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00aeef · 2 months
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2022年7月15日 ☔️
小袋成彬のライブ当日は生憎の雨でこれでもかってくらい降っていたけれど何て事ない。彼は普段ロンドンを拠点に活動をしているので日本にくる機会があまり無い。渦中という事もあって、次いつ日本でライブをしてくれるか分からないから衝動に駆られて抽選に申し込む。伸びきった髪を切ってから恵比寿のリキッドルームへと向かうと会場限定EPは既に売切れていたが、物販には沢山の人が並んでいた。
開場と同時にスマホのカメラにシールが貼られていく。彼曰く「自分の音楽に没頭してほしい」とのこと。出来るだけ近くで楽しもうと進んでいくとDJブースには彼の姿と聞き覚えのある曲が流れている。いつしかラジオでも流してくれたMixだが、ステイホームが強いられる中でこの音楽にどれだけ救われたことか。
彼を知ったのは2018年か。Apple Musicで「分離派の夏」がリリースされた頃、包み込むような優しい声色と音域の広さに一瞬で心酔したのを覚えている。当時は小袋成彬をよく知らなかったけれど、歌以外の技術もかなりのもので、彼が綴る文学的な詩や生み出すリズムが好きだと率直に感じた。彼がこれまでに経験してきた事や思想、どれだけたくさんの音楽を見て聴いて表現してきたかという生きた軌跡をわかる程に世界観に取り込まれた。
Liveではセトリを作るために曲しっかり控えておいた。プレイリストを作ったので聴きたい方はぜひ💿GaiaとButterをみんなで歌えたの気持ちが良かったなあ。どれも本当に思い入れのある曲たち。
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00aeef · 9 months
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自分らしく楽しく生きたいとか、幸せでありたいって願えば願うほど果たして「自分らしさ」とは?上司との面談がある度に今自分がやりたいこと、将来どんな人生を送りたいのかを考えさせられる。これまで自分と向き合う事を放棄してきた訳だが、過日どんどん結婚していく友人たちを横目に、このまま僕は友人や社会からも孤立して幸せになれずに死んでいくのかって想像したら涙が溢れた。周りと違う、人並みから外れている、普通じゃないって何でこんなにめんどくさいんだ。ロマンティックラブ・イデオロギーとか、セクシャリティについて悶々と考える日々が続いて、どうしようもなく友人に話を聴いてもらった。
私はあんまりあなたのセクシャリティについてちゃんと深く聞いたことがないから知らないことが多いけど、型にハマった性質だからめんどくさいことが少なく楽に過ごせる世の中のほうがおかしいのだし、だから型にハマりにいくこともしたくないししてほしくないから諦めないで向き合い続けて欲しいわよ。あなたが全部諦めて型にハマって生きることを選んだら、私が悩みを話せる友達がこの世界から一人減って悲しいのでそのままでいてよね
まるで恩寵のような言葉を掛けてもらった。
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00aeef · 9 months
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恋愛をしたくないのか、恋愛の先にある女性嫌悪や、女性を奴隷のように活躍させるようなこの国の考え方が嫌なのかわかんなくなった。友人が、自分の女性性を嫌悪しているのは、生まれつき身体の性別に違和感があるからか、社会の求めている女性性を嫌悪しているのかもう全然わからないと言っていた。よくわかる。
なぜLGBTQじゃなきゃ同性同士のパートナーは認められないんだろう。性生活や会話がない夫婦なんて五万といて、熟年のカップルになれば、男女でも生産性だってないだろうに、(生産性という言葉は大嫌い)そんな夫婦は社会的に認められるのに、なんで恋愛感情がなくては、同性同士はパートナーとしても認められないのか。性別関係なく"一緒にいたい人"じゃダメなのか。わからないことがいっぱい。
私の場合は単に、逃げていたりする気もする。向き合う元気や、勇気もなかったりする。でも向き合う先に見えてくる世界に希望がなくて、向き合おうとどうしても思えない。結婚していく友人たちは、とっても尊敬しているみんなだけど、結婚したら突然一歩引き始める。そして、なんの迷いもなく、女性が家事や育児のために仕事を辞めていく。それは自己決定なんだろうか。絶対に嫌だと思ってしまう。名前も仕事も子育ても、誰もがしたいようにできるべきだけど、まだまだまだまだこの社会が追いつかないなら、名前を変える側も、仕事を辞めなきゃいけない側も、じゃんけんで決めたい。できれば産むのだって、じゃんけんで決めたいくらい。痛いのすごく嫌だし。もう、政治家も国民みんなでじゃんけんで決めた方がいいんじゃないかってくらいこの国嫌いだ。
