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#奥多摩の山を歩こう
raccoon-pizza · 1 month
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847:底名無し沼さん (スッップ Sd0a-U8YH):[sage]:2024/01/29(月) 08:19:39.51 ID:wnoIc85Pd
土曜に鷹ノ巣山行ったんだけどセーラー服のおっさんがセルフ撮影会やってて異様な雰囲気だった
雪の石尾根に南アルプス富士山もクッキリだったけど、セーラー服のおっさんに全て上書きされた…
858:底名無し沼さん (ワッチョイ 8a92-7nMi):2024/01/29(月) 13:47:22.39 ID:7zQH4ms10
>>847
私もセーラー服のおじさんに出会して焦ったことある。視線の先に先に黄色い通学帽とセーラー服が見えてなぜこんな場所にと動揺したがおじさんだった。
849:底名無し沼さん (ワッチョイ a6e6-D2S3):[sage]:2024/01/29(月) 09:16:30.81 ID:QVERLQ3q0
>>847
りんごさんだよ
奥多摩でよく会うよ、話したら拍子抜けするほど普通の気さくな方
853:底名無し沼さん (スッップ Sd0a-U8YH):[sage]:2024/01/29(月) 10:11:23.27 ID:wnoIc85Pd
>>849
そーなんだよ
ガスバーナー点火しない人の面倒みたり普通に溶け込んでてさらに驚いたわ(笑)
855:底名無し沼さん (ワッチョイ 1ee2-ArI/):2024/01/29(月) 12:29:14.02 ID:QvA8jqjH0
>>849
そう、普通な気さくな方なんだよね。
怖いもの見たさで声かけてみたら、本当に普通の方で、むしろ真面目で腰も低くて。なんか申し訳なくなった。
869:底名無し沼さん (ワッチョイ 8acf-t0Nq):[sage]:2024/01/29(月) 20:23:47.62 ID:HWK/E7Pz0
>>847
それって恋?
871:底名無し沼さん (ワッチョイ b6e3-6gg6):[sage]:2024/01/29(月) 20:36:29.52 ID:Mm9jwCLk0
>>869
そりゃ変でしょ
850:底名無し沼さん (ワッチョイ f90a-KOZz):2024/01/29(月) 09:21:13.91 ID:zOo2P/hi0
俺もセーラー服の方に会ったことある
りんごさんっていうのか
普通に声かけていいのか
851:底名無し沼さん (ワッチョイ a6e6-D2S3):[sage]:2024/01/29(月) 09:37:31.72 ID:QVERLQ3q0
>>850
ヤマレコにもいる
追い抜かれたこともあるし、結構健脚な方です
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poetohno · 9 months
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第四楽章 水の旅路
「物語」
地球上の水のほとんどが塩が混ざり あるいは氷に閉ざされている
純粋な水として存在するには空に抱かれ 山に削られ 岩磐(いわいわ)の険しい旅路を行き 大地の洗礼をうけなければならない
地表に流れる水は命の源であり 様々な自然の関わりによって生み出される命の産物
水は天より降り注ぎ 山を下り 河を流れ 海に終着する水が渇き天に抱かれ空を旅する雲となるのなら風とは命の使いとも呼べないか
風は運命を垣間見せる全ての命は風に運ばれている
風の導きによって命の定めも決まるだろうか風が囚われれば世界は地獄と化し風が自由に歌えば生命もまた謳歌する
ふと目にするあの雲もまた空の彼方の海からやってきたのかもしれない雲は風に流れ 果てに行き着くだろうまた別の風は果てしなく巡っていることだろう
―海のように
果てなき海は生命の始まりの大地山は生命の終わりの果て 辿り水は生と死を巡る 水は命そのもの
雪に閉じこめられた命は春の訪れと共に花開き溶ければ寄り集まりながら小さな鼓動のように流れやがて大きなうねりとなり生命が漲る川となる
そこに命があるなら戦いがある戦いに勝利したものは生き延び敗北したものは死に絶え川を下る
その戦記には続きがある彼らの肉体は川の果ての森に続き木々に住まうものたちの糧となる森の果ての川に命を紡ぐ物語がある
「川の調べ」
雨は天より零れし海の唄 海は天を仰ぎ 天は海を抱く山を越え 草原を愛で 森の謳歌を奏で渇いた砂漠に一瞬の楽園を築く 命の交響曲を支える旋律
空が蒼いのは川を抱いているからなのか空に漂う雲は 流れる風は 天に聳える山にとって脅威にもなる水は一度流れを持ってしまえば何者をもってしても止めることはできない時に抗えないように
水は命を蘇らせる力を持つが同時に山を死に至らしめる力を秘めている峰を削り 野山を駆け下り 大地を削り 渓谷へと変貌する深く奥へと 時が覆い隠した地表が現れる時を遡るかのように
「川の宴」
川が在る所に命は宿る獲物求め命を奪う破壊者がいるなら草を求め旅するものたちの大行進がある
命を賭けた戦いが川を彩る沈黙に眠る川も一度戦いが始まれば騒然となる
一瞬のうちに命が散り 火花のように瞬き雷の閃光のように轟く
そこには思想も哲学もない剥き出しの命と真実がある
「湖の謳歌」
湖は海と隔たり生き物たちはその境界を越えることはできないそれは牢獄なのか それとも楽園なのか
湖がもし栄華を極めたとしても湖が干上がれば命は全て消えてしまう
生き残るためには他を上回る戦略によって己の道を切り開くしかない
裏切り 裏切られ 騙し 騙され 命を残すための闘いは熾烈を極める本能と理性の狭間に揺れる闘争
鏡のように澄み切った湖の下には過酷な世界がある
一の美しさをこの目に宿すためには相反する十の醜悪な世界を知らなくてはならない
「川の旅路」
川の旅は続く天空より舞降りる千の雫は木の枝から幹へと遡るように寄り集まり川の流れを描き大地をうねりながら森を横切り平野を走る
大地の鼓動が生命の躍動なら大地の雄叫びは闘いの咆哮である
闘いの先に散っていった者達が川に溺れ 川に沈み川を血の色に濁らせるなら
草茂る水の流れはその汚れを払い水に清流を取り戻す
乾季と雨季に生と死が巡り歓喜と憂き命が交錯する
雨が降ることで大地の様子は一変し世界が変わる
生命の謳歌と眠りが時の巡りに合わせて変化する川は山を削り 破片を海岸まで運んでいく
そして川の旅は終わる
「海の森」
珊瑚礁は海を砂漠から森に変え多種多様な命を呼び起こすオアシス光を受け輝き 波に揺らぐ花のよう海に咲く花を愛でようと多くの命が集まり闇の海に咲く光であり 命の灯のよう海の家 大地にとっての安らぎの木
海に昆布が揺らめく場所は熱帯雨林を思わせる海を浮かびながら漂い 命は溢れ 迸り色は犇めきあいながら 絡まり合い 踊りながら波に歌う絵の具を散りばめたかのような宝石のように輝き始める足を踏み入れたものはその場所に住み着き憩いの場所を築き 新たな旅に出る時を隠れながら待つ
「海の宴」
命を育み 支える命の種命を降らせる恵みの雨植物プランクトンの恩恵を受けるために 命たちで溢れ返る
生き物たちが群れを成して訪れる命求めて海を縦横無尽に旅するものたちが春を待ち続けていた
冬に荒れ狂う波は海をかき混ぜて海に栄養を行き渡らせる命にとっては天と地を別つ温度の壁海にはある嵐は壁を破壊し 天と地を混ぜ合わせる命にとっての心臓の鼓動のよう
夏命を求める旅は続く魚は群れを成して移動を続け鳥たちは巣へと帰り 再び飛び立っていく鯨もまた旅を続けている温暖な場所から極地へと向けて旅は続いている―春を求めて太陽の方角へ
秋が来る時 嵐は再び起こる命にとって堪えなければならない長い時の前の休息と謳歌の時間集まってきていた生き物たちは散り散りになりそれぞれの場所で 冬が終わる時を待っている海さえ嵐を呼び込みながら 海をたゆみ無く巡らせながら 春の時を待っている海の流れが無ければ 命は恵みの時を受けられず翼は折れ 大地に落ちる
「富の海」
光が降り注ぎ 大地は珊瑚礁に彩られ魚が銀色に閃いて通り過ぎる揺れる虹のようなたなびく彩雲のような百花繚乱の森色の豊かさが命の豊かさを示すならこの彩りに富んだ景色が命の豊かさを現している
海の楽園は海全体のどれ程だろうか
エメラルドに光り輝きクリスタルのように透き通り波が青の群れとなり光揺れる世界
生き物に犇めき濁った世界砂漠や極寒の世界に隠された地底奥底の知られざる世界があるかもしれない
豊かさだけを見るなら確かにここは楽園であるが楽園の背後に眠る闇を誰も知らない
命踊り 光輝き それは目下に佇む闇の中に歌う星のよう
「海の彼方の闇」
知られざる宇宙のような場所
天文学者ならば星を探して眼を凝らし新たな光を見ようとし
生物学者ならば命を探して彷徨い歩き新たな生き物を見つけるだろう
深海の闇という宇宙に潜む星を探すように生き物たちは身を潜め闇の中で蠢いている
