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#新横浜美容
insyohair · 1 year
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hachikenyakaiwai · 1 month
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【かいわいの時】宝暦十四年(1764)四月六日:対馬藩通詞鈴木伝蔵、大坂に滞在中の朝鮮通信使節随員を殺害し出奔(大阪市史編纂所「今日は何の日」)
(事件のあらまし) 朝鮮の上々官名ハとううんとうと申を、対州の家中通詞役鈴木伝蔵といふ者、右上々官を鑓の穂先壱尺斗残し是を以て咽を突通し自害の体をしつらいさし殺しけり。右上々官ハ日本にて大目附役の人なるよし其趣を聞に、西国にて人参を荷打せしと偽りて金銀を私欲したる事ありて此役人に伝蔵より返済せねばならぬ金子有し��毎々催促しける、大坂にて相渡べき約束なりしをいまだ相渡さず、よって厳しく催促致しける故、何とやら私欲の義も露顕に及ぶべきやうになりしゆへ止事を得ず、右のごとく害しける由也(『明和雑記』)。
(犯行現場および時刻) 西本願寺津村別院棕櫚の間(朝鮮人来朝大坂旅館西本願寺座割兼小屋掛絵図)。初七日戊子陰寒(『趙済谷海槎日記』)。コメント欄に写真 ▼朝鮮人来朝大坂旅館西本願寺座割兼小屋掛絵図 조선인래조대판려관서본원사좌할겸소옥괘회도 京都国際学園「関西に残された朝鮮通信使の足跡」より。
(殺害方法および凶器) 寝所へ忍入、鑓の穂先壱尺斗残し是を以て咽を突通し、自害の体をしつらいさし殺しけり(『明和雑記』)。関の兼永の槍(『通航一覧』)長さ4寸ほど(『差上記』)。
(事件の目撃者) このとき賊は、三房格軍(水夫)の姜右文の足を誤って踏み、驚いて目を覚ました姜によって目撃されている(『日東荘遊歌』訳注)。
(指名手配) 一 行年廿六歳 一 背ノ高サ五尺三寸中肉にて顏の色白ク眼は少シ大キク張強シ人体骨柄賤からず 一 其節之着類黒羽二重之袷下には群内大嶋の襦袢 右体之者見付次第訴出候ハゝ御褒美被下候間可遂吟味者也 四月九日(「鈴木伝蔵人相書」)。
(犯行の動機) 崔天悰は高麗人参の密貿易に絡んで鈴木伝蔵を叱責した。事の露見を恐れた伝蔵が崔を殺害した(『明和雑記』『摂陽奇観』)。伝蔵の自白によると、人参の取引がもとで殺したというが、真相は到底わからず(『日東荘遊歌』)。
(事件の背景) 朝鮮と対馬の通詞が手を組んで密貿易(積荷の横領)を繰り返していた(『扶桑録』『東槎日記』「海遊録』)。舞台は主に大坂であり、一行はできるだけ長く大坂にとどまろうとした(『扶桑録』)。「裨将の言うままに放っておいたら《略》崔天悰事件のようなこと必ずやまた起こるでありましょう」(金仁謙)。※鈴木伝蔵は通信使が絡んだ密貿易の一味。崔天悰もそうであったかは不明。
(事件の余波) この一件を初めに歌舞伎化したのは並木正三で、67年(明和4)2月大坂���雛助座(角の芝居)で《世話料理鱸庖丁(すずきぼうちよう)》を上演。史実に近かったため2日間で中止を命ぜられ、ただちに奥州藤原の世界に改めた《今織蝦夷錦》を上演した。『世界大百科事典(旧版)』【韓人漢文手管始】より。
(写真)「世話料理鰭庖丁 絵番付」1467(『摂陽奇観』所収)
(浜松歌国は)鈴木傳藏の朝鮮信使殺害事件を詳記し、次に其の事件があってから四年目、この事件が角の芝居嵐雛助座に於て、並木正三により新狂言に取組まれたことを書き加へたのみでなく、當時板行の繪番附を其のまゝに貼りつけてゐます。この鈴木傳藏事件が上演されたは、歌國が生れる十年前のことで、その當時の繪番附を手に入れることは容易ではなかつたらうと思はれます(校訂者識)。『浪華叢書 第四』より=写真も。
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xf-2 · 7 months
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コンサルティング会社「スピーディ」の福田淳社長。2016年4月から俳優・のんさんのエージェントを務めている
ハリウッドの契約を見てきた弁護士も驚愕
―― 福田さんは、もともと映画業界でキャリアを重ねてきました。のんさんに関わるようになったきっかけをお聞かせくだ��い。
福田淳社長(以下、敬称略): ソニーグループに20年いました。元々は映画監督になりたかったのですが、最初の10年は「ソニー・ピクチャーズエンタテインメント」のM&A担当で新規事業の責任者をしていました。後半10年が社内起業で立ち上げた「ソニー・デジタルエンタテインメント」です。ハリウッド10年、日本のテック系10年。こういったキャリアを持つ人は多くないと思います。ソニーの先輩が役職定年になる中で、「勢いがあるうちに辞めなきゃ」と17年に立ち上げたのがスピーディです。    のんとの接点ができたのは15年末で、エージェントを始めたのは今から約7年半前の16年4月です。ある出版エージェントの友達から「なかなか日本の芸能で困っているよ」という話があって会ってみたら、本当に信じられないような内容でした。いわゆる奴隷契約と申しましょうか、低賃金で移籍の自由もなく、本名が使えないとか...。うちの弁護士はハリウッドの契約を見てきた弁護士ですが、その内容には驚愕していました。事実として「能年さん、サインしてしまっているので、本名使えないみたいですよ」と伝えたら、本人は次の日に「NON」って書いてきて、「これ、小文字にしたら絵文字の笑顔に見えますから」ということで「私のことは『のん』って呼んでください」。 それから7年が経ちました。そんなひどいことが21世紀に起きるものなのか、今でも信じられません。同じくらいの年の娘がいるんですよ。子どもを持つ父としても、正義感からしても、のんに起きていることは許せないと思いました。
広告クライアントは延べ55社、28社が継続中
―― 最近でも、国民民主党の玉木雄一郎代表が記者会見で言及するなど、ジャニーズ問題と、のんさんをめぐる問題を関連付けて議論されることがあります。
福田: 今回のジャニーズ問題や、「あまちゃん」再放送を機に「そういえば『のん』っていう人もいたね」「まだ俳優してるの、この子」となることがあるようです。中には「あの子何か問題起こして干されてるんだわ」と思っている方もおります。だけど別に何もないんですよ。のんの「劣悪な労働条件なので移籍したい」という訴えが、前事務所の「お前育てたの誰だと思ってんだ!」という反応になった、ということです。    この機会に、僕がエージェントを始めてからの代表的な仕事をまとめたのですが、23年に映画「さかなのこ」で「第46回日本アカデミー賞 優秀主演女優賞」をいただいたほか、アニメ映画「この世界の片隅に��(16年)も好評でした。広告クライアントは延べ55社。うち継続中が28社です。電通・博報堂からはほとんど相手にされていないので、全部直取引です。テレビ局は編成と営業が全く別会社みたいなものなので、(CMの枠を売る)営業サイドとすれば、お金が入る分には誰が出ていようと構わないわけです。ですが、(番組そのものを担当する)編成となると、にらみがきいてしまうので出せない。
―― 19年には、ジャニーズ事務所が元SMAPメンバー3人の出演を妨げようとテレビ局側に圧力をかけた疑いで公正取引委員会が調査を行い、「該当するような行為があった場合は、独占禁止法に抵触する」として「注意」した、という経緯があります。当時、ウェブサイトに「CMの依頼が多くあり広告には出ることができています。でも彼女は女優です。現場からの熱烈なオファーもある、のんが三年間テレビ局で1つのドラマにも出演が叶わないことは、あまりにも異常ではないでしょうか?」と書き込んだことが話題になりました。この4年間で状況は変わりましたか。
福田: 19年当時は色々な(地上波の番組を製作している)プロダクションから「のんさん主演でこんなのやりたいんです」という脚本が来て、検討している間に立ち消えになっていたのですが、今ではゼロになりました。「こんな話ありますよ」もゼロ。ただし、ネットフリックスやアマゾンプライム、U-NEXTといったオンラインメディアとは取引があります。いつも「新しいことやりませんか」とお声がけいただいており、新規案件も多数あります。
―― 地上波ドラマには出られない状況が続く一方で、別のところで道が開けつつあるということですね。
福田: 元々僕はブランディングのプロでもあります。「能年玲奈」という「商品」は、それが自分の本名だったことが悲劇なのですが、「のん」という芸名に変えたことでブランディングは十分できています。本人が地上波ドラマに出られる状態が正常だとは思いますが、それを目的にしていないのと、テレビドラマに出ることが成功だという時代ではなくなっています。「テレビドラマに出られなくてかわいそう」という声がありますが、全然かわいそうじゃないんですよ。たくさん収入はありますし、好きなことをやっていますし。
ずっと売れているので、2年先までほぼ休みなし
のんさん。CMやPRイベントへの出演は多く、「常に2年先ぐらいまでほぼ休みなし」だという
―― てっきり冷や飯を食わされていると思っていたのですが、違うわけですね。
福田: ずっと売れているので、常に2年先ぐらいまでほぼ休みなしで悲しむ余地がない、というのが実情です。
―― ご本人は、自らが置かれている状況をどう受け止めているのですか。
福田: すごく元��です。精神的にめちゃくちゃ強い、自己肯定感が200%ぐらいある人です。
―― のんさんの個人事務所「non」と、スピーディ社がエージェントとしてマネジメント契約を結ぶ、という形をとっています。芸能事務所に所属する、という伝統的なスタイルとは異なります。
福田: 当初は僕の会社に「所属」するというやり方もあったのですが、「もうやめた方がいい。僕だっていつ豹変して、『奴隷契約』にするか分からない。だから大人は信じないで」ということで、エージェント契約になりました。    米国であれば俳優が一番偉いわけです。例えばトム・クルーズが一番お金を持っていて、経理、総務、運転手、ブッキング担当、付き人がいて、いわば「トム・クルーズカンパニー」なわけです。エージェントというのは、俳優を売り込んだり原作権を買ってきたりする役割です。スポーツの分野で活躍している団野村さんが分かりやすいですね。日本ですごい選手がいると、売り込みに行ってくれたりする。    ハリウッドでは一番の主体にある人(俳優)が契約のフレーム(大枠)をつけて、あとは弁護士さんが見る、というのは普通なのですが、日本ではそういうことの訓練ができている人は少ない。タレントがギャラの交渉も知らなければ、契約に噛むこともできないというのは、僕からすれば驚くべき事実でした。年端もいかない人を地方から連れてきて「訓練してあげよう」なんて言っているうちに、奴隷契約に持ち込んでしまう。公正取引上、非常に問題がある、優越的地位の濫用だと思います。
―― 所属ではなくエージェント制にするメリットは、どういったところにありますか。
福田: のんが自分の会社をつくって、そこと僕の会社がある期間、独占的な契約をしましょう、その年数の中で僕の働きが悪かったらクビにすればいい、という考え方です。それがフェアトレード(公正な取引)だと思います。他のタレントと違って、仕事のギャラがいくらで、どんな意味があるのかを完全につかんでいるので、生き生きしていますよね。僕からは、「嫌な仕事はやらなくていいと思うけど、ある程度責任を持ってやった方がいい大きい仕事もあるし、小さくてもSDGs(持続可能な開発目標)啓発の仕事など、社会的に意味があるものは一生懸命やろう」と伝えています。    LINEのCMではLINE幹部の方がすごく応援してくれました。「起用をやめろ」という脅しの電話も各方面にあったようですが、クライアント(LINE)が「正義は勝つと思います」と言ってくれて、あのCMはOKになりました。ユニクロのCMは、ナンバー2に頼んでアジア18か国での展開が実現しました。    このように独自の路線を切り開けていけたから、消されずに��とか生き延びてきました。だからこそ、ジャニーズ問題が出るたびに副次的に、能年玲奈の問題が出てくるという構造になっているのだと思います。
