Tumgik
mimgle · 4 years
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紙日記公論 2019/09/22② 『働かねぇ、LINEしねぇ、標準語つかわねぇ』の巻
栗山「今日のトークテーマに挙げられてる『仕事でけんやつエナドリ飲むな』『仕事でけんやつタバコ吸うな』あたりは平山さん?」 平山「そう。前々から思ってて」 先山「タバコはわかるよ。喫煙所行くぶんの休憩が多いって話でしょ?」 平山「そうそう。俺はタバコ吸わないぶん気が狂ったように給茶器のお茶を飲んでるけどね」 元貴「会社って休憩時間が何時から何時までって決まってて、その間に喫煙者は喫煙所に行くの?」 平山「いや、勤務時間中に喫煙所にフラッと行く感じ。そのぶんの時間だけ仕事をしていないことが許されるからさ、喫煙者だけ」 先山「エナドリは?」 平山「エナドリの件は、仕事ができないやつがエナジーを発揮したところでさして仕事に影響はないというか……そもそもここ一番でエナジーを発揮しないといけないっていう場面を招いてる時点でダメなんじゃないのっていう……もっとコンスタントな取り組みで進めていくべきでさ」 元貴「でもこれ、ゆくゆくは『仕事でけんやつ仕事場来るな』とか言い出しそうな気配あるよ」 平山「フフフ……そこまでは言わないけどさ」 元貴「ZOZOTOWNの社長とか言いそう。『生産性のないやつは生きていても』……」 平山「いやいやいやいや…………そこまで言ってるつもりはなかったけど、俺の変な攻撃性が出てしまったね」 F子「あたしもこれ読んで、平山さんも資本主義に毒されてしまったなって悲しくなりました」 平山「…………」 先山「平山さんが言う仕事でけんやつは、エナドリを飲まなかったらもっと酷いことになってるからね」 F子「そうそうそう」 平山「……俺自身エナドリを飲んだことないっていうのがこの攻撃性に繋がってるんかもしらん」 先山「そうなん? ……飲んだらすぐハマりそうやけど。フフフ」 平山「フフフフ、大学2年の時までLINEを頑なにやってなかったみたいな、あの感じかも知らん」 栗山「あと平山さん大学1年の時はさ、なんか標準語には合わさねぇってスタンスだったよ」 平山「あぁ、尖ってた?」 元貴「『働かねぇ、LINEしねぇ、標準語つかわねぇ』って三原則があったのに」 平山「フフフフ……全破り……」 先山「公約違反」 元貴「就活の面接とかでは関西弁出してたん? 『まいど!』みたいな?」 平山「フフフ、そんなではないよ」 F子「関西人って、関西弁の……出したり出さなかったりがなんだかんだ変幻自在なんですか?」 元貴「平山さんは自在じゃないよね」 F子「関西の人って『関東に合わせられないんですよ〜』って言うじゃないですか。あざとい女って」 平山「もう絶対誰か具体的な個人のことを思い浮かべてるよね」 F子「フフフ、でもそういう女でも関西弁出すべきところ心得て出してくるじゃないですか」 栗山「まぁ関東の人って関西弁に惹かれるとこあるから」 F子「わたしも好きなんです、女の子の関西弁とか。でもなんか……会社の後輩が関西人なんですけど、こないだ飲み会をやって、あ、ここじゃん! ってところで関西弁を出してくるんですよ」 平山「ここじゃん?」 F子「いやなんか……『〜はるんですよ』とか。なんやこいつってなるじゃん」 平山「なるじゃん?」 F子「いやなんか……『会社の飲み会だぞ』って」 平山「え、なに? フォーマルな場で関西弁は出すなってこと?」 F子「いや出してもいいけど、じゃあずっと関西弁で喋ればいいじゃん、今まで標準語だったじゃん、みたいな」 平山「あぁ〜、ここぞというところで出してくる感じがね」 F子「そう、ここぞというところで。くそ、あざとい女め、って。フフフ」 元貴「ちょっと酔っ払ってきた感じもうまく利用して、みたいな?」 F子「そう! そう! そうそうそうそう……なんかめっちゃ、高級ホステスのチーママみたいになるんですよ後輩が」 平山「年下のくせに?」 F子「いや、タメです。あっち浪人してて」 栗山「……浪人ならいいな。留年じゃなくてよかったな」 元貴「……留年はあかんらしいわ。フフフフ」 栗山「フフフフ、いや俺べつに、留年があかんとは言ってないよ」 平山「言ったよ。事実上言ったよ」 F子「元貴さんはいま何年生なんですか?」 元貴「いま7年生です」 平山「そう考えたら俺らもね。3年だけ働いてるとはいえ、社会経験としてはカスみたいなもんでさ」 元貴「フフ、7年生みたいなもん?」 平山「実質7年生みたいなもんよ」 F子「たしかに」 平山「べつにアドバンテージはないよ。3年働いたからと言って」 栗山「……生きているだけでいいさ」 平山「……そういう話がしたいんではないけど」 栗山「フフフフ…………」 F子「8年で大学出されるんでしたっけ?」 元貴「そうそう。8が上限」 平山「でも8年生はいいね……8年生という肩書きはもう手に入るんや」 元貴「それがちょっと悩んでて。今期中にがんばって卒業することもできる」 先山「でも8がほしい?」 元貴「ほしくはないけど、いきなりさ、3月になって大学から『はい、じゃあね』って言われるのもなんか嫌で……」 平山「そういうもんや。大学ってそういうもんや」 元貴「まぁまぁまぁ……」 栗山「就活はしてるってこと?」 元貴「いや、全然」 平山「あ、全然なんだ」 F子「まぁいいことないですしね、働いても」 平山「たしかに」 元貴「いやでも……嫌よ? もう7年生とか」 F子「いや働いたほうが嫌ですよ。きっといまの嫌の100倍くらい嫌ですよ」 元貴「まぁそれはそうなんやろうとは思いますが」 平山「ないものねだりなんやろうとは思うけどね」 元貴「お互いに?」 平山「お互いに」 元貴「まぁそう考えると、両サイドを経験できるって、いいことなのかも知れないね」 平山「働くというターンは遅かれ早かれ来るのでね。俺たち7年生とかやってないもん」 元貴「社会人になってから、『人生が不安定やったあの3年間のことを思ったらがんばれる』みたいなモチベーションにできると思ってる」 平山「なるほどね」 元貴「あとさすがに、3年とか4年とか留年してから勤めはじめてさ、『ちょっと合わないからやめるか』とかは思わなくない? フフフフ」 平山「フフフフフ、たしかに。肝の座り方が違うもんね」 栗山「もう後がない感じはあるね」 元貴「まぁ……だったらいいな」 平山「だったらいいなぁ」 栗山「あぁ…………ラーメン食べたいなぁ」 先山「フフフフ…………ハァ?」 F子「フフ、わたしは栗山さんの……そういう栗山イズム一生忘れないでこれからも生きていってほしいと、強く願っているのでよろしくお願いします」
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mimgle · 4 years
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紙日記公論 2019/09/22① メメント・タピの巻
平山「実家で暮らしてたら金貯まるって言うけどさ、俺は実家ゆえの油断みたいなのがあって全然金は溜まってないけどね」 元貴「ものとかを買って?」 平山「そう。その買ったもので豊かになってる気もしないねんけどな。そもそもの給料が低すぎて」 F子「わかります。わたしも預金残高が〜〜〜(平山註:さすがに引いてしまう金額だったので伏せます)円になりました」 平山「フフフ……マジ? 実家やんな?」 F子「実家です」 平山「それだけ金使うのは……観劇とかで?」 F子「観劇が主ですね……でも、推しが公演やってるの知ってて、行かないでいられますか?」 平山「フフフ、逆にね」 F子「あたし最近もう後悔のないように生きようって思って……皆さんタピオカ飲んだことあります?」 元貴「あの、タピオカミルクティーとか? あるよ」 平山「俺もあるね」 F子「あたしちょっと前にタピオカ飲んでアナフィラキシー出て、病院運ばれたんですよ」 先山「フフフフ、えぇ? キャッサバアレルギー?」 F子「フフフ。キャッサバかはわかんないんですけど。ICU運ばれて入院して、医療費がウン万円くらいかかって」 平山「入院?! そのレベル?」 F子「そう。一泊入院して……。なんか看護師さんお医者さんも、『フフ、タピオカで?』みたいな態度が滲み出てて、半笑いで応対されたんですよ」 平山「フフフフ……いつくらいのこと?」 F子「2ヶ月前くらい……だったかな」 先山「タピってから記憶がなくなって、病院で目覚めたの?」 F子「いや、あたしアレルギーいろいろあるんでなんか起こった時は体の感じでわかるんですけど、その時はいつも持ち歩いてる薬持ってなくて」 元貴「うわぁ……」 F子「で、近くのゲーセンのトイレに駆け込んで、友だちに『救急車呼んで』ってLINEして」 平山「直接F子が救急車呼べばよかったんじゃないの?」 F子「アナフィラキシー出てる時は器官が締まるので、ちゃんと呼べるか不安だったんですよ」 平山「あぁそっか。失礼」 F子「そこから記憶がなくて、気がついたら病室で半笑いで応対されてました」 栗山「タピオカで死ぬのいやだね」 F子「それで学んだことが2つあって、ひとつが国民皆保険は最高」 平山「あぁ、保険に入ってなかったら負担額もウン万円では済まなかったもんね」 F子「そうですそうです。あと、生命保険は入っとくいいことある。ちょうどそのちょっと前に生命保険に入ったばっかりで、今度けっこうまとまった額が支給されるんですよ」 平山「お、収入だ」 F子「そうそう。保険会社に勤めた友だちの紹介で入ったんですけど、加入した直後にタピオカで入院したんでさすがに友だちも『え……』ってなってました。フフフフ」 元貴「裏でちょっと調査は入ったんかもしらんね」 平山「じゃあもう全然、金額的には圧倒的にプラス? 収入?」 F子「収入ですね」 先山「フフフ……『タピ死』……」 F子「フフフフ。そうそうほんとに。ほんとにですよ。マジでわたし死因タピ死じゃなくてほんとによかったなって思いますもん」 平山「フフフフ、語り継がれるよね。後世に」 F子「そう! そう! だってさぁ、遺影とかもなんも準備してないし。フフフ」 平山「困るよね、遺族も」 F子「親が葬儀で読む……弔辞? とかあるじゃないですか。あれで『タピオカで死にました』とか言われたらもう……」 先山「フフフ、別に死因は喋らないでしょ?」 F子「え、なんか言いませんか? 『何年の命を閉じました』みたいな」 先山「それは言うよ。それは言うけど『タピオカで死にました』は言わないよ」 平山「フフフ……参列者が『クスクス……』って」 元貴「休憩中に『死因聞いたぁ?』とかね」 F子「めっちゃ恥ずかしい……。終活をはじめようと思いました、だから。遺影も選ぶし。……だって勝手に選ばれちゃうんですよ? 家族に」 先山「でも遺影ってそんなもんでしょ? みんな」  F子「ありえないブッサイクな写真出たらさすがに恥ずかしくないですか? せめてこれくらい目が開いてるやつ! みたいな。フフフフ」 先山「誰が恥ずかしいの?」 F子「わたしが。フフフ」 平山「その時には恥ずかしいと思うF子は死んでるからね」 F子「いや! 違うじゃないですか……」 平山「そういう話をしてるんじゃないのか」 先山「霊体になったF子が『うわ、遺影の写真めっちゃ恥ずかしい! 死にたい!』って」 平山「フフフ……死してなお乙女なんだ」 F子「え、やじゃないですか?」 栗山「今は遺影用の写真あるの? スマホに入ってたりするの?」 F子「いや、まだ撮ってないです。でも今プリクラでもいけるんで。めっちゃ目大きいやつにしようと思って、フフフフ」 先山「プリクラが遺影のほうが『死因:タピオカ』より恥ずかしいよ?」 平山「フフフ、遺族の記憶より目デカいとか嫌やな」 元貴「俺たちの年代くらいで亡くなった人ってやっぱ、スーツで撮った証明写真とかが遺影になるんかな」 F子「わたし同級生のお葬式行ったときはマジでプリクラでした」 平山「えぇ〜」 F子「背景ピンクでした」 平山「えぇ〜!」 元貴「逆に、本人の元気な写真を遺影に、みたいな感じやったんかな」 F子「どうやって選ぶんですかね」 先山「でも背景は消せるんじゃないの?」 F子「ほんとにピンクでした」 栗山「下のほうに『ズッ友』とか書いてたり?」 F子「フフ、それはさすがに切り取られてましたけど」
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mimgle · 5 years
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紙日記公論2019/02/24② 俺たちの人生がうまくいってないのはすべて、亜鉛が足りてないせいなんじゃない?