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00aeef · 9 months
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HEARTSTOPPERの最強プレイリストができたのでシェア🩵
この作品については語りたいことが多すぎて収拾つかないし言いたい事が纏まりません。セクマイの方はもちろん、そうじゃない属さない人にこそ観てもらいたい作品。
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00aeef · 2 years
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✌️
「中村佳穂のライブ当たったんだけど行かない?」と友人からLINEが届いたのは5月ごろだったか。それからの4ヶ月なんてあっという間に過ぎ去っていった訳だが、気付けば夏が終わりを迎えようとしている。9月14日、友人と御茶ノ水で待ち合わせをしライブまで時間を潰す事にする。この地には忘れたい記憶が多過ぎて当時聴いていた音楽を聴くと今でも思い出してつらくなってしまうが、むしろその時聴いていた音楽にどれだけ救われてきたことかと実感する。プルースト効果みたいだなんて思う。2019年の新木場スタジオコースト以来、約3年ぶりのライブ。新木場スタジオコーストが無いなんて今にも信じ難いが、コロナ禍でもまたこうして生でライブを楽しめる日が来て嬉しい。会場はJ:COMホール八王子、1階席の前から5列目というかなり良い席でライブを堪能した。写真や動画を撮ることなんてすっかり忘れてライブに夢中になる。形容する言葉が見つからないままライブは終え、秋の夜空を見ながら同日配信された新曲を聴いて余韻に浸る。
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00aeef · 2 years
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今のこの状況から逃げ出すように、藁にもすがる思いで気になる会社に履歴書を送った。アルバイト枠でも何だっていいから自分という人間を必要とされたかったけれど、採用されることはなかった。自分が今したいことは何なのか定まっていないからなのか、面接では話したい事が多すぎてまとまらず、ひたすら良く見せようとして空回りしていたように思う。落とされたからと言って自分の価値が下がったわけではないと言い聞かせようものなら、じゃあ自分の価値って一体?確かなのは今の仕事をこの先もずっと続けていく事が出来ないという気持ちがあるということと、今自分がやりたい事は客を捌くことなんかじゃないということ。
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00aeef · 2 years
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答え合わせ
僕の職場は学生が大半を占めているので、この時期は卒業していく子が多く出費が嵩む。一人ひとりに合った餞別を渡すとなると中々決まらず難しい。こういうのはセンスとか金額なんかより気持ちが大事なのだろうけど、やはり良いモノを贈りたいなんて考える。
大好きなCIBONEでコースターを購入。あまりコースターを使用しない子でも小物置きとして活躍しそう。
こういう事が起こるたびに時間って進んでるんだなあと実感する。一緒に働いていた期間は一年弱と短かったにも関わらず、とても慕ってくれるし歳の差を感じない程仲良くしてくれるのが居心地良くて好きだった。「当時の僕はみんなにすごく厳しかったと思う」なんて喋り出すと「あの時の経験があったから今の私があるんです」と話してくれた。その一言で過去の自分が少し報われた気がした。誰かの人生に影響を与えたいなんて思わないけれど、印象に残る人物でありたい。みんなの思い出の中で蘇ることができたら嬉しい。
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00aeef · 2 years
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最後に投稿してから月日が大分経ちましたが、気がつけば2021年も残り僅か。2年連続で葛西薫さんのカレンダーを使ってきましたが、来年はマーガレットハウエルのカレンダーを購入しました。
写真はいつかの休日。冬の朝陽がこんなにも心地良いなんて今まで知りませんでした。冬至を過ぎて寒さも一段と厳しくなって油断をしていると体調を崩しそう。詳細は省きますが、僕は最近頑張ることをやめて自分に甘くしています。自分が幸せに、楽しくラクに過ごすことを第一優先にして精神衛生を保ちます。成熟した大人は自分で自分の機嫌を取るしかないし、なるべくストレスを溜めないように健やかな状態を持続させています。それでも未来や将来に対する不安は取り除かれることはないですが。
