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#外観窓枠白でかわいい
isana-9 · 2 years
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◎ 住宅設計エスネルデザインさんが設計した新潟市江南区の住宅完成見学会にて、ISANAの家具を展示していただいています!! ⁡ 新作のイージーチェアやフェザーソファ、チェアなどたくさん!!! ⁡ 杉板の外観がかわいくて、窓が大きくて、居場所がたくさんあって、ワクワクするおうちでした!(秘密の地下もありました) ⁡ ⁡ 明日より2日間の見学会ですが、人気で予約が埋まってしまったそう!🎊 ⁡ 気になった方はエスネルデザイン村松さんのアカウントをぜひ ⁡ → @yuichi.escnel_design ⁡ @escnel_design そして、エスネルデザインさんのブログにISANAのことをたくさん書いていただいております!そちらもあわせてぜひ!! ⁡ ⁡ #新潟建築 #新潟新築 #エスネルデザイン #住宅設計エスネルデザイン #新潟設計事務所 #柏崎設計事務所 ⁡ #トーイくんと真夏の地下室ツアー #外観窓枠白でかわいい ↓ ⁡ #毎日更新してます #286日目 ⁡ #ソファ探し #woodworking #woodturning #sofa #furnituredesign #住宅 #新築 #沼垂テラス商店街 #イサナ喫茶室 (ISANA) https://www.instagram.com/p/CfwYVBIrehw/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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asagaquru · 3 months
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なんだか詰めに詰め込んで充実した週末だった。まず、朝10時の回で役所広司主演の“パーフェクト デイ”を見に行った。劇的なことは何も起こらない日常を描いた映画で、劇的なことは何も起こらないけれど、日常の些細な煌めきを見つけるのが上手くなりそうな映画だった。通りすがりに愛でている観葉植物の葉にちょこんと触れるようななんてことのないシーンで数回泣いた。職場と自宅との往復だと変わり映えのない毎日に思える。でも実は、小さな変化や美しさに溢れている。本当に心が美しくある人は、愛情ある日常のなかに美しさや楽しさと言った煌めきを見出す。そんな映画だった。この感覚をこの映画を大切にしていこうと思った。静かな映画だったから、キャラメルポップコーンは口の中で溶かしながら食べた。
良い映画を観て、ほくほくした気持ちのまま新居の内見へ。内見と言えど、すでに入居を決めて審査完了ひている賃貸だ。21日に引っ越す。周りが戸建てばかりで、遠くにある藻岩山まで突き抜けて見えるのを今日知った。日当たりが良い。ガス台や冷蔵庫スペースや窓枠を採寸し終わって、今度はそのまま札幌駅へ向かう。夜の用事まで時間があるからと来たけれど、節分だから恵方巻きを食べたくなってしまう。デパ地下でひとつ買って家で食べる。方角を調べなかった。きっとわたしの行く方角はいつも幸運があるから大丈夫。
夜になって、友達と合流して恋人のライブに行く。家では陽気な恋人が、クールで笑った。音楽のセンスや知識はないわたしだけれども、楽しそうにみんなでジャズをしているのを観ていると、こちらも身体を横に揺らしてしまう。恋人がソロを吹いて、ぺこりと小さく一礼。座ろうとしたところで、ビックバンドのリーダーが煽って、即興でもうワンパート吹いていた。こんな一面もあるけど、普段から決してひけらかしたりしないことに感心する。その後に、ソロリストとして名前を呼ばれてもぺこぺことお辞儀するだけで、にこりともしない。翌日、「本当に楽しかった」って話すから、面白い人だなと思う。ジャズは演者同士が目配せや楽器で会話して、音楽となっていくから面白い。
ライブが終わって、恋人にひと声かけて会場を出る。「15分後にふたり座れますか?」と、ある酒場に電話をかける。すすきので1番好きな酒場。年明けてから行くのは初めてだった。いつからか顔見知りになった店主に「あけましておめでとうございます」と言って、ビールと日本酒を飲む。1杯目のビールが9.5%あったことを思い出したり忘れたりするくらい酔った。隣の席に座っていた30代のお姉様方とお話し、徳利の日本酒を勝手にお酌し、しばしガールズトークを楽しむ。「結婚しても子供が産まれても旦那に家のこと任せて飲みに出れるのいいな〜」と結婚の条件をまたひとつ上書きする。終電で帰宅。1時になっても彼氏が帰ってこないから、先に寝ることにした。
もぞもぞと彼氏がベッドに入ってくる。ライブどうだった?とか来てくれてありがとう、とかの前の第一声が、ここには書けないような中学生みたいな下ネタで、半分夢の中のまま笑った。なんじ?と聞くと「よじ」と言っていてアホだなーと言いながらまた眠りに落ちた。
次の日は、朝から不動産で新居の契約締結。昼前に料理が得意な男友達が家に来てポークステーキをさささっと作ってくれた。「日曜のお昼だからさ」と言ったそれは彩り鮮やかなブランチで、昨日ライブだった彼氏がジャズを流していたから、なんとも優雅な昼下がりとなってしまった。
その後は、演劇を観に行く。演劇は初めてだった。映画とは違って、自分の好きなところに目をやって楽しめるから、観客は神様視点だなと思った。毎年同じ夏の月末に、同じホテルに泊まる男女の話。毎年、それぞれの家庭や仕事、生活の近況を語り合ったり、イチャイチャしたり、本音でぶつかって喧嘩したり、胸の内の秘密を吐露して泣いてしまったりする25年間を5年おきにシーンカットした演劇。題名が「same time,next year」という。生身の人間が目の前で芝居するパワーや没入感、距離感が映画とは段違いに違う。感情移入してしまって数回泣いた。面白かったからまた行くと思う。札幌で触れる新たなカルチャーの予感。
地下鉄で恋人と感想を言い合いながら、帰宅。うどんを食べて、サウナへ。最近、彼氏の真似をしてサウナにハマっている。汗をびっしりかいて、-2℃の外気浴をする。不思議と寒くない。ひと足先に休憩所で待っていた恋人とオロナミンCとフルーツ牛乳で乾杯して、ほかほかした気持ちで家に帰る。
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kennak · 2 months
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芦原氏は《毎回、漫画を大きく改編したプロットや脚本が提出されていました》と明かしたのだ。その詳細は次のようなもの。   《・漫画で敢えてセオリーを外して描いた展開を、よくある王道の展開に変えられてしまう。 ・個性の強い各キャラクター、特に朱里・小西・進吾は原作から大きくかけ離れた別人のようなキャラクターに変更される。 ・「性被害未遂・アフターピル・男性の生きづらさ・小西と進吾の長い対話」等、私が漫画「セクシー田中さん」という作品の核として大切に描いたシーンは、大幅にカットや削除され、まともに描かれておらず、その理由を伺っても、納得のいくお返事はいただけない。 といったところが大きなところですが、他にも細かなところは沢山ありました》   1~7話の脚本については《枠にハマったキャラクターに変えないでいただきたい。私が描いた「セクシー田中さん」という作品の個性を消されてしまうなら、私はドラマ化を今からでもやめたいぐらいだ》と日本テレビ側に粘り強く説明し、加筆修正を行いなんとか完成させたという。   芦原氏及び小学館の担当者と、脚本家らドラマ制作スタッフを繋ぐ窓口はプロデューサーのみだったといい、芦原氏は度重なる改変により、脚本家や監督に当初伝えたドラマ化の条件が伝わっているのか、疑問を抱いていたと明かしている。   ■原作者が用意したドラマオリジナル編のあらすじも大幅改変   ドラマオリジナルのシナリオとなる8~10話については、芦原氏自らがあらすじやセリフを用意した。しかし、ここでも条件は守られず、用意したものを大幅に改変したものが脚本として提出されたという。   そこで、芦原氏らは小学館を通して《「当初の約束通り、とにかく一度原作者が用意したあらすじ、セリフをそのまま脚本に落としていただきたい」「足りない箇所、変更箇所、意見はもちろん伺うので、脚本として改変された形ではなく、別途相談していただきたい」》と日本テレビに申し入れを行った。しかしその後も、日本テレビが提出する脚本は改変がなされており、小学館との間で出し戻しが繰り返されたと聞いたという。   8話に関しては何とか加筆をして完成させたが、9話、10話については時間的にも限界だったため《小学館を通じて9話、10話については、当初の条件としてお伝えしていた通り、「原作者が用意したものをそのまま脚本化していただける方」に交代していただきたい》とお願いをすることに。   その結果として、《日本テレビさんから8話までの脚本を執筆された方は9話、10話の脚本には関わらないと伺ったうえで、9話、10話の脚本は、プロデューサーの方々のご要望を取り入れつつ、私が書かせていただき、脚本として成立するよう日本テレビさんと専門家の方とで内容を整えていただく、という解決策となりました》と、9話、10話の脚本を執筆することになった経緯を明かした。   漫画の締め切りと脚本の執筆が重なったこともあり、自身の脚本に対して反省もあるという芦原氏。《9話、10話の脚本にご不満をもたれた方もいらっしゃるかと思います。どのような判断がベストだったのか、今も正直正解が分からずにいますが、改めて、心よりお詫び申し上げます》と複雑な胸中を明かしている。   最後には、《素敵なドラマ作品にして頂いた、素晴らしいキャストの皆さんや、ドラマの制作スタッフの皆様と、「セクシー田中さん」の漫画とドラマを愛してくださった読者と視聴者の皆様に深く感謝いたします》とスタッフやファン、視聴者への感謝の想い述べた。   この告白に対しては、《なぜこんな行き違いが生じてしまったんだろうか》《『セクシー田中さん』原作未読でドラマ観てたけど、こんなに大変だったとは…》《気の毒すぎる。大変だったんだな…》《原作を先に読んでいたので、本当に素敵な実写化だと思っていたけれど、その裏にこんな大変なことが起きていたなんて》と、芦原氏を労うコメントが相次いでいる。
人気ドラマ『セクシー田中さん』原作者が日テレの“改変”に苦言…視聴者衝撃「なぜこんな行き違いが」「気の毒すぎる」(2ページ目) | 女性自身
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tokyomariegold · 1 year
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2022/11/5〜
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11月5日 予定を間違えて1時間早く家を出ていることに気が付き、ちょっと帰宅。掃除ができる!と、あたふたしていたら、少し遅れ気味で午前中の予定を済ませた。
午後はオペラシティで開催されている川内倫子の個展へ。 写真が、とてもきれい。会場の空間構成にもこだわっているようだった。 そして、いつも作品展示のある、2つ並びに投影される映像作品が、とても救われる気持ちにさせてくれる。カメラを持ってから、川内倫子の作品を知ってから、彼女が撮りそうな被写体ってなぜか自分も撮りたくなることがよくある。ハトやクモの巣や花火やスイカなど。 山や渦潮や流氷?の写真は、そこへ行きたいとか、自分もそれを撮りたい、とか思うことはなくて、ただ彼女が撮った、いま自分の目の前にある写真がとても美しくて多福感。
写真っていいな〜と何度も思う展覧会だった。 ハトの写真が多くて、青木さんを思い出す。布で覆われた展示空間は、愛知で観た反重力展のなかの作品を思い出した。(確かその展示のコンセプトにも、母体というワードがあった気がする。)
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自分の写真をもう一度観直してまとめよう、と思ったり、展示をしたい!と思ったり、写真でマグネットグッズ作りたい!と思った。 上がらなくても困らないのに、写真のモチベーションが上がって良い気分。
新宿は色々変化していた。 ダイキンの温度表示が今日はされていなかった。友人がバイトしていたパン屋さんは無くなっていた。ハルクの2階にあった現像受付カウンターは4階へ移動していて、現像時間も3時間程かかるようになっていた。
行き帰りの道中で、もう何を言っているのかよくわからなくて読み進めていなかった“透き通った悪”を読む。他社と旅行と写真について書かれた章が、とても!!!となる言葉が多かった。ここの文は書き写しておこう。 ちょっと要約して自分の言葉にできなくてもどかしい。
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そういえば、川内倫子の写真を観ながら、こうゆうシーンで自分は写真を撮らなく(撮れなく)なったな…、と思った。 それは言語化したすぎ症候群が原因なのかな。昔は「なんか…」って、本当にそればかりを言っていて、世界観とか適当な超越してるっぽい言葉でまとめて写真を撮っていた気がする。今よりずっと写真を撮れていたし、あまり考えなしにまとめる作業もできていたのでは?何より楽しかったのでは?
伝えなくてはいけない!と、相手もいないのにただ焦って何か言語武装しすぎなのかも。
帰宅して昨日撮った写真をデータで確認。 夜に遅めのシャッタースピードで撮った写真の画が久しぶりな感じ。
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11月6日 今日は何もなかった。 午前中の予定を1つすっぽかしてしまい、でも自分だけがショックで終わったので良かった、と思える天使モード。でもお腹の調子がずっと悪かった。
年賀状の宛名を少しだけ書いた。カ行まで書いたところで10枚ほど使っていたので、追加で購入した方が良さそう。 年末年始だけ金髪にしてみたい。
プリンを食べたい、つくりたい、と思い、茶漉しがないのでコーヒーフィルターを買った。でも生卵を買うのがだるくて、いつも行かないスーパーのお惣菜の卵焼きが美味しそうに見えたので、これでいっか!となった。
今日はほんと何もなかった。
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11月7日 明日は満月。皆既月食。 月が青白くて明るい。
文化祭が終わっ��いた。 朝からステージを解体して片付けをしている。準備も片付けも淡々としていて、本当に文化祭当日が昨日までの2日間にあったのかしら。
ジャニーズ好きの人の話になり、好きだわ!と思った人がちょうどジャニーズだったのか、ジャニーズという枠の中の人が好きなのか、と言っていた。 人が何かを好きになるきっかけの話って楽しい。 そして、最近のジャニーズのグループ名を聞いても、全く知らないものばかりだった。世間に知れ渡っている、という前提って疑問を持つことを忘れさせる。どのグループ名も、え?それでいいの?という気持ちになったけれど、でも“モーニング娘”だって、え?モーニング?あいさつできる女の子?
