Tumgik
Text
Tumblr media
「ロブスター」を観た。
「哀れなるものたち」、「聖なる鹿殺し」に続き三度ヨルゴス・ランティモス。これはSFというのもあり、わかりやすく面白かったな~! 先に見た2作より自分は好きかも。映画の「華氏451」(トリュフォー)や「Dolls」(北野武)を思い出したりした。
ストーリーというか設定的にむちゃくちゃなところは多いんだけど、それを逆手に取ってコメディっぽくしている感じもあり、なかなかよかった。自分が独身というのもあり、「結婚して幸せな家庭を作る」みたいなことに対するアンチみたいな感じはよかったなあ。だからやっぱりレア・セドゥがかっこいいなと思った。フィリップ・K・ディックなんかでもありそうな。
レア・セドゥも、そしてもちろん主役のコリン・ファレル始め、レイチェル・ワイズ、ベン・ウィショーもよかったし、初めて観た女優さんだったけど、アリアーヌ・ラベドもすごくよかった。キャスト全体的によかったなあ。
映像的にもよくて、前半の「ホテル」で色んな人が同じ服を着ているのはなんだか気持ち悪くてよかったし、建物内の廊下なんかも不穏な感じがすごくしてよかった。そして突然の「狩り」もスローモーションできれいだった。中盤からの森のシーンも抑えた色味ですごくきれいだったし、時々入る都会もSFすぎない未来な感じでよかった。
音楽は自分は全然詳しくないけど、主にクラシックが使われていたらしい。全体的に音楽のない部分が多かった気がするけど、時々入るこのクラシックが良かったな。
一番印象に残ったのはストラヴィンスキーの曲かな…? 元々ストラヴィンスキーが好きというのもあるかもだけど…。
ヨルゴス・ランティモス、なかなか不思議だけどいいなあ。「女王陛下のお気に入り」も観てみよう。
1 note · View note
Text
Tumblr media
「聖なる鹿殺し」を観た。以下ネタバレあり。
「哀れなるものたち」のヨルゴス・ランティモス監督作品ということで観てみようかなと再生を始めたけど、最初のシーンがかなりグロくてすぐ止めたままになっていた映画…。
最初でこれだと結構この後もきついのかなあとちょっと心配だったけど、最初さえ超えればあとは全然平気だった(最初のシーンは何か食べながらとかはおすすめしません…)。
うらみを持った若者(バリー・コーガン)に主人公(コリン・ファレル)の家族が呪いみたいなものをかけられてしまって…という話。 なのでてっきり家族で一致団結してバリー・コーガンと戦うのかと思っていたけど、全く逆の話だった(呪いなのかどうかははっきりしないけど)。
バリー・コーガンはコリン・ファレルの医療ミスでお父さんをなくしたので、「あなたも家族を一人失うのだ」と言い、「奥さん(ニコール・キッドマン)か、娘か、息子か、一人を選べ」と言う。そして選べなかったら「全員死ぬ」と。 最初はみんなそんな話全然信じてないけど、最初に息子が倒れ、次に娘が倒れ…となって、この呪いからは逃れられないとみんな思うようになる。
で、怖いのが、奥さんと子供二人がコリン・ファレルに命乞いというか、「本当はあなたのことが好き」みたいな話を徐々に始める所…。ニコール・キッドマンなんか、「自分はどうなってもいいから子供たちを助けて」とか言ってもおかしくなさそうなのに、「一人選ぶなら子供よね、私がいればまた産める」みたいなことを言ってたりする。 結局最後までニコール・キッドマンが倒れなかったのはやや謎。単に呪いが発動してなかっただけなのか、それともいわゆる仮面夫婦でコリン・ファレルの家族とは言えない(?)みたいな話なのか…。
息子はどうやら本当はお母さんの方が好きで、お母さんと同じ眼科医になりたくて、お父さんに注意されても髪を長く伸ばしていた(お母さんは長髪気に入ってた)。でも最後の方になると自分でハサミでざくざく髪を切って、本当は心臓外科医(コリン・ファレルと同じ)になりたいと言うようになる。サボっていた植木の水やりもやると。
娘はそもそもバリー・コーガンといい感じになっていたので、二人で逃げようとこっそり持ちかけたり、コリン・ファレルには「自分は家族のために死ぬのは構わない」と言ったりする。これは一見いい話なのでは?と思うけど、ここで「聖なる鹿殺し」というタイトルに関わる話になる。
ここはギリシア悲劇の「アウリスのイピゲネイア」の話が下敷きになっているらしく、ざっとネットで見ただけだけど、イピゲネイアが生贄になるとき、鹿とこっそり入れ替えた、という話があるらしい。なのでこの娘の「自分は死んでもいい」は、コリン・ファレルに対して鹿と入れ替えて助けてくれるよね?という意味が入ってくるっぽい。ややこしいな…。 さらにアウリスのイピゲネイアは後日談で、アガメムノンが妻に殺されて、妻は息子のオレステースに殺されるらしい。このへんはラストのダイナーのシーンにつながるのか…?
