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今までの傾向的に、今頃タチネコ両方作って遊びまくってるはずなんだけどな。今回まぁじでそんな気分にならなくてビックリしちゃった。ただ、気分にならなくても溜まるもんは溜まるよねって話で。タチネコってことは甘やかして甘やかされてを同時にしてた訳。で、ここ最近の俺の気質はずーっとネコ。甘やかされ足りないんだろうね。だからって可愛がってる子達に甘やかして〜ってする程プライド低くないし。俺の甘やかしてって=欲求不満だからな。余計になんだよね。加虐と被虐は紙一重を、めちゃくちゃ体現しちゃってんだよねぇ、俺。俺の中でかっこいい認定した奴じゃないと甘やかして欲しくないし。誰でもいい訳じゃねぇんだ、俺も。となると、余計に難しいよね、って話。だからって作る気もないしセンラさんでそれをやる気もないし。ゲームに逃げちゃうよねってね。なぁんか楽しい事ないかなぁ。
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佐久間さんやってた時に翔太が作ってくれた奴。tumblr分かんなぁい！！！って言ったら作ってくれたんだっけね。お前は桜が似合うからって桜モチーフにしてくれてさ。懐かしいね〜。なぁんて、ここは翔太見てねぇんだけど。だし、俺はもう佐久間さんしてねーし。にゃは、やっぱ佐久間さんたのしーかも。またやっちゃう？
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今日も俺の嫁は可愛いなぁ、なんてにやにやしてたら後ろからはたかれる。寝転がったままなのによくここまで手伸ばしたね？って、俺がベッドに座ってるからなんだけど。めちゃくちゃ睨まれてる。苦笑いしながら相手に向き合って、動ける？なんて態とらしく聞いてみたりして。
「…っなわけねーだろ、ばか」
うん。声出てないね。自覚あるみたいで喉のあたりを手のひらで摩ってるのを見て若干申し訳なくなりつつ、水を取ってこようと思って離れる為に背を向けて腰を浮かしたらぱし、って掴まれる手首。頭に？を浮かべて振り返ると手は離してくんないけど、布団に顔埋めてるのが見えて。耳真っ赤だなぁ…とか思いながら近寄って、この手なぁに？ってちょっと腕掲げてみたりして。いつもならこんな事言うと離されて何でもねぇ、なんて言われるんだけど。………およ？すすす、って上がってきて指が絡められて、いわゆる恋人繋ぎ。手入れの行き届いた綺麗な手にきゅって握られて普段じゃ見れない反応に佐久間さん心臓バックバクなんだけど。え、可愛いな？…頭の中でぐるぐる周り過ぎてフリーズしてたのか、ぐっと力の入る手。痛い痛いとか思いながら慌てて手を握り返すと力が抜けて布団の中から、ふふっ、なんて笑い声が聞こえて。布団捲ってやろうかな、とか、可愛すぎね？とか、相手のデレ？に、半ギレになりながら、にぎにぎと遊んでいるのか力の入る手に合わせて握り返していると布団から目元だけ出してきて。
「ねぇ、佐久間。………………………………」
今、なんて？遮られて聞こえないよ。そんな声も喉から出て来なくて。出そうとしても出てこない自分の声とだんだんと無くなる手の感覚とキーーンと頭に響く耳鳴り。目の前が暗くなって相手の顔が見えなくなる。嫌だ、嫌だ嫌だ、どうして、そばに、見えない、どこ？水、違う、まずは探さないと、冷たい、嫌だ、何が？探すんだよ、何を？見つけなきゃ、誰を？靄がかかって、行き先が。う、あ、誰、ここで何、待って、行かないで、…！！
布団の中で手を伸ばしたまま目が覚めた。夢……？何で、あんな夢。耳鳴りが残ってる気がしてこめかみを押さえる。脇に置いてある携帯に手を伸ばしてトーク履歴の1番上。誘えば、きっと来てくれる君に今日は甘えようかな。願わくば隣で寝起きしてくれる未来を。
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その顔も声も身体も俺の、モノ。真っ黒になるのが嫌で、それでも溢れて止まらなくて。愛情の、裏側。醜い見にくい見憎い見悪い。
紙一重なんてよく言ったもんだ。その首に手をかけて一生分の愛を。
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隣で眠る寝顔を眺めながら軽く溜息を着く。尿意を催して1度ベッドから抜けて済ませて戻ると寝惚けてるのか何かを探る様に動く手。
「俺はここだよ」
