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#つま先らく押し水栓スイッチ
hayashi-koumuten · 4 years
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* ホワイト貴重の #TOTOキッチン「mitte(ミッテ)」 こだわりポイントは、#フロントオープン食洗機 ! つま先で軽く押すだけで水栓の水を出したり止めたりできる #つま先らく押し水栓スイッチ! #木目天井 とインダストリアルな照明の相性もバッチリでカッコイイです♩ . ⋈ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ⋈ more photos…☞ @hayashi_koumuten ⋈ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ⋈ . いいね♡ありがとうございます✨ フォローしていただけるととても嬉しいです😆 . #林工務店 は #自然素材 #無垢材 #輸入アイテム を使い、デザインにも住宅の性能にもこだり、ご家族の夢が叶うワクワクする #家づくり をしている鹿児島県 #霧島市 の工務店です。 . お客様それぞれの生活スタイルやお好みのデザイン、#マイホーム計画 などお客様に寄り添い、#自由設計 #注文住宅 にこだわり、1軒1軒「魂を込めて」家をつくっています。 ご要望も出来るものと出来ないものとありますが、できるだけお客様の期待に応えられるように知恵を絞り、ご家族の想いを理解しながら全身全霊で誠意と熱意をもって取り組ませていただいています! . おうちを建てるなら自分好みの大好きになれる家がいい♡ おしゃれなデザイン♡しっかりとした住宅性能 #平屋 #和モダン #アンティーク #ヴィンテージスタイル #カフェ風 #ナチュラルスタイル #ブルックリンスタイル や #カリフォルニアスタイル #インダストリアルデザイン など、あなたのイメージに合わせて家づくりをお手伝いいたします♡ . #新築 から大規模な #リノベーション 、#造作洗面 などのリフォーム なんでもしています。 #間取り のご相談、土地探し、 住宅ローン などの資金計画のご相談も承っておりますので、いつでもお気軽にお問い合せくださいね♡ . . どうぞお気軽に林工務店にご相談下さい! ↓プロフィール欄からHPに移動できます。 ⋈ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ⋈ @hayashi_koumuten ⋈ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ⋈ . . スタッフブログ & 建築現場ブログ 日々更新中! どうぞご覧ください(*p'∀'q) . . #雑貨屋 もやっている工務店です。 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈୨୧*。 雑貨屋Poca*Poca…☞ @zakkaya_poca.poca ୨୧*。┈┈┈┈┈┈┈┈┈ . #幸せに暮らせる家 #笑い声のたえない家 #霧島市工務店 (Kirishima-shi, Kagoshima, Japan) https://www.instagram.com/p/CEVHgh-H3iD/?igshid=m5j2qwxfxmj4
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sorairono-neko · 5 years
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鍵の数が多すぎる
 勇利はものすごい物音に飛び起きた。何が起こったのかわからなかった。移り住んだばかりのサンクトペテルブルクの自分のちいさな部屋で、安心して平和にやすんでいたのに、その平穏をひどい騒音が破った。勇利は寝ぼけており、暗闇の中でひとりうろたえた。何かの事件かと思った。手探りでまくらべのあかりをともし、眼鏡をかけたとき、ようやく頭がはっきりして、何の音なのかを理解した。隣の部屋からの話し声だ。いや、話し声、などという生やさしいものではない。笑い、叫び、怒鳴りあっているという、完全な混乱状態だった。何人いるのか知らないけれど、勇利は、少なくとも五人だと見積もった。当たっているか外れているかはわからない。当たっていても外れていても、迷惑な騒ぎであることに変わりはなかった。  勇利は溜息をついてベッドから降り、台所で水を飲んだ。隣の部屋は、一瞬声が低くなったり、静まったりするものの、すぐにまた爆発するような笑い声が起こる。ロシア語なので何を言っているのかはさっぱりわからないけれど、日本語か英語ならきちんと理解できただろう。それほど声は大きく、明確だった。たぶん酔っぱらっているのだ。隣家の住人に会ったことはないが、若い男だと大家から聞いている。仲間同士で集まって楽しんでいるらしい。  勇利の住んでいるところは、日本によくある安普請のアパートではないけれど──勇利は日本の安普請のアパートに住み暮らしたことはないが、知識としてはなんとなく知っている──複数の人が大きな声で騒げば、もちろん騒音と感じられる。眠れるはずもない。  勇利は時計を見た。まださほど遅い時刻ではなかった。慣れない練習で疲れて、このところかなり早寝をしている。二時間ほどは眠れたけれど、今夜はそれ以上の睡眠は望めないかもしれない。少なくともいまから数時間は、眠るのは無理だ。  明日も早いし、みっちり練習なのに……。勇利は憂うつになった。睡眠不足は身体のためによくない。きちんと寝なければ。だが、この状況では……。そうだ、耳栓、と思いついて顔を輝かせた勇利は、ロシアへ持ってこなかったことに気がついた。がっかりしてしまった。  静かにして欲しいと頼みに行ってみようか? しかし英語が通じるかはわからない。丁寧にロシア語で話せる自信が、勇利にはまったくなかった。それに、隣の住人がどういう人か知らない。こわい人だったらどうしようと思うとためらってしまう。おかしな者ではなかったとしても、酔っぱらっている人間がおとなしくなるかどうか……。  勇利はまた溜息をついた。どこか別の場所へ行くといっても……。すぐにヴィクトルの顔が思い浮かんだ。彼なら、ひと晩泊めて欲しいと言えば、快く受け容れてくれるだろう。しかし、夜に訪問して迷惑をかけるのはどんなものだろう。ヴィクトルだって忙しいし、大変な思いをしている。彼の邪魔はしたくない。だが、練習に差し支えるようなことが起こっているのにヴィクトルに相談しないでいると、あとで怒られてしまうかもしれない。ヴィクトルは勇利のコーチなのだ。  勇利はわずかにしりごみし、すぐにこころをきめた。スケート以外ではヴィクトルに甘えられない。けれど、スケートが関係するところでは思いきり甘えよう。そうしてもよいはずだ。勇利は世界でたったひとりのヴィクトルの生徒なのだ。教え子の特権だ。それを行使して悪いはずはない。  勇利は上着に腕を通す��、クラブへ通うときに持っていっているバックパックを背負い、鍵をかけて外へ出た。そのあいだも、隣の部屋はずっとにぎやかだった。  ヴィクトルの家までは走って五分ほどだ。勇利は夜道を軽快に駆けていった。ヴィクトル、なんて言うかなあ、と想像した。じつは彼には一週間ほど会っていない。ヴィクトルがスケート以外の仕事に追われているからだ。勇利はリンクで、ひとりで練習したり、トレーナーに見てもらったりして過ごしている。ヴィクトルが多忙をきわめていることはわかっているので、いまの状況に不満はないけれど、会えないのはさびしかった。今夜は会えると思うとうれしくなる。  頬を紅潮させ、胸をどきどきさせながらヴィクトルの家の前にたどり着き、呼び鈴を押そうとした勇利は、そのときようやく気がついた。──ヴィクトルはもう寝ているのではないか? 「あ……」  どうして考えもしなかったのだろう。深夜という時刻ではないけれど、忙しい彼なのだ。眠れそうだと思えば早めにやすむだろう。きまっているではないか。  どうしよう……。勇利はうつむいて考えこんだ。ヴィクトルを起こすのは悪い。しかし、いまから帰っても眠れない。ひと晩くらい我慢しようか? けれど、練習は大事だ。  とりあえず、何かメッセージを送って起きているか確認してみよう。勇利はそう思いついてほっとした。起きていれば家に入れてもらえばよいし、眠っているときは──そのときはまた考えよう。上着のポケットを探り、携帯電話を取り出そうとして──勇利はぱちぱちと瞬いた。ない。 「あ、あれ?」  いつもここに入れているのだけれど。おかしい。なぜないのだろう。そういえば……急いでいたし、上の空だったので、手に取らなかったかもしれない。もしかしたら、ベッドの上に置いたままかも……。勇利は焦って、ありとあらゆるポケットを探し、そのあと、バックパックもすべて調べた。なかった。携帯電話を忘れた。  勇利はくらくらしてヴィクトルの家の扉にもたれかかった。溜息が漏れた。いったい何をやっているのだ。ばかじゃないの、と思った。ばかじゃないの。ばかじゃないの。  もう帰ろうかな……。これは、ヴィクトルに迷惑をかけるなということではないのか。上手くいかないのだからきっとそうなのだ。我慢するしかない。もう帰ろう。帰ろう……。  勇利は扉の前から離れ、庭を横切って出ていこうとした。しかし、その足が途中で止まった。ちらと家のほうを振り返る。 「…………」  ポケットを探り、キーホルダーを取り出した。みっつの鍵がついている。ひとつは勇利のアパートのもの。残りのふたつは、ヴィクトルの家の鍵だった。 「あげるよ」  ロシアへ来たその日、昼休みに昼食をとりながら、ヴィクトルはにこにこしてそれを差し出した。 「なに?」 「俺の家の鍵」 「えっ!」  驚いてぽかんとした勇利に、ヴィクトルは優しく言った。 「勇利に持ってて欲しいんだ」 「え、で、でも……」 「いつ来てもいいからね」 「えぇ?」  わけがわからなかった。どうしてそんなことを言うのだろう。勇利がさびしい思いをすると思っているのだろうか。 「ヴィクトルの家には行きたいけど、鍵をもらう理由がないよ。だって呼び鈴を鳴らせばヴィクトルが開けてくれるでしょ?」  ヴィクトルは口元に指を当て、片目を閉じた。 「俺がいないときでも入っていいよ」 「え!? いや、そんなことしないよ」 「構わない」 「構わないって言われても……」  家の主人がいないときに家に入るとは、いったいどういったなりゆきなのだろう。勇利にはさっぱりわからなかった。 「あ、マッカチンの世話とか?」  ヴィクトルは不在にすることも多いはずだ。そういうおりにマッカチンにごはんを出してくれということなのかと思い当たり、勇利はぽんと手を打った。 「マッカチンの食事は、時間になったら自動的に出るようになってるよ」 「あ……そう……」 「まあ、ひとりじゃさびしいだろうから、もちろん勇利にいてもらいたいけど」  言ってからヴィクトルは、「俺もひとりじゃさびしいし」とくすくす笑った。 「? マッカチンの話でしょ?」 「マッカチンも俺もだよ」 「マッカチンとヴィクトルがいたらひとりじゃないじゃない」 「そういうことじゃない……わからない子だな」  ヴィクトルはおもしろそうに勇利を眺めた。勇利は首をかしげながら、テーブルの上をすべらせて鍵を返そうとした。 「とにかく、受け取れないから」 「俺の家ね、戸締まりが二重なんだ。鍵はふたつないと開かないんだよ。だから両方持っているんだよ」 「いや、えっと、ぼくは……」 「その代わりに」  ヴィクトルはほほえんで勇利の目をのぞきこんだ。 「勇利の部屋の鍵が欲しい」 「え?」 「それならいいだろう? 交換だ」 「あの……」 「俺の家の鍵は勇利が持つ。勇利の部屋の鍵は俺が持つ。きちんとしてるじゃないか。不公平じゃない。何も問題はない」  問題はないけれど、そんなことをする必要がどこにあるのだろうと勇利は考えた。しかし、ひとり暮らしでは何が起こるかわからないし、勇利がここで頼れるのはヴィクトルだけなのだ。鍵を渡しておくのは自然なことのように思えた。 「……ぼくの部屋の鍵は渡す」  勇利はうなずいた。 「でも、ヴィクトルの家のはいらないよ」 「いらない? ずいぶんひどいことを言う。俺の家にそんなに興味がないのか」 「興味がないってことはないけど! だけど、なんか責任重大だし……」 「だから勇利に持っていてもらいたいんだよ。いつ来てもいいからね。さっきも言ったけど、俺がいないときでも構わない。家の中にある何を使ってもいいんだ。何を飲んでも、何を食べてもいい。自分の家だと思って自由にしてくれ」 「ヴィクトルなに言ってるの?」  結局勇利は、ヴィクトルと鍵を交換した。そうしないとだめだと言ってヴィクトルが聞かなかったのである。正直なところ、勇利は彼の鍵など持ちたくなかったのだけれど、断ることはできなかった。ヴィクトルの家の鍵なんて、たいへん貴重なものではないか。落としたりしたら大問題だ。もちろんそういうことも訴えたのだが、ヴィクトルは「大丈夫だよ」と笑うだけだった。 「鍵を落としたら問題なのは誰だって同じだ。でも勇利は自分の部屋の鍵を持ってるだろう?」 「ぼくの部屋とヴィクトルの家はちがうんだよ」 「誰も俺の家の鍵だなんてわからないさ」  それはそのとおりだけれど、そういうことではないのだ。だが、ヴィクトルにはいくら言っても無駄なので、勇利はあきらめるしかなかった。  その鍵が、いま、手の中にある。一度も使ったことはない。勇利が何かの拍子にキーホルダーを取り出したとき、そこにみっつ鍵がついているのを見てヴィクトルがなぜかうれしそうにほほえむ以外には、これの使い道はこれまでなかった。しかし……。  使う? どうする? 勇利は自分に問いかけた。鍵をくれたうえ、いつでも入っていいと言ったのだから、勇利が家に上がりこんだとしても、ヴィクトルのほうに差し支えはないのだ。けれど、鍵をもらったからといって、なんの予告もなしに勝手におとなうのはどうだろう? ずうずうしいのではないか? おそらくこれは、何か緊急の事態におちいったときに使用するためのものなのだ。なんでもないこんな夜に使うべきではない。今夜のこの状況は、勇利にとっては緊急だった。だが、ヴィクトルから見れば……。  勇利はうろうろと庭を歩きまわり、帰ろうか、入ろうか、いややっぱり帰ったほうがいい、とたっぷり十分は時間を使った。そのうち、こんなことをしていたら不審人物だと思われるという気がしてきた。早くきめなければ……。  ええい、入っちゃえ!  勇利は思い切って鍵を鍵穴に差しこんだ。生徒としては甘えようととりきめたではないか。これはスケーターである勇利にとっては必要なことだ。ちょっと様子を見て、ヴィクトルが起きているようなら事情を話そう。寝ていたら……寝ていたらどうしよう?  迷ったところで不安になった。なんだか防犯機能の高そうな鍵なので、使い方が正解なのかわからない。ごく普通にまわすだけでよいのだろうか。何かまちがって警報が鳴り響いたらどうしよう? 警報器がついているのか知らないけれど。  勇利は戸惑いながら、どうにかふたつの鍵で開錠して扉をひらいた。何もまちがわなかった。ほそい隙間から中に身体をすべりこませ、そっと戸を閉める。ほの暗い。ところどころにちいさなあかりがともっていた。夜でもわかるようにだろうか。勇利は靴を脱ぎ、そろそろと廊下を奥へ歩いていった。足音を忍ばせて、あたりをきょろきょろと見まわす。なんか完全に泥棒みたい、と思った。  ひろい家だ。どこに何があるのか見当もつかない。廊下の左右には扉がたくさん並んでいる。とりあえずまっすぐ歩いて、正面にあったいちばん大きな戸を開けてみた。そこも暗かった。手探りでスイッチをみつけ、照明をつけところ、どうやら居間のようだった。豪華なソファやテレビがある。まったく散らかっていない。しかし、あたたかみというか、生活感のようなものはあった。  ここにいないということは、ヴィクトルはもうやすんでいるのだろうか。寝ているところに人が入ってきたりしたら気持ち悪いだろうなと勇利は罪悪感をおぼえた。やっぱり帰ろうか……。  と──、物音がしてはっとなった。ヴィクトルが起きてきたのだろうか。勇利はうろたえた。どうしよう。警察を呼ばれたら。なんて言い訳すればよいのだろう。ヴィクトル、ぼくはストーカーでも泥棒でもなくて、ただ、ただ……。 「あ」  勇利は思わず口を押さえた。開けっぱなしの扉から入ってきたのはマッカチンだった。勇利はほっと息をついた。 「マッカチン」  マッカチンはうれしそうに勇利に寄ってき、鼻先を脚にこすりつけた。勇利はかがみこんで頭をよしよしと撫でてやった。 「久しぶり。元気だった?」  マッカチンが鼻を鳴らした。 「あのね、べつにあやしい理由で入ってきたわけじゃないんだよ。いろいろあって……。マッカチン、ヴィクトルはどこ? もう寝ちゃってるのかな?」  マッカチンがいれば、自分が侵入しているというヴィクトルにとっての薄気味悪さがわずかでもやわらぐような気がして、勇利はすこしだけ安心した。