Tumgik
#人が何か自分の務めを果たすというときにはワクワクするような面白みを強く持ってほしい
bookmeter-blog · 1 year
Text
読書メーターで読みたい本登録数が多い「日経BPの本」の紹介
こんにちは!読書メーター運営事務局です。 今 BOOK☆WALKERで、48時間限定!「日経の本」を購入するとコイン50%還元!キャンペーン実施中!
★ 詳細はこちらのバナーをクリック▼
Tumblr media
本キャンペーンの対象書誌の中で、読書メーターで"読みたい本登録数"が多い作品をピックアップし、読書メーターユーザのコメントと共にご紹介! 気になる本があったら、ぜひこの機会にBOOK☆WALKERで購入してみてください。
 「言葉にできる」は武器になる。
Tumblr media
 
コピーライターの著者が考えや想いを言語化する際のプロセスや手法を解説した本。コミュニケーションの方法として言語化は必須であるが、本書では思考を内と外に分類し特に内に向かう言葉の重要性を訴えている。(チャーさん)
︎▶︎BOOK☆WALKER ストアへ
 試し読みする   読みたい本に登録する
 もし幕末に広報がいたら 「大政奉還」のプレスリリース書いてみた
Tumblr media
 
歴史好きに是非お勧めしたい本。 ある程度歴史的な知識があれば、プレスリリースの各所にちりばめられた「ネタ」にニヤリとすること間違いなしです。(Koichi Moriさん)
︎▶︎BOOK☆WALKER ストアへ
読みたい本に登録する
 FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣
Tumblr media
 
凝り固まった過去の思い込みだけを信じるのではなく、しっかり現実を見て何が必要で何が必要ではないのかをしっかり見極めることが必要だと考えさせられる本だった。(はるとさん)
︎▶︎BOOK☆WALKER ストアへ
 試し読みする   読みたい本に登録する
 世界「倒産」図鑑 波乱万丈25社でわかる失敗の理由
Tumblr media
 
様々な企業の倒産事例を原因を分類してイラストを交えてわかりやすく紹介されており、読み物として面白かった。(Junkさん)
︎▶︎BOOK☆WALKER ストアへ
 試し読みする   読みたい本に登録する
 推しエコノミー 「仮想一等地」が変えるエンタメの未来
Tumblr media
 
日本のエンタメ業界の変化、ユーザーの変化、そして国際間の競争の変化について書かれていた。世代的にとても共感できる点が多く、今起きていることは確かにこういうことだと納得できた。(ドミノさん)
︎▶︎BOOK☆WALKER ストアへ
 試し読みする   読みたい本に登録する
 「ハコヅメ」仕事論 女性警察官が週刊連載マンガ家になって成功した理由
Tumblr media
 
ハコヅメ作者による警察官時代と漫画家時代の仕事にまつわる話をインタビュー形式でまとめたビジネス書。ハコヅメファンは買って損がない1冊。(もちもちくんさん)
︎▶︎BOOK☆WALKER ストアへ
 試し読みする   読みたい本に登録する
 この世にたやすい仕事はない
Tumblr media
 
ちょっと変わった仕事ばかりを紹介される女性のお話し。各章のどの仕事も面白そうで、私もちょっと変わった仕事を探してみたくなった。(おーはしさん)
︎▶︎BOOK☆WALKER ストアへ
 試し読みする   読みたい本に登録する
 「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。
Tumblr media
 
100冊に及ぶ文章の書き方を分析して共通する指摘をベスト100に整理。 役に立たない筈がない。 実際、非常に勉強になった。 文章に苦手意識をお持ちの方にお勧めする。(Kolonさん)
︎▶︎BOOK☆WALKER ストアへ
 試し読みする   読みたい本に登録する
 LISTEN――知性豊かで創造力がある人になれる
Tumblr media
 
様々な視点から聞くとについての知見を与えられて面白かったし、この本の内容は人と話題にしやすい。凝り固まった他者との付き合い方をほぐし、相手の話を腰を据えて聞いてみようと思わせてくれる。(紅茶.さん)
︎▶︎BOOK☆WALKER ストアへ
 試し読みする   読みたい本に登録する
 天才を殺す凡人 職場の人間関係に悩む、すべての人へ
Tumblr media
 
天才と秀才と凡人の関係性をわかりやすく喝破してくれる本。対話型の、達人(イヌだけど)と私のやり取りは「嫌われる勇気」スタイルを取り入れたものだろうけど、十分成立していると思う。(Hiroさん)
︎▶︎BOOK☆WALKER ストアへ
 試し読みする   読みたい本に登録する
 父がひとりで死んでいた 離れて暮らす親のために今できること
Tumblr media
 
著者とは状況が似ている所も違う所もあるが、自分に重ねる所もあったし、今後の参考になりそうな所もあった。最後、前向きな感じで締めくくられていて良かった。(イカカイガカさん)
︎▶︎BOOK☆WALKER ストアへ
 試し読みする   読みたい本に登録する
 世界「失敗」製品図鑑 「攻めた失敗」20例でわかる成功への近道
Tumblr media
 
失敗した製品の図鑑ですが、失敗後のリカバリーまでフォローしている優しい視線の本。著者の挑戦に対するリスペクトがあるのでしょう。ただし、一部の甘い見通しにより失敗した製品に対しては厳しい。(てつJapanさん)
︎▶︎BOOK☆WALKER ストアへ
 試し読みする   読みたい本に登録する
 Unlearn(アンラーン) 人生100年時代の新しい「学び」
Tumblr media
 
なるほど~とイメージしやすかった。行間が大きくて字数は多くなく、読みやすい。知らず知らず凝り固まっている脳の中をニュートラルに戻す。サクッと大事なことを言っている気がした。(フリット)
︎▶︎BOOK☆WALKER ストアへ
 試し読みする   読みたい本に登録する
 2030 半導体の地政学 戦略物資を支配するのは誰か
Tumblr media
 
本書は半導体が作られるまでに、どんな企業が関与し、各国がその企業の力を国力としてどう使っている(使おうとしている)のかを解説する。近年の国際情勢を見る上で大変参考になった。(Satochanさん)
︎▶︎BOOK☆WALKER ストアへ
 試し読みする   読みたい本に登録する
 ルールの世界史
Tumblr media
 
わかりやすく平易な言葉で書かれているので、すぐ読み終えられる。面白かったのはビジネスの観点よりも世界史等で知った点が線になったところ。(ピカタさん)
︎▶︎BOOK☆WALKER ストアへ
 試し読みする   読みたい本に登録する
 お金が貯まる人は、なぜ部屋がきれいなのか 「自然に貯まる人」がやっている50の行動
Tumblr media
 
老後や親の介護の負担など何となくしか考えていなかったけど、今からでもその生活をちょっとでも想像してみようかなという気になった。(チョコさん)
︎▶︎BOOK☆WALKER ストアへ
 試し読みする   読みたい本に登録する
 ウォール街のランダム・ウォーカー 株式投資の不滅の真理
Tumblr media
 
堅実なインデックス投資を勧める手引書だがそれ以外の手法についても説明しており分かりやすい。歴史を概説する第1部など、読み物としても面白い。(nick2208さん)
︎▶︎BOOK☆WALKER ストアへ
 試し読みする   読みたい本に登録する
 ビジョナリー・カンパニーZERO ゼロから事業を生み出し、偉大で永続的な企業になる
Tumblr media
 
上向きな内容に鼓舞され、これまでの仕事人生を振り返ると共に、残された十数年を何処に向かって進んで行こうか、を考えさせられる1冊だった。(いぐさん)
︎▶︎BOOK☆WALKER ストアへ
 試し読みする   読みたい本に登録する
 2040年の未来予測
Tumblr media
 
これ本当に2040年までに起こる現象なのかと読んだ当初は思ったが、スマホの概念のない20年前から携帯の主流となった今を思うと、2040年までに現実として起こりえると感じた。(にのミンさん)
︎▶︎BOOK☆WALKER ストアへ
 試し読みする   読みたい本に登録する
 「話し方のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。
Tumblr media
 
話し方について効果の高いテクニックがギュッと詰まってる。「会話は「相手」を中心に」を本当にできるようになりたい。(Nori Ebiさん)
︎▶︎BOOK☆WALKER ストアへ
 試し読みする   読みたい本に登録する
 ひとりほぐし―肩こり 便秘 たるみ むくみ うつうつを自分の手でときほぐす!
Tumblr media
 
寝る前にパラパラっと眺めて、ちょっと真似して身体をほぐすと熟睡できる。本の通りにやらなくてもなんとなく身体をさするだけでも効果あり。イラスト豊富でなかなかの良書。(夏野菜さん)
︎▶︎BOOK☆WALKER ストアへ
 試し読みする   読みたい本に登録する
 コンテナ物語 世界を変えたのは「箱」の発明だった 増補改訂版
Tumblr media
 
こんなにワクワクする本を読んだのはいつ以来だろう。コンテナ輸送の父、マルコム・マクリーン。細かいことは一切頓着せず、とりあえずやってみる。急展開に次ぐ、急展開で頁を捲る手が止まらない(ケンタさん)
︎▶︎BOOK☆WALKER ストアへ
 試し読みする   読みたい本に登録する
 整える習慣
Tumblr media
 
身の回り、時間、人間関係、体、食、行動パターン、メンタル、自分らしさの8つの整え方を自律神経を軸に紹介している。体調に限らず、仕事や人間関係などの調子が良くないときは是非読み返したい。(しみーさん)
︎▶︎BOOK☆WALKER ストアへ
 試し読みする   読みたい本に登録する
 読書大全 世界のビジネスリーダーが読んでいる経済・哲学・歴史・科学200冊
Tumblr media
 
神話から最先端の科学に至る、壮大な知の大系の道標。手元に置いておきたい一冊。(ta_chankoさん)
︎▶︎BOOK☆WALKER ストアへ
 試し読みする   読みたい本に登録する
 RANGE(レンジ)知識の「幅」が最強の武器になる
Tumblr media
 
非常に幅広い分野から、統計的にエビデンスがある結果も参照しつつ、早期の専門特化を推奨する現代の風潮に警鐘を鳴らす一冊だった。(Taizoさん)
︎▶︎BOOK☆WALKER ストアへ
 試し読みする   読みたい本に登録する
 良い戦略、悪い戦略
Tumblr media
 
戦略を考える上で非常に参考になる一冊。戦略とは目標ではなく手段である。切羽詰まったときにこそ必要。テコが重要だがたくさんの支点は不要で一転集中。経営における戦略と科学における仮説は似ている。(aikenさん)
︎▶︎BOOK☆WALKER ストアへ
 試し読みする   読みたい本に登録する
 誰もが人を動かせる! あなたの人生を変えるリーダーシップ革命
Tumblr media
 
要約動画も見たが、実際に読んで良かったと思える一冊。筆者の熱量が、圧が凄くて冷めてる私の心が震える。(大麦麦芽さん)
︎▶︎BOOK☆WALKER ストアへ
 試し読みする   読みたい本に登録する
 会計の世界史 イタリア、イギリス、アメリカ――500年の物語
Tumblr media
 
名著。一冊読むだけで、会計の深い理解と、経済史が学べてしまう素晴らしい本。なぜこの会計項目があるのかの歴史的な意義がよく分かった。(スクワッターさん)
︎▶︎BOOK☆WALKER ストアへ
 試し読みする   読みたい本に登録する
 ポストモーテム みずほ銀行システム障害 事後検証報告
Tumblr media
 
