儚き信仰は狂気の為に
KP:のん PL:まひろ(水俣智樹)
KP:貴方は普段通りの日常を送っている。
KP:確かに、貴方のこの一週間は何事も起こらず巻き込まれず、平凡を謳歌することが出来るような日々だった。貴方はそんな日々を幸せかもしれない、と思っていただろう。
KP:そんな中ふと、不思議な声を聴くだろう。それは街中かもしれないし、家の中や職場、教室なのかもしれない。幻聴だとも誰かの肉声だとも聞き分けがつかない。
KP:「君の幸せの定義は、誰が作ったんだい?」
KP:…声を認識すれば視界は白く歪んでいく。貴方の目の前にいたかもしれない人間の顔が薄紙を握りつぶした様に歪んでいく。貴方の意識は微睡んで、途絶えていく。
KP:暗闇から目を開けば、そこは知らない場所だった。
KP:周りを見渡せば、まるで動物の吐息を全身で感じているような、ぬるま湯の様な嫌な空気が貴方にまとわりつく。気味の悪い現象への不快感でSANC0/1
水俣智樹:CCB<=58 【SANチェック】
Cthulhu : (1D100<=58) → 88 → 失敗
水俣智樹:水俣智樹のSAN値が1減少しました。 (SAN:58->57)
KP:這いずるように立ち上がってみれば、探索者が今立っている場所は、一つの部屋だということに直観的に気づくだろう。隣にはうずくまって寝ている男が一人いるのが分かる。
水俣智樹:「…?」
水俣智樹:「あのー…?」
KP:部屋には白い壁、白い床、白い天井……白色から浮くように鮮やかな青と赤の二つの扉と、背後にあるは何よりも真っ白な木製の扉。それ以外には何もないように見える。
愛川蔵人:「は、はい!」
水俣智樹:「大丈夫ですか?立てます?」
愛川蔵人:「あっ…大丈夫です、全然…本当に」
水俣智樹:「そっか、良かった…。うーん…」
愛川蔵人:「えっと…」
水俣智樹:「あ、俺、水俣智樹って言います。…悪い人じゃないですから、安心してください」
愛川蔵人:「あ、僕は愛川蔵人と言います…その、誘拐なんですかね?これ」
水俣智樹:「誘拐…?こんな大の男二人を?流石に考え難い、っていうか考えたくないですけど…」
愛川蔵人:「海外に売るとかそういう…にしても、拘束してない時点でよくわからないですね、これ」
水俣智樹:「俺、いきなり誰かに声掛けられて…気付いたらここに居て…って感じなんですけど、愛川さんはどうです?」
愛川蔵人:「あ!声なら僕も聞きましたよ、何でしたっけ、ええと…」
水俣智樹:「しあわせがなんとか…」
愛川蔵人:「しあわせ…あ、確か、しあわせの定義をいじくるのは楽しいか?みたいな…」
愛川蔵人:「たぶん、そういう感じだったと思います」
水俣智樹:「あれ、そんなんでしたっけ?定義はあったきがするけど、何かニュアンスが違うような」
水俣智樹:「…まあ…どちらにせよ、早い所帰らないとな…」
愛川蔵人:「そうなんですか?まあ…呼ばれた理由よりも帰る方法ですよね…」
水俣智樹:「鍵とかかかってんのかな…脱出ゲームってあんまり得意じゃないんだよな~…」
水俣智樹:青い扉見たい
KP:「虚構の部屋」と書かれている銀のプレートがかかっている。鍵はかかっていない。
愛川蔵人:「ええと、現実の部屋…?よくわかりませんね」
水俣智樹:「あ、開く感じ?…愛川さん!こっちの部屋行ってみません?」
愛川蔵人:「構いませんよ、一人より複数の方が安全でしょうし」
水俣智樹:「じゃあ、行ってみましょ」
水俣智樹:ガチャして部屋に入ります
KP:扉を開いて足を踏み入れてみれば、貴方はとてつもない嘔吐感に襲われる。
KP:はいPOW*4ロール!耐えたらゲボ吐かないよ~
水俣智樹:CCB<=(11*4) 【POW】
Cthulhu : (1D100<=44) → 47 → 失敗
水俣智樹:「オエエエエエエエエエエエエッ!」
愛川蔵人:「うわっきったな!」
水俣智樹:「え?気持ち悪…」
水俣智樹:「いきなりフランクになるなこの人…」
愛川蔵人:「いや目の前で嘔吐されたら誰だってこうなるでしょ…」
水俣智樹:「すいません…なんか、吐かなきゃいけない気持ちになって…」
KP:部屋には三段の棚とテレビがぽつんと置かれている。他にめぼしいものはなさそうだ。
愛川蔵人:「何ですかそれ…」
水俣智樹:「愛川さんは何ともないんですか?むしろ何故?」
水俣智樹:口ごしごししながらテレビ見よう…
愛川蔵人:「僕が聞きたいですよそれ、三半規管が異常に強いとかではないんですけどね…」
KP:テレビ!今画面はついていないけど電源は繋がってるのが分かるかな
水俣智樹:「まあ…ギリギリ我慢できる程度の吐き気だったかな…吐いちゃったけど…」
愛川蔵人:「それ我慢出来てないですよ…」
水俣智樹:電源つけられる?!
KP:つけられます!ポチッてする?