マッカチンは戸のほうへ行き、勇利をちょっと振り返って歩き出した。ついてこいということだろう。 「そっち?」  マッカチンの向かったさきは、わずかにひらいているひとつの扉だった。ほの暗いけれど、かすかなあかりが漏れている。ヴィクトルの寝室だろうか。 「マッカチン、そんな当たり前みたいに行かないで……ヴィクトルに変に思われるから……。ちょっと話してきてよ。ぼくがいるって。マッカチンが言えばヴィクトルもあやしまないと思うんだ……」  マッカチンはするっと部屋へ入っていった。勇利はそっと中をのぞいた。思ったとおり、そこはヴィクトルの寝室だった。ひろいベッドやちいさなテーブルなどがある。だが、ヴィクトル本人はいなかった。勇利は目をまるくした。そうだ。ヴィクトルは忙しいのだった。 「もしかして、今日は帰ってこないの?」  ベッドに上がって横になったマッカチンに勇利は歩み寄った。マッカチンは一度鳴いて返事をした。 「そっか。そうなんだ……」  勇利は考えこんだ。ヴィクトルがいない。どうしよう? 彼に事情を話して泊めてもらうつもりだったけれど、いないとなると困ってしまう。帰っても眠れないし、かといって勝手にとどまるのもよくないだろう。妙なことをせず、ただソファを借りるだけならゆるしてもらえるだろうか。でも、留守のあいだにぼくが本当にあやしい行動をしなかったか、ヴィクトルにはわからないよなあ……気持ち悪いかな……。  勇利はふうと息をついた。とりあえずバックパックを下ろし、ベッドに腰掛けて膝に手を置いた。大きなベッドだなと思った。いつもヴィクトルの寝床は寝心地がよさそうだ。長谷津で、何度も一緒に寝ようと誘われたことを思い出し、勇利はすこしだけほほえんだ。マッカチンが顔を上げ、催促するように勇利を見た。勇利はかぶりを振った。 「だめだよ。一緒に寝られないんだ。ここはヴィクトルのベッドだからね。勝手なことはできないよ」  マッカチンが気にしないでというようにすり寄ってきた。勇利は笑った。 「だめだってば。えっと、待って……、いまどうするか考えてるから。ヴィクトルは明日の朝まで帰ってこないの? 困ったなあ」  それにしてもここはいいなと勇利は思った。ヴィクトルのよい匂いがする。  ヴィクトルはタクシーから降り、腕時計を見て溜息をついた。日付が変わってしまった。今日は遅くなった。予定が狂ってしまった。まったく、このところは激務だ。忙しいのは嫌いではないけれど、勇利に会えないのはつらかった。もっと彼と一緒にいたいのに。なんのためにロシアへ連れてきたのかわからないではないか。こんなことが続くようでは、勇利が不足して俺は死んでしまうとヴィクトルは思った。勇利に会いたい。少年のなごりをとどめたかわいい笑顔が見たい。やわらかな声でヴィクトルと呼んで欲しい。きらきらと輝く瞳でみつめられたい。ヴィクトル、ぼくのジャンプ見て。ヴィクトルも跳んで。いまのよ��ったでしょ? ヴィクトル、聞いて、ぼくね。ヴィクトル、ぼくだけ見てて。目を離さないで。ヴィクトル。ヴィクトル……。 「……勇利」  勇利のことを考えながら家に入った。彼のことを思うとせつなくなる。一緒にスケートがしたい。抱きしめたい。しなやかな手を包みたい。あどけないくちびるにキスをして、それから、あのみずみずしい身体を──。  ……疲れてるな。  ヴィクトルはふらちな妄想を頭から追い払った。勇利の顔を見られないものだから、彼への愛情がひどく高ぶってしまっている。次はいつ会えるのだったか。明日の予定は──。  ヴィクトルは寝室の扉がひらいていることに気がついた。しかし気にしなかった。マッカチンがいるのだろう。ヴィクトルは上着を脱ぎながら部屋へ入り、マッカチンを起こさないよう静かに戸を閉めた。衣服を椅子にかけ、何気なく顔を上げた瞬間、ヴィクトルはどきりとした。ベッドに誰かがいる。マッカチンではない。 「……勇利」  すぐにわかった。勇利だった。彼はマッカチンを抱きしめ、子どもみたいな寝顔を見せて眠っていた。ジャージ姿で、ウインドブレーカーを着たままだ。寝るつもりはなかったのだろう。マッカチンと話しているうちに眠気に勝てなくなったのか。それにしてもなぜ勇利がここにいるのだろう? もちろんまったく構わない。かえってうれしいし、いまヴィクトルの胸はどきどきと大きく高鳴っているし、知らず知らずのうちに口元がほころび、顔じゅうに幸福の笑みがひろがっている。勇利がいる。勇利が来てくれた。理由はわからないけれど、ヴィクトルのところへ。鍵を使ってくれたのか。渡しておいてよかった。さびしいと思ってくれたのだろうか? いや、勇利のことだから、甘い期待をしていたら裏切られる。まあ、そんなことはどうでもよい。勇利がいるというだけでじゅうぶんだ。ヴィクトルはこのうえなくしあわせだった。 「勇利……」  ヴィクトルは勇利の服を脱がせ、さっさと下着姿にした。そして自分は全裸になって、一緒にふとんにもぐりこんだ。マッカチンが勇利に寄り添った。 「マッカチン、最高だね」  ヴィクトルは笑みを漏らした。 「勇利がいる……」  勇利の寝顔をのぞきこみ、そのあどけなさに胸がときめいた。なんてかわいいのだろう。キスしたら怒るかな? ヴィクトルは勇利の顔じゅうに接吻した。さっきまでの疲れとかすかないらだち、さびしさがすべて吹き飛んで、ヴィクトルのこころにあるのは、いま、勇利へのいとおしさだけだった。勇利と素肌がふれあい、彼のミルクのようなあたたかさにくすくす笑った。ヴィクトルがせわしなくキスしていると、勇利が顔をそむけて「んー……」とかぶりを振った。眠りのさまたげになっているらしい。ヴィクトルは気にせずキスした。 「もー……」  勇利が何か言った。怒り方も勇利はかわいらしいのだ。たまらない。 「勇利、かわいい」 「んん……」 「愛してるよ」 「うんうん……」  勇利はヴィクトルの熱烈な告白などまったく気にせず、かえってあまりくっつかないでと言いたげに身じろいでいる。つめたいな、とヴィクトルは可笑しかった。 「はなして……」 「無理だ」  勇利に意識がないことはわかっていたけれど、ヴィクトルは真剣に相手をし、きっぱりと言った。 「いろんなことにうんざりして、勇利に会いたいなと思って帰ってきたら、勇利がいたんだ。俺が有頂天にならないわけがないだろう? 勇利、どうして来たの? 最高だ。もっと来てくれ。何度も来てくれ。むしろ、なんでいままで来なかったんだ? せっかく鍵を渡したのに。もっとも、勇利のキーホルダーに俺の家の鍵がついてるのを見るのはすばらしい気分だったよ。あれはいいね。俺も勇利の部屋の鍵を持ってるし、それを意識的に披露してたんだけど、勇利はちっとも興味がないみたいだったね。でも、一度だけ、ちょっと恥ずかしそうな顔をしたね。あのときはかなりどきどきしたよ」  ヴィクトルが愛を語っているというのに、勇利はすやすやと眠りこんでいて、まったく聞いていなかった。ヴィクトルは気にせず勇利に頬ずりをし、髪を梳き、梳いた髪に接吻してうっとりとした気持ちに浸った。勇利を抱きしめ、うれしくて身を左右に揺さぶっていると、マッカチンがあくびをして鼻を鳴らした。  ヴィクトルは、飛び上がりたいくらいうれしかった。  なんだか窮屈だなと思って目ざめると、目の前にヴィクトルの端麗な顔があり、しかも彼は裸で勇利を抱きしめていたので、勇利はわけがわからなかった。 「なっ、ななな、な、なんで……何が……」  うろたえて騒いでいたら、ヴィクトルはうっすらとまぶたをひらいて瞬き、それから幸福そうに笑った。 「おはよう、勇利」 「お、おはよう……?」  どうしてぼくの部屋にヴィクトルが、と思うと同時に、いやここはぼくの部屋じゃないなと気がついた。そして、ゆうべのことを思い出した。そうだった! ヴィクトルのところへ来たんだった! 「えっ、あ、うそ……」  どうしようか迷っているうちに眠ってしまったらしい。なんという失態だろう。勝手に家に上がりこまれて、ベッドまで占領されて、ヴィクトルはさぞ気味の悪い思いをしたにちがいない。 「ご、ごめんヴィクトル!」 「何が?」 「無断で家に入ったりして……、あっ、何もしてないから! 何も見てないし、好きなようにさわったりしてないから!」 「何を言ってるんだ?」  ヴィクトルは気持ちよさそうにあくびをした。 「べつにここで勇利が何をしてもいいだろ……」 「えっ? いや、あの、でも、」 「なんのために鍵を渡したと思ってるんだ……ゆうべは帰ったら勇利がいてうれしかった。これからもっとひんぱんに来るといい」 「え?」  ヴィクトルは勇利をみちたりたように抱きしめ、頬ずりをして息をついた。勇利は頭の中が「?」でいっぱいだった。ヴィクトルは勇利の行動をまったく気にしていないようだし、かえって当たり前のように受け止めているみたいだ。わけがわからない。 「あの……」  さらに問いかけようとした勇利は、そこではっと気がついた。彼はいま、下着一枚の姿だった。 「なんでぼく寝巻脱いでるの!?」 「俺が脱がせた」 「どうして!?」 「脱がせたかったから」 「ヴィクトルのばか!」  勇利はまくらをヴィクトルの顔に押しつけた。ヴィクトルが笑い声を上げた。しかし、ひどい仕打ちだとは思うけれど、勝手に侵入したという罪を考えると、あまり怒ることもできない。勇利は溜息をついた。 「ヴィクトル……」  食卓で向かいあって食事をしながら、勇利はおそるおそる尋ねた。 「なんでぼくが来たのか、訊いたりしないの?」 「俺に会いたかったから?」 「そうじゃないよ!」  反射的に否定してから、勇利は、いや、そうじゃないことはないな、と思い直した。 「や、あの、それもあるんだけど……」 「かわいい!」 「ヴィクトル、静かにして。聞いて」 「俺に会いたくて来たのにずいぶんつめたいじゃないか」 「あのね、ぼくは会いたいっていうわがままだけでヴィクトルのところに押しかけてきたわけじゃなく、ちゃんと正当な理由があって来たんだよ。まあぼくにとって正当っていうだけなんだけどね」 「理由なんかどうでもいいよ。うれしかった」 「聞いてってば」  勇利は勝手な行動を謝り、ひと晩家に置いてくれたことについて礼を述べたあと、事情を説明した。ヴィクトルは耳を傾けてはいたけれど、とにかく喜ばしげに目を輝かせて勇利をみつめているので、勇利は居心地が悪かった。 「ヴィクトル、聞いてる?」 「聞いてるよ。それならもうその部屋は引き払ったほうがいいんじゃないか? ここに住むといい」 「簡単にまたそういう……。そんなわけにはいかないよ。毎日騒音がすごいっていうわけじゃないし、ゆうべはたまたまかもしれないから。ロシアへ来てから昨日まで何もなかったわけだしね。ちょっと大家さんに話してみるよ」 「俺が言ってあげようか」 「いい。気にしないで」 「勇利は自立心が強くてつまらない。もっと『ヴィクトル助けて! おねがい! キスして!』って言って欲しい」 「言わない。最後のやつなに?」 「でも、ゆうべは俺に助けを求めてきたわけだから、それはよかったかな……」  ヴィクトルはふいにテーブルに身を乗り出すと、にっこり笑い、「愛してるよ、勇利」と甘い声でささやいた。勇利は「はあ?」と思った。はあ? ヴィクトルなに言ってるの? 「赤くなってるのかわいい」 「かわいくない」  ヴィクトルは「帰宅したら勇利がいた」という状況がかなり気に入ったらしく、次にリンクへ来たとき、リンクメイトやコーチたちにそのことを自慢してまわった。勇利はかなり気恥ずかしかった。変なことを言いふらさないで欲しい。 「ヴィクトル、そういうこと言わないでよ」 「なんで? 俺は言いたい」 「恥ずかしいんだよ! もうヴィクトルのところへは行かない」 「つれないことを言わないでくれ。帰った瞬間勇利がいたときのあの喜びを勇利にもわかってもらえたらな……」  ヴィクトルはおおげさに溜息をついた。 「もうああいうことはないよ」 「なぜ? また隣がうるさくなるかもしれないよ」 「隣の人、大家さんにかなりお説教されたらしくて、次の日謝りに来たから。ほかの住人からも苦情が出てたみたいだね。もうあんなに騒がないって」 「そうか……。まあ勇利にとってはそのほうがいいよね。でもそんなことがなくても俺の家に来て好きに過ごすといいと思う」 「もうしないから」  勇利はつんとして答えた。ヴィクトルのところへ行きたくないわけではない。むしろ行きたい。しかし、ヴィクトルからもらった鍵を使って中へ入り、彼のベッドで寝ていたという事実は、かなり恥じらいをおぼえることだった。なんだか恋人みたいではないか。そんなことはひんぱんにはできない。 「本当にあのときはごめん。あんな勝手なこと二度としないから安心して」 「なんでそんなにつめたいんだ……」  ヴィクトルはがっかりしたように溜息をついた。  それからしばらくのち、日本から報道陣がやってきて、勇利を数日に渡って取材していった。知っている顔ぶれだったし、理不尽な要求をされたわけではないのだけれど、もともとそういうことは苦手であり、常に見られているという意識が働いて、勇利はとても疲れてしまった。その翌日はロシアの取材班が来て、勇利にいろいろな質問をした。勇利はヴィクトルのことを考えて、いつもより慎重に受け答えをし、練習の様子も撮影するというのでそのときも気を遣い、やはりたいへん疲弊した。さらに次の日はリリアのバレエ教室があり、かなりの時間しごかれて、精神的にも肉体的にもくたくたになってしまった。ものすごく恵まれた環境だと思う。最高に充実している。けれど、いまの勇利は完全にぐったりしていた。 「こういうときに限ってヴィクトルいないんだよなあ……」  ヴィクトルに甘えるつもりはないけれど、彼の顔を見れば勇利は元気になるのだ。一緒にいるだけでも落ち着き、精神が安定する。声を聞いたり、ほほえみかけられたりすればもう天にも昇るここちだ。しかし……。 「できるだけ早く帰ってくるからね」  そう言って数日前、ヴィクトルはモスクワへと旅立っていった。いまごろ仕事してるのかなと思いながら勇利はふらふらとアパートへ戻った。ああ、ヴィクトル。ヴィクトルに会いたい。声が聞きたい。電話していいかな。いや、しないけど。邪魔はしない。ヴィクトルに迷惑はかけない……。  勇利は、溜息をつきつつ階段を上がり、扉の前に立った。隣の部屋は静かなものだった。勇利は鍵を開けた。あかりをともし、ちいさなソファにバックパックとウインドブレーカーを置き、着替えを持って浴室へ行った。食事は帰りにクラブで済ませてきたので、さっさと入浴してやすみたかった。勇利は短い時間で風呂へ入り、疲労でおぼつかない足元を叱咤しながら、ベッドへ行こうと仕切りの向こうへまわった。そこで彼はぴたりと立ち止まった。  ヴィクトルがいた。  彼は勇利のベッドを占領し、当たり前のように、仰向けで眠っていた。勇利は一瞬夢かと思った。あるいは、疲れが見せるまぼろしかと迷った。おそるおそる近づき、ヴィクトルの顔をのぞきこんだ。やっぱりいる。おずおずと手を伸ばして彼の頬にふれてみた。あたたかい。 「……ヴィクトル」  ヴィクトルは深く眠りこんでいるようだった。どんな夢を見ているのか、彼はふいに笑い、何かを抱き寄せるように腕を動かしてつぶやいた。 「ゆうりぃ」 「…………」  勇利は胸が痛くなった。ヴィクトルだ。ヴィクトルがいる。いまの気持ちをなんと表現すればよいのかわからない。うれしい、というのでは簡単すぎる。ヴィクトルが好き、というのではいつもどおりだ。もっと甘く──幸福で──こころのときめくようなこの感覚。どうしようもないほどに鼓動が速くなって、ヴィクトルに撫でて欲しくて、彼にくっつきたくて、抱きしめて欲しくて、彼を感じたくて──。  勇利はふとんを持ち上げ、中にもぐりこんだ。ヴィクトルにすり寄り、抱きつき、彼の匂いを吸いこんだ。ヴィクトルがもぞもぞと身じろぎをして、勇利のことを抱きしめた。勇利はヴィクトルのたくましい身体に子どものように乗り上げ、彼の顔をのぞきこんだ。ヴィクトルは平和そうに、微笑を浮かべて眠っていた。 「ヴィクトル」  彼の高い鼻梁に接吻した。それから、頬や額にもくちづけした。ちゅっちゅっちゅっと、いくつもキスを落とした。ヴィクトルが満足げな吐息を漏らした。 「ヴィクトル、好き」  勇利は熱心にささやいた。 「好き、好き、好き、好き」 「うーん」 「好き」  勇利はヴィクトルの喉元に顔をうずめ、彼に腕を投げかけて息をついた。こんなに疲れて帰ってきて、ヴィクトルがいたらもちろんうれしい。しかし、もし今夜こんな有様ではなく、元気いっぱいで帰宅したとしても、ヴィクトルがこうして勇利のベッドで寝ていたら、やっぱり自分は抱きついてキスしてしまっただろうと勇利は思った。ヴィクトルがいるのは──本当に──まったく──どうしようもなく──。 「ヴィクトル」  勇利はヴィクトルのおとがいに接吻してささやいた。 「おやすみ」  目がさめると、腕の中に勇利がいた。ヴィクトルは瞬いた。外はすっかり明るいようだ。どうやら勇利が帰ってくるよりもさきに寝てしまったらしい。起こしてくれればいいのに、勇利はそのまま一緒に眠ったようだ。ヴィクトルはもったいないことをしたと惜しい気持ちになった。勇利とふたりで眠るのは大好きだけれど、帰ってきた彼の顔を見たかったのだ。 「おはよう、勇利」  カーテンが途中までひらいていたので、彼のおもてに真っ白いひかりがさしていた。清楚で、みずみずしく、あどけなく、綺麗だった。勇利が眠そうに顔をしかめた。 「んー……」 「キスして起こそうか、スリーピングビューティ?」 「んんん……」  目ざめた勇利はまず何を言うだろう? ヴィクトルはさまざまな想像をした。いつ来たの? 連絡してくれればよかったのに。気持ちよさそうにぼくのベッドを占領してたね。ヴィクトルも鍵を使いたくなったの? びっくりしたよ。うれしかった。どうして起きて待っててくれなかったの。ヴィクトル、待ってるあいだ、楽しかった? ──どれも言いそうで、でも、もっと別のことを口にしそうな気もした。そう、勇利はつめたいから──どうして来たの? なんて。そんな薄情なことを言うのだ。  ヴィクトルは勇利のくちびるに接吻した。 「…………」  勇利がうっすらとまぶたをひらいてヴィクトルを見た。とろりととろけた甘そうな色の瞳がたまらなくかわいい。ヴィクトルはほほえんだ。 「おはよう」 「…………」  勇利はとろんとした目でヴィクトルをみつめ続け、きまじめな顔でふいにキスした。ヴィクトルはびっくりした。 「ヴィクトルと一緒に住む」 「──え?」 「ぼく、ヴィクトルと一緒に暮らす」  それが勇利が起きて口に出した、最初のひとことだった。
