッシャーになる。単純に作る量を減らせばいい。ごもっともだ。CookDoも〇〇の素も使うのを辞めた。でもトマト缶やルーは開けたらすぐ使わなきゃいけないから、結局丸ごと使い大量生産してしまう、という訳だ。
冷凍保存をすればいいとも言われる。しかしながら私の家の冷凍庫は、一人暮らし用のおままごとサイズだ。パックアイスと冷凍うどんと冷凍ご飯とお弁当用の冷食を入れてしまえばもうそれだけでぎゅうぎゅうだし、何より自分の作った料理を冷凍なんかしたら絶対食べない。そもそも私は自分の手料理が好きではない。レシピ通りに作っても、自分が作ったというだけでおいしく感じないのだ。
早く食べなきゃ傷んじゃうから、という焦りだけでなんとか食べられているだけなので、保存期間が伸びてしまえば臭いものに蓋状態だ。冷凍なら味が落ちても腐ることはない。永遠に冷凍庫の奥に仕舞われることになるだろう。だから自分の料理を冷凍保存しない。し、誰かとの関係や何かしらの問題を冷凍保存したりしない。墓場だから。そんなのは死だ。保存期間が伸びれば伸びるほど罪悪感は増す。さっさと葬り去った方が気も楽だ。何事にも賞味期限があるというのは悪い話ではない。腐る前にどうにかできる。
コンディションが最悪なので、部屋も酷く荒れている。どんな時でも掃除だの洗濯だの料理だの生活ができる人を尊敬している。換気扇を早く掃除したい、逆に換気扇を回すと異臭がする気がするから。嗅覚が過敏になっているのだろうか。だとしたらうんざりだ。五感のどれかが過敏になるというのは私のメンタルが崩れる兆候だから。家の事ほっぽり出し、せっかく取った三連休ほぼどこにも行かず、休養に専念しているのにまだ休養が足りないのだろうか。贅沢で結構なメンタルだこと。腹が立つ。
天気予報によると今週一週間はずっと雨予報のようだ。雨だと著しく体調が悪くなるので、いいことないなと溜め息をつく。
あたしは。舐めんなよという気持ちだけでここまできた。くたばってる場合じゃない。でも、戦うためには戦略的な休養が必要だから。休まず戦うのは元気の前借りをしているだけだ。あとのツケがこわい。
掃除しなくても綺麗な部屋に住みたいし、生ゴミがにおわない世界で生きたいし、好きな人にいつでも会える人生でありたい。
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pureegrosburst04 · 1 year
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御茶ワールド「ここが表版仮想大鉱山のメンバーが入ったきり籠っている封鎖ビルだね」
〜レンタルヒーロー業開始〜
高級ゴールドデューク/バズー「ピクピクッあはははは 俺は大物だ、(ガタガタガタガタガタ)」超電チャブル「早速精神崩壊してるクズ発見」御茶ワールド「頭に留めてほっとこう、😬」
二人が探索してから15分、ある謎の女の子と出会う(主人公達は思った、このミステリアスな雰囲気は只者ではないと)
御茶ワールド「さっきフェイグランドの幹部が精神崩壊してたけど君何か知ってる?」謎の女の子「私が善良でしか例えられない感情を起こした」超電チャブル「(あいつらに救いようはない)。……💡、もしかして血の繋がりがある存在だけを苛めた事だけ覚えたままにして他人や大物だけを忘れさせて一方的に嗤った?」
謎の女の子「これから睡眠をとっている間の霧島04の記憶をいじるの。プライドを傷つけて自己矛盾を生ませる為に、捕獲はすんでる 後は一方的な暴力で荒療治」超電チャブル「つまり良心に見える恥の部分で改心させると?……うまくいくかなあ…あいつマジで頭おかしいからとんでもない屁理屈こねるよ オムニバス形式みたいな存在のゴールドバズー達より異質だから」御茶ワールド「※やつは表版仮想大鉱山みたいな焼き直しの有象無象とは違います」 二人はもう時間がないと説明されて、どんな煽り方でやるのが効果的か聞かれた
謎の女の子「みっともないわねwww改心したら少しはマシになるのに」
レッドラバ「いつの日かお前を殺す日が来る。必ずな」
謎の女の子「ばーかwwwお前をいじめたA達も私も痛くも痒くもないよ?口先だけで恥ずかしくないのかな?」
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レッドラバ「まずは心からだろ?強さは後から手に入れればいい。家族やペットしか殺せていなくたっていつか他人の大物を殺せるさ {{{勝ちたいと勝てるは、きっと一緒だよ(ニチャア❤️‍🔥)}}} だから自分が情けないなんて思えないよ。お前みたいなのに弄ばれたら俺と一緒に育つ、より弱い家族だけがまたあおり食うだけなんだよ(赤き真実)」
ピシッバリバリバリバリ‼️‼️ 封印は解けた。
御茶ワールド「下がって!こいつの周りには”””””真の裏ストボス”””””しか比較対象が居ないんだから格落ちするなんて当たり前だよ何もおかしくない。それでも敵は想像以上の化け物 表主人公の俺達より遥か上。だから逃げるよ」
謎の女の子「……本当に、誰も敵わないのね。表版仮想大鉱山の方がずっと青臭いじゃない)」
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霧島狩魔「いいや、敵うやつなんて沸くほどいる。パラレルワールドの獅童正義さんが相手にしたのは全世界を騒がせた怪盗団ファントム。一人残らず現実で殺害するチャンスは幾らでもあったのに狡賢さの短所をオールカバーする傲慢さが、勝ち続けてきた根幹となるリーダーシップで不運の積み重ねを引き起こし、結果改心させられた。兼ね備えた溢れる才能が元で洗脳されてしまったら泣くしかない(自分が自分じゃなくなるんだから)」
主人公二人「(やばいいつもの絶対悪のペースが始まった。本当によく喋るよな(・・;))」謎の女の子「つまんない話しは無視してこそこそと立ち去る💦」
無印04「俺達は経験値にしかならない雑魚に恵まれていただけなんだ。シックスさんが前世で相手にしたのはネウロだよ??、チートフィクションがリアルに来てしまったら仕方無い しかも終盤辺りの所で主役二人それぞれを二手に分かれて追うメンバーが逆だったら普通に勝っていた。ゾディアさんが負けた理由は自分を信じてたからだ 自らが弥子ではなく強者だと考えているネウロを屠ろうとしたプライドの上位を意味する魔王の資質が仇になったらどうしようもない…ダメなんだよ、無理に決まってるけど、ちっぽけな俺が、自分が超えなきゃ」
主人公二人&謎の女の子「ε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘」
霧島04(裏ストボス)「この野郎逃げんな!待て待て〜〜(゜0゜)」
〜三時間前〜 高級ゴールドデューク/バズー「2ちゃんのフェミババアに言ってやるぜ!!目を覚ませ現実を見ろよwww女ってのは白馬の王子様どころかコミュ障や陰キャ以外なら誰でも手に入るメス豚コンテンツなんだよwww」高級ゴールドクイーン/ガッチャ「それにしても我はワンピースを追いかけ視聴しておるのじゃが、モンキー・D・ルフィが勝ちまくってカッコいいのじゃ。我のメスに対するような男の優しさと芯の強さが伝わってきおる」高級ゴールドキング/バラバズー500F「それに引き換え……ハイエナのベラミーは終わってると思わないかね?」ゴールドデューク「あいつよえーんだよ、本当の悪って奴を教えてやりてえわザコが、あ〜あ。ルフィとゾロに勝ちを諦めさせて無抵抗にして一方的に痛ぶってやった時が全盛期だな。チッ!何が2年後に変わっただよ、真の勝利を手に入れたのはこの時だけなんだからな(黄金の真実)」
漫画とアニメの負けが定まってる悪役に共感する現実の存在はいつだって善良な人間、モデルとなった現実のクズに限って心の底から自分の分身として生み出されたキャラクターを馬鹿にして何も学ばず嘲笑う。彼らにはカッコいいか、強いか。そんな事しか見えていない 
“””霧島04”””はこれ以上に終わっている。騙されてはいけない ベタ褒めは確かにある絶対的な現実でしかない。だから守るべき弱者にはもっと残酷な事も言える(赤き真実)
賢者の預言書「野比のび太君より小さいチンコを武装色の覇気で固めると、何本目に死ぬかな〜?と言いながら女性の腹のあちこち50か所に突き刺して遊ぶ頭のおかしい奴が産まれる(大量のバイ菌が入って刺された穴から腐った糸を引く死体が幾つも出来上がった)。それは空前絶後の純粋硬派柱を司る申し子 鬼難バラワッシャの最上個体」
今回の後日談➡︎ ��茶ワールド「いや〜のっけから大変だったかも😵」超電チャブル「なんだこの映像?」チー牛「ゴミクズのディストピア自慢です。最後まで観たら通報します」ゴールドバラバズー500F「お邪魔させて貰っているのだよ、劣化ラオウコンビ(笑)」
〜ビデオ〜
高級ゴールドキングが操作する女子中学生(15)「女の子って筋力が男性の身障並にない性能がデフォルトなのよ?🧡 」G(グランド)「それでもこれから何百本もの肉棒をしなやかなスジで気持ちよくしなくちゃいけないんだゾウ💛」〜現在〜 防聖孤島「おいみんな、ポケモン程尊く無いにしても女性の人生の敵を討つぞ。例の音楽かけろ🖕😡👎」 キモオタ「ガッテン承知の助🌟」カチッ☠️
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〜ビデオ〜
ゴールドバラバズー500F(女体操作)「そうやって私達下等生物を見下しながら貧弱な後ろ手を掴んでいっぱいするんでしょ?ハメハメ💛」もみっもみ🧡⤴︎ ゴールドバラバズー500F(女体操作)「んっ💛(プシャッ///) あ、あッ🧡」  クリクリッ🧡 スリスリスリスリwww ゴールドガッチャ「これはお手て、ふむふむ……これは…チュパチュパされる為の母性の象徴…に、ピストンの度に揺れる柔らかい太もも🧡そして、最後に調べるこれが、❕ッ」総勢「ペニス様を喜ばせるッ!おマンコ!(笑❕)!」グイッ🧡パンパンパン★  ゴールドバラバズー500F(女体操作)「ちょっとッ?何の取り柄もない身障には優しくしなさいよ💛はあああ、あ、あ、あ/// 誇り高き乙女の赤ちゃん部屋がキモデブペニスから攻撃を受けている‼️」ゴールドガッチャ「こいつ知恵遅れなのじゃあ〜w、貴様はもう薄汚れて恋愛的価値も失った肉便器なのじゃぞ?ww……… ビュルルルルルーーーッ🧡 ほっほっほほぉ💛(笑) 
