Tumgik
#荷物を持ってくれる探検ロボ
arcadebroke · 1 month
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56 notes · View notes
planetwinkle · 4 years
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メイドインアビスというアニメを観ました
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お前らが言うところの・・・「ネタバレ有り」だよ
感想をひとことで言うと!
「え!あ?もう終わりなの?!」
でした。笑
メイドインアビス っていう漫画を知っていますか?知ってるよという人は今すぐDMアッLINEでもいいので連絡くださいね?
私がこの漫画をちゃんと知ったのは2,3か月くらい前でした。好きなイラストレーターさんが,年始に公開された映画の感想をつぶやいたことがきっかけだよ!
気になって調べてみたら,女の子の探検家と男の子のロボットの話だということが分かりました。へーそうなんだー。絵とか名前だけは見覚えがあったから「あーあーこれかー!」ってかんじ。でもそれよりもっと「絵柄詐欺のストーリー」ってのが気になりましてね。(まどマギかな?)ただまどマギは自分がまだ中学生で(今よりもさらに)浅はかなガキだったからあんまりトラウマとかってのはなくて…だからどんなむごたらしいことが起きるの・・・と恐れおののいていたわけでした。
でもどうしても気になっちゃって。Webで2話くらいまでかな?漫画読んだの。おもしろかったよ!
んでやっぱり散々検索とかしちゃうわけじゃん(笑)ついった漁ったり,つべでシーン集とか見ちゃうんだよ。考察スレとかね。笑 そんなわけであらすじは予習しちゃいました(笑)このとき既に悲しみの涙流してましたからね。どうなってんのっていう。そして出会ったのがこの画像の子。もふもふでかわいいけなげな子…ナナチだよ…
ケモ属性はなかったはずなんだけど…あまりにもかわいい&かわいいなので,見事に西の壁がゆがんでいったってわけ…でも忘れないでね,ここ,まだ,予習の時点でこれだからね?!
さ,これは世間が落ち着いたら漫喫行って全部読まなきゃ~と思っていたのですが。なんと!なんとこの週末に,Abemaで全話無料配信だっていうじゃないですか!!!!は?!詔が過ぎるだろ,見るわこんなの…と速攻実家に帰ってAbema落としたわ。笑
以下更にネタバレだし本能のままに書いているのでちょっとだけ注意☆
わくわくしながら見てたんですけど,「あ~少年こどもかわいいね~」ってのが数話続いて,リコとレグが「二度と戻れない旅」に出かけたときに涙の第一波…いやあのね,リコに対して素直になれないナットがいじらしいのなんの。わかるよ,わかるよナット…ずっと一緒にいたのにさあ,急に現れたロボ少年にリコを連れていかれてしまうって気になるよね,わかるお…ああーーッこの,この悲しい気持ち!!!!でもそんなナットが,旅立ちの最後の最後の案内をするんだよ…泣��ずにいられますか?無理です泣いた。
ちなみにこのナット少年,レグと自分を比べて苦しむシーンも切なくなりました。上昇負荷でグラグラした体にグラグラしたメンタル…
いざ穴に入ってみると,かなり元気な二人。希望に胸が高鳴っていますね!でもそれもつかの間,あっという間に一難去ってまた一難ぶっちゃけありえない…ハラハラしながらも,第一チェックポイント(?)であるシーカーキャンプに到着。
ってなんだこのかわいいこはーーーーー!!!
シーカーキャンプの見張り役,マルルクだよ…これは描きたいと思えるキャラですわ。かわいすぎるね。
そんなとってもかわいいマルルクの師匠は,とってもこわくてちょっぴりやさいいオーゼンっていうえらい探窟家。(この作品では探険家じゃなくて探窟家っていうみたい)手荒に鍛えられました。ここでの見どころはレグとマルルクの友情ではないでしょうか。友情ですよ。
そしてやっぱり深く深くもぐっていくわけですからね。マルルクともお別れするんですよ…はい涙の第二波です。わかってた…マルルク元気でね…うっ…
リコとレグはどんどん進むよ!しかしやっぱりめちゃくちゃな襲われ方する…タマウガチとかいうめちゃくちゃな化け物生物に襲撃されて,リコ瀕死…!