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pikaru999-blog · 7 years
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アストルフォ 下書き
 灯りの消えない大都会、東京の街は今日も人の群れがそれぞれの目的に向かって進んでいる。帰路を急ぐサラリーマン、飲みの誘いに心を浮きだたせる若者、パートナーに贈り物を買う化粧の濃い女性。様々な人がいる密集地帯の、裏路地近くの場所に目立つ彩色をした店があった。
 「ありがとうございましたー! また来てね、おじさん♪」
  スーツ姿の男性を笑顔で見送り、道行く人々の中で“客”にすることができそうな人を探し始めるこの人物は、バイトであるにも関わらず店の人気上位に食い込むほどの実力の持ち主であるアストルフォだ。服装はいつもと変わらず、マントや籠手<こて>といった装備も装着している。日本でそのような恰好をするのはイベントの日などでない限り変に思われるのだが、この店においてはそれが普通であるのだ。
 カルデア内のサーヴァントに一週間の休暇が与えられ、東京に遊びに行ったアストルフォが都会を楽しんだ末にこのバイトを始めたのは三日前。風俗業界というものに対しての知識は少なからずあったため、刺激と快楽を求める彼は迷わずそこに飛び込んだ。客として入ったはずが、整った顔立ちや派手な衣装にボーイはコースではなく、バイトとして勤めるよう勧めてきた。二つ返事で承諾したアストルフォが嬢の中で人気になるまで、そう時間はかからなかったという訳である。
 「ふぃーっ、今日は寒いなあ。あんまり外に出てるのも得策じゃない、となると……あったまっていきませんかー? とってもいいサービス、してますよー!」
  向かいの店にまで届く声でアストルフォは男を勧誘する。声の大きさは大して気にしていない。注意される前に客引きが完了すればいいと彼は考えているし、それだけの実力があることはこの三日間で実感していた。
 桃色の髪に騎士の服装、女性よりも確かに筋肉のある身体は触り心地が適度に柔らかく男性陣から大好評だ。昨日相手をした男性が言っていた「同じ体重の女性よりも抱き心地がはるかに良かった」という言葉は当分忘れないだろう。思い出すだけで身体が疼いてしまうが、撫でるように流れた冬の風で少しばかりの冷静さを取り戻す。
 「そこのお兄さん、こんな日は女の子と一緒にちょっと過ごしていかない? もちろんボクとでもいいけど……ああ、行っちゃった」
  適当に話しかけても客引きは成功しないもので、何人か若い男に話しかけても皆素通りしていった。少なからずアストルフォに対して興味を示すような視線を感じたが、あと一歩足りないと言ったところだ。
 マントのおかげで温かいものの、待っている時間は決して楽しいとは言えない。室内で待機しておくかと彼が思ったとき、肩をポンと男に叩かれた。
 「はい、何でしょう……えっ、マスター……? マスターなの?」
「ああ。休暇中何をしているのか気になってちょっと寄ってみた。客引き、うまくいっていないようだが」
「うん……休日明けの平日だからかな、余裕がないんだと思うよ。でもそのうちお客さんは来る気がする、あくまで気がするだけ……ん、どうしたの?」
  じっと自分を見てくる彼が最初何を考えているのか、アストルフォには分からなかった。風俗店に勤めているなんてと怒られるのだろうと予測を立てていたが、彼の顔を見るうちその可能性は極めて低いことに気づく。どこか見たことのある表情はレイシフト先での戦闘の時でもカルデアでの落ち着いた時の表情でもなく、ここ最近の男のそれだった。それはつまり、彼は自分を――
 「行くぞ、アストルフォ」
「え、ちょっと本当に……いいの? じゃなくて、あっ」
  店に向かって歩き出した彼に手を引かれる。どんなことを考えているのか理解していくうちに、頬が熱を出したように火照り始めた。カルデアではない、誰にも覗かれることのない個室に二人っきりという状況は、主人と想いを交わした時からずっと待ち望んでいたことだった。もしかしたら、自分はそれを期待して風俗のバイトを始めたのかもしれない。
 嬉しくなったアストルフォは、主人の腕に抱き着いて店へと入っていく。恋人同士の甘い空気を後に残しながら。
 「いらっしゃいませ。おすすめは――」
「彼の知り合いだ、これで頼む」
  話しかけてきたフロントのボーイに対して彼はポケットから紙幣を取り出して渡す。準備してきたのか、丁寧に畳まれた一万円札は二枚や三枚どころではない。枚数を数えるボーイの顔がみるみるうちに驚きの色を露わにする。
 「あの、この金額ですと180分コースに可能なオプションをつけても、お支払いいただく分よりお釣りが余るのですが……?」
「そうだったか、なら……」
  掲示された金額に驚く様子もなく彼はこちらを見てきた。頭のてっぺんからつま先までゆっくりと舐めるような視線は、アストルフォに羞恥の感情を抱かせた。自分のことを、彼は行為の相手として見てくれている。単なる主人と従者ではない、特別な関係として。そのことが嬉しくないわけがない。
 全身をくまなく見られたアストルフォは、己のスイッチが次々と入れられていくのを感じていた。情欲や興奮といった波を立たせ、愛おしい主人のことでいっぱいになる。先ほどまでいた外の寒さなど忘れてしまうくらいに、はっきりと身体が熱くなっていた。
 「――今晩、彼を借りてもいいかな? 困ることがあるなら、考えるが」
「ま、マスター……!」
「大丈夫ですよ、平日ですから夜明けまでどうぞご自由に。知り合いのようですので、割引しておきますね」
  アストルフォを差し置いて二人は話を進めて、すぐに会計は済んでしまった。最上階の一番広い部屋を借りたらしく、既に満足そうな顔をした彼に肩を抱き寄せられる。
 「どうぞごゆっくりだってさ。楽しみだな」
「うん……そう、だね。はぁ……」
「すまないな、突然来てしまって。予約の一本でも入れられれば良かったが……むっ」
  彼の言葉を遮るように抱きしめ返すと、がっちりとした身体の感触が返ってくる。男らしくて逞しい肉体に頬を擦りよせ、迷惑なんて思っていないよと小さく呟く。本当は嬉しくてたまらないし、人の目がなければ抱擁以上の行為に及びたいが、風俗嬢として客をエスコートする仕事の存在が彼を踏みとどまらせていた。
 理性が蒸発しているとはいえ、我慢ができないわけではない。エレベーターが降りてくるまでの短い待ち時間くらい抑えられないで英霊は務まらないのだ。彼の体温や汗の臭いを感じ取って呼吸が深くなっても、自然に手が主人の胸板や腹を触り、下腹部へと伸びていようとも、踏み止まっているうちに入るだろう。
  だが、アストルフォの葛藤は長く持つことはなかった。エレベーターの中に入って主人と二人きりになれたと思った瞬間、理性などすぐになくなってしまうのだから。
 「マスター……ちゅっ、んっ……っぷっ、ちゅる……」
  主人の身体にもたれつつ唇を突き出して、アストルフォは何度もキスをする。乾いた唇を唾液で湿らせるようにくっついては離し、再び口づけた。自然と目を瞑ってしまうのは彼にすべてを任せているからか、心の芯まで温まっていく。
 「ぷぁ、はぁ……んむぅ、ぐむ……っ」
  抱き寄せられ呼吸の途中で口を塞がれると、下の方で何かがピクリと反応した。背伸びが続かなくなると軽く持ち上げられ、音が鳴るほど唇を吸われる。舌まで口内から吸われ出されそうになり、首を振って唇を離すと絡まった唾液が服に垂れた。
 「んはぁっ……♡ マスター、大好き……♡ もっと、キスしようよ……ちゅっ、ぢゅるぅ……♡」
  溢れんばかりの想いを言葉に、口づけに込めてキスを続ける。二人の唾液が唇だけでなくその周りも濡らしても気にせずに、強く唇を押し付けて舌を挿入する。舐めて、舐められて。口内で絡まる柔舌は蛇の踊りのようで、味覚を感じる器官であるそれの先から付け根までが快楽を受け取っていた。
 最上階に着いたのか、背後で扉が開く音が聞こえたが二人は離れようとしない。熱に浮かされたように密着した両者は求めるまま己を差し出し、愛を交換する。キスとキスの間に甘い言葉を挟みつつ、行為はより欲望に忠実になっていく。
 「ずぢゅぅ……っ、ちゅぷ。んぁ、あぁ……♡ キスすごい……ひゃわっ!?」
  恍惚としていたアストルフォだが、突然主人に抱きかかえられた。両脚が地面から離れ、背中と尻に彼の手が当たっていることからどういう体勢になっているかはなんとなく分かる。
 好きな人にされてみたいことの一つであるお姫様抱っこ。甲冑やマントなどの服装もあってそれはアストルフォによく似合っていた。自分は主人にとってお姫様なのだ、そう思うと頭から湯気を出しかねない程の「好き」で思考が埋め尽くされてしまう。
 「ますたぁ……♡ 早く、シたいよ……あっ、ん……っく、ちゅぷっ。れるっ……」
  尻に当てられていた手がスカートの中に侵入してくる。抱きかかえたまま器用だと思う暇もなくショーツに隠れている窪みに指が触れた。前の客との行為の跡であるローションは拭いていたが、彼の指は驚くほど自然にその窪みの中へと入っていく。
 たまらずキスをして声を抑えるアストロフォだが、くぐもった声が息継ぎの間に漏れていた。
 「んぅっ、あん……っ! っちゅ、ぢゅ……ぅっ。ぷぁ、あっ」
  主人の足に合わせてゆさゆさと身体が揺られ、幸せな気持ちになるのと反対に臀部を中心に性欲が沸いてくる。尻穴に入った指は窄まった孔にマッサージをするように左右に動き、拡げられているという実感がアストルフォをさらに興奮させた。
 唾液で濡れた口はリップ音と喘ぎ声を交互に奏で、服の下では溜まりつつある劣情に反応して腋からは汗が滲み、乳首は内側から押すように硬くなっていた。さらにその下ではショーツの膨らみを作っている陰茎がその頭をもたげていた。
 「んん……っ、ちゅぱっ。はふ、はぁ……あぅっ!」
  いつの間にか部屋の中についていたらしく、ベッドに放り投げられる。シーツの上に軟着陸したアストルフォは乱れた服を直すことなく、続いてやってきた主人の太ももに手を添える。
 「ね、マスター……すぐシちゃう? それとも、お風呂入る? あはっ、そんなに押し付けられたら断れなくなっちゃうよ……♡」
  顔に押し付けられるそれにアストルフォは口を綻ばし、喜々としてズボンのジッパーを下ろす。色摩から雄の臭いがしそうで鼻を鳴らすという端正な顔に似つかないことをしたが、主人はそれを悪く思っていないようだ。
 自身の肉棒に惚れ込んだ姿は男として嬉しいのだろう。頭を撫でて愛撫を促され、早く大きく逞しいそれを見たくなる。踏み止まる理由も理性も持っていない彼は、溜まった色欲を曝け出すように口を歪めて主人の下着をずり下ろした。
 「わぁ……♡ 相変わらず、大きなおちんちんだぁ……♡ ボクの口に、入るかな……あむっ、ちゅ……♡」
  閉じこもっていた性器を手で支え、先端を口に含む。少し塩辛い味を舌に感じ、溜めた唾液を硬いそれに塗していく。皮を被った亀頭の外側、隙間、尿道口と触れていくと次第に口の中が満たされる。根元まで咥えていないにも関わらずそう思うのは、刺激を受けた亀頭がさらに大きくなっているからだ。
 先ほど見た時はまだ完全に勃起していなかった――それでもあの太さなのだから、主人の雄槍は本当に大きい。お世辞にも逞しいとは言えないアストルフォのそれが、確かにショーツの中で嬉しそうに跳ねた。
 「むぐっ、ずぢゅるっ♡ ぐぼっ、ずろろ……っ♡ じゅぷ、んるる……」
  半分ほど咥えては先端まで戻り、勃起を促す。舌の付け根を亀頭が擦り、吐き気の皮を被った快感が頭の中に広がる。もっと奥まで咥えたい、けれどいきなりではなく完全に勃起した時に、喉まで一気に突かれることを彼は望んでいた。快感を得られるだけではなく、主人にする口淫の中で最も彼が喜ぶ刺激を与えることができるから。
 「ぢゅるぅ、ぐぷぷ……。んん、んぐっ♡ っぷぁ、ちゅっ」
  開きっぱなしの顎が休憩を求めてきたため、名残惜しい気持ちを引張って口から肉棒を引き抜く。べったりと唾液が付着した肉棒はまさに棒と呼ぶにふさわしい力強さを持っていた。剣とも呼べる肉の塊は包皮という鞘をカリ首に引っ掛けたまま、次の愛撫を待っているようだった。
 「マスター、このまま口でシちゃう? それとも、もう……」
「僕に構わずしてくれていいんだが、どちらを選ぶかと言われたら……。一発目は口よりも直接の方がいい、そうなんだろう?」
「……うん。ボクもシたい……でもその前に、こっちもね♡」
  再び股間へと顔を埋め、アストルフォは陰茎ではなくその下にある陰嚢に舌を伸ばし垂れさがっている二つの睾丸、その片方を口に含む。亀頭とは違った硬さを感じながら、表面に染み込んでいるだろう精液の臭いを唾液に溶け込ませる。味はほとんど無味に近いが、おそらく嗅覚が邪魔しているに違いない。
 「んむんむっ、ずるろ……♡ はむっ、ぢゅるっ♡」
  時間をかけて両方の睾丸を舐めしゃぶり、最後に舌で陰茎をなぞる。これから自分に注ぎ込まれる我慢汁や精液といった体液を運ぶ尿道を、アイスを食べるように舌で舐め上げて愛撫する。徐々に持ち上がっていく肉棒に期待と興奮の表情を浮かべ、アストルフォは亀頭にキスをした。
 「よいしょっと……来て、マスター……♡ ボクのここ、マスターのおちんちんが欲しくてたまらないんだ……」
「入れてやるとも。股をもっと開いて、そうだ」
「あっ……」
  言われた通りに股を開くと、彼に腰を掴まれた。そのままひょいと軽々と持ち上げられ、尻に滑った肉槍が触れる。正常位の姿勢で彼を見上げると、普段よりも主人の体躯は大きく見える。がっちりとした肩、服越しでも分かる筋肉の付いた二の腕、離さないという意思が籠った手で腰を、胴体を固定されると、指で解<あい>してもらった穴が窄まりそうになる。
 「だ、め……っ。捲らないで……♡ あぁ、あ……」
  口から出る声はか細く、主人の手を止めることはできない。黒いワンピースの裾を捲られ、その下にあるモノが二人の視界に晒されてしまう。
 それは肉の突起。薄い女物のショーツをテントの傘のように張りながら、アストルフォの陰茎が勃起していた。これから犯されることを期待してか、それともフェラをしたことによるものか。アストルフォ自身にもいつからそうなっていたのか分からず、それよりも主人にはしたない勃起を見られて恥ずかしくて仕方がない。
 「うぅっ、入れて……犯して、ほしいよ……♡ マスターと一緒になりたい、ボクで気持ちよくなって……ああっ! や、あっ……!」
  アストルフォの切なそうな声と表情、それに対して肉欲の冷めない熱によって勃起している乳首と陰茎は主人の目にどう映ったのか。言うまでもなく、彼は行動で示してくれた。
 腰を掴んだ手に手繰り寄せられ、後孔に肉棒がぴたりとあてがわれる。来る――そう思ったときには硬い亀頭がアナルを押し広げていく感覚に悶えていた。
 「ひあっ、はいっちゃう……ああんっ! 一気に、奥まで……!」
  みちみち、と粘膜と粘液が擦り合わさる音が下で鳴る。待ちわびていた挿入に対し準備していた心と身体は悦の声を上げていた。
 指で解されるのとは違う、太く熱い肉槍が腸内を突き進む。亀頭や竿が腸内粘膜を刺激し、体内から快楽が膨れ上がる。肛門性交の性的な快楽、恋人と交わる愉悦、男に征服される種としての悦び。様々なものが肉棒から流れ込んでくるようで、腰が自然と浮いてしまう。
 「く、あ……っ♡ 挿入<はい>、っちゃった……♡ はぁ、はぁ……」
  深呼吸を繰り返して落ち着こうとするも、息を吐くたびに理性の欠片まで吐き出されているように思える。呼吸に合わせて腸壁が収縮し、窄めた口内のように肉棒にまとわりつく。
 性交に邪魔な男としての恥じらいが無くなっていくと、自分はどうなってしまうのだろう。彼の男<メス>として、犯される快楽を身体全体で表現してしまうに違いない。そんな姿を見て、もっと激しく腰を打ち付けられでもしたら――