俺たちの人生がうまくいってないのはすべて、亜鉛が足りてないせいなんじゃない? 栗山「亜鉛のサプリはすっごいいいよ」 平山「なんか、精力増強のイメージしかないねんけど」 栗山「それはあるみたい」 平山「あるんですか。効果は感じます?」 栗山「精力はあんまり感じないな。亜鉛6粒くらいじゃ、せいぜい……ちょっと濃くなるくらいじゃない? フフフ」 平山「即効性はあるの?」 栗山「亜鉛って結局その、体の栄養吸収を助けるみたいな効果があるらしいから」 F子「へぇ、そうなんですね」 元貴くん「普通の生活で亜鉛を常に消費してるんで、そのぶんを補う意味でも飲んでおいたほうがいいみたい」 平山「生きてるだけで? じゃあ俺ら、亜鉛足りない芸人なんじゃない? 俺たちの人生がうまくいってないのはすべて、亜鉛が足りてないせいなんじゃない?」 元貴くん「……うん」 平山「あ、うんなんだ」 栗山「精神的に落ち着くってのもあるらしい」 平山「あ、じゃあぜんぶうまくいくやん。精神的に落ち着いてさえいれば、人生はすべてうまくいくでしょ。でもサプリって、出費がかさむイメージがあるけど」 栗山「マツキヨだと30日ぶんで900円とかであるよ」 F子「効果は変わらないんですか? 高いのと安いので」 元貴くん「そのへんはけっこうその、それぞれの人の体質に左右されたりもするんで一概には言えないって感じみたい」 栗山「自分はこのブランドのが好きだ、ってのを使うといい」 平山「……なんかもう、『初めてのカメラってどこのメーカーの買えばいいか』みたいな話になってきたな」 先山「プラシーボ感出てきたよ」 栗山「俺自身プラシーボはたぶんあると思う」 元貴くん「フフフ、ラムネとかでもたぶん大丈夫」 栗山「ラムネを亜鉛だと思えばね」 F子「あれ? ハハハハハ」 平山「フフフ、じゃあいいや。でも、ラムネはほとんどがブドウ糖でできてるみたいな話聞くよね」 F子「めっちゃ効率よくブドウ糖とれるみたいなこと言いますよね」 栗山「ちょっと前に森永製菓がラムネを『仕事に勉強に効率的』みたいに言って売り出してたよね」 F子「うちの社員さんみんな食べてます。頭疲れるんで」 栗山「乗せられちゃってるよ……」 平山「頭疲れる仕事だから?」 栗山「裁量労働制だからね」 F子「裁量労働制はマジでなくなればいいのにと思います」 元貴くん「5兆円もらってるならまだしもね」 F子「いつか2時間で帰れる裁量の日があるといいんですけど」 平山「そうでもないとプラマイが合ってないよな。俺、残業をした日は買い物をするって決めててさ、給料にプラスして残業代が出るから、残業時間×1,000円くらいは、クレカで買い物したら実質無料やん」 元貴くん「うぅん……?」 F子「残業代って1,000円も出るんですか?」 平山「いやわかんねぇ。金額を知るのが怖いから計算はしてねぇ」 先山「フフフ……」 栗山「今の会社に不満があるなら、いよいよ平山さんも東京再進出?」 平山「いや、東京進出は別に目指してなくて……目指してるのは労働引退。家で野菜作って暮らすとかは未来像としてありなんだよなぁ」 F子「いいですよね。最終的にやっぱり、食か、住かくらいしか残ってないなって最近思って」 平山「フフ、残ってないって何? 職業に選ぶならってこと?」 F子「いや、本当に世の中に必要とされるのってそれくらいかなって。世の中に何かが起きて、みんなが死にそうな気持ちになってる時に役に立てる職業って、食か住かくらいじゃないですか?」 平山「たしかに。そんな時に企業にソフトウェア入れてる場合じゃないよね」 F子「そうですそうです。って思った時に、やっぱり野菜を育ててるっていうのが一番強いんじゃないかなって、生き残るためには」 先山「でもその状況で野菜を食わなくない? もっと、主食になるものがいるでしょ」 平山「フフフ、米とかね」 元貴くん「文明が崩壊したあとの世界で、山ほどのキュウリに囲まれながら『キュウリに栄養ないって、ほんまやったんか……』って言いながら死んでいくキュウリ農家とか嫌やね」 平山「ハハハハハ! 皮肉!」 栗山「キュウリはほんとに栄養ないの?」 平山「ほぼ水分らしいね。でも最近、痩せる成分が見つかったみたいな話を聞いた」 先山「でも世界の終わりに痩せたくないでしょ」 F子「あたしは世界が滅ぶってなったら、仙台に移住したいです」 平山「仙台はそんなにいいとこなんです?」 F子「仙台はいいとこです。人が少ないんですよ、都会なのに。渋谷くらいの都会で、パルコとイオンが共存してるんですけど」 平山「あぁ、駅前はね」 F子「だから、人生に嫌気がさしたら、仙台に近いバカの大学かなんかに勤めて……」 平山「フフフ、バカの大学かなんかに?」 F子「フフ、東北大学とか入るのは試験とかが必要だからめんどくさいなぁと思って。東北にある、バカな学生がいっぱいいるような大学で事務員として……。めっちゃ楽そうじゃないですか? 人少ないし」 平山「フフフ……ナメるなよ」 F子「すいませんでした」 平山「元貴くんいま何してんの?」 元貴くん「……学生?」 平山「週5で働いてるって言ってたのは?」 元貴くん「ジムの受付のバイトは前からしてたやん。あれが2日くらいと、あと3日くらい出版社で細々と」 平山「出版社で何やってんの?」 元貴くん「なんでも」 平山「ライターとか? 校閲とか?」 元貴くん「ぜんぶぜんぶ」 平山「フフ、ぜんぶ?」 元貴くん「ゴミ捨てから、発送から、ゲラから」 平山「それは先輩の紹介かなんかで?」 元貴くん「まぁそうやね。社員の人が面倒見てくれて」 平山「なるほど。ゆくゆくはそこに就職とか?」 元貴くん「いや。けっこうちっちゃい会社やからあんまりそういう感じもなく……。だから、4月くらいになったらいろんな企業にES出すわ」 栗山「あ、就活はするんだ」 平山「卒業の目処は立ってんの?」 元貴くん「あと12単位くらい」 F子「フフ……けっこうありますね。びっくりした」 平山「一般的な4年生くらいあるね、フフフ」 元貴くん「数学の必修だけを残してて、それがあとたぶん8単位くらい」 平山「そんなに数学苦手やったっけ?」 元貴くん「やったことないもん」 平山「フフフ、6年やってんねやろ? 6年やりつづけてんねやろ?」 元貴くん「高校の時はふつうにできたんやけど」 栗山「政経ってさ、入試は文系3科目で受けれたの?」 元貴くん「俺の時は受けれたけど、来年から数学をやらないやつは受けられないようになる」 F子「えぇそうなんですか! 厳しいですね」 元貴くん「……俺が数学で留年しまくったせいかな?」 平山「ハハハハハ! 入試制度を変えた男……」 元貴くん「……結局まぁ、汚い話が一番盛り上がったね」 先山「たしかに。きれいな話じゃなかったね」 平山「まぁ、だって労働の話だってそんなさ、きたねぇ話で。結局はウンコするために働いてるみたいなとこあんじゃん」 元貴くん「お……今のせりふは……LINEスタンプにする?」
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mimgle · 5 years
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紙日記公論2019/02/24① トイレ、みんなどうやってしてる?
アイドリングトーク 注文編
平山「うなぎ食べます? 蒲焼きはちょっと高いので……うなぎの天ぷらいきます?」 元貴くん「うなぎカツもメニューにありますけど?」 平山「……天ぷらとカツはどう違うの?」 栗山「衣が、強い衣か弱い衣かだよ」 平山「フフ……剛の衣がどっち?」 栗山「剛の衣が、カツでしょ。回避率が上がりそうな装備が天ぷらで、防御力が上がりそうな装備がカツでしょ」 平山「フフフフ、天ぷらにしようか。柔のうなぎで。店員さんに『柔のうなぎ』って注文しようか」 先山「うな重が来ちゃうよ」 平山「なんかスピードメニュー的なのもほしいね。……F子なんかある?」 F子「枝豆のことしか考えてなかったです」 平山「フフ、じゃあ枝豆をひとつ。……枝豆メニューにあんの?」 F子「わかんないです」 栗山「枝豆がない居酒屋とかあるの?」 平山「ないね……でも、メニューには書いてないだけでたぶん不可能ではないんやろうな。カクテルのメニューとかでさ、マリブとコークハイがあるならマリブコークも理論上可能、みたいなことよくあるやん」 先山「この場合はメニューのどこにも枝豆が書かれてないから無理でしょ」 元貴くん「枝豆丼とかがあればいけるけどね」 先山「おでん枝豆とかあればいけるけど」 平山「フフフ……F子、オルタナティブ枝豆は何がいい?」 F子「じゃあエイヒレで」 平山「なんか、絶妙にありそうやねんけどないものを言ってくるな。……あ、炙りエイヒレがあるわ。炙っていい?」 F子「いいですよ」 元貴くん「まぁ炙らないのも理論上可能」 先山「フフフフ、それは可能」 元貴くん「あぁ、F子がサラダを取り分けてくれなくても……すいません」 F子「いえいえ。最後のアレだと思うんで」 元貴くん「え、会うのが?」 F子「いや、私がサラダを取り分けるのが最後だと思うんで」 平山「人生ラストサラダを」 栗山「F子は会社ではサラダとか取り分けるんですか?」 F子「いや、あたしポンコツキャラなんで」 元貴くん「フフフ、ポンコツキャラって思われてしまったら楽かも知らんね」 F子「そうなんですよ、やっぱいかにポンコツキャラだと思われるかが勝負だなと思いました。世の中」 平山「たしかに。できると思われてたら余計な仕事任されたりするもんね」 F子「『ポンコツっぽいのにデキる』が一番いいじゃないですか、評価の上がり方として」 平山「たしかにたしかに。なんか、劇場版のジャイアンがすげぇ優しく見えるみたいな」 F子「フフフ、そうですそうです」 平山「たまに見せる優秀さがより際立つもんね」 F子「そうなんですよ。だから『え、わりにできるじゃん』みたい感じで、実際は大してできてないのに評価されやすいのが一番有利じゃないですか」
トイレ、みんなどうやってしてる?
平山「俺のiPhoneは録音に使ってるから、誰か今回挙げられてるトークテーマだしてくれる?」 栗山「今回トークテーマいっぱいありすぎて大変じゃないすか?」 先山「一番気になるテーマがあって……山Dが挙げてた『トイレみんなどうやってしてる?』が、意味がわからへん」 平山「フフフ、こいつがこのトークテーマで何を言いたかったのかが……」 元貴くん「幼稚園児は小さい方をする時ズボンを膝の下までおろす的な、その段階で悩んでるんかもしらん。フフフ」 栗山「なんかさ……洋式のトイレでさ……お小水をする時にさ……フフフフフ……」 平山「あぁ、座(ざ)しっこ問題ね。座しっこ問題ね。俺は座しっこ派ですよ」 先山「フフフフ……話がわかるのが早すぎるでしょ。誰もついていけてないよ」 栗山「人ん家とかだったら座ってするじゃん。汚しちゃダメだから」 平山「俗に言う座しっこですね」 栗山「でも駅とかだと……いやそりゃ大の時は当然座らざるを得ないよ。でも小の時は結局、汚ねぇ便所だとうまく狙いを定めれば座らなくてもそれでよくね? っていう……」 元貴くん「あぁ、ゴミが入ってる自転車のカゴにはゴミを入れてしまうタイプや」 平山「あぁなるほどな。『もともと汚かったんだから』って言って」 栗山「それはしないよ」 平山「でも理論上そういうことやん」 F子「え、男性は立つ方が楽なんですか? やっぱり」 先山「スピード重視かどうかって話でしょ」 元貴くん「小をする時の工程数がさ、立ちでやる場合はワン(ズボンを下ろすジェスチャー)、トゥー(狙いを定めるジェスチャー)、ゴーだから楽なんでしょ」 平山「たしかに。座しっこの場合はスリー……フォーくらいまであるもんな」 栗山「爽快感がやっぱ……あるんじゃない?」 F子・先山「爽快感??」 平山「フフ……どっちが爽快なん?」 栗山「座ってるとなんか……要は座るっていう行為は精神を落ち着けちゃうから」 平山「あぁ、トイレに高揚感がほしいんだ」 F子「ハハハハ! 高揚感?」 栗山「そうそう。狙いを定めて撃つ……っていう過程がほしい」 平山「あぁ、もうトイレ入るたびにシューティングゲームをしてるんだ。今回はうまく撃てるかっていう」 栗山「座りながらやるのをどうぶつの森だとしたらさ……立ちながらやるのはグラディウス」 平山「フフフフフ……ちょっと待って、急にわからなくなった」 元貴くん「これから研究発表だぜ、みたいな時に座るわけにはいかんと」 栗山「そうそう、座るとなんか一旦落ち着いちゃうから」 元貴くん「テストステロン値が低下する。フフフ……」 平山「じゃあ立ってする理由は高揚感なん?」 栗山「高揚感じゃない?」 平山「俺は座しっこ派やからな……」 F子「男の人のトイレってやっぱロマンじゃないですか」 平山「BL的にはね」 F子「見えないところなんで、やっぱ……なので、ぜひ」 平山「じゃあ連れションについて語りますかぁ?」 栗山「連れションなんてでもさぁ、大人になったらしなくない?」 平山「まぁしねぇわな。しないし、ウチの職場のオフィスビルはもう小の便器がひとつしかなくて、大もひとつだけなんよ。だからもう、連れション不可」 元貴くん「いや、上手いこと分かれれば……」 平山「あぁ、『俺、小行くわ』『じゃあ俺、大行くわ』って。フフフフ。でも読者としてBLを読む立場やったらさ、連れションの醍醐味は横に並んですることじゃない?」 F子「そうです」 平山「それがなかったらもはや連れションではない……ただ単にトイレに一緒に行っただけ」 元貴くん「うぅん……でもそう考えれば……別に1個の小便器でも連れションはできるんじゃない?」 平山「なるほどな! 1つの的を2人で狙うスタイル……ハハハハハ!」 栗山「……俺……それをさ……小学……2年生だった時にね」 平山「うそ!? この話あんの?! 経験者なの?!」 元貴くん「ハハハハハ!」 栗山「ちょっと汚い話になるけどいいですか?」 平山「だいぶ前から汚いよ」 栗山「小学校でかくれんぼをしてた時に、俺を含む逃げる側3人がさ……」 平山「おぉ、意外な出だしやな……」 栗山「3人でトイレの個室に入ったわけですよ」 先山「それズルくない?」 平山「でも小学2年生が思いつく隠れ場所なんてそんなもんでしょ」 栗山「で、3人で隠れてた時に、俺がお小水をしたくなって……フフフ……」 平山「場所が場所ですしね」 栗山「で、脱いで……」 平山「フフフ、友達の前で脱ぐっていう行為が一番ハードル高いと思うけど、そこはサラッと超えたのね」 栗山「和式便器の穴の中にやったと思ったんだけどさ、フフ……友達にさ……」 F子「フフフフ……」 平山「あぁ、友達に被害が……コラテラル・ダメージが……」 栗山「で、友達が『先生ぇ〜!』って職員室に報告に行って。そしたら先生が入って来るじゃん。『お前らなんで3人でそんなとこいるんだ』って」 先山「『先生ぇ〜!』って���って、先生が来たの?」 平山「誰が呼んだん?」 栗山「その、第三者が。俺がアメリカで、かけられた友達がメキシコだとしたら、カナダが呼びに行っちゃった」 平山「フフフ、国連に訴えたわけだ」 先山「カナダが先生を呼びに行ってる間は2人はどうしてたの?」 栗山「呆然としてたのかな。要はメキシコのズボンはもうビッチャビチャなのよ」 平山「もう、飛沫とかいうレベルではないんや。かなりしっかり……」 栗山「友達と便器に9:1くらいの割合で」 平山「9⁈」 元貴くん「そこはまぁ、小2なので」 栗山「しょうがないから先生を呼びに行ってるあいだも、アメリカとメキシコはその空間に止まらざるを得ないわけよ。俺はその、モノをしまえないし。