光は徐々に薄くなっていく辺りは夜のように紺に染まっていく気づけば無音の闇の中光の恩恵はここには存在しないあらゆる時間において闇は光の無い洞窟のように
微かな栄養を頼りに彼らは生きるしかない自らの力によって海を渡り海流という大地にとっての風に乗り漂う
海を浮遊する微細なプランクトンが海の世界を支えている鯨や鮫 鯱や海豚といった華やかな生き物はその表面で閃いているに過ぎない舞台に踊るアクターを支える無数の影の努力者たちのような
触れれば壊れそうなガラス細工のように揺らめき揺れる蝋燭の火は今にも消えそうな陽炎のよう今にも壊れそうな幻想的なあり方をしている
「深海の底」
海は深いだけで圧倒的な力を湛えている大気であれば気圧 全ての命の源 水を水として存在させるための力水圧の力には際限がない 科学の力で武装した鎧すら簡単に破壊する
水温は凍えるほどに冷え込み 空気は高山のように薄く やがて皆無になるこの世界は生命の存在を拒んでいるのだろうか
果てしなく深い限界の場所で生き物は蠢いている恩恵は海の表層から降り注ぐ 雨のようで 雪のような死が舞い降りる生き���し生けるもたちの肉片が塵となって落ちてくる彼らの死によってもたらされるものはこの世界では太陽の光のよう
海底に着く時この世界は月のようだ果てしない無の世界が広がっているしかしこんな所にさえも生き物は生息している
「海底火山」
海底にも火山は存在する海底とは海の底であると同時に大地の果て
大陸と大陸の鬩ぎ合いの狭間に摩擦に散る火花があるように火山が煌々と火を上げている
マグマは地脈のように奔り 地球の中心まで潜り巡り 再び地上へと吹き出す
世界とは外に開かれているのではなく内側に広大に巡っている
マグマが海底の生き物を支えている砂漠にとってのオアシスのように
海底に山脈を築き 延々と続くかのようにいつか大地が隆起し 沈没した時海底に眠る大地は海上に眼を覚ますだろうか
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kaneninarananesaki · 9 months
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ざっくばらんにまず動く
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誘われるままに福島県にやってまいりまして、なんかナントカっていうところにいくのでなんとかかんとか行ってみようぜ、っていう。旅程をそのくらいの理解でね、とりあえず向かってみる。着いた、福島に。
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なんとかかんとか の なんとかかんとか の部分。
MT-03だ!ビジュアルは悪くないね。
ネイキッドっていうかストリートファイター、愛しさと切なさと心強さというかバトル野郎です。
触った第一印象は「重てぇな!」だわ、320ccで160kgオーバーは許されざる重量、フルカウルじゃあるまいに。
写真じゃ伝わりきらないマッシブさ、特にタンクの張り出しが「ガチ感」を醸し出す。余計な出っ張り、洗練されなさ、重心が高くなってフラフラすんのはここのせいでは?重く感じるくらいならもっと華奢な娘のほうが好みですと言うのは乗り手の自由だ。性癖が出てると言うな。
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桃を買いにこちらへ、農作物が恐ろしく安い。でかい桃2つで400円未満くらいで買える。クワガタも売ってる。
写真の通り天気に恵まれ、恵まれすぎ、��イクはなかなか試練の様相である。言わせていただければ体感45℃くらいはあった。黒い車体で炎天下に停めておくと一瞬でタンパク質で構成された生命体を拒絶するシート温度になる。
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磐梯吾妻スカイライン、ここをツーリングすることが目的、だったはず、知る限り。峠道をグイグイ登る事数十分。標高が上がるにつれて大分過ごしやすい気温になってきた。道的には奥多摩周遊の経験が活きたな。
MT-03、どこからでも加速してくるようなトルク感が特徴なんだろうか、マスターオブトルクという異名からセローのようなゴリッゴリの1速を想像していたけど、6速でも両肩をガッシリつかまれてグイっと押されるような加速がある。登りは勾配凄いところだと3速でも登らないところがあってあーそういうかんじね、なるほどねって感じ。
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浄土平、吾妻小富士、というらしい。
すげーーー!!!!!
こういうところだとはつゆ知らず、ただ誘われるままに着いてきたらこんなところにたどり着いた!
所々で硫化水素が発生している活火山らしく、走ってる最中も硫黄の匂いが鼻をつく。ガスの影響か植物が生えていないエリアは大振りな岩が転がって何とも言えない退廃的な雰囲気があるではないか。つづら折りにさらに登って着いたところがこちらです。
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この吾妻小富士の階段を昇りきると
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このようにかつての火口が見ることができる。ダイナミックな光景だ。火口周辺は一周歩くことができるらしい、丁度反対側まで行って写真を撮ってもらいたい欲求が沸いたが時間の関係で断念。
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興味か原始信仰か、人は山で石を積みたくなるらしい。
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峠を下りつつこちらへ、道中エグい砂利道があり、重心の高い立ちコケ注意報が出てるバイクで行くのはややリスキーであった。パワースポットらしいけどよくわかんないよね。それより山の流水がここに集まって滝を形成してるんだなぁ。
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下りきってレンタルバイクを返却して終了、このタンクの張り出しよ、走ってるときは気にならんが低速時や止まってるときは本当に立ちゴケ注意報だ。色々発見があって楽しかったぜ、一日限りの相棒よ。
ざっくばらんにまず動く、綿密に調べて向かうというのも良いが、行った先のエモーショナルな体験の効果を最大限にするためのコツとして、そんな旅程もいいじゃあないですか。
っていう、日帰り弾丸、行先詳しく調べないこのまちだいすきスタイル旅行記でした。
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chumolandham · 1 year
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奥多摩登山(2023.5.4~5)
GWにぽっかり空いた連休を埋めるべく、父子でテント泊。 電車もバスも久しぶりの大混雑。この賑わいが妙に懐かしい。
今回は峰谷バス停からラウンド。水を4リットル背負う。 鷹ノ巣山避難小屋直下の水場は普通に出てました…。 登りは浅間尾根でCT3時間のところを4時間でテン場に到着。
幕営後、ビールとジュースで乾杯。で、さっそくポケモンカード(笑) 夕飯はご飯を炊いて、無印良品のカレー。贅沢な時間でした。 満月の夜で、辺りは静かで、トイレ近くまでシカの群れが来ていた。
翌日も晴天。見晴らしの良いところでおやつタイムを楽しみつつ進む。 下りの赤指尾根はしんどいルート。歩いても歩いても景色が変わらない。 最後の車道も思ったより長く、バスの時間ギリギリにゴール。(5h20m)
久しぶりの親子登山だったが、難コースを黙々と歩く息子に感動した。 親が思っている以上に強い子なのかもしれない。私の方が音を上げてた。 地元に戻って焼肉食べ放題で打ち上げ。素晴らしく濃厚な二日間でした。 また行こうね。
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ss0014 · 1 year
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先月、10年ぶりくらい?に山梨に行った。
宿泊したのは初めてのことやった。
忍野八海で富士山の雪解け水を飲んだが、体の中になにかがさささっと駆け抜けていくような感じがした。
なにかとはなにか、
なんだろうか。
ぼっと灯った光のエネルギーがあたりさわりなくじゅわわわと体を駆け抜けて行った感じがした。
初めて山梨県北杜市へ。
山道を車で登っていく。
夜は霧が濃くて少し怖かったけどでも好きな雰囲気やった。
海がすぐそばにある場所で生まれ育ったからか、海が好きだと思い込んでいた。
でもここ数年は海よりも山の方が心地よく興味深い。
