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#今週は雨模様だし東京行くし自然と戯れられないから
sakurasou-onsa · 3 years
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#足りないものあったから買い出しにて出会いました♥ #満月🌝水瓶座 #月に水瓶座を持つから、心が踊り 心にふわっとエネルギー注入✨ #雨降ったり止んだりで雲の合間合間を狙って車の中から撮ったからもやブレしとる🤣 #昨日は1日自然と戯れてたから めっちゃ満足感が半端ない♥ #幸せな疲れってやつ(¯v¯)ニヤ #今週は雨模様だし東京行くし自然と戯れられないから 沢山触れられてよかった🎶 https://www.instagram.com/p/CRu8LycrMPH/?utm_medium=tumblr
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2ttf · 12 years
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marisa-kagome · 4 years
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【CoC】顔(だけ)はいいアイツが行方不明になった件について
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【概要】
プレイ人数:2〜3人
所要時間:ボイセで2〜3時間程度
推奨職業:探偵、警察関係者、もしくはNPCの知人
推奨技能:なし
形態:シティシナリオ、村を回る程度のもの
ある程度軽めのシティシナリオとなっています。また、グロ描写は無い為、クトゥルフによくある事件!死体!内臓!!が苦手な方、初心者の方にもお勧めです。
特にこれといった技能がなくても、行動次第でクリアが可能となります。推奨技能は無しと伝えてください。
【シナリオ・イラストの利用規約】
OK:主旨が変わらない程度の軽度の改変、このシナリオを回す場合のNPCとしてのイラスト使用、このシナリオのリプレイ動画への使用(報告不要)や卓画面のスクリーンショットの投稿
NG:イラストのサイズ以外の加工処理、シナリオやイラストの二次配布、無断転載、このシナリオ以外での立ち絵、トレーラーの使用、重大なネタバレとなる画像や文字を多くの人の目に留まる場所へ投稿する行為
リプレイ動画等に使用される場合は、絵師様のお名前、Twitterアカウントの明記をお願い致します。
トレーラー・キャラクター画像 黒川たすく @tas_po
シナリオ 詐木まりさ @kgm_trpg
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【あらすじ】
サークル旅行先で美人を捕まえたイケメン、丘竹義人(おかだけよしと)。やることをやっ��別れた後も連絡を取り続けており、一ヶ月後にまた逢いたい♡と呼び出されてのこのこ出かけて行った、が、実は人に化けたキツネであった彼女から告げられたのは妊娠だった。責任を取って結婚してもらおうと父親やら親類やらに拉致されてしまった丘竹はどうなってしまうのか………!!
このシナリオは、友人、知人、探偵、或いは警察関係者である探索者達が、丘竹を連れ戻すことを目的としたシナリオになります。探索者は彼の彼女として参加してもよいでしょう。
【導入】
探索者たちは行方不明になっている男「丘竹義人」の捜索の為、とある旅館を訪れることになる。探偵や警察をやっていて丘竹の両親に依頼されても良いし、直接の知り合いであっても構わない。
◎丘竹義人(おかだけよしと)
21歳、大学三年生。明るく社交的な性格で決して評判は悪くないが、少々、というよりかなりノリの軽いところがある。ある意味とても、大学生らしい大学生。3月1日頃、晴間荘と言う温泉宿に二泊三日の一人旅に出かけたが、予定を三日過ぎても帰ってこない為、様子を見てきてほしいと依頼された。旅の目的などは誰にも告げていない。
もし探索者が彼の彼女である場合、親戚の家に行くと伝えられている、が、彼のパソコンの履歴を見たところ、晴間荘の予約が取れていたようだ。どういう
ことだと不審に思ってもおかしくないだろう。
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◎晴間荘(はるまそう)
中部地方の山間部、轟木村(とどろきむら)にある温泉宿。観光地化が特にされている場所ではなく、田舎にひっそりとある宿らしい。露天風呂があり、一応団体が宴会を出来る部屋などもある様で、幾つかの部屋の写真がネットに載っているだろう。
3月7日、一日二本のバスに乗り目的地を目指せば、19時過ぎに田んぼの広がる山のふもとに一件の宿が見えてくる。暖簾をくぐると年老いた女将が、遠路はるばるようこそおいでくださいました、と探索者を出迎えてくれるだろう。
◎女将に何か尋ねる場合
丘竹を知らないか→チェックアウトはしていないが、部屋に宿泊費が置いてあった。普通に帰ったのではないだろうか。荷物等はなくなっていた。
誰かと一緒にいたか→若い女と二人で泊まっていた。名前などは分からない。
この地方について→観光地ではないのでみて回るほどのものも無いが、美味しい豆腐屋がある。名物は油揚げ。本日の営業は終了している。
他の宿泊客について→あまり細かいことは答えられないが、三人ほど泊まっている。
丘竹の部屋を調べたいといった場合、特に断られもせず普通に案内されるだろう。また、丘竹が来て以降この部屋には誰も泊まっていないことも教えてもらえる。偶然丘竹が泊まっていた部屋に案内されてもよい。
小さな和室に目星を振るならば、30分程しっかり調べた結果、押し入れの奥に充電の切れたスマートフォンを見つけることが出来る。手持ちの充電器で回復させることが出来ても構わないし、もしも探索者がガラケー所持者な場合、他の部屋の宿泊者に借りに行っても構わない。電源を入れると、複数人で映った飲み会の様な写真がロック画面に出てくる。その中に丘竹の顔を見つけることが出来ていいだろう。
また、事前に晴間荘をネットで検索しており、この時点アイデアに成功すれば、ロック画面の写真が晴間荘の宴会の間であることが分かる。ここに気付き写真の取られた日付を調べれば、2月3日であることも分かってよい。スケジュール帳などを調べれば、ここに二泊三日のサークルの旅行が入っていたことも知ることが出来る。
携帯を調べる→晴間荘に来る前「天谷さつき(あまやさつき)」と呼ばれる女性とやり取りをしていたことが分かる。やりとりが始まったのは2月5日からで「また遊ぼ」「もっかいこっち来ない?」といった会話から、3月1日に丘竹がこちらへ来るようになった流れが確認できる。また、美人な女性の写真も途中に添付されている。会話は3月1日、丘竹の「着いた!」が最後となっている。
部屋を一通り調べ終えると、女将が「食事の準備が出来ました」と声を掛けてくる。
もしここで天谷さつきについて尋ねる場合「ああ、さつきちゃん?」と知っている素振りを見せるだろう。この宿のすぐ近くに住んでいるらしいことは教えてもらえるが、もし写真を見せるならば「これはさつきちゃんじゃないよ」と断言されるだろう。そして「こんな感じの人と丘竹さんは一緒にいたけれど」とも返される。また、帰省している天谷さつきの姉が、こちらに泊まっていることも教えてもらえる。
自室に向かえば山の幸と、噂の豆腐屋の豆腐と油揚げが並べられている。非常に美味な食事に舌鼓を打てば、女将が温泉も是非、と言うだろう。もし温泉に入ろうと思うのならば、浴場へ案内される。そこまで広くはないが風情があり、田舎ということもあってひっそりとしている。
もし女湯に入る場合、脱衣所で目星に成功するとぱらぱらと、小さい毛が落ちているのを見つける。生物学に成功すれば、これは動物の毛では、と思う。クリティカルがもし出れば、これが狐の毛であることが分かってよい。
探索者がのんびりと露天風呂に浸かっていると、突然、大雨が降りだす。天気予報を思い出したり調べたりするのであれば、その様な予報は一切出ていない。もし女将に何かを尋ねるなら「この地域ではよくあるんですよ、悪戯天気なんて言ってねぇ。急に止むこともあるから一概に悪いとも言えなくって」と話してくれる。
◎隣室の誰かを訪ねる場合
隣1:声を掛ければ「今忙しいんで後にしてもらえますか」という女性の返事がある。出ては来ない。もしもしつこく声を掛けるのなら一瞬だけドアが開き「うるっさいな!仕事中なの!忙しいからあとにして!!」と目の下にクマを作った女性が叫び、一瞬で戸は閉まるだろう。
隣2:声を掛ければ「どうしました?」と一人の男性が出てくる。四十代ほどの彼は「東風谷太郎(こちやたろう)」と名乗り、職業などを尋ねるのならの獣医であると答えられる。仕事ではなく、偶に都会の喧騒が嫌になって、こちらへ来ているらしい。何故ここにと尋ねれば「いやぁ、油揚げが絶品で、つい」と答えるだろう。
また、先に隣1に声を掛けていれば「そういえば、隣の人、びっくりしたでしょ。ファッションデザイナーさんみたいでね、今仕事が佳境っぽいんだよ。そっとしといてあげて」と言われる。
彼はこの地方に狐が多いことや、民俗学的なことは知らないが、もし狐に関しての知識を訪ねるならば、その生態を教えてくれる。「大体全国にいるかな、普通小さな家族単位で生活しているけど、大きなグループで生活していた例もあってね。宮城あたりだったかな。肉食に近い雑食だから餌が少なければ人の残飯とかも食べるし。あとは夜行性で用心深いけど、賢いし好奇心もつよいからね。慣れたら結構大胆になっちゃうからもちろん餌付けとかはしたらいけないよ。繁殖期は12月から2月くらいの間で、妊娠期間は二ヶ月いかないくらい。大体一ヶ月くらいで赤ちゃんいるってわかるよ、割と犬みたいなもんだしね。巣穴の長さが30メートルくらいになることもあるっていうから、すごいよねぇ」
隣3:声をかければ「はーい、ちょっと待ってくださいね」と一人の女性が出てくる。二十代ほどの彼女は「天谷あかね(あまやあかね)」と名乗り、職業などを尋ねるのなら、東京でOLをしていることを教えてもらえる。もし天谷と言う名前で丘竹のメールで見た名前を思い出し、そのことについて尋ねるのであれば、彼女の姉であることを教えてくれる。しかし写真を見せられたのであれば「これ、さつきじゃないけど」と言われるだろう。
帰省理由:休みが取れたので、また、さつきの具合があまりよくないと聞き、心配だったらしい。一週間ほど前に治ったらしく、明日の夜、ここから発つ様だ。家のすぐそばにあるここの宿の女将とは家族ぐるみの付き合いで、旅館業務の手伝いも兼ねてよくこうして泊まっているらしい。
さつきの具合の詳細については話してくれないが、一ヶ月ほど調子が悪かったことは話してくれる。
※もし積極的に探索者から隣室を訪ねなければ、風呂上りに自販機の前などで東風谷に遭遇してよい。出会えば軽く会釈をする程度の彼が自分から話しかけてくることはないが、何か声を掛ければ快く言葉を返してくれるだろう。そこから他にも宿泊者がいる情報を手に入れることが出来る。
◎食後
外は街灯の明かりなどもなく真っ暗で、この日は探索を続けることは出来ないだろう。
布団の中で寝入ったあと、気が付けば探索者は知らない黒い空間にいる。そして、誰もいない空間で呻き声のような物を耳にする。
「うう………ごめん…悪かったよ……帰して……俺を帰してぇ…………」
もし探索者が丘竹と知り合いであれば、その呻きが彼のものであるということは分かってよい。
また、ここで聞き耳に成功すると、小さなぼそぼそとした声を聞き取ることが出来る。「タイアン、ツギノタイアンニ、ギヲ」という声は人のものとは思えず、非常に不気味な響きである。SANチェック0/1。
次の瞬間、目が覚めれば朝になっている。
また、探索者がもしカレンダー等を調べるなら、次の大安の日が、明日であることがわかる。
朝、部屋を出ると食事の盆を三つ用意している女将に出会う。目星に成功、もしくは盆の上を注視すれば、三つ中二つに、油揚げがたっぷり盛られていることに気付く。指摘するならば「お客様からのリクエストなんですよ、九守(くもり)さんとこの、おいしいから」と答えてくれる。
※女将にこの地方の言い伝えや観光名所を聞いても、きつねのきの字も出て来ない、というのも、所詮は伝説であり、あまり実感がないからである。観光名所もこんなさびれた田舎には無く「美味しい豆腐屋くらいしかないですねぇ…」と答えられる。
◎九守豆腐店(くもりとうふてん)
豆腐屋に行くならば、旅館から歩いて10分ほどの場所に小さな店があるだろう。
中には鉢巻きを巻いた店主がおり、にこやかな声で「旅行かい?」と聞いてくる。
この地方や油揚げのことに関して尋ねれば「油揚げ、人じゃなくて狐にも人気なんだよ、あ、買いに来るわけじゃないけどね」もしくは「この地域はそうだなぁ……あ、狐が多いよ」などと答えてくれる。会話を続けると「化ける、みたいな話も伝わっててね」「きつねが一斉に宴会をやる、なんて伝えられてる河原もあるんだよ。宴河原って言うんだけど。たまにウチの油揚げをお供えしてる��。無くなってるから本当に食ってるのかもしれないねえ」「何か知りたいのなら天谷さんの所に行ってみたらどうだい?古い蔵があるからね、何か見つかるかもしれないよ」等の話をしてくれるだろう。
◎天谷さつき宅
旅館から3分ほどの蔵のある古民家に行けば、一人の老婦が出迎えてくれる。
彼女に蔵の中のものを見たいと言えば「どうぞ、眠っているだけなのも可哀想ですから、見てやってくださいな」と、快く案内してくれるだろう。しかしさつきの事を聞くなら「あの子は今出かけています」と返す。心理学に成功すれば、彼女が何か隠していることが分かるだろう。病状などについても何も答えてくれない。
結構な広さのある蔵には、骨董品などが所狭しと並んでいる。目星か図書館で、二時間ほど探索すれば轟木の歴史に関してつづられた小さな書物を見つけられる。その中に探索者は狐の文字を見つけられるだろう。
「ある所に、狐を愛してやまない男がいた。男は毎日の様に山へ向かい、狐に食べ物をやり、時には家に上げるほどであった。そうして日々狐と共にいたある日、一匹の若い狐は男に恋をし、男も同じく雌狐に恋をした。一人と一匹は狐の父親に結婚させてほしいと頼んだが、父親は頑なに大事な娘を人へ嫁にはやらぬの一点張りだった。それでも男が何度も頼み込めば、普段食わせてもらっていることもあったのだろう、父親は”上等な婚礼衣装を用意し、吉日に天気雨を降らせれば結婚を赦してやる”と約束した。翌日、早速男は仕立て屋に赴き、殆どの財産を渡して婚礼衣装を作るように頼み込んだ。そしてその日から噂という噂を集めて回り、十里先の村に非常に力を持った陰陽師がいると聞きつけ、すぐさまそちらに出向いた。男は事情を話すと、人の言葉と引き換えに、天気を変えることの出来るまじないの書かれた書を譲ってもらう事が出来た。
早速試そうとした男だったが、人の言葉を失ってしまった男はまじないを唱えることが出来ず、途方に暮れていた。それを見た雌狐が、今度は反対方向へ十里の道のりを超え、とある薬師(くすし)から人に化けられる薬を手に入れて来た。人に化けた娘がまじないを唱えれば、雲一つない空から雨が降り始めた。狐は晴れ着を身に纏えば男のもとへ出向き、めでたく結ばれたという。そして空模様を変える術を手に入れた狐は、それからも嫁入りの度に天気雨を降らせている、それ故に天気雨が多いと、この地方では古くから伝えられている。」
蔵の探索が終わり天谷宅を出て一分ほどすると「待ってください!」と言う声がする。後ろを振り返ると一人の高校生くらいの少女が息を切らして立っている。「私のこと、探してました?」と言う彼女は天谷さつきと名乗るだろう。
「おばあちゃん、私が具合悪くなってから、あんまり人の前に出してくれなくて……」「実は、狐屋敷に行ってみたんです」「話に聞いてたから気になっちゃって」「行ったあとから最近までの記憶、実はほとんど無いんです」「……周りの人が言うには、乗っ取られたみたいだったって、割と有名な話なんです。狐屋敷に行くと屋敷に住むたくさんの狐に憑かれるの、イタズラ好きだからって。だからあの家壊せないんですよ」「屋敷って言ってもちっちゃい古い家ですけどね、たまに気になって行っちゃう観光の人もいるみたいです。やっぱりあんまり良い噂は聞かないですね、私みたいになっちゃったのかな」「携帯は失くしてました、仕方ないから新しいものを買いました」「記憶が戻ったのは、なんか勝手に出歩いちゃった日に、隣の隣の柴田さん家でなぜか。あれ?って思って、それで自分が靴も何も履いてないことに気付いて」
彼女は口を開けば大体この様なことを語ってくれる。また、丘竹のことや写真の女のことは知らない様だ。
※もし豆腐屋に行く前に、さつきに会いたいという用件のみで来れば、老婦は決して中へは入れてくれない。その後豆腐屋に行って蔵に興味を示せば、豆腐屋の主人が電話をかけてくれ、とりあえずそちらへは入れてもらえるだろう。さつきとのイベントは蔵を調べ終えた後となる。