友達はもう漏らしたみたいにズボンが濡れてるし」 F子「フフフ、かわいそう……」 平山「そういうオチか……フフフ……3人で同じ小便器を狙ったって話かと思ったら」 栗山「まったく合意に基づかないお小水をしちゃった……いまだに彼と会う時には絶対その話はしないようにしてるね」 平山「連れションといえば、ちょっと『フープメン』の話していい?」 栗山「2巻で終わったバスケ漫画だっけ」 平山「そう2巻。でも俺の理想の世界線やと、12巻で終わってる」 F子「12巻でいいんだ」 栗山「腐女子要素はあったんですか?」 平山「ありました、連れションします」 F子「フフフ……」 栗山「でも人気が出なかった……」 平山「たぶん連れションという枠に限ったら、『フープメン』はおそらく週刊少年ジャンプ史上最高の作品なんじゃないかと思ってる」 元貴くん「最高の連れション描写が?」 平山「そう。ジョシュっていうさ、留学生のキャラがいて。そいつが日本の高校に入ってバスケ部でエースとして活躍するんやけど、ジョシュは英語しか喋れないのね。で、ポジションがポイントガードっていうこともあって、チームメイトとコミュニケーションが取れないのは大きな課題やったんやけど、バスケは全然できなくて英会話だけできる、雄歩っていう主人公と友だちになるんよ」 栗山「あぁそんな話だったね」 平山「で、ジョシュはそいつとしかコミュニケーション取れないわけやん。で、学校で2人で話してる時に、ジョシュが急に改まって『唯一言葉の通じるキミがいいやつでよかった』って言ってくれるんやけど、それに雄歩が『おぉ、ありがとう』って返すシーンがあって」 F子「素っ気ない感じですね」 平山「そのセリフと同時に、『別のシチュエーションだったら感動してたかも』ってモノローグが出るんよ。そこでカメラが引いていくと……ようやくそこがトイレで、2人で連れションをしてる最中やったってことがわかるっていう……」 F子「ハハハハハ!」 元貴くん「おぉ〜」 栗山「フフ、叙述トリックがあったわけだ」 平山「そうそうそう」 元貴くん「小便がクロスすることで友情を表現するんかと思った」 平山「フフフ、違う違う。こいつの小便と俺の小便がようやく交差して……。今のところ連れション描写の暫定1位は、『フープメン』の叙述トリック連れション」 F子「めっちゃいいですね」 元貴くん「なるほどね……よかったよ……で、敗因は?」 平山「フフフ……『フープメン』がウケなかった理由?」 元貴くん「そうそう」 平山「やっぱなんか……主人公の成長を待てないんだよな、最近の読者は。最初からできるやつじゃないと」 F子「そうですね。今はそういう時代ですね」
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mimgle · 6 years
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第n回 紙日記公論②〜この夏、絶対にモテるストラクチャーデッキ系女子〜
公論メンバー3枚のカード~山D編~
平山「じゃあ次、山Ⅾのデッキ」 山Ⅾ「3枚か……」 平山「1枚目は共通カードの『早大卒』でしょ」 先山「山Ⅾはまだなんじゃないの」 山Ⅾ「『早大卒見込』です。……なんか弱いな」 平山「フフフ。でもなんか、『早大卒』のカード提げたやつが前から歩いてくるより、『早大卒見込』のやつのほうが食いつかれやすいかもね」 山Ⅾ「たしかに。「見込って何なんですか?」ってとこから会話がはじまる」 パイセン「でも、中退したほうがカッコいいみたいな雰囲気ない?」 山Ⅾ「やぁでも、その先の未来がないと」 平山「ただ中退しただけやとねぇ。後に続くカードとのコンボを考えないとあかんから。なんていうの……『早大中退』『年収2千万』やったら効いてくるけど」 先山「フフフ……」 平山「『早大中退』『俳優志望』とかやったら……」 山Ⅾ「ハハハハ、あぁ~~~って感じですね」 平山「山Ⅾはだからアレでしょ。『スペインに1年の留学経験あり』」 山Ⅾ「いや、『帰国子女』すね」 平山「フフ、スペインまで言っといた方がいいんじゃない?」 山Ⅾ「どうなんすかねそれは……。まぁあと俺の手持ちでは『5人兄弟の次男』とかは強いと思いますけど」 平山「ハハハハ! 面倒見がいいことを……」 山Ⅾ「面倒見の良さと、しかも長男じゃないこともアピールできるっていう……家の事情とかそこまで関わってこないから重くないですよって」 F子「それめっちゃ大事! 重くないのめっちゃ大事!」 平山「じゃあ俺も3枚目『次男』で行こうかな? 純粋にただ、『次男』とだけ書いたカード」 F子「フフ。でも次男は超、ポイント高い」 平山「フフフ……で、3枚目が『早大卒見込』でしょ」 先山「それ絶対入れるの? 3枚のカードって言ってるのに自分で選べるの2枚やん」 平山「たしかに! じゃあ山Ⅾ3枚目を自分で選んでみて」 先山「『黒い』?」 山Ⅾ「『黒い』は見ればわかるわ」 平山「フフフ、ひと通り会話を盛り上げるだけのカード」 山Ⅾ「あと1枚難しいですよね。『早大卒見込』入れますよ、やっぱそうなったら」 平山「でしょ? このカード抜けるときはそれに代わる何かを成し遂げた時ですよ。……『武道館アーティスト』とか」 先山「フフフ、武道館アーティストが婚活パーティーに来るなよ」 平山「じゃあ山Ⅾのデッキは『スペイン帰国子女』『5人兄弟の次男』『早大卒見込』ね」
公論メンバー3枚のカード~先山編~
平山「先山くんは? まず1枚目『早大卒』で?」 先山「『早大卒』絶対入れないよ」 平山「入れない!? じゃあ『フットサルの経験あり』?」 先山「だいたいの人あるよ」 平山「『腹筋が割れている』」 先山「割れてないよ。……出せないでしょ、3枚も」 平山「でも3枚のカードを出さなあかんねん。婚活パーティーで」 山Ⅾ「そんなパーティー実際にはないと思いますけど」 先山「……じゃあまぁ、『Twitterでテッテレーというbotをやっている』でしょ」 平山「『テッテレーの経験あり』」 山Ⅾ「フフ、いやぁ怖いなその人」 平山「でも『早大卒』でその怪しさを魅力に変えられるからね」 山Ⅾ「お、『早大卒』が効いてくる」 先山「だから『早大卒』出さないよ。2枚目なんやろな……なんもない……強いて言うなら『いつでもどこでも寝れる』」 平山「フフフ……女性アイドルのプロフィールの特技欄みたいになってきた」 先山「あと『どこまででも歩ける』」 平山「山手線を歩いて一周みたいなことは頻繁にやってるもんね。災害が起こったときとか強いよ。サバイバル能力の高さを見せられるカード。……主観やけどね」
公論メンバー3枚のカード~F子編~
平山「じゃあ次、F子の3枚のカード」 F子「え~~~マジか~~~……カードってたとえばどういう?」 平山「『早大卒』はまずあるでしょ?」 F子「『早大卒』ってなんかいいことありますか? 出したとして」 平山「でも俺たちが3枚からこのカードを抜ける時はさ、俺たちが人生で相当な何かを成し遂げた時でしょ」 F子「ほんとですか」 平山「じゃない?」 F子「いや、わたしが『早大卒』ってカード出して、今からマッチングする人にいい印象与えますかね?」 平山「あぁ〜そこまで考えてたか……他の2枚のカードとの組合せ次第では、じゃない?」 F子「あ、なるほど?」 平山「たとえば、『YouTuber』『俳優志望』って言われたら「あぁ~……」ってなるけど、3枚目に『早大卒』が来たら「お?」ってなるでしょ?」 F子「フフ、じゃあ『早大卒』に組み合わせられるヤベぇカードを出していけばいいんですね」 平山「そうそう。『早大卒』という直球を引き立てる、変化球を投げれば」 F子「全然出てこねぇわ……」 平山「バイ��経験とかは?」 F子「あ、めっちゃありますよ」 平山「それを客観的なカードにするとしたら、バイト経験……『バイト経験あり』」 山Ⅾ「だいたいの人ありだわ」 F子「フフフ……。わたし今、トリプルバイターですよ」 平山「『トリプルバイター』! 『トリプルバイター』『早大生』……おぉ、苦学生感! これは好感度えげつないよ! 3枚目にかかってる。3枚目にかかってるこれは……」 F子「え~待って待って待って……」 山Ⅾ「苦学生感狙うんだったら、『靴下に穴が空いている』とかにしたらいいんじゃないですか?」 平山「『妹あり』とかは? もうそうなったら、妹の学費のためにバイトしてる感さえ感じさせる……」 F子「…………『父、退職済み』ってどうですか?」 平山「『父、退職済み』! 『父、退職済み』『早大生』『トリプルバイター』……完成!! これは強い、いいデッキ! いいデッキ組めたな!」 山Ⅾ「いやぁちょっとしんどいけどなぁ、フフフ」 平山「婚活パーティーで出会ったらそいつと付き合おうとは思わないけどね!」 F子「ハハハ」 平山「ただ、デッキ単体の完成度で見たらズバ抜けて強い……統一感がすごいね」 F子「お金だけ置いていってくれたらいいです」 山Ⅾ「キャラは、キャラは立ってる」 平山「婚活で勝てはしないが、デッキとしての印象の強さが保証されてるっていう……ストラクチャーデッキ感があるね。ストラクチャーデッキ系女子……」 F子「フフ、全然うれしくない……」
公論メンバー3枚のカード~Aさん編~
平山「Aさん、婚活パーティー行くじゃないですか」 Aさん「はい?」 平山「行くとするでしょ?」 Aさん「行かないです」 平山「で、婚活パーティーで3枚のカードで自己紹介してくださいってなったら何を出す? 自分の人生の棚卸をした結果、3枚のカードを出してくださいって話」 Aさん「何を言ってるかわかんない」 平山「……で、はい、Aさんがデッキ作るとしたら?」 Aさん「わたし何にしよう……」 平山「『早大卒』は入るでしょ」 Aさん「え~言いたい~? それ~?」 平山「だから、これをデッキから抜けるときは、これ今日何回も言ってるよ、これを抜けるときは人生で何か『早大卒』を上回ることを3つ成し遂げた時でしょ」 Aさん「あ、なるほどね。あ~なるほどね~。や~でも言いたくない、ひた隠したいな~」 平山「じゃあ『早大卒』なしで行くなら1枚目のカードどうする? 普通に職業を言うと、『コピーライター』…………あれ? 強いな!」 F子「強い! もう勝ちじゃないですか!」 Aさん「でも職業もひた隠したいな~」 平山「じゃあ、年収とか?」 Aさん「それもひた隠したいな~」 平山「じゃあ何なん? 『ショートカット』とか? 『ショートカットの経験あり』?」 山Ⅾ「さっきから経験ありを付けたがるのは何なんですか?」 Aさん「……えーっと、じゃあ1枚目が『区内在住』」 平山「なるほど」 Aさん「『女性』」 平山「フフフ、いいのそれで?」 Aさん「『22歳』」 平山「フフ、いいの? ラジオみたいになってるやん。『東京都 女性 22歳』ってラジオに寄せられたお便りで得られる情報しかないよ」 山Ⅾ「ミステリアス狙いなんですかね」 平山「あぁ~。でもそんな奴は、婚活パーティー来んなっていうさ」 Aさん「たしかに。アピールをしていかないといけないもんね」 F子「そうですよね~難しいですよね~」 Aさん「じゃあ……『練馬区』」 平山「『実家が練馬区』ね。練馬区ってネームバリューはあるんですか?」 F子「微妙……いやまぁ、多摩市のわたしに言われたくないと思いますけど。フフフ」 Aさん「練馬区のほうが実際は田舎だから」 平山「2枚目はどうする? 『コピーライター』は? 『練馬区在住』の……『コピーライター』……」 F子・山Ⅾ「おぉ~~~」 Aさん「アホみたいにいるわ」 平山「で『早大卒』!」 F子「ハハハハハ」 平山「『早大卒』で『練馬区在住』の『コピーライター』…………え、なんか普通にさ、ストレート3発打ったらK.Oみたいな感じじゃない?」 山Ⅾ「たしかに」 F子「フフ、普通に強い……」 平山「職業と家と大学を言うだけで人を殺せるデッキが……」
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mimgle · 6 years
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第n回 紙日記公論①〜ほぼすべての欲望が「死にたい」に直結している〜
今回の公論は、大人数の飲み会の片隅で行われた会話を録音するというスタイルで収録されたため、段落の途中でもシームレスにメンバーが入れ替わったり、公論初登場のメンバーが多数登場したりします。 それぞれの人柄はそれぞれの発言を読むと恥ずかしいくらいによくわかると思うので割愛します。
ほぼすべての欲望が「死にたい」に直結している
平山「最近思っててんけどさ、「家賃収入で食っていきたい」とかいう欲望ってさ、「死にたい」とほぼ表裏一体じゃない? これ納得できるでしょ?」 先山「どういうこと?」 平山「たとえば高等遊民に憧れるとかさ、「できるだけ働かずに遊んで暮らしてぇ」っていう欲望はさ、もう「死にたい」とだいぶ近いんじゃないかっていう。まさに俺なんやけど」 山Ⅾ「そうかなぁ?」 先山「どういう発想からこれが出てきたの?」 平山「「出世したい」とかいう上昇の欲望じゃなくて、「今の生活から降りたい」っていう類の欲望が出てくるのはもう、「死にたい」に近いんじゃないかって」 先山「……俺の思う「死にたい」は、「出家したい」やから」 平山「え?」 先山「昔の、平安時代とかの人の言う「出家したい」ってのは現代の「死にたい」やと思ってるから」 山Ⅾ「なるほどね。そっちはわかりますよ」 平山「え、まだわかってない。置いて行かんといて」 先山「昔の人ってなんか、出家したがってるやん、みんな」 平山「フフフ……何その共感の取り方? まぁ古文とか読んでたら失恋したらとりあえず出家、みたいなとこあるよね」 先山「そう。あれはTwitterとかに出てくる「死にたい」やと思ってるから。当時Twitterがなかっただけで」 平山「あぁ、「もぅムリ。。。出家しょ。。。」みたいな」 先山「そうそう。「いま髪剃った」みたいな」 平山「フフフフフ、手首切るより建設的ではあるよね」 パイセン「もうさ、たいていのこと「死にたい」じゃない?」 平山「お、えぇ? ……まぁ、そうかぁ?」 先山「F子とか「死にたい」って言いそうじゃない? 推しが尊すぎて死にたいみたいな」 平山「それは「家賃収入で食っていきたい」とはベクトルが違うんじゃない?」 パイセン「ベクトルは違ってもぜんぶ「死にたい」だよ」 平山「腐女子の先輩で、将来の夢が「高校野球部寮の寮母さんになること」って言ってる人いるけど、これはだいぶ「死にたい」に近い感じしません?」 先山「……これはもう、こっちが悪いんじゃなくて「死にたい」が広すぎるんじゃないの?」 山Ⅾ「まぁそれはあるかも知んないですね」 平山「「死にたい」に含まれる一つとして、「家賃収入で食っていきたい」があるみたいな」 先山「そうそう」 パイセン「「死にたい���は広いというか、ほぼ全ての欲望が「死にたい」に直結しているんだよ」 平山「えぇ~~~?! マジすか?! 「生きたい」側の欲望もあるんじゃないですか?!」 パイセン「いや��って「死にたい」に直結してない欲望なんて「死にたくない」くらいしかないでしょ。それとあと「生きたい」だよ。ニコ・ロビンしか言えないよ」 平山「じゃあやっぱほとんどの人は死にたいのか……」 山Ⅾ「フフ、難しい……」 平山「人の世ってそんな感じでしたか……?」
公論メンバー3枚のカード~平山編~