ここほんと見ていて痛かった(;;)このアニメがグロだのリョナだの言われるのの代表シーンだと思うんだよ…リコが痛々しいのは勿論なんだけど,「リコが死んじゃう!どうしよう!」って不安になって自分を責めてどうしようっていうレグも見てられなかった…どうしようって思った…
ま,そこで登場するんですけどね!かわいいナナチ!
豊富な知識フル活用でリコを助けるナナチ…神ですね。うろたえるレグに淡々と指示を出すナナチ…この二人の関係,尊くないですか?リコが目覚めるまでの二人についてまた別の記事書くわ…ナナチが背負った過去もここで明らかに。はいはい別記事別記事
そしてついにリコが目覚めた!一安心だね!ナナチも加わってさあ出発だ!
っていう全13話でした。書きたいことはまだまだあるんですけど,長くなったので別にまとめるね。ぜひアニメまたは原作読んでそのあと次の記事も見てね。笑
ほーんとあっという間に見ちゃった。アニメを見るってのがすっごい久々でしたが,見終わってからはやっぱり上昇負荷でしばらく心身が無になりました。
とってもおもしろかった!みんな見て。おわり
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socialmoviesblog · 7 years
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■アニメ「ガサラキ」のメモ
▼ふと思い立ってアニメ「ガサラキ」を見返していた。1998年放映の作品にもかかわらず、後のイラク戦争や、日本のPKO派遣、穀物投機の末の中東動乱、さらには日本会議的な右派と政権中枢の結びつきに至るまで…2000年代~現在にかけての世界の行方をかなり的確に予想していて改めて驚いた。
▼以下、ストーリーを振り返りながら、適宜、現実の情勢と見比べる。 
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▼物語の主人公は、豪和ユウシロウ。彼は、三菱重工や川崎重工のような巨大重工系企業・豪和インスツルメンツ創業者・豪和乃三郎の四男。なお、長男は一清、次男は清継、三男は清春。ちなみに、この豪和インスツルメンツは本社のある場所が豪和市となっており、まるでトヨタのようだ。いや、警察だって彼らの言いなりなのでトヨタ以上だが。
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▼そんな巨大企業を率いる豪和家は「ある研究」を密かに行っていた。
▼それは特殊二足歩行兵器「TA」の開発。TAはいわゆる戦場用のロボット兵器なのだが、特殊な人工筋肉で動いており、ユウシロウがパイロットとして搭乗すると、なぜか高いパフォーマンスを発揮する(エヴァでいう「シンクロ率が高い」状態だろうか)。またそれだけでなく、彼の周囲に別のTAがいると、それらも同様にパフォーマンスが向上するのだった。
▼そしてある日、ユウシロウは「研究の一環」で、乃三郎や兄弟達が見守る中、山中の崖下のような場所で「能の舞」を踊ることに。すると、舞を舞いながら彼がトランス状態に入って行くにつれ天空から円形の波動のようなものが。そして波動は地上に降り注ぎ大地を直撃。「ドン!ドン!」と地面が円形にえぐれていく。そして最後の一撃が…と、思いきやユウシロウの脳裏に一人の少女の姿が浮かびあがる。そして…「呼び戻さないで! 恐怖を!」…少女の声を聴くや我に返るユウシロウ。すると波動も消えてしまう。兄弟達は「あと少しだったのに」と言わんばかりの苦々しい表情に。
▼これは一体何の実験なのか?そして少女は何者なのか?
