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#国際園芸アカデミー
mikahito · 2 years
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Summer Concert 6月4日(土) 14時~ (13:30開場) 場所: 多聞福音教会(神戸市垂水区南多聞台2丁目9-18) <アクセス> 南多聞台2丁目バス停すぐ。 JR朝霧駅・JR舞子・神戸市営地下鉄学園都市駅からバスあり。 チケット : 2,000円 主催:NPO法人リズムの森 代表: 和同義雄 090-3653-5118 もしコロナ蔓延の場合は、延期し90日以内に再演致したいと考えております。 チケットなどはそのままお持ち下さい。 武村美穗子(フルート) 兵庫県立西宮高等学校音楽科を経て、 京都市立芸術大学音楽学部卒業。同大学大学院音楽研究科修 了。 NHK洋楽オーディション合格。 NHK-FM 「土壌リサイタル」 YAMAHA管楽器新人演奏会、 朝日推薦演奏会等に出演。 第6回日本フルートコンベンション・コンクールアンサンブル部門銅賞、 京都芸術祭藤川賞など各賞を受賞。 大阪国際室内楽フェスタに出演。 指導の傍らソロ、室内楽、 オーケストラなどで幅広く演奏活動を行う。 国友重紀、山直弘、 白石孝子、伊藤公一の各氏に師 事。 京都フランス音楽アカデミーにてR.ギョー、 Ph. ベルノルドの両氏に師事。 A. マリオン マス タークラス in Japan修了。 宝塚演奏家連盟会員。 ヴィオレット リアンのメンバー。 ドルチェ・ ミュージックアカデミー講師。 竹内直紀(テノール) 京都市立芸術大学大学院声楽専攻修了。 万里の長城国際音楽、 エルビス声楽コンクール各1位、 第19回宝塚ベガコンクール入賞。 関西二期会、 関西歌劇団をはじめ関西のほとんどのオペラ団体に出演し好評をえる。 これまでに約100公演のオペラに出演。 幅広いレパートリーを持ち関西でもっとも 活躍するテノールの一人。 高石 香(ピアノ) 東京藝術大学音楽学部器楽科卒業、同大学大学院音楽研究科修了、イタリア・スコントリーノ音楽 院修士課程修了。 国土交通省主催 「Visit Japan」 プログラムに参加、フランス ドイツの日本大 使館公邸にて演奏。 第8回J. フランセ国際ピアノコンクール(仏) 最高位。 第13回G カンボキ アーロ国際音楽コンクール (伊) 第1位、 第12回B ・ アルバネーゼ音楽コンクール (伊) 第1位、 第3回神戸新人音楽賞コンクール最優秀賞受賞。 他、国内外のコンクールに多数入賞。 (財)兵庫 県芸術文化協会より平成21年度坂井時忠音楽賞を受賞。 NHK-FM 「名曲リサイタル」に出演。 現在、 同志社女子大学嘱託講師、 ヤマハマスタークラス講師。 フルート: カフェ1930 (ピアソラ) ハンガリー田園幻想曲 (ドップラー) テノール: 星は光りぬ・トスカより (プッチーニ) だれも寝てはならぬ、 トゥーランドットより ピアノ: 月光 (ヴェートーベン) 道化師の朝の歌 ( ラヴェル) (多聞福音教会) https://www.instagram.com/p/Cd-1KCCPzmb/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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kitobotanical · 3 years
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昨日今日と可児市にある国際園芸アカデミーで盆栽の講義実習をやる父のお手伝いで一緒に行ってきました。 はじめは盆栽とは?という基礎知識を、その後はオリーブに針金を掛けたり石板に里山をイメージした寄せ植えをしたりしました。 20代の子たちが楽しそうに作ってくれて、少しでも盆栽に興味を持ってくれるといいなと思います。 毎年父が教えに行っていますが、次からは私がメインで教えないといけないらしいので、どんな内容にしようか…プレッシャーが…… #kito #杜kito #盆栽 #山野草 #オリーブの盆栽 #寄せ植え盆栽 #国際園芸アカデミー (岐阜県立国際園芸アカデミー) https://www.instagram.com/p/CPARdXHs8cL/?utm_medium=tumblr
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#8「世界大戦とレジスタンスの記録」
世界大戦におけるレジスタンスの記録は世界に様々にあります。では、日本の演劇において存在したのか? 戦後新劇や総力戦体制下の移動演劇に焦点に当てながら、日本の演劇人が満州事変から始まる世界大戦の中で何を見、考え、行動していたのかを探りました。 下記は、講義の概要をまとめたものです。 -- 講義では、「ジャガイモを掘るベケット石を投げるサイード」にまず触れました。「ジャガイモを掘るベケット」とは、第二次世界大戦におけるナチスドイツに対するレジスタンスの諜報員であったベケットがパリから逃げる時に、畑のジャガイモを食べながら生き延びたエピソード���指しています。(それが「ゴドーを待ちながら」の原風景となっていると、幾つかのベケット伝に書かれています。)また、「石を投げるサイード」は、パレスチナのインティファーダを指します。圧倒的に不利な状況にあっても侵略行為を犯すインスラエルに石を投げるサイードの姿勢。こうした世界大戦におけるレジスタンスの行為としてのささやかな振る舞いというものが、実は演劇活動とか、あるいはサイードのような思想家としての活動としての根拠になっているのではないか、と鴻さんは考えます。 そしてまた、こうした状況下での作家の姿勢について、戦後日本の新劇復興という活動も視野に入れながら、日本の演劇人について考えたとき、一体どういったことが起こっていたのでしょうか? ◼︎ドイツの、そして日本の戦争責任 鴻さんは、まずドイツの思想家カール・ヤスパースは『我々の戦争責任について』(橋本文夫訳、ちくま学芸文庫)について触れました。その著書の中で、ヤスパースは、「我々」すなわちドイツ人の戦争責任とは何かについて語っています。その中で、戦後の裁判についての言及がこうあります。 -- ……「この裁判は全てのドイツ人にとって、国民的な恥辱である。せめてドイツ人が判事であれば、少なくともドイツ人がドイツ人に裁かれることになるであろうに。」とある論者がいう。
これに対してはこう答えることができる。いわく、「裁判が国民的恥辱なのではなく、裁判を招来したゆえんのもの、[なぜ裁判が行われることになったのか?] すなわち、そのような政府が存在してかくかくの行為をしたという事実こそ、国民的恥辱なのである。国民的恥辱という意識はドイツ人にはどっちみち逃れられないものだが、それが裁判に対しての意識であって、裁判の起こるもととなった原因に対する意識でないとすれば、それは方向を誤っている。 さらにまた戦勝国がドイツ人の法廷といったものを構成させるか、あるいはドイツ人を陪審判事に任命したとしても、事情は少しも変わらない。 -- この部分を、ドイツ人を日本人として読み替えた時、それはそのまま東京裁判の話のようだと鴻さんは言います。また、ここで重要なのは、ヤスパースは戦勝国と敗戦国という区別をしている点でもあると指摘します。ヤスパース自身はドイツ人なので敗戦国の人間。この本は敗戦直後1946年にそうしたことを考えながら書かれているものです。 -- 戦勝国が敗戦国の人間による法廷といったものを構成させたり、あるいは、敗戦国の人間を陪審員に任命したとしても、事情は少しも変わらないのではないか。ドイツ人が法廷にいるのは、ドイツ人の自己解放力によるものではなく、戦勝国の恩恵によるものである。してみれば、国民的恥辱に変わりはないはずだ。裁判は、我々が犯罪的な政権から自己を解放したのではなく、連合国に敗北したことによって解放されたという事実から裁判が生じている。こうした状況の中から、戦後が出発しているということをどう認識するのかということが、実は大きな問題なのであるにもかかわらず、この裁判はインチキであるというような、要するに、戦勝国が敗戦国を裁くという絶対的に有利な立場から、法的な機関というものを無視することもできるような形で裁きの無効性を主張するような議論もよく起こるのだけれども問題は自らの力によって敗戦に追いやられた政権を、つまり、その独裁的な権力を倒すことができなかったということが、後々の我々に大きな禍根を残しているのだ。 -- ヤスパースは、世界大戦における戦争責任の問題は、過去に遡り、問題を様々な形で考え直していかなければならないのではないか、という提言を1946年にドイツの人たちに向けてしていた。この本の解説を書いている加藤典洋は、こういうような明瞭な提言というものが、悲しいかな、日本にはなかったと書いていると鴻さんは語ります。 ヤスパース自身は、ナチスの政権下でユダヤ人の妻がいました。ナチス党から離縁を勧告されたとき、それを拒否して大学を去りました。ヤスパースはそうした形で具体的な抵抗を示していたのです。しかし一方で、ヤスパースは殺されることがわかっていながら、それでも抵抗して死んでいくべきであるとは言いませんでした。ではどこまで抵抗するべきなのか? そこに、道徳の問題が絡んでくるとヤスパースは書いてる。そして、そこでは、ある種の抵抗をした人たちと、また多くの抵抗しなかった人たちを含めた、罪の問題をどう考えていけば良いのかという分類がなされている、と鴻さんは解説します。 ◼︎ 満州事変から第2次世界大戦へ、その歴史的局面 ヤスパースは、著書の中で、ナチスの政権が1933年に政権を取ったところで、後戻りのできない状況になっている、そこが一つの転換点だったと分析しています。第一次世界大戦が終わってから15年、新たな戦争を避けるための様々な局面もあったというのです。 例えば、日本軍の満州侵略という暴力行為がなかったなら、それに対する適切な国際的な対応というものがなされていたならば、ナチス的な政権の独裁というものも防げるような方策を考えることができたと書いています。 そのこと自体の検証はできないけれども、世界がどのように動いていくのかということを考察するときに、ドイツの思想家が1946年の敗戦の直後に、ドイツがこういうような状況に向かっていくのを阻止できなかった原因の一つに日本軍の満州侵略を上げていることは興味深いことであると鴻さんは考えます。 また、鴻さんは、満州事変が世界大戦へ向けた一つの転機であるというような発言をしているのは、ヤスパースだけではないと言います。フランスの思想家シモンヌ・ヴェーユは『フランス支配圏内における植民地の新たな主要件』という論文の中で、帝国主義社会における人間の大きな問題である植民地をどのように扱えば良いのか? と問い、日本について言及しているそうです。 フランスは、ドイツに対するレジスタンスをしながら、しかし、一方で植民地政策を続けていました。この頃、イギリスの植民地は南アフリカからアフリカ大陸を南北縦断するように、フランスの植民地は西アフリカからアフリカ大陸を東西縦断するように、それぞれが植民地展開をしていた。その縦横がぶつかるところで、植民地戦争が起こり、フランスはイギリスに負けたけれども、まだ植民地を持っていたのです。 シモンヌ・ヴェーユは、基本的には、植民地に関しては具体的な方策を考えながら解放を目指すべきであると考えていました。植民地住民は彼ら自身の利益を目指して、彼らの政治的経済的生活に関与すべきである、しかし、実際はそうではない。そうした政策が実際に遂行されるのであれば、あらゆる植民地問題が解決へ向かう。部分的な解放であれ、それによる自由が完全な解放へとつながる可能性がある、と1938年に語っています。 しかしながら、フランスはそうした解放への動きは全くしなかった。こういう状態で、もし日本が今、インドシナを奪おうとしたとき、日本がベトナム人(フランス植民地)を利用することは大いに考えられる。フランスが少しの自由を保障していれば、日本がそれを習うことは難しい。フランスは植民地解放へと動き出すべきであるとシモンヌ・ヴェーユは主張していたと鴻さんは説明します。 このようにシモンヌ・ヴェーユも、1938年に日本がフランス植民地インドシナをフランスから奪い取りに来るだろうことを予測していました。日本は、実際3年後の41年に真珠湾攻撃と合わせて、上陸作戦を開始します。37年盧溝橋事件をきっかけに、日本の中国大陸への具体的な侵略が開始されたとフランスの知識人たちは見ていたのです。 ◼︎ 外の世界がなかった日本 ー 総力戦体制と移動演劇 鴻さんは、1927年にヨシフ・スターリンは、中国革命は3段階で起こるだろうと予測していたと言います。 第1段階は、ブルジョワジーが革命を支持する形で外国帝国主義に対する戦いが開始される。第2段階は、ブルジョワ民主主義革命が起きて、それ以降はブルジョワは革命から離れていたにもかかわらず、農民の革命に対する支持が開始される。第3段階でソビエト的な革命が起こる、こうした将来が必ずやってくるとスターリンは考えたのです。そして、中国では実際に共産革命が起こりました。 また、スターリンは日本についても言及していると鴻さんは引用します。 -- 西欧で我々の敵である者たちは、皆もみ手をしながらこう言っている。中国で革命運動が起こった。これはボルェヴィキ(ソヴィエト)が中国人民を買収したのだと悪口を言っている。これはロシア人が日本人と戦う道へと導くであろうと皆が言っている。こんなことはデタラメである。中国の革命運動は信じられないほどである。我々は帝国主義者どもの束縛から中国を解放し、中国を単一国家にするために戦っている。中国革命に共鳴している。日本もまた、中国の民族運動の力を考慮する必要があることを理解する。 -- このスターリンの日本に関する予測は当たりませんでしたが、しかし、こうした裏には、自分たちの国以外の国がどのようになっているのか、その人たちが何を願い何を考えているのか、もしかしたら事態はこうなるかもしれないということを考えながら、スターリンが記述していることがわかる、戦後、ヤスパースは我々(ドイツ人)の戦争責任を考えていたけれども、日本人はそう言ったことは考えていなかったのか。では何を考えていたのか? と鴻さんは問います。 こうした日本の盲目性に関して、森秀男が「戦中と戦後をまたぐ――『女の一生』の場合――」という論文を書いています。鴻さんたちが、『シアターアーツ』で「戦争と演劇」という特集を組んだ時に、掲載された論文です。 これは、今も繰り返し上演されている文学座の『女性の一生』という作品について書かれたものです。作者である森本薫が『女の一生』を執筆時は戦中でした。戦時中に上演されたということは、それは“反戦”演劇ではなかったということです。戦時下で上演された『女の一生』の台本は、戦後の台本とは異なります。初演台本と戦後の改定された台本、そして定本として読まれている台本がそれぞれいろんな形で違っているのです。この初演台本は長いこと簡単には読めませんでした。この経緯についてよく知っている文学座の戌井市郎などに、森秀男さんが話を聞きながら、変更箇所について調べたことがこの論文に書かれているそうです。 『女の一生』が、どのように戦前の演劇から戦後の演劇へと変わったのか? 例えば、主人公のけいが想いを寄せるが、中国へと姿を消す栄二という登場人物は、戦後の改定において、最初は左翼的な人間だったのが、転向して情報員として戦争協力する仕事などをしながら、敗戦後、帰国する、という設定がなされたりしている。 1961年の『女の一生��パンフレットで、森本薫から杉村春子に当てた敗戦前後の私信の抜粋が公開されました。また、当時舞台女優に宛てた森本薫の手紙が残っています。そこでは、森本薫が次のように言っています。 -- 1945年8月3日付 『怒涛』や『女の一生』がダメなのは、描くことだけに力を入れて自分を込めるというか、なんといったらよいかわからんが、ともかく作家自体が芝居の中で求めているものがはっきりしない。あるいはないことだ。 -- 1945年10月11日付の手紙 とにかく皆誰かなんとかしてくれるだろうという他力本願を捨てて本当に一生懸命準備しなければならん。僕は『田園』から『女の一生』までの文学座を省みて、岩田豊雄に逃げられたり、戦争にいじめられたりしながら、我々自身大して自信もなく歩いて来た道は、そう無駄な道ではなかったと思う。我々は我々が到達したところからしか出発できない。しかも我々は率直に楽しめる現代劇から真面目に社会を考える現代演劇への第一歩を踏み出している。僕は色々と取り越し苦労をしているように見えるかもしれないけれども、今回の出発に関して新しい風は左翼演劇からは現れないということを断言する。左翼演劇ではなく、自分たちのやろうとしている演劇から新しい風が吹き始める。 -- 森秀男は、「森本薫は8月15日を境に、戦中と戦後という時代をほとんど苦労なしにまたぐことができたようだ。戦争中、時局に順応した作品を書かなければならなかったことへの自責の言葉は見当たらない」と書いています。 この時、「時局に順応した作品を書かなければならなかったことへの自責の言葉」がどういう風に語られるのかについて問題にしているのがヤスパースであり、その道徳的罪であるとか、政治的罪についてを『我々の戦争責任について』で書いている。戦争犯罪を実際に犯すことと、その国の政権が独裁的で侵略戦争をしていからという理由でそれに抵抗できなかった人間は、戦争犯罪人ではない。ただし、道徳的罪はあるだろうとヤスパースは言っている。そこで、自責の言葉がどういう風に語られるのかが問題である、と鴻さんは展開します。 ◼︎日本戦時下の移動演劇 ー その問題性と魅力 ここで、鴻さんは「だんだん日本の演劇人の戦争中の行動と、それに対する戦後の自責の念のなさという私の批判が始まるのではないかと思う人もいるかもしれないのですが、こういうことを踏まえた上で、私はいま全く違うことを考え始めている。」と、日本の移動演劇の歴史について語り始めます。 例えば、戦時下の演劇が孕む問題性とその魅力が同居するときにどうしたら良いのか?  ー日本では戦中、移動演劇が盛んでした。演劇をより多くの人に見せるために、農村地帯や漁村、山村など様々な場所に展開しました。有名なのは、移動演劇の部隊であった桜隊が1945年8月6日広島にいたということです。その時に、原爆が落とされて、桜隊のメンバーが原爆で亡くなっています。(そのことを巡って、井上ひさしは『紙屋町さくらホテル』という作品を書きました。新国立劇場のこけら落としに執筆され、1997年に上演。鴻さんが劇評を執筆しています。) そして、戦争が終わり、他の移動演劇も敗戦とともに消えていき、なくなってしまいます。 演劇評論家の茨木憲は、『昭和の新劇』という本のなかで、戦後の新劇人たちは、戦時下において自分たちがやってきたことの反省において新劇活動をしなかったということを告発していると鴻さんは参照します。 