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NCAAカレッジ・フットボール第13週
カレッジ・フットボール第13週のCFPランキングは、プレーオフ出場に王手をかけているトップ5チームで大きな動きがあった。まず、第4位だったフロリダ州立大がFCS所属のノース・アラバマ大に58対13で大勝し全勝を守った。しかし、スターティングQBジョーダン・トラビスを左足の怪我で失ってしまった。一方、第5位だったワシントン大は第11位にランクされていたオレゴン州立大にアウェーで22対20競り勝ち全勝を守った。加えて、ワシントン大はこれまで対戦時にランク入りしていたチームを4チーム破っている。CFPプレーオフ選考委員会はこうした状況を吟味して、ワシントン大をプレーオフ圏内の第4位、フロリダ州立大をプレーオフ圏外の第5位に、両校の順位を入れ替えた。 また、第2位だったミシガン大はランク外のメリーランド大と接戦を演じてしまった。最終的に31対24で勝利を収めたが、後半はメリーランド大が14対8で勝る内容だった。一方、第3位だったオハイオ州立大は5勝5敗だったミネソタ大を寄せ付けず、37対3で快勝した。CFPプレーオフ選考委員会はミシガン大とオハイオ州立大のゲームを比較して、両校の順位を入れ替えた。ただし、ミシガン大とオハイオ州立大は今週末に伝統の一戦が控えており、さらにその後にビッグ10チャンピオンシップ・ゲームが控えている。 CFPプレーオフ出場の可能性がある上位9チームの状況は以下の通り。
第1位ジョージア大 変化無し
ジョージア大は第18位だったテネシー大を攻守に圧倒して、38対10で危なげない勝利を収めた。ジョージア大はこの勝利で28連勝となり、アラバマ大が1978年から1980年、1991年から1993年に達成したSECと並んだ。しかも、ジョージア大は直近の3週間で第12位だったミズーリ大、第9位だったミシシッピ大、第18位だったテネシー大と、ランク入りチームに3連勝しており、強さが際立っている。今シーズンからスターティングQBになったカーソン・ベックは72.9%の成功率で3,806ヤード獲得、21回のTDに対して5回の被インターセプトで、チームを牽引している。ジョージア大はTEブロック・バウワーズをはじめとした負傷していた主力選手が戦線復帰を果たして、シーズン後半にチーム力が上昇する理想的な上昇気流に乗っている。今週はジョージア工科大との同州内のライバル対戦があり、再来週は第8位アラバマ大との大一番が控えている。
第2位オハイオ州立大 1ランク上昇
オハイオ州立大はミネソタ大に37対3で圧勝した。原動力は強力な守備でミネソタ大の攻撃を48攻撃プレーで159総獲得ヤード、1回攻撃プレー平均3.3ヤードに抑え込んだ。さらに、守備はミネソタ大からファンブル・ロスト1回、インターセプト1回で計2回のターンオーバーを奪った。今シーズンからスターティングQBになったカイル・マコードは、66.4%の成功率で2,899ヤードを獲得、22回のTDに対して4回の被インターセプトで安定している。オハイオ州立大は第9位だったノートルダム大、第7位だったペン・ステートにワン・ポゼッション差で勝利し、他の対戦相手はほとんどの場合大差をつけて勝利している。今週はいよいよビッグ10東地区の優勝をかけてミシガン大と対戦する。
第3位ミシガン大 1ランク低下
ミシガン大はHCジム・ハーボウのゲームでのコーチング禁止処分が継続している。ハーボウがベンチ・エリアに不在の2ゲーム目はメリーランド大と対戦したが、ゲームをほぼ通じてメリーランド大にワン・ポゼッション差で食い下がれる苦戦になった。攻撃ではQB・J.J.マッカーシーが73.8%の成功率で2,335ヤードを獲得、18回のTDに対して4回の被インターセプトでチームを牽引している。RBは5フィート8インチ、213ポンドの小兵ながら、タフなランをするRVBブレイク・コウラムが180回のキャリーで888ヤード獲得、20回のTD、1回キャリー平均4.9ヤード獲得でマッカーシーを補完する。守備ではDBマイク・セインスティルがWRから転向したキャッチ能力を生かして、すでに5回のインターセプトを奪取している。今週はいよいよ最大のライバル、オハイオ州立大との対戦。オハイオ州立大が2019年まで8連勝した後、ミシガン大が過去2年は42対27、45対23と圧勝している。
第4位ワシントン大 1ランク上昇
ワシントン大はCFPランク第11位オレゴン州立大と対戦し、アウェーの不利な雰囲気の中で22対20で激戦を制し11戦全勝とした。ワシントン大は過去3週間で第20位だったUSC、第18位だったユタ大、第11位だったオレゴン州立大に3連勝し、シーズン中には第8位だったオレゴン大、さらには対戦時にはランク外だったが現在第15位のアリゾナ大にも勝利しており、実力は折り紙付きだ。CFPプレーオフ選考委員会はワシントン大の強さを高く評価し、エースQBジョーダン・トラビスを失ったフロリダ州立大に替えて、ワシントン大をプレーオフ出場圏内の第4位に上昇させた。ワシントン大はすでにパック12チャンピオンシップ・ゲームへの出場を決めており、第6位オレゴン大あるいは第24位アリゾナ大と対戦する。ワシントン大は両チームにシーズン中に勝利しているが、実力は拮抗している。ワシントン大のプレーオフ出場の大きな関門である。
第5位フロリダ州立大 1ランク下降
フロリダ州立大はチーム史に残る躍進を続けていたが、ノース・アラバマ大と対戦で司令塔のQBジョーダン・トラビスが左足に大怪我を負って退場する、予想もしなかったアクシデントに見舞われた。トラビスは6年目シニアのためカレッジ・フットボール生活はこの怪我で幕を閉じた。フロリダ州立大はノース・アラバマ大に58対13で大勝したが、CFPプレーオフ選考委員会はトラビスを失ったフロリダ州立大が戦力的に大きく低下したと判断し、プレーオフ出場圏外の第5位に降下させた。フロリダ州立大は近年低迷していたが、HCマイク・ノーベルが2020年に就任し2022年には10勝3敗と大躍進し、今シーズンは11戦全勝でプレーオフに王手をかけていただけに、本当に気の毒なランキング降下になった。フロリダ州立大は、今週同州内のライバルであるフロリダ大でシーズン中の対戦を終え、12月2日には第10位ルイビル大とACCチャンピオンシップ・ゲームで対戦する。バックアップQBテイト・ローデメーカーでもチーム力が落ちないことを証明し、上位チームが敗れればプレーオフ出場の芽が残っている。
第6位オレゴン大 変化無し
オレゴン大は開幕5連勝の後にワシントン大に33対36で惜敗したが、その後再び5連勝し王系で10勝1敗。先週はアリゾナ州立大に49対13で快勝した。プレーオフに残された道は、今週第16位オレゴン州立大に勝利してパック12チャンピオンシップ・ゲームに駒を進めて、ワシントン大との直接対決を制することだ。QBボウ・ニックスはオーバーン大でフレッシュマンから出場したが、その後ポジションを失い、オレゴン大へ転校して、ハイズマン賞候補と目される活躍ぶりを示している。現時点においてプレーオフ出場に値する実力を備えているチームだ。
第7位テキサス大 変化無し
テキサス大は第12位だったオクラホマ大に敗れただけの10勝1敗。先週はアイオワ州立大に食い下がられて苦しんだが、26対16で何とか勝利した。テキサス大は今週のテキサス工科大との対戦を制することができれば、オクラホマ州立大、オクラホマ大、キャンザス州立大のいずれかとビッグ12チャンピオンシップに臨むことになる。テキサス大は第3位だったアラバマ大に34対24で勝利しており、ビッグ12で優勝すれば第9位ルイビル大と同様に、他チームの動静を含めてプレーオフに滑り込む可能性が僅かながら残されている。
第8位アラバマ大 変化無し
アラバマ大は第2週に第11位だったテキサス大に敗れてランクが大きく降下したが、その後はミシシッピ大、テネシー大、LSUのランク入り3チームを含めて9連勝し、10勝1敗で第8位に位置している。アラバマ大は既にSEC西地区の優勝を決めており、今週は州内の最大のライバルであるオーバーン大と対戦し、翌週はいよいよ11戦全勝でSEC東地区優勝を決めているジョージア大との決戦が待っている。
第9位ルイビル大 変化無し
ルイビル大はマイアミ大との熱戦を38対31で制して10勝1敗。今週のケンタッキー大との対戦を経て、第5位フロリダ州立大と対戦するACCチャンピオンシップ・ゲームに勝利する必要がある。ケンタッキー大は開幕5連勝の後に1勝5敗、フロリダ州立大はエースQBジョーダン・トラビスの負傷欠場という状況で、ルイビル大が12勝1敗でシーズンを終える可能性は十分にある。その上で第1位ジョージア大がビッグ10全勝優勝、第2位オハイオ州立大か第3位ミシガン大のどちらかがビッグ10全勝優勝、さらに第6位オレゴン大がオレゴン州立大に敗れた後にワシントン大に勝利してパック12優勝すれば、ACCチャンピオンのルイビル大あるいはビッグ12チャンピオンのテキサス大に、プレーオフ出場の可能性が生じる。
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touchdownnetwork · 5 months
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NCAAカレッジフットボール 第12週
2023年カレッジ・フットボールは第12週、CFP第3回目のランキングが発表された。今週は第1位から第5位まで、オハイオ州立大、ジョージア大、ミシガン大、フロリダ州立大、ワシントン大が勝利して全勝を守ったが、ランキングでは第1位がジョージア大、第2位がオハイオ州立大と、トップ2チームが入れ替わった。第3位ミシガン大、第4位フロリダ州立大も勝利したため、トップ4チームはそれぞれプレーオフ出場権を守った。同時に、第5位ワシントン大、第6位オレゴン大、第7位テキサス大、第8位アラバマ大も勝利して、プレーオフ出場へ向けた希望を繋いだ。アラバマ大はSEC西地区の優勝を決め、ジョージア大とSECチャンピオンシップ・ゲームで激突する。第14位だったミズーリ大は第13位だったテネシー大に36対7で快勝し第9位までランクが急上昇した。第10週に同じSEC東地区のジョージア大に21対30で敗れ、プレーオフの芽はないが強いチームだ。第10位ルイビル大はプレーオフへ向けて注目すべきチームだ。第7週にピッツバーグ大に敗れて9勝1敗だが、ACCチャンピオンシップ・ゲームで第4位フロリダ州立大と対戦すれば波乱が起きる可能性がある。
第1位ジョージア大 1ランク上昇
ジョージア大は第9位だったミシシッピ大と対戦し、52対17と寄せ付けなかった。ジョージア大はスケジュールが軽いと見られていたが、トップ10チームだったミシシッピ大に大勝したことで強さが再評価され、第1位だったオハイオ州立大を抜いてCFP第1位の座を得た。ただし、SEC西地区ではアラバマ大が優勝を決めており、SECチャンピオンシップ・ゲームで対戦すると思われ、ジョージア大にとって難関になる。なお、ジョージア大はTEブロック・バワーズ、WRラッド・マコンキ―、OTアマリアス・ミムズなどが負傷から戦線復帰しつつあり、チーム力が整いつつある。
第2位オハイオ州立大 1ランク下降
オハイオ州立大はミシガン州立大に38対3で快勝したが、ミシガン州立大が2勝7敗と低迷していたため、8勝1敗だったミシシッピ大に大勝したジョージア大とランクが逆転することになった。WRマービン・ハリソンは今シーズン、59回の捕球で1,063ヤード獲得、1回レシーブ平均18.0ヤード獲得、12回のTD。ミシガン州立大との対戦では7回のレシーブ、149ヤード獲得、2回のTDで、勝利に大きく貢献した。オハイオ州立大は今週ミネソタ大と対戦した後、11月25日にいよいよミシガン大と対戦する。
第3位ミシガン大 変化無し
ミシガン大は第10位だったペン・ステートと対戦し、前半は14対9で接戦だったが、後半は突き放して24対15で危なげない勝利を収めた。ペン・ステートとの対戦の前日にはHCジム・ハーボウがビッグ10から対戦相手の不正なスカウティング問題で、残りゲームのコーチング出場停止処分を受けた。ミシガン大のコーチと選手にとってはショッキングな出来事だったが、HC代行シェローム・モアを中心にチームの結束が高まった感があった。ミシガン大は11月25日にオハイオ州立大と対戦する。
第4位フロリダ州立大 変化無し
フロリダ州立大はマイアミ大に16連勝を飾ったが、内容的にはパッとせず27対20の辛勝だった。フロリダ州立大は10戦全勝だが、対戦相手は強豪揃いとは言えない。フロリダ州立大は今週、FCSで3勝7敗のノース・アラバマ大、再来週が5勝5敗のフロリダ大と対戦する。フロリダ州立大は全勝でシーズンを終える可能性が高いが、ACCチャンピオンシップ・ゲームでは9勝1敗で第10位のルイビル大との対戦が予想される。フロリダ州立大にとって今シーズン最大の強敵との対戦であり予断は許さない。
第5位ワシントン大 変化無し
ワシントン大は第18位だったユタ大に35対28で勝利した。ワシントン大は対戦時に第8位だったオレゴン大、第20位だったUSC、第18位だったユタ大に勝利しており、今週は第11位オレゴン州立大と対戦する。12月1日に予定されているパック12最後のチャンピオンシップ・ゲームはオレゴン大との再戦になりそうだ。ワシントン大が全勝してパック12で優勝すれば、プレーオフ出場の可能性が残されている。QBマイケル・ピニックスは今シーズン、68.0%の成功率で3,533ヤード獲得、28回のTD、7回の被インターセプトで、現時点におけるハイズマン賞の有力候補と目されている。
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touchdownnetwork · 6 months
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NCAAカレッジフットボール 第11週
2023年カレッジ・フットボールはCFPランキング2回目の発表が行われた。第1位オハイオ州立大、第2位ジョージア大、第3位ミシガン大、第4位フロリダ州立大、第5位ワシントン大は勝利して、それぞれ9戦全勝で先頭集団を守った。さらに、第6位オレゴン大、第7位テキサス大、第8位アラバマ大、第9位ミシシッピ大、第10位ペン・ステート、第11位ルイビル大までが8勝1敗で第2集団を形成している。トップ10チームの状況は以下の通り。
第1位オハイオ州立大 変化無し
オハイオ州立大はラトガース大と対戦し、前半はもたついて9対7でリードされたが、後半は地力を発揮して35対16で勝利した。オハイオ州立大は第9位だったノートルダム大、第7位だったペン・ステートに勝利したことが評価されており、過去5年間で4回 目のプレーオフ出場を狙っているが、11月25日の第3位ミシガン大との対戦が最大の関門になる。
第2位ジョージア大 変化無し
ジョージア大は第12位ミズーリ大と対戦し、前半は10対10の同点だったが、後半は3Qに14得点を挙げて30対21で勝利した。ジョージア大は今週第9位ミシシッピ大との対戦、来週は第13位テネシー大との対戦が連続で予定されている。ジョージア大はミズーリ大との対戦でオール・アメリカンLBジェイモン・デュマス-ジョンソンが前腕を骨折し戦線を離脱せざるを得なくなった。一方、エースTEブロック・バウワーズは練習に限定的ながら参加するようになり、実戦への復帰が視野に入ってきた。
第3位ミシガン大 変化無し
ミシガン大はパデュー大を41対13で危なげなく下した。ビッグ10加盟校を相手に40得点以上を5ゲーム連続で獲得しており、QB・J.J.マッカーシー率いる攻撃の破壊力は対戦相手にとって脅威だ。マッカーシーのパスに加えて、RBブレイク・コウラムとRBドノバン・エドワーズの怒涛のランはレッドゾーンで威力を発揮している。残りスケジュールは今週第10位のペン・ステート、5勝4敗のメリーランド大、そして第1位オハイオ州立大との対決が控えている。ミシガン大は全米大学体育協会(NCAA)による不正スカウティング規則違反の調査も長引きそうで懸念事項だ。
第4位フロリダ州立大 変化無し