※伝承に残る陰陽師はニャルラトホテプ、薬師はミ=ゴである。クトゥルフ神話技能等で分かっても良いが、特に知るメリットは無い。無闇に降らせず、探索者の提案があった場合のみダイスを振ってもらうこと。成功した場合はSANチェック1/1d3。
◎柴田家
入ろうとした途端、犬小屋の犬に激しく吠えられる。その声を聞きつけてか出て来た50代ほどの男性は柴田秋男(しばたあきお)と名乗り、すみませんねぇ、この子気性が粗くって、と謝ってくる。
さつきに関して尋ねると、一週間ほど前、急にちょうどこの玄関前に裸足で座り込んでいて驚いたという。暫く姿をみていなかったが、病気だったとはねぇ、と言った様子だ。
また、狐の話に関しては「五年くらい前に緑が欲しくてここに引っ越してきてね、あまりそういった話は知らないんだ」と言ってくる。
※狐は犬が苦手な為、さつきは徘徊中にここで目が覚めている。犬を借りようとするならば、それなりの嘘をつけば「犬を散歩に?構わないよ」と言ってくれるが、もし狐屋敷に連れていきたいと言うと「愛犬を廃墟に連れて行かれるのはちょっとね………」と断られるだろう。
◎宴河原(うたげがわら)
ごろごろと石が転がった河原。旅館からは徒歩約10分。油揚げは今は供えられていないが、平たいテーブルの様な岩が幾つかあることは分かる。目星に成功すれば、その側に毛を見つけることが出来る。生物学に成功で、動物のものだと分かってよい。
◎狐屋敷
ぼろぼろの小さな民家は集落から歩いて30分程度の山の中にあり、壁や屋根などあちこちに穴が開いているだろう。玄関から入ってすぐは土間で、他は囲炉裏や押入れのある小さな部屋が一つあるのみである。
聞き耳に成功すれば、飼育小屋の様な匂いがうっすらとすることにも気付いてよい。また、聞き耳でクリティカルを出せば「姿は全く無いのに何十もの瞳に見つめられている様な感覚」を覚える。SANチェック1/1d2。
家に足を踏み入れ何か技能を振ろうとする探索者は、その前にPOW×2。失敗すると、探索者は狐に二時間ほど憑かれることになる。憑かれる場合、次に幸運を振る。失敗すれば探索者は一目散に屋敷から飛び出してしまう。正気の誰かがそれを止めるには、DEX対抗や組み付き、STR対抗等が必要になってくる。
また憑かれた場合は1d6を振り、下の表通りのロールをする事。探索者は今は探索者であって探索者で無い状況であり、探索者の本来の精神は眠ってしまっている様な状況なので自我を出すことは一切不可能だ。一人称などが変わってしまっていてもよい。精神分析も不可である。中の狐はただ笑うだけだろう。
憑かれ表
1 何を聞いても油揚げの事しか答えず、隙を見てはすぐに豆腐屋へ行こうとする。
2 何を聞いても嘘や適当な事しか言わず、すぐに寝ようとする。
3 何を聞いても何も答えず、ずっと地面のあちこちを掘り返している。
4 何を聞いても何も答えず、じっとしゃがんで目を光らせている。幸運に失敗するとネズミが出現し、脇目も振らずそちらに飛びかかる。ネズミのDEXは15。
5 何を聞いても歯を見せて獣の様に唸るばかりである。時には飛びかかり、作業を妨害しようとする。
6 探索者の誰かを執拗に誘惑してくる。探索の事に関して質問しても、そんなことよりも、と一緒に旅館に帰ろうとするだろう。
もし、探索者全員が狐に憑かれた場合、意識が遠のき気がつけば、幸運に成功している場合狐屋敷で、失敗している場合私物や服を一つ無くした状態で河原にいる、時計を見ると時間が二時間経過している、という描写で構わない。SANチェック1/1d2。
もし、直前に宴河原に油揚げを供えていれば、もしくは犬を連れて来ていれば、POW×2は必要ない。また、上記の対策が出来ていない場合、何か技能を振る度に、その前にPOW×2の判定をやり直すこと。
屋敷にいる探索者をじっと見ている数十匹の狐は、常に乗っ取る機会を伺っている。
土間:目星に成功すれば、名刺ケースが落ちているのを見つける。中に入っている名刺には「デザイナー・松雪ミヤビ」と書かれている。
押し入れ:小さな化粧箪笥の様なものが入っている。中には巾着袋が一つ入っており、大量の何かの粒が入っている。聞き耳に成功すると薬の様な匂いが嗅ぎとれる。また、薬学を所持しているならば、何かの薬であることまでは分かるが、用途までは分からないだろう。
目星に成功すると、隠し引き出しを見つけられる。どうやらここを開けるには、鍵が必要な様だ。囲炉裏の鍵で開けることが出来、小さく折りたたまれた紙切れを見つけることが出来る。母国語に成功で読解可。「空ヲ操ル呪ヒ」と書かれており、読めはするがどこか背筋の寒くなる、奇妙な言語がつづられているだろう。SANチェック0/1。この呪文はMPを10消費し詠唱を唱える事によって一定範囲の天候を少し変えることが出来る。
詳しくはルールブックの天候を変える呪文参照(P273)。ただし今回は雨のレベル1とレベル2の間に、天気雨が存在する事とする。
囲炉裏:目星では何も見つけられないが、手を突っ込んで幸運に成功すれば、鍵をつかむことが出来る。鍵を使えば押入れの化粧箱の隠し引き出しが開けられる。
◎松雪ミヤビ
ドアを叩くと「ご飯そこ置いといてください」という声がするばかりで開かない。無理やり呼び出すとやはり怒りながら扉を開けて来る。説得や言いくるめに成功すれば「本当に忙しいんですよ、衣装製作してるんです。デザイナーなんです」「白無垢作ってます、知り合いが結婚するんですよ、もういいですか?」と疲れ切った目で状況の説明をしてくる。
目星で、部屋の中に白い布切れが散らばっていることが分かる。
狐に憑かれている彼女は油揚げで容易く外へ呼び出すことが出来る。誰かが彼女を呼び出している間、部屋に侵入することは可能だろう。その場合、部屋の中央には白無垢が掛けられており、脇の盆に大量の油揚げが積まれていることもわかる。
【丘竹の救出方法】
3月8日中に、
「天候を変える呪文の書かれた紙切れを盗む、燃やす、処分する」
「婚礼衣装を破壊する」
「薬を盗む」
のどれかを行うことにより、結婚式を阻止することが出来る。
もし上記の行為を行えば、その晩、眠っていた探索者はふと目を覚ます。聴こえてきたのは何十という爪がカリカリカリカリ、と窓や壁、扉を引っ掻く音だ。体は金縛りに遭ったように一切動かず、ひたすら全方位から響いてくる爪の音を長時間聞かされるだろう。SANチェック1/1d3。
そして爪の音はタイミングを合わせたようにぴたりと止み、同時にどっと眠気が押し寄せる。微睡む探索者の頭の中では不気味な呪うような声が遠くに聞こえる。「これではよめにいけぬ、これではよめにいけぬ、ええいいまいましい、すててしまえ、おぼえておけ」この声は、初日に夢の中で聴いた囁きと同じである。
次の瞬間悲鳴が聞こえ、探索者は寝た気がしないまま、明るい部屋の中で目を覚ますだろう。
悲鳴の声には聞き覚えがある、初日に夢の中で助けてくれと叫んでいた声だ。
慌てて宿の外に向かえば、全裸の丘竹がそこに転がされている。
彼は全身引っ掻き傷だらけで号泣しており、何を聞いても謝るだけである。しかしキツネ、と言う単語を聞くだけで腰を抜かしガタガタと震え、謝罪の言葉は一層多くなるだろう。命に別状は無いようだ。
壁や窓に傷は一切ないが、丘竹の周囲には動物の足跡が大量にあることが分かる。気味が悪いほどの量だ。背筋に寒気を覚えた探索者はSANチェック0/1。
その後、探索者たちはチェックアウトを済ませれば、本数の少ないバスに乗ってこの地を発つことになる。田舎道を揺られている最中、ふと窓の外を見れば、一瞬、三角の耳が草むらから飛び出していたような、そんな気がするだろう。
エンド1:人のハッピーエンド。
もし上記の三つを一つも行えないまま3月9日を迎えた場合、太鼓や鈴の音で探索者は目を覚ます。外に出れば空は雲一つ無く晴れているというのに雨がしとしとと、地面に降り注いでいるだろう。また遠くの道に何かの行列が見える。目星に成功すればそれが花嫁行列で、しかし顔が全員狐であること、その中に一人だけ人間が紛れていることが分かる。同時に離れているというのに探索者の頭の中に「たすけてくれ、たすけてくれよぉ………」という悲痛な声が聞こえてくるだろう。そして瞬きをした瞬間、その光景は消え、音も声もすっかり止んでいる。SANチェック1/1d3。
それから丘竹の姿を見たものは、決して現れなかった。探索者たちは何も得られぬまま、晴間荘から帰ることになる。
エンド2:キツネのハッピーエンド。
【生還報酬】
丘竹を救出した 1d4
尚、SAN値は上限を超えて回復しないものとする。
ここまでお読み下さりありがとうございました!
シナリオを楽しんで頂ければ幸いです。
丘竹君ですが、これからは静かに生きていくと思います。仲良くしてやって下さいませ。
詐木まりさ @kgm_trpg
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tak4hir0 · 4 years
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人類にとって2000年以上も昔の紀元前から解決できなかった超難問、「緩まないねじ」を画期的な発明によって実現した天才日本人がいる。株式会社NejiLaw(ネジロウ)代表取締役社長の道脇 裕氏である。その発明の原理は19歳の時、わずか数秒で考えたという。 道脇氏が開発した「緩まないねじ(L/Rネジ)」がどれほど頑強かを物語る有名なエピソードに、米国航空宇宙規格(NAS)にのっとった耐久試験をあっさりクリアしただけでなく、逆に試験装置の方を壊してしまったということがある。その評判は瞬く間に世の中に知られることとなり、数々の賞を総なめにした。 道脇氏は小学校を5年で“自主”休学した。理由は「今の教育システムに疑問を感じる」だった。それ以来、まともに学校には行っていない。子どもの頃は大学教授の母親の研究室で実験に明け暮れ、長じては新聞配達や漁師、とび職などの職を転々としながら独学で20,000件以上もの発明を生み出すという、実に型破りな人生を送ってきた。 L/Rネジは、プラントや橋梁、送電鉄塔、建築物、飛行機や自動車等から腕時計、メガネやインプラントに至るまで幅広く応用できる。老朽化や災害などでねじの緩みが原因となる事故を無くすことができ、日本のみならず世界の危機を救う画期的ツールになる可能性を秘めている。道脇氏は更に、L/Rネジを応力センサーとして用いて締結作業の適切性判断や締結状態の常時監視、構造物の異常検知を可能とし、健全性を見える化する「スマートネジ」も開発した。 普段は、まともな食事時間を確保することも難しく、気付けば夜中になっていることも少なくない。それでもなんとか日に1食は軽食だけでも摂るようにしているという。脳を動かすのに不足する糖分は、常にペットボトルのレモンティーで補給するという道脇氏に、L/Rネジの事業展開や日本の教育のあり方、今後の抱負などについて伺った。 「緩まないネジ(L/Rネジ)」とは ボルトに組み付けた2種のナットを機械構造的に結合。互いにぶつかり合う、または引き合うことでロックされる。 出典:NejiLaw HP (http://www.nejilaw.com/product.html) きっかけは、夜中。運転中に車のタイヤが外れてしまった ――「緩まないねじ(L/Rネジ)」の発明は、どのようにして生まれたのでしょうか。 道脇 19歳のある日、真夜中に古い愛車、簡単に言えばオンボロの車を運転していた時のことです。突然ハンドルを取られて車がズズズッと路肩に引きずられ、その瞬間、黒いものが猛スピードで走行中の愛車を追い抜き去って行くのが、視界に入りました。数百メートル先まで転がって行ったもの、それはなんと、走行中の僕の車から外れたタイヤだったのです。 タイヤは車体側のハブという部品に埋め込まれた5本のボルトで固定されていましたが、そのうちの1本が折れ、残りの4本はナットが緩んで外れてしまっていました。 それは、「ねじって本当に緩むんだ・・・」と深く体感した瞬間でした。もし人通りの多い日中だったら、人身事故につながっていたかもしれません。 後日、「緩まないねじを実現することは、不可能である」と耳にした僕の脳は、いつものように「不可能が証明されたのか?不可能を証明することは可能を証明することより難しい。不可能が証明されていないのであれば、不可能とは言えないだろう。では可能にする構造を考えて、反証しよう」と動き始めたのでした。 その数秒後、僕の脳はそれを可能とする原理と構造を考え出していました。ボルトの構造と同時にナットの構造を考え、緩まないネジの原型は、この時でき上がったのです。  ベンチャー・キャピタルの出資を断って資金ゼロで起業 ――まさに「常識をネジろう」という発想ですね。ところで、道脇さんはこれまでに20,000件以上の発明をされていて、大半が未発表だと聞きます。その中から事業化にL/Rネジを選んだのは、どのような経緯があったのでしょうか。 道脇 僕にとって発明は日常であってどちらかというと反射現象に近いかも知れません。それは、いわば思考のクセのようなものです。そしてそれは、本質的な問題や課題を感じ取り、原因や要因を見いだし、メカニズムや原理を突き止め、解決策を考え出すという思考の流れが常に循環しているような。それに付随して、1つの発明をしている間に別の発明が次々と、まるで河の流れのように出てくるのです。 そんなある日、有名企業の顧問をされていた親しい人から「どんな発明も道脇さんの頭の中にあるだけでは、世の中の役には立たないので、形にして世に出しましょう」と促されました。その後、数年間にわたってことあるごとにお声がけいただき、いつの間にか周囲には10人を超える僕の応援団ができていました。 そこで、目ぼしい発明を200件ほど書き出し、実現性や事業性、費用等について、皆で検討することになりました。その結果、「事業化するなら、これからの世の中に大きな貢献ができ、投資も比較的少なく実現性の高そうな緩むことのない(L/R)ネジがいい」となったのです。 ただ、その時リストに書いたのは「緩まないネジ」というタイトルと概要だけで、図面も見本もありません。原理を説明しても、誰もが「構造をイメージできない」というのです。そこで、紙粘土でL/Rネジの形状を造ってみたのですが、ますます首をかしげるばかりでした。それでも「道脇さんが言うのだから間違いないだろう」と皆信じてくれました。 頭の中での考案から11年後の2007年、紙粘土製ではあるものの初の試作品を製作し、その翌年には特許出願を行い、09年にその開発と事業化のための会社を創業しました。創業したものの、当時は資金“ゼロ”の会社でした。オフィスも無く、机や椅子さえ無い小さな小さな会社の会議は、いつも喫茶店や駅の待合室、支援者の会社の空き会議室を使わせてもらうといった状態でした。 創業のきっかけとなったのは、ちょうどその頃に出会ったある教授の勧めで2009年度の日本MITエンタープライズフォーラム(現日本MITベンチャーフォーラム)のビジネスプランコンテストに応募することになったことでした。応募するからには個人よりも法人の方がよいとの結論から株式会社NejiLawを設立したのです。 こうしてビジネスプランコンテストに出場することになり、その結果として、おかげさまでMost Attractive Award(最優秀賞)などの賞をいただくことができました。余談ではありますが、例年副賞があった当ビジネスプランコンテストでは、前年に起きたリーマンショックのあおりでこの年、副賞はつきませんでした。 コンテスト後、複数のベンチャー・キャピタルから出資の声をかけていただきました。ですが、すべてお断りをすることにしました。資金難にあえいでいた時だったので、胃から手が伸び出るほどだったのですが、道に迷わず、流されず、どんなに苦しくても甘えることなく、信じる道を小さくとも一歩一歩自力で歩んで行こう。たとえ時間はかかっても、独立独歩で着実に進んで行こうと決意していました。 ですから資金面では創業当時から大変苦労しました。 試験装置を壊してしまった「緩まないネジ」 ――NejiLawのネジは緩まないあまり、ねじの緩み試験で逆に試験装置を壊してしまったそうですね。 道脇 そうなのです。世界で最も厳しいとされる米国航空宇宙規格(NAS)にのっとった振動試験機で、L/Rネジの緩み耐久試験を実施した時のことです。その試験では、17分間緩まなかったら合格とされています。それが17分たっても全然緩む様子が見えない。しばらくそのままにして、どこまで耐えられるか試すことになりました。ちょうど3時間くらい経過した頃、試験室から聞こえてくる音が何だかおかしい。いよいよ限界点が来て緩んでしまったかと急いで試験室に飛び込むと、ネジが床に散らばっていたのです。「あれ、ネジが増えている?」と思ったら、なんとそのネジは試験装置側のねじだったのです。L/Rネジが緩んだのではなく、試験装置の方が先に壊れて試験装置を構成しているねじが飛び出して散乱してしまっていたものだったのです。緩まないネジの実力を確信した出来事でした。 ――その後次々と賞を受賞され、「L/Rネジ」は広く知られるようになりました。 道脇 資金不足を何とか解消しようと、できる限りの賞に挑戦しました。いくら技術に自信を持っていても、資金が無くては何もできません。