日本の戦後新劇のはじまりを告げたのは、1945年12月に文学座と俳優座の合同公演として上演された、アントン・チェーホフの『桜の園』でした。1940年に国の一斉検挙があり、新協や新築地の両劇団は国情に適しないから解散するようにと命令された時、当局の推奨を受ける形で存続していた文学座は「国情に適した」劇団だったのでしょう。そして、戦後の合同公演で直ちに、雰囲気劇としてチェーホフを上演したのです。 ここには、森秀男によって詳細に分析された『女の一生』の改ざんの問題における日本の戦後新劇人の自覚のなさと共通するものが見られると鴻さんは考えます。 そして、茨木憲が著者の中で戦時下の空白期と書いているところに、実は移動演劇がありました。 戦時下に移動演劇連盟が作られたのが1941年6月。その後、1943年2月に再編成されます。この移動演劇の活動初期1年半で動員した観客の数は約450万という膨大な数に上ります。農村、山村、漁村、工場、鉱山などを周り国民に観劇の機会を与えることを目的に公演回数は3,500回を数えました。 時は真珠湾攻撃の直前。ビラ広告のキャッチコピーは「米英撃滅 今このとき!」。勇ましい宣誓文が続きます。 -- 我々は文化領域における翼賛運動の一助たる我らの職域を明瞭に自覚する 我々は協力一致の精神と誠実明朗の態度をもって我々の使命に奉仕する -- 移動演劇は、東京毎日新聞などの資本を得つつ、主に公的な資金で運営されていました。入場料は無料です。移動演劇は商業演劇のような単なる娯楽ではなく、教化=教え諭すことで、正しい国民を作っていくことを目的に上演されていたのです。 移動演劇連盟の委員長は、岸田國士。大政翼賛会の文化部長であった岸田國士が個人の資格で委員長になりました。そして、副委員長が伊藤熹朔、事務局長も兼任していました。伊藤熹朔は千田是也の兄です。このように、演劇界の重要人物たちが移動演劇連盟を仕切っていたのです。 伊藤熹朔は、昭和18年に『移動演劇の研究』という本を書いています。移動演劇は、劇場がないような場所でも上演をするので、ときには劇場作りから始めなければならず、巨大な装置は使えないという点から色々な工夫がなされていました。 ここで重要なのは、国民全員が見る体制を作ること、単に楽しむためだけでなく、国民が考える場所を提供することを目的に移動演劇が作られたと書かれていることだと鴻さんは指摘します。 いろいろな場所で上演できるような一種の実験的な試みを展開しつつ、新しい創意工夫のもとに移動しながら演劇を上演していく、こうした移動演劇という新しい様式を作り上げていったと伊藤熹朔は書いています。 鴻さんは、この研究書を読みながらロシア・アヴァンギャルドのアジプロ演劇を想起したそうです。ロシアでは、1918年にボルシェビキのプロパンダ演劇のための劇場が列車となり移動し上演するアジプロ列車というものができました。アジプロ船もありました。 当時の日本ではアジプロ列車についてどの程度知られていたのか不明ですが、移動演劇では、舞台美術家である伊藤熹朔が中心を担って、プロセニアム劇場ではない形の舞台で、どういう演劇を、具体的に作っていくのかが模索されました。 このように、劇場なしでの上演を巡って移動演劇に新しい可能性があると考えた人たちがいて、それが国策で行われました。非常事態において行われていたことが、重要な演劇的な意味合いを持っている可能性があると鴻さんは論じます。 研究書の中で伊藤熹朔は、移動演劇の起源はギリシア演劇の起源にあるテスピスの車輪だと書いています。そうした歴史的な起源にまで遡りながら、伊藤熹朔は自分たちがやっていることは芸術的な革新運動であると思っていた。それを国策演劇であるということで切り捨ててしまうと、その面が見えなくなってしまう。一方で、独裁政権化の軍事政権ファシズムが演劇による総力戦化という中でそういうことが行われていたことは事実です。この2つの歴史的事実���どう繋げて考えていくことができるのか? さらに、植民地主義の抱える矛盾。ソビエト科学アカデミーの中の歴史書シリーズの中に、「植民地に対する侵略と略奪がなければ資本主義の成長はありえない」という一文があります。資本主義がなければ私たちはいないのだけれども、その植民地をいかに解放するのかというシモンヌ・ヴェーユの悩み。 それらの文脈の中に、日本の移動演劇がどう位置付けられるのか? 鴻さんは、日本の植民地主義や戦争責任を巡る議論と移動演劇の活動を参照しながら、それを演劇論として論じるのは非常に困難な作業であるが、そうした探求を進めることこそ演劇研究の役割であると言って講義を終えました。 参考文献: カール・ヤスパース『われわれの戦争責任について』(橋本文夫訳、ちくま学芸文庫、2015年)[ドイツ語原典は、1946年出版、初訳は、1950年桜井書店から『戦争の責罪』として刊行され、その後『責罪論』、『戦争の罪を問う』などのタイトルで幾度も出版されている]。 伊藤喜朔『移動演劇十講』(健文社、1942年) 伊藤喜朔『移動演劇の研究』(電通出版部、1943年) シモーヌ・ヴェーユ『シモーヌ・ヴェーユ著作集1:戦争と革命への省察』(春秋社、1968年) スターリン『スターリン全集』7、10(大月書店、1952、53年) 文/椙山由香 
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jushosaku · 2 years
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日本アカデミー賞:受賞作ドットジェイピー
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blue-item · 2 years
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ゲスト◇岸本力(Chikara Kishimoto)バス歌手
東京藝術大学卒業、同大学院修了。1973年日本フィル「第九」、大阪フィル「森の歌」でデビュー。1976年文化庁派遣芸術家在外研究員としてイタリア、オーストリアに留学。1977年ローマ・サンタ・チェチーリア・アカデミー修了。第41回日本音楽コンクール第1位、第17回海外派遣コンクール特別賞。第5回チャイコフスキー国際コンクール最優秀歌唱賞。ジュネーブ国際コンクール銀賞、ヴィオッティ国際コンクール銀賞。NHK-TV・ラジオなどに出演する他に《第九》《森の歌》などバス・ソロ1984年の「ショスタコービッチ歌曲の夕べ」のリサイタルでは第39回文化庁藝術祭で最優秀賞受賞。オペラでは、《ボリス・ゴドゥノフ》、《夢遊病の女》、《魔笛》、 《青ひげ公》《セヴィリアの理髪師》《モーツァルトとサリエリ》《コシ・ファン・トゥッテ》《フィガロの結婚》《後宮からの誘招》《ドン・カルロ》《シモン・ポッカネグラ》《ペレアスとメリザンド》《ムツェンスク郡のマクベス夫人》《修道院���の結婚》《シンデレラ》《修禅寺物語》《乙女の塔》等、主演級で数多く出演。1993年には、タン・ドゥン作曲「オーケストラシアターIL Re」(岩城宏之指揮/東響)の世界初演のに出演し話題を呼んだ。また2003年・2004年・2006年と日本フィル主催「ロシア民謡コンサート」を開催し成功をおさめた。2001年にキング・インターナショナルより「つかれた太陽 岸本力・ロシア民謡集」をリリース。2012年「プーシキン・メダル受賞記念リサイタル」開催。2013年「デビュー40周年記念リサイタル」開催。2019年「第33回岸本力 バス・リサイタルーロシア古典歌曲からソヴィエト映画音楽へ」開催。ロシア音楽をライフワークにしており、未知の歌曲郡の紹介、ロシア歌曲の編集などの活動はめざましく、日本屈指のバス歌手であると同時にロシア音楽の第一人者である。2010年12月「永年にわたり、ロシア芸術歌曲や民謡を中心に優れた演奏をし、我が国におけるロシア音楽の普及・振興に多大な貢献をしたとして」文化庁長官賞受賞。 2012年2月ロシアのメドベージェフ大統領から、ロシア文化の振興への貢献を讃え日本人歌手として初めてのプーシキンメダル(ロシア文化勲章)受章。2012年11月茨木市民栄誉賞受賞。2015年ロシア声楽コンクール主宰。 武蔵野音楽大学、桐朋学園大学大学院 各非常勤講師。日本音楽コンクール 静岡国際オペラコンクール、チェコ音楽コンクール等の各審査員歴任。 日本・ロシア音楽家協会副会長。二期会会員。2022年11月14日(月)「デビュー50周年記念リサイタル(東京文化会館小ホール)」を開催予定。日本演奏連盟会員。二期会会員。二期会ロシア東欧オペラ研究会及び二期会ロシア歌曲研究会代表。
※プロフィールは、2022年のものです。
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toshihikokuroda · 2 years
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ロシアのウクライナ侵略
大学人に抗議広がる
2022年3月8日【3面】
 ロシアによるウクライナ侵略に対し、大学人の間に抗議の声が広がっています。
 国際基督教大学、朝日大学、学校法人立命館の各学長・総長の声明は、平和を求める建学の立場からロシアの軍事侵攻を非難。新潟県立大学、北海道大学、龍谷大学、東京外国語大学などの学長は、交流の深いウクライナやロシアの学生・大学関係者を憂慮しています。
 同朋大学の学長は、戦争放棄をうたう日本国憲法の意義を強調。大学は学術研究を通して、世界の平和の実現、学生の人格形成、人間の尊厳の確立を目的とする教育機関であり、武力による侵略は許せないと述べています。
 安全保障関連法に反対する学者の会は、ロシアの科学者らによる「抗議声明」を支持した上で、この機に乗じた日本国内の「憲法改正と軍事力の強化をもくろむ動き」に強く抗議。ノーベル賞受賞165人は「戦争は、不当で、残虐で、将来に何も生み出さない」と主張しています。
声明発表の団体
 ロシアによるウクライナ侵略への抗議声明・メッセージを発表した大学・学術団体などは、以下の通り(発信日付順)。
〈学長発信〉
・広島大学
・東京大学
・朝日大学
・新潟県立大学
・大阪観光大学
・北海道大学
・龍谷大学
・東京農業大学
・福島大学
・国際基督教大学
・学校法人立命館
・武蔵野大学
・京都市立芸術大学
・上智大学
・東京外国語大学
・北海学園大学
・長崎大学
・東京基督教大学
・立教大学
・関西大学
・聖学院大学
・桜美林大学
・同朋大学
・明治大学
・酪農学園大学
・神戸市外国語大学
・九州大学
〈有志等発信〉
・龍谷大学有志
・長崎大学核兵器廃絶研究センター
・北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター
・北海道大学高等教育推進機構マガジン編集部
・自由と平和のための京大有志の会
・東北大学東北アジア研究センター
・日本学術会議会長
・明治学院大学国際平和研究所有志
・世界平和アピール七人委員会
・早稲田大学文学部ロシア語ロシア文学コーススタッフ一同
・立憲デモクラシーの会
・安全保障関連法に反対する学者の会
・ノーベル賞受賞者165人
・Gサイエンス学術会議の参加アカデミー
・一般社団法人日本私立大学連盟
・藤女子大学日本語・日本文学科専任教員一同(7日判明分)
(しんぶん赤旗)
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ayumi-academy · 3 years
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これは、大きなニュースです! あゆみ音楽教育アカデミーの講師陣に、とてもビッグな先生に来ていただけることとなりました。庭野 隆之(にわの たかゆき)先生です。この数十年間、沖縄のクラシック音楽界を支え、導いていらっしゃった大先生です。沖縄県立芸術大学音楽学部オーケストラ、沖縄フィルハーモニー管弦楽団、そして最近では石垣フィルハーモニーの指揮もされています庭野先生は、東京芸術大学、ドイツ・ハノーファー国立音楽舞台芸術大学ソリストコース出身。今後もチェロを沖縄の子供たちに広めていきたいというお考えのもと、あゆみアカデミーでも教えていただけることになりました。今までの先生の生徒からは、東京芸術大学、桐朋学園大学音楽学部など日本を代表する音楽大学へ進学された方も多く、これからチェロを学ぶ生徒たちが大きく成長していくことをアカデミーとしても希望しています。
***** ***** *****
庭野 隆之 チェロ cello : Prof. Takayuki Niwano
東京藝術大学付属音楽高校を経て同大学卒業(器楽科チェロ専攻)。Hannover国立音楽舞台芸術大学ソリストコース修了。ドイツ国家演奏家資格取得。読売新聞社主催新人演奏会、東京藝術大学室内楽定期演奏会等に出演。ドイツ及び日本においてリサイタルを多数開催。ヴィンクラー室内オーケストラ等、数々のオーケストラと協奏曲を多数共演。帰国後1985年から1990年まで東京シティフィルハーモニック管弦楽団首席奏者を務める。
カンマー・ゾリステン21、沖縄県立芸術大学音楽学部オーケストラ、沖縄フィルハーモニー管弦楽団、石垣フィルハーモニー管弦楽団、東京電機大学管弦楽団等を指揮し好評を博す。2014年12月Beethoven交響曲第9番「合唱」付きを石垣市にて初演する。2015年より沖縄平和祈念堂にて、平和を祈念して沖縄県立芸術大学オーケストラによるモーツァルトレクイエムを指揮する。
指揮を江上孝則、ヴァイオリンを加宮令一郎、井上武雄、チェロを堀江泰氏、レーヌ・フラショ、三木敬之、広田幸夫、G. メッツマッハー、K. へスラーの各氏に師事。CELLISSIMO(沖縄・鹿児島)主宰。バッハ・ゾリステンOKINAWA正指揮者。沖縄フィルハーモニー管弦楽団常任指揮者。石垣フィルハーモニー管弦楽団芸術監督。アーク・ジュニア・アンサンブル代表。八重山ストリングス音楽監督。マエストロ杯日台国際児童コンクール審査委員長。
現在、沖縄県立芸術大学名誉教授。
***** ***** ***** ***** *****
追記:携帯でこのサイトを見るとページの切り替えがわかりにくいとのご指摘を受けましたので、以下に主なページを記載します。
講師紹介:https://ayumi-academy.com/teacher
youtube案内ページ:https://ayumi-academy.com/youtube
アカデミー弦楽合奏団:https://ayumi-academy.com/stringorchestra
アクセス:https://ayumi-academy.com/access
アカデミー通信より:https://ayumi-academy.com/tsushin
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shintani22 · 2 years
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2022年1月9日
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プラネテス 今夜7時放送開始‼ ……You copy?(NHKアニメ)
2075年。地球、宇宙ステーション、月の間を旅客機が普通に行き交う世界で、ハチマキたちはどう想い成長していくのか。
約18年ぶりの放送です。ぜひご覧ください。第1話「大気の外で」 Eテレ 9(日)夜7:00
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【大切なお知らせです😊】 「安住紳一郎の日曜天国」公式YouTube始めました
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【本日 (1/9)の広島県内の感染状況】(広島県)
広島で619人感染確認 過去最多を更新(中国新聞)
広島県では9日、619人の感染確認が発表されています。3日連続で過去最多を記録しています。
広島市では404人の感染確認が発表されました。1日の発表では、3日連続で過去最多を更新しています。県内では、呉市で43人、福山市で32人などあわせて619人の感染が確認されていて、県全体でも3日連続で過去最多を更新しています。
一方、福山市は市内で初めてオミクロン株の感染が確認されたと発表しました。10歳未満から50代の5人でいずれも軽症です。10歳未満の患者以外の4人は、ワクチンを2回接種していたということです。
また、呉市でも2人のオミクロン株への感染が確認されたと発表しました。
広島で「まん延防止」始まる 9日(RCCニュース)
9日から広島県内の13市町で「まん延防止等重点措置」の適用が始まりました。
「きょうからまん延防止等重点措置が適用され、こちら広島城では休館に入りました」(藤森憲也記者)
息子の結婚式を前に、富山から訪れたというこちらの男性はー
「息子の結婚式は今まで2年間で3回のびた。コロナ禍が収まったから、きょうだと決めてた。急だからキャンセルもきかないし、式をやろうと。いまいち盛り上がらないだろうな」
重点区域となった広島市では、営業時間の変更や休業を伝える掲示が目立ちました。こちらのデパートでは、レストラン街の営業時間の変更と酒類の提供が中止されるということです。
「極力外出を控えようかなと。医療体制のひっ迫が心配」(買い物客)
期間は今月末までで、県は重点区域では、外出機会の半減を要請しています。
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全国で新たに8078人感染 2日連続で8000人超、歯止めかからず(毎日新聞)
新型コロナウイルスの感染者は9日(午後6時半現在)、全国で新たに8078人確認された。2日連続で8000人を超え、感染拡大に歯止めがかからない状態が続いている。
まん延防止等重点措置が9日から適用された広島、山口、沖縄の3県も拡大傾向が収まらない。沖縄県の新規感染者は1533人で、1日あたりの感染者が3日連続で1000人を超えた。広島県の新規感染者も619人で、3日連続で過去最多を更新。山口県は152人となり、5日連続で100人を超えた。
東京都の新規感染者は8日より1人少ない1223人で、前週の日曜(2日)の約15倍に上った。大阪府も2日連続800人超の880人で、前週の日曜の約15倍となった。神奈川県は443人、埼玉県は401人で、いずれも2021年9月中旬以来、400人を超えた。【関谷俊介】
在日米軍の外出制限で大筋合意、日米合同委での議論指示=首相(ロイター)
岸田文雄首相は9日、NHKの日曜討論で、在日米軍周辺での新型コロナ感染拡大に関し、在日米軍の不要な外出を認めないことで米側と大筋合意したと述べた。日米合同委員会でも議論するよう指示したという。
