さよなら。また会う日まで、"じゃあね"

根拠の無い不安事を、君にふと嘆いてみた。そしたら君は、笑いながら解決方法をくれてさ。きっと大丈夫だ、この人とならって改めて思ったんだ。俺の心配も不安も、君に伝えてみたらきっと笑い飛ばしてくれるのかな。こうしたらいいんだよって笑いながら解決に導いてくれるんだろうって。さっきまで、通話しながらも余計な考えしか浮かばなくなっていた俺に。最後は笑顔で終わらせてくれたこと、本当に感謝しています。そういうところが堪らなく好きです。

"ただ鮮明なそれを 君とみたかったんだ"

付き纏う、漠然とした不安に。酔って、咀嚼して、取り込んで、ひとつになれたらさ。きっと1番生きやすいんだろう。そんな都合よく物事が進む訳もなく。ただ抱えているしか出来ないんだ。見て見ぬふりをするか、真正面からきちんと抱え込むか。持ちきれないからと、誰かに手伝ってもらうのか。鍵をかけた場所にしまい込むのか。

夢に溺れて、妄想に委ねて。息が詰まるような感情に見て見ぬふりをして。ぬるま湯に浸かったように、この世の全てから自分を守っているのが正解か。

現実と向き合って、痛さも苦しさも全てを受け止めて。それでも前に進もうと、向かい風の中風向きに抗いながら自分を少しずつでも傷つけているのが正解か。

さあ、"───────" へ連れて行ってよ。

これは単なる願い、妄想、想像の類。"出来るのならば 今すぐ君を──────" 罪と罰か、罪か罰か。

"首を絞められる" "痕を付けられる" という行為が好きな訳じゃない。

そんなことをしたいと思えるほど、俺のことが好きで堪らなくてどうしようもない貴方が。愛おしくてたまらないだけ。

対処法なんてなくていいじゃないか、そのまま俺に溺れてしまえばいいのに。だなんて一瞬でも考えた、悪い大人。

こうして、頭の中に散り散りに散らばっている言葉たちを。ゆっくり集めて、じっくり並び替えて。そうして頭の中を片付けるんだ。この言葉が、認めた文章が。誰の目に触れることもないとしても、それでも。ここは自分のための場所、感情に溺れない為の、そんな場所。

君が信じられないというのなら、俺はそれでもいいと思う。それは君が悪いのではなく、俺の力不足以外の何者でもなくて。誰かを攻めることも、誰かに無理強いすることもしたくはなくて。俺は伝えたいことは全て伝えたんだ。だからあとは、君が自分で判断してくれたらそれでいい。言葉だけで信じられないのなら、時間をかけて態度や行動で示していくつもりで。それでも、君がちゃんと悩んでくれたのなら、それはちゃんと向き合ってくれた証であり、誠意だ。

これくらいの曲が、表現が好き。本当に心の底から思っている言葉ではなくても、俺の気持ちを代弁しているものでは無いとしても。一途に誰かを想うことが、悪いことでは無いのだと。たとえその先に何が待っていようとも、どんな結末になろうとも。その全てを受け入れていいんだと、そう思える。きっと、苦しかったこと、幸せだと感じたこと。過去に起きた全ての出来事が、無駄じゃないんだと。そう信じていたいと、信じてみたいと。日々願ってもいいんだろうな。

"真実の愛が欲しいでしょう？"

絶対に叶わないだろう、という確信を持ちながら。冗談交じりに述べた言葉を、忘れかけていたんだ。そんな気持ちすらどこか遠くに置いてきて、どうせ無理だろう、だなんて初めから諦めていた。夢だなんて大層なものじゃなく、ただの想像。いや、偶像。ふと耳に届いた曲に、どこか聞き覚えがあるような気がして。"あぁ、俺の好きな曲に似ているんだ" だなんて考えながら、それとなく生きていたのに。まさか、本当にその夢紛いな言葉が現実になるだなんて。思いもしないじゃないか。想像すらしていなかったというのに、なんだ。君たちは俺を驚かせるのが得意すぎないか。

既読が付いているか気になって、開いてみては少し浮き足立って。貴方からの連絡を待っている時間が、愛おしくて少し苦くて苦しくて、とても甘ったるくて。｢あぁ、好きすぎるみたいだ。｣なんて何度考えただろう。君を思い出しては、喉の奥が熱くなるような。そんな。

貴方から届く言葉が、声が。耳の辺りを熱くさせたりするんです。