Tumgik
#梁あらわし
tomiya-a · 2 years
Photo
Tumblr media
「斜光のガレージハウス」LDKへの採光 ・ 吹き抜けからワンルームLDKに柔らかく自然光が注ぎます。 東西に長い敷地条件、南側に近接する隣家の屋根越しにハイサイドから日中の光を採り込んでいます。 ・ 同じと無いそれぞれの敷地の持つ力を活かす、設計で強く考える点の一つです。 ・ 玄関周りの室は仕上げを変え、ボックス状にアクセントとしました。 クライアント様のお仕事の関係で手に入った、貴重なトド松の無節材を羽目板として張っています。 ・ 写真 酒井広司 ・ その他のphoto→@yosuke_tomiya_design_office ・ #富谷洋介建築設計#一級建築士事務所#設計事務所#建築家#北海道#札幌#注文住宅#斜光 #斜光のガレージハウス #梁あらわし #無垢材 #採光 #斜めの光 #斜光 #トドマツ #羽目板 #家づくり #マイホーム#architect#architecture#design (一級建築士事務所 富谷洋介建築設計) https://www.instagram.com/p/Cib-VnhLYHx/?igshid=NGJjMDIxMWI=
4 notes · View notes
shunya-wisteria · 4 months
Text
Tumblr media
秋旅2023 横川~アプトの道へ
信越線 群馬側の終点 横川からアプトの道を散歩してみた。
関東近辺も紅葉が色づき始め、一度 行ってみたいなと思っていたアプトの道をこの度 散策。何気に群馬県に降り立つのは初めてかもしれない(いつも通過ばかりなので)。
Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media
北陸新幹線(当時は長野新幹線)長野先行開業に合わせて、廃止となった旧信越本線 横川-軽井沢。その線路跡の一部を遊歩道として整備したのが、このアプトの道。 下り線の一部は今も碓氷峠鉄道文化むらの施設として、トロッコやかつての電気機関車が走る一方で、上り側は線路もはがされた歩行者専用。とはいえ錆びた信号機等、鉄道遺構も残っていることもあり、前面展望の列車に乗っている気分がしなくもない。かつて列車を苦しめた難所 碓氷峠の勾配を登っていきます、歩いて登る分にはダラダラ坂なのでそんなに苦ではないね(なお、下りは後述…)
Tumblr media Tumblr media Tumblr media
途中の温泉施設から先は、さらに古い信越線の旧線跡(長野新幹線開業までに使われていたのは新線)に道はつながります。レトロなトンネルを何個もくぐり、一度道をそれて碓井湖の眺望を楽しんだのち、さらに足を進め。。。
Tumblr media Tumblr media
歩き始めて2時間弱、目的地 めがね橋で知られる碓氷第三橋梁。レンガ積みの壮大な橋梁で、ここもかつては信越旧線が通っていたところ。なかなかの高さがあり、眼下に紅葉した山々のグラデーションを楽しめました。いやぁ、美しい!わき道から険しい階段を降り橋を見上げれば、某峠を攻める漫画をもとにしたゲームで見覚えのある光景に。聖地みたいなものなので、スポーツカーでお越しの方もちらほら。なるほど、車で来るのも楽しそうね。
Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media
アプトの道はもう少し続きますが、足腰の疲れがいい感じ(嫌な感じ)にきはじめていたので、ここでUターンします。一転して今度は下り勾配。登るときは特に何も感じなかったダラダラ坂ですが、下ってみると結構 急に感じるものね。踏ん張りをきかせないといけない故に、足が辛い。。。というわけで中間地点くらいの温泉施設 峠の湯でお湯につかり小休止。冷たい峠風を浴びながらの露天風呂は最高でした(ちょっと湯温が低めでしたが、まあその分 長湯できるということでよしとしましょう)。
湯冷めしないよう速足で来た道を戻り横川駅へ。道中、くつろぐお猿さんも。
遅めのお昼に、おぎのやの峠の釜めしをいただいた後、電車に揺られ帰路へ。気持ちよく寝られました。
58 notes · View notes