平山「もう一つ、これも公論でやりたかったんやけど……本家の『ブラスト公論』でもやられてる、3枚のカードってやつ。婚活パーティーで自分のプロフィールを3枚のカードだけで示さないといけないとなったら、どういうカードを出すかっていう、思考実験」 F子「婚活市場か……」 平山「最終的に勝者を決めるからね。一番いいデッキを」 F子「デッキなんですね、決めるの。結婚ができるわけではないんだ」 平山「たしかに、誰のデッキが一番かは何基準で選ぶかによるね」 山Ⅾ「構築度で選ぶのか。カード1枚の強さで選ぶのか」 平山「シチュエーションは、婚活で行きましょう。……そうなると俺はだいぶ弱いな」 F子「ハハハ。いやわたしもだいぶ弱いですよ」 平山「で、あと、主観的なカードはダメ。『優しい』とか、客観的にデータとして示せないものはカードにできないっていうのがルール」 F子「え、もう何も出せなくないですか? だってそうなったら出せるカードって年収と……フフフフ」 平山「まぁ年収は婚活で有効なカードではあるよね」 F子「でもわたし年収もクソも……勝てないですよ! 誰にも!」 平山「でも別に年収のカードを出さないといけないとは決まってないんよ」 F子「うぅん……客観的な事実ってことは、たとえば『美人』ってカードとかは出せないってことですよね?」 平山「『だれだれに美人と言われた』ってカードなら出せるんじゃない?」 F子「フフ、それでも1枚しか出せないじゃないですか。3枚も出せなくないですか?」 平山「俺はまず1枚目で『早大卒』……『早大卒』は、俺らデッキ作るとしたらさ、共通のカードとしてデッキに入ってくるでしょ」 山Ⅾ「まぁとりあえずは入れますよね。周りにそれ以上の学歴の人いるとキツいですけど」 平山「これ外せるようになったら俺ら相当……何かを成し遂げたなって時でしょ。で、2枚目が『○○○(今をときめく人気芸人)に認められたツッコミ』。大学で同じお笑いサークルにいた○○○(今をときめく人気芸人)に、ツッコミを認められたので」 先山「『認められた』は主観的じゃないの?」 平山「客観的な事実でしょ」 先山「ちゃんと「あなたのツッコミを認めます」っていう書類を提出されたの?」 平山「フフフ、そういうわけじゃないけど。大学お笑いって、学校が夏休みの時期にいろいろ大会があるんよ。その中の一つの大会でエントリーの時に、「一緒にコントやらない? 平山くんツッコミの才能あるしさ」って言われて。まぁそれだけの言葉に今に至るまでしがみついてるっていう、フフフ……」 先山「なんでその時コントやらなかったん?」 平山「いや、夏休みで実家に帰る時期やったから」 先山「いやいやいや、フフフ、そんなことで断るなよ」 平山「ということで、俺の2枚目は『○○○(今をときめく人気芸人)に認められた元漫才師』……」 先山「漫才師?」 平山「漫才師……まぁ資格試験があるわけでもないし、名乗るのは自由でしょ。で、3枚目どうしようかな……」 先山「……スリランカは?」 平山「フフ、『スリランカ旅行経験あり』……何をアピールしたいのかわからんな」 先山「じゃあ……フフ、『カメラ所有』は?」 平山「『カメラ所有』はいよいよ……カメラが発明されて間もない黎明期ならカードになるけどさ。現代の。現代の婚活パーティーやから」 先山「仮面ライダーとかは言わなくていいの?」 平山「あ、『仮面ライダーについての講演経験あり』は使えるね。全然観客いなかったけど」 先山「カードに『仮面ライダー』とだけ書いたら?」 平山「フフフフ、虚偽」 山Ⅾ「紙日記とTHINGS TO DRAWは使えるんじゃないですか。あんまりいないですから」 平山「『紙日記の経験あり』……フフフフ」 先山「『JKT48に推しメンがいる』とかは?」 平山「フフフフ。なんか趣味が分裂したやつみたいになるな」 山Ⅾ「カオスっぷりすごくて『早大卒』でもカバーできてないですね」 平山「じゃあ俺のデッキは……『映画や仮面ライダーに関する講演経験あり』で、『早大卒』」 先山「『早大卒』まだ入れんの?」 平山「フフ、『早大卒』入れさせてや」 山Ⅾ「にしても2枚目に落ちるんですね」 平山「で、『○○○(今をときめく人気芸人)に認められたツッコミ』。……これで講演の面白さも推測させるっていうさ」 先山「今はいいけど来年とかどうなってるかわからんよ」 平山「どういうこと?」 先山「来年には○○○(今をときめく人気芸人)の株がどうなってるかわからんやん」 平山「あ! ○○○(今をときめく人気芸人)に依存してんのかこのカード!」 先山「今さら気付いたの?!」 平山「フフフ、気付かなかった……いや、でも○○○(今をときめく人気芸人)を応援する意味でもね、このカードを掲げつづけるよ」 F子「でも結局それ平山さんじゃなくて○○○(今をときめく人気芸人)の強さっていう、フフフ。でもすごいですよね。近くにいた人がめっちゃ階段登ってっちゃったって」 平山「もともとそんなに近くにいたわけでもないけど……。まぁ悔しさとかはないけどね。俺も芸人になりたいとかって思いはないけど」 F子「あ、そうなんですか?」 平山「ないよ。だって、ある? 人にそんな欲望ある? あ、「芸人になりたい」も「死にたい」に繋がっている?」 F子「それはあながち間違ってない……」 平山「そうなんですか?!」 パイセン「「芸人になりたい」は「死にたい」とほぼ同義だよ。「生きたい」と「死にたくない」以外の欲望はだいたい「死にたい」だけど、「芸人になりたい」はほぼそのまま「死にたい」だよ」 平山「……今日の名言ですよねそれ。今日の文字起こしはタイトルはこれになるよ」 F子「いやでも素晴らしいと思います。マジでそう思います。だって、いつか死ぬから働けるわけじゃないですか。死ななかったら働きます?」 平山「不老不死で? どのレベルの不老不死かによるよね。食わなくていい不老不死やったら働かないけど……あれ、そういう話ではない?」
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mimgle · 6 years
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紙日記 火星日789 連続放送8,406 '18 3/4(日)
・M.L.キング『自由への大いなる歩み』買う ・『15時17分、パリ行き』@大阪SCC 大阪ステーションシティシネマをSCCと表記するの、もしかして私だけですか? 今日は昼すぎまでウチにいて、14時くらいから梅田に行く。 映画まで時間があったので、喫茶店で時間を潰す。『デトロイト』と『52Hzのラブソング』のパンフレットを読んでた。 『デトロイト』でレイシズム丸出し白人警官を演じたウィル・ポールター、撮影現場で「もうこんなことはしたくありません」と泣き崩れたエピソードが紹介されてた(監督のキャスリン・ビグローもポールターを気遣って「このシーンはこれで完了よ。次に行きましょう」と指示を出した)り、インタビューでは一貫してこの映画の社会的意義を説いてたり、本当にいい人やな……。 18:00〜の『15時17分、パリ行き』を見る。 2015年8月21日に高速鉄道タリス内で起きた列車テロを3人の若者が止めた実話を、若者たち本人と列車に実際に居合わせた乗客たち本人をキャスティングして撮った、ほとんど再現映像みたいなイーストウッドの新作。 ヨーロッパ旅行中に事件に遭遇した三人の、事件の日に至るまでの人生を中学時代から追っていく形で進んでいくんですけど、途中にはさまれる中学時代のエピソードとか、なんでもないローマ観光のシーンとか初見では「これは何の映画なんだ……?」と思っちゃうような3人の経験も、クライマックスの事件で思わぬ形で役に立ったり、3人にとってこの事件が持つ意味を暗示していたりするので、全編がドラマ的な伏線に満ちているとも言える。そう考えると、普通の人生ってわりと、何の役にも立たなかったと思ってたあの経験が、実は後のあれにつながっていて、そこからの流れで人生を変える出来事が……っていうドラマ的な伏線だらけなんかもな。 最後に3人がフランス政府から勲章を贈られる時には「お前らのことはお前らが子どもの頃から知ってるけど、まさかお前らがヒーローにな……よくやったよ……!!」という気持ちになる。 94分っていうタイトな上映時間(イーストウッド史上に最短らしい)の中で「正しい時に、正しい行動ができるか?」言い換えれば「同じようなことが目の前で起こった時にあなたは行動できますか?」っていうメッセージ一本を問いかけるために構成が研ぎ澄まされてる感じがあって、思わず自分の中にイーストウッド的なヒロイズムがあるか、それをいざって時に行動に移せるかどうかを考えちゃう。こう、『僕のヒーローアカデミア』的なさ……。 当事者でありこの映画の主演も務めた3人はこれから俳優としてのキャリアを歩んでいくつもりらしく、「お前らのことはお前らが子どもの頃から知ってるけど、まさかお前らが俳優にな……がんばれよ……!!」という気持ち。 心からの握手を。
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mimgle · 6 years
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ふたり公論-SIDE 社会人〜ソフトカバーでもハードカバーでもスパーン!②〜
今の俺たちはストロングなのか……
平山「やっぱりメンバーに学生がいないと、学生時代の自分と今の自分が変わってしまったのかわからんな」 先山「どういうこと?」 平山「今この場に学生がいると、あぁ俺、こいつと違って社会人やなって実感してしまうんかも知らんやん。あ、でもそうか。先山くんは家に弟がいるから学生と暮らしてんのか」 先山「まぁ」 平山「学生時代から、こんな生活をしてたような気はするけど。ただ平日は、なんて言うの? 自由に使える時間は減ったよね。忙しいわけじゃなくても。じゃあここでちょっと……ストロングマンのリスト見直す? 10個目の条件まだ考えてなかったでしょ」 先山「え、あったでしょ?」 平山「なかったんですよ。グループLINEで話そうとか言って結局考えず終いで。なんか公論は毎回そういう感じで終わるよね。ヘイトフル・エイトも6人くらいで終わってたし」 先山「ヘイトフル・エイトは出たんじゃないん……梅沢」 平山「フフフ、梅沢は、8つの要素を全て兼ね備えた、権化でしょ。ヘイトフル・ワンでしょ。じゃあちょっと、今の俺たちはストロングなのか……。『赤ちゃんをあやせる』、どう、今? 新幹線に乗ってきた時に赤ちゃん近くにいなかった?」 先山「新幹線は、デッキでずっと立ってたな」 平山「そうか。年末やから人多いか。赤ちゃんあやせる……どんな気分の時もできるってわけじゃないなぁ」 先山「赤ちゃん無理でしょ」 平山「あと他に何があったっけ、『無料エロ動画を見ない』」 先山「フフフ」 平山「無料エロ動画は俺、ゼロですよ。全方位的にゼロですよ」 先山「『旅行に持っていくものリストを持っている』」 平山「あぁ、ちょっと作ろうという意識見せたよ俺」 (2人で平山が書いた「旅行に持っていくものリスト」を見ながら) 先山「……リステリン?」 平山「リステリンいるでしょ」 先山「爪切りって旅行にいる?」 平山「爪切りいるよ〜お前。スリランカで旅行した時、爪切り欲しかったよ〜」 先山「毎日爪切るの?」 平山「毎日じゃないけど10日とかあったら結構伸びるからね。人によるか」 先山「10日旅行しないでしょ」 平山「10日旅行するでしょ! スリランカやったら」 先山「『ペンを持っている』」 平山「はいはいはい! 今こうやってホラ、出てきた話題とかメモに取ってるからね」 先山「『カバンを変えられる』」 平山「通勤カバンとプライベートのカバン使い分けざるを得ないからね。これも達成でしょ。財布たまに忘れるけど」 先山「忘れるんや」 平山「『スーツ似合う』……自信ねぇなぁ! スーツって今、何着持ってる?」 先山「二着。冬用は一着」 平山「それくらいで着まわしちゃうよね。俺、実家やからたまに父親のスーツ着てるかも知らんし」 先山「わからないで着てるの?」 平山「この状態がもうストロングじゃないよね……。『店員さんへの態度』……どう? 俺はこれ言ってた頃と変わってないかな、そんなに。ありがとう問題に関しては」 先山「ありがとう問題……? あぁ、ありがとう言えるかって話ね」 平山「そう、これは店員さんへの態度にでるっていうさ……。次、『酔った友達の看病ができる』。俺、会社の新人歓迎旅行みたいなんでさ……フフ、大学生みたいやな。その新歓合宿で、同期が泥のように酔ってたのを相手したよ」 先山「……はい」 平山「相手したけど、先山くんは……俺の命救ってるからね。サークルの合宿で俺が死ぬほどバーボンを飲んだ時にね。先山くんいなかったら俺はいないから」 先山「そんなことはないでしょ」 平山「いやだって俺、その状態で風呂入ってたでしょ? 死でしょ!」 先山「むしろ俺が殺してたかもしれない……あそこで平山さんが俺に風呂入りたいって言ったのを俺が承諾しなければ、風呂にも入ってなかったわけで……。その危険を冒させたから」 平山「いやぁ……ありがとうですよ……。これだけで先山くんはストロングでしょ」 先山「一個なのこれ? 一個でOKなの?」 平山「一個で、たとえ無料エロ動画を見てても……。じゃあ次」 先山「えぇ、『昔好きだったものをdisらない』……」 平山「これあの、ウチの兄貴を見てて大事と思ったやつですよ。アイドルに冷めた瞬間、アイドルをめっちゃdisりだす……。次、『部屋に人呼べる』」 先山「部屋に人……今は……汚いなぁ。『部屋に人呼べる』っていうのは、どういう項目なの……?」 平山「生活力の高さが出るポイントでしょ」 先山「まぁそうか」 平山「『日課がある』……日課はもう、仕事でしょ」 先山「それはいいの? そういうことじゃないでしょ。そうやとしたら土日働いてないからあかんやん」 平山「日課ねぇ……日記も別に毎日書いてるわけじゃないし……」 先山「『バイバイ言える』」 平山「バイバイは、言ってるでしょ。いや言ってないかな。たまに、飲み会とかから消える時あるな……。でもこのリストさぁ、『スーツ似合う』って、自分で言うもんじゃないよね!」 先山「フフ、『俺めっちゃ似合うんすよぉ』……」 平山「店員さんへの態度も……自分で言うもんじゃないよね! これ全体的に自分で言うもんじゃないよね! 『無料エロ動画』くらいやんね!」 先山「『部屋に人呼べる』は自分で言わないとわからんやん」 平山「あぁ……。自分で言えるのもあんまり満たしてないな俺。あんまりストロングじゃないな……。でも、ここからブレなかったらどんな大人になってもいいよ。これさえ守ってれば梅沢富美男になんかならないでしょ!」 先山「いやぁ、だから、なんやろな……」 平山「『赤ちゃん』、あやせないでしょあんなやつ!」 先山「フフフ、わからんよ」 平山「『無料エロ動画』、見てるでしょ! 上げてるでしょ!アップロードする側でしょ!」 先山「フフ、何やろなぁ……」 平山「『スーツ』、似合うか! 帰れ! 『店員さんへの態度』、悪いでしょあんなもん! カスですよカス!! 死ね!!!…………フフフフフ」 先山「フフフ……」 二人「フフフフフフフフ…………」 先山「小藪がキレてる時みたいやな」 平山「『バイバイ』なんか言わないでしょあんなやつ!」 先山「言うやろ、バイバイ」 平山「梅沢がこんにちはを言ったらこっちがバイバイでしょ。言われる方でしょ梅沢。『部屋』……呼ばれても行かないでしょ!」 先山「それはもう違うやん、フフフ」 平山「フフ、俺の話になってる……」
『フープメン』まだ実写化されてないしね!
