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#糸瓜群虫図
hosomimuseum · 2 years
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#377 茨城県近代美術館にて「若冲と京の美術 京都 細見コレクションの精華」開催中!
4月23日(土)より、茨城県近代美術館にて「若冲と京の美術 京都 細見コレクションの精華」がスタートしました。
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開幕前日に行われたオープニングセレモニーでは当館館長によるギャラリートークが行われ、作品の見どころやコレクションに対する熱い思いを語りました。
初日の記念講演会では、当館の若冲コレクションをひも解きながら、若冲が活躍した京都の名所・遊楽図、そして琳派の魅力などについてお話しさせていただきました。多数のご参加、誠にありがとうございました。
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伊藤若冲《雪中雄鶏図》は前期展示、《糸瓜群虫図》は後期展示となっております。お見逃しなく!
展覧会名:「若冲と京の美術 京都 細見コレクションの精華」
会場:茨城県近代美術館
会期:2022年4月23日(土)~6月12日(日)  ※5/16(月)展示替:作品入替6点、場面替6点
休館日:月曜日(ただし5月2日は開館)
開館時間:午前9時30分~午後5時(入場は午後4時30分まで)
茨城県近代美術館 WEBサイト
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buriedbornes · 4 years
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第44話 『クリス・ウォーリーの奇妙な事件(4) - 真相です』 The Case of Chris Wally chapter 4 - “Truth!”
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教会の扉がゆっくりと開かれる。
入ってきたのは依頼人カールと召使いバルトだった。
礼拝堂の長椅子には、探偵シュン、竜人ドミニク、教主アロイスが離れて座し、ふたりを迎えた。
夜の暗がりに燭台の光がほのかに灯って、各々の顔を照らしている。
「お待ちしておりました、クリスさん」
探偵シュンがすぐに立ち上がり深々とお辞儀をした。
言葉を受けて、カールは怪訝な表情で応えた。
「…シュン殿、私はカールで、探してもらっている甥がクリスです。名前を間違えて覚えられては困りますな」
「いいえ、合っていますよ。あなたこそが、クリス氏なのだから」
「な、何を仰られるのか… 詭弁を弄して報酬を受け取ろうという魂胆なら、その手には乗りませんぞ」
カールはやや怯み、狼狽しながらも、反論を続ける。
「クリス氏の亡骸なら、真っ先に式神が見つけましたよ。屋敷の屋根裏に横たわっているアレでしょう?」
シュンの言葉に、カールの眉がひきつる。
「よく出来ていたようですが、作りが甘いですなぁ。一見すれば屍蝋化した亡骸に見えなくもないですが、組成が不完全でした。見る者が見ればひと目で作り物とわかる、出来損ないだ」
シュンはツカツカとカールに詰め寄っていく。
たじろぎ慄くカールの前に、バルトが立ちふさがる。
しかしシュンは全く動じず、カールを指差しながらまくし立てる。
「バルト、イィナァ、サイドゥク?」
「…?」
「アントラ、タファム、カリマト、アルガァブ」
「??」
バルトは反応しない。
できないのだ。
シュンの言葉の意味を理解できず、わずかに首を傾げるだけだ。
「芝居を仕込むなら半端はよくありませんよ、クリスさん。だからこうしてボロが出る」
「まさか… 貴様…!」
怒りからか、恐怖からか、カールの震えが止まらない。
カールも、シュンが何を言っていたのかはわからなかった。
しかし、シュンが何を意図していたかは完全に理解していたようだった。
「西国の言葉しかわからないということなら、きちんと西国の言葉を仕込んでおくべきでしたよ。大方、別人に仕える事になったという体でも他所から余計な詮索を受けないように言葉がわからないように振る舞えと言われたのでしょう。ねぇ、バルトさん?」
