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edibleshibuya · 4 years
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【カラスウリ ウリ科 カラスウリ属】
カラスウリの名前の由来は、カラスが好んで食べるからだとして「鳥瓜(からすうり)」と書きますが、カラスの好物ではないようです 秋に果実が朱色で木の上に長く残る様から、カラスが食べ残したのだろうと、カラスウリの名前がついたといわれています。 夏の夜に、10センチもあるレース飾りのついた美しい花をひっそりと咲かせるのは夏の風物詩になります。   夕闇の中で咲いた、カラスウリの花は夜明けと共にしぼんでしまいます。 
また、秋になると山野の雑木林、竹やぶ、垣根に朱赤色のやや細長い卵形の果実がぶらさがり、遠くからでも目に付きますが、これがカラスウリの果実です。   中国から伝わった朱墨の原料である辰砂(しんしゃ)は、鶏卵ぐらいの大きさのものもあり、その色は緋色(ひいろ)で鮮やかです。 これから唐朱瓜(からしゅうり)と呼ばれるようになったとされています 古くは、カラスウリの根のデンプン質を昔は、テンカフ(天花粉)の代用として汗知らずに用いました
【薬効】
薬用には根、果実、種子を用います。根は秋から冬にかけて掘り出し、乾かします。生薬名は「王瓜根(おうかこん)」です。芋のような根をそのまま乾燥させるのは難しいため、輪切りにしてから天日で乾かします。果実は、そのまま用いるか天日乾燥させます。種子は水洗いした後に日陰で乾かします。生薬名は「王瓜子(おうかし)」です。
王瓜根は、発熱があって喉が渇いたり、慢性便秘、黄疸(おうだん)、利尿、閉経、母乳が出にくいときに用います。 刻んだ王瓜根の1日量5~10グラムに水500ミリリットルを加えて煎じ、約半量まで煮詰めた液を布でこして1日3回、食前に服用します。 果実の果肉は黄色で粘褐性に富み、民間では、ひびやしもやけに直接すり込んで荒れ止めにします。乾燥した果実には、王瓜根と同じ効き目があります。王瓜子には鎮咳(ちんがい)、去痰(きょたん)、鎮痛の作用があり、1回量5グラムを煎じて服用します。根からでんぷんを取り出したものは「天花粉」と称し、あせも散布剤にしました。
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edibleshibuya · 4 years
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【ススキ イネ科 ススキ属】
ススキは、秋の代表的な植物で、秋の七草の一つでもあります。 このススキの根にも、薬理作用があります。 根を取って薬用にしますが、採取の時期に異同があります。 しかし、いずれも、風邪や熱に効果があるとしています。
【薬効】
秋に根を掘り乾かす。解熱、感冒の薬。 1日量5~10g(実用の薬草、栗原愛塔先生) 春先、ススキの葉が発生する前に、地下の根茎を掘り取り、水洗いして泥を取り除いた後、細かく刻んで日光に干す。そのまま保存し、風邪のときに解熱剤として使用する。1日量6~15gを水300ccで1/2量にまで煎じつめる。1日3回服用すると効果的である。(薬草カラー図鑑、伊沢一男先生) 三河の国では、根を瘡毒を去るために煎じて服用する。(民間薬用植物誌、梅村甚太郎先生) 尾張の国では、煎じて風邪に用いる。(同上) 「中華本草」には、秋、冬に採取して、乾燥貯蔵するとある。 功能主治は、咳を止め、利尿、活血、渴きを止める。咳嗽、小便不利、带下(こしけ)、熱病口渴を治す、とある。
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edibleshibuya · 4 years
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【紫蘇 シソ科 シソ属】
シソは、ヒマラヤやビルマ、中国に自生するハーブです。草丈は30~100cmで、ギザギザとした葉を茂らせます。葉は紫色か緑色をしており、秋に紫や白の花を咲かせ、冬になると枯れてしまいます。
日本へは中国を経由して縄文時代に伝えられたとされ、奈良時代から栽培されるようになりました。もともとは薬草として利用されていましたが、室町時代から食用されるようになり、今では薬味や刺身のつまとして料理に添えられます。
中国の後漢時代に、カニを食べ過ぎて食中毒を起こした若者が、シソの葉を煎じて飲んだところ健康を取り戻したという逸話から「紫色」の「蘇る葉」だということで「紫蘇(シソ)」と名付けられました。
【薬効】