帰りのバスに窓付きリュックを背負った人がいて、リュックの中から「ミャーミャー」鳴き声が聞こえていた。
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11月8日 月食を見ながら帰宅した。 歩いている間、少しずつ月が食べられていって、電車の窓からはもうほぼ完食状態。下車してまた歩いていると、赤い月が見えた(これはどうゆう状態?)。よさそうなカメラとレンズで月を撮影している人がいて安心した。
こないだの浦安散歩の写真を見返して、一緒に行った友人の写真も見返している。何も語らない同志のイメージとイメージをとても並列に並べて他愛のあるシーンを見たい。
月を見て、バスに乗ると、入職してからだいぶお世話になっていてこの人がいなかったら、私はもっと適当に仕事をしているんだろうな〜、な、上司の奥さんの姿を見つける。今日も髪色が素敵、と思っていると、マタニティマークのキーホルダーを下げていた。 驚きで吐きそうになった。 この感覚は、以前、昔のバイト先の社員さんの死を聞いた時と同じで、何かの生命が消えたり生まれたりする知らせに、いつもひどく驚いてしまう。
音声放送のイベントが1月下旬にあるらしい!やった〜!
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11月9日 コムデギャルソンのシャツを褒めてもらう。襟や裾が切りっぱなしのデザインで、その辺りを見て「お母さんの手作りなの?」と言われた。前にも、enfoldの服を着ていた時「お母さんが仕立てたの?」と言われたことがある。ハイブランド古着はお母さんの手作り服にみられる傾向。 洗濯機のおしゃれ着コースで洗ってある話をしたら、やめて〜〜みたいなことを言ってもらった。 ポニークリーニングでは“コムデギャルソンの服です、と申告してください”とカウンターに提示されているほど、洗濯の取り扱い難な服なのだから大切にしてあげなくては。
生活を楽にしようと思い、安くてパワフルで槽もきれいになる洗剤へ変えてみることにした。ボトルパッケージも表面のビニールを剥がせば大丈夫…
残業が始まった頃、大きめの地震があった。 昨晩は全て美味しくなくて、パッケージとブランド買いした資生堂パーラーのチーズプリンがとても好きでない感じだったし、夜中に起きては砂糖や胡麻を食べたり、胃薬や胃が荒れるサプリを飲んだりしてしまってくよくよしてる。
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11月10日 午後にワクチン接種のためお休みを取っていたからか、午前中はあっという間に仕事で目いっぱいで終わった。これくらいの方が、他人にも丁寧に接することができる。気持ちに余裕があったので、カメラも持っていくことができた。 遊ぶ約束をしている方と紀の善が閉店してしまった話をした。
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いつも行かない方面へ1駅いった病院でワクチンを打ってもらう。 レディースクリニックって何?と思っていたら産婦人科だった。やっぱり注射は痛いし、何か体内に注入されている感覚も、うえっ、となる。もう何も気にしていない(忘れていた)けれど、ちゃんと身体がほてり始めていてイヴを飲んでおいた。
駅直結のショッピングモールは、平日の昼間の人々の顔ぶればかりで、夕食の買い物には少し早いしお昼時は過ぎている時間帯で、特に用はないけどなんかいる、という感じ。パン屋でコーヒーだけを飲むおばさんや、午後の診察に向けて早めに内科に並ぶお婆さん、買うものはないけど眺めうろつくにはちょうど良いカルディや北海道物産店でフラフラする人々。 不安になって本屋さんでTOEICの問題集を買って帰ることにした。
近くの郵便局で年賀状を10枚追加購入。 「うさもっちはまだありますか?」と聞くと「もう売り切れちゃった〜」と教えてくれた。郊外の小さな店舗でもちゃんと売り切れていて安心した(メルカリで高額で売られていて悲しい。)。
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11月11日 今日がポッキーとプリッツの日ってことは、昨日行ったショッピングモールに入っているおかしのまちおかで教えてもらったよ! ワクチンのおかげで身体が暖かく、飲んでおいたイヴのおかげでいつもの身体の痛みも消えて、通常より楽に過ごせた。
仕事がずっとあるのとやりきれない1週間で明日も出勤しそう。 腰痛で2、3日休んでいた職員さんが少しよろつきながら出勤された。 その後お手洗いであった時に、もう完全回復が見込めないので退職するの、と言っていて驚きと悲しみでびっくりしてしまう。入職してからよくして下さっていて、心の支え的なところもあったので「これから他の皆さんに報告するから、1番目」と言われた。他の人達に引き止められて気持ちが変わるといいな。
年末に何かしたい。でも何���せずぬいぐるみを洗って、とにかくモノを捨てるのもいいな、と思ってきた。
楽天お買い物マラソン(って何?)でカラーネガフィルムを買おうとしたら、本当に貴族級の高値がついていて怯んで買えなかった。
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zenta1989 · 7 months
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2016年7月16日 ナボタスへ行く
起きたら8時半を過ぎていた。10時前に家を出る。ジープの数が少ないので、FairbiewとSM Northの間のFXに乗る。初乗りは15ペソ、倍くらい違うと思えばいいのかな。着いたら、いつも通りなんかやる気が出ず、とりあえず買い食いをロータリーの当たりでした。そのあとナボタス行きのバスに乗っていたらうたた寝していて、気づいたらレトレだった。その前にサンダアンのSMを見ることができた。かなり大きいのと、道路に面した側壁に一箇所立ち退きできなかった店があるのか、うまく凸凹で組み込まれていた。どうしてあんなデザインになったのだろうか。
レトレで一度モールに入ってまた買い食いをする。どんだけストレス溜まってんねっていうくらい食べている。痩せねば。そのあとで、ジープでロースのお父さんの職場によってみる。トートンのお金の話、俺はわかんねーやという、ロースに連絡しても、な���かはっきりしないので、とりあえずマリアと話してくれとお願いする。30分くらいおっちゃんの手つきをじっと見ている。労働者の手つきはほんとうに美しい。無駄がない。職場には無数のタイヤが置かれている、これをどうするのか、天井にも枠の上にタイヤがかけてある、四面がタイヤによって作られたこの空間。次から次へとパンクしたジープがやってくる。全体重を乗せて、タイヤのボルトを外す。Extentされたレンチに足からのって加圧する。車体が前後に揺れる。弥次郎米のようにおっちゃんが上下に揺れる。直すタイヤは二つだった。ジープはいつも一つスペアのタイヤを積んでいるからだ。自転車とは違って、タイヤとホイールは、ワッシャーのようなもので間を埋められている。そのわっやーには溝があり、そこにボロのようなものを指して上から金槌で叩く。その力加減も、刃を当てる場所も彼はよくしているのだ。外されたワッシャーとチュープの間には、切り取られたチューブが保護膜として当てられている。ホイールとの接触面を保護するためだ。空気を抜いてチューブを外し、コンプレッサーから空気を入れ直す。コンプレッサーに入れる前に、そこから送られる風をおっちゃんが顔に当てている、鉢巻、あるいは帽子を被っている。ものの10分で汗が噴き出している。パンパンに空気が入ったタイヤは浮き輪のように水槽から飛び出そうとして全力で沈めなければ、穴の開いた箇所が分からない。見つけるとそれを指で押さえて、万力のように圧をかける機会へと持って行く。そして、その間、彼はタバコを吸ったりするのだ。
人々を送り届けるジープがここで癒されている。壊れ、治され、また出かけていく。ここから始まる物語があって、そこからはじまる物語を妄想しては、浸ってみた。一方通行のナボタスの道を、対岸から河岸へと横断する。間の家々は意外とこだわった作りになっていたり、モーターの修理や、ジャンクショップの店も見えた。知らないだけで、ナボタスを細かく見るといくらでもインフォーマルセクターがあるんだなと改めて思う。
ジープに乗り、C4で乗り換えてGasakに、フロのマーケットの前が思ったよりも発展してきていて、セブンイレブンやちょっとオシャレなバーガーショップなんかができていた。トライシクルを捕まえるも、なんと片道30ペソも取られる。ちくしょう、、
久々のPabahayは、なんか街になってきていた。それは、家の中がタイル張りになっていたり、二階建ての住宅が完成して、洗濯物がそこから溢れているところから感じたことだ。裏庭や前庭を拡張はできないが、できないなりに植物を植えたり、鉄パイプで骨組みを組んで雨がしのげる空間にしたりと随所に工夫が凝らされている。一方で、岩だらけの道は相変わらずそのままになっていたりして、むしろ人の移動によって石と地面の間が深まっている。久々に再定住地に行くと、ロースの時もそうだったけど一体自分がどこにいるのか、彼女の家がどんな外観なのか忘れてしまう。ぐるぐると回りながらアナの家を探した。
彼女と旦那と子供達はとても元気だった。旦那は1月からはじめたマニラのサンパロ地区でのコンストラクションで上司に6Kを取られたまま返してもらえず、職場をやめてしまった。セッッカク軌道に乗り始めたのに、またいつもと同じ状況だ。ベロニカはすくすくと育ち、ベヤは相変わらずマコリットだった。お土産をあげると、エブリワンクッキーは5分で品切れとなった。コーラの大きいの二本買ってきてみんなで飲む。アナがHOAの選挙がうまくいって、彼女が立てた計画通り物事が進んだことをおしえてくれる。チェリーは小さなポジションしか得ることができず、ただいままで通りMayabanで図書館で働いている。来客があると、HOAの事務所に誰もいないよと言って、図書館で接待をしていると文句を言っている。ミクロなポリティクがいまでも行われているようだ。その成果か、いまで大きな液晶テレビに三代のパソコンが図書館に入れられているのだという。
また、バリンタワのPenshopの事務所で働く姉がCaviteから引っ越してきたという。つい一週間前に移ったばかりだそうで、家の中にはほとんど物がなかった。けれど、旦那がセメントを買ってきていて、家の床をキレイにして、いずれ二階も拡張するつもりのようだ。Pabahayaは屋根が高いのでHabitatと違って、それができるのだ。最初からある程度、物理的な構造の中でしか、空間を構築できないことを再確認した。彼女は、あまりにもカビての家から遠いためこちらに引っ越してきたという、交通費は60-70ペソかかるけど、30Kほどの所得があるらしく(アナいわく)十分に生活していけるのだ。二人の息子は、天パで色白で、少し自己中な感じがいいとこのでのように感じさせた。たとえば、ルイッサのパンを取り上げて返さなかったり、おもちゃを独り占めしたりするところだ。アナは姉妹のために1Kしか入れないこと、彼女の旦那が気に入らないことで文句をいい。壊れた三輪車をキッドが持ってきたのも、それはもうゴミになってしまったからいまになって貸してくれるし、私が貸してと言って断られたベビーベッドが裏庭にぽいと置いてあるのをみて、悔しい思いを思い出したようだった。あれがあれば、子供を自由に歩かせたりせずに、その間に家のことができたのにと、いう。
2時過ぎについて、4時過ぎから子供達、海側の塀の上を歩いたり、ドブで小エビを探したりするのを見守る。1年前のことをよく覚えていて、親がさせてくれないことについてきてくれるおじちゃんとして覚えられている。ミコとクリスチャンがサンダルをなくし、一生懸命探したが出てこなかった。しかたないので50ペソをおじいちゃんに渡す。足を洗ってから帰らないとお母さんに怒られるということで探せども、ここには共有の水道というものがなく、仕方なく海の水でサンダルと足を洗う。6人近くの子供の面倒を一度に見ることがこんなに大変だとは思いもしなかった。アナとアショーが夕食をつくるのを待って、ご飯を一緒に食べてから、明日も来るよねという子供達に来れないと行って出る。言葉が話せる、子供とも会話できることがこんなにも嬉しいとは、もっとももっと勉強するモチベーションになった。
フロのセブンで、スミノフのErectric apple味を買う、500ペソ、高いけれど、ルーシへの感謝の気持ちだと思って。マルセロへ向かうペディキャブからの風景は変わらない。けれど、ピスカドールあたりの道は大きくなり、その分、まだ開通していない橋の存在が気にかかる。閉じられるまでは開いているあの橋は、どんな空間だといえるのだろうか。それはかつてのバスケットコートのようなものなのだろうか。そんな調査もできるのかもしれない。
家にかえる。野菜売りのおばちゃんと一言だけ、ルーシのこと、知っているよ、肩を擦りながらいう、そう、とおばちゃん。家に向かうとアルトゥーがいて、他には誰もいなかった。フェルナと子供達は戻って来た旦那と一緒にマニラのどこかへ行ってしまった。お父さんは、おじいちゃんが死んだのでまたネグロスに戻っていた。ドードンはミンダナオ船のうえ。一家がバラバラになっていた。狭いと感じていた一階ががらんどうのような広さを持っていて、落ち着かない気持ちになる。Kuya Marioを誘って三人で飲み始める。別に開いているわけではない扉を、どこから聞きつけたのか訪問者が絶えない。死んでいた空間がよみがえるようだった。2012年からもう4年か、と二人でいう。さみしいのか、ここにずっといればいいのにと、彼はいう。そうだね、と思う。
同じくらいの歳の奴らに、前にベロベロのゲロゲロまで一緒に飲んだKuya Alanが来てくれる。また一緒にここでなにかできないかと、ほんきでそんなことを思い始めている。あまりにも寂しすぎるじゃないか。
Kuya Rudyの息子がアルトゥーのギターの師匠だったとは知らんかった。二人もと演奏うまいなー。あと、アルトゥーに彼女ができていてほんと喜ばしいんだけど、「バクラ」と呼ばれていたのはなんでだろう?どちらにしても近所の子なんだけどさ。