水俣智樹:ぽちする!
水俣智樹:「絶対愛川さんも何処かで嘔吐しますから、待っててくださいよ」
テレビ:「本日の夕方のニュースは都内のパンケーキ屋特集です」
テレビ:「ある名物店員さんにお話をお聞きしましょうか、溝呂木さんよろしくお願いします」
水俣智樹:「これ昼間にやるべきやつだろ…」
愛川蔵人:「あれ、これ…」
水俣智樹:「ん?」
愛川蔵人:「いえ、何でもないです…この番組ってうちの地域ではやってないみたいで」
KP:テレビにはまだはしゃいでる様子の男性が映っている。愛川の顔色が悪いのが分かるだろう。
水俣智樹:「関東圏の番組なんですかね?…?平気ですか?」
愛川蔵人:「大丈夫ですよ?貰いゲロしそうになっただけです…」
水俣智樹:「結構な時間差だな」
愛川蔵人:「九州と関東ってちょっと時差あるしそういうことですよね」
水俣智樹:「魂だけ連れてこられたんですか?俺ら」
水俣智樹:心理学?!
KP:してもいいししなくても!
水俣智樹:CCB<=35 【心理学】
Cthulhu : (1D100<=35) → 53 → 失敗
KP:無念
水俣智樹:惜しいな~!
水俣智樹:テレビ番組って見覚えあるけ?
KP:全然あるよ!むしろ全国区の番組だってわかるかな
水俣智樹:「俺あんまりテレビとか見ないんですけど…これ、別に関東だけに流すテレビ局じゃないような」
愛川蔵人:「あ、僕もあまりテレビ見ないので…ええと、そうだったんですね、今度からチェックしておこうかな」
水俣智樹:「……怪しい」
愛川蔵人:「な、なにがですか」
水俣智樹:「愛川さんの様子がおかしいなと思っただけです」
愛川蔵人:「それは、そりゃあそうですよ突然こんな場所に来たらテンパりますよ…」
水俣智樹:「………」
愛川蔵人:「な、何なんですか!」
水俣智樹:「まあいいか。本棚も調べてみましょ」
愛川蔵人:「わかんねえなあ…」
KP:三段の棚!どの段もぎっしりものが詰まっておる
水俣智樹:いちばんうえのたな!!
KP:貴方は棚の一段目を見る。
KP:棚の一段目には、破かれたような一枚の紙切れと「call of cthulhu」…クトゥルフ神話TRPG、と書かれた大判書が置かれている。
水俣智樹:「なんだこの本…」
愛川蔵人:「あ、鈍器だ…何でこんな場所に」
水俣智樹:「鈍器?本では…?」
愛川蔵人:「いや、え、まあ、そうですね…本です…」
水俣智樹:「まあ、攻撃力は強そうだけど…テーブルゲームのルールブックかな。ここにある意味はわかんないけど…」
水俣智樹:紙切れを見たいゾ
KP:「即興劇においては第四の壁への妥協が発生する。観客が役者とある程度関わりを持ち、結末について投票を行なうような際には、観客は出来事の目撃者として扱われ、実質的には役者とされる。」と書かれている。
水俣智樹:「目がつるつるになった」
愛川蔵人:「うわ漢字が多い…つるつる?」
水俣智樹:「目が滑りました…」
愛川蔵人:「ああ、なるほど…確かに目が滑りますね。もう少しうまくまとめてほしいというか…」
水俣智樹:「わかんねー…わかんね!」
愛川蔵人:「まあほら、まだ色々見て行きましょう!諦めない気持ちは探索の基本ですよ!」
水俣智樹:「わかんねーような、なんとなくわかるようなわかんないような…。そうですね!」
水俣智樹:二段目の棚!み!
KP:ノートパソコンが置かれている。電源はつくようだがパスがかかっている。
KP:コンピュータでぶっ壊せ
水俣智樹:CCB<=71 【コンピューター】
Cthulhu : (1D100<=71) → 23 → 成功
KP:容赦ない破壊
水俣智樹:カチャカチャターーンじゃん
KP:じゃあそうだね…パスが1111とかだったのかな 開きました!
水俣智樹:「ほーん…好きな子の名前か?誕生日か?」
水俣智樹:「セキュリティガバすぎん?」
KP:デスクトップには見慣れたブラウザアプリしか置かれていない。
愛川蔵人:「ほら、持ち出さないのかもしれません」
水俣智樹:「まあ…家で使うだけならパスワードもそんな必要ないか…」
水俣智樹:ブラウザ立ち上げてブックマーク見るか…
KP:エッチ!