【1】紫蘇子、紫蘇葉をl 日に5~10g、煎じて服用すれば芳香性健胃、鎮咳、去痰、鎮痛、利尿、解毒剤として食欲不振、胃痙攣、胃カタル、魚の中毒に効果がある。 【2】煎液でうがいをすれば口内炎、口臭、咽喉炎に効果がある。 【3】紫蘇葉の乾燥粉末を切り傷に振り掛ければ効果がある。また紫蘇の葉の乾燥粉末を御飯に振り掛けて食べると血液の循環をよくし、頭の疲れを取り、イライラをしずめる。 【4】葉を煎じて服用、あるいは生葉汁を服用すれば発汗、解熱剤となり、また精神不安、気管支炎、神経過敏症、血管強化、鳥・獣肉の中毒に効果がある。さらに紫蘇葉を茶代用とすれば健胃、喘息、痔、脚気に効果がある。 【5】紫蘇子を煎じて服用すれば子宮出血、こしけ、尿閉(小便が出ない)に効果ある。 【6】紫蘇葉を酒の中に入れて沸かして飲むと脳貧血に効果がある。また花穂が結実したころ、茎を花穂と葉を5~6枚付けて採集し、焼酎漬けとしたものは神経痛、腰痛(いずれもアオジソ)、貧血、健胃整腸(いずれもアカジソ)に効果がある。 【7】茎葉を浴湯料として用いればリウマチ、打撲による痛みに効果がある。
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edibleshibuya · 4 years
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【ヤブガラシ】 ブドウ科ヤブガラシ属
ヤブガラシ(藪枯)は文字通り藪をも枯らしてしまう程覆い尽くしてしまう繁殖力旺盛な事から。 別名の ビンボウカズラ(貧乏葛)は荒れた庭に生えるからとも、山林を枯らして家を貧乏にするからともいわれる。 漢名は「烏歛苺(ウレンボ)」で、利尿・解毒・鎮痛などに薬効のある生薬として利用されるという。 「ハチやムカデ の咬傷には茎葉の生汁をつけるとよい」(牧野和漢薬草大図鑑)とあり、蚊に刺された痒み止めにも効用があるようだ。 若芽は食用になり、茹でて水にさらしあく抜きして和え物などにできるという。
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edibleshibuya · 4 years
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【クリムゾンクローバー】 マメ科トリフォリウム属
花は蜜が多く、クローバーハチミツが採れるほか、強壮効果のあるお茶となる。葉は栄養価が高く飼料に向き、根は土を元気にするすぐれた緑肥となる。
◆コンパニオンプランツとして
タマネギの栽培で近くにクリムソンクローバーを植えるとそこに天敵が繁殖し、アザミウマやアブラムシに対して高い防除効果があるとされます。
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edibleshibuya · 4 years
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【セイタカアワダチソウ】 キク科アキノキリンソウ属
セイタカアワダチソウにはデトックス効果があり、アトピー、長年の喘息、胃腸病・腎臓結石、腎臓炎、膀胱炎、リウマチ等、乾燥肌にも効果があるといわれています。 民間薬としても古くから利用され、アメリカ原住民はセイタカアワダチソウと同じ仲間の植物の花を鎮痛剤 、火傷、潰瘍治療や解熱剤として伝統的に利用していました。また、ヨーロッパでは葉を潰して、虫刺されや怪我の止血や洗浄液として利用していました。 また、最近の研究ではポリフェノール類であるクロロゲン酸やイソクロゲン酸がセイタカアワダチソウに含まれている事が報告されています。以下にクロロゲン酸やイソクロゲン酸の成分について記載します。
密源植物としても重要であり、ミツバチと養蜂家にとっては重要な植物です。このハチミツはゴールデンロッドハニーと呼ばれ、特有の香りと味があります。ミツバチにとっても重要なはちみつであり、弱ったミツバチにこのはちみつを与えると元気に活動すると養蜂家の間では言われております。
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edibleshibuya · 4 years
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【タデ藍】 タデ科イヌタデ属
タデアイは、東南アジアから中国にかけて自生するタデ科の植物です。 タデ藍や藍タデなどと呼ばれ、漢方薬や藍染めの原料として、人々の生活に昔から係わってきた植物です。 特に日本の藍染めは、奈良時代に伝わった長い歴史を持っています。   タデアイの葉を傷つけると切り口が藍色に変わり、生葉染めにも利用されています。たとえば学校の教材として見直されています。
タデアイの生葉染めの方法: 8月中旬に花が咲く直前の葉を収穫すれば、生の葉でも草木染めができます。きれいな水色に染まるので、試してみてください。 1.ゴム手袋をはめて、タデアイの葉を茎から摘み取ります。 2.葉を細かく切って水を加えてミキサーで攪拌します。 3.目の細かいネット(ストッキングでも可)で漉して濃いブルーの液だけにします。 4.洗面器などに液を入れ、染める布を入れて10分ほど浸します(絹・ウール、ナイロンが染まります。綿や麻は不可)。 5.浸し終わったら水でよくすすぎ、絞って干し、乾燥させます。 ご注意: 染める布の重量の約5倍の生葉が必要です。一度染めてみて色が薄い場合は、さらに新しい葉を使って2からの作業を繰り返せば徐々に濃くなります。