世に広めるためには権威ある賞などによる信用も必要です。そして、2011年2月には���技術開発財団の助成に採択され、8月に川崎起業家オーディションの大賞を受賞しました。10月には東京都ベンチャー技術大賞も受賞しました。同年11月には「GOOD DESIGN賞」の金賞を受賞し、2012年、経産省の戦略的基盤技術高度化支援事業(サポイン事業)にも採択され、いよいよ量産技術の開発がスタートしたのです。 「道脇裕知財全集」。20,000件を超す発明のうち、特許を取っているものはほんの一部。何しろ発明は少なくとも1時間に1つ、毎日ダース単位で浮かぶ。特許を取得する手間も資金も追いつかない。メモを取ることさえ追いつかない。 一人一人の独創性を伸ばすことが本当の教育 ――ところで、道脇さんは小学校を自主休学されています。お母様は大学教授、お父様は某大手化学メーカーの研究所所長、役員という家庭と聞きますが、なぜ休学に至ったのか、お聞かせいただけますか。 道脇 個人の能力や興味対象は千差万別で、それに対する万能の処方箋は無いと思っています。あるとすれば、社会全体が愛情を持って子どもに接すること、見守ることが大切なのではないかと。親が子どもに、先生が生徒に、近所の人が子どもたちに接するとき、大切なのはやはり愛情です。それと教育内容や方法は、時代を読みながら時代に合わせて行く必要があると思っています。 小学校に入ると、学校とはどんなところかとわくわくしましたが、入学して程なく授業は自分に合わないと感じました。先生が授業で説明してくれることは教科書にほとんど書かれていて、その内容は1週間もあれば授業中に全科目の通年分を理解できてしまう。するとその後の1年間近くの時間は一体どう過ごせばよいのであろうかと思いました。 1年生の時から教科書やノート、筆記用具はすべて学校に置きっ放しにして帰っていたので、いつも忘れ物はゼロ。ランドセルに入っているのは探検用の懐中電灯やロープなどでした。それらの7つ道具的な物は、下校時に遠回りしたり、下水道を通ったり、毎日違う道無き道を進んで探検しながら帰宅していたので、その探検に必須アイテムでした。 小学校に入学した初学年は、学校というところがどういうところか解らずに通っていたわけです。その状況は、2年生に進級すれば変わるかも知れないと通い続け、3年生、4年生になっても何等変わらない状況が続きました。結局、僕は小学校に通うべき理由を知らずして丸々4年間通っていたわけです。当時は、偏差値偏重が極度に進んだ末期の時代背景がありました。正解が決まっている問題を模範解答に忠実に、そしていかに早く正確にこなせるかが問われ、それができる子どもが優等生で、将来の企業戦士として有望視されていました。世の中はアメリカに追いつき追い越せの時代でもありましたが、教育の効果が出る20~30年後は今とは違う社会になるはずです。アメリカに並ぶようになった日本は、アメリカを真似るのではなく、自分で課題を見つけ解決策を考えて実行することが重要な社会になるのに、そういう教育になっていない。これでは、本当の能力は伸びない上、そのような状況に移行した際に社会を支えられる人材がいなくなってしまうだろうと感じたのでした。 大切なのは、個々の子どもの持っている独創性を伸ばすこと、そしてその独創性を昇華させる裏付けとなる盤石な基礎を構築させることです。このまま中高大学と進んでも、今は独創性を持っていても遅かれ早かれ、多かれ少なかれ、自分も量産型みたいに画一的な人間になってしまうだろうと、僕はおそれを抱いたのでした。そのような未来社会のギャップ、つまり独創的で問題解決型でさまざまなモノゴトを共有できる人が多く必要な社会であるが、反面そのような人はほとんど存在しないというギャップは、僕1人の問題なだけではなく、日本全体にとっての甚大な損失でもあるので、1人でもその量産型ラインから降りるしかない――これが5年生当時の僕の解決策だったのです。 そこで、「自分は、勉強が嫌いではない。むしろ好きな方だ。それでも今はそれをするときではない。他にもっとすることがある。だけれども自分はいつか必ず学問の道に戻ってくる。その日が来るまで見守っていて欲しい」。親と学校にそういう考え方を説明して、自主休学しました。親は僕の性格をよく知っているので、僕の意思を尊重してくれました。そして、その後10年近くもの間、見守り続け、待ち続けてくれました。 道脇氏は、発明の内容を各担当者たちに、いつでもどこでも説明して共有するため、身近な壁という壁はすべてホワイトボードにしていますと笑う。 社会常識の欠如を痛感。結局、学問に戻ってきた ――小学校は義務教育ですが、その面での支障は無かったのですか。 道脇 その辺りにつきましてはよく誤解されるのですが、義務教育というのは、「子どもは学校に行って教育を受けなければならない」という子の義務ではなく、「国や親が子どもに教育を施さなければならない」という社会や親の義務なのです。明治維新の後、政府は学校をつくりましたが、多くの子どもたちは野良仕事や親の手伝い、でっち奉公などで、登校できない状況があったわけです。そこで先生たちが各家庭に、「子どもに教育を受けさせるのは親(政府)の義務です」と説得して回ったわけです。それが義務教育の始まりなのです。 学校に行かなくなった頃は、大学で物理や科学の教鞭をとっていた母親の研究室に入り浸って、喜々としてあれこれ実験をしていました。そこには実験道具はいくらでもありました。回路設計や電子工作みたいなことをしたいと思えば、装置も器具類も書籍もそろっている。僕は夢中でいろいろな物を作ったり分解したりしました。特殊な電極で電気分解をして酸性水と塩基性水とを分離したり、有機物を熱分解させて炭化水素を発生させたり、塩酸や硫酸などの劇薬を使った実験をしたり、好奇心旺盛な少年にとって、そこは格好の遊び場だったのです。 またあるときは1日中、公園のベンチで、バス停で乗り降りする人たちを眺めたりしていたこともありました。スーツのビジネスマン風の人、中年の女性、作業着の人、学生服を着た人などみんな疲れた顔をして、それでもせかせかと満員のバスに乗る姿を観察しながら、社会とは一体どういうものなのだろうと思索にふけっていたのです。 その頃には、新聞配達、チラシのポスティングの仕事を、商店街を回って受注したりするなど働くとはどういうことなのかを考え、実行するということもしていました。その後は、漁師見習い、とび職、内装リフォームなど、さまざまな仕事をして10代の終盤近くまでを過ごしました。実際に稼いでみないと、社会の仕組みが分からないと思い、いろいろな仕事を経験したのでした。 しかしある日、友達と話していて、自分に知識や社会常識が全く無いことに気が付きました。本も新聞も全く読まなかった上、人の話を聞いてもニュースを見ても理解できず、世の中とのギャップを痛感しました。自分はバカなのだと。 では、バカを克服するにはどうしたらいいか。知識が無いから知識が必要なのではないか。知識をつけるにはどうしたらよいだろうか。そうだ本と新聞を読もう。本を読むには、漢字を知る必要がある。では漢字の勉強をしよう。旧い言い回しも知っておく必要がある。それでは古文も漢文も必要だ。新聞には、経済や社会のことが書かれている。すると、経済とは何かを知る必要がある。社会もだ。社会には歴史や文化が関係している。日本の歴史も世界の歴史も必要だ。それに地球の歴史、宇宙の歴史もある。文化とは何かも知る必要がある。それから経済には数字や計算が付き物だ。それでは計算ができないといけないから算数も学習しておこう。その延長に数学があるから数学も勉強したい。数学を知っておけば、経済だけではなく、あらゆる本質に通じているに違いない。技術にも関係している。技術といえば、その基礎は物理学や化学、工学が関係している。するとそれらも学ぶ必要がある。それから人とコミュニケーションをはかるには人の心も理解できなければならない。そうだ心理学も必要だ。というようにバカを克服するのに必要なことを考えては書き連ね、書いては考えてと進めていったら、漢字から宗教、哲学、神学に至るまで何十項目になりました。こうしてできたバカ克服プログラムを眺めていたその時、「そうか、これはまさに小学校から大学にかけて学ぶ教育カリキュラムそのものではないか」と気が付いたのです。と同時に、このことが、僕が学問の道に戻るきっかけとなったのです。 そこで、まずはバカ克服のマイルストーンとして、大学受験資格検定(大検)を受検することを決意しました。ですが、試験まではあと3カ月しかない時期でした。 それからの3カ月間というもの、昼夜を問わない徹底した独学による自習に没頭し、平均学習可能猶予期間8日間という詰め詰め工程の中、大検は無事全11科目合格することができました。 その後、数年来の知己で予備校の校長をされていた人の勧めで、米国コロラド州の大学に留学しました。それは、その人が留学費と生活費、渡航費に至るまでを与えてくれたことによって実現したものでした。ところが、またしても僕は学校に通わなくなってしまったのです。通ったのはわずか5日間でした。やはり学校という枠が僕には合わなかったようです。その後は、現地でしかできないことを目一杯しようと、大学の先生や研究者、作家と仲良くなって、豊かな日々を過ごしました。帰国後、いの一番にそのパトロンのところに真っ先に報告に行くと、「で裕は、どれくらい学校には通ったの?」と訊かれ、「5日間で辞めてしまいました」とこたえると、彼は大きく頷きにっこりしながら「さすが、裕。そんな感じだろうと思ってはいたんだけど、5日間とはすごい。それでこそ裕だ。」と笑うのでした。 帰国後の何年間かは家に閉じこもり、数学の研究、特に自然数の構造と性質についての研究に没頭しました。 先人のアプローチや考え方を一切学ばず、完全に独自に「素数分布構造」を解明したり、「離散と連続を連結する解析的剰余式」を導出したりと、ほとんど家から出ることもなく、インスタントラーメンと納豆を食として、寝る際には敷き布団の下でわずかばかり寝るというスタイルで何年もの間、数学と戯れていました。 またそのずっと後には、かのアインシュタインも悩んだといわれる、「ゼロ除算」(例えば1÷0)に関する論文も著しました。ゼロで割ることはできないというのが数学史上の常識ですが、その問題に答えを出し、世界の数学者の評価を受けているところです。 小学5年生の時の“自主”休学で親を説得した際、僕はこう約束しました。「何年かかるか分からないけれど、自分は必ず学問の道に戻って来る。心配せずに温かく見守ってほしい」。時間はかかりましたが、その通りになりましたね。 食事は基本的に1日に1食となることが多い。他にはレモンティーを10本ほど。液体から摂取するその糖分が、即効的に脳の活動を効率よく促進させるという。 第二次ネジ革命、マルチセンシング機能を備えたIoT「スマートネジ」を開発 ――現状での商品化の事例はどのようなものがあるのでしょうか。また今後のビジネスの方向性についてお聞かせください。 道脇 商品化の1例としましては、カシオ計算機株式会社の腕時計「G-SHOCK」があります。時計本体とバンドをつなぐ部分にL/Rネジをご採用いただいております。搭載モデルが剛体である腕時計本体とゴム製のバンドという構成であることから、普通のねじでは、いくら締めても適切な締結状態が得られず緩んでしまいますが、それをL/Rネジで解決しました。 ネジ単体だけでなく、ボルトやナットを含めた接合部材の応用開発も進めています。詳しくは言えませんがその1つには、IoTとしての「スマートネジ」があります。これはL/Rネジ自体をセンサーにしたもので、ネジ型センサーともセンサー型ネジとも言えます。 スマートネジに極微弱な電圧をかけて電位の変化を調べると、ネジにかかる応力の状態や異常を検知できます。普通のねじで止めた場合、電位に異常値が出ても、その原因がねじの緩みによるものなのか、周辺の応力状態の変化によるものなのか、区別がつきません。さらに緩みが進行してしまえば、応力自体を検知できなくなってしまいます。 しかし、スマートネジであれば、原因としてネジの緩みは初めから除くことができるので、周辺応力状態の変化を反映しているものとして正確に応力測定ができます。このアイデアは、19歳の時のタイヤ事故でL/Rネジを発案した翌日に考え出しました。緩まないねじが実現できるなら、精確な応力検知ネジを実現することができると。 経験豊富な作業員や技能者、技術者の引退や減少を、スマートネジが補う ――応力を測れるスマートネジは、プラントや建築物など応用範囲が広そうですね。 道脇 はい、その通りです。例えば、ある種の社会インフラ的なプラントは全国にあり、時に深刻な事故が起きています。それでもこれまでは、立上げの時代から携わっていた現場力の極めて高い経験豊富な多くの作業員の方々によって、正常な運転状態が守られているわけです。ところが今後の社会では、経験豊富な担い手が高齢化してどんどん引退され、その担い手は、人数としても減少した経験の浅い人に替わっていくというのが実情です。今後の社会の中で、大きな事故などが起こらないように操業を長期的に持続させることは、容易ではないでしょう。ひとたび大きな事故が起これば、経営に大きな打撃になるだけではなく、その生産を頼りにしている社会も大きな損失を被ることになります。「ヒヤリ・ハット」までを含めると、大小を問わずトラブルの原因の多くはねじ回りにあるとされています。 各種のプラントでは、大小さまざまなねじが膨大な数使用されています。重要な設備の要所を留めるねじには、非常に高度な締結技能が要求されます。締め忘れや締結状態に重大な変化を与える急激な温度変化などのリスクがあっても、外見では異常の有無を確認できません。 ――プラントの他に想定される応用例を挙げていただけますか。 道脇 例えば鉄塔は、国内に約24万基ありますが、鉄塔1基あたりには万本単位のねじが使用されているといわれています。つまり24億本以上のねじが鉄塔に使われていることになります。その管理は数人1組で現場を回って鉄塔に登り、ねじ1本1本、サビや塩害や鳥害の有無を目視確認したり、打音検査をしたりして緩みなども確認されています。 高所でしかも高電圧。雨天や落雷などを考慮するとその危険性はさらに増してしまうと思われます。それを人海戦術でやっていることになるわけですが、今後は人口減少でこの種のインフラの維持管理も人手不足が深刻化してしまうことから、これまでの保守管理の方法のままでは持続性が危ぶまれます。 そこで、そのようなところに役立つモノをつくろうと開発したのが、スマートネジなのです。高速道路やトンネル、橋、鉄道、高層建築、航空機や自動車などのねじが緩めば、大惨事につながりかねません。また、ねじの緩みのみならず、被締結部材等の構造体の応力状態を知ることができれば、適切な運用、保守管理ができ、事故も未然に防げます。 世界的に自然災害の大規模化が進行する中、日本では特に地震、台風、竜巻、大雨、火山噴火などの天災が巨大化し、しかも頻発しているだけでなく、同時発生まで起きています。 今年9月の台風15号の前後には地震、竜巻、噴火も起きました。国の安全基準は災害ごとに別々に作られており、同時発生は想定されていません。連続的に発生する心配もあり、何万戸もの建物やインフラの被害を1つ1つ点検することは極めて困難です。困難というよりも、実質的にほとんど不可能な状態になってしまいます。人手は足りず、外見だけでは正確な判断ができません。 2016年の熊本地震では、震度7が2回襲いました。1回目の震度7に耐えた大学の学生寮に居た学生が、2回目の震度7で被害に遭われるという痛ましい事故もありました。もしスマートネジが使われていれば、一見安全でも、内部は力学的に危険だと警告することができたのではないかと思うのです。 こうした情報があれば、警察や消防隊、自衛隊はもっと安全に、もっと効率的に救援活動を展開することができると思うのです。 日本の人口は、2060年には今より4000万人少ない8670万人になると言われています。つまり今後は平均して毎年100万人ずつ減る計算です。作業員も保守管理要員も技能者も技術者も減るので、老朽化したインフラや住宅の維持はますます困難になります。 では、どうやって現代社会の瓦解を防げばよいか。人口減少に合わせて、誰でも使えるテクノロジーをつくり、あまねく普及させることが求められます。 そこで、スマートネジを使えば、締めている作業最中からデータが取れるので、規則通りに締めたかどうかが「見える化」され、経験が浅い人でも正しく作業できます。また応力データを時間の経過に伴って取得し続けることで、プラントや建造物や乗物などの内部の隠れた異常をキャッチして、事故を予防することができるようになります。 L/Rネジ用の「N規格」体系を着々と整備 ――道脇さんはL/Rネジを「N規格」として体系化すると述べておられます。進捗状況はいかがですか。 道脇 ISOで最初に規格が採用されたのは、ねじです。ねじはオスとメスを組み合わせて使います。ねじ山の高さやピッチが少しでも違うと互いに適合しないことになって使えませんが、規格に従っていれば、誰がどこで製造したねじでもオスとメスがぴたりと合い、強度も保証されます。 