バルトは目を大きく見開き、後ずさる。
カールは拳を強く握りしめ戦慄きながら床を見据えている。
シュンは追討ちのように言葉を紡ぐ。
「探偵は屍体を見つけ、クリス氏は非業の死を遂げたと周囲に告げる。クリス邸は再びカール氏が継ぎ、クリス氏は表舞台から無事退場、引き続き教会での”実験”は安泰だ。描いていたシナリオは、そんなところですかな?シナリオ作りは悪くなかったようですが…」
「お前に依頼したことが、私の間違いだったという事か…」
「二流に頼むべきだったのでしょうがね。生憎私は、一流だ」
「ダミーも見つけられない節穴では困ると拘ったのが、裏目に出たか…」
強く震えていたカールが、急に動きを止めた。
まるで操り人形の糸が切れたように、静かに項垂れている。
「く、クラウス様…!」
突然シュンの背後から悲痛な声を上げたのは、教主アロイスだった。
「今、その名で私を呼ぶな」
カールは凍てついた瞳でアロイスを睨みつけている。
カールは顎髭に手をやると、それを無理矢理顔から引きちぎった。
髭が除かれた顔は、頬こそ深く痩けてはいるものの、クリス邸で目にした肖像の中のクリスと瓜二つであった。
「もう、もう私達はァ…!」
アロイスは長椅子から転げ落ち、這いずりながらカールの元へ向かおうとする。
その背後からドミニクが近づき、服の背を掴んでまるで猫でも拾い上げるかのように持ち上げる。
「ひェェ…」
アロイスが情けない悲鳴を上げながらジタバタと暴れるが、体躯差がありすぎてドミニクは意にも介さない。
「それがてめぇの本当の名前か?」
ドミニクが爬虫類の瞳でカールを強く睨みつける。
しかしカール、いや、クラウスと呼ばれた壮年の男は、もはや震えてもおらず、竜人の一睨みにすら、動じ��いなかった。
「…探偵よ、いつ気づいた?」
クラウスは礼拝堂の聖像を見上げながら、独り言のように呟いた。
「ヴィルマさんの棺ですね。底に、僅かながら砂のようなものが残っていました。屍体を掘り返していた事から幾つかのパターンは想定していましたが、あのようなものが残る術は、心当たりはひとつしかありません。随分と古臭い術をお使いなさる」
「貴様… 本当に、何者だ?」
クラウスの眼光が怪しく光る。
「ただの探偵ですよ。一流の、ね」
シュンの懐中から独りでに紙片が無数に飛び出し、シュンの周囲を取り囲む。
クラウスは両手を広げ、呪文の詠唱を始め、その体を青白い雷光が覆い始める。
「”それ”で、ウォルターの口封じをした方が早かったのでは?」
シュンはクラウスを指差して口角を上げる。
「怪しまれては意味がなかったのだ。このタイミングで奴が死ねば、さすがに訝しむ者もいるだろう。何十年もの時間をかけて、ゆっくりと、周到に準備を進めてきたのだ。これだけの労力が水泡に帰すのは耐え難い」
クラウスが両手を上方に向ける。
力の迸りがさらに苛烈になり、小さな落雷が周囲の壁や床に放たれ、弾ける。
「ゆっくりと一人ずつ死者に置き換えていけば、いずれは完璧な実験場が手に入るのだ… 君らの存在は今や、非常に邪魔になった。消えてもらう他ないだろう」
クラウスの顔が、邪悪に歪む。
「カヲル、いけない!」
シュンが叫んだ。
吹き抜けの上方から舞い降りる姿が視界に入ったのだ。
しかし、彼女は空中で方向を転換する術を持たない。
クラウスの周囲に纏われた青白い光の壁が発光し、舞い降りるカヲルに一閃の光が走る。
弾き飛ばされた女忍者は、礼拝堂の壁面に強かに背を打ち付け、黒煙を上げながら床に倒れ伏した。
「なんだ?この鼠は… お前達の仲間か。しかし、知らぬ術相手に急くとは、愚かな」
クラウスがシュンからカヲルに向き直る。
「クラウスッ!!」
シュンが叫ぶ。初めて、シュンの顔に焦りが走る。
「なるほどな、この鼠を先にやるのが効きそうだ」
クラウスが左手を倒れたカヲルに翳す。
「やめろ!!」
クラウスの手のひらから、稲光が放たれた。
しかし、それはカヲルには届かなかった。
木材が爆ぜてバラバラに撒き散らされる乾いた音が礼拝堂に響き渡る。
クラウスとカヲルの間の空間には、長椅子だった木片が四散していた。
「なに…?」
クラウスが再びシュンの方を見る。
アロイスは教会の隅で頭を抱えて震えている。
シュンの周囲には、変わらず紙片が舞っているが、動きはまだない。
代わりに、竜人が立ちはだかっていた。
その手には、礼拝堂の長椅子、二脚が両の手に握られていた。
