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audrey-cinema · 1 year
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映画 『オードリー・ヘプバーン』興行収入の一部をユニセフに寄付いたしました
東北新社/STAR CAHNNEL MOVIESはオードリー・ヘプバーンのユニセフ親善大使としての活動に敬意を表し、2022年5月6日より劇場公開した映画『オードリー・ヘプバーン』の興行収入のうち、9月1日までの配給会社収入の3%に当たる1,834,553円を公益財団法人日本ユニセフ協会へ寄付したことをご報告いたします。
本作では、オードリー・ヘプバーンがユニセフ親善大使となったきっかけや、その後に訪れた各国で感じたこと、活動に対する思いなどが本人、息子や孫、友人らにより語られています。 本作をご覧いただくため、全国の劇場に足をお運びくださった多くのお客さまに感謝申し上げます。
映画公式サイトはこちら
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audrey-cinema · 1 year
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「真琴つばさ朗読音楽会♪~オードリー・ヘプバーンの生涯に思いを巡らす日」開催決定!
2023年1月20日はオードリー・ヘプバーンの30回目の命日。
その日に、彼女の人生に思いを馳せるイベントの開催が決まりました。
オードリー・ヘプバーンの生き方を敬愛されている元タカラジェンヌで男役トップスターの真琴つばささんを中心に、ゲストには同じく元タカラジェンヌの紺野まひるさんをお迎えし、オードリー・ヘプバーンの人生を物語風に朗読いただきます。
さらにはオードリーのご親友である加藤タキさんをスペシャルゲストにお迎えし、オードリーの魅力を会場の皆様と共有します。
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★イベント概要★
イベント名:朗読音楽会♪~オードリー・ヘプバーンの生涯に思いを巡らす日
開催日時:2023/1/20(金) 開演:14:00~ (開場 13:00~)、開演:18:00~ (開場 17:00~)
場所:草月ホール (東京都)
 ※チケット購入サイト https://eplus.jp/sf/detail/0043610002
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audrey-cinema · 2 years
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GENKINGさん「オードリー・ヘプバーン」トークイベント実施!
映画『オードリー・ヘプバーン』の公開を記念して5月30日(月)、東京・渋谷のBunkamura ル・シネマでの上映後にタレントで美容家のGENKINGのトークイベントが開催された。
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オードリーをイメージした白いドレスとメイクで登場したGENKING。「眉毛が特徴的なので、メイクさんと相談して眉毛を濃くしていただき、アイライナーもはね上げて、髪も普段はまとめないんですが、今日はグリグリにまとめました」と笑顔を見せる。
オードリーについて、これまで「『ローマの休日』の大女優さん」というイメージを抱いていたというが、本作を見て「180度変わりました」と明かす。「とにかく愛が深くて、いわゆる“大女優”とはかけ離れた方だなと感じました。私は自分が子どもを産めないので、ユニセフのシーン、小さなお子様を助けているシーンは心に響きました。私もいま、子どもを産めないなりに、いろいろやりたいと思っているので、そういうのも踏まえて、胸が熱くなりました」と慈善活動で子どもたちに深い愛情を注ぐオードリーの姿に、心を動かされたと語る。
また、オードリーの美しさに関しては「容姿が美しいのはもちろんですが、私はそういう外見的な美しさよりも、心がきれいな方が好きなので、(映画の中のオードリーを)見ていてキュンとなりました。いろんな困難を乗り越えて、無償の愛を与えていく――そうすることで自分も愛が満たされていく。だから、年齢を重ねていくにつれて、彼女は満たされていったんじゃないかと感じました」と語った。
映画では、幼い頃の父との別れが彼女に与えた影響や、その後の人生で彼女が抱え続けることになった“孤独”が描かれる。2015年に芸能デビューし、その後、性別適合手術を受けて女性となったGENKINGだが、芸能界に入るまでは「満たされないことばかりだったし、自分には幸せなんて来ないだろうと、後ろめたい気持ちで歩いていた」と明かす。だからこそ、オードリーの人生に自身と重なる部分を感じたようで「年齢を重ねて、夢に向かってあきらめずに進むこと、あとは無償の愛――ファンの方とのコメントのやりとりで支えられたりして、年齢を重ねたほうが私は幸せを感じているので、そういう部分も似ている気がしました」と語る。
GENKING自身は、どのようにして、そうした前向きな気持ちを手に入れることができたのか? という質問には「関わっていく人が笑ってくれたり、想像とは逆の言葉が返って来ることで嬉しさが増すことが多かったです。絶対に『気持ち悪い!』と思われるだろうと思いながらデビューして、アンチコメントもいっぱい来るだろうと思ってたんですが、そういうのは全然なくて、むしろ励ましの言葉をもらって『時代が変わってきたんだな』と感じました。幼少期はイジメられたし、イヤな言葉をいっぱい掛けられて、それがトラウマで『また同じこと言われるんだろう』と思いながらTVに出たんですけど、真逆で、そういったことから新しい発見ができて、人に優しくされると、自然と『恩返ししたい』ともっと優しい気持ちになれました。周りの方が優しくしてくれたからこそ、満たされて頑張れているんだと思います」と周囲の優しさによって、変わることができたとふり返った。
デビューから7年目を迎えて「いまが楽しい」と笑顔を見せるGENKING。「最初の2~3年は、記憶がないくらい、いろんなことが大変だったので、それを振り返ると成長したなと思います(笑)。デビューした当時は彼もいなかったし、仕事に一生懸命でしたが、好きな人に出会って、仕事よりも大切なことが初めて見つかりました。私は生まれた時から全てが困難で、恋愛なんてできるはずもなかったし、中学生や高校生の多感な時期にいろんな経験をされた女性も多いと思いますが、私の場合『洋服も体操着もなんで(自身が考えている性別と)違うんだろう?』というところから始まったので、ようやく30歳手前で遅れた思春期が来て、洋服や髪型、ネイルとか、みんなが高校生の頃にやったことをようやくできるようになって、そこから人生が楽しくなりました」と充実した表情を浮かべる。