L/Rネジは、従来のねじに極めて似ていますが、構造はもとより機械的特性などにも違いがあります。そのことからL/Rネジとしては、現在日本で広く使われている「M規格」とは別の体系が必要になります。それがN規格です。ちなみにNは、新しい(New)、次なる時代の(Next)、ニッポン発の(from Nippon)、ネジの法則体系(Neji’s Law)というコンセプトから、新たな規格体系をN規格と名付け、社名をNejiLawとしたものです。 すでにN1(ネジの外径が1ミリの呼び径)からN300まででき上がっていて、それに合わせるメッキ仕様や特殊ネジの専用規格も整えています。 L/Rネジ以外にも発明を製品化したものはいくつもあり、その一部を当社のショールームで展示しています。例えば、東日本大震災で福島第1原発が被害を受けたのを見て、何とかしたいと開発した「放射線防護システムウォール」は、水の壁を簡易に造って放射線による被爆を防ぐための物です。また高速道路用の交通騒音消音デバイスである「ブライトライン」という、首都高速道路で採用されている物もあります。 旧態依然とした体質のままでは取り残される ――最後に、日本は近年、国際競争力の低下が指摘されています。新しいアイデアを次々と実用化されている立場から、現状をどのように見ておられますか。また処方箋があれば、お聞かせください。 道脇 世の中は相互に作用しながら刻々と遷り変わっていくわけで、旧態依然としたやり方や体質、構造のままでは、海外を含め周りの社会から取り残されてしまいます。 先進国は、例外無く高齢化して人口が減少しており、人口構造にも深刻な変化が顕れています。先進国が先進国になる過程で建設してきたインフラは、老朽化が加速し、いまや大きなリスクへと変貌しつつあります。これらを適切な形態で維持管理し、発展させていくことが求められます。しかも先ほどもお話ししたように、近年は確実に自然災害のレベルが著しく増大しています。これら自然災害レベルの凶暴化、インフラや住設の老朽化、人口減少・少子高齢化が重なり、深刻化すると、社会は維持できなくなってしまいます。「今、何が問題か」が判っているので、あらゆる方面からあらゆる取り組みをし、国民が総力を挙げて実行していくことが極めて重要で、それこそが社会を維持してゆくことができる唯一の道だと感じます。 今ほど、すべての人々が、目の前にある危機に真摯に取り組む姿勢が求められる時代はないのではないでしょうか。 TEXT:木代泰之、PHOTO:倉橋 正 史上初の「緩まないねじ」が世界を救う――小学校“自主”休学の天才発明家・道脇裕の「常識をネジろう!」はMugendai(無限大)で公開された投稿です。
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kkagtate2 · 5 years
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偽善者の涙[四]
[四]
自宅となつてゐるアパートを出た頃と云ふのが、昼もとうに過ぎ去つた頃合ひであつたからであらうか、駅に降り立つた里也はまばらな人通りの中、重たく肥えた足を前へ〳〵と動かしてゐた。先々週あたりに佳奈枝とコンサートに行つてからずつと足取りは重いのだけれども、今日は特にさうである。毎晩〳〵���沙霧を連れ出さうと躍起になつてゐる彼女の相手をして、一応の折り合ひがついて、この週末こそゆつくり羽を伸ばせるかと思つたら、時は金なりと云はんばかりに彼自身が連れ出されてしまつた。これほどまでに気を重くして里帰りするのは久しぶりである。心なしか空模様もまたどんよりと重苦しい。今日は雨は降らないのには違ひないのであるが、さつきまで見えてゐた太陽がすつかり姿を消してしまつたので、はるさめ程度は降るんぢやなからうか。里也は空を見上げてゐた顔を、隣でふわ〳〵と舞ふ髪の毛に向けて、ふう、……と静かに息をつくともう一度空を見上げた。
「やつぱり雨降りさうやな」
「大丈夫でせう。もし振つたとしても帰る時には止んでるわよ」
「さう云ふものかね」
「さう云ふものよ」
と云ふ佳奈枝の声音はどこか和やかなのであるが、今日に限つてどこもかしこも和やかである。桜の開花にはまだ早い時分ではあるけれども、今しがたひよつこりと姿を現した桜の、赤々とした色味を帯びたつぼみは、のんびりと春の穏やかな風を待つてゐるやうに見える。それに今日は一段と暖かい。来週になるとまた冬のやうに冷え込むらしいけれど、またすぐに暖かい日が続くと云ふ。里也は例の恨めしい気持ちに気分を悪くしながら、今年はいつ頃京都に向かはうかと考えてゐた。付き合ひたての時から、この夫婦は毎年春になると京都に行つて花見をするのであるが、元々は家族で行つてゐたものが、沙霧が引きこもつて以来里也一人で行くやうになり、それなら一緒にどうと誘つたのが始まりではある。が、最近は人混みを避けたいと云ふ理由から、佳奈枝が行きたいと云はなければ、沙霧が写真を見たいと云はなければ、もう彼は行かうとも思はない。外国人観光客が増えるのは確かに結構なことではあるけれども、小さい神社でなければまともに参拝どころではないし、殊に渡月橋は歩くことすらまゝならないと云ふ風で、それだけの労力を要してまで行かなくても日本には到るところに美しく桜が咲いてゐる。佳奈枝は兎も角、沙霧ならたつた一本ほかの樹木に紛れて咲いてゐるだけで情趣を汲み取れるのだから、わざ〳〵人混みに紛れなくても良いのではないだらうか。確かに平安神宮に咲く桜の花は大阪城のそれとは違ふ趣があつて、見てみたい気もするが、桜の前でしたり顔をする佳奈枝も同時に目に映ることになるから、いつそのこと彼女を一人残して沙霧と一緒に行かうかしらん? 里也はそんなことを思つたけれど、昨夜の話では残ることになるのは自分だと云ふことを思ひ出すと、またもや静かに息をついてしまつた。
「それにしても、――」
佳奈枝は信号待ちで立ち止まつた際に伸びをして、
「――すつかり春になつたわね」
と、里也の恨めしい気持ちなど素知らぬのんきな口調で云ふ。
「だなあ。そろ〳〵蕗のたうが出てくる頃合ひだらうから、よろしく頼むよ」
「天ぷらでよろしくて?」
「天ぷらでお願ひします」
「はい〳〵。でも里也さんはその前にたけのこ掘りに行かなくちやね。蕗のたうもその時にくれると思ふから」
「あゝ! たけのこのことを忘れてた。掘るのは楽しいからいゝんだけど、さすがに毎日は飽きるわ」
何でも佳奈枝の祖父が山で仙人のやうな生活をしてゐて、これからの時期はそこら中に筍が生えてしまふから、処理(点々)するのを手伝つて欲しい、取つた筍はそのまゝ持つて帰つてもいゝし、捨てゝもいゝから兎に角この辺にある、かういつた出つ張りから彼処にある大きいのまで全て残らずこいつで根本から掘つてくれ。この歳になると斜面に登るのも、ほれ、そこに居る孫に怒られるから、頼んだぞ。根こそぎとは言つたけど、里也くんも危ないと思つたら、そいつはもう放つておいていゝからな。――と、云はれて毎年新年度をまたぐ間二週間程度は、週末に泊まり込んでまで筍を掘りに行つてゐるのであつた。
「あはゝ、あれでもけつこうおすそ分けしてるんだけどね。里也さんが掘りすぎなのと、あと持つて帰りすぎなのよ。お父さんだつて、あんなに張り切らないのに、……」
「だつて、もつたいないぢやん? それに、飽きると云ふても、あの山のたけのこは妙に美味しいんだよなあ。なんでやろ」
「料理する人の腕がいゝからぢやない?」
佳奈枝はわざとらしく腕を曲げて、ポンポンと浮き出もしない力こぶを叩く。
「あん? ほら、青だぞ」
「つれないなあ、……」
と、先に歩き出した里也を追ひかけるやうにして、佳奈枝も歩き初めた。あゝ云ふ冗談にはいつも笑つて相手をするのであるが、今日は虫の居所が悪いせいか相手をしてゐられない。それは一つにはのどかな風景に恨めしさを感じること、もう一つには毎夜妻の相手をして疲れたこと、また、若干花粉症気味で頭がぼうつとすることもありはするけれども、全く、自分でも中々の心配性と云ふか、結局は沙霧と同じ血が流れてゐると云ふか、たまにかう云ふ風に不安で調子が出ないことがある。昔も受験だつたり、就職活動だつたり、普通ならば逆に不安をバネとして活用できる場面で、考へ込みすぎて勝手に意気消沈してきたのである。で、今は、佳奈枝が沙霧を思慮無く連れ回さないか、いや、そも〳〵その前に話を切り出した時に何か不安を煽るやうなことはしないかゞ、ひどく気になつて仕方がないのである。何と云つても佳奈枝のことであるから、沙霧が首を縦に振らうが、横に振らうが関係なく自分の意見を押し通してしまふのは目に見えてゐた。実際に里也自身もこの数日間で押し切られてしまつた。今日彼がついてきたのは、他でもなく二人の様子を見守るためであり、もつと正確には無理を云はれた沙霧の愚痴でも聞いてやらうと思つたからである。ほんたうならば電話の一本でゞもいゝので沙霧には自分から伝へて、考へる時間を与えればよかつたのであるが、生憎のこと電話は持つてゐないから直接云ひに行かねばならない。親を間に隔てゝ伝へてもらはうとしても、沙霧に届くか分からないし、届いたところで返事を面倒臭がられて有耶無耶にされてしまふ。別に電話機の一つや二つくらゐ訳ない家計ではあるから、与へてもよいのではあるが、極端に電話が嫌いな彼女のことだから単なる文鎮と化すであらう。いや、文鎮ならまだマシかもしれない。沙霧と自由に連絡が取れることに嬉しくなつた里也や佳奈枝が、日に何通も何件もメッセージやら通話やらをするだらうから、終ひにはベッドと壁の隙間の埃になる可能性の方が高い。要は、沙霧に何かを伝へる要件がある場合は直接赴かなくてはならないのである。佳奈枝からすると、電話一本で何をそんなに怯えてゐるのか全くもつて理解出来ないから迷惑千万ではあるけれども、里也からすると、何となく気持ちは分かる気がするのであつた。と云ふのも彼は昔は少々悪さをすることがあつて、たまに先生からかゝつてくる電話にビクビクとしたものであつたが、沙霧はそのビクビクとした感情がまだ残つてゐるのではないだらうか。ちやうど彼女が不登校になつた頃、毎日のやうに学校から電話がかゝつてきて、だいたいは受話器を受け取つてくれたけれども、三割くらゐはもう嫌だ〳〵と泣き喚いて布団の中へ潜り込んでしまつたから、もう時が止まつてしまつた彼女にとつて、電話とは一つの恐怖に数へられるのであらう。かと云つて直接会ふのも相当に慣れ親しんでゐないといけないから、――それに今日は沙霧の心を乱してしまふ話題を持ちかけるのだから、ほんたうは夫婦仲の方を乱してゞも佳奈枝を家に置いておくべきだつたかもしれない。里也は年々減少しつゝある沙霧への思ひに自分のことながら辟易すると、眼の前に落ちてゐた石ころさへも恨めしくなつて、気がつけば足で蹴つてゐた。
「いや、だからダメだつて。呼び鈴はあいつが驚くから、……」
「でも、里也さんがしなかつたところで、誰か押すでしよ?」
夫婦は玄関の前に立ちながら、軽い小競り合ひをしてゐたのであるが、その内容とは呼び鈴を押すか押さないかと云ふ、一見するとゞうでもよいものであつた。
「それはさうなんだけど、出来るだけ怖がらせる回数を減らしたいんだよ」
「またすぐさうやつて甘やかす。さう云ふのがいけないのは分かつてらつしやる?」
と、佳奈枝が手を伸ばしたところで、里也がその手をはたき落とす。その光景はこれまでにも数回繰り返されてをり、傍から見れば夫婦で漫才をしてゐるやうにも見える。――が、夫の目は少々真剣すぎるかもしれない。
「と言つても、最初から怯えさせなくてもええやないか。沙霧は、知つてる人が呼び鈴を不必要に鳴らすと滅茶苦茶機嫌が悪くなるんだからさ」
「まあ〳〵、今日はさう云ふのも含めて覚悟してきたんだから、――えい」
結局、二人の芝居は、取手に手をかけようとした里也の不意をついて、呼び鈴を押した佳奈枝に軍配が上がつた。先行きは不安である。この調子で人の心に土足で上がり込み続ければ、沙霧はきつと心を閉ざしてしまふ。たゞでさへ酒の一杯や二杯は飲ませて饒舌にしないと、自分から自分の意思を上手く伝へられないと云ふのに、これでは本末転倒になるのではないか。里也は佳奈枝の頭を軽く小突くと、まずはのんびりとしてゐるであらう両親に挨拶をするべくリビングへと向かつた。
彼らは案の定、二人仲良くテレビの前に座つて、雑誌か何かを懸命に見ながら早口で云ひ争つてゐたのであるが、挨拶も程々に話を聞くと、里也たちが金沢へ旅行に行つたのが羨ましくなつたから、自分たちもどこか遠出して遊びに行きたいと云ふ。元々この一家は毎年夏と冬の二回、家族旅行と称して東へ西へほとんど計画も無しに家を飛び出す事があつたのだが、沙霧が引きこもつて以来、さう云ふことはおざなりになつてゐた。
「で、どつかえゝところあらへんか」
「どつか云うても、あんたら昔は計画も無しに行つてたやないか」
「まあ、さう云ふなや。もうそないに歩き回れるほど体力無いから、行くとこ決めなあかんねん」
と、里也の父親は「広島」と大きく印刷された雑誌をパタパタと振りながら云つた。
「さう云はれてもなあ。……」
こんな一家なものだから、里也もそんなにたくさん旅先を知つてゐる訳ではない。今でこそ金銭的に余裕があるから、佳奈枝とたまに遠出はするものゝ、昔は家族で旅行するのは控えてゐたし、時間のあつた大学生時代は色々と出費が多くて、学会やら研究会やらのついでにたつた半日間だけその近くを回つたくらゐで、ついぞ旅行らしい旅行をしたことがなかつた。彼が金沢に突然行かうと沙霧に持ちかけたのは、別段特別な思ひ入れがある訳ではなく、たゞ単に金沢はいゝ雰囲気だと、どこかで聞きかじつて来たからに過ぎない。とは云へ、思ひの外金沢旅行が楽しかつたのは事実であるから、暇を見つけては此処に行かうかしらん、彼処に行かうかしらんと、密かに計画を練つてはゐる。が、どこも穏やかで落ち着ける場所だからこの両親が楽しめるかどうか、むしろ自分に聞くよりは佳奈枝に聞いた方が有意義な答えが返つて来るかも知れない。
「あゝ、ならあそこはどう?」
と、それまでクスクスと笑つてゐた佳奈枝が、ちやうど良いタイミングで口を開いた。
「あそこ?」
「あそこ。……あー、名前が出てこない。前行かうとして、結局時間がなくて行かなかつたとこ」
「……ふむ。さつぱりわからん」
「こゝまでは出てきてるのよ。こゝまでは、――」
佳奈枝は喉のあたりを擦つてみせた。
「――けど、……あゝ! ――で、どこだつけ?」
「どこやねん! ……まあ、えゝわ。で、旅行に行くのは別に構はんけど、そのあひだ沙霧はどないするつもりや」
「あの子は、……ま、なんとかなるからえゝやろ。二三日放つておいたところで、むしろ一人で過ごせて嬉しい云うで、知らんけど」
と、夫婦が持つて来た土産物を一通り漁り終へた母親が云つた。
「そんな適当ぢやあかん。うちに預けてもえゝからちやんと考へな。でないとなんもアドヴァイスせえへんで」
とは言ひつゝも、里也は母親の云ふことを完全には否定できなかつた。確かに沙霧なら、両親が数日間家を空けるとなれば喜んで孤独を楽しむはずである。が、いち監督者としてそれで良いのかと問はれゝば、決して良いものではない。もし留守中に彼女が精神的なバランスを崩して、――当然さう云ふ時はこれまであつたから、沙霧を一人家に残すことを断念し続けて来たのであるが、また三階の窓に足をかけてしまつた時に一体誰が止められると云ふのであらう。普段は彼女のことを鬱陶しがつてゐる母親もまた、心のどこかでは心配してゐるからこそ、あゝやつて毒を吐きながらも一応は毎日声をかけてゐるのである。こゝ数年間は里也が駆けつけるやうなことは起きてないにせよ、油断してゐるうちに取り返しのつかない事態になる可能性がある以上、今この場に居る誰かゞ目を光らせる必要は当然ある。変はらず曖昧な返事をし続ける両親に、里也は声を荒げそうになつたが、嫌な話題はさつさと切り上げるに限るので、隣で彼の意見にうん〳〵頷いてゐる佳奈枝に目を配らせた。
「まあ、えゝわ。今日は俺たちは沙霧に用があつて来たから、また後でな」
と言ふと佳奈枝もまた、失礼します、と丁寧に一礼しながら言つてついて来る。何を言つてもうんともすんとも云はない沙霧と違つて、かう云ふ取り繕つたやうな良妻らしさが両親には受けるのか、佳奈枝はかなりこの家に受け入れられてゐた。ともすれば実の娘以上に娘として可愛がられてゐると云ふ風で、母親は里也についてリビングを後にしようとする佳奈枝に、佳奈枝ちやんまた後でゐらつしやい、前来た時にほしいつて云つてた例の物を渡したいから、里也には知られないように、とわざと大きな声で云ひ、それに対して佳奈枝も、まあ、ありがたうお義母さん、でもたつた今知られちやいましたわよ、とこちらも負けじとわざとらしく云ふのである。里也はもうその頃には階段に足をかけてゐたのであるが、それでも二人の会話が嫌にはつきりと聞こえてきて、逃げるやうに足取りを早めて登つて行つた。
「起きてるやろか」
「さすがに起きてるでしよ。もう夕方よ? いくら夜型でもこんな時間まで寝てはゐないわよ」
さつさと二階へ消えてしまつた里也を追ひかけてきた佳奈枝は、沙霧の部屋の前で佇んでゐる里也のつぶやきに答へつゝ、彼の向かふ側にある窓の、さらに向かふ側を見つめた。
「ま、それもさうか」
「それで、今日もやるの? あれ」
と窓に向けてゐた顔を一転させて、ニヤニヤと里也を覗き込む。