一脚で、大人1人分ほどの重さはある長椅子を、まるで童が拾った木の棒のように手の上で遊ばせている。
「シュン… お前、雷相手はどうなンだ?えェ?」
「そうですね… 式神ではどうも、相性はよろしくないでしょうね」
「じゃあ、俺の出番ってわけだァ!」
ドミニクが満面の笑みを讃えて一歩踏み出す。
クラウスが反応し、右手を翳して雷光を放つ。
しかし、ドミニクはすかさず右手に掴んでいた長椅子を放る。
雷光と長椅子が中空で衝突し、木片が弾け飛ぶ。
クラウスはたじろぎ、一歩退く。
「面白ェじゃねぇかお前、えぇ?早撃ちか?早撃ちはやった事がねェ。どっちが速いか勝負しようぜ」
手元の長椅子をまた拾い上げる。
ここは教会、礼拝堂だ。
並べられた長椅子は、無数にある。
「く、来るな…」
クラウスが恐怖に顔面を引きつらせながら、入り口の扉に手をかける。
しかし、ぴくりともしない。
「…申し付けの通り、入り口は土砂で固めてあります。シュン様…」
体を引きずって壁に寄りかかりながら、カヲルが呟いた。
シュンがカヲルに駆け寄る。
クラウスが吼えた。
「うおおおおォォォ」
ドミニクも吼えた。
「行くぜえええええええ」
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そこからの様相は、例えるならば暴風雨であった。
長椅子と稲光が右往左往し、乱れ飛ぶ。
やがて嵐が去った後、そこには長椅子の山が出来上がっていた。
礼拝堂に並べられていた長椅子のほとんどは爆ぜるかこの山に加わるかの運命をたどった��
アロイスは、隅で頭を抱えたまま気絶してしまったのか、一切の音も立てず動かなくなっていた。
バルトも同様で、逆側の隅で、歯を鳴らしながら、座り込んで失禁していた。
広々としてしまった空間の中央で、ドミニクが肩で息をしながら立ち尽くしている。
ゆっくりと長椅子の山に歩み寄ると、山の中に手を突っ込み、ぐいと引き上げた。
その手には、あらゆる関節があらぬ方向に曲がってしまった、ぐしゃぐしゃにひしゃげたクラウスが握られていた。
「…まだ息はあるようだが、どうする?」
ドミニクはカヲルの手当てをするシュンに声をかけた。
「いやァ、その必要はないでしょう。とはいえ、事情を話して町の人達に理解していただけるかどうか… それに、既に置き換わってしまった方々が、どうなるやら…」
シュンは苦笑いしながら頬を掻いた。
しかしすぐに、驚いた顔でカヲルに振り返った。
カヲルが、涙を流していたからだ。
「痛みますか?」
「…私は、もう、祖国に帰ります…」
しばしの静寂。
シュンは真顔でカヲルを見つめていた。
ドミニクは、クラウスの体を床に置いて、居心地悪そうにあらぬ方向を見つめている。
「シュン様に、ご迷惑、を、おかけして… ドミニク殿に、邪魔だなどと、放言しておいて、この体たらくで… 私、私には、シュン様にお仕えして、旅する資格など、ございません…」
そうしてカヲルは、さめざめと泣いた。
「参りましたね…」
シュンには、かける言葉が見つからなかった。
「資格がどうとかよ、考える必要あんのかよ」
言葉をかけたのは、ドミニクだった。
「俺はシュンと旅がしてぇ。良い雇い主だし、仲間だ、コイツは。だから、俺はしたいようにする。シュンについてくぜ。お前はどうなんだよ、カヲル」
ドミニクがしゃがみ込んで、カヲルの顔を覗いた。
「私は… シュン様と…」
「そうだろ!?お前もシュンと旅がしてぇ。いつかの獣人騒ぎのときに、お前が自分でそう言ってたじゃねぇか」
カヲルが、意外そうな顔で、ドミニクを見た。
シュンも苦笑しつつ、口を開いた。
「…カヲルは、奴にとって意外なタイミングで逃げ道を塞いでくれた。ここで決着をつけられなければ、厄介な事になっていたでしょう。奴は、あなたの存在に気づいていなかった。だから、それが出来た。私が予想した事ではあっても、あなたにしか出来なかった事だ。それは、ドミニクにも出来なかった事です」
カヲルは、目を瞑って、頷いた。
「お前は、そういう事じゃあねェだろ!お前はどうしたいんだよ、カヲルとよ」
ドミニクがシュンの脇腹を軽く小突いた。軽くではあったが、シュンは衝撃の強さに膝立ちのままよろめいた。
「痛ッた… 危ないですよドミニク殿」
そして、大きなため息をついて、照れくさそうに続けた。
「聞くまでもない事を、聞かないでください。カヲルは私の、そう、姉みたいなものです。家族なんです。一緒にいたいと思うのは、当たり前の事ですよ」