 「ますたぁ……♡ お願い……♡ おちんちん、出し入れして……♡ んあ、あ♡ 抜けちゃ――ああぁっ♡」
  腸内から一瞬引き抜かれたかと思えば、再び奥へと挿入される。押し出されるようにして、高い声が口から飛び出した。続けてもう一度、腸壁を擦りながら前後に肉棒が動き、灼けるような快感が尻穴から脳天に突き抜ける。
 襲い掛かる衝撃に対して身体を投げ出して身を任せると、ピストンによる振動が全て尻から響き、主人の劣情を受け止めているような気分になる。それはとても幸せなことで、気持ちのいいことだ。
 自分を犯してくれている主人に対し、アストルフォも全身で応える。
 「ひゃぅっ、んおあっ♡ きもちいいっ♡ セックス気持ちいいっ♡ あんっ、あっ♡ 奥、しゅごいっ♡」
  声で、表情で、性感帯で。あらゆる器官が快楽のために総動員していた。舌は呼吸を求めるように口からはみ出し、端正な顔は汗と涎に濡れている。汗によって肌に張り付いた衣装は乳首の突起を露わにし、腰の掴んでいる手は当然そこを次の狙いに定めた。
 「はっ、あっ♡ ちくびっ、いやぁっ……♡ ビリって、しちゃうから……あぐっ、きひゃ……♡」
  乳首を服の上から親指で押され、弓なりに身体が反る。あまりの快感に絶頂したと錯覚してしまい、がに股の両脚は離れないように交差してしがみついていた。
 規則的な腰の前後運動はやがて的確にアストルフォの弱点を責め始める。単に直腸に沿て挿入するだけでなく、腸壁を擦るように角度をつけたり時には抉るように亀頭で弱点を押された。その弱点とは、精嚢と、前立腺だ。
 「あんっ、あーっ♡ すご、いひっ♡ そこ押されると、出ちゃう♡ おあっ、あ” ♡」
  休む暇もなく何度も責められてしまうアストルフォ。勃起しきった陰茎はショーツを押し上げながら左右にぶるんと揺れていた。ピストンの際に主人の腰が尻に打ち付けられると、その勢いで陰茎が彼の腹に当たった。ぺち、ぺちと可愛らしく自己主張をする皮被りの男性器はショーツや腹に擦れる刺激と、身体の内側から溢れる快感でその先端を濡らしている。
  ぬちっ。ぬちっ。ずっちゅ。ぐぽっ。
「はっ、あはぁっ♡ ましゅたぁ、きもちいひっ♡ せっくしゅ、いいっ♡ あんっ、ああん♡」
  快楽に蕩けた声がだだ漏れになる、そのことすら気持ちよくなるほどにアストルフォはセックスに対して深い幸せを得ていた。主人もまた、自分の肉棒でここまで喘いでくれる彼のことを好いていたし、実際カウパーで腸壁を滑らせるほど興奮もしていた。
 何度もカリ首や竿によって後孔が拡げられたからか、挿入時の粘ついた音が次第に空気の混じったものになっていく。腰を突かれれば肉棒に押し出された空気が体外に流れ、根元の一番竿が太くなるところで栓をされる。そして手で抑えた腰を使われて引き抜かれると、逆に空気が身体の中に入る。
 ぶぽっ、ぶぽっという屁にも似た音が鳴り、主人は腰を早く打ち付けてくる。
  ぐぽっ。ぶぽっ。ぶっ。ぶぷっ。
「お、お”っ♡ おしり、えっちさいこぉ……♡ なかっ、ぬちぬちってやらしくなってるっ♡」
  顎を上げて桃色の髪を揺らしながら回らない舌で喘ぐ。いや、喘がされると言った方が正確か。のけ反った身体は彼がどんなに感じているかを物語っていた。今自分はどんな顔になってしまっているのだろうか、考えるとどうしようもなく切なくなり、更にセックスに夢中になる。
 伸びたショーツが裂けそうなほどアストルフォの陰茎は激しく揺さぶられ、漏れ出した淫汁があちこちに散っている。自分も���っきとした男の子だと勃起したそれが言っているようだが、現実は彼のモノより一回りも二回りも太い肉棒に犯されているという事実が男の彼の意識を“メス”に近づけた。
  ずぽっ、ぐぷっ。ぶぽっ、ぶっぽ。
「ましゅたぁっ♡ しゅきっ♡ ボク、ましゅたぁのおよめしゃんになるぅ♡ あ”ッ♡ おおあっ♡♡」
  ガクガクと身体を震わせ、軽い絶頂を何度も味わう。陰茎が射精の脈打ちを繰り返し、根元では前立腺が溜まった快楽を爆発させていた。
 主人も我慢が近くなったのか、リズミカルに腰を打ち付けてくる。緩み切った尻孔は隙間から漏れる空気とカウパーで周りを白く汚していた。アストルフォの陰茎から溢れた我慢汁や精液といった粘液が股間を伝って肉棒に絡まり、潤滑の役割を成す。
 背中側から腹に向けて、前立腺と精嚢を同時に突かれて腰が浮くほどの快感が弾ける。
  たん、たん。ぽぶっ、ぬぽっ。たんっ、たん。ぶぽっ、ずぷっ。
「いひぃっ♡ イっちゃうっ、おちんぽイっちゃう♡ あ”っ♡ あ“あ”っ♡ おしり、ダメになるぅ♡」
  冷静さの一片もなく淫らに乱れるアストルフォ。がに股でシーツに身体を投げ出した格好で交わり、自らも陰茎を起立させている姿は性欲の獣のそれだった。
 腸肉は肉棒に少しでも快楽を与えようと隙間なく密着し、カリ首や裏筋を擦り合わせる。様々な粘液によって滑っている亀頭が最大限に硬くなり、竿もそれに応じて一層太くなった。
 みちみちっ、と拡がった肛門が塞がれてピストンをされれば、肉棒と後孔が擦れて今までで一番大きな快感を二人は得た。
  じゅぽっ、ぐにゅ。ぶぽっ、ぶぽっ。
「お”ぁっ♡ イクっ♡ ちんぽ穴で、イっちゃう♡ しゅきっ♡ おちんぽしゅきぃっ♡ ますたぁ、らいしゅきぃぃ♡♡」
  甲高い声を部屋中に響かせながら、先にアストルフォが絶頂した。押さえつけられている腰をガクガクと震わせ、陰茎と前立腺の両方でエクスタシーに浸っているように錯覚していた。どろりとショーツのテントの先から精液が漏れ、股間を白く汚す。
 その後に続いて主人が腰を密着させ、アストルフォの体内に向かって精液を放った。
  どびゅるっ! びゅくっ、びゅく! ぶびゅるっ! どぷっ!
「ひゃあっ♡ おちんぽっ、中で跳ねてるっ♡ せーえき、どくどくって……♡ んおっ、おあっ♡」
  次々と体内に流れ込んでくる粘液の量は、想像していた以上のものだった。数度脈打っても全く衰えない勢いで射精をする肉棒は、根元までアストルフォの腸内に入っている。フェラチオをしていた時から待ち望んでいた射精は、お互いの心と身体を快感と幸福感で満たすものだった。
 十数秒の間、二人は射精の気持ちよさに浸っていた。アストルフォの陰茎は力なく傾いたが、体内のモノは未だ硬さを保持したままだ。やがて二人の精液の射出が止まり、彼が肉棒を引き抜こうと力を加えてきた。
 「ああっ……♡ 抜けちゃ、んっ♡」
  カリ首が腸壁を擦り、緩い恥門を通って体外に抜ける。窄めようと力を加えたアストルフォだったが、あれほど激しい交尾をしてすぐに元に戻るわけもない。小さく口を開けたそこは肉棒を求めるように収縮と弛緩を繰り返し、涎のように精液を垂らしていた。
 それを肉棒で拭い、ついでと言わんばかりに主人は黒いショーツにこびりついた精子を絡めていく。肛門から会陰、陰嚢と肉棒でつつかれると得も言われぬ気持ちが湧き出る。
 どろりと濁った、それでいて性の熟成された臭いのしそうな背徳感はアストルフォの思考を再びピンク色に染めるのに十分だった。
 「ますたぁ……♡ おちんぽ、ちょうだい……♡ 今度は、こっちに欲しいな♡ うん、ボクの口……精子でぬるぬるのおちんぽでいっぱいに……えへへ♡ うれしい♡」
  目の前に突き出された肉棒は、つい数十分前とは全く違うように見えた。尻孔で射精したばかりのそれは硬さも臭いもより“雄”を感じさせ、見ているだけで頭から湯気が出てしまう。べったりと付着した精液の小さな塊はおそらく自分のものではなく、彼のものだろう。
 亀頭の先に舌を近づけ、アストルフォは口を大きく開ける。歯を立てないように気を付けながら、唇で先端に吸い付くとそのまま奥へと一気に咥え込んだ。犯してもらったときのように根元まで咥え込むと、口の中と言わず頭の中まで一杯になる。
 「んぐぅっ♡ ふーっ♡ フーッ♡ むぐっ、んごぷっ♡」
  大きすぎて入らないと思われた肉棒を何とか収める。顎が外れそうになるも、首を振って奥へ奥へと招いていく。舌を擦られて湧き出た嗚咽感はそのまま鼻水として流れ出て、唾液と一緒に陰毛の茂みに染み込んだ。
 このまま主人が動き始めるまで待っても良かったが、貪欲な桃色の勇士は舌を絡めて愛撫することを選んだ。
 「んるろっ、ん”ぶっ♡ ぐっぷ、ぷぶっ……ん”んぅ♡」
  狭い口内の届く限り、舌で精液を探し求める。亀頭に付いていた分は既に食道に流れ込んでいたようで、カリ首や竿を丹念に舐めしゃぶる。その味が甘いように思えるのは濃い精子の臭いを吸い込んでいるせいか。時々塩辛くまた青臭くもある味がして、舐められることを嬉しく思いながら夢中になって竿を味わった。
 「ぢゅるっ、ぢゅぅ♡ んっ、ん……ぢゅぞぞっ♡ れるれろ……」
  息苦しさが限界に近くなり、頭を後ろに引いてカリ首まで戻る。根元まで咥えて唇を押し付けていたからか、陰毛が唇や頬に付いてしまっていた。べったりと汚れた陰毛は好ましくないと自分のを剃るときに思っていたが、主人のものに限っては別だ。自分が精いっぱい奉仕をした結果でもあり、またべたべたに汚れた姿を大好きなマスターは好きだと言ってくれる。
 熱く盛る想いを口淫に込めるように口の動きが激しくなる。舌は亀頭の表面をぞりぞりとなぞり、唇でカリ首と裏筋を咥え込む。鼻息は常に荒く、唾液か我慢汁ともつかない液体が鼻からだだ漏れになっていても恥ずかしい気持ちは全くない。
 「ふぢゅっ、んぐっ♡ んっく、んぷっ……♡ じゅぽ、じゅぽっ♡」
  頭を動かす度、興奮と快感の波が脳内で暴れる。味覚や嗅覚は痺れたかのように快感を得ることだけを求め、口と鼻で肉棒を味わう。
 フェラチオにしては激しく出し入れを繰り返し、溢れた唾液が顎を伝って服に染み込む。けれど精液は決して零さず、丹念に舐めとった後は再び射精を促すために性感帯の集まる亀頭を重点的に愛撫した。
 「じゅるっ、じゅるる……♡ ぷぁ、はふっ……れろれるっ♡」
  口の中で大きく跳ねたのを横目に見て、アストルフォは一度亀頭を離して陰嚢を咥える。両方同時にはできず、中にまだ溜め込んでいる精子をかき混ぜるように舌で睾丸を転がす。頬に自分の唾液で濡れた肉棒が触れているのがもどかしいが、己を焦らすという意味でも睾丸舐めを続ける。
 そうしていると主人がアストルフォの後頭部に手を添え、編んだ髪を掴んできた。睾丸をしゃぶることに夢中な彼を眺めつつ、その髪を肉棒に巻き付けていく。
 「んぐッ!? ま、マスター……それ、ボクの」
「いいから、舐めて」
「は、はい……ふぢゅっ、ちゅぷ……」
  決して強制的な言い方ではない優しい声色だが、従うよりほかない。髪を使われることに不安よりも期待が勝るのは、奉仕しているが故だろう。ただ、自分のフェラチオよりも髪で扱く方が気持ちいいと言われたら少しショックだが。
 「んっ、ん”っ♡ はむっ、んるれろ♡ ちゅ……っぽっ」
  彼の好みである竿の付け根を舌で舐めると、主人は頭を撫でてくれた。その手とは逆の手で扱いているのが見えるが、とにかく褒められるのは嬉しかった。
 男性にしては柔らかい髪の毛で扱くのは気持ちよかったのか、早いペースで手が前後に動いている。編んだ桃色の髪が擦り付けられ、唾液が徐々に泡立っていく。
 「れろ、れろっ。あぅっ、すごい……♡ ボクの髪、気持ちいい……?」
「もちろん。アストルフォ、ここに唾液を垂らしてくれないか?」
「分かった、じゃあ……♡」
  溜め込んだ唾液を飲み込まず、彼の肉棒――いや、自分の髪に向かってそれを垂らす。粘液の泡が髪に染み込み、ぬめりを良くする。舌を出して唾液を垂らすアストルフォの顔は今にも口に挿入してほしいと言っているようだが、彼が咥えさせてもらったのは先端のみだった。
 亀頭を咥えたまま見上げると、主人が髪で扱き始める。ぬちぬちという音が目の前でなり、唾液の匂いが鼻をくすぐった。
 「んん……♡ れるっ、えろれろ……」
  深く咥え込みたい衝動を抑えつつ舌で尿道口を穿る。右手は自然と彼と繋がれていて、余った手で陰嚢を揉んで刺激を加えると、口の中に唾液とは違う塩辛い味がした。
 巻き付けられた髪は肉棒を前後に行き来し、手でするのとは違う細かい音が聞こえた。唾液で滑らせても刺激は強いのか、びくびくと根元から震えていて、アストルフォは彼の目を見て射精のタイミングを探る。
 「く……っ。アストルフォ、もうイきそうだ……っ」
「うん、いいよ……♡ ボクの口に、出して……♡」
  亀頭を口から放して待っているアストルフォの前で何度か髪を擦り付けられる。気持ちよさそうに手を動かすのを見ていると、自分もやりたくなるというのが男ならば思うことで、アストルフォはそっと陰茎に手を添えてみる。そのまま手で擦って微弱な快感を得ていると、唐突に主人が髪を解放していた。
 「アストルフォ、出るっ……!」
「分かった、あむっ……じゅるるっ、ぢゅうぅっ♡ ぐぷぷ――ん”ぐぅっ♡♡」
  亀頭を咥えて吸ったところで、舌に向かって温かい液体が噴き出した。どく、どくっと脈打つ肉棒をさらに深く、喉まで招き入れて射精を促進させる。
 「ん”ぶっ、ずぢゅるる……♡ ん”く、んん♡」
  口や喉は精液を放つ場所であると言うように、吐き出された精液を次々に飲み込んでいく。けれども、精液の放出はすぐには終わらない。
 粘ついた精子は舌や口の粘膜に絡みつき、味覚が犯されていた。次に口腔内を通じて嗅覚を。
 「んお”お”っ♡ お"っ♡ おぼっ♡♡ ず、ちゅうぅ……♡」
  軽い絶頂に至っているアストルフォは、全身から力が抜けていくのを感じていた。口や鼻からは精液が零れ、股間でも押し出されるようにして薄い精液が漏れている。
 彼の手が後頭部を支えてくれなかったら、零した精液はもっと多いだろう――そう感じながら、アストルフォは顎を上げて口内に残った雄汁を飲み下す。喉が嚥下の音を美味しそうに鳴らし、最後に肉棒を舌で綺麗にした。
 「れろ、えろ……♡ ちゅっ♡ けぷっ、あは……♡ たくさん、出したねマスター……♡」
  二度も出してもらったという深い達成感に笑顔を浮かべる。口の周りがべっとりと汚れ、陰毛が二本ほど付いているアストルフォの笑顔は可愛さと官能さを両立していた。
 頭を撫でて褒めてくれる主人が愛おしく、店員としてサービスする側だということも忘れて彼に抱きつく。
 「お、どうした? 体調が……」
「ううん、違うよ。ボクね、今とっても幸せなんだ。マスターは……?」
「そんなの幸せに決まっているじゃないか。かわいい君が傍にいるんだから」
「そっか……えへへ、照れるなあ」
  ベッドに倒れ込む二人は、抱きしめたまましばらく互いの体温を感じ取っていた。風呂に入らないといけないと思いつつも、身体の力が入らない。口も尻も、たくさん使ってもらったのだ。疲れがまったくないわけがない。
 「ね、マスター。お風呂一緒に入ろうよ。またお姫様抱っこ、してほしいな」
「了解、お嬢様。ん、この場合はちょっと違うか?」
「お嬢様……いいかも、それ……マスターは、ボクの王子様ってことだもんね」
  そう言うと珍しく主人の顔が赤くなる。その照れ隠しか、ひょいと身体��持ち上げられてしまう。
 慌てて首に腕を回したアストルフォは、そのまま彼の頬にキスをして小さく言った。
 「大好きだよ、マスター♡」
   (了)
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キャンプ用品からアパレル、グランピングまで -- スノーピークの今を知る17のニュース
アウトドアメーカーの枠にとらわれないスノーピークの取り組みは、ここ数年で一気に拡がりを見せている。話題の最新ギアから「え! そんなこともやっているの?」というプロジェクトまで、スノーピークの“今”を知るために欠かせないニュースを厳選して紹介しよう。
news & topics 1
白馬の絶景に囲まれた 至高のグランピング施設
“自然と人、人と人がつながる新たな体験”をコンセプトに、今年度より力を入れているのが「Snow Peak Experience」という名の体験事業。『Snow Peak FIELD SUITE HAKUBA KITAONE KOGEN』は、スノーピークのアウトドアフィールドでの知識と経験を活かして今年7月にオープンしたばかりの新施設だ。世界有数のスキーリゾートとして有名な白馬・八方尾根の中でも、最もダイナミックな眺望を楽しめるのが標高1200mに位置する北尾根高原。ここを舞台に、オールインクルーシブのスタイルで宿泊ができる。滞在中にはさまざまなプログラムが用意され、専用のコンシェルジュがサポートしてくれるので、アウトドア初心者でも安心。
Snow Peak FIELD SUITE HAKUBA KITAONE KOGEN 料金:7万5600円~(大人2名利用時、1室1名当たり。3食付き) ※宿泊料金には、長野駅往復送迎や食事、ドリンク、体験プログラムの利用料も含まれる
客室はFIELD SUITE専用に設計されたテント。テント外には約50㎡のデッキが広がり、アウトドアリビングとしても活用できる。
食事は長野の食材を新進気鋭シェフがアレンジしたコース料理が振る舞われる。
別料金で熱気球体験も可能。
  news & topics 2
あの人気アイテムに EC限定でネイビーが登場!
