Tumgik
highlandfeet · 13 days
Text
一気に訪れた八ヶ岳山麓の春、桜と共に(2024.4.7~14)
例年になく繰り返し降った雪が去った後、寒気が残り続けた八ヶ岳山麓の早春。麓の方では例年より遅いと喧伝される桜の開花ですが、八ヶ岳南麓に移ってきた頃のイメージからすると例年通りと言いたいところ。しかしながら、桜の開花と共にいきなりの暖かさに少し戸惑う日々を写して。 八ヶ岳南麓では染井吉野の前に、当地では古くから伝わるエドヒガンの枝垂桜が咲き始めます。暖かな夕暮れ、古びた養蚕室の脇に佇む枝垂桜が濃い紅色を帯びた花を咲かせ始めます(2024.4.7) 薄曇りの朝、八ヶ岳山麓では最も古いとされる、江戸の頃より当地で咲き続ける神田の大糸桜。例年ですと周囲の道路に案内看板が立てられ、多くの方が訪れるのですが、年々樹勢が弱まり特段の案内もされなくなった今年。ひっそりとした中で精一杯の花を咲かせていました(2024.4.8) 雨上がり、再びの氷点下の冷え込みにストーブに火を入れる朝。澄んだ青空の下…
Tumblr media
View On WordPress
0 notes
highlandfeet · 2 months
Text
雪の後に、雨氷(2024.2.23~24)
大雪となった2月の初旬から春を飛び越えてしまう様な暖かな日が訪れた中旬。そして、再びの冷たい雨から雪へと変わる、目まぐるしく空模様が移り変わる2月の後半。 夜半からの強い雨と共に、10数年振りの雨氷の発生が伝えられた八ヶ岳山麓。一度止んだ雨が再び雪となって降り出した2月二度目の連休初日。淡く降り続いた雪が小止みになってきた夕暮れ前。銀灰色に染まる南アルプスの稜線。 終日降り続いた雪ですが、麓の山里では殆ど積雪とはならず。うっすらと白くなる圃場の畔。 灰色の雪雲に覆われる空。木々の枝は薄っすらと凍り付いています。 湿った雪が木々の枝を白く染める雑木林の中、暗くなる前に少し歩きながら。 道沿いの木々の枝は雪が落ちて、昨日の雨氷で出来たのでしょうか、綺麗に枝が氷に覆われています。 雨氷に覆われる木々がびっしりと並ぶ小径。 ひんやりとした枯葉と雨氷のコントラスト。 氷細工のように…
Tumblr media
View On WordPress
0 notes
highlandfeet · 2 months
Text
暖かな八ヶ岳山麓の冬、雪の後で(2024.2.6~13)
新年以降、本格的な冷え込みが訪れない、この冬の八ヶ岳山麓。例年であれば1月末から2月の節分頃まではストーブ2台フル稼働となるのですが、今年は増加1台分の火力は半分でも充分に凌げる程。湿度もやや高く、厳冬期になるとヒリヒリと乾いた肌を刺す八ヶ岳颪が少し柔らかく感じられます。 例年、強い冷え込みと共に御神渡りが期待される諏訪湖も、今年は一度も全面結氷しないという状態のまま「明けの海」で迎えた節分過ぎ、大雪の到来を告げる気象予報が発表されました。 午前中から降り始めた雪が昼頃には吹雪となる月曜日の午後。丁度10年前の豪雪による交通網の麻痺以来整備された予防措置的な通行止めが順次発令され、周囲の高速道路、国道が通行止めとなる午後。行き交う車がめっきり少なくなった県道を少し早めに帰宅します(2024.2.5) 夜半には小降りになった雪が翌朝まで残り、雪と灰色の空に覆われる圃場。八ヶ岳南麓の積…
Tumblr media
View On WordPress
0 notes
highlandfeet · 2 months
Text
今月の読本「昆虫カメラマン、秘境食を味わう」(山口進 集英社インターナショナル新書)原点を辿る隔てのない人と食への眼差し。世界を巡る写真撮影と共にあった暮しの姿を
誰もが子供の頃にお世話になった「ジャポニカ学習帳」。世界中の美しくも驚異的な生き物たちの姿を鮮やかに捉えたその表紙の写真を撮り続けた写真家、山口進さんがお亡くなりになられて1年ほどが経った昨年末、一冊の新書が刊行されました。 ムック形式で定期刊行される、毎回、特定のテーマに基づいたコラムを集めた文理クロスオーバーの教養系オピニオン誌「集英社クオータリー kotoba」に、お亡くなりになる直前まで連載を持たれていたコラム「人は何を食べてきたか」全20本の原稿へ、著者がこれまでに撮影した膨大な写真から担当編集者の方が選び抜いたカットを添えて再編集した、ご本人名義では現時点で最後の著作となる一冊。 今回は『昆虫カメラマン、秘境食を味わう』(山口進…
Tumblr media
View On WordPress
0 notes
highlandfeet · 4 months
Text
暖かで華やかな年の瀬の八ヶ岳山麓(2023.12.30~31)