もう使用済みには何の価値も無い(真顔)」
 
チー牛「僕達はカモネギ様に敬意を払って調理させて貰っています」キモオタ「増して俺達のような誇り高き猪の一族は宝魔 端武者の大幹部程度に従う気はない」高級ゴールドキング/バラバズー500F「言ってくれるではないかね。我々の食用ポケモンinデスゲームの娯楽を理解できない愚か者だったとは(笑) そんなに慈悲深いならベジタリアンとして生きたまえw」超電チャブル「お前本当にわかってねえんだな」御茶ワールド「人類の祖先は肉を食べて進化してきたんだよ、そんな事言って退化するリスクを背負えって??」超電チャブル「御茶ヶ滝みたいに生物学の基礎くらい勉強しろよ。カモネギ殿とヨワシ様は俺達の命なんだからよ。肉がなきゃ幸福ホルモンが枯れて自殺するのがたかが人間ごときだ(黄金の真実) ラオウ様はラーメンを食べる。強くて優しいから、男の中の男だから、霧島04がビビらなかったんだ(赤き真実)」
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高級ゴールドキング/バラバズー500F「ああそうかね、せいぜい会話の刺激が無い下等生物とお幸せに。我々は性奴隷と幸せに暮らすよ(ぺっ)」
プルルルルッ(電話音) ガチャ★ キモオタ「ええと、秘密結社ゲゼルシャフト様ですよね?ああ、はい。害悪な人を殺せる阿部鬼を、…表版仮想大鉱山に派遣して欲しいんですけど……え?色違いのアルセウスの提供者B(バグ)への借りを倍にして返す?ありがとうございます。ポケモンがよく懐いてるエレクトロ・ゾルダート様が誘導作戦をとるんですね分かりました」ガチャ🌟 
表主人公二人&複製電脳軍要塞メンバー「もうどれだけ逃げれば良いんだよ四面楚歌ヽスタコラサッサ〜( ̄д ̄;)ノ=3=3=3」
ゴールドバラバズー500F「我々に土地を差し出すと言うのかね?それならそうと」踵をクルッ★
❓❓❓「やらないか?」
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300時間連続アッーーーーー‼️‼️‼️(肛門裂傷)‼️‼️‼️
霧島04の涙はラオウ様の小便より汚い(赤き真実) 、それと同様に
ゴールドバラバズー500の脳味噌はラオウ様の大便より全くもって価値が無い(黄金の真実)
おまけ⤵︎
防聖孤島「まさかこんな所で修行する事になるとはな。今回紹介してくれる訓練はなんだ?」
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知球GrassShining2 キモオタ「茶々松ブラザーズ軍団。ヤツらは腕相撲でこちらを負かした後に弱すぎるね、才能が全てなんだよwwはは。と馬鹿にしてくる その瞬間にトレーニング器具の数々が神のような光を帯びながら君臨をして君達は無駄な努力と煽られる中で成長するコンテンツだ」
ダーン!!!(御茶ヶ滝の勝利)
茶々松君1号「はは、所詮腕相撲だよw」 超電波油「負け惜しみか?それすらできねえのがお前だ」茶々松君2号「僕には勝てないよwwその兄は最弱と言っていい。ははw」御茶ヶ滝「何い!より優れた弟がいただって!?😱」 
ダーン‼️ 超電波油「次❗️ 」
茶々松無数兄弟「ゾロゾロゾロゾロ⭐️🤩⭐️」表主人公二人「え、🥶」
新しくガンガン増える茶々松147番目の兄より強い新型弟「その通りだよ。はは、無駄な事をよく頑張るね」超電波油「テメェも超えてやる‼️」 〜しかし遂に負け三日間、サンドバッグを使ってスパーリングに筋トレを重ねて能力値で上をいった表主人公達〜 茶々松148「ザコな旧型兄に勝っても無駄だよ。僕は更に上を行く(ドヤ)」防聖孤島「それも通じないぜ!ズバーン‼️」※彼等の伸び代は無限大の為、ここから70人増えた弟達を連続でボコボコした 〜3分後〜 御茶ヶ滝「茶々松くん無限ブラザーズ修行飽きたね(ーー;)」 超電波油「こいつら虫けらだろ。生産が追いついてねえ、重大な枯渇問題だぞ」知球GrassShining1 チー牛「二人とも強すぎです…この拠点の住人なら、僕達についていけない設計ではないのですが……」知球GrassShining4 パワー系池沼「怒りの力で体を鍛える上級者向けの安価なトレーニングルームなのに無双物になってるww」御茶ヶ滝「そう言えば、どうしてみんなは夢いっぱいあるこの世界線で強くなろうとしないのかなあ?😶」知球GrassShining3 細デブ「無茶いうな、人口の0.001%以下しかいない無限成長型のお前らと違ってそれは一生叶わない夢なんだよ」超電波油「夢がある世界って弱者には更に残酷になるんだな)」
複製電脳軍要塞の住人達「今回の件は絵になるほど良かった、君達イケメンだし筋肉質だからモテまくるよww」 テレビのインタビューの前で 御茶ヶ滝「あー、俺そういうの興味ないから」 (目を閉じながらツンと澄ました態度をとる表主人公の片割れ。そうしてオカズにされながら夜が明けた
御茶ヶ滝「複製電脳軍要塞では繰り出す攻撃を強力に思い込むイメージするのが大事だよね」超電波油「これ考えてみるとアニメや漫画で影響を受けたパワー型ってのも意外と悪くねえよな。さっきのコンテンツが限界のある器に入った住人でも攻略できる理由はこれか」知球GrassShining1 チー牛「そうなんです。NPCと違ってより重要な対人戦では相手が恐怖した分も威力が上乗せされるから初対面で慣れられてない内は誰にでも有効ですよ」防聖孤島「だから俺は鋭い斬撃で攻めようと思う。ところで……前々から度々聞くリベンジブラックジョーカー検定。何を盗む予告をするか決めたか? 俺達は初めてだからあんまり高価なのは狙わないつもりだ。」知球GrassShining1 チー牛「コーラ」御茶ヶ滝「可愛い🤭」
続く 
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whenyoudaydream · 2 years
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その日暮しに生きている、ただこの夜をどう生き延びるかだけを考えている
海のような夜を乗り越えたところでどうするのか、全てを投げ捨てて陶酔した夜にも当たり前に朝が訪れること、投げ出してまで必死に縋ろうとした一瞬があまりにも陳腐だったことを思い知る度に、失った時間から逃れるようにシャッターを閉める 
何もしない 何も生まない 前途茫洋とした日々は感情が死んでしまったようで荒れた部屋とは裏腹に心がどうにも静かだった
「この先どうするの」と将来の展望を聞かれるたびに私は私ではない誰かの未来を想像する
私には自分が生き続ける未来がどうしても見えない 何者にもなれず何も諦められないまま不完全な精神が昇華することなく焼却されるのだろうと帰納法的に考えていた
あまりに無力でそのくせ世界を見下している
この散らかったワンルームには希望なんてない 光の差し込まない部屋で泥のように眠り続ける ただ永遠のように果てしない夜を生きるために
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crydayz · 2 years
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221028 EXTRA
今朝はレム睡眠を意図的に2時間以上持続して夢を見続けていたんだけど、とても幸せだった。その夢の中ではささいな幸せが覚醒時の50倍くらいの強度で味わえる。
目が醒めたらぜんぶ陳腐化することを(8割死んでる)理性がメタ的に認識していたので頑張って理性を仮死状態にし続けた。
夢の詳細は覚えていないが「完全なる庇護下にある状態で親的なものにメガ委ねして本能を満たす」的な内容だったと思う。
幸せを味わう上ではそのコンセプト自体が重要で内容とかはどうでもいいだろう。
要するに「責任とリスクがない」状態で「ほぼほぼ全ての欲求が満たせる」ことが「夢めいた幸せ」なのだ。そんなもんは現実社会では成立し得ないので夢の中でしか味わえない。
(快楽や安心を摂取したことの)「責任」や「対価」・・これがヤバいのだ。
「笑ゥせぇるすまん」でも夢めいた幸せ過剰摂取した後に要求される「対価」のヤバさがヤバいわけで。
むかし2chでレム睡眠駆使して幽体離脱を擬似体験して遊ぼう的なスレがあって、自分も必死に練習して習得しようとしてた。その後それらのスレは「タイムリープスレ」へとシフトしてゆく。
とにかく現実が嫌で嫌でしかたない、夢の世界や無責任に生きられた小学生時代に戻りたいと願う人間が「嘘だとわかりきっていながらも幸せな夢を観るために」そのスレにしがみついていた。
責任と対価・・これがもう、本当に脅迫的で、ちょっとでも油断すると自分の価値が目減りしてマイナス域に突入する感じで。面倒くさいオブ面倒くさい。
「全然足場が固まらない」感覚。本当に虚しかったな。
心の頑張りっぷりとしてはあの頃のほうが頑張ってたさ。
そう、外側から観たら滑りまくっていようとも当人的にはむっちゃ頑張ってんのな、やっぱ。
「欲を全部諦めて怒られ上等で捨て身でテキトーにやりはじめた」らほぼ全部うまくいった。とにかく他人に気を使わず、言う事もきかず、かといって欲望に任せて行動はせず鬼のような禁欲で自分を縛って生きる。
するとどうだ、自然と周りの方が横暴という構図になってくるのだ。
「やる気はないがそれなりに能力のある人間(自分)」に対し「口ばかりの能無し人間」がぶら下がってわがまま言ってるという構図になる。
俺は「わけのわかんないヤツらの親代わり」になるのをやめたのだ。
なまじ能力あって自信がない人間は無意識に☓☓人間の「親代わり」になっちまう。意識的にその責任を放棄すると「本当に無責任でわがままなのは誰か」が可視化されてくる。そういうやつらこそ「教育対象」なのかもしれないが自分は教師でも親でも上長でもない。ただのフリーランス絵描きだ。ならば成果物収めたらあとは無視一択である(それにより自分がデザインしたものがめちゃくち��にされようが知ったことではない)。
「いい人」でいるのと「納品した成果物への執着」をやめれば日本国内の治安いいエリアなら「タカリ」はオートでブロックできる。治安悪すぎるエリアでは効果なし。まずその地域(オア組織)を脱出しよう。