そしてとにかくコリン・ファレルがひどいやつ(の役)。絶対自分の非を認めないし、幸せな家族を無理にやってる感じがすごく出てた。そもそもバリー・コーガンにお金やプレゼントをあげたりとかもなんだか変な気もするし…。そして結局最後もめちゃくちゃだし。いやはやすごい家族だ…。
バリー・コーガンはやはりコリン・ファレルが出ていた「イニシェリン島の精霊」にも出ていた役者さんだった。この二本しか見ていないけど、なんだか不思議な人だなあ。今回もなんとも言えない不安な感じというか不自然な感じというか、すごかった。さらっと嘘つくところとか怖いな〜って感じだし。かなり若いようにも、それなりに年を取っているようにも見えるのがまた不思議(実際には1992年生まれだった)。
全体としてはやや単調な感じもあったけど、中盤〜ラストに向けてはすごかったな。半分くらいまで展開がわりとスローで、全体的な構成としては最初の「エクソシスト」に近いかも。映像はそこまで特別ということもなかったけど、病院の廊下を進むカットやエスカレーターを上から撮ったカットとか、印象に残る部分もあった。音楽はそんなにだったかな…。効果音的な音はまあまあよかったかも。映像的に怖いものが直接は出てくるわけではないので、音で少し煽る感じだったのかな。
いい話とは言えないけど、とにかくストーリーがすごかったなあ。家族とはいえやはりみんな一人の人間か…。
「哀れなるものたち」より全然よかったな。やはり原作があるものは難しいか。でもヨルゴス・ランティモスの他の映画も機会があれば観てみたいなあ。
3 notes · View notes
Text
Tumblr media
「哀れなるものたち」、原作を読んだ。
普通に小説として面白かった。映画はかなり違うといえば違うんだけど、安易に良いところを抜き出しただけではないかな。やはり映画にすると本の全てを表現することはできないし、大胆な脚色も必要だと思う。それがいまいちな場合が多いけど、これは一応頑張っているというか、ちゃんとやろうという感じになっていたかなあ。珍しく原作と映画と両方好きな作品かもしれない。
とても面白かったけど、引用されているイギリス文学や、イギリス(というかUK全体)の歴史、キリスト教(の中でも色々分かれてる?)や、色々読む側が分かっているとより面白いんだろうなという気がして、全然分からない自分はちょっと残念だった…。とりあえず「フランケンシュタイン」はちゃんと読みたいなあ。
解説まで入れると530ページくらいと長いんだけど、挿絵や詩のような改行が多いページも結構あって、意外と読みやすく時間もかからなかった。失敗したのは、「註」を面倒で飛ばしてしまって最後にまとめて読んだこと。もしこれから読む人がいたら、註は面倒でもいちいち巻末へ行って読むことをおすすめ…。
最近全然本を読んでいなかったけど、やっぱり本はいいな。読みかけのものや、買って読んでないものもどんどん読��でいこう。
「人間には三種類ある。もっとも幸せなのは、誰もが、そしてすべてが、基本的に善であると考える清浄無垢な人たち。多くの子どもたちはそうであり、フッカーが(わたしの意にはまったく染まぬことだったが)現実を見せるまでのきみもそうだった。二番目のそして大多数の人々は未熟なオプティミスト――つまり、ひどい飢えや残酷な四肢切断を見ても不快や不安を感じないですむ心の手品ができる人間。かれらは、ろくでなしなど苦しんで当然だと考えている。あるいは、自分たちの国はそうした悲惨な状態を――作り出しているのではなく――直そうとしているのだ、と考える。あるいはまた、”神”なり”自然”なり”歴史”なりが、いつかすべてをまともな状態にしてくれると思っている。ドクター・フッカーはこの種の人間のひとりであって、君が彼のレトリックに惑わされて事実に目をつぶらなかったのは喜ばしい。第三の滅多にいない人種は、人生というものが本質的に、死によってしか治療できない苦しい病であることを知っている人たち。わたしを含むこの人種は、何も見えずに生きている人々のなかで意識的に生きるだけの力を持っている。われわれは皮肉な冷笑家なのだ」 「四番目もあるはずよ」わたしは言った。
1 note · View note
Text
Tumblr media
「ボーはおそれている」を観た。 以下ネタバレあり。
前に「哀れなるものたち」を観に行った時予告編を観て気になっていた映画。でもアリ・アスターといえば「ヘレディタリー」と「ミッドサマー」なので、ホラーがあんまり得意でない自分はどうかな…と思っていた。 というような話をXに書いていたらアリ・アスターの短編"The Trouble With Mom"というものを教えていただいて、おそらくアリ・アスターはこのテーマです、とのことだった。 まあ短編だしと軽い気持ちで見てみたら、これがものすごくよかった。自分がちょっと親(特に母親)が苦手なのが大きいとは思うけど、短編映画でこんなによかったのは久しぶりだし、今年観た映画のなかでもトップくらいによかった。短くてセリフのない映画でこれだけやるとはアリ・アスターすごいな…。
youtube
というわけで俄然「ボーはおそれている」も気になって観ようという気持ちにはなっていたものの、急に仕事が忙しくなってしまってなかなか行けず、なんとか先週末ようやく行けた。日曜最後の回だったのでガラガラだったし、ど真ん中のいい席で観れた。
で、「ボーはおそれている」の話。
基本的にはTrouble With Momなんだけど、長いだけあって親子以外にも家族の話や、子供を持つことや、あまり自分は分からないので下手なことは言えないけど、精神的な病気やADHDというようなことも描かれていたと思う。なので入れたい要素が多すぎてこの3時間なんだろうな。
3時間はたしかに長かったし、最初は90〜120分くらいにカットしてもよかったんじゃないかなと思ったけど、今はこれはこれで意外とよかったのかなという気もする。3時間なんだけど、4パートくらいに結構はっきり別れていて、なんとなく海外ドラマを4本立て続けに見たような感じかな。そもそも長いのは事前に分かっていたし、長い割には意外と観やすかった気はする。それに、意外と最初の方も覚えている。
最初のボーの自宅のパートはあんまりいらないんじゃないかなと思ったけど、「ボーにとっての現実」をしっかりインパクトを持たせて打ち出すには必要だったのかな。全身タトゥーで真っ黒のカラコン(?)の人がやばかった。というかボーの近所がポストアポカリプスすぎる。Fallout級。でもそういう風に見えているってことなのか。
2つ目の謎のファミリーの家に転がり込む所はいわゆる「表面上いい人たちだけど実は…」というホラー映画の定番のパロディみたいな感じなのかな。この家族は一人息子を戦争で亡くしていて、そこから両親も妹もおかしくなってしまった、というボーとは別の「家族、親子」の話が描かれていて、戦争の多いアメリカだとある話なのかなあと思ったりもした。ファミリーやマイホーム、軍隊に入る愛国心というのはアメリカの良き象徴みたいになってるけど、実際には問題山積みなんだろうな…。お母さんはなんでここで家族っていいよねと思わせようとしたのか…。