水俣智樹:カ リ ビ ア ン コ ム
KP:小説投稿サイトの小説や参加者募集を募るサイトなどがブックマークされている。履歴には「キャラシ倉庫」というホームページが多く残っている。
水俣智樹:「DMM.R18とかないのか…」
愛川蔵人:「最近DMMって名前変わったんですよ…」
水俣智樹:「え?!うそ!?」
愛川蔵人:「ほんとですよ、R18コンテンツだけですけど」
水俣智樹:「そうなんだ…見ない��ら知らなかった」
愛川蔵人:「DMMからFANZAに…じゃなくて、ええと…」
水俣智樹:「あー、そうそう。この履歴のキャラシ倉庫って何だろ…」
愛川蔵人:「ん…ん?」
水俣智樹:「ん?」
KP:ページを開いてみると、「溝呂木夜船」とでかでかと書かれた下には「STR、CON、DEX…」と意味不明な英単語の下に数字が連なっている。
水俣智樹:「みぞろぎやぶね…えすてぃある…しおーえぬ…」
愛川蔵人:「まってくださいこれ…あ、あ!」
水俣智樹:「なんこれ」
KP:貴方が画面を見ていると、愛川は焦るように画面と探索者の間に割り入る。彼はどうにかしてパソコンを奪っていくだろう。
水俣智樹:「何故…??????」
愛川蔵人:「まってくださいこれ僕の履歴じゃないですか!!?!?」
水俣智樹:「もしかして数字とアルファベットで興奮するタチ?」
愛川蔵人:「違います!!!!」
水俣智樹:「えー!?じゃあ隠さなくてよくないですか?!見せてくださいよ!」
愛川蔵人:「そ、そのあの……あれです、俗に言う、オリキャラっていうやつの、設定…」
水俣智樹:「あっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
愛川蔵人:「だからダメなんです!ここだけ消したら返しますから!」
水俣智樹:「俺は別に何も言わないですから、見せてくださいよ」
愛川蔵人:「見せるわけないでしょう!!」
水俣智樹:「ケチだな~!」
KP:ほな愛川はげんなりした様子でPCを返してくれるかな…
水俣智樹:「エロサイトじゃないんならいいじゃないですか!!」
愛川蔵人:「エロサイトはシークレットブラウザで見てますから!!」
水俣智樹:その他メモのとこ見てやろうぜ
水俣智樹:「親への配慮EX」
水俣智樹:「…ん!?」
水俣智樹:「ていうかこのみぞろぎって名前、さっきテレビでも聞いたな…」
KP:履歴を少しさかのぼっていくと、「パンケーキ夜行」、「××スタンプラリー」…などと書かれた小説投稿サイトのページが目に入る。
愛川蔵人:「へ?あ、そうですね…」
水俣智樹:「珍しい苗字だなと思ったけど…あ!それでちょっと興奮してたんですね?」
愛川蔵人:「ちがいます!そ、そんな中学生みたいな…!」
水俣智樹:「え?違うんですか?」
愛川蔵人:「ち、ちが……くないです、だって名前がまるまる同じで、顔も似てるし…」
水俣智樹:「えっ…」
愛川蔵人:「まあ偶然ですよね、そういうこともある…わけないと思ってつけた名前だったんですけど」
KP:ふとその小説サイトのページを開いてみれば、そこには何故か、貴方の名前と知り合いの名前が表示されているのが見えるだろう。
水俣智樹:「ヤっっっバ!えっ、じゃあ愛川さんのオリキャラが実際に存在するってことじゃないですか!?二次、お?!」
愛川蔵人:「オリキャラオリキャラって言わないでください!!!」
水俣智樹:「え、じゃあ愛川さんの息子さん…」
愛川蔵人:「それも何か恥ずかしいんですけど…」
水俣智樹:「えー…と…?なんだァ…?」
水俣智樹:「なんだこれ…ナマモノ夢小説…?やばくない?」
KP:「××スタンプラリー:水俣智樹/添水水漬」、そして、何故か一か月前、二か月前かに遭遇した貴方のことが事細かに書かれている。
水俣智樹:「ええ・”!>」
水俣智樹:「ちょっとまって!?!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?????!?!?!?!!?」
KP:それは勿論、貴方の行動も、添水の行動も。そして周囲のシチュエーションもだ。(SAN1/1d2)
水俣智樹:CCB<=57 【SANチェック】
Cthulhu : (1D100<=57) → 100 → 致命的失敗
水俣智樹:水俣智樹のSAN値が2減少しました。 (SAN:57->55)
KP:動揺し過ぎ
水俣智樹:「まって!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
愛川蔵人:「えっはい!待ちます!」
水俣智樹:「ちょっとまって・・・?」
水俣智樹:「死、死???殺してくれ」
愛川蔵人:「な、何ですか?どうしました…」
水俣智樹:「いや、ええ…誰か見てたのか?マジで無理になった…」
愛川蔵人:「ええと、何ですかね?スタンプラリー…あ、このログですか?」
水俣智樹:「ログ?人の現実を笑うな」
愛川蔵人:「ええ…ガチギレじゃん…」
水俣智樹:「ナニコレ…俺じゃない…俺と同じ名前のキャラクターが俺の知り合いと同じ名前のキャラクターといちゃこいてる…」
愛川蔵人:「でもこれ面白かったんですよね、っぱ時代は顔の良い実況者っていうか…」
水俣智樹:「グッゥtxtゥッ」
愛川蔵人:「ちょっとゲロ出てませんか?」
水俣智樹:「なんだこのキャラクター、実況者なのか…キメ~。絶滅すればいいのに…」
愛川蔵人:「でも僕実況者ってあんまり知らないんですよね…有名どころぐらいしか」
水俣智樹:「あー…ひばりさんとか、あたりめさんとかも…顔良いから…」
愛川蔵人:「……???」
水俣智樹:「…愛川さん、実況とか見るんですね…実況者のホモとか…」
水俣智樹:「……ま、まあいいや…ほかに面白いログ?はないんですか?」
愛川蔵人:「え?いったい何の話を…お勧めのログですか?そうだな…僕はKPすることが多いので…」
水俣智樹:「キーパー」
愛川蔵人:「…って、つまらないですよね、こんな話」
愛川蔵人:「ええと、キーパーですけど…CoCっていうゲームの…」
水俣智樹:「COC…あ、さっきのコールオブなんとかの…?」
愛川蔵人:「そうですそうです!だから不思議に思って」
水俣智樹:「ふーん……こっちのパンケーキ夜行って言うのも見せてくださいよ」
愛川蔵人:「えっとそれは、確か僕がKPやったやつでしたっけ…構いませんよ」
KP:そうですね PLが見たことあるログと全く同じものですかね
水俣智樹:「パンケーキ夜行…パンケーキを焼くのか…パンケーキ焼こうと掛けてんのか…」
愛川蔵人:「あっ、今考えてみたらかかってるんですね…当時は気づかなかった…」
水俣智樹:これ最初にはにちゃんでてくるやつけ?!