平山「これで1, 2, 3……9個ね。10個目を考えんのはやめよ。読者に投げっぱなしで」 先山「どういうこと?」 平山「てめぇらがそれぞれ思うストロングの基準を10個目に入れな……って。未完ですよ。でもこの9個さえ守ってれば、百田にもならないでしょ。安倍晋三にもならないでしょ」 先山「なんか……昔を賞賛するようになったら、おしまいやと思う」 平山「あ、10個目の項目? 『昔を賞賛』って何? 『今の若いもんは……』的な?」 先山「じゃなくてもいいけど。『昔は良かった』的な」 平山「『ALWAYS 三丁目の夕日』大好きみたいな? ファンタジーとしての昔を賞賛みたいな?」 先山「それはちょっと昔すぎるけど……『昔は楽しかった』って言いだしたら……」 平山「昔って、自分が生きてきた時代?」 先山「いやそれはそうでしょ。『古代石器時代は……』とかじゃなくて」 平山「『江戸サイコー!』とか『戦国時代に生まれたかったー!』みたいなんじゃなくて?」 先山「それはまぁ、いいと思うけど……」 平山「え、時代を褒めるんじゃなくて、昔の自分を褒めるってこと? 『オッチャン昔ワルかったんやでェ〜?」とか?」 先山「………『昔は当たり前やったとか』とかかな。そんなん言われても、こっちは知らんし」 平山「『性差別が当たり前にできていた!』とか?」 先山「昔の方が……って言いだしたら終わりやと思う」 平山「絶対、時代として進歩してるもんね。いろいろステップアップして今があるっていう。人間はどんどん良くなってるとは言わないけど、時代は良くなってるでしょ!」 先山「いや、だから、学生時代のことを肯定してるのも……」 平山「肯定……」 先山「肯定っていうか、『学生時代は良かった』って言いだしたら、たぶん終わると思う」 平山「あぁ、『今と比べて』的なね。俺たちもこれから何年かして、『学生時代は良かったなぁ』『バイトしてなかったなぁ』とかって言いだしたら……」 先山「終わりやと思う」 平山「『学生時代良かった』は思うけど、今よりいいとは思わへんなぁ」 先山「……そう?」 平山「どんな環境に置かれてもこんな感じでしょ」 先山「フフ……もう、諦念を……。たしかに、それはストロングやな。解脱したら」 平山「解脱はしてないよ。欲は……すごい、だって『フープメン』まだ実写化されてないしね! ……何ていうの?どの就職先で働いてても、これぐらいには仕事辞めたかったやろうなっていう……そういう諦め? でも周りに『諦めろ』とは言わないよ。自分にしか言ったらあかんけど、『どこ行ってもこんなんだったろうな』って」
『ヤムチャ勝利!』みたいな?
平山「この10のリスト……だいぶ最高の人間でしょ」 先山「いやでも、『火を起こせる』とかがないんじゃないの」 平山「フフフ、たしかに『ストロング』の定義が無人島で生き残れるかやったら……。『ストロング』の定義の話は前回も決着つかんかったよね。いやだから……『ストロング』は『梅沢』の反対ですよ! ……いや、その定義も嫌やな」 先山「いくらいい人でも火起こせなかったら死ぬでしょ。赤ちゃんあやせても、火起こせなかったら死ぬからね」 平山「まぁ、火を起こせぬ者など死ぬしかないからね」 先山「無人島に一つだけ持っていくとするなら……」 平山「……え、それやる? 公論で?! 手垢まみれですよ? 手垢まみれっていうかもう、手垢ですよ! ……無人島っつってもさ、設備によるよね」 先山「設備って何? ゼロでしょ」 平山「いやだから、森があるのかとかさ、洞窟はとか」 先山「あぁ、じゃあヤシの木が一本だけ生えてるタイプの……アレで」 平山「アレはもう何持っていっても終わりやん。『死ぬときに抱えておきたいもの』ってことになっちゃうやん」 先山「あぁなるほど」 平山「森があるなら実用的なものを考えるけどさ」 先山「実用的なもの……タービンとか?」 平山「いや、タービンは発電所があって初めて実用的でしょ」 先山「……なんやったかな。なんか思ってたことあったんやけどな……。あ、思い出した。平山さん、野球知らないやんか」 平山「……知らんなぁ」 先山「だから、ベイスターズファンの大学の後輩がTwitterで『よこはまゆうしょう!』って言ってるときに、平山さんマジで横浜優勝してると思ってる説」 平山「フフフフフ、なんか、何回も優勝してるなぁとは思ってたけど」 先山「え、マジで言ってんの?! 説が立証される……」 平山「あれ、その、野球のリーグっていうのはさ、何? 一年中やってるんやろ? その中で横浜が何回か優勝してるんじゃないの?」 先山「いや、横浜は優勝してないよ」 平山「え、横浜優勝してないの?! 横浜優勝してないのに「よこはまゆうしょう!」ってTwitterでつぶやいていいの?!」 先山「フフフ、マジで思ってたんや」 平山「え、何、どういうこと?」 先山「あれは、横浜がめっちゃ弱いから、勝っただけで『よこはまゆうしょう』って言って喜んでるっていう」 平山「あぁ、優勝のハードルが下がってるっていう? 『ヤムチャ勝利!』みたいな? ……フフ、そんな悲しいチームある?」 先山「そうそう、今年はクライマックス勝って、日本シリーズまで行ったから」 平山「クライマックス? に勝って……あぁ、がんばったんや」 先山「大切な試合に勝った場合とかに『ゆうしょう!』って言ってる」 平山「あぁ、その、何々シリーズってのは何個か聞いたことあるから、一年に何回か横浜が優勝してるんかと思った」 先山「フフ、競馬みたいな」 平山「そうそう、有馬記念みたいなんが何個かあるんかなって……。先山くんはその、推しとかあるの?」 先山「推し? はない。元阪神」 平山「それはなんか、阪神を嫌いになるきっかけがあって?」 先山「嫌いにはなってないけど、あんまりもう見てない」 平山「野球とかって、どこで学ぶんやろうねぇ、親?」 先山「家におったらテレビで見るんじゃないの?」 平山「ウチはホラ、父親が大学で体育会サッカー部やったから」 先山「平山さんサッカーも知らんやん」 平山「まぁサッカーも知らんけど。スポーツは全体的にね……なんていうの、スポーツマン=爽やかとかさ……バカなの? 嫌なスポーツマンもいるでしょ」 先山「スポーツマン=バカでしょ」 平山「それはそれで危険な一般化でしょ。EXILE=バカみたいなさ。まぁ……偏見を持ったらあかんですな。梅沢富美男にもいい瞬間はあるかもしれない……」 先山「梅沢富美男を好きになる瞬間が……」 平山「好きにはならないよ! 差別主義者を。…………今日のテーマ、『梅沢富美男』になっちゃうな」 先山「梅沢富美男でサンドしたミルフィーユでしょ今日は」 平山「フフフ、梅沢富美男の間にいろんな具が挟まっているっていう」
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mimgle · 6 years
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‪ふたり公論-SIDE 社会人〜ソフトカバーでもハードカバーでもスパーン!①〜‬
今回の公論は2017年12月29日、年末年始の帰省のために新幹線で関西に到着したばかりの先山と、いまや通勤定期で大阪の大都会に出動できる平山の2人が、ステーキハウス的な店で繰り広げています。
もはやOJTとかそういう段階ではない
(2人でメニューを見ながら) 平山「ステーキ300gってさ……人間ってそんなに食える?」 先山「いやでも……新生児の赤ちゃんの10分の1くらいってことでしょ?」 平山「……あ、そう言われると行けそやな。でも他のものも食べたいから150gでいいや。新生児20分の1でいいや」
(席に届いたステーキを食べながら) 先山「…………」 平山「…………」 先山「…………」 平山「…………」 先山「……いまだかつてこんなに黙ってた公論ないよ」 平山「……まぁやっぱ2人しかいないしさ。その2人ともにステーキが届いたらそりゃ会話は終わるよね」 先山「フフ、いまのところステーキが焼ける音しか録音されてないけど」 平山「ステーキもそうやけど、切るとか剥くとか、食べるための過程が多い料理って喋るのに向いてないよね。……次、カニ食べながら公論しようか」 先山「カニ食べる時に黙っちゃうってよく言うけどさ、剥いてる時は別に喋れるでしょ」 平山「いやあれなんか……なんか黙っちゃうんよ。真剣になってるから。遊びでやってないから」 先山「フフフフ」 平山「カニの美味しさはでもさ、『あれだけ手間がかかったんやから、美味しいと思わないといけない』っていう思い込みというか、そういう効果も絶対あるよね」 先山「そう? 他人が剥いたカニも普通に美味しくない?」 平山「『あれだけコストがかかったんやから尊いものであるはず』っていう願望で美味しく感じてる部分もあるでしょ。特攻隊賛美みたいなもんでしょ。百田ですよ百田……。先山くん今、会社では何してんの?」 先山「いろいろ」 平山「プロジェクトがいろいろあるってこと?」 先山「うん」 平山「マジで?! OJT的なものは? もはやトレーニングは終わった? もうそういう段階ではない?」 先山「トレーニングは1ヶ月給料もらって勉強して、資格取って終わった」 平山「1ヶ月?! ……なんかもう、会社によって教育のシステムが全然違うんやろな」 先山「まぁそりゃそうでしょ」 平山「4月から一つだけわかったのはさ、会社に入れるシステムを一つ作るのでも、設計にこれだけ人が必要で、製造にもこれだけ必要で、テストにも導入にもめちゃめちゃ人数がいるからさ……。世の中に仕事が溢れてて、労働力の供給がそれに追いついてないのも当然よなってことだけは実感としてわかった気がする」 先山「そんなに人いないよ」 平山「常に人数カッツカツでやってる感じする」 先山「そんなに人数がいるような大規模なプロジェクトやったことないけどな。今は製造1人でやってるもん」 平山「1人?! え、1年目にして1人?!」 先山「そんなに大変じゃないよ。扱うシステムはいつも一緒やし」 平山「あぁ、パッケージはいつも一緒なんや」 先山「パッケージ?」 平山「あれ、パッケージって言わん? 一つの商品を、いろんな会社向けにカスタムして導入するみたいなことでしょ?」 先山「そうそう」 平山「あれ、パッケージって言わん?」 先山「フフ、パッケージ?」 平山「え、なに関西と関東の違い?」 先山「フフフ、地域差とかはないと思うけど。そのシステムの製造と保守を、ずっとやってる」 平山「保守ね。保守とかはまだ、やったことないわ」 先山「保守……フフ、平山さんが『保守』って面白いな」 平山「たしかに。ハハ、保守の仕事来た瞬間に辞めようかな」 先山「フフフフ」
『枝豆を一人で食べない』
平山「あんまり仕事の具体的な話をしてしまうと、公論で使えないからさ。もっと抽象的な話をしないと」 先山「もっとベンチャー的な?」 平山「フフ、そっちじゃない。大企業に対する中小じゃなくて。アブストラクトの方」 先山「なんか、抽象的な言いたいことあんの」 平山「なんて言うの……学生と社会人の間に境界線を引きたがって、『もう学生じゃねぇんだぞ』みたいな脅し方をしてくるっていうか、そういうマウントの取り方をしてくる大人いなかった?」 先山「……いやぁ」 平山「4月から何人かそういうやつに会ってさ。でもおめぇらの言う『社会人に求められるもの』なんて、学生時代から求められてたわっていうさ」 先山「それはどういう? 『枝豆を一人で食べない』とか?」 平山「フフフ、俺いまでも飲み会でテーブルに届いた枝豆、一人で狂ったように食べるけどね」 先山「それは怒られるでしょ」 平山「怒られてはいるけどさ……。でも学生の時から全然怒られてたわっていう」 先山「フフフ、何の開きなおり……」 平山「6月まで行ってた研修先の講師がそういう『もう学生じゃねぇんだぞ』っていうマウントを取りたがる、梅沢富美男みたいな……」 先山「めっちゃだるいやん」 平山「梅沢富美男やったんよ」 先山「大阪の人?」 平山「そう。梅沢富美男でしかも、関西弁で。なんかもう、終わりでしょ。内面も、無自覚なナチュラル右翼みたいな人で」 先山「フフ。ウチの会社は40代で最高齢みたいな会社やからそういうのはいないなぁ」 平山「あぁ、関東にはいないんかな」 先山「関東には梅沢富美男いないから」 平山「フフ、梅沢富美男本人はむしろ関東にしかいないよ。……あとなんか、『3年は仕事辞めるな』みたいなんあるやん」 先山「古いやつね」 平山「あれは何なん? 梅沢富美男は何なん?」 先山「梅沢富美男なの?」 平山「さっき言った研修先の梅沢富美男みたいな人間がさ、『3年いないと退職金をもらえないから3年は辞めるな』みたいなこと言っててさ。退職金もらうために働いてんのか梅沢は」 先山「平山さん3年は働くの?」 平山「さぁ……今のところそんなに辞めたくもないかな。どの仕事やってても、この程度には辞めたかったやろうなっていう感じ。望んでたとおりに出版社に入ってもこれくらいは辞めたかったやろうなっていう」 先山「フフフ……『学生のうちに◯◯やっといたほうがいいよ』ってアドバイスはよく聞くけどさ」 平山「あぁあぁ」 先山「社会人になってからしかできないことってある?」 平山「あぁたしかに。そっちを聞きたいよね。『これ学生のうちにしかできないよ〜』とか言われても、元気出ないよね。焦りを生むだけで」 先山「社会人になってからしかできない、楽しいことをやりたいよね」 平山「そうね、そっちを聞かせてくれる大人がほしいな。いや、俺たちがそういう大人に……」 先山「まぁ具体例は持ってきてないんやけど」 平山「ハハハ、あるでしょ何かしら。自分の金で本買えるとか……いや、バイトしたら学生でもできるか」 先山「フフフフ。でも高いなと思った本でも社会人になったら」 平山「スパーン! でしょ。ソフトカバーでもハードカバーでもスパーン! でしょ。……でもまぁ、学生でもお金を稼いでる人はいてさ」 先山「まぁねぇ」 平山「だから社会人特有のものとかさ、ねぇすよ。そして逆に、学生のうちにしかできねぇことも、ねぇっていう。どう? そこをキチッと分ける境界線はねぇぞって。だって、ある? 学生のうちにしかできないことって。『旅行』とか言う人いるでしょ? 状況が許せば社会人でも行けるやん」 先山「……気分で授業切るとか?」 平山「あぁ、それは学生だけや。フフフ」 先山「フフ、あとオールとかは」 平山「いやそれはできるでしょ。翌朝9時に会社行けばいいんでしょ」 先山「やったことある? 社会人になってから」 平山「フフフ、やってないけどね」 先山「ほら。フフフ」 平山「あ、あと学生料金はなくなったね」 先山「あぁ、映画館とかでね」 平山「でも、クレカ作ったり、会社の福利厚生のサービス使ったりしたら、学生料金より安く映画見る技はあるからね」 先山「でも社会人になって嫌なこと……そんなにないけどね」 平山「まぁ一年も経ってないからってのもあるけど……思ってたほど悪くなかったよ。自分の金で本買えてるしね」 先山「いや、だからそれは普通やねん」 平山「あと、どこにいっても、味方はいるよね」 先山「フフ、今まで敵だらけやったん?」 平山「そういうわけじゃないけど。何ていうの、自分が属してる集団とか、個々の飲み会とかにノリが合わないなぁと思ってても、その場にいて同じような違和感を持ってる人とは仲良くなれたりするじゃない。年齢が離れてても仲良くなれるおっさんとかもいるでしょ?」 先山「あぁ、たしかに。それは、楽しい話なの?」 平山「楽しい話でしょ」
生きハラを晒している!