3つ目のヒッピー劇団(?)のパートは一番好きなパートだった。また別の映画の話になってしまうけど、このパートを担当したクリストバル・レオンとホアキン・コシーニャの「オオカミの家」という映画が友人に勧められて気になっていて、でも結局見れずじまいだった。本人たちの映画ではないけど、ここでその一端が見れてよかった。演劇の舞台からという導入もよかったし、書き割りのセットのような、手書きのような不思議なアニメーションはとてもよかった。この時のナレーターというか語り手はやっぱりお母さんだったのかな…? この時のホアキン・フェニックスがボーとは全くの別人という感じで、やっぱり役者さんってすごいなあと思った。目がもう全然違う。
4つ目は意外とあっさり実家に帰り着いてからのお母さん、そして父親(?)との対決、さらに初恋の終わりとなかなか盛りだくさんだった。自分的にはやはり母親との対決シーンが良かったかなあ。Trouble With Momは短篇だしセリフがなかったけど、ボーは尺もあるし台詞もあって、母親の言い分もあるのがよかったと思う。いやほんと親子とか家族ってホラー映画より怖い呪いだ…。その後の兄と父(?)のシーンといい、ここは自分の恐怖と向かい合うパートだったのかな。
5つ目、というか4つ目のパートに入れてもいいのかもしれないけど、スタジアムのシーンはまさか最後こうなるとは思わずびっくりした。恐怖と向き合ってみたけど、結局母親からは逃れられないという…。そして結末はTrouble With Momと大体同じ。
全体的に、かなり色々やりすぎにしてあって笑ってしまう感じで、ホラー要素はほとんどなくてよかった。そして単純にボーが被害者で虐げられてるだけ、とかではなく、決められないこととか、自分が悪いと思ってしまうことを悩んでいたり、母親には母親なりの自分が親からもらえなかった愛情を子供に注いでやりたいという気持ちがあったりとか、誰にでもどっちもある、あるいは色々ある悩みや考えや恐れをしっかり出しているのはよかった。 "Guilty"という言葉が劇中度々出てきたけど、これはキリスト教を信仰しているとまた意味があるのかな。自分は特に信仰はないけど、なんとなく自分が悪いと思ってしまうことがあるのでなんとも言えない気持ちになった。 色々決められなかったり、必要以上によくないことを想像してしまったり、ちょっと心配になるとすぐネットで(信頼性の低そうな情報を)検索してみたり、結構自分にも当てはまるなと思う所があった。Trouble With Momもだけど、なんだかアリ・アスターには勝手に親近感を持つなあ。
そういう人間の中の複雑な気持ちの表現が全体的にすごく過剰なので、真ん中あたりでヒッピー劇団〜アニメーションの見やすいパートを入れたのは構成として上手いなと思った。あれがなくてずっと過剰な表現続きだと疲れるし飽きてしまいそう。 ただ、アニメーションパート以外の映像や音楽、美術などはわりと普通かな…という印象だった。悪くはなかったけど…。まあそこを見る映画でもないかな。
音楽といえばヴァネッサ・カールトンやマライア・キャリーといった懐かしの名曲が突然かかって(しかもかかるシーンがまた可笑しい)、結構笑いそうになった。少し調べてみた所、歌詞にもかなり意味があったらしい。お母さんキモすぎる。
公式サイトに見た人向けの解説があったので読んでみたけど、やはりいろんな映画のオマージュというか引用があるらしい。サンセット大通りは好きな映画だけど気が付かなかったなあ。監視カメラの所はたしかにリンチの「ロスト・ハイウェイ」を思い出したけど、同じA24の「アンダー・ザ・シルバーレイク」っぽい雰囲気もあった気がする。
自分的にいちばん思い出したのは「未来世紀ブラジル」だった。
youtube
よく「オーウェルの1984的な統制社会の恐怖を…」とか説明されるけど、結構親子、それも母と息子の話なんだよな。主人公のサムが夢と現実の区別がつかなくなっていく感じもボーにちょっと近い気がするし、父親が出てこない点も似ている気がする。 あと、ブラジルのエンドロールとボーのエンドロールが似ている気がした。どちらも暗くグレーな広い空間の真ん中に死んだ主人公がいて、その画の上にクレジットがでてくる。なんか共通するものがありそうな気がするなあ。
Tumblr media
あと、もうひとつ思い出したのはデヴィッド・フィンチャーの「ゲーム」。
youtube
これはたしか最終的に主人公の"ゲーム"は弟が全て仕組んだものだった、というオチなんだけど、全てを母親に仕組まれていたボーに近いかもなと。CRSという会社がちょいちょい出てくるのもお母さんの会社が色々なところに出てくるのに少し近いかも。見たのがずいぶん昔なので詳細は覚えていないけど、また観たいなあ。でもこの手のネタは他にもたくさんあるか。
ボーはおそれている、総合的にはまあまあといった感じだったけど、なかなか面白い映画だった。親子も家族も色んなものへの恐れも、永遠のテーマなんだなあ。どうしたらいいという答えはないけど、あれこれ考えるきっかけになる映画な気がする。この内容で3時間の映画を作って世界に配給されるというのはとてもいいことだな。ヘレディタリーとミッドサマーも怖そうだけど観てみよう。
<余談>
自分の持っていたクレジットカードの一つがサービス終了とのことで、自動的にSaison Gold Premiumというカードに切り替わった。普段、カードの優待とかはあまり気にしないんだけど、このカードの優待で「映画のチケットがいつでも1000円」というのがあって今回それを初めて使ってみた。
対応している映画館が限られているけど、自分がよく行くTOHOシネマズは使えた。ちょっと面倒なのは、まず映画のチケットが無料になるクーポンを1000円で買う→そのクーポンを使って無料でチケットを取る、という二段階の手間がかかるのと、購入の12時間後にクーポンが送られてくるという所。自分は仕事の都合で今なら行けそう…と急に行くことが多いので、これは少し残念。でも、クーポンの有効期限は3ヶ月くらいあるようなので、観たい映画がある時は事前に購入しておけば突然行くこともできそう。
最近はわりと映画行くようになったので、これはありがたいな〜
7 notes · View notes
Text
Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media
もうずいぶん前だけど、山本直輝さんの個展「ひとつの層として」を観てきた。
元々Xで知って、一度だけグループ展に行ったことがあったけど、個展は初めてだった。
山本さんの絵は前はもっと平面的なものが多かったようだけど、最近のこの少し立体感のある感じがすごくかっこいい。実物が見れたのも良かったし、作品集の新しいものも買えてよかった。
また展示があれば行ってみたい。
1 note · View note
Text
Tumblr media
前に書いた気がしていたけど、書いてなかったようなのでDJのコントローラの話。
しばらく前に写真のVestaxのVCM-100を買った。正確な値段は忘れてしまったけど、一部反応しないボタンがあるとかで難あり品で、2,000円くらいだった。でも一回分解掃除をして、緩んでるネジを締め直したりしたらほぼ全部動くようになった。一部反応が悪いボタンはあるけど、まあそんなに使わない所だからいいかな…。
このVCM-100は出た当時(15年前くらい?)は、すごくほしかったけど、高くて全然手が出なかったもの。この手のコントローラでは珍しく、ボリュームがロータリー、さらに全体がかなりコンパクト(今では大きめな方かもだけど、当時はこんな小さいのなかった)、4outのオーディオインターフェース内蔵、と今見てもなかなかいい機種な気がする。昔ハウスのロングミックスに憧れたので、プラッターはそんなにいらないし、とにかくボリュームがロータリーは嬉しい。