「うるさい。あれでも沙霧は真剣にやつてんだよ。絶対に無下にはできん」
「ふうん、そ。ぢやあ、早く入りましよ。きつと夫の帰宅を待つてるんでせうから」
当然のことながら里也が一番困るのは、かうして沙霧と佳奈枝を同時に相手しなければいけない時である。彼は毎度どつちつかずな態度を取つてはゐるけども、佳奈枝からすると目の前で浮気現場を見せつけられてゐるやうなものだし、沙霧にしてみれば初恋の相手を奪つて来た女と面しろと云はれてゐるやうなものだし、ある意味では両手に華と云へば華ではあるが、自分の一言で修羅場と化してしまふと思ふと、いつも冷や汗をかゝずにはゐられなかつた。しかもどう云ふ訳か、佳奈枝を連れて行くと必ず、沙霧の言動が一段とそれ(点々)つぽくなるのである。それを一々真剣な態度で相手するのは正妻である佳奈枝には面白かろうはずはないから、彼はいつも帰りがけに付き合つてやつてゐると云ふ口調で誤魔化すものゝ、やはり沙霧の事情を考へれば、そして自分の事情を考えれば、彼女の要求を真摯に受け止めざるを得ない。心が離れつゝある今ではもはや形骸化してゐる感はあるも、やはりそこには自分たちの繋がりが残つてゐる。
里也は毎度の事ながら、それでも機嫌を悪くするだけで傍に居てくれる佳奈枝に感謝するのであつたが、さうやつて感謝すればするほど、沙霧に冷たくなれない己の非情さを痛感してしまふのであつた。今自分が「夫婦ごつこ」を続けてゐる理由は何のか、己はもう小さな欲���を満たして喜ぶやうな下衆な存在ではなくなつてしまつた、なら沙霧もいゝ加減「夫婦ごつこ」の繋縛(けいばく)から開放されて、過去を断ち切つて、一人の淑女として生きるべきではないか。あの程度のことを止めたところで自分たちの繋がりが切れる訳ではあるまい、住んでゐる場所もさう遠くは離れてゐないのだから、別れたとてはなれ〴〵になる訳でもない。怖気づいてゐても何も変はらないのだから、佳奈枝の云ふ通り、もう荒療治でもいゝから無理やりにでも外へ連れ出すべきではないのだらうか。昨夜、佳奈枝に小言を云はれながら彼は、そんなことを思つてゐた。そして、もう妻に全部任せて後は成り行きに身を投げても良いのではないかと思ひもした。頭の中には妻に連れ回されて、無事笑顔で彼のもとに戻つて来る沙霧の姿が浮かんだ。現実には疲れ果てゝ項垂れるだらうけれど、口上手な佳奈枝の話にはさう思わせる何かゞあつた。驚いたのはそこで最悪の場合を考へなかつたことである。いつもの彼なら、いや〳〵でもそれでも、さう云ふ風に沙霧が戻つて来るのは考へにくいから、どれだけ慎重を期しても慎重すぎることはないと云つて、己の不安が払拭するまで話し合ふし、現に一昨日まではさうしてゐたのであるが、一度佳奈枝の口から「夫婦ごつこ」と云ふ単語が出てくると、もう目の前で涙を蓄えてゐる瞳に辛抱ならなかつた。昨晩の話し合ひはそれきりにして床についた里也は、居残つた不安に襲はれつゝも、隣で寝息を立てる憐れな女に改めて思ひを寄せた。深夜の感傷的な気分だつたせいか、朝には不安が胸に渦巻いてしまつてゐたけれども、少しくらゐ妻を信用しても良いではないか、いくら自分が沙霧を大切に思つてゐるとしても、それは妻も同じである。彼女だつて、沙霧を大切に思つてゐるからこそ、今の今まで黙つてついて来てくれたのではないか。三年前、自分はほとんど無条件に彼女を信用してゐたからこそ、沙霧と引き合はせたのではないか。――里也は昨夜意���が落ちる寸前に思つたことを���の片隅に、扉に手をかけた。ふと隣を見ると、佳奈枝がさつきとは打つて変はつて真剣な眼差しで見つめてきてゐる。
「なんかドキドキするな」
と、思はず里也も真剣な眼差しになつて云ふと、佳奈枝は、
「ふ、ふ、……やつぱりいつも通りでいきましよ? 真顔だとそれこそ沙霧ちやん怯えちやうわ」
と笑ひながら云つて、彼の脇腹を突いた。
「こら、やめんかい。――でも、さうだな。沙霧、入るぞ。――」
そつと扉を開けて部屋に入ると、沙霧は佳奈枝と一緒に行くことを母親から聞いてはゐたやうであつたのか、意外にも小奇麗な格好をして、机の前でパソコンに食らいついてゐた。それでも古臭くなつた衣服ではあるが、彼女は佳奈枝の前では着飾りたいらしく、髪の毛も櫛を通したのかさらりとしてゐる。彼女は部屋が明るくなつたのに気がつくと、イヤホンを外してびつくりしたやうな顔をこちらに向けて、口をぽかんと開けた。何かを言はうとしてゐるのか、それとも単に口が開いてしまつたのか、里也には分かりかねたが、
「やつほ、沙霧ちやん。久しぶり、元気にしてた?」
と、まず最初に佳奈枝が声をかけたので、彼も乗ることにした。
「俺は久しぶりでもないな。けど、ま、久しぶり、……か?」
「一ヶ月くらゐ会つてないんでしよ? それは久しぶりつて云ふのよ、里也さん知らなかつた?」
冗談を云ふ佳奈枝を他所に、沙霧は言葉が上手く出てこないのか、
「兄さん。……」
と云つたきり、しばらく口をもご〳〵させてゐた。が、じきに、
「兄さんに、お姉さん、お久しぶりです。特にお姉さんは、あ、……えつと、お正月にお会ひした時以来で、――」
「さう〳〵、もう二ヶ月とちやつとぶりね。年賀状はちやんと届いてた? 今年のはこの人が後回しにしてたから遅れちやつて、ごめんね」
と佳奈枝は沙霧の声が詰まつた瞬間に自分の言葉を重ねて云つたが、これが良くないと云ふことに里也は何となく感づいた。恐らく彼女は予め言葉を決めてゐたのであらう。目はずいぶん上で泳いでゐるし、言葉を紡ぐと云ふよりは思ひだしてゐると云ふ口調だし、何より佳奈枝の言葉に反応できてゐない。昔彼女が語つたことによれば、自分は、――特に目上の人に対してはさうなのであるが、よく知らない人に面すると、頭の中が真つ白になつてしまふ。どれだけ心を落ち着かせやうとも、どれだけ云ひたいことを反復しやうとも、いざその瞬間になるとどうしても頭の中から言葉やら考へやらが消えてしまふ。感覚としては、緊張すると云ふよりは頭がぼうつとするのに似てゐるだらうか、兎に角、人が眼の前にゐると途端に頭が働かなくなるのである。だから自分は人と上手く喋れないのであるが、どうしてお姉さんにもかうなるのかは自分でも良くわからない。別にお姉さんのことを嫌つてゐる訳でもないし、知らないと云ふ訳でもないし、それに今は義理の姉だけども昔は同級生だつたから、特に目上の人と云ふわけでもない。でも何故かあの人を前にすると言葉が出てこなくなつてしまふ。それで兄さんには申し訳ないですが、お姉さんと話す時には一緒に居て、手助けをしてくださると大変嬉しいのですが、……と、さう云ふことらしいので、一旦沙霧の言葉を区切つてリズムを崩してしまへば、余計に言葉が出てこなくなるのは明らかである。
「届いてるよ。前来た時には母さんが持つてたから、まだ下にあると思ふ」
困つたやうに目線を送つて来る沙霧に代はつて、佳奈枝の問ひかけにはさう里也が答へた。彼の目には、申し訳なさそうに小さく頷く沙霧の姿が映つてゐた。
「なら良かつた。――あゝ、良かつたと云へば、元気さうで何より。お正月の時はぐつたりしてたからお姉さん心配してたけど、今日は顔色も良さゝうだし、安心したわ」
「ふむ、……確かに、今日はどうしたんだ。いつもはあんなにボサボサな髪なのに、お前ほんたうに沙霧か?」
と近寄つて屈んで、ヘアピンでまとめ上げきれてゐない前髪をはらりと掻き分けると、相変はらず真白ではあるが、暗がりに紛れて艷やかな光沢のある頬が見て取れる。心なしか色の薄い唇すらへんに扇情的で、情欲と云ふものをくすぐられる。
「こ、この一週間くらゐは早く寝てたから、……」
「ね、佳奈枝さん、だつてさ。早く寝るだけでこんなゝんの?」
「なんない、なんない。ほら、里也さん、少し退いていたゞける?」
「はい〳〵」
と佳奈枝も近寄つて来て、慣れた手付きで前髪を整えてやる。もとがもとであるし、今は褒められてはにかんでゐるものだから、たつたそれだけで余計に可愛らしくなつて行く。……里也は歳の離れた姉が、中学生くらゐの妹の面倒を見てゐる、そんな光景を見てゐるやうな心地で、ベッドに腰掛けてゐた。それにしても今日のやうに夫婦でこの家に来ると、時たまこんな微笑ましい光景に出くわす事があるのであるが、一体この二人が同い年だと誰が気がつくであらうか。沙霧は若く見えすぎてゐるにしても、佳奈枝もまた方々からまだ学生に見えるだのと云はれるほど若々しく、里也もうち〳〵ではその事を自慢にしてゐるのであるが、いざ並ばせてみると、やはり佳奈枝の方がお姉さんのやうに見える。しかも年々歳の差が開いてゐるやうに見えるのは、気のせいではあるまい。と云ふのも、佳奈枝は最近は母にならうとする傾向があるのか、食事をする時や夜の営みを終へたあとによく〳〵見てみると、肉付き(ししつき)のよくなつた二の腕などが目についてしまふのである。別にその程度で愛が変はることはないのだけれど、そんな老けて(別の色っぽい言葉に置き換える)行く妻の体つきを見てゐると、方や普通の人生を送つて来た女、方やいぢめを理由に塞ぎ込んできた女の、違ひと云ふものに慄然とするのである。先に微笑ましいと形容したけれども、里也にとつて義理の姉妹の戯れ合ふ光景は、一種のホラー映画でしかなかつた。
「髪の毛、やつぱり切つた方がいゝわね。綺麗には伸びてるんだけど、長さがまち〳〵で私ぢや上手くまとまんないわ。何なら私が切つてあげてもいゝんだけど、それだと里也さんの髪が大変なことになつてしまふし、……」
と、しばらく沙霧で遊んでゐた佳奈枝は、後髪を一束持ち上げながら云つた。
「なんで俺?」
「練習台」
「あ、さう。……」
まだ続く夫婦漫才に、くすりと笑つた沙霧の顔は、しかしすぐに顔をしかめたかと思ひきや、
「くしゆつ!」
と、見た目相応に可愛らしく嚔をする。
「今日は曇りだからそんなに飛んでなさゝうなんだが、やつぱりさうでもない?」
「……いえ、天気はあまり関係ありません。むしろ雨が降つてゐる時の方が、……あ、ふ、――」
と、またくしゆん! と嚔をする。彼女は毎年この時期になると、花粉症に喘ぐことになつてゐるのである。そして花粉に続いて、いや、かう云ふのは鶏が先か卵が先かと云ふ話でしかないけれども、何にも増して里也が気の毒に思ふのは、他にも林檎だとか枇杷と云つた果物もアレルギーで食べられないことで、昔はパク〳〵とたくさん食べてゐたゞけに、ひとしほ憐れに感じるのであつた。
「あゝ、ほら、ティッシュで鼻をかみなさい」
と、すん〳〵と鼻をすゝる沙霧に、佳奈枝がバッグの中から取り出したティッシュを渡した。
「すみません、ありがたうございます」
「このくらい別に感謝しなくていゝわよ」
「いえ、でも、――」
「いゝから、いゝから」
再び沙霧の言葉を遮つたことに里也は顔をしかめたが、素直に鼻をかみ始めた様子を見るに、沙霧にとつて佳奈枝はやはりそれなりに安心出来る相手であるらしかつた。
「あの、それで、……お二人は今日はどのやうな事情でお見えになられたのですか? 母から話がある、とは聞きましたが、……」
鼻をかみ終はつて、一同が卓袱台の周りに会した時に沙霧はさう聞いた。並びとしては右回りに沙霧、里也、佳奈枝と云つた風ではあるが、円形ではなく少しだけ楕円を帯びた机なので、里也の真左には沙霧が、正面には佳奈枝が、――と云ふ風に座つてゐた。が、しかし、佳奈枝は何か不服なのか、一度唸ると、
「それなんだけど、――」
と、立ち上がつて、壁際にまで近寄つて、
「でもその前に、やつぱり電気つけない? 切れてる訳ぢや無いでしよ?」
と、言ひつゝスイッチに手を伸ばした。やはり彼らを照らしてゐたのは小さな電球一つのみであつたのだが、パチリと云ふ音一つで眩しいまでに部屋が明るくなる。……
「待つて、待つて、佳奈枝さん。せめてカーテンを開けるだけにしてくれ」
「どうして?」
「沙霧がダメなんだつて。ほら、こんな感じに」
里也の言葉通り、沙霧は彼の体にその小さな身を埋めて、蛍光灯の白い光から逃げてゐた。しかし、それでも佳奈枝は問答無用と云つた風采(とりなり)である。
「里也さん、――いや、沙霧ちやん、今日の話つてかう云ふことなの。私たちはね、あなたにこの光に慣れてほしくてこゝまで来たの」
「それでも電気は消しといてくれ。慣らすなら陽の光からだろ。今日は曇りだし、そつちの方がショックは少ない、――」
「里也さんも、今日は一応の覚悟を決めて来たんぢやなかつたの?」
「それはさうだけど、とにかくカーテンを開けるだけにしてくれ」
「ふん、ほんつとに甘々なんだから」
と、佳奈枝は文句を言ひながらも電気を消して、少々荒つぽくカーテンを開けて、今度は沙霧の正面に背筋を伸ばして座つた。その沙霧と云へば、部屋に漂ふ雰囲気だけで何もかもを悟つたらしく、顔色を変へてキユツと小さく縮こまつてゐた。
「それで話つて云ふのはね、――」
里也から出来るだけ穏便にと云はれた佳奈枝は、しかし単刀直入にはつきりとした物言ひで喋りだした。先月から沙霧を連れ出したいと夫と議論してゐること、それは一日、もしくは半日だけで絶対に無理はさせないこと、行き場所については別にあなたの行きたいところでいゝ、それに行きたくなければ首を横に振つてもいゝこと、そして最後に、自分がどれだけ沙霧を思つてゐるかと云ふこと、連れ出した結果が何であれ、決して見放したりはしないこと。――中には里也も初めて聞いた内容が紛れてゐたものゝ���大体は昨夜も聞いた事柄ばかりであつた。下を向いて黙りこくつたまゝの沙霧に彼女の演説がどう聞こえたかは分からない。が、時たま鼻をすゝるのは何も花粉症のせいばかりではなからう、私は里也さんと同じくあなたがどうならうとも絶対に見放さない、彼の夫として、あなたの姉として、最後の最後まで見守つてあげるわ、あなたには私たちがついてる、と佳奈枝が云つた時、さつと目元を拭つたのを彼はこつそりと見てしまつてゐた。里也は未だ俯いてゐる沙霧の様子にある意味安心して、佳奈枝からティッシュを貰ひ受けると、膝の上で力なくもみ合つてゐる手にそつと乗せてやる。
「里也さんから何か云ふことは?」
「ふむ、さうだな、……」
と、里也は一つ二つ沙霧の不安を取り除く言葉を言はうと口を開いた。
佳奈枝は夫のこの上なく優しい声を聞きながらほつと一息ついてゐた。それは云ひたいことを言つた開放感もあるが、少々強めに言葉を云へた快感があるのも事実である。今日は優しく、兎に角優しく、里也が文句のつけやうも無いほど優しく、このしをらしく夫に凭れかゝつた女を遊びに誘はうとしてゐたのであるが、久しぶりに聞いた妙な敬語を聞くうちに、――いや、その前に、彼女がかはいく嚔をした瞬間にふつと、弱い者に向けるいたはりの心と云ふものが消えるのを感じた。代はりにやつてきたのは、イライラした気持ちであらうか、一度彼女の事が疎ましく感じると、鼻をすゝる音さへ煩く感じられる。――全く、この義理の妹を見てゐると、自分までもが昔に戻つたやうな心地がして良くない。佳奈枝は目を閉じて鼻をかむ沙霧と、それをいたく献身的な態度で労る里也を、時折下唇を噛み締めつゝ互ひ違ひに見てゐた。
カーテンのかゝつてゐない窓からは春らしくもない弱々しい光が差し込んでゐるのであるが、それでもいつも以上に部屋は明るい。さう云へば、さつきカーテンを開ける際に一瞬間外を眺めたところ、六甲の頂きと摩耶の頂きの、なだらかに連なつてゐる様子がちやうど見えたから、景観はかなり良い部屋のやうに思へる。部屋を与へられる際に里也が、いや俺はこつちの方が良いよと云つて、沙霧にはこの部屋が与へられたのを佳奈枝は昔聞いた事があるのだが、せつかくの眺めを殺してしまふのは非常にもつたいない。以前この部屋に来たのは去年の秋頃のことであつたから、その時も今のやうにカーテンを開けると、ぽつ〳〵と紅色に染まつた大地の肌(はだへ)が見られたのであらうか。二人が未だに互ひを慰め合つてゐるので、呆れた佳奈枝は目を離すと、前回は暗くてよく見えなかつた、横にだゞつ広い本棚を見つめた。と云つても、暇を潰さうにもこの部屋には本棚くらゐしか机の他に置いてゐないのである。中には意外と洒落た本たちが、きつちり背の高い順に整頓されてゐるのであるが、それ以上に気になつたのは大量のCD ケースで、三段ある本棚のうちの、下一段をまるごと埋めてゐるから数にして百枚近いはずである。聞くところによると里也がこの家を離れる際に、持つて行くのも面倒だからと全て明け渡したと云ふ。本棚の上は小物置きにしてゐるのか、猫の置物やら、丸い時計やら、丸太の形をしたトヽロの小物入れやらが置いてある。そして、さう云つた小物に隠れるやうに、隅の方に、静かに、誰にもその存在を悟られないように、一つの小さな写真立てがあつた。薄暗くてあまりはつきりとは見えないけれども、目を凝らしてじいつと見つめてみると、ちやうど今のやうな季節の節目だつたのか、立派な桜の木を背景にやんちやさうな男の子と、大人しさうな女の子とが方を寄せ合つてゐる。尤も、肩を寄せ合つてゐると云つても、女の子の方は男の子の胸のあたりにしか辿り着けぬ程小さいから、実際には手を繋いでゐるくらゐなのだが、二人とも同じやうな顔を同じやうに崩して、幸せさうな笑みを浮かべてゐる。それはかつて里也と沙霧が、両親に連れられて京都へ花見に行つた時の写真であらう。両者ともまだ色濃くその面影が残つてゐる。――なるほど彼女はこんなに自然に笑へてゐたのだな、佳奈枝は素直にさう思つた。そして、沙霧が時折自分に見せる笑顔を思ひ浮かべた。今まで見たことのある彼女の笑顔なぞこれに比べればずつとぎこちなく、時として里也が、今日は機嫌良かつたからつい撮つちやつたよと、子供のやうにはしやながら見せてくれる笑顔だつて、この写真の中の彼女には全く敵はなかつた。沙霧が笑顔を取り戻し、誰かに何を云はれやうとも動じること無く、社会に出て自然に振る舞へるやうにする。それが自分の務めであつた。それこそがこの憐れな少女に向けるべき愛であつた。佳奈枝は写真に写る陽気な二人を目に焼き付けると、努めて明るい調子で声をかけた。
