thisfeeling - Tumblr blog

thisfeeling · 7 years

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今日は20年ぶりにコーネリアスのライブに行ってきた。

20年も経つのにあの時のライヴは色あせず今でも私の中に焼き付いていて、度々思い出しては反芻してぎゅっとするもの。

このところずっといろんなことに悩んで元気も気力も無くて、落ち込んでいた。何もしたくないし、誰にも会いたく無く、でも一人だとソワソワして落ち着かず、何かしないといけないと思っては何もできず、一人でぐるぐるとしていた。

今日も出かけに雨が降り出してどうしようかな、と思ったくらい。最近は自分のパワーが落ちているからか、晴れ女度も下がっていて、お休みの日は雨ばかり。

そんな気の滅入る日が続いて、でもなんとか奮起して動いて。

新曲やアルバムは聴いていなかった。ライヴで聴くのもいいかな、と思って行く前も何も聴かずそのまま会場へ。

訳あって声を掛けた人がタイから来た子だった。会場に入ってからも会って、話す。私はやっぱり外国の人と縁がある、それをもう声に出して言い張りたい。周りとは違う、そういうことを言うと疎まれるけど、もう声に出して大きく言いたい、今日はそんな気分。昔の強いわたしと出会うことができた気がしたから。15歳、中3。一番わたしの中でとんがっていた時代。

ライブでは大好きな曲がファンタズマから演奏されて、最後は涙がうるんだ。

わたしの原点に触れることができた気がして、これまで悶々として、やるせなくて、うじうじして、落ち込んで、そんなだったから少し元気が出た。

わたしは私。14歳からライブに行きまくってお酒を飲みまくっていた、私。成長が遅かったからいつも大きな服を着て、おしゃれして、渋谷や原宿に行って、学校から走って渋谷のHMVでサインをしてもらった私。いつの頃からかこういう話をすると、みんなが逃げていくようになった気がする。へー！じゃなくて、ふんって感じで。だから女の子があまり好きじゃない、そう思う。

みんなと違うことがすごいわけじゃないし、どちらかといえばここまでの人生生きてくるの結構大変だった。人とはうまくやれないし、うまくしゃべれないし、成長しないし、でももういいや、って。自分のことを今はきちんと話したい。外人と遊びまくった時期のことも、それ含めて今の私で、だから今こんなで、でも、それが自然の私なのかも、と少し思えてきた。

あなたがいるなら。

いろんな人の顔が浮かんだ。

夏に東郷神社であそんだアメリカのV.

音楽したり、目黒川お散歩したり、たくさんの思い出をくれたカナダのM.

腐れ縁のS.

それからお姉ちゃんとお姉ちゃんの赤ちゃん。私、成長したね。

いっぱいの顔と国が浮かんで、ぎゅっとしたけど、あったかい気もした。

今日話したタイのあの子のことも、私きっとずっと忘れない。

自慢でも武勇伝でもなくて、これが私の生きてきた出来事。

ただいま、って言えるところがたくさんあっていい、

過去の大好きなものを無理して捨てることない、一緒に私ともっていっていい、って私の見ている占い師さんが言ってた。

その言葉がすごく私を落ち着かせた。私は一度好きになったものや人を手放すことができないし、どうあっても一緒にあったかい気持ちで持っていくのが常だったから。執着みたいだけど、私にとってはすごく大切な思い出で、一緒にいないといけないものだったから。

どこかで忘れてきた私と、私が少し出会って、ただいま、って言えた気がした。音楽って、素晴らしいライブって、本当に素晴らしい。

Thank you , Cornelius.

You missed it, bro.

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thisfeeling · 7 years

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毎年思うのだが、やっぱりクリスマスが終わってからの年末からお正月にかけての時期が苦手だ。

クリスマスはキラキラしていて好きなのだが。最近ではもう、クリスマスに街を一人で歩く事にも、それほど気にする事はなくなった。あの日本の習慣も今では薄れてきいるように感じるし。

年末になると人々がなにかに焦っているあの感じが苦手なのだ。皆に、私の知らないなにかで急かされている気がするのだ。私の知らない見えないなにかが迫ってきているだろうか、そういう感じに気持を揺さぶられるような、不安定な気持になる。

たしかに、いつもクリスマスからお正月には体調を崩す。今年も私の暴れ馬が暴走した。

お正月休みや年末、帰省ということに関係ない生活をしてきたせいなのかもしれない、この時期の習慣になじみがうすい。ここ何年かは正月も仕事だったし。両親は東京の生まれではないけれどお正月におじいちゃんおばあちゃんちで過ごすという記憶がほぼない。帰省ということにほんのちょっと憧れて、一人暮らしを始めてからは帰省するという言葉を使っている。しょっちゅう帰省してるけど！

年末といえば、１年を振り返ったり次の１年の事を考えたりするのだろう。が、今年はもうそれもずっと前に終えてしまった感じだ。考えすぎて崩れたのだ、続いていくことってすごいな、と思った。とりあえずある、という保証のようなもの。それがないことのまあ不安定なことったらなかった、この２年。隣の芝生は蒼いんだよなあ、ということ。