(インタビュー後半に続く。10月1日掲載予定です)
福田淳さん プロフィール ふくだ・あつし ブランドコンサルタント、スピーディ社長。1965年、大阪府生まれ。日本大学芸術学部卒。ソニー・ピクチャーズエンタテインメントを経て、2007年にソニー・デジタルエンタテインメントを創業。17年に株式会社スピーディ設立。「のん」をはじめとする俳優・ミュージシャンなどのタレントエージェント、ロサンゼルスでのアート・ギャラリー運営などを行っている。金沢工業大学大学院客員教授や横浜美術大学客員教授も務める。著書、講演多数。
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kennak · 1 month
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産業廃棄物処理業者に対する行政処分について 東京都は、本日付けで産業廃棄物処理業者6者に対して、廃棄物の処理及び清掃に関する法律(以下「廃棄物処理法」という。)に基づき、下記のとおり許可取消しの行政処分を行いましたのでお知らせします。 令 和 6 年 3 月 2 8 日 環 境 局 産業廃棄物処理業者に対する行政処分について 東京都は、本日付けで産業廃棄物処理業者6者に対して、廃棄物の処理及び清掃に関す る法律(以下「廃棄物処理法」という。)に基づき、下記のとおり許可取消しの行政処分を 行いましたのでお知らせします。 記 1 次の産業廃棄物処理業者の株主のうち1名は、懲役刑(執行猶予付)が確定していまし た。 このことは、廃棄物処理法で規定する許可の欠格要件に該当するため、許可を取り消し ました。(廃棄物処理法第14条第5項第2号ニ該当) 名 称 株式会社都市緑化(としりょくか) 代表者氏名 𠮷川 晃 住 所 東京都江東区大島五丁目51番7号 許可の種類 産業廃棄物収集運搬業の許可(許可番号:第 13-00-202827 号) 処 分 内 容 産業廃棄物収集運搬業の許可の取消し 2 次の産業廃棄物処理業者の株主のうち1名は、懲役刑(執行猶予付)が確定していまし た。 このことは、廃棄物処理法で規定する許可の欠格要件に該当するため、許可を取り消し ました。(廃棄物処理法第14条第5項第2号ニ該当) 名 称 株式会社コンネット(こんねっと) 代表者氏名 柳清 敏夫 住 所 東京都府中市是政二丁目30番地の51 許可の種類 産業廃棄物収集運搬業の許可(許可番号:第 13-00-202814 号) 処 分 内 容 産業廃棄物収集運搬業の許可の取消し 3 次の産業廃棄物処理業者は、裁判所から破産手続開始の決定を受けました。 このことは、廃棄物処理法で規定する許可の欠格要件に該当するため、許可を取り消し ました。(廃棄物処理法第14条第5項第2号イ該当) 名 称 有限会社新解(しんかい) 代表者氏名 新家 順子 住 所 埼玉県三郷市戸ケ崎2267番地18 許可の種類 産業廃棄物収集運搬業の許可(許可番号:第 13-00-085554 号) 処 分 内 容 産業廃棄物収集運搬業の許可の取消し 4 次の産業廃棄物処理業者は、裁判所から破産手続開始の決定を受けました。 このことは、廃棄物処理法で規定する許可の欠格要件に該当するため、許可を取り消し ました。(廃棄物処理法第14条第5項第2号イ該当) 名 称 株式会社イーズ(いーず) 代表者氏名 厚澤 弘美 住 所 埼玉県吉川市大字保514番地3 許可の種類 産業廃棄物収集運搬業の許可(許可番号:第 13-00-177886 号) 処 分 内 容 産業廃棄物収集運搬業の許可の取消し 5 次の産業廃棄物処理業者は、裁判所から破産手続開始の決定を受けました。 このことは、廃棄物処理法で規定する許可の欠格要件に該当するため、許可を取り消し ました。(廃棄物処理法第14条第5項第2号イ該当) 名 称 桂興産株式会社(かつらこうさん) 代表者氏名 潟田 憲明 住 所 東京都江戸川区春江町三丁目22番18号 許可の種類 産業廃棄物収集運搬業の許可(許可番号:第 13-00-028166 号) 処 分 内 容 産業廃棄物収集運搬業の許可の取消し 6 次の産業廃棄物処理業者の役員のうち1名は、刑法の罪により罰金刑が確定していまし た。 このことは、廃棄物処理法で規定する許可の欠格要件に該当するため、許可を取り消し ました。(廃棄物処理法第14条第5項第2号ニ該当) 名 称 株式会社横浜総建(よこはまそうけん) 代表者氏名 秦 洪海(QIN HONGHAI) 住 所 神奈川県横浜市泉区上飯田町2670番地県営いちょう団地12棟505号 許可の種類 産業廃棄物収集運搬業の許可(許可番号:第 13-00-228560 号) 処 分 内 容 産業廃棄物収集運搬業の許可の取消し 問 合 せ 先 環境局 資源循環推進�� 産業廃棄物��策課 直通電話 03(5388)3446
産業廃棄物処理業者に対する行政処分|東京都
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oniwastagram · 2 years
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📸文泉堂 / Bunsendo Garden, Nagahama, Shiga 滋賀県長浜市の書店『文泉堂』の庭園が素敵…! #ながはまのお庭 シリーズ。江戸時代には彦根藩・井伊家も訪れ、近代には初代長浜町長も輩出した商家に残る近代町家庭園。 江戸時代後期の狩野派/京都画壇の画家 #岸駒 👨‍🎨が描いた梅の古木や苔・松の美しい庭園を眺めながらのカフェ・喫茶も…☕️ . 長浜・文泉堂庭園の紹介は☟ https://oniwa.garden/bunsendo-nagahama/ ...... 「文泉堂」はかつて羽柴秀吉(豊臣秀吉��が治めた城下町・長浜の中心商店街“大手門通り商店街”🏘に残る、ひときわ間口の広い商家。 喫茶・カフェ利用もできる書店は元は江戸時代後期に創業した商家で、明治時代以前に作庭された近代町家の庭園が残ります。 . 2022年7月に1年数ヶ月ぶりに長浜へ。長浜の庭園を紹介する冊子『ながはまのお庭』📚を以前いただき、こちらを参考にいくつかの町家の庭園を巡るのが目的でした。 . 先に紹介した『まちづくり役場』で、この付近で公開されている最も立派な商家の庭園のひとつ…と紹介いただいたのがこの文泉堂。「ながはまのお庭」の中では「吉田豊邸庭園」として紹介されています。 . その歴史は江戸時代後期、“銭作”という屋号の両替商💴としてスタートした文泉堂。 脇の札には《天保9年(1838)井伊豊前守(=10代彦根藩主・井伊直幸の子の井伊直容)、銭作の桟敷で曳山祭り🏮を見学する。》と残るなど、長浜の曳山まつりを鑑賞に訪れた井伊家を迎えるクラスの商家でした。 . 当時の初代・吉田作平は長浜町長にも就任。近代〜昭和にかけて徐々に家業も移ろい、新聞配達所・文具店を経て町の本屋を営むようになりました📚 . その過程で一時失われたのが前述の「桟敷席」、しかし現代になり先代のご当主が古写真や伝承から桟敷を復元。 その桟敷とともに1998年にリニューアルした文泉堂。 . (書店として)《モノを売ることではなくコトを体験してもらう地域の発信拠点》として、間口の広い商家の横長に開かれた独特の造りの座敷は、現在は喫茶・カフェスペースとして活用されています☕️ また書店としても地域や町作りの書籍など、独自のストーリー性を感じられる品揃え。 . そんな奥座敷・カフェスペースから眺められる庭園も明治時代以前と100年以上前に作庭された庭園。 座敷から正面に見て、左右には立派なアカマツ🌴そして奥行きのある飛び石の園路と石灯籠、奥に建つ土蔵の姿がそれぞれ景となっている枯山水庭園。京都の近代町家の庭園ともよく似ている。 . 長浜・文泉堂庭園の紹介は☟ https://oniwa.garden/bunsendo-nagahama/ ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● 【存続のためのお願い】 庭園情報メディア「おにわさん」存続のため、新オーナー(組織)を募集しています。詳しくは「おにわさん」で検索し、ウェブサイトよりご覧ください。 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● #japanesegarden #japanesegardens #kyotogarden #zengarden #japanesearchitecture #japanarchitecture #japanarchitect #japandesign #japanart #jardinjaponais #jardinjapones #japanischergarten #jardimjapones #bonsai #landscapedesign #建築デザイン #���園 #日本庭園 #庭院 #庭园 #滋賀庭園 #枯山水 #枯山水庭園 #karesansui #町家 #商家建築 #長浜市 #おにわさん (文泉堂) https://www.instagram.com/p/CjnkJmgryPn/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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akrskzw · 2 days
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カメラになった男 写真家 中平卓馬
推薦:浅田彰
Date: September 26, 2006
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この人を見よ。
1977年に急性アルコ−ル中毒で記憶の大半を失い、ほとんど純粋なカメラ・アイに還元された写真家は、自己解体の手段だったはずの撮影行為を通じて自己再構築の営みを続ける。そのあげくわれわれの眼前に登場するのは、猫のようにしなやかでシャープな「新しい人」だ。中平卓馬。今もなお現役の写真家として走り続ける彼の仕事を、私は横浜美術館での回顧展に際しての講演(『ART iT』第3号掲載)で写真史の大きな枠組の中に位置づけようと試みた。
他方、小原真史がヴィデオ・カメラを片手に3年近くにわたって写真家に寄り添いながら撮ったドキュメンタリー『カメラになった男 写真家 中平卓馬』(2003年。2006年初公開)は、日々の不安を、しかしまたそれを突き破るようにして現れる明察と決断の瞬間を描いて、見る者を深く感動させる。写真家が、ショートホープ(短い希望!)のパッケージにメモをとっていくことで、いかに生活を組織していくのか。回顧展で観客を驚かせたあれらの鮮烈な写真——鉄塔や動物やホームレスの写真が、どうやって撮られていたのか。
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とくに忘れがたいのは、沖縄旅行の場面だ。中平卓馬は、倒れる前、新聞写真を根拠に警官殺害容疑をかけられたデモ参加者を映像の専門家として弁護するために沖縄に行って以来、この島を何度も訪れるようになった。倒れた後もすぐに沖縄に行き、素晴らしい写真を撮っている。とくに私が好きなのは、浜辺で犬と戯れる少年を撮った何気ない一枚なのだが、写真家はこの写真を見てはじめて自分にこういう子どもがいたことを再認したというのである!