比べるもんじゃないと思うけど。
眠りについて目が覚める少し前に夢を見ていた。
目の前にいるメジロに向かって、「メジロは目の周りが白くてかわいいなぁ」なんて言っていたら目が覚めた。
外で鳥の鳴き声がしていた。
心の中ですごく思ってることや気にしてることが夢におもしろいくらいにわかりやすく反映されることが増えた。
今日は鳥の声に影響されて夢に出てきた。
早朝に目が覚めて散歩。
川を眺める。大きな石を見る。民家で飼われてる大きなワンさんと目が合う。
吠える。声は遠くまで届く。
山の中の空気もとても心地がよかった。
地図が書いてある看板を見たら、
北杜市は秩父多摩甲斐国立公園の一部であった。
2年前に奥秩父に行った際に居心地がよかったことを思い出す。
今年の初めに行った奥多摩も心地がよくてすぐにまた行った。
秩父多摩甲斐国立公園のあたりは居心地がよくて好き。
居心地がいい場所って理由がある。
その土地が持ってる歴史やエネルギーと自分の持ってるものの相性もあるなぁと思う。
実際に足を運んで感じて、知りたい。
今年は久しぶりに大好きな青森へ。
あとはずっと行きたかった沖縄の久高島へ行こうと思います。
旅は続いてるみたい。
旅のお話よかったらしましょうね。
今日はずっと気だるく眠ってた。
お酒をもう少し飲んで眠ろう。
2023.4.25 0:16 
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doctormaki · 1 year
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ハンブルグに戻り、ほぼ誰もいなくなったもぬけの殻のマンションで、ここ数日暮らす。実に静かで良い。このマンションの立地は丸の内一番地的で素晴らしいのだが、上階や隣人の足音や声が聞こえて、言うなれば、音響が素晴らしく良い。上階のギリシャ人Chrisと共に起き、彼と共に上下階に別れて朝シャワーをし、Chrisが出かけていく足音を聞きながら、左側上階のスウェーデン国籍ナイジェリア人のMinnaがZoomしているのを聞きつつ、隣人の南ア人ゲイのLouisが彼のパートナーとお喋りしているのを聞く毎日。私は神経質なので、他者の生活音がかなりのストレスだった事を、思い知る。
世の中はイースター休暇である。小学生の頃、イースターの頃のヨーロッパ旅行でイースターエッグのチョコレートを貰うのが、小さな喜びだった事を思い出す。私が子供の頃は、チョコレートも飴も、ちょっとした特別感があったものだ。コーヒーも紅茶も、ちょっとした潤いというか贅沢だった。豊かになり、チョコレートが毎日飽きる位に食べられるようになったり、コーヒーが一杯百円で売られるようになったりと、日本の異常な豊かさに驚くと共に、そんな事は長続きするはずが無いと確信している。豊かさの飽和が、民心を貧しくしているというパラドクスは、しかし、アメリカもドイツも同じだ。
日本のバブル崩壊から30年。それでも豊かでいられるのは、過去の現役日本人、祖父母や両親達が頑張ってくれたお陰だと身に染みて思う。私と同世代の団塊ジュニアは、バブル世代の犠牲になって差し上げ、バブルの軽くおバカなノリを冷ややかに見ているが、それは、ほぼ、社会の底辺から見ているに過ぎない。私達の直ぐ後の世代は、就職氷河期でも無いくせに、就職氷河期であった事を主張し、自分達が社会の犠牲者である事を恥ずかしげもなく標榜し、発想力も無く、知的レベルが低く、上(バブル世代)に���びへつらう事で生き延びようとする組織のコマ程度の人材ばかりが、起用されていく。ハンナ・アーレントの組織的悪のパターンが平和的に実行されているに過ぎぬ。日本の経済力、組織力、民度の低下は、今後ますます酷くなるだろう。そうした危惧も無く、今をこの世の春と謳歌できる楽観主義者と、未だに核家族化における社会的要請(少子化対策)を真剣に受け止めるマジメな方々だけが、せっせと子作りに励み増殖していく。それは、アメリカでも、ドイツでも同じ。
私の周りの知人達は、ほぼ皆、社会不安や将来不安から子を持たない選択をしている。この人には親になってほしいと、こちらが願うような人格者ほど、子を持たない。私の分析では、子供を持つ事とは、親に成らせてもらう事によって、自らの自己成長のために、子供を、ある種の犠牲にしているようなものだと思う。従って、DVなどの負の連鎖は、綿々と続くし、どこかで、負の連鎖のカルマを断ち切り、気付きの機会が無い限り、家は���の意味で没落しゆく。逆に、家が消滅するとは、カルマが終了したという風にも捉えられると思う。十分に、学びの機会を持ち、ついえれば、終わって良いのだ。日本は宗教がいい加減だが、多くの聖職者が子を持たないのは、そういう意味合いがあるのだろうと思う。私は、聖徳太子の好む維摩経が好きだ。在家で在野に在りながら、清くいる。私は、二十代の半ば、病気をしてから、維摩経を心に置いている。
私は、色々な角度から考えても、子供を持たなかった選択を、良かったと思う。どうせ天然記念物並の知性と感性の持ち主なのだから、天然記念物らしく朽ちれば良いのだ。ガハハ。生物とは、ただの遺伝子の箱なのだとしたら、チェコのブルーノでメンデルが発見した法則のように、また、どっかで、突然変異が生まれ、私のように、社会を斜めに観察する人間も、生まれて来るだろう。問題は、小池がほざくような(負の)レガシーではなく、何を足跡として残せるのかという事とも思う。しかしながら同時に、忘却される事の粋美も思ったりする。忘却されていても、本物であったならば、本物を探す者が時空を超えて探し当てるものだと確信している。それは、必ずしも親族や同民族では無いという事も。
春の訪れを日本を思いつつ祝う時、チューリップを紅白に活けてみた。また、研究所での食事が無くなったので、自分の食べたいものを料理して食べられる幸せを感じている。料理を極端に嫌う事や、料理しない事を良しとする事は、私には理解不能だ。自分の体調に合った、身体が季節変化に合わせて求めるものを、食べたいときに食べられないのは苦痛でしかない。食べたいものを、自らが調理して食べられる幸せ。買いたいものが売られていて、それを購入できる幸せ。その背景にある多くの人々の仕事に感謝しつつ、また、食べて下さいと五体投地してくれる生命を、有り難く調理し、美味しくいただく。これ以上の幸せはあろうか。自分が確実に大きな社会のネットワークの小さなゴマ粒に過ぎず、大きなものに生かされていることを思う。毎食、毎食が、感謝でしかない。
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研究所のコックのミヒャエルと、彼の彼女レベッカさんは、私の事をとても好きみたいだ。まぁ、地下回廊に簡易に作られた薄暗く狭いキッチンに、昨年からせっせと通い詰めているのは、研究者でも私だけだしね。。。私は丸山眞男好きなので、市井の小さき名もなき人々の日々の小さき行いこそが、国家の根幹であると信じて疑わない。政治家も学者もアイドルも、みんな、ウンチである。見て社会の病を推測する事はできても、社会を支える根幹は、表立つウンチどもからは、絶対に見えない。大衆とは、実にウンチが好きなんだなぁと感心する。まぁ臭いから、ベムりんみたいに、気になるという事なんだろう。あるいは、自分の中のウンチと呼応するので、ウンチを見て賞賛したくなるのかもしれん。
ワシはウンチはどうでも良いので、社会を動かす、根幹の部分にある、隠蔽された良心を見たい。そして、そこにこそ、社会の希望と未来を見出だしたい。そんなワシに、ミヒャエルは、イースター休みにも関わらず、レベッカと愛犬ペッピーノと共に、車で拙宅まで送り迎えし、自宅に招き、春の料理を振る舞ってくれた。ミヒャエルは北部ドイツ、レベッカは黒い森周辺の南部ドイツ出身。ミヒャエルは、バンコク、リスボンなど世界中を渡り歩いたコックさん、レベッカは2014年台北で開催された25歳以下世界お菓子選手権大会で世界3位を取ったパティシエ。ペッピーノはミックスの捨てられていた犬で推定1歳半。皆、何故か分からんが、ペッピーノなんか身体が壊れそうな位に喜びまくるし、ワシの方が感謝せんならんのに、ミヒャエルとレベッカは、来てくれてありがとうと、感謝して来訪を喜んでくれる。
イースターのためにミヒャエルが作ってくれたのは、春の魚、サワラのソテー。これに森のキノコと白ワイン、玉ねぎを煮込んでとった出汁をベースに、刻んだ玉ねぎと白アスパラと緑アスパラを小口切りし、たっぷりのバターで炒め、春にしか取れない森のキノコをふんだんに入れたところで出汁投入。そして削ったパルメジャーノと黒胡椒で味を整えたスープ仕立てソースを、別フライパンでソテーしたサワラの上にかけて、いただく。食器は、家にある食器で一番高いという、ミヒャエルがお祝いで貰った、美濃焼の器。彼の料理は、優しく繊細で、兎に角���優しく奥深い味わい。研究所で出している料理と異なり、心がこもる料理とは、同じ作り手でも、味わいが異なる事を実感した。この料理を、私は生涯、忘れ無いだろう。
