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moulanblue · 2 days
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ラム肉の共同購入
キーボードの浅野です。
Moulan Blueの今後のライブは次のとおりです。よろしくお願いします。
7/7 扇町para-dice 7/21 日本橋STARBOX(ベースの今井君の共同企画)
それはそうと最近、ボーカルの谷口さんがコストコの会員になったので、ドラムのまつさんと谷口さんと私でラム肉の共同購入をしました。
私がラム肉を欲していたのですが、コストコのラム肉は2kg以上からしか買えません。 うちの冷凍庫にはそこまで入らないので、メンバーで分けることにして、2人に付き合ってもらいました。
谷口さんがコストコで購入してくれ、練習日にスタジオの待合室で「これ例のブツ…」と生肉の受け渡しをしたのち、記念撮影。
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世界には様々な羊肉料理がありますが、私はその中でもウイグルや中央アジア~トルコといったテュルク民族系の羊肉料理が好きです。
ラム肉をもらった日に、さっそく中央アジアの炊き込みご飯プロフを作りました。 プロフはラム肉とにんじん(ひよこ豆やレーズンを入れる場合もある)を具材とし、スパイスにクミンを使います。 難波のウイグル料理屋さん「ムカーム」でも似たようなポロという料理が食べられますが、ポロの場合はクミンを使わず味付けは塩のみだと記憶しています。
プロフは、具のラム肉とにんじんを多めの油で炒めるというかオイル煮にしてから生米と水を加えて鍋で炊くという方法で作ります。 でもレシピに書いている油の使用量が引くぐらい多いので勝手に1/3にしたり、鍋を炊飯器に変更したりして、ヨーグルトを添えるとそれっぽいプロフができました。
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ラム肉からの脂がかなり多いですが、ヨーグルトをつけるとサッパリと食べられます。 私は抵抗ないですが、もし皆さんが作る場合はレーズンやヨーグルトなど好みの分かれそうな具材は少量・別添えにするなどして様子を見ながら試してください。
後日、妹が家に遊びに来た時にはトルコ料理のケバブを作りました。
ケバブは串焼き状のシシュケバブ、炙り焼きにしてヨーグルトをかけて食べるイスケンデルケバブ、回転させながら焼いて火が通った表面からそぎ落として食べるドネルケバブなど、色んなバリエーションがあります。今回はイスケンデルケバブを作ることにしました。
前の日に肉を薄切りにして、すりおろし玉ねぎやオリーブオイル、クミンなどの調味料でマリネします。 焼くときは、串に薄切り肉を重ねて両端をパイナップル輪切りで止め、オーブンでゆっくりと焼きます。(参考にしたレシピにパイナップルが使われていましたが、今考えるといらなかった)
焼いた肉をハサミで切って皿に盛り付け、今回はイスケンデルなのでトマトソースやヨーグルトをぶっかけたいところですが、やはり好みが分かれそうなので別添えにし、セルフ・イスケンデルケバブの完成です。
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オーブンで焼くと脂が抜けてわりとすっきり食べられましたが、味は良くも悪くも食べやすくマイルドといった感じ。 本来ならもっとスパイシーでしつこい味です。
まあそもそもイスケンデルケバブであれば焼いたパンを下に敷いたり、溶かしバターもぶっかけたりするのですが、今回は割愛しました。食べやすくしたり、手間を省いたりすることで少し微妙になってしまいました。
来月末にトルコとギリシャへ旅行する予定です。 トルコには2日間しかいませんが、滞在中はケバブを少なくとも3種類以上は食べて味覚を軌道修正し、現地風に近づけるようなケバブをまた作りたいです。
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moulanblue · 3 months
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人生は金と筋肉
キーボードの浅野です。 今年もMoulan Blueをよろしくお願いします。
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新年一発目のブログでこんな話もアレですが、最近、キーボードを弾くとすごく肩が凝るようになりました。 バンド練習を2~3時間もやると腕がこわばって固まってしまいます。
そんな時、「弾き負ける」という言葉が頭をよぎります。
これは長年一緒に演奏しているギタリストの男性が数年前から言い出した言葉で、「楽器の演奏により肉体疲労が起こる」という意味なのだと解釈しています。
そのギタリストは、 「筋肉つけたら弾き負けない!」「人生は金と筋肉だ!」 と言ってスポーツジムに通いだしました。
当時私はまだ30歳くらいであまりピンときていませんでしたが、40歳手前の今になり、いろいろと衰え始めているので「弾き負けるってこのことか~!」とめちゃくちゃ身に沁みています。
ピアノやキーボードを弾いているときに筋肉が疲労すると、演奏中のミスタッチや集中力の低下もそうですが、ひどくなると炎症を起こすリスクが上がったり休息に時間がかかって練習時間の確保が難しくなるなどの問題があります。
これを避けるためには、今後は筋肉を疲れさせないような打鍵スキルを習得したり、そもそもの筋肉をつける必要があるのかなと思います。 そういえば、私の妹はずいぶん昔に「ピアノは大胸筋で弾くんや!」と言っていました。彼女ももしかしたら20代ですでに弾き負けの境地に至っていたのかもしれません。
Moulan Blueメンバーでメキシコ料理店にて食事しているときにその話をすると、 「それなら腕立て伏せがいいですよ」 と、ベース兼筋トレマスターの今井君が教えてくれました。
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今井「僕らジジババになっても一緒に演奏したいんですよ。だから元気でいるために筋トレしましょ。 特に腕立て伏せがいいんです。体幹が安定するし、姿勢良くなるし、肩こりも治りますよ! 例えばプランクを1分やるとしたらその間暇ですよね?その点、腕立て伏せは…」
と熱く語ってくれたのですが、私から言わせると暇とか言える時点で筋肉強者なのです。弱者は10秒しかプランクできないので…
まあそんなこんなで、今年は弾き負けないことを目標に腕立て伏せを頑張ります。