「姉、ですか…」
カヲルは涙を拭って、寂しそうに俯いて、微笑んだ。
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その日、デイティの町を、事件が襲った。
数十名もの町民が、他の町民の見ている目の前で、姿を消したのである。
いなくなった者達の足元には、皆同様に、砂のようなものが残されていたらしい。
どこを探しても、いなくなった者達が見つかる事はなかった。
同時に、不思議な事件も起きた。
町に滞在していたカール氏もまた、姿を消していた。
教会を訪れた者達は、瓦礫の山の奥で、放心状態になり廃人同然となった教主アロイスとバルトが見つかった。
二人は会話ができる状態ではなく、何を言っても、受け答えする事はなかった。
そしてまた、町民達は教会の床板が外れ、その下に隠された部屋を発見した。
その部屋には、人名が書き添えられた無数の小瓶や壺が棚に並べられていた。
それらの中にはそれぞれ無味無臭の砂のようなものが詰められていた。
こうした一連の事象には何らかの関連性があるかのように思われたが、それを説明できる者は、一人もいなかった。
ただ、クリス氏も、カール氏も、皆数十名の町民と同じように、姿を消してしまったのではないか、と囁かれた。
それからの何ヶ月かは、町民たちは恐怖に慄きながら過ごした。
いつ次の誰かが姿を消すともしれない恐怖に震えながら暮らしていたが、そうした事件が再び起きる事はなかった。
そうして、やがて町は、事件を忘れていった。
教主を失った信者達は、やがて信じるものを変えていった。
この町を覆っていた闇が白日の下に晒される事はついになかった。
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こうして、デイティで起きた事件は幕を閉じ、後にこの町には"神隠しの伝説"が語り継がれる事になる。
しかし、事件は解決したが、シュンは結局、秘められた闇の全てを祓うには至らなかったのだ。
屍者を冒涜し自らの意のままに操り不滅の帝国を築かんとする者が、魔術師クラウスただ一人ではなかった事を、シュンが知る事はなかった。
宗教を寄せ餌にして人々を募っては人知れず亡き者とし、砂で形作られた屍者の群れに変えて自らの帝国を築かんとする者が再び現れるのは、50年先の話である。
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~おわり~
「ショートストーリー」は、Buriedbornesの本編で語られる事のない物語を補完するためのゲーム外コンテンツです。「ショートストーリー」で、よりBuriedbornesの世界を楽しんでいただけましたら幸いです。
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yama-bato · 5 years
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Ito Jakuchu
Title:糸瓜群虫図  Hechima Gunchu-zu(Dishcloth Gourds and Insects) Date:宝暦3~4年(1753~1754年)頃
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yurars · 6 years
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百花繚乱列島 2018年4月6日(金)〜2018年5月20日(日) 千葉市美術館 谷文晁の交遊が全国各地にあって「作品にばかり注目してたけど、日本絵画の底上げにもかなり貢献したのかな?」「なんて人と関わるのが好きな人なんだろう」とびっくり。全国の絵師を見ると、思わぬ個性に出会うだけでなく、藩の絵師の使い方やどう伝播して各流派が影響を与えたかが見れて面白かった。 各地の絵師紹介ってなると「地元の絵師いるかな?」って期待しちゃう郷土愛も自分の内にあることを発見。うちの地元の「金井烏洲」も取り上げて欲しかったなぁ…関東文人画では名が通れども、まだまだマイナー。埋もれてもったいない。ぜひパート2を開催して烏洲を取り上げて欲しいです。 [ お気に入り作品 ] 蠣崎波響/雪郊双鹿図 ◎ 東東洋/河図図(旧養賢堂障壁画) ※グレーの馬 ◎ 東東洋/柳に黒白図 ※かわいい。富士山と民家 東東洋/諏訪湖雪・紅白梅・芭蕉図 菅井梅関/猛虎図 ※金井烏洲や田能村竹田と交友あり。 菅井梅関/舊城朝鮮古梅之図 ◎ 菊田伊州/雨中瀧図 ※瀧と雲が繋がったような絵 立原杏所・立原翠軒(賛)/芦雁図 ※大日本史の編纂に関わった人 ◎ 北尾雪坑斎/彩色画選 ※合羽摺。琳派見たい、大らかでデザイン的。桝谷大蔵:合羽摺りの匠。 廣瀬臺山/山静日長図 廣瀬臺山/日光山瀑布図 廣瀬臺山/猿橋図 廣瀬臺山/五柳先生図 土方稲嶺/糸瓜に猫図 片山楊谷/猛虎図 ◎ 狩野養信/鷹狩図屏風 ◎ 中林竹洞/山水図襖 ※文人画風 ◎ 田中訥言/餓鬼草子模本 ※剥落や経年変化まで模写 ◎ 田中訥言/百花百草図屏風 渡辺清/源氏図 増山雪斎/虫豸帖(春・夏) ※虫の図巻 ◎ 紀楳亭(画)・中島棕隠(賛)/大津絵見立忠臣蔵七段目図 ◎ 紀楳亭/大津三社図 曾我蕭白/渓流図襖 中村芳中/白梅図 鶴亭/雪笹図 黒田稲皐/群鯉図 細川林谷/林谷山人紀遊漫画 島津斉彬/牡丹図 ※うまい
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barbtangerine · 6 years
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糸瓜群虫図 [へちまぐんちゅうず]by Ito Jakuchu
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hosomimuseum · 3 years
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#360《次回展》特別展「虫めづる日本の美―養老孟司×細見コレクション―」のご案内
10月29日(金) より、特別展「虫めづる日本の美―養老孟司×細見コレクション―」を開催いたします。  解剖学者の養老孟司は、無類の昆虫愛好家、昆虫学者としても知られ、世界各地を訪れて、不思議と驚異にみちた虫たちの生態を探求しています。古来、我が国の人々は、ゆたかな風土に育まれた様々な虫たちに親しみ、その姿を写し愛でてきました。
 本展では、養老孟司が細見コレクションから選ぶ、虫を表した絵画・工芸作品約60点を紹介します。写実の精緻を極めた伊藤若冲の「糸瓜群虫図」、宝石のような虫たちが鏤められた蒔絵の小箱など、みずみずしい好奇心にあふれる虫博士の眼が出会った、日本の美に息づく儚くも美しき生命を、どうぞご鑑賞ください。
 加えて養老孟司が親交を結ぶ作家の、独特な自然観やデジタル技術によって表現された作品も紹介します。
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伊藤若冲 糸瓜群虫図(部分) 江戸中期
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秋草虫蒔絵螺鈿小箱 江戸前期
会期:2021年10月29日(金)~2022年1月23日(日) ※一部展示替えあり
休館日:毎週月曜日(祝日の場合、翌火曜日) 年末年始(12月27日(月)~1月4日(火))
開館時間:午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
入館料:一般 1,300円 学生 1,000円
主催:細見美術館 京都新聞
監修:養老孟司(東京大学名誉教授 京都国際マンガミュージアム名誉館長)
特別協力:有限会社 養老研究所 新潮社
企画協力:足立真穂
新型コロナウイルス等感染予防および拡散防止対策について ※新型コロナウイルス感染拡⼤防⽌のため、ご⼊館および施設のご利⽤にあたって はマスクをご着⽤ください。
※急激な状況の変化により、⽌むを得ず会期・ 営業⽇時等を変更する場合があります。詳しくは細見美術館公式サイトをご覧ください。
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hosomimuseum · 2 years
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#361 特別展「虫めづる日本の美―養老孟司×細見コレクション―」好評開催中!