2014年に産声を上げた「スノーピーク アパレル」。『フレキシブルインサレーション』シリーズは2014年秋冬の発売以来、抜群の肌触りと着心地の良さから多くのファンを掴んだ人気のアイテム。毎年追加されるシーズンカラーは瞬く間に売り切れると話題の中、今シーズンはEC限定でネイビーが登場。しかもフーディー型はオンラインストアのみの展開で、他にはない仕様だ。軽量で暖かい素材を採用し、表面には撥水加工、裏面には防風コーティングが施されているので、アウトドアユースにもばっちり。オンラインストアへ急げ!
フレキシブルインサレーションシリーズ フーディー(2万1600円)、カーディガン(1万9440円)、パンツ(1万9440円)。素材はいずれもポリエステル100%。
  news & topics 3
スノーピークのものづくりの 歴史を振り返る展示空間
新潟県三条市にあるHeadquarters内にオープンした『Snow Peak MUSEUM』は、同社61年の歴史が往年のアイテムとともに振り返れる施設。初代社長が作った山道具や現社長が築き上げた90年代のキャンプ用品など、スノーピークを愛するユーザーから寄贈してもらった約200製品が、当時の野遊びの記憶とともに展示されている。ミュージアム内は、ギア展示エリア、ムービーエリア、企画展示エリアに分かれており、企画展示エリアでは最新のスノーピークの取り組みや燕三条エリアに関する展示が行われる予定。ストアでは、ミュージアム限定品の取り扱いもあるのでファンなら必見!
Snow Peak MUSEUM 住所:新潟県三条市中野原456 営業時間:11:00~(水曜定休)料金:無料 ミュージアムの見学は無料で、Headquartersのストアにて申し込みを行う。案内時間は各日11時スタートのみで、1回あたり40分程度の見学プログラムとなる。
  news & topics 4
ソロキャンプのニュースタンダード
アラフォー男性の間で密かに人気を集めているソロキャンプ。家族と一緒のキャンプもいいけど、たまには一人で(もしくは男友達と一緒に)のんびりキャンプ時間を楽しむのも息抜きとしては大切。そんな時に必要となるのがソロテントであるが、『ヘキサイーズ 1』はタープがセットになっているので、居住空間が広い上に、突然の雨でも問題なし。インナーテントはフルパネル/フルメッシュのアレンジが可能で、2点吊り下げ式のため設営も簡単に行える。タープは変形六角形を採用。後方部分にも雨よけのための後室ができ、後方からの出入りも可能なのがうれしい。
ヘキサイーズ 1(SDI-101) 価格:4万2984円 重量:5.2kg 収納サイズ:W62×D19×H23cm セット内容:フライシート、インナーテント、アルミポール(2本)、、ジュラルミンペグ(12本)、キャリーバッグ、ポールケース、ペグケース、自在付きロープ
  news & topics 5
アイボリーを纏った2ルームシェルターの名作
2ルームシェルターの名作中の名作『ランドロック』が、人気のアイボリーカラーを纏って新登場。4人家族でも快適に過ごせる大型サイジングでありながら、完成されたフレームワークで剛性の高い2ルームシェルターは、ピーカー(スノーピークのファン)ならずとも、キャンプ経験があるパパであれば一度は憧れる存在だ。そのランドロックの形はそのままに、アイボリーカラーを採用したこのモデルはキャンプ場で目を惹くこと請け合い。耐水圧と遮光性をカバーするため、ルーフシート(アイボリーカラー)も付属する。
ランドロックアイボリー 価格:18万2520円 サイズ:625×405×205(h)cm 重量:24.5kg(付属品含む)
  news & topics 6, 7
ロースタイルにぴったりの チェア&テーブル
猫も杓子もロースタイルが全盛のキャンプシーンであるが、スノーピークからも人気の商品がロースタイル仕様になって登場した。ゆったりと腰掛けられるワイドな座面がパパにはうれしいFDチェアワイドRDをベースにした『FD LOWチェア』と、システマチックに関連商品と連結や拡張ができるテーブル『エントリーIGT』だ。いずれもエントリーという位置付けだが、機能性が高くて実用的。特に『エントリーIGT』は、対応する製品を別途導入すれば、自分好みのスタイルにアレンジが可能。側面のレールにガスカートリッジを取り付けたり、マルチファンクションテーブルと連結したりと、過ごす仲間に合わせてカスタムを楽しめる。
エントリーIGT 価格:1万8144円(左) FD LOWチェア 価格:1万3824円(右)
  news & topics 8
人気を集めた銘品たちが特別に復刻!
“ブラックカード会員”ランク以上の顧客を対象としたキャンプイベント「Snow Peak Way Premium」で多く寄せられた「今はもう手に入らなくなったかつての商品をもう一度販売してほしい」という声。彼らが希望した商品の中から特に人気だった5アイテムに一部改良を加え、発売される。大型ドームテントの先駆けになった「アメニティドーム エルフィールド」や、オールブラックが渋い「スノーピークチェア」、「ローテーブルラウンド竹」など、今の気分にぴったりな顔ぶれだ。
Snow Peak REBORN Products 全5製品、12月中の発売を予定している。
  news & topics 9
美しく変形する カセットガス式バーナー
発売後、すぐに完売。今なお人気が続く『HOME&CAMPバーナー』。スノーピークらしいスタイリッシュなデザインは、HOME(家でも)&CAMP(野外でも)、テーブルの上に華を添えてくれる存在だ。それでいて持ち運びの際は各パーツを筒状に収めることができる、カセットガス式バーナーの新しいカタチ。見た目も無駄なくシンプル。スッとした佇まいは、このままキッチンに置いておいても十分見栄えがする。普段、何でもない日でも「HOME&CAMPバーナーを使いたくなる」。そう思わせてくれる製品だ。
実際に使ってみると、一般的なカセットガス式コンロよりも収納や持ち運びに場所を取らず、従来のキャンプ用カセットガス式バーナーよりも大きな鍋やフライパンが安定して置ける分、使い勝手の良さを感じる。
HOME&CAMPバーナー 1万778円 サイズ:301×346×120mm(使用時)、90×120×255mm(収納時)・出力:1.4kg/2.4kw(2100kcal/h 178g/h)※気温20~25℃/使用できる鍋の大きさ:最小φ14cm~最大φ30cm GS-600SL:シルバー(左) GS-600BK:ブラック(中) GS-600KH:カーキ(右)
シンプルデザインと機能美を兼ね揃えたカセットガス式バーナー、ついに登場! Home & Camp Burner
本体部(ボディー) ケースユニット。使用時はカセットガス缶が入り、収納時はバーナーユニットが収まる。圧力感知安全装置付きで、使用時に異常が発生したときはガスの供給がストップし、バーナーが消火されるしくみ。
アーム部 バーナーユニットとなるアーム部。回転して、ゴトクごとケースユニット(本体部/ボディー)に収まる。
器具栓ツマミ/点火スイッチ マットブラックな器具栓ツマミ。カセットガス缶をセットしたら、左にひねって着火する。弱火、強火と、火力の���整も自在だ。
炎孔部(バーナーヘッド) 2.4kwの出力��使用十分。
脚部(ゴトク) 3脚のゴトク。外側2脚がスライド式で、使用時は引き出してセットする。直径14cmの小さな鍋から、最大直径30cmまでの調理器具が使用可能。
Quick Set Up
カバーを開けて、ゴトクを引き出す。
裏面にあるロックピンを押しながらバーナーユニットをセット位置まで回転させる。ゴトクを開いてセット完了。
HOME&CAMPバーナーを使う上で、ポイントとなるのが裏面のロックピン。ロックピンを押しながらバーナーユニットを回転させる仕組みだ。ロックピンの存在に気付かずに回すと、最悪の場合、本体を破損してしまうことも…。取扱説明書はきちんと読もう。
  news & topics 10
見た目は、着物 着心地は、ハイテクウエア
着物で楽しむ日本らしいアウトドアの雛形を創りたい──という想いからはじまった着物専門店���やまと」とのコラボ企画『OUTDOOR KIMONO』。2018年の春からスタートし、第4弾となる今季の新作は難燃性にも優れた焚火も楽しめる一着だ。仕立ては和装の美しさを保ちながら、帯を使わずにボタンとバックルで留められるようになっているので、気軽に着られるのも特徴的。生地はポリエステルをベースに耐摩耗性に優れたアラミド繊維を混紡したリップストップ素材を採用し、表面には撥水、裏面には防風加工を施した、ハイテクウエア顔負けの仕様だ。キャンプの朝、寝起きのまま羽織ってもよし、風呂上がりに浴衣感覚で着るもよし、キャンプ時間を優雅にすること請け合いのアイテムだ。
OUTDOOR KIMONO FR 価格:5万1840円 カラーはブラックとブラウンの2色展開。今季は昨シーズン好評を得た、軽量な機能繊維「オクタ」を採用したモデル(価格:5万9400円)も継続販売。
アウトドアシーンに耐えうる生地特性を採用しているため、着る以外にも、包む、掛ける、敷くなど様々なシーンで活躍してくれる。また、シワなどを気にする必要もないので、収納時はコンパクトに丸めてバッグなどに入れてもOKだ。
  news & topics 11
焚火時間に欠かせないタフな相棒
キャンプの醍醐味である焚火をする時に欠かせないのが、そばに置いておくサイドテーブル。シェラカップを置いたり、ライトを置いたりと、あると重宝するサイドテーブルは熱に強い素材であることが求められる。『TAKIBI Myテーブル』は携行性に優れた「Myテーブル」を焚火のシーンでより安全かつ機能的に使えるようにバージョンアップしたアイテム。天板はオールステンレスなので圧倒的に熱に強く、頑丈で、熱々のダッチオーブンを置いてもOK。
TAKIBI Myテーブル 価格:1万5984円 サイズ:496×332×400(h)mm 重量:2.9kg 収納サイズ:450×332×78(h)mm
  news & topics 12
日影をデザインする 住居専用のシェード
「アーバンアウトドア」というカテゴリーで、一昨年より始まった『アーバンシェード』シリーズ。キャンプシーンでは日影を作ったり、雨をしのいだりと欠かせない存在であるタープを、自宅の庭やベランダに自由に設置・レイアウトができるシェード。最近ではお気に入りのキャンプ道具を自宅で使ったり飾ったりする人が増えているが、アーバンシェードを活用すればお気に入りの家で過ごす時間もますます楽しくなるというもの。
アーバンシェード 価格:8万4240円~ 写真の2色は2019年の限定カラー。この他、ホワイトとトープ(グレイがかったブラウン)がある。
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自宅のインテリアにも馴染む ディスプレイラック
ギアが散乱しがちなキャンプサイト。心地よい滞在を叶えるためには、サイトの見た目も美しく整理整頓するラックの導入が欠かせない。『ワンアクションラック』は文字通り、収束した脚部を一度の動作で広げることができ、2枚の天板を載せるだけでOKという組み立ての簡単さがポイント。お気に入りのギアを並べたときに、それらが美しく見えるようにと、黒を基調に品よく仕上がっている。天板は自宅のインテリアにも馴染む天然木だ。
ワンアクションラック 価格:6万1344円 サイズ:102×36×83(h)cm 重量:9kg
コンパクトに収納できるので、自宅からフィールドへの持ち運びも楽。上段は地上高830mm、下段は地上高400mm。
  news & topics 14
豪農の邸宅で 和のグランピング
2017年6月、建築家・隈研吾氏と共同開発したモバイルハウス「住箱-JYUBAKO-」の設置で話題を呼んだ京急観音崎のグランピング施設。これに続く2箇所目の施設となるのが『スノーピークグランピング スワンレイク五十嵐邸ガーデン』だ。150年の歴史を誇る豪農の屋敷と日本庭園を擁する五十嵐邸ガーデンを舞台に、新潟を代表するクラフトビールや地元新潟の食材を活かした料理を堪能しながら異世界でのグランピングが堪能できる。宿泊は「住箱」のほか、テント、旅館からも選択可能。
スノーピークグランピング スワンレイク 五十嵐邸ガーデン 住所:新潟県阿賀野市金屋340-5 客室数:5室 利用料金:1万5000円~(住箱に宿泊の場合。1泊二食付き。一人当たり)
  news & topics 15
ファミリーキャンプにぴったり! お求めやすい2ルームシェルター
ベッドルームとリビングルーム、それぞれのスペースが確保された2ルームシェルターは、家族利用に最適な幕のひとつ。『エルフィールド』は昨年から始めたエントリーラインのひとつで、登場以来、爆発的な人気を博すモデルだ。天井の高いリビングスペースは開放感があり、雨の日や風の日でも快適に過ごせる、スカートが付属しているので冷え込む夜でも外気の侵入を防いでくれる。吊り下げ式のインナーテントと天井に張るルーフシートも標準装備する。
エントリー2ルーム エルフィールド 価格:8万6184円 対応人数:4人 重量:15.5kg キャリーバッグサイズ:83×30×34(h)cm
  news & topics 16
雨に強く、汚れも防ぐ レジャーシートの理想形
タープの下やシェルターの中などで、レジャーシートを敷いて地べたスタイルを楽しんでいる人も多いはず。特に小さい子供がいると、椅子に座るよりも楽なのも事実。ただ、雨に弱いし、砂利や泥のサイトだとシートが汚れてしまいがちだ。そんな時に便利なのが『リビングシート』。ふちが10cm立ち上がっているので、泥はねや水の侵入を防いでくれるし、別売りの「リビングシートフロアマット(1万3500円)」を追加すれば、子供の遊びスペースや昼寝場所としてもぴったりだ。
リビングシート 価格:1万1664円 サイズ:160×300×10(h)cm 重量:1.1kg 収納サイズ:24×44cm
  news & topics 17
全国400社が導入するキャンピングオフィス
働き方改革の影響もあって、コワーキングスペースやシェアオフィスが雨後の筍のごとく登場している。中でも多くの企業から注目を集めているのが『キャンピングオフィス』。野外やオフィス内にテントやタープを張って、そこで会議やグループワークを行おうというものだ。3年前から始まったこのサービスは順調に拡がりをみせ、大手からベンチャーまで、全国で400社以上の導入実績を誇る。確かに、開放的でリラックスできる環境で仕事をすれば、関係性もフラットになって、いつもと違った発想も生まれちゃうのかも!?