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moulanblue · 6 months
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B-T TRAINに何度でも
 ボーカルのタニグチです。
 もし、日本の男性ボーカルで最も影響を受けたのは誰かと問われたら、それは間違いなくBUCK-TICKの故・櫻井敦司氏であると答えられます。過去に制作したあの曲にもこの曲にも、櫻井敦司の血が通っているなとしみじみ思うこの頃です。
 とはいえ、BUCK-TICKおよび櫻井氏の熱狂的なファンであったかというとそうでもなく、数年に一度よく聴く時期がある、という距離感の気安いリスナーでした。ちなみに、BUCK-TICKファンと思しき知人・友人もいません。
 わたしがなぜそのように周期的なリスナーであったかというと、BUCK-TICKの音楽性がアルバムによって全く異なるというのが一番の理由だと思います。
 不動のメンバー5人で、35年間コンスタントにアルバムを発表し続ける一方で、その音楽性が安住の地を見つけることはなかったようです。攻撃的なハードロック、おとぎ話のようなダークポップ、耽美なゴシックロック、ほとんどギター弾いてへんやんけドラムンベース等、本当に同じバンドかしらと疑うくらい、BUCK-TICKの世界観は常に変容し続けていました。
 化け物のようだ、と心底思います。
 そんな化け物バンドの中で、やはり化け物であった櫻井氏のボーカルは一切衰えることなく、年々深みと繊細さを増し、常に現在が最盛期であるかのようでした。その素晴らしさや、彼が喪われたことを、わたしのようなリスナーは言葉に尽くすことができません。
 そこで、大変に勝手ながら、「BUCK-TICKってちゃんと聴いたことないな」という方を想定して、YouTube上の公式音源の中から、代表的なシングル曲をいくつか挙げてみようと思います。
 ※BUCK-TICKは頻繁にレコード会社を移籍している都合、2000年~2010年代前半頃の楽曲については、公式音源がYouTube上に存在しないようです(名曲揃いなのに!)。選曲にはやや偏りがあることをご承知おきください。
① 幻想的なギターロック
  『MISS TAKE ~僕はミス・テイク~』(2012年)
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 インダストリアルとゴシックとテクノがギターロックに調和した、最もBUCK-TICKの遺伝子を感じる曲のひとつ。歌詞はギターでメインコンポーザーの今井寿氏によるもので、切れ味鋭い短文が連なっています。
  「悲しい曲を上手く歌うおまえ」
  「永遠さえ追い越してゆく
   本当に自由な天使」
 まるで、櫻井氏のことを描いているようだと勝手に思っていました。一番好きな曲です。
② 異端のドラムンベース
  『ヒロイン』(1997年)
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 不気味さと疾走感を目一杯詰め込んだ、テクノ全盛期を象徴する曲。わたしがBUCK-TICKを聴くようになったきっかけの曲でもあります。
 この曲が収録されているアルバムのタイトル『SEXY STREAM LINER』は、「最新型の流線形」という意味で名付けられたそうです。確かに、ボーカルもギターも曲線的なフレーズを多用しています。ツインギターのロックバンドであるとは信じがたい、混沌とした打ち込みっぷりは未だに新鮮です。
③ ザ・星野英彦ワールド
  『ミウ』(1999年)
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 今井氏と対をなすギタリスト、星野英彦氏の世界観を顕現した、アルバム未収録の人気曲。普遍的で美しいコード進行から一度も外れることなく、淡々としたアコースティックギターのバッキングの上に、櫻井氏の話しかけるような歌が重なります。
 星野氏が作る、どこまでもシンプルで優しい曲もまた、BUCK-TICKの核心であるようです。
④ 重厚なゴシックロック
  『BABEL』(2018年)
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 力強いベースのリードの上で、まるで魔王のような、低く深く響きわたる櫻井氏の美声を堪能できます。
  「頽(ぐずお)れて尚 我はBABEL
   月光よ愛せ」
 という歌詞が衝撃的です。月光に愛を命ずるとは、なんという不遜。ちょっとやそっとでは出せない壮大な重厚感なので、『ミウ』の後に聴くと気圧差でどうにかなりそうです。
 たぶんギターのことをシンセサイザーだと思っている今井氏の弾きっぷり(弾いてない)も面白いです。
⑤ 正気を疑うダンスロック
  『Go-Go B-T TRAIN』(2021年)
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 は? これ(2021年)で合ってる? と誰もが目と耳を疑った、原点回帰的ダンスロックチューン。ピンと来ない方は、レッチリが『Run! Run! RHC』という新曲をリリースしたと想像してみてください。正気の沙汰ではないと思われませんか。
 BUCK-TICKにおいて、正気の沙汰ではない曲は枚挙に暇がありませんが、シングル曲のタイトルはここ20年間正気だったように思います。なのに、まさかのアラ還で『Go-Go B-T TRAIN』。
 ファンを裏切り続けるという点でファンを裏切らず、梯子を外すことを恐れないバンドの意欲に脱帽せざるを得ません。今井氏は絶好調にノイズを鳴らしています。
 タイトルの通り、歌詞はほとんど言葉遊びのようです。
  「片道だけの素敵なTRIP
   サヨナラネ地球 アナタトチュ���リップ」
 文字だけを見ると、韻を踏んでいるんだかいないんだかよく分かりませんが、「TRIP」の部分は「チューリップ」と発音されています。自由が過ぎる。
 しかし、バンドマンならこれくらい自由でありたいものです。
 今井氏は、櫻井氏の訃報に際して、「ずっと、あっちゃんの横でギターを弾いていたかった」とおっしゃっていました。
 わたしも、B-T TRAINにいつまでも乗っていたかったなと思います。これからも、気まぐれに、何度でも乗ろうと思います。
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moulanblue · 7 months