コンピュータ専門誌としてこの問題を取り上げなければいけないという矜持がひしひしと伝わって来る。内容は専門的だが、読者の理解度を調整することで、驚くほど鮮明に問題点が浮かび上がる。(アンディ・ワイスさん)
︎▶︎BOOK☆WALKER ストアへ
 試し読みする   読みたい本に登録する
0 notes
usickyou · 2 years
Text
ベイビー・コーリング・ユー
 ハーイ、あたし宮本フレデリカ。フランス人のママと日本人のパパの間に生まれた20才、になったのってついこの間みたいな気がするけど、もう半年くらい前なんだね。なんならさっきまでよちよち歩きだった気もするけど、ああ、時間ってほんとにあたしたちを待ってくれないんだね。命みじかし恋せよオトメ、って昔の偉い人はやっぱりいいこと言うよね。だから、あたしは恋をする。今日も明日も、この先もずっと、おはようしてからお休みを言って、眠ってる間もずっと恋をしてる。だけど今、目を覚ましたら恋人はもうベッドにいなくて、こんな日って、きっと何かが起きるんだ。「しきちゃん、どこー」って扉を開いて、なんと、外ではセミが鳴いてる。夏はとっくに始まってるのに、ちょっと遅いよね。おねぼうさん。「フレちゃん。見て見てー」ってなんと、テーブルにはしきちゃんがこしらえたお料理が並んでる。カボチャの冷製スープ、冷やしトマトにアボガドのサラダ、自家製のヨーグルトにマンゴーソースを添えて、そして、ひやむぎ。食卓はなんてインターナショナルな装い。「ああん、愛してるよー」「にゃはは、あたしもー」って最初のキスで恋が始まる。毎日、新しく。昇りきる前の朝の光とか、空の果てまで続くヒマワリ畑とか、そんな感じ。「じゃあ、いただきまーす」「あ、ちょっとちょっと待って待って」手を合わせたしきちゃん、のふくれたほっぺ。と一緒に遅すぎる朝ごはん(もうお昼ご飯かも)をあたしのカメラにおさめる。「はーい笑ってわらってー」「フレちゃんも笑ってー」「こう?」「こう!」あたしたちと食卓をファインダーにおさめる。笑顔とピースサイン、ちょっと見切れたヨーグルト。一緒に撮る写真、ぜんぶ宝物になる。「じゃあ今度こそ、いただきまーす」「いただきまーす」片手におさまるピンク色のカメラ、買ったのって誕生日のちょっと前。二人の写真もみんなの写真もピンぼけの写真も全部とってあるから、もうすごい枚数になってる。「消し方教えてあげよっか」って笑ったあの子の写真だって、もちろんとってあるよ。全部ぜんぶ、大切でしょうがないんだもん。「このドレッシングおいしいねえ」「でしょでしょ、あたしの調合なんだ」次はもっとおいしくなるよーってスライスした玉ねぎをかじる、しきちゃんが料理に凝り始めたのは、この春頃から。器用で感覚も鋭いから(だと思ってたんだ)めきめき上達して、もうあたしよりずっとお料理上手。幸せなのは、一緒にキッチンに並ぶ時間。一緒に何かをつくる瞬間って、すごく、満たされた気持ちになるんだ。「で、何見つけたの?」ってあたしはワクワクしながら訊ねる。だけどしきちゃん「なーんにも」ってとぼけてスプーンに乗っけたヨーグルトをふるふる揺らしてみせる。ヨーグルトとあたしを交互に眺めて、にっこり笑ってぱくん。「うそ、見せたいものがあるよ」「ごちそうさましてからだね」それからあたしたち、おしゃべりしながら、たっぷり時間をかけてヨーグルトを味わう。お片付けをして、新しいヨーグルトを仕込んで、100パーセントのオレンジジュースとアイスコーヒーで一息ついてから、階段を昇る。バルコニーから「ちゃんと片付けようね、後で」って出しっぱなしのビニールプールを横目にして、非常用のはしごで屋上へ。もう一つはじごを「フレちゃん平気?」「高いとこ、好きだよ」昇って貯水槽の上、そこから空に向かって伸びるのは、真っ白な道。触ってみれば柔らかくて、乗ってみたら実はしっかりしてる、雲の道。じゃ、行こっかってあたしたち、空へ昇っていく。「離さないでね」「離したくないなあ」って手を取り合って、ゆっくり、だんだん速く、かけ足になって、スキップして、不思議だね、すごく遠くの空の上までそんなに時間はかからなかった。羽根が生えたみたい、ってこぼしたら「あたしには見えるけど」ってしきちゃん手をひらひらさせる、その仕草がかわいくって、繋いだ手をぎゅってする。雲の上はまるでいつか見たジャックの映画みたいで、だけど巨人はいない、他に誰もいないあたしたちだけの世界。「フレちゃんこっちこっち」ってしきちゃんが立つのは、なんと雲のふち。「危ないよー」「平気だよ、おいでー」って誘うから、綿の絨毯みたいな雲を歩いて一緒に覗く地上の世界は、白いお日様に照らされた鮮やかなマーブルの模様。あの辺り、ちょっと緑が濃いところがおうち、白く漂うビル街には事務所、ライトブルーの海の上にはお船を浮かばせて、すぐ近くを大きな鳥が飛び去っていく。ぽつんとゆっくり動いてる影は、きっとあたしたちの乗る雲のかたち。「きもちいいね」下はもう、きっとすごく暑い頃なのに、ここはすっごく快適な温度。涼しい風が髪を揺らして、あたしはくしゃみをする。「寒い?」「くすぐったい風だねえ」「そー……かも」優しい風に吹かれて、しきちゃんがあくびをする。「眠い?」「のんびりしちゃう」立ち上がって、のびを一つ。「探検しよう!」「フレちゃん隊長!」そのまま背すじをしっかりと、伸ばしてられたのはたぶん数十秒(長く続いた方だよね)。ちゃんと隅から隅まで、なんてことは決してなくって適当に気の向くままに、この世界で旅をする。見渡す限りの白い綿ぐも、を時々ちぎってみて「やわらかーい」「枕にしたいにゃー」、その先にある青い空を眺めて「くんくん、潮のにおいがする」「飛び込んでみよっか」なーんて、何があってもなくてもあたしたち、あんまり変わらない。「しきちゃん隊員、見たまえ」「あれは、オオハクチョウですね」「かわいいねー」「つがいかなー」ふとこの世界に入ってきたのは、真っ白くて黄色と黒のクチバシのおっきな鳥、が二匹。とことこ歩いたり、休んだり「あたしたちみたい」って先に言われちゃった。「あたしたちの方が仲良しだよー」って飛びついて、そしたら雲はふっかふかのおふとんに早変わり! 「お昼寝する?」「もうちょっと、見てたいな」「あたしも」しきちゃん、後ろからあたしを抱きしめるから、あたしはその腕を抱きしめて、すべすべのお肌にキスをする。「お返し」って首すじに触れる、しきちゃんの唇。鳥さんは一度だけ大きく羽根を開いて、それからお休みに入ったみたい。青い空の遠くを眺めてみたり、お互いの羽根をつくろったり、長い首をくすぐってみたり、なんだかすごく「幸せそうだね」「うん、幸せだよ」って、ささやきが降りかかる。しきちゃんの声、お母さんがくれたキャンディーみたい。「しきちゃん」「うん」「だいす……き……」「眠いの?」「うん」「大好きだよ、フレちゃん。おやすみ」大好きだよってちゃんと返事して、そのまま目をつむる。そしたらしきちゃんの体温とかにおい、どうしてかな、初めてみたいに嬉しくて、幸せで、気付かれませんようにって涙をあくびに紛れさせる。それでも段々と意識はぼんやりしてきて、その最後に、翼を開く音が聞こえた気がして、目を開く。そしたら世界はすっかり夕日の色に染まってて、寝すぎだよって見渡した景色の中に、鳥さん、しきちゃんの姿はなかった。どうしたんだろう。「しきちゃん」呼んでみても返事はなくって、きっと迷子だね、見つけてあげないとって歩き出す。夕焼けに下から照らされて、なんだか不思議な気分、雲は燃えるみたいな紫、赤、オレンジ、うっすら黄色や緑のグラデーション。きれいだなあってぼんやりと眺めた、視線の先にしきちゃんの姿を見つけて「おはよー」って手を振った。しきちゃんはちょっと力なくって感じ、小さく手を振り返して「これ、どーしよ」って指さした先、あたしたちが昇ってきた道は雲のふちの向こう、はるか遠くでひこうき雲みたいに空に溶けちゃってる。「わーお」「にゃは、かるーい」「どーしよっか?」「どうしようねえ」そのまま雲のふち、足をぶらぶら浮かせるあたしたちの下に、少しずつ夜にが広がっていく。グラデーションは少しずつ明度を失っていって、景色はローズカラー、そのうちにバイオレット、ぽつりぽつり点っていく白い明かりは、なんだかロウソクの火みたい。「きれいだねえ」「うん、すごく綺麗」繋ぎたくって、結んだ手。なんだか少し、冷たい気がした。「あたし、このままでもいいかも」って言ったのはしきちゃん。覗いた瞳の奥に、夕焼けよりずっと赤い心が揺れてる。じゃあ、あたしはどうなのかな。しきちゃんの目の奥、まっかな心のその向こうに、あたしがいる。胸に手を当ててみる、その姿は、なんだかしきちゃんよりずっと赤く燃えてるみたいに見えた。「それも、いいかもね」「……ほんとに?」「うん、ホントだよ」そう伝えるために肩に寄りかかる。鼓動の音が、伝わってきた。「このまま、ふたり。ずーっと」あたしの音も、伝わってる。そうだったら、いいって思う。「……フレちゃん」「なあに?」「ヨーグルト、悪くなっちゃうよ」「……そうだね」「フランセスちゃんも、枯れちゃう」「……うん、そうだよね。ありがと」よし、って立ち上がったあたしたちの世界、少しだけオレンジを取り戻す。「行こっか」「うん、帰ろう」そうしてあたしたち雲のふちから、夕方と夜の間、その空へふたり飛び出していく。落下する感覚、胃がぎゅーってなる感じはすぐに過ぎていって、感じるのは空を舞い踊る心地良さ。強い風、空気の抵抗はあたしたちの髪を巻き上げるけど、決して痛かったり苦しかったりはしない。繋いだ手のひら、とんとんって叩かれて見返せば、しきちゃんは口をぱくぱく動かして、だけど風の音しか聞こえない。声が聞きたくて、だけどどうしても聞こえなくて、手のひらを握り返す。地面は、どんどん近付いてくる。両手を繋いで、しきちゃんのリードに合わせて傾けた体は、地上の光を離れて夕日で燃えるみたいに輝いた海の上空。ぐんぐん近付いてくる。視界の端、街の光が一瞬で過ぎていく。繋いだ手の先を見つめる。しきちゃんは、笑ってる。焼ける海に照らされた、綺麗な笑顔。あたしも、笑い返す。綺麗に笑えてたらいい。しきちゃんの笑顔。この世界の一番。綺麗で、大好きなもの。最後だとしても、見れたから。しきちゃんも、そうだったら。海面はもうすぐ。もう一度、ぎゅって握る。深く息を吸って、飛び込んだ水の中は、思ったほどのショックはなくて、むしろ生ぬるくて優しい感覚、っていうか全然足が、体がしっかりと堅いものに触る。もしかして海の底? そんなことを思った瞬間に水音を連れてあたしの体は水面から飛び出してた。大きく息を吐いて、吸って、開いた視界いっぱいに広がるしきちゃんのかたち。夢なのかな、それとも一緒に天国にいるのかな。そう思う、あたしとほとんど同じに混乱してるしきちゃんの表情。あたしたち、確かめるみたいに互いに触れ合って、少しずつ状況を理解していく。見上げた空はすっかり暗くなって、星がまたたいてる。もう少し下を見たら、そこには、はしご、貯水槽。そしてあたしたちは、出かける前は確かに空っぽだった、ビニールプールの中にいる。毛先から滴った水はしょっぱくて、立ち昇るのは、むせかえりそうな潮の香り。けほ、って小さな咳をする。塩辛くて、喉がひりひりしてた。あたしを呼んで、しきちゃんも咳をする。げほげほ、ってすっごく苦い顔。だけど、その感覚。あたしたちに現実を取り戻させる。離れてた、手のひらを結び直す。びしょびしょの体を寄せて、抱きしめる。抱き合って、キスをする。きらきら、星がまたたいてる。息が続かなくなるまでキスをして、見つめ合って、また唇を重ねる。水音が、響いてる。落ちてる時、こう言いたかったんだね。だけど静かな夜だから。きっと世界中が言葉をなくしてる、そんな夜だから。あたしたち互いの感触だけで心をいっぱいにして、でもここは現実だから、ちょっと肌寒い初夏の夜風が吹いて、あたしが先に、すぐにしきちゃんが、くしゃみをひとつ、ふたつ。それを笑い合って、大好きな笑顔と、この世界の一番のものと連れ合って、一緒におふろ。熱めのお湯と桜のバスソルトを味わってから、おたがいの髪を乾かしたり、無防備な首にキスしたり。「フレちゃん見て見てー」「これって、綿?」「綿ぐも。ちょっと持ってきちゃった」「思い出、また増えたねえ」「これからも、増やしていこうね」って、ほっぺにキスして、されて、フランセスちゃん、ガラスのかけら、綿ぐもを並べる後ろ姿に、また恋をする。幸せだなあって、思う。しきちゃんとずっと一緒、こんな日が続けばいいって、思う。  でも、ちゃんと言わなきゃ。 「しきちゃん」「んー? どしたの?」「あたしね、フランスに行くんだ」「旅行? あたしも行きたーい」「ううん。留学��るの。来月から、短くて二年、もしかしてその先も。アイドルはお休みして、でも、そのままかも。だからね、だから……」だけど、全部を言うより先に、しきちゃんは姿を消していた。きっと飛び出していった、しきちゃ��を追いかけられなかった。ごめんねって、言いたかった。だけど言えるわけもなくて、だって、ごめんねなんて言って、どうするんだろう。あたしは自分で決めた。しきちゃんは決めてない。謝れることなんて、あるはずない。フランセスちゃんの、花びらが風もないのにゆらゆら揺れてる。そういえば、って思い出したのは自家製ヨーグルト。平気かなって思ったけど、ちょうどいい気候だったらしくて、固まったヨーグルトはちゃんとおいしそうに香ってる。良かった。本当に、良かった。容器にふたをして、冷蔵庫にしまう。きっとしきちゃん、おなかを空かせて帰ってくる。けど、買いすぎた食材、余らないかなあ。しきちゃん、ちゃんとお料理してくれるかなあ。閉じた扉に、あたしたちの写真が貼ってある。カメラを始めたばっかりの頃(そういえば、今日カメラ持ってけばよかった)、楽しくってぺたぺた貼りつけたうちの一枚。大好きな、ちょっとピンぼけた笑顔。その隣には、ホワイトボード。必要な食材とかをメモしてたのは最初だけ、すぐに飽きて、それからはラクガキのスペースになって、今はお花の絵が書いてある。あたしが書いた花びらとお日様、しきちゃんが書き足した花の茎と空の雲。子どもみたいって笑い合った、強い雨が降った五日前の夜の記憶、滲んでいく。ぼやけて、見えなくなる。しきちゃん。名前を呼ぶ。繰り返す、言葉があたしをひとりにする。ねえ、しきちゃんも同じなのかな。  あたしね、ひとりなんて忘れちゃった。
0 notes
tecchaso1988 · 3 years
Photo
Tumblr media
#読書 #論語と算盤 #守屋淳  Amazonの誕生日欲しいものリストから @1213takumi はまちゃんが選んでくれた本が届きました🙏 良本をチョイスしてくれて感謝✨   道徳と経済的利益追求 両立の可能性を追求する日本人としての志を 後世の僕らに示してくれた方 #渋沢栄一   僕もその遺志 を担う一人の日本人で在れるように頑張ります🙏   #読書メモ #実業とは多くの人にモノが行き渡るようにするなりわいなのだこれが完全でないと国の富は形にならない #国の富をなす根源は何かといえば社会の基本的な道徳を基盤とした正しい素性の富なのだ #一個人の利益になる仕事よりも多くの人や社会全体の利益になる仕事をすべきだ #徳川家康という人ほどうまく適材を適所に配置して自分の権勢を上手に広げた謀事の達人は他にいない #人が世の中を渡っていくためには成り行きを広く眺めつつ気長にチャンスが来るのを待つということも決して忘れてはならない心がけである #世間には随分と自分の力を過信して身の丈を超えた望みを持つ人もいるが進む事ばかり知って身の丈を守ることを知らないととんだ間違いを引き起こすことがある #名声とは常に困難でいきづまった日々の苦闘のなかから生まれ失敗とは得意になっている時期にその原因があるこれは真理である #一生涯を通じて大きな志からはみ出さない範囲のなかで小さな志を立ては移り変わり工夫をする #志を立てる要はよく己を知り身の程を考えそれに応じてふさわしい方針を決定する以外にないのである #本当の経済活動は社会のためになる道徳に基づかないと決して長く続くものではない #高い道徳を持った人間は自分が立ちたいと思ったらまず他人を立たせてやり自分が手に入れたいと思ったらまず人に得させてやる #お金の本質を本当に知っている心ある人は良く集めて良く使い社会を活発にして経済活の成長を促すことを是非とも心がけてほしい #世間はお金を大切にするという意味を間違って解釈しているお金に対して無駄に遣うことは戒めなければならないが同時にケチになることも注意しなければならない #人が何か自分の務めを果たすというときにはワクワクするような面白みを強く持ってほしい #理解することは愛好することの深さに及ばない愛好することは楽しむ境地の深さに及ばない #一日を新たな気持ちで日々を新たな気持ちでまた一日を新たな気持ちで #勝つことばかり知ってうまく負けることを知らなければそのマイナス面はやがて自分の身に及ぶ #自分磨きは自分の心を正しくして魂の輝きを解き放つことなのだ #個人の豊かさとはすなわち国家の豊かさだ個人が豊かになりたいと思わないでどうして国が豊かになっていくだろう #信用こそすべてのもととなるわずか一つの信用もその力はすべてに匹敵する #自分ができることをすべてしたうえで運命を待て #人は人としてなすべきことを基準として自分の責任を果たし自分の人生の道筋を決めていかなければならない #現代人の多くはただ成功とか失敗とかいうことがけを眼中に置いてそれよりももっと大切な天地の道理を見ていない #普通の人は往々にして巡り合った運命に乗っていくだけの智力が欠けている #正しい行為の道筋は天にある日や月のようにいつでも輝いて少しも陰ることがない #成功や失敗といった価値観から抜け出して超然と自立し正しい行為の道筋にそって行動し続けるなら成功や失敗などとはレベルの違う価値のある生涯を送ることができる https://www.instagram.com/p/COadXnQL1Mv/?igshid=1fyqnna6bgrtb
#読書#論語と算盤#守屋淳#渋沢栄一#読書メモ#実業とは多くの人にモノが行き渡るようにするなりわいなのだこれが完全でないと国の富は形にならない#国の富をなす根源は何かといえば社会の基本的な道徳を基盤とした正しい素性の富なのだ#徳川家康という人ほどうまく適材を適所に配置して自分の権勢を上手に広げた謀事の達人は他にいない#人が世の中を渡っていくためには成り行きを広く眺めつつ気長にチャンスが来るのを待つということも決して忘れてはならない心がけである#世間には随分と自分の力を過信して身の丈を超えた望みを持つ人もいるが進む事ばかり知って身の丈を守ることを知らないととんだ間違いを引き起こすことがある#名声とは常に困難でいきづまった日々の苦闘のなかから生まれ失敗とは得意になっている時期にその原因があるこれは真理である#一生涯を通じて大きな志からはみ出さない範囲のなかで小さな志を立ては移り変わり工夫をする#志を立てる要はよく己を知り身の程を考えそれに応じてふさわしい方針を決定する以外にないのである#本当の経済活動は社会のためになる道徳に基づかないと決して長く続くものではない#高い道徳を持った人間は自分が立ちたいと思ったらまず他人を立たせてやり自分が手に入れたいと思ったらまず人に得させてやる#お金の本質を本当に知っている心ある人は良く集めて良く使い社会を活発にして経済活の成長を促すことを是非とも心がけてほしい#世間はお金を大切にするという意味を間違って解釈しているお金に対して無駄に遣うことは戒めなければならないが同時にケチになることも注意しなければならない#人が何か自分の務めを果たすというときにはワクワクするような面白みを強く持ってほしい#理解することは愛好することの深さに及ばない愛好することは楽しむ境地の深さに及ばない#一日を新たな気持ちで日々を新たな気持ちでまた一日を新たな気持ちで#勝つことばかり知ってうまく負けることを知らなければそのマイナス面はやがて自分の身に及ぶ#自分磨きは自分の心を正しくして魂の輝きを解き放つことなのだ#個人の豊かさとはすなわち国家の豊かさだ個人が豊かになりたいと思わないでどうして国が豊かになっていくだろう#信用こそすべてのもととなるわずか一つの信用もその力はすべてに匹敵する#自分ができることをすべてしたうえで運命を待て#人は人としてなすべきことを基準として自分の責任を果たし自分の人生の道筋を決めていかなければならない#現代人の多くはただ成功とか失敗とかいうことがけを眼中に置いてそれよりももっと大切な天地の道理を見ていない#普通の人は往々にして巡り合った運命に乗っていくだけの智力が欠けている#正しい行為の道筋は天にある日や月のようにいつでも輝いて少しも陰ることがない#成功や失敗といった価値観から抜け出して超然と自立し正しい行為の道筋にそって行動し続けるなら成功や失敗などとはレベルの違う価値のある生涯を送ることができる
11 notes · View notes
the-awkwardgeek · 3 years
Text
Agents of Shield 最終話キャスト引退インタビュー(Entertainment Weeklyより)
youtube
インタビュアー 私はチャンセラー・アガードです。本日は「エージェント・オブ・シールド」のキャストをお迎えして、シーズンフィナーレ(最終話)について伺いたいと思います。皆さん、こんにちは。
(みんな一斉に挨拶をする。※みんな笑顔で嬉しい笑)
インタビュアー 私も元気です。皆さん、もう最終回はご覧になられましたか?
クラーク クロエは見ていないね。
クロエ 落ち着いてよ。昨日の夜遅くまで、待たなきゃいけないってのを知らなくて。
クラーク みんな待たなきゃだめって言われてはいなかったけど、なぜか待ってたんだよ。
エリザベス でも感傷的になっちゃう。まだ見たくないって思っちゃうことあるでしょ。
クロエ そうだね。急いで見たくないというか。
クラーク 誰も最終回を見ていないようだね!
(一同、笑い)
クロエ 何��起こるか知らないね。見るのが楽しみ。騒ぎ立てるかも。分からないけど、変な感じ!テレビをつけて・・・(最終話だなんて)
ミン 2時間の最終回よね?
インタビュアー 不思議なのは、撮影したのは、約1年と少しも前ということですよね。覚えている限りで、最終話の撮影と位置付ける経験は何でしたか?
クラーク 一番古株のキャストとして、とてもワクワクしていました。何が起こるか分かりませんでしたからね。そんな!ワオ!という感じで。Amazonで注文する感じ。クリスマスが毎日来るみたい。何だろう、これはって。
クロエ 何があったか覚えていないから、見るのが楽しみ。
エリザベス ショック受けちゃうわよ。
クロエ 本当に?本読みでショックだったのは覚えているけど。
インタビュアー 私の次の質問は、クロエに対してなのですが、私が最終回で好きだったのは、ナサニエルとの格闘シーンでした。デイジーが能力を使うだけでなく、メイから学んだマーシャルアーツも駆使していて、デイジーが7シーズンの間に、どれだけ成長しているかが見て取れましたから。覚えている限りでですが、格闘シーンの撮影では、これが集大成だという何かがありましたか?
クロエ こういう撮影の日の最後に、感傷的になるのは難しいかも。スタントをやっていると、みんなスタントをしているから、顔にパンチを受けないようにとか集中してて、感傷的になるのは難しかったけれど、クエイク対クエイクの戦いみたいな感じで終わるのは、普通では無いことだから、とてもチャレンジングだった。だけど、とてもみんな上手くできてたし、まだ放送は見ていないけど、いろんなキャラクターの全シーズンで学んだ格闘術を集めたという感じがする。とても難しい戦いだったけど、楽しかった。
ミン それと、ケビン・タンチェロンが格闘シーンを演出したし、素晴らしいのよ。彼は、どうしたら効果的か分かっているの。
インタビュアー 上から降りてきて、騎兵が来たわよ、的なメイのシーンがありましたよね。
ミン 実はあれ、私のアイデアなの!
エリザベス そうなの?
ミン ええ、ケビンに言ってみたの。彼女に遂に、騎兵というニックネームを受け入れて欲しかったから。ここ7年間ずっと背負い続けてきた重荷に向き合って、騎兵であることへの恐怖に対抗したことの印としてね。彼らがこのシーンを入れてくれて、とても嬉しいわ。
インタビュアー このシーズンでは、たくさんの視聴者が、フィッツシモンズには一緒になって欲しかったし、最終的にはそうなりましたね。イアンも戻ってきましたし、フィッツシモンズには子どももいます。お二人は、シーズンの殆どで、お互いから離れていましたが、最後3つのエピソードでは一緒になって、二人のキャラクターのこれからが見れましたね。
エリザベス ええ、あれ大好き。とても良かったわよね。いろんなシーズンで離れ離れになっていたけれど、(※ここで誰か、クロエ?の吹き出す声が。分かるよ!)イアンとのシーンは、何だかちょっと、家に帰ってきたみたいな感じがする。ここから始まったんだなって心地良いし。私は、フィッツシモンズのことが大好きだし、シモンズとして、フィッツといるのはとても特別だわ。
イアン 僕もそうだね。エリザベスのいないシールドの現場はじゃないというか、エリザベスがいないと完全じゃない気がする。一緒で、シールドの現場って感じがする。(※キャスト、特にクロエ!ジェフ!エリザベスの顔に注目。クラークさん、携帯見てる!笑)いないと変な感じがする。いくつか彼女がいないシーンをやったけど、いないと変な感じがする。凄いことだよね。
(みんなawwの歓声。特に、クロエ)
ミン ファンはひっくり返っちゃうわね。
イアン 僕たちは、結婚指輪もそばに持ってるんだよ。出そうか?ほら、いつも持っているのさ。
(一同、笑い)
インタビュアー お二人は、遂に一緒になって、子どももいるハッピーエンドを迎えられたことに満足していますか?
エリザベス ええ、完璧だと思うわ。私たちは、共同製作者のモーリッサ・タンチェロンとジェド・ウィードンをちょっと反映してたと思っているの。二人には、娘がいるし、フィッツシモンズにも娘がいて、完璧だと思う。フィッツシモンズにとって、美しいエンディングだったと思う。それと同時に、新たな幕開けよね。
インタビュアー フィッツシモンズの家族と言えば、ジェフ、ディークは元の時間軸を離れて、どうなるか考えたことはありますか。
ジェフ もちろんだよ。クレジットの後のシーンをカットしたのは、確かDJドイル(※AoSライター)だった気がする。撮影できなかったのは、とても悲しかたけど、色々話し合ったんだ。誰かが、シールドのオフィスに入ると、椅子があって、くるっとその椅子が回ると、そこにはディークが座っていて、眼帯を付けているとかね。ニック・フューリーがそのタイムラインにいるか分からないけど、ディークの視力は問題ないと思う。ただ、強そうだし、カッコイイからつけているという。
クロエ そんなこと考えてたの?
ジェフ うん。こう眼帯をつけることをね。
イアン たまに、着ける目を変えたりして。
ジェフ 違うほうの目じゃない?って言われたりして、あたふたするんだ。
エリザベス DEQUAL!
ジェフ そう、DEQUAL。ロックスターとして成功していて、シールドの長官の影武者ではあるんだけど、でも想像してみてよ、デイビット・ボウイがMI6とかの長官だったりして、どうかな、面白いよね。まさか!って。
エリザベス それはエピソードの中の話として?それとも、それで一話?
ジェフ どうかな。
インタビュアー 普通のタイムラインに話は戻りますが、ヘンリーとナタリア、マックとヨーヨーはシールドに戻ってきて、マックは新しい視点から、また、ヨーヨーは彼女自身のチームを率いていますが、このエンディングに対してどのように思われますか?
ナタリア マックとブリアナ、ヨーヨーのシーンは大好き。彼女のチームには、最終シーズンでなかなか見れなかったキャラクターたちがカムバックしているし、友達だし。組織のエージェントとしているなんて考えてもいなかっただろうし、ヨーヨーがマック長官の下で、良かったと思う。
ヘンリー みんな集まって別れを言うシーンでは、彼女に対して、愛情を示す言葉を言いたかったんだ。視聴者が、彼らはまた付き合っていることが分かるようにね。ただ、彼らは、諦めちゃたんだとで終わらたくなかった。一緒になったんだよって、視聴者に伝えたかった、と言うのが僕の意図。
ナタリア 愛情を示す言葉、に関して、これというのを探すのが大変だったのを覚える。凄い言葉だった気がする。
ヘンリー 確か、マイラブ、みたいな。