おまけに、何故か、ミヒャエルからは日本から輸入した枯節一本、レベッカからは彼女の作った特大イースターエッグのチョコレートとワシが好きだと覚えていて、ラズベリーとパッションフルーツのジャムを頂戴する。イースターにも、プレゼント交換するのをワシは知らんかったので、メチャクチャ恐縮。
でも、多分、ワシが作ってあげた、カツオダシのお澄ましとニラ餃子、あんこ玉を作っておいて白玉粉を器用に、トリュフ作る時みたいに白玉で包んで茹でて作った、あんこ入り白玉団子が、美味しくて、嬉しかったって事なんだろうなぁと、しみじみと思う。しみじみと、しみじみと、ワシの心が、彼らの心に触れたのであれば、これこそが、ホンマモンの外交努力である。そして、こうした触れ合いが人知れず継続される事でしか、外交なんて、本当は成立しない事も、ワシは知っている。昨今の、金持ちブリタイ外交官や商社マンが、適当な高級レストランで適当にクッチャベッて外交した気分で喜んでいるのは、ブリと鯛レベルに過ぎぬ。その一晩に使った金額の多い少ないで関係性が計測されてしまい、資本主義の薄っぺらい関係性でしか無くなる。
そうじゃないんだよ。時間を共にするということ。同じ釜の飯を食うとは、共に材料を集め、共に調理する時間を過ごしたという事を含意する。ミヒャエルが、マキに何を食べさせようかと思案しつつ、イースターで閉まる直前の忙しい市場に出向き、ウロウロして食材を買い揃え、前日には、アルコール飛ばしたソースなら食べられるか?と確認のメールをし、当日には朝からワクワクと、ソワソワと、魚を自慢の刺し身包丁で解体し、切り身にしてからバットの上で休ませ、レベッカに運転させて、マキを30分かけて車で迎えに行く。この間、ずーっと、思って貰えた事に、感謝なんだ。その優しさと、かけてくれた時間、思いを寄せてくれていた事こそが、掛け替えの無い友情の証だと、アホなワシは確信する。
ワシが、ケーキを作らなくなって久しいのは、忙しいからを口実にしとるが、ちゃうねん。ワシが掛けた時間が、工業製品の如くに、チャチャッと評価され、つまらない物として消費され、こんなんだったら、〇〇パチシエで買う方がいいじゃんと言われる事に、耐えられなくなっただけ。じゃ、おフランスで修行して、バカ高い価格つけて売っているブリタイ共から、買え。と思っただけ。
でも、もうこんな心的逃走も、春の訪れを以て終了します。他人は、裏切るものよ、信用なんかしちゃダメと、お風呂の師匠は私を諭す。他人に期待して傷つくのは自分だから、他人に期待しない事だよ。社会なんてゲームなのさと、エルちゃんは私を諭す。私は、ずーっと、ずーっと、彼らの言葉を哀しく聞いていた。人間はそんなものなのかと。父はハッキリと、お父さんは性悪説だと、10代のワシに宣言した。だから、ワシは18歳で、性善説を貫くと心に決めた。天邪鬼は、いつの世でも大変です。でも、ワシはやはり、性善説を生きようと思う。他人の、良心に触れようと。触れるためには、自分が良き人でなくてはならない。与えて、与えて、悲しんで、傷付きまくって、泣きまくって、それでも、与え続けられる人になりたい。何故なら、私はやはり、人間を恐れつつも、人間が好きだからだ。芥川の蜘蛛の糸のように、どんな悪人にも良き心があるはず。親鸞の悪人正機説は私はバーカ親鸞と思っているが、何故なら、悪の正当化を許容するから。近代日本をダメにしたのは、極端な悪人正機と他力本願で、親鸞こそが浄土真宗こそが、悪だとワシは思うちょりまんねん。まぁ大衆宗教だから、しゃーないけど、酷いもんだで。
いずれにせよ、ワシはもう、こだわりを捨てるのだ。東大にも日本にも、もはや期待は持てない。つまりだ。究極の個人主義の時代ならば、夏目漱石の超個人主義の時代が到来したのだと理解して、ワシこそが、良き者であり、あろうとし続ける弛まぬ努力をし続けることで、世界の良心になろうと思う。
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kachoushi · 22 days
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風月句会
2023年12月17日
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於:川崎市多摩市民館 写真:柴田貴薫
坊城俊樹選 栗林圭魚選
坊城俊樹選 特選句
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坊城俊樹選 特選句
黒門の枡形山に裘 幸風 冬蝶を労はるやうに母の塔 幸風 眠る山起こさぬやうに歩き出す 白陶 隠れんぼ使ひ切れざる紅葉山 経彦 冬帝と対峙の富士や猛々し 三無 笹鳴や少し傾く城主墓 芙佐子 山門へ黄落の磴細く掃く 斉 黄落の野仏は皆西へ向き 炳子
坊城俊樹選 並選句
花柊枡形六丁目てふ坂の 炳子 稜線を茜に染めて神迎 亜栄子 山門を潜らざるなり冬の蠅 慶月 赤い実を数多残して大枯木 秋尚 侘助のうす紅寺塀より覗く 慶月 一門に九重の石塔返り花 斉 空を抱くメタセコイアの冬支度 三無 小流の落葉の堰をくぐる音 久子 法鼓鳴り納め観音待つこころ 慶月 年尾句碑一礼をして納め句座 芙佐子 古民家の屋根見下ろせる冬山家 貴薫 衆生指す観音の手や冬日燦 三無 案外な優男なり冬木立 千種 仏像を抱く菩提樹枯木立 ます江 空いっぱい梢を広げて冬芽立つ 斉 城址に烏合の衆や日向ぼこ 芙佐子 法鼓聴く銀杏落葉の女坂 亜栄子 群千鳥メタセコイアの軋む音 貴薫 極月の装ひ清く地蔵尊 貴薫 古寺の法鼓の渡る師走かな 久子 綿虫に逆光といふ日の射して 三無 立ち止まりくらやみ坂の冬椿 白陶 枯尾花病院跡を囲ひをり 慶月 冬帝や明るき供花を陽子墓碑 文英 病院跡の高みは葛の枯るるまま 炳子 冬紅葉残されし日を句碑に寄す 慶月 山茶花の太陽に蕊開をり 貴薫 目の高さ風の高さに枯尾花 三無 鴨浮かべ川直角に曲りたる 千種 冬ぬくし大樹の下の寄せ菩薩 久 赤き実を揺らし冬鳥姦しく 芙佐子 内室の墳墓欠け落ち冬ざるる 斉 磴上り陽子の墓碑や石蕗の花 幸風 
栗林圭魚選 特選句
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栗林圭魚選 特選句
蒼天に山脈低く雪の富士 芙佐子 空を抱くメタセコイアの冬支度 三無 SL に群がる揃いの冬帽子 経彦 かなしことうすれゆきたり冬霞 幸子 笹鳴の過ぐ内室の小さき墓 慶月 法鼓聴く銀杏落葉の女坂 亜栄子 古寺の法鼓の渡る師走かな 久子 冬帝や明るき供花を陽子墓碑 文英 笹鳴や少し傾く城主墓 芙佐子 枯芝の広場の狭鬼ごっこ 経彦
栗林圭魚選 並選句
ひっそりと庫裏の竹垣冬薔薇 三無 母子像や冬の日の冷えいかばかり 軽象 冬紅葉句碑に写りて華やげり ます江 赤い実を数多残して大枯木 秋尚 侘助のうす紅寺塀より覗く 慶月 冬蝶を労はるやうに母の塔 幸風 風に耐へ枝を離さぬ枯葉かな 秋尚 稲毛氏の墓道つつじの返り花 芙佐子 小流の落葉の堰をくぐる音 久子 洗堰河原拡ぐる枯葎 幸風 雪囲の上に高窓民家園 眞理子 年尾句碑一礼をして納め句座 芙佐子 冠雪の富士を戴く学府かな 斉 枯れ尾花日向に赫く息づかひ 亜栄子 鮮やかな枯葉一枚残りをり 軽象 空いっぱい梢を広げて冬芽立つ 斉 新藁をまづ打ちてより年用意 眞理子 冬帝と対峙の富士や猛々し 三無 群千鳥メタセコイアの軋む音 貴薫 極月の装ひ清く地蔵尊 貴薫 幾年や通ひし枡形納め句座 亜栄子 式部の実色たをやかに句碑に沿ふ 炳子 綿虫に逆光といふ日の射して 三無 奥津城の静寂破りて寒鴉 芙佐子 寒禽の高音を重ね森晴るる 斉 枯尾花病院跡を囲ひをり 慶月 冬の鳥飯桐ゆらし啄ばめり ます江 病院跡の高みは葛の枯るるまま 炳子 冬日浴び真っ赤に句碑の楓照り 三無 山門へ黄落の磴細く掃く 斉 朝の日に磨かれし艶冬木の芽 秋尚 すくひては落葉まく子や埋もりて 幸子 冬麗や飯桐の実の高々と 久子 記念樹の枯蔓重き年尾句碑 文英 冬木影伸びて冬木を掴みをり 白陶 鴨浮かべ川直角に曲りたる 千種 見定める一枝の枯葉落ちるまで 軽象 内室の墳墓欠け落ち冬ざるる 斉 枯菊を束ねる手元香りくる ます江 磴上り陽子の墓碑や石蕗の花 幸風 
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tsuntsun1221ts · 1 month
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2024.02 高水三山
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岩茸石山から見える関東平野
友人と今まであまり足を伸ばしたことがない奥多摩の山へ。低山が多いため暑い夏場は不向き、秋~春くらいの時期がちょうどいい。
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軍畑駅(いくさばた)にて下車。2月の3連休の中日だが、同じ電車で下車した登山者は10名くらいと少なめ。