しかし、それはたんに自己再構築のために必要な過程なので、感傷的なノスタルジーとは何の関係もない。それと同じ意味で、今回の沖縄旅行も、失われた過去の記憶を求めての感傷旅行といったものではない。そのことは、『沖縄マンダラ』と題する写真展を開いていた先輩の東松照明を同輩の森山大道や荒木経惟らと囲んだ、すでに伝説的なシンポジウムのシーンからも、はっきり見て取れるだろう。
ステージに掲げられた『写真の記憶 写真の創造』というタイトルを見た写真家は、まずそれに鋭い疑問を投げかける。アメリカ帝国主義が侵攻を続ける琉球=沖縄の現実を、「記憶」や「創造」——「アメリカ語で言えば『メモリー』や『クリエーション』」——といった能天気な観念で捉えられるのか。自分がかねてから主張してきた「ドキュメントとしての写真」——歴史的現実の断片としての写真こそが、そこで求められているのではないか。見事な批判というほかはない。
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ヴィデオを見るかぎり、東松照明は老獪にも沈黙を守り、森山大道はそそくさと席を立つ。沖縄のことをどのくらい考えているのかと詰問され、自分は政治を抜きにした沖縄の「熱」に惹かれているだけだと答えて一蹴された荒木経惟は、「昨日��緒に踊ったのに」と言って情緒的な共同体への取り込みを図るのだが、中平卓馬はそんなことなど忘れたかのように(本当に忘れていたのかもしれない)そっぽを向くばかりだ。そこに見いだされるのは、『PROVOKE』(中平卓馬らが出していた写真誌)の時代よりさらにしたたかになった、野良猫のように孤独なprovocateur(挑発者)の姿なのである。
小原真史は、控えめに、しかし注意深く、この人の姿を追い続ける。そのヴィデオ・カメラを通して見るこの「新しい人」の姿から、われわれは目を離すことができない。
引用:http://www.realtokyo.co.jp/docs/ja/4weeks/bn/4weeks_085/
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yotchan-blog · 22 days
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2024/4/16 19:00:50現在のニュース
老兵は去らず、101歳でも営業現場に シニアが支える日本 配信中 - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2024/4/16 19:00:08) 業績回復の佐渡汽船、経営改革加速 来春の運賃改定検討 - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2024/4/16 19:00:08) 10歳と3歳を殺害容疑、母親逮捕 「全員で死のうと思った」 兵庫(朝日新聞, 2024/4/16 18:59:24) AI「偽ウルトラマン」 中国で「著作権侵害」判決 提供事業者に賠償命令([B!]読売新聞, 2024/4/16 18:54:35) 千葉で大学運営する加計学園「公立化無理なら撤退」…検討委の委員「我々の議論に圧力」「聞き違いかと思った」([B!]読売新聞, 2024/4/16 18:54:35) 一人暮らしの高齢者に「お薬飲んだ?」 スマートスピーカーが見守り(朝日新聞, 2024/4/16 18:52:04) 「トケマッチ」元代表ら2人のパスポート失効 返納命令に応じず | 毎日新聞([B!]毎日新聞, 2024/4/16 18:51:21) 2児死亡、母を殺人容疑で逮捕 無理心中図ったか 兵庫・高砂(毎日新聞, 2024/4/16 18:48:21) 株800円安 地政学リスクに戦々恐々、投資家「押し目買いにはまだ早い」 - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2024/4/16 18:48:14) 有料会員向けサービス 朝刊・夕刊:日経電子版([B!]日経新聞, 2024/4/16 18:48:14) パリでの忘れ物届ける「美談」動画、実はうそ 中国、アカウント削除(朝日新聞, 2024/4/16 18:44:18) 「アベノマスク」契約過程の明示求める訴訟 経産省職員が証人出廷へ(朝日新聞, 2024/4/16 18:44:18) 「遠州綿紬」の布貼り弁当箱を発売 伝統工芸品の風合い生かし(毎日新聞, 2024/4/16 18:41:16) トランプ氏公判、陪審員選ぶ42の質問 半数以上が辞退(毎日新聞, 2024/4/16 18:41:16) 選挙マニアの芸人が語る「勝利の方程式」 大混戦の衆院東京15区補選 不戦敗の自民票どうつかむ?(東京新聞)|dメニューニュース(東京新聞のニュース一覧|dメニュー(NTTドコモ), 2024/4/16 18:35:41) 暗黒時代知る「横浜の子」 筒香嘉智、DeNAに5年ぶり復帰(毎日新聞, 2024/4/16 18:34:01)
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aya-azana · 1 month
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スクレイピング・ユア・ハート ― Access to SANUKI ―
あらすじ 平凡な大学院生である丸亀飛鳥。 新規気鋭のイラストレーターで、飛鳥の後輩である詩音。 四年ぶりの再会を経て、二人は奇妙な出来事に巻き込まれていく――――
 物語の始まりなんて、なんでもよかった。  偉人の言葉を引き合いに出して、壮大な問題を提起する冒頭が思いつかない。洒落た言い回しを使った、豪華絢爛な幕開けが思いつかない。ああ、思いつかない。とにかく、思いつかないの。  一般教養が足りないとか、センスがないとか、そんなんじゃない。  ただ、平坦。二十三年生きた人生に山も谷もない。  一般的な都内の中流家庭に産まれ、すくすくと成長し、苦難なく小中高大を卒業。  特に研究したいこともないが、働くのが嫌で大学院へ。研究生活の中で平均くらいの能力を身につけ、今でもゆるゆると日常を謳歌している。  そんな人間が想い描く物語だ。たとえ始まりを豪華絢爛にしたところで、面白くともなんともない。  だから、始まりなんてなんでもいいん『そんなことないわ』  ……そうかしら。それなら、もう少し頑張ってみ「お願いだから止まって、止まって!」  ……どっちよ。  これは、寝る前にするちょっとした妄想。クラスを占拠した悪漢を一人でやっつける、みたいなもの。  目を瞑っているのだから周囲は真っ暗だし、私以外の声が聞こえるわけ「先輩!先輩!しっかりして!」  うーん。うるさいわね。  聞き覚えがある女の子の声。少しガサついていて綺麗な声音ではないのだが、なぜか心地よくて、落ち着く。  ……寝る前に聞く、ちょっとえっちなASMRの切り忘れね「先輩!?」。面倒だけど一度起き『ダメよ』
 身体がビクン、ビクンと震える。
 表面上は高潔な雰囲気を纏っているものの、ねっとりとした厭らしさが滲みでて、根底にある魔性を隠しきれていない女性の声。  今まで一度も聞いたことがない。声の主なんて知るはずがない。それでも狂しいほど切なく、堪らないほど愛おしい。  そんな声が全身を駆け巡り、電撃のような痺れとなって身体を激しく愛撫したのだ。  『貴女の全てが欲しいの』  唐突に発せられた媚薬のような愛の囁きに、動悸が早くなって頬が火照る。恋愛感情に近い心の昂りが瞬く間にニューロンを焼き焦がして、身体にむず痒い疼きを与えた。  『貴女は快楽の熱で、ドロドロに蕩かされていく』  そう告げられると、容赦ない快感が次々と身体に打ちつけられ始めた。  堪らず身を捩ろうとするが、金縛りに遭ったように手足が動ない。舐めしゃぶられるように身体中が犯され、許しを乞うことすらできない。ただ一方的にジュクジュクとした甘ったるい快楽の波が全身に蓄積していく。  やがて許しを懇願することさえ忘れ、頭の中が真っ白に染まってしまう。もう耐えきれない、決壊してしまう。  『そして、深く深く流れ落ちていく』  そのタイミングを見透かしたように、許しの言葉が告げられる。同時に、心の器が壊れ、溜め込んだ全ての快感が濁流のように全身を駆け巡った。  意識が何度も飛びそうになって、頭のチカチカが止まらない。獣のように声にもならない嬌声をあげながら、やり場のない幸福感に身を委ねて甘く嬲られることしかできない。何もかもがどうでもよくなる程、気持ちがいい。  永遠に思えるような幸福な時間を経て、すぅっと暴力的な快楽が引いていくのを感じた。代わりに、深い陶酔の中へ身体が沈み始める。  そして、自然と強張っていた身体から力が、いや、もっと大切な何かが抜けていく。でも危機感はない。  たとえ声の主が猛獣で、彼女に捕食されている最中であっても、私は目を開けず身を任せてしまうだろう。  ゆっくりと身体の輪郭が曖昧になり、呼吸が浅くなっていく。意識が朦朧として何も考えられない。ただ、恍惚たる快楽の余韻に浸りながら、彼女の言葉の通り深く深く、流れ落ちていく。  『おやすみなさい、愛しい貴女』  赤ん坊に語りかけるような優しい声音で別れが告げられる。そして、私の意識はブレーカーが落ちたようにプツンと切れた。  遠くからぼんやり響いた悲痛な叫びは、もう私に届くことはなかった。
 ***    もしあたしにインタビュー取材依頼がきて、最も影響を受けた人物を聞かれたら、間違いなく先輩と答えて彼女への想いを語り続けるだろう。  コラム執筆依頼がきたら必ず先輩の金言を引き合いに出して最高のポエムに仕上げるし、ラジオに生出演したら「いぇい、先輩、聴いてるー?」が第一声と決めている。  現に初めて受賞した大きなイラストコンテストの授賞式の挨拶では、会場にいない先輩に向けて感謝の気持ちを述べた。それほどまで、高校で先輩と過ごした二年間はかけがえのない宝物だったのだ。  だから、あたしという物語の始まりは必ず先輩との思い出を引き合いに出すと決めている。  そんな小っ恥ずかしいことを寝巻き姿で平然と考えてしまう程、あたしこと讃岐詩音は浮かれていた。  なんせ今日は先輩と四年ぶりの再会である。  窓から差込む小春日和の暖かな日差しが、今日という素晴らしい日を祝福しているようにも思えた。
 「詩音、朝ごはんできてるわよー」  「うん」  一階から聞こえたママの呼びかけに応じる、蚊の鳴くような声。自分のガサついた地声が嫌で、どうしても声量が小さくなってしまう。  おそらくママには聞こえていないので急いで自室から出て階段を降り、リビングに移動する。閑静な高級住宅街に建つ一軒家に相応しくないドタバタ音が鳴り響いた。  「危ないからゆっくり降りてきなさいって言ってるでしょ」  ママのお小言に無言で頷きながら、焼きたてのバターロール一個とコップ一杯のスープをテーブルに運ぶ。いつものご機嫌な朝食だ。  「バターロールもう一個食べない?消費期限今日までなの」  ママの問いかけに対して首を横に振って拒否した。少食なあたしにとって、朝の食事はこの量が限界。これ以上摂取すると移動の際に嘔吐しかねない。  「高校でバスケやってた時はもっと食べてたのに。ママ心配よ」  そう言われてしまうと気まずいが断固としてNOだ。先輩との大切な再会をあたしの吐瀉物で汚したくない。  話題を逸らすためテレビをつけると、ニュースキャスターが神妙な面持ちで原稿を読み上げていた。  「横浜市のアトリエで画家の東堂善治さんが倒れているのが見つかり、病院に搬送されましたが意識不明の重体です」  たしか、以前参加したコンテストの審査員だったような。国際美術祭で油彩画を見たような。あと生成AI関連で裁判がうんたら。  「東堂さんは世界的に権威のあ……また、スポンサー契約を交わしていたFusionArtAI社に対して訴……捜査関係者によると奪われた絵……」  ニュースの内容を聞き流していると、概ねの内容は記憶と合致していた。どうやら、高校を卒業してから勉学の道には進まず、創作活動に勤しむようになったあたしの記憶力はまだ健在らしい。少しだけ、ホッとした。  「最近物騒ね。よく聞く闇バイト強盗かしら。ほら、この前も水墨画の先生が殺されたじゃない。詩音も今日���おでかけ、気をつけなさいよ」  「ん、気をつける」  ママを心配をさせないために少しだけ大きな声で返事をして、深く頷いた。  食事を終えた後、アイロンがけされた一張羅に着替えて身なりを整え、先輩が待つ喫茶店へ向かった。    ***    ――――ちょうど三週間前のこと。  本業のデジタルイラストの息抜きとして始めた水彩画にハマりにハマって、気がつけば丑三つ時。ふと先輩の顔が頭に浮かんだのだ。  丸筆とパレットを置いてから勢いよくベッドにダイブして寝転がり、流れるようにエプロンのポケットからスマホを取り出す。  先輩はSNSを実��で登録するタイプではない。それでも広大なネットのどこかに先輩の足跡みたいなものがないか、淡い期待を抱いて名前を検索してしまう。  そんな自分がちょっと気持ち悪い。  自己嫌悪に陥りつつ検索結果を眺めていると、思いもよらない見出し文を見つけたので間髪入れずにタップした。
 「情報システム工学専攻修士1年生の丸亀飛鳥さんが、AIによる雛の雌雄鑑別システムに関する研究で人工知能技術学会最優秀論文賞を受賞しました」