ナタリア スペイン語で言ったのよね。
ヘンリー そう!
インタビュアー デイジーとスーザはエンドゲーム(※一緒になること)でしたね。カップルとして成立する要因はなんでしょう。
エンヴェアー リアルでもそうであるように、改善していくというか。つまり、何か上手くいかないことがあれば、誰かが妥協して、誰かがルールをぶち壊していくというか。クロエと僕は、良いケミストリーを持っているから、とても簡単だったよ。
クロエ デイジーとスーザに対して、私がキャーキャー騒いでたことにびっくり。デイジーと一緒になった他の人に対しては、そんなことしたことしたことがなかったのにね。二人はめちゃくちゃ可愛いと思うし、正反対だから、バランスが取れて良いんだと思う。カメラでは、ケミストリーがあるように見えたし、実際には、嫌いあっているのにね。
クラーク 彼は、デイジーとキスして死ななかった最初の男だよね。
クロエ そう、そうなの。
クラーク それだけでスーパーパワーだよね。
クロエ スーザとヘンリーがクエイクを笑い物にしているシーンは、めちゃくちゃ面白かった。
エリザベス 本当。
クロエ ヘンリーがなんか聞いている姿が可愛くて、二人ともめちゃくちゃ良かった。でも、まあ、最後にデイジーが「これ」っていう人と幸せになって良かった。ファンが喜んでくれると嬉しいな。
インタビュアー ミン、メイが教鞭をとっていると言うことが判明しましたね。シリーズが始まったときには、机に向かって事務仕事をしていたけど、7シーズン経って、今やクラスルームにいますね。このような変化について、どのように思いますか?
ミン とても合っていると思うわ。メイは、ウォードが悪役になる前には指導官だったし、スカイ、デイジー、クエイクの指導官でもあった。だからとても合ったエンディングだと思うし、シールドのレガシーと未来のエージェントために続けていくのも良いし。
インタビュアー さて、最後にクラーク。コールソンに対しては、何回も、色々な方法で別れを告げてきましたよね。今回の最終回での、コールソンというキャラクターとの別れについては、ユニバース内で過去10年間にあった、他の別れと比べて、どのように位置付けをしますか?
クラーク 全てがそうなんですが、シーズン7のエンディングに至るまで、7年間も毎年、毎時間一緒に、スタントして、リハーサルをして、アフレコをして、運転なんかしたりして、問題解決したり、何というか、たくさんの人たちが、よりよりモノを作ろうと多くの時間を費やしてくれていたので、彼らに対してのより深い別れと言うか。とても心動かされましたし、またそれをやるぞと言うのが心動かされました。
インタビュアー 最後に、皆さんに対して、まとめの質問をです。みんな、リブートとかリバイバルが好きですから、例えば、5年後とか10年後に、マーベルが、エージェントオブシールドのリバイバルで、この役を再演してほしいとしたら、どうしますか?
ジェフ 眼帯で! (※クラークさん、思わずメガネを外し、頭を抱える笑)
インタビュアー それは良いですね。
ナタリア 小道具を売っている儲けを全部くれるなら、良いわよ。
ジェフ そりゃいいね。
インタビュアー なるほど。
ミン あとは、良いスタントダブルが1、2人欲しいわね。5年後と言ったら、戦闘シーンをやるのが、もっと大変だもの。
ナタリア ミンは今と同じく若いわよ。
クロエ 非現実的に戦闘シーンが上手いもん。
ジェフ ミンが老いる随分前に、僕が先に老いると思う。
インタビュアー それでは、みなさん、今日はありがとうございました。
クラーク ありがとう、チャンセラー。
結婚指輪をフィッツシモンズのお二人は持っているそうな!
しかもイアンくんからこんな素敵なセリフ、なかなか聞けません。
5 notes · View notes
Text
村上龍の「69」英語版を読む(2)
村上龍「69」の翻訳版、前にも書いたけど追加。いやこれほんとによかったよ、英語で読むとまた印象変わるんだよね、さらにヴィヴィッドになるというか。それは英語だからという理由ではなくて、この小説が、英語のリズムというかビートに合っているのだと思う、もちろん翻訳者の力量もあると思うけど。
細かいところに注意すると、日本語で書かれている箇所が一部抜けていたり、その逆もある。それと、もともとこの小説はいくつかの単語を大きく太字にして強調する効果を出しているんだが、英語版でもそれは同様である。
Tumblr media
ただし、強調する箇所が日本語版と英語版で異なっていたりする。日本語版では強調されていない単語やセンテンスが、一部英語版のみ強調されているんだ、しかしこれがまた効果的なんだよな、訳者はおそらく原著に完全に忠実にするよりも、自身が感じとった何かに対して忠実に訳したのだと思う、(そもそもそれが翻訳という行為の本質だよな)だから読者の方にもその翻訳者の「楽しい、面白い」と感じたであろう気持ちが伝わってきて二重に楽しめるんだよね。
この「69」、もちろん俺は好きだけど、龍の小説にしては表現がさらっと流れてる部分もあるんだよ、でも翻訳版で読むと、主人公ケンの楽しさやドキドキ、ワクワクする気持ち、各場面の空気感が、より濃厚に伝わってくるんだ。だからラストシーンなんか特にね...、正直言うと、翻訳版の方が断然いい(笑)
それとケンの盟友アダマの存在感が、英語版だと妙に際立っている気がした、お祭り少年ケンと冷静な実務派アダマとの対比を、英語版だと意識するようになった、日本語版で初めて読んだときは、アダマの存在感は自分的にはボワーっとしてたんだけどね、こんな風に思いも寄らない発見が沢山あった、次回翻訳版を再読したらまた新たな発見があるだろう。
うーん、面白いね、龍本がもっとたくさん翻訳されてたらすっげぇ嬉しいんだけどなぁ!
4 notes · View notes
arthur-meursault · 3 years
Text
ひさびさの日記だよ。
またグダグダくだを巻くと長くなっちゃうから、最近読んだ漫画に点数つけてくね。100点満点だよ。
前から読んでた作品は省いて、最近読み始めたものだけにするよ。
ちなみにダンジョン飯、沈黙の艦隊、火の鳥、ジョジョ、ワールドトリガー、ウォッチメン辺りが95点以上の作品。チェンソーマン、呪術廻戦、鬼滅の刃が90点。ゴールデンカムイが85点、アンデッドアンラックが83点。映像研が80点。
こういう感じで減点方式でやらせてもらうよ。
あ、ちなみに前から読んでる作品はレビューしないよ。
あと買ってある単行本をまだ読んでない作品もできません。
レビューの順番はバラバラだからスクロールして気になるタイトルがあったら読んでね。
・葬送のフリーレン/アベツカサ,山田鐘人
85点
うまい、新しい、面白い。
現3巻で連載中。のっけから点数高めの作品。これは1巻が最強に面白かった。
勇者が魔王を倒してからいく年が経った。1000年以上もの長い長い寿命を生きるエルフが勇者の仲間として(本人としては)たった10年だけの冒険を思い出しつつ旅してく話。まず設定がエモいし、それを料理する手腕もうまい。また魔王勇者ものの設定のアレンジが絶妙で、そこかしこで感心させられる。
2巻以降は新たな仲間を得て再び旅路につくのだが、この展開もなかなか面白い。が、面白さのピークは1巻に詰まっていた。これを超えてくれることを望む。そしたら90点越えも視野だよ視野。ぜんぜん期待できる。この作品は強い。
今後アニメ化などをきっかけに大ヒットしていく作品だろう。すげーぜ。
・嘘喰い/迫稔雄
93点
歴史的大傑作ギャンブル漫画
49巻で完結済み。
全巻買いしたのを20冊ペースで読んでいきました。
面白いねえ。よく作者はこんなこと考えつくなというトリックの数々。途中で先読みは諦めて素直に漠さんの掌で楽しむことにした。
まずなんといっても嘘喰いこと斑目獏のキャラクターが良い。このキャラ一人がこの漫画をここまで成長させた。本当に天才の思考を覗き見ている感覚が味わえる数少ない作品ですよ。彼は訳がわからない天才ではなくて「常軌を逸して観察力に長け、かつ周到」という本質の部分が丹念に描かれてる。
そんなの獏さんにしかできないだろ、という説得力がある。
やってることはババ抜きとかじゃんけんとかポーカーとかなーんも難しくないのに、裏ではこちらの読みを遥かに超えた戦略同士がぶつかり合ってる。
減点ポイントがあるとすれば作者の迫稔雄氏はツイッターのレスバが弱すぎる。
・ハイパーインフレーション/住吉九
76点
なんだこりゃで知的なオモシロさ
ジャンプ+にて6話まで更新中。
若干異世界の入った中世西洋文明にて、迫害される少数民の少年が生殖機能と引き換えに無限に偽札を生む能力を身につけ、資本主義社会に立ち向かっていく話。なんかもう、説明不要なんだよね。なにが面白いのかよくわからないけど、キャラとか、セリフ回しとか、なんもかんも面白い。
最近読んだ歴史系(歴史ものではない)の漫画ではピカイチの独自のセンスを感じる。単行本で早く読みたい。
・満州アヘンスクワッド/門馬司.鹿子
62点
1巻最高、その後ひどし
現在3巻で連載中。
落ちこぼれの日本兵が満州でアヘンを栽培し裏社会を手中に収めていく話。一巻は問答無用で面白かった。窮地に追い詰められて金を欲する日本兵の青年が、嗅覚と植物の知識を活かして芥子を手に入れアヘンを作る。ダウナーなクライムサスペンスとしてワクワク感がすごかった。でも2巻以降は勢い重視のB級サスペンスになっちゃった。この漫画に求められてるものってそうじゃないと思うんだけど。
本来なら50点以下でもいいけど、1巻めちゃくちゃ面白かったからそのぶん加点。
・逃げ上手の若君/松井優征
72点
さすがの松井
現在3話まで連載中。
松井優征作品はそこまで好きではないのだが、それでもやっぱり面白いし上手い。うまいというか、テクい。うーん。1巻出たらたぶん買うな。
ジャンプに掲載するのに最適な形にオミットされた歴史もの。見習う箇所多々あり。
・ネオ・エヌマ・エリシュ/マミー
62点
緻密な歴史もの
現在全2巻で完結。
ツイッターでアップされていた古代における奴隷の扱いに関するくだりが気になり購入。
完全記憶能力を持つ女子高生が博物館でうっかり古代のピポグリフを読み解いてしまい、魔法の力?で過去に飛ばされ預言者扱いされつつ、魔法の石板の破片を集めて元の世界に戻ろうとする話。
歴史ものとしては豆知識などが横溢してて面白い。舞台も目新しくて楽しい。
異世界転生もの(タイムリープもの)としては微妙。専門性は極めて高いがお話としては上質と言い難い。キャラ作りもハズし演出など頑張ってはいるのだがもう一歩といったところだ。
ところで本作は2巻が電子書籍でしか発売されてないので渋々全巻電子で購入した。売れなかったら最終巻とか紙本で出さないやつ、本当に嫌い。
・四ツ谷十三式新世界遭難実験/有馬慎太郎
73点
奇才が描いた異世界探訪もの
現在全1巻で連載中(休載中?)
ワープ技術を開発した天才研究者四ツ谷十三は性格がとにかくねじ曲がっており、他人が苦しむ様を見るのが大好き。そんな彼の弟妹はいつも苦労させられていて……そんな導入から四ツ谷が弟妹と友人2名を全く知らない惑星へ放り込んで置き去りにする『いたずら』から物語ははじまる。転送先はワープ技術の元ネタとなった特殊なワープ生物が生息する未知の惑星。帰る方法はワープ生物を捕らえること。地理も生態系もなにもかもが常識離れしたダンジョン的異世界で彼らの5人のサバイバルがはじまった……5人というのは四ツ谷もうっかり帰りそびれたからである。というあらすじ。
長くなったが、この話のキモは四ツ谷十三というキャラクターなのだ。
天才であり度を越した皮肉屋で楽天家でドジな『いたずら』好き。かといって人を真顔で殺すよくある極悪人ではなく、あくまで度を越した嫌がらせ程度。そんな四ツ谷と四人のメンバーがつかず離れずで異世界を探索していく、これが面白い。
ただし欠点としては、異世界探訪ものとして突出した面白さがないということ。設定はかなり緻密なのだが、どことなく既視感が漂う。また異世界で意思疎通可能な生物が出てこないので人間ドラマにも寄与しないし、仲間内も基本仲良しなので四ツ谷十三以外のキャラ同士でドラマが生まれない。
ただし1巻のオチに当たるくだりでは少し息を飲まされた。上記の減点ポイントは要するに序盤だからで、これからどんどん面白くなっていくのだろう。しかし2017年以降続刊が出てない…打ち切られたか廃刊したのかなんなのか。無念。
・攻殻機動隊/士郎正宗
95点
天才が描いたアウトローガンアクション
全3巻(1〜1.5〜2)で完結済み
説明不要の傑作。
僕がいうことなんかないかな。本作は岡田斗司夫のYouTubeチャンネルで紹介されてて興味を持った。
いやー面白い。当然SFとしても面白いし、アウトローものとしても古臭くて面白い。そのチグハグ感がたまらない。
SF的ギミック描写が今なお古びていない、というより示唆的であるというその点は素直に凄み、賞賛する。
押井守が才能の大半を費やしたのも理解できる。庵野秀明や宮崎駿が褒め殺すわけだ。
傑作!
怪獣8号/松本直也
70点
普通
全1巻で連載中
普通だなあーー……普通にうまいし普通に面白いし大衆ウケしそうだなあー……。俺としてはそんな惹かれるものはなかった。
作家として気になるポイントは、本作の見開きの作り方がウェブにも紙にも対応している、ということらしいのだ。見開き漫画としてドバーンと一枚絵をただ描くのではなく、一枚1コマの情報量を意識して描くと。それが縦スクロール漫画にも対応してるというのだ。面白い。勉強になるなあ。
抜刀/ザビエラー長谷川
45点
キメ絵はすごい、それ以外が……
全2巻で連載中
作者のザビエラー長谷川さんはすごい人なんである。そのすごさは抜刀の1巻巻末に掲載されている「僕はアナタに殴られたい」という漫画を読めばわかる。嘘喰いの顔面ドアップ演出をさらに力強く汗臭く荒削りにしたようなど迫力の『顔』。これを見るだけで惚れ惚れしてしまう。
他にもストーリーの山場で銀杏BOYZの歌詞をそのままオノマトペのように叩き込む。音楽を漫画化したものとしてこれ以上の圧がありえるだろうか。ロックンロールだ。嫉妬する。
だが一方で、この作者さんに連載は難しいんじゃないのか、長編構想はできないのでは?とも感じていた。
キャラクターのバリエーションは多いわけではないし、世界観や凝った展開で魅せることはできるのかどうか。
ストーリーも作れるのか。
あと、根本的に画力はどうなのか。
圧のある顔面に一点特化された画力が連載漫画の強度を保てるのか?
で、その懸念が全部当たったのが本作。
45点は正直あげすぎかな?と。
20点でもいいくらいだ。それくらい本作はひどい。背景はおろかキャラの画力すら伴っていない。お話に関しては素人以下といってもいい。
でも1巻巻末についてくる読み切り『僕は〜』の衝撃にはそれを補ってあまりある価値がある。
そういうわけで25点上乗せして45点です。
最果てのソルテ/水上悟志
73点
ああ、これが水上悟志だ
全1巻で連載中
水上悟志は好きな作家だ。何が好きって、作品がじゃない。作品はとにかくうまい、うまいと思う。だが最高傑作の惑星のさみだれも僕にはあんまり合わなかった。
すごくわかりやすい作家なのだ。そして優しいのだ、水上悟志は。そこが好きだし、だからこそピンとこないのかもしれない。
いうなればコロコロの冒険漫画を200%上質にしてすこしビターにチューニングしたような、そんな世界観なのだ。そして僕はそういう作品があんまり好きではない。この持ち味は石黒正数にも通じる。彼らは藤子・F・不二雄の影響が多大なのだろう。そして藤子先生はそんなに好きでない。ドラえもんとかも、子供の頃あんまり面白いとおもってなかった。僕はパーペキにブラックジャック派だった。手塚治虫派だったのだ。
それでも僕は水上悟志が好きだ。尊敬してる。こんなにも縦横無尽に自分の描きたいものを描き切れる人はいない。こんな作家になりたい。
だから追いかけますよ、水上先生。
九国のジュウシ/西公平
75点
なんじゃこりゃ〜ヘンテコ〜な歴史もの
全2巻で連載中
作者があの『ツギハギ漂流作家』の西公平だという。何が嫌いかよりなにが好きかで自分を語れよ!という。俺によく効くセリフである。
そんなことまったく知らずに購入し、読了し、感想を呟いた。よかった、それで。おかげで本作は『打ち切り漫画家が描いた妙な作品』というレッテルでは済まされない奇妙な魅力を持ち得たからだ。
戦国時代。主人公の十四郎はニホンオオカミに育てられた野生児。超人的な強さを持ち、戦場を育て親の母オオカミの狩場としか認識していない。そんな彼が大友家家臣であり岩谷城主である高橋紹運、その息子で戦国と江戸を跨ぐ傑物・立花宗茂と出会い、彼らの運命を少しずつ変えていく(史実とは変わらないケド)という。
いわゆるメアリー・スーものである。
とにかく面白いのは主人公のチートじみた強さ……ではなく。
濃いキャラ群である。主人公の十四郎は狼に育てられたため人間を冷めた目で見ており、戦場も「弱い同種が争ってるな』程度の認識しかない。この冷め方、突き放し方が面白い。
またとぼけたハゲだがそこそこ強く優れたリーダーである紹運、軟弱だが十四郎の修行を経て覚醒していく宗茂、その許嫁である性悪だが憎めない誾千代、さらにはたびたび出てきては十四郎に首をスポスポ吹っ飛ばされるモブたちまで……全員キャラ立ちしてる。
そして時代考証もしっかりしている。最初はこの手の歴史物に詳しい新人の作品かと思ったほどだ。巻末を読むと一から調べたらしい。なるほど。
そんでアクション描写だが、なんだろうな、これは。もうまさに……すポポポーンという感じで人が死んでいく。かといって迫力がまったくないわけではなく。刃牙と榎本俊二を混ぜたような。
……もう読んでいただきたい。
面白いんだよお〜!
仄見える少年/後藤冬吾,松浦健人
65点
普通のジャンプ漫画じゃ
全2巻で連載中
なんかもうあんま言うことないな……実は一巻だけで読むのをやめてる。呪術廻戦に影響されてるのはもちろんわかるんだが、呪術で面白いのはあの過剰とも言える世界観を覆う悪意と殺意、高度な駆け引きを要求される戦闘描写、そして残酷な世界を打ち破り、時として叩きのめされ、それでも立ち上がる愉快で軽快で型破りなキャラたちなのだ。それがないときちゃあもう……なんかブリーチが連載してた頃のジャンプ漫画読んでるみたいだったな。
メダリスト/つるまいかだ
70点
普通の青年漫画、絵が良い
全1巻で連載中
もうあんまり言うことないのだが、幼女と兄ちゃんという組み合わせで買った。アフタヌーン系にしては珍しくロリらしいロリキャラだったので。中身は普通にアスリート漫画だったな。絵はめちゃくちゃうまいし華がある。ヒットしてもおかしくないな。ブルーピリオドもそうだけど、アフタヌーンは俺が興味ない面白い漫画を作るのが���まいな。
レベルE/冨樫義博
85点
面白いけどさすがに古びてる
全3巻で完結済み
ハンターハンターなんだよなあ、これ。面白い。
あんま言うことねえや。個人的にはそんな気に入らなかった。暗黒大陸編のほうが百倍おもしろい。
でも技術点で85点もってくのはやっぱ冨樫おかしいよ。無敵素敵。
終わりの国のトワ/上田完
72点
良質!
全1巻で連載中
この世界から失われた言語と『あるもの』を求めて古代ローマ的ファンタジー世界観を旅する若者の話。
話は『あるもの』の正体とそれを突き詰めるところに向かっていくのだが、この設定が面白い。
メタ的にいうと、BLというジャンルをこういう形に落とし込んでくるのか!といったような。萩尾望都だなあ…。
まだ大きな山場はないけれど、ゆったりと3巻ぐらいかけた中編として読みたい作品だ。
絵も美麗。
続刊が楽しみである。
そのへんのアクタ/稲井カオル
90点
もう好きすぎますよこの世界観
全1巻で連載中
宇宙生物による海岸からの侵攻がはじまった世界。とてつもない強さで敵を打ち倒し人類を救う、『終末の英雄』と呼ばれた男がいた。彼の名は芥。人々は彼に続いて立ち上がり………その数年後、人類はなんとなく平和を取り戻していた。宇宙生物は相変わらずやってくるが対処法がマニュアル化されてるため誰でも倒せるようになった。もはや英雄は必要ない。というわけで思春期の大半を怪物退治に費やしたばかりに人間性と社交性を失った英雄が鳥取に左遷される場面から物語ははじまる。
シリアスな世界観を下敷きにしたコメディ作品。なにより情報量マシマシのギャグがたまらん。
それがいちいちキャラ立ちに繋がっている。
無駄なキャラクター、不要なキャラ描写が一切ないタイトでキレキレの構成と、『終末も回避できたしゆる〜く生きていきましょう』というゆるゆるアポカリプスなテーマがなぜだかベストマッチ!
全キャラ好きじゃー。打ち切りはやめておくんなまし。無限に読みたいんだ。
宙に参る/肋骨凹介
75点
良質な宇宙SF最前線
もともと宇宙SFものというジャンルはそこそこ好きで、あさりよしとお作品とか主要なものはだいたい買ってある。この宙に参るもそうした系譜の作品だ。
この手の作品の特徴として、まず知識量がハンパではない。つぎに、ストーリーよりも考察第一。そして、考証や設定に限らずキャラクターの死生観や着眼点が目新しい。最後に、キャラがなぜか全員ドタバタしがち。
本作もこれらの課題?的なものをしっかりクリアしている。こういう作品はいつの時代も作られていかねばならんと思う。まあ、宇宙SFを義務感で描く人だーれもおらんだろうな。それでいい。
出版元が大手ではないらしいので頑張って続いてくれ。人気出て欲しいなあ。
ドゥームズデイ・クロック/ジェフ・ジョーンズ(脚本),ゲーリー・フランク(作画),ブラッド・アンダーソン(着色)
85点
ヒーローものとしてのウォッチメンの決着
ウォッチメンの続きをやってやろうという、ヒーローものを好む人間なら誰しも一度は夢見る大海を目指したコミック。
ロールシャッハの手記により再び崩壊の危機に面したウォッチメン世界。彼を再生してもらうべくドクターマンハッタンを追いかけロールシャッハ二代目とオジマンディアスが手を組んでDCユニバース世界に飛び込む……。
この設定だけでワクワクさせられるが、端々の描写もいちいち秀逸。
ジョーカーやバットマンとロールシャッハのやりとり。
ドクターマンハッタンVSヒーロー総当たり戦で圧倒的な強さを見せつける我らが青ハゲ超人(ついでに元ネタのキャプテンアトムも倒していく)。
マンハッタンとスーパーマンがもし出会ったら?これをまさに『完璧に』描き切るとは……ジェフ・ジョーンズ恐るべし。
原作のような圧倒的カリスマ性を帯びることはなかったし、もちろんそんなことは期待していない。それでも本作は十分に成功したヒーロー漫画だった。
ヒーローに鮮烈な負の疑問を投げかけ、陽炎のように消えていった『ウォッチメン』。
その疑問に終止符を打つのもまたヒーローなのだ。
アメコミの底力を見せられた気がする。
以上、最近読んだ作品の個人的レビューでした。
つまらない作品を買うことは基本しないので点数高めだな。といっても異世界転生もののしょーもない作品も一巻だけ買ったりしてるのだが、まあ当たりはそうそうないよねえ。
日記っぽいことも書いておくか。
ここんところは資料本とかハードカバーをパラパラ読むことが多い。漫画の資料本はバカスカ買い漁るタチなので。
漫画、わりと買ってるつもりだったけど、思ったより新規参入作品に手をつけてなかったな。
連載中で追いかけてる作品は
・ゴールデンカムイ
・ワールドトリガー
・呪術廻戦
・チェンソーマン
・ハンターハンター
・アンデッドアンラック
・亜人
・映像研には手を出すな
・ハクメイとミコチ
・ダンジョン飯
・空母いぶき(シリーズ)
・デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション
・ブルージャイアント(シリーズ)
・ゴールデンゴールド
・上野さんは不器用
・キルミーベイベー
・ねえピヨちゃん(あ、これ最高)
・ヒストリエ
・大ダーク
・ドリフターズ
この20作品かな。ハンターとかドリフは全然新刊でないけど、それでも毎月なにかしら新刊買ってる気がする。
他にもいろいろ読んだ気がするけどこの辺でやめとくか。
最後に、購入したけどまだ読み切ってない作品を下記しておく。
・カムイ外伝
・ミステリと言う勿れ
・不滅のあなたへ
・銃座のウルナ
・ブルーピリオド
・ヴィンランド・サガ
この辺かな。
まあ頑張ってそのうち読みます……。
それではまた。
2月の日記でした。
2 notes · View notes
deusnatura · 5 years
Quote