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edibleshibuya · 4 years
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【ハゼラン】 スベリヒユ科ハゼラン属
ハゼラン(Talinum crassifolium)には三時草とか三時花とかいろいろな呼び名があります。和名のハゼランの語源も諸説あって、「果実が熟すと中の種子が爆ぜて飛び出すから」とも言われています。
南米原産で日本には明治時代にもたらされました。 葉は長さ数cmで多肉、互生。 夏に高さ30cmほどの茎の先に円錐花序を出し、径3mmほどの赤い5弁の花をまばらにつける。 ただしこの花は午後の2~3時間ほどしか開かないので(そのため三時花などとも呼ばれる)、丸いつぼみの状態で見かけることが多く、線香花火を連想させる(ハゼランの名はこのイメージから)
日本では食用としては使われませんが、スベリヒユ科には食べられる種類が多くあり、ハゼランも食べることが可能な植物です。アジアの一部の地域では食用として若葉をサラダやスープに入れたり、薬草として利用したりするようです。
薬効成分があるハーブ
ハーブの一種で、葉は冷却効果や皮膚軟化効果、抗壊血病、滋養強壮などの薬効成分があると言われており、根には界面活性成分を持つサポニンも含まれます。抗老化やむくみ防止、抗酸化作用なども研究で見出されているようです。
中国では漢方としても利用
国によってはさまざまな使われ方がされているようです。中国では、高麗人参の代わりにハゼランの根が漢方薬として使われるほか、インドネシアでは肝臓や腎臓疾患に薬として用いられます。タイでも滋養強壮のためのハーブレシピとして人気があるようです。
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edibleshibuya · 4 years
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【ホップ】 アサ科カラハナソウ属
ホップはビールの香り付けに使用されているハーブの一種です。 ホップには殺菌効果があり、ビールの品質を保つと共に体内の炎症反応を鎮めるといわれています。
ホップは和名を「せいようからはなそう」といい、ヨーロッパ原産のアサ科に属するつる性植物です。 独特の苦味を持ち、一般的にはビールの原材料として使用されています。
ホップがビールに積極的に使われるようになりはじめたのは12世紀頃からで、ホップを添加することにより香味が増し、泡が美しく盛り上がるようになったとされています。 また、ホップを使用することによりビールが腐りにくくなったというのも、ホップを使用したビールが広がった理由の1つです。
この殺菌作用はビールに対しての効果だけではありません。 私たちの体は、外部から菌やウイルスが侵入することによって炎症やさまざまな病気が引き起こされます。例えば、のどの痛みはのどの粘膜からA群溶血レンサ球菌が侵入することによって起こります。この菌を排除しようとして炎症が生じ、痛みや腫れに繋がるのです。 カンロが独自に研究した結果、123種のハーブエキスを用いた殺菌力の強さを調べる実験では、11種類にA群溶血レンサ球菌を殺菌する効果があり、ホップエキスはその作用が最も強かったという結果が得られています。
ホップには殺菌作用の他にも、さまざまな可能性があると考えられています。まずは不眠症の改善作用です。不眠症は寝つきが悪い、眠りが浅いといった症状を持ちますが、就寝前にホップを摂取すると睡眠の改善が見られたという報告があります。乾燥したポップの花を詰めておくと眠りを誘い、質の良い睡眠が得られるそうです。
また、ホップにはイライラ・不安といった精神的な症状を鎮静させる効果も示唆されています。特に女性は生理前のPMSや自律神経の乱れ、更年期障害などで精神のバランスを崩してしまうことがありますが、そのような症状にも効果が期待されているようです。
また、毒素の排出を促すことから、ホップエキスが入った化粧品も開発されています。
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edibleshibuya · 4 years
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【ベルガモット】 シソ科ヤグルマハッカ属
ベルガモットは北アメリカの原産で、アメリカ先住民が好んで使用していたといわれるハーブです。今日では観賞用としても広く栽培されています。
その名は、葉の香りがベルガモットオレンジの柑橘系の香りに似ていることから名づけられました。甘い香りと蜜でミツバチなどを引き寄せることから、bee balm(ビーバーム)とも呼ばれます。