フロリダ州立大は、ピッツバーグ大に24対7で勝利して15連勝。実に2014年以来となるACCチャンピオンシップ・ゲームへの出場権を得た。WRキーオン・コールマンとWRジョニー・ウィルソンが負傷欠場し、攻撃ユニットは本調子とは言えなかったが、思ったようにならないゲームでも何とか勝利を挙げることは上位チームの証だ。今週はフロリダ州内のライバル、マイアミ大との対戦が組まれている。マイアミ大は開幕4連勝の後、買ったり負けたりで、現在6勝3敗の成績。フロリダ州立大に総力を挙げて挑んでくることは必至で、フロリダ州立大にとって要注意のカードだ。
第5位ワシントン大 変化無し
ワシントン大はUSCとのシュートアウトを52対42で制した。QBマイケル・ピニックスの率いる攻撃が大量得点を奪ったが、RBディロン・ジョンソンが572ヤードの総獲得ヤード内、256ヤードをランで稼いで気勢を上げていた。ハイズマン賞を狙っているQBマイケル・ピニックスは30回投げて22回成功、256ヤード獲得、2回のTD、1回の被インターセプトだった。ワシントン大は強豪であるが、残りのスケジュールは今週が第18位ユタ大、翌週が第12位オレゴン州立大、そしてワシントン州立大との対戦が残っている
第6位オレゴン大 変化無し
オレゴン大はカリフォルニア大バークリー校に63対19と大勝し、プレーオフ出場へ向けて強さを印象付けようとした。QBボウ・ニックスは38回投げて29回成功、386ヤード獲得、4回のTDとハイズマン賞へのクレデンシャルを重ねた。オレゴン大はワシントン大に1敗しているが、レギュラー・シーズンの残りゲームに連勝して終えれば、パック12チャンピオンシップ・ゲームで復活することが可能である。
第7位テキサス大 変化無し
テキサス大は第23位キャンザス州立大と対戦し、オーバータイムにもつれ込む激戦だったが、33対30で辛勝した。CFPランク入りチームに勝利したが内容的には振るわず、上位から降下するチームもなく、第7位に留まった。テキサス大は今後、TCU、アイオワ州立大、テキサス工科大と、ランク外ながら油断はできない相手との対戦が予定されている。
第8位アラバマ大 変化無し
アラバマ大は第14位LSUと対戦し、前半は21対21の激戦だったが、後半は突き放して42対28で快勝した。QBジェイレン・ミルローは、アラバマ大史上初めてQBとして4回のランTDを奪った。また、HCニック・セイバンはこの勝利で202勝を上げてジョージ大の元HCビンス・ドゥーリ―を抜いて、SEC加盟校の1校で上げた勝利として元アラバマ大HCベア・ブライアントの224勝に次ぐ、第2位に浮上した。加えて、Kウィル・レイチャードは、KとしてFBS史上初めて500得点の大台に到達した。アラバマ大は第2戦で第11位だったテキサス大に敗れてレンキングが降下したが、SEC西地区首位を守りチャンピオンシップ・ゲームで起死回生を狙っている
第9位ミシシッピ大 1ランク上昇
ミシシッピ大はテキサスA&Mの反撃を受けたが、38対35で辛くも逃げ切った。これでミシシッピ大は2年連続で8勝1敗の滑り出しになった。ミシシッピ大は今週第2位ジョージア大との大一番が控えている。ラスベガスのオッズではミシシッピ大が10点劣勢だが、9月9日に第3位アラバマ大と対戦した時にはテキサス大が7点劣性だったが、34対24で勝利したのは記憶に新しい。昨シーズンは8勝1敗の後、4連敗し8勝5敗でシーズンを終えており、今シーズンはこれからが真価が問われることになる。
第10位ペン・ステート 1ランク上昇
ペン・ステートはメリーランド大に52対15で快勝した。QBドリュー・アラーは34回投げて25回成功、240ヤード獲得、4回のTD。また、RBケイトロン・アレンが14回キャリーで91ヤード獲得、1回のTDだった。ペン・ステートのビッグ10における最大の課題は、同じ東地区のオハイオ州立大とミシガン大に勝利することと言っても過言ではない。今シーズンは既にオハイオ州立大には敗れており、今週末に予定されているミシガン大とのゲームはその分重みが増したと言える。
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touchdownnetwork · 6 months
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NCAAカレッジフットボール 第10週
2023年カレッジ・フットボールは第9週を終えて、CFPランキングの発表が始まった。第1位オハイオ州立大、第2位ジョージア大、第3位ミシガン大、第4位フロリダ州立大、第5位ワシントン大が、開幕以来8戦全勝でトップ・ファイブを占めた。続く第2集団は、第6位オレゴン大、第7位テキサス大、第8位アラバマ大、第9位オクラホマ大、第10位ミシシッピ大、第11位ペン・ステート、第12位ミズーリ大、第13位ルイビル大まで、1敗のチームが犇めき合っている。
第1位オハイオ州立大は第9位だったノートルダム大と第7位だったペン・ステートに勝利したゲームを含む8戦全勝。今後はラトガース大、ミシガン州立大、ミネソタ大のランク外チームとの3連戦の後、ミシガン大とのライバル対戦が待ち受けている。直近ではミシガン大が2連勝しており、オハイオ州立大にとってプレーオフへの道の最大の関門だ。 3連覇を狙うジョージア大はオハイオ州立大と同じ8連勝だが、第20位だったケンタッキー大としかランク入り校との対戦がなく、スケジュールが100位と軽いことが指摘されている。但し、ジョージア大は今後、第12位ミズーリ大、第10位ミシシッピ大、第17位テネシー大との連戦を乗り切らねばならない。
第3位ミシガン大も同じ8連勝だが、これまでランク入り校との対戦はなく、スケジュールはオハイオ州立大より軽い111位。ミシガン大は第11位ペン・ステート、第1オハイオ州立大との対戦という、タフなスケジュールに突入する。なお、ミシガン大は相手チームのスカウティング規則違反の可能性について全米大学体育協会(NCAA)が調査を開始し、契約最終年のHCジム・ハーボウの去就と共に不透明感が生じている。
第4位フロリダ州立大は開幕戦で第5位だったLSUに競り勝ち、第16位デューク大にも勝利した。一方、ボストン・カレッジ、クレムソン大というランク外のチームに対して辛勝であり、残り4ゲームにはランク入り校との対戦は組まれていない。また、ACCが第13位ルイビル大しかランク入りしていないことがどう評価されるか微妙である。
第5位ワシントン大は、第8位だったオレゴン大に勝利して8戦全勝。しかし、今後は第20位USC、第18位ユタ大、第16位オレゴン州立大、加えて7週までランク入りしていたワシントン州立大との4連戦が待ち受けている。 なお、第15位空軍士官学校はトップ・ファイブ以外では唯一の8戦全勝チームだ。今後は陸軍士官学校、ハワイ大、ネバダ大ラスベガス校、ボイジ州立大との対戦で、全勝してシーズンを終える可能性がある。
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touchdownnetwork · 6 months
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NCAAカレッジフットボール 第9週
第9週のAPランキングは首位ジョージア大から第6位オクラホマ大まで変化がなかったが、シーズンが深まったことから各カンファレンスの強豪校同士の対戦が始まっている。 ビッグ10では、第3位オハイオ州立大は第7位だったペン・ステートを20対12で下して、カンファレンス内の強敵とのテストをパスした。一方敗れたペン・ステートはランクを3つ下げて第10位まで降下した。ACCでは、第4位フロリダ州立大が、第16位だったデューク大に前半リードされたが、4Qに21連続得点を奪い38対20で勝利した。 SECでは、第11位だったアラバマ大が第17位だったテネシー大を34対20で下して、伝統のライバル校に勝利した。アラバマ大は第2週に第11位だったテキサス大に敗れて評価が下がったが、6連勝して5週ぶりにトップ10に戻った。アラバマ大はまだ1敗でSECの首位を走るジョージア大にとって不気味な存在だ。 ビッグ12では、第6位オクラホマ大は伏兵UCFと大激戦になったが、31対29で辛くも勝利して全勝を守った。第6週に第3位だったテキサス大は第12位だったオクラホマ大との「レッドリバーの決闘」に30対34で惜敗し5勝1敗になったが、バイ・ウィークを経てヒューストン大に31対24で勝利。ランキングを1つ上げて第7位に位置している。 パック12では、第8位オレゴン大が強豪ワシントン州立大に38対24で勝利し一敗を守った。今週は第13位ユタ大とパック12のマーキー対戦が組まれている。オレゴン大は仮にユタ大に勝利したとしても、第24位USC、第11位オレゴン州立大との対戦が残っており、厳しい戦いが続く。トップ5チームの情勢は以下の通り。
第1位ジョージア大 変化なし
ジョージア大は昨シーズンのナショナル・チャンピオンシップを獲得したチームに比較すると、攻守両面で対戦相手を圧倒する強さを感じさせず、安定度も多少見劣りする感がある。しかし、結果を見てみると、オーバーン大に7点差で勝利した以外は、ツー・ポゼッション以上の点差で7連勝しており、まだチーム力が向上する可能性を秘めたチームと言える。今週のフロリダ大に続き、第16位ミズーリ大、第12位ミシシッピ大、第21位テネシー大との対戦が残っており、予断を許さない終盤になりそうだ。そうした中、チームの浮沈のカギを握るTEブロック・バウワーズが足首を負傷して戦線離脱したのは懸念事項だ。
第2位ミシガン大 変化無し
首位のジョージア大が本調子とは言えない一方で、ミシガン大は快進撃を続けている。先週はミシガン州立大がHCメル・タッカーの不祥事による辞任で混乱しているとは言え、攻撃は前半だけで300ヤード以上の総獲得ヤードを稼ぎ、最終的に49対0で大勝した。ミシガン大は11ゲーム連続で30得点以上を奪っており、QB・J.J.マッカーシーを中心とした攻撃の破壊力は傑出している。全米大学体育協会(NCAA)による対戦相手のスカウティング規則違反の調査問題が発生したが、チームに動揺した様子は全く感じられない。但し、今後第10位ペン・ステート、第3位オハイオ州立大との対戦が残っている。
第3位オハイオ州立大 変化無し
オハイオ州立大は第7位にランクされほぼ互角の力量と目されたペン・ステートに20対12で勝利した。守備がペン・ステートのパス攻撃を42.9%の成功率、1回パス成功当たり4.5ヤード獲得、ラン攻撃を1回キャリー平均1.9ヤード獲得、総計49ヤード獲得に抑え込んだのが勝因だ。ペン・ステートQBドリュー・アラーは4回の被QBサック、4回の被QBハリーが示すように、オハイオ州立大守備の圧力に晒され続け、満足にプレーできない状態だった。一方、新スターティングQBカイル・マコードが率いる攻撃には課題があり、WRマービン・ハリソンの個人技に助けられている。ハリソンはペン・ステートとの対戦では、他のレシーバーの倍以上の11回のレシーブで、162ヤード獲得、1回のTDを奪い、オハイオ州立大の勝利に貢献した。今後は、ウィスコンシン大、ラトガース大、ミシガン州立大、ミネソタ大とランク外のチームとの対戦が続いた後、11月25日に第2位ミシガン大との対戦が控えている。
第4位フロリダ州立大 変化無し
フロリダ州立大はスロー・スターターの傾向があり、第16位デューク大に前半17対20でリードを許す展開。3Qはお互いに一進一退で得点がなく膠着状態になったが、4Qに21連続得点を奪い38対20で逆転勝利した。デューク大QBライリー・レオナードが3Q後半に痛めていた足首を再び負傷して退場したことにより、デューク大の攻撃力が半減したことが大きく影響しており、フロリダ州立大にとってはレオナードの負傷に結果として助けられた勝利という面があった。フロリダ州立大は現時点でランク入りしているチームとの対戦は残っておらず、油断をせずにゲームに望み、取りこぼさないことが肝要である。
第5位ワシントン大 変化無し
ワシントン大は第8位だったオレゴン大との熱闘に36対33で勝利した後のバイ・ウィークで弛緩したのか、1勝5敗だったアリゾナ州立大に15対7で辛くも勝利した。内容的には前半を3対7でリードされて終え、後半も4Q残り8分11秒でSミシャエル・パウエルが自陣深くから89ヤードのインターセプト・リターンでTDを奪い逆転するまでは劣勢だった。インターセプトがなければ自陣11ヤードからのアリゾナ州立大の攻撃に点差を拡大された可能性が濃厚だったので、辛勝もいいところだった。シーズン中にはこういうゲームもあり、内容に拘わらず全勝を守ったことは大きな意味を持っている。今週のスタンフォード大を経て、第24位USC、第13位ユタ大、第11位オレゴン大と、ランク入りチームとの3連戦が待ち受けている。
注目チームとしてアラバマ大を取り上げる。 第9位アラバマ大 2ランク上昇
アラバマ大はプレ・シーズン・ランクが4位で高い評価。開幕ゲームでミドル・テネシー州立大に56対7で大勝して、第2週には3位に上昇したが、QBポジションが安定しなかったことから、第11位だったテキサス大にホームで敗戦。第3週には7ランク低下して第10位に急降下。しかし、その後、6連勝して7勝1敗で、第9週には2ランク上昇させて第9位まで戻った。今週のバイ・ウィークを経て、第15位LSUとの対戦の後は、ケンタッキー大、チャタヌーガ大、オーバーン大との対戦なので、全勝してシーズンを終え、ジョージア大に挑戦する可能性がある。
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NCAAカレッジフットボール 第7週
第7週のAPランキングは、第3位だったテキサス大が第12位だったオクラホマ大に屈し、6つもランキングを下げた。勝利したオクラホマ大は7つランキングを上げ第5位に上昇し、トップ・クラスのチームとして全米にその名を轟かせた。 第1位ジョージア大、第2位ミシガン大、第3位オハイオ州立大���第4位フロリダ州立大は、内容の差はあったが順調に勝利し、上位のポジションを守った。また、第10位だったノートルダムは第25位ルイビル大に敗れて、一気に第21位まで急降下した。第13位だったワシントン州立大はランク外だった伏兵UCLAに敗れて第19位まで下がった。 第7週は第7位ワシントン大と第8位オレゴン大の、パック12のトップ10チーム同士が激突する見逃せないゲームが予定されている。トップ10チームの情勢は以下の通り。
第1位 ジョージア大 変化なし
ジョージア大は5戦全勝で第20位だったケンタッキー大に51対13で圧勝した。ケンタッキー大は強いと評価されていたので、逆にジョージア大の強さが際立ったゲームだった。ジョージア大は守備が、先週フロリダ大に対して280ヤードを走ったRBレイ・デイビスを徹底的にマークし、わずか59ヤード、TD無しに抑え込んだ。攻撃はQBカーソン・ベックは前半だけで3回のTDパスを投げ、TEブロック・ボワーズは3ゲーム連続で100ヤード以上をレシーブで獲得した。ジョージア大はランク入りチームとの対戦が11月11日の第13位ミシシッピ大、11月18日の第19位テネシー大の2校しか予定されておらず、全勝する可能性がありそうだ。
第2位 ミシガン大 変化なし
ミシガン大はミネソタ大を全く寄せ付けず52対10で大勝した。QB・J.J.マッカーシーは9ゲーム連続で30点以上の得点を挙げており、カレッジフットボールで最も安定したQBの1人である。また、守備は2006年以来となる1ゲームで2回のTDを奪ってミネソタ大の攻撃を事実上無力化してしまった。ミシガン大は攻撃と守備が共に充実しており、トップ10の中でも強さが際立って安定しているチームだ。
第3位 オハイオ州立大 1ランク上昇
オハイオ州立大はメリーランド大と対戦して、前半を10対10の同点で折り返した。後半もメリーランド大にTDを奪われて10対17でリードされたが、その後は落ち着きを取り戻して27連続得点で勝利した。QBカイル・マコードは自身最高となる320ヤードを投げ、2回のTD、被インターセプト無し。実力があることは間違いないが、トップレベルのチームとの対戦では前半のもたつきは命取りになりかねず、前半から相手を攻守に圧倒するパーフォーマンスが必要になる。来週のパデュー大を経て、第6位ペン・ステートとのビッグ10注目の対戦が控えている。
第4位 フロリダ州立大 1ランク上昇