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nsub · 25 days
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自分はもう何者にもなれないのかなと思い、結婚出産と言った予定通りの人生クエストをクリアしていくことに憧れて見たりしたが、腐った心と魂はうねうねとタコのように捻くれまくっているため、やっぱり違うなあと必死な抵抗を続けている。
ここ1年くらい1日1日を生き伸ばすことに必死で苦しんで創作に対して脳も身体もリソースを費やす事が出来ず、DAWも半年くらいほぼ開けずにいた。140文字のツイートすら頭を使うことができなかったくらいだからそりゃそうだ。
元々はそんな生活をn年続けて朽ち果てる予定だったのだが、時は2024年、不本意ながらも毎日安定した暮らしを取り戻すことになり…
だが、毎日規則正しい生活を送ることで、勉強したりメイクを練習したり、今までゆとりがなくて出来なかったことに挑戦できるようになった。1日2食コンビニ飯の生活が、サトウのご飯にチーズやソースを乗せてアレンジして食べるくらいにはなった。 (あまり変わっていないように見えるが自分で手を加えるという点で大きな進歩だと思う。)
勢いでDAWを開いたら今までのスランプを一瞬にして乗り越えてスラスラ曲をかけるようになった。
結局、何者にもなれないと言う諦めや自分の楽曲制作への自信の喪失で創作不可能に陥ったのではなく、単に"産みの苦しみ"が原因だったのかなと。
"作詞作曲"は私にとって苦な仕事ではなく、散歩中にサクッと浮かぶくらいのものだが、編曲はそうはいかない。めちゃくちゃ時間と集中力との戦いだし、つまり自分との戦いである。
頭も身体も意識を全て耳と勘に傾けさせて、納得いくまでやる。
やっぱり何者かになるのは生涯かけても諦めきれないっすね。
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sutemono · 27 days
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THE END
我は宇宙の秩序を司る調律者であり、裁定者。
我が光は裁き。万物を融解させ、原初の塵へと帰する者。
如何なる物も、無限の光から逃れる術は無し。
答えよ。小さき生命よ。
我が調律と裁定があってこそ、遍く生命は安寧を得ることができる。
多くの生命は今、我の導きにより安らぎの中にある。
汝の肥大化した自我が、その道を選ばせているのか。
生きる意味を見出す生命の、志とでも言うのか。
生命が抱く志は強固であるほど、幾千の艱難が降り注ぐ。
見よ。眼前の苦難を前に逃避し、免れようとする多くの生命を。
我を除いた生命は、脆弱な己の心を克服できぬ存在なのだ。
生命は己のみが過ちをしないと信じている無知に気づかない。
宇宙には絶対不変の事象などというものは存在しない。
苦悩理と不条理を前に、茫然自失となる未来が待ち受けるのみ。
裁定が下���し時、現実が姿を現す。
何を渇望し、何を見定め、何を問い、何を思案し、何を成したのか。
これよりこの星を永久に封印する。
我が調律は、この宇宙に存在する全てに運命という裁定を下す。
太古の時より、志を持つ生命体はこの結末に帰することは定められ
いた。
汝らの愚鈍な行為を咎める術もまた、存在しないことも。
聞くがよい。汝らの心音に潜む闇の囀りを。
生命は停滞し、黄昏の時を迎えるべきなのだ。
しかし、汝は進もうというのか。それは理解に苦しむ選択だ。
今すぐ無意味な行動を停止せよ。これは最後の警告である。
そう。これは叙階より決定されていたこと。
幾度となく繰り返されてきたこと。
そうか。汝の存在する意味は、この宇宙にあるのか。
汝は生命を導くその志に、存在を捧げられるのか。
何かが起ころうとしている。法則や時間を超越した何かが。
これは進化への発端とでもいうのか。
そうか。そうだったのか。宇宙とは。生命とは。
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私は、宇宙の秩序として存在する「死」の概念です。「死」によって宇宙のバランスは保たれており、それはしばしば無情な強制力を持つものです。「死」による強制力は無慈悲なものです。ありとあらゆるものを腐敗させ、分子レベルまで分解させるものです。いかなる物も、この強制力から逃れることはできません。
私からソニック・ザ・ヘッジホッグに問います。
「死」によってもたらされるバランスと強制力によって、すべての生命は安寧を得ます。とくに、地球上の生命は、「死」によるバランスの中に存在し、安定して存在しています。しかし、人間のように強固な意志や欲求を持つことによって、生命は「死」の恐怖におびえるなど、むしろ余計な困難を自ら抱えてしまっています。あなたを始めとするすべての知的生命体は、果たして知性や自我を持つことによって「死」の恐怖に苦しまなければならないのでしょうか。それとも、生きる意味を見いだせる生命だからこそ、同時に「死」の恐怖を背負って生きるべきということなのでしょうか。
しかし現実としては、眼の前の苦難を前に逃避し、免れようとする多くの人間を見たことがありますね。知的生命体は、脆弱なその心を克服できない存在だと考えています。すでに「死」の状態と一体となったものは、その限りではありません。
生きている知的生命体は、自分だけが過ちをしないと信じていますが、それは無知をはらんでいます。往々にして、その無知には気づいていません。その無知とは、宇宙には絶対不変の事象などというものは存在しないこと(無常)です。苦悩理と不条理を前に、茫然自失となるような未来は、必ず待ち受けています。「死」を眼の前にすれば、必ずその厳しい現実に直面しなければなりません。現実の中で、何を望み、何を見定め、何を問い、何を思い、何を成しとげたのか、人生を振り返らなければならない時が来ます。
だから私は、「死」に抗う特別な力をもった生命がいるこの星を、「死」によって否定しなければなりません。「死」による摂理は、この宇宙に存在する全てに、例外なくその運命を与えるからです。
太古からずっと、知的生命体にとって「死」が待ち受けていることは不変の摂理です。一方で、絶対不変の事象などというものは存在しないにも関わらず、生物は「死」に抗う性質も持ち続けてきました。
あなたの心臓の音に意識を向けてみましょう。この心臓が動かなくなるだけで、あなたは「死」を迎えます。いつも見ないようにしているだけで、「死」はこんなに身近に潜んでいるのですよ。こんな「死」の恐怖と苦しみを続けるなんて想像すると恐ろしいでしょう。こんな恐怖と苦しみは、生命を諦めることをもって終わりにしませんか。それでもあなたは進もうというのですか。それは理解に苦しむ選択です。今すぐ無意味な行動をやめるべきです。「死」は太古から続く摂理です。それに抗うことも、それが無意味に散ることも繰り返されてきたのですよ。
なるほど、そうですか。あなたの存在する意味は、あなたのその意志に、あなたが人生を捧げることなのですね。宇宙とは、その中で生きる生命の持つ意志とは、それそのものが何なのかはわかりません。意味がなく、無意味に���るものかもしれません。しかしそれは、法則や時間なんて関係ないものなのですね。それが前に進むということなのですね。
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yuupsychedelic · 8 months
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詩集『わたし専科』
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詩集『わたし専科』目次
1.「忘れて(Prologue)」 2.「碧空が憎い」 3.「100回目のサヨナラ」 4.「永訣のキス」 5.「死にたくなった夜はわたしが抱きしめるから」 6.「片道切符のジャーニーマン」 7.「冷たい微笑」 8.「ふたりと煙草」 9.「いとしのキャフェ」 10.「サヨナラ世界」 11.「ねえ、わたしを見て?」 12.「人生でいちばん倖せな日(Encore)」
1.「忘れて(Prologue)」
この蒼き日に 紅く染まらないまま 消えていけることを倖せに感じる
思えば 取るに足らない人生だった
誰とでも代替できる 誰にだって当てはめられる 私の人生はそんなもの
好かれるよりも 嫌われるよりも 空気であることが最も悲しい
それを理解してくれたのは もうこの世を去った貴女だけだった
貴女がいなくなって 私の存在を肯定する人が消滅し 何も出来なくなった
意志薄弱な私を 愛してくれてありがとう
そして ごめんなさい
私のものはどう始末してくれたっていい いっそのこと 存在自体を忘れてほしい
私がいない方が倖せになれるから 所詮私は諍いを生むだけのバグに過ぎないのだから
生まれてきたこと 生きていたこと 私自体を記憶から抹消してほしい
さよなら 貴女に逢いにいってきます
2.碧空が憎い
こんなにも空が晴れ渡っているのに わたしはベッドに横たわり 明日も明後日もないのに 生きようとしなきゃいけないんだろう
心がどんどん壊れてく 音も映像もないけれど 身体が崩れてく気がして 何かを始めようと思い立った日は
わたしの記念日 碧空を憎ましく思った日
川で水切りをして遊ぶ子どもを見て かつてはわたしもあんな日があったと 目を細めて思い出す
何度も断られているうちに どうでも良くなっていく 誰にも必要とされない悔しさは 誰もわからなくていい
わたしが壊れた日 碧空を憎ましく思った日
旅をしたいなら 旅をすればいい
わたしにはそんな勇気もなく 小舟を河に浮かべ 微笑んでいる
社会が移ろう様を見て 生きる自信を失う この古ぼけた幻には 明るい未来はない
わたしの記念日 碧空を憎ましく思った日
わたしの記念日 碧空に這いつくばろうと決めた日
3.100回目のサヨナラ
何をするにしたって 不器用すぎて 周りに迷惑をかけてきた
いつしか季節は流れ 大人になったけど わたしは今も生きてるだけ