sasasatumblogbackyard · 7 months
Text
Tumblr media
カレンダー撮影後記です。9月は只見線の只見川第二橋梁です。
ここ最近よく通っている立ち位置です。 橋梁を中心に、奥行きを感じさせる複雑な地形は、それがまるで鉄道のためのステージというか、箱庭レイアウトの様に見える時があります。 それをより強調できるのはこれを撮影した下流側から逆光が差し込む季節、時間帯なのではないかと感じております。
夏の終わり、均質な森の濃い緑から、複雑に色づき始めた葉のディテールが際立ち、それでいて川霧がソフトな質感を絵の中に加える。ところどころ逆光でできた木の輪郭がうかびあがる。
これだけの情報量がありながら、しっかりと気動車は主役としてファインダーの中に現れてくれました。
只見の谷にゆっくりと「ガタン、ゴトン」 鉄橋の音を響かせながら。
65 notes · View notes
buttbii2 · 5 days
Text
 
Tumblr media
薔薇族より
長編につき最終章のみ抜粋
ペニスに麻薬の注射
 目を吊り上げた酒匂川は、ロープを握って天井を見ていた。全体が吹き抜けになっている建物には、古びた太い梁が数本走っている。それにロープを投げた。タルクルとロープは、生きた蛇のように梁に巻きついた。それに滑車を通す。
 そうしておいて、こんどは瞭二に襲いかかった。しなやかで、スベスベの肌に容赦なくロープが食いこんだ。
(さかさ吊り)
 それは彼が、刑務所で渇望し続けたものなのだ! 四年間の酒匂川との交渉にも未登場であった。
 キリキリと滑車が軋ると、つながれた足首から上に吊るされてゆく。頭が下になって、土間から一mで固定された。吃立する陰茎が白い腹を見せ、睾丸が垂れている。それを酒匂川が握って、しごきながら嗤った。
「こうすると、きさまもなかなかのものだな」
 瞭二はうめいた。全身の血が逆流して顔が真っ赤になっている。それを見ると酒匂川は舌なめずりをした。そして鞭を振り上げた。
 ビシリ! ビシリ! ビシリ!
 太腿を、腹を、尻を、ぶちまくった。一条のロープが宙空でくるくる回った。ヒユーツと風を切った鞭は、情容赦なく落下する。鞭痕が赤い縞になり、血が浮き出していた。巧妙な縛り方だったが、足首に体重がかかりだしていた。
「うーん、うう――う――ん――」
 こらえていた瞭二が、耐えきれずに呻吟しはじめた。酒匂川が怒鳴った。
「もっとわめけ!もっとほえるんだ!」
 ここは中国山脈の果て、山奥の一軒家だ。猿人説が出る、世間から隔絶されたところである。どんな公序良俗に反することをやってのけても、咎(とが)める者はなかった。
 鞭をふるうたびに、吊るされた獲物は宙で回った。獲物の口から泡がふいている。だが腹を見せた陰茎は、衰えを見せない。それを睾丸ごと黒い革手袋が握った。片方の黒手袋がライターを取り出した。
「こいつを火あぶりの刑にしてやる」
 酒匂川はライターの火を最大にした。ジジツと陰毛が焼けた。匂いが土間にこもった。火は陰毛を焼き尽くし陰茎をあぶった。
「もっとぼっ立てるんだ!」
「ううっ、ううっ-」
 陰茎を焼かれながら、瞭二は遠くなる意識の中で、ピンピンに勃起している自分の脈動を感じていた。
「なんだ、このくらいで。だらしがないゾ!」
 耳もとの怒声で瞭二は、失神から醒めた。どのくらい失神していたのか、それはわからなかった。ロープはおろされ、ぶざまに土間へころがされていた。
 彼は頭を振って、意識を呼び戻した。関節が脱臼したように痛い。それに全身、完膚なきまでに鞭の痕が走っていた。
 陰茎��萎えていた。陰毛を焼かれた股間に、放射した残りがべっとりとこびりついていた。失神したとき放出したのだろうと思っていたが、秘門のあたりが冷たいので、手をやって吃驚した。ゆるんだ秘口の奥から、注入物が流れているのだった。
 失神した瞭二を、酒匂川は思う存分もてあそんだらしい。汗と皮革の匂いが鼻をつく。
「わるく思うなよ。本性のないヤツとヤルのも、オツなもんだ。キサマの体は天下一品だゾ。意識のある時と同じように締まるんだな。それにしても、このザマは!」
 酒匂川の口元は嗤っていたが、目は粘りついたように光っていた。革手袋の右手には、なんと注射器が握られているのだ!