フロリダ州立大はオープン・ウィークを経て、バージニア工科大を39対17で危なげなく下した。QBジョーダン・トラビスは左肩の負傷が癒えて、24回投げて18回成功、170ヤード獲得、2回のTD、被インターセプト無しと、生産性が高いクォーターバッキングだった。RBトレイ・ベンソンは11回のキャリーで200ヤード獲得、2回のTDとキャリア・ハイを記録した。但し、トラビスから2回のTDパスを受けたWRジョニー・ウィルソンが負傷退場したのは気がかりだ。フロリダ州立大は2015年以来となる開幕5連勝となり、名門復活が本格的に期待できそうだ。ただし、今週のシラキュース大との対戦を経て、来週は第17位デューク大との対戦が組まれている。
第5位 オクラホマ大 7ランク上昇
オクラホマ大はテキサス大との熱戦を制して34対30でアップセット勝利した。昨シーズンは0対49で大敗したので、オクラホマ大が急速にチーム力を向上させたことを印象付けた。QBディロン・ゲイブリエルは勝利を決めた最後の攻撃シリーズでは、4回のパスを全て成功させて58ヤードを奪い、ここぞという場面で実力を発揮するクラッチ・プレーヤーぶりを示した。HCブレント・ベナブルズは就任1年目の昨年は3勝6敗と低迷した。キャンザス州立大、オクラホマ大、クレムソン大と強豪チームでコーチしてきたベナブルズにとって屈辱だったが、2年目でチームの再建に成功しつつある様子だ。オクラホマ大は10月28日に予定されている第23位キャンザス大が残りスケジュールで唯一のランク入りチームであることから、順当ならばCFPプレーオフが視野に入ったランクを維持しそうだ。
第6位 ペン・ステート 変化なし
ペン・ステートはカレッジフットボールで最強とも目される守備を擁するチームだ。これまで1ゲーム平均で9.6失点、1攻撃プレー当たり3.8喪失ヤードと、対戦相手を圧倒。さらに、合計で20回のQBサック、37回のタックル・フォー・ロス、6回のインターセプト、6回のフォースド・ファンブルを奪っている。ビッグ10のチャンピオンシップ争いは事実上、ミシガン大、オハイオ州立大、ペン・ステートに絞られており、ペン・州立大は先ず10月21日にオハイオ州立大とロードで、その後11月11日にミシガン大とホームで対戦する。
第7位 ワシントン大 変化なし
ワシントン大はバイ・ウィークで、来週のオレゴン大との対戦に備えた。QBマイケル・ピニックスは5ゲームで1,999ヤードを投げ、16回のTDに対して僅か2回の被インターセプトで、ハイズマン賞受賞の可能性が囁かれている。トップ10の強豪オレゴン大を自身のプレーで下すことができれば、全米での知名度も上がり注目されることになる。
第8位 オレゴン大 変化なし
オレゴン大は開幕以来危なげがない5連勝。1ゲーム平均で51得点に対してわずか12点の失点の成績で、圧倒的な強さを見せつけた。第6週はバイ・ウィークで、今週のワシントン大との決戦に備えている。
第9位 テキサス大 6ランク下降
テキサス大はオクラホマ大との「レッドリバーの決闘」に必勝を期し、1Qの攻撃シリーズでフェイク・パント、WRパスなど、第4ダウン・ギャンブルを2回も行った。スペシャル・チームでもアグレッシブなプレー・コールがあり、オクラホマ大のパントをブロックしTDを奪った。後半は両チームが誇りをかけた激戦になり、テキサス大が4Q残り1分18秒で30対27でリード。テキサス大が逃げ切るかとも思えたが、オクラホマ大も然るもので6プレー、1分12秒かけて75ヤードをドライブしTDして34対30と逆転。テキサス大は4Q残り15秒で必死に反撃したが及ばず痛恨の敗戦になった。ただし、テキサス大は勝利を重ねれば、ビッグ12チャンピオンシップでオクラホマ大と再戦する可能性があり、失望している暇はない。
第10位 USC 1ランク下降
USCはアリゾナ大と対戦して、ダブル・オーバータイムにもつれ込んだが、43対41で勝利した。USCはQBケイレブ・ウィリアムズが率いる攻撃がリズムに乗れない状態で、アリゾナ大に0対17でリードされキャッチアップを強いられる展開。アリゾナ大に反則が多く、結果として詰めが甘かったことから、次第にUSCのタレント・レベルがアリゾナ大のタレント・レベルを上回ってアップセットを免れたが、パック12の強豪チームを相手にした乱戦を続ければいつか敗れることは自明の理だ。今週は第21位に降下したノートルダム大との伝統のライバル対決が組まれている。
トップ10以外の注目チームは以下の通り。
第11位 アラバマ大 変化なし アラバマ大は死んだふりかも知れない。第2週に第11位だったテキサス大に24対34で敗れた後、トップ10外に降格になっているが、現在4連勝中でチームの状態は改善している。守備はテキサス大に大量点を許した後は立ち直り、4ゲームで合計50失点に留まっている。攻撃は今シーズン一旦ベンチに下げられたQBジェイレン・ミルローにポジティブ・プレーが増えており、先週のテキサスA&Mとの対戦ではWRジャーメイン・バートンが9回のレシーブで197ヤードを稼ぎ、待望のエースWRとして頭角を現した。アラバマ大は4連勝して今週はアーカンソー大との対戦が予定される。
第12位 ノース・カロライナ大 2ランク上昇、第14位 ルイビル大 11ランク上昇 カレッジ・フットボールは序盤戦が終わり上位チームの星の潰し合いが始まっている。第11位以下で全勝チームは5戦全勝のノース・カロライナ大、6戦全勝のルイビル大の2校になった。ノース・カロライナ大はWRテズ・ウォーカーの出場資格が認められ、シラキュース大との対戦に出場し6回のレシーブで43ヤード獲得した。WRネイト・マコラムとのコンビはQBドレイク・メイの得点力を増加させることは確実だ。今週は第25位マイアミ大との対戦が予定されている。 ルイビル大は第10位だったノートルダム大に33対20で勝利し、ノートルダム大のACC加盟校に対する連勝を30でストップさせた。ルイビル大はQBサム・ハートマンに波状的な圧力をかけて、3回のインターセプト、5回のQBサックを奪った。ルイビル大は昨シーズンもトップ10にランクされていたウェイク・フォレスト大のQBだったハートマンに圧力をかけ続けて、6回のターンオーバーを奪って勝利したが、今シーズンも同じ戦術でハートマンに連勝したことになる。今週はピッツバーグ大との対戦、その後バイ・ウィークを経て第17位デューク大と対戦が予定されている。
第16位 ユタ大 2ランク上昇 ユタ大はエースQBキャメロン・ライジングが昨シーズン痛めた膝が完治しておらず、今シーズンはまだ出場していない。今週はカリフォルニア大バークリー校と対戦。その後第10位USC、第8位オレゴン大とのパック12の天下分け目の連戦が待ち受けている。ライジングがフィールドに復帰して攻撃力を高めることができなければ、ユタ大の守備の負担が大きくなり厳しい戦いを強いられることは自明の理である。ライジングのできるだけ早期の戦線復帰が望まれるところだ。
第17位 デューク大 2ランク上昇 ディーク大は開幕4連勝で波に乗ったが、先々週は第11位だったノートルダム大に激闘の末に惜敗。さらに、ゲームの終盤には躍進の原動力だったQBライリー・レオナードが足首を捻挫して退場してしまった。先週はバイ・ウィークで初黒星から心機一転して、今週はノース・カロライナ州立大との対戦、その後は第4位フロリダ州立大、第14位ルイビル大とランク校との連戦が予定されている。レオナードのリハビリが間に合わない場合は、レッドシャート・フレッシュマンQBヘンリー・ビーリンが先発することになる。
第18位 UCLA ランク外からランク入り UCLAはパック12で最強クラスと目される守備が、パック12で最強クラスと目される第13位ワシントン州立大の攻撃を4回のファンブル・ロスト、2回の被インターセプト、9回のパントに抑え込み、25対17でアップセット勝利した。フレッシュマンQBダンテ・モアはオン・ザ・ジョブ・トレーニングで、被インターセプトなどのネガティブ・プレーもあるが、今後のUCLAを背負って立ちそうな才能あふれるプレーもある。2週間前に第11位だったユタ大に7対14で惜敗しランク外に転落したが、再びランク入りしパック10のチャンピオン争いに加わる可能性がある。
第21位 ノートルダム大 11ランク下降 ノートルダム大はルイビル大守備のラッシュを受けて、QBサム・ハートマンが3回の被インターセプト、加えて攻撃が2回のファンブル・ロストと、リズムに乗れないまま20対33で敗戦。2敗目を喫してCFPプレーオフの望みが潰えた。今週は第10位USCと伝統のライバル対戦が予定されている。
第25位 マイアミ大 8ランク下降 マイアミ大はジョージア工科大と対戦して、QBタイラー・バン・ダイクが3回の被インターセプト、攻撃はさらに2回のファンブル・ロストでまずい展開のゲームをしてしまった。4Q残り33秒、ニー・ダウンすれば勝利が確定する状況で、ハンドオフされたRBドナルド・チェイニーがファンブル・ロストしてしまった。ジョージア工科大攻撃はこの機会を逃さず、25秒をかけて4プレーで74ヤードをドライブして逆転TD。マイアミ大は予想もしなかった展開で失意の初黒星になったが、今週は第12位ノース・カロライナ大、来週はクレムソン大との対戦が待っており、気を取り直して戦わなければならない。
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touchdownnetwork · 7 months
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NCAAカレッジフットボール 第6週
第6週のカレッジ・フットボール・ランキングは、多くの上位校に変化がなかった。第1位ジョージア大はオーバーン大、第9位USCはコロラド大と苦戦の上、勝利して全勝を守った。また、第4位オハイオ州立大、第5位フロリダ州立大、第14位ノース・カロライナ大、第17位マイアミ大はバイ・ウィークで英気を養った。 一方、上がるチームがあれば下がるチームもある。第10位だったユタ大は第19位だったオレゴン州立大に敗れて、順位が8ランク急降下して第18位。逆に、勝利したオレゴン州立大は順位を4ランク上昇させて第15位。また、13位だったLSUは第20位だったミシシッピ大に敗れて2敗となり、順位が一気に10ランク下降し第23位。勝利したミシシッピ大は順位を4ランク上昇させて第16位になった。 下剋上を狙った第24位キャンザス大は第3位のテキサス大に14対40と一方的に敗れてランク外に転落した。開幕以来4連勝のシラキュース大はクレムソン大を迎えてランク入りを狙ったが、ホームのゲームにも拘わらずクレムソン大に先手を取られて14対31でいいところがなく敗れた。ランク外からはケンタッキー大が第22位だったフロリダ大を33対14で破り、第20位にランクインされた。 第6週は第1位ジョージア大と第20位ケンタッキー大、第3位テキサス大と第12位オクラホマ大、第10位ノートル・ダム大と第25位ルイビル大などが、ランキングに影響を与える可能性を孕んだ注目のカードである。 トップ5チームの状況は以下の通りである。
第1位 ジョージア大 変化無し
ジョージア大はオーバーン大に27対20で辛勝。頼りの守備がオーバーン大にビッグプレーを許し、攻撃も2回のターンオーバーを喫するなど安定しないゲーム運びだった。ジョージア大は絶対的な力を誇るわけではなく、今週末の第20位にランクされる強豪のケンタッキー大との対戦で体勢を立て直したい状況である。
第2位 ミシガン大 変化無し
ミシガン大は低迷するネブラスカ大に45対7で大勝した。ネブラスカ大の状態が優れず、ミシガン大にとっては調整ゲームのような内容だった。今週はミネソタ大とビッグ10のランク外チームとの対戦が11月11日の第6位ペン・ステートとの対戦まで継続する。
第3位 テキサス大 変化無し
テキサス大は大物食いを狙った第24位キャンザス大に40対14で一方的に勝利して、2009年以来となる開幕5連勝を実現した。来週は苦手とすると言っていい最大のライバル第12位オクラホマ大と伝統の「レッド・リバーの決闘」が待っている。
第4位 オハイオ州立大 変化無し
オハイオ州立大はバイ・ウィークの休養になった。今週はランク外ながら侮れない5連勝のメリーランド大と対戦する。
第5位 フロリダ州立大 変化無し
フロリダ州立大は4連勝だが激戦が続いており、バイ・ウィークで英気を養った。左肩を痛めているQBジョーダン・トラビスにとっては恵のオープン・ウィークとなった。
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touchdownnetwork · 7 months
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NCAAカレッジフットボール 第5週
第5週のAPランクのトップ10チームでは、第1位ジョージア大、第2位ミシガン大、第3位テキサス大がそれぞれ勝利し、ランクに変化はなかった。トップ10チーム同士の対戦で第9位だったノートルダム大が第6位だったオハイオ州立大に敗れことを除いて、内容の差はあるがトップ10チームは全て勝利した。 トップ10で順位を上げたのは、ノートルダム大との激戦を制したオハイオ州立大が第4位にランクを2つ上げ、ペン・ステートが第6位、ワシントン大が第7位、オレゴン大が第9位、ユタ大が第10位にそれぞれランクを1つ上げた。一方、順位を下げたのは、フロリダ州立大がランク外のクレムソン大に勝利したが苦戦してランクを1つ下げて第5位、USCもランク外のアリゾナ州立大にパッとしない勝利でランクを3つ下げて第8位。 トップ10以外では第21位だったワシントン州立大が第14位だったオレゴン州立大に終始リードして勝利し、ランクを一気に5つ上げて第16位に上昇させたのが目立った。なお、第14位だったオレゴン州立大はランク5つ下げて第19位、第15位だったミシシッピ大はアラバマ大に敗れて同じくランクを5つ下げて第20位に降下した。 また、開幕4連勝の第23位ミズーリ大、第24位キャンザス大、第25位フレスノ州立大の3チームが、ランク外からランク・インした。逆に、第19位だったコロラド大、第22位だったUCLA、第24位だったアイオア大が敗れて、ランク外に転落した。トップ10チームの状況は以下の通り。
第1位 ジョージア大 変化なし
ジョージア大は総合力で勝るアラバマ大バーミングハム校に、49対21で順当に勝利し21連勝を記録した。新スターティングQBカーソン・ベックは、338ヤード投げて、3回のTDと次第に主戦QBらしくなってきた。エースTEブロック・バウワーズは、9回のレシーブで121ヤード獲得、2回のTD。4ゲーム目にして今シーズン初のTDを奪い、シーズン中盤に向けて調子を上げてきた。一方、アラバマ大バーミングハム校に負ける気配はなかったが、3回のファンブルでうち2回ロストとターンオーバーを喫した。強敵と対戦するまでに修正が必要な懸念事項である。今週末はランク外とは言え、名門オーバーン大と対戦する。
第2位 ミシガン大 変化なし
ミシガン大はHCジム・ハーボウが大学による出場停止が解けてサイドラインに復帰した。ラトガース大との対戦ではラトガース大に今シーズン2回目となるTDを奪われた先行されたが、次第にランとパスの両面で盛り返して31対7で勝利した。QB・J.J.マッカーシーは格下のチーム相手の対戦が続いているとは言え、全米でトップの79.8%のパス成功率を誇る。守備は3Qにラトガース大の第4ダウン残り2ヤードのギャンブルを止めて、ゲームのモメンタムを確保した。ミシガン大は今週末、今シーズン初めてアウェーでネブラスカ大と対戦する。11月11日のペン・ステートとの対戦までランク入りのチームとの対戦がない上位チームとしては楽なスケジュールだ。
第3位 テキサス大 変化なし
テキサス大は敵地で2連敗していたベイラー大に38対6で快勝した。QBクイン・イワーズは23回投げて18回成功、293ヤード獲得、1回のTD、被インターセプト無しと余裕のクォーターバッキングだった。今週末は4連勝で第24位キャンザス大と対戦する。キャンザス大は開幕から4連勝だが、順当ならばテキサス大が勝利するだろう。
第4位 オハイオ州立大 2ランク上昇
オハイオ州立大は第9位だったノートルダム大と対戦し、4Qに逆転勝利を収めてランクを2つ上昇させた。新QBカイル・マコードは、敵地ノートルダム・スタジアムの逆境の中で、耐えるクォーターバッキングで逆転勝利して、チームメイトの信頼を確固たるものにした。一方、現時点では他チームを圧倒する強いチームというイメージはなく、まだこれから成長する余地が多いチームというイメージである。今週末は4連勝のメリーランド大と対戦する。