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没後30年近くが経っても、変わらずに愛され続けるオードリー。GENKINGは時代の変化に惑わされずに生き抜くための“強さ”について、こう語る。
「いまの時代、SNSが普及していて、みんなそれぞれの人生の一番楽しかった時、良い時を載せていると思うけど、それが全てじゃないと思っていて、どんなに成功していると思われている方でも、裏で悩んでたりする。目に見えるもので全てを決めつけないでほしい。私も昔は、自分が恋愛できなかったので、親友が結婚すると聞いて、『おめでとう!』と思いつつ、自分ができない苦しさや悔しさで、なんとも言えない気持ちになって、心から祝福できずにいたりしました。でも、そういう気持ちでは自分自身もハッピーにならないので、オードリーのように見返りを求めず、みんながハッピーになって、笑顔になるような生き方をしていると、回り回っていつか自分に返ってくるんだなと思っています」。
またGENKINGは、女優として第一線で活躍していた時期に、家庭に入ることを決めたオードリーの“強さ”や“決断力”にも深く共感したよう。「私も、TVに出始めた時、(自身の性的志向について)カミングアウトした方がいいのか? しない方がいいのか? どうするのか? と事務所の方向性も分かれて話し合いが持たれたりもしたんですけど、私自身は自分の方向性が決まっていたので、周りから『カミングアウトしない方がいい』と言われても、批判はあるかもしれないけど、突き進む勇気があったし、結果がすぐ出ないであろうとも、やり続けていくことがすごく大切だと思っていました」とブレずに自分が進むべき道を進むことの重要性を口にした。
最後にGENKINGは、来場した観客に向けて「コロナ禍ということもあって、思うようにいかなかったり、私自身も壁にぶつかることがすごくあります。でも、人間、いまがすごくつらいと思っても、“今日”だけが結果だと思えば『良くなかった』と思ってしまうものだけど、私は死ぬまで全てが過程だと思っています。乗り越えてみると、悔しかった涙も悲しかった涙も嬉し涙に変わると思います。『“口”に“プラス”と書いて“叶う”』という言葉を私はずっと言ってるんですけど、ネガティブな気持ちになりそうな時こそ、鑑の前でニヤっと笑ってみると、『何やってるんだろう?』と思いつつ、またニヤっとしてくるもので、そういうことが大切だなと思います。いつどうなるかわからない人生なので、周りに気を遣わず、自分がやりたいことをやって、嫌われたっていいので、もうちょっとみなさん、自己中で生きていただければと思います!」と力強く呼びかけ、温かい拍手の中でトークイベントは幕を閉じた。
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『オードリー・ヘプバーン』は公開中。
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audrey-cinema · 2 years
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オードリー生誕記念!ゆりやんレトリィバァさん登壇イベントレポート
5月4日、オードリー生誕の日、そして映画の公開を直前に控え、オードリーの大ファンを自認するゆりやんレトリィバァをゲストに迎えた映画公開直前&オードリー生誕記念イベントを実施いたしました!
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ゆりやんは『ティファニーで朝食を』にてオードリーが着用していた衣装をイメージした黒いドレス、手袋、ネックレスで優雅に登場し、劇中のオードリーを完全再現?したような同じポーズでニッコリ。そして、落ち着いた口調で「オードリー・ヘプバーンです」と挨拶し笑いを誘い、さらに会場に飾られた『ティファニーで朝食を』の場面写真を指して「これは、本物の写真で私が先ほど楽屋で撮っていただいたものではありません」と断りを入れ「素敵なドレスを着させていただくと、オードリ(踊り)出したくなっちゃいますよね?」と世界的スターらしからぬベタなギャグを口にする。
そして“緊急重大発表”として「オードリーは、愛されることより愛することを信じて、生涯、愛することを貫いてこられました。私はそんなオードリーを尊敬しておりますので、私も愛することを貫きたいと思います。オードリーのように子どもたちを愛し、守るために、キャラクターを変更したいと思います」となぜか突然のキャラクター変更を宣言! アイドルのようなかわいらしい口調で「よろしくお願いします!」とアピールした。
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突然の宣言に「ちょっと説明が必要かと…」と困惑気味に司会者が尋ねると、ゆりやんは「子どもたちを愛したいというのはもちろんなので、子どもたちが危ない目に遭っていたら、私のこの体で守るぞ! という」と説明するも、イマイチ伝わらず、会場はビミョーな笑いに包まれる。その後の、映画についてのトークでは「そのキャラのまま行くのか?」と司会者に問われると「自分の中でも境目がわからなくなっていて…(苦笑)」と自身も困惑している様子をうかがわせた。
改めてこのドキュメンタリー映画について、ゆりやんは「本当に人生を変える1本だなと思いました。オードリーさんって、おきれいでかわいくて、華やかな人生送られていたんだというイメージでしたが、そんなことなくて、過酷な時代を生き抜いてこられていて、いま私たちが生きている時代と重なる部分もあるし、『私だったらどうする?』『どうやって生き抜いていかないといけないのか?』と考えさせられ勇気をもらい、考えるきっかけになりました」と語る。
この日はオードリーの誕生日で、存命であれば93歳を迎えていたが、ゆりやんは「3年間だけオードリーさんと同じ時代を生きさせていただいたというのが光栄です。もっと一緒の空気を吸いたかったと思います」と63歳の若さで亡くなった世界的スターを偲んだ。