【コースタイム】軍畑駅(0920)→登山口(0940)→高水山(1040)→岩茸石山(1110-1115)→葱岳山(1150)→御嶽駅(1240)
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しばらく車道に沿って歩く。桜などが咲く春にはこの道もかなりきれいに色づきそう。
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登山道手前にはお酒も提供する釣り堀があった。こっちを下山ルートに設定したら必ず寄りたくなる。
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20分ほど歩いて登山道に到着。
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まずは目の前にある砂防ダムを超えるため階段を登っていく。
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少し歩くと数日前に降った雪が道をかなり埋めている。日向は全く残っていないのだが、日陰部分はこのあとずっとこんな感じ。ところどころツルツルに滑る箇所あり、つぼ足だと少し危険なのでチェーンスパイクあれると安心。
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場所によって残雪具合が全く異なる。
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登り始めて約1時間、高水山山頂のすぐ手前に常福院というお寺あり。
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お寺から5分もしないところに高水山。冬で落葉しているから木々の先に景色が見えるが、それ以外の季節は展望ほとんど無いのでは?
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多少のアップダウンを経て、高水山から約30分で岩茸石山に到着。
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ここからの景色はかなり良い。遠くに見えているのはここよりも更に奥にある奥多摩の山々か?
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最も目を引くのは関東平野。といっても東京方面ではなく埼玉方面とやや北側を見ている。
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少し休憩して出発。残すは惣岳山。
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道中樹林帯が開け開放的な道に。再び関東平野が見渡せるが、ここからは東京周辺を見ることができ、遠くにはスカイツリーも見えた。空気が澄んでいる冬ならでは。
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惣岳山の直下は少し急な岩場となっている。とはいえ1分あれば通過できる長さ。
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岩茸石山から約40分で惣岳山に到着。樹林に囲まれているので景色はなし。
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あとはダラダラと下ってゴールの御嶽駅に到着、惣岳山から約1時間、軍畑駅からは3時間半くらい。
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すでに梅が咲いていた。
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13時なので遅めの昼食。玉川屋というお蕎麦屋さんが近くにあり、非常に美味しかった。特に海苔の風味とても良い。
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御嶽駅前には朝採れわさびの販売。
奥多摩は地味な山が多くほとんど訪れたことがなかったが、人は少なくて静かで、しかし麓はそこそこ栄えていてお店も多い。景色目的ではない軽い山登りとしてはオススメなのかもしれない。
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niwanoki · 4 months
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2023/12/09
何もしたくなかったので、ぼんやりとしていた。午後から多摩動物公園に行った。富士山と湖の映った写真を見て、「河口湖来てたの?」と自分も近くにいたことを伝えてくれる友達。来てたけどもう今はいない、いつかあなたの故郷のことを教えて欲しいと答えた。初詣もダム建設で沈んだ村を見に行ったのも、山奥の村の花火大会も、カラオケも、この人と。色々となんだかんだ今年もお世話になった。今多摩動物公園きてる、とは言わなかった。もう午後の3時を回っていて、この間葛西に行った時とこれは同じパターンだ。午後の早い時間に獣舎に帰ってしまうものが多く、チーター、サーバル、ライオン、フラミンゴ、アフリカゾウ、と見た。ゾウは広い固有のエリアの中の奥で、ずっと同じところを、歩き回っていた。つい目を離せなくなった。ものすごく、頭の中を掻き回されるような、妙に緩慢な動きなのだった、時間の進み方が違うように感じる、四本の柔らかなコンクリート色の脚がゆっくり曲げられて伸ばされて後ろと前が近づいては離れる。片方の牙が極めて短く、眼は小さくしょぼしょぼとして、こんなに長かったんだ、ゾウの鼻って。ずーっと同じところを、同じスピードで、鳴きもせず足音も立てずに、柔らかそうな鼻を、上の方に伸ばしたり、おろしたりしながら緩慢に歩く。すごい造形だと心から思った。正直このあと、私は全然感動することはなかった。悪魔の表象としてよく描かれる角がぐるりんとした「野生の羊」とか、木の枝の上で死んだように雑巾のように眠るたぬきとか、退屈そうな猛禽類、何かを見透かしたような目をした外国のフクロウとか、とにかく動物園は午前中に来ないと面白くないことがわかった。みんなもう疲れてしまっていた。そして、小学生の頃の夏休み、暑すぎて広すぎて疲れてみることのできなかった、狼とかのいる西側のエリアは今日も回ることはできなかった。何気なく、私は15年くらいぶりにここに訪れていた。昔、はとことその祖父に連れられて来た時は、広いというよりこの動物園が多摩丘陵の斜面をほぼそのまま利用して建設されているためにアップダウンの多さが原因でバテたのだろう。そのまま熱中症みたいになった。その後のことは覚えていない。いつも、なぜか、親以外には本当のことが言い出せなかった。痛いとか辛いとか暑い疲れたとか、限界まで言い出せなかった。最悪の時は親にさえ。ずっとそのままで、大人になった。で、ゾウが印象深かった私はゾウのぬいぐるみを買って多摩モノレールに乗った。あの、性的なニュアンスすら漂う動きは何だったのか。ぬいぐるみはふかふかでとてもかわいい。私は何かが限界に近くて、誰かにすがりたくて、その誰かに似ているから買ったのかもしれない。怖い。
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raccoon-pizza · 3 months
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453:底名無し沼さん (スプッッ Sd52-fkh4):2023/12/20(水) 20:48:23.52 ID:+jzmzwH8d
自分は川乗橋コースよりは水根沢林道の方が嫌だったかな。
川乗橋より開けてないから高度感はないけど、落ちたアウトの場所が30分ぐらい続く(その区間は落ち葉が多く、下が凍結してる場合は特にキツイ)のとスタート時点からとにかく人が少ないのが分かるので誰にも助けてもらえない可能性が高いのもあって
461:底名無し沼さん (ワッチョイ c6ed-7gnr):[sage]:2023/12/21(木) 12:12:17.61 ID:lreAs2ve0
>>453
片側切れ落ちてるトラバース道って結構どこでもあるよね
多くの所でたまに滑落事故あるが、いちいち怖がってたら山に行けないからあまり気にしない事にしてる
462:底名無し沼さん (スッップ Sd32-558m):2023/12/21(木) 12:14:09.45 ID:DSbvgx/4d
垂直近く切れ落ちてたり、道が荒れ気味、細かったりするとリスク増加。
464:底名無し沼さん (ワッチョイ 1e5a-2xxr):[sage]:2023/12/21(木) 14:58:22.94 ID:/tY5wBDt0
落ちたら助からないトラバース道にいちいち怖がってたら山なんかいけなくならん?