「あっ!」
 瞭二は後ずさったが、関節が疼いて動けない。それを見て酒匂川は、せせら笑った。
「このクスリを一本打てばラクになるぞ。そうだ、きさまのチンポへ入れてやろう」「な、何ですか、そ、それは?」
 思いもよらぬ成行きに、瞭二は仰天した。
「見ればわかるだろう。クスリだよ。これがはいれば、今夜はおろか、朝まで勃起が続くんだぞ」
 注射器をかざして迫ってくる酒匂川の目には、妖しい火がテロテロと青く燃えていた。
「あっ、それだけは!」
 瞭二は腰を振り足をいざって抵抗したが、股間をぐっと握られ、上下にしごかれるとたまらなかった。口とは反対に瞭二の陰茎は、ものすごく怒張した。まるで注射をされることに期待をしているようだ。
「よし、じっとしていろ」
 酒匂川はチュツと注射針から、薬液を噴射して見せ、瞭二の反応をうかがった。瞭二の陰茎は恐ろしく硬直し、ドキドキと脈動している。しゃがみ込んだ酒匂川はその冠状溝の静脈へ、ブスリと針を突き差した。
 禁断のクスリだ! 恐ろしい麻薬にむしばまれる!
 そんな恐怖とは裏腹に、注射を受けている陰茎はますます膨張し、亀頭はハチ切れんばかりに、怒張の限りを尽くし続ける。
 じっと酒匂川は、それを見詰めた。その日は欲情しきって、余裕をなくしたときのイライラした目であった。革のズボンの前が、テント状に膨れていた。
22 notes · View notes
papatomom · 6 months
Text
Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media
2023.09.18(Sun)
蘇梁館(そりょうかん、北前船主の「久保家」六代目が建てた屋敷で、加賀市の現在地に移築し復元した建物)
・今でも松脂が出るという松の梁
・夏用の留袖から作った暖簾
・源氏物語の大和絵屏風(間近で鑑賞できるのは今のうちかも)
・枯山水の庭
・引き戸の玄関(通常は左下の明り取りの引き戸を開けて出入りする)
福井市にある「甘福(かんぷく)」。知る人ぞ知る餅屋さん。
餅がきな粉で覆われている「あべかわもち」が人気で、作る数量が少ないため、9時には売り切れちゃう。
41 notes · View notes
yasumitani · 2 months
Text
Tumblr media
架線柱の土台をつけておこうと思う。
しかし、実物観察するとこういう土台(基礎?)なんてなくて、地面に刺さってるのが一般的みたい。
地面に刺さってる、いや埋め込まれているのを再現するなら、路盤に孔を開ければいいんだろうけど、抜き差し前提のモジュールでは厳しいので、土台を使うものとする。
で、KATO架線柱の土台の柱の差し込み孔の部分だけ、ここで切るとイイヨ、と薄くなっている部分でニッパーで切断!!