久々のナボタスは、ホストマザーが亡くなり、騒がしい家は一変して、サリサリストアの窓は閉められていた。彼女のためにと買ってきた500ペソもする酒を近所の人と開ける。これまでの恩を返すには安すぎる酒だろう。シーンとした家で飲み始めると、次から次へと来訪者がやってくる。 三人で飲み始めたのに、いつしか七人になっていた。見知った顔に改めて自己紹介をする。18歳の息子は早々にダウンしてガールフレンドにゲロを吐くのを手伝ってもらっている。2012年に来た時の写真を見ながら、彼がまだ自分の肩くらいの背だったのを笑う。 この居心地の良い家が彼女の死によって大きく変わること、当たり前のことに動揺を隠せない。みんなバラバラになってモーコンもルーチーも何処かへ行ってしまった。近所の家賃と電気代と水道料金はよく分からないながらも彼が管理しなければならなくなった。ある空間が、簡単に折れるのを見る。 それなのにいままで調査もせずにいたこの場所で知りたいと感じたのはなんでだろう。彼女に守られていたこの場所が剥き出しになってしなったからなのか、もう四年以上居るのに調べようともしなかったここで今更何をしたいんだろうか。もちろん少なからず不安定なこの家の力になりたいという気持ちはある 二階で僕と彼とその彼女は寝ていて、一階はその知り合いがギターを弾きながら飲み続けている。40から20代まで。 開かれてしまっている一階を不安に思いながらも彼らに任した。そうでもなければこの家がもたないようにも感じる。人がいないということに、彼も僕も慣れていないのだろう。
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doctormaki · 10 months
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春先までは晴天予報でも曇天でお日様さえ見えなかったハンブルグは、ここ数週間は最高気温が28度まで上昇して、暑い。乾燥しているので、木陰に入ると涼しく、朝夕はジャケットが無いと寒い。しかし、逆に日照り続きで、あれだけ毎日雨が降っていたのを忘れてしまう位だった。が、今日は、一点、夕方から雷を伴う夕立。ワシのアパートは西向きで西陽が入るので、午後は完全にサウナなので、今日の激しい夕立は有り難い。
今日は朝から晴天だったので、ここから歩いて20分ほどの超高級住宅街にある土曜朝の市場に初めて行ってみた。野菜や果物、パン屋さんに生パスタ屋さん、肉屋に魚屋と、民族博物館前の小さな広場前に市場ができていた。お買い物に来ている人々も落ち着いていて、近所の市場がこんなにも良いものだと初めて知った。日曜朝市のFischmarktと違い、カードも使えるのが嬉しい。サクランボやブルーベリー、ほうれん草やアスパラガス、ジャガイモなどに加えて、なんだか見たことのない茶色のPfirze(キノコ)を購入。見るからにドラッグクイーン系のおっさんが売る生タリアテッレも購入。
汗ばむ位の陽気の中、ついでにスーパーに寄って牛乳も買う。家に帰ってから謎のキノコ、ほうれん草と生パスタで昼食を作った。生パスタはとても美味しい。感動的。キノコは香りが無いが、歯ざわりが良い。糠漬けにしたミニトマトをアクセントにして、とても美味しく頂きました。
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この木曜日から、ハーバードとケンブリッジとここハンブルグを繋いで、ハンブルグを会場に3日間に渡るマネー(貨幣)についての国際会議が開催されていた。友人のIsabelが主催者の一人なので、泣きつかれてしまい、急遽、穴が空いたセッションのパネルチェアになる。green financeについてのパネルで、四本もの論文を事前に読み、セッションチェアとして臨んだ。マクロ経済もミクロ経済も金融論も学部レベルの基礎知識しかないので、最初は焦ったが、何てことはない。基礎知識さえあれば、別に4本とも読めてしまった。そして、いざという時の為に、それぞれ4本の論文につき、15分のディスカッションの口火を切るべく、3つずつほど質問も準備。
ワシが天才なのか、はたまた、今どきは世界中の現象として学問レベルが低いのか、最新の金融理論は、複雑なようで案外ダサい。腑分けすると、大した事を言っていない論文が多く、ふーん、こんなもんかと思った。私のパネルは大盛況で、ワシの差配が優れていたのもあり、議論も盛況だったが、時間通りに終わらせた。おまけに、ワシも議論を聞きながら、チェア特権を活かして言いたい事は言わせて頂いた。オーストリア、オランダ、イギリス、フランス、ベルギー、スペイン、スエーデン、スイス、ルクセンブルク、アメリカの研究者達と、ここ数日、食事中に良く議論した。ヨーロッパの国の違いが、少しずつ分かってくる。
私は、ドイツ人と話す時、とても言葉が出てこなくなり、英語が下手くそになるのだが、それ以外の国の人々とだと大丈夫らしい。べらべら自分でも驚く位に、難なく普通に話す事ができる。相当ドイツ人に精神的に参らされているのだろうと、自分でも流石に自覚した。ドイツ人からはどうも見下されているように感じ、とても苦手だ。
こちらに来て、会議の度に様々な国の研究者と会うが、総じてイタリア人は頭が悪い癖に自己主張強めで話がやたらと長い。自己弁護大好き。ドイツ人は、細かなツッコミ大好きでかなり自己主張強め。オランダ人は可もなく不可もなく、人が良い人が多いバランス型。フランス人は、自己主張強めだが、人の話を聞く。ベルギー人も、フランス人に似ているが、自己主張はそこまで強くない。スペイン人も、別の意味でお喋りだが、フランス人よりも親しみやすい。スエーデン人はあまり喋らないが、静かに分析はしている。スイス人やオーストリア人も同じ。色々と話をして打ち解ければ、彼らは、こちらを値踏みした上で相応の対応をしてくれる。しかし、スイス人は杓子定規な人が多く、独自ルールを持っていて、それに従っていると相手が判断している限りにおいて、である。ドイツ人と似ている。つまり、私の人間性レベルでは、オーストリー、フランス、スペイン、スエーデン、オランダの研究者達と話が合う事が多い。イタリア、ドイツはカラッキシダメ。なんであんな奴らと一緒に戦争したのか、意味不明。
今回の国際会議はハンブルグの社会経済研究所との共催で、昨年末依頼、久しぶりに社会経済研究に行く。一軒家を改造してあるのだが、機能的でシンプルな研究所のお庭はバラや矢車菊が満開。綺麗なお庭を観察していると、矢車菊の上で、昼寝しているハチがいた。死んでいるのかと思ったら、モゾモゾするので、疲れて寝ていたらしい。首から背中にかけて生えたウブ毛に花粉をつけて、可愛らしい。
3日間、朝9時から夜10時まで、みっちりやった会議で、ワシはハッキリ言って疲れた。昼食を食べてからは死んだように眠る。そして雷様に起こされた。こちらはフワフワと植物の種やアブラムシが沢山空中を漂っている。窓を半開きに開けてあると、こちらは網戸が無いので、掃除してから数日もすると窓枠には小さな羽虫達の死骸と植物の種だらけになる。今朝は朝から3日分の掃除、洗濯をしたのでスッキリしたが、空気も雨で洗って貰って、少しは、ホコリや虫がいなくなれば良いのだが。。。ドイツ人達は花粉症の人が多いが、まつ毛や鼻毛長くても、大量の植物の種(タンポポの綿毛のような、ホコリ玉みたいな種です)とアブラムシにやられているらしい。私はせっせと、ひまし油で洗眼し、塩水で洗鼻しているので、くしゃみはするけど、なんとかサバイバル中。スギ花粉やホコリ、臭いの方が、私はダメみたいだ。つまり、ドイツ人達よりも、ワシはより細かな粒子に反応しているらしい。
仲良くなったオーストリア人のお兄ちゃんに、ドイツ人の事を聞く。ドイツ人はウィーンに行くと、オーストリア人から差別されるらしい。少なくともワシの周りには、オーストリアに対して、すごい被害者意識高めのドイツ人が多いのだ。兄ちゃんは、あーそーかもね。彼らは違うドイツ語話すから、オーストリア人じゃないってすぐ分かるしと、めちゃくちゃサラリと当然のように言う。おまけにドイツ語を公語としているだけで、別にドイツ人達と色々な面において文化共有していないしね、と。彼らから見ると、ドイツ人は野蛮で文化無いくせに金だけ握りしめて、文化を買い叩くヤクザ集団にしか見えないらしい。
帰宅途中まで一緒に夜のお散歩を楽しんだフランス人のおっさんも、笑っていた。いやぁこっちに来て俺が口にするワインはフランス・ワインばかりなんだよ。パリですら飲んだ事のないワインだから笑っちゃうよ。ドイツ人は、文化無いって自覚ありすぎだよなぁ、と。ワシ、日本でもワイン作っとるよと教えると、飲んでみたいなーと、ワシの顔をのぞき込んで笑う。でもさ、マキは東大東文研で貨幣史やっているクロダって知っている?うん、名前知っている。あーそう。アイツはねフランスカブレしていて、マキみたいに日本文化を知らないんだよ。僕はここ十年位、クロダと研究を通して親しくしているけど、僕が東京に行く度に食べさせられるのはフランス料理、飲まされるのはフランスワインなんだよ、僕は嬉しくないんだよ、日本で日本料理と日本酒を楽しみたいよ、と苦笑する。クロダは日本人の癖に、自分の文化にホコリが無い。僕は、クロダがパリに来たら、今度は日本料理を食べて日本酒を飲ませようかと思うよ、と。二人で大笑い。そして今朝は東大経済学部の講演を聞きながら、クロダをググって、あ、やっぱワシが知ってた奴だ!と、フランス人教授のお話しを思い出しながら、二度目の大笑いをさせていただきました。ガハハなのだ。全く。。。フランスカブレの典型的おバカである。
ちなみにフランス人教授には、ウェブレンの顕示的消費(conspicuous consumption)なんじゃね、と一言いうと、あーそーかと神妙に頷く。そして、クロダは僕にステータス教示をしてたのね、と云う。まーね、東大の教授なんだろ、クロダ、とワシ。うーむ。じゃ、クロダはつまらないねぇ。まぁ彼の研究もそんなに面白くないんだけど、そういう事なのか。僕は、日本人的オ・モ・テ・ナ・シかと我慢していたんだけど、違うのか。。。いや、まぁ、ワシなら友人が日本に来たら、否、別に相手が日本人でも食事する時には、Christianが何を食べたいか聞いてから店決めるけど。それに、タダの自己趣味の押し付けこそ、ウェブレンが批判していた産業革命以降の新たな中産階級による、ある種の顕示的消費の一形態と言えるんじゃね、パワーの誇示ちゅーか。。。と言うと大笑いしていた。
いやぁクロダさん。ありがとう。アナタのお陰でChristian教授と、楽しくお喋りしましたよ。がはは。ワシもワシの見知らぬ日本人研究者達に、役立っているんだろうなぁ、こんな感じで。。。と思った。
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yamanaka-lab · 1 year
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2022建築レビュー#6
-建築レビュー#6(設計者:Haworth Tompkins)発表者:後藤(M1)講評者:池部-
建築レビュー第6回はHaworth Tompkinsを取り上げた。
1991年に建築家グラハムハワースによって設立され、ロンドンで活動する建築家集団である。
再生可能な実践、生態系境界線を壊すことなく建築物に対する社会のニーズを満たすという枠組みによって、従来のサステナビリティの概念を再考している。主に既存の建物の改修・保存を行っている。保全と遺産 、歴史的文脈指定を制約としてではなく、豊かさと可能性の付加的な層として捉え設計している。
事例1『Bristol Old Vic』
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このプロジェクトは2018年の前面道路側の計画であり、グルジア劇場の新しいファサード改修とパブリックスペースの提案である。
2012年にオーディとリアムの改修を行った。ロンドンで最も古い歴史を持つブリストル・オールドヴィック劇場の、第一級建造物である劇場正面スペースとスタジオシアターブリストルの市民生活と公共空間の中心に劇場を繋げることを目的としている。
既存と提案
左部分オーディとリアム側の床を減築し、スタジオ部分に床を積層させることで、壁がむき出しになりそこに新しくエレメントを挿入している。また、右部分のロビーを減築しホールを作る。既存のスタジオがあった場所にパブリック機能を付加している。
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空間の中心は、ジョージアン様式の講堂の大きく変化したファサードで、通りから初めて見ることができ、新しい開口部によって歴史的な改造の痕跡が上書きされるようになっている。
ホワイエは、街路の延長線上にあり、屋根のある広場であると同時に、独立した建物であることを意識。この空間は、構造材とガラスによってフレーム化され、覆われており、部屋の奥まで日光を取り込むことができる。
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内側からの視点
オーディとリアムを閉じ切らない操作
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中二階のギャラリー、曲がりくねった木製の階段、展望台は、ショーの前後に観客全体が上下左右に移動できるようにし、ホワイエはカフェ、バー、集会所として地域の人々に一日中楽しんでもらえるように設計されている。
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南側に面した通りのファサードは、パブリックアート作品として構想され、手で操作できる可動式の日除けシャッターに、1766年にギャリックが行った就任演説と、ブリストル市の元詩人マイルズ・チェンバースの詩のテキストを組み込んでいる。劇場の長い歴史の重要性を強調すると同時に、現在および将来の地域社会全体の生活における劇場の役割に期待している。
メインホワイエに加え、新しいスタジオシアターは、1階と地下の旧クーパーズホールの樽貯蔵所を利用し、歴史的な壁面を生かし、通りの窓から日光が入るようになっている。1階にあるオリジナルのCoopers' Hallは、通りを見下ろす大きなパブリックルームに改築され、ホワイエの延長として、多目的ルームとして機能する。
事例2『Punch drunk』
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ロンドン南東部にある劇団の新拠点、仮設エントランスパビリオンでオフィスとしての機能する。
仮設パビリオンは「One Cartridge Place」と呼ばれ、ショーを開催する3つの指定建造物の間の車道を横断し、エントランスホワイエ、ボックスオフィス、公演中に建物をつなぐ内部通路が含まれている。
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グレードIIに指定されているキヤノン製造倉庫の「寄り棟」部分にクロークとトイレを設計し、仮設パビリオンに接続している。
Punchdrunkの最初のオフィススペース計画や、倉庫内の中核となるショーのインフラをサポートし、ショーのデザイナーであるLivi Vaughanと共同で防火区画、中二階、空調、エレベーターなどの技術計画を作成した。内部レイアウトは、このビルが初めて完全にアクセス可能になるように開発された。また、この工事は非侵襲的かつ可逆的であることを意図している。
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一時的な寿命と、歴史的建造物や凹凸のある路面との接続ディティール