水根沢林道ルートって、印象に残らないくらい危険なルートで思い当たるところないけどなあ
465:底名無し沼さん (スップ Sd32-7gnr):[sage]:2023/12/21(木) 15:11:30.31 ID:2mu9U6FEd
>>464
そりゃあなたが気にしてないだけだよ
上りで使うと水根沢前半になる所の左側が沢になるトラバース道は落ちたらやばいと思う
そういう所は色んな山のいたる所にある
466:底名無し沼さん (ワッチョイ 727b-JMSp):[sage]:2023/12/21(木) 15:15:39.26 ID:QVpPwFs60
落ちたら助からないって意味では駅のホームもおんなじだと思う
467:底名無し沼さん (ワッチョイ a7f6-wVP2):2023/12/21(木) 16:09:05.50 ID:2/TnnG6n0
奥多摩駅のホームから落ちるのは大体停車中
469:底名無し沼さん (スッップ Sd32-558m):2023/12/21(木) 18:54:21.60 ID:DSbvgx/4d
高所恐怖の度合いは個人差あるから、リスクの捉え方は個人ごとに違って問題ない。社会全体の視点からするとリスクを軽視する一般化は止めるべき。
行政がやってる技術度のグレーディングだって、登山道の評価自体は絶対基準だけど、個人が活用するときは経験と比較して相対的に判断するものだしね。
470:底名無し沼さん (スッップ Sd32-558m):2023/12/21(木) 19:01:34.56 ID:DSbvgx/4d
トラバースの移動は3点確保の状態よりもリスクがある、またはリスクのぶれが大きいともいえるから、単純なことは言えない。
471:底名無し沼さん (スップ Sd32-7gnr):[sage]:2023/12/21(木) 19:17:38.46 ID:2mu9U6FEd
>>470
ほんとそう思う
ふらつきやすかったり疲れてる人にとってトラバース道は鬼門かと
それを想像出来るかどうか
472:底名無し沼さん (ワッチョイ b3eb-mcES):2023/12/21(木) 20:20:10.39 ID:n1RrxQf40
水根沢林道は何年か前に整備されたんだっけ?
前の水根沢林道は崩れかけた箇所もあり長々と続くトラバース、結構神経を使った気がする
危険箇所は上書きされて忘れて行くけど、あのルートは自分の中では下山NGに入ってるわ
473:底名無し沼さん (ワッチョイ e385-7gnr):[sage]:2023/12/21(木) 21:00:36.72 ID:pguY9W7U0
>>472
整備されたかは知らないが、台風後迂回路出来てるな
ビジターセンターの登山道情報に出てる
474:底名無し沼さん (ワッチョイ 77f7-KsnO):2023/12/21(木) 21:13:45.15 ID:MAQL9Dyj0
>>472
台風で崩れたところはそのまま。トラバース。
崩れたところのすぐ上の林道が工事中。
477:底名無し沼さん (ワッチョイ d674-fH6R):[sage]:2023/12/21(木) 22:01:26.92 ID:tzg9t4NA0
最近通ったとこだと、蕎麦粒山から一杯水に向かう途中のトラバースがけっこう怖かったわ
通行禁止になってる蕎麦粒山巻き道はもっとヤバいらしいな
481:底名無し沼さん (ワッチョイ 92c2-DqdP):[sage]:2023/12/21(木) 22:17:27.74 ID:2PeTPjyw0
川苔山とか水根の下が岩になってるところはイヤだけど
岩になっていなければ激しい落ち方はしないかなと思える
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carinadarling · 5 months
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つまらないと思う高杉の気持
 つまらないと思う高杉の気持ちは何となく理解出来る。人は一人では生きていけぬし、大切な誰かと支え合いたいと思うのが常だ。その誰かを失った世に活力を見い出せないのは仕方が無いのかもしれない。
「私は……」
 桜司郎は記憶が残っているこの二年間を顧みた。出会いと別れを繰り返し、自分とは何かを問い続ける日々。それを何と例えれば良いのか苦悩する。
「──私は。https://www.nuhart.com.hk/blog/new/2022/05/31/%E3%80%90%E7%94%9F%E9%AB%AE%E7%99%82%E7%A8%8B%E3%80%91%E6%BF%80%E5%85%89%E7%94%9F%E9%AB%AE%E3%80%81%E7%94%9F%E9%AB%AE%E5%B8%BD%E3%80%81%E7%94%9F%E9%AB%AE%E9%87%9D%E6%9C%89%E6%95%88%E6%B2%BB%E7%99%82/ この世はそこまで悪くないと、思います」
「ほう?」
 高杉は真意を探るような視線を桜司郎へ向けた。その瞳は今の時間が続くと信じて止まない、純粋な色をしている。出会った時の澄んだ琥珀色よりは若干の翳りはあるが、それでもまだ美しい。
 かつて高杉にもそのような時代があった。友や師と学問や思想を夜通し語らい、楽しんだ日々が。
 何処か自虐的な笑みを浮かべると、高杉は冷たい手を桜司郎の目元へ伸ばした。
「君はまだ世の無情さを知らんな。汚れきっちょらん、無垢な目ェをしよる」
──余程、壬生浪で可愛がられよるのか、それとも汚い部分は見て見ぬふりをしよるのか。
 いずれにせよ、この瞳はやがてくすんでいくことになるだろう。長州と薩摩が手を組めば、幕府にとって不利な展開となっていくことは間違いない。となれば、幕府に忠節を立てるへ身を置けばその割を食らう日が来るのだ。
「長州は、絶対に負けんよ。君が好きな世はこれから崩れていく。……僕がそうさせるからじゃ。僕らを足蹴にした幕府には、相応の報いを受けさせる」
 にい、と高杉は目を細めると触れた指を輪郭に沿ってなぞる。桜司郎はぞくりと身震いをすると共に息苦しさすら感じた。
 この男だけは敵に回してはいけないと頭の奥で警鐘が鳴る。生唾を飲み込むと震える唇を開いた。
「……高杉さん、教えてください。どうして、幕府と長州は争わなければならないのですか」
「誇りの為じゃ。踏みにじられた尊厳とを弔うために、僕らは歩みを止められん」
 高杉が放った言葉はズシンと重く桜司郎の心へのしかかる。幾多の悲しみに押し流されたこの人には、どのような言葉も冒涜にしかならないと感じた。
「少なくとも栄太は……幕府と長州の共存の道を探っちょったようじゃが。それももうあの世へ行ってしもうた。僕は師も、多くの友をも失った。……憎まん道理が無いじゃろう」*
 いつの間にか傾いた西陽が部屋の中へ射し込んでいる。山への帰路へつく烏の鳴き声が物悲しく部屋に響いた。
 桜司郎は眉を下げると、俯く。その横顔は夕陽に照らされ、顔には影が生まれた。
「……もう、和解は出来ないのですね」
「ああ。互いに心からろうとせん限り、駄目じゃ。理解とは一方的なものではいけん。今の幕府は力で長州を押し潰せると思っちょる」
 その証が訊問使である。幕府の命令に従わねば、力を持って長州を潰すという脅しをもかけている。
「僕らを下に見ちょるんじゃ。じゃけえ、理解し合うことは出来ん。それは和解とは言わんじゃろう」
───────
* スター特典あり。「それでも君は、壬生浪の元へ帰るんじゃろう」
 その問い掛けに、桜司郎は下唇を噛むと小さく頷いた。今にも泣きそうなその表情を見ると高杉はフッと笑い、枕元にある風呂敷を指差す。
「……桜花、その包みを開けてみい」
 高杉に促され、桜司郎はそれに手を伸ばした。するりと解け、中の物が眼前に晒される。
「これは……」
 見慣れぬ無機質な小型の銃に、桜司郎は目を白黒とさせた。新撰組でも調練に銃を取り入れているが、それは肩に担ぐような大きさのものである。このように片手で扱えそうなものは見たことが無かった。 「すみす、あんど、うぇっそんの
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ryuukouji · 7 months
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真言密教 関東三大本山冒険フィールドワーク 第一弾 上野・成田山新勝寺編
9月18日(月) 午後の部 成田山 新勝寺
京成成田駅から約10分徒歩です。
表参道は食べ歩きや有名なうなぎ屋が軒並みです。
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途中で旧本堂薬師堂(初期の本堂)で参拝しました。
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ついに第一弾の目玉、目的地の成田山新勝寺総門に到着です。
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今回の拝観に伴い、教学課の伊藤照鏡さまと
おつきの和尚様が門迎、半日引率してくれました。
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成田山新勝寺は939年平将門の乱が発生し、第61代朱雀天皇が寛朝というお坊さんに命じて京都の高雄山 神護寺に安置されていた弘法大師空海が彫った不動明王を安置し940年に創建されました。
正月3日間だけで300万人の参拝者で明治神宮に次いで全国第二位の参拝数です。
創建1080余年が経ち年間1000万人の参拝者で愛犬と一緒に参拝できる珍しいパワースポット本山寺院です。
成田山新勝寺総門は開基1070年の記念事業により2008年に建立されました。
高さ15メートルの総けやき造りで総工費20億円で完成されております。
十二支の動物が彫刻されております。
どんな人にもご利益がありますようにと創建されております。
柱をなでなでして前進いたします。
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本堂の地下に入りました。
阿字観の座禅体験をいたしました。
真言宗の瞑想の中でも重要な阿字観(あじかん)は、
阿字の仏さまと一体となって仏の心を感じることを目的としています。
臨済禅の座禅との違いを感じてもらいたいと思います。
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平和大塔参拝
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規格外の大きさ、究極のマンダラ体験です。
昭和59年(西暦1984年)に建立し、
正面に大日如来、五大明王、五智如来の立体曼陀羅が安置しております。
地下には各国首脳がタイムカプセルをしまいました。
450年後に開けるそうです。
今回一般公開していない5階まで登らせて頂きました。
貴重な体験でした。
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健康長寿と病気平癒の祈祷所、醫王殿参拝です。