Tumblr media
マリアージュ!!!!!!ヽ(・∀・)ノ
なんかこの28mm間隔を想定して溝作ってるのかと思うくらい、道床の両脇にフィットしました。
ちょど狭いかな、と思うので、少し追い込み気味(短く)にカットするとなお良さそう。
Tumblr media
とりあえずだいたい20°くらいになるよう両面テープで固定。
なお、弊社は散々主張しております通り、交流20kv 50Hz電化です。
この複線架線柱が果たしてこの電化方式にふさわしいのか、只今調査中。
東北本線をいろいろなところで見ても、確かにほとんど単線架線柱であって、複線架線柱は交流電化路線の再現には合わないのかも。
ただ、複製用を基準に土台を設置することで単線架線柱を外側内側を一直線上に配置することができそう。
Tumblr media
ちなみに東北本線松島駅の複線架線柱。
架線は大きな梁に着くのではなく、下にもう1本碍子の付いたビームに付けているのをよく見る。
いやいや、鉄道模型レイアウトに手を出すと、鉄道設備などの幅広い知識が求められるなぁ……。
標識類、信号機、踏切、継電器箱、地上子……。いやいや、こだわり出す(真実を知ってしまうと)と手が止まるよねぇ……。
10 notes · View notes
m12gatsu · 8 months
Text
無題
就職して最初の夏に買ったマーチンのサンダルがだいぶすり減ってぺらぺらしてきたので新調した。今度のはゴム産業で栄えた彼女の故郷にある老舗製靴業者の手によるもの。夏は嫌いだけど、サンダルは好き。すぐ履けて、すぐ脱げるので。JINSでサングラスも誂えた。全ては新婚旅行のため。真夏のフロリダに行くため。500円玉を貯めてるサンタクロースの貯金箱がずっしりしてる。メッシっていまマイアミにいんのね。
健康診断が控えている家人に付き合って一緒に休肝したついでに、いつもなら寝るまで飲みなおしている時間に外へ走りに出た。昼間の殺人的な太陽はいなくなって、夜風の心地よい、走りやすい気候だった。いつもの河川敷は暗すぎるので、片道500mくらいある大きな橋梁を5往復した。ふだん暗くなってから裸眼で外に出ることもないから、車のライトや橋梁のナトリウム灯がぼやけて綺麗だった。夜行、夜光。米津玄師の地球儀をかけてまた少し泣いた。日中は激しい運動は控えるように、とお天気お姉さんがいっている。どうかしていると思う。
敬語のない国の言語で恋をして、ひらかれたくち、ひらかれたことば。短歌って嫌い、簡単だから。俳句は好き、簡単そうだから。舌先に乗せた砂糖を、嚥むか、吐くか、口に入れた以上どちらかを選ぶしかない。比喩のような比喩。よくわからないものが好きです、それは自分のものではな��からです。
24 notes · View notes
yamada50 · 1 year
Photo
Tumblr media
古来より狼信仰の宮 木野山神社 平安時代の62代村上天皇の御代に創建した古社で中国地方に約二千社ある木野山神社の総本社です 岡山や広島の神社巡りであちこちに木野山神社が鎮座しなぜだろうと疑問に思っていた答えがありました 木野山さまは古くより流行病や精神病に霊験あらたかといわれ、幕末から明治初期に当時未知の病だったコレラの大流行が繰り返される中、疫病退散を願って信仰が集まりました 明治12年のコレラ流行では致死率60%、岡山県だけで約5千人亡くなったといわれ木野山さまにすがるように県下や隣県に木野山神社が勧請され広がっていきます コレラが伝染病ということは庶民にも理解されていたようですが狼ともされる木野山大権現にコレラを喰い殺してもらおうと毎日神輿を担ぎ祈祷や酒食をしていたと当時の新聞に残っています これが密になりさらに感染拡大につながったのかも知れませんが、「コロリ」とも呼ばれた未知の大病に立ち向かうべく神仏に縋るしかない当時の状況は今なお残る各地の木野山神社が伝えているのかも知れません 