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a-yumoto-blog · 7 years

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普段、どんなものを読まれてるんですか

「普段、どんな本読まれてるんですか？写真関係の本で最近面白いものありますか？」と聞かれることがたびたびありますがわたしは写真関係の本、もうほとんど読まないですのでむしろ面白いものがあったら教えてほしいです。

若くて面白い書き手はいるのやら（おまえがいうな）

今リアルタイムで写真批評をする評論家の文章はもう飽きたなあという気持ち。別段新しい発見もないですし、、、

書店員をしていたときは、新刊届いたらざっと目を通すみたいなことしてましたけれども、最近全体的に読む量が減っているのかも、なあ。そもそも。

あ、ですが、先日オペラシティのgallery5にて購入した、菅付雅信『写真の新しい自由』（玄光社）は面白かったかもしれない、たしか、海外のエージェントの話とか、コマーシャルフォトグラファーがどうやって活動しているかとか、なにやら勉強になった気がします。

あと古本屋で買った長友健二『脱がせの写真術』はめちゃ面白いです。どうやって女の子のヌードを撮るかって話で声のかけかたとかを勉強できます。「鼻の穴が見えるローアングルはダメ」みたいなことも学べます。おすすめです。

あとはおうちにある、大辻清司『写真ノート』、高梨豊の『われらの獲物は一滴の光』とかそこらへんのものを読み返したりはしているけれども、進まないのですよねえ、、、だいたい学生のときに大学の図書室にあった写真に関する本のコーナーを端から読み尽くすくらいのことはしてきたので、頭の中は相当写真で凝り固まっているような気もして、たぶんしばらくお腹いっぱいなのです。

そういうわけで最近はできるだけ知らんものを読もうと思って。

弟の部屋にあった映画におけるサウンドデザインの本を読んで、映画の見方が変わったり。

漫画『エリア88』を読んで、「頭上をかすめる排気音（バーナーノイズ）...青く輝く誘導灯（タキシングライト）...地獄を照らす着陸灯）ランディングライト）...その日悪魔は”生きろ”といった...」などという毎度ポエムなモノローグのカタカナルビみて楽しい気持ちになったり。

戯曲の音読をして脳を活性化させたり。

今更だけど宇多田ヒカル天才すぎません？みたいなことを思ったりしています。

「みんなの願いは同時には叶わない」という一節だけでもう何か一本論文がかけそうですわたし。

あと先日、会うのが3回目くらいの後輩の男の子と、好きな映画や音楽のことをざっと話していて、「もしかして君は...小説家だと中村文則が好きではないか...？」と聞いたら「よくわかりますね！どんぴしゃで好きっす！！！」と言われて、やったーとなりました。

そんな君にはこれがおすすめだよと華麗に写真集を差し出したい場面だったのですが、パッと思いつかず悔しい思いもしました。普通に森山大道...？みたいになりました。

そういえば、不条理演劇、とか不条理文学、とかはあるけれども、不条理写真と言えるような作品ってあったかな...とよく分からない課題が心に残りました。

はー。なんの話だったのやら。

今日も雨だ。

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