軽量な木造フレーム構造は、砂袋の基礎システムによって支えられた内部の床レベルを複雑に交渉している。ポリカーボネートと鎖帷子の装飾が施されたリンクビルの素材パレットは、隣接する第二級産業建築の重要性を認識させ、同時に陽気で快適な目的地であることを告げている。
事例3『Battersea Arts Centre』
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コミュニティや劇場で使用するための市庁舎の文化施設への再生を行っている。
バタシー・タウンホールは、1893年にE・W・マウントフォードが設計したロンドン南西部の美しい作りの市民会館で20世紀初頭の参政権運動や労働運動の誕生に重要な政治的役割を果たしたことからグレードII*に指定されている。1974年以来、このアートセンターは、英国で最も重要な新しいパフォーマンス作品のインキュベーターのひとつとみなされている。
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2015年に建物の一部を焼失した、火災後の大ホールの再建
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赤煉瓦部分が既存で、白いレンガ部分が補強された部分である。
光井戸を選択的に剥がし、補修することで新しい公共の屋外中庭パフォーマンス空間を作り出したり、使われていない屋根裏や屋上を組織のオフィスや庭に転用したりすることが含まれている。
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建物の既存の豊かさとアーティストによる使用パターンを活用している。
即興的で侵襲性のない改造が数多く行われ、変化のための戦略を試し、遊び心がありながらも厳格な建築言語を発展させてきた。
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以前の装飾的なしっくいの丸天井であったが、新しい木製のグリッド天井を作り、演劇の可能性とはるかにクリアな音響を可能とした。
ホールとその周囲の廊下の壁の表面は、ポンペイの火災後の豊かさと複雑さで保存されている。
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劇場用の建物を、既存の劇場観客の市場占有率を競うような個々の存在としてではなく、コミュニティ全体が利用でき、かつ有意義な、多様で複合的な市民空間として捉えることができる「文化的コモンズ」の確立に向けて利用させることを望んでいる。
私は、〈Bristol Old Vic〉に関し、空間の中心のヴォイドにおいて、講堂のファサードが内側に覗かせていると感じる。この構図が内側に都市が拡張されているような感覚を彷彿とさせていると感じさせた。さらにそれら“旧”の要素に対して、 “新”のマテリアルを組み込んで空間を構成していることで、歴史の痕跡が浮き彫りになって鮮明に見えるように感じた。総じてあらゆるマテリアルを組み合わせていることで空間に新しい秩序を付与していると考えた。
また、〈Battersea Arts Centre〉では、火災で残った市民会館の赤煉瓦の壁面を補強する形で、対比となるような白いレンガを用いて一つの壁面を再構築している点が何か、保存(歴史の保存/構造の保存)を目立たせて 行っていると感じた。さらにもともと劇場用であった空間の丸天井に対して、音響効果の増加が期待できる木製のグリッドを用いて天井に新たなスキンを付与している点も、環境設備という面からの旧マテリアルへの新しいアプローチであると感じた。
山中は、Bristol Old Vicが魅力的だと述べ、背面の壁はストリートに面していないから雑に作った可能性があると捉えた。
今回は素材的な意味で旧の部分が荒々しく感じる、と述べた。
引用
Archdaily https://www.archdaily.com/910720/bristol-old-vic-haworth-tompkins
https://www.archdaily.com/983679/punchdrunk-entrance-pavilion-haworth-tompkins?ad_medium=office_landing&ad_name=article
https://www.archdaily.com/910491/battersea-arts-centre-haworth-tompkins?ad_medium=office_landing&ad_name=article
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wuma1 · 1 year
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🌎SASPERIMENTAL SESSION🌎 参加者もオーガナイザーも全員一緒に実験的なSESSIONを試みる会。 参加者皆さんとテーマなどを共有しあって行う即興SESSION & 自由表現の場🕊 ============================== Date: 1/14(土) Place: 東京都世田谷区代沢1丁目31−8 2F (池ノ上駅近く) Time: 18:30~21:30 SAS(Session): 18:30~19:30 SASPERIMENTAL(Performance): 19:30~21:30 SASメンバー: ¥1,500 初回ビジター & 観覧 : ¥2,500 ============================== 【Special Impro Showcase by】 参加者全員 (当日に参加者より記入されたお題をランダムで選んでいただいてのパフォーマンスになります) ※本イベントでは Improを思う存分楽しみたいので内容は当日に皆んなで決めます! 今回もお楽しみに! 【DJ】 チーボー 【SASPERIMENTAL TIME Original beat by】 トキ/ 凱 【MC】 グレン 【SASキャラクターデザイン】
画伯 Kei ito 【SASPERIMENTALとは】 ジャンル、レベルなど問わず表現してみたい事を思う存分試し、その場で出会う人達と共有&共感をする場。 DANCE、ポエム、歌、道具!、またどのような表現でもWELCOME! 普段してみたいART表現はあるけどチャレンジする場所が見つからない、無音の世界観を表現してみたい…など、実験的に取り組みたい事を思う存分に表現できる、またその化学反応を参加者全員で楽しむ事を目的とした実験的コンテンツを設けての開催でございます🤞  SASPERIMENTALは実験の場であり失敗と言う概念はぬわぃので、是非この機会に皆様のクリエイティブな魂の扉を全解放させて下さいませぇ〜〜〜!!!! イベントは表現参加はせず観覧だけでもOKです! 〓〓 〓〓 〓〓 〓〓 〓〓 〓〓 〓〓 〓〓 〓〓 イベント参加される方は、以下ご承諾必ずお願い致しまするデス🙏 【注意事項】 ・イベント当日~10日前までの間に、発熱、咳、味覚障害、だるさなど諸症状がある方は参加をご遠慮ください。 ・少しでも体調が悪い方は、残念ですがステイホームでお願いいたします。 【禁止事項】 ◾️破損防止のため、鏡や窓近くでの表現 (破損させた場合はご自身負担になります) ◾️場所を汚す ◾️他人に迷惑をかける ◾️アルコール類の持ち込み❌❌❌ ◾️自分以外の参加者をビデオカメラで撮り続ける行為 ◾️全内容をSNSライブで配信する事もお控えください 【マスクのご用意あります!】 KF94、95の2種類 【SAS メンバーについて】 初参加時にメンバー登録頂きますと、次の回よりメンバー価格に! 尚、メンバー登録後3ヶ月以上ご利用がない場合は初回ビジター枠に戻りますので、再度参加される場合はメンバー登録を行ってください🙏 コロナの影響により、開催場所や時間、内容など色々な変動が起きておりますが、皆様のNEXTステージにも繋がれるよう引き続き面白いコンテンツ盛り沢山でお迎え出来るよう進めてまいります! アーティスト達が気軽に出会える場として、また参加者皆さんがコミュニケーションを楽しめる解放のオアシスとしてあり続けられればと思いますので、これからも皆様の変わらぬサポート、ご理解のほど、何とぞよろしくお願い致します🙏 Thank u 4 ur support always🙏🙏🙏 ONE. (Tokyo, Japan) https://www.instagram.com/p/CnXFhtVSuVg/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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canty-essay · 2 years
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静かな私
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 なんとく心がざわざわするなぁ、というのが最近の実感だ。何かをしていても、そのざわざわのせいなのか集中できない。身体がどこか悪いわけでもないと思うのだけれど、倦怠感がありすぐごろごろするか、ボーッとしたくなる。私はこの数ヶ月、機織りも仕立ての仕事も進まず、一体どうしたことだろうと思っていた。
 そんな矢先、この春から北軽井沢に移住した友人を訪ねることとなった。そこは彼女のご両親の別荘のすぐ隣の土地が数年前にたまたま売りに出たという場所に、彼女とご主人が家を建て、まず先に定年退職したご主人から暮らしの拠点を北軽井沢に移し、彼女もこの春定年退職し、横浜のマンションを引き払い、完全移住を果たしたところだ。
 我が家から車で約2時間、北軽井沢に到着した。山梨の我が家のあたりと雰囲気が似ているけど、空気感がちょっと違う。こちらは完全なる避暑地の感がある。我が家の辺りも別荘地エリアではあるけれど、地元の人の農地もたくさんあるし、移住してきた人も農業やらお店をやろうという人が多いので、住む人の意識の違いが空気に表れているのかもしれない。
 早速見せてもらった彼女の真新しい住まいは、全面に貼られた無垢板もおろしたての香りを放ち、微塵の翳りも無くきちんと整えられた、大人2人の住まいであった。吹き抜けのリビングに立派な薪ストーブ、その横に敷かれたふかふかの絨毯に、2人分のリクライニングチェアと大画面のテレビ。白い流しの対面キッチンに丸いダイニングテーブル。1階奥の寝室には、ダブルベッドにきれいなベッドカバーがかけられホテルのよう。吹き抜けから階段を上ると、天井が斜めになっているちょっとした空間があり、1階のリビングやキッチンが見下ろせる。その奥にはご主人のオーディオルームがあり、スピーカーが置かれ、ここで音楽を聴いたらさぞかしすごいだろうなと思わされた。ご趣味のカメラとレンズがガラスケースの中に並べてあった。
 長年フルタイムできちんと働いてきた彼女とご主人の夢が実ったお家だと思った。お茶のお稽古を重ねてきた彼女がたてたお薄に、和菓子とフルーツを添えた洋菓子のおもてなしを受けた。最後に青く塗った外壁と洒落た赤いドアの前で彼女と記念撮影して、いとまを告げた。
 帰った翌日は、服の仕立てをしなければと思いつつも、前日の遠出の疲れもあり、例によってごろごろしていると、お昼過ぎに友人グループからラインがあり、安倍元首相が狙撃され、救急搬送されたというニュースを知った。夕方には死去されたというニュースに変わった。友人たちは、身内のおじさんが非業の死を遂げたかのような、「断じて許せ��い、あってはならないことだ、悲しい」と口々にラインしてきた。それはそうなんだが・・・私は自分の意識をそのニュースに持っていかれたくないなと思った。その晩は気分転換に、アマゾンプライムで映画を観た。
 翌朝室内を裸足で歩くと、ずいぶんざらざらしているなと思い、夫も息子も朝から出かけているし、気の済むまで掃除をしようと思い立った。棕櫚のほうきで床を掃く。愛犬るりの毛の抜け替わる時期なので、ほうきの先はすぐ毛だらけになる。それを手でむしってゴミ箱に入れながら掃く。我が家の床は、薪ストーブの周りを除いて全て板張りだ。板と板の間に溝があり、そこにるりの口から落ちたと思われる乾いたご飯粒やら砂つぶが溜まり、掃除機をかけてもなかなか取りきれないが、ほうきだと全てではないが、はき集めることができる。
 はき終わったら、雑巾をかける。ところどころ床の木が白く乾燥しているところが目立ってきたので、最近「ミストdeワックス」という、汚れを取りながらも艶を出すという液体を買った。材料はエゴマとミツロウとアルカリ水のみでできていて、子どもや動物が舐めても安心というので、これに決めたのだ。なるほど、けっこうきれいになり白っぱくれていたところが目立たなくなってきた。1階の床と2階に上がる階段も拭いたらくたびれたので、ちょっと早めのお昼にした。
 お昼ご飯の支度をしながら、掃除の仕方って、実はちゃんと習ったことないなと思う。お料理教室はあっても、お掃除教室なんて聞いたこと��い。みんなどうやって掃除をしているのかな。最近は何か知りたいことがあったらユーチューブを観るのが習わしになっている。どれどれ。
 きれいなお家の人は押し並べて、モノトーンの家に住んでいる。顔出しはしないで、その人の手元や後ろ姿、首から下のみの出演が多い。無印良品的な家具や食器に囲まれた生活。カラフルなものがごっちゃりなんていう家はまず出てこない。そしてみんな口を揃えたように同じことを言う。「ものが多いと掃除も管理も大変なので、極力ものは減らしています」と。頭の中には北軽井沢の友人の住まいの映像も浮かび、がんばろうと思った。
 午後は、気になっていた窓ガラスを拭くことにした。最近どうも視界が曇っているなと思い、指でガラスをなぞると、外側ではなく内側に指の跡がついた。内側を拭くにあたってまず邪魔になる、十センチほどの幅の窓枠に並べていたものをどける。天井近くに張ったクモの巣をはたきではたく。こちらは昆虫が多いので、クモの巣がすぐ張るのだ。ガラスを拭くと雑巾はたちどころに黒くなった。冬の間に焚いた薪ストーブの煤がついたのだろうか。ようやく外がクリアに見えるようになった。
 さて、どけていた小物を戻そうとしたら、ふと何もない方がすてきじゃない? と思った。並べていたものは、両親や祖父母の家にあったものだ。ただ捨てるには忍びないと思っていただけで、役に立つ物でもなく、格別愛着があったわけではなかった。無い方が掃除がラクではないか。思い切って手放そうか。ユーチューブで言っていたのはこういうことだったのだ。
 もう一箇所の窓も同じ手順できれいにした。また同じように、窓枠に置いていたものがいらなくなった。なんだか楽しくなって、食卓の横で炊飯器やオーブントースターにティッシュの箱など置いている低いテーブルも同じように片付けると、やはりいらないものが出てきた。