日本のロック熱は女子の〝好き〟エネルギーが作ってきた 映画「ボヘミアン・ラプソディ」公開を機に振り返る 映画「ボヘミアン・ラプソディ」が公開されて話題だ。イギリスのロックバンド、クイーン、そのヴォーカルのフレディ・マーキュリーに焦点を当てた伝記映画。なるほどクイーンは映画が作られるにふさわしいスーパースターだが、1973年のデビュー当時は本国では全く人気がなく、評論家たちにも大不評で「グラムロックの残りカス」とまで書かれたとか。残りカスって……どうよ? よもや半世紀後に伝記映画が作られるとは、書いた評論家も思わなんだろう。 クイーンのフィーバーは日本から世界へ  そんなクイーンを最初に注目し、人気を獲得したのは、実はここ日本。しかも音楽雑誌の女性記者の先見の明からだった。その記者とは東郷かおる子。後に、音楽雑誌「ミュージック・ライフ」の編集長となるが、1973年当時はそこの1記者だった。   「ミュージック・ライフ」は1937年に歌謡曲の投稿誌として産まれ、1953年からはジャズと歌謡曲を紹介し始め、1960年代からは海外のポピュラーミュージックを紹介する音楽雑誌として一時代を築いた。  東郷かおる子は1967年に「ミュージック・ライフ」を発行する新興楽譜出版に入社する。高卒の女子。最初は経理部に配属されるも、ゴミ箱に捨てられたスターの写真が載る校正紙を拾っては抱きしめ、憧れのスターに一瞬会えただけでワンワン泣いて感激していた。その熱意で編集部へ異動。愛と情熱で働く、若き女性記者だった。  そんな東郷がクイーンを初めて誌面に登場させたのは1974年5月号。モノクロのグラビア1ページ。「イギリスの新しいアイドルはこれだ!」と銘打ち、「最も将来が期待されているのがこのクイーンである。久しぶりに登場したルックス良し、音良しの華やかな雰囲気を持った若者たちだ」と書いた。東郷はデビュー曲「炎のロックン・ロール」を聴いて気に入っていた。    「メンバーはどんな顔をしているんだろう? そのうちに、モノクロのメンバー・ショットが届いて、それを見たら、ルックスもすごくいいわけね。当時は、まだ四人とも若かった。これ、結構いけるんじゃない?と思って、とりあえずミュージック・ライフに写真を出してみようとグラビアに出したら、読者からすごい反響があったの。それで、クイーンは人気が出るな、いつか取材したいな、と思っていたわけね」    (『ミーハーは素敵な合言葉』より)  その機会は瞬く間に訪れた。同じ年の7月号に掲載する、モット・ザ・フープルというイギリスのバンドの“ブロードウェイでの初のロック・コンサート”を取材するために初めての海外、ニューヨークへ行くと、その前座がなんと!クイーンだった。当時そんなわけでクイーンは人気がなく、増してやアメリカなどではまだ無名。照明も暗い中でのわずか30分の演奏だったが、東郷は「このバンドが日本で受けないはずがない!」と確信した。それは彼女の勘というか、ミュージシャンのスター性をかぎ分ける嗅覚で、見事に的中することになるのだが、ここからがまたすごい。 ファンの目線でメンバーに直談判  コンサート後、モット・ザ・フープルのレコード会社の人たちとレストランに行くと、そこにたまたまクイーンのメンバーがやって来た。東郷はずんずんと彼らのテーブルに近寄り、「日本から来た、こういう雑誌の者です。先月号なんですけど、あなた達の写真が載ってるんです」と「ミュージック・ライフ」を差し出した。するとクイーンのメンバーたちは「僕たちの写真が載ってる!」と大喜び。何せ人気がなかったんだから……。東郷はすかさず「時間があるなら明日インタビューを取らせてもらえませんか?」と直談判した。当時ろくに英語も話せなかったという東郷、しかも初の海外取材。大した度胸だ。  これが東郷と「ミュージック・ライフ」の、クイーンとの運命としか言いようのない出会いで、そこから「ミュージック・ライフ」はクイーンに何度も取材を重ね、大々的に掲載する。英米でも彼らは少しずつ知名度が上がっていたものの、日本での人気は圧倒的なものになった。1975年4月の初来日時には羽田空港に1200人以上ものファンが集まって、クイーンのメンバーはもみくちゃになった。  その大フィーバー振りは当然ながら海外へもニュースとして伝わり、そのことがアメリカやイギリスでの宣伝活動に火を点け、もちろん実力あってこそだが、クイーンは世界的スターへと上り詰めて行く。翌1976年の「ミュージック・ライフ」4月号には「クイーン、ついにアメリカでも一流グループの仲間入り」とある。そのきっかけは、東郷の金の卵を見抜く目と耳だったわけだ。  彼女のスターを見つける嗅覚は、1978年に再び発揮される。後に世界的スターとなるチープ・トリックだ。レコード会社から持ち込まれた、前の年にデビューしたばかりの彼らのレコードを聴くと「そこそこパンクっぽくて面白い」と東郷は思った。「じゃ、確かめてみよう」とまたアメリカへ渡り、ブルー・オイスター・カルトというバンドのこれまた前座を務める30分たらずのチープ・トリックの演奏を見た。東郷はこれにたちまち撃ち抜かれた!   ちょうどクイーンの人気もひと段落。「新しいスターが欲しい!」と思っていた。「ミュージック・ライフ」は、今度はチープ・トリックを毎号大々的に掲載して、彼らは日本で爆発的人気を得る。ヴォーカルのロビン・ザンダーは王子様的アイドルとなり、他のメンバーもキャラが立っていた。武道館でコンサートを行い、そのライヴ盤が作られて発売されると、なんと全米ナンバー1に輝いた。武道館という名前も、ここで一気に世界に広まったのだ。  2015年に私が東郷にインタビューしたとき、逸材を見つけ、それを大々的に推してスターに育てていく過程をこう言っていた。    「格好いい!と自分が思えることが原動力なわけ。別にファンじゃなくても、光ってる、ビビッときた、行けるわ!と思うと、私のアドレナリンはすごいから。しかも、当たるんだよ、それが。私は最大公約数の人間なんだよね。特別な感性じゃないの。普通なの」    (「季刊レポVol.19号」より)  大衆が何を求めているかを見抜くプロデューサー眼ではなく、大衆、しかも熱狂する女性ファンの目と耳そのものを自ら持ち、逸材を見つけ、とんでもない情熱と、大胆な行動力でクイーンを、そしてチープ・トリックをスターにした東郷かおる子。こんな女性が昭和の時代に日本でロック文化を培っていたのだから驚くが、「ミュージック・ライフ」には実は、東郷が憧れた先人がいた。 日本刀携えてビートルズを訪ねる  1965年、当時既に大スターで誰も成し得なかったビートルズとの単独会見に成功した、ミュージック・ライフ編集長・星加ルミ子がその人だ。彼女については、『ビートルズにいちばん近い記者~星加ルミ子のミュージック・ライフ』が詳しい。  星加は短大で英語を学んでいた20歳のとき、新宿のジャズ喫茶で偶然「ミュージック・ライフ」の求人広告を見つけて応募、アルバイトとして入社した。1960年のことだ。最初は読者からの投稿ハガキの整理など雑用をしていたが、3年後には彼女が実質的な編集責任者になる。  それまで日本の歌謡曲と海外のポピュラー音楽を載せるどっちつかずだった「ミュージック・ライフ」を、1963年9月号でエルヴィス・プレスリーを表紙にし、海外のポピュラー音楽専門誌に変えた。投稿欄の担当者だった彼女は、「海外の歌手を載せて」という読者の声が日に日に増えていることに気付いて大胆な路線変更をしたのだ。  それはすぐに功を奏す。1964年2月にビートルズが日本デビューすると、「ビートルズかわいい」という声が続々寄せられた。星加はこれだ!とピンときて、同年4月号でビートルズを表紙にする。宣伝用のモノクロ写真を色づけし、それぞれの顔を切り抜いて配した。この表紙は大好評で、一か月後の返本の際には表紙だけが切り取られたものが幾つも送り返されてきたそうだ。  そこから日本でもビートルズ人気が爆発。それに伴って海外のポピュラー音楽を紹介する「ミュージック・ライフ」の売り上げも��んどん伸びていく。星加は20代前半でやり手の編集長だった。  そんな星加をロンドンに飛ばし、ビートルズに取材させたい、という思惑が周囲から沸き起こるには時間がかからなかった。とはいえ、そう簡単に事は運ばない。ロンドンのオフィスに問い合わせれば、素っ気なく断られる。それでも星加はロンドンに行くことになった。とにかく行ってみなよ、というムチャ振りだ。世界一周、一か月にわたる取材旅行の日程を組んで1965年6月、星加は日本を発った。海外渡航が自由化された1年後のことだ。  しかし、ビートルズに会えるという確証はない。というか、全く希望はなかった。そこで彼女はまずマネージャーに気に入ってもらおうと、お土産に本物の刀をロンドンへ持って行った。今ほど法律も空港も厳しくなかったとはいえ、なんということをするんだろう。星加はビートルズの4人にあげるお土産用のおもちゃの刀に本物の刀を紛れ込ませて持ち込み、ロンドンでマネージャーにプレゼントした。  それが功を奏した……というよりは、日本の音楽雑誌の編集長がまだ20代前半でビートルズと同年代、小柄でおかっぱ頭のニコニコした女の子(イギリス人から見たら子どもに見えただろう)だったことにマネージャーは心を動かされたのだろうと、後に星加自身が言っている。日本公演を行った際には若者たちに見て欲しいと、チケットの値段を低く設定してもいたビートルズだ。当時、彼らは若者の代表であり、仲間だった。星加は仲間として、ビートルズに迎え入れられたのだ。  星加はビートルズに会うことができた。30分の予定が3時間にも及んだという。ビートルズと星加が並んだ写真は「ミュージック・ライフ」の表紙のみならず、世界中の音楽雑誌、そして日本のスポーツ紙や週刊誌をも飾り、日本の若い女性がビートルズに会ってきた!とTVやラジオでも大きな騒ぎとなった。  もちろん、それまでもビートルズは日本でも人気だったが、星加が会ったことで日本におけるビートルズは俄然リアルな実像となって、当時は本当に存在していた「お茶の間」レベルのスターになった。その後の来日公演では教育界や文化人、放送人、政治家、警察まで日本中を巻き込んだ大騒動になっていく。  星加がロンドンでビートルズに会ってなかったら、果たしてここまでビートルズは日本で市民権を獲得しただろうか? 星加が日本にビートルズというスターを連れてきた、といって過言ではないと思う。そしてそれは、日本にロックという音楽文化を根付かせる、大切な大切な一歩だった。  さて、その星加が10代から憧れていたスターはエルヴィス・プレスリーだった。星加はビートルズに会った旅で、実はアメリカに渡ってエルヴィスに会うための画策を図ったが失敗していた。もしビートルズ同様にエルヴィスとも一緒に並んで写真を撮り、「ミュージック・ライフ」の表紙を飾っていたら、どうなっていただろう?  同じことを「ミュージック・ライフ」で当時、「スターの花かご」という人気コラムを書いていた湯川れい子も考えていた。82歳の今も音楽評論家として現役の彼女は1965年10月に渡米し、日本でも大人気だったアメリカのシンガー、パット・ブーンの自宅を訪問する。彼女はパットの来日公演の司会を務めたりで(注:当時はコンサートに司会がついた)、彼とは懇意だった。そしてパットはエルヴィスの友人でもあり、湯川はパットにあるお願いをしていた。    「アメリカに行けるようになったらあなたに会いたい。そしてエルヴィスに会わせてほしいの」    (『女ですもの泣きはしない』より)  スター相手に言うね!と思うが、彼女は物おじせずに綱引きをぐいぐい手繰り寄せるように、欲しいものを自分の力で引き寄せる人だ。多少強引でも、笑顔と丁寧な物腰で相手を納得させてしまう。パットはそれで「ロスに来たら感謝祭に自宅に招待するよ」と言ってくれた。湯川が本当に訪問すると、パット自らエルヴィスのオフィスに電話をして取材の交渉までしてくれた。「彼はハリウッドで映画の撮影中。時間が空けば会えるそうです」 楽屋を訪ね、プレスリーとキス  ワクワクして待ったが、結局このとき湯川はエルヴィスに会えなかった。エルヴィスは日本を熱狂させるせっかくの機会を失ってしまったのだ。当時彼は30歳。デビューした1956年は21歳だった。エルヴィスがデビューした頃、湯川はまだ音楽評論家ではなかったし、「ミュージック・ライフ」に星加も東郷も当然ながらまだいない。誌面では男性評論家たちが「エルヴィスは男ストリッパーか?」とか、「ハクいスケにもてようと期待するならばエルヴィスの秘密を取得吟味して新しい戦術を作り出せ」といった、過去の価値観を覆す新しいタイプのロックスターを理解できず、彼をこき下ろす記事ばかりが目立った。エルヴィスと日本はタイミングがことごとくズレていた。  それでも湯川自身は全くあきらめていなかった。1971年8月、ラスヴェガスでエルヴィス・プレスリーに初めて対面する。コンサートの楽屋でのことだ。時間は少ししかなかった。    「長居はできない。私は進み出て言った。『キスしてください』エルヴィスの顔が近づき、やわらかい唇が私の唇に触れた」(同)  エルヴィスはコンサートで、ファンの女性にキスするのが習わしだったとか。だからキスしてもらいたかったという。湯川はエルヴィスの前でファンであろうとしたのだ。そして、その一部始終をありのまま、エルヴィスがどんなにステキだったかを新聞に書いた。するとそれが「評論家の風上にも置けない」という大バッシングを巻き起こし、湯川は逆に腹をくくった。    「私は評論家などと呼ばれなくたっていいのだ。一生、ミーハーのままでいてやろうじゃないか、という気持ちがさらに強くなった」(同)  湯川にとって「ファンである」ことは、音楽の仕事をする上で最も大切なことだった。1966年のビートルズの日本公演で、武道館に響き渡る少女たちの無垢な嬌声に心底胸打たれ、同時にその少女たちを力任せに抑え込む権力に激しい憤りを感じていた。    「力を誇示する男たちは自分には理解できない、自分の支配力が及ばないエネルギーが怖いのだろう。それなら私は一生、この『キャアア』という叫びの側にいよう」    (『音楽に恋をして~評伝湯川れい子』より)  拙著の引用だが、湯川れい子は敢えてファンの側に立ってロックを伝えてきた。それはエルヴィスに会った翌年の1972年から24年続いた、湯川がDJを務めたラジオ番組「全米トップ40」でいかんなく発揮され、ロック文化を楽しむことを日本の若者たちに広く伝えた。  ちなみに湯川のキス事件騒動こそ、日本では既に忘れられた存在だったエルヴィス・プレスリーが、お茶の間でも知られるスターになるきっかけだった。ジャンプスーツで太ったロックスター、エルヴィスという少々ねじまがったイメージではあったものの、エルヴィスの名前と姿は日本で広く認知されるようになった。  東郷かおる子、星加ルミ子、湯川れい子。彼女たちはひたすらロックを愛し、大胆な行動を起こし、時には暴走もし、それが日本にロックという音楽と文化を根付かせ育て、遠く世界にまで波及させもした。好きこそものの上手なれ。“好き”のエネルギーはどんなハードルをも乗り越ていくのだ。
東郷かおる子「私は最大公約数の人間なんだよね。特別な感性じゃないの。普通なの」だからスターを見抜ける https://book.asahi.com/article/11945630
3 notes · View notes
eccjrtamuracho · 11 years
Text
まつもと式こどもディベート道場in香川のお知らせ
朝晩はすっかり冷え込むようになってきた今日この頃。 ハロウィンパーティーが終わり、ほっと一息・・・つく間もなく、 やる事盛りだくさんな毎日です さて。 今日は11月に行う一大イベントのお知らせです。 Facebookの教室ページではもうお知らせ済みで、 既にぼちぼちと皆さまからの反響を頂いております、 まつもと式こどもディベートin香川です。
Tumblr media
日時:11/23(金・祝) 10:00~16:30 場所:善照寺(香川県丸亀市柞原町596)  Google Mapでご確認されるかたは  ココをクリック! 対象:小学校4年生~中学3年生 (小3生や高校生でご希望の方は、別途ご相談ください。) ※保護者の方の参加は ご遠慮頂いております。 参加費:以下参照。 時期を同じくして、香川を皮切りに兵庫や東京でも開かれます。 さて、今回のこどもディベート道場、これまで関西圏や東京では行われてきていますが、 香川は勿論、地方では初めて?になるかと思います。 この全国版のチラシだけでは恐らく詳細が分からない方も多くいらっしゃるでしょう。 というわけで、私がどういう想いでこの道場を香川に呼んだのか、 そんなことを色々綴った別チラシを作っております。 で!! その特製チラシを見て申込みの方は、今回は、四国初上陸ということで、 香川での道場のみ、参加費3000円(通常は3500円のところ)で開催する事にしました 一人でも多くの方に体験してほしいという思いでの特別価格です。 (ただし、兄弟割引に関しては、全国価格と同じです。 ご兄弟二人参加なら5,000円、三人参加なら6,000円となります。) また、これから共にディベートを広めていくという意味で、指導者見学をして頂く事も可能なのですが、こちらも通常3,500円のところを、3,000円でご参加頂け入るようにしました!! そのチラシ、ほしい!と言う方、またこどもディベートについて、もっと詳しく知りたい!という方、 香川での道場に関してのお申込み、お問い合わせは、ECCジュニア田村町教室のHPのお問い合わせフォームからお気軽にどうぞ! さて、その特製チラシには私の熱い想いが色々と込められた長文が記載されております。(笑) 今回は、その内容をこのブログでも紹介させて頂こうと思いました。 お時間ある方、どうぞ続きを読んでみてくださいね か~な~り、長いのでご覚悟を!笑 ●100%の正解を求める教育 先日、小学生レッスン前のちょっとした時間で、ある生徒がなぞなぞを出しました。とても面白そうだったので、皆で考えてみよう!と声をかけました。小学生のどんな発想が出るかワクワクする間もなく、子どもたちの口から出た言葉は、ものの3秒後に「答え教えて~。」でした。「いやいや、ちょっと考えてみようで!」と言って、講師である私も「こうじゃない?」と考えられる答えを出していきます。その間、出題者の生徒も、皆が「分からん」と言う度に「答え言おうか?」と繰り返します。私が3,4個、答えている間、生徒たちから出てくる案はゼロ。私の答えに、多少乗っかってくる程度でした。最終的に、これだ!という答えに自分でたどり着いたとき、私は年甲斐もなく大喜びだったのですが、生徒たちは、「あ~、そっか。」で終わり。なんともそっけないものでした。 自分の答えに自信がないとき、例え頭の中で「こうかな?」と思っても、それを決して口に出さない子が結構います。日本の教育現場で行われているテストは殆どが減点方式。100%の解答があり、そこから間違いを減点していきます。テストの点が90点なら、子どもたちは出来なかった10点の部分ばかりを、周囲の大人から指摘されがちです。“間違えるのはよくない”と小さい頃から叩き込まれ、“これが答え、そしてその解き方”と教え込まれる。だからこそ“絶対の答え”がないと不安になる、小学校の低学年生でも、そんな子が多くいます。 ●答えのない問題を考える力はありますか?  なぞなぞの様子を見ながら、私は心の中で「この子たちは自分の頭であれこれと思索を巡らし、紆余曲折を経て問題解決へ向かっていく」、そうした考える楽しさを知らないのだなと、ふと思いました。と同時に、この子たちがこのまま考える喜びを知らず、考える力を身につけないまま社会に出たら、一体どうなってしまうのだろうと危機感を覚え、ぞっとしました。  当然のことながら、社会に出れば答えのない問題の方が多いのです。仕事にしたって、自分で一からプランを立てなければならないこともあるでしょう。用意された答えなどなく、周囲とあれこれやり合いながら自分たちで答えを作り出していく作業なんて、いくらでもあります。或いは賛否両論ある社会問題について、自分の考えを表明することもあるでしょう。何を聞いても「さぁ。」「分からん。」「別に。」では当然やっていけないのですが、さて子どもたちとのやり取りをしていると、こうした答えが実に多いことが分かります。 ●考える方法は自然には生まれないのです。  答えを与えられることに慣れている子どもたちは、自分の好みで見聞きした情報や知識を、ある種の“答え”として鵜呑みにしがちです。あるクラスで、一つの論題について賛成か反対かに分かれ、その理由を述べると言うゲームをしたことがあります。一人の生徒は、自分が見聞きしたことを「こんなことが言われていて・・・」と、まぎれもない事実のように語った後、そこで話がストップしました。その“事実”と思われることを賛成なら賛成、反対なら反対の論拠として持ちこませる間もなく、自分で何が言いたいのかが分からなくなってしまったのです。ある情報に触れた時、そこに何の疑問を持つこともなく、そうなのだ!と取り入れてしまう。それに対して、何故?もない。真実かどうかの精査もないまま、あたかも自分の意見として刷り込まれた情報を、自分の言葉で論拠として語られなければならなくなったとき、当然のことながら、その“情報”と主張したい意見が論理的に全く繋がらないわけです。  こういう子たちが頭が“悪い”と言われているかと言うとそんなことはなく、むしろ学校の成績はすこぶる良いという場合が多いです。では何が問題か。それは、考え方を教わっていないことと、考える訓練が足りない、ということです。周囲の大人に「考えて」と言われ、分からないと答えると「よく考えて」と言われる。それでだめなら「もっとよく考えて」、しまいには「真剣に考えて」などと言われる。でも、子どもたちは言われれば言われるほど訳が分からなくなるだけです。何もない所から勝手に考える力は生まれません。最初の足掛かりとして教わらなければならない“方法”があり、それを用いてまずは考える型に慣れる。そこから型がやぶれ、様々な考えができるようになるものです。型はあるから破ることが出来る、即ち自由な発想、考えが浮かぶのであり、最初に教わるべき型、方法がなければ、それはただの“型なし”です。今の子どもたちは型なしのまま「考えてみろ」と言われている。訳が分からないから“型に見えるような情報”を取り入れてはみるものの、それをどう使えば良いかも分からない、「何か言ってみろ」と言われ、切羽詰まって出た言葉は頭から否定される。で、何もせずに黙っていれば、いずれ“答え”と言われるものを教えてくれる、という状況でしょう。これでは、当然ながら考える力は育たないわけです。 ●脳と心を鍛えるディベート  さて、私が教えている英語という言語は、言語自体が非常に論理的な仕組みになっているし、話を論理的に展開したい時に、とても使いやすい言語と言えます。主語と動詞を最初に明言し、因果関係をはっきりさせる作りになっているのです。(論理的思考が出来るようになると、英語力が伸びると言われています。)そんな英語を教えることを生業としながら、先に書いたような生徒たちを日々目の当たりにしてきました。その度に、このままではいけないのではないかという思いを強くしていきました。この子たち、英語が使えるようになったとしても、人間として社会に出たとき、或いは世界中の多様な人の中でうまくやっていかなければならなくなったとき、間違いなく太刀打ちできないな、と。子どもたちのために私に出来ることは何だろうと悶々としている時に出会ったのがまつもと式ディベートでした。  ディベートとは、広義においては、ある論題に対して異なる立場に分かれて議論すること、です。異なる立場に立つという点で、ディスカッション、即ち単なる議論、意見交換とは異なります。もちろんアーギュメント、口論でもなく、ソフィスティック、詭弁とも違います。特に教育ディベートと呼ばれるものに関しては、議論において守るべきルールが設定されています。更に、参加者の意思とは関係なく、自分の役割が与えられます。そして、第三者によって勝敗を決定する、いわばスポーツ、ゲームなのです。そんなディベートによって、以下のような力がつくと言われています。 • 問題意識を持つようになる。 • 自分の意見を持つようになる。 • 情報を選択し、整理する能力が身に付く。 • 論理的にものを考えるようになる。 • 相手(他人)の立場に立って考えることができるようになる。 • 幅の広いものの考え方、見方をするようになる。 • 他者の発言を注意深く聞くようになる。 • 話す能力が向上する。 • 相手の発言にすばやく対応する能力が身に付く。 • 主体的な行動力が身に付く。 • 協調性を養うことができる。 (出典:Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%99%E3%83%BC%E3%83%88 ) ●「知性と感情」の両方を使い対戦するサッカーディベート  そんなディベートの中でも、私が出会ったのがまつもと式ディベート。これはかつてアメリカ大使館で同時通訳を務め、後にNHKのテレビ上級英語講座で講師も務めたこともあり、現在、国際ディベート学会会長でもある松本道弘先生が考案した、別名「サッカーディベート」とも呼ばれるものです。(松本先生に関することはコチラのサイトをご覧ください。 http://www.english-kodokan.com/kodokan-02.html )このディベートの特徴は、論理と論理をぶつけ合い、相手をやりこめるだけのディベートではないと言う点です。人間には感情というものがあります。時にはやっかいなものですが、感情が動くからこそ人は納得します。まつもと式ディベートでは、論を立てて闘わせることに加え、情理で人に訴えかけるという役があるのです。人は論理だけでは、動きません。松本先生曰く、「説得しても人は動かない。納得すると人は動く。」と。これは、自身の経験に照らし合わせても、大きくうなずけることです。一方、感情だけで自分の意見を押し通そうとする人、皆さんの周りにもいらっしゃるかもしれません。しかし、そういう方の意見というのは、感情が先走るあまり、聞いていても何を言いたいのかが良く分からないことがあります。また感情をぶつけるのみでは、問題が解決されないことも、経験則で分かるかと思います。では、「論理」と「情理」を両方とも使いこなせるようになると、どうなるでしょうか。私は、実際にこのまつもと式ディベートを何度も体験する中で、全く違う出自、環境、国、宗教の下で育ってきた全く違う価値観の人間とコミュニケーションをとる上でも、このスキルは間違いなく役に立つ!そして、子どもたちが考える力をつけ、考えたことを言葉で外に出せるようになる、その訓練としてぴったりだと確信したわけです。松本先生は大人の英語学習者に対しても「英語よりもまずディベートを学んだ方が近道」と提唱されています。ディベートの試合では、読み・書き・傾聴・発言・強調生・思いやりの全てを駆使して戦います。まさしくこれはスポーツなのです。これを続けていくことが、こども達のさまざまな能力を高めていくのです。 ●まつもと式こどもディベート道場  そんなまつもと式ディベートを子どもに教え、実際に体験させるのが、今回企画した「まつもと式こどもディベート道場」です。子どもたちは、相手の意見をよく聞き、「論理」と「感情」を理解し、「あたま」と「こころ」で対話のボールをすばやく返す訓練をします。実はこのまつもと式こどもディベート道場、MBS放送土曜朝の情報番組「知っとこ」で、6月に放送された「ここまできた!こどものお稽古最前線」という特集の中で紹介されました。もしかすると番組を見た方もいらっしゃるかもしれません。ゲームを終えた子どもたちの感想がとても印象的です。「ディベートおもしろかった!」、「質問に答えるところがおもしろかった。」、「学校では意見を言っても却下されることがあるけど、ここでは何でも言えるから楽しい。」といったものです。そう、子どもたちは正しく方法を教えてもらえば、自分で考え、意見を言うことができる、その発想を大きく拡げることができるのです!こんな体験をどんどん積んでほしい!しかし、これまでは東京や関西圏でしか道場が開催されたことはありませんでした。さすがに、子どもたちを向こうに連れていくのは厳しい、ならば講師の方を香川にお招きすればいい!!そう思い立ち、11月、ようやくここ香川での開催が可能となりました!! ●強く「まつもと式ディベート道場」をお勧めするわけ  学校の勉強、資格試験の勉強、それも勿論大切です。(学校の勉強や企業の就職面接にも当然、ディベートは役立ちます。でも、そのためだけにディベート道場をお勧めするのではありません。)私は、自分の生徒たちがそれだけで終わってほしくはありません。物事を論理的に考えることができ、もちろん人の心も大切にする、そんなコミュニケーションのとれ���大人になってほしい!ましてや英語を勉強している子どもたちです。日本国内は勿論、世界中どこへ行っても通用する大人になってほしい!そう切に思っています。そのために私に出来ることは何か?その模索の結果がこのまつもと式こどもディベート道場です。  いずれは香川でも定期的に開いていきたいと考えていますが、まずはこの道場のこと、その理念を皆さんに知ってもらいたいと思っています。今回、連休初日、しかもほぼ一日という長い時間にはなりますが、是非とも多くの方に参加して頂けることを願ってやみません!!  ご不明な点、ご質問などありましたら、お気軽にお尋ねください! ---------------------------------- というわけで、まぁなかなか、読むのも大変な内容でございます。 すみませんm(__)m でも!本当に!! 私にとってはそれだけ強い気持ちで企画していることです 教室生や近隣のECCジュニアの先生方にも協力を頂いておりますが、 ジュニア生以外の参加も、勿論大歓迎!! 多くの子どもたちの参加を待っています さてさて。 今週一週間、田村町教室はレッスンお休みです。 生徒の皆さま、教室に来ないように気をつけてくださいね~
0 notes
mana612 · 6 years
Text
Tumblr media
疲れたとき、必ず見てしまうインスタアカウントがある。
▶ブックデザイナー 名久井直子さん(@shiromame)の飼猫の小春ちゃん。可愛い。とびきり可愛い。我が子にしたい。
▶イラストレーター えちがわのりゆきさん(@echigawanoriyuki)のアカウントに登場する愛娘、にちちゃん。可愛い。とびきり可愛い。我が子にしたい。
存在してるだけで癒されるこの2トップにこの度、新しい癒しのインスタアカウントが私の中に加わった。
香取慎吾さん。
言わずと知れたスーパーアイドルグループ、元smapのメンバーその人である。72時間ホンネTVとの連動で始まったSNS。初めてインスタの投稿がされた時の衝撃は忘れられない。つーかいまだに「ファッ香取くんインスタやってんじゃん!」って開いた時の5回に2回はびっくりする。
解散前、スマスマやスマステで暗い顔を見ることの方が多かったから、こんなに生き生きした姿、笑顔にまた出会えることが嬉しかった。
番組内容はともかく、3日間で100万人のフォロワーを獲得したのは彼の笑顔に惹かれたことが大きな理由なのではないだろうか。作られた笑顔ではなく、心の底から楽しそうなのが誰が見てもわかるから。
解散しても、きっと一生遊んで暮らせると思うし、これからは絵を描いたり好きなことをして生きていくのかなと思っていたので、すぐファンの方の元へ戻ってきてくれたのは以外だったが、これが本当にやりたかったことなんだなと感じた。
自分を求めてくれる人達の前で自由に表現する。制限される中ではなく、あくまでも自分の思うままに。解散したとしても、例え事務所から更新料10億円差し出されても、自由でいたかった。そう10億でもだ。10円置くのとちゃいまっせ。
新しい地図が発足されるまで、ホンネTVが始まるまでの間、多くの人の協力があったことは容易に想像できるが、特にマネージャーの飯島三智さんの力は相当なものだったと思う。
飯島さん、いや三智さんありがとう。
なんか知んないけど街 で三智さんに出会ったらお礼言っちゃうと思う。活動を再開してくれるようにサポートしてくれてありがとう。笑顔を届けてくれてありがとう。