歴史的に最後の爆発的勧請された神社なのかも知れません #木野山神社 ⛩┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈⛩ 木野山神社(きのやまじんじゃ) 鎮座地:岡山県高梁市津川町今津1211 主祭神:大山祇命、豐玉彦命、大己貴命 社格:村社 ⛩┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈⛩ #神社 #神社巡り #神社好きな人と繋がりたい #recotrip #御朱印 #御朱印巡り #神社仏閣 #パワースポット #高梁市 #岡山観光 #疫病退散 #神社巡拝家 (木野山神社) https://www.instagram.com/p/Clgujw5vIz8/?igshid=NGJjMDIxMWI=
98 notes · View notes
ari0921 · 2 months
Text
「宮崎正弘の国際情勢解題」 
令和六年(2024)2月4日(日曜日)弐
    通巻第8117号
 モルディブの親中派ムイズ大統領、北京を訪問して1・5億ドルをねだった
  『インド軍は3月15日までにモルディブから出て行け』
*************************
 モルディブは『海に沈む島嶼』、コロナ以前は世界中から観光客が集まった。日本のツアーも年間四万人���上が、この南インド洋に浮かぶリゾートに遊んだ。
無人島が千以上(その殆どは岩礁。海に沈む時間もあるが、統計上1192の島々)、有人島は200,このうち百ほどの島がリゾートで、海上ホテルや砂浜のコティジではお酒も飲める(ただしアルコールの持ち込みは禁止)。
 海域があまりにも広大で、海難救助は難しい。
 モルディブはインドの保護国でもあり、災害救助を目的に小型飛行機とヘリコプターだけのインド軍80名が駐在していた。
つまり安全保障の取り決め、地域防衛的な協定ではなく、あくまでも海難救助としてモルディブはインドに依存してきたのである。そのインド軍に対して、3月15日までに出て行けとムイズ新大統領は言った。
怒り心頭のインドは期日を早めて、3月10日までに撤退する準備に入った。
 以前のヤミーン政権は親中派で汚職まみれ、インドの干渉を嫌い、プロジェクトを持ち掛けてきた中国に転んだ。
空港から首都マレへの海上に橋梁をかけてもらい、合計15億ドルと言われる中国からの借金、その返済について心配した気配はなかった。
 ムイズ新大統領は、ヤミーン政権下で、こうした建設プロジェクトに深く関与した。
 2028年にヤミーン汚職政権を倒したソーリフ大統領は親日派でもあり、インドとの関係を修復した。ちなみにインドはモルディブに15億ドルの信用供与を与えており、観光客もインド人がトップ。ムイズ政権発足とともにモルディブへのフライト予約システムを中断し、怒りを静かに表してきた。
なお二国間援助では日本がトップである。
4 notes · View notes
longgoodbye1992 · 5 months
Text
田園の中の喫茶店にて
最近単発のバイトに中々入れず、退屈な日々を過ごしている。
前のようにパチスロに行く気もなくなり、秋が深まる山やら滝やらに行っては数枚の写真を撮って帰る。
普段カフェインを控えているが、温かい珈琲が美味しい季節になったから、前から気になっていたカフェを周り始めた。
今日来たところは木曜から土曜までしか営業していない、海の側から少し山に入った田園地帯の真ん中にある喫茶店だ。
古民家のような外見から中に入ると立派な梁がある。ピアノやギター、コントラバスまであって、音楽イベントをやっていると聞いた。
オリジナルの珈琲を頼む。
客は自分ひとりで、お店の人も一人だった。
Tumblr media