岸田首相は、在日米軍周辺の自治体での感染拡大を深く懸念しているとした上で「日米外相電話会談や外務・防衛閣僚協議(2プラス2)で米国側に対応を求め、その後の協議の結果、早期に不要な外出はしっかり制限する、不要な外出は認めないことで大筋合意するところまできた。今詳細を詰めている」と述べた。
米軍の体制が十分だったかどうかという点に関しては、「日米地位協定に基づく日米合同委員会の場において、保健・衛生について議論を行うよう指示を出した」と語った。日米地位協定を見直す可能性については「地位協定そのものに踏み込むことは考えていない」と改めて否定した。
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広島ロケの「ドライブ・マイ・カー」が4冠、全米映画批評家協会賞 西島秀俊さん主演男優賞(中国新聞)
【ロサンゼルス共同】全米映画批評家協会は8日、第56回同協会賞の授賞作品を発表、浜口竜介監督の「ドライブ・マイ・カー」が作品、監督、脚本の各賞に輝き、主演の西島秀俊さんは主演男優賞を獲得した。配給元によると、主演男優賞の受賞はアジア人初。同作品は3月の第94回アカデミー賞でも国際長編映画賞(旧外国語映画賞)部門の候補に名を連ねており注目が高まっている。
「ドライブ・マイ・カー」は村上春樹さんの短編小説が原作。妻を亡くした舞台俳優・演出家が演劇祭のため訪れた広島で専属運転手の女性と出会い、自身の悲しみを見つめ直す姿を描く。全体の3分の2が広島県内で撮影され、広島市中区の平和記念公園や平和大通り、西区の広島高速4号線、呉市の安芸灘大橋や御手洗地区などがロケ地となった。
昨年7月のカンヌ国際映画祭では脚本賞を受賞。12月のロサンゼルス映画批評家協会賞でも作品賞と脚本賞に選ばれるなど高い評価を受けている。
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kitobotanical · 4 years
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国際園芸アカデミーという大学で父親が非常勤講師として1年に1回講習を行なっているのですが、2/13,14と初めてアシスタントとして付いていきました。 盆栽とはなんぞやという哲学的なところから、技術的な事まで一通り教え、2日間で盆栽を1つ仕上げるところまでやりました。 20歳前後の子たちには盆栽はどう感じたのか分かりませんが、こういう世界があるんだな。と思ってもらえるだけでも充分だと思います。 #kito #杜kito #盆栽 #国際園芸アカデミー #芳津園 (岐阜県農業大学校) https://www.instagram.com/p/B8nxImUFPzR/?igshid=1hz42ky7223i0
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taiyoutomoyamizuno · 4 years
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  “ SORAとDAICHIの境界線 ”   徳竹秀美 陶展  @hidemitokutake_ceramics   2020/8/12(水)-8/20(木)  12:00-17:00  ◎休館日 15日(土) 16日(日)(定休日)   ◎作家在廊日◎ 12日(水)・13日(木)・14日(金)・20(木)    德竹秀美  2011 ナショナルアート・スクールシドニー オーストラリア、大学院、陶芸学科 1999 愛知県瀬戸窯業高校専攻科陶芸学科   2016 スカルプチュア・バイ・ザ・シー シドニー、オーストラリア 入選 2014 スカルプチュア・バイ・ザ・シー シドニー、オーストラリア 入選 2012 スカルプチュア・バイ・ザ・シー シドニー、オーストラリア 入選 2001 豊田美術展 市長賞  個展 2019ほの国百貨店 豊橋 2018 無我園 碧南 2015 ワタソン・アートセンター キャンベラ、オーストラリア 2012 アップル・ハウス デンマーク サイスキャロライナ大学 サウスキャロライナ、アメリカ ワップス ワトソン グラースコ、スコットランド  グループ展 2019ギャラリー terra デレフト、オランダ    ギャラリー北野坂 神戸    ギャラリーいまじん 岐阜 2018リンタオ美術館 リンタオ、中国    48th IAC メンバー 東方美人‘’ 鶯歌陶芸美術館、台北、台湾  収蔵品 ダブリン美術館 ダブリン、アイルランド 鶯歌陶芸美術館 台北、台湾 リンタオ美術館 リンタオ、中国  国際アカデミー(IAC)所属 448-0034 愛知県刈谷市神明町4−713 [email protected] http://www.hidemitokutake.com/ Instagram: hidemitokutake_ceramics  たいようでの初個展になります。陶器で作った彫刻的な造形をお楽しみ下さい。  瀬戸とオーストラリアで陶芸を学ばれた後、愛知県に工房を構える現在も、中国やアメリカなどで滞在制作。  その作風は多種多様な技術や文化、体験を重ねて変化を続けてきました。  その中で最も大きい要素の一つは、オーストラリアで初めて目の当たりにした、大地や植物などの独自の自然で、現在の手びねり成形の造形作品に大きく影響しています。     #陶芸家  #陶器 (たいよう Taiyou Human Connection Natural Cafe / Shop / Space) https://www.instagram.com/p/CDdROjVlp3z/?igshid=1h8kjh8zd3nxv
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blue-item · 3 years
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ゲスト◇黒沼ユリ子(Kuromnuma Yuriko)ヴァイオリニスト
1940年、東京生まれ。ヴァイオリニスト。 小学5年で全国学生音楽コンクール第 1 位ならびに文部大臣賞。桐朋学園高校 1 年で日本音楽コンクール第 1 位ならびに特賞を受け 17歳でNHK交響楽団とデビュー、翌年ヨーロッパ留学。プラハ音楽芸術アカデミー在学中の60年 、プラハ 現代音楽演奏コンクール第1位 。62年プラハ交響楽団とヨーロッパ・デビュー。同アカデミーを首席で卒業後、著名な指揮者やオーケストラとニューヨークのカーネギーホールなど世界各地で共演 。80年、在住するメキシコで「アカデミア・ユリコ・クロヌマ」を開校、訪日演奏旅行で両国の友好を深める(アカデミアは2012年閉校)。2014年、 引退リサイタルで御宿町への帰国移住を宣言。 現在は同町に創設した「黒沼ユリ子のヴァイオリンの家・ 日本メキシコ友好の家」内のホールなどで室内楽コンサートを続けている。メキシコより「アステカの鷲」勲章叙勲、「トラテロルコの鷲」銀賞、「モーツアルト・メダル」「演劇・音楽評論家賞」受賞。日本では「外務大臣表彰」「国際交流基 金奨励賞」「大同生命地域研究特別賞」「ソロプチミスト日本財団・千嘉代子賞」受賞、2009年「旭日小綬章」叙勲。『メキシコからの手紙』『メキシコの輝き』『アジタート・マ・ノン・トロッポ』『ヴァイオリン・ 愛はひるまない:プラハからメキ シコへ』『ドヴォルジャーク――その人と音楽・祖国』『のこす言葉――ヴァイオリンで世界から学ぶ』など著書多数。最新CDにメキシコのヴァイオリン曲のみによる『わが心のメキシコ』(『二つの世紀のはざまで』(再販)『黒沼ユリ子 チェコ・ ヴァイオリン音楽選』(再販)がある。
※プロフィールは2021年のものです。
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cookingarden · 4 years
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スパイク・リー監督『ブラック・クランズマン』 原題:BlacKkKlansman 制作:アメリカ, 2018. 奇想天外な構成にコメディのスパイスを効かせた娯楽性とともに、社会派監督スパイク・リーらしい、人種差別に反対する強いメッセージが込められた作品。古い映画の挿入や、二つの場面をカットバックする手法により、映像作品の持つ光と影が浮き彫りになっています。 トランプ大統領の口癖、「アメリカ・ファースト」の秘密に迫る展開も見どころです。(7,290文字)
題材となったマジでリアルな事件
奇想天外な設定が生み出すスリルとユーモア
思いがけない話の結末だが・・・
最後の5分に込められたメッセージ
「アメリカ・ファースト」の正体
南軍旗に引き継がれた黒人差別の象徴
白人至上主義に影響をもたらした映画『國民の創生』
映像メディアの光と影
題材となったマジでリアルな事件 『ブラック・クランズマン』は、どうやら実話らしい。テロップがこう言っている。
この映画は、マジでリアルな話がベースだ。
アメリカは1950年代から、黒人を中心とした人種差別の撤廃や公民権を求める運動が高まりを見せた。この運動は1964年に公民権法の制定をもたらし、南北戦争時代から続いてきた法の上での人種差別は終わりを告げることになった。同じ年には公民権運動への貢献が評価され、キング牧師がノーベル平和賞を受賞している。しかしその後も、黒人、ユダヤ人、共産党員などへの差別が絶えることはなかった。 本作は、1979年にアメリカのコロラドスプリングスであった事件を題材に、公民権法の成立後も密かに活動を続けてきた白人至上主義団体KKK(クー・クラックス・クラン)への潜入捜査と、そこで起きた出来事を描いている。だが、『ブラック・クランズマン』の見どころは、映画の題材となった事件の描き方だけに留まらない。 奇想天外な設定が生み出すスリルとユーモア 社会派映画監督といわれるスパイク・リーだが、本作は映画的なスリルにコメディのスパイスを効かせた仕上がりになっている。まず驚くのが、潜入する二人の警官が黒人のロンとユダヤ人のフィリップというまさかの設定になっていることだ。反黒人はもちろん反ユダヤ、反共を唱える白人至上主義の団体に、よりによって最も不適格な二人が潜入する。これがスリルを生まないわけがない。 しかも、黒人が電話の声、ユダヤ人が顔と体と役割を分けることで、コメディの味わいも加えられている。黒人訛りと白人の喋り方を使い分けるロン、黒人のロンから喋り方のクセを教わるフィリップの様子など、笑える場面はけっこう多い。本作はロン・ストールワースによる同名の原作にもとづくとはいえ、こうした演出はスパイク・リー自身による脚本の巧みさによるものだろう。1) 思いがけない話の結末だが・・・ 映画の見せ場は、ロンが捜査資料を得ようと白人を装い電話で入団書類を請求したところからはじまる。KKK支部長のウォルターがロンの話しぶりを気に入り面会を希望したことから、大急ぎで白人の捜査官フィリップが捜査に加わる。こうして、電話での応対はロン、面会や会合にはフィリップがロンを装って出向くという、二人一役の潜入捜査がはじまる。 入団資料を取り寄せることが現実の潜入捜査につながるとは考えにくいが、この奇想天外な作戦は何度かの危機を乗り越えながらも成功し、ロンは入団証を手に入れる。しかし、ロンに猜疑心を抱く過激な支部員フェリックスは入団式の当日、警察官フィリップに逮捕されたことがある友人の告発でロンの正体を知ることになる。このときフェリックスは、人種差別反対を訴える黒人集会を妨害しようと、運動の指導者パトリス(容姿からブラックパンサー党の女性リーダーだったアン���ェラ・デイヴィスがモデルに思える)の殺害を���てていた。ロンの正体を知ったその日フェリックスは、妻のコニーにパトリスのアパートへ爆弾を運ばせ、頃合いを見て遠隔操作で起爆する算段だったのだ。 しかし、アパートの郵便受けに爆弾が収まらず、コニーは道路脇に放置された彼女のクルマの下に爆弾を置く。このシナリオの変更がフェリックスに災いをもたらすことになる。起爆のためリモコンを手にクルマに乗り込んだフェリックスは、身を隠すためパトリスのクルマの脇でスイッチを操作したことで、自爆の引き金を引いてしまうのである。 この顛末にわたしは意表を突かれた。潜入捜査の発覚により、警察と秘密結社の抗争劇に発展する展開を思っていたからだ。そして、フィリップは殺されるのではないか、集会のさなかパトリックは爆殺されはしないか、そして秘密結社の暴力性や過激な排他性が裁かれる結末を予感した。 しかし、ロンもフィリップもパトリスも、誰ひとりとして傷を負わず、猜疑心に固まった過激派のフィリックスだけが自分が仕掛けた爆弾の犠牲になる。率直にいって、映画のハイライトとしては作りがチープだ。この思いがけない展開に、人種差別組織の不当さを訴える映画としてはどこか攻め手を欠いた、いかにも丸く収めましたという粗末さを思った。 このあと映画は、爆弾事件で潜入捜査を終え、パトリスらを災難から救った警察官たちが事件の終結を祝う場面を描ていく。一方、黒人とユダヤ人に潜入捜査をされた挙げ句にフェリックスらの団員を失ったKKKは白装束を被り、十字架を燃やす儀式のなかで復讐の誓いを新たにする。その燃え盛る十字架に向かって、ロンとパトリスが銃口を向ける。いかにも映画の結末を思わせるカットが映し出される。エンドロールがはじまると思った。想像よりもつまらなかった映画に物足りなさを覚えはじめた・・・ 最後の5分に込められたメッセージ しかし、予想に反しエンドロールは現れなかった。代わりに出てきたのは、現実の騒動を伝える映像だった。突然、1979年から現在へと映像が切り替わったのである。 2017年8月12日、南部バージニア州シャーロッツビルで起きた奴隷解放公園での事件を伝える記録動画が映し出される。道路上で繰り広げられる、市民同士の激しい殴り合いを伝える映像だ。南軍旗を掲げる者、ナチスの鉤十字の旗をかざして行進する者もいる。2) 場面が切り替わり、今度はトランプ大統領の会見が映し出される。事件を受けてその日に行われた会見の様子だ。トランプ大統領は次のように述べている。
一方に悪い集団がいて、一方に暴力的な集団がいた 全員がネオネチではないし、白人至上主義者ではない なかには非常にいい人たちもいた
その直後、デビッド・デユーク元KKK大魔道士/理事の肩書とともに一人の人物が現れインタビューに答える。
今日ここで、私は確信した トランプ氏が選挙戦で言及していたことが、本当だとわかった これが第一歩だ これは、アメリカを取り戻す第一歩なんだ アメリカ・・・・
「アメリカ」のあとどう言ったか、わたしには聞き取れなかった。「ファースト!」と叫んだようにも思えるが先入観かもしれない。 このあと再び、溢れる人々のなかにクルマが突進し、幾人もが跳ね飛ばされる映像が流される。クルマが猛スピードで群衆に突っ込む。崩れ落ちて倒れ泣き叫ぶ声と人々が入り乱れる。上空からの映像は、まるで魚の群れを船が進むかのように、クルマが群衆をかき分ける様子を捉えている。これは現実に起きた実際の映像だ。 そして、現場で亡くなったヘザー・ヘイアー氏が映し出される。(その後、彼女が亡くなった道路は「ヘザー通り」と名付けられた)この惨状を当時の記事は、「白人極右集会に抗議する人たちの間に自動車が突入し、1人が死亡し19人が負傷した。」と伝えている。3) そして5分後、画面いっぱいに上下が反転した星条旗が現れる。その映像から次第に色が抜け、ついにモノクロの星条旗に置き換わる。黒人と白人は明確に分かれ、異常な状態に置かれている現状がシンプルな映像に凝縮されている。スパイク・リー監督らしい、メッセージ性の強い終わり方だと思った。 「アメリカ・ファースト」の正体 さて、ここからがこの映画の本題である。 実は、『ブラック・クランズマン』には二人のデビッド・デュークが登場する。最後の5分で元KKK大魔道士の肩書でインタビューに答える2017年の実際のデビッドと、1979年のコロラドスプリングスでKKKの最高幹部を務める物語中のデビッドの二人である。物語のデビッドはトファー・グレイスが演じているが、映画の構成上は年齢の異なる同一人物として描かれている。1979年のデビッドは、ロンの入団式のパーティーで乾杯の挨拶を行い、次のように述べる。
真の米国白人種 南部の偉大な遺産のバックボーン 感謝したい 決して祖国を二の次にしなかった アメリカ・ファースト アメリカ・ファースト
そしてパーティー会場は、アメリカ・ファーストの歓声に包まれる。このときのアメリカ・ファーストが、38年後の現代社会でトランプ大統領が口にする、「アメリカ・ファースト」につながると思わせる描き方である。わたしたちは2020年のいま、トランプ大統領の決り文句として「アメリカ・ファースト」を繰り返し耳にしている。多くの人々にとって「アメリカ・ファースト」はトランプ大統領の代名詞のようなものだろう。 しかし、これはトランプ氏が独創したフレーズではないようだ。実際、実在するデビッド・デューク氏はトランプ大統領の「アメリカ・ファースト」を聞いた際、「あの言葉は俺が元祖だ」と述べたという。4) おそらくスパイク・リー監督は『ブラック・クランズマン』を通じて、「アメリカ・ファースト」の正体を暴こうとしたのではなかっただろうか。わたしたちが気楽に聞き流すアメリカ大統領の言葉には、いまなお白人至上主義の伝統が引き継がれているというメッセージなのだろう。聞き慣れて親しんだはずの言葉の正体が、見事に可視化されている。 南軍旗に引き継がれた黒人差別の象徴 『ブラック・クランズマン』には、もうひとつの重要な示唆が込められている。映像メディアが持つ光と影である。この映画では、二つの古い映像が重要な役回りを果たしている。 ひとつは、冒頭で流れる1939年制作の映画『風と共に去りぬ』の挿入である。「スワニー河」のメロディーが流れ、疲弊した白人兵士の群れに「神様、助けて」「南部連合をお救いください!」の字幕が被さる。そしてパンしたカメラにゆっくりと南軍旗が写し込まれる。先の5分間の映像でも触れたように南軍旗は現在、KKKによって白人至上主義の象徴として利用されている。 この差し込み映像のあと、ケネブルー・ボーリガード博士なる人物による古めかしい演説が流れるが、1958年生まれの俳優アレック・ボールドウィンがそのままの年齢で演じているので、この場面は本作のなかでの演出だろう。白人至上主義の口上をする彼の背後には、はやり南軍旗が掲げられている。彼は、
白人の子供たちは、劣等人種との学習を強いられています 我々は棺に、黒い棺に押し込まれ米国は雑種国に堕ちんとしている マーティン・ルーサー・クーンの黒狸と、共産党員養成所のキング牧師 アカ軍団による公民権攻撃で、白人プロテスタントの価値観は危機に 大切な白人の子供をニグロと同じ学校に?