 ゆっくりとスクロールしながら情報を集める。やがて研究室のホームページに掲載された集合写真にたどり着く頃には、これが先輩の記事であることを確信した。  ……正直言って自分がだいぶ気持ち悪い。  「やっぱり先輩はすごい。うん、とてもすごい人だ」  先輩の活躍ぶりに足をばたつかせながら興奮していると、ピコンと仕事用のアドレス宛に一通のメール。見慣れないアドレスだったが、ユーザー名が目に入った瞬間飛び起き、正座になる。  「marugame.asuka0209って、これ絶対に飛鳥先輩だ!」  偶然にしては出来すぎているが、なんの警戒もなく開封をして内容を隈なく読み込み――――読み終える頃には呆然としていた。  要約すると研究協力の依頼であり、可能であれば一度会って話せないか、という非常に堅苦しい内容である。  気がつくと涙が頬を伝っていた。  四年ぶり、つまり先輩が卒業してから初めて貰った連絡。元気?今度ご飯でも行かない?みたいな、そういうのを期待していたあたしがおバカじゃないか。  ――――いいや、先輩が悪いわけではない。これが普通。むしろ、あたしがおかしい。  何を隠そう、あたしと先輩の間に特別な繋がりはない。友達でもなければ恋人でもない。ただ、バスケ部の先輩後輩というだけで、練習と試合だけが共に過ごした時間の全て。連絡も練習に関することだけ。そんな程度の仲。  「……それでも好き」  あたしに手を差し伸べてくれた先輩に対する想い。四年経ってもこの気持ちは色褪せていない。  でも、これが最後になるかも。もし拒絶されたら、ただの先輩後輩ですらなくなってしまったらどうしよう。そう思うと、胸が苦しくなる。だから今まで一度も自分から連絡できなかった。  ――――涙を拭い、ありったけの勇気を振り絞る。  先輩に会ってお話しがしたい、その気持ちだけで震える指をどうにか動かし、書いては消してを繰り返す。文面が完成しても、何度も声に出して読み上げ続け、早三時間。返信を完了する頃には外が薄明るくなりつつあった。  急にドッと疲れが出て、再びベッドに倒れうつ伏せになり、顔を枕に埋める。そのままうめき声を上げて、湧き出る混沌とした感情を擦り付けていく。  このあられもない姿がママに目撃されていたことは、あたしの人生最大の汚点となるのだった。    ***    ――――いつの間にか私はドアの前に立っていた。  温かみを感じるレトロな木製のガラスドア。ここは大学から離れた場所に佇む、少し寂れた喫茶店の玄関前だ。私の憩いの場の一つで、よく帰り道に訪れている。  ぼーっとしていると、店内が薄暗いからか自分の姿がガラスに反射していることに気がついた。  ガラスに映る、ケープを羽織ったおさげ姿の美少女。うどんのように白い肌が彼女の纏う儚さに拍車をかけている。    彼女の名は讃岐詩音。    私の一個下で、高校バスケ部の後輩だ。  某バスケ漫画に憧れて入部したという詩音は、初心者という点を考慮しても信じられないほど下手だった。  ドリブルやパスはへんてこだし、一番簡単なレイアップシュートすらろくに出来ない。おまけに口数が少ない不思議ちゃんで、趣味と特技がイラストときた。  そのため、次第に周囲から腫れ物のように扱われるようになる。  それでも詩音は部活を辞めず、直向きに人一倍努力を続けた。  しかし、周囲からの扱いは変わることはない。下手っぴが一人で頑張っても嘲笑の対象になるだけだ。  だから私は、詩音に手を差し伸べた。少しでも彼女が笑顔になれるように。  ――――精一杯頑張る彼女の姿が、どこか冷めていた私の憧れだったから。    原因は不明だが、今、私は『詩音』の姿になっている。まるでVRを体験しているようだ。なんにせよ、玄関前で棒立ちを続けるのは迷惑だ。  混乱しながらドアを開けて入店すると、店員がにこやかに迎え入れてくれた。  「いらっしゃいませ、讃岐さんですね。丸亀さんはあちらの席でお待ちです」  会釈をするも、妙な違和感。戸惑いながら店員の案内に従い、席に移動した。そして私は大っ嫌いな女と対面することになる。  緑色の黒髪が綺麗な、リクルートスーツ姿の美女。気品のある見た目をしているが、中身は空っぽ。連絡が来ないから嫌われたと思い込み、自分を慕う後輩を四年間も放置したクズ。そんな女性が私を見て微笑む。
 『久しぶりね、詩音』
 そう、『『私』』だ。まるで鏡を見ているかのように、『私』が机を挟んだ向こう側に存在している。  詩音と四年ぶりに再開したあの日の夢を見ているのだろうか。  唖然とする私を無視して、目の前に座っている『私』は一方的に話を進めていき、本題に移り始める。
 『研究室が推進するイラスト生成AIプロジェクトが難航しているの』
 原因は技術の普及と発展に伴って、目視であっても判別できないAIイラストがウェブ上に溢れかえったことだ。  その結果、クローラープログラムがウェブを巡回し���イラストを収集するスクレイピング技術で作られた学習データにAIイラストが混入し、AIプログラムが崩壊する報告が多数出ている。  余談だが、私の研究は養鶏農家から提供される写真を使用しているため、全く影響を受けなかった。それゆえ、最優秀論文賞を繰り上げ受賞してしまったのだ。
 『研究用のデータ加工が大変なのよ』
 これはイラストレーター達が自衛として、データをそのままウェブにアップロードしなくなったからだ。  近頃はデジタル画像を紙に印刷した作品やアナログ作品を造花などで飾り付けてからカメラで撮影する、2.5次元作品が主流となっている。  イラスト本体の解像度劣化やカメラフィルターによる色合の変化、装飾物による境界の抽象化などが原因で、2.5次元作品はAIで学習できない。  修正AIで2.5次元作品を2次元作品に加工しようとしても、誤認識のパレードである。そのため、ゆうに一万を超える大量のデータを人力で加工するしか手立てがないのだ。
 『FusionArtAI社のデータも法外的な値段で八方塞がりなの』
 FusionArtAI社は唯一ピュアなイラストデータを扱っているユニコーン企業だ。東堂善治のような大御所アーティストらと契約し、安定して高品質なデータを取得しているらしい。  AIやらNFTやらを壮大に語っているが事業内容がよく理解できない。それに莫大な資金が何処から出ているのか非常に疑問である。  加えて詩音がモニターとして、AIの学習を阻害する絵具を貰ったのだとか。胡散臭すぎる。
 『だから詩音のイラストのデータを全て譲って欲しいの』
 「……は?ちょっと待ちなさい」
 今まで無言で頷いていたが、思わず声が出てしまう。
 『貴女の全てが欲しいの』  「そんなこと言っていない!私は研究協力の依頼を断るように警告したのよ!!」    ことの発端は詩音がイラストコンクールの授賞式で私の名前を出したことである。偶然その授賞式に私の指導教員も来賓として出席していたのだ。  後日、ゼミで彼女の挨拶が話題に出され、私は迂闊にも恥ずかしさのあまり過剰に反応してしまった。  指導教員は詩音が語った人物が私のことだと察した。そして詩音宛に研究協力の依頼を出すよう、私に指示を下したのだ。  なんせ、詩音は今や業界を席巻する超新星。その作品を利用できれば、データの質の担保だけでなく、研究に箔をつけることができる。  下手をすれば詩音が筆を折りかねないその指示に対し、私は強い憤りを感じた。  しかし、上の言う事は絶対。だから大学から離れた喫茶店に呼び出し、密かに依頼を断るように警告したのだ。  ……加えて、授賞式のようなオフィシャルな場で無闇矢鱈に人様の個人情報を出さないよう、情報リテラシーの講義もみっちり実施した。  詩音は私の言葉を素直に聞き入れてくれた。ただし、研究室の厄介事に巻き込んだお詫び?として、週末に作品撮影のアシスタントをする約束をした。    ――――その撮影日が今日。  そこは、誰も寄りつかない瓦礫まみれのビーチ。  遥か昔、海辺に栄える水族館だった場所。  青空の下、詩音が無我夢中になって作品の飾り付けをしている。  装飾材を補充するため、彼女が水彩画に背を向けた刹那。  額縁からコールタールに似た漆黒の液体が勢いよく溢れ出し、彼女を襲う。  だから私は彼女を突き飛ばして。  悍ましく蠢く闇に、『食われた』。    「……ようやく思い出したわ」  これは、妄想でも夢でもない。相対する『私』の皮を被る怪異が起こした現象だ。  理解不能な存在に生殺与奪の権を握られている。その事実を認識した途端、体に悪寒が走り、鳥肌が立つ。今にも腰が抜けそうだ。  怪異は恐れ慄く私の眼をじっとりと見つめながら、ブリーフケースから同意書とペンを取り出し、机の上に置いた。  『貴女とはいい関係になれると思うの』  そう言いながら、怪異は小指を立てながら厭らしく微笑む。  私の生存本能が、この文字化けした書類にサインをしてはいけないと警鐘を鳴らしている。サインをすれば、死ぬ。  それでも私は震える手でペンを掴んでしまう。    ……だって、私なんかが敵う相手じゃないもの。   怖くて泣きじゃくる無様な私に何ができるの。  そうね。きっと、あっけなく死ぬのよ。  ――――そうだとしても    「大切な後輩を襲ったお前だけは、絶対にぶっ殺してやる!!」    私は決死の覚悟を決め、一世一代の大啖呵を切った。瞬時に怪異に対する怒りの炎が燃え上がり、滞っていた思考が急激に動き始める。  相見えるは常識の埒外の存在。裏を返せば奇想天外な自由解釈が可能であり、不格好でもそれっぽい仮説を立ててしまえば、私にとっては常識の埒内の存在になる。  きっとそう強く信じなければ、目の前の『私』は倒せない。  唇に人差し指をあてながら、ただひたすらに、常識や記憶の間に無理やり関連性を見出して理屈をこじつけることを繰り返す。  やがて、その思考過程を経て、一つの結論に辿り着く。    この怪異の正体は、『クローラーを模した淫獣』だ。    こいつは複数回にわたって人を襲い、心の記憶から作品を抽出していくタチの悪い存在。全ての作品を取り込み終えると、獲物に大量の快楽成分を流し込んで再起不能にする恐ろしい習性を持つ。  おそらく詩音も何度か寄生されていて、今日が最後の日になるはずだった。  ところが、すんでのところで私が身代わりになったため、情報の吸い残しがあると誤認が生じてしまった。それは淫獣にとって重大なエラーである。  そこで、やり直しを試みるも、改めて詩音の同意が必要となってしまった。  だから先日の会話に基��いてこの空間を生成し、『私』の皮を被ってサインを迫っているのだ。――――今、自分が捕食している獲物が『丸亀飛鳥』であることに気が付かずに。  そして、最も重要なことは淫獣が人工的に作られた存在という点である。  これまでの同意書に重きを置くような言動を見ると、魑魅魍魎の類とは思えない。何より、元凶に心当たりがある。  そう、FusionArtAI社だ。淫獣の正体が例の胡散臭い絵の具であり、密かに多数のイラストレーターを襲っているとしたら、全て辻褄が合う。  ――――そうであると信じるの。そうすれば、こいつに一矢報いることができるはずよ。  汗ばんだ手で同意書を手繰り寄せ、ゆっくりとペン先を近づける。  すると、自分勝手に喋っていた淫獣が口を閉じ、紙面をじっと凝視し始めた。それだけではない。空間を構成する全てが、その瞬間を見逃すまいと監視している。  張り詰めた空気の中、私は素早く紙を裏返して、こう書き記す。    robots.txt  User-agent: *  Disallow: /    その意味は、『クローラーお断り』。  今や対魔の護符に等しい存在となった同意書を握りしめ、勢いよく席を立つ。  「私の全てが欲しい……そう言っていたかしら?」  沈黙。詩音の好意や才能を踏み躙った淫獣は、口を開かない。  『An error occurred. If this……』  どこからともなくアナウンスが聞こえるが今はどうでもいい。
 「これが私の答えよ」
 大っ嫌いなクソ女の顔面が吹き飛び、振り抜いた私の拳が漆黒の返り血に染まる。  一呼吸おいた後、心から詩音の無事を願い、静かに目を閉じた。    ***    茜色の空。漣の音。磯の香り……それと、ちょっと焦げ臭い。  そして、私の身体に縋って嗚咽する大切な後輩。  どうやら私は死の淵から生還できたらしい。無事を知らせるため、詩音の頭を優しく撫でる。それでも泣き止まないので、落ち着くまで背中をさすってあげた。  「心配かけたわね。詩音が無事でよかった」  詩音は私の胸に顔を埋めたまま、コクリと頷く。  「先輩も無事?」  「ええ、大丈夫よ」  これ以上、詩音を不安にさせないように気丈な態度をとるものの、重度の疲労を感じ、もはや立つことすらできない。  「ここはまだ危ないから、早く詩音だけでも逃げて」  「やっつけたから、モーマンタイだよ」  詩音が指差す方向を見ると、黒い液体に塗れた水彩画が静かに燃えていた。焦げ臭い匂いの原因はこれか。……やっつけたってどういうことかしら。  些細なことに気をとられている場合じゃない。  先ほどから微かに聞こえる、複数の物音。  何者かが物陰で息を潜め、私たちの様子を窺っている。  今や炭になりつつある淫獣の回収が目的か。いや、それは私がでっち上げた荒唐無稽な陰謀論にすぎない。  ここは、電波が届かない人里離れた廃墟。無防備な女二人がいつ襲われてもおかしくない、危険な場所だ。  詩音も気が付いたのか、私に抱きつく力が強くなる。意地でも私から離れないつもりのようだ。高校の時から感じていたが、この子は気が弱いわりに頑固だ。    ――――息が詰まるような空気を、遠くから鳴り響くサイレン音が切り裂いた。    同時に複数の人影が足音と共に遠ざかっていき、私は安堵の息を吐いた。  「もう大丈夫。定刻を過ぎても私から連絡がなかったら、警察と救急に通報するよう、母さんに頼んでいたの」  半分は今のような不足の事態に陥った時の保険として。  「やっぱり先輩はすごい。うん、とてもすごい」  もう半分は、尊敬の念を向けている後輩から刺された際の保険として。……絶対に黙っておきましょう。    ***    ――――事件から三か月後。  結局、私たちを襲った存在の正体は分からず終い。一方、あの場にいた不審な人影は東堂善治を襲撃した闇バイト強盗であった。そのため私達の不法侵入は霞んでしまい、一切お咎めなし。私達の身に何があったか、深く聞かれることもなかった。  まぁ、警察に事情を説明するにしても――――  FusionArtAI社が作ったスライム型の淫獣に襲われてデスアクメしそうになりました。奴らはアーティストの心の記憶に存在する作品データを狙っています。  という私の支離滅裂な説は口が裂けても言えない。それに、FusionArtAI社が不正会計絡みで呆気なく倒産したため、もう追及のしようがなかった。  ちなみに、詩音は黒い液体の正体が亡霊の祟りだと思い込んでいる。だから制汗スプレーとライターで除霊?しようとして、そのまま引火。あの有様となったそうな。  「貴女のおかげで助かったのかもしれないわね」  私の言葉に首を傾げる後輩は、今日も美少女だ。  あの事件以来、私達はお互いの身を案じて一週間に一回は会うようになった。といっても、毎回普通に遊んでいるだけだ。  今日は私の行きつけの喫茶店でまったりとお茶をしている。お紅茶がおいしい。  紅茶の香りの余韻を味わっていると、詩音の手招きが。  またか、と思いつつ耳を寄せる。