オードリーの出演作では『暗くなるまで待って』がお気に入りだというゆりやん。このドキュメンタリーでは、家族や多くの関係者が「愛」というキーワードを用いて彼女について語るが、愛されることよりも愛することを選んだオードリーについて、ゆりやんは「私なんかだと、『こんなに愛してるのに、なぜ愛してくれないんだ?』と腹が立ってくるんですね、いつも。見返りばかりを求めて生きているなって思います。オードリーさんは、そうじゃなく、愛されることより、愛することに重点を置いて生きておられて、見習いたいと思います」とオードリーの生き方に感化されたと語る…が、それでも「なぜだ? こんなに愛してやってるのになぜ? って腹が立つこと、ありません? (愛を与えるのが)こっちばっかりじゃん!って」とオードリールックの上品な出で立ちとのギャップが激しい怒りをぶちまけ、会場は大きな笑いに包まれた。
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さらに、時代を超えて愛されるオードリーが遺した数々の名言にまつわるクイズをゆりやんに出題しさらに会場を笑いに包み込む。
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イベントの最後にゆりやんは映画について「人生を変える作品になること間違いなしです。みなさんの知らなかったオードリーさんの人生を見ることができます。この作品をきっかけに、何かに気づいて、行動を起こす“アレ”になればいいなと思います(笑)。ぜひご覧ください!」とやや乱暴にまとめつつ映画をピールし、笑いの中イベントは幕を閉じた。
イベント動画はこちら!!!
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audrey-cinema · 2 years
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映画『オードリー・ヘプバーン』Twitterでの感想投稿キャンペーン開始!
5月6日(金)公開!映画『オードリー・ヘプバーン』
Twitterでの感想投稿キャンペーンを開始いたします! 以下の要領で感想を呟いていただくと、抽選で豪華プレゼントが当たります!
ぜひこの機会に感想を呟いてください。
【 1 】 公式Twitter(@audrey_cinema)をフォローし、 ハッシュタグ 「#オードリー・ヘプバーン感想 」を付けて感想を投稿してください。
投稿の際は、下記QRコードから画像をダウンロードしてご利用いただけます。
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【 2 】 キャンペーンにご参加いただいた方の中から抽選で5名様に、 映画「オードリー・ヘプバーン」から、オードリーの写真を額装入りでプレゼント!
応募〆切:5月23日(月)23:59
※当選連絡をDMでお送りするため、公式アカウントのフォローをお忘れなく
※お写真は選べませんのでご了承ください。
※商品の発送は6月以降となります。
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audrey-cinema · 2 years
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ユニセフ特別試写会「オードリー・ヘプバーン」試写会レポート
4月29日(金)ユニセフ協会協力のもと本作の試写会が開催された。
かつて、ユニセフ親善大使として世界中を駆け回り、子どもたちのために奔走したオードリーの遺志を継ぎ、いまもその活動を続ける日本国内に存在する60万人の会員とともに行われた試写会イベントだ。
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ユニセフ特別試写会冒頭では、日本ユニセフ協会遠藤事務局長から来場者へ向���て挨拶が。「今年2月24日、ウクライナ危機が世界中の人々に衝撃を与え、その日以降、ユニセフ協会には多くの方々よりあたたかい寄付がされています。またユニセフでは、750万人いるウクライナの子どもたちを紛争の危機から守るため、発生直後から、安全な飲み水や医療物資を届け、現金給付を行い、子どもたちが心理ケアを受けながら避難先で安全に生活を送れるよう支援を続けてております」と現在のウクライナ情勢におけるユニセフ協会の活動に触れ、長期的に子どもたちが再び日常生活を取り戻せるよう支援に努めていることを掲げた。本支社会でも、「試写会後ユニセフ・ウクライナ緊急募金へのご協力をお願いしております。皆さまからのあたたかいお気持ちをお寄せいただけますと大変有難く存じます。」とウクライナ危機に対しての募金を募った。
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 さらに、「ユニセフの活動は、今日ここにお集まりくださったサポーターの皆さまと同様、各界で活躍される「ユニセフ親善大使」にも支えられています。オードリー・ヘプバーンさんも、1988年から1993年に亡くなられるまで、親善大使として子どもたちのためにご尽力くださいました。当時深刻な飢饉に苦しんでいたエチオピアの子どもたちを訪問したあと、一日に15件ものインタビューに答え、世界中のメディアを通じてその窮状を訴えたといわれています。ほかにも、ソマリア、ベネズエラ、バングラデシュ、ベトナムなど数多くの国をまわり、子どもたちの状況を世界に伝えてくださいました。いま、オードリーさんが存命でしたら、ウクライナの子どもたちを想って胸を痛めたことと思います。」と映画の中でも描かれるオードリーのユニセフ親善大使としての活動にも言及。今なお、世界に影響を与え続けるオードリーのユニセフ親善大使としての活動を称賛した。
映画をみたサポーターの方々からは、「無償の愛の尊さに感動」「家族に心から愛され、幸せだった人生」「ご自身の苦しみを他者への愛に変えた人生」といった感想の声が上がったほか、「今こそ、観るべき映画!」「愛をありがとうございました」「これ程心に残った美しい一生はない」とオードリーの生き方に対して感激の言葉が続々と届いている。
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尚、東北新社/STAR CAHNNEL MOVIESは本作の公開に際し、オードリーの活動をこれからも支援し続けることを目的に本作品の興行収入の一部をユニセフに寄付する運びとなっている。
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audrey-cinema · 2 years
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犬山紙子さん&大日方久美さん登壇!「オードリー・ヘプバーン」試写会レポート
“いまこそ、一番必要な映画”
犬山紙子、大日方久美子も魅了する オードリー・ヘプバーンの人生とはー?
