Tumgik
neigesucre · 2 months
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はちゃめちゃ年下メンズ以来誰とも会っていなかったけど、そろそろスイッチ入れるか〜と気合いで半年ぶりにアプリ開く。
ペアーズの男の子とマティス見た。初対面でいきなり美術館ってまあまあハードル高いけど、彼とは苦痛じゃなかった。展覧会のイントロ読まないんですか、と聞いたらだいたいわかってるから、と返されたけど、それがぜんぜん嫌味じゃない。感覚で観るタイプなんだね、と言われてなんで?と聞くと、ペース早いから、と返ってきて恥ずかしい。親が芸術畑で、本人は建築の人だけど趣味で作品作ってるそう。こういう人といるとそれらしい見解を述べねば、と息巻いてみるけど、叩けどなんら出てこない。
次もあるけど、飯と飲みは別腹なので一緒にかおたんラーメン啜る。初対面でラーメン啜れる人は大事にしたほうがいい。次もデート誘っていいですか、って台詞、何度聞いても良いなと思う。進展がないに違わない男友達との飲みもぜんぶデート換算している、そのほうが楽しいから。
三丁目に移動して沖縄料理。公務員しながら映画脚本書いてるらしい。イメフォでの上映期間はタップルで女の子と同伴してから映画館に送客してた、と言われて笑った。彼とは電話で俺もM1出たんだよね、という話で盛り上がり、前の相方がM1ビッチすぎてコンビ組み捨てされたから事実上解散してる、と伝えたら自分と組まないか、という打診をされ、会うことになったのだった。
そのはずだったんだけど、思いのほかタイプで困る。デートなんだかオファ面なんだか定かでない時間。翌日早速ネタ送られてくる。なんだかんだ会い続けることになりそうだけど、うっかり寝てしまいそうなんだよな。。寝た男とコンビ組んでもいいけどコンビ組む男とは寝ない、これはマイルールです。彼氏作るより相方見つけるほうが当たり前に難しいし。とはいえ、この葛藤は葛藤の種類としてめちゃくちゃ良いなと思う。
翌日は歌舞伎観劇してからdineの男の子と恵比寿で中華。銀座での予定後向かう、と伝えたら店前だと寒いので銀座駅で待ち合わせませんか?と謎提案をされてめちゃくちゃ萎えたものの、寒いの気遣ってくれたんだなあという視点が持てるようになったことに成長感じる。案の定会話はぎこちないしぜんぜんスマートじゃない。dineに載るような飲食店でバイトしていたから、予約すればそれ経由のカップルなのは当然ばれているわけで、これはかつての私がしていたように店員がお膳立てしてくれているんだな、と気づく瞬間が何度もあった。こういうプロの仕事を垣間見ると嬉しくなる。師事してるチェロの先生のレッスンに毎週四国とを往復していた話を聞いて、そういうの好きだなと思った。眼科のセカンドオピニオンしてもらって解散。
感覚掴めてきたかんじ。ここしばらく恋愛する気起きなあい、とくだ巻いていたけどやっぱりあまりにも楽しいし、偏愛のある人のことがどうしても好きだ。好きなタイプはビジネスとカルチャーのバランスが良い人、とずっと言っていたけど、最近は後者のウェイトが高い時期。
なんとなくTinderやってた頃を思い出した。あのときの私のことすごく好きだったなあ。正直ステディな人は見つからない気がするけど、当分いまはこれが良い。
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neigesucre · 2 months
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家の外で煙草吸ってたら、アパートの隣の部屋に帰宅する男の子に声かけられた。晩酌中すか?女限の物件だから、彼氏かなと思ったけど違うみたい。よくよく聞くとシェアハウスしているらしい。6畳ワンルームに?!ほんとに寝てないのかな、と一瞬しょうもない考えが過ったけどそんなのどっちだっていいよな、と思い直した。
小一時間くらい外で話し込み、家主の女の子が帰ってきたのでそのままお部屋にお邪魔した。ほとんどおんなじ間取りだけど、こんなにもセンスよく配置ってできるものなんだな、と驚く。お互い5年住んでいるけど、一度たりとも口をきいたことがなかった。でも、いつもアフロかドレッドで、ときおり玄関先からヒップホップが漏れ聞こえてきて、ずっと気になっていた、なんだか東京っぽくて。背も高くてかっこいいから、年上だと思っていたけど年下だった。
アラームが一生鳴り続けているのも、いつもぎりぎりで走って家を飛び出しているのもばれていて恥ずかしい。寝坊した日に私のアラームのおかげで間に合った、と感謝される。全力ダッシュすると駅まで4分なんですよ、と聞いて負けた、と思った。私は5分。
インスタ交換したら共通の友達がいた。先月爆速で別れた男の子とも見知っていたのが彼だった。ゆいとくん、あなた顔広すぎよ。