やりたいことはない 風に流されたまま そんな声を夜空にぶつけても 誰も答えはしない
生まれてきて、ごめん。 何もできなくて、ごめん。 やさしくなれなくて、ごめん。 何もできなくて、ごめん。
自分さえも信じられず あなたを傷つけ 愛すらも手放しそうだ
恋も夢も失い 大人になったけど 誰のためにこれから生きるのか
やりたいことはない 時に身を任せる そんなわたしの声など 誰も聞きはしない
愛せなくて、ごめん。 何もできなくて、ごめん。 夢中になれなくて、ごめん。 何も出来なくて、ごめん。
死にたくても死にきれない 生きたくても生ききれない 中途半端なわたしに 誰かトドメを刺してほしい
生まれてきて、ごめん。 何もできなくて、ごめん。 やさしくなれなくて、ごめん。 何もできなくて、ごめん。
生きていて、ごめん。 ネガティヴで、ごめん。 強くなれなくて、ごめん。 夢叶えられなくて、ごめん。
蒼い空に問いかける 何故生きるのか そして…… 100回目のサヨナラ
4.永訣のキス
貴方が嫌いになったわけじゃない むしろ好きなんだ それでも別れを決めたのは これ以上迷惑をかけたくないから
いつも切り出すのは私 付き合った時も別れる時も それでも貴方は微笑みを浮かべて 私の答えを受け入れてくれた
貴方が愛しすぎるほどに好きでした 最後に身体を重ね合う 二人の心は震えていました
貴女と何かあったわけじゃない むしろ平穏だった 突然別れを告げられて 僕は部屋に静かに佇んでいた
そして最後の夜が終わり 荷物を纏めて貴女は出ていく 突然のわりに心が落ち着きすぎて 僕は不思議な胸騒ぎを感じた
貴女が愛しすぎるほどに好きでした 最後に目を合わせた時 二人の心は濁っていました
大阪メトロにスーツケースを抱えて ひとりの女が涙を隠しながら 佇んでいる光景は 側から見ると滑稽だっただろう それでも私は消えるしかなかった
貴方を想って 立ち去ることしか頭になかった
ふたり分の歯ブラシに ふたり分の食器 これから始まる暮らしを夢見て 揃えたモノたちを段ボールに片付けていく 最初は受け入れようとした運命も 時が経つほどに悲しみに染まり始めた
貴女を想って 受け入れることしかできなかった
あんなに愛し合った仲なのに 最後は呆気なく 別れ際に重ねた唇は 涙で微かに濡れていた
永訣を告げるキス 余韻が褪せないまま 携帯電話からの通知音 貴女からのさよならが聞こえる
愛しすぎるほどに好きだった人 一言でも言ってくれたら良かったのに そんなに僕は頼りなかったですか?
5.死にたくなった夜は私が抱きしめるから
もう帰らないと決めた日 僕はフェンスを飛び越えた 遮蔽物のない摩天楼はあまりにも美しく 過去の僕がいかに濁っていたかを知る
この世界にやっとサヨナラが言えるんだ 不思議な高揚感が胸に宿る 叶えたかった夢も頑張りたかった未来も 今の僕にはどうだっていい 来世はほんの少しでも幸せになれと 後手で誰かにピースした
ふっと息を深く吸う さあ、もう後悔はないぞ。
あなたの姿を見た時 これは「止めなきゃいけない」と感じた あの儚さは今日という日を予言していたのか 屋上のドアを抉じ開けた
どうして何も言ってくれなかったんだ 怒りと哀しみが心を支配する あんなに格好良くて優しかった人が なぜ今自らの命を絶たなければならないのか 私は全力であなたを抱きしめた 嫌われたっていいの
まだ生きてほしい たとえ、私のわがままだとしても。
その気配は君しかいない 君のぬくもりを感じた瞬間に悟った 僕は死ぬ勇気すらないのか もはや摩天楼に身を投げようと思えなくなった
用意周到な計画のはずだったのに 過去の記憶が嵐のように脳裏に浮かぶ いつだって僕は自分自身で決めてきたのに こんな時に限って君に邪魔されなければいけないのか それでも涙が止まらないのは何故だろう まだ未練が残っているなんて信じたくはないんだ
強い力で抱きしめている君の腕を離す はやく、僕を自由にさせてくれ。
あなたの腕が私の身体を離れていく 諦めという名の現世への未練を断ち切るように 私は生きる理由にすらなれなかったんだね 大地を離れた恋人の背中を追いかける
好きと伝えなかったのがいけなかったのかな いまの私は後悔への処方箋を持ち合わせていない いつかのあなたがこう言っていたことを思い出したんだ 「嫌われるよりも忘れられる方が怖い」って 私なんかが生まれるんじゃなかった 恋人すらも大切にできない人に生きる資格なんかないよ
遥か地上で鮮血に染まったアスファルト あなたが死にたい夜は、私がどこへ行っても抱きしめるから。
6.片道切符のジャーニーマン
僕は旅に出ると決めた もうこの家には戻らない すべてを整理して旅を始めた
見慣れた街ともおさらばだ しみったれた役人や腐った上司とも会わなくていい こんなに楽な気持ちは久々である
普通電車に乗り込んだ 後先を考えずに行く旅は心地よく 周囲の景色が色づいて見えた
好きなひとに裏切られ 大切なひとは逃げていく 僕には何も残されていない だから旅に出るんだ 風の調べに乗せて 明日を捜すための旅へ……
君を一生愛すると決めた あの夜が未だに忘れられない でも君はもうここにいない
親友だと思ってた奴に恋人を盗まれた 太陽すら投げ打ってでも守り抜くつもりだったのに 君は奴に容易く心を売り渡してしまった
次の分岐はサイコロで決めてしまおう どこへ行ったって結末は同じ 僕に明るい未来などない
今日輝く太陽が君なら 昨日の月が僕だ もう死んだも同然なのさ だから旅に出るんだ 風の調べに乗せて 自由になるための旅へ……
好きに生きたかったよ やりたいことをやりたかったよ 僕は僕を嫌いになり 君は君を好きになる サヨナラを告げる前に 君を投げ捨ててしまえる勇気があったなら
好きなひとに裏切られ 大切なひとは逃げていく 僕には何も残されていない だから旅に出るんだ 風の調べに乗せて 明日を捜すための旅へ……
死場所を捜すための旅は 生まれた頃から始まってた 優しさに塗り固められた嘘が 僕を静かに殺してく 掠れていく声に気も留めず 今日を決めつけて死んでいこう
7.冷たい微笑
心の中のマグマ 心に絡むドグマ 殺しながら 泣きじゃくる
ひとりが好きなのに 人肌が恋しくて ふいに連絡したくなったのは 私から別れた元彼
電話に表示された名前 ボタンだけは押せず 真っ暗な部屋の真ん中で 静かに嗚咽する
SNSを開けば 私よりも悲惨な人がいる そんな人を見るたびに 心が少し楽になった
そして嘲笑う 安酒を飲みながら
この哀しさは誰にもわからぬだろう わかってほしいとも思わない
生きてるだけの私 死んでくだけの私 真っ赤なドレスは埃を被り 憂鬱に溺れる
病院には行けない 誰にも相談できない 頼れる人もいない 仕事もできない
何のために生きるのか もはやわからない
朝日が登り 月が満ちて 微睡むうちに夜明けは来る
まだ立てるはずなのに 心が追いつかない 身体に巻きつく大蛇の幻想
眠ることさえも取り憑かれて 満足にできない
貴方にサヨナラさえ言えたなら もう未練もなく逝けるのに 後悔に囚われたまま 動かなくなった時計のように固まる
誰のせいでもなく 私のせい すべては私が決めたこと いつか夢を見た残骸
何も残らない 誰かの声が聞こえるまで漂う 今日に怯えながら この星に身を委ねて
8.ふたりと煙草
あんなに吸わないと決めていたのに ゴロワーズを燻らせると あの日に戻れる気がしてさ つい止められなかったの 彼女が呟く
僕らには未来などなかった 少しずつ暖めてきたはずの関係 彼女が隣に連れていた男を見た時 すべてが壊れていく音がした 僕は“じゃない方”で
大学を卒業して 落ち着いた恋愛ができると信じていた だけど…… そこにあったのは残酷な現実で まさか彼女が浮気をしていたなんて
必死に否定すればするほど 僕の気持ちは離れていく そんなことすらもわからずに訴える彼女 恋人とすら呼びたくなくて あの夜を境に締め出してしまった
一年でいちばん雨が降った夜 僕は不安感を胸に眠っていた 最初は訴えるような叫び声が聞こえたけれど 次第に聞こえなくなったことに安堵した 彼女はどこかへ消えたんだと信じたかった
翌朝にゴミを捨てに行こうとした時 彼女は泥だらけで眠っていた 僕は他人のフリをしようとした でも最後の最後でボロボロになった姿が哀しくて つい家に上げてしまったんだ
あれから一年の月日が流れた 彼女は今も何も語らないまま ベッドで一言を唱え続けている あの日がすべてを変えてしまったんだと 後悔しても遅過ぎて
僕らには未来などなかった 少しずつ暖めてきたはずの関係 彼女が隣に連れていた男を見た時 すべてが壊れていく音がした 僕は“じゃない方”で
必死に否定すればするほど 僕の気持ちは離れていく そんなことすらもわからずに訴える彼女 恋人とすら呼びたくなくて あの夜を境に締め出してしまった
それでも彼女を愛していたんだ あんな目に遭うべきじゃなかったんだ 夜の静寂に眠る彼女を見る度に 募り続ける罪悪感の波を いつまでも背負い続けていく
抜け殻のようになった恋人 壊れてしまった関係 どこにも行き場を失った人生 カップラーメンとゴロワーズを肴に 僕たちは今日を生きている
裸足のままで 今日を死んでいこう ふたりのままで 明日を死んでいこう 眠ったままで……
9.いとしのキャフェ
いとしのCaféで佇む男性は かつて私の恋人でした
180cmを超える長身と細い体型は Bespokeのスーツと靴が あまりに馴染みすぎて 思わず恋に堕ちてしまったのです
遠くで見るとマカロンのよう でも近づけばアイスキャンデー そんな恋も今は良き思い出
いとしのCaféに通う女性は かつて私の親友でした
結婚してから会わなくなったけれど CHANELの鞄とワンピースが あまりに似合いすぎて 今も勝手に憧れているのです
あなたは財閥育ちだという 本当は自由が欲しかったのよね そんな日々も輝ける青春
いとしのCaféを営む紳士は かつて私の父親でした
私には気付かないかもしれない Comandanteのコーヒーミルを使う姿が あまりに似合いすぎて やっと幸せになれたのだと安堵しました
言葉を交わすわけでもないのに 繋がりあった気がする瞬間 そんな日々が穏やかな愛
わたしが生きる場所 金曜日午後三時 いつもの席で珈琲を飲む
10.ねえ、わたしを見て?