4月26日(火)に都内で開催された「オードリー・ヘプバーン」試写会の上映前に、エッセイストの犬山紙子さんとパーソナルスタイリストの大日方久美子さんによるトークイベントが行われました。
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犬山さんは映画を観て、オードリーの印象が変わった部分も多かったそうで「世界中から愛されていた女性という印象でしたが、何よりも愛に飢えていたんだなと。この映画を観て、初めてオードリーを身近に感じたし、誰が見ても身近に感じられると思います」と語る。
大日方さんは、初めてニューヨークを訪れた際にティファニーに足を運び「ここにオードリーが立ってたんだ!」と感慨にふけったというが、映画を観て「『オードリーも私と大差のない普通のひとりの人間だったんだ』という印象を持ちました。前半は、美しさに息をするのを忘れてしまうくらいでしたが、後半に進むにつれて、『心から愛されたい』ともがいて、掴もうとして、それでも掴めなかった哀しみを感じました。人生はオードリーも私も平等に公平に幸せと不幸があって、彼女は一番求めたものを最後まで手に入れられなかった。でも、もらえなかったからこそ、痛みや哀しみを愛にかえて、みんなに降り注ぐという、その行動が彼女を強烈に『美しい』と思わせるんだなと思いました」とふり返った。
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犬山さんは、大日方さんの言葉に同意し「美しい方はたくさんいますけど、なんでここまでオードリーの魅了されるのか? “内面の美しさ”ということがよく言われるけど、その解答がこの映画にあると感じました。オードリーの晩年の美しさ――人って行動と共に美しく年齢を重ねるんだなと。私が、オードリーが一番美しいと感じたのは、ユニセフ大使として支援をしている姿でした」と深くうなずいた。
犬山さんは、オードリーの印象的な言葉としてユニセフの大使として世界中を飛び回っていた頃に語ったという「時間をかけてでも、人道的支援を政治化する代わりに、政治を人道的に変えるのが夢だ」という言葉を紹介。「政治が人道的でなくてどうする? という訴えであり、個々人のアクションは尊いけど、そもそも政治がやるべきという訴えです。この指摘が、(彼女の没後約30年が経つ)いまでも響く現状が哀しい…」と語った。
犬山さん自身、虐待児童を支援する「こどものいのちはこどものもの」というボランティア活動をはじめ、様々な社会活動に力を入れているが「政治が動くトップダウンと個人が動くボトムアップの両方が必要です。この映画を観て、寄付のアクションを起こす人が増えると思います。ちょっとした寄付で助かる命があります」と訴える。
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大日方さんは、オードリーの「愛とは行動なのよ」という言葉を紹介。大日方さん自身も、虐待されている子どもや親たちを支援する活動や保護犬の活動を行なっているが「私はできる時は寄付をしたり、足を運んでボランティアをするようにしています。『私には何もできない』と言う人が多いけど、寄付が全てじゃないし、寄付することが偉いわけでもない。行動に移すことが大事だと思います。お金があっても時間がないなら寄付すればいいし、時間はあるけどお金がないならボランティアをして時間を寄付すればいい。時間もお金もなくても、経験と知恵と優しさがあるなら、それをシェアしてほしい。何もできない人なんて一人たりともいないと思います」と呼びかけた。
こうした活動について、犬山さんも大日方さんも動機はあくまでも「自分のため」と語る。犬山さんは「私は自分の心が苦しい時に寄付するようにしています。しんどい時にそうすることで『こんな私でも生きていていいかも』と思えたりします。オードリーも自分の寂しさを、誰かを愛すること、子どもたちを愛することで癒していたというのが映画で描かれます。自分に自信がなく、生きていていいかわからない中で、こういう活動をすることで、自分を肯定できる。美しい動機ではなく、自分のためです」とその真意を説明する。
大日方さんもその言葉に同意し「私も自分がやりたいからやっています。『できる時に、できることをできる人がしよう』というモットーで、できることを途切れることなく絶えず、一歩ずつ続ける――それがたぶん、自分が生きる意味だと思っています」と語った。
また、20代で突如大スターとなったオードリーが、出産や育児を機に女優業を休むという決断をしたことについて、大日方さんは「強いなと思います。自分だったら『これを手放したら、二度と戻れないんじゃないか?』と思ってしまう」と語り、犬山さんも「私も妊娠したとき、産後に復帰したいと考えていたけど、産休が明けたら仕事がないんじゃないか? と不安でした」と明かす。
犬山さんは「オードリーはきっと、お父さんへの寂しさ、愛への渇望が家族への憧れに、見捨てられることへの不安が彼女を家庭に向かせたのかな? 子を持とうと思った人が、どうしたいか選択できる状況が大切。それができる状況であってほしいけど、オードリーはそれをあの時代にハリウッドでやってのけた。とてつもない意志の強さだと思います」とオードリーの選択を称えた。