キャンピングオフィス 施設によって利用形態は様々。短時間の利用から、日帰りプラン、宿泊プランなど、目的や人数に合わせて選ぶことができる。
実施可能な施設は、都内だと渋谷、高輪、昭島、神奈川県の観音崎、ハワイにもあり。利用プランはHPを参照。
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astavt-eretah · 5 years
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レース越しの頁の中で
 入谷由紀は引き籠もっていた。郊外にある大きなフリースクールで、引き籠もり部の代表を務めるくらい引き籠もっていた。フリースクールにも長年行っていない。フリースクールに所属しながら、通っていない生徒は自動的に引き籠もり部にも所属することになり、その中でも由紀は名うての引き籠もりだった。もちろん非公式の部だが、彼はそこで不名誉な「部長」を努めていた。時々、生存確認に先生が家にやってきた。先生と言っても、彼より年下の女性だ。髪は短くて、彼の女の子の友人(やはり先生より年上なのだが)とは違う、涼やかな森のような匂いがする。由紀の部屋のカーテンをそっと開けて、「糸杉が…」と漏らすような変な先生だった。確かに糸杉が立っているのは知っているけれど、それってそんなに口にするほど大した木か? と入谷は思う。黒々として、年中枯れ木みたいな木だ。先生は由紀の椅子に座り、ミルクティーを飲み、ティーカップをかちりとソーサーに置くと、「じゃあ、ユキくん、ごちそうさま」それから「美味しかった」と言って立ち上がる。由紀は普段、ティーカップなんて使わないし、ミルクティーを自分の手で入れることもない。ただ、先生がミルクティーを好きだと知っているので、彼女が来ると分かると、せっせとお湯を沸かし、ミルクを温め、庭で香り付けのバジルを摘んでくるのだ。彼にはそういうまめなところがあったけれど、本人はそれを自覚していなかった。ただ、自分は何も出来ないんだ、とばかり考えていた。  由紀の部屋は簡素と言っていいほど片付いている。しかし、煙草と、男性特有のにおい(といっても「女性特有の」においについて彼はあまり知らないのだが)に充満していて、先生や友人(ひとりだけいる)が来るときにだけ、急いで窓を開け、消臭剤をカーテンやベッドに吹き付け、身体を洗い、髭を剃り、微かに香る程度の香水まで付けて、「いつもこんなにさっぱりしているんですよ」と言った表情を用意し、彼女らを待つ。部屋にはギターが二本、立てかけてある。一本はフェンダーのテレキャスター、エレキ・ギターで、もう一本はギルドのアコースティック・ギターだ。「弾いてみてよ」と先生が言うときもある。彼は「緊張しちゃって……」と、それからぼそぼそと言い訳めいたことを言い、先生はそれ以上は無理強いをしない。いつものことだった。それから本の話をすることもあった。本棚に入りきらない本も沢山あったのだけど、彼の本棚は綺麗に整理されていて、大方は日本語の小説、本棚の一段には洋書が並べられていて、その殆どが英語の本、数冊がフランス語の本だった。一番目立つところに村上春樹の文庫本がほぼ全冊並べられていた。由紀の部屋にあるものは殆どそれが全て(パソコンとスピーカーの乗ったデスク、ベッド、本棚、ギターが二本、アンプがふたつ、あとはCDラック)だったので、自然に話題が、好きな小説の話になることは多かった。というか、今では由紀は、自分が好きで小説を読んでいるのか、先生や友人と話したくて小説を読んでいるのか、分からなかった。彼は元来、本は好きだけれど、読書家という訳ではなかった。  友人が家に来ることもあったし、彼が友人の家に出かけることもあったので、厳密には彼は引き籠もりではなかったかも知れない。家の中にいるのが好きな訳でもなかった。とにかくただ、由紀は動きたくなかったのだ。そのマインドはまさに引き籠もりの鏡と言えよう。  引き籠もっていた九年間の期間、彼は何もしなかった。激しい鬱だったのだ、と言えば言えたし、怠けていたとも言えば言えた。その間、本すら殆ど一冊も読まなかった。読めなかった。2019年の12月が近付き、彼は32歳になろうとしていた。30歳になれば何か変わるのだ、と以前には考えていたが、具体的に何が変わるのか考え付かないままに、いつの間にか一年が過ぎ、二年目が近付き、今年の11月も終わりに近付いていた。今は2020年になれば何か……と考えている。しかし何が? 12月1日が、彼の誕生日だ。この二ヶ月間、彼は入浴すらしていなかった。水が身体を這う感覚が気持ち悪いというのもあるし、水の音が人の声に聞こえそうで怖かったのだ。昔、彼に上手く作用した薬は、今は彼の絶望を少しも薄めてはくれない。いつも怠さに支配されていた。何故生きているのか分からない。死んだ方がいい、と言われれば、彼には、確かにそうだ、としか答えられなかった。  彼は飲みかけの缶ビールを手で揺らす。1mgのサイレースと200mgのセロクエルをビールで飲む。それがどんな効果を及ぼすのか彼には分からない。ソラナックスも一錠追加する。夜にはまだ早いが、外は暗くなり、小鳥たちは騒がしく帰り支度をしている。由紀はベッドに横になり、iPhoneのアドレス帳を見るともなしに見る。途端、彼は何か嬉しい感情が、身体の中を立ち昇ってくるのを感じる。が、それは表情となる前にかき消えてしまう。何だったのだろう? 彼には間宮理沙という無二の親友がいた。それから綾嶺さくらという、やっぱり親友と呼んでもいい人物がいた。他にも懐かしい、大切な名前が映る画面を、彼は人差し指でゆっくりとスライドさせていく。 「ねえ、人生を捨てられる?」 と、いつしか間宮は言った。 「ひとつ。何かのために人生を捨てられれば、そのとき人生が分かるのよ。故に恋愛は尊い」 と間宮は続ける。由紀はそのことはよく分かるような気がした。でも、たったひとつの、一瞬に充たない、その人生を放棄出来る瞬間を、どうしても彼は掴むことが出来ずにいた。いや、一端始めるだけでいいのだ。人生は14歳で始めることも出来るし、91歳で始めることも出来る。確かそういうことをシド・ヴィシャスが言っていた。  何かを変えることが出来るだろうか? 由紀はビールで風邪薬を十錠飲む。これは良くない習慣だ。でも、あと一錠。あと一錠が何かを変えてくれるかも知れない。近頃は音楽も聴いていなかった、ということに彼はふと気付く。薬を飲むと沈黙の濃度が増す。無音。それからパソコンのファンの音。外を吹く風の音。車の音……。ねえ、多分、ここにいたら僕は駄目なんだよ。由紀は考える。大学にいたとき、僕は本当に何もかもうまく行っていたはずじゃないか。薬が作用して、関節が心地よく怠くなってくる。薬をまた十錠、追加することにする……。寒気を感じる。いや、実際に寒いのだろうか? 由紀は音楽を聴こうとiPodの電源を入れ、ミュージシャンのリストをぼんやりとスライドさせる。何も聴きたくない。彼は目を瞑る。目蓋の内に闇が拡がり、彼は急速に眠りに落ちていく。眠る瞬間、時計を見る。六時半。……それにしても、俺は、上手く行っていたんだ。うまく。うまく。うまく……。  生活音が気になってうまく眠れなかった。少しの時間、眠っている間に、彼はとても素晴らしい文章を書いている夢を見ていたような気がした。彼は、もし文章が書けたら、とよく夢想した。何か、とてもいい文章が書けそうな気がするのだが、いざワードパッドに向かうと、何も出てこない、あるいは事前にはいいと思えた文章も、書いてみて、書かれたものを見直すと、とても陳腐だったりした。才能が無いのだ、と思った。それとも勉強不足なのだろうか? 経験不足なのだとしたら、もう救いようがない。本を集めているのは、本当は書きものの参考にしようと思ってのことだ。  人を変えるのは習慣だし、人の性格を固定化するのも習慣だ。けれど、由紀には、自分が習慣を持っている、という自覚は無い。時計を見ると0時30分を指していた。  ベッドから手を伸ばすと、アコースティック・ギターに指先が触れた。由紀がギターの生演奏をしないのは、特に照れている訳ではなく、生演奏というものがあまり好きではないのだった。自分の演奏を多重録音してコンピューターで加工してから、音源をUSBに入れて、人に渡すことを、彼は好んだ。先生にも渡したし、間宮にも渡した。彼女たちの言辞を信じるならば、彼の音楽は概ね好評だった。それにしても、怠くて、もう長いこと、音楽の録音もしていない。今年一年、僕は何をしてきただろうか……?  目を覚ますと、もう昼の一時を過ぎていた。また眠りすぎてしまった。身体中が痛い。彼は椅子に座って、身体を捻る。iPhoneを見ると、間宮からメールが二通来ていた。一通目は朝の8時頃で『9時頃行こうと思うんだけど?』と書かれていて、二通目は正午過ぎ、『寝てる? 起きたら連絡して』と書かれていた。  由紀は自分が起きている気がしなかった。ゾンビのような足取りで台所に行くと、冷蔵庫の野菜室から飲みかけのワインを引き抜く。もう二口分くらいしか残っていなかった。風邪薬を十錠と、迷ってから、サイレースとセロクエルもワインで飲むことにする。他力本願だった。薬が、良くも悪くも、何かを変えてくれるかも知れない、といつも彼は期待した。大抵は悪い方に作用したのだが。栓を抜いてから大分経っていたらしいワインは、一口飲むと吐き気を催した。それから煙草を吸って思案する。煙草を吸いながら、クローゼットを開けて、とりあえずましな服を引きずり出す。まだ間宮に会うと決まった訳ではない。椅子に座ると、そのまま眠ってしまいそうだった。風呂に入るのが面倒くさいから会いたくないなんて間宮に言ったら怒るかな? いや、彼女なら「じゃあ、お風呂、一緒に入ろう」とか言ってきそうな気がする。……由紀はまた風邪薬を十錠、残り少ないワインで飲み下す。ワインが無くなる。今度は吐き気はしなかった。煙草を吸う。焼き魚みたいな味がする。由紀はiPhoneの返信画面を開いて、間宮に『ごめん、今日は無理だ』とメールを書いた。それから、彼はまたベッドに横になり、目を瞑った。睡眠薬が効いてくるのが分かる。彼は再び、眠りに落ちていった。  アーティスティックに生きたいと思った。由紀は、芸術家という意味としてではなく、「何かを作る人」という意味での、「アーティスト」という言葉が好きだ。「作る人」という意味がもっと強い「アルティザン」という単語はもっと好きだ。彼はアルティザンになりたい、と常々思っていた。彼は書きものをする。絵を描くし、音楽を作ったり、演奏して録音したりする。でも、もう32歳だ。32歳で、何も大したものが作れないなんて、それはやっぱり創作には向いてない、ということなのではないだろうか。 「そんなことないよ。入谷くんの作るものはどんどん良くなっている」 と、間宮は言ってくれる。  由紀は、ギターを手に取り、その度に溜め息を吐いて、ギターを下ろす。綾嶺さんは、「君はまだ若い」と言う。もう十年以上も前から、綾嶺さんは僕に「若い」と言う。彼女は36歳だ。僕が若いというのなら、彼女だって十分若いと言えるのではないか?  この間、間宮が家に訪れたのは二ヶ月前、九月の末だった。いつも通りに由紀は薬を飲みすぎていたけれど、頭の芯の部分は醒めていた。  涼しい日が続いた後の、暖かすぎる日だった。彼女は黒地に赤と青の花が描かれたTシャツを着ていて、薄手のニットのカーディガンを持っていたけれど、それを着ることはなかった。彼女は僕の部屋を見回して、 「わお、また本増えたね」 とまず言った。僕の部屋には、机の上にもベッドの脇にも、クローゼットの中にも、本が積まれている。多分、全部で千冊以上の本を、持っているには持っている。殆どが読み通していない本なのだが。  間宮が来ると、毎回、何か変わらなくては、と思う。彼女はプレシジョン・ベースを持ってきていた。  僕は多分、中途半端なのだろう、と由紀は思う。きちんとアルティザンならアルティザンなりの矜恃を持てばいいのに、創作に入ると、「自分は素人なのだから」という甘えたことを考えてしまう。  間宮はその点、真面目だった。十年前に由紀の勧めでベースを始めた後、どんどん腕前を上げて、今では不定期でセッション・ミュージシャンを務めるまでになっている。由紀のギターの腕前は、十年前から、少なくとも本人の言では、変わっていなかった。32歳。でも、もう、今度こそ、物ごとには真面目に取り組まなくては。  廊下の冷蔵庫からペリエを出してきて、ふたりで飲んだ。間宮は、由紀が書いて印刷した原稿を熱心に読んでいた。彼女が「んん」とか「ふうん」と言う度に、由紀はぎくりとした。時々、彼女の真っ直ぐな髪の毛が横顔にパラパラと落ちてきて、間宮はそれを左手でかき上げた。それから、急ににっこりと笑って、由紀を見ると「面白いよ、すごいよ入谷くん」と、嘘でも無さそうに言った。彼は、「うん、それはね……」と考え込むような顔をしてから、「まあ、まあまあ、よく出来ているとは思うんだけど」と言ってから、黙り込んだ。その後、由紀が作った音楽を二人で聴いて、大体同じようなやり取りが繰り返された。  その後で、間宮がベースをケースから出して、アンプに繋ぐ。そして由紀にも弾くように促す。間宮と一緒だと、まるで自分がとてもギターが上手くなったような気がする。由紀はテレキャスターをアンプに繋いで、Aコードから始まる、カッティングを織り交ぜたリフを弾く。間宮はそれに、指弾きのエキゾチックなラインで応える。何度も同じリフをループさせた後で、由紀は歌い始める。ループの中で、渦巻いていた単語が次々と由紀の口から吐き出される。言葉は一体どこから来るのだろう? 音楽の中で由紀の言語感覚はどこまでも拡がっていく。途中、変拍子を混ぜるが、間宮がそれに遅れることはない。コード進行を徐々に変化させ、7度や2度の音を混ぜて、どんどん複雑にしていく。一曲の突発的なセッションは、一時間以上も続く。途中、由紀はドラムマシンのスイッチを入れ、ツマミを限界まで回し、デジタルな、潰れたような音のリズムを鳴らし始める。二人ともが共通して好きな、チープなドラムの音に、間宮は口角だけを上げて、にやりと笑う。匂い立つ海のようなグルーヴに合わせて、由紀は音をゆっくり探りながら、そして徐々に盛り上がるように、ギターソロを弾く。そのときだ。由紀がいつも、何かを発見したように思うのは。けれど、ギターが徐々にフェイド・アウトして、ドラムマシンのスイッチを切るとき、その何かはいつも、記憶の裏側、この世界の、自分には見えない側面に去って行ってしまう。  しばらくの間、間宮は見るともなしに壁の方を見ていたが、おもむろに由紀の方へ振り返ると、 「ねえ、入谷くんのギターには人生の匂いがするよ。大丈夫。君は何にだって冷めていない」  と言った。由紀が何か言おうとすると、間宮は、 「ううん。まず、私が楽しいしね。本当だよ。入谷くんはとても楽しい。歌うのだって、ギターを弾くのだって、描くのだって、とても個人的な部分をさらけ出すようにしているでしょう? それは普通、とても怖いことなの。だから大丈夫。入谷くん、君は大丈夫だよ。とても勇気があるのだから」  と言った。何故かどこか寂しそうな目をして。もちろん……、もちろん大丈夫なんかじゃない、と由紀は思う。全然、全然、僕には足りてなんかないのだ。個人的な部分、がどんなものかは知らない。彼はただ、もっと上手に弾きたいと思っていたし、上手に歌いたかったし、上手に書きたかった。けれど、間宮がお世辞を言っている訳でもないみたいだった。彼女は本気で、由紀のことを高く評価していた。そのことが多くの場合、由紀を困惑させた。  起きると、部屋の中が暗くなっていた。昨日の夕方から、殆どの時間を眠って過ごしている。由紀はカーテンを開ける。秋とは違う、冬の空の夕暮れが見える。雲の形は弱々しく、糸杉の枝の揺れ方も違い、窓を開けると、もちろん空気の肌触りも違った。こわばった死人の手の平みたいな風景だ、と由紀は思った。その手に捕まると、心の、灰色の部分が締めつけられ、そこから不安な灰色の液体が滲み出てくる。  不安だった。何もかもが不安だった。  彼は空腹を覚える。今日は何も食べていなかった、ということに思い至る。由紀は台所に行き、冷蔵庫を開け、チーズの固まりを見付ける。チーズを皿に載せ、ペティ・ナイフで薄くスライスする。数切れのチーズを皿に載せて、部屋に持って帰る。途中、廊下の冷蔵庫からペリエを出す。においの強いチーズだった。ワインがある内に一緒に食べればよかった。彼は再びiPhoneのメール作成画面を開いて、間宮にメールを書く。 『ねえ、明日は会える? 今日はごめん。何をするのも本当に億劫だったんだ』  メールを送信する。チーズを一切れ食べる。カーテンを開け、夜闇に沈みつつある糸杉を眺める。色彩が浪費されない、ということは素敵なことかも知れない。世界が全て糸杉のように落ち着いた音色……そう、音色だ……をしていたらどんなにいいだろう。モノクロで、感触は透明で。  由紀はギターに手を伸ばしかける。けれど、ギターは今ではただの死んだ木でしかない。その手を引っ込めて、由紀は急に思い立って、久しぶりに綾嶺さんに電話をすることにした。  七回鳴って、綾嶺さんは電話に出た。またお酒を飲んでいたらしく、ひどく酒に焼けた喉声をしていた。 「ああ。入谷くん。珍しいね……、君が生きていると嬉し��よ」  いきなり大仰な台詞を言うのは綾嶺さんの癖だった。 「綾嶺さんこそ。生きていて嬉しいですよ」 「心にも無いことを」 「いや、本当ですよ。それに、人は、生きているだけで価値がある、とは思いませんか?」 「私は、全く思わないな。私に何の価値がある?」 「僕の友達でいてくれますよ。僕はそれだけで嬉しいです」 「あのね、君……、酔ってるな?」 「酔っててもそんなことはどちらでもいいでしょう? 普段はあんまり言えない僕の本心ですよ。それに酔ってません」  綾嶺さんが煙草に火を着ける気配がした。煙を吐いて、 「そうかい。私に言ったこと、君自身に対しても同じことが言えるかい?」  と言う。僕が言い淀んでいると、 「私はいつも真面目だよ。君が生きていてくれて嬉しい。時々、入谷くんが死んでしまったような予感がするんだ。それは、本当に、本当に、いたたまれない感覚なんだよ」  と綾嶺さんはあまり抑揚を付けずに言った。僕は黙っていた。と、唐突に電話が切れた。「じゃあ」も「さようなら」も無しに急に電話を切るのも、綾嶺さんの癖だった。 『通話時間:二分一秒』の画面がiPhoneにしばらく表示されて、それからメールの着信が一件あることが表示された。当然、間宮からだった。 『明日はもちろん会えるよ。今晩仕事が入ってて、夜遅いから、明日、昼頃からなら会える。いや、何なら朝からでもいいよ。』 と書かれていた。由紀はどういう訳かとても悲しい気分になった。一度iPhoneの画面を切って、iPodを手に取る。登録された全てのアーティスト名に一応目を通して、ニック・ドレイクを聴くことにする。冷たい気分が訳もなく胸の内を拡がっていくとき、由紀はニック・ドレイクを聴く。何か、そう、何か変わらなければ。冷たさが口や喉から溢れそうになる。間宮に、ずっと言えなかった言葉があるような気がする、と由紀は言葉にして考える。僕が大学にいたときから言えなかったことだ。僕は本当のところは、彼女無しでは生きられなかった。それなのに、彼女は僕に、強い、と言ってくれる。ねえ、変わらなければ。由紀はiPhoneのメール作成画面をじっと見つめ続ける。やがて、意を決して、彼は間宮に電話をすることにする。多分、僕は「何でもない」と言うだろう。何でもない。でも、僕は何かを始めたいと思っているんだ。僕は本当に変わりたいんだよ。……少しずつ良くなりたいんだ。間宮、これをその始まりにしたいんだ。何でもない一日の、何でもない瞬間。笑って、他愛のない話をするだろう。けれど僕は……。  由紀は、間宮に向けて、発信ボタンを押した。
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neu-ve · 6 years
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せんたくき
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ぼくんちのせんたくきが、ぶっこわれました😇
見たことのないエラー番号が出て。 うぁー やばいやつこれ と本能的に察した後、二度と動かなくなりました。 どどどどうする 修理か?新規購入か!?どちらにせよ結構な金額が動く…
ただでさえ野菜が高過ぎてモヤシばっかり食べてて豆苗とかリボベジしまくってんのにこれ家計が大変なことにな…
………スゥッ(真顔)
別に動揺とかしてないし…?国産ドラムは回転数の限界値が決まってるらしいから短命なのは覚悟してたし…必然だし…?ほ乳類も生涯の鼓動の数が決まっていると言うし…? ※生命の不思議に思いを馳せることで現実逃避
我が家は、本丸に財産を投資して1年が経ったばかりでまだまだ財政難。 余剰でコツコツ貯めてるお金を洗濯機に使う訳には…もう少し何がベストか考える時間くださいっ
というわけでとりあえずコインランドリーに行ったのですが 洗濯物運ぶのクッソ重いわ、1回1000円くらいするわ、待ち時間潰すの超下手だわ、やっと終わったと思ったら柔軟剤がいつもと違う香りで落ち着かないわ、そもそも潔癖で洗濯機共有するの無理だったわで、自分に向いてなさ過ぎて二度と行けないことが解ったので
凄い早さで電気屋行きました。(考えるのやめた) 洗濯機ない生活とか1日でも無理やでこれ!!