なんて伸ばされた手に指を絡めて握ってやれば眉間に寄ったシワが取れてふわっと柔らかくなる表情。寂しがり屋で可愛らしいな、とか思いつつゆっくりとその手を離す。落ち着いてるのを確認して俺は寝室から出てソファに座る。慰みモノのようにお互いを利用するのも疲れたな、なんて。俺にもアイツにも好きな人間が居るのに叶わないから温もりを欲する。叶わないと言うより叶えられない、に近い。愛情を抱く相手が…。叶えてしまえば風当たりが強くなる。そんな状況、俺が耐えられない。好きな相手を苦しませたい、なんて誰も思わないでしょ。
「…う"ぇ、…もう、また？」
手のひらに乗る小さな花に目を落とす。白いポピー。これは幻覚なのかもしれない、でも、俺の中には確かに感覚があって。医者に行っても見えないって言われんだから、きっと俺だけが見える幻覚なんだけど。忘却。んな事出���ねぇから困ってんのに、どうしろってんの…。時間が必要なんてよく言ったもんで、すぐには俺の中から出て行ってくれない。仕草も表情も性格も全てが鮮明に俺の中にあって、残酷なまでに微笑みかけてくる。…それもそのはず、か。俺の相手は、今寝室で寝てんだもん。向こうは俺を慰みモノに。俺は…縋り付いてモノにしたい。身体はきっと、もう俺のモノだから。頼ってきた時から俺専用に作り替えてきた。刷り込んで刷り込んで…いつか、君の心を占めるモノが、俺でありますように。狡さも時には必要だよね、なんて。
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スタッフさんとか色んな人に貰った箱をカバンに詰め込んで仕事場から猛ダッシュ！お疲れ様でーす！なんて、大声で叫んで家に待つ嫁たちの元へ！今日は佐久間さん忙しいでやんすよ～。あのゲームにこのゲームログインしまくって嫁からの愛の言葉を……街もすっかりバレンタインモードだね。ついこの前まで正月だったのに。バレンタインが終わったらすぐ…なんだろ、ひな祭りかな？ひな祭りも女の子のためのイベントだな…また嫁巡りしなきゃ。ふと、目に止まったスイーツに近寄ってく。甘さ控えめの小さめのショコラタルト。ブランデー使ってあるんだ、多少は食べやすいかな…。ちらっと浮かんだ顔にどうしようもなく顔が緩むのを感じて慌てて口元押さえる、けど、マスクしてたんだった。最後の1個か…買って帰ろ。手に持った紙袋を見てほくほくしてたら電光掲示板に映る時間に飛び上がる。
「やっべ！！」
スマホを取り出して家に居るであろう相手に連絡を入れる。ちょっと遅くなる！って慌てて送ったのに返ってるのは、分かった。気を付けて帰ってこいよ。なんて冷静な返事。らしくて笑っちゃったけどね。事故んない程度に急いで帰って、はやる気持ちのまま慌ただしく鍵を開けて家に上がろうとすると目の前に居るその相手。
「ただいまー！！んぉわっ！！？」
避けようとしてそのまま玄関にへたりこんじゃったんだけど、えーと…どういう状況？？何でその格好？？？いや、確かに理想だったから持ってはいたけど。よく探したね？とか案外似合う…って誰でも似合うかとか変な事思いながら見過ぎちゃってたのか顔真っ赤にしてリビングに走ってっちゃって。
「…へ？あ、ちょっと待って！？」
何も思いつかないまま追い掛けて慌てて抱き締める。普段慣れないことするから～…なんて顔覗き込んだら逸らされる目線。ちょっとイタズラしたくなって目の前の首に歯型が残らない程度に甘く噛み付いて。そしたら慌ててこっち向くから、そのまま、ちゅって。ね？こっち向いた。考えてる事は日付から見ても想像出来るし奥に見える片付いてないキッチン見ればわかる。でも、言わせたいのが男じゃん？俺のおねがいに弱いのも、もう知ってる。最大限甘く、優しく。でろっでろに甘いのはいつもの事だって怒られそうだけど。
「教えて？これ、どうしたの？」
「……バレンタイン」
…この返答も分かってたけど。震えてるから許してあげよ。言わせたいはどこいったって、それは聞かないお約束。俺も手元にぶら下げたままの紙袋を軽く掲げて見せる。不思議そうにしないでもらっても？ほら、最近は逆チョコ？だっけ。もあるみたいだし。
「ハッピーバレンタイン」
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捻ってもひねってもヒネっても伝わらないのだから、まどろっこしいことしてないで言った方が良くない？？好きも嫌いも苦手も無理もヤダも…あれ、好きって1つしかないんだ。好きな人好みの物愛好。全部、"好" 嫌な物を示す言葉は沢山あるのにね。不思議なもんだ。それとも、俺の語彙の問題？君は、愛の言葉幾つ言えるの？
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