これから楽しみです、と言われて、首がもげそうになる。上司に話すと、なんだか漫画みたいだね、と言われた。実際こんなのヒロインにしか許されない脚本である。生活がほんのり色づきそうで、わくわくした。
こないだへとへとに疲れて帰ってきた日、ドアノブに手作りのサーターアンダギーが引っかかっていた。そばにたしかに血肉の通ったひとがいる、という実感は嬉しい。明日はモーニングへ。朝8時にチャイムを鳴らす。
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neigesucre · 2 months
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先月は彼氏と別れて彼氏ができて彼氏と別れる目まぐるしい月だった。
超好きだった!交際後しばらくして結婚願望の話になったとき、結婚は3回するつもりと伝えたら「彼氏にそれ言うのロックやね」と返してくれたときにはじめて、好きだな、と思った。たいていの人は変な顔をするから。
結婚の新卒カードはこの子で切るつもりだったけどあっけないものである。短命な気もするし痛い目見そうな気もする、と綴っていた数ヶ月前の私、よくわかってんじゃん。実際1週間くらいバッド入ってメソメソしていたけど、意外とけろっとしていてびっくりした。好きな人が服を選ぶように変われどちゃんと失恋をしたのは加藤ぶりである。あの頃を思うと、ずっと自分のいなし方がわかってきた。
昨年ペアーズで知り合って一緒にイスラエルに行った男の子といまでもときどき飲む。彼に溢すと、いい恋愛してたんじゃん、と言われてその言葉が欲しかったんだよな〜!と思った。
結末をみて、みんな私を慰めようと彼を下げてくれたりするんだけど、そうじゃないのだ。これまで執着していたわかりやすい指標は取るに足りないものだったという確信が持てたことが、私にはあまりに大きすぎた。本当に嬉しかったんです。
失恋翌日、ノーバッファで付き合ってみた。昨年の夏に彼と知り合ったころ、元カノとは今でも仲良くしてる、と聞いたときに、この人のこと信用できるなと思ったのを覚えている。結局私が追いつかず、爆速で別れ話をして彼のこともすごく振り回してしまったけど、それでも変わらず接してくれるのはすごくありがたいな、と思う。
男の子からFBもらうたびに、私以上に私のことよくわかってんな、と思う。最近みんなの解像度が高くて嬉しい。もっと私は自分の目利きを信用していい。そして私がハマる人はぜったいにセンスいい。
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neigesucre · 3 months
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東京の大雪の日。ランチを食べ損ねたので2分でカップ麺をかっこみ走ってバイトへ。1分で仕上がるバリカタ麺が役に立つこともあるんだな、と思った。雪国のうまれだから走れる雪がわかる。
客は来ないのではやばや閉めるけど、アフター誘われてまんまと行く。なんだかんだこの店は1年経つけど、このかた店仕舞いの時間まで残ったことがないから初アフター。ビアポンバーでしこたまテキーラとハブ酒飲む。私のバリュウはしこたま飲めることなのに、だから本業にこの仕事を選んだのに、見事に活かせないままである。
明日の始業は8時でぜったいにすぐさま帰ったほうがいいんだけど、おじさん相手に飲む酒だろうがなんだかんだお酒があればたのしく飲めるし、なにより明日を考えなくて済む。無理やり口角を上げたものだろうがずっと笑ってたい。
いつになったら上がれるんだろ、と思う。出勤の道すがらすれ違うスーパーの買い物袋を携えた人をうらやましくも思う。でも、日々欲しているなにも予定がない夜を過ごすと、この仕事してなかったらメンタル持たないんだろうな、とも思う。どうにかして温度のある言葉を交わして1日を終えたい。ずっと人が恋しい。
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neigesucre · 3 months
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代官山のクラブで大学時代のサークルのDJパーティ。クラブでは絶対にレッドブルウォッカを飲む、なぜならクラブっぽくてアガるから。会えていなかった先輩たちと久しぶりに飲み交わす。
懐かしかった。キャンパスで音楽を爆音でかけて、宝焼酎なみなみ注いだ「ばくよい」作ってへべれけで大騒ぎするのが常だった。これを話すとたいてい「チャラい」なんて言われるけど、よくある大学生男女のマッチングを内包したサークルではなくて、ただただ音楽とパーティが好きな人たちだった。ところ変われど選曲は横浜僻地のままで安心する。