一人の人の笑顔で何十万人、何百万人の人が幸せになれるなんて、やっぱり香取くんは選ばれた人なのだと思った。何度も繰り返すが彼のありのまま、心の底から満ち溢れるパワーに人は惹きつけられたに違いない。
ありのままでいること、今の時代の重要なキーワードである。
光に照らされた昼(太陽)の時代。精神主義の時代。
この地球は、2500年続いた夜の時代から昼の時代に移行した。これに関して、私はお話し会等は参加したことないのだけど、オガワさんがblogなどで公開されてるのでなんとなくの大筋はわかる。
でもどうして2500年なのだろう。地球が自転し、太陽の光が当たる時とそうでない時があるように、銀河全体もぐるぐると回っていて、中心か何処からか、「おおきな光」が注がれている。その光が照らされている時とそうでない時があるのではないか。知らんけど。
これまでの2500年はすべてが闇に包まれた文明が未発達の物質中心の時代で(おかげでテクノロジーが発達した)、これからの2500年は真逆の、高度に文明が発達した精神中心の時代。んでまた次の2500年は高度な物質中心の時代…なのか?また戦争とかいっぱい起きてしまうんか?知らんけど。
そうならないようにこの2500年は愛、魂、神…、目に見えない精神的な世界を発達させていかにゃならんね。また闇に覆われても、愛や魂や神がきちんと見えたり、感じることができるように。
とはいえーだ。まずはついこないだ切り替わった昼の時代についてぇーだ。生まれ変わるかどうかもわからん2500年後のこと考えても意味なし芳一。まさに今生きている昼の時代について考えましょうそうしましょう。
昼の時代は、今まで隠されていた、偽っていた自分はなくなり、本来の自分の姿が照らされる。勘の鋭い人はそのことに気づき始めていて、本来の自分に目覚め、この新しい次元に移行しているのがまさに今なのだそうな。スコレーに来てる人は、そんな霊的感覚の鋭い人で目覚めの早い人なんだって。良かったね。
ただ、スコレーでなくても、例えば表現をする世界、芸能界とかでも感覚の鋭い人は沢山いると思う。今回はそんな昼の時代の波(?)にノリにノリまくっているタレントの方を独断と偏見でご紹介したいと思います。
あ、申し遅れました、私、juhnと申します。ユンじゃないです。受粉(じゅふん)です。男でも女でもありません。どちらかというと、めしべです。
そろそろ本家から苦情が来てもおかしくないと思うのでいずれ自粛すると思います。来年とかいつの間にかこのブログ無くなってたら、そういうことなんだなって察してください。
そしてこのブログはあくまでも勝手な妄想で壁に向かってブツブツ呟いているだけなので決して信じないように。太陽の時代について知りたい人はちきゅうのがっこうに参加してね。こちらは読むだけ損。
冗談はさておき、昼の時代の波に乗ってる人、一人め。
小柳ルミ子さん。え、小柳ルミ子さんよ。
歌手でありダンサーであり女優。昔はパートナーである大澄賢也さんとメディアでラブラブな姿を晒しているのが印象的だった。
ただ離婚されてからはなんだかルミ子さん、とっても寂しそうだったな。新しいパートナーダンサーを迎えても「賢也君以外の代わりのダンサーはいない」って言ってたもんね。メディアでも瀬戸際の花嫁なんて揶揄されていて、そこまで言わなくてもいーじゃんかよ、とランドセル担ぎながらリトル伊藤はテレビ見ながら思ってましたよ。ええ。
それが今はどうでしょう。もうすっかりおなじみになっているが、彼女はサッカー解説者として大活躍しているのだ。
彼女がサッカーにハマり始めたきっかけは、2002年の日韓ワールドカップかららしいのだが、どんどんサッカー愛がエスカレートしていき、今では年間2000試合以上も観戦し、試合内容を記録したノートは100冊を超える程のサッカー狂。
そして今年ついに念願の解説者デビューを果たし、初解説と思えない玄人並の名言を連発した。
「ボシュ監督のアヤックスはヨーロッパリーグ決勝でモウリーニョにまんまとハメられた。(ドルトムントの)若い攻撃陣をどれだけマネジメントできるか。4-3-3の中でね」「個人的にはトゥヘルより期待してる。前任者はチームとの信頼関係がなかった」「サッカーはただクソ真面目にやってもダメ。ずる賢くないと。ジャッジを味方につけてしたたかに。それも人生だから」「サッカーは人生の縮図、社会の縮図、人間関係の縮図」
…凄過ぎ。
7月には彼��が選手の中で最も愛するリオネル・メッシと対面。展開早ぇ。
サッカーの話をしている時、ルミ子さんは非常に生き生きとしていて、見ているこちらもなんだか元気になれる。だって本当に本当に楽しそうなんだもん。恐らく彼女の、人を真っ直ぐに愛する心と、徹底的に分析、研究し、表現する才能がばっちりサッカーという分野に当てはまったのだと思う。良かったね。
続いて2人め。
香川照之さん。
俳優であり歌舞伎俳優。日本アカデミー賞最優秀助演男優賞受賞、ブルーリボン賞助演男優賞受賞など、華々しい経歴を持つ日本を代表する演者さんだが、近年注目されるのは、狂気と思える程の昆虫愛。幼い頃から昆虫が好きだったそうで、俳優さんになっても映画のロケで草むらがあると休憩時間熱心に昆虫を探していたそうな。
2016年10月に放送された、NHKの番組「昆虫すごいぜ」は大反響。放送後200件以上もの感想が寄せられる程だったそう。
とにかく熱い昆虫愛。カマキリの着ぐるみを着て多摩川の河川敷を這いずり回る画は衝撃以外の何物でもなかった。
「俳優生活苦節28年、やっと本当にやりたい仕事ができました!」「草むらを見るとムラムラする」「今日の衣装はカマキリの“メス”なので、私のことは『お母さん』と呼びなさい」
などなど、ルミ子さん同様に番組内でさまざまな名言が飛び出した。
本日、大晦日にEテレで過去4作が一挙に放送され、元旦には新作のマレーシアロケの模様が放送されるらしい。見たい。見た過ぎる。
きっと香川さんは【自然】というものと強いご縁があって、私達に自然と寄り添うこと、昆虫もしくは野生というものから多くを学ばせるために生まれてきたメッセンジャーのような方なのかもしれない。…と、なんかいい感じにまとめてみたが、番組見てもあんまり昆虫の知識は頭に入って来ず、ただただ自然相手に暴走する香川さん見てるのが面白いだけ。
しかしお2人とも、自分の心の底から湧き上がる「好き」に驚く程正直。ただ楽しんでいるように見えて仕方ないが、きっちり仕事に結びついている。そしてそれを見る視聴者も楽しい。元気が出る。まさにwin-winの関係。香取くんと同じような幸せに満ちたエネルギーを感じた。
もし、もしこれが全ての人に作用したらーー今すぐにでも世界は平和になる。
もう我慢しなくていい。時代は変わり、すべてが明るく、すみずみまで見え、感じられるようになった。心の底から湧き上がるものを表現すれば全てがうまくいく。新しい昼の時代とはなんと幸せな時代だろうか。
どんな人も底知れぬ可能性があり、これからそれが目覚めていく。これまでの自分からは思いもよらなかったことと出会えるかもしれない。まさに未知の大遭遇。
きっとそれは心のまま、感じたままに生きることがキーワードだと思う。性別も年齢も関係ないし、今どんな職業についていてももちろん関係ない。
ドロ沼離婚したってメッシにインタビューできるし、歌舞伎役者だってカマキリになれるのだ。
全ての人に無限の可能性がある。
さあそれで、自分はどうなのだと。未知すぎてわかんない。デザイン業やってっけども、大したことない。できないことの方が多いし。
そもそも私、宇宙人らしいので、地球が合わない。人の話がわからない。覚えられない。やろうと思ったことすぐに忘れる。全然違うこと話し出す。このこと書いてると泣きそうになる。
こんなんだから、まず会社の打ち合わせがめっぽう苦手。メモをしても何書いてんのか読めないし。つーか会議の話がわからな過ぎて、聞いてても左から右へ言葉が通り過ぎ、しまいには眠りこけ(そうになって)しまうのである。一瞬ね一瞬。…よく給料貰えてんな。
でも何故か、周りの考えてることがわかったりしちゃうもんだから、ミスをしてしまうと私に向けられたキツい感情を感知してしまい、しんどくなったりする。何年も通っている会社なのに、緊張し過ぎて会社近くのルノアールで、ホットミルクを飲んで気持ちを落ち着けてから出勤していた時期もあった。できるようになりたいのにできない自分。気合いを入れないと普通ができない。
光に照らされる昼の時代、本来の自分に目覚めていくのはいいけども、元の自分になればなるほど、社会に馴染めなくなって、生きてゆけなくなるのではないかという怖さに襲われた。サンセットのかおりさんにも、こんなような相談したっけかな。。泣きながら。
でもかおりさん、こう話してくれた。
「宇宙人だからできることをしてください。あんまり社会のとかのことは気にしなくていいし、マナさんが一生懸命にしていること、以外と違うかもしれない。まずは自分の魂の声を聞いてあげること。そして宇宙人だからオバQだからドラえもんだからできることがあって、そのためにこの地球に来ているから。ある意味自分の為にしていることが、私達の幸せを底上げしてくれると思いますよ。その方が私たち、HAPPYになるね。」
染みるーーー
できるだろうか。香取くんのように香川さんのように、ルミ子さんのように。自分のための幸せが、誰かの幸せに繋げられるだろうか。
自分を心の底から解放できる鍵はどこにあるのだろう。
かおりさんの言葉と共に、救いになってるのは、同じように宇宙人気質のスコレーで出会った大事な友人達。みんなすっごく頑張っている。勇気を貰える。もがきながらも、自分という家に住み付き合っている。その姿が愛しくて仕方ない。なんだか上から目線で申し訳ない。
いつか、いつの日か、そんな宇宙人達を沢山集めて会合を開きたい。皆で集まって、地球での頑張りを讃えたり、故郷の星のことを話しながら。わいわいやるのだ。宇宙人の大集合。未知の大大大遭遇。
「貴方は何処の星から来たの?あぁ、あの虹で出来た星ね。あの星、とても美しいと思ってたの。この地球で出会えるなんて本当に嬉しい」
「よくこの地球で頑張ってるよね。でも地球、とても美しくて大好きだよね」
こんなことを話してみたい。
ぶっとんでていい、話しがまとまらなくたっていい。皆がいてくれるだけで幸せになれる。なんかその皆の影響で、自分のやるべきことや、幸せになれること、見つけられるかもしれないし。勝手に妄想し、勝手にワクワクしてきた。来た来た、心の底から楽しいこと。
きっと楽しいだろうな。ぽかぽかした陽気の中、テーブルを囲んで身のある話や全く身にならない話で盛り上がる。皆がわいわいしてる姿を眺めながら、白湯をすする。その場にいたらきっと嬉しくてなんか知んないけど白湯で泥酔するかもしれないわ。史上初、白湯で酔う人間。
そして安心しきって、1人、皆の輪の中で眠りこけてしまうのだ。
それが今の夢。心から求める私の幸せ。そこから何か未知を引き出す鍵が見つかるかもしれない。
以上。
22 notes · View notes
takahashicleaning · 3 years
Link
TEDにて
ラリー・ブリリアント: パンデミックで求められる世界の協力
(詳しくご覧になりたい場合は上記リンクからどうぞ)
疫学者のラリー・ブリリアントが、TED代表のクリス・アンダーソンとの対談で、現在のコロナウイルス感染爆発についての正確な情報を確認しつつ世界の対応の評価をします。
ブリリアントは、このパンデミックを終わらせるための明確なプランを示し、その実現のために政治的・地理的な分断を越えて一致協力する必要がある理由を語ります。
「これはゾンビによる世界終焉の話でもなければ、大量絶滅の話でもありません。私達は、自らの最善の面を見せる必要があります」と彼は言います。(2020年4月22日収録)
(ヘレン・ウォルターズ)1人目は誰かしら?
(クリス・アンダーソン)生涯にわたってパンデミックを大変心配してきた人物です。
40年以上前。世界で天然痘が撲滅されたときに重要な役割を果たしました。2006年には、TEDに登壇し、パンデミックが起きる危険を警告し、我々がどうすべきかについて語りました。ラリー・ブリリアント博士です。
(ラリ���・ブリリアント)どうもありがとう。
(クリス)あなたは、あの講演でパンデミックがどのようなものかシミュレーション映像を見せてくれました。ここでまた見たいと思います。あれには寒気がしました。
(TED2006講演)パンデミックが、どんなものか、シミュレーションをご覧に入れましょう。何の話をしているのか分かるように、ここではアジアの南の方で発生したものとします。最初はゆっくりと離れた2、3か所に飛び火します。
それから、二次的な感染爆発が起こって、病気が国から国へと瞬く間に広がり、あまりの速さに何が起きているか分からないでしょう。3週間の内には、世界の至る所へと広がっています。
もし「元に戻す」ボタンがあって、時を巻き戻し始まった時点で隔離できたなら、早期発見と早期対応をしてウイルスをみんな 捕らえることができたなら、それがパンデミックのようなものに対処する唯一の方法です。
(クリス)あの講演は「早期発見」「早期対応」というのがテーマでこの言葉をみんなに復唱させましたよね。今でも、それがパンデミックを防ぐ鍵なんでしょうか?
(ラリー)そうです。指数関数的なスピードで広がるパンデミックに対しては、最初の2週間を無駄にし、2週間出遅れたなら失うのは最初の2週間分の死者や患者ではなく2週間で済んだピークです。早く動いていれば防げるものなのです!早期対応が重要であり、そのためには早期発見が必要です。
(クリス)COVID-19に対する世界の早期発見・早期対応状況はどう評価されますか?
(ラリー)この質問は事前にもらっていたのでいろいろ考えてみました。各国の査定をし、実際リストを作ってみました。島国の台湾やアイスランド。それに、ニュージーランドはAです(日本も同じ)島国の英国や島国ではありませんが、島国みたいに見える米国は落第点です。
韓国とドイツ��Bです。各国の対応は様々です。全世界が対応に躓いており、現状はあまり褒められたものではありません。
(クリス)発見はかなり早かったですよね。少なくとも中国の一部の医者は早くから気付いていました。
(ラリー)2002年のSARSより早かったです。あの時は6か月かかりましたが、今回は6週間でした。発見というのは気づくだけでなく、病原体が何か突き止めることです!!その点については高く評価できます。透明性や情報伝達はまた別の話ですが。
(クリス)落第点の国が犯した大きな間違いは何なのでしょう?
(ラリー)恐れや政治的無能さ。干渉の存在。深刻に受け止めるのが遅れたこと。とても人間的なことです。
歴史を通じてどのパンデミックにせよ、最初は否定され疑われたものです。しかし、そういった国々も素早く反応し、韓国のように出だしは遅れても挽回して健闘している国もあります。私達は2か月を無駄にしました。ウイルスに2か月間。爆発的に広がる機会を与えてしまいました。これは、いい考えではありません。
(クリス)確かに、このウイルスについては今でも情報が混乱しています。科学的なコンセンサスは、最終的にどうなりそうですか?例えば、重要な2つの数字である感染力と致命率などは?
(ラリー)念頭に置くべきものとして、ウイルスの活動にかかわる3つの要因があります。
1つ目は基本再生数で、1人の感染者が何人に感染させるかということ。今回の場合は、2.2とか2.4だと言われてきましたが、3週間前に重要な論文が Emerging Infectious Diseases誌で発表され、武漢のデータを振り返って調べたところ、実は5.7 だったのだと。言われています。
ここでの議論では、ウイルスは指数関数的なスピードで広がり、その基数は2.2~5.7だとしておきましょう。
重要な要因の2つ目は、潜伏期間ないしは世代時間と呼ばれるものです。それが長いほどパンデミックは、ゆっくり現れることになります。6日というように短い場合にはとても早く広がります。
そして、3つ目。見落とされがちですが、最も重要なのが感染しやすい人の割合です。いわば、ウイルスに潜在顧客がどれだけいるかということですが、今回のは新しいウイルスなので、80億人が対象になります。
世界が直面しているこのウイルスにとって、人間はみな同様に感染しやすく、免疫もないので肌の色も人種も貧富の差も関係ありません!!皆、平等です!!
(クリス)あなたが挙げられた数字はどれも近年現れた他の感染症と変わらないように見えますが、どういう組み合わせで、それが破壊的なものになっているんでしょう?
(ラリー)短い潜伏期と高い感染力という組み合わせです。
これを見ている誰もが、この病気に罹った人を知っているでしょう。多くの人が愛する者を失っています。重症化すると酷い病気です。世界中の救急救命科の医師や集中治療室で治療に当たる医師たちから問い合わせを受けていますが、皆、同じことを言います。
「誰を救うかをどう選べばよいのでしょう?あまりにリソースが不足しています」これは、人工呼吸器に繋がれて孤独に死ぬ恐ろしい病気ですがあらゆる臓器に影響します。
これを呼吸器疾患と言うのは誤解を招きます。流感みたいなものと思ってしまう。実際は、多くの患者が、腎臓の障害で血尿を出し、胃腸炎を患い、高い割合で心不全を起こし、味覚や嗅覚(嗅神経)に影響することも知られています。
もちろん肺の問題もあります。むしろ、血管のある臓器で影響を受けない臓器が、あるのかが疑問で、その点で天然痘を思わせます!!
(クリス)窮地ということですね。ここからどう進めばいいのでしょう。
(ラリー)対処法は変わりません。早期発見に早期対応。すべての感染者を見つけ接触者をみんな突き止めます。
接触者の追跡のための優れた新技術があります。検査キットや抗ウイルス薬やワクチンを作るため、素晴らしい科学者たちが迅速に取り組んでいます。みんなで流行を減速させねばなりません。
仏教では、精神統一のために時を遅くすると言いますが、私達は、ウイルスのスピードを遅くする必要があり、そのため社会的距離を取るのです。はっきりさせておきますが、ソーシャルディスタンスを取って、グラフをなだらかにしても感染者の絶対数は変わりません。
しかし、富士山みたいなピークをなだらかにして、病院のベッド不足で人命が失われることがないようにするのです。
心臓発作を起こした人や化学療法が必要な人。難産の人が入院できるようにし、限られたリソースでやりくりできるように、発展途上国では特にそうです。流行のスピードを落とし、波が来るごとに力を込めて踏みつけ、すべての感染者を見つけすべての接触者を追跡し(基本的人権は尊守が前提)
すべての症例を検査し、隔離が必要な人だけを隔離し、それをワクチンができるまで続けるのです。
(クリス)単に全般的な活動休止に努め、被害軽減を図る段階から個々の感染者を再び特定し、接触者の追跡をし、個別に対応する段階へと進めねばならないと。そのためには一段と多くの協調と意思と組織と投資が必要になりますが、そういう動きの見られない国もあります。できますか?どうすれはできるのでしょう?
(ラリー)もちろんできます。台湾もアイスランドも見事にやっています。ドイツや韓国。それぞれ異なる戦略を取っています。それには優れた統治能力と深刻に受け止めることが必要で、政治家ではなく、ウイルスに詳しい科学者の意見を聞く必要があります。
もちろん可能なことです。思い出してほしいんですが、これは別にゾンビによる世界の終焉ではないし、大量絶滅するわけでもありません。98%とか99%の人は生き残ることができます。やれると分かっている方法で対処する必要があり、みんなが最善の面を出す必要があります。家にいる人も科学者も政治家もそうです。
(クリス)将来、もっと酷い病原体が現れるというのはあるんでしょうか?備えをしておくべきもっとたちの悪い数字の組み合わせを思い描くことはできますか?
(ラリー)天然痘の基本再生数は、3.5~4.5でCOVIDもたぶん同じくらいになるでしょう。天然痘では、人類の3分の1の人が死にましたがワクチンがありました。そういう違いがあります。
「コンテイジョン」という映画を作ったのも懸念してのことです。見ている人がいるかもしれませんが、あれはフィクションですからね。映画ではずっと致命率の高いウイルスが出てきます。
(クリス)あの映画はNetflixで人気になってますよね。アドバイザーを務められたんだとか。
(ラリー)ええそうです。あの映画は本当のパンデミックがどんなものかを示すために作ったので、すごく恐ろしいウイルスにしました。あの中でウイルスが、コウモリからリンゴ、豚、料理人を経て、グウィネス・パルトローへと伝わっていきますが。
これは、スピルオーバーとか人獣共通感染症と呼ばれ、動物の病気が人間へと感染するのです。これまでとこれからの30年を考えると過去30年の間にはエボラ、SARS、ジカ熱、豚インフルエンザ、鳥インフルエンザ、西ナイル熱。
そういう耳障りな名前を全部挙げることもできますが、人間にうつるようになった新たなウイルスが30~50ありました。残念ながら、これからはパンデミックの時代に入っていきます。
それに応じた振舞いをし「ワンヘルス」の考えを実践する必要があります。人間と動物と環境は、同じ世界の中にあって生きていることを理解し、自分たちは特別な種だという幻想を捨てる必要があります。ウイルスにとって違いはないのですから。
(クリス) なるほど、ワクチンに触れられましたが、ワクチン開発を加速するすべはあるのでしょうか?
(ラリー) あります。コンピューター科学でだけの話と思っていたことが、現実に行われていてワクワクします。これまでそういうものとされてきた何段階もの直列的なプロセスが変わりつつあるのです。安全性のテス。それから、有効性のテスト。それから、効率のテスト。
それから、製造と。そういう3つとか4つのステップを直列でなく同時並列的にやっているのです。ビル・ゲイツは、アメリカで7つのワクチン製造ラインを作ると言い、最終的に作るワクチンが、まだ分からない段階で製造の準備に取り掛かっています。
安全性と有効性のテストも同時並列的に行っています。これには、国立衛生研究所も喜んでいるでしょう。とてもワクワクすることです。
(クリス) ワクチンができるのはいつになるのでしょう?1年後とか1年半後というのは可能なんですか?
(ラリー) それについては、アンソニー・ファウチが、第一人者ですが、12~18か月と言っています(2020年12月の段階ではRNAワクチンが大量生産可能な状況になっています)
最初のワクチンは、もっと早くできると思います。ただ、聞いているかもしれませんが、このウイルスでは、天然痘の時のような長期的な免疫は得られないかもしれません。
そこで、病気に勝てる強い免疫が付く、抗原性補強剤を加えたワクチンを作ることで長期的な免疫が獲得できるようにしようとしています。そのため少し長くかかるんです。
(クリス) 最後の質問です。
2006年にTEDプライズを受賞された時にお聞きした願いは、パンデミックに備えるシステムを作り、今起きてるようなことを防ぎたいということでした。世界に失望されたのではと思いますが、今また願い事をするとしたら何を願いますか?
(ラリー) 発見の早さの点では、失望どころかむしろ喜んでいます。
2006年。当時は、動物から人間に感染したウイルスが分かるのに、平均で6か月かかっていました。最初のエボラなどがそうです。今では、最初の症例を2週間で見つけています。
これには不満はありませんが、発見までの時間を潜伏期間の長さにまで縮めたいですね(数日程度)。それより、大きな問題があります。天然痘根絶計画では、あらゆる肌の色。あらゆる宗教。あらゆる人種の人々。非常に多くの国々が力を合わせました。
パンデミックを克服するために、世界が一丸となって取り組んだのです。今の我々は遠心力の犠牲になっているように感じます。ナショナリズムの垣根に隔てられています。特定の分野では、みんな一緒だと思わなければ、パンデミックを克服することはできません。
これは別にお花畑の理想論ではなく、パンデミックによってそう認識せざるを得ないのです。世界的な問題に対する世界的な解決のためにみんなで力を合わせる必要があります。それ以外に道はありません。
(クリス)ラリー・ブリリアント。どうもありがとうございました。
(ラリー)ありがとう。クリス。
(合成の誤謬について)
合成の誤謬とは、ミクロの視点では正しいことでも、それが、合成されたマクロ(集計量)の世界では、必ずしも意図しない結果が生じること。物理学では、相転移みたいな現象です。性質が変わってしまうということ。
ミクロのメカニズムが個人同士の経済における仕組みであるのに対して、マクロのメカニズムは、国家間や経済全体の循環における仕組みだからである。
例えば、家計の貯蓄などがよく登場するが悪い例えです。前提条件が、所得が一定の場合!!所得が一定じゃない増加する場合は?これは、論じていませんので参考になりません!!(法人が提供する製品やサービスの価格も一定の場合も前提条件です)
1930年代のアメリカ経済が金融危機2008と似たような状態に陥った時、ケインズは、「倹約のパラドックス」というケインズ経済学の法則を発見しています。
それは、ポール・A・サミュエルソン(1915-2009)が、近代経済学の教科書「経済学」の冒頭で「個人を富裕にする貯金は、経済全体を貧困にする!(所得が一定の場合)」というわかりやすい言葉で表現しました。しかし、庶民の所得が増加し、貯蓄が投資、消費に回る場合には、「倹約のパラドックス」は生じません。
その後、この「倹約のパラドックス」は、アメリカの経済学者・ケネス・J・アロー(1921- )が「合成の誤謬」を数学的論理に基づいて「個人個人がそれぞれ合理的選択をしても、社会システム全体は合理的選択をするとは限らない」を検証してみせた。 要するに、部分最適ではなく、全体最適させていくということ。
つまり、新産業でイノベーションが起きるとゲーム理論でいうところのプラスサムになるから既存の産業との 戦争に発展しないため共存関係を構築できるメリットがあります。デフレスパイラルも予防できる?人間の限界を超えてることが前提だけど
しかし、独占禁止法を軽視してるわけではありませんので、既存産業の戦争を避けるため新産業だけの限定で限界を超えてください!ということに集約していきます。
なお、金融危機2008では、マイケル・メトカルフェも言うように、「特別資金引出権(SDR)」は、2008年に行われた緊急対策で、一国だけで行われたのではなく、驚くほど足並みの揃った協調の下に国際通貨基金(IMF)を構成する188ヶ国が各国通貨で総額2500億ドル相当を「特別資金引出権(SDR)」を用いて世界中の準備通貨を潤沢にする目的で増刷してます。
このアイデアの根本は、元FRB議長であったベンバーナンキの書籍「大恐慌論」です。この研究がなければ、誰一人として、変動相場制での当時の状況を改善し解決できなかったと言われています。
それ以前では、固定相場制でのマーシャルプランが有名です。
<おすすめサイト>
日本経済と世界経済(KindleBook)- 東京都北区神谷高橋クリーニング
ウーリ・アロン:新型コロナウイルス感染症(COVID-19)出口戦略、ロックダウン終了と経済活動再開を目指して
クリスタリナ・ゲオルギエバ:パンデミック後の世界経済を立て直すには?
<個人的なアイデア>
アメリカのノーベル賞受賞経済学者ミルトン・フリードマン、元FRB議長であったベンバーナンキの書籍「大恐慌論」も言うように、金融危機2008、コロナショック2020などの急落に直面する対策として、ゼロ金利、マイナス金利、金融政策が出尽くした後に、よく登場する最速実行再分配政策が、個人への緊急的な現金給付!!!
各国によってスピードは異なるが、政策閣議決定後、人間の限界を遥かに超えるスピード。1秒以内で現金到着が理想。各国競争してみれば、今後の恒久対策として中央銀行のデジタル通貨なども考慮しつつ、新産業が産まれプラスサムになるかもしれません。
MMT(Modern Monetary Theory)によると、現状の貨幣での現実的なアイデアとして、社会保障に還元される日本の消費税は現状維持しつつ、現金給付額にも消費税がかかるので現金給付額を上げて、毎月給付にすると消費税率と社会保障費下支えとが均衡状態になる?と同時に、実体経済の経済成長率「g」の下支えにも寄与する?