 こうして掃除に夢中になっているうちに夕方になった。お茶を飲みながら、ひとりきれいになった窓を眺めていたら、掃除というのは部屋を掃除しているように見えて、実は自分の内側からいらないものを取り除いて、きれいにするためにしているのかもしれないなぁと思えてきた。禅寺などでも掃除を修行の一環として大事にしているではないか。
 昔読んだ本に、ある女流作家が幼い頃、明日家にお客さまがあるとなると、小さな子どもでも自分の引き出しを開けて、中からゴミや不要なものを取り出し、鉛筆などもきちんと削って元の場所に戻すことが慣わしになっていたとあった。ある時そんなことをしてもお客さまには見えないのに、なぜするのと母君に尋ねるとその答えは、たとえ見えなくても内側のちょっとした乱れをお客さまは感じてしまうのよ、というものだった。
 これはずいぶん前に読んだ本で、その中でさらに昔の話として書いてあるのだから、昭和の戦前あたりの話だろうか。その頃の人は感覚がこんなにも繊細だったのだろうか。きれいに拭き清められた室内にきちんとしまわれた持ち物。そこにはざわざわ感など少しも無かったに違いない。
 考えてみると、私たちはもう長いことざわざわ感の中に生きてきたのではないだろうか。ああしなくっちゃこうしなくっちゃと常に追い立てられるような感じ。たくさんのものを買っては捨てて。ざわざわが聞こえそうになると、テレビなどつけて世の中のニュースに注目して、自分の気を逸らす。自分の中から自分宛にメーセージが届こうとしているのに、聞こうとしていないのでは? 無視し続けていると、もしかして大切な何かが手遅れになるかも。
 夜になり息子が帰ってきた。
「お母さんは今日一日何をしていたの?」
「なんだかね、一日中掃除しちゃった。そしたらけっこう自然に捨てられるものが出てきて、片付けられたわ」
「うん。なんか少しすっきりしているよ。そういうことが世界平和に繋がるって知ってる?」
「え、そうなの?」
「よくさ、『戦争反対』とかのプラカードを持って行進するとか、この議員さんなら世の中をよくしてくれるかもと応援するとかあるけど、そんなの全然関係ないんだ。それよりも、ひとりひとりが家を片付けて、物を持ちすぎないで気持ちよく暮らして、その上で好きなことをする。それをみんなができたとき、世界は平和になるんだよ」
 そうかもしれない。コロナだ、ワクチンだ、マスクだ、戦争だ、狙撃事件だ、これから食糧危機が起きるかも、、、と今いろいろな心をざわざわさせることが次々に起きているけど、大事なのは「静かな自分」を作ること。ほうきで掃いて雑巾で拭いて、案外こんな単純なことで自分を整えることができたなら、世界も整っていくのかな。
  
  2022年7月
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usickyou · 2 years
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宝石
 天井から落下した照明が君の右足をおし潰すと、不気味なほどの静寂があたりを満たした。君は何も言わず、ただ自分の足を見つめる。すねくらいから下を壊れた照明が潰していて、その形を見ることはできない。ただ、血だまりは広がっていく。小さな体のどこに、と僕は思う。  救急車、と誰かが叫び声をあげた。それを合図にして、舞台を悲鳴や騒音が汚していった。  君は、どこかぼんやりとあたりを眺めて、僕を見つける。僕は、君を見つめ返す。君は僕を見つめると、ふっと笑った。僕は、君が意識を失ってやっと、その笑顔に見とれていたことに気付いた。  ほたる。君があまり穏やかに笑っていたから。
 右ひ骨遠位端及び脛骨遠位端の開放骨折、距骨及び踵骨、舟状骨、立法骨の粉砕骨折、楔状骨、第一第二第三中足骨、第一第二基節骨、第一第二末節骨の単純骨折。つまり、すねの下あたりから足首までは潰れて、足の真ん中くらいまでは折れている、ということらしかった。ところが全然ぴんとこなくて、「復帰までどれくらいかかりそうですか」と僕は主治医に訊ねた。彼は諭すように(もしかしたら呆れて)こう言った。「日常に支障するような後遺症が残るでしょう。ステージは、残念ですが、諦めた方が良い。幸い彼女はまだ若い。新しい夢を見つけることだって、できるはずだ」  僕は、君のご両親から少し遅れて彼に頭を下げた。それから病室へ行って、君の様子を眺めた。麻酔は覚めているはずなのに、君はよく眠っている。鎖みたいな酸素マスクや分厚く覆われた足を見て、なるほどこれじゃ歌もダンスも難しいな、そう思った。  君のご両親に挨拶をして、僕は病院を後にする。寒々しい風が吹いてきて、買ったばかりのコートを会場に置いてきたことを思い出す。そういえば、荷物は全部事務所に運んだと連絡が入っていた。僕は振り返って、最寄りの駅へ向かう。それまで僕は、どこに行こうとしていたのだろう。  課内に誰の姿もないことに、安堵した。荷物は机の上に無造作に積まれていて、そこに特別なメッセージはなかった。ありがたいと思いながら、冷え切った指先でノートパソコンを立ち上げる。デスクトップの『161220』フォルダ、『stage_2』ファイルを開くと、君が踊り出した。チェックの〆切はもう明後日に迫っていたはずだ。あまり猶予はないし君に確かめてもらうことはできないから、僕がしっかり見ないといけないな、と思う。  この日のカメラマンは、たしか君の現場は初めてのはずだけど、とても優秀だった。カメラマンだけでなくスイッチャー、編集も、照明も衣装やメイクも、観客も、そして君も、皆が良い仕事をするものだから、僕は作成した『161220_stage_2_check』のテキストファイルに触れることなく、ただこの日のステージを眺めた。  結局、注文をつけることは一度もなく、ステージは終わりを迎えようとしていた。最後の曲を前にして、君は言う。「……もう、終わっちゃうんですね。みなさん、今日は楽しんでもらえましたか……」両手でしっかりと、決して離れないようにマイクを持つ君の目には涙さえ浮かんでいるのに、言葉を詰まらせることは一度もない。「……うん、私も、本当に嬉しいです。また、きっと……」スポットライトに浮かび上がった君は、少し考えるような仕草をした。「本当にありがとうございました」そして、こう言った。「私、幸せです」  その声を最後に、君が姿を消す。それは、僕がノートパソコンを閉じたからだった。僕は立ち上がって椅子を持ち上げると、床に叩き付ける。照明が落ちた時によく似た、ひどく残酷な音がして、椅子は半分に折れてしまった。  それから、座る場所をなくした僕は床にへたり込んだ。空調が切れてしばらくしていたのだと思う。冷え切った床からは、痺れや痛みが伝わった。  僕は、しばらくそうしていた。  転がった椅子の車輪がやがて動きを止めると、本当にいやになるくらいあたりは静かになった。
 警察からの聴取や事務所への説明、家族への正式な謝罪と補償の相談、それから壊した椅子(ノートパソコンも)についての手続き。そういうことで日々は忙しくなったから、君に会いに行けたのはそれから数日が経ってからだった。  病室に入って、僕は「痛みは、どう?」と訊ねた。  君は「まだ、痛みます」と答えると、いつもみたいに、少し困ったように笑ってみせた。その表情は、こんな場所にはひどく不似合いだったけど、僕はかすかな安心を覚えた。君は、少なくとも笑うことはできる。  それから、用意した話を済ませた。事務所には籍を残したままにしておくこと。復帰まで(そういう言い方をした)可能なサポートを継続すること。そして、僕は引き続き君の担当であるとか、そういうこと。  ありがとうございますと言って、君はまた笑った。それきり黙ってしまったから、病室には重苦しい沈黙が広がる。僕は君に何かを言うべきだった。言いたかった。だけど、ノックもなく看護師が入ってきたことで、生まれなかった言葉は君に渡されず消えていった。  リハビリの時間だと、ほとんどおばあちゃんくらいの(実際、君が退院する前に彼女は病院を去った)看護師が告げる。僕は、もうそんなことをするのかと驚いたけど、なるべく早くから動かすことで状態を少しでも改善させると言われて、頷くよりほかなかった。僕は知らない。君の足のことも、君が「休ませてください」と首を振った理由も。  僕はその、おばあちゃんじみた看護師にほとんど追い出されるようにして病室を後にした。扉の向こうからの「がんばらなきゃ」とか「諦めちゃだめ」とか、そんな声を聞きながら僕は窓の外を眺める。そうして、こんなに寒いんだから休みたくもなるな、と思う。
 君は友達が来ることを喜んだ。事務所の子たちは君の本当の状態を知っている子、知らない子、ぼんやりと気付いている子、色々な子がいるから誰が来るかによって病室の空気はまるで違うものになった。小さい子は「早く一緒に歌おうね」とカラフルな折り紙やきらきら光るアクセサリーを持ってくる。大人たちは「いつでも帰ってきてね」と君の髪を撫でたり、落ち着いた色合いの花を飾ったりする。子供と大人の真ん中(事務所にはいちばん多い)の子たちは色とりどりで、「待ってるよ」と明るく言ってみたり、たどたどしく今日の出来事を話したり、果物を切っていたと思えば突然病室を後にして、声を押し殺して泣いたりした。  だけど、君は変わらなかった。誰にどんな言葉をかけられても、君はあの、困ったような笑顔を返すばかりだった。話さない、というわけではない。嬉しそうにしていたと思う。それでも君をよく知るみんなだから、その様子には一様にショックを受けていた(それでお見舞いが減るとか、そういうことはなかったけど)。  一度だけ、君が涙を見せたことがあった。入院から半月くらい経って、ある男性が訪れた日のことだ。  彼が差し出した名刺には(申し訳ないけど)聞いたことのない番組制作会社の名前があって、それから、君の元担当プロデューサーだと名乗った。邪魔になるだろうなと、僕は部屋を出る。しばらくぼうっと時間を潰して戻ったとき、僕には泣き声が聞こえた。それは彼のもので、一緒になって「ごめんなさい」と謝る君の声が聞こえてきた。  聞くつもりはなかったのに、どうしようと部屋の前で立っていると、不意に扉が開いて彼が姿を現した。彼は僕をラウンジへ連れて行くと、真っ赤になった目を隠すこともなく君のことを訊ねた。何かを話すたびに彼は涙を流して、僕はそれをひどく羨ましいと感じた。  エレベーターホールで彼を見送って病室へ戻ると、君はぼんやりと部屋の壁を見つめていた。外には冷たい雨が降っていて、これなら壁を見ていた方がましだな、と僕は思う。 「あの人は、帰りましたか」  その質問に僕が答えると、君は涙を流した。たったの一すじだけ、涙は君の頬を伝って白いシーツにこぼれた。  僕は、君も彼もどちらも同じように綺麗だと、そう思う。
 久しぶりに、よく晴れた日だった。僕は君を車いすに乗せて散歩に出た。空気はとても冷たくて、毛布にくるまったまま君は「寒いですね」と口にした。「そうだね」と答えて、僕は中庭へ向かう。申し訳程度に立った木立はどれも冬枯れていたけど、小さな植木にはかすかな緑があった。それが残ったものなのか新しく生まれたものなのか、僕にはまるでわからなかった。 「いい日ですね」と君はこぼした。 「本当に」と僕は答える。いい日である理由を拾い集めようとしたけど、それはどこにも落ちていなかった。 「最近は、すごく落ち着いてて」よく晴れた空に雪を待つみたいに手を広げて、君は続ける。「私の不幸、きっとあの日にぜんぶ使っちゃったのかなって、思うんです」  僕は、少し悩んで答える。 「なら、たくさんの幸せが待っているね」  君は頷いて、「冷えてきましたね」と言った。僕は車いすを押して、君を病室へ連れていく。温かいものを買ってくるよと残してラウンジへ向かう。ミルクココアとホットレモンティーを自販機で買った、ちょうどそのときに何かが割れるような音が聞こえた。  僕は走る。病室の扉を開くと冷たい風が吹き出して、割れた窓枠の外に君は立っていた。  君は僕を見て笑うと、「見ててください」と言った。  そうして、姿を消した。  僕は、君の名前を呼んだ。窓の外を見下ろすと、冬枯れた木が折れそうに揺れていて、その遥か下に君の体があった。  飛び降りようとした僕を引き止めたのは駆けつけた職員だった。彼らは僕をおさえつけて、それから君のところへ走っていった。  僕は、床に座り込む。それから、君の言葉はまるでステージに出る前みたいだったなと思う。
 空色をした路線バスを降りると、春風が肌をくすぐった。空気はずいぶん暖かくて他に降りる人もいなかったから、しばらくそうしていた。  いつまでも取り囲む緑や透明な日射しを眺めていると、「あの」と遠慮がちに君がつぶやいた。  それでやっと僕は気付いて、支えたままでいた君の手を離す。君は杖をついて、アスファルトをしっかりと踏みしめると、「行きましょう」と言った。  十二階の窓から飛び降りた君を救ったのは、枯れ果てた木の枝やその下に放置されていた古い物置だった。全身に数え切れない、決して軽くはない傷を作りながら君は、幸運にも、生きた。  君はその日から、生まれ変わったようにリハビリに取り組んだ。僕は、君が一世一代のステージを成功させたのだと思う。 「私を、信じています」  君はいつかそう言った。僕は君を信じる。杖をついて懸命に坂を登る姿も、ずいぶん細くなった右足も、決して僕たちの信仰を妨げない。  一瞬の強い風が吹いた。降り注いだ若木の葉に弄ばれて、不幸にも、バランスを崩そうとした君を僕は支える。  僕はからっぽの車いすを指さして、「押そうか?」と言った。  君は「平気です」と答える。「でも、少し休ませてください」と、困ったように笑ってみせる。その表情がこの場所によく似合っていて、僕は心から安心した。  君が笑う。それだけで、日々のすべては優しい色を帯びる。  楽な坂道ではなかった。それでも、三十分も歩けば頂上が見えてくる。君は急いだ。僕は無理をしないようにと言いながら、真逆のことばかりを考えていた。  やがて君は頂上にたどり着く。そうして振り返ると、「見てください」と僕に言った。  そこからは、海が見えた。君は背中いっぱいに海の光の乱反射を集めて、嬉しそうに笑った。 「ほたる」と僕は呼んだ。君を綺麗だと思った。ずっと、永遠にだって君を見ていたかった。だけど景色は光でくらんで、滲んで、すぐに何も見えなくなった。こらえ切れず瞼を閉じると、君が浮かんだ。君はきらめきの光の園から、僕を見つめた。だから、僕は「大丈夫」と言った。君に言ったのか僕自身への言葉だったのかは、わからなかった。  僕はとうとうへたり込んでしまった。地面はずいぶん温かくて、君が「大丈夫です」と答えたから、大丈夫だとわかった。そうして、もうすぐにやってくる夏のことを考えはじめた。
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gokunote · 2 years
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12月のお気に入りを紹介します!