KP:やぶみんが出てくるやつや!
水俣智樹:あ!把握した
水俣智樹:思い…出した…!(八神月)
KP:死神に頼んで記憶消すな
水俣智樹:「おっ、例の息子さんだ!喋ってる」
愛川蔵人:「ね、似てるでしょう?さっきのテレビの子と」
水俣智樹:「確かに…さっきのバカ高いテンションと完全に一致してる…」
愛川蔵人:「待って僕に刺さるんですが」
水俣智樹:「いいな~いいな~、俺も帰ったら柚樹の分身キャラ作ろうかな」
愛川蔵人:「実在人物はやけどすると思うんですが…」
水俣智樹:「俺でやけどしてる女の子実際居るし、平気でしょ…」
水俣智樹:一番下の段みたい!
愛川蔵人:「あ、でも本当に水俣さんの名前がある…同姓同名なのかな…」
水俣智樹:「同姓同名の別人ですよ。俺実況者とかアホみたいな活動しないし」
KP:カゴには二つのサイコロや免許証サイズのカードが何枚か、そしてA4の紙が1枚入っている。
愛川蔵人:「ですよね、実況者なんてアホで怠惰な活動、水俣さんがするわけないですよね」
水俣智樹:「ウッ…」
愛川蔵人:「実況者っていうか僕インターネットに顔出してる人間に偏見があるんですよね…踊り手?とか…」
水俣智樹:「……わー。サイコロきれえ。ほぼ球体…」
水俣智樹:「そ、そうですよね…わかるわかる」
愛川蔵人:「やっぱり?分かって頂けて嬉しいです…ええと、本当だ。10面ダイスですかね?」
水俣智樹:「ふ、ふーん…10面なんてあるのか…サイコロゲームとかはあんまり好きじゃないんだよな…」
愛川蔵人:「出目が悪いと一気に萎えてしまいますもんね、振ってみます?」
水俣智樹:「お、じゃあやってみようかな」
KP:お!じゃあ1d100どうぞ!
水俣智樹:1d100
Cthulhu : (1D100) → 91
KP:では聞き耳ドウゾ~
水俣智樹:CCB<=35 【聞き耳】
Cthulhu : (1D100<=35) → 44 → 失敗
愛川蔵人:「出目、高いですね…」
愛川蔵人:シークレットダイス
水俣智樹:「100分の91か…」
愛川蔵人:「……ええと、もう一回振ってみます?」
水俣智樹:「…ウッス」
水俣智樹:1d100
Cthulhu : (1D100) → 6
愛川蔵人:「極端過ぎません?」
水俣智樹:「なんだろう…心臓のバクバクがとまらねんだ…」
KP:目星も振っていいぞ
水俣智樹:CCB<=35 【目星】
Cthulhu : (1D100<=35) → 35 → 成功
愛川蔵人:シークレットダイス
愛川蔵人:シークレットダイス
KP:じゃあそうですね 智樹くんは遠くでサイコロを振る音が聞こえたかな
水俣智樹:「お?」
愛川蔵人:「あ、やっと聞こえました?」
水俣智樹:「聞こえた、遠くから…」
愛川蔵人:「91出した時も聞こえていて…ええと、その不気味だと思って」
KP:愛川は耳を澄ませている様子だが、少し不審にも見える。
水俣智樹:「野々村の物真似です?」
愛川蔵人:「あ、いえ別に…何でもないです、気にしないで」
KP:そうだね、ポケットの深くに手を突っ込んでる~みたいな
水俣智樹:ほ~~~ん
水俣智樹:先手必勝なので腕を引き抜かせていただく
愛川蔵人:「えっあっ」
水俣智樹:「ふふふ」
愛川蔵人:シークレットダイス
KP:愛川の腕を引っ張ってみれば、二つのサイコロが落ちる。10面ダイスのようで、数値は79のようだ。
愛川蔵人:「ちょっと、何するんですか!」
水俣智樹:「何か隠してたみたいだから、気になって。サイコロなんて隠す必要なくないですか?」
愛川蔵人:「いや、少し見られたくなくて…」
水俣智樹:「えー…?別にどんな数値が出ても笑わないですよ」
愛川蔵人:「いえその、おまじないのようなものなので。本当に気にしないでください…」
水俣智樹:「まあ、刃物とか毒とかじゃなくて良かったです。愛川さんの事誘拐犯だって疑いたくないし」
愛川蔵人:「え、ええっと…」
水俣智樹:「うん?」
KP:貴方が愛川の腕をつかんだままにしていると、精巧なフィギュアに触れているような、そんな感覚に陥る。
水俣智樹:揉んだら硬い感?