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ただいま当館では、特別展「虫めづる日本の美―養老孟司×細見コレクション―」を開催中です。
本展では、養老先生が細見コレクションから選ぶ、虫を表した絵画・工芸作品を紹介しています。
伊藤若冲の「糸瓜群虫図」や、宝石のような虫たちが鏤められた蒔絵の小箱など 約60点のほか、養老先生の制作した貴重な標本や、「虫仲間」による現代作品の特別展示も必見です!
初日には先生にご来館いただき、急遽ギャラリートークが開催されました。ご来場のお客様から質問が飛び交う和やかな場面も。
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身近な存在である「虫」から広がる世界を、是非展示室でご鑑賞ください。
会期:2021年10月29日(金)~2022年1月23日(日) ※一部展示替えあり
休館日:毎週月曜日(祝日の場合、翌火曜日) 年末年始(12月27日(月)~1月4日(火))
開館時間:午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
入館料:一般 1,300円 学生 1,000円
主催:細見美術館 京都新聞
監修:養老孟司(東京大学名誉教授 京都国際マンガミュージアム名誉館長)
特別協力:有限会社 養老研究所 新潮社
企画協力:足立真穂
新型コロナウイルス等感染予防および拡散防止対策について
※新型コロナウイルス感染拡⼤防⽌のため、ご⼊館および施設のご利⽤にあたって はマスクをご着用ください。
※急激な状況の変化により、⽌むを得ず会期・ 営業日時等を変更する場合があります。詳しくは細見美術館 公式サイトをご覧ください。
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hosomimuseum · 3 years
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#350 オンライン配信「Zoomで細見コレクション 美術の夕べ ~琳派・若冲編~」のご案内
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伊藤若冲 糸瓜群虫図(部分)
ご自宅からお楽しみいただけるオンライン配信を行います。琳派と若冲をテーマに、細見良行(当館館長)がレクチャーいたします。
是非ご参加ください。
「Zoomで細見コレクション 美術の夕べ ~琳派・若冲編~」
日時:2021年6月19日(土) 17:30~19:00
参加方法:Zoom
参加費:3,000円 応募・詳細はこちら http://event.kyoto-np.co.jp/event/hosomi-event.html
お問い合わせ
細見美術館 オンラインイベント事務局(京都新聞COM内) TEL:075-255-9757(平日10:00-17:00) Email:[email protected]
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hosomimuseum · 3 years
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#348 三重県立美術館にて、細見コレクションがご覧いただけます!
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4月10日(土)より、三重県立美術館にて「若冲と京の美術―京都 細見コレクションの精華―」展が開催されています。
細見コレクションの中から、「京」をテーマに厳選した名所図や物語絵、茶陶・茶の湯釜、琳派や伊藤若冲などの絵画が紹介されます。
ポスターに掲載されている伊藤若冲「雪中雄鶏図」は前期展示、「糸瓜群虫図」は後期展示となります。お見逃しなく!