2019年のわたしが恋しい、とかよ先輩に漏らすと、でも2019年の〇〇ちゃんはいまの〇〇ちゃんみたいになりたいって思ってたよ、と返された。
たしかにそうだった。いまの私は、2019年の私が焦がれていた姿そのものなんです。大都心に住みたかった。キラキラした会社で働きたかった。見たい景色を自分で掴めるようになりたかった。あのときの粗い解像度で夢想していたものはたいてい手に入ったいま、21歳のあの子は、私になりたくて嫉妬したはずだった。クラブでどう振る舞えばいいのかわからず周りの視線を窺いつつ、お財布を気にしながらお酒の杯数を数えて氷が溶けきるまで啜っていた私は、いまの私を見たらびっくりしちゃうんだろうな。
でも、あの子が羨ましい。どんな人と会ってもたのしくて、どんな人と会っても満たされた。自由に東京の人の海を泳いで、ときめく瞬間の欠片を拾えていた。2019年、ティンダーの人と会い続けていた私のスプレッドシートのログを見返して、ひととの邂逅に身を挺していた高揚を回顧すると、眩暈がしそうだった。あんまり華やいでいて。
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neigesucre · 3 months
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成人の日、クリスマスぶりに彼氏と会う。今日は私の誕生日で、歌舞伎座の桟敷席で芝居を見て、プレゼントを銀座で見繕ってもらって、カウンターのお寿司を食べた。で、別れ話をされた。
遠距離とか結婚とか、そんな類の話を大晦日の夜にされて、結論が出ないまま最悪な気持ちで新年を迎えた。私はまだ26だけど、もう26でもあるのだ。結婚適齢期に片足をつっこんだ。
でもさ〜そんなにすぐにでも結婚したかったら、こんな子と一緒にいるはずないんだよね。
家なき子だし(マジで自宅がなくてずっと自分のオフィスを根城にしている)、お金があるのかないのかもわからない。2ヶ月過ごしてもぜんぜん生態が、読めない。不可解。
でもこの子が天才なのは私がよく知ってるからいいんです。彼がなにに化けるのか、いちばん近くで見届けたい。
実際終わりにしたとて、どうせ私のことだからすぐに好きな人はできちゃうし、けっこういい恋愛をするんだろうと思う。この子よりも私をおひめさまにしてくれる人はごまんといる。
ただ、彼より狂っている人を見つけられる自信はあんまりない。その一点のみで食い下がっている。伊達に300人会ってないですからね。
とはいえ、年末年始でなんだか無性に結婚したくなってきた。妹に溢すと、わかる〜!と言うから突っ込むと、「新年新しいことしたくね?」と言われた。マジでそうだよ。
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neigesucre · 4 months
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あとにも先にもこんなに口説かれることはないんだろうな、という男の子の日記を読んだ。いつからかストーリーには足跡がつかなくなったし、悔しいから私も非表示にしているけど、定期的にアカウントを見にいく。
ちゃんと恋人がいるようでちょっと安心して、なんだかひりついた。
2023年の振り返りに、一緒に歌舞伎を見た日のこと、一緒に野球観戦に行った日のことが数行ぽっち綴られていて、あの日をすこしでも懐かしんでくれたんだろうか、とセンチメンタルになる。
ずっと前に高橋にこの日記がばれたとき、バンドマンに曲を書かれるってこんな感覚なのかも、と言われた。そのときはふうん、としか思わなかったけど、なんとなく、理解できる気がした。
野球観戦の日、私は扁桃炎で最悪な具合だったから仕事を休んで、抗生物質で無理くり37度まで下げた怠い身体を引きずりながら神宮球場に向かって、柄にもなくレモネードを啜っていたんだった。蒸し暑かった。あんなデカい球場を使っているわりに人が動めいてるのなんてごくわずかで、野球って意味わかんないな、と思った。ぜんぜん興味なかったでしょ、と後日言われて、あの日はマジで体調が死んでたことを伝えると、3回目のデートだったもんね、と返された。3回目のデートだったし、保留にされたままドタキャンなんて、私だったら気が狂うから。
彼とは何度目かのセックスありきのデートを下北沢でしたきり連絡がない。「そんなつもりはなかった」けど、間男にしてるのを察されたんだろう。また「普通に」飲みたいな、とか思うけど、振った側の「友達でいたい」なんて傲慢だよなあ。あ〜やんなっちゃうね。
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neigesucre · 6 months