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コロナ禍、そしてウクライナで起きている悲劇と、他人に“愛”や優しさを与えるという気持ちの余裕さえなかなか持てない現代だが、こうした現況について、犬山さんは「うちの子どもが『イッツ・ア・スモールワールド』で「世界はひとつ」と歌うんですけど、大人としてはふがいない気持ちです。世界は戦争をしてるし、ひとつじゃない…と罪悪感を感じます。オードリーも『罪悪感がある』と語っていました。こんな社会で何ができるか? と無力感を感じてしまいますが、だからこそオードリーの活動は尊い。本当は彼女が活動しなくていい世の中が望ましいけど、そうじゃない現状がある。そこで声を上げること、政治を声で動かすことが大事だと思います。ウクライナの現状を見越して作られたわけじゃないけど、いま一番必要な映画なんじゃないか? いまこそオードリーのメッセージが一番伝わるときなんじゃないか?と思います」と呼びかける。
大日方さんは「私自身、決めているのは、人を幸せにするとか、愛を与える大前提として、自分を一番大切にしようということ。自分への愛を忘れず、自分を愛おしく大切にしようと。それができた上で、やっと人に優しさや愛を出せると思います」と他人に愛を与える前に何より自分を大切にすることの重要性を訴えた。
トークの最後に犬山さんは、オードリーが歌う「ムーン・リバー」、そして彼女が自身のコンプレックスについて語るシーンを見どころのポイントに挙げつつ「ぜひオードリーを身近に感じて、自分の中の小さな変化を大事にしてほしいと思います」と語りかける。
大日方さんは「息をするのを忘れずに(笑)」と語り、もう一度オードリーが発した「愛とは行動なのよ」という言葉に言及。「みなさんなりの受け止め方で、(この言葉を)心にスッと心に入れて、帰っていただき、それぞれの愛のある行動をしていただければ、それだけで、自分が豊かな気持ちになる瞬間を感じられると思いますので、ぜひ行動に移していただければ嬉しいです」と呼びかけ、トークイベントは幕を閉じた。
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audrey-cinema · 2 years
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小原ブラスさん登壇!「オードリー・ヘプバーン」試写会レポート
4月25日、ロシア生まれのコメンテーター・小原ブラスさんが「オードリー・ヘプバーン」特別試写会に登壇、本作についてたっぷりと語っていただきました。
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小原は、オードリーが63歳で亡くなったのは1歳の時だったため、リアルタイムでは彼女の存在について「知らなかった」というが、その後、映画や友人の家に貼られたポスターなどでその存在を認識するようになり「歴史上の“美”を代表するような人物であり、360度どこから見ても完璧な人。『本当にいたのか?』と思うような存在」とその印象を語る。若い世代にとっては「太眉の発祥のひと」という認識を持っている人も多いそうで「『オードリーみたいな眉がいい』と言う若い子もいるし、いまだにその在り方が継承されていると思う」とその偉大さについて語る。
映画を鑑賞して、改めて素の人間としてのオードリーの存在を目の当たりにし「人やったんや…」と思ったという小原。「弱い部分もあったんだなと。完璧でない弱い部分を見せてくれて、『あ、弱くてもいいんだ』と自分の中でも安心できました」と印象を伝えながら、自身と共通する点も多々感じたそうで「彼女はずっと愛を求めていたひと。世界中からメチャメチャ愛された方だけど、それでも一番追い求めていたのは愛だったんだなと。僕も、夜とかに『まだ愛されてへんのかな?』『もっと人に愛されたい』と悩むことがあります。ただ、最終的に彼女がしたのは『愛を与えること』であり、与えない限り満足できないと気づいたんだと思います。僕も、自分主体で見るんじゃなく、まずは愛したいなと。自分がほしいものをまず人に与えないといけないんだと目を覚まされました」とオードリーの生き方に気づきをもらったと明かした。
また、本作をいまの時代に鑑賞する意義について尋ねると「オードリーは、第二次世界大戦中に地下室でバレエを踊っていたんですね。地下室に逃げている時でも、バレエをみんなに見せて、ちょっとでも紛らわせようと、楽しいことを見つけようと努力してたんです。苦しい中でも、楽しいことを探す――コロナ禍もそうだし、いまの戦争の時代にもそれは大切なことだと思います。どんな苦しい中でも、楽しいことを見つけないと人間は生きていけない、喜びを感じることを忘れてはならないと感じます」と言葉に力を込めた。
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また、映画の中のオードリーの言動で特に印象的だったというのが、夜中に急に思い出してしまうほどの父親への強い思いだったという。小原自身、5歳で両親が離婚し、日本にやってきたが「僕は、新しいお父さんが愛情を注いでくれたので、正直、そこまで(実の父への)思いはなかったんですけど、子どもの頃の辛かった思いは、人生に長く影響を及ぼすんだと感じました。戦時下でのお父さんとの別れの衝撃が心に残っていて、負の思い出としてずっと引きずってたんだなと。戦争で子どもが苦しんだり、泣いている姿を見ると、いたたまれへんかったんだろうなと思います。そこで『子どもを助けたい』という気持ちが芽生えていったんだと思う」とオードリーの子どもたちへの思いの強さや晩年のユニセフ国際親善大使としての活動の原点に思いをはせた。