などと、激しい口調で黒人、共産党員、ユダヤ人への罵詈雑言を並び立てる。ちなみに、「クーン(Coon)」は黒人を侮辱する差別用語である。この聞くに堪えないおよそ3分間の演説がどこに向けて発せられたものかは示されていない。しかし、映像に「そう、アジテーターよ!」「あなたにも(ご加護を)。」といった女性の声が被さり、投影機の姿が映ることから、この種の扇動映像が人々の間で流布し、演説に賛同する人々に影響を与えていたことを暗示するものだろう。 白人至上主義に影響をもたらした映画『國民の創生』 もうひとつは、フィリップらをメンバーに迎え入れるKKKの入団式のあと上映される、『The Birth of a Nation(國民の創生)』と題された映画である。この映画は1915年に映画監督とデヴィッド・ウォーク・グリフィスによって作られた。グリフィスについて書かれたWikipediaによれば、「KKKの誕生物語を南部白人の立場から描いた物語だったため、北部においては上映拒否されたり、黒人の差別描写で物議を醸したが、作品自体は大ヒットした。」とある。5) 『國民の創生』は無声映画だが、入団式の上映会では団員の婦人らも招かれ、黒人が白人に虐げられたり、黒人がヘマをしたり無様な様子が映されるたびに歓声が沸き起こる様子が描かれている。そしてKKKが登場するクライマックスで観衆は立ち上がり、団員たちは「吊るせ!」、婦人からは「絞首刑よ!」の叫び声が上がる。こうして「ホワイト・パワー!」の歓声のうちに上映会は終わる。 本作では、この入団式の描写と並行して行われているもうひとつの集会が描かれている。これが冒頭で述べたパトリス達の黒人集会である。ここでは黒人のジェロームが語り部(なんと、歌手のハリー・ベラフォンテが演じている!)を務める。集会の様子は『國民の創生』とシンクロするように互いに映像を切り替えながら同時進行で挿入され、両者を対比しながらメッセージ伝える仕掛けになっている。 ジェロームは、「あれが起きたのは、テキサス州ウェーコ、1916年5月15日だった」と、17歳の黒人少年ジェシー・ワシントンの事件を語りはじめる。そして、「ジェシーには知的障害があり、白人女性ルーシー・フライヤーをレイプした廉で逮捕起訴され、白人陪審員全員の評定による有罪の宣告を受けた」と話しを進める。 このときKKKの入団式では最高幹部のデビッドが、ショックレー博士(トランジスタの生みの親)の研究を引き合いに「我々の血管には優生人種の遺伝子が流れている、優生学は議論の余地がない事実だ」と延べ、その事実を祝福したいと全員に白装束を被るように促す場面が描かれる。 黒人集会ではジェロームの語りが続いている。「評決のあとすぐにジェシーは外に引きずり出され、人々に刺されたり蹴られたりして血まみれになったあと睾丸を切られた。警察は見るだけで、人々はジェシーの指を切り、体に石油をかけ火の中に投げ込んだ。何度も、何度も。カメラマンがその一部始終を写真に撮り、絵葉書として売られた」と。 そしてジェロームは、「この事件が起きた背景にはひとつの映画があった。1年前に公開された『國民の創生』が影響し、クー・クラックス・クランを再生させた」と言う。 ちょうどそのとき、KKKの入団式会場では式が終わり、『国民の創生』が上映されるシーンに切り替わる。会場から「吊るせ!」の叫び声が上がり「ホワイト・パワー!」の歓声が起こるのは前述したとおりだ。一方の黒人集会ではジェロームが「だから今日我々はここに集まった。ブラック・パワーの名の下に」と語り終えると、会場は「ブラック・パワー!」の歓声に包まれる。 この後、画面はKKKでデビッドが乾杯の挨拶をする場面に切り替わる。ここでデビッドが聴衆に語りかけるのが、前述の「アメリカ・ファースト」である。 映像メディアの光と影 一連のカットバック全体の流れから明らかなように、『ブラック・クランズマン』でスパイク・リー監督は、差別される側と差別する側の考え方や立場の違いを、実に明確な対比構造のなかで描いている。この両極を象徴したものが、映画の最後に映し出される、白と黒の反転した星条旗であることはいうまでもない。 なぜ、同じ人間のなかに、これほど深刻な分断が生まれたのか、その理由を語ることは容易ではない。しかし、本作が明らかにしたことがある。それは映像作品が持つ恐るべき影響力である。 この映画のクライマックスは爆弾事件には置かれていない。ほぼ隣り合わせの場所で、ホワイト・パワーとブラック・パワーが同時進行する一連の描写こそが、この映画の真骨頂だろう。そこに描かれているものは何か? それは、人が信条によって大きく姿を変えるものであり、映像はその信条に大きな影響を与えるという事実だ。 スパイク・リー監督は本作を通じて、映画『國民の創生』や会員向けの扇動映画のようなものが、白人至上主義団体KKKの結成や団結、あるいはその復活に利用される様子を描いた。映像作品が人々の気持ちを高ぶらせ、法を逸脱した裁きやリンチへの扇情を掻き立て、犯罪にまで発展させる手段として使われてきた描写は悲しくもリアルだ。しかし、だからといって、『國民の創生』という古い映画に蓋をして閲覧を禁止することはできない。リー監督は本作を通じて、「ヒドイ映像には蓋をして鑑賞を禁止しよう」と主張���ているわけではない。本作では、むしろその反対のことが行われている。 かつて人々に白人至上主義をもたらした『國民の創生』が、本作では、批判の対象として逆説的なメッセージを伝える手段に位置づけられている。最後の5分で描かれる2017年のシャーロッツビルの事件映像も、その悲惨さと暴力性を訴えるメッセージとして、反白人至上主義の主張につながっている。本作を観ることで、いままで聞き流していた「アメリカ・ファースト」に違和感を覚え、トランプ氏の考え方から距離を置こうとする人もいるだろう。だがそれは、白人至上主義者にとってみれば、『ブラック・クランズマン』は偏向しているとの非難につながる。しかし、だからといって、本作を封印し公開の場から引きずり下ろすことができないのは、白人至上主義者が『國民の創生』を重視するのと同じだ。リー監督は本作を通じて暴力を否定し、映像表現を通じてフェアな戦いをしているように見える。 多くの芸術作品やアート作品がそうであるように、映像にも表と裏がある。賛否がある。そしてわたしたちは、それが「表だから」「裏だから」「嫌いだから」という理由だけで、そのいずれか一方を公の場から隠蔽したり抹殺することはできない。映画『國民の創生』がいまも影響力を持ちアメリカの大統領が公然と「アメリカ・ファースト」叫ぶ現実がある以上、それが映像によって高められた信条によるものであればこそ、わたしたちは『ブラック・クランズマン』を創作したスパイク・リー監督の手腕を評価し、フェアな映像表現の土俵の上で差別と分断を乗り越えていかなくてはならない。 シャーロッツビル事件で犠牲となったヘザー・ハイヤーさんの追悼画面に、「憎しみのうちには、何人の居場所もない」の言葉が添えられていた。わたしたちはいまなお、この言葉を心に刻んでおく必要がある。
1)スパイク・リー監督はこの映画で、脚色賞で初めてアカデミー賞を受賞している。 Wikipedia「ブラック・クランズマン」 2)事件当時の様子を伝える代表的に記事のひとつ。 BBC NEWS JAPAN「米南部の極右集会に抗議、1人死亡 州知事は白人至上主義者に「帰れ」」2017.8. https://www.bbc.com/japanese/40914856 3)GLOBE+「白人至上主義に娘を奪われた母親の叫び」2019.5. https://globe.asahi.com/article/12316601 4)壬生智裕「スパイク・リー監督が新作映画に込めた狙い」東洋経済, 2019.2. https://toyokeizai.net/articles/-/265213?page=3 5)Wikipedia「デヴィッド・ウォーク・グリフィス」
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gotosuguru · 5 years
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開催情報
時間
17:45 開場
18:00 開演
19:30 終演予定
入場無料
予約不要
住所
〒110-8714 東京都台東区上野公園12−8 東京藝術大学 上野キャンパス 第2ホール
(上野キャンパス案内図22番)
プログラム
田所 淳
出演: 田所 淳
プロフィール
前橋工科大学准教授 / 東京藝術大学非常勤講師 / 慶應義塾大学非常勤講師 1972年生まれ。クリエイティブコーダー。アルゴリズムを用いた音響合成による音楽作品の創作、ラップトップコンピュータを用いた音と映像による即興演奏などを行う。大学では、openFrameworks、Processingなどの「クリエイティブ・コーディング」についての講義を行う。講義資料はWebサイトで公開、多くの学生やクリエイターに活用されている。著書に『Processing クリエイティブ・コーディング入門 – コードが生み出す創造表現」技術評論社 2017 など。
https://yoppa.org/
作品内容Algorave set 2019
TidalCyclesとMaxを使用したライブコーディングのパフォーマンスを行います。ライブコーディングとは、楽器を即興演奏するようにプログラミングする行為自体をライブパフォーマンスとして行う表現手法です。リアルタイムにコーディングしている様子をプロジェクションしながら即興的に演奏が展開されていきます。
後藤 英
出演:後藤 英、鈴木 俊哉
プロフィール後藤 英
作曲家、ニューメディア・アーティスト。国際的に評価されており世界活地で活躍。仏、英、独、日の4カ国語を巧みにこなし、新たなテクノロジーと関連させた斬新で刺激的な作品を世界中を発表している。作曲をアメリカ・ボストンのニューイングランド音楽院にて、アール・ブラウン、ロバート・コーガン、ルーカス・フォス、ドイツのベルリン芸術大学では、ディーター・シュネーベル、フランスではIRCAMにてトリスタン・ミュライユとブライアン・ファニーホウに学ぶ。フランス、IRCAMの招待作曲家、研究員、ボルドー芸術大学の准教授を経て、2017年の東京芸術大学に就任。1995年、マルティ・メディア・オペラ作品、”NADA”がベルリンのシャウルシュピール・ハウスにて演奏される。同年より、IRCAMにてコンピューター音楽を研鑽し、その後、研究員として、ジェスチュアル・インフォマティックの開発に携わる。2000年、東京フィルハーモニによりオーケストラ作品”ResonanceII”がオーチャード・ホールにて初演された。2003年、IRCAMのレゾナンスのフェスティバルでポンピドゥー・センターにてソロ・リサイタルを行い好評を得る。2006年、イギリスのAVフェスティバルより委嘱され、作品は話題となった。 2009年にはイタリア、第53回ヴェネツィアビエンナーレに招待された。著書に『Emprise〜現代音楽の系譜から、コンピューター・ミュージック、エレクトロニック・ミュージック、ニュー・メディア・アート、新たなパフォーマンスへの進化』(2016年、スタイルノート)がある。
http://gotolab.geidai.ac.jp
鈴木 俊哉
アムステルダム音楽院卒業。リコーダーを花岡和生、W.ファン・ハウヴェに師事。リコーダーの可能性と技術の開拓に 取り組む。L.コーリ、B.ファーニホウ、L.フランチェスコーニ、原田敬子、細川俊夫、伊藤弘之、野平一郎、S.シャリーノ、湯浅譲二といった作曲家たちと共同作業をおこない、彼等の作品を初演す る。ウィーンモデルン、チューリッヒ新音楽の日、ガウデアムス(Amsterdam)、ダルムシュタット、ISCM世界音楽の日々(‘95,’00,’01,’02)、秋吉台、パリの秋、武生、ロワイヨモン(Voix Nouvelles)、コンポージアム、ヨーロッパ・アジア国際現代音楽祭(Kazan)、クランクシュプーレン(Schwaz)、トンヨン、フェスティバル・ア・テンポ(Caracas)、メルボルンR.C.オープニングフェスティバル、ルーマニア国際現代音楽祭、アジアーゴ音楽祭、サントリーサマーフェスティバル、中国-アジア音楽週間(南寧)、ニュージーランド・フェスティバル(Wellington)、Etching Festival(Auvillar,France)、Melos-Ethos (Bratislava)等の音楽祭にソリストとして参加。ヨーロッパ、アメリカ、アジア各地で現代奏法に関するワーク ショップやリサイタルを行う。’02年のダルムシュタット夏期講習会講師。東京都交響楽団、セントラル愛知交響楽団等と共演。また、京都府教育委員会の派遣講師「夢大使」として子供たちにもリコーダーを教え、京都府の各小学校だけでなく、国内や台湾の小中学校でも教える。ソロCD 「Tosiya Suzuki Recorder Recital」はドイツの音楽ジャーナル、音楽と美学協会よりMusic & Ästhetik Interpretationsprize 2003を受賞。他に、名古屋市民芸術祭賞、ダルムシュタット奨学生賞、クラーニッヒシュタイナー音楽賞、第24回中島健蔵音楽賞、第1回創造する伝統賞、第14回佐治敬三賞を受賞。エリザベト音楽大学特別講師。
http://www.tosiyasuzuki.com/
作品内容quantiqueG II
人間の奏者の演奏をコンピューターが自ら認識して、それに対してコンピューター自ら伴奏をしていくシステムに基づいた作品。同時に楽器の音をインタラクティブにライブエレクトニクスで変化させる。
この作品では、リコーダーの新たな奏法に基づき、従来の楽器のサウンドに基づかない音響とコンピューターの音響をどのように発展できるかが試みられた。
ペルティエ・ジャン=マルク
出演:ペルティエ・ジャン=マルク
プロフィール
カナダ・モントリオール出身、日本在住のメディア・デザイナーと教育者です。現在は名古屋造形大学・メディアデザインコースの准教授として勤めています。
2002年に情報科学芸術大学院大学(IAMAS)に入学し、三輪眞弘の元で音楽とメディアアートの研究を始め、特にリアルタイム画像解析の応用について興味を持ちます。積極的にMaxを使い始め、2003年にエクスターナル集の「cv.jit」が初めて公開されます。2004年に岐阜県立情報科学芸術アカデミー(IAMAS)のDSPコース講師に就任します。サウンドインスタレーションをArs Electronica Festivalや光州ビエンナーレなどで発表します。2007年に慶應義塾大学政策・メディア研究科後期博士課程に入り、2010年に単位取得後退学します。同年に愛知淑徳大学メディアプロデュース学部の講師になって、ゲーム開発に携わり始めます。2015年に現職の名古屋造形大学に就任します。
研究活動ではインタラクティブ・メディア、電子音楽、サウンドデザイン、ゲームデザイン、感覚間相互作用とクリエーティブツールの開発と言った領域に関心があります。
作品内容Negative Space
この作品は動きの可聴化をテーマにしている「Materialization」シリーズの最新作です。このシリーズでは光や影の動きをリアルタイムで音に変換することによって、視覚現象にそもそもなかった重量感と物質感が生まれます。「Negative Space」は、このシリーズで初めて人間の動きを利用する作品になっていますが、敢えて「静止」状態を可聴化しています。もちろん、生きている人間は完全に静止することは非常に難しいですので、大道芸人でなければ、呼吸、瞬き、体の揺れといった動きが発生します。この極小な動きを大胆に音に変換し、出演者の生き物としての微小な葛藤を体験していただきます。
パフォーマーの前に立っているのはマイクロフォンではなく、距離を画像として捉えるデプス・カメラです。このカメラの映像をリアルタイムで分析し、呼吸、揺れと瞬きらしい動きを抽出します。パフォーマーが総合的にどれほど静止しているかも評価して、この指数が音響合成プログラムを制御します。
三輪 眞弘
出演者: Maxサマースクール初級コース受講生
プロフィール
1958年東京に生まれる。ベルリン芸術大学、ロベルト・シューマン音楽大学で作曲を学ぶ。2004年芥川作曲賞、2007年プリ・アルスエレクトロニカでグランプリ(ゴールデン・ニカ)、2010年芸術選奨文部科学大臣賞などを受賞。「三輪眞弘音楽藝術 全思考一九九八ー二〇一〇」をはじめ、CD「村松ギヤ(春の祭典)」や楽譜出版など多数。旧「方法主義」同人。「フォルマント兄弟」の兄。情報科学芸術大学院大学(IAMAS)教授。
http://www.iamas.ac.jp/~mmiwa/ToDo.html
作品内容蛇居拳拍子
「逆シミュレーション音楽」による集団パフォーマンス作品
「蛇居拳算」(じゃいけんざん)と名付けられた演算(アルゴリズム)は、3つの状態、0, 1, 2において
自分が演算相手と同じ状態だったら同じ状態を続ける(例:自分が1で相手が1なら、1のまま)