KP:そうしていれば、どんどん作り物である部分が自分にうつってくるような、自分が”物”であるような気がしてくるだろう。
KP:肉であることはわかるかな!SANC1/1d3です!
水俣智樹:CCB<=55 【SANチェック】
Cthulhu : (1D100<=55) → 39 → 成功
水俣智樹:水俣智樹のSAN値が1減少しました。 (SAN:55->54)
愛川蔵人:1d100
Cthulhu : (1D100) → 71
水俣智樹:「おー…おお?」
愛川蔵人:「お、おー…?」
水俣智樹:「すげすげヴォー」
水俣智樹:「俺はキャラクターだった…?」
愛川蔵人:「何言ってるんですか…?怖い…」
水俣智樹:「俺も怖い…あ、すみません腕、いきなり掴んじゃって…」
愛川蔵人:「いえ、気にしないでください…棚の中身、見ますか?」
水俣智樹:「見ましょう!あとは…紙とカード?」
水俣智樹:免許証サイズのやつ見たみ
KP:お!いいですよ ぬくいくんが免許を持っていたらその免許かな
KP:あとは保険証とか
水俣智樹:お↑れ↓のか
KP:オメ~のだぞ!うンメ~なぁ!
水俣智樹:紙見せろウソップ!
KP:見てみれば、そこには名前欄に「水俣智樹」と書かれている。よく分からないアルファベット3文字や1桁だったり2桁だったりする数字、そしてここに来る前に持っていた持ち物が書かれているのが分かるだろう。
水俣智樹:所持品欄何も書いてない男
KP:財布だよ財布
水俣智樹:「元々持ってたのはちゃんと保管してくれてるんだ…良心的…」
水俣智樹:「STR15…あ、これさっきのキャラシ倉庫のやつ?」
愛川蔵人:「そうみたいですけど…誰のキャラシですか?水俣さんお手製の?」
水俣智樹:「いや、俺の名前で…でも、こんなの作った覚えないし、イタズラかな…」
愛川蔵人:「ええと、これは…水俣さんのキャラシ?ってことになるんですかね」
水俣智樹:「うーん…多分…?なんか、コマ扱いみたいで気に食わないですけど…ゲームの中に入り込んだって考えたら、ちょっと嬉しいかも」
愛川蔵人:「コマ扱い…って、ええと。そうですよね!僕の分もあるのかなあ」
水俣智樹:紙って1枚だけだっけ
KP:一枚ダケダヨォ
水俣智樹:1枚か
水俣智樹:「紙はこれだけみたいですね…。帰ったら作りましょ、こうやって数値にすると、自分を見直す意味もあるし、いいかもしれないですね」
愛川蔵人:「自己評価がしやすくなりそうで確かにいいですよね、でも誰が作ってくれたんだろう…」
水俣智樹:「本当に…親とか友達とか?
愛川蔵人:「親なら納得ですね、少し過干渉に見えますけど…ええと、この部屋、このくらいですかね?」
水俣智樹:「かな…ほかの部屋、行ってみましょ」
水俣智樹:赤に行きたいゾ
KP:オ!では二人は取りあえず最初の部屋に戻って…赤!
水俣智樹:オス!
水俣智樹:「溝呂木サンのは愛川さんが作ってたし、俺のも親が作ったのかな」
愛川蔵人:「次は現実の部屋?ですかね。かもしれませんけど、だったら……いや何でもないです」
愛川蔵人:「行きましょうか」
水俣智樹:「ん、次は吐かないですから、きったね!って言わないでくださいね」
愛川蔵人:「いや吐いたら汚いって言いますが…」
水俣智樹:プレートに現実ってかいてる?
KP:赤い部屋ですか?プレートには確かに現実って書かれてますね
水俣智樹:「?さっきの部屋と間違えてません? まあ、入ってみますか…」
水俣智樹:ガチャして入るぞい
KP:水俣くんから見て赤には現実、青には虚構と書かれてます オッケオケ
KP:扉を開いて足を踏み入れてみれば、愛川は突然気分でも悪くしたのか、えづきはじめてしまう。
水俣智樹:「うわきったね!」
愛川蔵人:1d100
Cthulhu : (1D100) → 79
愛川蔵人:「セーーーーフ!セーーーーフ!」
水俣智樹:「ほんとに?」
愛川蔵人:「ブツが出てないからセーフです」
KP:大きくてふかふかなソファ、大きなテレビ、木製の机。食材さえあればここで暮らしていけそうな場所にも見えるだろう。
水俣智樹:「ふーん…今度は俺が時間差で吐くかもな…えーっと、見る限り普通の部屋?別に変な感じはないけど…」
水俣智樹:テレビみ!たい!
KP:テレビ!電源がついているのでポチ出来ます!
水俣智樹:ぽちして見るぞい!