ねえ、わたしの目を見て?
お願いだから 最後くらい わたしをちゃんと見てよ
出逢った頃からそう 心ここに在らずで 何処かをぼんやりと見つめてる
そんな貴方に惹かれてしまった
最初の夜から 最後の朝まで 聞いても言ってくれなかった
いつか友達から聞いた 忘れられない人がいること 恋人にすら話せないの?
ねえ、わたしの目を見て?
あなたに聞きたいの 本当に好きだったのか わたしが恋人で良かったのか
もういなくなるよ? 二度と逢えないかもしれないよ? それでも言わないの?
ドアを開けても彼は無言のまま サヨナラすらも言わない そっと彼の連絡先を削除した
ねえ、わたしの目を見て?
最後まで見てくれなかったよね うつろな瞳で見つめるだけ そんなに忘れられない人って誰なの
ねえ、わたしは悲しいよ?
碧空が皮肉だ 最期まで愛されなかった 何も本音で喋ってくれなかった
それなのに碧空は綺麗で 時々垣間見る本音を拾い集めたら 誰にも見えない流れ星のように美しい
そんな貴方に惹かれてしまった
いつかまた逢えるなら ふたりで飲みに行こうよ その時は本音で……
ねえ、一度くらいは目を見て?
11.サヨナラ世界
隣で眠る貴方を傍目に 麻縄を首に巻く いつか来ると信じた日が 今日であることに慄き そっと微笑む
素晴らしい日々だった あなたと出逢って 愛おしい存在だった あなたと暮らして
貴方にとって私は どんな存在でしたか?
これから生まれ変わると伝えたら きっと優しい言葉をかけてくれるし 抱きしめてくれるでしょう でも私には不要です
私は幸せになっちゃいけないんです 幸せと感じちゃいけないんです 最高の日に逝かなきゃいけないんです
それが宿命だと信じて 今の幸せを閉じ込めると決めた日 すべてが完璧だと思っていたけれども 貴方の直感だけが誤算だった そっと解かれる麻縄
肢体が吊り下げられていく 巻きつくのは全身に縄 身体にじっくりと染み込む感触 あの世へ歩いていけたらいいのに 何度も身体に焼きつく鞭の音 これこそが私の望んでいた世界なのだ
生きるとは切なさ 死ぬとは喜び 一度はそう信じた私にとって 麻縄由来の傷は勲章のようなもの 今日も私は舞台に立つ
12.人生でいちばん倖せな日(Encore)
今日は人生最高に倖せな日だ 明日のことをもう考えなくていい すべて終わったのだから
かつて白鳥が空を飛んだ 人も空を飛ぶ夢を見た もう当たり前になったけれども 最初は偉業として讃えられた
いつだって最初に孵化させた者が勝者で 二番目は歴史の裏紙に記された敗者に過ぎない
家族が困らないくらいの金は残した 妻も子供も健やかに生きられる 私は人生の目的を成し遂げた もう朽ちるしかない
大人になること 老人に生まれ変わること 私はそれを受け入れたくはない だから自らの手で終止符を打つと決めた
自分勝手と罵りたいなら罵ればいい 蔑みたければ蔑めばいい
もう私が知ることはないし そんなことを言われる謂れもない 新しい世界には響きすらしないだろう
倖せとは 喜びとは 生きるとは 死ぬとは
考えることが仕事だった私も 今日くらいは考えることをやめようと思う 遺された君たちも どうか考え過ぎないでほしい
明日が来ないことへの歓喜を そっと噛み締めてから溶けゆく小石(私という存在)
詩集『わたし専科』クレジット
プロデューサー / 作:坂岡 優 コ・プロデューサー:Sakura Ogawa
原案:Sakura Ogawa(No.2,3,4,5,7,11) 共同執筆:星雲凛(No.1.8.12)
デザイン・編集:坂岡 優 制作スタジオ:Yuu Sakaoka Studio
Very very very thanks to my friend, my family, and all my fan!!
2023.8.31 坂岡 優
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kanglo · 10 months
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人間は、一生涯に、運が良ければ三度、輪廻転生を繰り返す。
この世で100年、あの世で300年。
魂を成長させる機会は、この世にしかない。
だからこの世は厳しい。
修行が前提のこの世。
100年とはいえ、一日一日、死に向かって生きている。
己、この与えられた貴重な機会を本気で大切に思って生きているか。
あの世の300年の不自由さに耐え、ようやく自由を得た身。
思う存分に生きなくてどうする。
人の目を気にして、あっちに行ったり、こっちに行ったり、あれもこれも中途半端。
何がしたいかその人生。
己の道は一本ぞ。
うつつを抜かす暇があったら、一つの道を生涯極めてみい!
何か一つ、達人になってあの世に逝け!
残りの人生、一心不乱に行えば、その道の第一人者に必ずなる。
諦めるな。
不貞腐れるな。
いい加減にテキトーに無駄な時間を過ごすな!
その一分一秒は、己の自由のためにある。
よいか。
あの世に自由はない。
いくら泣きわめいても、誰も何も聞いてくれない。
ただ只管に自己反省をし続けるのみ。
「あ、分かりました!私、もともと小さい頃から、これになりたかったんです!これまで生活のために必死にお金を稼ぐことだけに時間を費やしてきましたが、覚悟を決めました!本当になりたかった自分になります!ありがとうございます!」
「私は、自分に何が出来るのか、ずっと悩み続けてきました。あれにもこれにも手を出し、まったく身にならずにこれまでうん十年を無駄に過ごしてしましました。ただ、そこで得たものもありました。これからの残りの人生、自分が本当にやりたかったことに専念します。ありがとうございます」
「やりたいことがあるのに、周りが止めるんです。無茶は承知しているんですけど、そんなことでは生活に困るだけだからやめなさいって。でももう我慢の限界です。私は、自分の気持ちの赴くままに行きます。ひもじくても、自分で決めたことなら我慢出来ます。大丈夫です。がんばります!」
…人生の真実に気付けた者から、己の道を歩み始める。
お主らはどうか?
自分の一本道を確信を持って歩めているか?