▼そんな中、中央アジアの小国「べギルスタン共和国」で事件が起きる。核爆弾のような「謎の爆発」が確認されたのだ。これを受け、核実験ならば看過できないとして「世界の警察」アメリカは国連を通じ「核査察」を要求。だが、べギルスタン側はそれを拒否。するとアメリカはNATOらと多国籍軍を結成。爆発が核によるものなのかも未確認のまま「大量破壊兵器からの自衛」を掲げ、中央アジアの小国へと乗り込んだのだった。
▼そして、この多国籍軍と歩調を合わせべギルスタン入りをしたのが自衛隊。「憲法の問題」を抱えながらも、それを押し切り派遣を決めたのだが、現地に送り込まれたのは自衛隊内の「特務中隊」に所属するTA部隊。なんと豪和が開発中のTAが早くも戦地に送られたのだ。目的は、戦争に乗じ、TAの実戦データを収集するため。
▼さらに、TA中隊の中にはユウシロウの姿も。彼は民間人だったが特殊な能力を持つことを買われ特別に「大尉」の資格で参加していたのだった。
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▼だが。べギルスタン入りした特務中隊の前に現れたのは、TAとまるで同じ二足歩行兵器(MFと呼ばれている)。実はべギルスタンの首相サイドには、「シンボル」と名乗る多国籍企業の顔をした「謎の組織」がついており(というか首相は彼らの傀儡状態であり)、MFは彼らが送り込んだものだった。
▼そして、そのMFに乗り込んでいた主要パイロットこそ、ユウシロウの脳裏に浮かんだあの少女。名はミハル。彼女もユウシロウと同じような能力を持っており、「謎の爆発」は、ミハルが天空から呼び込んだあの「円形の波動」によるものだったのだ。なお、波動が降ってくる前に天空にできる穴のような空間は「特異点」と呼ばれている。
▼その後、駐屯地に引き返すも、ユウシロウはTVニュースに映ったべギルスタンの神殿内にミハルの姿を発見。すぐさま1人で向かうことに。そして、神殿で隊から抜け出してきたミハルと対面することに。だが、その後、シン��ルの部隊の追撃や、そこからの逃亡劇があった末、2人は一旦離れ離れとなったまま、戦争終結(というか暴走する首相を”用済み”とみたシンボル側の暗殺)とともに日本に帰国することとなる……
●中東と、中央アジアで微妙に場所は異なるものの1998年の時点で5年後に起こる「イラク戦争」の経緯(大量破壊兵器保有疑惑→核査察→多国籍軍進撃→日本も「後方支援」で無理やり参戦)をほぼ正確に言い当てているのが凄い。ただ、国連決議の元、多国籍軍を送ったアニメとは違い、現実には「世界の警察」は国連が「核査察の継続」を主張する中、それを振り切り派兵をした。この「国連軽視」はその後も尾を引き、ついには今年、自衛とは何も関係のない「シリアミサイル爆撃」にまで至った(いや、「アサド政権は樽爆弾を落として毎日のように自国民を殺している。人道的見地から見ればアメリカは悪いとは言えないだろう。ロシアのプロパガンダにハマりすぎの見方だ!」という人もいるかもしれない。だったら、途中でやめずに非人道的なアサドがつぶれるまでとことん打ち込むべきだろう。「人道的見地」だというのなら。)
●また「戦争」という国家の意思決定の最大事案に「多国籍企業の意思」が大きくからんでいることもしっかり描かれており、これも凄い。実際にも、イラク占領後の「石油利権」を狙ったハリバートン社や、戦後復興時のインフラ構築や行政システム構築を請け負ったベクテル社などが、この戦争遂行の意思決定に関わっていたのではないかと言われている(ナオミ・クライン「ショックドクトリン」などに詳しい)。
●さらに興味深いのは謎の組織「シンボル」の描かれ方だ。彼らはどこか、中世ヨーロッパの秘密結社のような雰囲気を漂わせているが、イラク戦争の原因を考えると結構意味深だ。というのも、あの戦争の原因の1つには、イラクが「石油決済をドル建てからユーロ建てに切り替える」と宣言したことが指摘されているからだ。これが「ドルの基軸通貨体制への挑戦」だとアメリカに認識され「イラクつぶし」が行われたのだという。そして、フセインの宣言の裏では、ユーロが、アメリカ1強を抑えるべく、イラクに「ドル建て停止」をたきつけていたともいわれる。ちなみにユーロの誕生は、ガサラキ放映から1年後の1999年。まだ誕生すらしていないのに、それを連想させる組織を描き出せるというのが凄い。