窓際のいい席に座れた。文庫本を開いてたまに外を見るというのを繰り返す。
すると車が店の前に止まり、女性が一人店の中に入ってきた。
予約していた人なのだろうか、店主は女性の顔を見ると豆を挽き始めた。
香ばしい香りが店内に広がる。
読んでいた桜木紫乃の短編小説にいいアクセントをくれる。
七、八分くらいしてそれが出来上がったようで、女性は袋を持って会釈しながら店を出た。
それから五分ほどして、店主が申し訳無さそうに、珈琲カップを持ってきた。
「大変お待たせしました」
「いえいえ」
「エチオピアです」
「ありがとうございます」
もしこれが町中にあるチェーン店のコーヒーショップならクレームを入れる人もいるだろう。
でもここは時がゆっくり進む田んぼの真ん中の喫茶店。早さなんか求めてはいない。
大人の例えをするならば、メイクをしている相手を待っている時間と同じで、完全に相手が美しい状態で出てくるのはどれだけ待ってもいい。
Tumblr media
珈琲を一口飲む。取っ手が無いタイプだから少し指が熱かったがそれもいい。
あっさりした飲み口だがコクがある。苦味は程々で酸味はあとに少し残るくらい。バランスの良い味で、毎日飲むのにはうってつけの味だった。
小説を読み終えて文章を書く。
聞こえるのは少し前にオーダーした珈琲牛乳を作る音と外にいるカラスの声。
そういえば、と思い出したのは自分の誕生日と一ヶ月違いで大学の同期だった香菜の事。今日がその誕生日だったのをスマートフォンの日付を見て思い出した。二年前くらいに突然泣きながら電話があって以来、たまにやり取りをする。
香菜とは色々あった。大学に入って最初に仲良くなった女の子が香菜で、初めて女の子の部屋に泊まったのも彼女の部屋だ。不思議なものでそんな関係だったにも関わらず、ある時期から互いを嫌うようになって口も聞かなければ目も合わせなくなった。
だから泣きながら電話してきたのは何故なのかわからなかったが、それをすんなり受け止めて泣き止むまで話を聞き続けた自分もどうしてなのかわからない。
とりあえず誕生日メッセージを送っておいた。
珈琲牛乳がテーブルに置かれる。
Tumblr media
昔、母親が作ってくれたような優しい甘さ。
ミルクの膜があってそれをスプーンですくって食べるのが好きだ。
村上春樹の短編を読む。三分で読み終わるくらいあっさりしたものだが、村上春樹の色が確かにそこにあって、純粋にさすがだなと思った。
まだ外でカラスが鳴いている。洗い物をする店主の息遣いと厨房の奥で流れるピアノの音楽が微かに背中越しに聞こえる。
香菜から返信が届く。
お礼と今度公開される映画の監督を務めた事を報告してきた。
おめでとう。さすがだね。と返した。香菜はずっと優秀だった。いや、人に評価されるのが得意だった。作った作品を面白いと思ったことはないが、教員や審査員たちに認められる物を多く作っていた。 
反対に俺は落ちこぼれのような物で、自分主演のハードボイルド作品を作ったり、クドカンもどきの恋愛コメディを書いたりしては、不評を買っていた。
そんな二人が今こうして連絡を取り合ってるのを同期が聞いたら驚くだろう。
そんな事を考えていたら珈琲牛乳が温くなってしまった。
閉店時間も近い。
家に帰りたくない。
ずっとこんな風にどこかの店の片隅で本を読んだり下手な文章を書いたり誰かと話をしていたい。
窓の外の田んぼからは、稲のひこばえが大きく育っている。もう秋も深いというのに元気だ。
店にあるアコースティックギターを弾きたいなと思ったが、恥ずかしいので店主に言えないまま店を去る。
夕飯なのか夜の部の仕込みなのかコンソメスープの香りがした。
家の今夜の晩御飯はヒレカツだ。
今日もまた酒を飲んで睡眠薬を一錠多めに飲んで寝るのだろう。最近上手く眠れない。
明日は面接。
帰りにまた寄ろうかな。
この田園の中の喫茶店に。
7 notes · View notes