そして今では考えられない金属ボディで1.8kgという重さでびっくり(笑)。重いほうが使ってるときに動いたりしなくていいんだけど、「軽量・コンパクト」な機材が受ける今では絶対流行らないだろうな~。でも重いけど、おそらく各パーツがしっかりしているせいか、掃除した程度でまだまだ使えるというのはすごい。信頼性高そうだし、モノとしてもかっこいいし、やっぱりいいな。重いけど。
ただ、欲を言えばエフェクト用のノブがいくつかほしかったなあ…。別のMIDIコントローラをつないでエフェクトはそっちでやってもいいんだけど、ここにオンオフとDry/Wetくらいだけでもついてたら最高だった。でも別のコントローラをつなぐのを試しにやってみたら、ボリュームの調整で手一杯で、エフェクトかける余裕はなかった。
Tumblr media
ソフトはDjay Proがよさそう。やっぱりTraktorなのかなと思ったけど、それほど難しいこともしないし、Djay Proで十分かな…。Djay ProはVCM-100がほぼ完璧に対応していて、すぐ使えるのもありがたい。15年前に比べると、PCDJも色々変わったんだなあ…。ちなみにTraktorでVCM-100は使えないことはないものの、微妙だった。元々Traktor向けのコントローラのはずだけど、Traktor側のバージョンが上がってしまったからか…。
金曜の本番に向けて準備もしないとだけど、あんまりかけるもの決めすぎてもつまらないなあという気もするし、塩梅が難しい…。
5 notes · View notes
Text
Tumblr media
Night Call、最初の事件「審判者」だけクリア。
いやー、面白かったなあ。あまり細かく全部説明するタイプではなくて、そこが自分的にはよかった。
もちろんそれで理解できてない所も多々あるとは思うんだけど、それならそれでいいような気もする。自分は元々全部をきっちり説明してくれる海外古典ミステリーから本を読み始めたし、しっかり全部解説してくれるAAAゲームも、全部きれいに伏線回収するハリウッド映画も好きだけど、同じくらいかそれ以上にこういう説明が控えめな話も好き。どちらが優れているというわけではないけど、結局印象や記憶に残るのは語られすぎない話のような気がする。後から「あ、あれはこういうことだったのかな?」とか思うし、レビューや解説を読んでみて初めて分かることもあるし。
このゲームはメインである事件の捜査もあるんだけど、通常業務としてのタクシー運転手の仕事もやらないとで、意外とそっちも事件の捜査と同じくらい面白かった。普通のお客さんの話もよくできてる。最初の頃乗せた、恐らく全盛期を少し過ぎたDJの人が、ラジオでかかった若手というか後輩の曲を聴いて悔しがってるのをなんだかよく覚えている。その後ニュースでその人の話らしきことが流れていたのがまた悲しかった。
日本人の大阪のお客さんもいて、恐らく原語版でも日本語フォントで、つまりパリにいるけどずっと大阪弁の日本語で喋っているという設定のようで、やや皮肉も感じつつ面白かった。この時、主人公は日本語が分からないので何を言っているのかさっぱり分からないという感じだった。日本人である自分は全部分かっちゃったんだけど。その大阪の人がなんでそんな感じなのかという説明が最後に入ったけど、これはちょっと言い訳っぽい気もしてしまった。でもこれは自分が日本人だからなのかなあ。別のイギリス人の妊婦のお客さんの話ではブレグジットの話が出てきたけど、こういうのはイギリスの人が見たらまた自分とはちがうか気持ちを持つんだろうか、と思った。さらにロンドンは嫌いで自分はマンチェスターの人間なんだという話もしていたけど、このあたりは自分には全然分からなかった…。
あと、「普通のお客さん」ではない、ちょっと変ったお客さんも結構いて面白かった。サンタらしき人とか、未来から来た人(ちょっと「ラ・ジュテ」か、「最後にして最初の人類」っぽい)とか、宇宙人(名前がアルフ!)とか、猫とか。バットマンみたいな勝手スーパーヒーローみたいな人もいたし、戦隊もののコスプレ集団(?)もいた(この人たちは単なる酔っぱらいだったかも)。どれも細かい説明はなく、そして目的地までの乗車時間がそれほどないのも相まって、短編小説みたいですごくよかったな。
映像はシンプルだけど白黒にまとめてあって、自分は行ったことないけどパリのイメージにすごくあっている気がしてよかった。ストーリーの進行と映像が若干あってないのは残念だけど、それは欲張り過ぎかな。モノクロなのもあってなんとなく映画の「ルネッサンス」や「ラ・ジュテ」を思い出した。
音楽はあまり主張しない感じで、ラジオも実際曲が聞けるわけではなくて文章での説明なのがちょっとさみしかった。でも実際の曲を使うとなると権利の問題もあるだろうし、仕方ないか…。
「審判者」についてはなんとなくこの人かな〜というのはあって、それが当りではあったけど、最後選択肢をミスって一度ゲームオーバーになってしまった。2回目でなんとかクリアできたけど、ちょっと分岐がありそうな感じもしたのでそこはやや気になる。でもやり直すのは大変そうなので、次の事件に行くかな…。最後に出てくるサクレクール寺院は去年観た「ジョン・ウィック4」のラストの舞台だったなあ、と思い出したりした。
なんとなくやる前はスコセッシの「タクシードライバー」のイメージがあって、主人公がバットマン的にパリの悪人たちを勝手に裁くという感じなのかと思っていたけど、全然違ってもっと巻き込まれ系だった。普通のお客さんの話はジャームッシュの「ナイト・オン・ザ・プラネット」を思い出す感じ。あれはパリの話もあったし、タクシードライバーが移民系の人だったし。そういえばNight Callも主人公はアラブ系らしいし、パリが舞台というのもあってか人種問題についての話も多かったな。コメディなのでちょっと違うけど、リュック・ベッソンの「アンジェラ」も主人公がたしかアルジェリアの人で、それも思い出した。モノクロ映画だったし。
なんとなく思ったことをまとめたら長い割に大したことを書いてない気はするけど、とにかく面白かった! あと3つ事件は残っているので、それも楽しみだし、どうも事件とは関係なく単にお客さんを乗せるだけのフリーモードみたいなものもあるようなので、それも楽しみ。
元々面白そうと思っていたゲームだし、まだ途中だけどやってみて実際ほんとに面白いゲームだったし、日本語MODを作ってくれた方に本当に感謝。
1 note · View note
Text
Tumblr media
「サイコ・ゴアマン」を観た。
Amazonプライムでおすすめに出てきたけど、タイトルとジャケから面白くなさそうだなあと思っていた映画。でも意外と評価はいいらしいのと、90分で終わるのと、なんかいい意味でどうでもいい気楽な映画でも観たいなと思って観てみた。
うーん、自分的にはそんなにだったかな…。元々グロいホラーとかあまり観ないので、そもそも違っていたかも。一応、単にグロいホラーではなく、ジュブナイルSFとコメディと組み合わせてあったのでなんとか見れたけど…。主役の女の子、ミミの感じといい、編集や展開なんかもとても今風の映画だなと思った。
面白いなと思ったのは、サイコ・ゴアマン始めクリーチャーたちがCGではなく着ぐるみやアニマトロニクス(?)だった点。なんとなく仮面ライダーとかウルトラマンとか昔の「特撮」を思い出す感じ。監督も仮面ライダーや強殖装甲ガイバーのイメージがあったらしい。日本語を話す敵も一人いた。