 「先輩のケーキ、一口欲しい」
 耳元で囁かれる妙に蠱惑的な声と熱の籠った吐息にゾクッとしてしまう。あの事件で私が晒した醜態から、余計なことを学んでしまったのだろう。  悪戯っぽく笑う詩音。本音を言ってしまうと非常に嬉しいのだが、どうも照れ臭くて顔を背けてしまう。  でも、これから時間をかけて慣れていけばいい。あの事件が私という物語の始まり、いや、――――私達という物語の始まりと決めたから。  二人に降り注ぐ優しい木漏れ日が、これからの日常を祝福しているように思える。  ――――そんな気恥ずかしいことを考えてしまうほど、私こと丸亀飛鳥は幸せだった。
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insyohair · 1 year
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kachoushi · 4 months
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虚子自選揮毫『虚子百句』を読む Ⅰ
花鳥誌2024年1月号より転載
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日本文学研究者
井上 泰至
 「恋の季題」は材料も尽きてお開きとしたが、書き物は続けてほしいとのお話だったので、『虚子百句』を私なりに読んでいくことにしたい。
 まず、本書の成り立ちや、おおよその性格を説いて、なぜこの書物を丁寧に読んでいくことにしたのか、その理由をあらあら述べておきたい。
 本書は昭和三三年、すなわち虚子の亡くなる前年の自選句集である。京都の便利堂からの依頼を受けたもので、短時日の間に選んだものであるから、本書の価値は、ある程度割り引いて考える必要はある。が、ともかくも虚子が、自分の代表作と認めた百句だったことは間違いない。
 選句の基準については、追々検討を加えていくが、まず揮毫しやすく、たびたび揮毫してきた句であったことは、序で虚子自身が明らかにしている。本書は、虚子の揮毫を写真で掲載し、五十句ずつを高濱年尾と星野立子が分担して、簡単な句の評釈をつけるという趣向のものだった。年尾の跋文によれば、虚子も事前に二人の文章を検したという。
 本書の企画を持ち込んだ便利堂は、明治二十年創業の書店兼出版社である。コロタイプ印刷機を早くに導入し、美術書の出版で信頼を得た。岡倉天心が創始し、今日でも美術史学の権威的雑誌の位置を保っている「國華」は、便利堂の図版印刷の高度な技術が遺憾なく発揮されたものである。
 四代目店主中村竹四郎は、国宝級の貴重書の複製印刷をも数々手がけ、『虚子百句』刊行の翌年には文化功労者として表彰されている。虚子の字は、それ自体が俳句文化の遺産としての価値を持つ、と認識されていたわけである。
 つまり、主役は百句のみならず、その揮毫でもあったわけで、この点には留意しなければならない。書は、運筆から句の呼吸や中心点を確認できる。同じ字であっても、楷書か行書かといった書き分けがあれば、それは句の眼目ともなる。
 一例を挙げよう。小諸市立虚子記念館に残る十二ヶ月十二句の揮毫を屏風に仕立てたものは、展示の目玉だが、「心」を詠んだ句が三句ある。
  鶯や文字も知らずに歌心 虚子
  二三子や時雨るる心親しめり 同
  我が心ある時軽し罌粟の花 同
 このうち三句目のみ「心」はきちんと楷書で書かれ、他の二句はややリラックスした崩し字となっている。三句目は愛児六を失った悲嘆の中で詠まれた句だからである。書道家に聞くと、「心」の字のバランスは、筆をとる者の「心」を反映するのだと言う。
 こうした鑑賞の醍醐味も『虚子百句』にはあることが、当然予想される。年尾の跋文によれば、この頃の虚子は眼が弱って、それが字に出てしまっている、という。確かに、青年期・壮年期のそれから比べ、運筆の力や字配りを焦点化する眼の力の衰えは隠せない。それでも、修練とは凄いもので、序文の虚子自身の言によれば、百句の大方は一、二時間で揮毫してしまったというから驚きである。字の味わいも、私の能力の範囲で解説を試みたい。
 本書の構成は、春夏秋冬・新年の部に分かれ、各部の句の配列は、成立順となっている。従って明治・大正・昭和と万遍なく句が拾われている。『百人一首』が古典和歌そのものの粋であり、歴史でもあるように、『虚子百句』も虚子の句業の入門書にして到達点でもある。これが本書を読む何よりの理由である。
 本書の装幀を担当した福田平八郎(一八九二〜一九七四)についても、簡単に触れておこう。虚子との縁は、『虚子京遊録』(昭和二三年)『喜寿艶』(昭和二五年)に続き、これが三度目である。  大分出身で、上村松園や竹内栖鳳も出た京都市立絵画専門学校を卒業。京都日本画画壇で重きをなす。トリミングやデザイン感覚に秀で、書物の装幀も得意とした。『虚子句集』の竹の絵は、自家薬籠中の画題であったと考えられる。
 本書は二〇一〇年、岩波書店から復刊された。解説は東京大学教授であった、日本近代文学専攻の野山嘉正が担当した。
 最後に一言。平成期、伝統派で、虚子句の解説つき選集といえば、稲畑汀子氏の『虚子百句』が定番だった。虚子自身の選句とは違ったところに新味を出した素晴らしい本だが、時に稲畑氏らしからぬ、非常に硬い内容と文章の評釈があるのは惜しい。この連載は、あくまで虚子の自選に立ち戻り、虚子句の成立事情と、選句の背景を平易に語ることに徹したい。ただし、この自選句集の性格上、私の虚子観・俳句観が問われることは言うまでもない。
1 美しき人や蚕飼の玉襷
 初出は明治三十四年四月三十日の新聞『日本』。季語は「蚕飼」。蚕はふつう四月に孵化して繭籠る。
 ���出では「蚕」の題で内藤鳴雪・坂本四方太・河東碧梧桐・佐藤紅録らの各三句も載る、題詠句である。虚子の他二句は〈蝋燭の灯影に白き蚕かな〉〈蚕飼ふや年々ふやす桑畠〉。『新歳時記』にはこの句を採用せず、写生句らしい〈逡巡として繭ごもらざる蚕かな〉を載せたか。
 蚕は食欲旺盛だ。食べ残した桑やフンは蚕網(さんもう)を使って取り除く。蚕は眠る。睡眠と脱皮を四回ほど繰り返して成長すると、絲を吐き始める。ここで蔟(まぶし)という仕切りのある箱に移す。繭籠らせるのである。絹糸を吐き、繭を成す様は、実に神秘的だ。春の陽が漏れてくる中、吐き出されたばかりの絹糸は光そのものである。この過程に、ひと月ほどはかかる。
 蚕網をかけ、桑を与えると、蚕は網目を通り上にあがる。蚕網の下は蚕のフンと桑の食べ残しが残る。網を上げると、蚕とフン、食べ残した桑の分離ができる。蚕の成長に合わせて網目の大きなものへ変えながら使用する、といった具合である。丁寧さと経験が要求される女性の仕事である。
 養蚕は、明治期日本の主要産業だった。欧州では産地の南仏で病害が発生し、需要が高まったのである。巨利を成した者も多い。出荷は横浜が多かった。
 女性は襷掛けで、髪も縛る。明治期の浮世絵等を見ると、襷の色は赤が代表的である。かの富岡製糸工場では、技術のある女工は赤襷をして周囲から尊敬されたという。
 国を挙げての養蚕業振興を宮中も率先して奨励し、皇后美子が手ずから養蚕を行い、浮世絵などで宮中養蚕が喧伝された。皆赤襷で、髪はおすべらかし、すなわち、後ろでまとめた髪に「長かもじ」を継ぎ、水引や絵元結などを掛けて、長く垂らしたのである。
 結髪の問題にこだわったのも、襷掛けの女性は、皆髪を結ったり、挙げたりして、うなじがあらわになる点が一句の焦点だと考えるからである。つまり、「美しき人」の美しさの拠って立つところは、「襷」に暗示される、黒髪と白いうなじだったのだ。
 「玉襷」という言葉は、『万葉集』以来ある言葉で、これ自体一種の神々しさを醸し出す。『虚子百句』の評釈で、年尾が宮中養蚕を詠んだと解したのも一理ある。しかし、もっと重要なのは、「玉襷」は「うなじ」の連想から、大和の畝傍山を呼び出す決まり文句だったことの方である。謡曲の「恋重荷」に用例がある。虚子がこれを知らないはずはない。
 蚕と繭の「白」と、後れ毛を残したうなじの「白」の連想が、この女性の「美し」さを支えるものだったと考えたい。虚子は、和装の女性の髪にはかなり執心した。
 「まあ旦那でいらしつたんですか。どなたかと思ひましてね。お断り申しましたですけれど何だか気になりまして、一寸御挨拶だけに。どうも姉さん有難う。姉さん有難う」と二人に挨拶して末座に坐つたまゝ一寸こぼれた鬢を掻き上げる。
 小光は総髪の銀杏返しに結つてゐるのが仇つぽくて、薄つすらと白いものゝついてゐる額の広々としてゐるのも美しい。 (『俳諧師』)  小光のモデルは、女義太夫の竹本小土佐で、虚子は彼女の語りがかかる東京中の演芸場へ出かけ、追い回したのであった。虚子の眼裏に焼きつけられた美しさは、挙げた髪やこぼれた鬢にあった。
 谷崎潤一郎も言っている。女性美の焦点は首だと(『陰翳礼賛』)。和服で身体が露出するのは、首・手先・襟足だ。首は細く長くなければいけない。「猪首」という言葉を想起すればよい。肌は白くなければいけない。そこにうなじの後れ毛が色気を呼ぶ。
 「玉襷」はその呼び出しであり、それは説明しないことが肝要だから、「美しき」とだけ冒頭に置いて謎を掛けた。だから、『喜寿艶』でも、この句については、木で鼻をくくったような説明しかしていない。
 完全な主観句で、実際にそういう女を見たのか、絵の中の女か、記憶の中の女か、そんなことはどうでもいい。小説家志望で主観派が本質だった虚子らしい、冒頭の一句なのである。『虚子百句』は『新歳時記』のような教育的意義を取り払った、「作家」虚子の選集だった。
___________________________
井上 泰至(いのうえ・やすし)   1961年京都市生まれ 日本伝統俳句協会常務理事・防衛大学校教授。 専攻、江戸文学・近代俳句
著書に 『子規の内なる江戸』(角川学芸出版) 『近代俳句の誕生』 (日本伝統俳句協会) 『改訂雨月物語』 (角川ソフィア文庫) 『恋愛小説の誕生』 (笠間書院)など 多数
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kennak · 1 month
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令和3年12月23日から令和5年5月7日まで実施した新型コロナウイルス感染症の無料検査事業については、虚偽の実績等に基づく補助金交付申請事案があったため、補助金交付決定の取消し等を行った旨、令和5年6月2日に公表しました。 今般、その後発覚した新たな事案について、補助金交付決定の取消し等を行いましたのでお知らせします。 今後とも、不正が発覚した場合には厳正に対処してまいります。 