テレビ:「夕方のニュースです。今日は10/4、秋も中盤です」
KP:ニュースはダラダラと続いている。が、貴方は確かにこの番組を、ニュースを、アナウンサーを見たことがないだろう。
水俣智樹:「九州のテレビ?OBS?」
愛川蔵人:「…?」
水俣智樹:「?」
愛川蔵人:「いえ、OBSですけど…九州の放送局ですね、僕の地域のニュースっぽいです」
水俣智樹:「なるほどな…通りで目新しいと思った…」
愛川蔵人:「でもこのニュース、時間帯的に全国区のニュースじゃ…」
水俣智樹:「アナウンサー、一新したのかな…新番組にしても知らない人すぎる…」
愛川蔵人:「まあ、お互いにテレビなんて見ませんから」
水俣智樹:「…、まあいいか…」
水俣智樹:机見た~~~い!
KP:書き置きのようなメモとカゴにはいったおにぎりが置かれている。
水俣智樹:「なになに?今夜は帰りません、ご飯はチンして食べてね…ママより」
愛川蔵人:「あ、小学生時代にあった悲しいやつだ」
水俣智樹:メモを見るかな!
KP:貴方はメモを読む。
水俣智樹:「鍵っ子だったんですね…」
KP:「このメモを見た君は誰の創作物なんだ?神様?親?それともそこにいる、私には触れない、画面の向こうで文字を打っている貴方?」と書かれている。
水俣智樹:「親だが…」
愛川蔵人:「親ですよね…」
水俣智樹:「親の子供だが…創作物って、言い方悪いな~」
愛川蔵人:「何でしたっけ、デザイナーベイビーでしたっけ?そういう話をしたいのかな、このメモ…」
水俣智樹:「ああ…そういう触れにくい話題を…、さっきの役者がどうとかいうメモもだったけど、イタズラとして見たほうがいいのかもしれないですね」
愛川蔵人:「…ですね。裏とかには何か書いてあります?」
水俣智樹:「裏?」
水俣智樹:裏書いてる?
愛川蔵人:「……あ、メモの裏です。つい癖で」
KP:裏には、「探索者なんて大層な呼ばれ方、神のなり損ないに作られた癖に」と乱暴に書かれたような文字がある。
水俣智樹:「あ…ああ?
愛川蔵人:「……」
水俣智樹:「なんか書いてますけど、やっぱりよくわからないな…探索者って誰の話だ?」
愛川蔵人:「そうですね、何だか凄く気分が悪いメモだっていうのは分かります」
水俣智樹:「…よーし、おにぎりでも食べて落ち着きますか!誰が握ったかもわからないし怖いけど…」
愛川蔵人:「ま、取りあえずここから出られたらいいんですよ!見ましょう見ましょう!」
水俣智樹:おにぎし、イズ普通?
KP:カゴに2つ入っているようで、普通のラップにくるまれている。特に怪しいものは混じっていないようだ。
水俣智樹:「中身、何だろう…エビマヨがいいな」
愛川蔵人:「僕シャケだったらいいなあ…」
水俣智樹:「よーし、じゃあ俺こっちにしよ!」
KP:しかし貴方がおにぎりを手にすると、みるみるうちにぺらりとした、三角形に切り取られた紙に変わる。
水俣智樹:「ええ…」
水俣智樹:「今完全に口の中かエビマヨだったんだけど…」
KP:愛川は普通に手に持ててるカナ
愛川蔵人:「口の中マヨにしてそれはきついですね…」
水俣智樹:「俺のハズレだったみたいです…しくしく。愛川さんのやつ、中身何でした?」
愛川蔵人:「僕ですか?……エビマヨみたいです」
水俣智樹:「神なんていないんだよな…」
愛川蔵人:「本当に可哀想になってきた」
水俣智樹:「俺、愛川さんがご飯食べてる間こっちの、起き上がれなくなるソファで遊んでよっと…」
KP:「大きいソファ特有の、隙間が多めのソファ。部屋の名前と合わせる様に淡い青色をしている。
水俣智樹:「猫とかがこの隙間に埋まる動画よく見る!俺も埋まろっかな!」
水俣智樹:隙間に体を押し込んでいくゾ
水俣智樹:「ウオオ…ウオオ…」
KP:貴方が身体を鎮めていくと、ふとカサリと何かにぶつかる。一枚の履歴書のようなものと、免許証。それと一冊の文庫本。
水俣智樹:「なんだこれ?」
水俣智樹:全部引っ張り出してソファに座り直して見るぞぞ
水俣智樹:「履歴書、免許証、本…」
KP:免許証はどうやら愛川の物のようだが、肝心の証明写真がまるきりの別人だ。履歴書は貴方のものと同じように数値が書かれている。
KP:本のタイトルは「第四の壁」のようだ。表紙に書かれている。
水俣智樹:「なるほどな~…あ、愛川さんのキャラシ?ありましたよ!」
愛川蔵人:「むぐ、へ?僕のキャラシ…?」
水俣智樹:「そうそう、数値とかいろいろ書いてて…」
水俣智樹:愛川くん何が一番高いの~?^^
愛川蔵人:「誰が作ったんだよ…ええと、有難うございます…?」
KP:愛川くんEDU16が一番高いよ~^^
水俣智樹:「えづが16…」
愛川蔵人:「えづ…エデュケーションか。確かにまあ、大学は出させてもらったしな…」
愛川蔵人:「って、人のものを勝手に読まないでください!」
水俣智樹:「エデュケーション、…へえ、愛川さんって学歴が良いんですね」
水俣智樹:「え?あ、すいません。やっぱ人の数値も気になっちゃう年頃っていうか」
愛川蔵人:「どういう年頃なんですかね、まあ…EDUが16か、ちょっとだけ嬉しいな」
水俣智樹:「高いほど良いんですか?その数値」
愛川蔵人:「そうですね、水俣さんは何が一番高かったんですか?」
水俣智樹:「ええっと…APPってやつだっけ?」
愛川蔵人:「へ、へえ……どのくらい?」
水俣智樹:「17だったかな…最大値がいくらかわかんないから、なんとも言いにくいですけど…」
愛川蔵人:「へ、へえーーーーーーー……………」
水俣智樹:「…な、なんですか…?」
愛川蔵人:「そ、そうなんですね…いや、何もないです…イケメンですね!イケメン数値ですよ!」
愛川蔵人:「滅茶苦茶羨ましい………」
水俣智樹:「本当です!?普通に嬉しいな…」
愛川蔵人:「上限値、18なので…人間だったら…」
水俣智樹:「じゃあ結構高めじゃん…顔出し配信しようかな…」
愛川蔵人:「実況者じゃないですかやっぱり」
水俣智樹:「ち、…違いますけど…」
愛川蔵人:「本当に?」
水俣智樹:「…本当に…あ、愛川さんも結構可愛い顔してますよね。俺結構愛川さんも数値高いと思うけどな~!!」
KP:愛川のAPP:9
水俣智樹:履歴書の方?!