2021年、もっと投稿したかった。曖昧な気持ちや日々の変化をちゃんと文字に起こして書き留めておきたかった。大好きなゲームばかりして虚しさや不安な気持ちを紛らわして現実逃避をしていたら一瞬で一年が終わりました。頑張るの疲れた。
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00aeef · 3 years
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小田急線のフェミサイドに、京王線の無差別殺人。それでも、今日も明日も、明後日も、地下鉄に乗って出勤する。当日にTwitterで情報を集めたら、規制がされていないからか、血だらけで逃げ惑う人が出てきてた。選挙どころではなく、その画が頭から離れなくなった。犯人は24歳で、死刑を望んでいる。死にたくて無差別殺人に臨む24歳って、どんな人生だったんだろうか。絶対にやってはいけないことをしたのは間違いないけれど、彼自身が被害者で、救われるべき時期は確実にあったはずで、圧倒的な救われなさの末に起きた事件だったんだと思う。きっとこれから、生育歴や精神疾患歴、学生時代の異常な行動などが報道されては、"この人は異常だった。私たちとは違う"と、切り捨てられていくんだろう。"違う違う"と異常なものを切り離そうとするほどに、私たちが同じ人間だってことが、より濃く示されているようで滑稽だ。警察が増えても、セキュリティが強化されても、自分の命を省みない人には誰も勝てなくて、誰かを排除して得る安全なんて、本当は幻想なんだよ。誰も排除しないことでしか、誰もが救われなくて、安心はできない。たった一つの失業で、若者が死刑を望む国なのが悲しい。もう一度、この国に期待したいんだけど。もう無理なんだろうか。この国に希望は持てないんだろうか。
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00aeef · 4 years
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これから会う人たちはもしかすると年内最後かも分からないから別れ際に「今年もお世話になりました」と伝え、すでに気分はもう年末。この投稿で2020を締め括ろうとは思わないけど、今年は人と会う事がこんなにもスペシャルな事なんだって気づくことが出来たそんな一年でした。
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00aeef · 4 years
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自室のこの一角がお気に入りだが、カレンダーが示すのは未だに誕生月。すでに10月だというのに、忙しない日々に身を委ねすぎではないか。嫌でも夜明けはやってくる。知る由もない明日は何が起こるわけでもない。だからこそ不安なのだ。
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00aeef · 4 years
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長かった梅雨もようやく明けて酷暑が続いておりますが、みなさん生きていますか?この時期は気圧頭痛が頻繁に起こるので何をするにも億劫です。あの日はたしか雨が降っていたなという出来事がいくつも思い浮かぶのは友人曰く、雨の日は記憶として残りやすいのだそう。雨を弾く窓や反射する水溜りを眺めて僕は美しいなと感じます。そう考えると何だか雨も悪くないなって思えます。止んだ後の空に虹が架かっていると不思議と幸せな気持ちになりますが、雨が降っていたからきれいな虹が見れたんだねと言う友人の言葉もまた印象的で心に残っています。どこに焦点を当てるかなのですね。
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00aeef · 4 years
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腑に落ちた
僭越ながらずっとお話ししてみたかったのです。kai10さんの感性をインプットしたことで「自己肯定感」との向き合い方が少し分かった気がします。よく見かけるどんな「美文」よりも自分のために向けられた文章だからなのか、どの言葉も肌身に浸透していく。この感覚はとても心地良くて、あたかも自分が経験したかのような感じさえあるのだから凄い…。自分という存在を認めてくれているような気がして、泣きたいくらい幸せな気持ちになれました。