●そして、イラク戦争を期に戦争のハイテク化(REM)がさらに進んだことも見逃せない。情報共有機器や武器のハイスペック化などが重なり兵士の装備重量が増加。そのため今では犬のような四足歩行ロボットに荷物を運ばせることも検討されるように。また兵士1人にかかる投資額が上がったため殺傷時の損害が増加。それを回避するべくドローンなど無人化が進み、その過程で、無人のロボット兵器などの開発も進んだ。時代はTAが活躍するSFアニメに急速に近づいている。
●ただ、現実のロボット化が、兵士の負担軽減や人命尊重の観点から進められているのに対し、本作では、ロボに人が乗り込んでいることからも分かるように、それらとはまるで違う理由でロボ化が進められている。もちろん「ロボットアニメなんだからしょがないじゃん」ともいえるが、このことについては別の考えもあるので後述する。
 ▼ともあれ、べギルスタンから帰国したユウシロウ。だが、なぜ自分は初めて会った少女のことをすでに知っていたのか?そして自分が持っている特殊な能力の正体は何なのか?彼は「自分が一体何者なのか」を探るため、舞の師匠であり豪和一族の来歴を深く知る老人、空知検校の元へ向かう。
▼すると驚くべき事実が明らかになる。なんと、豪和ユウシロウは8年前に死んでいた。現在いる彼は、死んだユウシロウの記憶(遺伝子?)を別の身体に移植した存在だったのだ。ホルマリン漬けになった少年の姿の「自分」と対面し、言葉もでないユウシロウ。
▼さらに、彼はこの場所で武者の形をした巨大なロボットのような謎の物体を目撃。これは一体何なのか?そして、ユウシロウはなぜ別の身体を乗っ取ってまで生かされなくてはならなかったのか?
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▼ストーリーが進むにつれ、それらの謎は、豪和一族の「ある歴史」と関わりがあったことが分かってくる。
▼豪和家は古くより「嵬(かい)」と呼ばれる一族だった。この「嵬」は、シャーマンの一種なのか、天より聖なる力を呼び寄せ、「骨嵬(くがい)」と呼ばれる「巨大な武者の形をした人形」を操ることができる。そしてこの巨神兵のような人形の武力を使い、時の権力者たちの統治を影から補完してきたのだった。だが、大きな力を持つことで権力者ににらまれやすくもなった。平安時代、「彼らは危険である」と朝廷から切り捨てられそうに…すると、豪和の前身である渡辺一族は、それを受け入れ静かに暮らそうとする勢力と、自分たちを裏切った朝廷に反逆を企てる勢力とに分裂。互いに「骨嵬」を操って戦うようになる。その時、双方の巨神兵に乗り込んでいたのがユウシロウという青年と、ミハルという少女…現在の2人は、そんな彼らが転生した存在だったのだ(転生というと違うのかもしれないが、だったらなぜ同じ名前なのかが説明されていないので、こう解釈した)。
▼だが、争いの最中、天空から「あの波動」が降り注ごうとするや、2人は「骨嵬」を操るのを中断。争いは両者痛み分けとなるが、戦いで力を消耗した「嵬」の両派は、以後1000年以上に渡り「骨嵬」を封印。その後、豪和家は歴史の影に隠れながら長い時を生き抜いてきたのだった。
▼「嵬の一族」にまつわる悲劇の歴史を知るユウシロウ。その後、彼は蔵に安置されていた「謎の巨大人形」が、力を封印された「骨嵬」だと悟る……
●この辺は「未来予測」というよりも、グローバル化の進展→共同体の空洞化→それがもたらすアイデンティティ不安→それを埋める「美しい日本人の歴史(美しい民族の末裔なのだから、君も美しいんだよ)」と言った流れで当時語られていた「時代の空気」が反映されたものだろう。
●ただ、この時代あたりから現れ始めた「ホンネ重視の右派的言語」に、これまたこの時代あたりから盛り上がりはじめた「一緒に叩いてつながる2ちゃんねる的コミュニケーション」が結びつき、後に「ネトウヨ」が生み出されていった。だとすれば、その予感が作品に刻み込まれているのかもしれない。
 ▼こうして、謎の答えを得たユウシロウは、「実験動物」のような、「操り人形」のような今の状態から解放されるべく、隊を脱走したミハルとともに一族誕生の地、京都へと逃亡を始める。