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資金が貯まるまで既存の洗濯機が生きていればミーレ。 その前に逝ってしまわれたらパナソニックキューブル。 というシミュレーションを新居を建てる際に予めしていたのですが、ミーレなどの海外製品にするには水栓位置変更などの工事もしないといけないので、資金面と緊急性でキューブルを買いました。 アッこれ二択ちゃう、一択や。
国内製品は“6~8年”が寿命と言われているドラム式洗濯機。 古いの修理するくらいなら新しいの買っちゃった方がいいですよ!という国内製品の開発スタンス、本当によろしくない。 ミーレはイニシャルコストが高額なものの、“20年”使用を想定しているので断然エコなのですが… 万が一の修理の時の金額が未知数で爆弾になりやすいので、どちらが“総額”で優位なのかは未だにわからんとです。
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以前のドラム式よりは、浴室から見た状態がスッキリしたかなぁ。
モデルチェンジの度に側面がフラットにならないか期待していたのですが、いや〜ならなかった笑 シルバーの差し色要らない…カラバリ増やすより要らないもの削ってしまえよ〜Less is moreじゃろがい〜 しかし国内製品の中でのデザインなら、キューブルは先駆者様。 正直ほぼこれしか選択肢がござぁせん。 もっともっと、シンプルな洗濯機が開発されますように。 また数年、この状態で頑張って行こうと思います。 Beforeが気になる方はこちらの記事を。 意図的に設置していない防水パンについての思考もご参照いただければと思います。 ※パナ公式サイトのイメージ図では防水パン付けてないけどダマされたらいけません、実際のご家庭での防水パンの意匠デストロイヤーっぷりはパない
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キューブル(我が家はVG1200)を購入検討されている方がいるかもしれないので、ご参考まで!
洗濯性能のスペックは上々と感じています^^ 基本的に最近の洗剤は汚れに対してガチなので旧洗濯機の時から汚れ落ちに不満があったことはないですが、温水泡洗浄(ニオイや黄ばみに有効・洗剤の力をより引き出せる)機能は、エグめの汚れがついた際に重宝すると思います。 またその逆で、繊細な衣服に対するおうちクリーニング機能も備えていて、カシミヤのニットでも普通に洗えます。
乾燥機能は多くを望まなければ問題ない感じ。 コンパクトなボディーと引き換えに乾燥容量が3kgと少なめです。(一応最大で5kgまで頑張れるモードもあります) 私が乾燥にかけるのは消耗品であるタオル・肌着類のみ(シワになりそうだったり痛ませたくない衣服はハンガーにかけて浴室乾燥機で乾かすスタイル)なので大丈夫ですが、そうじゃなければキツいかも? ただ、タオルなどはかなり柔らかくきちんと毛が立って仕上がります。 ヒートポンプではないので、そこに拘りがある方はご注意を。 我が家は基本的にほぼ毎回乾燥機能を使うので、洗濯機の真上にあらかじめ換気扇を付けて頂いていますが、それがないご家庭には湿気が心配なのでオススメできません。
さっき散々デザイン面でdisりましたが(笑)結局キューブルはデザインが売りです。
中でも、操作ボタンは繊細でいい所だなぁと思います。 無駄な立体感もなく電源ONの時に多くの文字が浮き上がるシステム。 (上位モデルはフラットなタッチパネルでさらにGood) LEDも原色ではなく淡色なのもいい。 位置的に扉正面にボタンの文字が影響しないし、真上に付いているから純粋に押しやすいです。
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最大の利点に思えるのは、洗剤類の自動投入機能。
元々洗濯から乾燥まで任せっきりなのに、唯一の仕事だった洗剤の計量&投入作業すらやめるとか!なんという怠慢!……ありがとうございますっっっ!
投入口に詰め替えパックをそのままザーッと入れるだけなので、プラ容器をストックする必要もなくなりました。 地味にストレスになりがちな、こぼれた洗剤でベタベタになる事案も回避できます。素晴らしい。
設定はちょっと面倒くさいけど、専用のアプリを入れれば、一般的な国内銘柄の洗剤と柔軟剤をリストから細かく指定できます。 あとはスマホ1つで洗濯機を転がせるようになりますよ!ブィ〜ン!
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Wi-Fi搭載なので、洗濯機本体の電源と遠隔ボタンを付けておけば、こんな感じで専用アプリから遠隔操作が可能に。
あとどのくらいの時間で終わるかの確認も出来て…(たまたま3秒前だった) 洗濯機側からステータス(進捗)も通知してくれます。
基本は在宅しているので使わない(階段降りて直接ボタン押すくらいしよ…と悔い改めた)のですが、外出時には仕上がりを帰宅時間に合わせて指定できるので、とても便利な機能でした。
レポはこんな感じです^^
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国内銘柄以外の洗剤類はアプリに対応していないので、手動投入になります。
こちらは、投入だけでなく予洗いや浸け置きなど、気分でオールマイティーに使っている洗剤類。
酸素系漂白剤は、THE LAUNDRESS デニム用洗剤&ステインリムーバーは、TANGENT GC
※TANGENT GCは、BIOTOPEが輸入総代理店でしたが契約終了のため今70%オフじゃぞ〜ストック欲しい方はお急ぎを!
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ところで我が家は、玄関から普通に洗濯機が見えます。
写真はかなり引きで撮っていてあえて洗濯機を見ている位置で、意識して見なければそんなに気にならない状態ではありますが…(玄関正面からのビジョンはこちらの記事) これは、見えてもいい、という意識から出来た間取りです。
洗濯機や冷蔵庫などの家電はもちろん、トイレやキッチンなど、本来は生活感が出やすく何かと隠しがち(隔離しがち)な存在を、ポンッと置いても自然に感じられるような“空間づくり”を、私は理想にしていました。
洗濯したり料理したり、生活することって、人間らしくて美しいと思うから、隠すべきものだとあまり思いたくないのです。
ドアも極力少なくし、部屋と部屋のボーダーラインを曖昧にするようにもしています。
リビングは見られてOKでもランドリーはNGっていう概念は捨てて、ソファーを愛でるのと変わらずに、洗濯機もなるべく家具のように扱いたい。
ただし、生活用品で“生活感が出てしまう”のはまた別の話で、良くないこと。 そうならないためには空間のベースとなる意匠が肝心で、壁・床・巾木・框・スイッチ・金物など…繫ぎ目もアクセントもとことん抑えて、プレーンな状態にする必要がありました。(癖のある内装の上に生活用品が乗ると不調和が起こりやすいため)
同時に、自らの生活が見るに耐えるかがキーだから、常に散らからないように意識すべき…という足かせにもしました。
あくまで理想なので自分が出来ているわけではないですが、ベースを吟味して整えることで、生活感の出やすいものが空間に割り込んできても、自然に溶け込ませることが出来るんじゃないかなぁ。
その吟味が家づくりの本質で難しくて、作業に恐ろしく時間と頭を使うのですが… これをやれば、結果はどうあれ、後悔が少なくなるのですよね。
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そのうち、私が構築したスーパー怠慢な洗濯システムもご紹介できたらと思います。 動線とは言えない程に動く気のない洗濯動線。なんだぜ…!
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kuroda-kanbee · 7 years
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バスコン、コースターの仕様について 各車サイズ、注意点など
各車両サイズ
コースター 699x206xh261
STEPWGN 470x170xh183
3-prius 448x175xh149
ハイエース スーパーロング 538x192xh228.5
セキソーボディ TOM200 498x192xh265 ハイエース ロング
セキソーボディ TOM23 485x192xh263 ライトエーストラックDXエディション
セレンゲティ 499(525:524.5)x210xh284  ハイエース ロングワゴン  バンクベッド1,900×1,900 リヤ2段ベッド1,920×630(580)〈525:1,920×900(850)〉 ソファベッド1,760×950
デュカト 最小回転半径はMサイズ5.5m ロングホイルベースのL/XLサイズでも6.2m
ハイエース・スーパーロングの最小回転半径は2WDが6.1m 4WDは6.3m トヨタ コースター 6AT ロングボディ ハイルーフ EX 最小回転半径6.5m
自宅の横の車庫のサイズ h240w230
各キャンピングカー運転席近くにサイズ、油種、注意点(ターボタイマーないです、とか)を掲示する必要あり
バスコン、コースターの仕様について 注意点など 出発前 トヨタ コースター(バスコンバージョン)ですので大きいです L699xW206xH261cm 運転には細心の注意を払って下さい 特にH261は立体駐車場は(屋上まで屋根なしの場合を除きほぼ)ムリ、特に高架下等は要注意です 出発前はバスの回りを一周目視で確認してから出発下さい。車両の左後方部分でAC100Vにてサブバッテリーの充電をしている場合、必ずケーブルを抜いてフタを締めてから、ケーブルを積み込んで出発して下さい ※充電したまま出発すると、破損します 黄色ケーブルは小型サブバッテリー1、緑色ケーブルは大型サブバッテリー2です 有料道路を使用するならETCカードを持参して下さい 運転席ハンドルの左下側に指せます 高速料金 弊社コースターは車が大きくても普通料金! ・送迎などで使用するマイクロバス→2ナンバー登録で高速料金は中型料金適用 ・キャンピングカー登録のマイクロバス→8ナンバー登録で高速料金は普通車料金適用 料金所でモメたら、本車両は8ナンバーの特殊用途車のため普通乗用車扱いですと申し出て下さい
※有料駐車場はこの限りではない ※排ガス規制について、キャンピングカーなど8ナンバー車で規制対応できてない車両は、改造前のノーマル車のときに貨物車だったら、ダメ、乗用車だったら、乗り入れOKです。装備で判断せずに、車検証に記載されている「用途」の欄を確認する。事実上都市圏に本拠を置けないことのみ問題。よって弊社のコースターは排ガス規制も元々クリアしてますし、登録時乗用なので乗り入れOK ガスボンベがあると乗れないフェリーがあるかも、旅程にあれば事前に調べて下さい お湯を使わないなら降ろしてOKです バッテリーの残量はチェックしてから出かけましょう サブバ①はギャレー横、サブバ②は冷蔵庫の下あたりにあります サブバ②は電源を入れないと残量出ません 電源ボタンはパネルの一番右です 電圧は一番左のゲージ 使用中電圧は真ん中 各種電化線品はパネルでスイッチをON-OFFしながら使用しましょう 使わない時はサブバ①②どちらもメインを切っておきましょう
CarNeru(カーネル)車��泊10ヶ条(※この雑誌は業界内の立場は微妙です) 01.ルールのあるところではルールに従う 02.周囲にいる人達に迷惑をかけない 03.その場所の所有者・管理者の意向を推察し、それにこたえる行動をとろう 04.近隣の住民や通行者への配慮をしよう 05.日本中で車中泊を楽しんでいる人への配慮をしよう 06.後から利用する人へも配慮をしよう 07.車中泊を認め、便宜を与えてくれる人々への感謝の気持ちを忘れない 08.マナー違反やマナーに欠けていたと気付いたら率直に謝り、改めよう 09.迷ったり判断しかねたら、とりあえずやめておこう 10.最後に、良かったことや嬉しかったことは分ち合おう
日本RV協会(JRVA)公共駐車場でのマナー厳守10ヵ条 01.長期滞在を行わない 02.キャンプ行為は行わない 03.電源から電気を盗まない 04.ゴミの不当投棄はしない 05.トイレ処理は控える 06.グレータンクの排水は行わない 07.発電機の使用には注意を払う 08.オフ会の待ち合わせは慎重に 09.車椅子マークの所に駐車しない 10.無駄なアイドリングをしない
長期滞在を行わない 道の駅や高速道路のSA・PАなどは宿泊施設ではないので、そこにおける休息は、必要最小限の仮眠にとどめ、連泊・長期滞在を行なわないようにしましょう。また、キャンピングトレーラーを公共の駐車場に放置して、むやみにヘッドのみで遠出をするようなことは避けましょう。 キャンプ行為は行わない 道の駅やSA・PAなどでは、たとえ短時間の休息であっても、オーニングを広げたり、椅子・テーブル・バーナーなどを車外に持ち出して、キャンプ場のように利用することはやめましょう。また、周囲に配慮し特に早朝・夜間の大きな話し声や生活音に注意しましょう。 電源から電気を盗まない 許可なく公共の電源にキャンピングカーを接続し、その電源を利用することはやめましょう。 ゴミの不法投棄はしない 旅行中や移動中に発生した生活ゴミは、ゴミ箱があっても投棄することはやめましょう。また食器などは使い捨てのモノは避け、基本的にゴミは持ち帰ることを心がけましょう。 トイレ処理は控える 公共駐車場では、カセットトイレやポータブルトイレの処理は控えましょう。 グレータンクの排水は行わない 生活排水用のグレータンクの処理も、その場で垂れ流したり、側溝に流したりしないように心がけましょう。また、施設に許可なく給水することはやめましょう。 発電機の使用には注意を払う 公共駐車場における発電機の使用は、時と場合を充分に考慮し、他の利用客が休息している時や近所に民家があるような場所では、使用しないようにしましょう。 オフ会の待ち合わせは慎重に オフ会やクラブミーティングで公共駐車場に集合する場合は、他の利用客から駐車場を占拠して騒いでいると誤解されないように振る舞いましょう。 車椅子マークの所に駐車しない 道の駅や高速道路のSА・PАにある車椅子マークの駐車スペースには、健常者のみが乗車している場合は駐車しないようにしましょう。 無駄なアイドリングをしない 無駄なアイドリングによる排気ガスの流出や騒音は、大気汚染や地球温暖化にも悪影響をもたらすので、エンジンストップを心がけECOドライブを行いましょう。
マナーについて、キャンプ場以外ではオーニングの展開、テーブルセット展開、屋外調理などを行わないように トイレの処理や水の補給、グレーの廃水処理なども許可された場所以外ではすべきではありません
※ちなみに国土交通省はウェブサイトで、「『道の駅』駐車場での車中泊は可能ですか?」という問いに対し、「『道の駅』は休憩施設であるため、駐車場など公共空間で宿泊目的の利用はご遠慮いただいています。もちろん、『道の駅』は、ドライバーなど皆さんが交通事故防止のため24時間無料で利用できる休憩施設であるので、施設で仮眠していただくことはかまいません」としています。