「嫌われる勇気」を実際に買って読んでます!まだ序盤ですがかなり響いてます。これは単なる自己啓発本じゃない…アドラー心理学について知り、自分の感情に理由づけをすることができます。読み進めて、今よりも視点を増やしていきたいです。
kai10さんの文章が大好きです。こんばんは。日々、「自己肯定感」について考えています。自信を保つことって中々難しいですが、今の自分が自分であるということに満足できません。周りからどんな風に思われているかを気にしてしまう(特に上司)クソ真面目な僕ですが、それは性格上仕方なく、この繊細さは気質なのだということを自覚しているものの...。答えのない問い、考えてもしょうがないのですが、こんな風に誰かに質問を送ること自体が初めてで少し緊張しますが、よろしければお話聴かせてください。取り留めのない文章ですみません。
メッセージありがとうございます。はじめての質問に選んでいただけてうれしいです。
自己肯定感、むずかしいですよね。わたしもぜんぜんないんです。なので、お気持ちはとてもよく分かります。
たぶんですけど、00aeefさんは学生のとき、けっこう勉強ができたんじゃないですか。きっと、いつもコツコツ、頑張ってこられた方だと思うんです。
わたしは、学校にいるときは、まだ自己肯定感ってあった気がします。勉強ができたからです。
ところが社会に出てからというもの、そのわずかな自己肯定感もバッキバキになりました。仕事ができないからです。
わたし、「ふんわりと自己肯定感(≒自信)を持つ」って、たぶんできないんですよ。わたしもクソ真面目なので(!)、ハッキリと、たとえば数値化できるようなことにしか、自信を持てないんです。
だからむずかしいんだと思います。仕事って、簡単に数値化できないからです。
いま自分が何点なのか。先月から何点上がったのか。あと何点とれば合格点なのか。それがぜんぜん見えないから、なんというか、、どこで自分を褒めてあげればいいのか、よく分からなくなっちゃうんですよね。
とはいえ、真面目な00aeefさんは、きっとコツコツ頑張って、いつか仕事でもきっちり結果を出すと思うんです。
心配しなくても、あなたはいつかちゃんと結果を出すでしょうし、そうしたら自信が持てるでしょうし、自己肯定感も高まるはずです。・・・なんて言いたいところですけど、そんなことを聞きたいのではないと思うんです。笑
だって「今」がしんどいわけじゃないですか。かしこいあなたは、満足のいく「結果」が出るまでには、それなりの時間がかかることもわかっているはずです。
なので、個人的には、いったん仕事以外のことで自己肯定感をやしなうべきと思います。何年もただただ耐えて我慢するって、ちょっとつらすぎますからね。まさに逃げるは恥だがなんとやら、です。わたしなら仕事からいったん目をそらしますね。笑 
ところで、わたしは最近ヒカキンさんにはまっているんですけど、ヒカキンさんは下積み(スーパーの店員)時代、仕事で嫌なことがあっても「俺にはビートボックスがある」って思って頑張っていたそうです。たぶん、そういうことなんだと思います。上司には触れない、あなただけの聖域に、あなただけの自信を持つべきなんです。あなたと、強いて言うならあなたの大切なひとがわかってさえいればいいので、どんな小さなことでもかまいません。玉子焼きがすごく美味しく作れるとか、毎朝ちゃんと花に水をあげてるとか、1週間に1冊は本を読むとか。ポイントはちゃんと数えることです。どんなに小さなことでも、あなたの自信に計上することです。いや、むしろ、小さなことほど大切にするべきなのかもしれません。結局のところ、小さな自信の集合体が「自己肯定感」なんじゃないかしら。
……なんて、つい熱が入って長文になってしまいました。すみません。半分は自分に言い聞かせている文章なので(汗)恐縮です。最後に蛇足ですが、ぜひ『嫌われる勇気』を読んでみてください。わたしにはとてもヒットした本です。
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00aeef · 4 years
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堪える
この頃、いつからこんなに自信を保てなくなってしまったのだろうと思い返している。身の回りで起���るあらゆる事象は決して他人事とは思えなかった。日々成長していきたいって思うのに、成長をしていくって正直シンドい。生きていく中で容赦なく突き付けられる課題に対して、時折目を背けたくなってしまう。いざ直接的な評価をされると、正しい事ってこんなにも傷つく(強い)のだと堪えてしまった。〝気付き〟を与えてくれてとてもありがたいのだけれど、言われなくたって自分が一番分かっていると心の中で嘆いてはジレンマを繰り返す。今まで自覚していた部分が曖昧だった所為か、表面に浮き彫りにされて何だかとても恥ずかしくなる。嫌な部分や直したい所が多いこんな自分を僕は醜いと思ってしまう。こんな風に悪い所ばかりに目を向けがちになって思考が悲観的になってしまうのだが、果たして自信のもてる所なんてあったかな。