また、ベルガモットはモナルダとも呼ばれますが、この名前は16世紀のスペイン人医師で植物学者のニコラス・モナルデスに由来しています。
和名のタイマツバナ(松明花)は、このハーブが夏に赤い炎のような花を咲かせることにちなんでいます。
花言葉は「燃え続ける思い、感受性豊か」です。
ベルガモットの葉や花はサラダに使われたり、ハーブティーに用いられます。葉は、フレッシュな生葉の方が香りが強くおすすめです。
乾燥させた葉や花は、ドライフラワーやポプリの素材としても人気があります。
食後に飲むことで消化を促してくれます。腸内ガスの排出も促します。柑橘系のベルガモットに似たいい香りがするので、リフレッシュにも最適です。その他、喉の痛みなどの呼吸器系のトラブルにも有効です。
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edibleshibuya · 4 years
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【桑の実】 クワ科クワ属
桑の実は、クワ科クワ属の落葉樹になる果実の総称です。 「マルベリー」「ミュール」とも呼ばれています。 品種や変種がたくさんあり、葉っぱを収穫する養蚕用の「ヤマグワ」と、果実の収穫が目的の「西洋桑」に大別されます。 桑の実は、成りはじめは白く、徐々に赤くなり、完全に熟すと赤黒くなります。 果実はラズベリーなどと同じように小さな粒が集まって1個の果実になっていて、真ん中の軸は果実の先近くまで中心を貫いてます。 葉っぱは縁にギザギザがあり、木にたくさん付いています。 桑の実は、アントシアニン、ビタミン類や鉄分、カルシウム、カリウム、マグネシウム、亜鉛など豊富な栄養素を含んでいます。 アントシアニンは、ポリフェノールの一種で、抗酸化力によって老化を予防する効能が期待されています。 カリウムは、余分な塩分を排出してくれるので、高血圧を防いでくれる効能が期待されています。 桑の葉は、ビタミン類、亜鉛、鉄分、食物繊維など多くの健康成分を含んでいます。乾燥させたものは、健康茶として注目されています。
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edibleshibuya · 4 years
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【ワイルドストロベリー】 
和名:エゾヘビイチゴ バラ科 オランダイチゴ属
ワイルドストロベリーは、ふつう食用にされるオランダイチゴ(Fragaria × ananassa)を小さくしたようなかわいらしい草姿が特徴で、花壇やコンテナをはじめ、グラウンドカバープランツとしても使われます。果実はフルーティな香りが魅力で、古くから食用や薬用に利用されています。葉はハーブティーにもなります。 変異が多く、ランナー(走出枝)の出るものと出ないものがあり、特に花つきがよく開花期間の長いセンパフローレンス・グループが広く栽培されています。 果実の形や大きさにも幅があり、赤い実のほか、白や淡黄色の実をつける品種もあります。でも、多くは品種名がなく、ワイルドストロベリーの名前で流通しています。 原産地はヨーロッパやアジアですが、北米など世界各地に広く帰化しています。日本には明治ごろに入り、北海道で野生化していて、エゾヘビイチゴ(エゾノヘビイチゴ)と呼ばれます。
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edibleshibuya · 4 years
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【野草酵素ジュースの作り方】
1、旬の野草を集める。すべて無農薬、無化学肥料のものを用意することが重要 2、野草1に対して1.1の白砂糖を混ぜる   3、毎朝1回、きれいに手を洗ってから瓶の底からかき混ぜるように常在菌を混ぜ込みます   4、発酵が十分であれば(大体10日後くらい)、ざるで一昼夜ほど濾します   5、お好みでお水や炭酸水で割っていただきます
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edibleshibuya · 4 years
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【郁子(ムベ)】 アケビ科 ムベ属
古くから長寿の象徴とされ、縁起の良い果樹として親しまれてきました。
もともと暖かいところに分布していましたがその丈夫な性質から、今では関東~東北の一部にまで生息しています。
現在は観賞用として育てられることが多くなりましたが、その実はかつては伝説の果実とよばれ、皇室にも献上されたことも。
昔、むべの実には健康長寿の言い伝えがあり、献上された天智天皇がこの果実を食した際に「むべなるかな(いかにもその通りだ)」と言ったことから“むべ”の名がついたと言われています。
茎と根は強心利尿作用があり、果皮にも同様の作用がある。
果皮,葉などには回虫や蟯虫に対する駆虫作用がある。