年末を前に急速に冷え込んだ後、再び徐々に暖かくなる八ヶ岳山麓。大掃除にはぴったりかもしれませんが、少し拍子抜けするような暖かさのまま、年の瀬を迎えました。 冷え込みが弱く、青空と雲が多めな日が繰り返す今年の年末。暖かな晦日の昼下がり、湿った東南の風が吹き込む南アルプスの上空には、幾重にも雲の帯が延びていきます。 コートを��織らなくても楽に動き回れるほど暖かかった昼間から、徐々に風が冷たくなる夕暮れ。風が強くなり、雲の帯が稜線沿いの南の空へと押し込まれていきます。 雲の隙間を突いて、眩しい夕日が北アルプスの山々と落葉松林の狭間へと落ちていく日の入り。ピークの12月初旬から既に10分程長くなった日没、空に広がる雲を徐々に染めていきます。 霧ケ峰の稜線に沿って、東から吹く風が西の空へと雲を押し流していく夕暮れ。連なる雲が鮮やかな朱に染まっていきます。 強い風に押し込まれる雲が諏訪湖を…
Tumblr media
View On WordPress
0 notes
highlandfeet · 4 months
Text
冷え込む八ヶ岳南麓の年末、鮮やかに雲焦がす夕暮れ(2023.12.23~24)
例年より冷え込みが弱く、人工降雪機を用いる周辺のスキー場でも雪作りに悩まされる今年の年末。クリスマスを前に漸く本格的な寒波が到来、本来の八ヶ岳山麓らしい冷え込みが訪れるようになりました。朝の気温が氷点下10℃に迫るといよいよ冬本番、暖房で寝ぼけた目を覚まさせるような、柔らかな冬の青空と凛とした空気に包まれていきます。 寒波が迫り、里にも雪が舞った週末。夕暮れ時、数日の間、八ヶ岳の稜線を覆っていた雪雲が北へと遠ざかり、新雪を纏った山頂が見えてきました。雪の少ない今年のシーズン入り、南麓側から望む八ヶ岳も赤岳周辺だけが積雪をしており、南側は僅かに雪化粧を施されている程度です。 強い寒気がまだ留まる夕暮れ、少し湿った空気が南の空に延びる寒波が作り出す雲をほのかに染めていきます。茜色に染まる富士山の雪渓。 西の稜線へ日が落ちると、ビーナスベルトを伴った残照が八ヶ岳の頂上に積もった雪を薄紅色…
Tumblr media
View On WordPress
0 notes
highlandfeet · 5 months
Text
落葉松並木輝く暖かな晩秋の夕暮れ(家畜改良センター茨城牧場長野支場)2023.11.23
以前から一度は訪れてみたいと思っていた場所。丁度、この場所をテーマに取り上げた佐久市臼田文化センターの企画展を見学した後、足を延ばして訪れてみました。 夕暮れ迫る駐車場に車を停めて見上げると、鮮やかな黄葉に輝く落葉松並木が出迎えてくれます。 佐久平の広大な平坦地に広がる、岩村田の家畜改良センター茨城牧場長野支場。構内の一部が一般にも開放されており、訪れた皆さんは夕暮れを前に思い思いに散策を楽しまれています。 既に牧場としての役割の殆どは他の地区へ移されており、老朽化が進み半ば廃屋と化した厩舎の跡を観ながら歩いていきます。 牧場としての役割を半ば終えていると記しましたが、例外が一つ、全国各地へ送られる種山羊の生産拠点としての役割は依然健在、夕暮れを前に厩舎から出された山羊たちが草を食んでいました。 雲が多めな朝から午後になって秋晴れとなりクリアーな青空が広がる牧草地に並ぶ落葉松林…
Tumblr media
View On WordPress
0 notes
highlandfeet · 7 months
Text
ゆっくりと進んでいく秋の午後(野辺山から八千穂高原、くるみの小径へ)2023.10.14
Tumblr media
View On WordPress
0 notes
highlandfeet · 8 months
Text
水辺に親しむ貴方に知って欲しい事、一緒に(映画『ミルクの中のイワナ』)
上映が終わって室内の照明が明るくなった後。上映前のロビーで釣り談議に花を咲かせていたグループの方々がお互い同士、何とも言えない表情で顔を見合わせていたのを垣間見た瞬間。嗚呼、この作品は制作者の意図が見て欲しい人に届いたのだなと、納得した一本。 今年の初め、NHKを始め各メディアでセンセーショナルに報じられたあるニュース。川に魚を放流しても統計学上、増殖には寄与しないという驚きの内容と同時に伝えられた、長年続けられてきた「義務放流」という制度のお話。ニュース自体はご存じの方も多いかと思いますが、その背景にある「制度」や、学術的な根拠、受け止める立場となる淡水漁業に携わる方や実際に利便を得ている筈の釣り人、淡水魚の漁獲を生活の糧とされている方のお話やコメントはほとんど出てくる事はなかったかと思います。 大きなムーブメントとなっている環境保護活動の一環として取り上げられる一方、実際の川の中…
Tumblr media