第5位 フロリダ州立大 1ランク下降
フロリダ州立大はACCの宿敵クレムソン大とのオーバータイムの激戦を制した。フロリダ州立大がクレムソン大に勝利するのは10年ぶりで、ACCのパワーバランスの変化を予感させた。しかし、攻撃は安定していたとは言えず、QBジョーダン・トラビスは負傷していた左肩を悪化させてしまった。守備はファンブル・リターンで得点し、オーバータイムに��レムソン大を抑え込んだ。今週末のバイウィークを経て、バージニア工科大、シラキュース大のランク外チームと連戦する。
第6位 ペン・ステート 1ランク上昇
ペン・ステートは第24位だったアイオワ大に31対0で勝利した。APランク入りチームを完封したのは1999年以来で、アイオワ大の攻撃には課題が多いとは言え、守備の強さが印象に残った。ミシガン大から転校したアイオワ大QBケイド・マクナマラは、14回投げて5回成功、42ヤード獲得と振るわず、アイオア大の総獲得ヤードはわずか76ヤードに抑え込まれた。ペン・ステートはフィジカルに強く、スキルもしっかりしているので、今週末のノースウェスタン大、続くマサチューセッツ大に連勝して、10月21日の第4位オハイオ州立大との大一番を迎えることは確実と言って良いだろう
第7位 ワシントン大 1ランク上昇
ワシントン大はカリフォルニア大と対戦して、インターセプト・リターンTD、パント・リターンTDを奪い、攻撃がフィールドに出る前に14対0でリード。その後も攻守に手綱を緩めず、59対32で快勝した。ハイズマン賞候補に浮上したQBマイケル・ピニックスは25回投げて19回成功、304ヤード獲得、4回のTD、1回の被インターセプト。全米で最多の4ゲームで16回のTDパスを奪っている。前半だけで45点得点は20年ぶりと好調ぶりを示している。今週末はアリゾナ大と対戦し、その後10月14日に第9位オレゴン大とのビッグ・ゲームが待っている。
第8位 USC 3ランク低下
USCはアリゾナ州立大と対戦して42対28で勝利した。535総獲得ヤード、8回のQBサック、14回のタックル・フォー・ロスを奪ったが、アリゾナ州立大を突き放せず5TD差で有利と目されていたUSCにとっては懸念が残る内容だった。攻撃はQBケイレブ・ウィリアムズがパスで322ヤード獲得、3回のTD、RBマーショウン・ロイドが14回キャリーで154ヤード獲得した。しかし、反則が10回と多く全体としてピリッとしたゲーム運びではなかった。守備はファンブル・ロスト、インターセプトで2回のターンオーバーを奪った。今週末は第10位オレゴン大に6対42で敗れてランク外に転落したコロラド大と対戦する。
第9位 オレゴン大 1ランク上昇
オレゴン大は第19位だったコロラド大に42対6で圧勝した。コロラド大がチーム最高のプレー・メーカーのCB・WRトラビス・ハンターを負傷で欠いていたのが残念だったが、オレゴン大は攻守にコロラド大を圧倒してフットボールをさせなかった。QBボウ・ニックスはオーバーン大時代と合わせて55回のTDを奪った。QBポジションが脆弱なオーバーン大はニックスを失ったことを悔やんでいるだろう。オレゴン大は今週末は1勝3敗で元気がないスタンフォード大との対戦になる。
第10位 ユタ大 1ランク上昇
ユタ大の守備が第22位UCLAのフレッシュマンQBダンテ・モアの攻撃最初のパスをインターセプトしてTD。UCLAはFBSで3位となる1ゲーム当たり279.3ヤードのラン攻撃を誇っていたが、ユタ大の守備フロントが優勢でゲームを通じてわずか32ヤードのランに抑え込まれた。ユタ大はエースQBキャメロン・ライジングがいつ戦線に戻るのか不明なのが懸念と言えば懸念である。ユタ大は今週金曜日に第19位オレゴン大とアウェーで対戦する。UCLAはランク外に転落した。(注:ユタ大は金曜日にオレゴン州立大に7対21で敗戦)  
トップ10ランク外のチームの話題は以下の通り。
第16位ワシントン州立大 5ランク上昇 ワシントン州立大は第14位だったオレゴン州立大と対戦して、前半に28対14でリードしてモメンタムを掴んだ。その後35対14とリードと広げた後、オレゴン州立大に4Qに21得点を奪われたが、38対35で逃げ切った。QBキャメロン・ワードは運動能力が高い上に基本に忠実なプレーで、34回投げて28回成功、404ヤード獲得、4回のTD、被インターセプト無し。一方、オレゴン州立大はQB・D.J.ウイアンガレレイは34回投げて17回成功、198ヤード獲得、1回のTD、1回の被インターセプトと安定を欠いた。今週はバイウィークで、10月7日にUCLAとアウェーで対戦する。 第19位オレゴン州立大、第20位ミシシッピ大 5ランク降下 オレゴン州立大は第21位だったワシントン州立大、ミシシッピ大は第13位だったアラバマ大に敗れて、それぞれ順位を5つ下げた。 ランク外コロラド大  新HCディオン・サンダースが80人以上と言われる転校生を中心にしたチーム強化に成功し、昨年1勝11敗だったチームが開幕から3連勝でスタート・ダッシュした。しかし、コロラド州立大との対戦でチーム改革の中心的存在だったCB・WRトラビス・ハンターを負傷で失い、オレゴン大には地力の差が露呈して6対42で一方的に敗れた。今週末は第8位USCと対戦。その後、USCに食い下がったアリゾナ州立大、ランク・イン・チームの実力があるUCLA、第19位オレゴン州立大、第16位ワシントン州立大、第10位ユタ大など、厳しいスケジュールが待っている。コロラド大は選手層が厚いわけではないので、強豪チームとの連戦は試練である。 ランク外上位チーム ランク外ではキャンザス州立大が57票、ケンタッキー大が41票、ルイビル大が32票、コロラド大が32票、UCLAが28票、メリーランド大が20票、TCUが17票、チューレーン大が11票、シラキュース大が8票、空軍士官学校が6票、ウィスコンシン大が6票、テキサスA&Mが5票、クレムソン大が5票となっている。
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touchdownnetwork · 7 months
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NCAAカレッジフットボール 第4週
第4週のAPランクではトップ10チームは全て勝利したが(USCはバイ・ウィーク)、第3位だったフロリダ州立大がボストン・カレッジ、第10位だったアラバマ大がサウス・フロリダ大にそれぞれ苦戦したことから、順位を下げた。アラバマ大は前半サウス・フロリダ大と全く互角と言ってよい展開で、3対3で折り返し、後半は何とか優勢になったが17対3と「アラバマ大、どうした」と問いかけたくなる内容で、第10位から順位を3つ下げた。トップ10以外では第11位だったテネシー大がランク外だったフロリダ大に前半で3対26と大差をつけられ、後半も盛り返すことができずに16対29で敗北し、順位を12下げて第23に急降下した。また、注目のコロラド大は同州内のライバル、コロラド州立大の一丸となった気迫に押された形で、一進一退の激戦に巻き込まれた。最終的にオーバータイムの末43対35で勝利したが、チーム最大のプレー・メーカーのCB・WRトラビス・ハンターを胸部の負傷で3週間程度失うことになった。コロラド大はコーチ・プライムことHCディオン・サンダースの下で誰も予想しなかった3連勝したが、第10位オレゴン大、第5位USCとの連戦を前に大きな試練に直面している。トップ10チームの状況は以下の通り。
第1位 ジョージア大 変化無し
ジョージア大はサウス・カロライナ大と対戦して、前半は3対14でリードされる想定外の展開だった。後半は強力な守備が目を覚ますと同時に、攻撃も調子を取り戻して24連続得点を奪い24対14で勝利したが、王者らしからぬゲームで運びが懸念された。新しくスターターに就任したQBカーソン・ベックは35回投げて27成功、269ヤード獲得はまずまずだが、TDパスは無く、ナショナル・チャンピオンシップ3連覇を目指すQBとしては、ステップアップが望まれる。今週末は1勝2敗と負けが先行しているアラバマ大バーミングハム校で問題はないだろう。
第2位 ミシガン大 変化無し
ミシガン大はボーリング・グリーン大を31対6で下したが、QB・J.J.マッカーシーが3回の被インターセプトと喫したことを筆頭に、ナショナル・チャンピオンシップを狙うチームとしては今一つの戦いぶりだった。今週末はラトガース大との対戦で勝利が望まれる。ミシガン大は11月11日の第7位ペン・ステートとの対戦、11月26日の第6位オハイオ州立大との対戦以外は相当に有利とみられるスケジュールでシーズン後半へ向けて次第に調子を上げることが可能な状況だ。
第3位 テキサス大 1ランク上昇
テキサス大は第3位だったアラバマ大に勝利して、先週は7ランク急上昇で第4位まで順位を上げて、ワイオミング大と対戦した。レキサス大史上に残る大勝利を収めて弛緩する可能性もないとは言えないと思ったが、ワイオミング大に31対10で勝利。さらに1ランクを上げて第3位に位置付けた。ワイオミング大に対しては内容的に多少もたついた感があり、3Qを終えて10対10の同点だったが、WRハビアー・ウォーシーの44ヤードTDレセプションを皮切りに4Q に畳みかけるように3回のTDを奪って勝利した。今週末のベイラー大との対戦から、ビッグ12加盟校として最後のシーズンのビッグ12校との対戦が開始する。
第4位フロリダ州立大 1ランク下降
フロリダ州立大はボストン・カレッジと対戦して勝つには勝ったが、「レッド・バンダナ・ゲーム」に懸けるボストン・カレッジに対して大苦戦だった。ゲーム展開はもたつきながらも3Qには31対10でリードしていたが、その後ボストン・カレッジの猛反撃を食らって、31対29で幸運とも言える逃げ切りの3連勝目。今週末に予定されているランク外に転落しているクレムソン大との対戦は、手負いとなってクレムソン大も必死で向かってくるので、フロリダ州立大にとって本当にトップ5に相応しい復活したかのバロメーターになる。
第5位 USC 変化無し
USCは全体のシーズン開幕の前週、いわゆる「ゼロ・ウィーク」にサンノゼ州立大と戦ったため、シーズン序盤戦に早めのバイ・ウィークだった。今週末に予定されているアリゾナ州立大もアウェーで油断ならないが、その後は第19位コロラド大、アリゾナ大、第9位ノートルダム大、第11位ユタ大、キャル、第8位ワシントン大、第10位オレゴン大、第22位UCLAが連続する、厳しい連戦を勝ち抜かなければならない試練が待ち受けている。
第6位 オハイオ州立大 変化無し
ウェスタン・ケンタッキー大との調整ゲームに63対10で一方的に勝利した。スターターに正式に指名されたQBカイル・マコードが23回投げて19回成功、318ヤード獲得、3回のTD、被インターセプト無しの出来だった。今週末はいよいよ第9位ノートルダム大との本当の実力を測る対戦が予定されている。ウェスタン・ケンタッキー大との対戦は、53点の得点差だけみれば大勝だが攻守に圧倒的な強さを示したわけではなく、アウェーであることも加味して要注意の対戦である。
第7位 ペン・ステート 変化無し
ペン・ステートはイリノイ大と対戦して30対13で勝利した。HCジェイムス・フランクリンはビッグ10の上位校との対戦を前に、フィジカル面を鍛えるべく40回のランを繰り返してグラウンド攻撃で164ヤード獲得した。一方、守備は4回のインターセプト、1回のファンブル・ロスト、総計5回のターン・オーバーでイリノイ大の攻撃を断ち切り、反撃の機会を与えない展開だった。QBドゥリュー・アラーのパスは33回投げて16回成功、208ヤード獲得だが、TDパスが無いのは物足りない。今週末は第24位アイオワ大との対戦が予定されている。
第8位 ワシントン大 変化無し
全米での知名度は未だ低いが、QBマイケル・ピニックスがシーズン序盤のハイズマン賞候補の一人として浮上している。開幕からの3ゲーム連続で、400ヤード以上のパス獲得ヤード、3回以上のTDを奪い、先週のミシガン州立大との対戦では、3Qで退いたにも拘わらず473ヤード、5回のTD。ミシガン州立大はHCメル・タッカーの勤務停止で組織運営がままならないとは言え、77.1%の成功率は驚異的だ。今週末はキャル、続いてアリゾナ大は順当に行けば問題ないが、10月14日に第10位オレゴン大との対戦が控えている。
第9位 ノートルダム大 変化なし
ノートルダム大はウェイク・フォレスト大からグラデュエート転校したQBサム・ハートマンがジャスト・フィットしている。開幕から4ゲームで海軍兵学校に42点、テネシー州立大に56点、ノース・カロライナ州立大に45点、セントラル・ミシガン大に41点と、高得点を連続して奪取した。開幕から4ゲーム連続で40点以上を獲得したのは、1900年以来100年以上ぶりという快挙だ。今週末は今シーズン最強の対戦相手と目される第6位オハイオ州立大との対戦がホームで予定されている。インディアナ州サウス・ベンドのキャンパスは想像を絶する盛り上がりになっているはずだが、オハイオ州立大にとってもシーズンの行方を占うゲームで、カレッジ・フットボール・ファンには必見の対戦と言えよう。
第10位 オレゴン大 3ランク上昇
テキサス工科大にあわやという乱戦を38対30で制した後、先週はハワイ大をオレゴン州ユージーンに迎えて攻守に圧倒して55対10で大勝した。初戦においてポートランド州立大に81対7で勝利して、「強い!」と充実ぶりを印象付けた時のような、チーム全体の「力強さ」が戻っきた印象だ。今週末はこれまでのカレッジ・フットボール・シーズンで最大の話題の一つである、第19位コロラド大をホームに迎えて対戦する。オレゴン大が攻守ラインを中心とした総合力���上回っていることに加えて、コロラド大は最大のプレー・メーカーのCB・WRトラビス・ハンターを先週末のコロラド州立大との対戦で失っており、順当ならばオレゴン大の有利は否めない。しかし、コロラド大はクイック・ハドルなどの奇襲を含めて、相手チームのペースを乱す様々な策をもっているので、オレゴン大にとっては要注意のゲームだ。
トップ10チーム以外の話題は以下の通り。
第11位 ユタ大 1ランク上昇
ユタ大はフロリダ大、ベイラー大、ウィーバー州立大に3連勝して、プレ・シーズンの第14位から第11位に上昇した。今週末は第22位UCLAをホームに迎えて今シーズン初のランク入りチームとの対戦である。ユタ大のエースQBキャメロン・ライジングは昨シーズンのローズ・ボウルで膝の前十字靭帯を断裂し、今シーズンはまだ出場していない。練習には復帰しておりUCLAとの対戦には今シーズン初の出場の可能性がある。昨年はUCLAに敗れているが、ユタ大はホームのライス・イクルス・スタジアムで、2018年9月15日以来16連勝中である。
第13位 アラバマ大 3ランク下降
アラバマ大はサウス・フロリダ大に勝つには勝ったが苦戦もいいところで、個々の選手のフィジカルとプレーの精度という点でチーム力に陰りが出ている。最大の懸念はチームの要のQBポジションで、ジェイレン・ミルローで開幕した後、先週末はノートルダム大からの転校生タイラー・バックナー、続いてフレッシュマンのタイ・シンプソンを投入したが起爆剤にはならなかった。HCニック・セイバンはQBの決め手を欠いており、今週末の第15位ミシシッピ大との対戦ではミルローを再びスターターに指名した。これまでのところ3人のQBの中では最も安定感があるように見えたが、ミシシッピ大は攻撃力があるチームで侮れない相手だ。
第12位LSU、第14位オレゴン州立大、第15位ミシシッピ大、第16位オクラホマ大、第17位ノース・カロライナ大、第18位デューク大、第20位マイアミ大
これらのトップ20チームはLSUが1敗しているのを除いて、全てのチームが全勝しており、トップ10のチームが星の潰し合いや、アップセットで敗れて、落ちてくるのを待ち受けている。当然ながらトップ20のチームは敗れるわけにいかないが、今週末の第14位オレゴン州立大と第21位ワシントン州立大の対戦のように、どちらかが敗れて順位を下げることになるゲームも組まれており、調整ゲームが少なくなることでランキングは大きく変動する。ランク外にはクレムソン大、ミズーリ大、キャンザス州立大、TCU、フレスノ州立大、キャンザス大、チューレーン大、ケンタッキー大などが、ランク・インを虎視眈々と狙っており、カレッジ・フットボール・ランキング争いは激しさを増してきた。