平山「社会人やからって偉いわけでもないでしょ。子供のまま大人になったみたいなやつもいるじゃない。梅沢富美男とか」 先山「梅沢富美男はもう……平山さんにとってなんなん?」 平山「なんでこんなに嫌いかをちゃんと言わないとな……。あいつ当然みたいな顔してさ、『悪気はねぇんだけど』とか前置きしたうえで、性差別発言とかするでしょ…………ゴミクズなのか?」 先山「フフフ。具体的に何で怒ってんの?」 平山「その研修先で、梅沢富美男は女性のことを下の名前で呼びがちでさ。それ自体はまぁスルーするけど、その理由を『女性は結婚したら苗字が変わるから』とか言い出して」 先山「あぁそれは……」 平山「中世かお前は! 中世以前かお前! で、そういう無自覚に差別的なやつって自分が性差別的って言われる理由とか勉強したりしないでしょ? 『俺の素朴な実感では……』とかで自分を正当化するでしょ。近代に向いてねぇよ、梅沢。梅沢の言動はぜんぶその『俺の素朴な実感が正しい』っていう価値観から繰り出されてるからさ、もう生活の一挙手一投足がなんらかのハラスメントになってるみたいな状態……生きハラ! 生きハラを晒している!」 先山「研修先の講師ってことは、その人にプログラミングを教わったりしたの?」 平山「どうやったかな……。講師が3人くらいいて、そのうちの1人が梅沢やったから、何を教わったかはイマイチ覚えてない。Excelの使い方くらいは教わった気がするけど……��これさっきからさ、梅沢富美男っていう名前で研修先の講師のことdisってるけど……梅沢富美男本人も全然……嫌いやで」 先山「ハハ、嫌いなんかい」 平山「大丈夫大丈夫。梅沢富美男の名前で他人をdisって失礼やな、とかは全然思ってない。彼は心身ともに梅沢富美男やったから」 先山「フフフ……」 平山「梅沢富美男がさ、なんかの情報番組で……」 先山「どっちの梅沢? 本物? 研修先の講師?」 平山「本物。情報番組に出てるからね。本物の梅沢が、マクドで50個くらいハンバーガーを頼んだ時、店員に『店内でお召し上がりですか?』って聞かれて、そのことで店員をめっちゃ怒ったった、みたいな話を披露してたらしいんよ」 先山「ハンバーガー50個食べると思われたことに怒ってるの?」 平山「いや、マニュアルの接客に怒ってたらしい。考えたらわかるだろ! みたいな。なんかもう……人間に向いてねぇよ。人間やったことないんかな? 人間一回目なんかな? で、その情報番組で梅沢富美男がそういう話をしてたって話を、研修先の方の梅沢富美男が『新入社員に教えたいこと』みたいな文脈で引用して話しててさ。『マニュアル人間になるな!』みたいな」 先山「あぁ、2人の梅沢富美男がつながったんや」 平山「そう。嫌いなものがつながったからさ。だいぶ敵が見えてきた。……親が毎週アナザースカイを録画して楽しみに見てるんやけど、前に梅沢富美男の回があって……それは親が見る前に消した」 先山「フフフフフ、なんで?」 平山「不快なので。なかったことにした。……なんか、梅沢富美男の話してたら元気になってきたな」 先山「え?」 平山「元気やわ俺いま。絶対に殺さないとな。絶対にあの世代のああいう人間の精神性を殺していかないとな。でも、淘汰されていくでしょ。いや、淘汰されないかもな。20代でもう梅沢富美男に共感してるやつとかいるんかな」 先山「……おるんちゃう?」 平山「そんな、諦めんなよ人生を!」
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mimgle · 7 years
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大学卒業記念公論『ストロングマン』とは誰か②
元貴くん登場編
元貴「じゃあコーンクリームスープとプロシュートとマルガリータピザと……たらこスパゲティ シシリー風で」 平山「え、どういうこと? ぜんぶ一人で食べんの?」 先山「フフフフ」 元貴「ちゃんと野菜も食べるわ。すいません、小エビのサラダ追加で」 平山「いや増やせって意味じゃなくてさ」 先山「フフフフフ」 元貴「で、ストロングマン決定戦はどうなってんの」 平山「いまちょっと、今日決めるべきは、ストロングマンとはどんな人かじゃなくてナイスガイとはどんな人かって話になってきた」 先山「今のところ、ペヤングコーラが一番……キラーフレーズやな」 平山「《ペヤングコーラの似合う男》」 元貴「もともと『ストロングマン』の映画ではどういうことで争ってんの?」 平山「公式ページに書いてるのは、釣った魚の大きさとか、ズボンのベルトの位置とか」 先山「ベルトの位置?」 元貴「あれ、俺もっと、破壊力とか腕力とか、身体的な強さを競うんやと思ってた」 先山「まぁ普通そう思うよな」 元貴「今まで狩ってきた……龍の数とか」 平山「龍?」 先山「フフフフフ」
ストロングマンは自らの現況を笑顔で受け入れることができる
先山「留年生ってストロングじゃない?」 平山「おぉ、元貴くんはまさに留年生やけど」 元貴「まぁでも俺も明後日から留年生になるわけで、今は内定みたいな状況やから」 平山「留年生というフレーズもペヤングコーラ感あるな」 先山「留年生はなんていうか……タフガイでしょ」 平山「新しい概念出してくるなよ」 元貴「ちょっと最近、留年関係でいいことあってんけどさ」 平山「はいはい」 元貴「俺の同級生にあたる、同じ学部の四年生の卒業式の日に、別の用事があって卒業式の会場の前を通ったんよ」 平山「複雑やな」 元貴「そしたら、ちょうど講堂から卒業生たちが出てくるところで。ほとんどが知らん人やけど、四年前の同じ日に入学した人たちが卒業していくのを見てさ」 平山「おぉおぉ」 元貴「それを見て……自然と笑みをこぼすことができたんよ」 先山「フフフ、笑みをこぼす」 平山「嫉妬とかじゃなくてね」 元貴「そうそう、『あぁよかった俺、自分の今の境遇に、引け目とか感じてないわ』と思って」 平山「『俺は俺で納得してるぞ』って」 元貴「ほんまに自然とニコッと笑みがこぼれて」 平山「あぁ、それはいいな。それをストロングマンの条件に加えるなら、なんて書くべきやろ。……《笑顔》?」 先山「フフフフ、普通の言葉になった」
ストロングマンはカラオケボックスで店員さんがドリンクを持ってくるたびに礼を言うために歌うのを一旦止める
先山「《旅行に持っていくものリストを確立してる》とか《カバンを変えられる》とかを見てる感じ、対応力と計画力をストロングって呼んでるような気がするけど」 平山「あ、思い出した、俺が今日ストロングマンの条件として一番に提出しようと思ってたのが、《無料エロ動画を見ない》ってやつ」 元貴「キリストこと平山さんも、無料エロ動画を見たことのない者だけがこの者に石を投げなさいって言ってるけど」 平山「どの者にかわからんけど。あと俺も無料エロ動画を見た経験がゼロってわけではないけど」 先山「フフフ」 平山「あとそうそう、《店員さんに偉そうな態度を取らない》もストロングマンの条件じゃない?」 元貴「それはまぁ、ヒューマンコンディションやん。人間の条件というか」 平山「でも偉そうな態度取るやつも多いしさ」 元貴「そういうやつは……人非人やん」 先山「フフフ、そこまで言う?」 平山「こないだ友だちのAさんが、バイトで婚活パーティーの司会をやったらしいんよ」 先山「何経由のバイト?」 平山「や、知らんけど。そういうパーティーってさ、最後に気になった異性は誰でしたか、みたいな投票タイムがあるねんて」 元貴「フフ、あぁ〜」 平山「その投票でさ、司会のAさんが飲み物を配った時とかに『ありがとうございます』とかちゃんと言ってた人は、絶対選ばれてたらしいんよ。だからそれは、ストロングマンの条件に入れるべきかなって」 先山「それは……ストロングマンというか、ナイスガイ? ジ���ントルマンとかじゃない?」 平山「店員さんとあと、家族への態度にもストロングマン性が出ると思うよ」 先山「店員さんへの態度と家族への態度はだいたい一致するんじゃないの?」 元貴「でもお母さんには、イライラした態度取ってもいいんちゃう? だって……お母さんなんやから」 平山「いやそういうとこやぞ。そういうとこがストロングじゃないんやぞ」 先山「フフフフフ、人非人やん」 元貴「だってお母さん側もさ、他の人には言わんようなことをこっちに対して言ってくるやん」 平山「あぁ。そういうの込みのゲームみたいなとこあるかもね」 元貴「そうそう、お互いになおざりな態度をとることができるっていう、ある種の共犯関係に支えられてるみたいなとこあるでしょ」
ストロングマンは飲み会始まって2時間くらいしたらジンジャーエールを飲んでいる
元貴「《めっちゃ酒に強い》は?」 先山「あぁ〜」 平山「そういうストロングは含めたくないかな。素面でいこう。素面のストロングでいこう」 元貴「じゃあ今日はビール頼まんとくわ」 平山「アルコールで仲良くなった人って、そのあとだいたい微妙な関係になるやん。すれ違ったときに挨拶するか迷うくらいの」 元貴「あぁ、あるわ」 平山「あるやろ。そういう関係は翌朝ゲロと一緒に流れていくんよ」 元貴「すでに仲良くなった人とアルコールを共にするのはいいんやけどね」 平山「そうそう。だからアルコールきっかけで仲良くなるのは、順番が違うんよ」 元貴「でもまぁ、アルコールにもうまい使い方があるやろ。ベロベロになったらもうあかんけど」 平山「まぁそうかな。《酒に強い》じゃなくて、《酒の飲み方が分かってる》のはストロングかもな。自分の限界をわかってて途中から潔くノンアルコールに切り替えられる人ってさ……カッコいいよね」 元貴「あ、俺やそれ」 平山「あぁホンマに?」 元貴「ストロングマンの条件に《元貴くんである》って書いといて」 平山「最近はもう、酒は飲まずに済むなら飲まんのが一番っていう考えになってきた」 元貴「フフフ、明後日から社会人になる人のセリフとは思えんな」
ストロングマンはDMMのアカウントにクレジット情報を登録している
平山「今のところ一番大事なのは、やっぱり《無料エロ動画を見ない》やな」 先山「一番なの?」 元貴「でもさ、無料エロ動画をいっぱい見た人だけが、真に金を払いたいエロ動画を見極めることができるみたいなとこあるやん」 平山「あぁ〜それ言われると俺も弱いな」 元貴「だから若人たちが無料エロ動画を利用してるのをそこまで責めることはできないよな。あと経済的な事情でエロ動画買えないって人もいるやろうし」 平山「でも18歳超えたらね、せめて満喫で見るとかしろよっていうさ」 元貴「満喫で見れるの?」 平山「や、あんまり知らんけど。自分がお世話になってるものを作った人たちへの感謝を示せっていう。《無料エロ動画を見ない》って、ちゃんと感謝の気持ちを抱けているってことじゃない? 店員さんへの態度もそういうことやと思うけど」
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mimgle · 7 years
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大学卒業記念公論 『ストロングマン』とは誰か①
ストロングマンを決める戦い、開幕
平山「あ、しまった。ペンとかない?」 先山「ないと思うな」 平山「そっか……今日は『ストロングマン』っていうギリシャの映画、6人の中年男性が船の上で誰が一番イケてる男か、誰が一番ストロングマンかを競う映画を見て、それと同じことを公論のメンバーでやろうと思ってたんですけど、メンバーのうち誰もその映画を見ないまま今日を迎えてしまったという状況です(レコーダーに向かって)」 先山「フフ、ユーチューバーみたいな喋り方」 平山「東京で上映してるのが新宿シネマカリテしかなくて行けなかったんやけど、Twitterとかに上がってる『ストロングマン』の感想とか読むかぎりでは、あれなんよ。ストロングマンを決める言い争いはどんどん不毛な争いになっていくらしいんよ」 先山「映画ではなんで『ストロングマンを決めよう』ってなるの?」 平山「中年の男6人が船でクルージングしてるんやけど、なんか、ヒマで」 先山「フフ、俺らと一緒やん。予告見たけど、あれ船の上でやってんの? 船感あった?」 平山「船感って何?」 先山「なんか、明らかに陸地で撮ってるシーンとか予告になかった?」 平山「それは回想なんかな。見てないから知らんけど」 先山「え、回想アリなの? フフ、実際にストロングマンらしいことやってみせるんじゃなくて、前に俺こんなことやってんよ〜とか自慢しあうってこと?」 平山「だから、そういうふうに過去の功績の誇りあいになるから、不毛な争いになるんちゃうかな。見てないから知らんけど」 先山「自己申告でいいんや」 平山「自己申告制やったらどんどん不毛な言い争いになるから、たぶん『ストロングマン』を踏まえて俺たちがやるべきなのはさ、リストを作ることじゃない?」 先山「リスト? 何の?」 平山「チェックボックスを付けたリストを作って、このリストのうち何個当てはまったらあなたもストロングマン! みたいな」 先山「それが今日の公論でやること?」 平山「そのリストを俺らで作ろうっていう。だからペンが欲しいんよ。まず、《ペンを持っている》っていうのがリストのひとつめかも知らんな」 先山「映画の公式ページにも『5個以上当てはまればあなたもストロングマン!』っていうリストみたいなん書いてるけどさ、《コーヒーはブラックで飲む》って……これストロングなん?」 平山「カフェインに対してストロングなんじゃない?」 先山「《イカフライが作れる》とかさ……何なん?」 平山「やっぱりそういう、細部が大事なんじゃない?」 先山「細部か……俺たちも細部をリストにしていったらいいんかな。いまこういう状況で《ペンを持っている》とか」 平山「そうそう、《胸ポケットに常にペンが入ってる》とか。元貴くんが持ってきてくれたらな」 先山「いつものカバンやったら筆箱入ってるんやけどな」 平山「俺もそやねんな……俺、常に同じカバンで生きてるけどさ。TPOに合わせてカバン変えられるやついるやん。あれカッコよくない?」 先山「……ん?」 平山「《カバン変えられる》すごくない? だって俺、カバンに定期とか財布入れる場所決まってなくて、カバン変えると絶対どっちか忘れるもん」 先山「カバン変える人は、変えることに慣れてるんじゃない?」 平山「それに慣れてるのがカッコいいよ。しかもその、今日のファッションに合わせてカバン変えるとかさ。俺そういうのできないから」 先山「それはストロングにカウントするの?」 平山「ストロングの定義を考えなあかんよな」 先山「ストロングってどういう意味なん?」 平山「そこまでさかのぼる? まぁ、なんならストロングマンじゃなくていいよ。ナイスガイとかでも」 先山「ストロングってどういう強さなんかが明確じゃないやん。《サバイバルで生き残れる》なのか、それとも《殴りあったらこいつが勝つ》ってことなのか」 平山「殴りあいやったら公論でやって文字起こしする意味ないよね」 先山「フフ、(ここで平山のパンチが入る)とか。」 平山「……《ドリンクバーでウーロン茶しか飲まない》ってやついたら、めっちゃストロングじゃない?」 先山「え、どういうこと?」 平山「いろんな飲み物が飲める状況で、自分の好きなものだけを貫くっていうカッコよさ」 先山「カッコいいはストロングなん? ストロングが何かがわからないままリストは作れなくない?」 平山「そこから決める?」 先山「もしくは、思いつくかぎりあらゆるストロング性を挙げたリストを作って、総合ストロング性が高かったらストロングとするか」 平山「総合ストロング性」 先山「ストロングで思い出したけど、平山さんと共通の友達のT、一年生のときに毎週ペヤング超大盛とコーラをセットで買ってそれを昼ごはんって呼んでた」 平山「フフ……Tのそういうとこは何ていうの……バカのストロングじゃない? 深みのないストロング」 先山「でもストロングってバカってことじゃない? 知性を備えたストロングってある?」 平山「そうなると俺たちが目指してるものじゃないよな……じゃあもう……ナイスガイにするか」 先山「ナイスガイって何なん」 平山「フフ、ナイスガイもわからんな」