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はちゃめちゃな男の子と交際することになってしまった。年下、高卒、メイク男子、腕にバカデカタトゥー入ってるあたりはまだ良くて、LINEの名前は絵文字のみだし、新宿に一軒家とマンション借りてるし、ホストの営業でもされるのかと思った。いまでも実はホストやってるんじゃないかと思ってる。あげく中学のときに援交(いまはママ活っていうんですか?)と裏カジノで働いてたときた。おいおいおい。マジでなんなんだ?この人、ちゃんとカタギなんだろうか。が、いままでの私ならぜったいに人生が掠ることさえない人とどうして交わることになったかって、アプリのプロフィール文がめちゃくちゃ綺麗だったから、それだけです。二度目のデート、渋谷で3軒はしごしてホテルインした金曜日に抱くのを確信してベッドにもインした矢先に「そういうのは付き合ってからね」って、おいおいおい。マジかよ、付き合わないとやれねーのかよ。男の子の気持ちがはじめて自分ごととしてわかった。これが腹落ち、奇しくも私の追体験。営業トークの疑念が過る。短命な気もするし痛い目見そうな気もするけど、まあおもろそうだからいいでしょう。Linkedin(ちゃんとリファレンスチェックはやる)見たら仕事はまっとうにしてるっぽいし。こないだバイトしてる話溢したら、俺もバイトはじめるっていわれた。やっぱりホスト?
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neigesucre · 6 months
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恋人と行くはずだった沖縄には元恋人と行く羽目になった。だってそっちのほうが稀有だから。
プール付きのヴィラにオープンカー、きちんとそれらしい場所が用意されていた。これを予約したときは、この人は私との蜜月を期待していたんだろうな、と思うと一瞬やるせなさが過ったけど、そう感じたことさえも忘れてしまうくらい答え合わせのような時間だった。
付き合わへん、と言われた日に、この人はずっとエピソードトークしてるな、と思ったのを思い出した。わかりあえないことがわかっていても、相手のスタンス、マインド、そういうものを知ることそのものに価値があると思っていた。でもこの人はそうじゃないみたいだった。何をした、よりも、何を感じた、のほうがよほど大事なのに、ずっとファクトだけでものいわれるのが、話してもしょうがない、と一蹴されるのが、すごく、嫌だった。
職場のお姉さんに、友達と恋人に求めるものが近すぎるんじゃない、と言われた。たしかに、比較対象として過ぎるのはずっと、私の女友達だった。彼女らとの会話で、彼氏はこんな切り返しをしてくれない、と何度溢したかわからない。
でも、私の友達はただでさえ最高なんだから、それ以上じゃなきゃ困るのだ。
羽田空港で解散したときに、二度と会わなくて良いと思った。そんな情の欠片もない感情を抱くことがはじめてだった。私は私が、こんなに冷たくなれることを知らなかった。ただ、この人がいなかったら取捨選択できるようになれなかった気もする。
憑物が落ちた。1番たのしい時期だよ、と言われる季節はまったく幸せじゃなかった。自分の快、心地良くあれる瞬間を探す時期。
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neigesucre · 6 months
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ずっと、人のことを好きでいないといけないという強迫観念めいたものに駆られていた。好きとそうでないの比率が1:9であっても、すこしでも煌めく部分に焦点を当てるべきだと思い続けていた。
ファンサを辞めた。思い返せば、通常の人間関係でさえ水商売の営業ラインのようだったな、と思う。男女問わず。
 
だって、好きだから。好きなところがあったから、砂金だけを掬い続けていたかった。でも、たいていの人は善良で、好ましいところのひとつやふたつはあるものだった。
私の好意は好奇心に過ぎなかった。そして、過去にも囚われすぎていた。会話はページを捲る感覚を憶える。もう二度と開かないのに無理やり栞を挟んでいた。手元に残すのは、再読したいものだけで良いことに気づくのに時間がかかりすぎた。
断罪だと思わない。たとえば、ホテルのバーでグラスを傾ける写真。部位のプレートが添えられた焼肉の写真。これみよがしにブランドロゴを強調した服、時計、あるいは車の写真。やらしいなと思いながらも、目を瞑っていた。だって、「私たち」に合わせてトンマナ寄せてるだけかもしれないじゃん?!