果肉は甘く美味なため食用になる。
つるは強靭なため結束用の紐に用い,各種かご,細工物が作られる。
種子から油を取り,食用や行灯用にする地方もある。
#和ハーブ #郁子
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edibleshibuya · 4 years
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【現証拠(ゲンノショウコ)】 フクロソウ科 フクロソウ属
ゲンノショウコの名前の由来は、古くから下痢止めの妙薬とされていて、古くの書に小野蘭山(おのらんざん)が記述した「本草網目啓蒙(ほんぞうこうもくけいもう・1803)」には「根苗ともに粉末にして一味用いて痢疾を療するに効あり、故にゲンノショウコと言う」という記述があります。そのことから「現に良く効く証拠」に由来しています。 古くから夏の土用の丑(うし)の日ころになると薬草採りが行われたものです。   民間薬として用いられる薬草の多くは、全草の地上部の茎葉花が主なものですが、これは漢方薬に用いられる生薬が根茎が主体であるのと違います。   地上部を薬草に用いる場合には、最も成分が多く含まれて勢いのよい、植物自体の全盛期が基本的な考え方になります。それが、開花期の土用の丑の日ころになり、一年分の薬草をこの時期に採取するのです。   ゲンノショウコは、日本の民間薬の代表で、貝原益軒(かいばらえきけん)が記述した、「大和本草(やまとほんぞう・1708)」には本草綱目772種、中国の本草書より203種、日本固有のもの358種、その他を含めて1362種の薬草が収載されていますが、そのなかでゲンノショウコは「陰干しにして粉末にし、湯にて服す。能く痢を冶す。赤痢に尤も可也。また煎じても或は細末にし丸薬として皆効果がある。本���には此功能をのせず。本草は毒草類にのせたり。然れども毒なしという。一度植えれば繁殖し除き難い」と記述されています。 
#和ハーブ #ゲンノショウコ
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edibleshibuya · 4 years
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【苧麻(ちょま)】 イラクサ科 カラムシ属
苧麻(カラムシ)は生薬としても布の原材料にも使われてきた。
苧麻の繊維はいわゆる麻と呼ばれる植物全般と類似しているが、大麻や亜麻と比べると強めのツヤと透明感が特徴で、その美しさから「上布(じょうふ)」と呼ばれる麻の高級品として古くから重宝されてきた。
主な上布の産地は「越後上布(苧麻のみ)」「宮古上布(苧麻のみ)」「高宮上布(苧麻と大麻)」などが有名。
茎の皮は「苧麻皮」、葉は「苧麻葉」、花は「苧麻花」と呼び生薬として用いられる。
苧麻の葉には、ほうれん草と比べ、βカロテンが4倍、カルシウムが57倍、ビタミンB1が5倍ほど含まれており、栄養価も高い。
#和ハーブ #カラムシ
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edibleshibuya · 4 years
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【薄荷】 シソ科 ハッカ属
有効性分:メントール、ビネン、カンフェン、リモネンなどの精油が含む 薄荷葉(はっかよう)は、中枢抑制、血管拡張などの効果があり、芳香性健胃、かぜの熱、頭痛、めまい、消化不良、歯痛などに、粉末大さじ1杯くらいを、熱湯を注いで、食前か食後に服用します。   また、おなかが張り、気分の悪い場合などにも粉末を同様に用います。   漢方では、とくに頭痛、目の充血、のどの腫脹による疼痛(とうつう)などの症状に適していて解熱、発汗、健胃の目的で荊芥(けいがい)、防風(ぼうふう)、桔梗(ききょう)、甘草(かんぞう)などを配合します。   夏の熱射病による頭のふらつきや発熱、口乾、尿の減少などの症状には石膏(せっこう)、甘草(かんぞう)を配合して用います。   また、薄荷葉の配合した処方で、煎剤とする場合には、薄荷葉(はっかよう)は後から別に入れます。   虫さされなどには、生葉をもんで患部に塗布すると、かゆみ止めになります。   ハッカの全草を、陰干しして、浴湯料として疲労回復、腰痛、神経痛などに用います。   ハッカ酒:7~8月ころに採取した葉を、水洗いして日陰で乾燥させてから、ハッカ葉300グラムに砂糖100グラム、ホワイトリカー約1リットルで、約1ヶ月冷暗所において、葉を取り布で濾します。   淡黄色でさわやかな香りがする薄荷酒ができます。   これは、健胃整腸、沈静などに効果があります。   薄荷葉(はっかよう)から、蒸気蒸留で精油分をとり、それを冷却して析出する結晶をメントールといい製薬に用います。残りのハッカ油は、製薬、製菓用に用います
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