第23位 テネシー大 12ランク下降
テネシー大はランク外だったフロリダ大に良いところなく16対29で敗れて、ランキングが大幅に転落した。フロリダ大の「ザ・スワンプ」の典型的なトラップ・ゲームに嵌ってしまったが、気を取り直して戦いを続ける他ない。今週末はテキサス大サン・アントニオ校との対戦で気持ちの整理をすることが望まれる。
第22位 UCLA 2ランク上昇
5年間にわたりスターティングQBを務めたドリアン・トンプソン-ロビンソンがNFLクリーブランドに入団して、後任のスターティングQB争いはフレッシュマンのダンテ・モーアに決着した。HCチップ・ケリーが好むパス・ラン共に切れ味があるタイプで、フレッシュマンとは思えない落ち着きがあるが、今週はアウェーで第11位ユタ大と対戦が予定されており、トンプソン-ロビンソンの後継者として真価が問われることになる。
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touchdownnetwork · 7 months
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NCAAカレッジフットボール 第3週
第3週APランクの最大のニュースは、テキサス大がアラバマ大に勝利して第11位から第4位に急上昇し、敗れたアラバマ大が第3位から第10位に急降下したことだ。テキサス大にとってAPランク第3位以上のチームに勝利したのは2008年以来、アラバマ大に勝利したのは1982年以来、アラバマ大に二桁得点差で勝利したのは1948年以来で、名門テキサス大の歴史に残る大勝利になった。他の上位校はシーズン序盤の勝利が計算できる対戦が多く大きな動きは無かったが、先週ランク外から22位に登場したコロラド大がネブラスカ大に勝利して第18位にランクを上げたのは特記事項だ。第2週のトップ10チームは以下の通りである。
第1位 ジョージア大
ジョージア大はボール州立大に45対3で順当勝ち。ジョージア大はカレッジ・フットボール最強とも目される守備が、21ゲーム連続で前半に相手チームに得点を許さない鉄壁ぶり。ボール州立大の攻撃を1回キャリー平均2.8ヤード獲得、1回パス成功平均4.0ヤード獲得に抑制して圧倒。新しいスターティングQBカーソン・ベックは30回投げて23回成功、2回のTD、1回の被インターセプトと、シーズン序盤としてはまずまずの出来。第3週は1勝1敗のサウス・カロライナ大との対戦。地力には相当に差があると思われジョージア大が第1位を維持するだろう。
第2位 ミシガン大
エースQB・J.J.マッカーシーが開幕週の88.0%に続き、第2週は86.7%のパス成功率。開幕週がイースト・カロライナ大、第2週はUNLVとランク外のチームとの対戦であったが、パス攻撃の精度は極めて高そうだ。攻撃ラインは多少入れ替わったが、RBブレイク・コウラムは15回のキャリーで80ヤード獲得、3回のTD。守備は2ゲーム合計で10失点しか許しておらず、チーム全体として高い安定度を誇っている。第3週はボウリング・グリーンだいとの対戦で勝利することは確実だ。
第3位 フロリダ州立大
フロリダ州立大は開幕ゲームでプレ・シーズン・ランク第5位だったLSUを45対24で撃破。第2週にはサザン・ミシシッピ大に66対13で大勝。但し、フィジカルに圧倒した結果で、QBジョーダン・トラビスは51.7%の成功率で、QBレイティングは69.3に低迷しており、効率的なク��ーターバッキングとは言えない状況。RBトレイ・ベンソンの9回キャリー、79ヤード獲得、1回キャリー平均8.8ヤードを含む、総計306ヤードのラン攻撃が中心だった。第3週はボストン・カレッジに遠征した後、第4週には地区制が廃止されたACCの行方を占うゲーム、クレムソン大との対戦が予定されている。クレムソン大はプレ・シーズンには第9位だったが、開幕週にデューク大に不覚を取りランク外に転落。フロリダ州立大に一泡吹かせてランキング復帰を狙っている。
第4位 テキサス大
テキサス大は冒頭で述べたように、第2週にアラバマ州タスカルーサに乗り込んでアラバマ大と対戦し、同校史上に残る勝利を挙げた。結果として、第11位から第4位に急上昇した。アラバマ大はタレント・レベルが数年前に比較して多少落ちたとは言え、カレッジ・フットボールの超エリート・チームであることに変りはない。テキサス大はソフモアQBクイン・イワーズが349ヤードを投げて3回のTD。今シーズンのスケジュールで最大の関門だったアラバマ大を下したことで、現時点で対戦が予定されているランク校は10月7日の第19位オクラホマ大、11月4日の第15位キャンザス州立大の2校だけになった。ビッグ12はシュート・アウトの高得点ゲームが多く予断は許さないが、テキサス大は当面トップ5に留まり続けそうだ。
第5位USC
USCは低迷するスタンフォード大と対戦して、前半だけで49対3と一方的なゲームだった。QBケイレブ・ウィリアムズも前半だけで300ヤードを投げて3回のTD、加えて自らのランで1回のTD、後半はバックアップ選手を多く起用する事実上の調整ゲームで、パック12での最後の対戦としては淋しい内容だった。今週のサクラメント州立大、来週のアリゾナ大を経た後のスケジュールは厳しく、9月30日に第13位のオレゴン大、さらにバイウィークの後第18位コロラド大、第24位UCLA、第8位ワシントン大、第23位ワシントン州立大、第16位オレゴン大、カリフォルニア大、第9位ノートルダム大と、シーズン最後まで魔の連戦が続く。
第6位オハイオ州立大
オハイオ州立大はヤングスタウン州立大と対戦して、前半だけで28対7と一方的な内容。開幕のインディアナ大との対戦ではピリッとしない内容で237総獲得ヤード、23得点に留まったが、ヤングスタウン州立大との対戦では482総獲得ヤードで力の差を見せつけた。但し、後半は7得点に留まっており、まだまだ改善の余地、逆説的には成長の余地があるチームに見える。新スターティングQBカイル・マコードは20回投げて14回成功、258ヤード獲得、3回のTD。バックアップQBデビン・ブラウンも最後の3攻撃シリーズ出場して経験を積んだ。今週ウェスタン・ケンタッキー大と対戦した後、来週は第9位ノートルダム大との対決が予定されている。
第7位ペン・ステート
ペン・ステートはデラウェア大を相手にパワー・フットボールの練習をするかのように、60回のランを繰り出し315ヤード獲得。11回の攻撃シリーズで8回のTDとオーバーパワーして、63対7で快勝した。守備も攻撃と同じようにデラウェア大を圧倒し、総計でわずか140ヤードしか前進させなかった。今週のイリノイ大との対戦を経て、9月23日に第25位のアイオワ大との対戦が待っている。
第8位ワシントン大
ワシントン大は開幕でボイジ州立大に56対19で大勝したのに続いて、先週はタルサ大を43対10で一蹴した。QBマイケル・ペニックスは38回投げて28回成功、409ヤード獲得、3回のTD、1回の被インターセプト。WRジェイレン・マクリランが120ヤード、WRロウム・オダンジが107ヤード獲得で、共に100ヤード超レシーブを記録した。今週はHCメル・タッカーがセクハラ疑惑で解雇されたミシガン州立大との対戦が予定されている。シーズンには第13位オレゴン大、第5位USC、第12位ユタ大、第16位オレゴン州立大、第23位ワシントン州立大が含まれておりタフな日程だ。
第9位ノートルダム大
ノートルダム大はトランスファーQBサム・ハートマンが期待通りのクォーターバッキングで、開幕の海軍兵学校に42対3、テネシー州立大に56対3、そして先週ノース・カロライナ州立大に45対24で危なげない勝利を重ねている。ノース・カロライナ州立大に勝利したことで、現在ACCのチームに対して29連勝とACC記録に並んでいる。今週のセントラル・ミシガン大との対戦を経て、来週から第5位オハイオ州立大、第21位デューク大との連戦、さらにルイビル大を挟んで第5位USCとの対戦が予定されている。
第10位アラバマ大
アラバマ大はテキサス大に24対34と二桁の得点差で敗れて、第3位から第10位に、ランクが7つ急降下した。最大の不安は新しくスターティングQBに指名されたソフモアQBジェイレン・ミルロー。27回投げて14回成功、255ヤード獲得、2回のTD、2回の被インターセプトと、近年のアラバマ大のQBが発してきたオーラが感じられなかった。アラバマ大は敗れはしたが、シーズンの序盤のカンファレンス外のチームとの敗戦であったことが救いで、今後勝ち星を重ねることで挽回することが可能だ。しかし、そのためにはQBポジションの安定化が急務である。
第3週のトップ10以外のチームの話題は以下の通りである。 第11位テネシー大
テネシー大はFCSユナイテッド・アスレチック・カンファレンスのオースティン・ピー大と対戦したが、前半を10対6で折り返す苦戦だった。最終的には30対13で勝利したが、総獲得ヤードはテネシー大の456ヤードに対してオースティン・ピー大が339ヤードと冴えないゲーム運びで、ランクを2つ下げることになった。 第12位ユタ大、第13位オレゴン大、第14位LSU、第15位キャンザス州立大、第16位オレゴン州立大 ユタ大はベイラー大に20対13、オレゴン大はテキサス工科大に38対30、LSUはグランブリング大に72対10、キャンザス州立大はトロイ大に42対13、オレゴン州立大はカリフォルニア大デイビス校にそれぞれ勝利して順位を維持した。 第18位コロラド大 コロラド大はネブラスカ大と対戦し、1QはQBシェデュアー・サンダースがプレッシャーを受けて無得点だったが、その後次第に得点を重ねて36対14で快勝した。HCディオン・サンダースのチーム力強化は、サンダース、CB兼WRトラビス・ハンター、WRザビエル・ウィーバーなどの特別なプレー・メーカーが中心だが、QBユニットの層は厚いとは言えないのでサンダースの負傷を避けることが鍵になる。 第20位ノース・カロライナ大 ノース・カロライナ大はアパラチアン州立大とホームで対戦したが、アパラチアン州立大にしつこく食い下がられてオーバータイムまでもつれてしまった。40対34で勝利したが印象は良くなく、順位を3つ下げることになった。 第22位マイアミ大、第23位ワシントン州立大、第24位UCLA、第25位アイオワ大 マイアミ大はベスーン大に48対7、ワシントン州立大は第19位だったウィスコンシン大に31対22、UCLAはサンディエゴ州立大に35対10、アイオワ大はアイオワ州立大に20対13で勝利してランク入りした。
ランク外:クレムソン大
プレ・シーズン・ランクは第9位だったが、開幕でデューク大に7対28で敗れて一気に第25位まで下降。先週はチャールストン・サザン大に66対17で大勝したが、ランク外からランクインするチームが多かったことから、ランク外に転落した。今週のフロリダ・アトランティックとの対戦を経て、来週は復活を懸けて第3位フロリダ州立大と対戦が予定されている。フロリダ州立大に敗れると、調子を上げつつある第22位マイアミ大、第9位ノートルダム大、第20位ノース・カロライナ大との対戦があることから、厳しいシーズンになることは必至だ。
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touchdownnetwork · 8 months
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2023年NCAAカレッジフットボール シーズン開幕
2023年カレッジ・フットボール・シーズンが開幕した。APランク・トップ10の上位チームはシーズン序盤に予定される調整ゲームを消化したが、第8位フロリダ州立大が第5位LSUに大勝したのが印象に残った。フロリダ州立大はESPNのランクでは第2位まで急上昇したが、本当にトップ・ファイブの実力があるのか、あるいはLSUがシーズン前に過大評価されていたのかは、今後を見極める必要がある。また、「ウィ・アー・カミング」と狼煙を挙げていたコーチ・プライムこと、HCディオン・サンダースが率いるコロラド大が昨シーズンのCFPナショナル・チャンピオンシップ・ゲームの出場チームである第17位TCUとの接戦を45対42で制し、50人を超えるトランスファー選手を中心とした新チームの門出を飾った。5日間連続してカレッジ・フットボール・ゲームが開催された第1週の最後のゲームでは、再びトップ・ファイブ入りを目指すはずだった第9位クレムソン大が昨年9勝4敗ながらランク外だった伏兵デューク大に7対28で足元を掬われる波乱があった。第2週のトップ10チームは以下の通りである。
第1位 ジョージア大 
ジョージア大はナショナル・チャンピオンシップ3連覇を目指すシーズンを、テネシー大マーティン校に48対7で大勝して開始した。3連覇は1934年、1935年、1936年に連覇したミネソタ大以来の快挙になるが、ジョージア大のSEC以外との対戦相手はボール州立大、アラバマ大バーミングハム校など調整ゲームとも言えるソフトなスケジュールのため、当面は勝利を重ねそうだ。
2連覇したQBステットソン・ベネットがNFL・LAラムズに入団し、ジュニアQBカーソン・ベックが新スターターに就任し、開幕ゲームでは31回投げて21回成功、294ヤード獲得、1回のTDとまずまずだった。WRはミズーリ大からの転校生ドミニック・ロベット、ミシシッピ州立大からの転校生ララ・トーマスなどが加わり、全米でもトップ・クラスと目されている。ジョージア大はフィジカルに他のチームを大きく上回るチームであり、ケンドル・ミルトン、ロデリック・ロビンソンなどのRBを中心に1回ラン平均5.3ヤード獲得、159ヤード獲得で底力を示した。
守備は、大量に選手が抜けたが、スマエル・モンドンとジェイモン・デュマス-ジョンソンのLBコンビ、マラキ・スタークスとジェイボン・バラードのDBコンビに、新しい実力派選手が加わって問題はないだろう。今シーズンも王者ジョージア大を頂点にどのチームが迫るかが軸となる。第2週はボール州立大との対戦だが、主力以外にも多くの選手に経験を積ませて大勝するだろう。
第2位 ミシガン大 
ミシガン大は過去2シーズンにわたり、ビッグ10で優勝しCFPプレーオフに出場し、低迷期を完全に脱した。しかし、過去2シーズンはCFP決勝まで駒を進めることはできず、今シーズンの目標はずばりCFPチャンピオンシップ獲得だ。昨シーズンのチームからQB・J.J.マッカーシー、RBブレイク・コウラム、RBドノバン・エドワーズなどのプレー・メーカーが残っており、第1週はマッカーシーが280ヤード投げてWRロウマン・ウィルソンに3回のTD、コウラムが10回走って73ヤード獲得。イースト・カロライナ大との調整ゲームに30対3で圧勝した。ミシガン大の序盤のスケジュールは、第2週がUNLV、第3週がボウリング・グリーン、第4週がラトガース大、第5週がネブラスカ大と連勝が続きそうだ。
第3位 アラバマ大 
アラバマ大が全米トップ・クラスの実力派チームであることに異論の余地はない。エースQBだったブライス・ヤングはNFLカロライナのスターターになり、QBはソフモアのジェイレン・ミルローが、ノートルダム大からの転校生タイラー・バックナー、フレッシュマンのタイ・シンプソンを抑えて、スターターに指名された。アラバマ大は第2週に第11位テキサス大との対戦があり、アラバマ大が大幅に有利と目されているが、両チームの現時点での実力が試されることになる。
第4位 フロリダ州立大
フロリダ州立大は第5位LSUと対戦し、前半はほぼ互角で折り返したが、フロリダ州立大は31点を連取して45対24でLSUに大勝した。フロリダ州立大は4QにはLSUを21対7で圧倒し、LSUの選手の戦闘意欲が折れたように感じられる力強さだった。フロリダ州立大の鍵を握るQBジョーダン・トラビスは前半はもたついたが、後半はランで1回、パスで4回のTDを奪い、ミシガン州立大からの転校生WRキーオン・コールマンは122ヤード獲得、3回のTDで、今シーズンのフロリダ州立大の最大の武器であることを印象付けた。開幕戦の強豪LSUに対する大勝でフロリダ州立大の株は第8位から第4位に急上昇したが、長いシーズンを安定して戦えるかは現時点では未知である。第2週のサザン・ミシシッピ大、第4週のボストン・カレッジとの対戦の後、第3週には第25位で雌伏しているクレムソン大との大一番が控えている。
第5位 オハイオ州立大