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00aeef · 4 years
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地団駄
カメラロールを遡る。当時はどんな事を思ってシャッターをきったのか、その時と今の感情はすでに同じではないが、これまでの出来事が昨日の事のように感じるのはきっと過去に取り残されてるのではないかと考えてしまう。ちょうど一年前の自分と今の自分を比較した時、状況は何一つ変わっていない。周りの人たちはどんどん変化していくのに、自分ばかりが置いていかれていくような感覚。一体何度目だ。これまで自分が好きだと思うもの、興味があるものをとことん追求した。美や芸術がどれほど自分に影響を及ぼしているのかについて考え、心の拠り所みたいなものを探していたような気がする。そしていつだって美しいものをみて心の底から感動したいって思った。悩みは尽きないがその度に人々の優しさに触れて、そばに居てくれる人たちの存在を愛おしいと感じる。未来に期待なんてしない。地に足をつけながらいまを精一杯生きる。
去年の12月から更新されないまま2020年を迎えて、一年を振り返るつもりでメモ帳に下書きだけが残っていた。
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00aeef · 4 years
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静かな雨
2月16日この日は雨が降っていた。出発が遅れてほんの少し開始時間に間に合わなかったけれど、傘を刺さずに全力で走ったのもいい思い出。
実は原作を半年前の8月に読み終えてからずっと待ち遠しかった。読み進めていくと、小説の中で唯一具体的な日付が出てきた。8月8日にこのページを開けたことがなんだか嬉しかった。映画の舞台設定は公開時期と同じ2月になっている。ホクホクのたい焼きはより美味しさを際立たせ、映像の色味も少し青っぽくなることで一層、雨の冷たさや光の温もり、温度や湿度を感じ取ることができた。
映画の画角が4:3で切り取られていることに気が付く。原作の中で「人々は記憶や思いで出来ている」というセリフが印象的だったのを思い出す。写真(=記憶)は大体4:3であるが、これは行助とこよみ、二人の日々の記憶だ。どこか儚くて、切ないのだけれど、そこには必ず一片の希望の光がある。愛とかそんなんじゃなくて、人が人を慈しみ生き延びていくことの尊さが描かれていた。価値があるか無いかなんて重要ではない。映画でもその「光」が綺麗に美しく表現されていてとても感動した。
映画ではたびたび「世界」という言葉が発せられる。こよみが高校生に放つ言葉が個人的に好きなのだけれど、カットされていた。
役に立つか立たないか、それは本人にもわからない。人によって役に立つものが違うのよ。役に立つ時期も違う。それだから、もし、今、役に立たないと思っても、勉強を放棄する理由にはならない。あたしたちは自分の知っているものでしか世界をつくれないの。あたしのいる世界は、あたしが実際に体験したこと、自分で見たり聞いたりさわったりしたこと、考えたり感じたりしたこと、そこに少しばかりの想像力が加わったものでしかないんだから。世界は広い。だけどあたしの世界はあたしの身の丈にあったぶんしかない。そう思うと、焦るでしょ?いろんなことを知りたい、知らなきゃいけない、って気分になるでしょ?
僕は知らない事が嫌だし知っている事を羨ましく思う。知識や経験は自信に繋がって、それらはきっと人生の豊かさに反映される気がするから。
帰り道、Apple Musicでサントラを聴きながら余韻に浸る。(まるで生活や暮らしの中でよく耳にする音の連続で一つの物語みたいだと感じていると、劇中の音楽はまさかの99分間即興で奏でられていた...!)バスの窓からの眺めが好きだ。雨の日の夜は視界がぼやけて、被写界深度の浅い光景が広がる。馴染みのある街のはずなのに、知らない地に向かっていくような感覚に陥る。悩みから抜け出せない自分が窓に反射していた。
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00aeef · 4 years
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身体が捉えて離れないこの取り留めの無い感情は、推し量るものが必要だが、稚拙な言葉と共に放たれて、沸点を超えたその瞬間は涙が止まらなかった。今はかすかな安堵を感じ取り、真摯に向き合い自己認識を変えて豊かな人生を歩みたい。相変わらずそんな事を思ったし、何かを追い求めるように僕は日々成長していきたいと思考する。
この荒んだ心を労い、慰めと癒しを求めて美しいものや芸術に浸りたい。
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