▼一方…彼も参加した自衛隊特務中隊周辺では「ある動き」が着々と進行していた。動きを影で主導していたのは中佐の広川と彼が師事する国学者・西田啓
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▼西田は「平和だけれど私利私欲の追求にしか興味のなくなった“ただれた戦後日本”」からの決別を主張。そして「かつての日本人の美徳を取り戻す」という自らの思想を実現するべく、自衛隊とともにクーデターを起こし、権力を掌握しようと計画していた。
▼そのための秘密兵器として西田と広川は、豪和のTAに着目。自衛隊にこの二足歩行ロボを導入するとともに、豪和一族長男の一清を呼び寄せ仲間に引き入れるのだった。
▼さらに。彼は今の「ただれた平和」をもたらした原因の1つでもある「アメリカ」にも一撃を加えようと画策。その「一撃」とはアメリカ国債などの対米資産をかき集め一気に売りさばくことで、ドルの大暴落をねらうというもの。
▼だが、相対するアメリカは、この年、大干ばつが起きたことをきっかけに、自国の穀物輸出を一時停止する「穀物モラトリアム」の発動を発表。実は、この裏には別のたくらみがあった。というのも、アメリカは、輸出停止→食料不足→暴動発生→「日本沈没」という形で日本を攻撃することで、自国における対日貿易赤字の増加や、内政の失敗をごまかそう(矛先をそちらに向けよう)と考えていたのだった。
▼その後…「穀物モラトリアム」が発動される見込みとなるや、政府は国民のパニックを恐れ夜間外出禁止令を発動。だが、それで全てがおさまるはずもなく、外国人居住地区である「アジアン静脈瘤」を筆頭に暴動が起きると、それが飛び火。国会前には暴徒と化した国民が押し寄せるという事態にまで発展し、状況は日増しにキナ臭くなっていく…
▼こうして日本が混迷を極めていく中、ユウシロウとミハルは関西のアジアン静脈瘤に逃亡。そこで知り合った台湾人の王らにかくまわれることに。だが、魔の手が忍び寄る。シンボルが裏で糸を引くアメリカ軍が、2人の居場所を突き止め襲撃。逃げる最中、王は撃たれ、ミハルは米軍に連れ去られてしまったのだった。
▼それでも、ユウシロウはTA中隊と合流し、ミハル奪還を画策。その後、奪還作戦は一度失敗するも、紆余曲折を経て、ミハルは「シンボル」を辞めることを上司に認めさせ、2人は再会を果たすこととなる。
▼一方、アメリカ=シンボルの「日本兵糧攻め」を受け、西田は、この危機をクーデター実行の好機ととらえ返し「時は来た」とばかりに動き出す。とはいえ、アメリカに「金融ショック」の一撃を加えれば、穀物の入手はさらに遠のく。そうすれば日本国民は…彼の計画は「相撃ち」しかもたらさないのでは?だが、西田は言う。「日本人には物質的豊かさの欠落に耐えられるだけの強い精神性がある。だが、物質文明がすべてのアメリカ人にはない。3年。3年間耐えられれば、日本人は貧しくとも美しく生きるようになる。そしてかつて持っていた美徳を取り戻せる。」
 ●右派的思想を持つ者(たち)と政権中枢が結びついていく事態を、この段階で読み切っていた先見の明に驚く。「かつてもっていた日本人の美徳…」云���など言い回しまでそっくりだ。もちろん、安倍政権と日本会議的なもののカップリングのことを言っているが、その日本会議の誕生は、ガサラキ放映の前年(1997年)。この時期に、今の事態が訪れることを、本作以外に誰が予想しえただろうか。
●なお、日本会議は神社本庁と宗教教団「生長の家」を母体とする「日本を守る国民会議」と「日本を守る会」が合流して生まれたもの。彼らは戦後のGHQによる「押し付け憲法」と「神道指令」をはねのけるため活動。紀元節復活(2月11日を建国記念日として休日にしたのは彼らの動きによる)、元号法制化などを成し遂げ、悲願の「憲法改正」まであと一歩。「クーデター」は着々と進んでいる。
●また、西田の「国債暴落テロ」というと、アニメ放映の前年になされた故・橋本龍太郎元首相の「アメリカ国債を売りたい誘惑に駆られた発言」を思い出す。これ自体は「アメリカがお金を刷り、それを日本が自動的に買っている状態」への揶揄というかジョークのつもりだったが、影響が強すぎ、ニューヨーク証券取引所の株価が一時下落。その後、橋龍はパーティの席で謎の病に倒れるなどした末、失脚してしまう。そのため「CIAの陰謀説」がささやかれることとなった。つまり金融テロを起こすどころかテロられてしまったのだった(いや実際には、不況下での消費増税など経済政策の失敗→選挙大敗が失脚原因なのだけども。。)