KP:え!?履歴書に書かれてる数値は9だよ!
KP:概念APPの話してる!?
水俣智樹:概念のはなししてる
KP:概念は億です
水俣智樹:邪神越え
水俣智樹:「数値なんてやっぱ当てにならないな…」
愛川蔵人:「何なんですか…」
水俣智樹:「いえ!客観的に見た数字なんて、その人本来とは限らないし」
水俣智樹:「それよりこっちの本読んでみません?第四の壁って、さっきメモに出てきましたよね」
愛川蔵人:「…まあ、そうかもしれませんね。まず人に数値をつけるっていうのが良くないのかも…」
愛川蔵人:「ええ、確かに。読んでみましょうか」
水俣智樹:仲良く読むか~!!
KP:図書館かな!
水俣智樹:CCB<=25
Cthulhu : (1D100<=25) → 71 → 失敗
愛川蔵人:CCB<=70 【図書館】
Cthulhu : (1D100<=70) → 63 → 成功
水俣智樹:「目にローション入ったかもしれない」
愛川蔵人:「ええ…youtuber過ぎるだろ…」
水俣智樹:「【検証】眼球はどのくらい滑るのか…」
愛川蔵人:「ええと、読めたっちゃ読めましたけど、どうします?変な栞もあったんですけど」
愛川蔵人:「リョナやんけ」
水俣智樹:「お、マジですか?音読してくださいよ、愛川センセ!」
愛川蔵人:「しょ、しょ~がないな~」
愛川蔵人:「んんと…「「第四の壁」という呼び名は演劇界で発生したとされ、演劇界の人間は、第四の壁のことを「観客と舞台を永遠に隔てる透明な幕」と表現した」
水俣智樹:「ヒュウ!声の良さ数値…VOICE五億!」
愛川蔵人:「「壁と言っても想像上の透明な壁であり、虚構である演劇の世界と、現実である観客の世界の境界線のようなものである。観客は、この壁を通して虚構の世界を見ることになる」…ですかね」
水俣智樹:「ふーん…現実から見る虚構はテレビドラマみたいなものって事か~」
愛川蔵人:「あと、この栞…可愛くないですか?黒い猫のやつみたいです」
水俣智樹:「お?見せて見せてください」
KP:愛川は貴方にしおりを渡す。黒い猫の、アンティークのようなきらびやかなしおりだ。
水俣智樹:にゃーん!
水俣智樹:「へー…高そう…」
KP:黒地に透明なペンで書かれているようで、目を凝らせば見ることが出来るかもしれない。
愛川蔵人:「ううん、字が書かれてるみたいなんですよね…老眼かな」
水俣智樹:これアレじゃん 光あてたら出てくるや���じゃん
水俣智樹:CCB<=35 【目星】
Cthulhu : (1D100<=35) → 63 → 失敗
水俣智樹:「文字が見えねェ…」
水俣智樹:ゼロ距離で見ます
KP:パワープレイか?わかりました
水俣智樹:「目に入れたら実質見たことになる…」
KP:目を凝らして見ると、「PLからNPCに、NPCからPCになるなんて、馬鹿だなあ」と書かれているのが分かる。
水俣智樹:「ぴーえるからえぬぴーしー…」
愛川蔵人:「何だこれ…はあ…?」
水俣智樹:「わ…かんない!」
愛川蔵人:「わかんない!つぎ!」
水俣智樹:「次!!」
水俣智樹:「…次…は、ほかの部屋?」
愛川蔵人:「…は、あるんですかね?」
水俣智樹:「なんか木製の扉があとひとつありましたよ」
愛川蔵人:「ああ、白いやつですね。そういえば見ていませんでした」
水俣智樹:「行ってみましょう!早く帰ってエビマヨおにぎり食べたいな…」
KP:ほな!部屋を…?
水俣智樹:でる!