ストロングマンは旅行の荷造りが早い
先山「リストといえば、旅行で必要なものリストを作っときたいって旅行に行くたび思う」 平山「《旅行に必要なものリストを確立している》っていうのがストロングマンの条件かもな」 先山「何泊何日やったら着替えは何日分持っていけばいいかとかを毎回考えちゃうから、早く正解を知りたい」 平山「あぁ〜。あとさ、旅先って、あんまり眠れなかったりしない?」 先山「しない」 平山「おぉ。それもストロングマンの条件かもな。《独房にぶち込まれても熟睡できる》みたいな」 先山「独房にぶち込まれたらたぶん寝れないけど」
赤ちゃんはストロングマンが誰かを知っている
平山「新幹線で仙台に行ったとき、二つ隣の席に赤ちゃんを抱いたお母さんがいたんよ」 先山「うん」 平山「で、その赤ちゃんが泣くたびにお母さんは立ち上がって赤ちゃんをあやさなあかんから、二つ隣の席から赤ちゃんを泣きやませることに協力しようと思ったんやけど、俺はもう手を振ることしかできないんよ。3分くらいずっと手を振りつづけるしかなくて」 先山「赤ちゃんからしたら3分間手を振りつづけられるのも怖いやろ」 平山「そう。だから逆に俺が手を振ってることで泣かせてしまって」 先山「フフフフフ」 平山「だから、ストロングマンのリストには《赤ちゃんを長時間あやすことができる》って項目があるべきやなって」 先山「なるほど」 平山「テーブルマジックとかできたら赤ちゃんあやせるんじゃない? 袖からコイン出てくるとか」 先山「いや、赤ちゃんに袖からコイン出すことのすごさ伝わらなくない? 赤ちゃんにトランプ一枚選ばせてそれをあとで当ててみせても、赤ちゃんはおぉ〜とはならないよ」 平山「ハンドマジックとかなら理解できるんじゃない? ペンが手の甲を貫くとかさ」 先山「それは怖くて泣くやろ」
ストロングマンは赤ちゃんを腕に抱き、ゴールデンレトリバーを連れながら、お年寄りが信号を渡るのを手伝う
先山「困ってる人助けられる系の項目も入れたいよね」 平山「入れたいね。そういうふうにさ、これはストロングマンに必要と思われる要素をどんどん挙げていって、その要素を試されるような場面をひとつずつ考えていけば、リスト完成させられるんじゃない?」 先山「『目先のことに対して準備ができる』っていう要素を試される場面として、《旅行に必要なものリストを確立している》っていう項目があるみたいなこと?」 平山「そうそう。困ってる人を助けられるっていう要素を試される場面としては、《お年寄りに席をゆずる》っていう項目があるみたいな。今のはベタすぎるけど」 先山「もっといい場面を挙げたいな」 平山「映画とかでもそうやけどさ、動物とか老人とか子どもに認められる登場人物って、絶対にいいやつやん。動物、老人、子どもは現世的な利益っていうものさしで人を測らないから、そいつらに認められたら本物、みたいなさ」 先山「あぁ、なるほど」 平山「だから、ストロングマンって一言で言えば《動物、老人、子どもに認められる》ってことなんかも知らん」
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mimgle · 7 years
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紙日記 火星日499 連続放送8,114 5/16
・TSUTAYAさん延滞金 こんばんは。 まっったく動かしていなかったtumblr、私のSNS手札の中で唯一文字数制限がないので、たまに手書きが面倒な日に紙日記として使っていこう。 紙日記の紙性が失われることになるけど、それは別に今に始まったことではないので。ラッシュアワーも2あたりからラッシュアワーじゃない時間帯に事件が起こったりするので。 昨日の夜、TSUTAYAさんから「『バットマン・リターンズ』が返却されていないんですけれど……」という電話を受け取った。どうやらDVDのケースだけリターンズして、肝心の中身をリターンズしてなかったらしい(たまにやるミス)ので、今日の退勤時にTSUTAYAさんに寄って延滞金を払ってきました。 最近実行しはじめたライフハックなんですけど、ソフトとかオンデマンドとかで映画を見るとき、YouTubeでその映画の公開当時の予告を見てから視聴すると、その時代の視聴者の気分になれてオススメです。 あと、最近アメコミについて勉強する機会があって(一人で本読んでるだけですけど)、自分がついこの間まで書いていた大学の卒論にアメコミヒーローの話を組み込むこともできたな、と今さら卒論アップデートの構想が膨らんできた。 私は「アメリカ同時多発テロとか東日本大震災を受けて仮面ライダーシリーズが子どもたちに伝えるメッセージはどう変わったのか」みたいな論文を書いたような気がするんですけど、そこにアメリカのコミックヒーローとの比較があればもっとこう……もっとこうなったんではないか。 構想を実現して卒論のアップデート版を書いたとして、それをどこで発表すればいいんですかね。どうせなら指導教官にコメントをもらうなり、図書カードをもらうなりしたい。誰か真剣に読んでくれる人いないかな。 心からの握手を。
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mimgle · 7 years
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第三回脱脂メン公論① 誕生日同じ人デュエル
第三回から、トークテーマを事前に出しあってから話しあうスタイルに移行した公論。 今回は、自分と誕生日が同じ有名人を一人ずつ順番に挙げていって、なんとなくで勝敗を決める「誕生日同じ人デュエル(5ターン制)」をお送りします。
平山「これ盛り上がりそうなゲーム来たね」 元貴「みんな誕生日同じ人のデッキ持ってきた?」 山田「フフ、デッキ?」 平山「Wikipediaで調べたデッキね」 先山「おれ、キラカードが一枚あるから」 平山「フフ、このゲームにおけるキラ���ードの概念がわからんけど。じゃあ1ターン目、元貴くんからで」 元貴「1人目まぁ、無難に行くわ」 平山「無難って何?」 元貴「おれのターン、雷帝・イヴァン4世」 平山「……ちょっと、日本史選択やからあんまりわかってないんやけど」 先山「フフフフフ……それ1枚目なん?」 平山「雷帝って何? 雷《カミナリ》の帝《ミカド》って書く?」 山田「それ元貴さんのデッキで最強なんじゃないですか?」 平山「絶対強いやん、雷帝」 元貴「いや、これまだ、歩兵的なやつ」 平山「歩⁈ 雷帝で歩⁈」 先山「このバトル負けるぞ。何タイプで対抗したらいい?」 山田「フフ、雷帝は雷属性だから……」 平山「じゃあおれ、えーっと、菊川怜」 元貴「とくダネの人ね」 先山「それ初手でいいの? おれら皇帝でいくけど」 平山「初手は皇帝っていうセオリーあんの? じゃあ先山くんのターン」 先山「おれは、アレクサンドル1世」 元貴「フフ、ロシアつながりね」 山田「じゃあおれ、イタリア王国初代首相」 平山「初代? めっちゃ強いんちゃうん」 山田「カブールです」 先山「カブール? カブール弱いよ」 山田「え、弱いんすか?」 先山「だって雷帝いんねんで」 平山「いやこの3人に囲まれた菊川怜の気持ち考えろよ」 元貴「でも菊川怜が一番テクノロジー持ってるから。あの人、東大農学部やろ?」 平山「そうなん? でもこのターンは、雷帝の勝ちかな」
元貴「じゃあ2ターン目、特殊召喚、ルートヴィヒ1世バイエルン王と……」 平山「特殊召喚?」 先山「え、強ない?」 元貴「もう一体、ルートヴィヒ2世バイエルン王を特殊召喚」 平山「特殊召喚?」 元貴「ルートヴィヒ1世と2世は誕生日が同じ」 先山「強ない? なかなか太刀打ちできないぞ」 平山「じゃあおれ、上白石萌歌」 先山「……誰それ?」 平山「上白石萌歌はあの、『君の名は。』の主人公の声優」 元貴「あぁ」 平山「の妹」 山田「フフ、の妹?」 先山「じゃあおれ……どれで攻めるかな……えーと、宮部みゆき」 平山「おぉー、上白石萌歌、絶対負けたやん」 山田「じゃあ僕、どうしようかな……安倍なつみ」 平山「おぉ、なっちね、元モー娘。の」 元貴「このターンはどうなんの?」 平山「このターンは、えぇっと、上白石萌歌かな」 山田「いや、それだけはないでしょ」 先山「フフ、元貴くんが2人出したのはアリなん?」 平山「あれズルいやろ」 元貴「いや、特殊召喚やから」 平山「だから特殊召喚てなんやねん」 先山「あ〜特殊召喚ね〜。ってならないよ」 平山「これ、このターンは宮部みゆきかな」 先山「あ、ルートヴィヒに勝ったんや」
元貴「もう1ターン特殊召喚していい?」 平山「特殊召喚のルールを説明してくれよ」 元貴「作家・山田美妙。で、誰やねん、山村紅葉のお母さんの山村美紗ちゃうんかよと思うやん?」 平山「別に思ってないけど」 元貴「そしたら、実は山村美紗もその日に生まれてたから、2体特殊召喚」 平山「そんな特殊召喚あり⁈ 赤の他人やろ?」 元貴「まあまあ、山田美妙を出しとくわ」 平山「じゃあおれ、このターンで決めに行くわ。……白居易」 元貴「あぁ、字上手い人?」 平山「違うよ」 元貴「違うわ、詩上手い人か」 平山「フフ、字か詩かっていう」 先山「じゃあおれ……でもこれは……ターンが違うんかな」 平山「別にターンの流れとか考えんでいいよ」 先山「じゃあこのターンで、笑福亭鶴瓶を出します」 山田「あぁ〜〜〜」 先山「いやでも、白居易には負けるでしょ」 平山「いやいや、さっき宮部みゆきが皇帝に勝ったからね」 山田「そうなったらおれは……」 先山「そうなったらってなんやねん」 山田「角野卓造とかどうですか?」 先山「ハハハハハハハ!」 平山「ハハハハハ! 強いなコレ!」 元貴「角野卓造じゃねぇよじゃなくて、角野卓造そのものね」 山田「これどうですか?」 元貴「卓造が一本やろ」 平山「これ、山田は順番が有利やんね。角野卓造をオチとして使ったことの勝利やんね」 先山「いやでも、カードゲームってそういうもんやから」
先山「あと2ターンかぁ」 元貴「じゃあ、飛車くらいのやついくわ。福田恆存」 平山「あぁ〜」 元貴「批評家のね」 平山「うんうん。じゃあ行きます、島村抱月」 元貴「……お洋服安いとこ?」 平山「違う違う違う。苗字だけで判断するな。早稲田文学主催してた人。はい先山くんどうぞ」 先山「じゃあここで、キラカード」 元貴「来た来た来た来た」 山田「ここで出すんすか」 先山「今上天皇」 一同「ハハハハハハハ!!」 平山「フフフ……これ負けにしたら、おれら不敬罪に問われるからさぁ」 元貴「いやでも、山田がオチをつけてくるかも知らんから」 先山「オチ要員」 山田「……速水もこみち」 元貴「ハハハハハハハ! 肉弾戦やったら、もこみちかな」 平山「いや闘わせるなよ」 元貴「でも天皇には近衛兵がいるからな」 平山「これマジの戦闘力で決めてんの? そしたら帝が勝つに決まってるやろ」 山田「さっき角野卓造どうやって勝ったんすか」
元貴「じゃあ最後は山Dから行く?」 山田「じゃあ、みんなお世話になってる人で」 平山「あぁ、それ負けにしづらいよな」 山田「……成瀬心美」 元貴「あぁ〜平山さんもう脱落した」 平山「フフ、脱落って何?」 先山「じゃあ、えぇ〜……普通に、シンプルに山崎まさよし」 平山「あぁ〜シンプルOne more time, one more chance」 先山「そうそう」 平山「じゃあみんな知ってるほう行くか……ルネ・モンテーニュ」 先山「……フフ、なんか、形容しがたい……」 山田「モンテーニュかぁ……」 平山「あれ、そういうリアクションになる?」 元貴「モンテーニュ♪ レディースアデランス♪」 平山「違う違う違う、フォンテーヌやそれ」 先山「ハハハハハ!」 山田「フフ、よく出たなぁそのボケ」 平山「これ、モンテーニュにアシスト入っちゃったよね」 元貴「……おれのターンか、けっこう無難なんしか残ってないけど……じゃあショーン・コネリー、やめてティム・バートンで」 平山「やめてってなんやねん」 先山「おぉでも、なかなかのカード」 平山「このターンは……モンテーニュにくれてもよくない?」 元貴「いや、フォンテーニュやろ」 平山「誰やねんフォンテーニュ」
元貴「じゃあ、結果発表〜。集計すると?」 平山「元貴くんが雷帝で1点。先山くんが宮部みゆきと天皇で2点。山田が角野卓造で1点、おれがモンテーニュで1点」 元貴「いや、フォンテーニュやから」 平山「だから誰やねんフォンテーニュ」 先山「おれの勝ちか」 平山「ちぇ〜、おれまだ、村下孝蔵とかもいてんけどな」 元貴「誰それ?」 平山「あぁ、出さなくてよかったな」
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mimgle · 8 years
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第二回 紙日記脱脂メン公論②
FUCKバビロン
先山 平山さんは免許取ったん? 平山 あ、取りました。 元貴 じゃそろそろ紙日記バビロン編(自動車学校=バビロンに通っていた頃の紙日記)おわる? 平山 もう終わってるね。 元貴 バビロンってあの、中東のバビロンから取ってんの? 先山 他にあんの? 山田 婦人服店でバビロンってありますよね。 平山 婦人服店じゃないよ。支配者階級が被支配者階級を搾取する体系のことを、ヒップホップ用語で「バビロン」って言う。 先山 へぇ〜。バビロン捕囚のこと言ってるんかと思った。 平山 まぁそこから来てるんやと思うけど。 元貴 バビロン編けっこう、読者アンケートの順位低かったよ。 平山 ジャンプシステム? アンケート取ってたん? 元貴 そろそろ「平山たかえ先生の次回作にご期待ください!」ってなるところやったで。 平山 フフフ、俺が書く限り、打ち切りとかはないけど。 山田 編集部とかないですからね。 平山 俺がバビロンについてクソやと思ってたのはさ、アレって追加教習とか試験に落ちたりするたびに料金がかかっていくやん? つまり、できないヤツほど多くのお金を奪われるシステムでさ、教育機関としてそのシステムはクソじゃない? バビロンじゃない? っていう……。 先山 大学もそうやん。できないヤツほど搾取されていく。 元貴 俺だって留年決まって追加で課金してるもん。 平山 あれ、そうか。そういうもんか。あれ、じゃあ自動車学校は特別バビロンではないんか……? 先山 フフフ、終わった。 平山 でもでも、小中学校はそうじゃないやん。 先山 義務教育やからな。 平山 あぁそうか。 元貴 私立ではそうはいかんで。 平山 あぁそうか。 先山 フフフフ、解決していく……。 元貴 詰め将棋みたいな。 平山 じゃあ自動車学校が特別バビロンってわけじゃなくて、教育機関はだいたいバビロンっていうことかな……。