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セルフライナーノーツ: tabula rasa
 ボーカルのタニグチです。
 ライナーノーツなるものを一度も書いたことがないのですが、以前のブログ記事でアサノが予告してくれたので、新曲『tabula rasa』の歌詞を試しに解説してみることにしました。
 どっこい、この曲の歌詞は英文で、なおかつ「認識論」と呼ばれる哲学の分野を土台にしているので、真っ向から解説すると大変な文字数になってしまいます。そこで、一部分だけを、日本語訳で、なるべく専門的な用語を使わずに紐解こうと思います。
 なお、以下に述べられる哲学史は、多分に誤解を含みうる、素人によるざっくり要約であることをご容赦ください。
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『tabula rasa』作曲時期のバンドの様子
 曲名の『tabula rasa』(タブラ・ラサ)とは、古代ギリシャから存在する哲学的な概念のラテン語で、「白紙状態」という意味です。哲学用語の中では比較的メジャーであるようで、現代では楽曲や絵画等の作品名によく使われています。
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 また、元々の哲学の分野では、「何の観念も知らない状態」を表す言葉として、古くから特別な意味を持っています。歴史的に、少なくない哲学者たちが、このように考えていました:
 ーー生まれたての人間は、まっさらな白紙のような状態(タブラ・ラサ)であって、あらゆる観念は経験によって書き込まれていくーー
 つまり、「りんご」「天気」「時間」といった観念とは、経験を通してのみ獲得されるものであって、経験に先立って成立する観念はありえない、というスタンスで���たのです。ものごとの認識において客観的な経験を重んじる、このような考え方を「経験主義」と言います。
 経験によって知識を得るということは、おそらく多くの方にとって、とてつもなく当たり前であるように感じられると思います。生まれたての赤ん坊がりんごを見て、これはりんごだと確信することはなさそうです。実際に、経験主義は、17世紀頃まで哲学のメインストリームのひとつでした。
 しかし、近現代の哲学において、この経験主義はすっかり廃れてしまっています。なんと、経験ゼロの生まれたて状態でも、人はすでに「何か」を知っているようなのです。
 あらゆる経験に先立って、人に生来備わる観念ーーそれを強力に定義し、経験主義もそうでない主義もまとめて統合するという大転換をもたらす哲学者が現れました。彼こそ、18世紀最大の巨人・カントです。
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イマヌエル・カント(1724-1804) 
 カントは、「時間」と「空間」を、経験によって認識する観念ではなく、ものごとを認識する際に用いる「形式」であると人類で初めて主張し(たぶん)、なんやかんやで(中略)、それまでのあらゆる思想を収束する、新しい哲学の体系を作り上げました。
 どうやら、ある観念が「経験に先立って」成立するか否かーーひいては論じることが可能な対象であるか否かーーを問うことは、哲学者にとって大変に重要な態度であるようです。
 ここで、新曲『tabula rasa』のサビの歌詞の日本語訳を見てみます。
  時間と空間よりも先に
  君を知っていた気がする
 この文句は、わたしが学生時代に思いついた、「カントのプロポーズ」です。
 カントにとって、「時間」と「空間」は、人の主観に生まれ持って備わるものさしです。生まれたての赤ん坊であっても、知識が真にまっさらな白紙状態(タブラ・ラサ)であることはなく、ものごとを認識するための形式として、「時間」と「空間」という観念は先に身についていると考えます。
 そんな、すべての経験に先立つ「時間」と「空間」よりも先に、君のことを知っていたようだと嘯くのは、とんでもない矛盾です。しかし、その矛盾でしかない表現が、いかにも運命を感じているようでプロポーズっぽい、と当時のゼミ仲間に話した記憶があります。
 サビの歌詞はこのように続きます。
  だから、君といない僕はまるで
  「タブラ・ラサ(白紙)」
  語り得ぬことについては沈黙せねばならない
  星々が告げるよ
  僕がどれほど君に恋しているか
 ここから、別の哲学者が登場します。20世紀の天才・ウィトゲンシュタインです。
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ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン(1889-1951)
 ウィトゲンシュタインはカントよりもさらに尖っています。彼は、そもそも論じることができる哲学的な命題とは何であるかを、経験に先立つ観念によってすべて証したて、哲学という営みを終わらせようとしました。なんという破壊者。これまた哲学の大転換です。
 そんな革命的哲学者・ウィトゲンシュタインの最尖り期の大著『論理哲学論考』の最後を締めくくった、スーパー格好良い一文が、歌詞にある「語り得ぬことについては、沈黙せねばならない。」です。
 この一文は、なんだかオシャレである上に、当時のウィトゲンシュタインの思想が凝縮されているので、巷で人気の哲学センテンスBEST3に入ると思っています。ちなみに1位はニーチェの「神は死んだ」、2位はデカルトの「我思う、ゆえに我あり」です。
 そんなこんなで、『tabula rasa』のサビの歌詞はこのような意味に取れます:
  僕は君の魂を、時空を超えて、他の何よりも先に知っていたような気がする。それほどに運命を感じている。
  そして、君と過ごす日々があまりにも素晴らしいから、君に出会うまでの僕を、まるで白紙のようだったと思える。
  君への愛はアプリオリ(経験に先立つもの)であって、もはや言葉では語りつくせない。
  だから、美しい星々が僕に代わってそれを告げてくれるよ。
 このように、大層ギャラクシーでロマンチックことを楽しげに述べています。もはやLove Foolosophyの近似です。
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 わたしはJamiroquaiに影響を受けすぎて、なんでもかんでも手癖でコズミックにしてしまうバンドマンなので、これくらいの壮大さは朝飯前です。
 サビ以外の歌詞も概ねこのような調子で、なんなら2番には別の哲学者も登場しますが、きりがないので割愛します。
 それではお聞きください、新曲『tabula rasa』。
 (動画撮影ありがとうございました!)