自分が演算相手と違う状態だったらどちらの手とも異なる状態になる(例:自分が1で相手が2なら自分は(そのどちらでもない)0になる)
となる。蛇居拳算は3つの状態を扱う三進法の演算であり、蛇居拳拍子では、奏者がそれぞれ3つのうちのどれかの状態を持ち、他の特定の奏者を「演算相手」としながら自分の状態を更新していく。
有馬 純寿
出演者: 有馬 純寿
1965年生まれ。エレクトロニクスやコンピュータを用いた音響表現を中心に、ジャンルを横断する活動を展開。ソリストや室内アンサンブルのメンバーとして「サントリー芸術財団サマーフェスティバル」「コンポージアム」などの現代音楽祭をはじめ数多くの演奏会で電子音響の演奏や音響技術を手がけ高い評価を得ている。第63回芸術選奨文部科学大臣新人賞芸術振興部門を受賞。2012年より国内外の現代音楽シーンで活躍する演奏家たちと現代音楽アンサンブル「東京現音計画」をスタート、その第1回公演が第13回佐治敬三賞を受賞した。
現代音楽作品の電子音響の演奏以外では、一柳慧をはじめとする作曲家との共同作業や、国内外の実験的音楽奏家、スガダイロー、石若駿をなどジャズミュージシャンとのセッションも積極的に行っている。また、会田誠、小沢剛らとの「昭和40年会」をはじめ美術家とのコラボレーションも多く、近年では「瀬戸内国際芸術祭2013、2016」に参加し、香川県男木島にてインスタレーションの展示やワークショップなどを行った。 現在、帝塚山学院大学人間科学部情報メディア学科准教授。京都市立芸術大学非常勤講師。
作品内容Improvisation with Laptop
SMS(Sudden Motion Sensor)を内蔵した旧型MacBookを使用した即興演奏。
お問い合わせ
maxsummerschool2019
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happytime-en · 5 years
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     「運び屋」
みなさん こんにちは。
結婚相談所 ハッピータイム桐生相生 婚活アドバイザーの金子です。
2014年、ニューヨークタイムズ別紙に
掲載された実際の事件「90歳の運び屋」
と言う記事を元に製作された
クリント・イーストウッド監督・主演の
映画「運び屋」
退役軍人であるアール・ストーン
(クリント・イーストウッド)の本職
は、数々の賞を受賞する著名な園芸家。
アールは娘の結婚式にも出席しない等の
家庭を顧みない仕事最優先の生活を
送ってきた為に、
90歳を迎えようとした時には、家族
とは疎遠となり、ネットの普及により、
事業も立ち行かなくなり農園も裁判所に
差し押さえられてしまいます。
そんな中、「車の運転をするだけ」で
多額の報酬を得られる仕事を依頼されます。
それは、メキシコ国境の町エルパソから
シカゴへドラッグを運ぶと言う危険な仕事。
大量のドラッグを密輸している大物が
いるという情報が麻薬取締局(DEA)に
入りますが、
犯人は予想外の常に安全運転をしている
90歳の老人である事から
捜査は難航します。
予告を見るとかなりシリアスな内容かと
思いましたが、
主人公の90歳の老人は組織からの
50回以上の電話や90回以上のメール
をガン無視したり、
仕事の途中で困っている人を助けたりと
全く組織の指示を守らず
何事にも動じず、マイペースで淡々と
仕事をこなし、更には組織の人間や
警官にも説教をしてしまうと言う
ユーモラスな演出も取り入れられています。
過去を後悔し家族との絆を取り戻したい
が為に危険な仕事をする90歳の老人。
その結末は・・・・・?
長年に渡り数々のヒット作や優れた作品
に俳優として出演し、監督業をもこなす
ハリウッドの重鎮クリント・イーストウッド。
自身が主人公の作品は「荒野の用心棒」
「夕日のガンマン」等の一連の
マカロニウエスタンや
「ダーティーハリー」シリーズ等の
代表作をはじめ、
アンチヒーロー的なアウトローを演じる
ことが多いように感じますが、
今作もそのような人物を演じています。
今年のアカデミー賞の作品賞に
ノミネートされた作品は、白人以外の
人種やLGBTと言ったマイノリティーを
テーマにした物が多いと言う事ですが、
今作でも、そのような事柄が取り
入れられていました。
自分の夢ばかりを追い続け大切なものを
失ってしまっては本末転倒。
本当に大切なものは何なのか?
88歳を迎える
クリント・イーストウッドからの
メッセージのように感じます。
デートにもお勧めの映画です。
******************************************************************************************
結婚相談所 ハッピータイム桐生相生  婚活アドバイザー 金子 薫
http://www.happytime-en.com/local001_21.html
群馬県桐生市相生町5-536-1 ネプチューン2-A
電 話:0277-32-5314
連絡時間:午前10時から午後9時
定休日:年中無休
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shintani22 · 2 years
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2022年2月1日
FIFAワールドカップカタール2022 アジア最終予選 グループB 第8戦 日本代表 2-0 サウジアラビア代表@埼玉スタジアム2002、1万9118人/32分 南野拓実、50分 伊東純也
森保監督「中山が先発で出てもおかしくない」も「長友が出て無失点が続いている」(デイリー 2月2日)
日本代表の森保一監督(53)がW杯カタール大会アジア最終予選サウジアラビア戦(1日、埼玉スタジアム)の勝利から一夜明けた2日、オンライン取材に応じ、長友佑都(35)と中山雄太(24)の両サイドバック起用について考えの一端を明かした。
森保監督は「中山雄太が先発で出てもおかしくないし、その見方があってもいい」としながらも、「長友が出ていて、無失点が続いているスタメンでもある」と強調。「(長友)佑都が流れを作ってくれて、経験の浅い選手が出て行くのは悪くない」と語った。
中山と話したことを明かし、「これまでのゲームよりインテンシティー(強度)が上がり、スピードが変わった時にも、常に自分の方が上回っていると見せられるようにトライしてほしい。いい選手がいいプレーを続けていればチャンスは巡ってくる」と期待を込めた。
中国戦の低調ぶりで批判を集めていた長友だったが、サウジアラビア戦では気迫のこもったプレーを随所に見せた。前半12分には敵陣深くで体を張り、後半5分の追加点にも絡んだ。試合後には「批判が僕の心に火をつけてくれた。改めて批判は自分にとって『ガソリン』として必要なものだと感じた」と表現。「今日、生きるか死ぬかだなと。今日できなければ代表に僕がいる意味はないなと思っていた。本当に魂込めて戦いましたし、自分でもびっくりするほど魂の叫びが聞こえていた」と振り返った。
韓国代表、10大会連続11回目のW杯出場が確定! 過酷な“中東包囲網”を8戦無敗で堂々突破!(サッカーダイジェストweb 2月2日)
韓国代表が10大会連続11回目のワールドカップ出場を決めた。
現地2月1日に行なわれたワールドカップ最終予選、韓国はグループA最下位・シリアとの一戦に臨んだ。勝てば文句なし、引き分けならイランvs UAE戦の結果次第で本大会行きのチケットが手に入るシチュエーションだ。ソン・フンミン、ファン・ヒチャンという攻撃の二枚看板を欠きながら、前節のレバノン戦はアウェーの地で手堅く1-0の勝利。そのまま中立地のUAE・ドバイに移動してシリアと対峙した。
危なげない試合運びで2-0の快勝を収めた韓国。鮮やかに4連勝を飾り、ドバイの地で歓喜を爆発させたのである。
前節でアジア勢一番乗りを果たしていたイランに続き、韓国もグループ2位以内が確定。組み分け抽選会の直後は対戦する5か国がすべて中東勢(イラン、UAE、レバノン、イラク、シリア)とあって、かなりの苦戦が予想されたが、終わってみれば6勝2分けの無敗を貫き、2試合を残しての本大会行きだ。ポルトガル出身のパウロ・ベント監督の下、ベテランと中堅、そして東京五輪世代がうまく融合し、総合力の高いチームへと進化を遂げた。
これでグループAの関心は、プレーオフ進出の3位を巡る争いに絞られた。現在3位は勝点9のUAEだが、4位のレバノンが勝点6、さらには5位のイラクも勝点5と可能性を残している。まだまだ予断を許さない状況だ。
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『30周年記念事業』&『2022シーズン推進事業』を発表しました(サンフレッチェ広島)
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安芸高田市・清神社にて、2022シーズンの必勝祈願を行いました(サンフレッチェ広島)
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本日、本体工事が着工(サンフレッチェ広島)
20年近くの議論経て… サッカースタジアム きょう着工(RCCニュース)
広島市の中央公園に建設される新しいサッカースタジアムです。実に20年近く、様々な議論を経て、1日、やっとスタジアムの本体工事が始まりました。
「この、だだっ広い中央公園を見るのもきょうが見納めになると思います。まさに、ここに新しいサッカースタジアムが建設されます。その工事が着手されました。このボールが、ここで広がる芝生でけられる姿が見られるのも、あと2年余りです。」(小林康秀キャスター)
これまで工事用車両の出入口などの準備工事が行われていた建設予定地には、杭打ち機と呼ばれる重機が運び込まれ、1日、構造物を支える杭の打ち込み作業が始まりました。およそ380か所で1か所あたり25メートル前後のコンクリート製の杭を打ち込みます。
建設が始まったスタジアムは、地上7階建て構造で観客席、最大2万8520席。ニーズに合わせて動かせるシートも設けられています。
周囲には、多彩なイベントが開催できる天然芝エリアなどで、試合がないときでも365日楽しめる公園を目指します。総事業費は271億円です。
工事は、今後、春ごろには基礎工事が始まり、建物が建ち始めるのが夏ごろ…。ピッチの芝生が張られるのが来年の後半で、2024年春の開業を目指します。
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🟣岡本知剛氏 アカデミー普及部コーチ就任🟣(サンフレッチェ広島)
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【速報】「起訴相当」の呉市議会議員が辞職 検察審査会の議決後初の議員辞職 河井夫妻の大規模買収事件(RCCニュース)
河井克行元法務大臣と案里氏による大規模買収事件で、検察審査会から「起訴相当」と議決された呉市議会の土井正純市議が、きょう(1日)付けで辞職願を出し、議長から許可されました。
おととし7月には、市議会で辞職勧告決議案が可決されていましたが、議員を続けていました。克行元大臣の確定判決では、土井市議は30万円を受け取っていました。
検察審査会は先週、受け取った金額や現金を返した時期、辞職したかどうかなどを考慮し、被買収100人のうち、▼35人を「起訴相当」、▼46人を「不起訴不当」と議決しました。(残り19人は「不起訴相当」)議決後の議員辞職は初めてです。
検察審査会の議決では、「河井夫妻のみを処罰して受領者を全く処罰しないのは、現金受領が重大な違法行為であることを見失わせる恐れがある」と結論づけました。「起訴相当」と議決された人たちは、検察が再捜査の結果不起訴としても、あらためて検察審査会が「起訴すべき」とした場合、強制起訴されます。
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【本日 (2/1)の広島県内の感染状況】(広島県)
広島夜の街で2021年に152店廃業 広島市中区のスタンドやバーなど、コロナ禍前の3倍超(中国新聞)
新型コロナウイルス感染拡大を受け、流川・薬研堀地区を中心に広島市中区で2021年に廃業したスナックやスタンドなどの「深夜酒類提供飲食店」は152店に上ることが、広島県警のまとめで分かった。17年以降では新型コロナが流行した20年(234店)に次いで多く、その前年の3倍以上となった。22年も年初から県内全域で「まん延防止等重点措置」が適用され、今月1日、20日間の延長期間に入った。収束が見通せない中、今後も廃業が相次ぐ恐れがある。
風営法に基づく深夜酒類提供飲食店は、午前0時以降も営業するスタンドやバー、居酒屋などが対象。廃業する際には県警に届ける必要がある。中区の届け出数は、17年31店▽18年25店▽19年50店―で、20年は前年の4・7倍に急増した。
廃業数は21年もコロナ禍前を大きく上回った。届け出た152店のうち、6割の95店が3月に集中。新年会シーズンの1月が県の集中対策期間と重なるなどして売り上げが激減し、年度末で営業に区切りを付けた店が多いとみられる。県内で2度目となる緊急事態宣言が出ていた5、6月も計30店が閉じた。
一方、相次ぐ廃業で好立地に空き物件が出たり、家賃の引き下げ傾向が続いたりしていることから新規出店も目立つ。21年に営業許可を届け出た店は、17年以降で最多の171店。秋に居酒屋を始めた店主女性は「人通りの多い、いい場所が空いていた」と明かす。
酒提供停止「効果ある」 広島知事、継続に理解求める(中国新聞)
広島県の湯崎英彦知事は1日、新型コロナウイルス対応のまん延防止等重点措置で県全域の飲食店に要請している酒の提供停止について「効果は上がっている」として、継続に理解を求めた。感染経路に占める飲食の割合や夜間の人出が減り、拡大速度が緩やかになったと説明。1日当たりの感染確認が千人を超す今、対策を緩める状況にはないとしている。
【国内感染】新型コロナ69人死亡 8万1655人感染確認(1日18:40) (NHKニュース)
北海道 新型コロナ 新たに2660人感染確認(NHKニュース)
【速報 JUST IN 】東京都 新型コロナ 1万4445人感染確認 火曜日としては過去最多(NHKニュース)
東京都で新たに1万4445人の感染確認 病床使用率50.7%に 重症者29人 死亡5人(ABEMA TIMES)
感染が確認されたのは10歳未満から90代までの1万4445人。直近7日間の1日あたりの平均は1万5397.0人で、前週比で159.0%となっている。年代別では、20代が最も多い2824人、続いて30代が2549人、40代が2279人、10歳未満が2079人などで、65歳以上の高齢者は1198人だった。
新たな感染者のうち少なくとも6506人はワクチンを2回接種していて、1回接種が112人、接種なしが3759人、不明が4068人だった。
50%に達すれば緊急事態宣言の要請を検討するとしている新型コロナ患者用病床の使用率は、きょう時点で50.7%(3510人(+157)/6919床)。
“コロナ病床ほぼ満床 状態悪化する人も増加” 都内の大学病院(NHKニュース)
新型コロナウイル���の急速な感染拡大で、東京都内の大学病院では先週から高齢者や基礎疾患のある人など、重症化リスクの高い人でコロナ患者用の病床がほぼ満床となっていて、肺炎を起こした人が3分の1を占めるなど状態が悪化する人も増えてきています。
治療にあたる林健太郎医師は「オミクロン株の感染が始まった当初は、ワクチンを接種していない若者が軽症で入院していたが、今は接種済みの高齢者が中心になっている。感染をきっかけに持病が悪化するケースもあり、重症化する人が増えないか、懸念している」と話しています。都基準の重症者用病床使用率は5.5%(28人(+2)/510床)となっている(どちらも分母は最大確保見込数)。また、70代から90代の男女5人の死亡が確認された。
大阪府 新型コロナ 18人死亡 過去最多の1万1881人感染確認(NHKニュース)
沖縄県 新型コロナ 3人死亡 新たに715人感染確認(NHKニュース)
“3回目接種 高齢者以外の人への前倒し 自治体を支援” 総務相(NHKニュース)
新型コロナワクチンの3回目の接種をめぐって金子総務大臣は、高齢者以外の一般の人への前倒しを進めるため、地方自治体に対し、接種の促進を要請するとともに、円滑な実施に向けた支援を行う考えを示しました。
岸田総理大臣は31日、新型コロナワクチンの3回目の接種をめぐって、高齢者以外の一般の人についても予約に空きがあり、2回目から6か月の間隔が空いていれば、前倒しで接種を行うよう改めて自治体に要請する考えを示しました。
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近田春夫、鳥取県で出土した「青谷弥生人」のそっくりさん特別賞に(音楽ナタリー)
近田春夫が、鳥取県の復顔模型「青谷弥生人」のそっくりさん特別賞に選出された。