1 新たに交付決定の取消し等を行った10事業者 AIM Beauty Medical Clinic泉岳寺院 所在地 東京都港区高輪二丁目19番20号 財界二世学院ビル8階 代表者 院長 畑野颯佑 事業所 5か所(AIM Beauty Medical Clinic 東中野採取所、麻布十番5階採取所、麻布十番6階採取所、麻布十番7階採取所、日野採取所) 令和5年度 補助金 交付決定額 約2,900万円(未交付) 措置日 令和6年3月21日 措置内容 交付決定取消 措置理由 不正の手段により補助金の交付を受けようとしたため 令和4年度 補助金 交付決定額 約3.9億円、交付済額 約2.1億円 措置日 令和6年3月21日 措置内容 交付決定取消・返還命令 措置理由 不正の手段により補助金の交付を受けたため MSCルナクリニック渋谷院 所在地 東京都渋谷区道玄坂二丁目23番12号 フォンティスビル8階 代表者 福永和成 事業所 1か所(MSCルナクリニック渋谷院) 令和4年度 補助金 交付決定額 約7.9億円、交付済額 約5.3億円 措置日 令和6年3月21日 措置内容 交付決定取消・返還命令 措置理由 不正の手段により補助金の交付を受けたため 令和3年度 補助金 交付決定額 約6,300万円、交付済額 約340万円 措置日 令和6年3月21日 措置内容 交付決定取消・返還命令 措置理由 不正の手段により補助金の交付を受けたため 医療法人木原会 所在地 東京都品川区小山三丁目2番11号 JMLクリニックビル武蔵小山203号 代表者 木原一成 事業所 2か所(医療法人社団木原会PCR等検査センター浅草会場、医療法人社団木原会PCR等検査センター神保町会場) 令和5年度 補助金 交付申請額 約1,500万円 措置日 令和6年3月21日 措置内容 不交付決定 措置理由 補助金の交付決定の内容、その他法令等に違反したため 令和4年度 補助金 交付決定額 約3.3億円、交付済額 約3.0億円 措置日 令和6年3月21日 措置内容 交付決定取消・返還命令 措置理由 補助金の交付決定の内容、その他法令等に違反したため 株式会社抗加齢医学研究所 所在地 東京都港区新橋二丁目16番1号 ニュー新橋ビル3階320 代表者 内田ひろみ 事業所 2か所(株式会社グローバルゲイツ、裕信株式会社) 令和3年度 補助金 交付決定額 約4,900万円、交付済額 約1,200万円 措置日 令和6年3月21日 措置内容 交付決定取消・返還命令 措置理由 不正の手段により補助金の交付を受けたため スキンシアクリニック 所在地 東京都荒川区東日暮里六丁目60番5号 COCOSPACE日暮里6階 代表者 院長 石山実穂 事業所 3か所(スキンシアクリニックPCR等検査センター日暮里会場、医療法人社団日暮里医院PCR等検査センター赤坂会場、医療法人社団日暮里医院PCR等検査センター成増会場) 令和5年度 補助金 交付申請額 約5,200万円 措置日 令和6年3月21日 措置内容 不交付決定 措置理由 補助金の交付決定の内容、その他法令等に違反したため 令和4年度 補助金 交付決定額 約39億円、交付済額 約28億円 措置日 令和6年3月21日 措置内容 交付決定取消・返還命令 措置理由 補助金の交付決定の内容、その他法令等に違反したため 令和3年度 補助金 交付決定額 約3.8億円、交付済額 約2.0億円 措置日 令和6年3月21日 措置内容 交付決定取消・返還命令 措置理由 補助金の交付決定の内容、その他法令等に違反したため 池袋スタークリニック・デンタルアンドメディカル 所在地 東京都豊島区池袋二丁目62番10号 武蔵屋第三ビル2階 代表者 新井正彦 事業所 13か所(池袋スタークリニック・デンタルアンドメディカル銀座営業所、株式会社エムズ医療研究所、西麻布エルコンフォート、新茗賀株式会社駒込営業所、スタークリニック三鷹営業所、日暮里PCR検査場、新茗賀株式会社大塚営業所、株式会社アースケア、株式会社エイル練馬営業所、株式会社エイル北千住営業所、STORY立川営業所、武蔵小金井駅前PCRセンター、株式会社エイル西ケ原営業所) 令和5年度 補助金 交付申請額 約9,100万円 措置日 令和6年1月19日 措置内容 不交付決定 措置理由 不正の手段により補助金の交付を受けようとしたため 令和4年度 補助金 交付決定額 約31億円、交付済額 約18億円 措置日 令和6年1月19日 措置内容 交付決定取消・返還命令 措置理由 不正の手段により補助金の交付を受けたため 株式会社StarSeed 所在地 大阪府大阪市西区北堀江二丁目3番10号 代表者 村井祐介 事業所 11か所(原宿PCR無料検査場、葛飾新型コロナ無料検査場、狛江市新型コロナ無料検査場、泉岳寺新型コロナ無料検査場、恵比寿新型コロナ無料検査場、渋谷本町新型コロナ無料検査場、墨田区新型コロナ無料検査場、小岩新型コロナ無料検査場、神田駅新型コロナ無料検査場、八王子新型コロナ無料検査場、白金新型コロナ無料検査場) 令和5年度 補助金 交付申請額 約810万円 措置日 令和6年1月19日 措置内容 不交付決定 措置理由 不正の手段により補助金の交付を受けようとしたため 令和4年度 補助金 交付決定額 約8.6億円、交付済額 約6.0億円 措置日 令和6年1月19日 措置内容 交付決定取消・返還命令 措置理由 不正の手段により補助金の交付を受けたため 令和3年度 補助金 交付決定額 約1.7億円、交付済額 約9,400万円 措置日 令和6年1月19日 措置内容 交付決定取消・返還命令 措置理由 不正の手段により補助金の交付を受けたため 医療法人社団創生会 所在地 長野県諏訪市諏訪二丁目1番29号 代表者 渡辺道生 事業所 7か所(医療法人社団創生会御徒町仲内科クリニック、株式会社エイル、株式会社コーラルベリー、株式会社エイル北千住営業所、医療法人社団創生会無料PCR検査センター神田1号店、医療法人社団創生会無料PCR検査センター神田2号店、未来株式会社) 令和5年度 補助金 交付申請額 約3,500万円 措置日 令和6年1月19日 措置内容 不交付決定 措置理由 不正の手段により補助金の交付を受けようとしたため 令和4年度 補助金 交付決定額 約22億円、交付済額 約13億円 措置日 令和6年1月19日 措置内容 交付決定取消・返還命令 措置理由 不正の手段により補助金の交付を受けたため 令和3年度 補助金 交付決定額 約13億円、交付済額 約2.8億円 措置日 令和6年1月19日 措置内容 交付決定取消・返還命令 措置理由 不正の手段により補助金の交付を受けたため FRONT LINE株式会社 所在地 大阪府大阪市中央区平野町二丁目2番7号 北浜コンソール203 代表者 田中信次 事業所 2か所(麻布十番PCR検査場、渋谷二丁目PCR検査場) 令和4年度 補助金 交付決定額 約1.5億円、交付済額 約6,100万円 措置日 令和6年1月19日 措置内容 交付決定取消・返還命令 措置理由 不正の手段により補助金の交付を受けたため プレミアム禅クリニック 所在地 大阪府大阪市北区西天満四丁目12番6号 アーデン西天満707号 代表者 寺西康行 事業所 1か所(銀座禅PCR検査センター) 令和4年度 補助金 交付決定額 約5,800万円、交付済額 約5,800万円 措置日 令和5年11月16日 措置内容 交付決定取消・返還命令 措置理由 不正の手段により補助金の交付を受けたため 2 交付決定の取消し等を行った事業者(令和5年6月2日公表分)に対する追加措置7事業者 株式会社メタボスクリーン 所在地 神奈川県横浜市中区寺久保34番地1号 クリオレミントンハウス横濱山手 ロワイヤル412号室 代表者 関澤隆一 事業所 2か所(メタボスクリーン東京第一研究所・コロナバスター東京本部、PCR検査センター東京ラボ・コロナバスター西尾久店) 令和3年度 補助金 交付決定額 約8.1億円、交付済額 約680万円 措置日 令和5年11月17日 措置内容 交付決定取消、返還命令 措置理由 不正の手段により補助金の交付を受けたため Assist・Medical株式会社 所在地 埼玉県富士見市上南畑240番地 代表者 代表取締役 大関翔太 事業所 1か所(調剤薬局バルナバ大森店) 令和3年度 補助金 交付決定額 約1,800万円、交付済額 約370万円(交付済額は返納済み) 措置日 令和5年11月16日 措置内容 交付決定取消・返還命令 措置理由 不正の手段により補助金の交付を受けたため 医療法人社団JOY 所在地 東京都中央区銀座二丁目11番8号 ラウンドクロス銀座二丁目2階 代表者 伊東絵美奈 事業所 1か所(エミーナジョイクリニック銀座) 令和3年度 補助金 交付決定額 約2,800万円、交付済額 約780万円 措置日 令和5年11月16日 措置内容 交付決定取消、返還命令 措置理由 不正の手段により補助金の交付を受けたため 株式会社HOS 所在地 東京都荒川区東日暮里五丁目50番5号 アートホテル日暮里ラングウッド1階 代表者 代表取締役 高濱幹 事業所 6か所(アステル薬局無料PCR検査センター神田駅北口、同センター田町駅、同センター武蔵小山駅、同センター亀戸駅、同センター池袋駅、同センター銀座) 令和3年度 補助金 交付決定額 約1.8億円、交付済額 約1.1億円(0.2億円返納済み) 措置日 令和5年11月16日 措置内容 交付決定取消、返還命令 措置理由 不正の手段により補助金の交付を受けたため 向日葵商事株式会社 所在地 東京都中央区銀座三丁目12番19号4階 代表者 田中ゆかり 事業所 1か所(四ツ葉薬局) 令和3年度 補助金 交付決定額 約4,400万円、交付済額 約4,400万円 措置日 令和5年11月16日 措置内容 交付決定取消、返還命令 措置理由 不正の手段により補助金の交付を受けたため medical 4 men clinic 所在地 東京都中野区東中野二丁目24番13号 スイートルーム302、201、202 代表者 院長 中島知賀子 事業所 6か所(medical 4men clinic、東麻布PCR検査センター、東中野PCR検査センター101採取所、赤羽採取所、PCR検査センター向原駅前店、江古田採取所) 令和3年度 補助金 交付決定額 約31億円、交付済額 約3,200万円 措置日 令和5年11月16日 措置内容 交付決定取消、返還命令 措置理由 不正の手段により補助金の交付を受けたため 株式会社メディトランセ 所在地 東京都新宿区北新宿一丁目4番7号 代表者 加藤篤彦 事業所 13か所 (tokyoartsgallery、個別指導Wam飛田給校、個別指導Wam清水が丘校、個別指導Wam小宮町校、個別指導Wam小山田桜台校、東京湯島指導センター、東京駒場指導センター、【PCRラボ】ICheck×nanoAce 町田駅東口前PCR検査場、個別指導塾スタンダード市ヶ谷教室、個別指導塾スタンダード西日暮里教室、ICheck PCRセンター、個別指導Wam青戸校、フラクタルPCR検査センター) 令和3年度 補助金 交付決定額 約30億円、交付済額 約4,500万円 措置日 令和5年11月16日 措置内容 交付決定取消、返還命令 措置理由 不正の手段により補助金の交付を受けたため 3 その他 無料検査の不正事案については、適宜警視庁に情報提供を行っており、今後とも適切に連携を図っていきます。 問い合わせ先 保健医療局感染症対策部医療体制整備第二課 電話 03-5320-7044
PCR等検査無料化事業補助金交付決定取消し等|東京都
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mninmt · 4 months
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2023年に観てよかった旧作映画の感想など
○洋画&邦画(順不同)
ペトラ・フォン・カントの苦い涙(1972)ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー @新宿武蔵野館
ずっと苦手意識を持っていたファスビンダー。これを観る前にオゾンのリメイクを観たので、物語を追う必要がそこまでなく画に集中できたことによって、ファスビンダー作品の"凄み"みたいなのが感じ取れたのかもしれない。これまで男性同士の恋愛映画はいくらか観てきたが、女性同士の物語はというと、性愛を含まないシスターフッドが銘打たれていたり、女性たちをエンパワーメントするような作品は好んで観るものの、私自身に差別意識はないつもりでも、なんとなしに遠ざけてしまっていたのだろう。先にも書いたようにオゾンがリメイク版で主人公とその相手役も男性のキャラクターにしていたから、個人的に取っかかりやすくなったことは否定出来ないが、作品としては全くの別物であったし(オゾン版は大大大コメディ映画)ファスビンダーの作る画は、その映画の物語とは別のところでも魅力が発揮されていると思う。そして完膚なきまで室内劇であることに大興奮だった。
偽れる装い(1945)ジャック・ベッケル @シネマヴェーラ渋谷
自分で制作した洋服にこれまで関係をもってきた女たちの名前をつけていくような、変質的(だがカリスマ性のある)主人公が、アトリエの中をぐるぐると回るカメラワークとともに狂っていく様子が素晴らしい。(性愛による)狂いの先に死がある物語も大変好み。というのは建前で、別ジャンルの推しがパリに洋裁で留学しているという設定なので、パリで洋裁をするということに対してのディテールが深まり大変良かった、同担はみんなこの映画観て~!(オタク)
ショコラ(1988)クレール・ドニ @新文芸坐
とにかくクレール・ドニの映画にでてくる黒人男性はかっこよすぎる(昨年に挙げた『パリ、18区、夜』(1994)も同じく)という言葉に尽きるのだが、主人公の幼い頃の記憶として描かれていながら、危なげで、そして艶やかなところもある彼らを写す数々の場面に魅了された。暗い部屋に佇む人の存在の緊張感とその熱を感じられるのはドニの映画特有のものなんじゃないかと思う。
ラストエンペラー(1987)ベルナルド・ベルトルッチ @シネマ・ジャック&ベティ
満を持して観た…!ちゃんと大きめのスクリーンで…!名作すぎて多くを語りたくないのだけれど、マジで映画を観て眩暈がすることってあるんだなって。世界観に浸り、酔うことができて、いい映画体験だった。
赤線地帯(1956)溝口健二 @配信 / 流れる(1956)成瀬巳喜男 @配信
吉原の女たち。芸者の女たち。同時代に2人の監督が、一つ屋根の下で支え合って生きる女たちを異なる形で作品にしていることに純粋に驚いた。『赤線地帯』を観れば、京マチ子の演じる明るさや若尾文子の強かに生きる賢いキャラクターに力付けられる。『流れる』を観れば、田中絹代の表現するなんとも形容し難い表情や、山田五十鈴の薄幸な演技、その作品のまとう物哀しさに涙する。ここにあげていない他の女優たちの演技も素晴らしくて、それを演出する監督の作品ももっと観たい。けど、成瀬作品を見ると毎回夜も眠れないほど悲しい気持ちになるので、どうしたものか!