こんばんは、柊 真昼です!
今年もお気に入り紹介をおこなっていきますよ!!
というわけでさっそく…!
今回はボーカロイド系の楽曲オンリーとなっております!シャッフルしても通しで聴いても楽しんでいただけるかと!!!
https://open.spotify.com/playlist/3vQ382OCGn91DKzfNUVdb3?si=4dUeJaO4SXSRIaerr434ew
1曲めはnakano4さんの「hp」です!
YouTubeに動画もあるので、ぜひ!
youtube
https://youtu.be/L0Suh8qLvEU
この曲は雪歌フユちゃんという子が歌っているのですが、声が透き通っていて好きですね。
この曲に出会ってから、今までずっと聴いてきた曲なので、改めて好きなところを語れるのは嬉しいですね。
イントロの音色が左右に振られていたり、ピアノの疾走感が結構好きでイントロの時点で中毒性がありますね。
歌詞も跳ねるように言葉が配置されていて、人間の声では出せない無機質さや、透明感が出ていて好きです!!!
あとなぜか、この曲を聴くと冬の早朝を想起してしまうんですよね。なので今回のプレイリストに入れたわけなのですが!
そして1番特徴的なのは、やはりサビですね!
斬新だけど耳に残り続ける「あい」の連鎖がとてつもなく好きです。
あと私がこの曲で1番好きな部分は、2番のAメロ終わり、「ひかりひかるよ ながれぼし」の部分ですね!ながれぼしで音抜きするのがなんかロマンチックに思います!!
これからも聴き続ける大好きな曲です!!
2曲めはツミキさんの「フォニイ」です!歌唱は新進気鋭?の可不ちゃんです!
YouTubeに動画もあります!
youtube
https://youtu.be/9QLT1Aw_45s
こちらもイントロからピアノの音色が奏でられていて、疾走感を駆り立てていますねー!
あとなんと言っても可不ちゃんの声色が好きですね!バーチャルシンガーの花譜ちゃんを元に造られているわけで、同じ声質なんですが、この声質は良すぎますね。
曲の感想ですが、開幕から「この世で造花より綺麗な花はないわ」というパンチのある歌詞で、その後に「何故ならば」と理由付けが入っているのが良いです。丁寧な感じがして好きです!
Aメロ→Bメロ→サビの流れが違和感なくというか、気持ちいいテンポ感で来るのが特に好きですね!アップテンポな曲調に対して、少しダークで深みのある歌詞が良い世界観を演出している気がします。
そして2番はサビにはいかず、cメロに展開していきます。構成も面白いですよね!
そして私が1番好きなのはラスサビです!!!
怒涛の歌唱と言わざるを得ないです。
ラスサビの「さよならまたねと呟いた"フォニイ"」の「フォニイ」部分だけこぶし?というかフェイク?っていうんですかね、かかっているのが好きです。細かいですが!笑
そしてアウトロも余韻を与えずスパッと終わってしまうのが良いです!
3曲めはDixie Flatlineさんの「ジュガーバイン」です!歌唱は巡音ルカさんです!先日(1/29)お誕生日でした!おめでとうございます!
YouTubeに動画もありますので、ぜひ!!
youtube
https://youtu.be/TQbw-8aLbqM
この曲は私の大好きが詰まりまくっている曲ですね!
イントロからマジで好きです!
潰れたスネアみたいな音色のドラム!!気持ちいいです!
そして初っ端の歌詞が「夕立のような別れ話」ということで、この曲は失恋ソングというか、お別れの曲だと思うんですが、主人公のテンション感が淡々としていて、明るい印象を受けるのが特に印象的です。
別れたことで、行ってみたかったカフェに思いつきで行けちゃったり、なんかそういう雰囲気がわかるというか、うーん!!言い表すのが難しいですが、好きですね…
サビ前の歌詞も「君がいないとなんて 塞ぎ込んでいても 窓の向こうには 今日も素敵な世界が回っている」という…なんか妙に明るいんですよ。
でサビの歌詞です!
「その程度のこと」「君はその程度の人」
みたいな!!私は色々ここから読み取ってしまうのですが、本当に吹っ切れてせいせいした!みたいな風にもとれますし、そう思ってないと明るさを保てない、みたいな風にも受け取れてしまうんです。
自分に言い聞かせるかのように。どういう意味で歌詞を書いたのかは、書いた本人にしかわからないので、難しいのですが!色々な風に意味を見出せるのは楽しいなって思います!2番も自分の部屋を掃除していたり、パンケーキ作りに挑戦していたり、なんか良いですよね…!!
特に私が好きな歌詞はCメロにあって「あの人はシュガーバイン、水ないと生きれない 注ぐのはあたしじゃなくて構わない」という歌詞ですね…
あたしじゃなくても良いなら、もういいや!みたいな感じでしょうか?でもその通りだと思います!!真に必要としてくれる人が現れますように!という!!!謎視点からこの曲を聞いたりしてます!笑
そして「終わりは始まり」ですね!恋に関してはこれが全てだと思います!もう次に進むにはこう思うしかない気がします!笑
(あとここの「終わりは始まり」の歌い方が可愛くて好きです)
最後の歌詞が「あたしはあたしだから」っていうのが、最高に良いです!!!あなたはあなただよ!!!って言いたくなります!!!
この曲本当に好きですね〜!!!めっちゃ語ってしまった!すみません!
4曲めはcosMo@暴走Pの「廃都アトリエスタにて」です!!!歌唱は鏡音リンちゃんと鏡音レンくんです!!!
ニコニコ動画に動画がありますよ!ぜひ!
https://nico.ms/sm12821199
私的には、冬のボカロ曲といえば…で真っ先に思い浮かぶ曲です!!!
この曲本当に良すぎますね!!
ファンタジックで、壮大な感じも、冬っぽさを感じるメロディ!!リンちゃんとレンくんの歌唱も、何から何まで素敵すぎます!!!
名曲としかいえない…
歌詞もかなり可愛いんですよ…
喋り口調みたいなのも良いですが、Bメロの「かわいいと思ったり思わなかったり」って歌詞!!可愛さ溢れまくってますよね…
2番終わりのオートチューンのかかったコーラスが大好物すぎます。
1曲を通して物語が進んでいくのも良いですよね〜!!
いやー!!この曲最高すぎますね!!!大好きです!!
5曲めはYASUHIROさんの「月世界旅行」です!
こちらのバージョンはIAちゃんが歌唱しているアレンジ版というかリメイク?版となっております!YouTubeに動画もあるのでぜひ!!
youtube
https://youtu.be/kGP9GvCszaQ
この曲大好きなんです!!
イントロのピロピロ!!!すき!
1曲通してストーリー仕立てになっているので、そこも大好きです!!
この曲はキャッチーでポップで、でもどこか儚さを感じるんです!!
私はサビが大大大好きです!!
メロディラインも後ろの伴奏も何もかも私の好きを刺激してきます!!!!やばい!
2番は1番と同じ構成で進んでいくんですが、2番のサビ終わりから転調パレードが始まります!!楽しい!!!
紆余曲折を感じられて、この曲の大枠から��れないところで曲調が変わりまくっているのが���れます!!!!
ここからの展開も大すきです!!
ギターオンリーで歌っている部分も、ラスサビに向けてのワクワク感を助長させていて最高です!!そしてラスサビの歌詞もロマンチックな光景が描かれて、「あの娘が褒めてくれたような気がしてさ 明日もなんかがんばれそうだ」
ですよ!!!がんばれますね!!!!!!
アウトロのピコピコもコーラスも最高なんです!!!いやー!良い曲すぎる!!!
6曲めはアゴアニキさんの「HAKOBAKO PLAYER」です!!歌唱は初音ミクちゃん、鏡音リンちゃん、鏡音レンくんです!
ニコニコ動画に動画もありますよ!(サムネイルは刃牙という漫画のパロディです笑)
https://nico.ms/nm3363727
この曲はもう私のバイブルというか、もう私でしかないです。
箱から出られないという気持ちが死ぬほどわかります。うぅ
もう全ての歌詞が私に刺さるので、言うことが見つけられないです。
曲の感想でいうと、ハモリが心地よくて好きです。そして少し荒削りのようにも思えますが、胸に響くバンドサウンド…心にダイレクトにきます。
もう私の中で、この曲は魂に刻まれるほどの曲で多くを語るのは難しいのですが、大事で大切な曲なので紹介したかったというわけです!!!すみません!!!!!すきです!
7曲めはアヒル軍曹Pさんの「空中庭園」です!歌唱は歌い手のろんさんです!
ニコニコ動画に本家もありますので、ぜひそちらも聴いてみてください!本家は鏡音リンちゃんとレンくんが歌っています!
https://nico.ms/sm8425509
この曲はろんさんのアルバムに収録されていて、私はそこで初めて聴いた曲なんですが、良すぎて当時からかなりヘビロテしていました。私が生まれて初めて買ったアルバムで、初見の時はドキドキしながら全曲聴いていました笑なつかしい。
この曲本当に大好きですね。
ろんさんの声も素敵でカッコ良いです。
なんか言葉をうまく紡げないですね…
昔のことをめっちゃ思い出してしまいます…笑
目を瞑ってただただ聴いてしまいます。
ろんさんのこの歌声に救われていたなぁって思いますし、これからも救われていくでしょう…
ラスサビが特に、とにかく好きです。
歌声にパワーがあって心が揺さぶられてしまいます。自分もこんな風に歌ってみたいです。
いやー大好きすぎます。すみません、うまく文字に起こせなくて…
8曲めはナノウさんの「文学少年の憂鬱」です。歌唱はそらるさんです。
本家はYouTubeにあります!こちらはミクちゃんが歌唱しています。
youtube
https://youtu.be/Y_6PPoyFIWU
この曲も私の青春というか、懐かしくなってしまうんですよね。そらるさんの、歌声とこの曲の雰囲気がとてもマッチしていると思います。
そらるさんは昔から今も大好きな歌い手さんです。長く活動してくれて嬉しさしかないです。
この曲は切なくて苦しいんですけど、この苦しさがこの曲の良さだと思います。
中高生のころ、この曲を聴いて「たしかに何もかもを放り出して、どっか遠くに行きたいな」って思ったものです。
曲中に出てくる文学作品は太宰治の人間失格です。人間失格は太宰治の生涯を書いていると言われていて、ある種の遺言のような文学作品になっていると言えます。現に、この作品を書いて太宰治は自身の生涯を自らの手で終えています。
太宰治は文才があり、自身の人生を書に収めることが出来ましたが、この曲の主人公である文学少年にはそれができない。文学好きのただの人である所以ですね。それ故の憂鬱でもあると私は思います。
私もよくそういうふうに考えてしまいます。
ネガティブな意志が主体となっている作品を見たり、読んだりしても、「この人は表現できるかもしれないけど、自分には…」と考えてしまいます。音楽でも言えることかもしれません。
こんな感じでこの曲はいろんなことを考えてさせてくれるので大好きです。そらるさんの感情の込め方も大好きです。
最後の曲は19-iku-さんの「Dear」です。歌い手さんはセリユさんです。
本家はこちらから聴けます!是非聴いてください!!本家ではミクちゃんが歌唱しています!
https://nico.ms/sm2651288
Spotifyに本家がなくって、だけどこの曲を紹介したくて、探していたらセリユさんが歌唱しているものを見つけることができました!よかった…!ただ、アレンジが本家とは異なるので本家も是非聴いていただきたいです!
そしてこちらも併せて聴いてもらいたいです!
https://nico.ms/sm5132988
1番大好きな合唱動画です。
セリユさん歌唱verの方の話もします!