青谷弥生人は、2000年に鳥取市の青谷上寺地遺跡で発掘された人骨をもとに、弥生時代後期の男性の顔を復元した復顔模型。2021年10月にインターネットで公開されるやいなや、SNSなどで「誰かに似ている」と話題になった。県がそっくりさんを自薦にて募集したところ、集まった応募は215件。その中からAI判定による“そっくり度”の数値と、審査員3人の採点により、そっくりさん10人が選ばれた。
近田は惜しくも選外となったものの、「自然体でありながら弥生人の雰囲気が感じられる点」を評価され、特別賞を獲得。そっくりさん10人には「とっとり弥生の王国」の国民認定証と記念品のジビエセット、特別賞には国民認定証と鳥取県特産品セットが贈られた。
また鳥取県はそっくりさんと同時に、青谷弥生人の名前も募集。名前は集まった626件の案の中から「青谷上寺朗」(あおやかみじろう)に決定した。なおそっくりさんと名前の応募数は合計すると「やよい」と読める841件であった。YouTubeでは青谷弥生人のそっくりさんと名前の審査結果発表会の模様が公開されている。
弥生人そっくりさんコンテストについて、本人が応募したのかというという問い合わせが結構ありましたので、一応お答えしておきますね。ハイ。自分で応募しました。だって俺が一番似てるじゃん。いまだにこの審査結果には不満だよぉ〜!(近田春夫)
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ニッポンのみなさまへ。 #はじめましてシャウエッセンです。 エコになって、生まれ変わりました。新商品のつもりで、がんばるので、変わらぬご愛顧よろしくお願いします。「#シャウエッセン断髪式」公開中
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カーディーラーが老舗お好み焼き「みっちゃん」買収 結びつけたのは(朝日新聞デジタル)
コロナ禍で売り上げが落ちた広島お好み焼き老舗「みっちゃん総本店」の運営企業が経営を託したのは、自動車大手マツダのカーディーラー「広島マツダ」(広島市)だった。異例の組み合わせの背景に、なにがあったのか。
1月31日、広島マツダが運営する広島市内の複合商業施設「おりづるタワー」の上階で、記者会見が開かれた。出席したのは同社の松田哲也会長兼CEOと、広島のお好み焼きを全国に広めた店として知られる「みっちゃん総本店」を展開する「ISE広島育ち」(同)の小林直哉社長。広島マツダがISEの全株式を取得したと発表した。
松田氏が「個人的には運命的なものを感じます。私でなければまとまらなかったと思う」と言うと、小林社長は「今後二人三脚で続けていきたい」と応じた。
1950年に広島市内の屋台から始まった「みっちゃん総本店」。そば入りのお好み焼きを初めて売り出したとされ、地元で人気だ。広島県内や東京都内に8店舗を展開する。
車の販売・リース業とお好み焼き屋。まるで接点がないように思える2人の距離が、はた目にも近く見えたのには訳があった。
広島マツダ お好み焼き「みっちゃん」全株式を取得 広島(HOME広島ホームテレビ 1月31日)
自動車販売の広島マツダが、お好み焼き・みっちゃんの運営企業の全株式を取得したと発表しました。
広島マツダ 松田哲也会長「お好み焼き文化をさらに広げていくこと。そして何よりも商売としてきちんと成り立たせていくということが私の役割だと思っています」
「広島マツダ」は31日付けで「みっちゃん総本店」を運営する企業「ISE広島育ち」の株式を100%取得しました。
1950年創業の老舗「みっちゃん」も長引くコロナ禍で売り上げは8割減少。
トップ同士が中高の同級生という絆から事業存続へ協力することになったそうです。
「みっちゃ��」運営のISE広島育ち 小林直哉社長「(広島のお好み焼き文化を)未来永劫残していきたいと思っておりますので、今後二人三脚で続けていけたらなと」
店名や経営体制は現状維持で、具体的な事業展開はこれから検討していくということです。
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そごう広島、行方危ぐ セブン&アイが百貨店売却検討、「街の中核」広がる驚き(中国新聞)
セブン&アイ・ホールディングスが傘下の百貨店そごう・西武を売却する検討に入ったのを受け、そごう広島店(広島市中区)の来店客やテナントからは驚きの声が上がった。そごう・西武にとっては、中国地方で唯一残る店。地元の小売り事業者や商店街の関係者は、広島市中心部の中核店の行方を心配した。
セブン&アイ、そごう・西武売却を検討 業界再編につながる可能性も(毎日新聞 1月31日)
セブン&アイ・ホールディングス(HD)が、傘下の百貨店事業会社そごう・西武を売却する検討に入ったことが31日、明らかになった。百貨店事業を分離し、コンビニエンスストア事業に経営資源を集中させる。衣食住に関わる商品をそろえた百貨店は消費者の価値観の多様化や買い物スタイルの変化に加え、新型コロナウイルス禍で大きな打撃を受けており、今回の売却劇を契機に他社も含めた業界再編に発展していく可能性もある。
そごう・西武は全国に10店舗(そごう4店舗、西武6店舗)を展開。関係者によると、売却先は現時点で決まっていないが、複数の投資ファンドや事業会社が想定されている模様だ。売却額は数千億円規模になるとの見方が出ている。セブン&アイの広報担当者は毎日新聞の取材に「あらゆる可能性を排除せず検討している。現時点で決まった事実はない」とコメントした。
セブン&アイHDの2021年2月期連結決算は、本業のもうけを示す営業利益が前期比13・7%減の3663億円。コロナ禍による「巣ごもり需要」で食品スーパーは好調だったが、百貨店は休業や営業時間の短縮を強いられるなどして苦戦し、そごう・西武は06年の子会社化以降、初の営業赤字に陥った。
21年7月に発表した26年2月期までの中期経営計画では、グループ内の各事業について、抜本的な事業構造改革を断行し、シナジー(相乗効果)の創出により利益を底上げする方針を明記。グループ全体の事業構成に関する考え方としては「(各事業の)ベストオーナーを検討し、重点成長分野へ経営資源をシフトさせる」などとして、成長性の乏しい事業については外部への売却も含めて検討する構えを見せていた。
セブン&アイHDの経営方針を巡っては、同社株式の4%強を保有する大株主で「物言う株主」として知られる米バリューアクト・キャピタル・マネジメントが昨年来、セブン&アイHDの取締役会に対し、コンビニ事業に注力するよう要請。今年1月、社外取締役で構成する「戦略検討委員会」を設置して事業売却などを検討するよう求める書簡を送付したと明らかにしていた。【松山文音】
セブン&アイ“構造改革の選択肢検討 スピード感持って実行”(NHKニュース 2月3日)
不振が続く傘下のデパート「そごう・西武」の売却を検討している流通大手のセブン&アイ・ホールディングスは、コンビニエンスストア事業に経営資源を集中するよう求めるファンドに対し、具体的な構造改革の選択肢を検討していて、スピード感を持って実行すると強調しました。
セブン&アイをめぐっては、主要な株主であるアメリカの投資ファンド「バリューアクト・キャピタル」が、会社の収益性が低く、意思決定が遅いなどとして、主力のコンビニ事業に経営資源を集中するよう求め、先月には、社外取締役による事業戦略を検討する委員会の設置などを要請する書簡を会社側に送っていました。
これを受けてセブン&アイは、ファンドへの対応に関する文書を3日公表し、今後は会社の経営陣に加え、社外取締役と株主との対話を増やすことを検討すると応じました。
また、事業の見直しについては、海外のコンビニ事業など成長分野に経営資源を集中し、構造改革が必要な事業ではさまざまな選択肢を具体的に検討しているとしたうえで、こうした事業の最適化をスピード感を持って実行に移していく方針だと強調しました。
構造改革の詳しい内容については言及を避けましたが、セブン&アイは、事業の見直しの一環として、販売の不振が続く傘下のデパート「そごう・西武」を売却する方向で調整を進めていて、今月中に売却先を絞り込む入札が行われる見通しです。
そごう・西武の取引先、全国に1959社(帝国データバンク 2月1日)
百貨店「そごう」と「西武」を計10店舗運営する(株)そごう・西武(東京都千代田区、TDB企業コード:200709126)の事業売却が話題となっている。同社は2006年以降、(株)セブン&アイ・ホールディングス(東証1部)の傘下に入り事業を展開してきたが、ネット販売やファストファッションの台頭、さらに、コロナ禍での百貨店の不振などから、再編の対象になったとみられ、今後の動きが注目される。そうしたなか、帝国データバンクでは企業概要ファイル「COSMOS2」(147万社収録)からそごう・西武と取引のある全国の事業者をピックアップし、実態について分析した。
業種別では大分類で「卸売業」(880社)が最多。細分類では「婦人・子供服卸売業」(113社)が最多。
(株)そごう・西武(旧・そごう)は、1830年(天保元年)に創業、1969年(昭和44年)に法人改組した。2006年には(株)セブン&アイ・ホールディングスの傘下となり、2011年2月期には年売上高約8467億9000万円を計上していた。しかし、近年はネット販売やファストファッションの台頭による百貨店不況で2020年8月にはそごう西神店、そごう徳島店、西武岡崎店、西武大津店、2021年2月にはそごう川口店を閉鎖していた。その後は西武を6店舗(池袋本店、渋谷店、所沢S.C.、東戸塚S.C.、福井店、秋田店)、そごうを4店舗(横浜店、千葉店、広島店、大宮店)の計10店舗体制となり、2021年2月期の年売上高は約4404億8400万円(前期比26.6%減)、最終利益は約172億3900万円の赤字となっていた。
(株)セブン&アイ・ホールディングスの2021年2月期の連結年売上高は5兆7667億1800万円でそのうち(株)そごう・西武など7社で構成される「百貨店事業」の売り上げは4251億5300万円(前期比26.4%減)、2465名の従業員が携わっている。
今後、そごう・西武の事業が売却され、経営者(株主)が変更となれば、店舗運営体制(店舗数の変化、従業員雇用、テナントの見直し)や既存取引先への影響(取引先や取引額等の見直しなど)が注目されることになるだろう。
三菱地、三井不が入札検討 そごう・西武の売却先(共同通信 2月2日)
セブン&アイ・ホールディングスが傘下の百貨店そごう・西武の売却先を選定するために実施する入札に、三菱地所と三井不動産がそれぞれ参加を検討していることが2日、分かった。東京・池袋や横浜などの一等地に店舗があり、収益を得られるかどうかを見極めた上で、判断するとみられる。セブン&アイは月内に1次入札を実施し、候補を絞る見通し。
三菱地所は「アクアシティお台場」(東京)、三井不動産は首都圏などで「ららぽーと」といった商業施設を展開している。再開発事業にノウハウを持っており、相乗効果も期待できそうだ。他の大手不動産にも入札参加の打診があるもようだ。
セブン&アイがそごう・西武売却へ 投資ファンドは好立地に注目【WBS】(テレ東BIZ 2月5日)
セブン&アイ・ホールディングスは、傘下の百貨店事業会社、そごう・西武の売却について、2月中にも入札を始める方向で調整していることがテレビ東京の取材で明らかになりました。
報道を受けて、セブン&アイ・ホールディングスは1日、文書で声明を発表。「そごう・西武の株式売却を含め、あらゆる可能性を排除せずに検討を行っておりますが、何も決まったものはございません」と売却を検討しているものの、決定したことは何もないと強調しました。しかし、報道を受けて株価は急上昇し、一時、上場来高値を更新する場面もありました。
セブン&アイの関係者は取材に対し「そごう・西武の売却方針は固まった。長年ずっと検討してきたことだが、昨年12月くらいにかなり具体化した。低収益でずっと赤字だったので、それは仕方のないこと」と答えました。セブン&アイの中からは売却額として、2000億円を見込む声も上がっています。
この事業売却の決断を迫ったのが“物言う株主”です。セブン&アイの株式を4.4%保有するアメリカの「バリューアクト・キャピタル」は1月25日に書簡を送付。書簡には「セブン&アイがセブンーイレブン事業に集中した場合には、この成長産業におけるグローバルなチャンピオンになることも可能です。逆に、このまま集中を行わない状況が続けば、平凡、または、さらに悪い結果となるリスクすら抱えています」と書かれています。ファンド側は稼ぎ頭であるコンビニ事業に経営資源を集中させるべきと主張したのです
そごう・西武の前身は2003年に経営統合で生まれたミレニアムリテイリング。そのわずか3年後の2006年、鈴木俊文会長兼CEOが率いるセブン&アイがミレニアムリテイリングを傘下に収めたのです。イトーヨーカドーとの相乗効果を狙いましたが、専門店やネット通販の台頭で、その後も百貨店事業は低迷。セブン&アイの営業損益を見ると、利益のほとんどは国内や海外のコンビニ事業。足元では新型コロナの影響もあって、そごう・西武部門は赤字に陥っています。
流通業界に詳しい分析広報研究所の小島一郎チーフアナリストは、テレワークの浸透もあり、消費する場所が変わってきたことも、売却の判断に繋がったとみています。
「消費者が都市部で消費するように戻るのか。百貨店の立地は都市部のターミナル駅前が多い。その立地の強みが戻らないままになってしまわないか懸念される。今の時点で折り合いをつけて処分したいというのはあったのではないか」
ある投資ファンドの幹部もテレビ東京の取材に対し、駅前の一頭地が売却の鍵になると見ています。明かしました。
「そごう・西武にあるのは不動産価値だけだ。買う側は百貨店事業に関心がない。駅前開発だけだ。それができるのは、不動産開発に強いファンドになるだろう」
好立地に注目する投資ファンドなどを中心に、売却交渉が本格化していくことになります。
セブン&アイ・ホールディングスの株主である投資ファンドは、今��の百貨店事業だけではなく、セブン&アイ・ホールディングス全体の経営戦略の変革も要求しているということです。今後どのような事業再編に繋がるか注目です。
そごう広島 売却検討(中国新聞U35 2月4日)
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(真相深層)大衆百貨店、運命の落日 「一億総中流」失う そごう・西武、セブン&アイが売却へ :総合1面から(日経ヨクヨム 2月16日)
セブン&アイ・ホールディングス(HD)が2006年に2000億円超で買収したそごう・西武(当時はミレニアムリテイリング)。コンビニで磨き上げた経営管理手法で再生に挑んだが、セブン&アイHDから切り離されようとしている。なぜ、そごう・西武は浮上できなかったのか。そこにはニッポン社会に横たわる構造的な問題もあった。
舞台装置の1つ
「一億総中流」。1970年ごろから日本の消費社会を象徴するこの言葉。国民の大半が高度経済成長の上昇気流に乗り、中流階級へと駆け上がっていく意識があった。その舞台装置の一つが百貨店で、積極出店したのが、そごうと西武百貨店だった。都心の流行をいかに早く、地方に紹介できるか。豊かさへの渇望。その期待に両者は応えた。時代は大衆消費社会とも呼ばれた。
中流=大衆。この取り込みが百貨店の成長には欠かせず、新参者のそごう、西武は地方や郊外の再開発などに関わった。70年代に西武百貨店は宇都宮(栃木県)、高槻(大阪府)、大津(滋賀県)に、80年代は八尾(大阪府)、所沢(埼玉県)などへ出店。80年代後半にはグループで売上高日本一(1兆1000億円前後)を達成した。
西武百貨店の社長を務めたセゾングループ代表、堤清二氏は「大衆」という言葉を好んで使った時期がある。学生時代に社会変革を目指した堤氏には、大衆を味方に付けることで社会が動くと考えていたからだ。
そごうも負けてはいない。70年代に柏(千葉県)、札幌(北海道)、黒崎(福岡県)、80年代に船橋(千葉県)、横浜(神奈川県)、大宮(埼玉県)などに出店した。首都圏では千葉、埼玉、東京、神奈川を環状で結ぶ国道16号沿線への出店に注力。レインボー作戦と名付けた。91年度にグループで売上高が約1兆4000億円となり日本一になった。
バブル崩壊転機
ところがバブル崩壊後、過大な負債が両社を苦しめ、そごうは2000年に法的整理(民事再生法)、西武百貨店は03年に私的整理に追い込まれた。無謀な経営がとどめを刺したが、企業努力だけではあらがえないのが生活者の懐の中身だ。
厚生労働省の国民生活基礎調査によると、90年代半ばに約550万円あった世帯所得(中央値)は2018年には437万円まで減った。百貨店が受け皿としていた中間層、大衆が細ったのだ。マスマーケットの瓦解だった。ニッポン社会の浮沈と、そごう・西武の盛衰は二重写しなのだ。
08年度の百貨店事業の売上高を100とすると20年度のそごう・西武は42なのに対し三越伊勢丹HDは57、高島屋は65、全国の百貨店全体では58となっている。