これらの総量が、急激な不況時の資本収益率「r」以上なら、もしかして?回復して正常な経済環境に戻る期間も短縮できるかもしれません。
スペイン風邪から国民皆保険を構築した岸総理(他には、国民皆年金、最低賃金法もあります)現政権の安倍総理、母方の祖父を見習いコロナウイルスから、毎月の国民皆給付を構築すれば歴史に残る業績になるし、継承する権利もある!
現政権の安倍総理、麻生副総理。この二人でしかできない天命を果たせ!アベノミクスの最終地点がコレだ!この絶妙のタイミング!
天命と言わずにはいられない!
感染症との戦いは、人類の宿敵とも言っていい未知のウイルスとの戦争です!
今までは、パンデミック時の対策としてデータのないスペイン風邪の書物や言葉を参考にしていたが、インターネットの発展やCPU、GPUがムーアの法則によりスーパーコンピューターの領域に現代は突入している。
情報技術が発展し、スマートフォンとして手のひらサイズに収まり、ウイルスを感染予防するための距離を広げながらも、データとして全世界と光速で共有できるため、そのスピードとウイルス伝播のスピードと伍している?
局面ごとに対策を適性に行えば伝播速度を上回りコントロールできる感じもある!ラリーブリリアントが構築したシステムの功績もあります。
量子コンピューターも量子超越性を達成してることもプラスです。
ジョンズ・ホプキンス大学のシステム科学工学センター(The Center for Systems Science and Engineering:CSSE)感染者ダッシュボード
新型コロナウイルスの場合、新規感染者数が、2倍になる日数が10日以上になれば、R0(アールナート)が1以下に減衰してピークアウト状態になると理解できる。
日本の場合、PCR検査の結果が判明する14日後より短いから、検査結果日数を10日以下にできれば、ヤキモキせずスピード感ある判断が可能になりそうだ。
つまり、未知のウイルス。アウトブレイク発生確認後の緊急事態宣言発動は、クラスターが発生しやすいチェーン店などの大規模な場所から早期閉鎖が原則とデータから判明した!
日本の場合、アウトブレイク発生確認後から緊急事態宣言発動までの余裕日数は、新規感染者数が、2倍になる日数です。例えば、5日で2倍なら、5日以内で初動初速最大化発動しないと危険ということ!
R0が2.5付近では、発動日から10日でピークアウトが最速値。7、8割の人の外出制限要請StayHome(元々、人がいない地域での7、8割削減は意味ないし不可能だから政令指定都市だけにすること)ソーシャルディスタンス。などの初動初速最大化すれば、収束までさらに10日で計算上は20日で解除可能領域に近づける目安となります。
生産管理手法のクリテカルチェーンもリアルタイムの感じた感覚で考慮すると余裕バッファーをもう10日で、ひと月。えっ。ここまで自分で書いてよく見ると現実の数値にかなり符号する。
休業要請解除を10段階くらいに分けて地域ごとに段階的に基準を決めて行う。
日本の場合。緊急事態宣言、休業要請は現金給付や保証とセットで最速実行が原則。
日本の場合、透明性を持たせて休業要請解除の基準を決め、きめ細かく設定しないと現在の都知事とか権力者の気分で権力濫用されたり選挙に悪用される危険性がある。
今後の医療崩壊回避のため、医者を含めた疾病や保健所などの医療従事者を単純に現在の倍に育てて増員したら余裕バッファーが半分くらいになりそうな直観が出た。
今後は、休業要請解除!スペイン風邪同様第二波三波、第四第五の小波に備え、国からの現金給付支給をもう数度実行してもいい。Rtが1以下になり次第、休業要請解除!の後に、緊急事態宣言を機動的に解除。
この局面でもっとも効果的なソーシャルディスタンス領域をかんたんに実行。かんたんに実現できる小規模な所から。
時間軸のあるR0をRtとした都道府県別。新型コロナウイルスリアルタイムデータ
クラスター発生地点の見守りを継続する。再びアウトブレイクになり次第。最速で緊急事態宣言を再び発動して、1年かけて5、6回繰り返し、新規感染者数をピークアウトさせて分散、減少させていく!
何度も言うが、スペイン風邪同様第二波三波、第四第五の小波に備えるため!
小池百合子都知事という悪徳政治家は即刻辞職して、後世の女性への権力に固執しない手本を示し、的確に新型コロナウイルス対策できる人間に変われ!以下の指摘3つを真摯に受け止めて瞬時に改善しろ!(全世界に拡散希望)
1)休業要請緩和の各ステップの目安日数(1週間の平均感染者数:20人未満、感染経路の追えない感染者の割合:1週間平均が50%未満、1週間単位の感染者の増加比:1以下)をごまかして各段階を具体的数値で表現しない。クソロードマップだ!!今回の都知事選挙のために政治悪用してるのは明白!!的確に新型コロナウイルスに対策できる人間に変われ!
2)再要請の目安(1日の感染者数:50人、感染経路の追えない感染者の割合:1週間平均が50%以上、1週間単位の感染者の増加比:2以上)も隠すように表示してるクソロードマップだ!今回の都知事選挙のため政治悪用してるの明白!!的確に新型コロナウイルスに対策できる人間に変われ!
3)2週間単位じゃなく1日単位にしないと一つずつ緩和のステップを進めていく意味がないクソロードマップだ!!今回の都知事選挙のために日数伸ばすために政治悪用してるのは明白!!的確に新型コロナウイルスに対策できる人間に変われ!
具体的には、2020年5月中旬に、緊急事態宣言を1日単位でスピード解除(現都知事は、説明責任をせず気分で言葉を変えて言葉で惑わし政治悪用するので、数値を基準にした休業要請を1日単位でスピード解除)を早期に行う。
こうすることで、マクロ経済的にもバランスを維持していく。
前提として、直近1週間10万人あたり新規感染者0.5人位?(わかりやすく言うと、1400万人いる東京都は7 日間で、70 人位。一日7人位)で緊急事態宣言解除。
他には、神奈川県は46人位一日6人位。埼玉県は37人位一日5人位。千葉県は31人位一日4人位。とざっくりとした目安になります。
以降は、30日間経過観察し2回目に備える。オーバーシュートし始めたら2回目の緊急事態宣言を再び発動(現金給付とセット:一回目の延長の分も含めて一律20万円)し、1回目と同じように繰り返し、50日でスピード解除。つまり、最速80日周期で1年かけて4、5回繰り返し、新規感染者数をピークアウトさせて分散、減少させてい��!
データから判明した6割程度の人の接触制限(元々、人がいない地域での削減は意味ないし不可能)で増加しないフラットな均衡状態を維持できる。
しかし、わかりやすく言えば、10人を4人にし続けたら商売にならないのは明らか。これでは、マクロ経済活動を維持できないため、その減少分を法人は、巨額な内部留保があれば、それを金融工学で資金繰りを下支えしつつ
国民皆給付で一律毎月10万円の庶民生活を下支えし続ける!(ボーナスも危ういので多少なりとも毎月気持ち分補助してもらう)これがベスト。
新規感染者を数人位の緊急事態宣言解除直後の低水準で均衡させつづければ、6割程度の人の接触制限してマクロ経済を維持できそうな感じは現時点ではする。
7月になり、小池百合子は公約も実現してないのに再選した稀代の悪女!自ら辞めて責任もとらない。昨年は、モンテスキューの「法の精神」も言う権力分立の原則を無視して国政と都知事を兼務しようとする悪い女性の見本と判明(全世界に拡散希望)
新規感染者も四月の水準に数の上では迫っている!
しかし、検査数と新規感染者の割合を見ると七月の水準では四月ほどではなく、さらに、退院者数を引いて見る。医療提供キャパシティ数が不明で数値を出して欲しいが、これらを考慮すると•••
再びの緊急事態宣言は、新規感染者が現状4桁到達。人口規模が大きい東京都が1000人以上なら実行する価値はある!現金給付とセットで!(検査数、医療提供キャパシティ数が増えれば2000、3000でも耐えられるかも?これはまだ未知の領域)
7月の重傷者数も4月の水準ではないので、4月の水準に近づき次第。再びの緊急事態宣言で良いのではないか?そんな感じもします。
海外の結果は、アメリカ、ヨーロッパは速めにロックダウンした(日本は緩いロックダウン)
スウェーデンは独自の社会実験でパンデミック中に行政府がほとんど行動制限を加えず、通常の生活を続けるとどんなことになるか?結果は変わらない。
自ら感染を広げただけで、経済的に何の得にもなっていないらしい。人口100万人当たりの死者数が世界的にも高い水準になってしまった。重症者増加悪化する。ロックダウンが経済悪化の原因ではないこと。すべての原因はウイルスそのものの伝播力と判明。
日本は湿気の多い夏の時期でも、この伝播力の怖さが明らかになる。実効再生産数1.5から2くらい。
歴史の経験が実証されデータが得られワクチンや治療薬が重要という昔のパンデミック時の教訓が正しいことが世界中で再認識された。
PCR検査などを抽出から全数に変えても統計上はあまり変わらない。前提として、数値の量や正確さにこだわらず測れるのが統計。量子力学に多用されてる。統計には、全数と抽出がある。
むやみに、感染者を排除しても基本的人権を侵害するだけで感染者差別を産む可能性もある(マスクの有無で既に差別的になってる)
ハンセン病患者の強制隔離政策。第二次大戦の教訓が無視され弱者に対して権力濫用に繋がり、日本では、権力者を縛る憲法により結論を示し、ついに決着した。非常に重い最高裁判所の判例や現実が大きくあり、パンデミックの最中には、混乱するだけで導入は難しい。
現に、検査数が日々変動してるため、新規感染者数が過去の数値と単純比較できずに陽性率で比較するプロセスも必要となるから、この時間差や感染者集計の時間差を権力者に言葉巧みに悪用されてる。
つまり、この元凶の権力者とは現在2020年の再選した政界風見鶏と言われる都知事小池百合子!過去には、行政府、警察に拡大解釈され強欲マスメディアがあおり第二次大戦に至りました。
未知のウイルスは、医療従事者や専門家も素人同然に成り下がるのは、東日本大震災2011の地震学者(こちらは理論破綻)で証明されてる。
にもかかわらず、今回、新型コロナウイルス2020でも、プライド、特権意識が邪魔をして、アマチュアの意見も引用して受け入れないため、未知のウイルスの伝播力で後手に回る。
現場で経験したアマチュアを含めて知見が集まるまでの人の手でデータにするまでの時間は、 CPU、GPU、量子コンピューター、インターネットで情報を光速で共有できるメリットを最大化できなくなると判明もした!
理論も大事だが現場経験が先!まぁ、カントも言ってることだから専門家、教授レベルなら熟知してると思うけど、知らないのかな?
日本の場合、ウイルス感染力低減対策のひとつ。緊急事態宣言後、最速で、高速道路、鉄道の法人であるJR、私鉄が協力体制をとって、都道府県内で折り返し運転をして他県に移動しづらくする方法。
それか、違う効果的なアイデアがあればいい?たしか、東日本大震災の時も実行してたような?
サブスクシェア経済は、具体的に言うとウイルスをベタベタな手で撒き散らすような強欲不潔感なイメージ。
食品扱うなら公衆衛生は最高レベルで!
公衆衛生の義務を厳格徹底し、感染症に欲のスキを突かれるため、強欲不潔な法人を規制して、事業停止を保健所は機動的に強制執行できるように法律を改正。
デフレスパイラルも危険なので、最低賃金以上を義務化、公衆衛生の義務を厳格徹底することで、抑止力をサブスクシェア経済に与えること!
さらに、人間を追跡する人工知能のストーカーアルゴリズムのみを今後禁止にして、ベンチャー企業がサブスクを開発したら高額罰金を与えるのはどうだろうか?
すでにある企業にも、悪用予防で高額罰金をかけていく。個人情報保護法に追加。GAFAは、指摘を受け止めて改善するが、それ以外の中小規模がより危険。
Uberなどは、その一つです。ドン・タプスコットが「ブロックチェーンレボリューション」の中で、UberやAirbnbやTaskRabbitやLyftといった。共有経済について話題にしています。対等な個人がいっしょに富を生み出し、共有するというのは。とても強力なアイデアです。
でも、私に言わせるとそういった企業は本当に共有をしてはいません!!実際、これらの企業が成功しているのは、まさに共有しないことによってなのです。さらに、高インフレの国でないとデフレスパイラルが起きてしまい、次第に賃金が上昇しなくなります。
現在の唯一の解決法は富の再分配でデファクトスタンダードをとっているプラットフォーマー企業に課税して広く配分するということです。ここが重要!!と言っています。
情報技術の発展とインターネットで大企業の何十万、何百万単位から、facebook、Apple、Amazom、Google、Microsoftなどで数億単位で共同作業ができるようになりました。
現在、プラットフォーマー企業と呼ばれる法人は先進国の国家単位レベルに近づき欧米、日本、アジア、インドが協調すれば、中国の人口をも超越するかもしれません。
法人は潰れることを前提にした有限責任! 慈愛や基本的人権を根本とした社会システムの中の保護されなければならない小企業や個人レベルでは、違いますが・・・
ヨーロッパでの一般データ保護規則(GDPR)でも言うように・・・
年収の低い個人(中央値で600万円以下)から集めたデータほど金銭同様に経済的に高い価値を持ち、独占禁止法の適用対象にしていくことで、高価格にし抑止力を持たせるアイデア。
自分自身のデータを渡す個人も各社の取引先に当たりデータに関しては優越的地位の乱用を年収の低い個人(中央値で600万円以下)に行う場合は厳しく適用していく。
キャシーオニールによると・・・
思考実験をしてみましょう。私は、思考実験が好きなので、人種を完全に隔離した社会システムがあるとします。どの街でも、どの地域でも、人種は隔離され、犯罪を見つけるために警察を送り込むのは、マイノリティーが住む地域だけです。すると、逮捕者のデータは、かなり偏ったものになるでしょう。
さらに、データサイエンティストを探してきて、報酬を払い、次の犯罪が起こる場所を予測させたらどうなるでしょう?
あら不思議。マイノリティーの地域になります。あるいは、次に犯罪を犯しそうな人を予測させたら?あらら不思議ですね。マイノリティーでしょう。データサイエンティストは、モデルの素晴らしさと正確さを自慢するでしょうし、確かにその通りでしょう。
さて、現実は、そこまで極端ではありませんが、実際に、多くの市や町で深刻な人種差別があり、警察の活動や司法制度のデータが偏っているという証拠が揃っています。実際に、ホットスポットと呼ばれる犯罪多発地域を予測しています。さらには、個々、人の犯罪傾向を実際に予測しています。
ここでおかしな現象が生じています。どうなっているのでしょう?これは「データ・ロンダリング」です。このプロセスを通して、技術者がブラックボックスのようなアルゴリズムの内部に醜い現実を隠し「客観的」とか「能力主義」と称しているんです。秘密にされている重要で破壊的なアルゴリズムを私はこんな名前で呼んでいます「大量破壊数学」です。
民間企業が、私的なアルゴリズムを私的な目的で作っているんです。そのため、影響力を持つアルゴリズムは私的な権力です。
解決策は、データ完全性チェックです。データ完全性チェックとは、ファクト(事実)を直視するという意味になるでしょう。データのファクトチェックです!
これをアルゴリズム監査と呼んでいます。
人間の概念を数値化できないストーカー人工知能では、不可能!と判明した。
未知のウイルス。新型コロナウイルスでは、様々な概念が重なり合うため、均衡点を決断できるのは、人間の倫理観が最も重要!
複数概念をざっくりと瞬時に数値化できるのは、人間の倫理観だ。
しかし、サンデルやマルクスガブリエルも言うように、哲学の善悪を判別し、格差原理、功利主義も考慮した善性側に相対的にでかい影響力を持たせるため、弱者側の視点で、XAI(説明可能なAI)、インターネット、マスメディアができるだけ透明な議論をしてコンピューターのアルゴリズムをファクトチェックする必要があります。
さらに、2020年5月21日。ついにリリースしました。AppleとGoogleが、協調してプライバシーに配慮し高いセキュリティの、APIを提供してます(中国のアプリは危険なため)
以下は、iOS、Androidアプリの作成に当たってライセンス上、守るべきガイドラインです。
第一に、アプリは公衆衛生当局が自ら作るか、外部機関に依頼して作らせたものでなければならず、しかも「COVID-19対応」以外の目的では利用することができないライセンスになっている。できるだけ多くの人が、同じアプリを使用し分断が起きないようにAPIの利用は1カ国1アプリのみ。
第二に、Exposure Notification API(濃厚接触通知API)の利用の前に、ユーザーの同意を得る必要がある。
第三に、利用者のCOVID-19感染が確認された場合、結果を共有する前に、必ず利用者の同意を得る必要がある。(同意を得ると当局が利用者のデバイスにひも付いた「Diagnosys Key : 診断鍵」に対して「陽性」の情報を登録する。二段階でキー生成がなされます。)
第四に、アプリは、利用者のスマートフォンから可能な限り最小限の情報しか獲得してはならず、 その利用はCOVID-19対策に限られる。ターゲティング広告を含め、それ以外のあらゆる個人情報の利用は禁じる。
第五に、アプリは、スマートフォンの位置情報獲得を求めてはならない。
などの個人を特定しにくくする工夫が加えられている新型コロナウイルス「濃厚接触通知」のプライバシー強化がほどこされています。
具体的に、AirDropやApplePayの仕組みを応用し、通信方法はBluetooth経由で、暗号化された毎日ランダムに15分単位で生成されるお互いのキー情報のみを相互接続します。
ApplePayの仕組みについて(当店サイトからも曲購入にて対応しております)
GPS情報、ユーザーの氏名や性別、年齢も原則取得しない
ユーザー同意のもと感染報告者の「キー(その1)」は、政府か保健機関が提供するアプリを通じてサーバーへ送られる。
続いて、API対応アプリは、定期的に全国から報告される「キー(その1)」をダウンロードする。そして、端末上で、���かと会ったときの「キー(その2)」とマッチするかどうか判定し濃厚接触の可能性を判定する仕組み。
日本では、行政府の厚生労働省チームが進めるアプリ開発で同APIを利用します。このAPIは、常にAppleとGoogleが改善して全世界同時アップグレードされます。
1、2ヶ月程度で、1000万ダウンロード達成は、他のアプリと比べても平均くらいの普及率です。いや、でも、速い方かな?
メルカリなども1年くらいは必要としていたし、Lineもこのくらいだったかな?1000万ダウンロードでモンスターアプリと言われる世界。
その他のSNS、Twitter、FaceBookなどは、2000万前後のダウンロード数を誇っているアプリはほんの数%。cocoaも数ヶ月で達成しています。
2020年の4月と7月の違いは、新型コロナウイルスの場合、空気感染ではなく、飛沫感染という性質を考慮すると•••原則は、常にマスク着用、ソーシャルディスタンス。
検査数の量と陽性率でも見ると、東京都は、陽性率2、3%、200人前後で重症者数もバランスよく維持すれば、新型コロナウイルスを最小限に抑えつつ経済を持続できそうだ。
最新の研究によると、不織布のサージカルマスクなどは、感染予防にならないが、他人への拡散を抑える効果、ウイルス摂取量を抑える効果があるから、周囲の人たちが7、8割以上が行えば、実効再生産数を低下させ集団免疫に近い低減効果が得られるかもしれない。
ワクチンと同じくらいの防御効果がありそうだ。安全性の高いワクチンができるまでの実行再生産数を、1 より少なくする時間稼ぎに有効ということだけしかない。油断は禁物です!
吐く息の場合。不織布マスクは80%カット。布製マスクは70%カット。フェイスシールドは20%カット。マウスシールドは10%カット。
吸う息の場合。不織布マスクは70%カット。布製マスクは40%カット。フェイスシールドは効果なし。マウスシールドは効果なし。
続いて、日本国憲法尊守を前提で!
新型コロナウイルス2020に対応したFRBの金融政策と財政政策に異次元な変化が生じてる?
マネーストックとは「金融部門から経済全���に供給されている通貨の総量」のこと。
具体的には、金融機関・中央政府を除いた法人、個人などが保有する通貨(現金通貨や預金など)の残高を集計したもの。
日本銀行のベースマネーをコントロールするゼロ金利、量的緩和とは別枠で、ベースマネーからマネーストックへの橋渡しをする機関が弱いのでボトルネックになっていた。
ここで新型コロナウイルス2020が起きた!
将来の設備投資である個人デジタル貨幣型ベーシックインカム活用も含めて•••
アメリカのノーベル賞受賞経済学者ミルトン・フリードマン、元FRB議長であったベンバーナンキの書籍「大恐慌論」も言うように、金融危機2008、コロナショック2020などの急落に直面する対策として、ゼロ金利、マイナス金利、金融政策が出尽くした後に、よく登場する最速実行再分配政策が、個人への緊急的な現金給付!!!
各国によってスピードは異なるが、政策閣議決定後、人間の限界を遥かに超えるスピード。1秒以内で現金到着が理想。各国競争してみれば、今後の恒久対策として中央銀行のデジタル通貨なども考慮しつつ、新産業が産まれプラスサムになるかもしれません。
MMT(Modern Monetary Theory)によると、現状の貨幣での現実的なアイデアとして、社会保障に還元される日本の消費税は現状維持しつつ、現金給付額にも消費税がかかるので現金給付額を上げて、毎月給付にすると消費税率と社会保障費下支えとが均衡状態になる?と同時に、実体経済の経済成長率「g」の下支えにも寄与する?
これらの総量が、急激な不況時の資本収益率「r」以上なら、もしかして?回復して正常な経済環境に戻る期間も短縮できるかもしれません。
世界的な流れから各国政府経由で手厚い給付金を全国民に支給することになる。
日本も世界同時で協調し、国民皆給付を行うがスピードが世界に比べて同水準になってないことが判明した!そのうち改善するでしょう。
スペイン風邪から国民皆保険を構築した岸総理(他には、国民皆年金、最低賃金法もあります)安倍政権時代の安倍さんは、母方の祖父を見習いコロナウイルスから、毎月の国民皆給付を構築すれば歴史に残る業績になるし、継承する権利もある!
安倍政権時代の安倍さん、麻生さん。この二人でしかできない天命を見事果たした!アベノミクスの最終地点がコレだ!
この絶妙のタイミングで緊急的に構築した!天命と言わずにはいられない!
国民皆給付は達成したが、世界的な流れである毎月の国民皆給付には到達していない!
次善のアイデアとしては、三ヶ月に一回給付金。つまり、春夏秋冬に一回ずつ給付金も検討する価値はあります。
誰が発展させて引き継ぐのか?本人自身が行うのか?今後の継承を期待します。引き継いだ人間は、確実に人類の転換点に成し遂げた歴史に残る業績として記録されることでしょう。
将来は、官庁から量子暗号運用へ移行するための期間の長いデジタル化を始めてするも良し、庶民が行政手続きする際の申請だけにするなら資するかも?
金融機関への紐付け解除プロセスは現状維持として、まだアナログで十分!
前提条件として、基礎技術にリープフロッグは存在しません。応用分野のみです!
金融機関への紐付け?義務化は憲法違反。許可選択制にしろ!紐付け解除もできるようにしないと基本的人権侵害。
歴史の浅いコンピューターは、人間ではないし基本的人権は適用外だが、人類は違う!何千年もの構築した概念や法体系、歴史があり憎しみの連鎖も生じる。
中央値で一人年収600万円以上は給付金分年末に減税して、それ以下の年収は給付金支給にすればいい。日本国憲法尊守を前提で、こんなアイデアはどうだろうか?幸福がポイント。
ベーシックインカムは、現在の社会保障にプラスしていくことを前提条件として考慮しています!
もう一度。ベーシックインカムは、現在の社会保障にプラスしていくことを前提条件として考慮しています!
そして、テレワークの普及は諸刃の剣!
少ないから価値あるが誰もができると価値がなくなり、逆に一極集中加速する危険!アメリカ2020が、今そうだ!
GAFAなど。特にIT産業などは独占化しやすいから別枠で高税率にしてベーシックインカム用に再分配システム構築できないなら独占禁止法強化する世界的な流れになっている。
アメリカとは国土の大きさが違う!ので、マクロ経済学でいう小国開放経済の日本に、そのまま適用しても、新型コロナウイルスもあるし、現在の日本の普及率くらいが最善。これ以上は逆効果。
基本的人権という歯止めがないと薬が毒になる。
税の公平性はよく言われるが、時代が変わり、一極集中しやすく不公平が生じてるなら、産業別に税率を上昇させてバランスよくすればいい?
自由という概念を悪用するので簡単に言うと、自由権とは、18世紀のヨーロッパ市民革命、マグナカルタによってプロトコルを源にし言葉の定義を決めてから基本的人権の一つとして提唱されました。
憲法として日本にも導入されます!何でも自由に行うことではありません
これもその一つ。
「兵は詭道なり」戦いは、所詮騙し合いで、いろいろな謀りごとを凝らして、敵の目を欺き、状況いかんでは当初の作戦を変えることによって勝利を収めることができるものだ。
ということだが、誤解があって、憲法ある現代では、戦いの後に公開厳守が、法人も含めた権力者の原則です。
日本では、医療関係は、法律で個人情報の秘匿を義務化されてますが•••
国内法人大手NTTドコモは、本人の許可なく無断でスマートフォンの通信データを警察機関に横流しをしてる!
GAFAのように対策しない違法な法人?まさか、他にも?独占禁止法や法律を強化する?デフレスパイラル予防。このような国内大企業、中堅法人も危険。傲慢。
日本国憲法に違反しているので、アメリカのカリフォルニアやヨーロッパのGDPRのようにデータ削除の権利行使。
他に、再分配するデータ配当金を構築してからでないと基本的人権侵害になるため集団訴訟を国民は起こすべきだ。
税の公平性は、よく言われるが、時代が変わり一極集中しやすく不公平が生じてるなら産業別に税率を上昇させてバランスよくすればいい?
特に、IT産業などは、独占化しやすいから別枠で高税率にして、ベーシックインカム用に再分配システム構築できないなら独占禁止法強化。
自動的にディープフェイクをリアルタイムの別レイヤーで、防犯カメラの人物に重ね録画していくことで、写る本人の許諾が無いと外せないようなアルゴリズムを強力に防犯カメラの機能を追加していく。
防犯カメラのデータを所有者の意図しない所で警察機関他に無断悪用されない抑止力にもなります。
防犯カメラのデータを所有者の意図しない所で警察機関他に無断悪用されない抑止力にもなります。
防犯カメラのデータを所有者の意図しない所で警察機関他に無断悪用されない抑止力にもなります。
サミット警備時、死者数が微小なのにテロ対策と称し厳戒態勢!
経済活動を制限した時に、警視庁職権濫用してたが、死者数が甚大な新型コロナに予算増やした?
警察権力悪用!庶民弱者に圧力やめさせないの?オリンピック前にも圧力あったから予算削除しろ傲慢警察!
警察機関に個人データを保存するなら、至急データ配当金を創設して、毎月警察予算から配当金を庶民に給付する仕組みにしろ!
嫌なら、個人情報を削除する権利が庶民には、あるから行政府は行使できるようにしろ!予算削減がいいか!データ削除がいいか!
ヨーロッパのGDPRを参考にして仕組みを創設しないなら、基本的人権の侵害で日本国憲法違反だ!
みんなで国と集団訴訟だ!誰かが起訴すれば歴史に残る偉業になる。
マイケルサンデルは、メリトクラシー(能力主義)の陳腐さを警告し、諌め(いさめ)ています!
マイケルサンデルは、メリトクラシー(能力主義)の陳腐さを警告し、諌め(いさめ)ています!
マイケルサンデルは、メリトクラシー(能力主義)の陳腐さを警告し、諌め(いさめ)ています!