View On WordPress
0 notes
highlandfeet · 8 months
Text
厳しい晩夏と秋蕎麦の花咲く初秋の彩へ(2023.8.20~9.3)
例年より長く続く残暑の日々。それでも朝はぐっと涼しくなる8月終盤の八ヶ岳山麓。日中は厳しい暑さが残りますが、山麓の彩は徐々に秋の装いとなってきました。 薄曇りとなり、涼しくなった夕暮れ時。圃場の脇で咲き始めたコスモスの花。秋桜とも称されるように、この花が咲き始めると夕暮れには涼しい風が吹くようになります(2023.8.20) 日中は眩しい日差しが降り注ぎますが、寒暖が大きくなると朝夕は雲に覆われるようになる晩夏から初秋の山麓。厚く広がり始めた雲の下で鮮やかな残照が輝きます(2023.8.21) 夜半に掛かった雲が南アルプスの稜線に残る涼しい朝。圃場の稲穂も徐々に色付き始めています(2023.8.22) 風が涼しくなる夜の諏訪湖畔。湖面に光の帯を描いていく花火の輝きにも、夏の終わりを感じる一抹の寂しさが漂います(2023.8.23) 花火の音と共に過ぎ去っていく夏ですが、空に広が…
Tumblr media
View On WordPress
0 notes
highlandfeet · 9 months
Text
盛夏の彩(2023.7.2~8.12)
Tumblr media
View On WordPress
0 notes
highlandfeet · 10 months
Text
梅雨空の下、しっとりと鮮やかに朱と緑(2023.6.3~24)
寒暖の差が大きく、着る服に少し頭を悩ます今年の梅雨シーズン。6月も終盤を迎えてそろそろ夏の空気となってきた八ヶ岳山麓。しっとりとした雲に覆われる���、空は鮮やかな彩を魅せていきます。 再び寒気が入り込んだ夕暮れ。圃場の水面を明るく照らし出す光芒を残し、雲が広がる西の稜線へと沈む夕日。 夜半には片付けておいた電気ストーブを再び引っ張り出す程に冷え込んだ週末。澄んだ夜空、苗が植えられたばかりの圃場を明るい月明かりが照らし出します(2023.6.3) ひんやりとした空気に包まれる雨上がりの夕暮れ。厚く広がる雲間から眩しい夕日が差し込み始めます。 南アルプスの稜線の更に北東に広がる雲を眩しく輝かす残照を映し出す圃場の水面。もうすぐ、梅雨の訪れです(2023.6.5) 梅雨入りを迎えた八ヶ岳山麓。前日からの雨がまだ残る朝。分厚く広がった雲間から緑に包まれる八ヶ岳の稜線が顔を覗かせています。…
Tumblr media
View On WordPress
1 note · View note
highlandfeet · 11 months
Text
圃場の水鏡と共に、大きな寒暖と彩を変えていく初夏(2023.5.10~27)
Tumblr media
View On WordPress
0 notes
highlandfeet · 1 year
Text
延焼と繰り返されてきた草原の遷移、再生(霧ケ峰高原、車山の火災)2023.5.7
Tumblr media
View On WordPress
0 notes
highlandfeet · 1 year
Text
雨上がりの夕暮れ、煌めく山里の渚(2023.4.30)
Tumblr media
View On WordPress
0 notes
highlandfeet · 1 year
Text
華やかな空と爽やかな山桜咲く晩春の八ヶ岳山麓(2023.4.14~23)
Tumblr media
View On WordPress
0 notes
highlandfeet · 1 year
Text
一気に進む暖かい春と足踏みの冷え込む春(202.4.3~9)
観測史上最速ともされる桜の開花が進む中、例年であればもう暫くという感じで春を待ちわびる4月の初旬ですが、既に桜は満開を迎え早くも葉桜となりつつある中、急に訪れた冷え込む週末。まだまだ春本番とはいかないようです。 暖かな陽気に霞む朝の空。甲斐駒にアーチを掛ける集落の中で花を開く枝垂桜は早くも満開を迎えています。 淡い青空の下、残雪が殆ど観なくなった八ヶ岳の裾野にブーケを掛ける満開の桜並木。 仕事からの帰宅途中、夜になると真っ暗な城跡に立つお寺の軒先で枝を広げる桜。今年はライトアップが行われているようです(2023.4.3) 少し気温が下がった朝。甲斐駒を見上げる濃い紅色を差す枝垂桜。満開を越えて、少しずつ花を落とし始めています。 甲斐駒を遠望する谷戸に立つ桜。暖かな今年の春、甲斐駒の雪渓も例年以上に山肌の露出が目立つようになってきました(2023.4.4) 暖かな好天の春から徐…
Tumblr media
View On WordPress
0 notes