以降の話し合ひは、急にいつもの調子を取り戻し初めた佳奈枝のおかげで、ずいぶん穏やかに進んだやうに里也は感じた。議題としては沙霧がどこへ行きたいか、と云ふものであつたが、本人が一向に自分から此処行きたい彼処行きたいと云はないから苦労はしたものゝ、
「ふむ、……ならもう日帰り旅行みたいな感じにしてしまへばえゝんやないの。俺だつたら、さうだな、……今なら天の橋立に行きたいのと、あとこれは去年行きかねたゞけなんだが、紅葉を見に行きたい」
と、里也が言つてからは、それなら昔から行つてみたかつた場所が、……と云ふ。たいそう恥ずかしさうにしてゐるので、さう急かさずに話を聞くと箕面の大滝を見に行きたいと云ふ。何でも昔、里也が大学の講義の一環で滝の高さを測つたことがあつて、その時の彼の話をまだ憶えてゐたらしく、一度は見てみたいと云ふのである。で、一度自分の事を喋つてしまふと枷が外れたのか、意外と色々な場所を挙げて行くので、里也はそれを、なるほど〳〵と云ひつゝ特に何も考へないまゝ、一つ〳〵メモに取る。一息ついた頃合ひに佳奈枝に意見を伺ふと、彼女は彼女で自分の行きたい場所を云ふ。それを聞いて、沙霧はさらに範囲を広げて自分の思ひついた場所を云ふ。そんな風に結局何も纏まらなかつたが、さうかうしてゐるうちに佳奈枝が母親に呼ばれて部屋から出て行つてしまつたので、残された二人は唐突に訪れた静寂に身を委ねてゐた。
「……沙霧」
と、しばらくして沈黙を破つたのは里也であつた。
「はい」
「お前、意外と行きたいとこあつたんやな」
「はい、………」
沙霧は久しぶりにたくさん話して疲れたのかぐつたりとしてをり、何をするわけでもなく、たゞ、机の上にあつた里也の指を摘んで、いじ〳〵と弄んでゐた。
「金沢行く前に、もつと軽い場所で慣らしておけば良かつたねんな」
「いえ、あそこはとても楽しかつたですから、……」
「なら良かつた。――ま、それはまあ、えゝとして、たぶん佳奈枝のことだから、俺みたいに甘くはあらへんぞ。知らん店にもズカズカと入るやろし、疲れたなら疲れたつて言はんと、立ち止まつてもくれへんし、……」
「……えゝ、一応は分かつてる、つもりです」
「さよか」
「………」
指をいじる手を止めた沙霧は目を閉じて、ゆつくりと深呼吸をした。
「沙霧はどうしたい? 行きたいんか、行きたくないんか。佳奈枝には言はへんから、正直に云うてみ?」
里也はさう問うたが、沙霧は依然として静かである。と云ふことは、何か遠慮があつて声を出しづらいと云ふことなのであるが、遠慮があると云ふことは、少なくとも肯定的な答へを持つてゐる訳ではなからう。先程の熱弁を聞いた手前、その弁を奮つた者がをらずとも、自分の意見を云ひたくない、況してそれが否定的ならば頭にさへ浮かべたくない、蓋し沙霧はさう云ふ心持ちなのである。
「やつぱりさうか、……」
「ごめんなさい、ごめんなさい」
と、俯いて震へる。
「あゝ、いや〳〵、えゝんやで、沙霧はそれでえゝ。行きたくても、行きたくあらへんでも、別にどつちでも間違うてはゐないんやから」
と、里也は丸まつた背中をすり〳〵と擦つてやる。自分でも移り気であるとは理解してゐるけれども、かうも簡単に、やじろべゑのやうに佳奈枝の味方についたり、沙霧の味方についたりするのは大変よろしくない。かと云つて、どちらか一方に一方的に着くことも、やはり出来はしない。強いて自分が出来ることゝ云へば、出来るだけ穏便に事が収束するよう佳奈枝を説得しつゝ、少しでも沙霧を外の世界に慣れさせることなのであるが、やる気になつた妻は何を云つても頑なに意見を曲げぬし、やるならとことんやらなければ気がすまぬのである。恐らくこの外出は彼女にとつて最も辛い外出となるであらう。彼女の内気な性格も、人見知りな気質も、内向型の性質も理解出来ない佳奈枝は昨晩、矢面に立たせるやうな真似をさせるとも云つてゐた。問題なのは「させる」と云ふことなのを妻は分かつてくれない。沙霧のやうに、自分の意見すら上手く云へない人には、――それが例へ間違つてゐたとしても、まず自分の意思で行つたことを称賛してあげなければいけないと云ふのに、受け身な態度を取らせ続けては根本的な解決にはならないはずである。だから里也は、この一二週間は、何処其処に行かうかしらんと楽しげに云ふ佳奈枝を止めて、沙霧の行きたいところ、いや、場所はどこであれ、まずは彼女のやりたいことを優先させよと、何度も〳〵云つてゐたのであつた。さう云ふ点で云へば、先程の話し合ひは上手く行つたやうな気がするのである。実のところ沙霧が挙げた場所は、ちやつとばかし遠かつたり、ほとんど登山しなければいけなかつたり、訪ふのに手続きが必要だつたりと、種々の理由で面倒くさい場所が主であつたけれども、佳奈枝も里也も一々突つ込まず、��しろ彼らも一緒になつて色々な場所を挙げてゐた。が、それは里也が前日に口酸つぱく忠告したおかげであつて、さう長くは続かないであらう。沙霧には彼是(あれこれ)させたい、可愛い子には旅をさせよとはよく云ふではないか、彼女にはそも〳〵の経験が足りないのよ、と云ふ佳奈枝を思ひ出すと、里也はやはり妻を完全に信用することは出来ないやうな気がした。いつたい、自分が味方についてやらなければ、沙霧の傍には誰が居てやれると云ふのか。佳奈枝には知り合ひも大勢居るし、家族関係だつて良好であるし、もつと云ふと里也の両親にすら好かれてゐる。が、沙霧の味方とは、自分を除けば一体誰が居るのであらう。今、佳奈枝は彼女のことを思つて色々と尽くしてくれてはゐるけれども、それが少しズレてゐるせいで、このまゝ事が進めば妻もまた加害者になつてしまひかねない。さうなると、もちろん沙霧にとつては不幸であるし、佳奈枝にとつても気持ちの良いものではなからう。滅多に泣かない佳奈枝が、あれほど簡単に涙を見せるのだから、相当に沙霧を思つてゐるのは確かである。連れ出すのを止めるのは難しいにしても、妻が加害者になるのだけは何としてゞも止めなければならない。
「ま、でも、まだすぐにとは決まつてないから、しばらくのんびりしてな。そのあひだに佳奈枝もずいぶん穏やかになるだらうし、沙霧は沙霧で心の準備が要るだらう」
里也は依然として小さく丸まつたまゝの背中を摩りながら云つた。佳奈枝が穏やかになるかどうかは分からないが、時間があると云ふことは、これからゴネるであらう自分を思ふと、確かであつた。いや、むしろ、外に出るのに詳しい日時と充分な準備期間が無くてはならない沙霧のために、これから彼は子供じみてゞもゴネなければならないのである。彼ら夫婦からすると数週間前から持ち上がつてゐる話ではあるが、沙霧からすると今日が初めてなのだから、せめてゴールデンウィークまでは引き伸ばしたい。里也は手のひらに感じるぼんやりとしたぬくもりを大事に仕舞ひつゝ、すつと立ち上がると、もうすつかり暗くなりかけてゐる外を眺めてからカーテンを閉じた。とある文豪の小説によると、かつてはこの辺りから、頂上のホテルに灯の燈つてゐるのが見えたさうなのであるが、今ではすつかりボロボロの廃墟になつてしまつてゐるし、今日はたうとう一度たりとも星と云ふ星を眺めずに終はつてしまつた。カチツと云ふ音がしたので振り返ると、沙霧が机の上の小さな灯りを灯したらしく、赤々と照らされた真白な顔が見える。
「それにしても、今日はようあんなに喋つたわ。遠くて行けへん場所もあつたけど、いつかは行かうな。――佳奈枝には内緒で」
返事は返つてこなかつたが、頬が赤く染まつてゐるのは何も白熱灯の色味だけでは無いやうであつた。
「里也さん、これ食べてみてよ、これ、これ、これ! 美味しいから!」
「はい〳〵」
と、佳奈枝が取り皿をぱつと差し出すので、里也はそれを受け取る。彼は今しがたまで沙霧と��ちやついて(点々)ゐたのであるが、いつものやうに佳奈枝にご飯よと呼ばれて、先程のしんみりとした雰囲気が嘘のやうに騒がしい食卓に座つてゐた。彼女はその時に二人のごつご遊びを見てしまつたので、少しだけ機嫌が悪いのである。皿の中には舞茸を豚肉で巻いて、それからたぶん蒸したものが一本だけ転がつてゐた。地味な色合ひではあるけれど、胡麻の風味が嫌に漂つて来て、なか〳〵美味さうである。が、里也は苦い表情を露骨に見せて、
「俺、そんなにきのこ好きぢやないんだけど、……」
と、くす〳〵と意地悪く笑ふ佳奈枝に向かつて文句を云つた。
「うん、知つてるわ」
と、彼女は変はらず笑つた。彼は好き嫌いは昔から無いやうなものゝ、きのこ類だけは出来ることなら口に入れるのを憚つてゐるのである。何と云つても、あの食べ物らしからぬ色と、形と、それに口に入れた際のぷよ〳〵とした食感が苦手で、同じくきのこ類が嫌いな沙霧と共に、昔はよく母親に文句を云つたものであつた。里也の憶えでは、彼女は小学生の時にはよく食べてゐたやうな気もするのであるが、いつ頃のことであつたか、彼が椎茸の煮物を前に顔をしかめてゐると、実は私もそんなに好きぢやなくて、……としごく恥ずかしさうに云ふので、それからはきのこ嫌い同士でゐるのである。が、そんな沙霧はと云へば、
「まあ兄さん、好き嫌いは良くありませんよ。あーんしてあげませう」(テンションが高すぎる。要修正)
と云ひながら、彼がテーブルに置いた取り皿を横からくすねる。彼女は両親から逃げるやうにして里也の隣に座つてゐるのであるが、先程彼といちやついたおかげで大方復活したのか、よく喋るやうになつてゐる。実際には、佳奈枝に呼ばれた手前、そして、遠慮したけれども一緒に食べようと連れ出してくれた手前、場をしらけさせないよう少々無理をしてゐる感じではあるけれども、本人はそれなりに楽しんでゐるやうであつた。
「こら、やめなさい。……やめろつて! ――あゝ、もう! あー、……」
と里也の開いた口に、件の巻物が放り込まれる。
「美味しいですか?」
と里也が口の中の料理を飲み込んだ段階で沙霧が聞いた。
「……食べてみれば分かるよ」
と、彼は小高く積まれてピラミッドのやうになつてゐるところから、ポロツと一個取つて来て、
「ほら、沙霧も口開けて。分かてゝ俺にきのこを食べさせたんだらう?」
「うゝ、……兄さんのいぢわる。……」
「いぢわるなのはどつちぢやい」
沙霧は文句を云ふのを止めて、目を閉じて、小さく口を開けて、その時を待つた。が、待てども〳〵、一向にその時が来ない。……
「ふつ〳〵、そんな縮まらなくてもえゝやん」
そんな笑ひ声が聞こえて来たので、恐る〳〵目を開けた沙霧は、もぐ〳〵と口を動かす彼を見るや、
「もう、兄さんつたら、……ほんたうにいぢわるなんですから」
と云つて、ふゝゝゝと笑つた。
当然、佳奈枝からするとこんな光景を見せられるのは面白くない。あなたきのこ類はダメだつたんぢやありませんでしたつけ? と一言くらゐ云ひたくもなつてくるのであるが、それ以上に気になつたのは、沙霧の態度であつた。里也の話では、彼女は食事の際にあまり話をしないたちであるらしいのだが、自分が見る限りでは、いつだつて彼と楽しげに話してゐるのである。それも、自分はあまり食べずに、ポイポイと里也の口の中へ料理を放り込んで行く。佳奈枝はこの家に来た時には、久しぶりに会ふことになる義両親の相手をしなければならず、毎回心をざわめかせながらも、二人のいちやつくのを見てゐるのみであつた。だが今日は、さつきまで料理を手伝ひつゝ話してゐたから、いくらか手持ち無沙汰である。
「里也さん、里也さん、再来週のラフマニノフの話してくれた?」
と、ちやつとしてから彼女は二人の仲に��つて入つてやつた。
「おつと、忘れてたわ。沙霧、再来週にな、――」
「私が説明するわ」
「なら、よろしく」
さう云ひながら里也が日本酒の杯を片手に、すつかり背もたれに凭れかゝつてしまつたので、佳奈枝は好機とばかりにぐいと身を乗り出して、未だ彼の顔を見つめてゐる沙霧に向かつて喋り初めた。――
「沙霧どう? 行きたい? ラフマニノフの一番なんて、あんまりないから良いと思つたんだが、……」
パンフレットを見せながら一通り説明し終はつた頃合ひに、それまで静かにしてゐた里也が入つて来た。
「あつ、えつと、……」
「沙霧ちやん?」
沙霧は里也の顔と佳奈枝の顔とを交互にチラリ〳〵見てゐた。
「どうしたの?」
「いえ、その、……兄さん」
と、今度は里也に助けを求める。
「あ、ついて行くのは俺だけな」
と里也が云つた。そして、ほら、行かう、行かう、沙霧はラフマニノフ信者やろ、行きたくないとは言はせんぞと、彼にしては少々無理やり誘つてゐるのであるが、顔は赤いし、口調はやたら砕けてゐるし、顔はニヤけきつてゐるし、どうもすでに酔つてゐるやうであつた。一体、酒に関しては彼はめつぽう弱く、ともすれば沙霧の方が強いと云ふ風で、彼女は彼女で里也に注がれるまゝ飲んでゐるのだけれども、一向に酔う素振りを見せないのである(緊張してるから酔わないだけ)。
「な、沙霧、行かうぜ。お兄ちやん久しぶりに沙霧とコンサートに行きたいなあ」
「はい〳〵、里也さんはもう喋らなくてよろしい。で、沙霧ちやんはどうしたい?」
と佳奈枝は里也を再び椅子に凭れかけさせて、沙霧にさう問うたのであるが、彼女は、
「あ、それは、ラフマニノフは好きで私もよく聞いてゐて、このあひだはピアノ協奏曲を、――」
と脈絡のない事を云ひ始める。
「うん?」
「えゝと、ですから私はラフマニノフの曲が好きで、ピアノ協奏曲もさうで、ひいては、……」
「沙霧ちやん?」
「あえ、えと、せつかくのコンサートですから、お姉さんは、……」
「いや、私のことはいゝから、沙霧ちやんがどうしたいか云つてくれるだけでいゝんだけど、……」
沙霧が未だに良くわからない事を云つて返事を返してくれないので、佳奈枝はさう云つてみたのであるが、
「あ、さうぢやなくつて、……えつと、ごめんなさい」
と、無理やり打ち切られてしまつた。一対一だとたまにかうである。里也に対しては、こんな賑やかな食事の場であつても中々流暢に話すのであるが、佳奈枝を前にすると言葉が詰まつたり、変な声を出したり、このやうに脈絡も無いことを云ふ。夫はまだ慣れきつてゐないんだよと云ふけれども、もう三年目の仲なのだから、まさかそんなことは無いだらう。人間、数ヶ月に一回程度とは云へ、三年も会つてゐれば慣れも緊張も何もない、自然に話せるはずである。いや、そも〳〵最初に会つた時には今以上に話が弾んでゐたのだから、彼女はそんなに会話が苦手ではあるまい。佳奈枝は期待も込めて、頭を垂れる沙霧をじつと見つめてみたのであるが、彼女は振り向きもしない。さう云へば、まだ目も全然合はせてくれないのである。そのくせ、例の「夫婦ごつこ」の際には、これ見よがしにこちらを見てくるのであるが、それはどうしてかしらん? 状況が状況だけに、里也を奪つたことを恨んでゐるのかしらん? それとも彼女にも悪いことをしてゐる自覚はあつて、申し訳なさゝうにしてゐるだけかしらん? どちらにせよ、目くらゐ、さう恥ずかしがらずに合はせてくれたらいゝのに。でも、さう云ふ臆病とも云へるほど奥ゆかしいところが、夫の好みなのであらうと思ふと、佳奈枝は少しばかり沙霧が羨ましくも妬ましくも感じるのであつた。
「そんな、何も難しいこと考へずに、感じたことをそのまゝ云へばいゝのよ。ふゝ、沙霧ちやんはほんたうに恥ずかしがり屋ね」
「……すみません」
「俺が思ふに、沙霧はたぶん行きたいんだよ。――」
酔ふのも早ければ冷めるのも早い里也は、杯を持つたまゝ座り直して言葉を続けた。
「かう云ふ場だから、考へが上滑りして上手く言葉にできないだけで、頭の中ではちやんと分かつてるんだから、まあ、さう急かすなや」
「さうなの? いや、里也さんに云つたんぢやなくて、行きたいつて云ふのはほんたうなの? 沙霧ちやん」
「は、はい。……」
「ほんたうに?」
「出来れば、……」
そこでくつ〳〵と里也が笑つた。
「さう云ふことだから、沙霧、再来週の十一時頃に迎へに来るからそのつもりで。それよりも今は食べよう。佳奈枝が微妙なところで話を切り出すから、鯛めし冷めてしまうたやん。……」
と、里也は茶碗に目一杯盛られた、醤油色にぬら〳〵輝く鯛めしを口へ放り込むと、それにしてもめつちや美味いなこれ、と嬉しさうに感想を述べた。