昨シーズンのオハイオ州立大はレギュラー・シーズンに11連勝の後、ビッグ10チャンピオンシップ・ゲームでミシガン大に23対45、CFP準決勝でジョージア大に41対42で連敗してシーズンを終えた。全米のトップレベルの対戦であり、勝負は時の運という面もあるが、フィジカルにトップレベルのチームに優位に立てるという状況でなくなったことは明らかだ。守備は昨シーズンに安定性を欠く場面があったので改善が必要であり、攻撃はエースQB・C.J.ストラウドがNFLカロライナのスターターになり、新しくジュニアQBカイル・マコードがスターターに起用された。第1週はビッグ10のインディアナ大と敵地で開幕し、23対3で圧倒的とは言えなかったが、危なげなく勝利した。第2週はヤングスタウン大、第3週はウェスタン・ケンタッキー大と調整ゲームの後、第4週は第10位ノートルダム大との好カードが予定されている。
第6位USC
USCは昨シーズンのハイズマン賞を受賞したQBケイレブ・ウィリアムズが、昨シーズンより充実した攻撃ユニットを率いている。守備は強化の必要があるが、第1戦のサンノゼ州立大との対戦は56対28、第2戦のネバダ大との対戦は66対14で、調整ゲームとは言えそれぞれ大勝した。スタンフォード大、アリゾナ州立大を経て、第22位に浮上したコロラド大との対戦がある。その後、アイゾナ大を経て、10月14日にインディアナ州サウスベンドでノートルダム大とのテストが待っている。
第7位 ペン州立大
ペン州立大は昨シーズン11勝2敗だったが、同じビッグ10のミシガン大とオハイオ州立大に敗れて、プレーオフ出場は果たせなかった。今シーズンも構図は同じで、ペン・ステートがプレーオフ出場を確保するためには、連勝を続けた上でミシガン大かオハイオ州立大との少なくともどちらかに勝利する必要がありそうだ。第1週は新スターティングQBに指名されたソフモアのドゥリュー・アラーが29回投げて21回成功、325ヤード獲得、3回のTDと期待通りの活躍で、38対15で快勝した。ビッグ10はフィジカルな強豪校が多数加盟しており、第2週にデラウエア大との対戦を経てランク外とは言え、イリノイ大、アイオワ大との連戦が待ち受けている。
第8位 ワシントン大
ワシントン大は昨シーズン11勝2敗。UCLAとアリゾナ州立大にシーズン中盤で連敗し、USCとユタ大との対戦がなかったのが響いたが、プレーオフ出場が視野に入ったチームだった。QBは2021年にインディアナ大から転校したマイケル・ピニックスが健在で、第1週にはマウンテン・ウェスト・カンファレンスの強豪ボイジ州立大と対戦し56対19と寄せ付けなかった。
第9位 テネシー大
テネシー大は昨シーズン2年目のHCジョッシュ・ハイペルのチーム再建が成功、第6週には第3位にランクされていたアラバマ大に52対49で勝利した。その後、第9週には第3位だったジョージア大に13対27で惜敗したが、9勝1敗でプレーオフ出場の可能性を秘めていた。ところが第11週にランク外だったサウス・カロライナ大に38対63で大敗し、プレーオフ出場の夢が潰えた。今シーズンはハイペルがリクルートした選手が主力に育っておりロスターは充実しているが、2年間にわたりスターターQBを務めたヘンドン・フッカーがNFLデトロイトと契約し、2年前にミシガン大から転校したジョー・ミルトンが新スターターに就任した。ミルトンは開幕では201ヤードを投げ、3回のTDを奪い、バージニア大に49対13で快勝した。第2週はオースティン・ピーと調整ゲームを経て、第3週にはフロリダ大と対戦する。
第10位 ノートルダム大
ノートルダム大は昨シーズン、QBポジションが確立せず、9勝4敗。HCブライアン・ケリーがLSUに移動したことに伴い、守備コーディネーターから昇格した新HCマーカス・フリーマンには厳しいデビューになった。今シーズンはウェイク・フォレスト大でスターターを5年間務めたQBサム・ハートマンが転校し、不動のスターティングQBとして定着した。第1戦はアイルランドで海軍兵学校に42対3、第2戦はテネシー州立大に56対3で快勝し、フリーマンが期待した通りに新シーズンが滑り出した。
トップ10以外のチームの話題は以下の通りである。
第13位オレゴン大
オレゴン大は第1週にポートランド州立大と対戦し81対7で大勝した。FBSのチームが80点以上を得点したのは2015年以来で、オレゴン大にとって調整ゲームとは言え得点力があることは明らかだ。QBボウ・ニックスはオーバーン大でスターティング・ポジションを失って、昨年転校した1年目に10勝3敗。オレゴン大は攻守にタレントが揃っており、USCやユタ大が注目を集める中で、ダークホースとしてプレーオフに駒を進める可能性がある。
第14位ルイジアナ州立大
第8位だったフロリダ州立大に24対45で敗れ、第5位から9段階降下した。このゲームでは攻撃ではQBジェイデン・ダニエルズがビッグ・プレー能力を示すと同時に安定度を核プレーであり、守備ではフロリダ州立大に359ヤード、4回のTDを許したパス守備が大きな懸念だ。第2週はグランブリング州立大と調整ゲームだが、第3週からはミシシッピ州立大、アーカンソー大、第20位ミシシッピ大とSECのドッグファイトが始まる。
第21位デューク大
デューク大は第1週に第9位だったクレムソン大に28対7で、開幕ゲームとして同大の歴史に残る大勝利を収めた。クレムソン大が自滅という面もあったが、レッドシャート・ジュニアQBライリー・レオナードはパスで153ヤード獲得、ランで98ヤード獲得と、全米注目の月曜日のナイト・ゲームでその名を全米のカレッジ・フットボール界に轟かせた。昨年HCに就任したマイク・エルコの強化策が奏功している。
第22位コロラド大
コロラド大は大方の予想を覆して第17位だったTCUに45対42で競り勝ち、新HCディオン・サンダースが半分以上の選手を転校で入れ替えるチーム改革が本物であることを印象付けた。コロラド大は昨シーズン1勝11敗で、このロスターでは戦えないと判断した、サンダースの荒療治によりチーム力は急上昇している。言ってみれば、寄集めの急造チームであることから、これからもチーム力が伸びる余地が大きそうだ。TCUはコロラド大に敗れてランク外に転落した。
第25位クレムソン大
クレムソン大は過去2年間出場できなかったプレーオフ進出を目指すシーズンだが、第1週にディーク大にミスを連発して不覚をとってしまった。レッドゾーンでのファンブル、お手玉しての被インターセプト、2回のFG失敗、タックルミスなどを目の当たりにして、HCダボ・スウィニーは「長いコーチ生活でこんなゲームをしたことはない」と嘆息したが、スウィニーは開幕前に今シーズンのチームをこれまでのクレムソン大で最強クラスと述べており、デューク大への敗戦は忘れて出直し勝ち星を重ねるほかない。
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touchdownnetwork · 8 months
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タッチダウンネットワークのお仲間の皆様  
「タッチダウンネットワークは、アメリカンフットボールに関する様々な情報を提供することで、多くの人々にアメリカンフットボールの魅力を伝え、アメリカンフットボールの普及・認知に貢献します」
いつもタッチダウンネットワークをご覧頂き有難うございます。米国のフットボールの魅力、フットボールを支える文化、日本人選手の米国への挑戦と日米フットボール交流などを日本のフットボールファンの皆様に簡潔そしてタイムリーにお届けすることを念頭に、タッチダウンネットワークを開始して以来、約6年が経過しました。ご愛読頂いていることに心よりお礼申し上げます。
タッチダウンネットワークで情報発信をして最も強く感じることは、日本にはフットボールを心から愛している方々が、数多くいらっしゃることです。多くの方々から建設的なご意見、ご指導、ご支援を賜り学ばせて頂いていることに心よりお礼申し上げます。これからもフットボールで結ばれた人々が、世代、立場、出身校、性別などを超えて歓談できる、バーチャルラウンジを提供することに努力してまいります。タッチダウンネットワークの活動を通じて日本におけるフットボールの人気を拡大する一助になれば、嬉しく存じます。
さて何を行うにしても資金が必要ですがタッチダウンネットワークの継続にも様々なコストが発生します。ご愛読頂いている方々には、毎年サマーキャンプの頃に献金をお考え頂き度お願い申しげます。購読制にして限られた方のみを対象とするのではなく、可能なご支援を頂くことを通じて多くの方に開かれたバーチャル・ラウンジとして、フットボールを一緒に楽しんでまいりたいと願っています。
こうしたタッチダウンネットワークの主旨にご賛同いだけれる方には、1年に1度、サマーキャンプ時に以下のように、ご負担にならない範囲の「選手心」で献金額を選んでお願いできれば有難く存じます。なお、タッチダウンネットワークを少しでもお楽しみの方には、レッドシャート1,200円の献金をぜひお願いいたします。
レッドシャート 1,200円
フレッシュマン 2,000円
ソフモア 3,000円
ジュニア 4,000円
シニア 5,000円
プロルーキー 7,500円
プロロスタープレーヤー 10,000円
プロボウルプレーヤー 20,000円
リングオブオーナープレーヤー 50,000円
ホールオブフェーマー 100,0000円
振込先 
口座名:タッチダウンネットワーク
銀行名:三菱UFJ銀行 西荻窪支店
口座番号:普通 0204921
漢字:一般社団法人 タッチダウンネットワーク
カナ:シャ)タッチダウンネットワーク
恐縮ですが振り込みに際して発生する手数料の負担をお願いします。なお、タッチダウンネットワークは一般社団法人ですので、個人の献金に関して税控除の対象にはなりません。また、金融機関の振り込み証明を受領書に代えさせて頂きます。
新しいシーズンへ向けたタッチダウンネットワークのお仲間の皆様のご活躍とご健康をお祈り申し上げます。
タッチダウンネットワーク
注:寄付金取扱規定をご参照お願い申し上げます。
一般社団法人 タッチダウンネットワーク 寄付金取扱規定
目的
この規定は一般社団法人タッチダウンネットワーク)(以下、「当法人」という)が受領する寄付金に関し、必要な事項を定めるものとする。
当法人の目的は、アメリカンフットボールに関する様々な情報を提供することで、多くの人々にアメリカンフットボールの魅力を伝え、アメリカンフットボールの普及・認知に貢献することである。
定義
この規定において、寄付金とは個人または法人が使途を特定せず寄付した寄付金と定める。
受入基準
当法人は寄付金が次の各号に掲げる基準のいずれかに該当するときは、その寄付金を受け入れることができないものとする。
寄付者に寄付の対価として何等かの利益または利宣を供与すること
寄付者が寄付の経理について会計監査を行うこと
寄付者が寄付後に寄付の全部または一部を取り消すことができること
寄付金を受け入れることにより当法人に財政負担を伴わせること
代表理事が当法人の運営上支障があると認めること
受入手続き
寄付者は当法人の銀行口座に寄付金を振り込むに際して、本規定の内容を理解した上で振り込みを行う。寄付金は使途を特定しない寄付として受け入れるものとする。
受領書は金融機関の振り込み証明を受領書に代替するものとする。
その他
本規定に定めるもののほか、寄付金の取扱いに関しては、代表理事が必要に応じて定めることとする。
改廃
この規定の改廃は社員総会の決議を経て行うものとする。
附則 
この規定は令和4年8月1日より施行する。
問い合わせ: [email protected]
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touchdownnetwork · 1 year
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日本社会人アメリカンフットボール協会理事長深堀理一郎さんに1月22日(日)国立競技場で行われる「Japan U.S. Dream Bowl presented by ヒト・コミュニケーションズ」について聞きました。
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ドリームボウルの目的は
ドリームボウルの第一の目的は、日本のアメリカンフットボールの普及・発展です。米国チームとの試合を行うことにより、日本のフットボール界全体のさらなる競技力向上を目指し、そして、日本の多くの方に米国チームとの迫力ある試合を是非観戦頂き、フットボールの普及にも繋げて行きたいと思います。将来的にはこのボウルゲームにNFLやCFLのスカウトが来場し、日本の若いアスリートにとって、NFLへの挑戦につながる場として、開催される��とを夢に見ています。また、このボウルゲームには、単なるアメフトの試合ということではなく、日米交流・国際交流の新しい機会の場として、広がっていくことを期待しています。米国学生選抜チームは来日中、様々なイベントに参加します。このようなイベントを通じて、将来につながる新しい絆が生まれてくることが今回の開催のもう一つの目的です。
フットボールの日米交流の意義は
近年、Xリーグにおいては、アメリカ人選手が各チームに所属して、以前よりも格段にアメリカ人選手と直接対戦する機会が増えました。しかしながら、未だにNFLには日本人選手が誕生しておらず、日本のフットボールの発展はこれから新しい段階に入っていく事になると考えています。この日米交流が毎年行われるようになると、ドリームボウルを通じて、北米への挑戦がより近くに感じることができ、日本だけではなく、アジアの多くの若いアスリートにとっての架け橋になるのではないかと考えています。
そして、継続的に開催されることにより、スポーツ以外の分野にも交流の輪が広がっていくことも大きな意義があると信じております。
アイビーリーグを選んだ理由は
当初、対戦相手としては、米国大学選抜チームとして、企画したのですが、過去の日本のフットボールと米国との交流を考えた時に、我々にとって、アイビーリーグの存在が大きかったこと、また、アイビーリーグ側にも日本のフットボールを知っている方々が大学のコーチとして活躍していることが大きな理由です。加えて、NCAAディビジョン内でのリーグレベル、選抜チーム編成のリスク等を考えた時に対戦相手として、相応しいと考えました。さらに、調べていく段階でのアイビーリーグ自体が学業とスポーツの両立を重視している事も日本のフットボールにとっても良い対戦相手であると考えました。
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touchdownnetwork · 2 years
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スポーツ記者に問われるプロとしての見識と矜持
第13週のマンデーナイト・フットボールは8勝4敗でAFC東地区首位のニューイングランドと、7勝4敗で同地区2位のバッファローが対戦した。当日のバッファローはゲーム前には吹雪。キックオフ時には強風が吹きすさぶコンディションで、バッファローのKタイラー・バスが風上から蹴ったキックオフのボールは、エンドゾーンを飛び越えてスタンドを直撃した。
ゲームは悪天候もあり守備戦となったが、ニューイングランドが49回の攻撃プレーのうち、実に46回のランを繰り返し、パスはわずか3回だけという、ボール・コントロールに徹したゲーム運びで、14対10で勝利した。昨シーズンに続きAFC東地区の連覇を狙っていたバッファローにとっては、ゲームの流れと言い、結果と言い、心身ともに疲弊する苦々しい対戦になった。
ゲーム直後の記者会見ではバッファローのジョーダン・ポイヤーとマイカ・ハイドのセーフティ・コンビに、スポーツ記者から意地が悪い上に侮蔑に満ちており、フットボールには全く関係のない質問がなされた。
記者:あれだけ多くのラン・プレーをし、あれだけ少ないパス・プレーをしたチームが勝利したのでは40年以上ぶりだ。恥ずかしく感じないか。
一言で言えば、全力を尽くして戦った選手に対して失礼であり、意味不明のくだらない質問で、記者にプロとしての見識と矜持のかけらもないことは明らかだった。ポイヤーが呆れた表情を浮かべ、ハイドが軽蔑した言葉を吐いたのは、人間として自然な反応だった。
ジョーダン・ポイヤー:なんていう質問だ。