改めていま、ウクライナで起こっていることに対する率直な思いを尋ねると、小原はゆっくりと言葉を選びながら「簡単に『ひどい』『許せない』とかいろいろ言うことはできるけど、(ウクライナからの)ああいう映像を見てるとそんな簡単な言葉で言い表せへんなって実感しています。現状に対し、言葉が出てこないし、理解が及んでいないです。映像やSNSの情報に触れても、まだ僕に人間というものが理解できておらず、僕の簡単な感情で評価することもできないし、どうしたら(戦争を)止められるかもわからない…。自分が信じていること、少しでもできることはやってるけど、でも侵略を止めるために戦地に行って戦うとか、自分の命を犠牲にすることもできない。キレイごとを言っても、安全圏にいたいし、いちゃう。何を言っても言葉が空っぽで飛んで行っているような感覚で…」と己の無力感を口にする。
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その上で「この映画を見て改めて思ったのは、ロシアは侵略の理由としてウクライナのNATO加盟、東方拡大を抑えるためだと言っているけど、愛を求めていたオードリーが愛を与えたように、平和がほしいなら自分たちも与えんとアカンちゃうのかなってこと。安心がほしいなら、自分が安心を与えないといけない。それを力で無理やりという動きは、安全にはつながらない!」と武力による行動を断罪。「この映画がロシアで上映されるのかわかんないけど、そういうところをもしも、ロシアで上映されたら見てほしい」と訴えた。
晩年のオードリーは、知名度を活かし、自らを「広告塔」にしてユニセフ国際親善大使の活動に全てを捧げた。小原は彼女のこうした行動・思考に共感を示し「いま、僕は意識的に知名度、発言力が欲しいと思ってて、それはいまの日本、世界で一部、変えたいことがあるからです。それを自分の言葉で伝えて、変えられるのかわからないけど、影響を与えたいという目標があります。その目標はまだ言いませんけど、今日のギャラでは…(笑)」と冗談めかしつつ、強い影響力を手にして、社会を変えたいという思いを抱いていることを明かす。
一方、海外出身という自らの出自であるがゆえに、ストレートに日本の社会への思いを口にできないことがあるという苦悩も吐露。日本の社会の問題点などについて「子どもの頃から思っても、それを口にすると『じゃあ、生まれた国に帰れば?』という目で見られるんじゃないか? という思いがある。よく『歯に衣着せぬコメンテーター』とか言われますけど、メッチャ歯に衣着せまくってますよ!」と苦笑交じりに語る。さらに「そうやって、溜まってきた思いがいっぱいあることに気づいて、やっとある程度、その形が見えてきたし、言ったことに共感してくれる人も増えてきました。だからこそ、(社会の中で)見えていない少数派の“何か”を自分が表に出すことができるんじゃないか? 『多様性」と言われて、少数派の人たちも生きやすくなっているかもしれないけど、実際は『ここまでは許されるけど、ここは許されない』というのがあって、許されない少数派がまだまだいると思うので、そういう人たちのお手伝いが出来たら」と語った。
その一環として小原は、一般社団法人「外国人のこども達の就学を支援する会」の理事長を務めている。この活動について小原は「外国人の人とつながる中で、学校に通っていない子がたまにいることに気づきました。海外の労働力を受け入れて、彼らの子どもたちも日本に来るけど、公立校だと日本語がわからず、なじめないし、プリントに何が書いてあるかさえわからず辞めてしまう。そういう子たちが(コロナ禍の前の時点で)2万人います。海外の移民問題でも、そういう子たちが集まってギャング化したり、外国人が治安悪化の原因と思われて『受け入れるのをやめるべき』と衝突が起こったりするし、日本でもそれが始まりかけています。将来的に、日本人が外国人を嫌いになると生きづらいし、平和な日本であるためにいま手を打つべきだと思って、『何かできることはないか?』とそういう団体に声を掛けたら『発信力がないので、発信する立場になってもらいたい』と言われました」と理事長に就任することになった経緯を説明し、理解を訴えた。
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トークイベントの最後に小原は改めて映画について「彼女の生きざまを見てもらいたいのはもちろんですが、単純にボーっと見ててもいいです。ずっと見ててもキレイなので。映画がわからなくなったら、ボーっと見てるだけで楽しめるので、ぜひ楽しんでください!」と呼びかけ、トークイベントは幕を閉じた。
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audrey-cinema · 2 years
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fan’s voice「オードリー ・ヘプバーン」最速試写会レポート!