かなりゆったりとしたアレンジです。
なので歌詞もゆっくり頭に入ってきますね。
本当に大好きな曲です。
名曲すぎます。
セリユさんの歌声も透明感があって耳に馴染みますね…素敵です。
この曲を聴くと無条件で泣きそうになります。
歌詞がとても良いです。
わかりやすいというか、難しい言い回しとか無くて、ストレートに響く歌詞です。
この曲を本当に寂しいときに聞くと、ミクちゃんが守ってくれてるみたいな感じになります。
なんか安心します。
本当にいい歌。
紹介できてよかったです…!!
ということで以上が12月のお気に入りです!
ボカロ曲は私の青春でこれからも私の支えとなってくれます。愛しかないです。
いつかボカロ曲も作ってみたいです。というか自分で歌うよりもミクちゃんに歌ってもらいたいって思います笑、ラップは私がしたいけども!なんせ曲作りはしてみたいです!!!
ということで、ここまで見ていただき本当にありがとうございました!!今年もお気に入り紹介を毎月更新していきますので、何卒よろしくお願いします!!そして私のこともよろしくお願いします…!!!!
それでは今回はこの辺で、失礼します!
それでは、また!
(誤字脱字などは気付き次第修正します!)
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toubi-zekkai · 3 years
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厚着紳士
 夜明けと共に吹き始めた強い風が乱暴に街の中を掻き回していた。猛烈な嵐到来の予感に包まれた私の心は落ち着く場所を失い、未だ薄暗い部屋の中を一人右往左往していた。  昼どきになると空の面は不気味な黒雲に覆われ、強面の風が不気味な金切り声を上げながら羊雲の群れを四方八方に追い散らしていた。今にも荒れた空が真っ二つに裂けて豪雨が降り注ぎ蒼白い雷の閃光とともに耳をつんざく雷鳴が辺りに轟きそうな気配だったが、一向に空は割れずに雨も雷も落ちて来はしなかった。半ば待ち草臥れて半ば裏切られたような心持ちとなって家を飛び出した私はあり合わせの目的地を決めると道端を歩き始めた。
 家の中に居た時分、壁の隙間から止め処なく吹き込んで来る冷たい風にやや肌寒さを身に感じていた私は念には念を押して冬の格好をして居た。私は不意に遭遇する寒さと雷鳴と人間というものが大嫌いな人間だった。しかし家の玄関を出てしばらく歩いてみると暑さを感じた。季節は四月の半ばだから当然である。だが暑さよりもなおのこと強く肌身に染みているのは季節外れの格好をして外を歩いている事への羞恥心だった。家に戻って着替えて来ようかとも考えたが、引き返すには惜しいくらいに遠くまで歩いて来てしまったし、つまらない羞恥心に左右される事も馬鹿馬鹿しく思えた。しかしやはり恥ずかしさはしつこく消えなかった。ダウンジャケットの前ボタンを外して身体の表面を涼風に晒す事も考えたが、そんな事をするのは自らの過ちを強調する様なものでなおのこと恥ずかしさが増すばかりだと考え直した。  みるみると赤い悪魔の虜にされていった私の視線は自然と自分の同族を探し始めていた。この羞恥心を少しでも和らげ��うと躍起になっていたのだった。併せて薄着の蛮族達に心中で盛大な罵詈雑言を浴びせ掛けることも忘れなかった。風に短いスカートの裾を靡かせている女を見れば「けしからん破廉恥だ」と心中で眉をしかめ、ポロシャツの胸襟を開いてがに股で歩いている男を見れば「軟派な山羊男め」と心中で毒づき、ランニングシャツと短パンで道をひた向きに走る男を見れば「全く君は野蛮人なのか」と心中で断罪した。蛮族達は吐いて捨てる程居るようであり、片時も絶える事無く非情の裁きを司る私の目の前に現れた。しかし一方肝心の同志眷属とは中々出逢う事が叶わなかった。私は軽薄な薄着蛮族達と擦れ違うばかりの状況に段々と言い知れぬ寂寥の感を覚え始めた。今日の空が浮かべている雲の表情と同じように目まぐるしく移り変わって行く街色の片隅にぽつ念と取り残されている季節外れの男の顔に吹き付けられる風は全く容赦がなかった。  すると暫くして遠く前方に黒っぽい影が現れた。最初はそれが何であるか判然としなかったが、姿が近付いて来るにつれて紺のロングコートを着た中年の紳士だという事が判明した。厚着紳士の顔にはその服装とは対照的に冷ややかで侮蔑的な瞳と余情を許さない厳粛な皺が幾重も刻まれていて、風に靡く薄く毛の細い頭髪がなおのこと厳しく薄ら寒い印象に氷の華を添えていた。瞬く間に私の身内を冷ややかな緊張が走り抜けていった。強張った背筋は一直線に伸びていた。私の立場は裁く側から裁かれる側へと速やかに移行していた。しかし同時にそんな私の顔にも彼と同じ冷たい眼差しと威厳ある皺がおそらくは刻まれて居たのに違いない。私の面持ちと服装に疾風の如く視線を走らせた厚着紳士の瞳に刹那ではあるが同類を見つけた時に浮かぶあの親愛の情が浮かんでいた。  かくして二人の孤独な紳士はようやく相まみえたのだった。しかし紳士たる者その感情を面に出すことをしてはいけない。笑顔を見せたり握手をする等は全くの論外だった。寂しく風音が響くだけの沈黙の内に二人は互いのぶれない矜持を盛大に讃え合い、今後ともその厚着ダンディズムが街中に蔓延る悪しき蛮習に負けずに成就する事を祈りつつ、何事も無かったかの様に颯然と擦れ違うと、そのまま振り返りもせずに各々の目指すべき場所へと歩いて行った。  名乗りもせずに風と共に去って行った厚着紳士を私は密かな心中でプルースト君と呼ぶ事にした。プルースト君と出逢い、列風に掻き消されそうだった私の矜持は不思議なくらい息を吹き返した。羞恥心の赤い炎は青く清浄な冷や水によって打ち消されたのだった。先程まで脱ぎたくて仕方のなかった恥ずかしいダウンジャケットは紳士の礼服の風格を帯び、私は風荒れる街の道を威風堂々と闊歩し始めた。  しかし道を一歩一歩進む毎に紳士の誇りやプルースト君の面影は嘘のように薄らいでいった。再び羞恥心が生い茂る雑草の如く私の清らかな魂の庭園を脅かし始めるのに大して時間は必要無かった。気が付かないうちに恥ずかしい事だが私はこの不自然な恰好が何とか自然に見える方法を思案し始めていた。  例えば私が熱帯や南国から日本に遣って来て間もない異国人だという設定はどうだろうか?温かい国から訪れた彼らにとっては日本の春の気候ですら寒く感じるはずだろう。当然彼らは冬の格好をして外を出歩き、彼らを見る人々も「ああ彼らは暑い国の人々だからまだ寒く感じるのだな」と自然に思うに違いない。しかし私の風貌はどう見ても平たい顔の日本人であり、彼ら���顔に深々と刻まれて居る野蛮な太陽の燃える面影は何処にも見出す事が出来無かった。それよりも風邪を引いて高熱を出して震えている病人を装った方が良いだろう。悪寒に襲われながらも近くはない病院へと歩いて行かねばならぬ、重苦を肩に背負った病の人を演じれば、見る人は冬の格好を嘲笑うどころか同情と憐憫の眼差しで私を見つめる事に違いない。こんな事ならばマスクを持ってくれば良かったが、マスク一つを取りに帰るには果てしなく遠い場所まで歩いて来てしまった。マスクに意識が囚われると、マスクをしている街の人間の多さに気付かされた。しかし彼らは半袖のシャツにマスクをしていたりスカートを履きながらマスクをしている。一体彼らは何の為にマスクをしているのか理解に苦しんだ。  暫くすると、私は重篤な病の暗い影が差した紳士見習いの面持ちをして難渋そうに道を歩いていた。それは紳士である事と羞恥心を軽減する事の折衷策、悪く言うならば私は自分を誤魔化し始めたのだった。しかしその効果は大きいらしく、擦れ違う人々は皆同情と憐憫の眼差しで私の顔を伺っているのが何となく察せられた。しかしかの人々は安易な慰めを拒絶する紳士の矜持をも察したらしく私に声を掛けて来る野暮な人間は誰一人として居なかった。ただ、紐に繋がれて散歩をしている小さな犬がやたらと私に向かって吠えて来たが、所詮は犬や猫、獣の類にこの病の暗い影が差した厚着紳士の美学が理解出来るはずも無かった。私は子犬に吠えられ背中や腋に大量の汗を掻きながらも未だ誇りを失わずに道を歩いていた。  しかし度々通行人達の服装を目にするにつれて、段々と私は自分自身が自分で予想していたよりは少数部族では無いという事に気が付き始めていた。歴然とした厚着紳士は皆無だったが、私のようにダウンを着た厚着紳士見習い程度であったら見つける事もそう難しくはなかった。恥ずかしさが少しずつ消えて無くなると抑え込んでいた暑さが急激に肌を熱し始めた。視線が四方に落ち着かなくなった私は頻りと人の視線を遮る物陰を探し始めた。  泳ぐ視線がようやく道の傍らに置かれた自動販売機を捉えると、駆けるように近付いて行ってその狭い陰に身を隠した。恐る恐る背後を振り返り誰か人が歩いて来ないかを確認すると運悪く背後から腰の曲がった老婆が強風の中難渋そうに手押し車を押して歩いて来るのが見えた。私は老婆の間の悪さに苛立ちを隠せなかったが、幸いな事に老婆の背後には人影が見られなかった。あの老婆さえ遣り過ごしてしまえばここは人々の視線から完全な死角となる事が予測出来たのだった。しかしこのまま微動だにせず自動販売機の陰に長い間身を隠しているのは怪し過ぎるという思いに駆られて、渋々と歩み出て自動販売機の目の前に仁王立ちになると私は腕を組んで眉間に深い皺を作った。買うべきジュースを真剣に吟味選抜している紳士の厳粛な態度を装ったのだった。  しかし風はなお強く老婆の手押し車は遅々として進まなかった。自動販売機と私の間の空間はそこだけ時間が止まっているかのようだった。私は緊張に強いられる沈黙の重さに耐えきれず、渋々ポケットから財布を取り出し、小銭を掴んで自動販売機の硬貨投入口に滑り込ませた。買いたくもない飲み物を選ばさられている不条理や屈辱感に最初は腹立たしかった私もケース内に陳列された色取り取りのジュース缶を目の前にしているうちに段々と本当にジュースを飲みたくなって来てその行き場の無い怒りは早くボタンを押してジュースを手に入れたいというもどかしさへと移り変わっていった。しかし強風に負けじとか細い腕二つで精一杯手押し車を押して何とか歩いている老婆を責める事は器量甚大懐深き紳士が為す所業では無い。そもそも恨むべきはこの強烈な風を吹かせている天だと考えた私は空を見上げると恨めしい視線を天に投げ掛けた。  ようやく老婆の足音とともに手押し車が地面を擦る音が背中に迫った時、私は満を持して自動販売機のボタンを押した。ジュースの落下する音と共に私はペットボトルに入ったメロンソーダを手に入れた。ダウンの中で汗を掻き火照った身体にメロンソーダの冷たさが手の平を通して心地よく伝わった。暫くの間余韻に浸っていると老婆の手押し車が私の横に現れ、みるみると通り過ぎて行った。遂に機は熟したのだった。私は再び自動販売機の物陰に身を隠すと念のため背後を振り返り人の姿が見えない事を確認した。誰も居ないことが解ると急ぐ指先でダウンジャケットのボタンを一つまた一つと外していった。最後に上から下へとファスナーが降ろされると、うっとりとする様な涼しい風が開けた中のシャツを通して素肌へと心地良く伝わって来た。涼しさと開放感に浸りながら手にしたメロンソーダを飲んで喉の渇きを潤した私は何事も無かったかのように再び道を歩き始めた。  坂口安吾はかの著名な堕落論の中で昨日の英雄も今日では闇屋になり貞淑な未亡人も娼婦になるというような意味の事を言っていたが、先程まで厚着紳士見習いだった私は破廉恥な軟派山羊男に成り下がってしまった。こんな格好をプルースト君が見たらさぞかし軽蔑の眼差しで私を見詰める事に違いない。たどり着いた駅のホームの長椅子に腰をかけて、何だか自身がどうしようもなく汚れてしまったような心持ちになった私は暗く深く沈み込んでいた。膝の上に置かれた飲みかけのメロンソーダも言い知れぬ哀愁を帯びているようだった。胸を内を駆け巡り始めた耐えられぬ想いの脱出口を求めるように視線を駅の窓硝子越しに垣間見える空に送ると遠方に高く聳え立つ白い煙突塔が見えた。煙突の先端から濛々と吐き出される排煙が恐ろしい程の速さで荒れた空の彼岸へと流されている。  耐えられぬ思いが胸の内を駆け駅の窓硝子越しに見える空に視線を遣ると遠方に聳える白い煙突塔から濛々と吐き出されている排煙が恐ろしい速度で空の彼岸へと流されている様子が見えた。目には見えない風に流されて行く灰色に汚れた煙に対して、黒い雲に覆われた空の中に浮かぶ白い煙突塔は普段青い空の中で見ている雄姿よりもなおのこと白く純潔に光り輝いて見えた。何とも言えぬ気持の昂ぶりを覚えた私は思わずメロンソーダを傍らに除けた。ダウンジャケットの前ボタンに右手を掛けた。しかしすぐにまた思い直すと右手の位置を元の場所に戻した。そうして幾度となく決意と逡巡の間を行き来している間に段々と駅のホーム内には人間が溢れ始めた。