●とはいえ、「穀物モラトリアム発動」→「国民暴徒化」→「金融ショックによる逆襲」の流れは、現実と照らし合わせると興味深い。実際に��きたことは、こうだった。2008年にリーマンショックが発生し世界経済が収縮すると、それを防ぐため、アメリカでは大規模な金融緩和を実行。そのため、市場にはマネーが溢れることとなり、それが穀物などコモデティ投資に流れていった。すると、穀物など食料の輸入価格が高騰。日本では起きなかったが、購買力の低い中東などでは食料不足が起こり、それが民衆暴動を引き起こすことに。このことが「アラブの春」など中東動乱の遠因となったとも言われている。
●「世界的金余り(実需不足)」が引き起こす「金融依存」が引き起こす「穀物価格高騰」と「民衆暴動」…この想定外にも思える結びつきを2000年代に入る前からとらえていたのはかなり凄いことだと思う。
●加えていえば、「貿易赤字累積や、内政の失策を日本攻撃で回避する」のくだりも興味深い。最初見た時は「ずいぶんとズサンな発想だな」と思ったが、トランプ大統領の主張を思い出すと「いや、当たってるんじゃないか」と思えてきた。ガサラキ恐るべし(笑)
 ▼その後…西田の「金融テロ」を阻止したいアメリカは、「それが実行される前に」とMFを送り込み、日本襲撃を敢行。だが、TA中隊の活躍などもあり、それが阻止されると作戦を中止。穀物モラトリアムも解除されることとなった。これで日本に平和が戻った。が…アメリカが手を引いてしまったことで自身のクーデター遂行も不可能になったと悟った西田は…自ら命を絶った。
▼しかし、そんな結末に納得しない人物がいた。豪和家長男一清だった。この時、「家庭内クーデター」により乃三郎から豪和家頭首の座を奪っていた彼だったが、その最終目標は「傀儡子の民」の完全復活。
▼これまで歴史の影に隠れ味わい続けてきた「1000年の雪辱」を晴らすことだった。
▼そんな一清はクーデターによる政権掌握が失敗に終わった後も、「最終作戦」の実行を画策する。その「最終作戦」とは、宇宙に住むらしき神的存在「ガサラキ」を地上に降臨させること。そう、上空に「特異点」を発生させ円形の波動を呼び込む「あの実験」は「神降臨」のためのものだったのだ。なお、この「ガサラキ」は「シンボル側」では「ナダ」と呼ばれており、組織のボスであるファントムの目的もこの「ナダ降臨」であった。
▼というのも、このファントムは、何千年にも渡り人類の歴史を観測してきた「人ならざる生命体」。彼は人類が無限の力を持つ「ナダ降臨」を起こす瞬間を待ち続けてきたのだった。
▼ともあれ、ユウシロウと同種の力を持つ妹・美鈴と「骨嵬」を使って「神」を呼び出そうとする一清。すると、天空に「特異点」が現れ、ユウシロウ、美鈴、ミハル、一清、ファントムは神のいる宇宙へと吸い上げられていく。
▼そして5人は特異点の内部にある「異次元空間」へ。彼らの前には、不気味に輝く「ナダ=ガサラキ」の姿が。彼は、目の前の人間たちにこう告げる。
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▼「自分はかつて宇宙に存在し、永遠の命を夢見た知的生命体であった。だが、文明が命のあり方も変えられるとの妄想に取り憑かれた結果、自分たちは自滅の道を辿った。それでも、今度は生命力に溢れた地球人に遺伝子操作を加え、自分たちの後継者として“永遠の命にたどり着く道”を解明する夢を託したのだ」
▼全てを知った5人。だが、ユウシロウ、ミハル、美鈴は「永遠の命の解明」など望まず「帰還」を主張。対して、一清は、この空間に留まることを切望。そしてファントムは数千年来の「生」からの解放を望んで消滅することとなった。
▼こうして、地上に戻ってきたユウシロウ、ミハル、美鈴。3人は特自の仲間や残された人々と共に、限りある命を生きてゆくのだった。
●こちらの「こじつけ」も多分にあるものの(笑)、世界の先を見通す鋭い洞察力に大いに驚かされた。だが、その洞察力を駆使して『ガサラキ』が描きたかったものとは何だろうか?