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4月24日(日)都内で行われた本作の試写会に、オードリー・ヘプバーンと親交が厚く、日本の親友としてプライベートでも親密な関係を築いてきた加藤タキさんが登場。映画の公開を記念して、オードリーから贈られたという直筆のお手紙を披露し、加藤さんだからこそ知るオードリーの意外な素顔やプライベートのオードリーがどんな女性だったのか、エピソードを明かしました。
タキさんは20年以上にわたって公私ともにオードリーと親交を結んできたが、そんなタキさんもこのドキュメンタリー映画を見て「『そういうことだったのか…。あぁ、なるほど』と納得したことが多々ありました」と初めて知ることが多かったと明かす。 「これまで疑問に思っていたことで、(映画を観て)一番納得がいったのが、彼女の『愛』に対する考え方。(オードリーは)慈愛に満ちていると言うけど、どうして彼女は求める愛ではなく、与える愛を選んだのか? このドキュメンタリーを見て『なるほど』と思いました」とうなずいた。
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【↑1982年当時の写真/オードリーとタキさん】
タキさんが初めてオードリーと顔を合わせたのは、ウィッグのCMのコーディネーターとしてオードリーのローマの自宅を訪ねた51年前の1971年で、タキさんは当時26歳だった。「ツタの生えたレンガ造りのアパートメントで、大きな木の扉をノックし、メイドさんがいらっしゃるかと思ったら、オードリーさん本人がワインカラーのニットのワンピース姿で『ウェルカム!』と迎えてくださいました。何にびっくりしたって、15人ほどのスタッフを連れて伺ったのですが、ひとりひとり自己紹介したら、次の瞬間からちゃんと全員の名前を覚えて呼んでくださるんです。みんな『オードリーさんのためなら何でもやろう!』と思わせてくれました」と驚きのエピソードを明かす。
さらに「ひと段落してお茶を…となった時、銀のトレイに乗った銀のポ���トでコーヒーと紅茶を、レモンもミルクも全部自分で用意してくださるんです。ひとりひとりに『コーヒー? ティー?』と聞いてくださって、そんなオードリーさんにみんな吸い込まれちゃうんです!」と世界的大スターでありながら、スタッフひとりずつに細やかな気遣いをする女性だったと語る。仕事の場に限らず、普段からオードリーは「ごく普通の方。ナチュラルでした」と明かすタキさん。2回目のCM撮影で、パリを訪れた際も「(パリの常宿に)朝の7時半に迎えに行くんですが、7時29分に下から電話をすると、7時30分20秒にはおひとりで、ルイ・ヴィトンのバッグを持って降りてらっしゃるんです。『お持ちしますよ』と言っても、『これは自分の荷物だから』と。本当に自然体で偉ぶることがなくて、それはこのドキュメンタリーでも出ていたと思います」と語った。
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【↑1971年、ウィッグのCM撮影時のスナップ】
ファッションに関しても「普段からとてもシンプルでした」とのこと。 ある時、オードリーから「相談に乗ってほしい」と言われ、何かと思ったら「寒波が来るので、初めて毛皮を買うんだけど、何を買っていいかわからない」とアドバイスを求められたという。オードリーは普段から毛皮はおろか「カシミヤでもないウールのコートを着ていて、『これが居心地が良いし、私には似合うから。毛皮は似合わない』とおっしゃっていました」と明かし、タキさんが映画の中で彼女が身に着けていた毛皮やアクセサリーがとても似合っていたと本人に伝えると「タキ、あなたは勘違いしてるわ。あれは映画の中のオードリー・ヘプバーンが演じているだけで、素のオードリー・ヘプバーンには居心地が悪いし似合わないわ」と言われたという。
一方のタキさんは、当時からたくさんのアクセサリーを身に着けていたが、オードリーはそれに対して「タキはいっぱい着けるのが良く似合うわ。THAT IS YOU.(それがあなたなのよ)」と言ってくれたという。タキさんは「自身の価値観を他人に押し付けるようなことはせず、『自分は自分。他人は他人。成熟した人間ならわかるわよね?』という方でした」とふり返る。
また、プライベートでは愛に恵まれなかったと評されることが多い、オードリーの恋愛に対する考えに話が及ぶと、タキさんはパリでの撮影時の彼女との印象深いエピソードを披露。当時、オードリーは2度の結婚と離婚を経て、ロバート・ウォルダース氏と付き合っていたが、彼が席を外している時にタキさんはオードリーに「どういう男性が好きなの?」と尋ねたという。「すぐに返ってきたのが『A strong man(強い男)』という答えでした。思わず『え?』という顔をすると、彼女はウインクしながら『いま、マッチョな男を想像した(笑)? 違うわ。強い人というのは、挫折を知っている人のこと。挫折を味わった人は、それが強さと優しさに変わっていくのよ。それが“Strong man”よ』とおっしゃいました」と明かした。タキさんは、オードリーの恋愛観について「父親から与えられなかった愛が、彼女の挫折感、トラウマになっていたことが、この映画を観て理解できました。愛に恵まれなかった人は、世の中に対し斜に構えて素直になれないことが多いですが、���ードリーさんはこの映画の最初のほうで『愛を受け入れるか? 拒絶するかの人生しかない』ということを本で読んだと言っていました。彼女は受け入れ、そうすることによって、求めても、求めても、与えられなかった愛を“与える愛”に進化させていったんだと、私は思いました」としみじみと語っていた。
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【↑オードリー直筆の手紙(1992年)】