月光菩薩  薬師如来  日光菩薩
左右に十二神将が奉安されています。
光明堂参拝です。
ここには愛染明王が安置されているので
縁結び成就でお参りしている方が多いようです。
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釈迦堂にて参拝し五百羅漢さんの彫刻も見学です。
そして最後に大本堂にて護摩焚きを見学して下山して参りました。
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大本堂は幅95m、奥行き59m、高さ32mで昭和43年に創建されております。
今日は尋常でない暑さで参拝も一苦労だったと思います。
参拝の探究を通じて、
実体験を得ながら自己理解を深め、
社会に出たときに自分で考えて行動できるとワクワクできるのではないかという答えを見出してもらえたら嬉しいですね。
誰かに与えられた問いに答えるのではなく、
自ら考え行動したからこそ、
その問いは自分事となり、
子供たちを動かし続ける内発的動機になっているのだと感じます。
実際、所得、学歴よりも
「自己決定」が幸福感に強い影響を与えていることが明らかになっています。
しかしそれは『全部自分で考えなさい』と放り出すことではなく、
本物の社会貢献活動に触れること、
そこに取り組んでいる大人の存在が欠かせません。
つまり、大人自身が探究する姿を見せることが
子供たちのモデルになり、
社会に出て自分はどう生きていくのか、
そのために何を学びたいのかを考えることにもつながっていくと思います。
今回体験したことを子供時代の宝ものとして
お役に立ててもらえたら嬉しいですね。
さあ、次回は10月9日(月)
関東三大本山冒険フィールドワーク
第二弾、川崎大師平間寺です。
お楽しみに!
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getsuryoukai · 8 months
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2023.8.17-21 南アルプス 白峰三山ー白峰南嶺 縦走
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メンバー:kwt
1日目 東京発〜甲府〜広河原行きバス〜鷲住山展望台バス停下車(10:30)〜野呂川発電所(10:30)〜荒川北沢とボーコン沢出合いの取水口の小屋(15:40)〜荒川北沢の沢の中1650mくらい(18:00)(泊)
2日目 荒川北沢の沢の中1650mくらい(7:00)〜2100mくらいの二股(10:00)〜稜線のトラバース登山道(13:30)〜北岳山荘(13:40)〜北岳小屋跡(14:30)(泊)
3日目 北岳小屋跡(6:00)〜北岳山荘(6:30)〜間ノ岳(7:50)〜農鳥岳(10:00)〜大門沢下降点(10:30)〜広河内岳(11:10)〜道間違い〜広河内岳(12:00)〜大籠岳(13:10)〜白河内岳(14:00)〜笹山北峰(15:10)〜白剥山手前(16:30)
4日目 白剥山手前(5:40)〜白剥山(6:00)〜奈良田越(6:20)〜伝付峠(8:50)〜生木割山(13:50)〜這松尾山(14:20)〜笊ヶ岳(17:20)(泊)
5日目 笊ヶ岳(5:50)〜布引山(7:00)〜桧横手山(8:10)〜広河原(10:10)〜林道終点(11:20)〜老平(12:00)〜[スクールバスに乗せてもらった]〜七面山登山口バス停(12:30)
 最初の計画は2泊3日で「南アルプス荒川流域沢歩き(北沢を詰めて稜線にあがって本谷を下る)」だった。初日の天気予報が悪かったので、一日後ろ倒しにしたところ、諸々の予定がキャンセルになって5日間連続で時間ができたので白峰三山から白峰南嶺の縦走に変更して行ってきた。
 荒川北沢は日本登山体系には「北岳への登路として存在価値はある。水量は豊富だがさしたる難場はないので、南アルプスの沢の入門ルートとして薦められる」とある。沢登りをほとんどやらない私でも行けそうだ。奥多摩と奥武蔵の沢で沢慣れしてから出掛けた。
 登山体系の荒川流域概念図を頼りに歩き始める。荒川右岸沿いの林道を進むと堰堤工事の詰所に突き当たった。工事でつけられた道で左岸に渡る。雨で作業を一時中断している作業員がショベルカーの中で休憩していた。目を合わせないように通り過ぎる。
 堰堤工事の作業道を進みながら概念図にある「北沢横手道」を探すがよく分からないまま薄い踏み跡っぽいのを辿ると、荒川北沢と亡魂(ボーコン)沢出合いに建つ取水口の小屋で出た。北沢にかかる橋で右岸に渡って沢に降り立つと、奥多摩や奥武蔵の沢に比べ圧倒的な水量にビビる。雨も降ってきて、沢に入るのを嫌って高巻きを選択する。高巻きも結構傾斜があってドツボにハマりつつある感が漂っていきた。17時くらいになって、そろそろ寝床を探す時間になってきた。水は行動分しか持っていなかったので沢まで降りる必要がある。  比較的傾斜が緩い尾根から沢に降りる。ちょうど良くテントが張れそうな台地があったので、今夜の寝床とする。なんだかとても疲れてしまって食欲がない。雨も降り続いていて外で火を使えなくて、テントの中で米を炊くのが面倒だったので柿ピーを少し食べてすぐに寝てしまった。
鷲住山展望台バス停。下車したのは私だけ
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北沢横手道(?)の踏み跡と朽ち果てたトラロープ
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取水口にかかる橋
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初日の寝床
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 二日目。雨は上がって天気は良さそうだ。昨晩は柿ピーしか食べていない。ちゃんとご飯を食べないと動けないので、朝から米を炊いて、ベーコンを焼いてしっかり食事をした。  明るい日差しの中で沢を観察してみると、水量は多いが歩けないこともなさそうだと判断できた。左岸右岸に薄い踏み跡もついていて渡渉を繰り返しながら進んでいく。渡渉は一瞬腰上までくるところもあって焦った。  地形図と見比べながら詰めて行くとやがて稜線が見え隠れしてきた。北岳小屋跡にダイレクトで詰め上げる予定だったが、八本歯沢の方に入っていってしまっていた。北岳小屋跡の高度に差し掛かったあたりで小屋跡方向へトラバースして行くうちに登山道にぶつかった。登山道を北岳山荘まで行き、北岳小屋跡(水場)へ向かう。地形図には道がついているが、見つけられなかったのでハイマツを適当に漕いでいくとホースを発見。ホース伝いに下っていくと小屋跡に出た。
奥多摩に比べて沢が広くて水量が多くてビビる
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けど、なんとか行けそうだ
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この滝は左から巻いた
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古い地図や
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雪崩で流されてきたであろうボロボロのワカンを発見した
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水量が減ってきた
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稜線が見えた。恐らく八本歯のあたり
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このあたりで沢靴から登山靴に履き替えた
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登山道にぶつかった。写真左のほうに人が二人
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北岳小屋跡
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夕暮れの北岳
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 三日目から五日目。北岳山頂は踏まず、稜線を南に行く。目指すは山伏。広河内岳から奈良田越までは破線ルートになっているが、笹山まではペンキ印がたくさんあるし、笹山から奈良田越までは樹林帯にしっかりとした踏み跡がある。しかし、広河内岳でいきなり道間違いをした。ガスで本来進むべき稜線が全く見通せず、池ノ沢方面に入ってしまった…。山伏はあまりにも遠く、早々に笊ヶ岳を最終目的地として下方修正した。今回の山行、最初がバリエーションルートだったので最後もバリエーションでと思い笊ヶ岳からランカン尾根で下山を考えたが、地形図を持ってきていなかったし、かなり疲れていたので布引山から登山道で老平へ下山した。この下山道はとても長くて大変だった。老平からバス停まで車道を5km歩かなくてはならなかったが、幸運にもスクールバスに乗せてもらうことができて、最後にラクができた。
三日目の朝。間ノ岳方面。北岳山荘の取水ポンプ小屋が見える
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毎日朝は天気が良かった
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広河内岳から笹山まではペンキ印がしっかり付いている
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三日目の寝床。白剥山付近
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奈良田越
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伝付峠で大休止
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五日目の朝。笊ヶ岳から小笊と富士山
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ごはんは毎日ベーコンと米
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nanamihoran · 9 months
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今日ははじめての山歩day⛰️
奥多摩までいき、鳩ノ巣渓谷を歩いた。
意外とハードで、太ももやらが悲鳴をあげそうになってたけど、2時間歩き切った!