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moulanblue · 7 months
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9/18 ライブレポート
キーボードのアサノです。
9/18は、扇町para-diceにてMoulan Blueのライブでした。 見て頂いた方々、共演の方々、ライブハウスのスタッフの方々どうもありがとうございました。
涼しくなってきましたが、皆さん夏バテなど大丈夫でしょうか。 私は9月前半に熱中症になってから夏バテが続いて疲れ切っていて、ライブの前の週にリカバリー注射(にんにく注射みたいなもの)を受けたほどです。しかもライブ当日には効果が切れてしまい、Moulan Blue内健康ランキングでは断トツの最下位。
他のメンバーもグダグダで、多忙を極めるドラムのまつさんはスネアを間違えて持ってくるし(よりによってRage Against the Machineコピーバンド用のアタック音が強烈なやつ)、ベースの今井君も前日ライブ出演、当日7時間のスタジオ練習を終えてボロボロです。 というわけで、普段脆弱なボーカルの谷口さんが健康ランキング首位、というまさかの状態で本番を迎えることとなりました。
本番ではアドレナリンが出て、妙にパワーがみなぎり楽しく演奏することができました。 扇町para-diceは音響がすごくいいので演奏していて気分が良くなったことと、フロアの暖かい雰囲気に助けられたこともあります。
普段のライブのMCでは私が主にしゃべっていますが今回は分担してもらい、自分がしゃべらないときにはラムネで糖分摂取して、なんとか最後の曲まで弾き切ることができました。 出番が終わった頃にはむしろ演奏前より元気になっていました。
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私たちの次はトラックメイカーの”生まれたての鯨”さんでした。 バキバキエレクトロニックなトラックを全身に浴び、楽しそうに盛り上げてくれるパフォーマンスを観ていたら、さらに身体が元気になってくるのを感じました。もはやリカバリー注射並みの効果があったといっても過言ではないかもしれません。 ライブの2日後に私はバドミントンサークルに行ったんですが、まだこのライブで得た元気が持続していて、最後までバテずに頑張れました。その節はありがとうございました。
トリは”ヴィンセントナガバンド”さん。 シンガーソングライターのヴィンセントナガさん+登録制のサポートメンバーというフレキシブルな形態のバンドですが、非常に安定感のある演奏でした。 慈しむような優しいハーモニーが扇町para-diceを包み、ノスタルジックなバイオリンの音がその空気感によく合っています。ゆるくもあるし、熱量も感じる、場を支配できるボーカルってこういう感じか〜という印象です。 イベントが終了してもヴィンセントナガバンドの音楽のような親密な雰囲気はフロアに残り、出演者どうしやお客さんとスムーズに会話できるような感じになったのもさすがだなと思いました。
全体的にアットホームな雰囲気で良いイベントでした。 最初の出番の砂街ケースケさんについては、しんどすぎて楽屋で死んでいたので見れていないのが心残りです。 良いイベントだったからこそ、自分の出番を万全の状態でやりたかったという気持ちもあります。
とはいえ、今回のように目の前の演奏に必死で余計なことを考えたりする暇がないという体調になることは結構珍しく、本番の演奏にかなり集中しました。そのため「さっきの曲はイマイチだったな」というような自分なりの手応えもないのです。
まあでも、こういうのがライブな訳です。 これから新鮮な気持ちで、当日の録音を聴こうと思います。
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moulanblue · 7 months
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ファジル・サイのコンサート/ライブ告知
キーボードのアサノです。
先日、トルコ人ピアニスト、ファジル・サイのコンサートに妹と一緒に行きました。 あの「鬼才!天才!ファジル・サイ!」のファジル・サイです。(エイベックスが付けたキャッチフレーズだったかな?) 曲目はバッハの「ゴルトベルク変奏曲」です。
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ファジル・サイはトルコ行進曲のジャズアレンジで有名らしいですが、私が知ったのはストラヴィンスキーの「春の祭典」のピアノ多重録音CD(99年リリース)でした。 春の祭典といえば何年か前に、中国人ピアニストのユジャ・ワンが打楽器奏者と一緒に春の祭典を演奏しようとしたところ、ストラヴィンスキーの遺族から著作権侵害を申し立てられて演奏をキャンセルしたそうです。「ピアノと打楽器というのはストラヴィンスキーの楽譜から逸脱しているのでダメだ」ということのようです。
ではファジル・サイの多重録音はどうなんだという話になりますが、当時は良かったのかもしれません。昔はストラヴィンスキーの遺族もそこまで厳しくなかったのかもしれないし、ネットも普及してなかったのでいちいち調べなかったかもしれない。あるいはファジル・サイが遺族に許可を取ったのかもしれないです。 とにかく素晴らしいCDなので、何年も聴き続けています。
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バッハのゴルトベルク変奏曲についてはあまり何も知らない状態で行ったのですが、バッハは自分の中で「じっくり丁寧に解きほぐすような感じで弾く」というイメージがなんとなくありました。
ところがファジル・サイの演奏は全然違って、グルーヴィーでした。まず弾き方からして、足踏みしまくり、メロディーを歌いまくり、空いた手で指揮をするなど見たことないスタイルで、特にかかとを付けないペダリングにびっくりしました。 後で妹に「あんなに歌うもんなのか?」と聞くと、「グールドが歌い始めてから誰でもやっていいことになった���やで」とのことでした。
聴き終わってからの感想で妹と一致したのが、「ピアノの先生にあかんって注意されてること、ファジル・サイは全部やってて安心したわ!」ということです。 妹も私もピアノを習っていますが、私は特に曲をやっているわけではなくアレクサンダー・テクニークというのを習っています。 アレクサンダー・テクニークは体の使い方の癖を見直して、体の不必要な力みを取り除くことでパフォーマンスを改善するという手法です。私はつい猫背になってしまいがちで、よく椅子の座り方を先生に注意されます。