この手のホラーとか特撮ものとか詳しい人だと元ネタというかオマージュネタがたくさん分かって楽しいのかもしれないけど、自分は全然分からなかった。警官がやられるシーンはちょっと「ビデオドローム」ネタかも…?と思ったけど、どうだろう。あ、サイコ・ゴアマンが服を着てるところは「エイリアン・ネイション」みたいな感じもあったかな…? いや、あれはスーツだったか…。
とはいえ、全然嫌いということはなかったし、ぼんやり観るにはよかった。まあまあグロいシーンもあったけど、おもしろにしてあるのでそこまでキツくはなかった。
こういう映画もたまにはいいかな。
0 notes
Text
今度友人と遊びでDJをやろう、という話になって、このところ結構選曲をしていた。いくつかセットを作って交互にやろうという話になっていたので、そのひとつでゲームのサントラをやってもいいかなと色々選んで考えてみた。
で、ゲームのサントラいい曲たくさんあるんだよなとあれこれ選んだらセットが長くなってしまったのと、そもそもゲームのサントラかけても誰も分からないな…と思い、別に作ってMixcloudにアップした。
前々からゲームのサントラのミックスはやってみたかったんだけど、どうしてもアンビエントとかクラシック調で短い曲が多く、いわゆるテンポを合わせたDJミックス的なものと相性が悪いなと思ってずっとやっていなかった。なので、ミックスとは言いつつ、単に順番にかけた…という感じ。でも当たり前だけど自分が好きな曲ばかりなので、自分的にはなかなかいい。寝る前や散歩のときに特にいいかな。静かな曲が多いので、やる気や元気を出したいときには向かないかも。
Mixcloudのトラックリストは入力しづらいので、以下にまとめを。
※曲名 / 作曲者名 / ゲーム名、の順。
Voyage / Calum Bowen / Voyage
Misery / 7OAST / Hotel Sowls
friary road / Paws Menu / Friary Road (No Longer Home)
Dead Metal / Rhys Lindsay / Exo One
Stars Drop Away / Ben Babbitt / Kentucky Route Zero
A Drifting Lens / Amos Roddy / In Other Waters
GRIS pt.1 / BERLINIST / GRIS
Introduction / Thomas Lilja / VANE
The Red Strings Club / fingerspit / The Red Strings Club
End Titles / Arkadiusz Reikowski / Observer System Redux
V / Marcin Przybylowicz / Cyberpunk 2077
Everything is Going to be Okay / Mick Gordon / Prey
Epitasis / Funk Fiction / Epitasis
Too Late To Love You / Junebug / Kentucky Route Zero
Delirious Eyes / Gewgawly I / NORCO
Circling / Joel Schoch / FAR: Changing Tides
Travelers / Andrew Prahlow / Outer Wilds
Praxis / Joel Corelitz / Solar Ash
The Knight (extended) / Lifeformed x Janice Kwan / Tunic
Marketing Director / fingerspit / The Red Strings Club
Submerged / Martin Kvale (Feat. Xploding Plastix) / MOSAIC
I Wonder / Danshin feat. Arooj Aftab / Backbone
This World Is Not My Home / The Bedquilt Ramblers / Kentucky Route Zero
Clair De Lune / Daniel Olsén / Sayonara Wild Hearts
Eventide Catechismus Version / Monk (Airdolf) / FAITH: The Unholy Trinity
No Surprises -Banjo Tooie- / on4word / OK Nintendo 64
A Way Home / Calum Bowen / Voyage
26のNo Surprises (Radiohead)だけサントラではないけど、N64の「バンジョーとカズーイの大冒険2」の音をサンプリングしてるらしいので入れてみた。
今のところ難しいかなと思っているけど、ビートのある曲を集めて普通のDJミックス的なものもできたら面白そうだなあ。
4 notes · View notes
Text
Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media
「哀れなるものたち」、パンフレットも手に入ったので追記。
一番びっくりというか納得したのは、美術のショーナ・ヒースという人がカメラマンのティム・ウォーカーの仕事をずっとやってた人ということ。なるほどなあ、確かにティム・ウォーカーというかファッションフォトっぽい感じあったもんなあ。さらに面白いのは、もう一人ジェームズ・プライスという人が美術に入っていること。普通美術(プロダクションデザイン)のトップは一人だけど、二人なのがまたこの不思議な感じを出していたのかもしれない。 劇中の多くはどうもセットを実際に作っていたらしい。さらに背景の空や海もLEDモニターを使っていたとか。てっきり合成でやってるかなと思ってたけど、かなり実際にやってたんだな…。
あとはウィレム・デフォーのメイクはフランシス・ベーコンの絵のイメージがあったそうで、またなるほどなあという感じ。やっぱり自分が好きなものの要素がたくさん入ってたんだな。
ちょっと気になったのは、原作の翻訳者の人へのインタビューで、「原作の最終章をザクッと切ってる」とあった所。これはやはり原作読んでみたいな…。さらに原作は性描写が控えめ(?)らしい。
ベッドシーンはちょっとやりすぎでは…と最初思ったけど、パンフレット読んで、やっぱりあれがないと全然別物になっちゃうんだろうなと思った。ティム・ウォーカーみたいなビジュアルのファンタジーさがあるし、その対比としての激しいベッドシーンが必要だったのかなという気もする。パンフレットではアメリカとヨーロッパの感覚の違いというのもあるとのことだった。
残念ながらパンフレットではあまり触れられていなかったけど、音楽もすごく良かったと思う。Spotifyで結構聴いてる。
後半急に出てくる「将軍」についてはパンフレットには特に出てなかったけど、これはやはり原作を読まないとかなあ…。
色々思うところもあるけど、やっぱり結構いい映画だったな。そもそもこうやって色々考えたり書いたりするってことは自分の中に引っかかってるものがあるってことだし。
4 notes · View notes
Text
Tumblr media
「哀れなるものたち」、を観た。ややネタバレ。