続・俺のヘイトフル・エイト
先山 今日の公論、いまのところ収穫ゼロじゃない? 平山 実質何も言ってないな。元貴くん「俺のヘイトフル・エイト」の続き(第一回公論参照)考えてきた? 元貴 え? 平山 いや俺は考えてないからさ。 先山 俺、ヘイトフル・エイトだけ考えてきたよ。 平山 頼むわ! 先山 あの、全然面白くないのに、語尾に「笑」ってつけるヤツ。 平山 あぁ〜〜〜本人も全然笑ってないのにとりあえず「笑」って。 元貴 それさ、リアルな会話でするヤツおるよね。「フフフッワロタッ」みたいな。 平山 見たことはないけど想像はできるな。 元貴 そういうことじゃなくて? 先山 うぅーん、文章でいうヤツかな。 元貴 「今日は9月6日ですね!笑」みたいな? 山田 句読点みたいな感じで「笑」っていうヤツですよね。 先山 (スマホでTwitterの画面を見せながら)たとえばこの人のツイートやねんけど、「ビーサン踏まれて線路に落下した笑」。 平山 フフフ、なんてなんて? 先山「ありえねぇ笑」 平山 記号化してしまってるな。 先山 別のツイートやと、「オーストラリア英語なるものを体感しているなう笑」 一同 「わら」 先山 「いかにブリティッシュがキレイかわかる笑」 一同 「わら」 先山 フフフフ……こういう感じ。 元貴 顔面の神経ユルんでるんじゃない? 平山 顔筋がイカレてしまったんかな。いやこの場合スマホに打ってるんやからユルんでるのは指の神経やろ。 元貴 エターナル・ワラってヤツやな。 平山 (無視して)あれ、これでヘイトフル・エイト何人目なんやっけ? 元貴 前回、平山さん7個くらい出してたからこれで完成なんじゃない? そろそろ天使がラッパを吹きます。 平山 ス〜ップラッピ、ス〜ップラッパ……。 一同 体が勝手に踊り出す〜……。 平山 フフフフ……(メモ帳を見返しながら)前回挙げたのが6個やから、正味いま7個やな。あと一つ、第三回公論で完成させるか。
先山くんがふぁぼった唯一の紙日記
平山 次回はちゃんとみんなでテーマ決めような。 先山 平山さんがテーマを用意してこないっていうさ。 平山 (逆ギレ気味に)じゃあ好きな紙日記の回の話でもする? 元貴 元貴くんに死相が出てる回は基本全部好きやで。 先山 俺は紙日記でふぁぼってんの一個しかないわ。 平山 そうなんや。何の回? 先山 イエスとブッダがたとえ話がめっちゃ上手かったっていうのはふぁぼった。 平山 あれ、それいつの? このノートにあるかな? 先山 火星日162。 平山 お、あるわ。原本を見せてやろうかァ? 元貴 読み上げて。カッコいい声で読み上げて。 平山 「おはようございます、紙日記。骨の部分が錆びない折りたたみ傘がほしい」……これ大丈夫? 面白い? 面白い? 山田 フフ、読み上げるものじゃないんじゃ……。 先山 いやいや、まだまだまだ。 平山 こっから面白くなる?……「調子よく笑いを取れてる時って、たとえツッコミがポンポンでてくる時なんですよね。どんなもの前にしても適切なたとえをすぐに思いつけるというか」。 一同 フフフフフフフフ……。 平山 「ブッダとかキリストも仏典とか聖書でたとえ話をよく用いてるけど、彼らはツッコミも上手かったと思う、『いや自由を求めてただ独り歩む修行者て‼︎ 犀の角か‼︎』『いや人の心を毒していく悩みて‼︎ 蛇の毒か‼︎』みたいな」……あれ、大丈夫? 面白い? 先山 まだまだ。こっから。オチがキレイ。 平山 「あれ、これ書きはじめてからもう5ヶ月経ったんか。いや光陰速いな‼︎ 矢か‼︎」 一同 フフフフフフフフフフフフ。 平山 これ? これくらいのオチやったら何回かあったと思うけどな。 先山 キリストとブッダがツッコミ上手いっていう視点と、「光陰、矢か‼︎」っていうオチがキレイやなと思って。 平山 あぁ、ありがとうございます。
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mimgle · 8 years
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第二回 紙日記脱脂メン公論①
新メンバー・スペイン留学帰りの山田
山田 始まったんすか今。 先山 なんか、はい、みたいなスタートはないの? 平山 それ前回も言ってたやん。 元貴 フフフフフフ。 平山 そういえば前回の公論への反響無さすぎて、結局。先山くんのお父さんしか読んでないんちゃうかってくらい。 山田 ハハハハハ。 元貴 初めて読む人が多いなら自己紹介する? 平山 まぁ、したければ。 元貴 俺、俺なんやろ? えっと……やっぱいいや。 平山 フフッ。 元貴 今日は新しいメンバーが来てくれてるんで。 山田 ありがとうございます、呼んでいただいて。 元貴 俺は山田とは初対面やけど。待望のですよ。ブログもずっと見てましたし。 山田 そうなんですか? 平山 スペインに留学してた時に書いてたブログは、帰国編を書いて初めて終わりなんじゃないん? あそこで終わっていいの? 山田 そろそろ復活しようかなと。 先山 復活っていう概念あんの? 山田 活動停止してただけなんで。 平山 ここたぶん、記事ではリンク貼ってるから。青文字になってるから。 元貴 やぁでもスペイン留学中はいろいろあった���たいですね。人にお金借りに行ったり。 山田 行きました行きました。 元貴 タバコを預かってもらったり。 山田 はいはい……初対面なのに詳しすぎるでしょ! 元貴 最後の方はやっぱり、ザリガニのパエリアですか? まぁその辺はおいおいお話を伺うとして(標準語で)。 平山 フフフ、マカロニのかき揚げとかね。 先山 マカロニの、かき揚げ。 山田 ハライチのネタみたいになってる。 元貴 あとあの、夫の弟? 弟の夫? も、ありましたねぇ。 平山 なんでお前もスペイン一緒に行ったみたいになってねん。 先山 あとあの、洗濯物が落ちる。 元貴 そうそうそうそう! ハハハハハ! 平山 そうそうそうってなんやねん。 元貴 あとあの、コの字型に机が並べられた教室ね。 山田 フフフフフフ。俺のブログでこんな盛り上がります? 平山 山田ってスペインに何ヶ月いたの? 山田 八ヶ月ですね。 平山 それは当初の予定より短かったの? 山田 短かったですね。ビザが切れちゃって。学生ビザだから学校に所属してないといけないんすけど、授業期間が六月で終わっちゃって。だからそこで帰らないといけなくなって……。 平山 そんなアクシデントみたいな言い方されても。そんなことは当初の予定に組み込まれてたんじゃないの? 山田 いやまぁ、現地で金を借りるような人間ですからね。そんな事前準備はしてない。
第二回公論への低いモチベーション
元貴 そういえば前回の公論からまだ一ヶ月くらいしか経ってないじゃないですか。一体今日はどういう風の吹き回しで……(標準語で)。 先山 ちょいちょい標準語になるよね。 山田 フフフフフフ。 先山 いちいち標準語になるたびにツッコんどかないと、文字起こしではこのニュアンス伝わらないからね。 元貴 いや、進行パートは標準語にしようかなって。 平山 公論は月イチでやるんじゃない? 先山 月イチ? 平山 うん、月イチ。「月で一番かわいいガール」……(NMB484thシングル『ナギイチ』のサビのフレーズ、「渚で一番かわいいガール」をもじった超高等ギャグ)。 山田 フフフフ……。 元貴 でも前回の感じだと紙日記200回記念って感じだったじゃないですか(標準語で)。 先山 そうやって聞いてた。次は300回で会いましょうみたいな。 山田 この対談の目的は何なんすか? 元貴 目的は、紙日記100回記念の時に読者からのメッセージみたいなのがあったじゃないですか(標準語で)。 平山 山田は頼んでもないのにメッセージ送りつけてきたよな。 元貴 200回の時にもそれに相当する何かをやろうってことで、紙日記の登場人物と作者が対談するっていう企画をやって。 山田 あぁなるほど。 平山 前回はそうやったんやけど、面白かったから月イチでレギュラー化していこうかなって。
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mimgle · 8 years
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紙日記200回突破記念対談その③
紙日記で好きな回の話
平山 なんか文字だけで伝わらん笑い多すぎるよな。 先山 もっとトークをしなあかんねん、本来は。 平山 んん……だから第二回第三回ってやっていこ。この対談も。 元貴 私たちはッ平山たかえの紙日記芸人ですッ。 平山 ヒラトーーク……。 先山(無視して)なんか企画を持たないとダメなんじゃない? 平山 あぁそういうことかぁ……。 先山 好きな紙日記の回とか。今後の紙日記とか。 平山 そういうことかぁ……。 先山 こんな紙日記は嫌だ、とか。 平山 大喜利やん、フフフフ。 元貴 「五文字で終わり」とか。 平山 フフフ、嫌やなぁ~。……好きな紙日記の回の話で言うと……結局第一回が一番好きかも知らん。 先山 第一回で完結してんの? 平山 実際そうかも。「作家は作品を多く書くほどに処女作の方向に還っていく」みたいな……。 元貴 最近で言うと? 平山 書き上げてうまくいったなぁって思ったのは、7月28日の「精神のプリクラ」の巻がけっこう好き。 先山 「精プリ」。 平山 ファンの間では俗に「精プリ」と呼ばれる回ね。
学生のうちの輝きの話
平山 でも実際、社会人になって、紙日記書けるかって言われたら、たぶん無理やろなと思う。 元貴 どんどん会社の情報を漏洩していったらええやん。 先山 フフ、紙に書いてるからエゴサされないし。 元貴 そのスリルを楽しんでさ。 平山 あぁそういう楽しみかたでね。でもきっと、学生のうちの輝きが今はあるんやろうな。あると信じたい。 元貴 今日はこれで終わり? 平山 うん、また対談やろうよ。今度はメンバー1人くらい増やして。 元貴 次はどっかの文芸誌に掲載してもらって、出版社の金で飲み食いして……。 平山 あぁいいねぇそれ。
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mimgle · 8 years
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紙日記200回突破記念対談その②
ストーキングの範囲が広がっている話
先山 今後の紙日記の話とかはしないの? 元貴 紙日記の歴史、現在、そして未来……。予習するときに先行研究とかあたらんかったんやけどさ、紙日記業界では、紙日記やりはじめた人は平山さんなん? 平山 いや、俺がフォローしてる人が昔、「紙ブログ」ってのを月一回くらい書いてて。 元貴 あぁそうなんや。その人のツイートいつも見てるけど、平山さんの真似してるんやと思ってた。ちなみに、最近は平山さんのツイートとお気に入り欄を全部見るついでに、その人のお気に入り欄も全部見てるんやけど。 先山 フフ、ちなまれた。 元貴 ……まぁ、この文章を読みに来るような人のTwitterのふぁぼ欄は俺、全部見てるからな! 平山 え、怖!怖! ハハハハハハ!! 先山 怖!その言い方! 平山 ストーキングの範囲が広がってるなぁ……。だから、俺とTwitterでリプライすると元貴くんにそれを見られる危険性が高いよな。 元貴 (レコーダーに向かって)みんな! はよ鍵かけときや!
俺のヘイトフル・エイトの話
先山 平山さん、なんか、言っとかなあかんことないの。 平山 言っとかなあかんこと……あ、そう、最近、「俺のヘイトフル・エイト」を考えててんけど。 元貴 ヘイトスピーチ規制法? 平山(無視して)iPhoneに「嫌いなヤツ」ってメモを作って、こういうヤツが嫌いってのを書き出してみて……。 元貴 ヤバい。「元貴くん」って書いてたらどうしよう……。 平山 個人名で書いてるんじゃないよ。たとえば一つ目が、「個室のトイレで用が終わったのにスマホを触るとかしてなかなか出てこないヤツ」みたいな感じ。いるやろ、こういう、トイレをプライベートスペースみたいに思ってるヤツ。 先山 はいはいはいはい。 平山 二つ目が、「恋人を『相方』って呼ぶヤツ」。 元貴 これ平山さんが一貫して言ってるやつやんね。漫才したことないヤツが「相方」なんて言うなって。 平山 そうそう、芸の道の厳しさも知らずにね。 元貴 え、じゃあ大助花子師匠とかはいいん? 平山 ハハハハ、恋人であり、相方でありね。「大助花子は除く」かな。 元貴 「かつみ♡さゆりも除く」とかね。 平山 三つ目が「大教室で授業始まっても喋ってるヤツ」。 元貴 あぁ~わかる、わかる。あと、先生がさぁ、たとえば12時10分まで授業でさ、12時3分くらいに来週のことほのめかした瞬間に、授業終わりとも言ってないのに騒ぎはじめるヤツ? あれなんなん? 平山 いるなぁ。音立てて筆箱しまいはじめたりね。 元貴 そうそう、それ付け加えといて。 平山 オッケオッケ。 先山 これ平山さんが嫌いなヤツを挙げるコーナーじゃなかった? 平山 フフフフ、元貴くんが嫌いなヤツ俺も嫌いやから。 元貴 集合知として書き出していってさ。でもたぶん全員が嫌いなヤツ列挙していったら殺し合いになるよな。 平山 そやな。で四つ目が「チョコミント味のアイス食べてる時に近くで「歯磨き粉」って言うヤツ」。 元貴 フフフフフ……っていうかこれはチョコミント味嫌いな人が嫌いっていう……。 平山 五つ目が「ライブやフェスに行くことを「参戦」っていうヤツ(本当に戦争経験のあるヤツは除く)」。 元貴 戦争経験っていうか従軍経験じゃない? 「戦争経験」って言うと銃後の守りとかも含まれるからさ。 平山 あ、たしかに。で、今この五つしかないからヘイトフル・エイト完成してないねんな。 先山 完成したらどうなんの? 元貴 フフ、世界終わる? 平山 8人揃うと世界が……逆ドラゴンボールみたいな? 元貴 天使がラッパ吹きはじめて……。 先山 キリスト教の世界の終末……。 平山 フフフフフフフ……。 元貴 ♪ス~ップラピ ス~ップラパ~ からだがかってにうごきだす~…… 平山 「おかあさんといっしょ」の曲? 終末の合図それ? 先山 フフフフ、よう覚えてんな。 平山 なんやろ、今挙げたような俺の嫌いなヤツの共通点を考えると、基本的に面白くないヤツ、笑えないヤツが嫌いなんやろな。こういう考え方も暴力やと思うけど。 元貴 あぁ、俺のこと……。 平山 いやいや、当てこすりじゃなくて。「面白い/面白くない」って対立軸が倫理の基準として俺の中にあるというか……。 元貴 わかった、飲み会とかで本人は全然、面白いこと言おうとしたこともないくせに、他の人がなんか言うとすぐ「全然面白くない」っていうヤツとか。 平山 そうそう、「スベッたね」とかいってくる感じの。飲み会に「楽しませてもらおう」ってお客さんテンションで来てるというか……。お前から楽しめよ!お前がツッコめよ! 元貴 いるね、いるね。 平山 ……なんかヘイトになると、急に実りある会話になったな。 先山 あかんヤツらやん。
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