Tumgik
2016shikaimai · 5 days
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kuchibiru_17_7
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不思議な人 ⑺
「負けるの?真耶に?」
「負けるよ」
「その根拠は」
「その自信、西野加奈さんはこの学校では『天才』だけど本当は隠した「能力」のせいだけで…本当の西野加奈さんは『平凡な女の子』だから」
早苗はペラペラと普通に喋るが私にとっては驚きだった。
「早苗…貴女は誰」
「そうねー…今は加奈の味方してあげる人かな?」
「見えてるのね、『巫女』が」
「まぁ、間違いではなくもないね」
早苗は微笑んだ。
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2016shikaimai · 5 days
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poetry_0426_2024
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春眠
春眠暁を覚えず
なんて言うが
本当だな
本当だよ
変化の谷間
入ろうと
している
春の終わり
春眠暁を覚えず
昼寝しても
眠たいなぁ
眠たいなぁ
体調の調子
確認も
している
春の終わり
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2016shikaimai · 6 days
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poetry_0425_2024
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しとしと
しとしと
降る雨
しとしと
音なく
いらない
ささず傘も
濡れない
服は払い
しとしと
降る雨
しとしと
音なく
陽射しは
ささず昼も
被らず
持ってる帽子
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2016shikaimai · 7 days
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poetry_0424_2024
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カステラ
修学旅行
お土産物
カステラ
楽しみで
食べない
普段から
たまの贅沢
待っている
帰ってきたよ
届いた
カステラ
楽しみで
食べたい
食後の後
たまの贅沢
待っている
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2016shikaimai · 8 days
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kikimimi_14_9
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何を話しましょうか ⑼
楓が言うのはもっともだ。余りにも無計画すぎる。仕事を辞めるとなれば早い時期に計画的に事を進めていかないと難しい。
今の話では一年の間にズルズルと辞めれなくなるんでは無いか?
そもそも本気なのか?
私はコーヒーを飲む木村様を見ていた。
「あの…木村様」
「何でしょうか?マスター」
「私に嘘を話していませんか?」
問いただした。
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2016shikaimai · 8 days
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poetry_0423_2024
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違い
間違い
間違い
ほんの違いが
無理をさせる
今日は
どんな無理を
どんな無茶を
したのかな
勘違い
勘違い
覚え違いが
無知を誘う
今日は
どんな無理を
どんな無茶を
したのかな
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2016shikaimai · 9 days
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poetry_0422_2024
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何もせず
今日一日
何もせず
本当に
何もせず
詩すら
書かない
そんな日
あってもいい
明日からは
ちゃんとする
本当に
ちゃんとする
詩から
綴るか
そんな日
ありふれてる
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2016shikaimai · 12 days
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kuchibiru_17_6
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不思議な人 ⑹
廊下に出て早苗が来るのを待つ。
本当は真耶がいる保健室に行きたかったのに先生の態度からして行けないと判断をした。
早苗がのんびりと出てきた。
「トイレは?」
「歩きながら話せない」
「まぁ、いいけど時間あるかなぁ」
本当に腹が立つ。
「時々、注意されない?人の邪魔しないで、とか」
「あははは、加奈は私が邪魔なんだ」
「あははは、じゃない」
「まぁ、邪魔したのは事実だからね。東真耶さんと会わせないように」
「え」
真耶に会わせない?
「会えば加奈が負けるから」
どういう事ですか?と首を傾げた。
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2016shikaimai · 12 days
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poetry_0419_2024
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画家とは
この職業
画家とは
何をもってか
時代と共に
流れていく
そのスピード
加速する
もの凄く
絵を描くことが
画家とか
何をもってか
分からず知らず
流れていく
今時から
加速する
もの凄く
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2016shikaimai · 13 days
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poetry_0418_2024
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肩痛く
急な暑さ
急な疲れ
重なって
肩痛く
首回そうか
肩回そうか
どちらも
なくて
違和感ある
違和感なく
重なって
鈍くて
首回そうか
肩回そうか
どちらも
なくて
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2016shikaimai · 14 days
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poetry_0417_2024
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雨降らずとも
雲が見えなくても
ゴロゴロ
ゴロゴロ
地響き的に
雷が鳴る
夜と闇の中
風吹かずとも
月が見えていても
ゴロゴロ
ゴロゴロ
地響き的に
雷が鳴る
夜と闇の中
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2016shikaimai · 15 days
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kikimimi_14_8
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何を話しましょうか ⑻
「そうなのですね」
「そうなのです」
楓は実にお調子者のように言う。その様に微笑む木村様は少し緊張感が解れてきたはずだ。
「さてさて木村様は声優を辞めた後を考えていますか?」
私は意地悪く質問をした。
「まだです」
「まだ?それはまだ未練があると」
「未練もありますが抱えている仕事があるので全てこなした頃合いに辞めるまではイメージしています」
「それはいつ?」
「一年後」
「長っ」
楓がズバリ言い切った。
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2016shikaimai · 15 days
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poetry_0416_2024
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考え事
新年度
始まった
始まってしまった
どうしよう
考え事
色々あって
止まっている
今日一日
悩み事
あるかも
あるかもじゃない
どうしよう
考え事
色々あって
止まっている
今日一日
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2016shikaimai · 16 days
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poetry_0415_2024
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ダウン気味
急な暑さ
流石にやられた
蜂でさえ
花の蜜
抱えたまま
じっとする
冷めるまで
じっとする
時を待つ
水浴びしたいし
汗も出す
春の日に
合っていない
じっとする
冷めるまで
じっとする
時を待つ
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2016shikaimai · 19 days
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kuchibiru_17_5
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不思議な人 ⑸
試験開始からすぐのこと。
「すみません、私、ちょっと」
挙手をしたのは早苗だった。
「どうしましたか?」
先生が言う。
「少し気分が悪くて」
と言う、保健室に行く流れを作る。いやいや、ちょっと待て。早苗が行ってしまうと私が行けなくなるじゃない!
私は早苗の方を見た。早苗も気づいたのか私を見てニヤリと見せた。
間違いなく確信犯だ。早苗は私と真耶のやりとりに勘づいていたんだ。何なの?この人??
「あ、あの」
私も挙手をした。
「あなたもですか?西野さん」
「い、いえ、私はお手洗いに」
「仕方がないですね」
先生は時計を見る。嗚呼、カップラーメン程だな、これは。
私は早苗よりも早く教室を出た。
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2016shikaimai · 19 days
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poetry_0412_2024
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春疲れ
バタバタして
ドタバタして
慣れない
そんな場で
春疲れ
溜まった
気がついた
四月中頃
新鮮だが
ソワソワする
慣れない
空気の中
春疲れ
溜まった
気がついた
四月中頃
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2016shikaimai · 20 days
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poetry_0411_2024
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手頃
ちょうどいい
そんな手頃
どう良いか
難しいかも
普通とはと
問いかける
それと同じ
気付かされ
桜見頃
団子掴む
その手頃
三つがいい
桜色の
並木道
ゆっくり時間
流れてる
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