この家に来ると夫婦は中々帰らせてくれないのであるが、今日もそんな調子であるらしく、父親に捕まつた二人は中途半端になつてゐた旅行の話をさせられてゐた。で、それが終はると、老夫婦を放つておいて、今度は沙霧と一緒に、これまた中途半端になつてゐた日帰り旅行の話をしようと、一人もそ〳〵と煮物をおかずに鯛めしを食べる沙霧に話しかけた。彼女は里也が食事を終へる頃になつてやうやく自分の料理に手をつけ始めたのであるが(もちろん夫婦ごっこ)、いつにも増して味はひながら食べてゐるらしく、米粒を一粒〳〵口に入れるが如き食べやうなのである。そんな折に話を振つたら余計に食事が進まないので、里也は時折首を振る程度の質問は投げかけながら、極力佳奈枝と話してゐるのであつた。沙霧ちやんは静かなところがいゝんだよね、せやけど意外と騒がしくても慣れてる場所ならついて来るで、慣れてる場所つてどこよ、神社とかたぶん上賀茂下賀茂伏見稲荷あたりは来るんぢやね、なるほどさう云ふ場所ね、あと昔行つた場所とかもいゝかもしれんな、いゝわねそれけど云うて私君らがどこに行つたことあるか全然知らないけどね、追々云ひますわ沙霧はそんな感じでもいゝ?――と、例を出してみれば夫婦はこんな会話をしてゐるのであるが、当の本人はもう話し疲れてしまつたのか、うん〳〵と頷くばかりで要領を得ない。さう云へば、そろ〳〵夜の九時であるから、いつもだつたらもう里也に促されて自室に籠つてゐる時間である。彼女にしてみればもう限界と云つたところであらうか。別にその気持は分かりはしないけれども、行き先も決めずに逃げられるとこゝまで来た意味が無いので、佳奈枝は小用から帰つて来た折に、ちやうど空いてゐた沙霧の隣の席へ腰掛けた。里也が邪魔でよく見えてゐなかつたのであるが、見たところ、彼女は粗方自分の分を食べ終へてゐるやうである。
「ねえ、さつちやん、お姉さんと一緒に京都へ新緑でも見に行かない?」
佳奈枝は沙霧のことを「さつちやん」と呼ぶことがあつた。
「新緑、……ですか?」
「そ、新緑。紅葉の逆ヴァージョンみたいな? さうでしよ? 里也さん」
「さう〳〵、下賀茂の糺の森とか、ちやつと遠いけど今宮神社とか、紅葉が綺麗なところはだいたい綺麗なんぢやなからうか。それに春とか秋とは違つて、初夏だと人が少ないから、沙霧にも行きやすいと思つたんだが、……」
自分では行つたことは無いがと云ふ口調であるが、実際彼は京都と云へば春の花見くらゐしか行つてゐないのである。が、だいたいの光景は目に浮かんでゐるから、賑やかさを求める佳奈枝のたちと、静かさを求める沙霧のたちを考慮すると、新緑の季節の京都と云ふのはちやうど両者の中間を縫つてゐるやうで、中々良いのではないだらうか。――と、彼は思つてゐるのである。
「わ、わたしは、――」
「さうだ! 里也さん〳〵、アレ持つて来てるでしよ、アレ。貸して〳〵」
アレと云ふのは里也がいつも肌身離さず持ち歩いてゐるタブレット端末なのであらう。里也はふらりと立ち上がつて、それを持つて、またふらりと元に戻つて来くると、沙霧の眼の前に置いて、けれども慣れた手付きで扱ふ。
「さつき云つてたのつて、どこだつけ」
「貴船と祇王寺と瑠璃光院」
「待つて、待つ��、ひとつずつお願ひします佳奈枝さん。あと貴船神社は遠いから却下」
「えー、……里也さんが行くわけぢやないのに。……でも〳〵、瑠璃光院は行きたい。定番でしよ」
「瑠璃光院は〝映える〟から、時期が外れてるつて云つても、人多いだらうなあ。……もう一つはなんて名前だつたか」
「祇王寺。里也さんも行つたことあるわよ。もしかして憶えてらつしやらない?」
「あゝ、なるほど、こゝのことね。佳奈枝が石に躓いて転びさうになつたから、よく憶えてるよ」
と、写真を眺めつゝ里也が云つた。
「もう、忘れてよ。せつかく忘れてたのに」
「ふつ〳〵〳〵、いやあでも、派手に転けなくてよかつた」
と、里也は笑ふのも程々にして、「京都 新緑」と検索窓に打ち込む。時節柄、新緑と云ふよりは桜の開花に話題が集まるやうな気がしたが、もう今年向けのペーヂはあるらしい。可愛らしい春の雰囲気から一転した、青く美しい様子が映し出される。写真だから、実際にはいくらか感じ方は違ふだらうけれども、青々と生ひ茂るもみぢの木と苔は、秋には見られない美しさを醸し出してをり、何より目に優しいのは真夏ほど日差しが強くないからだらうか、それでも至極鮮やかに、葉と云ふ葉が照らされてゐる。殊に神社の朱色とのコントラストが素晴らしい。なるほど、これはもしかしたら、物凄くいゝ提案をしてしまつたのかもしれない。――里也は内心得意になりながら、佳奈枝と共にペーヂを手繰つてゐたのであるが、ふとその時、
「兄さん」
と、自分を呼ぶ声がすぐ傍から聞こえてきた。
「ん? どうした」
「あの、えと、……ら、ら、……」
「うん?」
「えつと、……あ、やつぱりなんでもないです。……」
「おう、さうか。――それより沙霧、俺のカメラ貸すから写真撮つてきてくれないか? 俺も行きたいのは山々なんだが、たぶん止められるんでな。……」
「それどう云ふことよ」
と佳奈枝が云つた。
「お前らについて行つていゝ?」
「ダメ」
「ほらな。だから沙霧頼んだわ」
「沙霧ちやんにお願ひしなくても、違ふ日に里也さんも行けばいゝぢやない。今年のゴールデンウィークは長いんでしよ?」
「まあ、せやけど、どうも京都は気軽に行けすぎていかんねん」
「ふ、ふ、なにそれ」
「京都より奈良の方が行きたくならない?」
「なんないわよ、遠いから。ところでこの常寂光寺つてとこもいゝわね」
「ふむ、たしかに。さつきの祇王寺とも近いし。――あゝ、と云ふことは嵐山の辺りなのか。もうそれなら二人とも、嵐山周辺でも散策すればいゝんぢやないの」
――と云ふ里也の提案に佳奈枝がそつくり乗つたので、二人の姉妹の日帰り旅行は嵐山周辺の散策になつたのであつたが、彼女としてはもう少し練り歩きたいらしく、話し合ひはそれからもしばらく続いた。
「沙霧、俺らそろ〳〵帰るからな。――」
と、里也は、夫婦に挟まれていつの間にか眠つてゐた沙霧を部屋に送り届けた後、ベッドに寝かしつけながら云つた。
「……はい。兄さんお元気で」
「再来週の日曜、――たしか七日か、十一時すぎくらゐ、……遅くても十二時までには迎へに行くから、……あー、そんで、その後は佳奈枝に色々してもろて、ご飯食べて、俺と一緒にシンフォニーまで行つて、ラフマニノフ聞いて帰つてくるだけやから、ま、そのつもりで居てな」
「……分かりました」
「よし。ぢやあ今日はこんなもんで。今日はよく喋つたし、よく食べたし、よくこの時間まで下に居たよ、えらい〳〵、――」
と、沙霧の頭を撫でてやる。
「今日はもう寝るねんで。分かつたな? それぢや、ばい〳〵沙霧。――」
と、沙霧がなよ〳〵と手を振り返してくれたのを見てから、里也は階下に下りて行つたのであるが、今一度両親に佳奈枝が捕まつてゐたので、まだ帰らせてくれないやうな気がした。
「それにしても今日は、――」
と、帰りがけ、阪急の駅に向かつて歩いてゐる時に佳奈枝が口を開いた。
「私も沙霧ちやんと話ができてよかつたわ。いつも里也さんに取られつぱなしだもの」
「本人は死ぬほど疲れてると思ふけどな」
「ふゝ、でも楽しかつたわ。この調子で京都も無事に済むといゝわね」
「お手柔らかに頼むよ。ほんまに、――」
彼ら一家が夕食を食べてゐるあひだに雨が降つたのか、街頭の明かり、車の明かり、信号機の明かりで道がてら〳〵と光を帯びてゐた。里也は冷やゝかな夜風を頬に感じながら、酔いどれた足で角を曲がり〳〵して開けた場所に出ると、空を仰いで見えるはずの無い真白なお月さまを見ようと目を欹(そばた)てた。
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thyele · 4 years
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2020年7月29日
極彩G12 YUKIさん「【拡散希望】 極彩G12×OSAKA MUSE【MUSE STATION vol.3】���希望~【1日2公演】ライブ配信決定!!@gg12_official から配信! 1部のチケット、お茶爆の売り上げはすべてOSAKA MUSEに寄付させていただきますm(__)m皆さん是非どうかお力を貸してください。」 https://twitter.com/G12_YUKI/status/1287606066805497857
UNCLOCK LOVER2020さん「本日です! 7月28日(火)渋谷Star Lounge 「BEAT OF THE PASSION Vol.12」 開場17:40/開演18:00 前売¥3,500/当日¥4,000(別途1D代) TwitCasting Premiere配信チケット¥3,500 UNCLOCK LOVER/GAKI.-我希-/君は鋭く。/頼田陵介(O.A.) ご来場の方はお気をつけて起こしください。」 https://twitter.com/UNCLOCK_LOVER20/status/1287959905815601153
UNCLOCK LOVER2020さん「サポートメンバー Gt.@Hiroshi_0501 Ba.@ComDoiman Dr.@nalushin」 https://twitter.com/UNCLOCK_LOVER20/status/1287959984139980801
Junichiro Doiさん「本日は UNCLOCKLOVER/我希君は鋭く 『/』を付け忘れるとおかしな対バンになりますお気を付け下さい。。。 渋谷スタランにてお待ちしております」 https://twitter.com/ComDoiman/status/1287932642633977856
UNCLOCK LOVER 頼田陵介さん「おはよーございます! 今日は久しぶりのライブ。 アンクロ半年振り。 皆思いっきり楽しんでください👍✨ 共演致しますGAKI.-我希-さん、君は鋭く。さん、本日はよろしくお願い致します‼︎ 良い夜にしよーや✨」 https://twitter.com/yorita_ryosuke/status/1287970791666012160
UNCLOCK LOVER 頼田陵介さん「一通りリハーサル終わりました😌 なんかすごい懐かしい感じがしました✨ フェイスシールドも用意してあるのでしっかり楽しんで頂きたい‼︎ 本日お楽しみに👍」 https://twitter.com/yorita_ryosuke/status/1288016179693383680
UNCLOCK LOVER 頼田陵介さん「イベントまだまだ続くよー👍 現在GAKIさん!」 https://twitter.com/yorita_ryosuke/status/1288049785224609793
UNCLOCK LOVER 頼田陵介さん「まだ続くよー 現在、君は鋭く。さん👍」 https://twitter.com/yorita_ryosuke/status/1288065691992461313
UNCLOCK LOVER 頼田陵介さん「無事帰宅✨ 久しぶりのライブ、来てくれた皆様、観てくれた皆様、そして本日イベントに関わって下さいました皆様、ありがとうございました‼︎ 本日見逃した方もアーカイブが見れるようです!是非😆 それにしてもめちゃくちゃ楽しかったです。 ありがとうございました✨」 https://twitter.com/yorita_ryosuke/status/1288155924238970883
太三さん「一度のライブで俺は何度でも生まれ変われる。今日も全力で挑む 遅刻してます」 https://twitter.com/taizodiac/status/1287974271222870018
PEPEさん「鹿鳴館支援グッズの一つのKISAKIプロデュースSPECIAL COMPILATION ALBUM「鹿鳴館伝説」がお陰様を持ちましてSOLD OUT致しました。ご支援頂きました皆様並びに参加バンド様、企画してくれたKISAKI君に感謝致します。追加発売はありませんので、タイトルに相応しい鹿鳴館伝説になると思います。」 https://twitter.com/PEPETRICK/status/1287949463546281984
lucy+peter=esolagotoさん「格闘家www」 https://twitter.com/lucy_peter/status/1287984366883188737
lucy+peter=esolagotoさん「しまった・・・ 声足すんだった・・・ スタジオへ・・・(白目)」 https://twitter.com/lucy_peter/status/1288071540383203330
lucy+peter=esolagotoさん「「初耳です」 の連続だな、今年は。笑」 https://twitter.com/lucy_peter/status/1288198937782837248
Sakura 櫻澤泰徳 Yasunori Sakurazawaさん「ZIGZO、Rayflower 、外注等 本日もdrum REC #zigzo #rayflower #pearldrums #sakurazawayasunori」 https://twitter.com/sakurazawa/status/1288041801710886913
KINGRYOさん「ノブさんから〝ヒマワリ〟が届きました🌻 明日にでも咲かせましょうかね♪( ´θ`)」 https://twitter.com/kingryoworld/status/1288059676605607936
KINGRYOさん「前澤さんをホォローしてしまいましたw」 https://twitter.com/kingryoworld/status/1288088112732631040
KINGRYOさん「フォローね😅」 https://twitter.com/kingryoworld/status/1288088291649007616
KINGRYOさん「こんにちは〜 GEORGEさんからのモーニングコールで目覚めたKING RYOですw 今日は水曜日ですね(*´-`)✨ 20:00くらいからキャス(無料)やります! 今日のお茶爆の収益も豪雨被害の義援金とさせていただきますので皆様よろしくお願いします! 午後も皆様頑張って👍」 https://twitter.com/kingryoworld/status/1288308545478258688
KINGRYOさん「@yousuck2020 〝KING〟と言います! 44歳頑張ってます(*´-`) よろしくお願いします🤲 https://t.co/LggVJLZzop」 https://twitter.com/kingryoworld/status/1288087677640667136
大嵩 潤さん「ひとりでスタジオに籠って新曲のドラムを考えています。 動画は僕達の最新シングル「マサカ逆様」 こちらでお求めになれますよ〜。 ↓」 https://twitter.com/otakajun/status/1288069272212709376
kazuさん「初deadman ありがとうございました。」 https://twitter.com/sckkazu/status/1288214243930599425
aieさん「サンキューデッドマン、また次回・・・。」 https://twitter.com/THEGOD_aie/status/1288125082288549890
一也さん「適当です!」 https://twitter.com/kzymtg/status/1288069530422452225
ふなもと健祐さん「さー今日もひとりドラム練だー!」 https://twitter.com/funamoch1/status/1288078184823439368
ふなもと健祐さん「【ポトラッチデッドまであと10日】 連日の告知ですみませんm(_ _)m 『来てね!!』とは言いづらいご時世ですが、我々は出来る限りの体制(人数制限、防疫、遮断、etc...)を整えてお客さんを待ってます。 宜しくお願いします。 #foxpillcult #potlatchdead」 https://twitter.com/funamoch1/status/1288087033336881154
ふなもと健祐さん「FOXPILL CULT自主企画 「POTLATCH DEAD vol.34」 8月7日下北沢SHELTER 出演: FOXPILL CULT THE DIGITAL CITY JUNKIES 時間:19時開場 / 19時半開演 料金:前売2500円+1D / 当日3000円+1D イベント専用予約フォーム」 https://twitter.com/funamoch1/status/1288088537389129728
西邑卓哲(FOXPILL CULT) Takaaki Ni⚡︎himura❄️さん「次回ライブはこれ!! 舞台と客席の間に膜を吊るした異次元スタイルで開催します。人数制限ありでご予約埋まってきたのでお早めに……! 8/7 下北沢SHELTER FOXPILL CULT 『異邦人』ツアーファイナル ・FOXPILL CULT ・THE DIGITAL CITY JUNKIES イベント専用予約フォーム」 https://twitter.com/takaaki_FOXPILL/status/1288102364545597442
西邑卓哲(FOXPILL CULT) Takaaki Ni⚡︎himura❄️さん「8月7日@下北沢シェルター用のフロアとステージ間を遮断するやつをそろそろ作らねばいけないってか素材を買いにいかないといけない。俺の裁縫の能力はめちゃくちゃ低いけれど、それを補う腕力と食欲がある。」 https://twitter.com/takaaki_FOXPILL/status/1288104956688441345