展覧会名:「若冲と京の美術―京都 細見コレクションの精華―」 会場:三重県立美術館 会期:2021年4月10日(土)~5月23日(日)*会期中、展示替えあり 前期/4月10日(土)~5月5日(水・祝) 後期/5月7日(金)~5月23日(日)
休館日:月曜日(ただし5月3日は開館)、5月6日 開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
▶詳細はこちら(三重県立美術館ホームページ) https://www.bunka.pref.mie.lg.jp/art-museum/
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hosomimuseum · 5 years
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#310「美の饗宴 若冲と祈りの美」展 イベントのご案内
いよいよ「美の饗宴 若冲と祈りの美」展がスタートしました! 会期中には、展覧会をより愉しんでいただけるイベントを開催いたします。 展示と合わせて、是非ご参加ください。
《イベント概要》 第45回アートキューブレクチャー 伊藤若冲筆「糸瓜群虫図」を読み解く-平安の花鳥文様から若冲まで-
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〔事前申込制〕 講師:岡野智子(当館 上席研究員) 日時:2019年5月25日(土)午後2時~(約90分) 会場:京都市勧業館 みやこめっせ大会議室(地下1階) 定員:100名 ※申込先着順。定員になり次第、受付を終了します。 会費:一般/500円 友の会会員/300円  ※参加当日は会員証をご提示ください。
お申込フォーム
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barbtangerine · 6 years
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糸瓜群虫図 [へちまぐんちゅうず]by Ito Jakuchu
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yurars · 8 years
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鈴木其一 江戸琳派の旗手 2016年9月10日(土)~10月30日(日) サントリー美術館 数ある展覧会の中でも、1年前から開催を楽しみにしていた展示のひとつです。酒井抱一が日本画では自分のTOP3に入る大好きさで、以前からお弟子さんとして注目していました。最近は、抱一とは異なり構図・デフォルメ・色彩がデザイン的だなと思えるので、どう処理して(実物の花などを2次元に落とし込んで)いるんだろうと興味が強くなっていたところです。前期後期で入れ替えが多かったので両方鑑賞。ボストン美術館に行ってでも、見たいと思っていた朝顔図屏風が日本の地でたっぷり堪能できて夢心地でした。
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中でも良かったのは上図の「風神雷神図」です。宗達・光琳・抱一までは知っていましたが、其一も描いていたんですね。宗達の絵が一番、生き生きとしていて好きだなと思っていたけど、これを見てしまうと其一が一番好きです。 黒雲の描き方が他の3人とは全く異なり、風神雷神を描かずにこの黒雲だけ見せても、それが何を示しているかわかる表現。雷雲のおどろおどろしさ、嵐の激しさ、広がり周囲を埋め尽くしていく様、自然や神の恐ろしさが伝わります。この濃淡使い・筆さばきと構図の流れが見ていて気持ちよくていいです。 雲を重要な役割にしたかったのは明白ですが、それで金箔でなく絹本にしたのかなと思いました。宗達・光琳・抱一は2柱を主役に引き立たせるのに金箔(背景が引っ込んでマットにするほど描写面が浮き立つ効果)を用いていますが、其一のねらいが個体でなく雲や周囲の空間をも含めた風神雷神の表現なら、主役と背景が馴染む、同じ空間に見せやすい方法にしなきゃですよね。 こういう琳派の系譜を守り、辿る模写をしながらも、技法をそのまま単に真似たりせずに、本質を探るやり方をするのが其一という画家なのかなと思いました。目新しい素材ではないけど、先人の模写と異なる絹本を持ってくるのとか、2柱をぐっと目立たせる3人とは明らかに異なる表現を求めるところとか、上手くアレンジを入れてくる感じが、向上心がズバ抜けて高いというか、ちょっとひねくれ者な感じもします(笑)。