しかしファジル・サイも基本的に猫背で、かなり上半身が不安定で時には鍵盤に突っ伏して弾いていました。そういった不利な姿勢を凌駕する指の可動域や連動、才能やセンスがあるんでしょうが…���
なんか色々と独特でしたが、ピアノの音の躍動感がすごくてバッハを聴いて楽しい気分になったのは初めてのことでした。
さて、ライブの告知です。 9/18(月祝) 扇町para-dice 砂街ケースケ/ Moulan Blue/ 生まれたての鯨/ ヴィンセントナガバンド 18:00open 18:30start 1500円 (+1drink) 私たちの出番は19:15〜を予定しています。
皆様のお越しをお待ちしております。
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moulanblue · 10 months
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新曲「tabula rasa」
キーボードのアサノです。 最近、新曲「tabula rasa」ができました。
この曲は、私が2月にパリ旅行に行った際、Vo.谷口さんに 「一緒に旅行している大学生のカップルがラブラブすぎて眩しいです」 とLINEしたところ、彼女が何故かそこでひらめいて生まれた曲です。
「ひらめきを忘れないうちに」とすぐにデモ音源を作りメンバーに送ってくれ、私はポンピドゥーセンターでそれを聴きました。
ポンピドゥーセンターはパリ4区にある国立近代美術館や国立音響音楽研究所が入った総合芸術センターで、下の写真のような斬新な建物が有名です。 国立近代美術館が所蔵する近現代美術のコレクションはヨーロッパ最大規模で、ピカソ、ミロ、カンディンスキー、ダリ、マティス、ウォーホルなどの作品があります。 館内無料wi-fiがあり、LINEや音声ファイルの送受信も可能です。
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カンディンスキーやピカソのコーナーでデモ音源を聴きました。 私はカンディンスキーの作品がすごく好きなので、そんな空間で自分のバンドの新曲のデモが聴けるなんて…とわくわくしたことを今でも覚えています。
実際にバンドで演奏している動画はこちらです。
歌詞の意味はまた谷口さんからセルフライナーノーツが出るかもしれませんが、「僕は君に恋をしている」という趣旨のことが哲学的に歌われています。
パリ旅行にインスピレーションを得たため「モナリザ」や「サンローラン」といったフランスならではの単語も歌詞にたくさん出てきますが、自分の知り合い(しかも1週間程度の関わり)が題材となり小難しい言葉で美化されていることに笑ってしまいました。 この物語はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません。と言いたいです。
今このブログを読んでいただいている方も、自分の身の回りのエピソードを谷口さんに話してみてください。 彼女が何かを感じ取れば曲にしてくれます。(ただしMoulan Blueの曲になります。)
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moulanblue · 11 months
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薄暗い写真
 ボーカルのタニグチです。
 現在、Moulan Blueはこつこつと新曲を作っています。次のライブがまだ決まっていないので、それくらいしかすることがないのです。
 (ブッキングでお声がけいただいた日程がことごとくNGで恐れ入ります…ぜひお気軽にお誘い願います)
 編曲中のバンドマンという絵面ほど地味なものはありませんが、スタジオでメンバーに「何でもいいからてきとうに写真撮って」と依頼したところ、本当にてきとうな趣きの写真が撮れたので、ここに残します。
【写真①】 内線で通話中のイマイ君 & 頭をマッサージするタニグチ
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【写真②】 マツムラ先生 & 水平にコードを持つアサノ & ナートゥ
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【動画】 新曲のイントロ
【おまけ】 RRRとポチャッコを愛するイマイ君によるスタ連
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 全体的に写真が薄暗いのは、「写真を過剰に加工しない」というバンド内ルールがあるからです。スタジオの照明はだいたい薄暗いものなので、今後もしばらくは、冴えない顔色の地味な写真が方々に投稿される見込みです。
 早く、ステージの派手な照明の下で写真を撮られたいものです。
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moulanblue · 1 year
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4月の園芸
 ボーカルのタニグチです。
 例年より遅れて、4月にチューリップが咲きました。
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 2つ植えたうちのもう片方は、水不足だったのか、はたまた低気温の期間が足りなかったのか、残念ながら咲かなさそうです。ただ、去年は2つ植えて3つ咲いたので、球根1あたり開花1のアベレージは維持されています。やったね。
 チューリップの隣のプランターでは、苺の花も咲き始めました。冬はこの世の終わりのごとくプランター全体が荒廃するのですが、春になると何もなかったかのように葉が増え散らかし、花が咲き散らかすので、植物はたくましいなとつくづく思います。
 とはいえ、たくましさに任せて花を咲かせ放題にしていると、栄養が分散してひとつひとつの実が小さくなってしまうので、せっかく咲いた花も、大きく伸びた葉も、だいたい半分は剪定してしまいます。
 園芸を始めたばかりの頃は、せっせと世話をして咲かせた花を切ってしまうことに罪悪感を覚えたものですが、今は豪快にざくざく切り落としています。園芸は人を取捨選択に慣れさせ、大胆にさせるのです。