SDGsや気候変動対策は、再生可能エネルギーのことではありません。パンデミック対策の一環です!それ以外の活動は派生物。権力濫用の口実に注意!
SDGsや気候変動対策は、再生可能エネルギーのことではありません。パンデミック対策の一環です!それ以外の活動は派生物。権力濫用の口実に注意!
SDGsや気候変動対策は、再生可能エネルギーのことではありません。パンデミック対策の一環です!それ以外の活動は派生物。権力濫用の口実に注意!
<提供>
東京都北区神谷の高橋クリーニングプレゼント
独自サービス展開中!服の高橋クリーニング店は職人による手仕上げ。お手頃50ですよ。往復送料、曲Song購入可。詳細は、今すぐ電話。東京都内限定。北部、東部、渋谷区周囲。地元周辺区もOKです
東京都北区神谷のハイブリッドな直送ウェブサービス(Hybrid Synergy Service)高橋クリーニングFacebook版
0 notes
kubotty · 4 years
Text
時間を埋めながら、支配されている。
普段生活してると、妻の仕事終わりで連絡が来てから駅までのお迎え行くまでの時間とか、通勤時間とか、40-50分という実に微妙な時間ができると、何をするにも中途半端になるので、気持ちよく埋める意味合いもあり、外国ドラマを継続的に見ている。(単に好きだからという説もある)
そんなわけで、今年の春くらいから見たドラマも溜まってきたのでここで一回整理。
●BOSCH
Tumblr media
:LA市警刑事ハリー・ボッシュが主人公のミステリー小説「ハリー・ボッシュ・シリーズ」のテレビドラマ化作品。各シーズンの1-2話で事件が起きて、上手い伏線を張りながらじわじわと10回かけて解決していくフォーマット。現実離れしてないから余計にリアリティが湧いて共感できるのか。派手さはないけど、これがまぁとにかく面白い。2015年-2020年までに6シーズンの60回が配信済みで、シーズン7の制作も決定とロングラン。
●ジャック・ライアン
Tumblr media
:CIA分析官のジャックライアンによるアクションスリラー。シーズン1はテロリストの怪しい資金移動に気づき、現場の仕事に投げ込まれて頭脳戦で解決。シーズン2は武器の搬入を疑って政情不安のベネズエラに入ったライアンは目の前で旧知のアメリカ議員を殺され、情報部員の助けを得て、議員暗殺の陰謀を調査し、殺し屋を倒す。「トランスフォーマー」「LOST」の制作陣が手掛けてることもありスケール感が映画クラスなので、ザ・アメリカものが好きな人には見応えあり。こちらもシーズン3の制作が決定したそうで楽しみ。
●Modern Love
Tumblr media
:1話完結型のニューヨーク・タイムズのコラムに基づくアメリカNYを舞台にしたロマンティック・コメディ。これはコメディなんだけど、温かいヒューマンラブや1話ごとのメッセージ性が完結にまとめられいて、すごい幸せになれる。8話まであって、8話で1-7の登場人物が出てきて人生が交差するストーリーも秀逸。音楽の使われ方も素晴らしいし、お洒落だし、見て絶対に損しないドラマ。こちらもシーズン2が製作決まったらしく絶対見るやつ。
●GOLIATH-弁��士ビリー・マクブライド-
Tumblr media
:ビリー・ボブ・ソーントン演じる主人公のビリー・マクブライドはかつて巨大弁護士事務所を創設��たエリート弁護士であったが、挫折し零落している。家族と別れ、酒におぼれてうらぶれたモーテル暮らしをしながら、しいたげられた人間や友人たちのために弁護士としてゴリアテのごとき巨大な敵と戦う。各シーズンは8話を通して一つの事件を扱う。こちらもBOSCH同様に1話でトラブルが起きてじわじわと解決していくフォーマットで、古畑任三郎の様な頭脳明晰な推察に脱帽。法廷モノは企画者が相当にクレバーなので、どれもこれも面白い。現在シーズン3までですが、シーズン4の製作も決まったらしく絶対に見るやつ。
●FARGO
Tumblr media
:2014年から放送されているアメリカのサスペンスドラマ、ブラックコメディ。ノア・ホーリーが1996年の映画『ファーゴ』に着想を得て創作し脚本を書いている。 シーズンごとに設定や時代や配役の異なるアンソロジー形式。中西部のミネソタ州、ノースダコタ州、サウスダコタ州の州境付近、およびカンザス州とミズーリ州にまたがるカンザスシティが共通の舞台となり、季節はつねに冬である。ごく普通の市民と警察官が主要なキャストとなり、連続殺人事件に巻き込まれていく。やはり現実に則してるかどうかって個人的に割と大きいポイントみたいでツボりました。サスペンス+ブラックコメディというにふさわしく、スリリングなのにどこか穏やかに見れる世界観。音楽の使われ方もタランティーノものに通じる洒脱な感じ。シーズン1のビリーの演技が味がありすぎて、GOLIATHを見てしまった。シーズン4がコロナで無期限延期ですが、これ再開したら絶対に見る。
●アップロード~デジタルなあの世へようこそ~
Tumblr media
:アメリカのSFドラマ。死後に自分自身をデジタルの世界にアップロードすることができる近未来をブラックユーモアを込めて描いた作品。「死」か、新サービス「アップロード」を選べる近未来で、後者を選択した者は、自分の意識をバーチャル空間に転送でき、死後の“第二の人生”が始まる。アップロード後の世界は、ゲームやSNSなどのアバターのようになっていて、「レイクビュー」というステージで、感覚的には生前とほとんど変わらない状態で新しい生活を永遠に送れるという設定。下界と話すには課金が必要だったり、ギガ数が足りて無いと接続が切れてしまったり、”アップロード”エージェントと主人公の恋の行方や、そもそも主人公がなくなったのには陰謀が垣間見れたり、何十年後、何百年後かに本当にあるかもしれない未来を観ているような、現実的なワクワク感がある先進性。新感覚な未来SFもので大変に面白かった。主役のAndy Alloも可愛いし、5月にシーズン1が配信スタートし、翌週にはシーズン2も製作決定を発表するなど、相当評価が高いのですが、これはめちゃくちゃ面白い。
●STATE OF PLAY -陰謀の構図-
Tumblr media
:2003年放送のイギリス(BBC)製作の政治と殺人事件の裏に隠された陰謀を追うサスペンスドラマ。
イギリス、ロンドン。15歳の少年ケルビン・スタッグ(グレゴリー・プアマン)が男に射殺され、そこを通りかかったバイク便の運転手も撃たれてしまう。同じ頃、政府のエネルギー特別委員会の調査官ソニア・ベーカーが地下鉄線路に転落し死亡。彼女はエネルギー特別委員会委員長を務める下院議員スティーブン・コリンズ(デービット・モリッシー)の愛人だった。ヘラルド紙の記者カル・マカフリー(ジョン・シム)と、デラ・スミス(ケリー・マクドナルド)が取材を進めていくと、ふたつの事件に接点があることが判明し・・・。
最後そうなりますかと眼から鱗が落ちるのはさすがのBBC。タブロイド紙の記者の大義名分・必要性をこのドラマ見て初めて納得しました。アメリカドラマとは違った読後感の絶妙な悪さが本当にクセになる。シーズン1で完結。
●マックマフィア
Tumblr media
2018年にBBC One、AMC、Cuba Picturesによって共同製作されたミニドラマ。こちらもマフィア系のクライムサスペンスで、あらすじは下記参照。
【ロシアから亡命してきたマフィア一族を描いた問題作!】
現代の犯罪組織の世界を描いたミーシャ・グレニーのノンフィクションをベースに制作されたドラマ。ロシアからイギリスへ亡命した後、欧米の教育を受け、英国人として生きる若きエリートのアレックス・ゴッドマンは、家業である“マフィア”を嫌い、ビジネスマンとしての人生を歩んでいた。しかし、叔父を目の前で殺害されたことをきっかけに、犯罪の世界に足を踏み入れていく…。アレックスが犯罪組織の一員になっていく過程をスリリングに描いた衝撃作!
全く明るくないのがさすがのBBCクオリティ。なぜかマフィアものが好きでよく見るのですが、映画よりもじわじわと迫るこの感じ、殺人の派手さ無いのが妙にリアリティを感じるのか。このドラマが終わった後にロシアの反体制指導者が毒盛られて重体というニュースが流れたので、きっと実際のロシアマフィアもこうなのかと思うと身震いブルブル、ロシアはおそロシア。シーズン1で完結ですが、マフィア好きなら必見。
●キング・オブ・メディア(SUCCESSION)
Tumblr media
:アメリカの風刺コメディドラマシリーズ。世界的巨大メディア企業を経営するローガン・ロイとその4人の子供たちの愛憎と争いを描く。だが家長のローガン・ロイは老いて健康問題を抱える。家族はローガン引退後の来を考え始めるなか、欲望と愛と愚かさを見せるロイ家の人々が戯画的に描かれている。華麗なる一族の軋轢が妙にリアルで、ドラマの中だけに限らず、同族経営の場合は実際こんなことが起きてるんだろうと想像すると、金持ちに生まれるのが幸せか不幸せか分からない。お金にモノを言わせるイヤらしさ満開のシーンに社会の闇を垣間見て、きっと千野アナもこういう話なのかと、邪推してしまった。シーズン2も有料なら見れるみたいだけど、アマプラの通常配信まで待て自分。
●女医フォスター -夫の情事、私の決断
Tumblr media
:イギリスBBC Oneテレビドラマシリーズの大ヒットドラマ『女医フォスター 夫の情事、私の決断』。平均視聴者数950万人、最終回は1000万人の大人気作。夫の浮気に気が付いた妻が、徐々に復讐に転じる様子が描かれた究極のラブサスペンスドラマ。カメラワークがすごく早いのが、見にくいと取る意見もありますが、個人的にはスリリングさと当事者感が増してよかったかなと。ダメ夫の終わってる感に辟易しつつ、いるんだろうなぁこういう人。終わり方もやはりBBCならでは。シーズン2までありますので是非。韓国でもリメイクされ、ハリウッドでは映画版が公開されたそうです。
●トレッドストーン
Tumblr media
:映画「ジェイソンボーン」シリーズのスピンオフドラマ。ジェイソンボーンを生んだCIAの工作員育成計画「トレッドストーン」に焦点が当てられ、世界各国に潜伏する”武器”として高度に発達したスパイが任務のために動き始めていく。スーパー工作員に焦点が当てられてるのでキレッキレのアクションは勿論見ものですが、シーズン1で完結するにはストーリーの組み方が少し不完全燃焼な感じが否めなかったので、ちょっと残念。米国作品はハッピーエンドでなくても、納得して終わってこそでしょ。視聴者に考える余地を残して終わらせる手法はBBCのほうが一枚上手。
●シカゴ・ファイア
Tumblr media
:シカゴの消防局51分署の消防隊員達の体を張った活躍を描いたドラマ。様々な人間関係の中、成長していく隊員たち。ケイシーとセブライドが意見の食い違いで衝突。果たしてわだかまりを解決し、危機を乗り越えられるのか。リアルさもさることながら感動もできるドラマ。一話一話が着実につながっていく非常に人間味が溢れたヒューマンドラマなので、楽しい一方で派手ではないので、サスペンスの様にこの先どうなるんだろう、見たすぎて寝れなくてつらいみたいなのがなくて、シーズン2でストップしています…
●CHUCK
Tumblr media
2007年から放映開始し、2012年までの5年間で5シーズン続いたスリリングな毎日を描いた痛快スパイ・アクション。「The OC」「ゴシップガール」をヒット作に導いた米TV界の売れっ子クリエイター、ジョシュ・シュワルツが映画「ターミネーター4」のマックG監督と新たに手を組み製作した最新TVシリーズだ。
家電量販店のパソコン修理コーナーで働くチャックは、サエないコンピューター・オタク。ある日、大学時代のルームメイトから送られてきた��ールを開くと、チャックの眼に大量の画像データが飛び込んできた。それはCIAとNSAが協力して集めた国家機密データだった。CIA、NSAそれぞれのエージェントが、国家機密を守る為、チャックへと近づき・・・。 国家の運命を握るトップシークレットをダウンロードされたチャックの運命はいかに・・・!?
これもテンポよくコメディ要素をふんだんに詰め込んでるのでストレスなく見れるのはいいが、ドラマゆえのコメディとフィクション要素が強すぎるせいか、もっともっと見たいとならずこちらもシーズン1で僕はドロップアウト。
そーーーしーーーて、今見てるのが超話題作の
●The Boys
Tumblr media
:Amazonオリジナルドラマで最も視聴された作品として現在大ブームの作品。 巨大企業ヴォートに雇われたスーパーヒーロー7人から成るチーム、"セブン"のメンバーに恋人を殺されたヒューイが、元FBIのビリー・ブッチャーらと一緒に自警団"ザ・ボーイズ"を結成し、名声に溺れて堕落したスーパーヒーローを成敗していくアクションシリーズ。 SF・ヒーローものは個人的に全然刺さらなくて見ないのですが、これはヒーローではなく、自警団が主役なので、SF要素があってもとにかく楽しく見れる。絶妙な軽快さとスリリング感。これはマジで面白い。トップ作品になるのもすごくよく分かる。現在シーズン2が少しずつ放映開始になっており、先日シーズン1を見終えたばかりなのでこの勢いで見ていくことに。
まぁ結構な数を見ていてNCISのようにシーズンが10以上になるものは安定感が出過ぎて、興奮や衝動にかられないので、大体シーズン5-6くらいで完結モノが一番面白いのではないかということに気づく。妻からSUITSも見た方がいいと言われ、海外の友人はGOTは外せないだろという。ちょっと遅れたけど、今更だけどウォーキング・デッドも見た方がいいのか。
本当に時間がいくらあっても足りないくらい見たい作品が多くて困っている。
0 notes
yaasita · 4 years
Text
数億円規模のプロジェクトをたった二人で開発させられた話
先日、関わっていたプロジェクトを抜けることになりました。
原因はもちろん炎上によるものなんですが、これがもう炎上すべくして炎上したようなぶっ飛んだプロジェクトでしたので、 ここで吐き出させて下さい。
この記事で書かないこと
個人・企業・団体などの個人情報 契約など法律に関わること
20数名のメンバーの一人だったはずが、いつの間にか総勢一人になっていた
僕の仕事のスケジュールに空きができ、週3日程度の仕事を探していた頃、Twitterから開発案件の依頼がきた。
内容はよくあるシステムのリプレースだが、フリーランスが大手企業を押しのけて案件を獲得したとのことで、界隈をザワつかせていた。
開発メンバーは既に5人程度集まっており、その後20人ほど合流するとのことで、総勢20名以上の開発メンバープロジェクトだ!こんな規模の新規開発なんて初めてだからワクワクするぞ!
と思っていたら、PHPの案件なのにほとんどがJavaの人だったのでメンバーとして数えられず、参画する前に去っていってしまった。
合流すると言っていた20人の話もいつの間にか無くなってる。
更に、追加で集まったメンバーにはプロジェクトの話題をしない。 いったいこれは何のために集めたチームなんだ?
結局、いつのまにか僕一人だけが開発メンバーということになっていた。マジか。
TIP
今回僕が参加したのは既存業務システムのリプレース案件。
大手の見積りでは数億円規模と見積もったものを、4分の1の価格で半年で開発するという話。
もともと今回の依頼者が納品したシステムだったため、既に内容を把握しているのが強みとされていた。
SNSで開発者を募集するも大スベり
いくら依頼者が開発に参加するとはいえ、僕も集められたメンバーのうちの一人であって、総勢二人で開発なんてできるわけない。というか提供できる労働力はせいぜい月100時間程度。
とにかく人が集まらないと始まらない。依頼者もTwitterでエンジニアの募集をかけた。
しかしこの発言内容が最悪すぎた。
「時給なんて保証に甘える技術者は不要。超絶ブラックな環境で血反吐吐きながらでも、お客様に寄り添ったものを開発できるやつだけ応募してこい」 ※要約
この時代錯誤な発言が凄惨な程に大スベり・・・w
フリーランスでも大型案件が獲得できた!って界隈が活気づいていたのに、急にシーーーンと静まり返って全員が真顔になったのがタイムラインからでも手に取るように感じられた。 このご時世に全く刺さらないどころか、取り返し付かないレベルのミスですね。
「たくさんのご応募ありがとうございました。」
って言ってたけど、応募はもちろん0。俺も正直言って全力で逃げ出したかった。
けどまぁ、自分でもスベってるのに気づいて意気消沈してる依頼者を見たら、 ここは俺が支えてやる! とか、 ここで逃げたら漢の恥! とかいう謎の正義感というか同情心が湧いてしまい、残ってしまった。
結論から言えば残ったのは大失敗でした。
後日談
稼働できるのは80〜100時間だって言ったのにいつの間にかフルコミットする約束したことになってた。
ここで得た教訓
仕事に情を持ち込んではいけない。 炎上するのがわかっているなら、絶対に興味本位で近づいてはならない。
集まったメンバーを紹介するぜ!
最終的に、地元で知り合ったエンジニアさんに泣きつき、なんとか人が確保できた。いやできてない。
PM - 依頼者 設計 - 1名 開発 - 2名(Masaki含む) まてまて、億の規模だぞ。開発者二人ってどういうこと?当然この後メンバー増やすんですよね?
PM「このメンバーが揃ったらもう安心だ!ガッハッハ」
PM「俺も開発には参加するからね。」
え、人を増やさないつもり?ガチですか???
いくら募集がスベったからっていじけてる場合じゃなくない???
なんか作戦があるんかな。 まぁ俺なんか集まった中でも一番のペーペーなわけで、百戦錬磨のベテランエンジニアであるPMが大丈夫と言ってるんだし、俺が口を挟む場面でもないんだろう。
後日談
結局秘策も作戦もなく、普通に僕がフルスタックにタスク抱えることになり、 何度も人を集めてくれってPMに訴えたんですが、 結局もう手遅れになるまで人員の追加はされませんでした。
手遅れになってから人員追加しても遅いんですよ。手遅れなんだから。
デメリットの大きすぎた技術選定
ひとまずメンバーが集まった!顧客企業さんに赴いてキックオフもされた!何故か15人も開発陣がいることになってるけど。
さぁ、次はどう動く?
3日ほど音沙汰なし。
おかしい。半年で数十の機能を揃えなきゃならないってのに、出だしが遅すぎるんじゃないか? 技術選定もまだだし、現行システムの共有もされてないし、タスクの割り振りも説明もなんもなし。
せっかちなMasaki、さすがに耐えかねて聞いてみる。
僕「見本というか、使いまわせるプロジェクトのテンプレ的なソースはあったりしますか?」
PM「・・・(無視)」
僕「現行システムのソースとかあれば共有いただけるとありがたいんですが・・・」
PM「・・・(無視)」
後で気づくんですけどこのPM、肝心な質問は全部スルーするんですよ。しかも重要なことを何も決めない。
その割にアメリカのン千万の案件を取っただとか、今朝は3時間で仕事を終わらせたなんてツイートはせっせとしてる。 いやいや、これあなたのプロジェクトですよ。誰がマネジメントするんですか。
とにかく、このまま待っていても埒が明かないので、こちらで枠組みを作って提案してみることにした。
以前にPMがLaravel+Vueでやりたいと言ってたので、ボイラープレートを使って見本を作って見せてみた。
僕「例えばLaravel+Vueならこんな感じのが作れますが、開発実績のあるテンプレなどがあるならそちらの方がいいかもしれません」
PM「これで行こう(即答)」
正直、Laravel+VueのSPAはメリットも多いけどデメリットも多い。 SPAの管理画面はあくまで僕が開発実績として持ってるというだけで、あくまで提案段階のつもりだった。
例えばCakePHP+jQueryとかの枯れた技術だけどみんな使えるフレームワークがあるならそちらを採用してくれてよかったんだ。jQueryも扱えるんで。 他にないならこれでいくつもりではあったんだけど、まさか議論もなしに決定されてしまうとは思わなかった。
で、結局Vueを扱えるのは俺だけという事態になり、デメリットばかりが目立つ結果になってしまった。
TIP
Laravel+VueのSPAで開発をするメリット・デメリット
メリット
バックエンドとフロントエンドで分かれているため、分業しやすい APIを通じてデータのやり取りを行うため、比較的ソースがスッキリしやすい ページの読み込みが発生しないため、高速に動作する モダンなUIが提供しやすく、見た目的に顧客を満足させやすい
デメリット
MVCとは思想が異なるので、慣れてないと開発が遅くなる Vueの学習コストが高い 扱えるエンジニアが少なく、単価も高い 後日談
ちなみにこの技術選定も俺が決めたことにされてたらしい。
提案するのと決定するのとでは全然意味が違いますし、 いくら俺が一人称で動くタイプだからって上長の承認も得ずに勝手に決めるようなことはしません。
ここで得た教訓
技術選定の前に、メンバーがどんな技術を持っているのか確認する。 提案はあくまで提案であることを強調する。
先行して環境構築
相変わらず遅々として何も決まってないプロジェクト。 ただでさえ短い納期なのに、このままじゃ後が詰まってしんどくなるのは明白。
せっかちな僕としては、しんどい部分は最初に持ってきたい。 ということで、先に開発環境・検証環境の構築を済ませることを提案し、先に基盤を整えてしまうことにした。
環境構築の方法をREADMEにまとめる。 Gitにアップし、開発メンバーを招待 環境構築の方法を全員に共有。環境ができるまでサポートを行い、その手順をまとめ PMに検証サーバを契約してもらい、CI/CD環境の構築 サーバ情報をPMに共有 設計者さんの方も、ドキュメントをまとめるファイルサーバを用意し、設計書や仕様書はそちらにまとめる方向になった。 これはすごく正解だった。
Gitの運用ルールを押し付けてしまうことで、開発のフローを統一させることができたし、 自動デプロイがあることで、誰でも検証環境にアップができ、手順が簡単になった。
正直、Vueの辛いところってビルド時に色々とエラーが起きることなので、これを先に解決してしまったのは大正解。
一つだけ誤算だったのは、開発者でもあるはずのPMが、環境構築すらしてなかったこと。
サーバ情報も渡したはずなのに保存すらしてなくて、いつの間にか僕がサーバ管理者にされてしまいました。納得いかん。
プロジェクトが始まるも、共有される情報量が少なすぎる。
さぁ、やっとまともに開発が出来るようになりました。
このプロジェクトは、もともとPMが開発して納品したシステムとのことで、その知見が活かせることが強み。
・・・なんですが、なんとPMがその知見を共有してくれない。
ドキュメントはもちろん、現行で動いているソースコードも、DBの中身どころかデータの構造すらも共有してくれない。
共有があったのは現行の検証環境のURLとログイン情報のみ。 いや、どう進めろと?
もちろんこちらからも情報を催促するんですが、無視される。 初めのうちは海外の案件やらで忙しいのかな―とか思ってたけど、そんなの言い訳に過ぎないし、どんなに忙しかろうと情報の共有は後回しにしないでしょ。
とにかく、現行の検証環境を確認しながらUIを作るしかない。しかし誰だこんなクソみたいなUI作ったやつは。
小言
動作を確認しながら実装したものの、ユーザーから「現行と違う」と指摘が入った。 よくよく聞いてみると、本番と検証環境で内容が違う。
現行すらも共有出来てないじゃねーか。
PM「この機能は俺がやる」→やりませんでした。
さて、マスタ系のUIの基本形はできた。
ただ、DBの構造も仕様も不明な状態で組んでるので、何故この作りになってるのか?何故編集できない項目があるのか?など不明点がいろいろ出てきます。 UIをモダナイズするのは良いとして、DBはできるだけ現行に合わせておきたいし、そこが流用できなければこのチームで受注したメリットが一切ない。
そこで内部ミーティングでPMに確認です。
僕「ここの項目は編集不可となってますが、どういうデータ構造になってますか?」
PM「あーそこは結構複雑なんだよ。このマスタに関しては俺がやるから置いといて。」
うーん、欲しいのは現行のDBなんだけど・・・と思いつつ、PMがやるというのでおまかせすることにして、担当者に設定してガントチャートに線を引く。
メイン機能に関しても、やはり複雑な機能は自分がやるというので、それもPMを担当者にしてガントチャートに線を引いておく。
さて、ガント上で着手日になっても動きを見せないPM。
僕の感覚からしたら、触ったことのないソースはまず 編集→アップロード→デプロイ までの手順を一通りやっておかないと、 変なところでつまづくし、無駄な時間を消費するが、もちろんそんなことをやっているそぶりもない。
ってことで、心配になって声をかけてみる。
僕「例のマスタ、今週から着手になってますけど、やり方わかります?」
PM「・・・(無視)」
僕「もしVueの使い方わからなくて遅れるとかなら、HTML渡してもらえたらUI組み上げるくらいはこちらで出来ますんで言ってくださいね!」
PM「・・・(無視)」
複雑な機能ということは、複数のDBが絡んでいたり、データが他の機能にまたがるような重要な機能であったりします。 PMの担当しているマスタも、やはり多数の機能の根幹部分を担っているもので、これが完成しなければ他の何も完成しないと言っても過言ではない。
焦る。
設計者さんはもう呆れて「もう知らね」状態になってる。
とうとうガント上の締切を過ぎた。僕の方はメイン機能の開発にまで着手しており、そのマスタが関連する部分以外はざっくりと動く状態にしていた。
僕「メイン機能に関してですが、マスタが完成しないとここから先が開発できない状態です。今進捗はどうなってますか?」
PM「・・・(無視)」
もはやこれ会社員ならば無断欠勤でクビにされても文句言えないレベルでしょ。報告も連絡も相談もなし。PMが。
結局、このままでは開発が進まないので、僕が巻き取ることになった。(仕様は共有されないまま)
TIP
DB情報は後日共有されたものの、既に主要なマスタはスクラッチで作成済み。 むしろ既存のテーブルとごちゃまぜにされてしまって訳が分からないことになってしまった。 しかもマイグレーションで管理してるDBを直接いじるもんだからマイグレーションもCIもぶっ壊れた。
そして現行のソースコードは最後まで共有されなかった。
ここで得た教訓
やると言ったことをやらなかった人間を一切信用してはならない。 信用できない人間とは仕事をしてはならない。 最初から丸投げして来るなら工数が読める分まだマシ。早い段階で「無理」と言える。
PMが会議欠席、連絡無視して海外旅行・飲み会・トークショーざんまい
プロジェクトが始まって1ヶ月もした頃から、PMが内部ミーティングどころか顧客とのミーティングにも欠席し始めるようになった。
その日は予定がある その日はアメリカです その日はシンガポールです その日は沖縄です 倒れてました その日は病院です あらゆる理由を付けて、会議を欠席する。 こちらからの質問も無視する。 それどころか、顧客からの問い合わせを3日以上放置する始末。
倒れていたなら仕方ないかもしれない、病院もそう。けどアナタ、毎週飲み会にトークショーに海外にって遊び呆けてるでしょ。
それで 「客からの電話が鳴り止まない」 なんて愚痴ったところで自業自得以外の何物でもない。 顧客の方から僕らにまで 「PMさんと連絡付きますか?」 と連絡が来るんだからこっちにもいい迷惑。内にも外にも迷惑かけてる自覚を持ってほしい。
それでも顧客企業訪問はきちんと行ってたみたいです。 旅行帰りのその足で。
こっちの進捗を何も確認してないのに何を説明しに行くのか?って思うでしょ。情報共有してくれないからわからないんですよ。
顧客からの無茶な要求などに対して、 「このタスクは仕様が矛盾するから調整してくれ」 と頼むこともあったんですが、 PM「わかった、明日話してくるよ」 と言ったところで話してこないし、決めてこない。 「これはやらないことに決まったはずでは?」 みたいな話で顧客との認識齟齬が生まれる。
そして二言目には 「顧客に寄り添え」ですよ。
いやいや、対話もせずにただ平伏するのは寄り添ってるとは言わないでしょうに。これじゃ顧客に媚びへつらってるだけやん。