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もう一つ、印象に強く残る作品は朝顔図屏風です。やっぱり、これになります。見た瞬間に衝撃で脳が止まるというか、キャパオーバーになる絵でした。 一言でいうと「やばい(=かっこいい、cool)」なんですけど、衝撃を受けたのには、スパイスのように、無意識に…でも強烈に本能で感じとる「気味の悪さ」があるからだと思います。 金箔の使用は、先述の効果があり、朝顔がぐっ前面に押し出されます。青・白・緑・金と全体で使用する配色が限られて、朝顔はひとつが人の顔くらい大きいし、マットに着彩しシンプルな形状にデフォルメされているので、よりぐわっと3Dのように見えるインパクトです。ただ、その分、動きが止まってしまうハズなんです。背景と朝顔を切り離すのでそこで空間は前・後ろの単純な2つに切り離される。マットな表現だから、構図が決まればピシッと歌舞伎の見得のように、かっこよさが際立つけれど、逆にいえばグラデーションや立体感がないので、動きがとまる。本来、そうなるハズだと思います。 けれど其一の場合、止まるハズの画面で朝顔が成長して(動いて)いるんです。なので、それが気味が悪い。違和感を感じる。だからパッとみた瞬間に理解が追いつかなくて脳が止まって衝撃を受けるのかなと思いました。技術力、描写力のすごさが伝わる絵です。 特に伸びた先の蔓の曲線の描き方が重要なポイントで、ここに植物の漲る生命力が込められています。構図もタコの足のようにウネウネと踊るように組まれています。流れの均整をたもちつつ、自由に伸びていく夏の植物の成長の早さ・奔放さを画に描きとめる。わたしの稚拙な文章だと「絵を描く人なら、やることじゃん。それ」て感じですが、それを極めると、ここに達するのかあ、ここまで魂が宿るのか、と思いました。ちょっと話がずれますが「糸瓜に朝顔図(細見美術館)」など朝顔の絵が他にいくつか展示されていて、見比べると、単純化したものや立体的に描こうとしたものなど、試行錯誤の歴史が見えました。それらがあっての、この朝顔図屏風。達人って天才がなるというより、常人にはない変人並みの根気強さ・探究心がある人という気が最近します。 日曜美術館の其一の紹介で、山下先生が「隠れた奇才・変人」みたいなことを仰っていて妙に納得してしまいました。其一は庶民の出なようですが、ぼっちゃん育ちの師匠・抱一の身の回りの世話役や、弟子なので依頼を受けた絵画の代理もやっていました。「学びながらも、ふつふつと『越えたい』『こいつとは違う』みたいな感情もあったんじゃないかな」師匠が死んだ後「自由だ!」と並々ならぬ独自の制作意欲を燃やしたのでは、とも山下先生はおっしゃっていました。たしかに風雅を求める抱一とは、だいぶ求めるものが違うのが絵にでてますよね(笑)。蕭白や若冲のように誰もが目につくインパクトではないけど、完全な独自路線でなく琳派という流派の枠を守りながら、脱皮しようとした奇才だと思います。 余談: ちょうど、後期を観る前に宮廻正明さんのお話を伺って、其一の話題も出たのですが、日本画家…それも古美術も含め日本画技法の研究をされている方の作品解釈はぐぐぐっと深くて、たいへん面白かったです。あんな風に、作品をみれたらと憧れてしまいました。其一のひまわりは今は有毒として使用できない、とても綺麗な発色の岩絵の具だから、なんて話も聞きました。今は人工顔料ばかりで質のいい顔料はほとんどないようで、そういった意味でも古美術をみる、実物をみるって大事ですね。
お気に入り作品 有掛絵ふ字尽くし図 檜図屛風 ◎ 夏秋渓流図屛風 萩月図襖 風神雷神図襖 ◎ 松に波濤図屛風 群禽図 松島図小襖(ファインバーグ・コレクション) 松島図小襖(個人蔵) 芒野図屏風 蔬菜群虫図 昇龍図鈴 群禽図 朝顔図屛風 ◎ 雪中檜図 富士千鳥筑波白鷺図屛風 暁桜・夜桜図 ◯ 繭玉図/鈴木其一・松本交山
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