軽油を満タンにして、充電して、ざっくり掃除してから渡しますので、 使用前(できれば7-10日前程度)に予約して下さい。予約票は書式を用意しています 福利厚生案件ですので、使用者は従業員とその家族(1~2親等程度)に限定します。特に運転は従業員が行って下さい。所有は会社になりますので、従業員以外の運転者では保険が出ません(よしんば出たとしても会社が負担して支払っている保険のため、保険費用や増額分まで含めて会社より請求します(でないと贈与になり税金がめんどくさくなりますので))。また自損はそもそも保険適用範囲外です。保険の範囲外の部分(飲酒、自爆、重過失等の責任部分、その他保険で賄えない自己責任事故等の費用全て)については自己責任で賠償になります。注意して下さい。
出かける前日までに、近所で運転の感覚を掴んでおいたほうがいいと思います あらかじめ、車中泊グッズを自宅でバッグ等にて用意しておくと移動の際便利です 食器類の備品はないため、必要な場合は各自用意して下さい 荷物は滑りにくい生地のバッグなどに入れたほうがいいです テカテカ系のスーツケースは滑ります 同様にテーブルの上、ギャレーやTV台の上も運転中に滑るかもしれないので気をつけて下さい
ベッドのマットレスサイズは23列目はダブルもしくはシングルx1、最後尾はシングルx2と70x180cm(2段部分) マットレスはすでに用意してありますが洗えないため、必要な場所のサイズの敷きパッド (ゴム付きシーツ等)を準備して利用してください 枕や掛け布団も必要かと思います 最後尾は常設ベッ���扱いでいいと思います(23列目はベッド展開が若干面倒ですので) ※23列目ベッド展開について 必要な世帯はがんばってください ヘッドレストx4は最初に外して足元(ベッドの下層部分)に並べて大丈夫です ダブルに展開する場合は、先に横幅方向に1段階(ジョイスティックみたいな形のレバーで)スライドさせてしまったほうが展開しやすいです、シングルでいいならこの操作は不要です ベッドを動かす(傾ける)ためのダイヤル(ノブ?)を回す方向はクセがあるのですが、向かって左から反時計、時計、反時計、時計回りです その時はヘッドレスト用の穴の向きを、向かって左から右右左左方向に倒す(つまり中央に向け倒す)と覚えておくといい感じになります なるべく座面が水平になるように頑張って調整して下さい
SA/PAで寝る場合はよそのトラックのアイドリング音がうるさいと思いますので予め耳栓を用意した方がいいです むしろ夏場にディーゼルのエアコンをつけっぱなしで寝る場合、トラックのそばなら遠慮なくできるという利点もあります サブバッテリー2のエアコンなら静かですが後部ベッドが寒く2.3列目ベッドは暑いです(今後対策します)
自宅と変わらぬ感覚で使用するため運転席以外土禁です 黒いステップ部分で靴を脱いで使用して下さい ※室内用スリッパが必要な場合持ち込んで下さい(トイレにはあります、シャワー時はトイレ外に出して下さい) 清水は大型タンクに100L、ギャレー下ポリタンクに20L入ります 基本的に飲用できませんので、飲用水はペットボトルなどで持ち込んで下さい ギャレーのポリタンク清水20Lは、ポリタンクや清水をきれいに保っておけば、顔を洗ったり歯を磨いたりでき便利です ※左の小さな蛇口から出ます 清水は会社の水道水を使用して結構です 100L分は外からホースを突っ込んで給水して下さい また、ギャレー下のポリタンク清水を使用する場合は、ビニールをポリタンク側に残し、投げ込みポンプを抜いた上で外に持ち出し、清水補給し元通りセットした上で使用して下さい いずれの清水も(トイレも含めて)夏場で3日、冬場で30日使用しない時は空にして保管して下さい グレータンクは50Lです。レベルはサブバッテリースイッチ類の近くにメーターがあります ※ボタンを押している間レベルが表示されます ツマミは調整済みなので回さないで下さい、レベルが狂います もし狂ってしまったら清水もグレーも満タンのときに、ツマミで満タン付近になるようにすれば調整できます
火器・ギャレーの使用について カセットコンロx2、焼肉プレートx2、やかん、カセットx6、屋外用テーブルセットは備品です 使用の際は、特に車内ではカーテンやギャレー上の物に引火しないよう、屋外では火気の飛散に注意! 油が飛び散る料理、煙が出る料理は車外でお願いします カセットガスは、使い切ってから交換して下さい シンクには固形のものは流さないようにお願いします ドレンがつまりますので 小さいサイズのものはトイレに、大きいものは生ゴミとして分別して処理して下さい
LPガスは使用の都度、ガスボンベのバルブを開閉して下さい、使用後はただちに締めておいて下さい ※爆発事故などで規制が厳しくなってきています 安全にしっかり配慮してください ボイラーの使用前に必ず近くの窓を開けて、できれば換気扇も回した上で使用して下さい 水の勢いが弱い場合、給湯器が止まることがあります その場合は一旦水を止め、給湯器の スイッチを入れ直し、再度お湯を出して下さい ※LPは使い切ったらいずれカセットガス式にします
カセットガス式にしてから→高価なパワーガスの必要性? カセットコンロには炎の熱をガスボンベに伝える機構(ブースター、ヒートパネル)があるので通年を通して不要なのですが、ボイラー用にアダプターを取り付けた後は、厳冬期に限定してノルマルブタンではなくイソブタンやプロパンの配合が増えている高価なカセットガス(イワタニ・パワーゴールド、トーホー・ゴールドあたり)の購入も検討します。その場合は、厳冬期のボイラーでのみ使用するようにして下さい ※しかし、厳冬期でも車内ではエアコンやFFヒーターなど稼働させて(更にギャレー下の戸を開けて)おけば、普通の安いカセットガスでも十分に使えるのではないか(つまり買わなくてもよいのではないか)と気楽に考えています 一応保険として数本の在庫くらいは考えてます
カセットトイレは2層構造になっており、2階に水洗洗浄液(清水+Dometic100倍希釈)1階が汚物(ブラック)タンクです 「大」時は場合によってはトイレットペーパーを1枚敷いてから使用するほうがよい、との情報もありますが分かりません カセットトイレの水洗洗浄液(清水+Dometic100倍希釈)の水量が半分以上あるかチェックしておいてください※maxのレベル(油性ペンで記入してあります)は超えないよう気をつけて下さい、超えると液漏れの恐れが増大します また、あまりに激しい地形や運転により若干の洗浄液が漏れる場合がありますが仕様だそうです カセットトイレは長期間使用しない場合洗浄水を抜きます、右側のゲージを外すとうまく抜けます。
基本、トランク、清水(記号のカギ)やカセットトイレ(メーカー名のカギ)は外から施錠した状態で移動して下さい ※ないとは思いますが第三者による器物損壊や盗難防止です
車内のテーブルを緩める場合、支柱が重く硬いため、足などにぶつけないよう気をつけて下さい ガラス破損防止の為、ガラスの近くに硬いものや重いものを置かないで下さい
サブバッテリー①(12V)は給湯器のすぐ後部の左側座席の下にあります、走行(オルタネーター)もしくは外部AC100V等で充電できます  サブバッテリー②はトランク中央に、ソーラーもしくは外部100vで充電可能です メインバッテリー(24V)はギャレー下、自動ドアユニットの裏付近にあります
USBフラッシュやSDカードで音楽が楽しめます 予めGORILLA(2dinインダッシュ)のマニュアルを見ておいて下さい GORILLAが2台ありますが、ポータブルがナビとバックモニター、2DINが音楽とバックモニターです バックモニターは切り替えスイッチで常時表示とバック時のみ表示に切り替えられますが、自分による施工ですので、無いとは思いますが機構の故障の際は知らせて下さい バック画面の左右の黄色い線がボデー側面から20-30cm、後部の赤い線が50cm、緑の線が200cm程度の目安です ナビは2台ともメインバッテリーを使用していますので、エンジン停止時は使わないほうがいいと思います
※他備品
VIERA TH-24D305消費電力40W(待機時消費電力:約0.1W) PS4 CUH-1000A最大250W ENGEL澤藤MD14F最大電流:5A(60W)
ディーゼル車のため、給油の際は必ず軽油を指定して下さい 車内から後部ドアを締めるときは、鉄製の婉曲アームを引いて締めて下さい 車内から後部ドアを開けるときは、車外の安全を確認してから(30cm位出っぱります) エンジン始動時は、キーをONにして、コイルっぽい表示(予熱表示灯)が消えてからセルを回します 24V仕様車です 運転席にあるシガーソケットは24Vなので12V仕様の製品を指すと壊れます ギャレー給湯器側と靴箱のすぐ上部のAC100Vは外部入力(AC100Vか発発)による通電がなければ使えない仕様です 靴箱裏側のAC100Vはサブバッテリーメインスイッチ連動、その下の12VソケットはTVスイッチ連動です 電子レンジ裏と冷蔵庫の下付近にあるコンセントはサブバ②から取り出したものです 天井にある物入れの扉を釣るフックにはあまり負荷をかけないで下さい ヘッドライト消し忘れブザーは自分のDIYですので、万一故障の時は知らせて下さい 車外に鳴り響くバックブザーはライトオンで消せます、故障の際は知らせて下さい
※2015/10/14(水)徳島市で全盲の男性と盲導犬が、バックしてきたトラックにはねられた死亡事故を受け、徳島県の飯泉嘉門知事は14日、国土交通省や警察庁を訪れ、視覚障害者の安全を確保するため、車両の後退時に警報音を鳴らすことをトラックなどに義務付けるよう法整備を求めた。警報音は法律で義務付けられておらず、県は5日に危機管理連絡会議を開催。県内のトラック協会やバス協会などを対象に、車両後退時に周囲に警報音を鳴らすよう要請したり、一般ドライバーに注意喚起のチラシを配ったりすることを決めた。ソース/産経新聞社
出発後 水温計の針が動きだすまでは、ゆっくり運転下さい ターボ車のため、高速走行もしくは激しい登坂をしたときは20-60秒ほどアイドリングしてからエンジンを切るように ハンドルを目一杯回した状態を長く続けない 車体が重いので、下り坂ではエンブレもしくは排気ブレーキをしっかり使って下さい、排気ブレーキはウォッシャーのレバーです オートロック、集中ロックではないので、各ドアの施錠忘れやキーの閉じ込めに注意 車両後方のフックはカーフェリーで輸送時に使用するもので、けん引に使用するとコースターのフレームが歪みますので使用しないで下さい 逆に前方にあるフックは自車をけん引してもらうときに使用できます しかしコースターの車重は4tあるので相手は選びます サイドーオーニングについて 展開はゆっくりと、少しずつ、2人以上で行って下さい ハンドルはトランクにあります 足の付け根部分はゆっくり優しく展開して下さい 方向を間違えると破損します 足下には45度の角度でペグ(ステーク)を打って下さい 余裕があればタイダウンベルトも使用して下さい ※風速4-5Mくらいになると、タイダウンベルトなしで使わない方がいいです。 さらに風が強くなるとタイダウンベルトをしても布の部分が吹き上がってしまい、接合部分が破損する恐れが また、あまりに風が強い時などにはサイドオーニングの端が破れてしまう場合もあります 雨の時はどちらかに庇(ひさし)の部分を傾けて設置(展開)しなければ、サイドオーニングの布地部分に大量に水が溜まってしまい、最悪の場合サイドオーニングの脚が折れ曲がったり、生地が破れてしまうこともあります。それと同様に雪の日にサイドオーニングを展開するのもNGです オーニング下で焚き火をする場合も要注意。あまり炎を高く上げてしまうと、最悪の場合サイドオーニングに火がついてしまう場合もあるため、くれぐれも注意しなければなりません 基本的にオーニングは風が穏やかな時に使用すべき 対策としては、あまりめいっぱいオーニングを引き出さない、のもいい オーニングセッティング後はそのままでは車の移動ができないので、入浴・買い出しを先にするなどの工夫が必要です。 また車を止める時は動かさないで済むように、平らかどうかを水平器でチェックして、必要ならレベラーで対処しておきましょう。 最後、収納する際にはきちんとロックされているかの確認が必要。きちんとロックされていなければ、キャンピングカーが走行中に少しずつサイドオーニングがはみ出してきてしまうことがあります
返却時 近場で軽油を満タンにして返却して下さい 使用したコースター本体及び備品は、おおむね使用前の状態に(掃除洗浄等で)戻して返却して下さい カセットガスは、使用後(使用した本数を)補充しておいて下さい ゴミ、カセットトイレは各自処分して下さい ※カセットトイレの汚物タンクの中身は、自宅トイレか自宅の外の「おすい」のフタを開け処理(廃棄)下さい 汚物タンクは水道水(ホース等)で洗って(必要があれば拭いて)元に戻して下さい カセットトイレの水洗洗浄液(清水+Dometic100倍希釈)については、 外から開けて右側のレベルを確認し、半分以下だった場合はつぎ足しておいて下さい 清水20Lは排水して、清水100Lとグレータンク50Lは排水した後バルブを閉じて保管して下さい ※冬は凍結破損、夏は腐敗防止のため トイレットペーパーやティシューペーパー、流せるおしりふきの在庫が2つ以下に なったら知らせて下さい 会社で補充します。Dometic液も少なくなったら知らせて下さい
※元気でやんちゃな若者(ゴミクズ)との無駄な接触を避けるため 車中泊地を決める際には、駐車場にドリフト痕等があるところ、都市近郊なのにまったく人気がない場所(特に海沿いや夜景が見える所)は怖いのでやめます。良さそうな場所が見つからない時は、SAPAキャンプサイト等に泊まる? 私が確認できたのは���近県では緑川、託麻、基山あたりは深夜はたまに溜まり場な感じです 近年の事件(20150817AM05時前、大阪市中央区南船場の堺筋の路上に軽自動車を駐車していた男性が刃物を持った男に襲われ軽いケガをした)を考慮すると、繁華街に近いが人通りのないコインパーキングなんかも自暴自棄の人や泥酔の人がたくさんいそうで避けた方がいいかも。
※刃物について 抜粋 釣りやキャンピングは、ここでいう「正当な理由」に当たります。なので、釣りやキャンピングで使う為に、刃体の長さが6cmを超える包丁やナイフを持ち歩くのは、銃刀法の規制対象物ですが、正当な理由に当たるので問題の無い行為です。 但し、移動中などで、包丁やナイフを車内のすぐに取り出せるところ(助手席やコンソールボックスなど)に置いたり、身につけているのは、不必要に��携帯」していると疑われる原因になります。 釣りやキャンピング人として包丁やナイフを持って出かける際に気を付けておくべきことを列記します (法律違反にならなくても、不必要に疑われることの無いような対策も含む)。 1.移動中の車内では、個別ケースに入れ、尚且つそれをタックルボックスまたはクーラーボックスに収納しておく。  そのタックルボックスまたはクーラーボックスが車内荷室にあれば尚良し。 2.釣りの最中でも使う時以外は取り出さない。 3.自宅駐車場に到着後、自宅に持ち帰るのを忘れない(常時車載はしない)。 4.刃渡りの長い刺身包丁などは使わない(現場では小刀で十分)。 5.仮に警察官に職務質問された場合でも問題は無いし、聞かれれば釣り用の包丁を持っていると答えましょう。隠して、見つかったら、大事になりますが、隠さなければ問題ありません。
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