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 写真は3年前の全盛期の様子です。この苺は古い株なので、今年はほとんど実がつかないかもしれません。そうすると、秋にはこの株ごとお別れせねばなりません。大胆になったわたしでも、それは少しさみしいです。
 そこで、今年はこの株から新しい苗を増やす「苗取り」にチャレンジしてみようかと思っています。できるかな。
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moulanblue · 1 year
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3/19 ライブレポート
キーボードのアサノです。 先日は、高槻Nashville WestにてMoulan Blueのライブでした。見て頂いた方々、共演の方々、ライブハウスのスタッフの方々ありがとうございました。
我々はMoulan Blueというバンド名になってからは初ライブです。お客さんが温かく楽しく演奏できましたが、ギター不在の4人での出演だったのでやはり物足りなさはありました。 今度は完全体でライブできればと思います。 他のバンドもクオリティが高く、楽しいライブイベントだったので感想を書いていきます。
■ブルータス シンプルに演奏、歌、パフォーマンスがうまくて、中年男性の余裕を感じるブルースロックでした。ロックンロールでは最後のキメでフロントマンのジャンプというのが定番ですが、おじさん故にそれができないところも愛せます。バンド名を変えての初ライブという点に、勝手に共感を覚えてしまいました。
■39Average 初見ですが、ベースの伊藤さんとはお話ししたことがあります。 去年、知り合いの方が新バンドを作りたいと言って集めたメンバーに私と伊藤さんが入っていました。そのバンドは実現しなかったのですが、伊藤さんと私の元彼とが同じ職場だったり、今回対バンできたのも縁を感じます。 39Averageは10年以上やっているらしく、そういった阿吽の呼吸感がありつつアグレッシブな演奏が気持ちよかったです。
■WRA 半年ぶりくらいにライブを見ましたが、初めて聞く新しい曲が2曲ありました。これだけでもすごいんです。我々は1曲作るのが年単位なので。 WRAの曲はキャッチーで伝わりやすく、スッと耳から脳に入ってきます。ここも我々とは正反対ですが、こういうのも良いものですね。 私はWRAや前身バンドにも時折キーボードで参加したことがありますが、このバンドの新曲を生み出すペースは感動ものでした。Gt&Vo. 西田さんの作詞作曲力やBa. 矢本さんのアレンジの引き出し力が素晴らしいんです。 今回ライブを見ていても、前身バンドの初期衝動的なおもしろさもありながらバンドとしては今が脂の乗った時期なんだなと感じます。(なんか上からな感想ですみません)
我々のライブを見たお客さんに「大人な感じ!」と感想をもらいました。 20代の頃は「若いのに…」という前置きが付きがちでしたが、アラフォーになった今、やっと曲に年齢が追い付いてきた感があります。これからが全盛期!となれるよう頑張ります。
~しょうもないエピソード~ リハーサルの直前にDr.まつさんから「遅れるかもしれない」とLINEがきて、私が返信すると 「アリガトウゴザイマス」 と夢野久作のような違和感のあるカタカナの返事がきました。 セッティング中のVo. 谷口さんに「まつさんから夢野久作みたいな返事来た」と言うと、 谷口「なになに?『ブウウーーン…』とか来たん?」 とボケたのが個人的にツボってしまいました。 今度作る新曲は「シン・ドグラマグラ」とかにしようかなと思います。
最後に、ライブの写真を夫に撮ってもらったので載せておきます。アリガトウゴザイマス。
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moulanblue · 1 year
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パリ旅行②
キーボードのアサノです。 今回もパリ旅行のブログで、スイーツ&カフェ編です。 前回の記事 パリ旅行①
私の夫はスイーツ愛好家で、スイーツインフルエンサーの卵です。 (Instagramで時々ネット記事のライターさんから「写真を使わせてください」とDMが来る程度) パリはスイーツの宝庫で甘党の楽園ということで、夫の身体がいくつあっても足りません。そのため昨年末からしっかり店を厳選し、下調べして臨みました。
しかし私は逆流性食道炎の持病があり、乳製品やバターたっぷりのスイーツはあまり食べない方が良いのです。そのため夫に全力でついていくことはできなかったのですが、特に印象に残っているスイーツやカフェについて書いていきます。
■Ladurée(ラデュレ) ロワイヤル店 ロワイヤル店は1862年創業のラデュレ本店です。コンコルドとマドレーヌの間の少し静かな場所にあり、父親や学生の子たちと一緒に行きました。 壁の金色の装飾や天井のフレスコ画が宮殿の一室のようで美しいです。
夫はイスパハン、私はミルフィーユを注文しました。 日本でミルフィーユを食べると、割とパイ生地がパリパリでカスタードクリームも甘すぎず、全体的に軽い食感でいちごが映えるように盛り付けられているものが多いと思います。 それに比べ、ラデュレのミルフィーユは結構大きくて食感もずっしりしていました。パイ生地も水分を吸っているのでパリパリではないですが、この重いのがフランス来たわ~という感じ。 旅行1日目だったので完食できたけど、後半だったら多分無理だと思います。
ここで学生の女の子とその彼氏がドラマーとベーシストであることを知り、夫はギタリストで私がキーボーディストだと言うと「バンド出来ますねえ!」とちょっと盛り上がりました。
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■KL Pâtisserie(KLパティスリー) 17区Wagram駅前のモダンな雰囲気のパティスリーです。 パリの人々はもうあまりマスクとかしていなくてヒャッハーな感じだと思っていましたが、ここは各テーブルに消毒液が置いてあったのが意外でした。 店内はモダンな家具やアートが置いてあって独身男性が好きそうな洗練された感じですが、突き放すような感じはなく、お店の人は親切でパティシエのKevin Lacoteさんも奥の作業場からニコッと笑いかけてくれました。
昼食の時間だったので私はクロワッサンを注文しました。この旅行で色んなクロワッサンを食べましたが、個人的にはここのが優勝です。 ~唐突なクロワッサン選手権~ 1位 KL Pâtisserie:バターの香りが濃厚で一番おいしかったです。 2位 PAUL:しっとり・もっちり系で4個セットなのが高ポイント。 3位 Opera Cafe:正直クロワッサン自体は普通ですが、パリのこじんまりした老舗カフェでモーニングを食べられて良かったので。