マイカ・ハイド:面白いね。(質問したことを)覚えておくぞ。
マンデーナイト・フットボール後のバッファローのマイカ・ハイドとジョーダン・ポイヤーに対する、無礼で愚劣な質問で思い出したのが、11月14日に日本記者クラブで開催されたメジャーリーグのLAエンジェルズの大谷翔平の記者会見だった。
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※資料写真
大谷へのリスペクト、野球へのリスペクトが感じられる本質的な質問もあったが、日本との関係にのみ興味がある質問、自分との関係を喧伝するような発言、素人のファンのような発言は論外として、メディアとして何が目的の質問なのか全く不明な質問も多かった。冒頭の饒舌な代表質問に対して、大谷が「質問が長かったので何から答えてよいか分からないんですけれど」と答え始めたのは愛嬌としても、日本のメディアを代表する記者クラブとしては改善の余地が多い内容ではなかったか、考えさせられた。
一方、大谷の受け答えは記者会見として真摯且つ丁寧な見事なもので、メジャーリーグでも自分自身を見失わず前進を続けることを可能にした、分析力、判断力、精神力の一端が垣間見られた。フットボールと共通することでは、技術について質問された際に、フィジカルの向上を挙げて、「フィジカルが向上したことでできるようになった技術もある」と述べたのが印象的だった。また、メジャーリーグの競争は厳しく同じことをやっていては後退するので、絶えず高みを目指して前進し続けなければならないという心構えもフットボールに共通するものだろう。
いくつかの課題があると感じた質問と大谷の応対を振り返ってみる。会話のような部分もあり大意にしてあるので、詳細を知りたい場合には以下のリンクでノーカットのやり取りを見ることができる。 https://www.youtube.com/watch?v=lZoAI1_aBq0&t=336s
● 子供たちにメッセージを。
大谷:プレーする側としては夢を与えようとか、元気を与えようとかは全く考えていない。そう受け取ってもらえれば嬉しいと思い毎日頑張っている。そう受け取ってもらえるのはその人がそういう感覚を持っているからだ。野球をやっている子はうまい人を目標に頑張るので、目指されても問題ないような人間として頑張っていきたい。子供たちも応援している。
● 栗山監督が退団した。栗山さんの下で過ごした時間が今にどうつながっているのか。北海道のファンにメッセージを。
大谷:淋しい思いはある。今度どうなるのかは分からないが、ゆっくりリラックスした時間を過ごして欲しい。北海道にはしばらく行けていない。ファンの方々にはテレビを通じて応援してくれれば嬉しい。ファイターズの5年間も忘れずに今後も頑張って行きたい。
● 様々な賞を連続して受賞する自分をどのように受け止めているか。
大谷:有難いと思っている。数字を評価してくれたのは嬉しいが来年に向かって気持ちを切り替えるようにしている。
● ロサンゼルスに行って自分が変わったことはあるか。
大谷:変わったということですか。常に同じような感じでいようと思うので変わったと思うことはありません。
● 日本に帰ってきて最初に何を食べたか。
大谷:昨日まで自宅待機だったので外では食べていません。家で食べています。
● 栗山監督が侍日本の監督の有力候補と言われている。
栗山監督が侍日本の監督になり参加招聘されたらどうするか。大谷:それは招聘されてから考えます。日本の選手のレベルも高く自分がコンディションを維持して招聘されてみなければ考えることはない。
● 大谷選手の活躍をテレビで報道し日本のファンが沢山見ていた。日本のファンの応援はどの程度伝わっていたのか。
大谷:米国は日本のテレビを見ることはほとんどないのでテレビから伝わったことはない。ここ2年はクラブハウスに日本の記者が入ることもなく、日本のファンの声を直接聞くことはなかった。
● 自分の支えになった言葉があるか。家族から奮起するような言葉がかけられたか。
大谷:基本的に人に相談するということはあまりない人間だ。そんなにない。(家族とは連絡をとらないのか)大谷:向こうからくることはありますが。(世間話で終わるということか)そうですね。
● 印象に残っているホームランはあるか。
大谷:この一本というのはない。46本打てたのが一番である。
● 母校の花巻東高が秋の東北大会で初優勝をした。母校の後輩たちにメッセージを。佐々木監督についてもメッセージを。大谷:優勝を目指して頑張ってもらいたい。監督とは連絡を問い合っているのでこの場でということはない。是非優勝して欲しい。
● 高額所得者、高額納税者だが、米国に住んでみて日本の税制について気付いたことはあるか。要望があるか。
大谷:ロサンゼルスは税率が高く稼いだ分の半分以上治めている。特に消費するということはあまりない。今のところは溜まっていく一方である。
● 2023年に日本ハムの新球場が完成する。新球場のニュースについて気になることはあるか。
大谷:どういう風になるのかというのは興味深い。(いつかは日本ハムの新球場でプレーしたいか)大谷:今は全然考えていない。メジャーリーグでやり遂げるということ、出し切るということしか考えていない。
● 米国では異次元の活躍と報道されているが、どのように感じているか。
大谷:ぼく自身がですか。僕自身がやっていることなので凄いなという感覚はない。違ったことをやっているので単純にそう見えるところもある。
● 同級生で親交がある広島の鈴木選手がメジャー挑戦の意向を示している。実現すればどの程度の活躍をすると予想するか。
メジャーで対戦することになるかも知れないが心境はどうか。大谷:ポスティングするかどうか分からない。本人に意向があるのかどうか分からない。行った時の数字は予想できない。
● 松坂投手の存在、松坂世代の選手の存在はどんな感じだったのか。
大谷:実績を出しているし、映像を見ても凄いという印象を受けるので、打席の中で見てみたかったという気持ちはある。お疲れ様と言う気持ちと今後野球界を盛り上げて下されば嬉しい。
どうかと思われる質問を大別してみると、1)○○にメッセージをお願いしたいという依頼型、2)一番印象に残る○○は何かという月並みな話題型、3)日本のファン、地元のファンと結び付けようとする郷土型、4)何が食べたいというようなバラエティ番組型、4)他の選手への考えを求めるコメント型、5)税金などに関する意味不明型に括れそうだ。
日本人のNFL選手がいつ出現するのかは分からない。CFLのグローバルドラフトで指名された6人のうち、アクティブロスターに定着した日本人選手は一人もいなかった。しかし、日本中にたとえ自分のレベルであるとしても、大谷のように常に高みを目指して絶えまぬ研鑽を積んでいる選手がいる。そうした選手たちの尊厳を守り、フットボールの魅力が日本に伝わるように、貴重な質問の機会を得た時に見識がある質問ができるように、メディアも高みを目指して努力することが望まれる。それがファンを代表して質問する特権を有するメディアの矜持だろう。
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touchdownnetwork · 3 years
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叶えろ、NFLの夢:アロケーション選手からロスター選手へ
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「アロケーションされることは前提で、自分がロスターにどうやったら残れるのかという気持ち」。Xリーグ・オービックのRB李卓が2021年のNFLドラフトを2週間後に控えて、オンラインでつながれた日本人記者を相手に力強く述べた。
李は、NFLインターナショナル・プレーヤー・パスウェイ・プログラム(IPP)の候補選手として、2月初旬から4月中旬まで10週間にわたり、フロリダ州ブラデントンのIMGアカデミーでトレーニングを積んできた。IPPは、本格的な国際市場開拓を目論むNFLが、米国とカナダ出身以外の外国出身選手にNFLでプレーするパスウェイ(道筋)を与える、特別選手育成プログラムだ。NFLの国際市場開拓戦略に賛同してIPP選手を受け入れるチームには、プラクティス・スクワッドの10人に練習生用の追加枠が1人分与えられる、インセンティブ付きだった。
IPPは2016年に3人で開始され、初年度にはフランス出身のWRアンソニー・デボルがNYジャイアンツ、ドイツ出身のWRモウリッツ・ボーリンガーがミネソタと契約したが、ロスターには残れなかった。翌2017年からはNFLの一つの地区4チームをIPP選手の受け入れ先に指定する制度が導入され、4人のIPP候補選手全員がNFC南地区の4チームにアロケート(分配)された。この一つの地区4チームを受け入れ先にする制度は現在まで継続しており、2020年には10人中4人がNFC東地区の4チームにアロケートされた。
2021年シーズンを前にして、2017年IPPの英国出身DEエフェ・オバダ(バッファロー)、2018年IPPのオーストラリア出身OTジョーダン・マイラタ(フィラデルフィア)、2019年IPPのドイツ出身のFBジェイコブ・ジョンソン(ニューイングランド)、2019年IPPの英国出身のRBクリスチャン・ウェイド(バッファロー)、2020年IPPのドイツ出身のDTデイビッド・バダ(ワシントン)などが、NFLでプレーする夢を実現した。
IMGアカデミーの施設を利用したIPP候補選手のトレーニングは厳しい。李が参加した今年は、平日の午前はミーティングで始まり、新型コロナウイルス感染を警戒して特別に設置されたジムでフィジカル・トレーニング、午後はフィールドやドームでのフットボールのスキル・トレーニングが行われた。ポジションごとに専門のコーチが配置されて、個人トレーニングのような毎日が続く。李の場合は、RBが一人しかいなかったので、クリーブランド、ボルチモア、ワシントンなどで活躍した名RBだった、アーネスト・バイナーと一対一での個人教授の毎日だった。
実際、せっかく厳しい選考を経てIPP候補選手に選出されながら、体が耐えられず負傷したり、集中が継続できなかったりで、トレーニング期間中に実質的に脱落する候補選手もいる。今年は日本に加えて、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、オーストリアの欧州勢に、メキシコ、チリ、ニュージーランドが加わり、9カ国から11人のIPP候補選手がIMGアカデミーでの特訓に参加したが、中には最後までフルでトレーニングに参加できなかった選手もいたようだ。
今年のIPP候補選手は3月31日に近隣のゲインズビルで開催された、フロリダ大のプロデーに同大の選手と混じって参加している。IPPのコンサルタント的役割を務める、元ニューイングランドの選手評価VP、元キャンサスシティのGMを務めたスコット・ピオーリは、李を含む数人の選手に好感示し、李については素早さ、努力、フットボール知識を高く評価した。同時に、IMGアカデミーにおいて話を聞いたIPPプログラムの現地統括者も、李のトレーニングへの取り組み姿勢、フットボールIQを高く評価していた。
李はフロリダ大のプロデーでは5フィート11インチ、202ポンドの体格で、40ヤードダッシュ4秒66、垂直飛び35インチ、幅跳び9フィート9インチ、ベンチプレス16回を記録。40ヤードダッシュは4秒5台を出したかったが、全体としてはまずまずの数値を出した。
なお、フロリダ大でのプロデーには、ドラフトの第1巡上位指名が予想されるTEの逸材、カイル・ピッツを見るために各チームのスカウトや関係者が、多数参加した。そうした中で、IPP候補選手のチリ出身のTEサミス・レイエスが、ピッツと同じポジションの選手として注目を集めた。チューレーン大のバスケットボールの選手だったレイエスは、6フィート5インチ、260ポンドで、40ヤードダッシュ4秒65、垂直飛び40インチ、幅跳び10��ィート5インチ、ベンチプレス31回と、全てで李を上回る数値。驚くことに、4月13日にはIPP選手のアロケーションを経ずにワシントンと契約してしまった。チリ出身の選手がNFLのロスターに登録されたのはこれが初めての快挙だった。
李はIMGアカデミーでの特訓を終えた後、米国に留まってトレーニングを継続している。ドラフトが5月1日に終了した後には、いよいよIPP選手の選考結果が発表されることになっており、選出されれば特定地区の4チームのうち、どこかとアロケートされることになる。李はIPP選手候補としての特訓の終了直前に日本人記者とオンライン会見を開催し、アロケートされることは既に折り込み済みであり、ロスターに食い込むことに焦点を当てている。
李は誠実な人柄で就職した航空会社のパイロット候補職を捨てて、これまでNFLを目指して努力してきた。チームメートや友達が社会人としての道を歩む中、NFLを目指して孤独の闘いを続けて、あと一歩のところまで迫った。ここまで来たからには、何としてもNFLでプレーする夢をかなえて欲しい。
以下に、李のオンライン記者会見を李の気持ちが伝わるように全文掲載する。
インタビュー内容:2021年4月8日
記者:おはようございます。「今晩は」かな?
李:「今晩は」です。
記者:そちらでのトレーニングの様子を詳しく教えて下さい。
李:明日でトレーニングは最後になります。午前中にジムでのトレーニング、午後にフィールドでトレーニングをやっていました。土日はオフですけど、水曜日は回復としてのアクティブレストで、それ以外は二部練でやって来ました。
記者:具体的にサイズがどれ位大きくなったとか、スクワットとか、ベンチプレスの数値がどれ位上がったとか、スピードタイムがどれ位変わったか教えて下さい。
李:具体的な数値の成長は、キャンプ最初と最後の数値を計っていないので、分かりません。体重は渡米前は多分89kgで今は91kg。スピードも多分上がっています。ベンチプレスの回数は来た時に11回なんですが、プロデーでは16回挙がりました。
トレーニングは、コンバインで計るような数値、スピードの数値というよりは、フットボールの練習、キャンプで生き残るためのフィジカル・トレーニングといった内容になっていました。
記者:このトレーニングに参加する前と今とで、NFLへの距離は短くなったという感覚はありますか。
李:距離が短くなったという感覚はないんですが、自分が近づいたというような実感はあります。精神的にも身体的にも自分の準備が整ったようには思います。
記者:今回のIPP候補生で唯一のRBですが、そのアドバンテージとディスアドバンテージは、どのように感じられていますか。
李:アドバンテージは、コーチとマン・ツー・マンでレッスンを受けられるので、密なコミュニケーションをとって多くを学ぶことが出来たことです。
ディスアドバンテージは、RBが一人なので競争相手がいない、比べる相手がいないので、自分と毎回、毎回戦って、自分とコンピートだったり、チャレンジだったりしなければならないといったところが、自分のこのプログラムにおける挑戦でした。
記者:ライスボウルが終わった後に自身の武器について「加速やボディバランスの部分は十分勝負できると思っている」とおっしゃっていましたが、実際に行ってみて、それは変わらず感じていることですか。
李:実戦する機会はあまりないので日々、ポジション練習だったりということしか出来ないのですが、そこは自分の強みだとずっと思っていますし、今回トレーニングをしていても、RBコーチをしているトレーニングスタッフから、バランスだったり、フットワークだったり、メニューをこなす際のボディバランスだったりは、高く評価して貰えていると感じています。
記者:あと、足りない要素が沢山あるとおっしゃっていましたが、今一番感じている足りない要素はどこですか。
李:プログラム参加前にあげた課題は、パスキャッチ能力、英語、キッキングゲームだったんですが、今一番の課題と感じているのは英語です。それは、何故かというと、フットボール・ランゲージ能力をもっと磨いていかないといけないと思っています。日々チームメートだったり、コーチだったりと会話する分には問題無いんですが、実際にNFLチームに行った時にコーチだった、チームメートだったりが、スラングを多用した時に自分がしっかりと理解できるか、そのためにフットボールのスラングだったりをもっと、もっと吸収していくと言った意味では、まだまだ課題があるかなと思っています。
記者:英語の先生は付けているのですか?