強風の影響なのか電車は暫く駅に来ないようだった。  すると駅の階段を昇って来る黒い影があった。その物々しく重厚な風貌は軽薄に薄着を纏った人間の群れの中でひと際異彩を放っている。プルースト君だった。依然として彼は分厚いロングコートに厳しく身を包み込み、冷ややかな面持ちで堂々と駅のホームを歩いていたが、薄い頭髪と額には薄っすらと汗が浮かび、幅広い額を包むその辛苦の結晶は天井の蛍光灯に照らされて燦燦と四方八方に輝きを放っていた。私にはそれが不撓不屈の王者だけが戴く栄光の冠に見えた。未だ変わらずプルースト君は厚着紳士で在り続けていた。  私は彼の胸中に宿る鋼鉄の信念に感激を覚えると共に、それとは対照的に驚く程簡単に退転してしまった自分自身の脆弱な信念を恥じた。俯いて視線をホームの床に敷き詰められた正方形タイルの繋ぎ目の暗い溝へと落とした。この惨めな敗残の姿が彼の冷たい視線に晒される事を恐れ心臓から足の指の先までが慄き震えていた。しかしそんな事は露とも知らぬプルースト君はゆっくりとこちらへ歩いて来る。迫り来る脅威に戦慄した私は慌ててダウンのファスナーを下から上へと引き上げた。紳士の体裁を整えようと手先を闇雲に動かした。途中ダウンの布地が間に挟まって中々ファスナーが上がらない問題が浮上したものの、結局は何とかファスナーを上まで閉め切った。続けてボタンを嵌め終えると辛うじて私は張りぼてだがあの厚着紳士見習いの姿へと復活する事に成功した。  膝の上に置いてあった哀愁のメロンソーダも何となく恥ずかしく邪魔に思えて、隠してしまおうとダウンのポケットの中へとペットボトルを仕舞い込んでいた時、華麗颯爽とロングコートの紺色の裾端が視界の真横に映り込んだ。思わず私は顔を見上げた。顔を上方に上げ過ぎた私は天井の蛍光灯の光を直接見てしまった。眩んだ目を閉じて直ぐにまた開くとプルースト君が真横に厳然と仁王立ちしていた。汗ばんだ蒼白い顔は白い光に包まれてなおのこと白く、紺のコートに包まれた首から上は先程窓から垣間見えた純潔の白い塔そのものだった。神々しくさえあるその立ち姿に畏敬の念を覚え始めた私の横で微塵も表情を崩さないプルースト君は優雅な動作で座席に腰を降ろすとロダンの考える人の様に拳を作った左手に顎を乗せて対岸のホームに、いやおそらくはその先の彼方にある白い塔にじっと厳しい視線を注ぎ始めた。私は期待を裏切らない彼の態度及び所作に感服感激していたが、一方でいつ自分の棄教退転が彼に見破られるかと気が気ではなくダウンジャケットの中は冷や汗で夥しく濡れ湿っていた。  プルースト君が真実の威厳に輝けば輝く程に、その冷たい眼差しの一撃が私を跡形もなく打ち砕くであろう事は否応無しに予想出来る事だった。一刻も早く電車が来て欲しかったが、依然として電車は暫くこの駅にはやって来そうになかった。緊張と沈黙を強いられる時間が二人の座る長椅子周辺を包み込み、その異様な空気を察してか今ではホーム中に人が溢れ返っているのにも関わらず私とプルースト君の周りには誰一人近寄っては来なかった。群衆の騒めきでホーム内は煩いはずなのに不思議と彼らの出す雑音は聞こえなかった。蟻のように蠢く彼らの姿も全く目に入らず、沈黙の静寂の中で私はただプルースト君の一挙手に全神経を���いでいた。  すると不意にプルースト君が私の座る右斜め前に視線を落とした。突然の動きに驚いて気が動転しつつも私も追ってその視線の先に目を遣った。プルースト君は私のダウンジャケットのポケットからはみ出しているメロンソーダの頭部を見ていた。私は愕然たる思いに駆られた。しかし今やどうする事も出来ない。怜悧な思考力と電光石火の直観力を併せ持つ彼ならばすぐにそれが棄教退転の証拠だという事に気が付くだろう。私は半ば観念して恐る恐るプルースト君の横顔を伺った。悪い予感は良く当たると云う。案の定プルースト君の蒼白い顔の口元には哀れみにも似た冷笑が至極鮮明に浮かんでいた。  私はというとそれからもう身を固く縮めて頑なに瞼を閉じる事しか出来なかった。遂に私が厚着紳士道から転がり落ちて軟派な薄着蛮族の一員と成り下がった事を見破られてしまった。卑怯千万な棄教退転者という消す事の出来ない烙印を隣に座る厳然たる厚着紳士に押されてしまった。  白い煙突塔から吐き出された排煙は永久に恥辱の空を漂い続けるのだ。あの笑みはかつて一心同体であった純白の塔から汚れてしまった灰色の煙へと送られた悲しみを押し隠した訣別の笑みだったのだろう。私は彼の隣でこのまま電車が来るのを待ち続ける事が耐えられなくなって来た。私にはプルースト君と同じ電車に乗る資格はもう既に失われているのだった。今すぐにでも立ち上がってそのまま逃げるように駅を出て、家に帰ってポップコーンでも焼け食いしよう、そうして全てを忘却の風に流してしまおう。そう思っていた矢先、隣のプルースト君が何やら慌ただしく動いている気配が伝わってきた。私は薄目を開いた。プルースト君はロングコートのポケットの中から何かを取り出そうとしていた。メロンソーダだった。驚きを隠せない私を尻目にプルースト君は渇き飢えた飼い豚のようにその薄緑色の炭酸ジュースを勢い良く飲み始めた。みるみるとペットボトルの中のメロンソーダが半分以上が無くなった。するとプルースト君は下品極まりないげっぷを数回したかと思うと「暑い、いや暑いなあ」と一人小さく呟いてコートのボタンをそそくさと外し始めた。瞬く間にコートの前門は解放された。中から汚い染みの沢山付着した白いシャツとその白布に包まれただらしのない太鼓腹が堂々と姿を現した。  私は暫くの間呆気に取られていた。しかしすぐに憤然と立ち上がった。長椅子に座ってメロンソーダを飲むかつてプルースト君と言われた汚物を背にしてホームの反対方向へ歩き始めた。出来る限りあの醜悪な棄教退転者から遠く離れたかった。暫く歩いていると、擦れ違う人々の怪訝そうな視線を感じた。自分の顔に哀れな裏切り者に対する軽侮の冷笑が浮かんでいる事に私は気が付いた。  ホームの端に辿り着くと私は視線をホームの対岸にその先の彼方にある白い塔へと注いた。黒雲に覆われた白い塔の陰には在りし日のプルースト君の面影がぼんやりとちらついた。しかしすぐにまた消えて無くなった。暫くすると白い塔さえも風に流れて来た黒雲に掻き消されてしまった。四角い窓枠からは何も見え無くなり、軽薄な人間達の姿と騒めきが壁に包まれたホーム中に充満していった。  言い知れぬ虚無と寂寥が肌身に沁みて私は静かに両の瞳を閉じた。周囲の雑音と共に色々な想念が目まぐるしく心中を通り過ぎて行った。プルースト君の事、厚着紳士で在り続けるという事、メロンソーダ、白い塔…、プルースト君の事。凡そ全てが雲や煙となって無辺の彼方へと押し流されて行った。真夜中と見紛う暗黒に私の全視界は覆われた。  間もなくすると闇の天頂に薄っすらと白い点が浮かんだ。最初は小さく朧げに白く映るだけだった点は徐々に膨張し始めた。同時に目も眩む程に光り輝き始めた。終いには白銀の光を溢れんばかりに湛えた満月並みの大円となった。実際に光は丸い稜線から溢れ始めて、激しい滝のように闇の下へと流れ落ち始めた。天頂から底辺へと一直線に落下する直瀑の白銀滝は段々と野太くなった。反対に大円は徐々に縮小していって再び小さな点へと戻っていった。更にはその点すらも闇に消えて、視界から見え無くなった直後、不意に全ての動きが止まった。  流れ落ちていた白銀滝の軌跡はそのままの光と形に凝固して、寂滅の真空に荘厳な光の巨塔が顕現した。その美々しく神々しい立ち姿に私は息をする事さえも忘れて見入った。最初は塔全体が一つの光源体の様に見えたが、よく目を凝らすと恐ろしく小さい光の結晶が高速で点滅していて、そうした極小微細の光片が寄り集まって一本の巨塔を形成しているのだという事が解った。その光の源が何なのかは判別出来なかったが、それよりも光に隙間無く埋められている塔の外壁の内で唯一不自然に切り取られている黒い正方形の個所がある事が気になった。塔の頂付近にその不可解な切り取り口はあった。怪しみながら私はその内側にじっと視線を集中させた。  徐々に瞳が慣れて来ると暗闇の中に茫漠とした人影の様なものが見え始めた。どうやら黒い正方形は窓枠である事が解った。しかしそれ以上は如何程目を凝らしても人影の相貌は明確にならなかった。ただ私の方を見ているらしい彼が恐ろしい程までに厚着している事だけは解った。あれは幻の厚着紳士なのか。思わず私は手を振ろうとした。しかし紳士という言葉の響きが振りかけた手を虚しく元の位置へと返した。  すると間も無く塔の根本周辺が波を打って揺らぎ始めた。下方からから少しずつ光の塔は崩れて霧散しだした。朦朧と四方へ流れ出した光群は丸く可愛い尻を光らせて夜の河を渡っていく銀蛍のように闇の彼方此方へと思い思いに飛んで行った。瞬く間に百千幾万の光片が暗闇一面を覆い尽くした。  冬の夜空に散りばめられた銀星のように暗闇の満天に煌く光の屑は各々少しずつその輝きと大きさを拡大させていった。間もなく見つめて居られ無い程に白く眩しくなった。耐えられ無くなった私は思わず目を見開いた。するとまた今度は天井の白い蛍光灯の眩しさが瞳を焼いた。いつの間にか自分の顔が斜め上を向いていた事に気が付いた。顔を元の位置に戻すと、焼き付いた白光が徐々に色褪せていった。依然として変わらぬホームの光景と。周囲の雑多なざわめきが目と耳に戻ると、依然として黒雲に覆い隠されている窓枠が目に付いた。すぐにまた私は目を閉じた。暗闇の中をを凝視してつい先程まで輝いていた光の面影を探してみたが、瞼の裏にはただ沈黙が広がるばかりだった。  しかし光り輝く巨塔の幻影は孤高の紳士たる決意を新たに芽生えさせた。私の心中は言い知れない高揚に包まれ始めた。是が非でも守らなければならない厚着矜持信念の実像をこの両の瞳で見た気がした。すると周囲の雑音も不思議と耳に心地よく聞こえ始めた。  『この者達があの神聖な光を見る事は決して無い事だろう。あの光は選ばれた孤高の厚着紳士だけが垣間見る事の出来る祝福の光なのだ。光の巨塔の窓に微かに垣間見えたあの人影はおそらく未来の自分だったのだろう。完全に厚着紳士と化した私が現在の中途半端な私に道を反れることの無いように暗示訓戒していたに違いない。しかしもはや誰に言われなくても私が道を踏み外す事は無い。私の上着のボタンが開かれる事はもう決して無い。あの白い光は私の脳裏に深く焼き付いた』  高揚感は体中の血を上気させて段々と私は喉の渇きを感じ始めた。するとポケットから頭を出したメロンソーダが目に付いた。再び私の心は激しく揺れ動き始めた。  一度は目を逸らし二度目も逸らした。三度目になると私はメロンソーダを凝視していた。しかし迷いを振り払うかの様に視線を逸らすとまたすぐに前を向いた。四度目、私はメロンソーダを手に持っていた。三分の二以上減っていて非常に軽い。しかしまだ三分の一弱は残っている。ペットボトルの底の方で妖しく光る液体の薄緑色は喉の渇き切った私の瞳に避け難く魅惑的に映った。  まあ、喉を潤すぐらいは良いだろう、ダウンの前を開かない限りは。私はそう自分に言い聞かせるとペットボトルの口を開けた。間を置かないで一息にメロンソーダを飲み干した。  飲みかけのメロンソーダは炭酸が抜けきってしつこい程に甘く、更には生ぬるかった。それは紛れも無く堕落の味だった。腐った果実の味だった。私は何とも言えない苦い気持ちと後悔、更には自己嫌悪の念を覚えて早くこの嫌な味を忘れようと盛んに努めた。しかし舌の粘膜に絡み付いた甘さはなかなか消える事が無かった。私はどうしようも無く苛立った。すると突然隣に黒く長い影が映った。プルースト君だった。不意の再再会に思考が停止した私は手に持った空のメロンソーダを隠す事も出来ず、ただ茫然と突っ立っていたが、すぐに自分が手に握るそれがとても恥ずかしい物のように思えて来てメロンソーダを慌ててポケットの中に隠した。しかしプルースト君は私の隠蔽工作を見逃しては居ないようだった。すぐに自分のポケットから飲みかけのメロンソーダを取り出すとプルースト君は旨そうに大きな音を立ててソーダを飲み干した。乾いたゲップの音の響きが消える間もなく、透明になったペットボトルの蓋を華麗優雅な手捌きで閉めるとプルースト君はゆっくりとこちらに視線を向けた。その瞳に浮かんでいたのは紛れもなく同類を見つけた時に浮かぶあの親愛の情だった。  間もなくしてようやく電車が駅にやって来た。プルースト君と私は仲良く同じ車両に乗った。駅に溢れていた乗客達が逃げ場無く鮨詰めにされて居る狭い車内は冷房もまだ付いておらず蒸し暑かった。夥しい汗で額や脇を濡らしたプルースト君の隣で私はゆっくりとダウンのボタンに手を掛けた。視界の端に白い塔の残映が素早く流れ去っていった。
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