●それはストーリーの全体を流れる「操り人形」のモチーフからも示唆されるとおり、「対米従属(アメリカの操り人形・日本)」のことだろう。
●物語では「1000年前の話」として描かれているが、かつて特殊な力で強大な武力を操っていたものの、争いの果てにその力を封印されてしまった「傀儡子」とは、明らかに70年前にその(特殊な?)軍事力を封印された旧日本帝国軍(戦前の日本)の比喩だろう。
●そのラインで考えれば、彼らが操る「骨嵬」とは(たとえば)「零戦」のことであり、そこに搭乗するユウシロウが持つ「特殊な力」とは、「大和魂」となるだろう。
●先に戦場の「ロボット化」が、実際は、合理化、無人化、人命尊重化から起きているのに対し、ガサラキでは「まるで違う理屈」でそれがなされていると書いたが、TA=骨嵬が「(神風特攻に使われた)零戦」だと考えれば、その理由がわかる。
●そう考えるなら、西田、広川、一清らによるTA=骨嵬の開発は、「旧日本軍的な力の復活」を意味しているだろう。
●だが、なぜ「旧日本軍的な力」を復活させたいのか?それは、先の敗戦が、これまで日本列島を統治する勢力が、史上初めて、外からやってきた勢力に屈したということに関わる。この日本列島は、これまで「1000年」どころか、2000年以上に渡り、海外勢力から侵略されずにやってきた。
●たとえば、モンゴル帝国の襲来があっても、日本はそれをはねのけてきたし、秀吉の朝鮮出兵で敗れても、それが日本列島の侵略にはつながらなかった。
●そんな「無敗神話」が今から70年前、ついに崩れ去った。あの戦争は「単なる敗北」であるだけでなく日本列島の占領という「史上初の敗北」だった。
●ガサラキが「1000年の歴史物語」を導入したのは、このことを言いたかったからだろう。
●そして、この「史上初の敗北」の後、日本は占領軍(国連軍という名のアメリカ軍)により武力を封印され、「操り人形」として生きていくこととなった。
●そんな「史上初の屈辱」を味わった場合(しかも「ボロ負け」であった)、どんな反応が考えられるだろうか?2つあると思う。
●1つ目は「屈辱の“戦犯”を徹底的に罰すること」。この「2000年の屈辱」をもたらしたような勢力が二度と復活することがないよう、その気配が感じられるものは徹底的に批判する。そして、彼らが復活しないよう「戦前的」な文化は否定し、相対する「欧米的」な思想をどんどん導入していこう…戦後の「平和勢力」がとったのはこの路線だ。また、同じ敗戦国のドイツ、イタリアに比べても日本の「軍事アレルギー」が高いのはこのことが理由だろう。
●そして2つ目は「屈辱へのリベンジを果たすこと」。つまりは「この恨み、晴らさでおくべきか!」とばかりに、連合国側にもう1度戦争を仕掛けて勝つこと。まさに「戦後レジーム=連合国体制からの脱却」を果たすことだ。史上初の屈辱を味わったのだから「愛国者」ならば、こんな反応になるのではないか。
●しかし、現実には「そんなことを言い出す勢力」はほぼ現れなかった。それどころか「アメリカは敵ではない」「大切なパートナーなのだ」と言い出し始めた。これは何か?