去年映画館で予告編を観てからずっと気になっていた映画。 全体的にはかなりよかった。特に映像、音楽、衣装がよかったなあ。
映像は最初モノクロで始まって途中からカラーに。最初の方はモノクロなのもあって昔の実験映画みたいな雰囲気があったけど、すごい魚眼だったりカメラが動いたり、そこかしこにCGが入っているので単純に古いだけではなく現代的なところもあって不思議な感じだった。 中盤カラーになってからはかなりファンタジー色が強くなって、リスボン、パリ、ロンドンなど実在の街が舞台にはなっていたけど、リアルな感じではなく夢のような描き方でよかった。時代設定も曖昧というか不思議な感じで、馬車もあれば大きな豪華客船もあり、飛行船みたいなものもあったりと、ちょっとスチームパンク的な雰囲気もあったかも。冒頭や最後の文字が出てくる部分もかっこよかったなあ。
音楽はうまく言えないけど、クラシック調なのにところどころおかしいというかちょっと変わった感じだった。でも映像の不思議さに合っていた気がしたし、すごくよかった。映像にびたっと合わせる所がいくつかあったのも今の映画っぽいかも。リスボン���ファドらしき音楽がかかってエマ・ストーンが感動するシーンがよかったな。他にもダンスのシーンとか、エマ・ストーンが音楽に対してすごく反応するところがなんだかよかった。
予告編を観たときからエマ・ストーンの衣装が素敵だなと思っていたけど、全編通じてとても素敵だった。クラシックさがありつつも現代っぽいところもある感じというか。華やかなドレスみたいなのが多かった割に、黄色い半透明のコートが一番印象に残ったかも。もちろんウィレム・デフォーやマーク・ラファロの衣装もよかった。
ストーリーは若干いまいちかなあ、という感じがした。この映画には原作小説があるそうで、しかもまあまあ長編ぽいので、やはり映画として2時間くらいにまとめるのは難しいのかな。 あと、事前によく調べていなかったからだけど、「人造人間」というのが自分がイメージしていたものと結構違っていて、個人的にはそこまで人造ではないというか、わりと普通の人間に近い存在かも…?というのがまたストーリー的にどうなのかなあという気がした。 原作を読んでいないので全然見当違いな感想かもしれないけど、映像がとてもよかったのでもっと意味がわからない感じの話でもよかったのかなあとか思ったりもする。
俳優陣はエマ・ストーンはもちろん、ウィレム・デフォーもマーク・ラファロもよかった。ウィレム・デフォーは見た目がすごかったけど割と普通にいい人でちょっと拍子抜けした(笑)。マーク・ラファロはすっかりおもしろの人になっててまさに"哀れなるもの"を演じててよかった。 エマ・ストーンはもちろん素敵だったけど、映画全体が若干エマ・ストーンのプロモーションビデオみたいになってしまってた感じもあり、少しひっかかった。かわいいけどね。しかし激しめのベッドシーンが多くてびっくりした。ベッドシーン自体は別にいいけど、そんなに入れる必要あったのかなあという気もしたし。これも原作読んでみないと分からないのかなあ。誰かと一緒に観に行く場合はちょっと考えないとかも。自分は一人で観に行ってよかったなと思った。
映像や衣装、タイトル、クレジットなどビジュアル面がすごくいい映画だったのでパンフレットを買おうかなと思ったけど、完売かつ入荷未定と出てた。ちょっと残念…。多分メルカリとかには出てるだろうから探してみようか…。
終盤に出てくる「将軍」はかなり唐突な印象だった。そのラインもストーリーとしては当然出てきてもおかしくないんだけど、だったらもう少し前から伏線で出しておいてもいいんじゃないかなあと。あと、そのあたりで序盤かなり活躍したマーク・ラファロが急にフェードアウトしてしまったのはちょっと残念な気がした。彼こそまさに"Poor Things"か…。
とはいえなかなかいい映画だった。やっぱり気になった映画はどんどん観に行こう。
予告編でA24の「ボーはおそれている」を観た。少し前に見たジョーカーですごくよかったホアキン・フェニックス主演だし結構気になるけど、ちょっとEverything Everywhere All At Onceっぽい雰囲気も感じたので、過度な期待はしないようにしようかな…。あの感じで3時間あるみたいだし。A24、話題作目白押しだけど、自分的にはもう一声…という映画が多い気がする…。ファースト・カウはわりとよかったかな…。あとLAMBか。いいのを観てないだけだろうか…。
1 note · View note
Text
youtube
なんとなく久々に聴いたThe Cinematic Orchestraの"To Build a Home"。やっぱりいい曲だなと思いつつ、"Home"という単語からKentcuky Route Zeroを思い出して珍しく歌詞を調べてみた。
どうも過去の恋愛の歌のようだけど、KRZやってるとなんとなく近いとこあったりするかなあと思ったり。恋愛でいったらコンウェイとリゼットかな。
There is a house built out of stone Wooden floors, walls, and window sills Tables and chairs worn by all of the dust This is a place where I don't feel alone This is a place where I feel at home And I built a home For you, for me Until it disappeared From me, from you And now, it's time to leave And turn to dust Out in the garden where we planted the seeds There is a tree as old as me Branches were sewn by the color of green Ground had arose and passed its knees By the cracks of his skin I climbed to the top I climbed the tree to see the world When the gusts came around to blow me down Held on as tightly as you held onto me Held on as tightly as you held onto me And I built a home For you, for me Until it disappeared From me, from you And now, it's time to leave And time to die
3 notes · View notes
Text
Tumblr media
「最後にして最初の人類」、を観た。
気になってはいたものの、あんまりおもしろくはなさそうかな…と見送っていた映画。でも、観てみたら思いの外SFで良かった。
映像的にはひたすらスポメニックのモノクロ映像なのですぐ退屈になるんだけど、ティルダ・スウィントンの話す台詞というか物語がSF好きにはかなり面白い。同名の原作小説からの抜粋のようだけど、この原作を読んでみたいな。と、調べてみたら絶版で古本が15,000円くらいするので、なかなか手ごわい。そして出してるのは国書刊行会だった。さすが。