そごう・西武と競合大手との違いは富裕層の顧客基盤の差だ。競合大手は宝飾品・美術品などの売上比率が高い。新型コロナウイルス禍でも、インバウンド(訪日外国人客)の消費が蒸発しても、富裕層は宝飾品などを買っている。
三越伊勢丹HDの細谷敏幸社長は「マスから(富裕層の)個へ」と語り、大丸や松坂屋を運営するJ・フロントリテイリングは中期経営計画に富裕層を対象とした外商部門の強化を挙げた。そごう・西武も富裕層に食い込もうとしているが、大衆を軸にビジネスモデルを組み立ててきたため富裕層の顧客基盤が弱い。
そもそもコンビニ出身者が首脳陣を固めるセブン&アイHDに富裕層に熟知した人物はいない。あるラグジュアリーブランド首脳が、セブン&アイ幹部が発した言葉を覚えている。「私たちにはラグジュアリーをどう扱っていいのか全く分からない」。この首脳は「そごう・西武の売却は時間の問題」と直感した。
そごう・西武の売却へと至る決断時期をコロナが早めたに違いない。百貨店やスーパーの業界では、こんなジンクスがある。いちど日本一から転がり落ちた企業は二度と返り咲くことがない。(編集委員 田中陽)
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セブン&アイ株主総会 そごう・西武 売却含めあらゆる選択肢(NHKニュース 5月26日)
流通大手のセブン&アイ・ホールディングスの株主総会が26日開かれ、井阪隆一社長は、不振が続く傘下のデパート「そごう・西武」について、売却を含め、あらゆる選択肢を検討していく方針を改めて示しました。
セブン&アイの株主総会は26日、東京都内の本社で開かれ、株主およそ250人が出席しました。
セブン&アイをめぐっては、主要株主であるアメリカの投資ファンドから、主力のコンビニ事業に経営資源を集中するよう求められる中、不振が続いている傘下のデパート、そごう・西武の売却が検討されていて、今月23日に行われた売却に向けた2回目の入札では、3つの外資系の投資ファンドがこれに応じています。
26日の総会では、株主からそごう・西武の今後に関する質問が出され、井阪社長が「地域のニーズがある店を誘致するなど、さまざまな取り組みを進めてきたが、ベストオーナーなど、あらゆる選択肢を視野に入れて検討している最中だ」と述べ、売却を含め、あらゆる選択肢を検討していく方針を改めて示しました。
総会ではこのほか「取締役会の多様性を向上させる」などとして、9人の社外取締役を含む取締役15人を選任する議案などが可決され、1時間40分余りで終了しました。
そごう・西武の売却検討 株主は
セブン&アイ・ホールディングスの株主総会に出席した株主からは、そごう・西武の売却が検討されていることについて、賛成する声が上がる一方、売却後の事業の在り方を懸念する意見も聞かれました。
50代の男性の株主は「そごう・西武を売却して、コンビニ事業に集中するという方向性には賛同できる。時代の変化に合わせた形で事業を選択していくのがよいのではないか」と話していました。
一方、別の50代の男性の株主は「百貨店は大事な業界だ。買収した企業が、どのような経営をするのか心配している。もうかる事業だけが残るのであれば、日々の生活の潤いがなくなってしまうのではないか」と話したうえで、会社として利益重視の事業戦略を見直すべきだと指摘していました。
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そごう広島店新館、2023年夏閉館 全面改装する「本館に集約」(中国新聞 6月22日)
百貨店のそごう広島店(広島市中区)は22日、新館の営業を2023年夏に終えると発表した。隣接する本館は同年秋、全館を改装して売り場面積を増やし、リニューアルオープンする。新館は開業から約30年で閉館する。
新館はNTTクレド基町ビルの地下1階から地上9階に入り、売り場面積約2万3千平方メートル。ビルを所有するNTT都市開発(東京)から賃借している。衣料や宝飾、家具、雑貨などのテナントが入る。そごう広島店の開店20年に合わせて1994年4月、同じビルの専門店街パセーラと同時にオープンした。
本館は、約3万2千平方メートルの売り場を約3万6千平方メートルに広げる。本館と同じビルの専門店街「アクア広島センター街」側まで1、2階を1割余り増床し、美容や高級ブランドの売り場を充実させる。全館改装は2004年3月以来となる。
新館の賃借契約は24年4月まで。そごう・西武(東京)は閉館について「契約満了が理由。本館から1回外に出て新館に入る構造も問題だった。本館に集約して回遊性を高める」と説明した。
建物を所有するNTTグループは「市中心部の一等地。間が空かないように次のテナントを見つけたい」と強調。同様に管理するパセーラにはフィットネスジムや結婚式場などが入っており「物販だけにこだわらずに店舗構成を考える」との姿勢を示した。
セブン&アイ・ホールディングスは、傘下のそごうなどの百貨店の売却を検討している。そごう・西武は「今回は一切関係ない。今後も広島で百貨店として継続していく」とした。新館の従業員の雇用は維持するという。テナント従業員の雇用は各社の判断になる。(桑田勇樹、筒井晴信)
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そごう広島店新館 来年夏に閉館へ オープンから約30年 広島(広島ホームテレビ 6月22日)
そごう広島店の新館が来年夏に閉館することが明らかになりました。
そごう広島店によりますと、新館は2024年に建物の契約が満期になり、新たに契約を更新しないことになったということです。
1994年にオープンした新館はアパレルや生活用品などのコーナーがあり、中心部の賑わいを担っていましたがオープンから約30年となる来年夏、閉館することになりました。
建物の所有者のNTT都市開発は「後継テナントをどうして行くか。街中のこう言った立地なのでふさわしい後継テナントを探して行きたい」とコメントしています。
また、本館は来年秋20年ぶりに全館をリニューアルし、店舗面積を拡大するということです。
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広島ロフト、一体どうなる? 入居のそごう新館は2023年閉館(中国新聞 6月24日)
広島市中心部を代表する百貨店の一つ、そごう広島店新館(広島市中区)が2023年夏の閉館を決めた。そのニュースは瞬く間にネットやSNS(交流サイト)で広まった。閉館のニュースとともに心配する声が目立ったのは、8階に展開する広島ロフトのことだった。市中心部に残るのかどうか―。関係者や識者の分析から、今後について探ってみた。
2004年3月、そごう広島店の大型改装を機にオープン。当時は広島県内への初進出で、中国地方でも初の直営店だった。現在、県内のロフトは福山市の2店舗とゆめタウン廿日市(廿日市市)内の1店舗。広島市の中心部では唯一の店舗だ。
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セブン&アイ 「そごう・西武」を米投資ファンドに売却を発表(NHKニュース 11月11日)
セブン&アイ・ホールディングスは、経営不振が続く傘下のデパート「そごう・西武」をアメリカの投資ファンドに売却すると正式に発表しました。売却にあたっては、家電量販店、ヨドバシカメラの持ち株会社が一部の店舗を取得する方針で、全国の10の店舗の取り扱いが今後の焦点となります。
流通大手のセブン&アイ・ホールディングスは、11日臨時の取締役会を開き、主力のコンビニ事業に経営資源を集中する一環として、傘下の大手デパート「そごう・西武」のすべての株式をアメリカの投資ファンド「フォートレス・インベストメント・グループ」に売却することを決めたと正式に発表しました。
売却に際し、家電量販店、ヨドバシカメラの持ち株会社の「ヨドバシホールディングス」がパートナーとなり、東京 池袋の旗艦店など一部の店舗を取得して家電量販店を展開する方針です。売却は来年2月の予定で、売却額は2000億円を超える規模となる見通しです。
そごう・西武は、全国で10の店舗を展開していますが、ヨドバシ側が関与するのは首都圏の一部にとどまるとみられ、地方都市の店舗がどのように引き継がれるのかが今後の焦点となります。
かつて小売りの盟主と言われたデパート業界の一角の店舗を異業種の家電量販店が取得する形となり、業界再編が進んできたデパート業界の構図がさらに変わることになります。
セブン&アイ そごう・西武売却の背景は
「セブン&アイ・ホールディングス」が、そごう・西武を売却する背景には、これまで多角化を進めてきた事業の在り方を見直し、経営資源を主力のコンビニエ��スストアに集中させることで、グループの収益力を高めるねらいがあります。
「セブン&アイ」は、2005年に、コンビニとスーパー、レストランの3つの事業会社の持ち株会社として設立したあと、積極的な事業の買収や資本提携などを通じ、事業の多角化を図ってきました。
2006年に今のそごう・西武の前身となるミレニアムリテイリングと経営統合した際も、コンビニやスーパーの商品開発力とデパートのブランド力を生かした品ぞろえの強化や、複合商業施設の展開などが期待できると説明し、業態の垣根を越えた再編として注目されていました。
しかし、専門店やネット通販の台頭でデパートやスーパー業界の不振が続く中、十分な相乗効果が得られなかったうえ、規模拡大に向けて買収してきた子ども向け用品の専門店や通信販売大手なども含めて���傘下の事業をグループの成長にどう結び付けていくかが課題となっていました。
ことし2月までの1年間のグループ全体の決算は、最終的な利益が2107億円に上りましたが、利益の大半を国内外のコンビニ事業が稼ぎ出した一方、「そごう・西武」は3年連続で最終赤字となっていました。
こうした中で、セブン&アイの主要な株主であるアメリカの投資ファンド「バリューアクト・キャピタル」は、会社の収益性が低く、意思決定が遅いなどとして、ことし1月、主力のコンビニ事業に経営資源を集中するよう書簡を送り、これに対しセブン&アイは、そごう・西武の売却を具体的に検討していくことになりました。
すでに去年以降、家具や雑貨を販売する「Francfranc」の保有株式の25%余りを投資ファンドに売却したほか、スポーツ用品専門店の「オッシュマンズ・ジャパン」を靴の小売りチェーン店「エービーシー・マート」に売却するなど、事業の選択と集中を進めてきました。
今回、そごう・西武というグループを代表する事業の売却に踏み切ることになり、今後、傘下のほかの事業についてもグループの構造改革を一段と加速させるものとみられます。
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不安高まる地方店 雇用、事業維持の確約なく―「そごう・西武」売却(時事通信 11月12日より)
店舗網の行方が焦点に
「そごう・西武」は、「西武」と「そごう」の2つのデパートを首都圏のほか、広島県、秋田県、福井県に合わせて10店舗展開しています。
関係者によりますと、このうち旗艦店の西武池袋本店はヨドバシホールディングスが投資ファンドから店舗を取得し、一部のフロアに家電量販店を展開する方針です。今ある海外の有名ブランドの取り扱いなどが今後の課題となります。
その一方で、ヨドバシ側が店舗や不動産の取得を通じて関与するのは全体のうち首都圏の一部にとどまるとみられます。このため、地方都市に展開している店舗について、どのように引き継がれるのか今後の行方が焦点となります。
家電量販店を展開する場合、デパートとしてこれまで営業してきた既存のフロア構成を大きく見直す必要があります。主要なテナントの入れ替えや改装を伴うことも予想され、厳しい事業環境が続いてきたデパート事業のてこ入れをどのように進めるかも焦点となっています。
「そごう・西武」とは
「そごう・西武」は、「西武」と「そごう」の2つのデパートを各地に展開していて、16年前に「セブン&アイ・ホールディングス」の子会社となりました。このうち西武は、かつて、「西武百貨店」として、堤清二氏が率いた日本有数の流通グループ「セゾングループ」の中核企業でした。
西武鉄道グループの創業者の一族として生まれた堤氏のもとでデパートの店舗網は全国に広がり、中でも「おいしい生活。」のコピーに代表される先進的な広告や、時代を先取りした文化・芸術などの活動は、若い世代のファッションやライフスタイルに大きな影響を与えました。
一方、そごうは江戸時代に創業し、明治のはじめに大阪 心斎橋に店を構えた呉服店が発祥の老舗デパートです。昭和32年には首都圏の1号店として東京 有楽町に進出。「有楽町で逢いましょう」という当時のキャッチフレーズは歌や映画にもなり、広く親しまれました。
戦後の経済成長の時代に個人消費をけん引した両デパートですが、バブル経済の崩壊によって拡大路線が裏目に出て経営が悪化します。そごうは、2000年に1兆8700億円の負債を抱えて経営が破綻し、西武百貨店の支援のもとで再建を進めましたが、その西武百貨店も経営が悪化して2003年には取引先の銀行などから金融支援を受けました。その年に両社は、経営統合して「ミレニアムリテイリング」となります。
その後、2005年にセブン‐イレブン・ジャパンやイトーヨーカ堂を傘下に持つ「セブン&アイ・ホールディングス」と経営統合することを決め、翌年には子会社となりました。
これにより、財務基盤を安定させるとともにデパートのブランド力とコンビニやスーパーが強みとする商品開発力を生かした新しいサービスを生み出し、顧客も開拓できると期待されていました。
しかし、その後も、郊外型のショッピングセンターや低価格の衣料品などの専門店の台頭に加えて、ネット通販の普及などでデパート業界の経営環境は厳しさを増し、収益力の大幅な改善にはつながりませんでした。
セブン&アイの子会社となった2006年の時点で28店舗あった「西武」と「そごう」の店舗数は、採算が見込めない店の閉鎖を進めたことで現在は10店舗まで減少しています。
さらにおととし以降は、新型コロナの感染拡大による生活スタイルの変化やインバウンド需要の落ち込みもあり、決算では、3年連続で最終赤字に陥っていました。
思うような相乗効果が出ない中、親会社のセブン&アイは、業態を超えた経営統合から16年たったことし、そごう・西武を売却する方針を決め、売却先や店舗網の取り扱いなどその行方が注目されていました。
ヨドバシホールディングスとは
ヨドバシホールディングスは、家電量販店のヨドバシカメラを傘下に持つ持ち株会社です。ヨドバシカメラは、1960年にカメラの小売り会社として創業し、その後、取り扱う商品を家電全般に広げることで、事業を拡大してきました。大都市や地方の中核都市の駅前など、全国に24店舗を展開し、家電以外にも日用品や本、スポーツ用品などの販売も手がけています。
また、1990年代からネット販売にも参入し、国内の小売業全体でも有数の売り上げ規模を持つとされています。ヨドバシカメラの昨年度の売り上げは7530億円と5年連続の増収で、業界3位となっています。
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セブン&アイ「そごう・西武」を米ファンドに売却へ 広島店は来年秋に全館改装(広島ホームテレビ 11月10日)
そごう広島店は来年秋に全館リニューアルすることが発表されていますが、「セブン&アイホールディングス」は「そごう・西武」について、アメリカの投資ファンドに売却する方向で最終調整に入ったことが分かりました。
セブン&アイは、そごう・西武の全株式をアメリカの投資ファンド「フォートレス・ インベストメント・グループ」に売却する方向で最終調整しており、売却額は2000億円を超える見通しです。
関係者によりますとフォートレスは家電量販店大手のヨドバシホールディングスと連携し、主要店舗にヨドバシカメラの出店を検討しているということです。
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またそごう広島店については、今年6月に新館の閉館を含む来年秋に向けた全館リニューアルを発表しています。
そごう・西武は現在、広島店を含む全国10店舗を展開していますが、フォートレスが全店を維持するかどうかが今後の焦点となりそうです。
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広島都心で加速する再開発 そごう改装、駅ビル新設… 「起爆剤に」(朝日新聞 11月18日)
そごう広島店などがある広島市の「紙屋町・八丁堀地区」や「JR広島駅周辺」の都心部でビルの改装や再開発計画が相次いでいる。背景には人口減に危機感を抱いた広島県や広島市が、民間が再開発しやすいよう規制緩和を進めてきたことがある。他都市と差別化できる独自の街づくりができるかが、今後の課題になりそうだ。
紙屋町・八丁堀地区にある「そごう広島店新館」。海外高級ブランド店が入るが、2023年夏に営業を終える。25年春、新たな商業施設に生まれ変わる予定だ。ビルの所有企業は「大型店などを誘致中」としている。