●もちろん「もう1度戦争を仕掛けた」ところで「また負ける」からだろう。
●そして、そのことを直視したくないので、「アメリカは敵ではなかったのだ」「何かの手違いで一戦交えることになっただけで本当は仲間だったのだ」と思うようにしたのだろう。その代わり「こじれた思い」が引き起こすフラストレーションのはけ口として「アメリカの代理物」を叩くことにした。叩いて、屈辱を昇華することにした。
●その「アメリカの代理物」に選ばれたのが「欧米由来のリベラル思想」であり、彼らが持ち上げる欧米風のライフスタイルだった。西田の言う「ただれた戦後日本」であった。
●こうして、①の思いから「平和勢力」は戦前日本を叩き、②の思いがこじれたことから「愛国勢力」は、そんな「平和勢力」を叩くようになった。つまりは「2000年の屈辱」がもたらしたトラウマにより、どちらも「自分で自分を叩く」ようになった。
●そのことが、まるで「原爆」にも似た「円形の波動」を何度も何度も地上に呼び込もうとする一清の動きに示されていないだろうか。撃たれた原爆を撃ち返すのではなく、再度、自分たちに向けて撃ちこもうとするような姿として…。あの波動が「原爆」の比喩でなくて何であろうか?(そして、このことはアトムズ・フォア・ピース受容→地震国での原発増設→3・11として、最悪の形で実現してしまった。)
●こうして「自分で自分を叩」いた果てが「操り人形」の永続化だった。暴力性が「外」に向かわないため「外部勢力」にとっては操ることが容易だからだ。こうして、かつて「操り人形」を操っていた一族は、戦の後、逆に「操り人形」となり続けるのだった。
●では、この「こじれた」事態をどうすればいいのか?本作の西田が出した答えは「金融テロ」と「クーデター」だった。つまり「本来、愛国者が向けるべき“力の矛先”はここだ!」と指差すことだった。だが、それはあまりにも「非現実的」にすぎるだろう。
●しかし、西田のプランには「その先」があった。実は「金融テロ」と「クーデター」の先に「もっと非現実的」な計画を練っていた。先のあらすじ紹介ではあえて書かなかったが、西田は自害の前に、こんな遺書を残していたのだった。
●「クーデター成功の暁には、武力を完全放棄する。そして、日本は、世界に先駆け永遠平和を実行する。」…「できるかどうかではない。やらねばならないのだ」…生前、こう言っていた西田だったが、その「やらねばならない」最終目標は意外にも、右派が最も嫌悪しそうな「世界平和」であった。
●一見すれば、「もっと非現実」にも思える。しかしながら、西田のプランは、現在の「戦争を止められない国連」=「連合国体制」を「越える」レジームを作ることであり(戦後レジームからの脱却)、同時に、「真の世界平和」を実現することだ。それは、愛国者にとっても、平和勢力にとっても納得のできる「理想」ではないか?だとすれば、西田プランこそ、両者納得できるもっとも現実的な理想なのでは…とも思えてくる。
●しかし、実現までの手続きはともかく、それは一体どんなヴィジョンなのか?その鍵は、いかにもオカルト的にみえる「宇宙で生きるガサラの神」が握っていると思う。
●エヴァレット・カール・ドルマン著「21世紀の戦争テクノロジー 科学が変える未来の戦争」によれば、「宇宙」こそ、戦争抑止のフロンティアになるという。
●彼によれば、宇宙空間上に地球全体を監視できる衛星を置くとともに、地球を取り囲むように兵器を配列すれば、世界の監視ができるとともに国際法に違反し戦争を始める主体に「ピンポイント」で攻撃ができるという。また、その「攻撃兵器」も特殊なものである必要はなく、大気圏で溶けなければ「金属の棒」でもかまわないそう。棒だろうと重力があるので落下するにつれものすごい速度になり、地面にクラッシュする頃には爆弾と変わらない威力になるのだそう。そして、宇宙には太陽光があるので、それを利用すればシステムの「エネルギー切れ」もない。だから宇宙に「地球監視―ピンポイント爆撃システム」が配備できれば大きな抑止力となり世界から戦争をなくせるかもしれないのだとも。
●また、著者は言ってないがこの「地球監視―ピンポイント爆撃システム」に「人工知能」を組み合わせれば「戦争すると思ったけど実は違いました」というたぐいの誤爆も減るだろう。これこそ、まさに高い知性と攻撃力を備えたハイテク版「ガサラの神」ではないか?
●専門家ではないので、これらがどこまで真実味のある話なのかは分からない。それに宇宙が「戦争抑止のフロンティア」どころか「戦争のフロンティア」になってしまう可能性だってあるだろう。
●だが、現状の国連の機能不全を越えて、未来にこうした体制を作ることができたならば「西田プラン」は現実のものとなるかもしれない…
●この作品の高い「予言力」は、一体どこまで世界の未来を見通しているだろうか…? 
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