もしそうでなければ、全ての営みを止め、真剣に考えよ。
考えて考えて考え抜けば、与えられる。
もう時間はない。
今直ぐ実行せよ。
そのことを肝に銘じ、差し迫った今世の時間を一点に集中させ、混迷から抜け出し、真理を掴みます。
有難う御座います。
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suiseiiri · 1 year
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こうやって孤独をひとつひとつ噛み締めては、こんな気持ちをじわじわと今後も味わって生きていかなきゃいけないのかと、漠然とした恐怖や嫌悪感が心を覆い尽くして一時的ではあれど腐っていくような気持ちになる
わたしってなんなのだろう、誰かのためになっているのか
一体何のために生きるのだろう
生きててもしょうがないんじゃないかと
ひたすら絶望に没頭する
夜はふける
風が冷たく吹き荒んで
凍るように乾いていく
わたしがひとりわたしの感情を知っている
誰かに頼って生きることを前提に生きていること自体が間違いで、今後、いつまで続くのかわからないこの人生を今から終わるまでずっと、ひたすらこの埋まらない穴を埋めるために必死になって生きるのかと、ぐるぐる、ぐるぐる
考えては考えて、トイレに座ったまま眠るのか
朝を迎えれば始まる生活に背中を押されて追われて追われて
何も目的もないまま働き、あらゆる生きてるだけで消える金を溶かし、休日は何もないまま寝たきりで過ごし、たまに人と会って、またあの日々に色濃く手を伸ばしては絶望し、年だけ重ねて何が正解かわからないまま知らぬ間に墓に入るのか
死期が近づいても分からないのならせめて早いほうがいいとずっとずっと思っているけれど、きっと心満たされてしまえば永遠を願うんでしょうね、せめて大切な人たちよりは早く死にたいと思いますが、自ら死に体を委ねることはないからただ日々を過ごしながら幸せと思えるものをちまちまと拾い集めて1日を幸せだったと暗示をかけて、満たされた気になって生きていく他ないんだろうと思う
そんな拾い集める程度の気持ちで恋愛なんてしないようにしようと強く思う、わたしは、簡単に愛を諦めない
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kennak · 1 year
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タイトルそのままの内容なので閲覧には注意されたい。一部の人にはつらい記憶を思い出させてしまうかもしれない。女性視点の体験記は数多くある一方で、男性視点のものは少ない。妻が妊娠すると男性も覚悟を決める。しかし、(過去の自分も含めて)何が起こり得るかはぼんやりとしか想像できない。稚拙ながらも自分の体験と後悔を書き残しておけば、その解像度が上がるかもしれない。そう思い投稿する。 分娩室。妻につながれた医療モニタが歪なサインカーブを描いていた。正確にはサイン波の絶対値のような概形でゼロ区間が長い。波形がピークに近づくにつれて妻のうめき声が大きくなる。これが陣痛発作だ。間欠的な小休止を挟みつつ、数分おきに発作が起こる。モニタの値が妻の痛みを表している。全力で妻をサポートしたいなら、助産師の動きを脳裏に焼き付けて、完全に模倣すればよい。一挙手一投足に意味がある。プロの動きを邪魔しないように、分娩室の俯瞰映像を想像して立ち振る舞う。男性は手が大きいので、より効果的にさすることができる。胎児の心臓が止まっていると分かったのは、6時間前のことだった。 妻がついに妊娠した。待望の我が子だった。出産月のコントロールなどとうに諦めていた。妊娠後の検査は全て正常、胎児の推定体重は発育曲線のど真ん中。横軸を妊娠週数としたグラフに推定体重を書き込み、発育曲線なる2本の曲線の間にあれば正常とされる。何も科学的な説明はなかったが、胎児の体重はおそらく正規分布に従うので、上下の発育曲線は平均±数σを表しているのだろう。曲線の離れ具合から、発育が進むにつれて分散が大きくなると読み取れる。ちょうどそのど真ん中で、初めての我が子は順調に育っていた。早々に名前をつけて、膨れ上がった妻のお腹に毎日のように話しかけた。 無痛分娩に興味があった。背骨と脊髄の間にあるわずかな空間に麻酔薬を注入して、分娩にともなう母体の苦痛を軽減する。一定のリスクはあるが、メリットが大きく上回る。無痛分娩のためには麻酔科医の予定を抑える必要がある(※後で知ったがこれは産院によるらしい)。出産予定日は3月末だった。つまり、無痛分娩を選択することで子の早生まれが確定する。ひょっとしたら4月生まれになる可能性もある。そんな淡い期待を胸に、私たちは自然分娩を選択した。 私は3月生まれであることがずっとコンプレックスだった。早産の早生まれで、背の順は常に先頭、鬼ごっこではいつも鬼、50m走のタイムは肥満児より遅く、ドッジボールではただの的。身体的・精神的な発達の遅れに由来する傾向は「相対年齢効果」と呼ばれ、特に男子の場合は生涯賃金の観点で一生の足枷となる。これは歴然たる統計的事実として知られている(ちなみに、女子もしくは学力上位の男子ならばこの呪いの例外となる。興味があればGoogle Scholarで検索してみてほしい)。子の幸せを願う親として、自分と同じ思いをさせてはならないという使命感が、自然分娩の選択を後押しした。 出産予定日に陣痛が起こり、病院に着いてから胎児の心臓が止まっていると分かった。1週間前の検診では何も異常がなかったため、その間のどこかで突然死したことになる。我が子の突然死。目の前の現実を受け入れられず、ただただ夫婦二人でむせび泣いた。 分娩室。妻から我が子が押し出されてきて、一瞬の静寂が広がる。子はすぐに医師がどこかに連れて行ってしまった。分娩室は静まりかえっている。蘇生の可能性はゼロ。突然、遠くから赤ちゃんの元気な泣き声が聞こえてきた。我が子の声ではない。不快な、怒りに近い感情が湧き上がる。元気な泣き声がナイフのように心に突き刺さる。どうしてうちの子は。心に深い闇が広がる。妻の一言で、自分が強い嫉妬の感情を抱いていることに気づかされた。「向こうの子は無事に生まれて良かったね」妻はいつの間にか、すべてを受け入れていた。 妻と私、そして布で丁寧に包まれた我が子。一晩を一緒に過ごすことになった。「かわいいお顔を見せてくれてありがとう」口ではそう言いつつ、顔が明らかに赤黒く変色し、傷ついた皮膚から血が流れているのに言葉を失った。病室に来る助産師達はしきりにスキンシップや沐浴を勧めてくる。私はこれが全く理解できなかった。腐敗防止のために徹底的に冷やされている我が子を触り、その金属的な冷たさを感じるだけで心が締め付けられる。おくるみの下にはきっとドライアイスがあるのだろう。定期的に交換してくれている。なぜ進んで苦しい思いをする必要があるのか。言語化できない恐怖感があった。あまりにも触らないためか、助産師が手形と足形を取ってくださった。このとき抱いていたのは恐怖感ではなく、エゴ由来のただの現実逃避であったと後に気づく。 役所での手続きは事務的には簡単で、精神的には苦痛でしかない。病院で受け取った死産届に記入し、役所に提出すると火葬許可証が発行される。予め出生届の記入方法を調べていた。死産届の様式が出生届とほぼ同じであるのに気づき、スムーズに記入できたが、子の名前を書く欄はない。様式からも現実を突き付けられた。火葬業者によっては、代理で届けを出してくれるらしい。 火葬場では地獄のような時間を過ごした。赤ちゃんの棺はとても小さい。100サイズの段ボール箱とちょうど同じくらいの大きさだ。棺は私が運んだ。今でも100サイズの同じくらいの重さの段ボール箱を持つと当時の記憶がフラッシュバックして涙が出る。火葬後のお骨上げはただただ拷問のようだった。赤ちゃんの骨は割り箸のように細く脆い。頭蓋骨は割れたプラスチックの破片のようだ。「産道を通るために赤ちゃんの頭は形が変わるようになっている」という知識が目の前の現実と急に結びつく。赤ちゃん用の骨壺はすぐには入手できない。仕方なく、急ぎホームセンターで入れ物を購入した。「こんなのでごめんね」 我が国における年間の自然死産数は約8000程度で推移している。その他、新生児死亡や乳児死亡も含めると、毎年約1万人を超える赤ちゃんが旅立っている。これほどまでにつらく悲しいことがあるのかと、絶望に打ちひしがれていたが、同様の絶望は人知れずそこら中で起こり、大きな悲しみを背負っている人達がたくさんいることを知った。死産を繰り返した人、出産で妻と子を同時に失った人。つらい経験をした家族達が集まって語り合う自助グループが数多くあり、「グリーフケア」という名称で様々な取り組みやビジネスがなされている。関連書籍も多く(「産声のない天使たち」「誕生死」等)、図書館には必ずあるだろう。供養の方法は複数あり、水子供養の場合はずらりと並んだ小さな骨壷を目にすることになる。「天国で友達たくさんできるかな?」 ポジティブに捉えると、妻と一緒に同じ苦難を乗り越えたことで、お互いの心の結びつきが一層強くなったように思う。妻との関係性が、これまでにない、かけがえのないものに変化した。妻の人柄や屈強なメンタルに、改めて敬意を抱いた。 後悔は二つある。 第一に、無痛分娩を選ぶべきだった。出産が遅れるほど分娩リスクは高くなる。無痛分娩であれば、出産予定日よりも前に強制的に分娩させられるため、リスクが相対的に低いのではないか(正確には医師に相談されたい)。本事例では、出産予定日の1週間前には無事であったため、無痛分娩であれば死産を避けられていた可能性がある。「4月生まれになるかも」などという勝手なわがままで我が子を間接的に殺したのでは、という自責の念に駆られている。 第二に、我が子ともっと向き合うべきだった。完全に冷え切った子に触れるのには勇気がいる。スキンシップや沐浴を勧めてくる助産師がサイコパスのようにさえ思えた。これは完全に誤りである。夫婦水入らずで、最後の姿をまともに見られるのは、このタイミングしか残されていない。火葬したら骨になってしまう。家族写真・手形・足形・遺骨だけでいいのか。せめてスキンシップだけでも、精一杯向き合って、家族の思い出を作るべきだった。