なので、映画なんだけどかなり小説に近い感じかも。自分はあまり聞いたことがないけど、オーディオブックに近いのかな。読み手がティルダ・スウィントンとは豪華なオーディオブックだ。
ヨハン・ヨハンソンは全然知らなくて、しばらく前に見た映画「メッセージ」の音楽をやっていたらしい。この映画は内容的に結構「メッセージ」にも近いところがあるかも。音楽はアンビエント的な感じで、派手さはないもののとてもよかった。サントラ買おうかな。
いずれ宇宙は終わりを迎えます そのあとのことは知りようがありません 宇宙よりもはるかに長い時間が続くのでしょう 人類の存在と進化 そして幾種もの人類の出現は 宇宙の寿命に比べれば ほんの一瞬のことです
しかしこういうフィルムの粒子が目立つ映像は圧縮と相性が悪いので、配信ではなくBlu-rayか劇場がいいな…。
1 note · View note
Text
Tumblr media Tumblr media Tumblr media
"Cyberpunk 2077"、一応クリア。以下ネタバレあり。
Tumblrを読み返したら今までに二度挫折していたようで、3度目の正直という感じ。今回はDLCの「仮初めの自由」も併せてやった。
すでに挫折していたこともあり、今回は最初からキャラクターのビルドの方向や各クエストの進め方、強い装備の入手方法などがんがん見てやった。ネタバレはちょっとつまらなかった気もするけど、最後までできたのでまあいいかな。
バージョンアップは成長システムを始めかなり変わっていてびっくりしたけど、シンプル方向になったと思うので、最初よりやりやすかった気がする。そのバージョンアップの影響で、攻略サイトの情報に結構食い違いが出ていてちょっとややこしかった。これだけ色々細かく作ってあるゲームの場合、攻略を載せたりアップデートしていくのも大変だな…。
改めて、やはり全体的に作り込みがすごかったなあと思う。グラフィックはもちろん、テキスト類もかなり膨大で、でもそれぞれちゃんと作ってある(日本語訳もかなりしっかりされてた)のがすごかった。最初の方はまあまあ読んでいたものの、後半は先が気になるのもあってあまり読まなかったけど…。でもこういうテキストやNPCの重要ではない会話なんかがあってこそ、これだけの密度の「ナイトシティ」ができてるんだろうな。
音楽は自分があまり聞かない感じの曲が多かったせいか、ちょっといまいちだったかな…。ラジオのRoyal Blue Radioというジャズの局はよかった。マイルスでもOn The CornerやBitches Brewがかかっているのは珍しいような。
本編は以前ネタバレを見ていたのでだいたいラスト含め分かっていたけど、DLCの「仮初めの自由」がかなり面白かった。もしかすると本編より好きかも。
Tumblr media Tumblr media
冒頭が「ニューヨーク1997」だったり、全体的に映画の「攻殻機動隊」へのオマージュがある気がしたりというのも個人的に好きな作品なのでうれしかったし、ストーリーもしっかりスパイものな感じがあってよかったと思う。イドリス・エルバもよかったな。中盤の分岐でもイドリス・エルバルートにした。強い武器が取れるからというのでやる前から決めてはいたけど、見ていなくてもこちらにしたと思う。
エンディングは最初にDLCの「塔」、その後メインで「太陽」、「節制」、「悪魔」を自力で見て、分岐や見れなかった部分はざっくりYouTubeで見た。でも、一番最初に見た「塔」が一番よかったかなあ。
こういうゲーム(映画や本も)の主人公ってやっぱりヒーローというか特別な存在なんだけど、完全に「普通の人」になってしまうのが面白いなと思った。ミスティにも二回くらい言われるし。ジョニーが単に消えて終わりだったのはさみしいところだけど…。
Tumblr media
あと、自分の好きな小説「ニューロマンサー」の冒頭に繋がるような感じだったのもよかった。Vがスプロールに移ってインプラントがまた使えるようになる仕事を受ける…という続編も見てみたいかも。
買ってからずいぶん時間が空いたものの、面白かったし一応クリアまでいけてよかった。続編も出るようなので、出たらやりたいな。
1 note · View note
Text
Tumblr media Tumblr media Tumblr media
「8番出口」、こちらも年末にクリア。
これも話題になっていてすごく気になっていたけど、やはりちょっと怖そうだな~と思っていたゲーム。でも年末のセールで思い切って買ってやってみたら、それほど怖くはなかった。一部怖めの演出もあったけど、そこまでではないかな。
「異変」の中にいくつかシャイニングを意識したものがあって、シャイニングファンの自分はちょっとにやにやしてた。未だにネタに使われるのはすごいなあ。シャイニングはホラー映画だけど、古いし何度も観ているので大丈夫…(笑)。
音楽や効果音はあまりなかったかな。怖いので少しボリューム下げてたけど…。グラフィックはUnrealですごくきれいだった。もともと地下鉄の構内ってわりときっちり作られている感じなので、表現もしやすいのかもしれない。看板やポスターなんかもいかにもありそうだな~という感じが上手かった。
特にこういう間違い探し的なものが得意というわけでもないんだけど、それほど難しくはないんじゃないかな、と勝手に思っていたら、意外と難しくて3時間くらいやってもクリアできず、結局最後は攻略サイトを見てなんとかクリア…。でもこの間違い探しのネタひとつでも結構楽しめるもんだなと感心した。気軽に楽しむのにはとてもいいゲームだった。
これをやっていたときはちょっと仕事が忙しくてメインのパソコンがあまりゲームに使えなかったので、サブのノートPC(GTX 1650Ti)でやってみようと思ったけど、やっぱりデスクトップのRTX3070と比べると全然弱くて、画質を下げてもひっかかりがやや気になった。一時期Steam Deckかそれに似たSwitch型のPCも考えたけど、ああいうのはやっぱり遅いんだろうか…。でもガジェット好きなのでSteam Deckはちょっとほしい。多分すぐ使わなくなる気はするけど…(笑)。
2 notes · View notes
Text
Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media
"Squirrel Stapler"、年末にクリア。 以下ネタバレあり。
Xでちょいちょい話題になっているので気になっていたものの、あまり怖いゲームは得意でないのでどうしようかな…でもやってみようか…と思っていたら友人からいただけたので早速やってみた。
これは…今までやったどのゲームよりも変かもしれない…。とにかく変だ…というゲーム…。面白いのかつまらないのかさえもよくわからない、本当に不思議なゲームだった。
怖さはそれほどでもなかったけど、最初のうちはリスクマやリスおばけがよく分かってなかったので、ちょっとびっくりした。でも、最後は怖かったかも…特に音が…。
Tumblr media Tumblr media Tumblr media
あと、奥さん(?)が時々出張してきちゃうので「おっ………」ってなった…(笑)。
Tumblr media Tumblr media
神はいた。カウントダウンが始まった時、やっぱり家に帰って奥さんの元へ行かないとだなと思ってダッシュで家まで帰ったものの、家の中には入れず、例の音楽とカウントダウンは止まらず、えええ、と思っていたら神が…。
そして最後"YOU WIN"と出るけど、一体何に勝ったのか…。疑いの心…?