ラヴ・ストリームス(1983)ジョン・カサヴェテス @横浜シネマリン
いままでどうしてもカサヴェテスの映画をフィクションとして捉えられなかった。打ち出される邪悪な男性性を、あまりにもリアルに感じてしまい、まるでドキュメンタリーを観ているように、コメディだと思えないからだ。本作品は、いつも通りジーナ・ローランズの演技の素晴らしさはさることながら、これまでのわたしの観てきたカサヴェテス映画にはなかった、いい意味でふざけた演出(劇中オペラ)が、”この映画はフィクションである”と言ってくれたような気がしたのだ。カラックスの『アネット』(2021)を想起したのだけれど、この作品は関係しているのだろうか?激動する映画。
ママと娼婦(1973)ジャン・ユスターシュ @ヒュートラ渋谷
もうレオーといったらドワネル…というのは否めない、というかレオーもトリュフォーの映画じゃなくても、放浪青年役=ドワネルとして出演してるんじゃないの?とも感じてしまうくらいなのだけれど、それが嫌だとか、一辺倒でつまらないということはなく、バチバチにかっこいい映画。あらすじを簡単に言ってしまえば三角関係のお話(というかわたしの好きな映画はほとんどが痴情の縺れのお話)だが、主人公が居候している、タイトルでいうところのママの部屋が、レコードプレーヤーなどの色々なものが部屋の低いところに置いてあって(それも布団から寝ながら手を伸ばせるような位置に)、雑然としていて、とても綺麗だとは言えないが、その堕落した生活感のある部屋で起こっていることを登場人物の皆が皆、おおごとにみせていて、吸い込まれるように見入ってしまったし、別に、登場人物の誰にも感情移入はしなかったけれど、それぞれにとにかくこの三角関係をなんとかするんだという気概が台詞の端々に感じられて見応えのある映画だった。
ヘカテ デジタルリマスター版(1982)ダニエル・シュミット @配信
この映画を観たという人と話したときにどうでしたかと聞いたら、微妙な反応と共に「あんまり好きじゃないと思いますよ。」と言われ、"自分は好きだけどあなたには合わない"なのか、"自分は好きではなかった、ただそれだけ"だったのかはわからないけど、いつも"好きじゃないと思うよ"と言われると、勝手に決めんじゃねー!と思ってしまう質なので、帰って即座に観る。大抵それは外れていて(まあ関係の浅い人から言われることなんかそりゃそうなんだけれど)外交官が駐在先の灼熱の土地で出会った謎の女に狂わされるやつなんか好きにきまってんの!真っ白なスーツに、しっかり固めた髪の毛の、いかにも精悍な男が、服も髪の毛もどんどん乱れ薄汚くなっていく、汗でべたつく額と、必死に女を探すその表情が何とも馬鹿馬鹿しくて良い。姿を消してしまった人がいるであろう思いつく限りの場所を探して回る、やっとのことで見つけても、その相手にはぞんざいに扱われ、また苦しめられる…最初からやめとけって忠告されてたのにね。
利休(1989)勅使河原宏 @配信
利休と豊臣秀吉、三國連太郎と山崎努の、静と動の相対する演技。山口小夜子の出ている映画を観て(伴睦人『杳子』@国立映画アーカイブ)、他の出演作品はも観たいなと思った、きっかけはただそれだったためそこまで期待はしていなかったが非常に面白く観た(まあ勅使河原作品は元々好きなんだけどね)。学生時代、日本史なんか全然勉強してなかったから(他の科目も特段勉強したわけではないが)時代劇(や大河ドラマ)を観てて、たくさん人達や合戦にポカーンとしてしまうことが多いのだけれど、この作品は二人の張りつめた関係性、空気感が丁寧に、冗長することなく描かれていて集中して観れた。時代劇のやんごとなき人の出てくるシーンや描写が好きだ。今年は母に連れられて大友啓史『レジェンド&バタフライ』(織田信長)、北野武『首』(豊臣秀吉)も観て、図らずも安土桃山時代に…(?)
レースを編む女(1977)クロード・ゴレッタ @アテネ・フランセ文化センター
ヴァカンス先での出会いはもういっそのこと割り切って、ひと夏の恋として終わらせるに限る!(エリック・ロメール信奉者)ふたりがまた会えるかもしれないという淡くロマンティックな気持ちを抱きながら、ぐるぐるとお互いを探すシークエンスがとても長く感じ、このあと幸せな展開にはならないだろうなと、なんとなくうっすらと気付いてしまったわたしは、ふたりが再会できたとき、とても悲しくなってしまった。フランソワは自身のコミュニティの範囲で様々なところへポムを連れていくけれど、その行く先々でのポムの馴染めなさ。ポム自身はその場をありのままに楽しんでいるのにも関わらず、フランソワはその馴染めていない様子に居心地の悪さを感じ、またその居心地の悪そうなフランソワをみてポムの居心地も悪くなっていく。しまいには、君は大学に行くことには興味はないか?と聞き出すしまつ。おめ~が惹かれたポムという人間をなんもわかっちゃいね~!君は勉学に励めるような環境で育ったかもしれないけど、ポムはそうじゃない。そうじゃないから、手に職をつけるために(または、あなたと一緒にいるために)今自分にできることを精一杯頑張っているんですけど…!?運命の人かもしれないと勝手に期待したのはそっちなのにね、なんか違かったとか言っていろんな理由つけて離れていくんだ。ポムにうんざりしてもう別れたいと言うフランソワをみる友人たちの目も痛い。心の壊れてしまったポムを見舞いにきた(見舞いくるなよ)フランソワのセリ��の端々から滲み出る、まだ自分のことを思ってくれているかという確認の浅はかさ。ダセーからやめな~!
不安は魂を食いつくす/不安と魂(1974)ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー @横浜シネマリン
『苦い涙』以降すっかりファスビンダーへの苦手意識が払拭され、半ば楽しみにしていた気持ちを裏切られることなく、なんて美しく純粋な物語なんだろうと思った。ふたりが一緒にいることの意味、お互いを愛する気持ちと、取り囲む人々からの見る目との齟齬が大きくなり、どれだけふたりが幸せだと感じていても不安が募り精神/身体を蝕んでいく様子が濃密に明示される。このあとに本作品の下敷きとなったダグラス・サークの『天はすべてを許し給う/天が許し給うすべて』(@早稲田松竹)を観たとき、ファスビンダーのこの完成されたメロドラマをあそこまで自分のものにし、昇華させたのかと思わず比較して再度感動してしまった。
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supermiddlelifeposts · 5 months
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神奈川 美容専門学校
横浜ベルエポック美容専門学校は、美容とファッションの領域で独自の存在感を発揮しています。学生たちは業界の第一線で活躍するチャンスを得ながら、実学教育によって即戦力としての能力を向上させています。多彩な国際的なプロジェクトや留学プログラムを通じて、グローバルな視野を養うことができます。横浜で夢を追いかける方に最適な学びの場です。横浜 美容専門学校の魅力を探る横浜には数々の美容専門学校が存在しますが、その中でも注目すべきは豊富なカリキュラムとプロの講師陣。最新の美容技術を学び、個性を伸ばして輝く未来への第一歩を踏み出しましょう。美の世界への挑戦がここにあります。
神奈川 美容専門学校
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punk-cat-punk · 7 years
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あこがれの意味
40代もなかばの馬齢を数える私はいま、シゴトとハードコアパンクバンドの活動以外では女性アイドルのヲタクとしての余生を送っています。
1990年代に夜間に大学に通っていたころ、ブント系と目されるとある小党派のフロントサークルに所属したのが強烈な契機となり、「日帝本国人」(しかも「男」)としてうわべだけで自己否定しまくりながら微力すぎてなにもできない口先だけの「共産主義者」としての素養を獲得しつつ、サークルの先輩に「パンクはプチブル」規定されたのを根にもって(パンクを受容したキッズの大多数はプロレタリアートのガキなんだけど!)悩んだあげくしばらくしてサークルをきっぱりとやめて(やめる時にサークルボックスで先輩活動家たちにツメられ物理的に殴られはしなかったもののガクブルで粗相しそうでした)やっぱりDIYパンクだなーとアナキズムを夢見るボンクラに戻りつつそれでも2000年代はいろいろと無党派の「運動」のすみっこでグダグダしたものの自分も含めて自己欺瞞ばかりでいやになり、撤退して社会的には頓死したも同然の賃労働マシーンに純化してみるとこんどは賃労働の酷烈さに追いつめられ息もたえだえにバンド活動だけで生きのびていたところに再び女性アイドルの存在に出会ったのが2012年(映像だけなら2011年)のことでした。長い。
つまり大震災と福島第一原発の爆発で「東日本壊滅」の危機が叫ばれたあとに、都市生活者としての自らの罪深さにおそれおののきながらバンド仲間が反原発デモでパクられてその救援で東奔西走するなかで息苦しさが倍増していき、その過程と事後で苦しさを清算することができずいよいよもうダメかなと思いはじめたタイミングでアイドルと呼ばれるまばゆい存在を目にすることができた、というわけです。
もうお分かりですよね。アイドルが繰り広げるパフォーマンスの魅力に「救い」もしくは希望を勝手に見出して舞い上がるタイプのアレとなったわけです。最初にパフォーマンスを目の当たりにしたのは女性アイドルでしたが、いまとなっては男性アイドルや「ゲイアイドル」のパフォーマンスも現場で楽しく観るようになっています。
私はいま前田彩里さん(以後、愛称のいろりん)の歌とダンスに魅了されて応援しています。いろりんのライブ最優先で現場に通うようなってからおよそ2年ほどがたちましたが、ずっといろりんのライブに通っている人からしたら「やっと流れてきた」立場にすぎません(いやもちろん応援する立場に新旧の別はないとは思いますが、やはり何年も応援し続けることのすごさを忘れたくはないとも考えているのであえてこう書いておきます)。そうなんです。流れてきたんです。別の演者さんから。
そもそも私はガキの時に同世代のアイドルを軽視していました。それまでのアイドルのパブリックイメージを打破することになった「おニャン子クラブ」が同世代として活躍していくのをテレビで見ても、「遊びでしょこれ」としか思わなかったんです。おニャン子以後のいわゆるアイドル冬の時代において歌主体で活動していた姫乃樹リカさんやCoCoは別格でしたが、やはりおニャン子のありようをメディアから刷り込まれるにつけ、しょせんお遊戯にすぎないとどこかでバカにするような意識を持っていたということです。自分の中にそうした差別的な感情がうずまいていたことを認めざるをえなくなったのは、℃-uteを知った時のことでした。℃-uteはハロープロジェクト(ハロプロ)に所属する女性アイドルグループです。
すでにおぼろげとなっている記憶をたどると、2011年の晩冬にシャ乱Qの「シングルベッド」の映像をYouTubeで視ていた時に、リコメンド欄に℃-uteのメンバーである鈴木愛理さんによるカバーバージョンがリストアップされていて、そちらも視たところ歌うま!とびっくりしてそのまま他の動画も視聴し続けたのが℃-uteにはまったきっかけだったように思います。
いずれにせよYouTubeで映像を確認し、愛理さんの歌のうまさだけでなく年若い女性の5人グループ(当時はすでに5人でした)のパフォーマンスはこんなにすごいのかと驚嘆して、この時に自分はおニャン子的なパブリックイメージ縛られすぎて食わず嫌いでいただけなんだなと自覚させられました。
もともと私が好きになった音楽はハードロックやヘビーメタルでした。それはローティーンの時のことでしたが、洋楽一般を入り口としながらすぐにそれらの極端さを好きになるガキとなったわけです。続いてブルースなども並行して聴くようになったとはいえ、ほどなくしてメタルからハードコアパンクに流れたこともあいまって、基本的には攻撃的で激しい騒音を発するバンド群に没入していきました。いまでもハードコアパンクは大好きですが、10代の時にそうしたものを聴くのは思春期にありがちな「他とは違うなにか」に浸かりたいというひねくれた願望にも合っていたのだと思います。いまとなってはハードコアパンクやヘビーメタルについては違った思いから好きでい続けていますが、ガキの時はとにかく「なんとなくアングラな感じ」や「激しい感じ」に惹かれていました。あるいはのちに自らハードコアパンクのバンドをやるなかで、知らず知らずのうちに尊大な態度が身に付いてしまったのでしょう。「自分は人とは違うことをやっている」という思い上がり。だからこそ女性アイドルに表象されるような「かわいい」ものに対する畏怖の感情を無自覚にであれ持っていたのだと捉え返さざるをえないのです。
そうした愚かな忌避感情をもののみごとに粉砕してくれたのが℃-uteでした。動画をぐるぐると視ていくなかでたどりついたのが2011年9月11日に開催された℃-uteの日のライブ映像です。引きの映像の中でヲタがぴょんぴょん跳びまくっているためステージの様子が分からづらいのですが、それでも歌い踊る5人の演者の姿を捉えることができました。統率のとれた巨大な応援のコールを繰り出すヲタの熱量に「このキモい人たち何なんだ…」と思いながらも、何よりステージの5人は何でこんなに踊りながら歌えるのかなとびっくりしたのです。しかも数曲まとめてノンストップでやってるなんて!!