石井飛鳥さん「マッドネスな写真達を音速で見せる動画をアップしました! つづきはこちら マッドネスフォト by 虚飾集団廻天百眼 百眼帝国 https://t.co/wW9YPizpzd #CAMPFIREコミュニティ @kaitenhyakumeより #百眼」 https://twitter.com/ishiiasuka/status/1288101572329615362
石井飛鳥さん「一方本編のほうもまだ購入&閲覧できます! マッドネスなパーティーに是非ご参加ください! #百眼 #アリスオブザデッド #マッドネスパーティー」 https://twitter.com/ishiiasuka/status/1288102311970115584
こもだまり/昭和精吾事務所さん「この4日を乗り切って「楽屋」稽古でした。 頭は演出家モード、耳は今井夢子漬けだったところでの初めての文体、チューニングに今までにない混乱(;ФωФ;) 昨日授業で寺山修司やった時違和感なかったから油断した。 劇中劇多くて文体一つじゃないしね。この戯曲、結構な暴れ馬。乗りこなしてやる。 #楽屋」 https://twitter.com/mari_air/status/1288117874926575619
こもだまり/昭和精吾事務所さん「#こもだ先生業 五期8日め。出力UPのため、音での感情解放系を試すが6割の出来。開いたことないのは心か体か? タピオカハイトーンで声帯に負荷かけた後、各人の声を聞く。観察と模倣。最後、各自別プランで独白を演出。「じゃあ今のプランで別の人もやってみて」という稽古法、結構有効。演出脳好調🧠」 https://twitter.com/mari_air/status/1288121432078028803
こもだまり/昭和精吾事務所さん「#ことのはbox #楽屋 稽古はマスクかフェイスガード。そしてソーシャルディスターンス!!(遠くに演出家) 昨日見た土山先生クラスの殺陣発表会も、マウスガードと手袋着用、羽交い締めはエアーという念の入れようでした。 やるからには、ちゃんと。 ステージを続けていくために。」 https://twitter.com/mari_air/status/1288137896193474560
こもだまり/昭和精吾事務所さん「#stayhome一人芝居 #ステホtheatre 今週末開幕!K'sスタジオで照明・音響・舞監・撮影・脚本/企画とスタッフ大集合。「やりたいことは一旦遠慮なく言ってみて」と言う頼れる面子。私5作でもパンパンなのに、現場スタッフは20作品やるのよ(汗) ソーシャルディスタンスショット!前列が偶然✊✌️🖐」 https://twitter.com/mari_air/status/1288141736091426824
こもだまり/昭和精吾事務所さん「はっちーご紹介ありがとうーーー! 吉野翼企画お疲れさまでした。 そう、はっちーと一緒だった青蛾館の舞台出会った人々と、また別の作品を作ることができています。生配信もしくは映像版、ぜひ見てあげて!演出のまりさんも頑張ってるみたいよ…」 https://twitter.com/mari_air/status/1288187962035863552
takuto_さん「2020.8.6[about tess takuto birthday anniversary concert -2man-]について。 #note」 https://twitter.com/takuto_/status/1288118926333718529
魚住英里奈 Official infomationさん「結婚しよう/魚住英里奈 @YouTubeより」 https://twitter.com/erina_chas_info/status/1288141103254786048
魚住 英里奈さん「気に触る音楽家からの投げ銭、 500円.可愛らしい500円 一瞬でも心地よく感じ無かったら自分は受け取らないけどな 受け取る、可愛らしい500円と さようなら」 https://twitter.com/erina_chas/status/1288154499085869056
Köziさん「2002.5.19ライプツィヒ」 https://twitter.com/Kzi_official/status/1288150011776086016
太三さん「よかギターを弾いた みんなカッコよかった。 今のやり方でも充分伝えあえることが分かった。 みんなありがとう!!! 打ち上げは全員自粛し帰宅した!」 https://twitter.com/taizodiac/status/1288198497225723905
金髪豚野郎K助(偽殿下)さん「本日中に申し込み分が明日より順次発送となります! 明日以降の申し込み分は早いもので8/7の発送です 現在申し込まれてる分は実は今日からフライングで発送してしまいます!(数多いので笑) みなさんよろしくどうぞ! (°_°)」 https://twitter.com/goldenpigdrumer/status/1288276903103619072
櫻(La'Vistier/ex.賛美歌)さん「私のフォロワさんの中にはy氏のことを好きな人も大勢いると思うから、今までにされたことをあまり言うつもりはなかったけど、90年代V系の最重要資料とも言えるCDにデタラメなクレジットを載せるとか本当に許せない。だから人が離れていくんだよ。さっきまで鹿鳴館伝説の発売を心から喜んでいたのに😢」 https://twitter.com/SakuraSweetPink/status/1288110153816973316
DÄLLEさん「[news] ダルの1st live dvdが再発される事になりました!!! DALLE "CUT AND LOST" live document dvd 🕸detail [day] 2017.05.07 friday nite [place] shibuya vuenos [gig title] tokyo death disco no.8 [time] gig / 48minute : behind the scene / 12minute 🕸」 https://twitter.com/DALLEofficial/status/1288303612016304129
DÄLLEさん「2017年5月7日(fri)渋谷VUENOSにて開催されたダルがorganizeするparty "東京death disco no.8" この夜のライブから全て収録したありのままの姿を収めたlive document作品。 1st albumをドロップして勢いに乗っている時期、そしてDALLEのライブスタイルが確立され凶暴で美しいパフォーマンス。」 https://twitter.com/DALLEofficial/status/1288303621252104193
DÄLLEさん「ボーナス映像のbehind the sceneは手に入れてからの楽しみに。 DALLEの世界を60分体感して下さい。 [includes songs] SE. CASUALITY FOR REQUIEM "SARABANDE" 1. LOYALTY 2. FENCES 3. WITCH CRAFT PICTURES 4. DOGHEAD 5. ASPHALT 6. ROT OF HEART 7. METAPHOR 8. ICU」 https://twitter.com/DALLEofficial/status/1288303632228601856
MICHIRU〜未散〜 LOOP ASH 20周年さん「おぱ❤️おぱ❤️ 未散です👀 ご飯のオヤツに、サンデーカップを食べましたぁ🍦 やっぱり美味しいですねぇ👌 坂東さんには、駆け出しの頃に、いろいろ励まされましたぁ🙏 本当に感謝していますぅ🙇‍♂️ またお逢いできる日を夢見てますぅ🙌 オリジナルフェイスパック欲しかったなぁ🎭 #サンデーカップ」 https://twitter.com/michiru_loopash/status/1288308276786946048
坂東彦三郎 Ⅸ @ 自宅警備隊出動中さん「おぱおぱでございます❤️ サンデーカップありがとうございます。 駆け出しの頃からなんてとんでもない!!初めてお会いしたのはAioria解散のWESTの楽屋通路でしたね! L'yse:nore→未散プロジェクト→Aioria→S to M→MASKと未散さんを随分と追っかけました😍 これからも楽しませて下さいませ!」 https://twitter.com/otowayabando/status/1288344124148441088
TBS NEWSさん「【#TikTok 規制を自民党が議論】 自民党の議員連盟は中国企業が提供するアプリについて、利用者の個人情報が中国政府に渡る恐れがあるとして、規制に向けた法整備の必要性などを政府に提言するため会合を開いた。」 https://twitter.com/tbs_news/status/1287943607261880320
BuzzFeed Japan Newsさん「新型コロナウイルスの影響で、「オンライン授業」を行う大学が多くあります。 では、その実態は?BuzzFeed Japanで働く大学生たちに、困っていることを聞きました。(高津戸璃歩 @totsu_RH) 【New】「みんなカメラ切ってる!」ハプニング多き、オンライン授業のリアル」 https://twitter.com/BFJNews/status/1284004938033631232
毎日新聞さん「日本テレビが10月クールからインターネット上での同時配信を始めます。午後7~11時の「プライムタイム」を中心に準備を進めています。」 https://twitter.com/mainichi/status/1287890510871326720
AFPBB Newsさん「「夏は安全」は間違い WHO、新型コロナの季節性否定 世界保健機関(WHO)は28日、新型コロナウイルスの感染拡大について、季節の影響を受けている様子は認められないとして、夏は比較的安全だという誤った考えに警鐘を鳴らした。」 https://twitter.com/afpbbcom/status/1288092588503785475
Yahoo!ニュースさん「【米スタバ赤字転落 店閉鎖影響】米コーヒーチェーン最大手スターバックスが発表した4~6月期決算は、純損益が6億7800万ドル(約712億円)の赤字に転落した。主力の米国で新型コロナ感染拡大に伴う店舗閉鎖の影響が本格化し、大幅減収。」 https://twitter.com/YahooNewsTopics/status/1288263787313651712
Yahoo!ニュースさん「【河野防衛相のSP、コロナ感染】河野太郎防衛相の警護官(SP)が新型コロナウイルスの検査で陽性と判定されたことが判明。河野氏は検査で陰性だった。SPは警視庁の所属で、2人が交代で河野氏に張り付いて警護している。」 https://twitter.com/YahooNewsTopics/status/1288111538247614468
NHK生活・防災さん「吉野家HD 国内外の最大150店舗 今年度中に閉店へ 牛丼チェーンの吉野家ホールディングスは、新型コロナウイルスの影響で業績が悪化しているため、グループ全体で国内外におよそ3300ある店舗のうち、今年度中に最大で150店���閉店することを明らかにしました。」 https://twitter.com/nhk_seikatsu/status/1288034824276541441
日本経済新聞 電子版さん「大阪府、5人以上の飲み会自粛を要請へ 最多155人感染」 https://twitter.com/nikkei/status/1288059374187945986
安倍首相 消費減税の検討開始 10月解散の大義名分に | ニュース | 税務会計経営情報サイト TabisLand https://www.tabisland.ne.jp/news/tax/2020/0727_2.html
山形県さん「7月29日(水)9時現在の指定河川洪水��報です。 ◆氾濫発生情報 【警戒レベル5相当】  最上川中流 ◆氾濫警戒情報 【警戒レベル4相当】  最上川下流 気象庁HP 河川砂防情報」 https://twitter.com/pref_yamagata/status/1288264838829891585
エキサイトニュースさん「【社会】熱中症搬送、前週の2.3倍 搬送者のうち、65歳以上が全体の6割近くを占めた。発生場所別では「住居」が全体の37.8%だった。」 https://twitter.com/ExciteJapan/status/1288098533560610817
毎日新聞さん「韓国北東部の江原道・平昌にある私立の「韓国自生植物園」は、同園内に旧日本軍の従軍慰安婦問題を象徴する少女像と、その前でひざまずいて謝罪する安倍晋三首相をモチーフにした像を設置しました。」 https://twitter.com/mainichi/status/1287708797247426560
日本経済新聞 電子版さん「キヤノン、四半期初の最終赤字88億円 33年ぶり減配」 https://twitter.com/nikkei/status/1287996963212804096
日本経済新聞 電子版さん「マレーシア元首相に有罪判決 政府系ファンド汚職事件」 https://twitter.com/nikkei/status/1287985386778632193
公星くろは@折紙講師Vtuberさん「冷凍したお肉を解凍したい時はラップに包んで大きめの鍋で挟むとめちゃくちゃ早く終わるし電子レンジと違って必ず常温で止まるからオススメ」 https://twitter.com/kinboshikuroha/status/1287420305976127488
ウォール・ストリート・ジャーナル日本版さん「米で不審な国際郵便相次ぐ、種子入り」 https://twitter.com/WSJJapan/status/1288023903802216448
フォローすると痩せるゴマアザラシ♂さん「これマジで死ぬほど効くから「スマホの見過ぎで肩凝りが酷すぎて血流の悪さが70代レベルの猫背マン」は絶対にやるべき」 https://twitter.com/Love_gomagoma/status/1287968545536712705
YOSHIKI CHANNELさん「\緊急決定/ 【X JAPAN WOWOWスペシャル 13番組一挙放送!】 9月から来年2月まで6カ月連続で #XJAPAN のライブ番組を一挙放送! 伝説を生んだ数々のライブが #WOWOW でよみがえる! 詳しくは番組オフィシャルサイトをご確認ください! @YoshikiOfficial」 https://twitter.com/YoshikiChannel/status/1288323719874531333
“予期せぬ妊娠”を防ぐ「緊急避妊薬」さまざまな意見 https://twitter.com/i/events/1288301115939803136
時事ドットコム(時事通信ニュース)さん「神奈川県警は児童買春容疑で人気アイドルグループ「SKE48」運営会社役員(58)を逮捕しました。「女の子を車に乗せただけだ」と否認しているということです。」 https://twitter.com/jijicom/status/1288019499493593088
NHKニュースさん「ソニー 開発中の電気自動車 走行の様子を初めて披露 #nhk_news」 https://twitter.com/nhk_news/status/1287838659303993344
産経ニュースさん「星出彰彦さん新型宇宙船に搭乗へ 来年春ごろ 米スペースX社の新型宇宙船「クルードラゴン」に搭乗し、国際宇宙ステーション(ISS)で約半年間の長期滞在を開始。」 https://twitter.com/Sankei_news/status/1288023695290585088
朝日新聞デジタル編集部さん「茨城沖に海底油田か、採掘探査中 巨大ガス田の跡も発見 茨城県北茨城市の景勝地・五浦海岸。一帯に広がる奇岩が海底の天然ガスによってつくられたと、研究チームが発表しました。茨城沖の海底に巨大なガス田が存在したとみられ、原油が存在する可能性が高いといいます。」 https://twitter.com/asahicom/status/1287909990187974656
宮崎日日新聞さん「「Do As Infinity」元メンバー逮捕 覚醒剤所持疑い 宮崎県警 - Miyanichi e-press @miyanichiより」 https://twitter.com/miyanichi/status/1288246951826214912
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