ザルの目が粗すぎた。粗いのはわかっていたものの躊躇していた。造形の好むと好まざるとはさておき、会う前のセルフプロデュースを私が査定するべきではないと思っていた。
結末を知った小説を捲って、予想の範囲に過ぎないことへの落胆を繰り返すばかりだった。でも、合わないものは合わない、惹かれないものは惹かれない、距離を置きたいものは置きたい、それで良いのだ。人間関係も水ものだから。  
めっきり人と会わなくなった。正直、1日の終わりは会話をして終えたいことには変わらないけど、それでも気を奮ってUBにお湯を溜めて、小説を読み進めてひとりで終えられるくらいには正気を保てるようになってきた。余白がこわくなくなった。
ぜんぜん変わらないね、って言われるのも、それはガワだけ。私のほしいものは私が1番よく知ってる。
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neigesucre · 8 months
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コンディション絶不調。省察の時期。
・彼氏(仮)と壊滅的に会話が合わない。おそらくお互いに恋愛の不確定要素への期待値が下駄だった。そして、こんなにデートしたんだから、とサンクコストが働いてしまった。
・私は会話のコミュニケーションへのウェイトが高すぎる。会話を通した他者とのカタルシスを本当に愛している。彼とはそれがなかった。
・彼とのコミュニケーションに違和感を抱いてから、加藤をはじめ、好きだった男の子たちとたくさん会ってみた。めちゃくちゃ気持ち良かった。セックスより気持ち良い会話があると思っているけど、それだった。そういう人のことを性的に好くのだと思う。痛い目を見てもなお彼らに執着しているのがずっとわからなかったけど、たぶんそういうこと。
・じゃあなぜ彼と合わないのか、細かなコミュニケーションロスはさることながら、抽象的な事象を考える癖がないから。そして私が会話に求めるのは、私の発した言葉を他者の言葉で噛み砕いてもらうことによって、思考の輪郭をより鮮明にさせる工程。
・かよ先輩やひなちゃんに会うと「正気になれる」感覚がある。加藤たちも同様。各々との共通言語に違いはあれど、大好きな人に共通しているのはそれだった。概念を咀嚼するのがうまいんだと思う。
・1人でいる時はずっと考え込んでしまう。屍になった下書きがiPhoneのメモ帳に巣食っている。会話で吐き出せないものを文字に起こすことで昇華したいんだと思う。
・だから、そんな時間を必要としないほど忙しくするのを好んでいる。今回は、便宜上恋人ができたことによってマッチングアプリの類をやめたタイミングと、キャストが増えてバイトのシフトが減ったタイミングが重なったのがが本当に良くなかった。
・近い未来の計画を立てることに時間を費やすことが精神安定になる。この夏はトータル3週間ほど海外で過ごすことにした結果、情報収集に長く時間を割いたわけだけど、内省の時間が減るのが良い。旅程を完遂してしまったことも良くなかった。同棲、結婚、出産、進学等々の準備は紛れるから楽しそう。具体について思考する時間を無理やり捻出する必要がある。やっぱりライフイベントはあった方が良い。
所感
・遅かれ早かれ続かないのはあまりにも見えきっている。が、縒りあわせるのを諦めるのはなんか悔しいのでまだやる。私の問題。
・数多の据え膳を食べ損ねたので、私は意外と浮気しない。
・が、それが私にとっての枷でもあるゆえに、相手に求めるコミュニケーションパフォームのハードルがバカ高い。
・恋人がいることでセックスへの期待値の下駄を脱げるので、恋人がいるほうが他者と良質なコミュニケーションができる。
・旅程は早めに組むのが良い。
・ライフイベントを通して手足を動かすことが私には必要。早く結婚するべき。
・私はマジで忙しくしたほうが良い。
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neigesucre · 8 months
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終業間際、かよ先輩からクラブのお誘い。本来であればいいかげん出しっぱなしのスーツケースをどうにかするべきなのに、のこのこと下北沢へ。下北沢にいる人、全員セックスしたそうな顔つきをしているなと思う。東カレの下北沢と四谷特集はやっぱり違う気するよねえ、って話する。
この夏は海外やら地元やらで景色は海と田んぼと砂漠ばかりだった。先日およそひと月ぶりに丸の内を歩いて、東京、トゥーマッチすぎじゃない?って思ったけど、やっぱり、ぜんぜんそんなことない。
実利を取るなら絶対に東側に引っ越すべきなのはわかっているけど、こういう場所にいるときの気持ちを忘れたくなくて、城南に居座り続けている。この物件を2度も更新してしまってそろそろお局になりそう。