百貨店は苦境に直面している。中国四国百貨店協会によると、中国5県の百貨店売上高は21年、約1902億円で10年前の約2977億円に比べ、4割減った。
かつてそごうの飲食店で働いた広島市の谷口利江子さん(44)は「私が10~20代の頃、最新のブランド服を買っていたそごうの新館が閉まるのはとても残念」とする一方、「新たな施設が街の起爆剤になるならうれしい」と話す。
一方、そごう本館は23年秋に改装を終え、再オープンする。売り場面積は現在の約3万2千平方メートルから3万6千平方メートルへと拡大。2~10階を改装するほか、1~2階は隣接する「アクア広島センター街」側に増床し、美容や高級ブランド関連の売り場にするという。
11月中旬、そごう・西武は米投資ファンドへの売却が決まったが、そごう広島店販売推進部は「改装は着々と進める」としている。
一帯では新たな開発も進む。23年3月、旧市民球場跡地にイベント広場が、その500メートル北には24年2月、サッカースタジアムが開業する予定。周辺では高層ビルなどの再開発計画も相次ぐ。新たな商業施設やスポーツイベントとの相乗効果に期待が集まる。
注目されるもう一つのエリアがJR広島駅周辺だ。25年春、駅南口に地下1階、地上20階の新駅ビルが完成する。ショッピングセンターや複合映画館などが入り、広島電鉄の路面電車が2階に乗り入れる。9月下旬、駅の公共空間の利活用で連携するとして市と広島電鉄、JR西日本が覚書を交わした。
すぐ近くには、新駅ビルと2階デッキでつながり、郵便局や食堂が入る19階建ての「広島JPビル」も今年9月に開業。駅の北口も数年後の再開発が検討されている。
市の都心部でビルの改装や再開発計画が相次ぐのは、人口減や少子化を踏まえ、県や市が都市計画の規制緩和を進め、民間の投資を促してきたからだ。
広島市の人口推計によると、広島市は20年から人口が減少に転じた。財源を都市部に集中して外から人を呼べる魅力的な街にしなければ広島市の将来は厳しい――。市幹部らはそう危機感を抱く。
県と市は17年、人口減を見越して、都心に機能を集中させ、にぎわいを生み出す「ひろしま都心活性化プラン」を策定。国内外から人や企業を集め、それが周辺部にも波及効果をもたらす構想を練った。
都心部は建設から40~50年たったビルが多く、更新時期が迫っていた。そこで市はビルの建て替えが大規模な再開発につながるよう、都市計画上の規制緩和を国に働きかけた。
18年、紙屋町・八丁堀地区が容積率緩和や税制面の優遇が得られる「都市再生緊急整備地域」になると、20年にはJR広島駅周辺と合わせた地域の一部が、優遇幅をより拡大した「特定都市再生緊急整備地域」の指定を受けた。一帯の再開発の機運を一気に高めた。
再開発を検討する大手ディベロッパーの担当者は「渡りに船だった」と明かす。「採算を検討し、地権者の賛同を得て再開発を進めたい」。紙屋町・八丁堀地区とJR広島駅周辺が互いの回遊性を高めようと連携する動きも出ている。
都市計画に詳しい中国地域創造研究センターの吉田実主席研究員は「『札仙広福』(札幌、仙台、広島、福岡)と呼ばれる地方の拠点都市の中で、広島は、人口が増えている福岡に差をつけられた。空港や大学の立地などの要因が考えられるが、再開発で同じような建物ができても魅力につながらない」としたうえで、「開発にあたる民間業者がまとまり、広島全体として特色ある街づくりができるように連携すべきだ」と提言する。(松田史朗)
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二度行きたいボストン美術館の至宝展
今日久々の連休で天気も良かったので(12月3日のこと)前から行きたかった「ボストン美術館の至宝展」に足を運ぶ。これは神戸の三ノ宮の神戸市立博物館で現在開催されている(来年の2月4日まで)。ボストン美術館の美術品を計80点ほど選び抜いて展示していて、「古代エジプト美術」「中国美術」「日本美術」「フランス絵画」「アメリカ絵画」「現代美術」と大まかに6つの主題を持ったセンテンスに分けられている(厳密に主催者を意志をくみ取ると7つなんだけど、今回当サイトでは6つでまとめたいと思う。なぜ7つかと言うと現代美術のところで『版画・写真』と『現代美術』で枝分かれしているからだ。確かに『版画・写真』のところはエドワード・ホッパーなど1900年代前半に活躍した人ばかりだったからこれは分けて示す必要があったのだろう)。
正直言って、美術展とかの感想は情報量があまりにも多いから何を書いたら良いのかわからないんだけど、感動したのでその気持ちをそのまま「不特定の誰か」に伝えたくて筆が重くても筆(と言うか携帯電話の画面をプッシュ)を取るわけです。ですからまあ、気楽な気持ちで読んでもらえるとこちらとしてもうれしい。すべてを語り尽くすのは不可能なボリュームなのでそれぞれのテーマの中で一、二点個人的に好きになった物を取り上げ、感想を書こうと思う。実際に行った友人が異論を言ってくれたりすると、筆者としては書いた甲斐があると言うか、うれしい。
1.古代エジプト美術「高官マアケルウの偽扉」
ボストン美術館は4万点を越える古代エジプト美術のコレクションを持っているらしい。4万点とか言われたらちょっと数字が大き過ぎて僕は思考停止状態になってしまう。ものすごい数だとは思うのだが、だからなんだ?とも思う。いや、すごいけど。今回はその中から選び抜かれた11点が海を越え、こうして神戸に来ている。どれも神秘的で「時の試練を乗り越えた美品」にため息が(実際見ている時は出さなかったけど)出る。展示品を映す光の加減が見事で、これは後述のモネの項でも書くが、やはり美術品を観賞するには光の調整が大切だと痛感した。これは僕個人の主観的な意見に過ぎないが、美術館における光の調整は、ライヴハウスにおける音をミックスするコントロールルームにあたると思う。音の世界がパフォーマーが出す音だけでは成り立たないように、美術品は光の調整次第では、すばらしい作品でもその価値を理解しづらく成り得るのだと個人的には、思う。その上で今回の美術展は光の調整が見事だったと思う。ツタンカーメン王頭部なんて、本当にコントラストが絶妙で…。いや、話は「高官マアケルウの偽扉」だった。簡潔にまとめるとこれは「(公式図録より)死後、生まれ変わった死者の魂は、扉を通って墓を出て、生者たちの世界へと戻ることができると考えられていた。しかし、本作品のようにその扉が実際開くことはなかった。」ことにより、「偽扉(ぎひ)」の名前を持つことになったようだ。非常に神秘的で、なぜ神秘的だと思うのかと考えたら、僕が普段目にする石や土とは異質な、見たことのない鉱物(?)を使い、遠い過去を現在まで語る力があったからだ。 
2.中国美術「周季常/施財貧弱図」
中国美術なんてまるでわからない。今回の美術展に行くまで特に興味もなかった。今は中世以降のフランスやイタリアや日本に興味があるので、たぶん中国美術はこういった機会がないと目を向ける機会はないと思う。でも、日本の美術や宗教を理解しようとしたら避けては通れないのが中国美術であって、最近の大手企業は「アジアの他の国に真似られた」とか文句言っているけど、元々、「他の国の文化を真似て良いとこ取りして自分流にする」のが得意な民族が日本人である。憲法にしてもカレーにしても今の服装にしても…。中国美術は僕が言うまでもなく奥が深い。中国のことは良くわからない。で、この「施財貧弱図」なんだけど、基本的に墨で書かれたモノクロの世界に貧者が嘆いていて、神の一行であろう僧が色付きで書かれている。彼らは何かを話合っているが、貧者には誰ひとり手を差しのべる様子はない。奇妙だ。奇妙ではあるが絵としては美しい。あるいは僧の世界に奇妙ではない本当の真実はないのかもしれない。
3.日本美術「英一蝶(はなぶさいっちょう)/涅槃図」
これは言葉にするのが特に難しい。涅槃図ですが、ヨーロッパの古典的な宗教画で巨大な絵ってあるじゃないですか。神々がそれぞれ精密に描かれている絵。それぞれがそれぞれの役割を感情をしっかり出して表現されていて、どれも完成された作品になっていて、一言では語ることの出来ない重層的な世界観。仏陀のことが書かれていて、普遍的な宗教性を持っていると思う。絵って「開かれた世界」と「閉じた世界」がとりあえず乱暴に言えばあると思うけど、この作品は黄泉の国を示唆する開かれた世界で、弟子も動物もみんな悲しんではいるけど、それで終わっている絵ではない気がする。   4.フランス美術「ジャン=フランソワ・ミレー/洋梨」「クロード・モネ/アンティーブ、午後の効果」「ギュスターヴ・クールベ/銅製ボウルのタチアオイ」「フィンセント・ファン・ゴッホ/『郵便配達人ゼョセフ・ルーラン』『子守唄、ゆりかごを揺らすギュスティーヌ・ルーラン夫人』」
これ以降はより感覚的に書く。ある絵を見ても正確な言語化が出来るレベルではないと悟ったからだ。
ミレーの洋梨。これは小品であると捉えらていたようだが、素晴らしかった。赤と黄色と緑を主に、洋梨の実体としての重さを再現することに成功している。「誰があえて主張するだろう、ジャガイモがザクロの実に劣っているなどと?」とはミレー自身の言。   モネの「アンティーブ、午後の効果」はいちいち言葉を配する必要なく、「美」そのものを体現している。こうやって図録を読みながら書いていると良くわかるんだけど、印刷された絵画作品はその魅力を半分以上失っている。僕が今日見たモネの「アンティーブ、午後の効果」はなんと言うか、僕の視力は現在0.3くらいなんだけど、普段目にする六甲山の風景のような、目がすごく良いひとはまた違って見えるだろうけどぼやけて見える「ああ、これこれ、この山の光の加減知っている」の「知っている」感じをみんなわかるように表現していて、「光の画家」とか言われているらしいけど、本当に光の加減ひとつで変わる画家だと思う。図録の絵は同じ絵なのに魅力的ではなかった。たぶん博物館の方はこの絵を魅せる為に結構な努力をされているのだろう。上に書いたが、光ひとつでも美術品は凡作に成りかねないのだ。絵は光の芸術ですね。
クールベ。これもモネと同じで、「なんだこれ。すげー!」とか思って帰ってから図録を見返したんだけど、そこにあった厳かな緊張感は印刷された紙からは半分くらいしか伝わらなかった。絵って、近くで見てみたり、ちょっと後退りしてみたり斜めから見たり、わからないと思って他の絵を見た後にまた見直したり、見ることを辞めてぼうっとその場に居れることを目指したり、そんな作業が必要な気がする。
ゴッホの郵便配達人の絵は今回の展覧会の目玉のひとつである。「(図録より)ファン・ゴッホは1888年2月、パリを発って南フランスの小さな町アルルに移り住んだ。その町で最も親しい友人となり、またお気に入りのモデルともなった人物のひとりは、地元で郵便配達の仕事に携わっていたジョセフ・ルーランで(中略)ゴッホはジョセフについて、個人的の肖像として描くと同時に、プロヴァンス地方に特有な『タイプ』、つまりある特定の地方や場所や時代の人々を代表するような典型的なイメージを描きたいと思っていた。」ゴッホはルーランについて、弟のテオに対してかの有名な手紙の中で「立派なひげ面で、まるでソクラテスのようだ」と綴っている。ゴッホはジョセフを6点、妻のギュスティーヌを5点描いている。どちらも僕がいちいち言うまでもなく、一見の価値のある迫力ある作品です。で、個人的な感想。ゴッホにしても、ちょっと前に「松方コレクション展」で見たロートレックにしても、意外(というか)わりと細部が大雑把と言うか、素人目でみたら「え、これ修正したほうが良いんじゃないの?」と思うような塗りかたをしているところが、わりに目につく。で、ここである示唆に気づくわけだ。彼らは綺麗に型にはまっただけの「お行儀の良い美品としての絵」を描きたかったわけではなく、人間そのものに潜む「生のあるべき姿」を描きたかったのではないか、と。当たり前だけど人間は糞もすれば鼻水も垂らす。エゴが出て人を傷付けてしまうこともあれば、周りの状況にうんざりして一言も話したくない日もある。はたして、そんな時にただただ正確で正しい絵を見ても、心が安らいだり、何かに対するヒントを見つけることが出来るだろうか。あるいはそれも正解のひとつだろう。僕は好きな絵を探すことは(いささか大げさに言えば)実際に会えることは少ないけれど、人生を豊かにしてくれる「友人探し」だと考えている。優れた表現はどんなにいびつでも、受け手側からすれば「友達」であるべきだ。これは後々しっかり書きたいが、昨今は上等な絵画なんかはインテリや金持ちの持ち物のように扱われている(ような気がする)が、そんなことは一部の声が大きい馬鹿どもがその用途もわからずにやにやしているだけであって、本来優れた創作物にとってカテゴライズされると言うことはある種のレッテルのはずであると(ぼそっと小さい声で本音を言うと)思う。ちょっとこれらに対しては最近怒り気味なんで、これもぼそっと言うけれど、世の中には絶対に金で買えないものがいくつかあって、(can’t buy me love)そのひとつが感性である。そもそも絵を見ることって頭の良し悪しに関係あるのか?絵は当たり前だけど、目で見るもので、(視力ではなくて)目が良いかだと思う。頭が良いに越したことはないかもしれないけど(多面的に考えられるから)頭がそんなに良くないかもしれないけれど目が優れているひとって世の中にたくさんいるし、その逆もしかり…いや、これを話出したら長くなりそうだからとりあえず今回は先に進もう。
5.アメリカ絵画「トマス・エイキンズ/クイナ猟への出発」「ジョージア・オキーフ/グレーの上のカラー・リリー」
アメリカ絵画。ポップアート以前のアメリカ絵画は僕は全然知らない。オキーフは敬愛する村上春樹氏の「村上ラジヲ」の中で取り上げられていたからその名前は知っていたけど。
とりあえずまあ、トマス・エイキンズです。このひとは図録によると、「美術アカデミーで絵画と素描に加えて数字と解剖学を学んだ。遠近法や光学と、コマ撮りの連続撮影に魅力された彼は、油彩や水彩の作品の構図を考える際には数学的な作図法を用いた。」つまりエイキンズは全て計算してこの絵を描いているんですね。数字が苦手な僕からしたらすごいの一言だけど、ここの絵で僕が引っ掛かったところはそこではなく、海の波打つ色です。一般的に見たら汚ないと思われそうな土の色を使っているんですね。あるいは美術系の方ならそれは技術のひとつだよと言われるかもしれないが「どうすればこの色で美しい海を表現できるんだ?」と思った。ほかの作品も見てみたい作家です。
オキーフは今回初めて生で見ることができたんだけど、不思議と言うか、まだ謎ですね。わからない。フォルムの美しさは僕なんかが何か物を言う筋合いはないんだけど、そこに静物として「いる」実体の大きさは掴みかねる。わからないけど、なんとなく良いなあ。で、この「なんとなく良い」感じって僕は好きなんですが、どうですか?
6.版画・写真と現代美術「エドワード・ホッパー/機関車」「アンセル・アダムズ/氷結湖と岸壁、セコイア国立公園カウェア・ギャップ」「アンティー・ウォーホール/ジャッキー」「サム・テイラー=ジョンソン/静物」
ホッパーは元々大好きで、この展覧会に実際に足を運ぶまで展示されているとは知らなかったんだけど、エドワード・ホッパーの絵が展示されていると知って心踊った。大体僕が好きなのはホッパーが街の孤独を描いた油絵なんだけど、今回はエッチングだった。ホッパーは言うまでもなく都市の孤独を描いた最高な画家のひとりで、今回僕は「機関車」のポストカードだけ(目移りしたんだけど)買って帰った。ポストカードっていいですよね、大体が150~200円だし、いい記念になる。ホッパーの油絵は今回なかったけど、明るい色の中に潜む影の色を見事に使っていて大好きです。「beatific 」のイメージにもたまに拝借しています。著作権切れてるし。
アンセル・アダムズ。長く書いたら情報量が多くなるわけではないからさらっ述べるけど、とにかく「異質」な写真を撮るひとだと思った。僕はこれを見て写真だと思えず、そこに写っているものが何かと立ち尽くしていた。じっとなんなのかと考えていたが理解が出来ず、横の解説文に目を移すとこれは写真だと書いてある。しかし、なるほどなとも思えなかった。最近の写真家が持っていない目がこれなのではないか。
ウォーホールはポップアートある種の祖で、それは異論をはさむのが難しいかもしれない。ウォーホールが描く美は大量消費社会を象徴していて、非常に素直だ。この「素直」と言うところに鍵があると思っているのは、はたして僕だけの思い違いだろうか。
サム・テイラー=ジョンソンの静物。これは、いくつかの桃の籠とペンが画面に写し出され、倍速によって桃が朽ち果てるまでを見せる映像作品だ。桃は徐々に腐ってゆく。多くの生き物がそのように朽ちるように、所業無常。プラスチック性のペンは腐らない。多くの産業廃棄物がそうなように。最高な作品じゃないか!
このあと村上隆とかもあったけど、好きじゃないので省く。来年の2月8日まで開いているらしいので、もう一度行ってみたい(と言うか一度では掴めないくらいの)素晴らしい時間だった。
2017.12.5(Tue)
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