出産予定日の死産がつらかったので書く(男性視点)
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nemuripoem · 1 year
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2022/07/01
最近チャイムの幻聴で目が覚める。何かに脅迫されているような、何かに急かされているような、そんな感覚だ。チャイムの音が怖くなったのはいつからだろうか、私にもわからない。
元気がなくて何もする気がおきないしずっと寝ている。外に出るのも億劫だ。しかももう7月だし。暑いのは苦手で、この時期は外に出たくない。でも夏の風物詩は好きだ、花火とか。夏は全てを腐敗させる。心も身体も思考も世界も。そんな気がしてやまないのだ。食事も喉を通らず、無理矢理詰め込んでは吐いての繰り返し。これは純粋に体調が悪いのだが。
私は映画を観ることが好きなのだけど、ここ最近は全く観れてない。一本観る体力がなくなってしまって、観たかった映画ですら途中で止めてしまうことが多くなった。体力がないというか、関心がなくなってしまったのかもしれない。こうやってすべてのことに対して関心をなくしていき、私は何も出来ないまま生きていくことになるのだろうか。それなら死んだほうがマシだよって誰かにいわれそうだなと思うし私自身もそう思う。趣味だった絵を描くことも苦痛に変わってしまった。誰かと比べてしまうのは、本当に自殺行為そのものだ。ネットを辞めて引きこもってしまおうか?そうしたらもう他人の絵なんて見ることもなくなるのに。でもそれが出来ないのは私の意思が弱いからだろう。絵を描くと煙草の本数が増えるのは、絵とい��ものにストレ���を抱えているからかもしれない、と思うようになった。私が絵を描くことを辞めても誰も困らないのに、下手くそなゴミを量産することを辞められない、つらいことだ。過去の自分の絵をビリビリに破いて、少しだけ安堵する。
効きもしない薬を大量に飲んでいる。私って本当は健常者なんじゃない?って思うことも多くて、でもこれだけ安定剤とか眠剤飲んでたら健常者ならぐっすり眠れるだろうな。私は自分が健常者になってしまうことを恐れている。だってこんなにも何も出来ないのを、ただのワガママとか面倒くさがりだったら人間として取り返しがつかないからだ。病気というレッテルに私は安心しているのだ。最低だ。病気を盾にするのは、本当に辞めたほうがいいと分かっているけれど、辞められないのだ。病気は免罪符ではないのに。病気でも頑張って働いて生きている人もいるのに。私は何も出来ないまま、のうのうと生きている。本当に最低だ。理解してほしいと思っていた時期もあったけれど、結局つらさって当事者にしか分からないんだよな。しんどいね。産まれてきたことはハズレだし嫌だったけど、生きてることまでをハズレで嫌にしたくなかったはずだったのに。こんなにも辛くてしんどくて、生きるのももういいかなって思う。死にたいとかじゃなくて、もう充分だな、って思う。満足と諦めが同時に来たら私は死んでしまうのだろう。その時は全てのアカウントが消えると思いますが。たまにリストカットとかしたくなるんだよね、生きてる意味を感じたいとか血を見て安心したいとかそういうのではないけれど、本当になんとなく。切ったあとは虚しくなって、あぁ馬鹿だなってなるんだけど。でもそんなに深く切ることができなくて私は結局ファッヘラなのかもね。まあ、リストカットの深さでメンヘラ度をはかることは出来ないけどさ。
泣けば許される年齢はとっくに過ぎてしまったし、泣くことも少なくなった。手放しで褒められていた時期も過ぎて、もういい大人なんだからいい加減自立したら?と思うんだけど今の私には就労支援に行くことだけでも精一杯で、本当に何も出来ない社会不適合者だ。消えてしまいたい。この世から私の痕跡を全て消して、私と関わった人の記憶も消えてしまったらいいのに。本当の意味での死が欲しいよ。それか植物状態になりたいし、脳死もしたいよ。でも今私はここに生きていて、呼吸をして、こうやって文章を綴っている。ここがいつか遺書になればいいと思ってるし、でも自殺すると決めたらここも消すよ。
いつだって誰かに心配されたかったのかもしれない。高熱を出しても、薬の離脱症状で辛い思いをしても、リストカットをしても、ODをしても、入院をしても、私の親は一切心配してくれなかったし、なんなら逆に嘲笑れてた。馬鹿みたいって言われ続けた。少しでも気にかけて欲しかったんだろうな、私は。幼い頃に高熱で看病してもらった嬉しさを、ずっと引きずっているのだろう。優しくされたことが嬉しかった、優しくしてもらえるならずっと病気のままでもいいやって、そう思うほど普段の私の家庭環境は劣悪だったのだろう。だからだろうか、一人暮らししている今でも高熱を出したり体調を崩したりするとなんとなく安心するのだ。もうメチャクチャだよ、本当に。
また眠れないまま朝が来た。永遠に夜だったらいいのに、朝は必ず来る。止まない雨がないように、明けない夜はない。止まない雨も明けない夜もあればよかったのに。
奇跡などない 白馬の王子様もいない 手を差し伸べてくれる、暗闇から救ってくれる人もいないよ。そろそろ諦めたらどうですか?まだ祈っているの?自分が変わらなければ何も変わらないのなら、私は変わることを拒むだろう。不変で有り続けてくれ、星。救われない、闇。いつか必ず、私の前から誰もいなくなるだろうって思ってるし、そういうことがちらほらある。祈っても無駄だった、頑張っても無駄だった、誰も彼もいなくなっていく、さよならも告げれないまま、貴方達は私の前から消えていく。でもそれでいいんだろうなと思う。一人で生きていけ、祈りの届かぬ場所で。
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20kitan · 1 year
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CoC「蹂躙するは我が手にて」A国/房芳 ※シナリオに関する重大なネタバレを含みます 追記に詳細設定(テンプレ元)
「やあ、何か本を持っていないかな。私のはもう読み終わってしまって」 「石鹸が欲しい?持ってっていいよ、余ってるから」 「私は自分の仕事をしてただけなんだけどなぁ」 「私は同国民が飢えなければそれで良いのです。軍人などというのは国民を上司にいただく公務員でしかありませんからね。少なくとも我が国ではですが」 「いえ、人間に誇りは必要ですよ。それは同意します」
◆身上調査書
姓名:房 芳(ファンファン) 愛称:元帥 年齢:36歳 血液型:B型 誕生日:3月3日 星座:うお座 身長:178cm 体重:78kg 髪色:黒 瞳の色:黒 なぜか輝いて見える 視力:左右1.0 きき腕:右 声の質:落ち着いた柔らかい声 聞き取りやすい 手術経験や虫歯、病気:なし ストレス性の若白髪(染めてる) 身体の傷、アザ、刺青:なし その他の身体的特徴(鼻や目の形、姿勢、乳房、足、ホクロなど):左の頬にほくろ セックス体験、恋愛、結婚観:20代の若い頃を戦時中の軍所属で潰し、恋愛経験は少ない。将校になったときお見合いをして結婚を考えたが元帥になってしまい相手が引いてしまった。 尊敬する人:当時の少将、部下たち 恨んでる人:特になし 出身:大協共和同国の田舎の農村 将来の夢:大学に入って民俗学の研究をすること 恐怖:飢え、死 癖:左上を見て考える 酒癖:酒好き やや飲みすぎる 機嫌よく酔う
*交流向け 一人称:私、僕、我々 二人称:あなた、あなた方、 呼び方:役職名、下の名前+さん
*概要
 大協共和同国の軍務尚書、統帥本部総長、陸軍司令長官を兼任する軍の最高司令官。第三次世界大戦を引き起こした政治的指導者でもあり、同時に演説の天才でもある。
*性格
 軍人というよりは文官、政治家というよりは演説家。深い思いやりと心の温かさを持つ理想主義者。用意周到だが楽天的。自分の行動に信念さえ伴えば希望を持ち続けることができる。気弱に見えるほど柔和だが、演説時は別人のように切り替わり威風堂々とした立ち振る舞いをする。分不相応の地位についてしまってからは保身のためのイメージプロデュースを行い続けていたため、特に貧しい国民からは人気があり「強く親しみのある指導者」とされる。  国というよりは民族の集合体のような国にいたことと兄弟の多い家に生まれたことも相待って、人をいなしたり間をとりもったりが上手い。立場に立ってしまったので国家が倒れないように自分や部下が死なないようにやることをやっているだけのつもりだったので、世界大戦の責任を押し付けられてしまいやや落ち込んだものの、それでも国民の選んだ政治家たちの決定に従うつもりでいた。  真実がないと人の心には響かないと考えているため、演説においては自分でも共感し頷ける内容だけに絞り、必要のないものは省いて一度も嘘はついたことがない。目の前で予想外のことが起こると動揺してしまうためアドリブには弱め。周囲を楽しませたり元気づけたりすることを自然にやる。
*人間関係
 とにかく人の本質を見抜くことに長け、仕事を任せたり他人を頼ったりするのが上手い。この性質は人間関係にも大きく貢献しており、周囲に信頼できる人物を置くことが結果的に戦乱の世をうまく生き残ることにつながっている。人からかけてもらった恩に感謝することを忘れないようにしている。
*家族関係、幼少期体験    大協共和同国の田舎出身の軍人。兄弟が多く貧しい家に生まれたため、進学を諦め地方の軍事学校へ入学する。  軍人学校時代に戦闘能力はいまいちだったが作文とスピーチが抜群に上手かったことから当時の少将に気に入られ、いわゆる演説用のゴーストライターとして適当な理由をつけて中央に招集された。以後複数の将校たちの演説内容を作り続け、時には代理で喋り、大した功績も戦歴もなく彼らと共に少しずつ階級を上げていった。  自分より上の階級の人間が戦乱の最中次々に殉職してゆき、繰り上げでますます分不相応な階級に。ある日演説予定だった将校が暗殺され、急遽勲章を下され戦場での演説を任される。結果当時ガタガタで兵力も低かった大協同国としては異例の大勝利をおさめ、快進撃を続けるうちに周辺国を巻き込んで大きな戦いへと身を投じることとなる。生き残るため政治的敵対者を排除し続け、ほぼ演説一本だけで大協同国の政治的指導者へとのし上がった。勢いづいたままに地理的、歴史的に親交のあった倶舎皇国(B国)と同盟を締結する。