目的地に着いてすぐ、目の前には、目星をつけていた釜飯屋さんが!😍
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少し待ってると、おばちゃんが持ってきてくれて丁寧に説明してくれた☺️
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きのこ釜飯と水炊き!
懐かしいようなやさしい味で、しあわせに包まれた😭🫶
食べれてよかった🥹✨
温泉は断念し、電車に乗りましたとさ!
良い休日。
自然にもっと触れたくなった。もっと、美味しいご飯を食べたくなった。
とことん、しあわせ者だ🤤
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unicodesign · 10 months
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大菩薩から旧青梅街道をゆく
コーポラの竣工検査等で休みのなかった6月終了し、気づけば7月。
先週土曜に引き渡しを終え、クタクタになるも、休養より気分転換!ということで翌日曜は山へ。前回の雲取山、三峯〜鴨沢縦走から早1ヶ月以上とは時がたつのが早すぎる。
今回は、大菩薩から奥多摩方面、丹波山までの旧青梅街道縦走。
昨年は丸川峠から登り周回したので、今回は、上日川峠から。福ちゃん荘から唐松尾根を登ります。
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ご褒美のようないい天気。振り返ったら富士山。
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ほどなく雷岩に到着。
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眺望ゼロは承知のうえで、大菩薩嶺まで行く。
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登山道は、人にワンコに大賑わい。
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夏の富士山は力強い。見上げるときれいな花が。
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ササラドウダン、初めてみました。
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南アルプス、北岳もきれいに見えます。
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ピークがあるなら踏みたいタチ。妙見ノ頭。
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常に富士山が見える。
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大菩薩峠、介山荘まで降りてきた。
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心洗われる青空。この時期に、ここまで綺麗に見えるのは珍しい、と介山荘の方が言っていました。万歳。
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賑わいの中かから、ひとっこひとりいなそうな丹波山方面へ。
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この道が旧青梅街道。
青梅街道の始まりは1603年、江戸城開場のために必要な石灰を青梅から運ぶルートとして整備されたといわれます。
1878年(明治11年)に、最大の難所であった大菩薩峠を迂回する柳沢峠が開削されるまで、このルートが青梅街道でした。江戸から甲府まで、小仏、笹子の2つの峠を超える甲州街道より登りくだりが少なく、2里短かったので通る人は多かったそう。途中に関所がなく、理由あって正当には関所を越えられない訳ありの人が歩いた『裏甲州街道』だったそうです。
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フルコンバを超え、ノーメダワ、ぽつんと三角点。
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追分。ここまで人っこ一人会わず、ここで初めて人に会いました。最後までこの方ひとり。
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花なし、眺望なし。太陽がまるでスポットライトみたいに当たっていたコケくらい。熊鈴はいつもの倍鳴らしまくって走ります。
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いやあ、長いです。
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沢があらわれて、気が涼む。
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あと少し。高尾天平、たかおてんでえろ、と読むんだそう。そっち行きます。
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丹波山村の舗装道におりたちました。
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長かった。暑かった。最後もう一踏ん張り歩いて。
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ゴール!とってもよい温泉でした。たっぷり1時間以上浸かり、久々の休息。
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ここから奥多摩駅までバスで1時間くらい。雲取山の登山口の鴨沢にはほどなく到着しました。
江戸時代の青梅街道、ひたすらトラバースの多い道でした。秋に歩くと、紅葉が綺麗らしいです。丹波山村は、かつては宿場町として賑わった村だそうです。それにしても昔の人って健脚だなあ。草履で歩いていたなんて。逆方面、江戸から甲州はさぞ大変だっただろうと想像しながらの道中、良い気分転換の1日でした。
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photoconcerto · 11 months
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奥多摩・榧ノ木(かやのき)山トレッキング 2023年初夏 Mt. Kayanoki in Okutama area, Tokyo, early Summer 2023
奥多摩・七ツ石尾根(石尾根)縦走路への ”前衛の山” ? といった感じの、地味な榧ノ木山(標高1485m)に���かけました。通常は鷹ノ巣山(標高1,736m)からの下山コース、あるいはちょっと先の水根山(標高1620m)への通過地点といった感じで、わざわざこの山を目指して登るというようなところではありませんが、今回は時間の関係で ”榧ノ木山登山” になってしまいました。登り降りの標高差はちょうど1000mです。
小河内ダム(奥多摩湖)から鴨沢方面へ路線バスで5分ほどの倉戸口バス停あるいは熱海(あたみ)バス停で下車します(いずれも標高約490m)。熱海バス停からは奥多摩湖を眺めながら急階段を登って、倉戸口バス停からは民宿小河内荘のそばを通って、集落(大部分が移転済み?)を通り抜け、登山口に入ると「温泉神社」があります。なんでこんな場所に「温泉神社」があるのかと思いましたが、実は小河内ダム建設で水没した旧小河内村原集落は南北朝時代(14世紀中頃)から湯治場として知られていたそうです。この神社は、当初は「湯ノ権現あるいは湯屋権現」、江戸中期には「熊野三社大権現」、そして明治になり「温泉神社」と呼ばれるようになり、水没後に現在の場所に移設されたそうです。
湯治場(鶴の湯温泉街)はダムの完成(1957年)とともに水没し、源泉を汲み上げるポンプを一旦設置はしたものの、湖底に沈んだ「幻の温泉」と言われ続けました。"バブル期”の1991年から湖底から再びポンプで源泉を汲み上げて、「鶴の湯温泉」(アルカリ性単純硫黄温泉、水温約30℃)が復活したそうです。下山後、日帰り温泉でも入れれば良いのでしょうが、残念ながら今はそのような状態ではないようです。
このコースではスギの植林地帯が少なく、ブナなどの自然林が豊かで、広い尾根とあいまって、たいへん美しい新緑が見られました。尾根が広く登山道が分かり難い(特に落ち葉が多い季節?)ため、4区間ほど、ロープに従って歩くように指示されています。尾根がやたらと踏み荒らされないようにという、尾根の環境保全の目的もあると思います。ただ、このロープが張られていないエリアでも、登山道のトレースがいつの間にか分からなくなり、何度か立ち止まって周辺を見回したり、GPSで位置を確認したりしました。
「温泉神社」からしばらくの登りでは、小河内ダムや御前山周辺が良く見えています。最初のピークは倉戸山(標高1,169m)です。広い山頂ですが、簡単な道標があるだけです。ここからは緩い尾根を歩いて行きます。榧ノ木山の山頂は、細長く狭い山頂で、手製の山名表示板があるだけで、展望もありませんが、山頂付近ではツツジが綺麗に咲いていたので良かったでした。樹間に鷹ノ巣山が見えているようでした。山頂到着ごろから雲がかなり広がり、急に冷たい風が吹いてきました。さすがこの季節1500m近くまで来るとまだ寒くて上に一枚羽織ることになりました。この日は休日でしたが、出会った登山者は登り・降りとも各10人程度でした。
Mt. Kayanoki  May 2023,  Panasonic  LUMIX S1   LUMIX S 24-105mm F4 MACRO O.I.S.   We can look at the enlarged images clicking the original ones.
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