ライブをこんな風にやれば自分なら倒れるだろうな。身体を動かしながら声を出すことの難しさを多少なりとも知っている身としては、まず運動量のすごさでガツーンとやられました。勝ち負けが問題ではありえないとしても自分はこの子たちに勝てるわけがない。まじこの子ら何なの。アイドルってみんなこんななの……と思ったものの、どうやらそうでもないらしい。すべてのアイドルが生歌でコンサートに臨んでいるわけでもない事情をなんとなく知り、それじゃなおのこと℃-uteが実際どうなのか観に行かないとなあと思いながらも、踏ん切りがつかなくてどうしようか数ヶ月悩みながらついに行ったのが「℃-uteコンサートツアー2012春夏 〜美しくってごめんね〜」の追加公演でした。神奈川・よこすか芸術劇場大ホールの昼公演のみでしたが、いま調べてみたら2012年6月30日に開催されています。記憶がすでにぼやけていてもうちょっと前のことかと思いこんでいたので、これこそ備忘録ですね。
それでは実際の℃-uteのコンサートはどうだったのか。言わずもがなです。ホールコンサートのためステージは遠かったのですが、とにかく視覚・聴覚どちらも圧倒されっぱなし。ごめんなさい。やっぱりあなたたちにはかないません。自分の中にマチズモ(マッチョイズム)が巣食っていた無様さを、あなたたちがその「かわいさ」を武器に切り裂いて明るみに出してくれました。まじめにそう思いながら帰路についたことを覚えています。同時にことここに至れば何度でもライブを体験するしかないと感激した記憶は今でも色褪せることなく脳裏に刻まれています。たとえ女性アイドルのライブ現場で圧倒的多数である男性客がいかに怒号のようなコールを繰り返して「男らしさ」を誇示していたとしても、それを遥かに凌駕するパフォーマンスをもって熱狂の場を制圧していく女性アイドルとはいかに得難い存在なのか……と本気で考えたのです。彼女たちなら自分の薄汚い差別根性を叩き直してくれるのではないか。
その後のアイドル応援の遍歴のことはここでは詳しく書くつもりはありません。ただ大まかに言うと次のようになります。
℃-uteのライブには初の武道館公演2DAYSの2日目(2013年の℃-uteの日、つまり9月10日——当初武道館公演はこの日だけだったはずが急遽前日の9日もセットされたため“初武道館公演の日”ではなくりました)に行ったのを打ち止めにしています。2012年以後に℃-uteのコンサートツアーにはちょくちょく入っていましたが、1年と少しで行かなくなってしまったわけです。
そのころ並行して気になっていた、アップフロント系事務所としては傍流のTNXに所属するポッシボー(現チャオ ベッラ チンクエッティ)のライブにも行くようになり(最初に行ったのは2013年8月11日に開催された横浜Blitzでの単独ライブの昼公演)、そして1年も経たないうちにいまも応援しているいろりんのことを知りました。
最初にいろりんのライブに行ったのは2014年6月17日に開催されたソロ活動2週年記念の単独ライブですが、いろりんのライブにぽつぽつと断続的に参加するようになったのは1年後の2015年6月くらいからです。2015年8月にはあっきゃんこと秋山ゆりかさんがチャオベッラチンクエッティ(6月に改名)を「卒業」し、その現実をうまく受け止めきれずにいろりんのライブを最優先にして通うようになって現在に至る……というのが大まかな自分の動き方の記録です。
ともあれ、私は女性アイドルのパフォーマンスに心をわしづかみにされたままです。そしてそれは自分の中に巣食う差別的な根性を自覚するきっかけを与えてくれるかけがえのない経験であり続けるでしょう。つまり私にとっての女性アイドルへの憧憬とは「男性優位社会における男」としての自己否定を繰り返すための大きな力の源泉にほかならないのです。
利用主義的だなあと自分でも分かっています。ごめんなさい。
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c-depot-archive · 20 years
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EXHIBITION C-DEPOT 2004(2004.6)
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EXHIBITION C-DEPOT 2004 -color-
会期:2004年6月23日(水) - 6月28日(月) 会場:横浜赤レンガ倉庫1号館 2F
Artists 青木伸介 青山健一 安立喬 天野由美子 大竹美佳 金丸悠児 桑山佳代子 小島一郎 斉藤裕行 三田健作 志田雄啓 島名毅 杉山治 鈴木太朗 GRAPP 田渕大次郎 登山貴子 名古屋剛志 根本尚明 野地美樹子 日根野裕美 松本祐一 松山真也+八木澤優記 安岡亜蘭
2回目となる「EXHIBITION C-DEPOT」は舞台を当時オープンして間もなかった横浜赤レンガ倉庫に移し、24組のアーティストによって開催された。本展より、有識者に応援コメントをいただいたり、企業協賛や助成金によって資金調達することで、本格的な展覧会運営を目指した。会期中は、声楽家の志田雄啓氏による協力のもと、声楽、能、美術、映像 の異なる4種のコラボレーションによるパフォーマンスを公演するなど、実験的なアート活動を模索した。
助成 芸術文化振興基金 協賛 オーケーコーポレーション 新生堂 山芳製菓 ギャラリーマークウェル ギャラリー開 ウエマツ 絵具屋三吉 アートキューブ シーエムシー ���の里おかだ 池畑会計 オフィストウエンティワン タケウチ 土橋美術 美越 タケウチ
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1/4 opera 「oto-no-sai -オトノサイ-」
出演:志田雄啓 作曲:田渕大次郎 美術:青木伸介 登山貴子 松本祐一 吉野貴将 演奏:芸大器楽科有志 協力:粟田大輔 IAMAS
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Visual
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Statement
第2回C−DEPOT展覧会では、「色」をテーマとした。作品は、絵画、立体、映像、メディアアートなど多様であるが、C−DEPOT全体として提示するものは、素材と媒体との結びつきによる色である。赤において、例えば顔料と紙とで生じる赤とモニターの画面にあらわれる赤とが異なって見えるように、一つ一つの作品の素材と媒体の関係によって生じる色のかたちに注目していただきたい。 色彩学では色相環に見られるように、数値によって色地図が作成されている。記号学者のパースの概念を借りれば、このような色の数値的、座標的捉え方は、世界共通に理解できる「インデックスとしての色地図」であるといえるだろう。 一方でこうした数値的なものとは別の色地図を日本人は作りあげてきた。日本人は青の中にでさえ、月草、露草、群青色といった風土に結びついた色を見出してきた。こうした詩的な色地図は、日本のことばの世界観をもとに作られており、日本の風土を理解したもののみが活用できる感覚的な「シンボルとしての色地図」であるといえるだろう。 視覚芸術に携わるC−DEPOTは、こうした2つの色の枠組とは異なる別の色地図を作成することを今回試みた。それが「アイコンとしての色地図」である。 アイコンはある対象を類似的に表現したものである。パソコン画面上でアイコンをクリックすることで一つ奥の階層へいけるように、アーティストが自身の作品の層へと導くアイコンをそれぞれ色によって見出し、視覚的に提示している。こうしたアイコンとしての色の集合体は、観る者と作品とを結びつける今までにない地図となるであろう。C−DEPOTが作成した色地図を探索することで、数値でもことばでもない、人が眼を通してのみ感知することができる「色」を体感していただきたい。 (粟田大輔・美術批評家)
Comment
「C-DEPOT」と名付けた若手芸術家集団が第二回展を横浜赤レンガ倉庫で催すという。同世代の若者達は、絵画、立体、映像、メディアアートと様々��表現手段をもって現代ー今ーを表現しようとしている。 考えて見れば当り前の事である。今、食べ頃の若者達がー今ーを表す事は、自分達の存在理由を示す事である。人間に具わった一番重要で大切な表現方法なのである。 固定概念を捨て去り、新しい見方を造り上げるのである。又、思考錯誤を繰り返すのである。気力、体力が有る若い時代に様々な実験をする事で、未来の自分が在るのである。芸術表現に柵など無いのである。あるとすればそれは過去の幻影でしか過ぎないのである。 今展で現代社会や人間性と色々な現象的側面が見へ、日本人のアイデンティティがどの様に見られるか今から楽しみにしている。そして、久し振りに元気の良い若者達に対し、応援したい気持ちである。    "ole!!" (中島千波・日本画家)
近年のコンピューターをはじめとしたテクノロジーの進化は、様々な世界を大きく変えている。それはアートの世界も同様だ。これまでも技術の進化が、アートの表現やその様式を変えてきたように、コンピューターテクノロジーはアートの表現を大きく変えアーチストたちの意識をも大きく変えている。この展覧会はそんな新しいく変容した意識を表現やその行為に乗せ、未来につなぐアート表現として、非常に興味深いものになっていると想う。各アーチストたちの新しく生まれた意識(作品)を感じていただきたい。 (中谷日出・NHK解説委員)
個人で行なう作業が基本であるけど、それには理由がある。 バラバラの価値観をそれぞれが持っているから一緒に作るには不自由であるから。 個人で行なう作業が基本であるけど、それには理由がある。 互いが集まった時に、互いに刺激を受け合う、その時により刺激を受けるため。 (日比野克彦・アーティスト)
Activity
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yotchan-blog · 1 month
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