【お知らせ】
ベネッセコーポレーション様、進研ゼミ中学講座 中高一貫|『My Vision』2024年3月号表紙イラストを担当しました。
ご卒業おめでとうございます
[My Vision / Benesse] March 2024🌸
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新雪の上を歩くと、ギュッギュッと一足ごとに小気味良い音がする。片栗粉の表面を指3本で押すような音。皮下気腫の人の皮膚を押す感覚にも似ている。それは握雪感として観察される。初めて見たときは、すぐにあぁこれが、と思えたのと同時に、雪の降らない地方では‘握雪感’と言われてピンとくるのだろうかと思った。
こういう専門分野的なことを書くと、いつも森鴎外のことを思い出す。高校の現代文の授業で習った高瀬舟。先生が「森鴎外は軍医だったからこそ、これ���どにもリアルなシーンを描けたのです」と言っていた。好きな先生だった。“today’s poem”といって、毎回の授業始めに先生の選んだ詩を紹介してくれた。そのときに紹介してくれた梶井基次郎の蛸がなんだか好きで、他の著書も読んだ。そのことを先生に話すと「この平成の時代に梶井基次郎を読む女子高生がいることを嬉しく思います」と言ってくれた。8年も前のことなのに嬉しかったのを覚えている。きっともう退職されているだろう。今はどこにいるのだろう。数年前に札幌市職員の人事異動を調べてみたけれど分からずじまいだった。
大学に入ってからは、勉強が忙しくて、本より教科書や参考書を読んでいた。映画をよく観るようになったのは、2時間で完結される物語だから。忙しい私にニーズが合っていたのだろう。入職してからも、“生涯学習”と言われる職業で、3年目までは本を読む心の余裕がなかった。仕事は常に忙しくて、家に帰ってもパタンと寝てしまう。それでも最近、少しずつ本を手に取る時間ができて来た。恋人と同棲してからだ。全く読んだことのない系統の本が並ぶ彼の本棚。適当に選んで久々に読んでみると、活字になって伝わる言葉や表現の美しさに深いため息をつく。楽しかった。面白かった。これから、また新たに本を読みたい。本を読むわたしでありたい。
そんな日記の下書きを保存していた新雪の日から2週間経っている。道路がところどころ見えていて、融雪剤でザラメ糖みたいになった雪の上を歩いている。本は読めない日の方が多い。読みかけの本が、ソファの横のテーブルの上で、わたしがページを捲る時を待っていてくれている。
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mom2024年3月号(イオンクレジットサービス株式会社発行)のP.19〜26の特集ページ『春到来、心華やぐひな祭り』のイラストを描かせていただきました。
3月3日は過ぎてしまいましたが、
4月初旬まで楽しめる全国のひな祭りのイベントやお雛様の展示、
桃の節句の可愛らしい祝い菓子などが紹介されています。
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3月🌱
新年からあっという間の気持ち。
野花とうさぎの絵だった🐇
1番好きな12月の次に好きな3月♡
ペパーミントとモスが混ざったような緑色のイメージ✨
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あらゆる柑橘に幸せな日々🍊🍋😍
その他、果物の色に喜ぶ✴︎ピカピカ🍎
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妄想を形に…?どうなる⁈
今日のハギレの色たち---爽やか気味
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まだまだ毎日元気に閉じて開く
極小アネモネ2024-1に
とても元気を貰っている!
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【お知らせ】
ベネッセコーポレーション様、進研ゼミ中学講座 中高一貫|『My Vision』2023年3月号表紙イラストを担当しました。
気持ちを繋ぐ
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[My Vision / Benesse] March 2023🕊
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2024年2月19日〜2024年3月10日
雨続きで洗濯物に困る
先月行き始めたコルギに仕事終わりに行った
頭と顔のむくみ、寝不足もあるらしい
友達と会うを約束した 成人式ぶり?な気がする
2/27コロナ陽性、3/1まで療養期間へ 2024年に初罹患、痛手すぎる
療養明け出勤、誰からも大切にされていない気持ちになり落ち込んだ
誰からも大切にされていない、なんて当たり前のことで落ち込むのはアホくさいのでやめた、ポッキー買って帰った
青いシャツを買った うれしい
実はもう、「生きているだけでえらいよ」みたいな思考は空虚で中身のない空洞だ、と気づき始めている
バナナが99円だったのでパウンドケーキを2台焼いている明日休みの22時
永遠について話す彼らを見て永遠について考える
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春が待ち遠しい。今朝は-10℃だった。正午近くになればいささか暖かい。雪は日中に溶けては、夜に凍ってを繰り返していて、よく足元が滑る。気をつけて歩く。部屋の鉢植えのライラックの新芽が膨らんできた。確実に春に近づいている。
全室それぞれが店舗という、何とも楽しいコンセプトのアパートがある。305号室は花屋で、ミモザの日だったので立ち寄った。店先にたくさんのミモザが並べられていて、いくつかあるブーケからひとつを選んで、包んでもらう間、部屋の片隅に開かれた詩集を見つける。その紙はベージュ色に古びていて、時間がページに沈着したかなような古書特有のあの匂いを思い出させた。花は美しき、という題から始まった詩だった。鮮やかに花開いても、いつしかは萎んでいく花たちの美しさを謳っていた。生を放ち、死にゆくのに美しく咲いてくれる行為が美しい。
黄金色のふわふわとした花が、連なって房のようになっている。紙袋から覗くミモザに心が浄化される。生きていくってこういうことの繰り返しであってほしい。ふんわりとした気持ちで、優しく紙袋を抱えて帰路に着く。
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