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■Yann Couvreur(ヤン・クヴルー)Goncourt店 Goncourt駅前のおしゃれな感じのパティスリーです。 入店した時点で私は胃が結構疲れていたので、このお店では飲み物だけ注文しました。 事前調査では1日20食限定のミルフィーユがあるとのことで夫はそれを狙っていましたが、実際に行くと限定ミルフィーユはやっていなかったため、別のものを頼んでいました。季節柄か、フルーツが載っているようなスイーツはなく全体的に茶色いです。
日本に帰って胃が回復してから、ここで買ったレモンケーキを食べたところかなり美味しかったので、なんとか通販できないかなと思っています。
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■LES DEUX MAGOT(ドゥ・マゴ) サンジェルマンデプレ地区の老舗カフェです。 ジョジョの奇妙な冒険 第4部に出てくるカフェのモデルらしく、男性陣が盛り上がってました。 夫と中国人留学生と学生の彼氏が「ジョジョは第何部がいちばんお��しろいか」と討論しだしたり、中国人留学生が「ジョジョはアニメがおもしろいので見るべきです!」と猛プッシュしだしたり…。 ここは入らず、前を通っただけ。
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■Patrick Roger(パトリックロジェ)アルシーヴ通り店 マレ地区にある尖った雰囲気のチョコレート屋さんです。 店内は緑と黒を基調としたインダストリアルなデザインで、中央のテーブルに仏像や「SEX」と書いた赤のパネルが置いてあり、その周りにぐるっとチョコレートが陳列されています。
私は甘すぎるネチャネチャしたプラリネが苦手なのでチョコレートを進んで買おうとは思わなかったのですが、代わりにマロングラッセを買い、帰国してから食べました。 それが大当たり!! 甘いんですが砂糖ジャリジャリ系ではなく、栗のほっくりした素材感や自然な甘みといった長所を残しているのがすごく気に入りました。
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私は前述の通り逆流性食道炎でお酒が飲めないので、ライブ後の一杯というのがもうできないです。 その代わり今度の3/19のライブは、このマロングラッセをライブ後の一粒にしたいと思います。
というわけで、次のライブの告知です。 2023/3/19(日) 高槻 Nashville West 19:00 open~start \2,000(1drink付) WRA/Moulan Blue/39Average/ブルータス
私たちの出演は2番目の20時20分頃を予定しています。
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moulanblue · 1 year
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作曲は初速が大事
 ボーカルのタニグチてす。
 子供の頃から作曲を趣味にしているものの、自分ひとりでは高度な編曲ができないので、今も昔も雑なDTMで日々お茶を濁しています。
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 わたしが作曲に使う機材は、もっぱらiPadと37鍵のフルサイズMIDIキーボードです。機材の準備はかんたん3ステップです。
 ① iPadとキーボードをテーブルの上に設置する
 ② iPadにマルチポートアダプタ、充電ケーブル、キーボードを接続する
 ③ iPadの音源アプリを立ち上げる
 これで、「キーボードを弾けばiPadから音が鳴る」というプリミティブな環境ができあがります。iPadに録音もできます。高尚さ(主にプリアンプが放つ何か)はありませんが、メロとコードを考えるだけなら十分です。
 しかし、出来ることならば、この最低限の機材のセッティングすら端折りたい。もっと手軽に、気まぐれに作曲したい。つまり、曲のアイディアが浮かんだ瞬間に鍵盤に触れて音を出したい。
 子供の頃は、曲を作りたければ、キーボードの前に座るだけで良かったではないか――。
 このような経緯とパッションから、my new gear...しました。
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 カシオのおもちゃキーボードです。
 以前、退職祝いにもらって使い倒した機種の色違いです。(「退職祝いがキーボード」という違和感は一旦見逃してください)
 ~ おもちゃキーボードの素晴らしさレビュー ~
  ・スピーカー内蔵 ☆☆☆☆☆…… ∞
  ・単3電池6本で動く ☆☆☆☆☆
  ・小さくて軽い ☆☆☆☆☆
  ・かわいい ☆☆☆
 電源を入れるだけで鍵盤を鳴らせる世界に帰ってきました。
 今日からは、曲の閃き即キーボードです。机でも、ソファでも、何ならおふとんの中でも。やったね。
 メンバーへ
  19日のライブが終わったらスタジオにも持っていきます
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moulanblue · 1 year
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PoiL/Ueda 新譜の感想
キーボードのアサノです。
パリ旅行の記事は一旦お休みで、今回は私の好きなバンド、PoiLが3月3日に新譜を出したのでその感想を書きます。
PoiLはフランス・リヨンの3人組ギターレス編成のバンドで、ジャンルはアヴァンプログレです。
このバンドを10年前ぐらいからチェックしているのですが、2014年あたりからどうも日本の古典音楽を取り入れているのか、Gagakuという曲が収録されていたり長唄や雅楽の笙の音色が耳につき始めました。
そして今作は本格的にそっちの方に踏み切ったようで、薩摩琵琶奏者/声明家の上田純子さんとギタリスト(サポート?)が加わりPoiL/Uedaとして「Yoshitsune」をリリース。ジャケットは平家物語の壇ノ浦の戦いのイラストです。
アルバムは2部構成になっており、1部は九条錫杖(kujo-shakujo)、2部は壇ノ浦。感想は一言でいうとすごく好き!みんなに聴いてほしい!でも人を選ぶかもしれない…という感じ。