不感症。どんどん牙抜かれたようになってしまっている気がしてならない。仕事にせよ男にせよ感情に波が立たない。最後に泣いたのっていつだっけ。
重低音とアルコールにゆだねているときは、明日のタスクのこともままごとみたいな恋愛のことも考えない。あ〜いい箱だったな。もっとときめきに任せてたい。クラブ明けに啜るラーメンがいちばん美味しい。
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neigesucre · 9 months
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地元で男の子とデートをしていると、並行世界に来てしまったんじゃないかと思う。パラレルわたし。
大事な家族と友達がいる街で、むしろそれだけだった。男の子と手を繋ぐのはここではないはずだった。後輩の愚痴を連ねたマックが、県大会の打ち上げをしたサイゼが、籠って過去問を解いたメディアシップがある街を並んで歩くのは、すっごく変な感じ。
〇〇ちゃん帰ってきてよ笑、ってさんざんジャブ打たれる。私のキャリアどうなっちゃうの、というのを飲み下した。もう人と向き合うのに、そういうことも考えないといけない年齢だと思うといやになる。恋愛の先になにも見据えないでほしい。
たしかに、過ることはある。もう今年帰省するのは6度目になる。年明け母が再発してから、口実を作っては帰っている。家を出てもなお帰省するたび口論が絶えなかった母とも、家を出るまで丸10年口を利いてもらえなかった父とも、ようやくほどよい距離感を掴めてきたように思う。
弟には東京での大学生活を目一杯謳歌して、女の子に泣かされたりしてもらわなくちゃ困るし、妹は美容ナースになるようなのできっと上京する。1番縛られていないのは私だろうなと思うたびに、ここに再度根を張るべきかと考える。
それでも、ここで暮らすということは。どんな家に住んで、どんな仕事をして、どんな子育てをするのかまでぜんぶ、想像ができすぎる。金太郎飴みたいな横並びの生活。
私、東京で消耗していたいんだよね、とかよ先輩が言っていた。私もまだ、そうしてたい。
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neigesucre · 9 months
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パリをあとにしてからずっとオーシャンゼリゼ歌ってる。パリにいる私が本当の私で、こんなクソくだらない労働ですり減っている私のほうが夢なんじゃないかと思う。
東カレの男の子たちの部屋に訪れるたびに引け目を感じてもなお、豚小屋みたいな部屋に住まい続けているのはぜんぶ、束の間のなりたかった私になるため。スーモを何度開いても、増す家賃をパリへの航空券に換算するのをやめられない。航空券の値段と有給日数を照らし合わせてパリに行けるうちは、きっとここから出られない。
パリではみんな、「フランス語うまいじゃん!」って言ってくれる。一瞬だけ、10年前の私を抱きしめられる気がする。でもそこに(観光客にしては)って枕詞がついているのを、私はわかっている。
15歳のとき、当時の担任だった丹羽先生、覚えていますか。文理選択の進路相談で、Figaro Japonのコラムを書くような人になりたい、と伝えたとき、言葉を選びながら、かなり厳しい道だと思う、と言ってくれましたね。
どうにかしてこの場所に近づける進路を探して、クラスメイトが新大のOCに行く中、製菓の専門のOCに行きました。偏差値が30近く低い高校に通う中学の同期とばったり会いましたね。一緒に苺のミルフィーユを作りながら、これまでに通った道程を鑑みると、選べない道だと思ったのをよく覚えています。
クラスのみんながセンター試験対策をする中、独学で内職をしながらフランス語の単語帳を捲って、仏検の勉強をしました。本当はセンターだってフランス語で受けたかったけど、2外で3年間学んでいる人には敵わないと言われて、諦めました。私の地元には、2外が選択できる高校も、教えてくれる人もありません。
なんとか晴れて大学生になって留学してみたけど、焦がれていたあの人のように話せるようにはなりませんでした。Tu es timide、と何度言われたか。通っていた語学学校の日本人の中で誰よりも流暢だった彼は、高校でフランス語を履修していたそうです。私が内職で無理やり捻出していた時間を、この人は課程に則るだけで良かったのだと思うと、羨ましくて仕方がなかった。
帰国してからも自分が許せなくて、その後も独学でB1まで頑張ったけど、私のそれはただ、文法ができるに過ぎませんでした。就活を控える頃になって、もうそろそろ折り合いをつけるべきだと思ったんです。