少し真面目に考えると(?)、だいぶやばい設定の割にはなんとなくかすかに救いというか、信じる者は救われる、みたいなテーマと言うかメッセージがあるのかな…という気もする。けど、そもそも短いゲームで、ストーリーがたくさん語られるわけでもないから、なんとなくそんな気もするかも…程度かな…。
このゲームは日本語がないので、事前にashi_yuriさんのブログでなんとなくテキスト類を確認させてもらっていた。さらに、一回やってみてうまくリスが見つけられなかったので、攻略もだいぶお世話になりました…。
ゲーム中にはリスを狩る以外にも謎のテキストを探して読んだりなどがあって、その内容はこちらで読ませてもらった。うーん、これもやはり謎…。画家の話はちょっと「猿の手」っぽいかな~という気もした。
そしてクリア後ashi_yuriさんのブログでも紹介されていたこちらの記事を読んで、初めて「ハンティングシミュレーター」というジャンルのゲームがあることを知った…。見やすさ・騒音のインジケータは最初必要あるのかなと思っていたけど、こういう意味があったのか。ハンティングシミュレーターを知ってたらまた感じ方が違ったのかなあ。
最後はやはりこの音楽を。誰にでも神様はいるのかも。
youtube
10 notes · View notes
Text
Tumblr media
「ファースト・カウ」、観た。今年最初の映画館だった。 あまりうまくまとめられてないけど、ひとまず。ややネタバレだけど、あんまりネタバレ関係ない映画だと思う。
観終わった直後はそんなにかなあというか、自分が分かってないことがたくさんあるのかなと思っていたけど、いくつか感想や解説などを読んでみた感じ、そこまで深読みする感じでもなさそうで、観たまんまでいいのかなというところで落ち着いた。そうじゃない可能性もあるけど。
まず驚いたのは、アスペクト比が4:3。なぜ今更4:3だったんだろう…。昔の西部劇が4:3だったとかなのかな…? 4:3だと構図が必然的にかなり変わってくるので、全体的に新鮮な感じはあった。森の風景とかカヌーのカットなんかは横長の方が合うのに、なぜわざわざ…。風景よりも人物を(特に主役の二人を)大きく写したかったのだろうか。(冒頭、すごく横長なものが出てくるのに4:3でびっくりした)
そしてその映像はもちろん、音楽や環境音もすごくよかった。フクロウの鳴き声はKRZを思い出したなあ。映像は若干暗すぎて見えづらいなと思ったところもあったけど、これは意図的なものかな。ろうそくの明かりや、星明かりしかない暗闇の表現だったと思う。
後から調べたらこのファースト・カウの舞台の1820年はまだ西部開拓時代の前だったようで、舞台のオレゴン州もまだアメリカの州ではなく「オレゴン・カントリー」というアメリカ、イギリス、フランス、ロシア、スペインが自分のものだと言い合っていた地域だったらしい。いわゆる西部劇とは舞台設定からして違っていたということなのかな。こういう歴史は全然知らなかった…。
ほとんど西部劇は観ていないのだけど、ジム・ジャームッシュが好きで、「デッドマン」はすごく好きな映画。で、このファースト・カウとはストーリーその他諸々が全然違うんだけど、冒頭にウィリアム・ブレイクの詩が引用されていて、なぜかずっとデッドマンを思い出していた。なので、途中で出てきたインディアンがデッドマンの「ノーバディ」役の人にすごく似てるなあと思ったけど、さすがに勘違いだろうと思っていたら、なんと本当にノーバディ役のゲイリー・ファーマーでかなりびっくり。ジム・ジャームッシュもこのファースト・カウを褒めていたようで、意外とつながりがあったのかも。
デッドマンとの話はここに出てた。
あらすじや映画の紹介では男の友情、みたいなことが結構書かれていたけど、なんとなく自分的にはそれは違うかもかなという気がした。もちろん二人の間に友情はあったと思うし、もしかしたらそれ以上の感情もあったのかなという雰囲気はあったけど、クッキーはとにかく美味しいパンやお菓子が作りたかっただけなのかも…という気がした。クッキーの過去はあまり詳しく語られることはないけど、ボストンでまあまあ有名なパン職人に師事してたというような話もあったし、なんというか職人ぽい感じがした。牛乳を盗むことには抵抗がありそうな感じだったけど、結局盗みをやるのはお金を儲けるより美味しいドーナッツを作りたかっただけなのかなあ、とか。ぜんぜん違う映画だけど、宮崎駿の「風立ちぬ」の主人公に少し似ているかもと思った。
対してルーは中国でも嫌われ者だった(?)みたいな話があったり「ここではまだ歴史が始まってなくて、自分たちのほうが歴史より先に着いた」というようなセリフもあったりで、とにかくなにかしらでアメリカンドリームをやるぞ!という野心に満ちていた気がした。クッキーのドーナッツを売ろうというのもルーが言い出してるし、「すぐに飽きられるから今が稼ぎ時だ」というようなセリフにも現れていた気がする。結局二人は根本では違う人間だったのかなあという気もする。それが悪いということでは全然ないと思うけど。「アメリカに生まれたアメリカ人とアメリカ以外から来た移民」というのもあるのかな。
いわゆる西部劇にありそうなヒーロー性とかかっこよさ、マッチョな男性性みたいなのがとことん排除されている感じが今っぽいのかなと思った。この辺は去年見たバービーのケンにもつながるかもしれない。そういえばこの映画はほとんど女性が出てこなかったな…。男らしさ、女らしさってなんなんだろう。
ラストはシンプルでよかったなと思うと同時に、冒頭のあのシーンは必要だったのだろうか…という気もした。でも、あのシーンで「オチが重要な映画じゃないよ」という宣言をしたかったのかな。
ちょっと静かで地味すぎる感じもあったけど、映像や音がよかったし、色々考えたし、デッドマンとのつながりもありそうで、いい映画だったな。でもやっぱり自分は古い人間なのでデッドマンの方が好き。
※追記 ちょっとリスホチキスも思い出した。リスホチキスも書いておこうと思って書いてないな…。
9 notes · View notes