下にそれぞれの曲の感想を書いていきます。
九条錫杖
厄除けの儀式の歌。アンビエントな演奏と上田さんの穏やかな歌声の出だしから始まり、2曲かけてどんどんエクスペリメンタルな雰囲気が高まっていきます。3曲目で爆発しますが、いつものPoiLの異様なハイテンションさはなくもっと精神的なものを感じます。歌声が神々しいからでしょうか。今年前厄を迎える弊バンドのDr. まつさんに聴いてほしいです。
壇ノ浦
薩摩琵琶の名作「平家物語」の壇ノ浦の戦い。先行曲の「壇ノ浦Pt.1」が去年10月に配信されました。PoiLは和風チェンバーロック的な演奏でタイトかつハイテンションで暴れ回り、上田さんの薩摩琵琶と歌声が時に激しく時に重々しくぶつかり合い、源氏と平氏の海上戦を描きます。
一昨年10月のライブ動画を置いておきます。
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壇ノ浦Pt.2は戦いの終盤。PoiLのダークでゆったりとした演奏が平氏軍の壊滅を示唆する中、歌���薩摩琵琶が始まります。
二位尼(安徳天皇の祖母)の「波の下にも都の候ぞ」という言葉が悲しく響き、「幼き帝もろともに千尋の海へぞ入り給う」安徳天皇の入水シーン。あまりにも無残な内容ですが、どこか安心するような歌声が圧巻です。
正直このジャンルで「演奏すごい」と感じることはあっても、「歌や歌詞に胸打たれる」ということはなかなかないので、自分にとっては演奏面でも歌の面でも刺さる稀有なアルバムでした。
今作はとても好きですが、今までのPoiLのような下品でユーモラスな感じは前作「sus」から完全になくなりました。
昔は「お前のケツの穴」というタイトルのアルバムを出したりしてたのに。大人になったんでしょうか。ちょっと寂しいです。
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moulanblue · 1 year
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パリ旅行①
キーボードのアサノです。先日、謎の経緯でパリへ旅行に行ってきました。
私の父が去年まで大学の先生をしていて、当時の教え子に卒業旅行に誘われたのです。
教え子の女の子は最初は友達を誘ったけど、コロナ禍に海外旅行は…と全員に断られて仕方なく先生(父)を誘ったのですが、2人で行ってパパ活と間違えられてもいけないのでそれぞれ人をかき集めた、という経緯です。
というわけで、計6人のグループで行くことになりました。
父親、教え子の女の子、その彼氏(他大学)、中国人留学生(この人も父の教え子)、私、私の夫
というよくわからないメンバーです。
パリ1日目はオルセー美術館に行きました。
日本の展覧会ではヘッドライナー級の作品がいっぱいあり、最初はうわっすごい!となるんですが、途中から飽きるというか…麻痺してきました。
印象派のコーナーには、弊バンドのBa.今井君の好きなルノワールの「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」がありました。
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中国人留学生はかなり盛り上がっていて、ゴッホの自画像の前で
「とうとう見れました!」 「夢が叶いました!」
と言っていました。彼はいちいち喜びをダイレクトに伝えてくれるし、その言葉遣いがまたエモいのです。
「ヤバい」とか「それな」で済ませてしまう我々は反省すべきところです。
彼は旅行前にビザを申請したときに一度うまくいかなくて、東京のフランス大使館に再申請しに行っていました。その時はちょうど春節で、ほとんどの中国本土の人はビザが取得できませんでしたが、彼は留学生なので最終的に取得できたようです。
コロナ前はどの国にも中国人観光客はいたし、今も日本によくいるのでこれまではあまり意識してなかったけど、日本人と中国人との海外旅行のハードルの違いをその時改めて認識しました。
と思いきや、コンコルド広場のアメリカ大使館の前を通りかかったとき、警備員がたくさんいる前で中国人留学生は
「アメリカも行きたいんですが、今は無理ですね〜。メキシコまで行って、気球で不法入国するしかありません」
とブラックな冗談を言っていたのでヒヤヒヤさせられました。
私と夫は別行動してて行かなかったのですが、父たちはモンマルトルのムーラン・ド・ラ・ギャレットへ行ったと言って写真を送ってきました。
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さて、ここで弊バンドの話になりますが、今井君の好きな絵の舞台であるムーラン・ド・ラ・ギャレットの風車と青い屋根にちなみ、バンドを「Moulan Blue」と名づけました。
これから頑張って活動していくのでよろしくお願いします。
パリの旅行ブログはまだまだ続きます。
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moulanblue · 1 year
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3月の園芸
 ボーカルのタニグチです。
 他のメンバーは、旅行好きだったり映画好きだったりと、ブログのネタに事欠かない日々を過ごしている様子です。どっこいわたしは在宅勤務の引きこもりサラリーマンなので、引きこもりの範囲内で記事を書こうと思います。
 3月といえば、チューリップです。
 わたしの勤め先では、毎年12月になると、チューリップの球根が取引先からしこたま寄贈されます。球根は抽選でいつメンの数十名に分け与えられ、いつメン達はそろそろ植えなきゃだの、娘が水をやらないだの、暖冬だから背が低いだのと言い合いながら、だいたい年末から桜の季節まで、せっせと世話をして花を咲かせます。
 この謎の習わしにより、かれこれ6年間、わたしも毎年チューリップを育てています。とはいえ、冬の間は芽が少し出る程度の生長しか見られないので、3月だけがチューリップエンタメの最盛期です。まさに今です。
 会社でもらえる球根の品種は、選べる年もあれば完全にランダムな年もあります。気に入った品種を選べるのは嬉しいものですが、どんな花が咲くのか育ててみないと分からないというガチャも悪くありません。むしろわたしはそちらの方が好きです。
 今年はどんな花が咲くのか、まだ知りません。
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