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倉俣史郎展を見てきました。
キャプションにとても共感できて、一部共有です。
庭を掃いているとき、陽の届かない葉の裏側や、石の横にふと懐かしい空間を発見する。また部屋の片隅にもひっそりと息づいている空間を見ることがある。いや空間というよりも、むしろ静止した時間をみると言った方が適切かもしれない。
その霧のような時間の輪郭に魅せられる空虚な中で、反射的に自分の生命を強く感じることがあるが、なぜだろう。これは子供の頃から繰り返し続く体験でもある。この魅力ある空間は、ときには路地裏であり倉庫であったり、空き地であり、いつも正面や中央ではなく、内側の人気の疎な部分にその共通性を見るが、決して陰ではなく、明るく、さわやかで透明な時間を持っていて、異次元の入り口のように誘惑的でもある。ひょっとして極楽とはこんなところにあるのではないかと阿呆な想像もしてみたり、しかし、意識を持って探すといつもその姿を隠す。
「介段」、『室内』 第249号、1975年9月
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何にもできておらずすみません。
なんとか仕事を納めました。
新居は水回りがぶっ壊れています。
明日の朝しか業者が空いていないので、
明日は朝からおじさんが部屋に入ってきます。
ステートメントありがとうございます。
平穏をみつけて形にしていかないと頭がおかしくなりそうです。
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すぐに忘却してしまうような瞬間、日常に溶けきっている光景。
意味を持たないように思えるものが、祈りに思える。
平穏な日々があることへの安堵、無心。
出会っては過ぎ去る日々に、何をみたのか、みえたのか。
***
展覧会につながりそうな、二人に共通しそうな、ステートメントを書き始めました。今日はここまで。
文を書くのが苦手で、短い文章でも時間がかかります。ね。
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梅ヶ丘、住みたいのすごくわかる。駅前にある柴崎亭というラーメン屋がうまい。羽根木公園もある。梅の咲くまちは最高だ。世田谷なので高い。友達が住んでいた。経堂もいい。すずらんの形の電灯がある、よね。仙川と成城学園前の真ん中に住んでいた頃、よく自転車でうろうろとした。元彼と同じセンスの本を送ったのは申し訳ない。家の前に住んでるの怖すぎる。引越しお疲れ。
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さて、今回のことでつくづく思ったのは、私は転職するだの別れるだの引っ越すだの、そういう、やめるという行為がとにかく苦手、ということです。
差出人不明の小包みが送られてくるまで、つまり尻に火がつくまで、引っ越そうとしなかったのです。
元彼が向かいに住んでいる家。駅から遠くて毎日イライラする家。木造で下と隣の部屋の物音がむちゃくちゃ鳴り響く家。寒い。デカい虫は出る。庭？が荒地。洗濯機置き場は外。こんなもん1日も早く引越した方が良いのに。
これまでの人生思い返すとそんなことばかりです。
結果から言うと、3日で家は決まりました。
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ところで、私は生まれてこの方、住みたい街とかそういうものがない人生でした。
11月19日。
好きなお花屋さんが梅ヶ丘で旦那さんと花屋兼服屋を始めたと言う報せを見ました。
私は突然梅ヶ丘に猛烈に惹かれてしまい、何故か、ここならやっていけるかもしれない、ここに住むべきなのかもしれない！とか思い(降りたこともない)、しかし同時に、まあそんな、急に引越しなんてできないしな、とかぬるぬるにぬるいことを思いながらなんとなくスーモを眺めていたのです。これは家が決まる前のたった11日前でした。
(前述した通り、住みたい街がこれまで存在しなかった私にとっては、あれ？なんかおかしいな。これ住んだ方が良さそうだな？とかいう謎の直感めいた胸騒ぎはそのとき既にあったのですが、引っ越すということへの怠さが完全にムナサワギちゃんに勝っていました。)
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11月28日。
差出人不明の書籍を見ながら私は思いました。
これは梅ヶ丘に住むしかないんだ。
そして鬼の形相でスーモを漁りました。
梅ヶ丘、豪徳寺、経堂にそれぞれ良さそうな家を一軒ずつ見つけました。
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11月29日。
荻窪の不動産屋でのパフォーマンスを終えた私は、その足で豪徳寺の不動産へ向かいました。
気合いの入った新卒くんが、私が持ち込んだ3件のほかにも、たくさん見た方が良いです！と言ってくれてたくさん物件情報を見せてくれ(どれもこれもセンスがないがやる気があってかわいげがあるので許しました。)、5件も内見をしました。(本当に新卒くんの手際が悪くて疲れた。申し訳ないけれど申込は別のところでしました。ごめん。怒ってはないけど私には時間がない。)