でも、いまだに折り合いはつけられていません。好きな人に、〇〇ちゃんこういう職のほうが絶対向いてる、と言われるたびに、そんなのとうの昔に蓋をした選択肢なんだよ、と思う。もう、be動詞も何もかも忘れた。駐妻やる予定なので♡って返してみるけど、そんなの心が死ぬのもじゅうぶんに知っている。
この先幾度となく訪れるであろうシャンゼリゼ通りで、シャンゼリゼでオーシャンゼリゼはね笑、と聞いたしょうもないJPOPを来るたびに思い出すんだと思う。そして、15歳の私のことも。そういう業みたいな街。
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neigesucre · 10 months
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現住居5年目にしてようやく重い腰を上げて水道光熱費を振り込み用紙での支払いから自動引き落としに変えた。作業工数3分。こういうのまだまだありそう、メインカードの引き落とし口座を使わない口座にしているせいで毎月現ナマ移し替えてるのとか。生活力がなさすぎる。
iPhone修理も予約していたんだけど、バックアップ取っていないからってしてもらえなかった。毎回非正規使ってたから知らなかった。。みんなこういうのどこで学ぶの?そのまま帰るのは申し訳ないからAirPods Pro買った。2年くらい片耳しか音が出ないイヤホンを使用していたので、ノイキャン云々以前に両耳で聴く音楽体験が久しぶりすぎてアガった。タスク処理できたので良しとする。
偶然かよ先輩も有楽町にいたので急遽お茶。いきいき富山館行きたいっていうから合流してかぶら寿司買った。ついでに新潟と沖縄のアンテナショップ行く。テナントの占有面積に北陸の資本力のなさを嘆く。一緒に行った沖縄、楽しかったなあ。
港区のランドセルはバーキンの話する。バーキン投資しようかとちょうど調べてたとこだった。私は管理できなさそうなので頓挫しそう、ウイスキー投資くらいが弁えてるのか?おとなしくNISAしとけばいいんだけど証券口座なんて開設するのに何年かかるかわかったもんじゃない。
引きこもってインターネット見てると世の女は美女しかいないような気がするけどこうして街を歩くとそうでもないんだなって思える、と言ってたけど、ちょうどそれも先週渋谷で思ってた。こないだ男の子側の東カレの一覧見せてもらったけど全員あまりにも重加工すぎる。なんかみんな大変やな。
そのあと、地元開催のお食事会でどうしても抱きてー!と思った男の子に解散後ゴリ押しラインしたらなぜか東京で会うことになったので新富町へ。仕事への矜持ある人はやっぱりかっこいいなと思う。長岡花火のお誘い嬉しい。でも私は、これを人生であと100万回やりたいだけなのもわかっている。
長年溜め込んでたタスクこなせて総じて良いコンディションの日。地元に帰る口実は多ければ多いほど良い。
生活するのが苦手
例えば水道光熱費の支払い。だいたいペラのハガキ一枚で届くのか封書で届くのかはっきりしてほしい。ハガキじゃなかった場合は封を開ける時点でハードルが高い。時折届く催促通知を選り分けて支払いが被らないようにする作業も嫌い。自動引き落としにすればいいんだけどその手間をかけられるくらいなら最初から滞納しない。一度身を奮い起こして引き落としの手続きをしたことがあるけれど、判子が異なるだかなんだかで受理されず、それ以来諦めている。
例えば生活必需品の買い物。そもそも買う対象に微塵もときめかない。ルミネのセレクトショップにでもあれば喜び勇んで行くのに。その上スーパー、ドラッグストア、ホームセンターそれぞれの区画がぜんぜん違う。たまったもんじゃない。柔軟剤、ハンドソープ、トイレットペーパーといった生活のあれこれを買い足そうものならドンキホーテを暫し彷徨うことになるし、終いにはいちいち店員を捕まえて売り場がどこなのか尋ねなければならない。コンビニみたいにどこも均一な陳列にしてほしい。
例えばiPhoneの修理。まずその修理がどれだけの時間を要するのかさっぱりわからない。電話予約もできるらしいけど壊れてるから修理しに行くんだってば。実際にお店に行ってようやく所要時間を知り、それに合わせて近くのカフェで暇を潰すのか、あるいは帰宅するのかといった予定を一から組み立てなければいけない。何度噛み砕いても頭に入ってこない書類にサインするのも億劫。
こういう日々のしょうもないことをこなしながらみんな何食わぬ顔で生活してるんだなあと思うと頭を下げたくなる。まだ10万円給付の申請はできていない(9月1日まで!)。
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neigesucre · 10 months