tomiya-a · 2 years
Photo
Tumblr media
「斜光のガレージハウス」夕景外観 ・ 風景と光に向け斜めに配置された大きな窓を道路から見上げると迫力ある無垢材の梁表しの空間が透過します。 ハードな外観と優しいインテリアの対比が面白い見え方、設計中の模型でも検討したカットのイメージが形になっています。 ・ 素材はガルバリウム鋼板立平葺き、亜鉛メッキしたスチール、コンクリート打ち放しを組み合わせています。 ・ ガルバリウム鋼板はさざ波加工とすることで表面のペコつき感を抑えています。 ・ 写真 酒井広司 ・ その他のphoto→@yosuke_tomiya_design_office ・ #富谷洋介建築設計#一級建築士事務所#設計事務所#建築家#北海道#札幌#注文住宅#斜光のガレージハウス#梁あらわし#無垢梁 #ガルバリウム鋼板#ガルバリウム外壁#ガルバリウム#立平葺#さざ波 #建築模型#家づくり #マイホーム#architect#architecture#design (一級建築士事務所 富谷洋介建築設計) https://www.instagram.com/p/CgRyQqJvqTZ/?igshid=NGJjMDIxMWI=
3 notes · View notes
kennak · 2 months
Quote
「ちょっといい体育館」と言われたら「確かに安っぽい」となり「床板はくっそ長い一枚板だし梁も柱もぴっかぴか、市井には流れないレベルの超高級木材使ってる」と言われたら「確かに高そう」となる見る目のない俺
[B! 建築] 皇居最高格式の『松の間』は他国と比べると「ちょっといい体育館レベル」なのでこういうのに金かけないところに日本らしさがある→どうもそうでもないらしい
3 notes · View notes
Photo
Tumblr media
撮影後記 3月は磐越西線です。
磐越西線は昨年の大雨で区間運休となっておりましたが、喜多方の流出した橋梁の復旧工事も終わり、4月1日の始発列車から全線で運転を再開することになりました。 残念ながらばんえつ物語号は牽引する蒸気機関車C57が検査中のため、夏以降のスタートになります。水害で運休して以来ほぼ一年ぶりとなりますが、磐西にドラフトが鳴り響く時が今から楽しみです。 また磐越西線が被災した後に全線再開した只見線とあわせて、阿賀野路〜奥会津〜魚沼をぐるり一周する旅も可能になりますので、今年は‘撮り’だけではなく‘乗り’も楽しんでみたいと思っております。
78 notes · View notes
hs999 · 1 year
Text
秋深まる碓氷第三橋梁
Tumblr media
鉄道文化むらを訪れる前に碓氷第三橋梁へ。
もちろん紅葉目当て。
ちょうど見頃の紅葉風景を堪能、目の保養にもなった。
Tumblr media Tumblr media
晴れてはいたけど雲も多く,日が雲に入ったり出たりで光線の当たり方が目まぐるしく変わった。
単調ではない、さまざまな表情を見られてむしろ良かった。
Tumblr media
Tumblr media Tumblr media
景色を堪能していると奥に見える旧信越本線・新碓氷川橋梁に人の姿が。
廃線ウォークのイベント参加者だったようだ。
結構な距離が離れているが、お互い手を振り合ってこの綺麗な風景を分かち合った。
Tumblr media
碓氷第三橋梁は国の重要文化財に指定されているが、残念ながら橋脚のレンガにイタズラ書きが彫られている。
これは今に始まったわけではなく、現役当時からあ��たらしい。
これ以上増えないことを祈るばかりだ。
Tumblr media
記念写真をと思ったけどそんなガラでもないしとてもお見せできないので、橋の上から覗き込む陰で失礼。
37 notes · View notes
kurano · 1 month