また、オードリーは晩年の人生をユニセフ親善大使の活動に捧げ、世界中の貧困地域を訪れたが、タキさんはオードリーが口にした忘れられない2つの言葉を明かしてくれた。ひとつは、世界的な女優である自身がユニセフ大使として募金活動に奔走すると、多くのお金が集まることについて口にした「私はそのために女優をやってきた気がする」という言葉。もうひとつは、バブル期に来日した際にホテルでビュッフェ形式で行われた歓迎パーティーでの言葉で、オードリーはパーティ会場の隅で、人々が食事を皿に盛る様子を見ながら、寂しそうな眼差しで「タキ、日本だけじゃなく、アメリカでもヨーロッパでも、みんな自分が取った食事を食べきらないうちに皿を置いて、次の食事を取りに行ってるわ。もったいない。私は残飯でいいから、全てを引っさらって、このまま飛行機でバングラディシュに行きたい」と語ったという。少し前に大使として訪れたバングラディシュで、オードリーは、ある子どもから、配給で配られた1個のコッペパンの半分を「はい」と差し出されたそうで「それを手にしたとき、私はこんな大きな愛情をもらっているんだと、それが大きな喜びになった」と語っていたという。
この日のトークでは、タキさんがオードリーから受け取ったという直筆の手紙も披露。亡くなる前年の1992年の8月の日付の手紙には、グラフィックデザインを学ぶ次男のために、日本のデザインの本を送ってくれたタキさんへのお礼や、おかげで次男が無事に卒業できたという報告、さらに「息子はちゃんとあなたにお礼状を書いたかしら?」という“母親”の顔をのぞかせる言葉がつづられていたという。その頃、彼女身体は既に病魔に蝕まれていたが、タキさんは「9月に入ってお電話をいただいて『ようやくユニセフの1年の予定が終わって、帰ってきたばかりで、1か月お休みだけど、10月からまた来年のユニセフの活動の計画を立てるわ』と言っていて、ひと言も『具合が悪い』といったことがおっしゃいませんでした」と述懐。
その後、タキさんは年末にクリスマスカードを送ったが、例年ならすぐにお礼の連絡をくれるのに、何の音沙汰もなかったことからおかしいと思って電話をし、そこで彼女がアメリカにいることを知り、息子と連絡を取って、病気であることを知らされたという。それでも、タキさんはそこまで症状が重いとは思ってなかったという。1993年1月20日にオードリーは63歳でこの世を去ったが、タキさんは「21日の朝にラジオをつけたら、彼女の曲が掛かっていて、(死を知り)本当にびっくりしました…。早すぎて…。心を痛めるというのは、ストレスになり、病を引き起こすことになるんですね。よく(恋人の)ロバートさんが『休ませなきゃ』と言ってましたが、そういうことだったんですね。いま、ご存命だったら、ウクライナのことを彼女はどう感じて、どういう行動をとっていらしたかな? と思います」と声を詰まらせながら、語った。
トークの最後にタキさんは、オードリーが無類の親日家だったことにも言及。欧米のスターを迎える際にも控えめな態度だと聞いていた日本のファンが、熱狂的に出迎えてくれたことを非常に喜んでいたそうで、タキさんは「ある時、彼女は私に『タキ、私は前世で日本人だったかも。それくらい、日本が好き』と言っていました」と語り、死後30年近くが経ったいまでも映画雑誌などの好きな女優ランキングでオードリーが上位にランクインされることについて「日本のみなさんは、どこかで彼女の本質を見抜いているんだと思います。いまでも、こうして彼女の映画にみなさんが集まってくれることを、とってもお喜びになると思います」と語っていた。
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死後、30年近くを経ていまなお世界中で愛され続ける偉大なる映画スター、オードリー・ヘプバーンの真の姿に迫るドキュメンタリー映画「オードリー・ヘプバーン」は、5月6日(金)ロードショー。
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audrey-cinema · 2 years
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『オードリー・ヘプバーン』公開記念『ローマの休日』『パリの恋人』ほか8作品を特集放送
『ローマの休日』『シャレード』『マイ・フェア・レディ』など、数々の名作映画で時を超えて世界中の人々に愛されてきた大スター、オードリー・ヘプバーン。その名声に隠された本当の姿を描く長編ドキュメンタリー映画『オードリー・ヘプバーン』の公開を記念して、「BS10 スターチャンネル」(株式会社スター・チャンネル:東京都港区)では、この公開を記念し、 「名作特集:麗しのオードリー2022」と題して、 4月から5月にかけ、オードリーの多彩な魅力が光る名作映画を特集放送・配信します。
詳しくはこちらへ!!
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audrey-cinema · 2 years
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「オードリー・ヘプバーン」 公開記念‼️HIS×スターチャンネル 共催企画✨
ローマ&パリ2都市中継 名作映画のロケ地探訪オンラインツアー 開催決定❣️ 抽選で100名様無料ご招待//
■日時■ 2022年4月23日(土) 16:00〜開始 ■概要■
数々の名作を残し、“永遠の妖精”として世界中の人々に時を超えて愛されている、ハリウッド黄金期の伝説的スター、オードリー・ヘプバーン。 本ツアーでは、彼女の代表作でもある『ローマの休日』と『パリの恋人』の舞台となった イタリア・ローマ&フランス・パリの2都市をライブ中継でご案内いたします。 さらに、アメリカ・ニューヨークから『ティファニーで朝食を』の舞台をめぐる特別VTRも合わせてご紹介します。
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audrey-cinema · 2 years
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映画「オードリー・ヘプバーン」からのお知らせ
東北新社/STAR CAHNNEL MOVIESはオードリー・ヘプバーンのユニセフ親善大使としての活動に敬意を表し、映画『オードリー・ヘプバーン』の配給会社収入の3%をユニセフに寄付いたします。
映画公式サイトはこちら
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