李:いいえ、付けていません。
記者:今回キャンプに参加する前に見えなかった、NFLへの道筋は見えましたでしょうか。
李:道筋が見えてきたというか、自分がそこに行って具体的にどんな勝負をするが明確になってきた。それはキッキングであったり、キャッチングであったり、自分がRBとしてプラスアルファのバリューを見せていくこと、プログラムの前から感じている事が正しかったことを認識できたこと、今後も継続してそこで勝負しなければならないと言うことが明確に見えてきたと思います。
記者:今後、具体的にNFLに進むため何をして、どうしないといけないと感じていますか。
李:実際にキャンプに行ったら、まずキッキングでバリューを見せて、とにかくチームのロスター残れるように、自分の価値をもっともっと出して行く。RBとしても3、4枠だと思うんですが、最初の選手はエースで、二人目がFBのような選手で、三人目がキッキングとかスペシャリストとしても活躍している選手をスポットに入れているので、そうゆうところを意識して取り組めたらなと思っています。
記者:このキャンプの参加者は海外練習生枠として帯同できますが、今年は練習生枠を狙っているのか、ロスターを直接狙っているのか、どちらでしょうか。
李:当初はアロケーションされることが目標としてここに来ましたが、ここに来てからはアロケーションされることは前提で、自分がロスターにどうやったら残れるのかと言う気持ちで過ごしてきました。
記者:その気持ちの違いというのは、どこで生まれたのでしょうか。
李:このプログラムのスタッフが、オリエンテーションをする中で過去の選手が成し遂げた偉業だったり、自分達に期待している事だったり、自分達がどうなりたいか、といったところを、ミーティングを重ねて話していく間に自分の目標が定まったと感じます。
記者:新型コロナウイルス・パンデミックの中での挑戦ですが、影響と対策を教えて下さい。
李:影響はかなりありました。まず毎週月曜日の朝に簡単な検査を行って水曜日に結果が出るのですが、毎週、毎週、陰性の結果が出ないと練習に参加出来ないという流れで、毎週検査を行っていました。このプログラムに参加する当初1週間ホテルでの隔離を経て参加しています。IMGアカデミーでも特別にIPP専用の室内施設を作り、アカデミーの学生や他のアスリートとは交流が無いよう、常に自分達だけでトレーニングしてきました。
記者:ウエラブルのトラッキング・システム(濃厚接触者監視機器)を身に着けていましたか。
李:IMGアカデミーの施設に隣接するヴィラで共同生活していて、そこからの外出は基本的にしていません。
記者:ワクチン接種の予定はありますか。
李:ありません。
記者:キャンプ終了後の予定を教えて下さい。
李:プログラム終了後に帰国する予定でしたが、スタッフに勧められスムーズにチームに合流できるように、アメリカに残ることにしました。5月1日のドラフト後にアロケーションが発表されるのですが、それまで残ることにしました。
記者:滞在ビザの件はどうなっていますか。
李:このプログラムに参加するためにB1ビザを取得していますが、アロケーション後のチームとの契約の際にP1ビザを取得します。
記者:それでは日本には帰らずにアロケーションされたチームに合流するのですね。
李:その予定です。
以上
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touchdownnetwork · 3 years
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自分一人の米国挑戦:IBMビッグブルーWR近江克仁
Xリーグ・IBMビッグブルーのWR近江克仁選手が、テキサス州サンアントニオで開催中のザ・スプリング・リーグ(TSL:The Spring League)に挑戦中。ザ・スプリング・リーグにはプロフットボールを目指す選手が、プロ・スカウトの目に留まりNFLのサマーキャンプに招聘されることを目標として、全米から集まってくる。
 今回のTSLは、カナディアン・フットボール・リーグ(CFL)がシーズン開催を見送ったこと、エックス・エフ・エル(XFL)やアライアンス・オブ・アメリカン・フットボール。リーグ(AAFL)などでNFLを継続して目指す選手が増えたことなどから、これまでのTSLより選手の力量が高い。元オハイオ州立大QBバレット、元ミシガン大QBパターソンなど、カレッジ・フットボールの最高レベルでプレーした選手が何人もいる。
 タッチダウンネットワークは、こうしたハイレベルの米国人選手と競いながら、米国でプロフットボールを目指す近江克仁選手に、TSLで2週間を過ごした時点での考えをうかがった。
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パス練習に励む近江。(Photo : Alex Goldstick/The Spring League)
プロフットボール選手になる夢を実現するため、自分の力を信じてTSLで奮闘する近江克仁選手に敬意を表したい。
 質問:TSLに参加し米国人の選手とプレーした手応えを教えて下さい。
近江:TSLに参加して、手応えを感じています。現在、チーム内でのWRの序列は4番目です。ただし、自分では実力は2番目か、3番目と思っています。
現在、スタメンはNFLカンザスシティで怪我のためにカットされたダボン・グレイソン、マイアミのプラクティス・スクワッドだったT.J.ラーミング、そしてカメロン・ウイリアムズ(インカーネイト・ウォード大)の三人です。WRが4人の時は、私がYとして出場します。
グレイソンとラーミングは確かに実力がありますが、それほどの実力差は感じていません。ウイリアムズに関しては、私の方がうまいと思います。それではなぜ序列が4番目なのかと考えてみると、他の選手は米国における今までのプレー実績があるという理由で、HCスティーブ・フェアチャイルドの信頼を得ているように感じます。また、英語によるコミュニケーションが十分にとれるかどうかという点も影響しているように感じます。
質問:TSLの6チームの選手はどのようにして決定するのでしょうか。
近江:今回のTSLでは、まず公式のインスタグラムで6チーム、1チーム32人の選手が発表されました。その後、TSLの6チームのシーズン開幕へ向けた練習が開始されると同時に、100-150名が参加するショーケースが3日間行われました。ショーケースは、6チームが練習をする前の時間で開催され、チームに有望と思われる選手はスカウトされる仕組みです。
ショーケース出身の選手はチームに合流して練習に参加します。そこで実力を認められればチームに所属することになり、不要と判断されればカットされるので、まるでNFLキャンプを体感している感じです。
質問:TSLの選手の質はどう評価しますか。
近江:TSL選手はピンキリという印象です。一言で言えば、6チームに最初からセレクトされ所属している選手は上手いですが、ショーケースから入ってきた選手は上手くないです。最初からセレクトされた選手の中にも実力差はあり、私より上手くない選手もいます。WRの実力レベルを比較で例えると、アトランタのフリオ・ジョーンズより上手い選手は当然いませんが、ラスベガスのハンター・レンフロウより上手い選手はいるように思います。質とは意味が異なりますが、米国のフットボールは個々の選手の実力ももちろん大切であるが、試合で活躍した実績が最も重視されると学びました。
質問:第1週、第2週は、WRとして出場したがQBバレットがパスを投げてくれなかったとうかがいました。ターゲットとして認められるためにはどのようなことが必要でしょうか。
近江:J.T.からの信頼は得てきていると思います。特に、練習前、練習後のハードワークが認められてきた気がします。しかしHCフェアチャイルドからの信頼はまだ薄く、私のレシーバーとしての実力より、他の選手のプレー実績を優先されているように感じます。実力が私の方が上でも、かつて属したNFLチームのシャツなどを身に着けている選手を使いたがる感じです。第3週の練習では、私をターゲットにしたプレーも追加され、認められてきています。また、ブロッキングではかなり高い評価を得ています。ハードワークを続けて信頼を得るのみです。
質問:TSLのWRをみてXリーグの日本人WRと異なると感じることがありますか。
近江:米国人のWRと最も異なると感じるのは、WRがルートを走る際の自由度が違うことです。TSLのWRの方がよく言えば「多彩」、別の言い方をすれば「雑」です。私のルート・ランニングは「正確で美しく堅実」という感じです。
全般的に負けていると感じる点はあまりないです。試合で活躍した選手が上手いという実績社会なので、米国での実績がない私はハードワークを続けて、試合で活躍するほかありません。飛んできた球は全て取る、プレーは全て理解している、ブロックもできるといった、アピールできるところは大袈裟にでも、アピールしていき信頼を得たいと思います。
質問:米国のフットボールに挑戦する上で、目標としている選手があれば教えて下さい。
近江:アトランタのフリオ・ジョーンズは昔から憧れている選手で本当に凄いと思いますが、自分がフリオ・ジョーンズになれないことも分かっています。私と同じサイズ感でよくプレーを見ている選手は、グリーンベイのディバンテ・アダムスです。アダムスの正確無比な動きは見ていてとても美しく感じます。同時に、自分がプレーをする上で、アダムスの動きはとても参考になります。
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自室でくつろぎながらも練習動画を見る。
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touchdownnetwork · 4 years
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日テレNFL中継スローバック 1988年の第1歩(後編)
増田隆生の放送席から眺めたNFL・第10回
 日テレがNFLの放送権を獲得した88年シーズン、日本テレビアナウンス室(当時の組織名称)のNFL担当は入社20年目の吉田真一郎アナ、入社7年目の私、そして新人の福沢朗アナの3名でスタートしました。
89年1月に開催される第23回スーパーボウルの実況は、シーズン開始前からベテランの吉田アナに決まっていましたが、レギュラーシーズンは私を中心にシフトを組むことになり、そのことがアナウンス室長から伝えられたのは8月18日(木)のことでした。
NFLのシーズンインまで2週間あまり。当時はNFLに限らず、海外スポーツの情報収集は非常にハードルが高く、時間がない中で私は何から始めたら良いのか頭を抱えていました。
翌週の月曜日8月22日にNFL中継の解説に決まっていた故後藤完夫さんを訪ねて、港区芝公園にあった「TOUCHDOWN」編集部を訪問しました。インターネットが普及する前、その道の第一人者から直接話を聞くことが情報収集の王道だった時代です。
この時に後藤さんから教えていただいたのは、細かい話ではなくフットボールがどんなに楽しいスポーツか、ということでした。その時から、後藤さんとご一緒するフットボール中継は試合を伝えながら自分たちもフットボールを楽しみ、終始一貫フットボールの魅力を届けることを一番に心がけてきました。
このコラムの第3回、第4回に書きましたが、シーズン開幕直前の8月下旬にゴルフ中継でアメリカ出張があったのは非常にラッキーで、後藤さんに教えていただいたNFL関連のデータ誌「NFL Record & Fact Book」、「Football Register」に加えて、シカゴやニューヨークの書店を探し回ってプレビュー雑誌、ファン向けに編集されたペーパーバックなどを購入して帰国したのは、初放送の1週間前のことでした。
アメリカ出張中に各チームが発行する選手プロフィール満載のメディアガイドの存在を知りましたが、アメリカの書店でも売っていないし、どのように入手したら良いのか…。
手元にあるのはドルフィンズ対ベアーズ取材中にプレスボックスで手に入れたベアーズのもの1冊だけ。そこで私はダメ元で「NFL Record & Fact Book」に載っていた各チームの広報担当者宛に、メディアガイドを送って欲しいとFAXを送付するとともに、手紙を書いたのです。すると全28チーム中、24チームからメディアガイドが日本テレビアナウンス室に届いたのには自分でも驚きました。会社のレターヘッドが印刷された正式なものでもなく、市販の便せんに手書きでしたためた私のリクエストに対して真摯に対応してくれたのです。
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 各チームから届いたメディアガイド現在も私の書棚にあり、時々見返しています。
相当量のガイド誌や書籍が集まりましたが、当然のことすべて英語のため中継の資料作りには、普段の何倍もの労力が必要でした。88年の秋から冬にかけては、受験勉強の時よりも英文和訳に向き合った時間が長かった自信があります。どうしても理解できない時、報道外報部の英語が得意な人に頭を下げて聞きに行ったのですが、辞書には載っていないフットボールの専門用語も多く「よく分からないな」「何だ、これは。文法がおかしいな」という答えが返ってきて、揚げ句には「もう少しまともな本を読みなさい」と言われる始末。
WRがワイドレシーバーだということも知らない人に聞いた私が間違っていました。
そんな中で、思わぬ助っ人が登場するのです。当時のニュース番組は、主音声が日本語、副音声が英語の2カ国語放送(その頃は音声多重放送と言っていました)だったのですが、その英語放送を担当していたアメリカ人アナウンサーです。
彼は私を見つけると「NFLプログラム見たよ。日本でサンフランシスコのゲーム見られるなんて信じられないよ」と、いきなり話しかけてきました。それまでほとんど面識がなかったのにです。聞けば、彼の故郷はサンフランシスコ郊外で、子供の頃から49ersとレイダーズを応援していたとのこと。そこで私は、訳すのに苦労していた箇所を彼に訪ねると、興奮した口調で、手取り足取りというか、懇切丁寧に本に書いてあることだけではなく、プレーのこと、49ersのことなどを教えてくれたのです。彼は、大好きなNFLの話を日本で出来ることが嬉しくてたまらなかったと後に聞きました。
この気持ち、NFLファンなら分かりますよね。
番組も回数を重ねると、選手のプロフィール系の資料は蓄積が出来るのですが、ゲーム情報が不足していました。「USA TODAY」紙が、金曜版にその週のゲームプレビュー、月曜日に試合結果とレビューを掲載していたのですが、日本国内では入手困難。私が調べた限りでは、帝国ホテル地下の売店で数日遅れのものが販売されていただけでした。
そこでまたも、思わぬところから助っ人が登場します。
ある日、アナウンス室に国際電話がかかってきました。「増田さん、お久しぶりです。覚えていらっしゃいますか。報道でアルバイトしていた時にお世話になっていました」。
報道局にニュースを読みに行くと、記者が書いた原稿をアナウンサーに届けるのは学生アルバイトの仕事でした。その学生アルバイトの一人が、アメリカンスポーツが好きでニューヨークに渡り、親戚の会社で働きながらジャーナリストを目指していたのです。
「日テレでNFLが始まったと聞いたのですが、僕で何かお手伝い出来ることありませんか。
NFLのために何かお役に立ちたくて」と申し出てくれたのです。
そこで、「USA TODAY」のNFL関連の記事を毎週ファックスしてもらうことにしました。
もちろん、アルバイト料を支払ってです。このファックスは、中継資料に深みが出るので、本当に役立ちました。インターネットが発達した現在と比べて、情報一つ一つの価値が非常に高かった時代のエピソードです。
因みに件の学生アルバイト出身の彼は、その後日本の新聞のアメリカ法人でスポーツを担当し、NFLの現場で何度もご一緒する機会がありました。
情報収集が簡単ではない時代でしたが、どこからともなくNFLやフットボールが好きな人物が登場して初期の中継を支えていたといっても過言ではありません。
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