間取りが面白い、とにかく便利、駅前にミスタードーナッツがある、という理由から経堂の物件に申込することにしました。
フリーターなので審査も不安でしたが、問題なく通り。
そして12月1日、私の住む家があっけなく決まったのです。
つづく
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11月28日は今借りている家の更新日でした。
別れて1年以上経つ元彼の家の真向かいに建つ、人に話すたびに早く引っ越せやという顔されるボロアパートのことです。
普通は多分、別れたらすぐ引っ越すと思いますが、私は自分の怠惰さと金のなさで、引っ越すどころか更に更新をしようとしていました。
(今お付き合いしている方と、そろそろ一緒に住むかね、などと話していたところだったので、まあもう少しなら今のところに住むか、とそんな理由もあり。)
真向かいに相変わらず住む元彼(年の半分くらいは仕事で家にいないような人間です)は、別れてもなお、私の誕生日やらに手紙をポストに直入れしてくるような系統の人間でした。
私はそれに一度も返事をしませんでした。
好きとか嫌いとかではなく、一旦全部無理になってしまったので、時が解決してくれるまで、全部を無視することにしたのです。(もちろん別れ話はきちんとしています。)
そんなある日、帰宅して開けたポストの中にあったのは、Amazonの小包み。
差出人は倉庫になっていて、誰からのものなのかわかりません。
開けてみると、中身はいかにも元彼が選びそうな本でした。(すみません。)
これは、元彼だ。とそのときの私は確信していました。
その元彼からのちょっと早いクリスマスプレゼント(仮)が届いたのは11月27日。
アパートの更新契約をする、1日前だったのです。
怖いだの気持ちが悪いだのではなく、これは、差出人が誰であれ、ここから出ていった方が良いというメッセージだと思いました。
(ちなみに元彼は、ちょっと早いクリスマスプレゼントとか、そういうことをやるタイプでした。)
誰だ？
パターン1 元彼
もういい加減にしてくれ。無理だ。出ていく。絶対に。
包みに電話番号が書いてある。元彼の電話番号じゃないな？変わったのか？元彼ならかけたら出るだろうからとりあえずかけるか。
誰も出ないな。
誰だ？
パターン2 知らない人
誰も出ないということは誰だ？
もしかしてストーカー的なことなのか？
そういえば2年以上前に一度だけ会った人がこういうことをしそうかもしれない。
住所も教えていないのに？調べあげて？
そう思うと怖すぎる。ドラマだったら今インターホンが鳴るぞ…。
鳴らない。誰だ？どうでもいいけど絶対に引っ越そう。
更新の前日にこんなことがあるなんて、この場所自体が私を追い出そうとしているに違いない。ここに住み続けない方が良いことはわかっていたんだから、もはやこれ以上ないチャンスだろ。
そうして翌日11月28日の朝10時、荻窪の不動産屋で私は、更新と言っておりましたが退去させてくださいませと接客業で身につけた形ばかりの平謝りを披露し、その足で次回住む家を探しに意気揚々とバスに乗ってふいにこのtumblerを開き、差出人が柴田さんだったということを知るのです。
鬼電して、まじですみませんでした。
つづく
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誰から届いたのかわからない荷物で怖がらせて申し訳ないという気持ちと、私は私でこの時間の不明な電話は絶対ヤクザだと思って着信拒否をしました。
送ったのは私の好きなエッセイです。京都にいた時に書店で見つけられなかったので。
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6年前に付き合ってた男と別れたあとで、色々無理だったので祖師谷公園で枝と石を分けた。その時の画像。
一緒に枝と石とを分けてくれた友人とは、もうずっと連絡を取っていない。
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散々時間をかけて絵を描いてみたりもするけど
立体に落とし込むとえらい一瞬で片付く(本当に5分とか)
イメージにものすごく近い
でも散々時間をかけて絵を描くのは
基礎練として必須な気もする
モチーフやテーマ自体も絵と立体では全然違うのだけど。
グラフィック学科を出て絵を描いている友人と話したら、絵に対する意識や考え方が全然違っていた
私は多分アイデンティティみたいなのを強化する作業が好きなのかもしれない。
絵画科を出ているのでデッサンは基礎練としてやる。みたいな。
なんかそういう一見くだらないことによって日本人で、女で、みたいな、どうにも変えられない私という物質として仕方ない部分をとにかく強化して、脳みその中じゃなくて、物体として強くなりたい？
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絵を描くのは時間がかかる
雨のアイデアを実験しようと2週間前に買っていた諸々をようやく試した
5分もかからずだけど、想定より簡単でいい感じ
時間をかけて絵を描くと終わらないことに不安になるし、オブジェ的なものを作ると簡単すぎて不安になる
両方やるのはバランスいいのか？効率悪いのか？
写真がひどい
すみません
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