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ここ最近絶え間なくデートやら帰省やらネタ合わせやらなにかしらのイベントで終業後も予定を詰め込んでいるのが3週間続いたあげく、今週ずっと日暮から39℃の発熱をするに至った。夜が明けると平熱に落ち着いてくれるもんだからずっとよしよししながら騙し騙し乗り切った。は〜頑張った。
はよ帰りてーなと思いながら同期のセフレの惚気に適当に相槌を打った社内飲み会の帰りに寝過ごして終電逃したあたりからたぶん限界だったんだろうな。お疲れわたし。
あ〜なんか疲れちゃったな。フィジカルの調子が悪いとすぐに彼氏欲しくなっちゃうけど、メソメソさせてくれてセックスにピロートークまでつきあってくれる「理解のある彼くん」が欲しいだけなんである。
なんか私のこと好きそうな男の子のこと、ちゃんとお断りしてもまだ頑張るって本人がいうから結果として泳がせている。好きだしつきあうでもいいかな、と過ぎらないわけではないけど、結論なにがいやってほかの人とセックスできなくなってしまうことでしかなかった。正直彼より抱きたい男の子ゴマンといるんだよな。
つきあったらスケジュールの調整を一本化できて楽そうだなあとか、私のプライオリティ高いっぽいし多少お気持ち表明しても許されるのではとか、セックスの相手に中長期的には困らないなとか、沖縄の一棟貸しヴィラとかクリスマスのちょっといいディナーとかで非日常を味わった末のセックスは楽しそうだなあとか、そういうことにしかバリュー感じない。あまりにもくだらなすぎる。
とはいえそもそもの話、私にとっての交際ってカネと時間とセックスと承認への投資のキャパを増やすという話でしかないのではとも思う。人間関係の土壌は一緒だし。はやく投資先見つけてフルベットしちゃいたい。
今月も来月もぜんぜん日本にいないし恋愛にかまけている余裕はないわけで、でもそうこうしていると気づけば怒涛のクリスマスと誕生日ラッシュがやってきてやたら彼氏が欲しいフェーズに突入するのがわかりすぎてぞっとする。なんでそんなにイベントに執着しているのかって、だって非日常×セックスって楽しいじゃん!みんなもそうでしょ?
好意が性欲ドリブンすぎていよいよわからなくなってきた。気になってる人何人かいるけど、セックスにこぎつくまでは想像できるもののぜんぜんつきあいたいとかそういう話ではない。というか、いまの状態で交際なんてしたらぜんぶが茶番に見えてウケてしまうくらいには表層を愛している。そしてこのままでは彼氏いない歴26年の女になってしまう!困った。
今日も本当はコリドーでナンパされる華金のはずだったのに、体調不良でリスケさせてしまったので引きこもり。平気で5時間自己省察してバッド入るから予定詰め込んでるのを予定がないのが久しぶりすぎて忘れていた。バランスって難しい。
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neigesucre · 10 months
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300円のゼクシィについてるピンクのA3ペラ1がそんなにえらいかよ。は、しょーもな。
高橋に配偶者にバレたから当分連絡取れないと電話口で言われて、ああそうなんだねわかった、と物わかり良く返したものの、スタンプの贈れないLINE見て沸々と苛立ってきた。
最初はただ悲しいのかと思っていたけど違った。悔しい。彼に限らず、数年をかけて紡いできた人間関係のあり方を踏み躙られたように思った。
夫婦という関係が1番エラいのだとしたら、配偶者が言うなら仕方ないね、と言うのが憚られないのだとしたら、誰とも交際も結婚もしていない私がいま築いている人間関係はその下位互換になってしまうんだろうか。女友達も男友達も、時間とお金と労力をかけて、私なりに愛情とリスペクトを込めて積み上げてきたものは、ピンクのペラ1の前ではくだらないんだろうか。
こうなるのが怖かった。交際とか結婚みたいなものにここ1年執着していたのはそういうことだ。コミュニケーションを模索し続けるのはしんどい。恋人だったら〇〇すべき、結婚したら××して当然。つきあえば、結婚すれば、社会通念というラベルが守ってくれる。人間関係をサボれる。そんな気がしていた。
もちろんそれによって支えられているカップルも数多いるだろうけど、結局それは私のことは守ってくれない。努力し続けるしかないんだろう。
これからきっと、男女問わず生涯かけて関係を築きたいと思った人であっても相手はそうでないことに傷ついたり、それがやるせなくて結婚したいだのやんや言うときがまた来るんだろうなと思う。それでもいまはすごく身軽で、大切なあの子やあいつがたくさんいて、本当に幸せです。みんなのこと、私はちゃんと大事にするよ。
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