先の事考えたら楽しさより不安や心配が増えてしまったのでストップして今年は早く”正月休み“に入る事にした。おかげで三が日って明日までだっけ？と言う気分だ。

この冬は映画をよく観た。本も私にしては読んだ。

言葉って強い。

私には一番かけているアイテム、言葉（を発する）。

書く事は好きなのに、しゃべるのが出来ない。脳と口の接続が悪いのかもしれない。いや、コミュニケーションが下手なのだな。

時に武器になる。誰かを救う武器、誰かを傷つける武器。自分を上げる武器。

Warm Bodies が思った以上に面白かった。あの日本の映画のポスターみたいな宣材写真みたいなの、おかしいのが多い。映画との雰囲気ギャップが違い過ぎるもの、紛らわしいのでやめて欲しいなあ。

ゾンビから始まるとこもおもしろいんだけどレコートが出てきたり使われる音楽も心に響く。一番は、なにか私とゾンビが重なって感じた事。

笑いたい時にはアメリカのコメディ映画が一番。Hapy Gilmore 、I Now Pronounce You Chuck & Larry、一番スカッとするのはBlues Brothers 。

大泣きしたのは Me and Earl and the Dying Girl。

映画の中の人々を観て泣いたり感動したり考えたりしていた。人生ってなんだろう、今年はそんな事ばかり考えてしまった。

考えない努力、沈まない努力、改善努力、色々試みても、すぐになくならないものだ。習慣ってすごい。でも、

今年頑張った、という事にした。

私は周りと回っているペースもスペースも違うんだ、と。

なんとなくまわっている、と言う感じでもいいか、と思うこと。

あとは最近一人で街を歩くとおもったことがあった。

私が見て、悩んでいる事って半径何センチかのことで、きっとここの誰か女の子に話したらなにそれ？ってことでもあるんじゃないか、って。習慣や生活、取り巻く環境でまったく違うかもしれないな、と。

良い意味でふわふわになれる瞬間。

December. 2016.

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thisfeeling · 7 years

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今日もなんだか冴えない気持ちで始まった1日、なるべく考えず、なるべく明るい気持ちでいないといけないとわかっていても、簡単にできるものでもなく、そう考える自体がもう明るくない。

お買い物に行ってお天気がよかったのでいつも通り裏の公園に足を向ける。気分が冴えないときに気を変えるために、そして気分が良くて伸びをしに行くために、ここにはよく行く。

今日は前者。お気に入りの大好きな街が見えるスポットまで階段を上っていく。小さな広場の入ってはいけません、という地域。柵に腰掛けていつも通り好きな街の方を眺めながら退屈でとりとめのないことをぼんやりともやもやと思いながら、いっぷく。

ぼけっとしていると後ろからこんにちはという声が聞こえた。誰かに誰かが言っているのかと思ったけど、なんとなく視線を感じたのでヘッドフォンをはずして振り返ってみる。真ん中にある木の上から男の子がこっちをみてた。

手を振ると木から降りていく。しばらく見ていると、木の下の幹からピョコって顔を出す。かわいさのあまり笑って真似してぴょこってやる。

男の子は駆けてきた。

「かくれんぼしてるの！」

「へえ！いいね、お友達と？」

「うん。ーーーさんとーーーくんと一緒に。さて、だから僕はみつからない難しいところをさがさないと。」

カラフルなジャンパーに大きくてどこか不思議な目がこっちを見てる。

「そうだね。がんばって！」

「ありがとう！」

また駆けて行って木の方で友達にみつからないように友達の姿を探していた。そしてどこかへ向かった。

曇った景色にぱっと明るい景色が広がった。この感じ、久しぶり。

よくこのくらいの男の子には声をかけられていた。バス停で「どこ行くの？」、「もう降りちゃうの？降りないで！」と大胆なナンパをいただいたり、神社の角でわっ！！って驚かされたり、セミの抜け殻を急に自慢げに見せられてじゃべったり、八幡さんでは足にハグされたり。なぜだろうか、彼らにはきっと私が同じ生き物に見えるみたいだ。もしくは何か興味を惹かれる妖精的な生き物に。大人社会ではこんな歓迎を受けたことがないから、とっても元気をもらう。

あったかい気持ちになって、私は家に向かう。みつからないでね、と思いながら、階段を降りる。下からまた彼が登ってきた。

「さようなら！」

「さようなら。」

私たちはもうお友達。

「気をつけてね！」

「うん！ありがとう！！」

こんな素敵な男性にココ何年出会っていない。今もこんなに素敵な男の子がいる。びっくりした。

この何年かのネット世界に疲れたり考えたり、いい部分も面倒くさい部分も、どこか違う、私には合っていない、って思っていたものが、そうだよ、って言われてがんばってって言ってもらった気がした。最後には。

私は一生彼の幸せを願っていく。きっといい男になるね。

おかげで気持ちもあったかくなって、またベランダから好きな街を眺める。いつかは、っていつも思ってる街。大好きな高校生活を過ごした街。

ふと、もしかしたら彼の方が妖精だったんじゃないか、って思った。

2016. November.

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