水俣智樹:木製の扉開けて中身てみたいな
KP:最初の部屋に戻り、木製の扉を見る。
KP:「君を”探索者”だと証明する物は持った?」とメモが貼り付けてある。鍵はかかっておらず、暗い道が続いている。
水俣智樹:「暗っ…」
愛川蔵人:「うわっ、これ勇気いるなあ…」
水俣智樹:「探索者だと証明する物って言われても…」
愛川蔵人:「探索者…っつったって、多分ぼくは探索者じゃないだろうしなあ…」
水俣智樹:「んー…愛川さん、探索者ってどうやってなるものなんです?」
愛川蔵人:「…え?さあ…キャラシを作って、シナリオに出して…みたいな。いえ!水俣さんがキャラクターだって言いたいわけじゃないんですよ?」
水俣智樹:「キャラシか…そうだとすると、愛川さんもキャラクターって事になりますよね」
水俣智樹:「さっきの履歴書と…俺のは虚構にあったのだな。持ってきますよ」
水俣智樹:二枚持ってきてもよい?!
愛川蔵人:「キャラクター…なんですかね、僕…」
KP:良いですよ!
KP:ばびゅっと 持ってこれるかな
水俣智樹:おげ~~い!愛川さんに履歴書渡す!
水俣智樹:「はい!」
愛川蔵人:「あ、はやい!ありがとうございます」
水俣智樹:「シナリオに出すって事なら…この部屋に連れてこられたし、ある意味シナリオに出た、ってことになるんじゃ?」
愛川蔵人:「…そう、なんですかね。僕キャラクターになっちゃったのか…水俣さんも、ですかね」
愛川蔵人:「受け入れられないというか、何と言うか」
水俣智樹:「どうなんだろうな…虚構の部屋に俺のコレがあったってことは、俺は本当は作り物で、現実に存在するのは愛川さんだけなのかもですね」
愛川蔵人:「何でそんな簡単に…」
水俣智樹:「何でだろう…未だに信じられないから、簡単に言えるのかも」
愛川蔵人:「僕は受け入れられないし信じられないですけど…嫌じゃないですか?」
愛川蔵人:「それこそ幸せの定義を自分以外の誰かに決められる、とか」
水俣智樹:「そりゃ、完全に良い気がするってわけじゃないです。でも…」
水俣智樹:「俺がもしキャラクターなら、いつも俺を見てくれて、俺のことを考えて動かしてくれる人が居るって事だから」
愛川蔵人:「…水俣さん、多分良い人ですね」
水俣智樹:「え?!俺、最初に悪い人じゃないって言ったじゃないですか!」
愛川蔵人:「再確認しただけですよ!ほら、もう帰り道が見えてるし、帰りましょう」
水俣智樹:「同じ場所に戻れるかな…」
愛川蔵人:「同じ場所に帰られないかもしれないけど、大丈夫ですよ」
水俣智樹:「本当ですか?俺のこと忘れたりしないですよね?」
愛川蔵人:「忘れませんよ、絶対。突然メンヘラになるのビビるんですが…」
水俣智樹:「知らない人だけど、やっぱお話したし覚えててほしいなって。あ、そうだ…」
愛川蔵人:「どうかしました?」
水俣智樹:自分のピン外して愛川くんに渡せる?紙になる・・??
KP:今は紙にならないかな ピンは渡せるよ
水俣智樹:良かった…ュ
愛川蔵人:「えっと…」
水俣智樹:「第四の壁が本当にあるか、試してみません?」
愛川蔵人:「…突破出来たら、九州のお土産渡しに行きますね」
水俣智樹:「あ、本当ですか?!俺高級関アジがいいな。お願いしますね!」
愛川蔵人:「突然図々しくなりますね…良いですよ、一番良いのを持っていきます」
水俣智樹:「やった!じゃあ…九州から来てくれるの、関東で待ってますね」
愛川蔵人:「その前に世界線を超えないといけないんですけどね…じゃあ、行きますか」
水俣智樹:「平気ですって、世界線なんてファンタジーだからきっとどこかでまた会えます。行きましょ!」
水俣智樹:扉く くぐ
水俣智樹:手繋いでいくか(・・)
KP:まあ不安だからね…軽くつかむぐらいなら愛川からするかもしれない
水俣智樹:かわいすぎるだろ…・・・・・・
KP:貴方達は暗い道を進む。互いの腕を掴んで、掴まれて。
KP:暗い道の先に光は無い。無いが、意識が微睡んでいくのは分かるだろう。これがこの場所からの脱出方法だというのも、わかるだろう。
KP:掴まれた腕が離れることは無い、貴方の意識はそのままホワイトアウトする。
KP:……
KP:ふと意識を取り戻すと、そこは人通りの激しい交差点だった。貴方は意識が朦朧としていたからか、つまずいてしまう。
KP:それどころか、夢だったのだろうか?誰かと出会ったような夢を見た気もするが、貴方は何も思い出せない。
KP:体勢を立て直そうとすると、す、と目の前に手が差し伸べられる。
KP:黒髪の、短髪で、人が好さそうな、見覚えがあるような、ないような。会ったことがあるけれど、この顔は初めて見るような。
KP:”「大丈夫ですか?」”
水俣智樹:「え?あ…大丈夫…」
KP:貴方は普段通りの日常へと、戻っていく。
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