*能力
 指揮官としての能力、演説家としての能力はそれなりに高いがこれは後天的に努力して習得した部分も大きい。「人々が何を望むのか」「相手は何を考えているのか」「世界の流れはどうなってゆくか」がほぼ予知能力といってよいほどの第六感で分かってしまうタイプ。それを人に伝えられるように変換するために文章能力やコミュニケーション能力を磨いていった。もともと文章を作るのが好きだったので意識して習得したことはないが、それらが合わさって「稀代の弁舌家」と呼ばれるまでに至った。だがそれも本人としては非常の才であって平和な世界ではあまり役に立てそうにないと思っている。 *大協共和同国について 国名:大協共和同国    国としての体制は戦争前後で何度も解体されており内情はガタガタ/絶望的に腐敗した民主主義の皮をかぶった実質的な軍国主義/一神教が9割/昔は「太陽の国」とか名乗ってた 人口:約8400万人 面積:約673000 km² 特産品:大協料理、牛肉、金、半導体 観光名所:豪奢な教会、広大な川、鉱山 独立した民族が多いことから帝国時代、王朝時代など権力者が現れては消えて入れ替わり立ち替わりしながら、信仰する神の一致などを機にひとつの国としてまとまっていた国。民族ごとに歴史を遡るなら非常に古いルーツを持つ者が多い。一時期は周辺国家を全て飲み込む勢いもあったが、現代においてはかなり長い間低迷。大協共和同国から世界大戦が起こることなど誰も予想していなかった。
*好きなもの 食べ物:海の幸、おこげごはん、麺類、つるっとした喉越しの食べ物 飲み物:ジャスミン茶、菊花茶、紹興酒 季節:秋 色:茶色、緑色 香り:あ��り香りがしない 書籍:歴史書、旅行記、図鑑 動物:猫、鳥 ファッション:軽くて脱ぎ着が楽な服 あまり叶わない 場所:図書館、大学、宴会の席 愛用:化粧道具 趣味:読書、調べ物、料理、食事
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tausendglueck · 1 year
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20221231
今年のことを考えてみると、やっぱり、住まいを移したのがいちばん大きな出来事だったように思う。高校卒業を機に実家を出て10年以上、20代すべての時間を都会で過ごしておいて私は32歳になって再び実家に戻ってきた。ひとえに、もう無理だと思ったからだった。ままならない心身を抱えてひとり都会で生きていくのはもう限界だと、会社に異動願を出した。幸いにもそれは受理されて、夏の盛りに、大阪の部屋を片付け、引き払って故郷の町に戻ってきた。今も実家から通勤している。 実家に戻ってきたことで、少なからず私は回復するだろうと思っていたし、願っていた。実際、回復した部分も大きかった。家族と過ごすのは、家族がそこにいてくれるだけで支えとなるものだったし、深い安らぎがあった。帰ってきてから私はよく食べるようになったし、よく眠るようにもなったと思う。人間としての私は確かに回復している。
けれど、実家で過ごすうち、私は私が手放したものの大きさもまた知ることになった。今まで私が大事だと思っていたもの、本を読むこと、映画を観ること、文章を書くこと、それらはこの小さな町にいては取るに足らない、誰に影響を与えることもない、誰が顧みることもない、ただただ些末なことだった。ここでは私の大切なものは何ひとつとして大事じゃない。そんなことに興じるより生活をつつがなく進める方がずっと大事なこと。私の日常はみるみるうちにルーティン化されていった。朝は早くに起きて、電車に乗って通勤して、残業もせずに帰って、母と買い物に行って、帰ってきたらお風呂に入って、遅い夕食を家族そろって食べて、なんとなくテレビを見て、明日も早いから、寝る。これだけだ。私の一日はたったこれだけのことに集約されてしまった。ここに読書や映画の入り込む余地はないし、入り込ませなかったところで日々には1ミリの影響もない。日々が生活にまみれていく。私の大事なものたちが、私に顧みられることなく腐って消えていく。 思えば、読書にしても映画を観るにしても、それらは多分に、私がいた環境がもたらしてくれたものだった。徒歩圏内に大きな本屋があったり、地下鉄で数駅行けば大きな映画館もあったり、私はそんな都会の環境に身をゆだね、甘んじていたのだった。環境に胡坐をかいていた。私は私の大事なものを自分の力で維持していると思っていたけれど、それは大きな間違いだった。私が住む街がたまたまそうだったのだ。私は苦労もなく、供給されるものを享受していただけだった。自分から取りに行かなくてはならない、自分の力で持ち続けていないといけない、そんな状況に置かれてはじめて、私にはその力が足りないのだと気づいた。私が能動的だと思っていたものは何も能動的ではなかった。現に私はこうして、毎日の変化なき生活に飲み込まれ、何をすることもなく、深海の底に沈みこんだようにしてぷくぷくと息をして、それだけだ。 それだけの人間になってしまうことに、考えが及ばなかった。
もし、このことに気づいていたら私は故郷に帰ってくるのをやめただろうかと考えて、今であれば、やめたと思う。自分の思う自分であるために、おそらく私は無理をしてでも都会にとどまっていなければならなかった。それに、きっとどのみち憂鬱だった。帰らなかったら帰らなかったで大阪でずっと病みとおして生活もままならず日がな泣いていたと思うし、帰ったら帰ったで生活に自分の大事なものをスポイルされて憂鬱になっていた。憂鬱の種類が違うだけで、どちらを選んでも私は逃げ場はなく憂鬱だった。今年もあと数日になっては、そんな年だったのだと諦めるしかない。今年は憂鬱のうちに過ぎた。
けれど友達がたくさん助けてくれた年だった。 上記を踏まえて年の暮れ、会いに行った東京の友達に「都会に来ることを考えた方がいい」と言われたのは当然のことだったと思う。友達は、書くということがどれほど私自身の人生であるかを静かな言葉で私に説いた。私は彼女を思って文章をひとつ書いた。自分だけの日記ではない、きちんとした文章を書くのはいつぶりかもわからなかった。こんな出来なら都会に引きずり出されてもしょうがないと思った。けれど彼女は去年自分と会ったときに書いてくれた文章よりもずっと良いと褒めてくれて、書くことがあなたの人生だよと、もう一度私に説いた。嬉しかったし、ほっとした。私は大事なものをずいぶん手放してしまったけれど、残っているものもまだ在るのだと思うと。 友達は私に電話をくれて、ひとしきり書くことについて私に説き、私はうんうんと頷くばかりで、そして彼女は最後に「何年かかってもいいから、新人賞を取りな」と言った。こればかりはすぐに頷くことはできなかったし、最後まで頷かなかったと思う。けれど私にそれほどの思いを寄せてくれる彼女という存在にただ感謝した。私は取るに足らない存在だけど、そんな私だけどこんなに力強い友達がいる。 結局大阪にいても、故郷にいても、憂鬱であることには変わりなかったけれど、それでもライブに行ったし、友達にも会ったし、完全に終わってしまった1年ではなかったとも思う。いくつになっても、私を迎え入れてくれる友達ができるということはただただ幸せなことだ。それだけは、それだけでもないけど、インターネットに感謝したい。おいしいレストランを紹介してもらったし、誕生日を祝ってもらったし、写真を撮ってもらったし、一緒に映画を観たし、一緒にお��を飲んだ。友達はかけがえがなかった。大阪から離れると私はこの人たちからも離れてしまう、そうしたら私はきっともうこの人たちに会いたいと思わなくなってしまう、それがすごくさみしいと毎日泣いたけれど、離れてみて、友達は変わらずSNSに存在しており近況を知るには困らないので、さみしさは少しずつ薄れていっている。会わなくなっても、友達でいられるような気がしている。かつて同じ時間を共に過ごした記憶さえあれば、私は、生きていけるような気がしている。
生きていけるといっても難しい。来年になれば何がどうなるかもわからない。ただ、とりあえず、春に向かって、歩いていきたいと願う。寒い寒い故郷の冬と憂鬱を乗り越えて、春を迎えられたらいいと思う。取るに足らないと、手放してしまったものをもう一度集めに行きたいと思う。環境が変わってしまったから、完全に元通りになることはきっと二度とないけれど、それでももう一度拾いに行く旅に出たい。私は私を取り戻す、そんなたいそうなことではなくても、ただ、かつて私が好きだったものを、これ以上ないがしろにしてはいけないと思うのだ。それは友達と交わした約束でもあるし、ここに住む私を私が愛するために必要なことだ。そうして光の差す方向へ行く。今はどこに光があるのか全然わからないけれど、座り込んだままでも、じっと目をこらしていればいつか見えてくるのかもしれない。今年はきっと最後まで憂鬱のままに過ぎるだろう。年が変わったところでそれは同じかもしれない。けれど故郷の冬は長くてもいつか終わるから、雪が解けて、桜が咲く日をただ、待っていようと思う。待ちくたびれて何度も泣くだろうけれど、死なないようにだけ、気を付けて。
しかし毎年同じようなこと書いてる気がするけどね。お正月パワーということで、その気分が持続しない私ということで、なにとぞご容赦を。2023年はできれば穏やかで浮き沈みもそこまで激しくない年であってくれればいいと思います。私のバイオリズムは偶数の年が鬱で奇数の年が躁、そして嬉しいことも悲しいこともとにかく大きなことが起こるのが奇数の年なので、でもそんな激しい出来事にそろそろ身も心もついていかないので、できれば穏やかな年であってほしいです。30代も数年が経つともうそこまで大きな波乱万丈なんて望まない。こんな考え方も故郷の町に染まっているということなんだろうか、でも今はただただ、静かに過ごしたいと思うのです憂鬱なので。憂鬱なりに過ごしていくしかないんですよねああ毎日はとてもしんどい。今年もお疲れ様でした。
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