Text
「山崎製パンのキャンペーンで有名な『ヤマザキ春のパン祭り』がその1つです。応募シールを集めて送ると必ずもらえる同キャンペーンは女優の松たか子のCMでお馴染みですが、欧州からの物流が滞っているため、フランスで製造している景品のお皿『白いスマートボウル』の入荷が遅れているというのです。また、ヨーロッパ産の輸入食材も価格が高騰しており、北海道の“コンビニの雄”セイコーマートでは、ウリの激安パスタの調達が滞って品薄状態になっています」
2 notes · View notes
niceage1993 · 3 months
Text
初夢供養と抱負とか
月に2冊は本を読む
月に100km以上走る
毎月1本は創作する(長さは問わない)
何かの賞に応募する
5㎏は痩せたい
なるべく日記(tumbler)を書く
次の誕生日までにタトゥー入れる
ハーフマラソン走れるようになる
会いたい人には会っておく
年末からどうも胃の調子がおかしく、食事をすると絶望的に具合が悪くなる。今日なんて、朝食と昼食の狭間の時間にこしらえた一人前のつけ麺を食べ切るのに丸一日かかった。付け合わせも何もない、別に多くも少なくもないただの麺のみを、だ。食べるたびにつけ汁を電子レンジで温め直すから汁はグズグズだし、麺は時間が経って口当たりが最悪だった。それでも食事を残すことに躊躇いがある意地汚さで今さっき食べ切ったけれど、やっぱり全て戻しそうなくらい胃がひっつれている。
そのくせなんか気が向いて、日に五キロも十キロも走り回っている。もともとかなり太めなのでこれを機に痩せられたら儲けもんだ、と思ってお構いなしに走る。走る。走る。ランニングはいい。Thee Michelle Gum ElephantかTHE BACK HORNを爆音で聴きながら、頭の中を空にして走ると、どうにもならないことを少しだけ忘れられた。友人とハーフマラソンを走る約束をしているし、なるべくもっと長い距離を普通みたいな顔して走れるようになりたい。
そういえば初夢を見た。二日から三日にかけて見た夢だから厳密には初夢とは言わないんだろうけれど、今年初めて見た夢だからそういうことにしておく。ずっと昔に好きだった男の子が出てきた。彼は何年も顔を見ていないどころか思い出すことすら稀なのにたびたび夢に登場した。わたしはこいつに呪われている。夢のなかの彼はわたしの実家を下宿にしていて、知らない間にわたしの母親と親しくなっていた。実家に帰るバスのなか、必死に自転車を漕ぐ顔に見覚えがあったので、隣にいる母親に「同級生だ」と言ったら「あら、あの子もう帰ってくるのね」なんて知ったふうに言うので車内が震えるほどデカい声を出してしまった。実家に着くと彼がいて、見慣れたスカし顔で出迎えてくる。ぶん殴ってやりたかった。わたしの部屋だった場所はしっかり彼の部屋として使われていて、その日わたしは自室に間借りして宿泊するしかないようだった。部屋の梁に凧糸を吊って、そこにバカでかいシーツを引っ掛けて目隠しにする。妙齢の男女(しかも知人)を一つの部屋に泊めるとかどうなったんだとかこの部屋にあったわたしの本はどこいったとか地元が同じなのになんでわたしの家に下宿してんだとか言いたいことが頭を巡るうちに、布団の上で頭を抱えるわたしの背中に得意げに口の端を釣り上げた彼がもたれ掛かってくる。重たくてたまらないのにわたしは抵抗の一つもできない。こいつをどうにかしてくれ!と叫ぶ前に目が覚めた。目が覚めたあとも最悪で、夢のなかの彼が思い出どおり本当に男前なのが問題だった。呪われている。
どうでもいいけど今年の目標みたいなものを書き連ねてみた。書くといいよってどこかで見たからだ。タトゥーはかならず入れたい。節目の年だし。息子の生年月日を入れると決めている。わたしのクソッタレな人生で唯一、絶対に変わることなく美しい成功の証だから。
5 notes · View notes