PM「俺はPMじゃない、設計者がPMだ」→設計者「もうキレた。PJ抜ける」
一切仕事をしないPMの代わりに動いてくれていたのは設計者であるNさん。
僕の作成したUIに対して、足りない部分やこうすべきと言った指摘をくれたり、 顧客との調整や進捗の管理なども行ってくれてました。
顧客からの連絡を無視し続けた結果、おそらく 「このプロジェクトの責任者は誰だ?」 とでも問い詰められたんでしょう。 PM「PMは俺じゃない、N(設計担当)がPMだ」 と言ってしまったらしいPM。
そこから顧客はNさんに対してPMとしてのタスクを押し付け始め、 「NさんがPMなんだからちゃんと責任取れよ」 などと迫りだしました。
これにキレたNさん 「もう仕事やらねえ。契約があるから設計書は作るけど、それ以外もう一切PJ関わらないから」 と言い残し、 それから先は定期的に資料作りのために確認しに来るだけで、ほぼPJには関わることはなくなりました。
顧客「今月中にリリースしろ!!要件は出さないがな」
時は少し戻り、基本的なマスタの開発に目処が立ってきたところで、顧客からメイン機能の一部を先行してリリースしてほしいとの要望が出た。
関連機能の開発などもあるため、基本的にはガントチャートの流れに沿った形に進めたいけど、そこはある程度顧客の希望に対して柔軟に対応するのも必要なのかもしれない。
そうと決まればやるしかない。 基本部分の機能はおおよそ想像つくし俺が作れる、ただこちらが想定している以外の要件があるかもだし、それは教えてもらわないといけない。
僕「基本的な機能はこちらでなんとか作るので、それ以外の要望はテストの工数もあるので早く教えてくださいね。」
ってことで、大量アクセス時の挙動やデバイスごとの違いなどの品質に不安がありつつも、なんとか基本部分は動くようになりました。
僕「とりあえず動くようにはなったんですが、これ以外の要件ってありますか?」
PM「おーいいじゃん。これでいいと思うんだよね」
僕「いいんですか?顧客から指摘も指示も受けてませんけど・・・」
ダメでした。
顧客側もどういうフロー��動いてるのか不明ですが、納品後にどんな機能が欲しいかのレビューを集めて要望として投げてきました。
機能追加に関しても 「ユーザが納得しなければ納品したことにならない!」** の一点張り。PMも **「お客様に寄り添ったものを作れ」 と全面的に受け入れる方針。
ただ、不具合を出してしまっていたのでこれについてはあまり強くは言えませんでした。
大量アクセス時に不安定になるであろう予想はついていたんですが、 今回は本稼働ではなくアクセス数も少ないことから一旦はこれでしのぎ、 本稼働までにリファクタする方向にしようと考えていましたが、予想以上に不安定になるしきい値が低かった。
反省点としては、タスクが全て並行になってしまった点。 UI作成、ガント上で複数機能が開発フェーズに入ったこと、 そして割り込まれた機能の開発と、全てのタスクを僕が抱えてしまってました。
まぁ他のタスクを後ろにずらしたところで、リソースが足りない時点で後から同じ状況になったのは目に見えているので、 結果的にあまり変わらなかったかも知れません。
結局、不具合箇所と比較的すぐ実装可能な追加機能に関しては対応、 画面の追加が必要なものなどに関しては対応を保留という形になりました。
ここで得た教訓
開発〜納品までの流れは必ず顧客との間で決めておくこと。 必ずゆとりを持ったスケジュールを組むこと。(余裕なんて始めから無いけど) 何を作るか、どこまでやるかは事前に合意を得ておくこと。 能ある鷹は爪を隠す。フルスタックエンジニアを自称した者は死ぬ。
PM「やるかやらないかは俺がまとめといてやる」→全部受け入れることになりました。
いよいよプロジェクトも香ばしく炎上してきたところで、開発者Bさんの申し出で改めて内部ミーティングを毎週やることに決まり、 さすがのPMもミーティングには出るようになりました。
もはや顧客はガントチャートなどお構いなしに機能のリリースを要求、要件定義が甘いのを盾に次々に追加機能の無償対応を迫り、 不要だと言っていたものを無くしたら不具合だと言い、対応すればやっぱり別のやり方に変更。 明日までにやれ、できなければ次の日が納期といった状態で、もう僕らでは止めることの出来ないモンスターと化していました。
僕「場当たり的に出てくる要望をそのまま実装しても矛盾が生じますし、このままだと無限に対応する羽目になりますよ。」
PM「わかった、このタスクの中からやることやらないことは俺がまとめておくから」
はい、もちろん取りまとめなんてやってきません。どこまでやってある?じゃねーよ、それはこっちのセリフだ。
とうとう俺限界。人員追加するも・・・
決まらない要件、止まらない要求、短すぎる納期、仕事しないPM...
連日の深夜・徹夜作業で体力も精神も限界になってしまい、とうとう僕は懇願しました。
僕「PMさん、これ以上無理です。無限にタスクが積まれて限界です。お願いだから月末までに要件決めてきて下さい。じゃなきゃ機能一つも完成しませんし、本稼働なんて間に合いません。」
そこで返ってきた答えは
PM「ごめんごめん、今まで無理させて済まなかった。人を集めるから。これからは俺も開発に参加するから。」
いや、要件決まらなきゃ人増えても絶対に完成しないと思うんだけど・・・まぁ増えないよりはマシだが・・・
ちなみに開発に参加するっていうから念のため聞いてみたら、 案の定環境構築すらしてなかった。 環境構築の方法から再度教えるも、途中からシカトぶっこいて、翌日には 「開発するなんて言った覚えはありましぇ〜ん」 とばかりにすっとぼけてた。 もはや平常運転すぎて驚きもしなかったけど。
そんなこんなで集められたメンバーに、残っているタスクを振ることに。
というか なんでちゃっかりPMが自分の担当タスクまでなすりつけてんだ とは思ったが、 それよりも Vue未経験の人にその機能は重いんじゃないか? という機能を任せることになった。
大丈夫かなぁというか、無理だろうと思ってはいたけど、なにせ僕の手はもう一杯一杯なので、彼に頼むしかない。
PM「Cちゃんは天才だから大丈夫」
と太鼓判を押すし、とりあえずこっちは自分のことに集中集中・・・
納期3日前のC「進捗ダメです」
PM「Cはアイツ何やってるんだ、使えねーな」// 見事な手のひら返し
ソースを見た俺「(アカン)」
納期にとにかく間に合わせろというので、なんとか手を空けて手伝いに入る。。。のつもりが、 いつの間にか俺とBさんで全部巻き取ることになってた。 これ、PMが自分でやるって言ったまま1ヶ月以上放置してたタスクなんだが・・・
とうてい3日じゃ巻き返せるようなものじゃない。そもそも仕様がわからない。と思っていたら一部の仕様書をPMがやっとくれた・・・
なんだこのクソコードの切れ端みたいなドキュメントは。
どうやら現行のソースコードの一部をコピペしてコメントを入れてるようだけど、まずプログラムのコメントなのか機能の説明なのか境目が分からない。 つまり .txt にしても .js にしても使えないゴミを渡されて、これを見て実装しろってわけだ。 ソースが汚いのは仕方ないにしても、こんなゴミを渡されても解析する工数も取れない。
俺「いやこれどう考えても間に合わないですよ。」
PM「とりあえず不具合があっても動けばいいから」
それならばとBさんのフォローもありなんとか徹夜でやるも、もはやテストなんてやってる暇も無し、動いてるように見えるってところまでで終了。
PM「Masakiありがとうな、後は任せてくれ!」
といって、意気揚々と顧客企業に説明をしに行くPM。
そして帰ってきたPM・・・
PM「なんでこんなに不具合があるんだ」
いや、間に合わないし不具合あるって言いましたやん・・・
何故か俺の責任みたいな雰囲気になってるし。納得いかん。
後日談
以前に人を追加しようとした際・・・
俺「手伝ってくれそうなエンジニア見つけてきたので、参加させてください!」
PM「いやそんな予算降りないぜ?こっちも半分出してやるから折半でお前も金出せ」
ここで得た教訓
絶対に無理なタスクは巻き取らないに限る。
初めて仕事をしたPM!!→できませんでした(笑)
さて、リプレース案件ですからDBの移行が必要になります。
かねてよりDBが得意だと豪語していたPM。ここぞとばかりにデータ移行をやりますと申し出たので、どうぞどうぞとお任せすることに。
そして、データ移行の納期当日の朝。
いよいよデータ移行を決行します!!(ここ笑う所ですよw なんで納期当日まで放置してるんだwww)
まずサーバの接続方法がわからない!!!!wwwwwww
Bさんを通じて僕に問い合わせが入る。 てか本番サーバの環境組んだのは僕じゃないし、てか資料共有されてるわけで、それ読んだら全部書いてあるんですよ。
何でもこっちに聞かないと動けないって駆け出しエンジニアかよ。
なんとか接続に成功したので仕切り直し。
いよいよデータを移行します!!
失敗しました!!!!wwww
そりゃそうよ、現行DBくれないからスクラッチでDB書いたんだもの。 現行と互換性ないし、事前に検証もしていないのになぜぶっつけ本番で出来ると思ったんだろう。
結局データ移行は間に合わず、顧客からお叱りを受けながら、Bさんに介護をされながら作業をやったとのこと。
ここで得た教訓
余裕を持ったスケジュールを組むこと。 本番リリースの前には十分に検証をすること。 データ移行という最も大事な作業をぶっつけ本番でやらないこと。
クソDB
PMが初めて仕事をしたと書いたけど、それ以外にもやってくれてたことはありました。 DBの作成です。
本人もDB屋を名乗ってるわけだし、こちとら仕様も分からずUIだけとりあえず用意してる状態。 マスタに関しては画面を見ながらなんとかこちらで作成したけど、機能となるとまずDBありき、仕様ありき。
というわけで、
僕「DBないとなんもわからないので、作って下さいー!」
PM「作っといたよ(もちろんDB直いじり)」
見てみると、これ俺が別機能のために作ったテーブルのコピペじゃねーか!!
しかも着手してる機能と俺が作った別機能は関連性もない全くの別物。
僕「これどう使うんですか?使われ方が全く想像出来ないんですけど・・・」
PM「Masakiがこないだ作ってたテーブルと同じ構造だよ。」
そ ん な こ と は わ か っ て ん だ よ 。
作成したUIとの親和性もゼロだし、こっちで描いていたイメージとかけ離れたテーブル構造だから聞いてるんだ。
無理やり頭の中でデータをこねくり回しても、一向に機能が動作するイメージが湧かない。
しかしPMはこれで行けると言ってる。ベテランのDB屋が言ってるわけだ。できるんだろう。
SNSではPMがドヤ顔で「昼前に今日の仕事終わり。みんなもこのくらい出来ないとダメだよ」とか講釈たれてる。
幸いなことにこの機能は俺の担当じゃない。俺の想像力が足りてないだけかもしれない。担当者に任せるしかない。
担当者「よくわからないけど作ってみました。」
PM「なんだこのクソDBは」
なんのギャグだよwwwwwwwww
「不具合を直すのにお金なんて払う必要ある?」
納期も残すところあと1ヶ月、ほとんどの機能は一通り動かしはしたものの、どれもこれも要件が決まっておらず仕様が右往左往し、完成してる機能は0。
一体何を作れば完成になるのか、おそらくPMも顧客も既にわからなくなってる状態。
顧客の言うことを全て盛り込めば矛盾だらけで不具合が起きる。 矛盾した仕様をまとめる人間もいない。 毎日が納期。 睡眠不足で集中力も無くなっている。
そんな中、何の脈略もなくPMからこんな発言。
PM「Xの機能なんだけど、このライブラリ組み込んだら簡単そう?」
このXとは、当初から外注に出すと言っていた機能で、今の開発チームではやらないと決まっていたもの。
言い方からは "簡単にできるものかどうか?" を聞いているように見えるが、これに答えれば自動的にこちらに担当を振ってくるのは目に見えてる。
このタイミングでこちらに振ってきたということは、今まで全くの手付かずだったわけだ。 どんな要件かは知らないが、一般的なことを言えばかなり重い。この機能一つでシステムを組むレベルだ。
僕「それ外注に出すって言ってた機能ですよね?普通にこの先ずっと手は空かないし、僕らにはできませんよ」
流石に断った。気合や根性ならもう使い切ってる。これ以上の無理は効かない。自分のケツくらい自分で拭け。
PM「何にそんな時間がかかるんだ?」
僕「品質担保のためですよ。仕様変更の連続であちこちに不具合が出てます。品質を上げるために修正とリファクタに十分な工数が必要です。」
というか、
PM,SNSにて「不具合を直すのにお金なんて払う必要ある?」
名言出ましたwww
当たり前の話ですが、プログラムは何を作るかをまず決めなければ完成しません。
僕らプログラマーは提案はできますが、顧客>PM>作業員の縦割りがある以上、 上流で決めて貰わない限り、それはあくまで "PGが勝手にやったこと" にしかならないわけです。
だからこそ不足してる情報は都度問い合わせしましたし、 忙しいことを考慮して返答しやすいように、出来るところまでのUIを作り、 出来る限り2択の提案を行い、 フィードバックを行いやすいように務めてきたわけです。
睡���を削り、嫁に泣かれながらでもプロジェクトの完成を目指し、遅れている作業も巻き取ってきたわけです。
で、そこまでやっても仕様が決まらないのだから、完成のさせようがありません。
仕様の矛盾を解消してもらえないから不具合も無くせないし、 それ以前に「バグがあってもいいから」と言われて実装を優先してきただけなので、 こんな状態の品質で出せるわけがない。
そして、その作業をやるには当然ながらお金が必要です。
早い話、自分で吸収できなかった仕事を外注するなら金払うのが当然ですよね。
チームで仕事をする以上、それぞれがプロジェクトの成功に向けて自分の役割をきちんとこなす責任があると思いますし、 末端の僕はいくらでもカバーが効くかも知れませんが、PMかつチームの決裁権者が一切仕事しないとなれば、 代わりどころかカバーのしようもありません。
支払いを渋っていた件は直接言われたわけではありませんが、金を払う気のない人間と一緒に働くわけにはいきません。
これ以上は付き合いきれないと判断し、
その月の請求はこちらから辞退する 不具合に関しては、どう直せば良いか具体的に示してもらえたら対応する 引き継ぎの資料は用意する ということを伝えた上で、Bさんとともにプロジェクトを抜けることにしました。
まぁ抜けると言っても引き継ぎはしますし、不具合は対応すると伝えたんですが、 その発言は削除された上で、そのままルームを退室させられてしまいました。
ここで得た教訓
金の絡まない仕事はしない 虚言・妄言は治らないので、見切りは早く付ける
あとがき
プロジェクトを抜けてからもずっともやもやしていて、どこかで吐き出すタイミングを見計らっていたんですが、 今回やっと記事を公開することができてホッとしていますw
後日談も色々と聞けてるんですが、その中から少しだけ話すと、 僕らが抜けた後、程なくしてリスケを行い、ソースコードも全部捨てて仕切り直しになったみたいです。
新しいメンバーできちんと回ってるなら素直に喜ばしい限りですが、 おそらくそう綺麗に解決する話では無い気がしています。
フリーランスで活動をしていく以上、何かしらのトラブルは避けられないとは思いますし、あまりに保守的過ぎても前進はできません。
それと同時に、あくまでフリーランスである以上は自分の身は自分で守るもの。
キナ臭かったり焦げ臭かったり、異臭を感じる案件からは身を引くというのも大切な自衛手段ですので、みなさんにはぜひ習得するようにしてもらいたいと思います。
てか、書いてるうちに気づいたんですけど、この人サイコパスなのかもしれませんね。
今までに二人ほどガチなサイコパスを見てきてるんですが、特徴が酷似してるんですよ。
サイコパスの特徴
外ヅラが非常に良い 口が達者で息をするように嘘をつく 異性によくモテる・交際関係がだらしない 自分の手は一切汚さない 責任は死んでも取らない 絶対に謝らない 世話焼きの手下を付ける 都合が悪くなると逆ギレする 金回りがいいときは湯水のごとく金を使う 金回りが悪くなると全力で取り返そうとする 有名人だと細○和子とか、ワ○ミとか、北九州連続○○事件の犯人とかがそんな感じですね。
生活の中でサイコパスと出会っても関わらないのが最適解なんですが、 なにせサイコパスの人は外ヅラの良さだけは天下一品でして、初対面から気づくのはなかなか難しい。 天性の詐欺師ですからね。
さらにしつこいからたちが悪い。過去に出会ったサイコパスの一人には幾度と無く軟禁されてひたすら罵倒されるという拷問のようなことをされましたし。 これは結構濃くて面白い話なんで、またいつか別の機会にでも書きますw
さて、オチのインパクトの足りない駄文になってしまって申し訳ないです。
ダラダラと長い文章を最後までお読み頂きありがとうございました。
https://www.plus-one.tech/posts/2020/02/12.html
https://twitter.com/sapporo_east_k/status/1227621015607365632
https://twitter.com/_ikeshin
0 notes
kariyado-lab · 5 years
Text
第3回 ”楽しむその先に学び”増田敦 による芸術表現体験ワークショップ
Tumblr media
第3回 ”楽しむその先に学び”増田敦による芸術表現体験ワークショップ
5月の連休が明け、既に大学も新学期が始動してからひと月が経過した。時の経つ早さを30歳間近になりふつふつと感じている。あれ、もうそんなに経っているの?大学に在学していた頃はまだ時間の経過は遅かったように思う。それというのも、体育会サッカー部を1年で退部した当時の私は、その後にやりたいこともみつからず、周りがキラキラとした大学生活を送っている中に身を置くことも出来ず、毎日を悶々と辛うじて生きながらえながら怠惰な生活を送っていたからであろう。
その点、今の大学生がこのような講義に毎度出席し、新たな自分を再発見して行く様を写真を撮りながら見ることが出来るのはある意味では自分の活力にもなっている気がする。
それでは今回の講義も見て行ってみよう。
Tumblr media
今回の講義の特別講師は演出家、俳優、そしてワークショップデザイナーもされている増田敦さんだ。日々、各地で演劇の企画や学校等でワークショップを開き、多くの方々を直接的に感化されている。
そんな増田さんの今回の芸術表現体験活動では先週の田上豊さんの演劇ワークショップに通ずるテーマのもとに始まった。即興性が常に求められる。というよりも自己に内在していたその即興性が呼び覚まされる感覚をこのワークショップを通じて無意識か意識的か、���じて行くこととなる。
まずは”アイスブレイク”だ。 ワークショップが行われる前座としてアイスブレイクというのがほとんどの場合において行われる。これは初対面の人同士が緊張をほぐし交流を深めて行きやすくするための仕掛けだ。文字通り、凍った氷を砕いて行くことで雰囲気を和らげる効果を目的としている。もしワークショップ終了の雰囲気をアイスブレイクを行った場合と行わなかった場合とで比較した場合、そこに違いは出てくるのか。ここではあえて時間を割けないが、いつか考察してみたいことでもある。
Tumblr media
次に行われたのが”じゃんけんキング”。これはただのじゃんけんではない。まず行われたのは勝ったものが強いのではなく、負けたものが強いというじゃんけんだ。そしてこれを学生らが一斉に誰とでも良いからとじゃんけんを始め、3回連続で負けたものから椅子に座って行くというもの。
じゃんけんだけで考えてみると本来ならば勝った人は勝ち、で終わるところ、勝った人が負けて行くという逆説的な構図になっている。それはつまり勝ち続けていることでゲームとしては負けてしまう、というもの。そのせいか一番最後まで残ってしまう学生も、ゲームには負けているものの、じゃんけんでは最後まで勝ち続けていることであまり悪い気はせずに終わっている感じがある、ということにふと気が付いた。これはもしかしたら深読みをしすぎているかもしれないが、ワークショップの性質として誰も取り残さないことに意義があるとしたらこういったアイスブレイクから実は敗者というものを一切作らないという設計がなされているのではないか、ということに思い至った。いや、考え過ぎかもしれない。それでも敗者含む皆が楽しそうに終わっていたところに、「いや、ただのゲームだからさ」みたいなもの以上に何かあるのではないかと思われる。しかしこれはあくまで推論だが。
そして他に2種類”セブンじゃんけん”、そして”セブンイレブンじゃんけん”を行った。これは2組から3組で行い、セブンじゃんけんならばじゃんけんをしてお互いに出したグーチョキパーの指の数を足して7が出たら座る。例えばAさんはパー(5本)でBさんはチョキ(2本)となった場合は出ている指の数の合計が7本だからセブンじゃんけんとしては成功だ。この様にセブンイレブンじゃんけんの場合では指の数を足して11を出していたら座って行く。
増田さんは途中でこの2種類のじゃんけんを「協力し合う」じゃんけんだと仰った。なるほど、その通りだった。本来の善悪二元論に終始したじゃんけんをある意味で多元性を持たせるのがこういったじゃんけんかもしれない。学生同士が敵対する構図ではなく協働し合う姿勢を自然な形で作らせることで、その後のワークショップのみならずこれからを生きる上でもほんの少しの一工夫でただの勝ち負けに終わらせない、何か問題が発生した時に誰かに責任を押し付けるだけでなく協力し合って解決する方向へと思考が向かうものとなるかもしれない。ただし、ここで大事なのはこの様な考えを持ちつつも、決して批判をしてはいけない、という考えに繋がってはいけない。批判すべきところはすべきなのだ。それがこの30年間で少なからず隠されてしまっている点がある様な気がする。その辺りはここ最近読んだ、作家の朝井リョウさんのインタビューでも述べられていた。「平成はもしかしたら『対立』を排除してきた時代なのかなと思ったんです。国が豊かになり、ナンバーワンよりオンリーワンという空気のもと、わかりやすい「対立」がなくなったように見えるのに、生きていく苦しさはそのまま残っている。」(朝井リョウさん「素晴らしき“多様性”時代の影にある地獄」)これ以上ここで深めることはしないが、このようなことは読者にも学生たちにもぜひ考えていただきたいことのひとつだ。
Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media
しかし、ただのアイスブレイクでここまで表情は変わるものかと思わされる(もちろんそういう瞬間の写真を撮っている上にそのような写真を載せているからそう見えるという性質も含まれている)。
Tumblr media
じゃんけん後はステータスゲームと呼ばれるもの。 無作為に自らが選んだ番号札(1〜学生の数まで)の付いたカードを引き、そのカードを自分は見えないように額にあて、そして他人とのコミュニケーションを通して自分の番号の位置を当てて行き、わかったと思った人から座って行くゲーム。ステータスというぐらいだから数字が小さいひとほど地位が上なので早く座ることが出来る。しかしその数字を自分では見ることができないものだから、周りのひとたちとのコミュニケーションがとても大事になってくる。直接的に「あぁ君は◯◯番だよ」とは言えないので、その制約を踏まえつつの数字当てで必然的にどう表現すれば相手に自分の見えてる世界を伝えることが出来るのか。これも知らない人と自然と会話する姿勢を作るかなり有効な方法だ。
Tumblr media
アイスブレイクだけでこれほどまでに様々なことが読み取れる。そして実際にこの段階でどの学生も周囲とのコミュニケーションがしやすい状況になっている。
Tumblr media Tumblr media
またこれは共にこのワークショップの講義の準備と運営を一緒にやっている社会情報学部の大学院生、青木均之(あおきひとし)くんの意見だが彼はあることに言及していて、なるほどなと感心させていただいたのでここに紹介したい。
青木くん「じゃんけんきんぐとステータスゲームに関しては両者ともアイスブレイクでありながらメタ認知的にはメインの社長ゲーム(後ほど出てくる)につながっていると思うのです。
じゃんけんきんぐ=逆境に対して即座に対応できる準備体操
ステータスゲーム=相手の数字(位)に対して即座に反応する、そして相手にもわかるように振る舞うという即興演劇の準備体操
これはもはやアイスブレイクなのかどうかを考えさせられるところだと感じますね。即興する、人前で演じることは負荷の高いことですが、それをなるべく違和感なく自然な流れとして発表まで持っていく、発表するのを全員が楽しめるようにすることがWSの妙なのではと思いました。」
Tumblr media
そしていよいよ本日のメインテーマである”演劇”だ。
その中身はこちら、”社長ゲーム”だ。 何を言っているのかわからないという方に簡単にご説明させていただく。 このような台詞回しが準備されている。
ーーーーーーーーーーーー
社員A:(慌てながら)社長!大変です!
社長:どうした?
社員A:社屋が火事で燃えています!
社長:それはちょうどいい!
社員全員:(大変驚いて)えええーーーーー!!!
社長:ちょうどいいから、みんなでバーベキュー大会をしよう!
社員全員:さすが!!社長!!
ーーーーーーーーーーーー
このボールドイタリックフォントで示された箇所に各々のグループで思いつく限りの面白い設定を思案し、この一連の流れに練りに練った台詞回しを挿入し演じて行く。そして今回はさらに、どのように道具を使うかという、”見立てる”という言葉もキーワードにされる。用意されてある小道具を上手に使い、面白い設定の中、台詞を編み出し演じる。これがなかなか難しそう。と感じたものの、見る側は実は単純な設定と台詞だけでおもしろ可笑しく感じてしまうのである。
Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media
前回の田上豊さんによる演劇ワークショップ同様、増田氏のワークショップでも演劇という部分が出てくるわけだが、リフレクションシートを見る限り今回も学生たちは当初、自分には難しいのではないかと感じていたそうだ。
Tumblr media Tumblr media Tumblr media
ただそんな不安も、グループ間で少し話し合っただけで次々と面白いアイディアが浮上し、ワクワク感を覚え、すんなりと”演じる”練習を始めている学生たちが多くいた。例えば場所の設定が幼稚園だったり自宅のトイレだったり映画館。そして社長ではなく園児や母親、映画館の館長と工夫を凝らしていた。
そして実際に演じてもらった。
Tumblr media
こちらは結婚式場。 予定していたカップルが式当日に現われない。ならばと式場の社長が秘書にプロポーズして私たちの式を行おう!と。
Tumblr media
病院の設定で87歳の老婆がまさかの妊婦で登場するもそんなことには構っていられないぐうたらな院長。だけどこれは良いチャンスだわ、YouTubeにその出産の様子を投稿して一躍ヒットさせよう!と試みるという設定だったり。
Tumblr media Tumblr media Tumblr media
やくざの組員たちが間違えた白い粉を盗んできてしまった。それも小麦粉を持ち帰ってきてしまったという設定。その中で組長が発したのは、「よし、パン屋始めるぞ」と。
Tumblr media
これが見ている側にとってはもうたまらない、、、。
大変失礼かもしれないがそこらのお笑い芸人のネタよりも面白く感じてしまう。この面白さというのはなんなのだろうか。おそらくは「初対面に近いもの同士が即興で考えただけで面白いものなど作れるはずがない」というような固定観念があるのかどうかわからないが、そのよう頭の中の凝り固まった考えを一気に壊して行く何かがこの演劇ワークショップにはある。
もっと欲しいと思わせてくれる。
ここで彼らの演じたものをいくつかお見せしたいのだが、残念ながらその動画をここでは用意できない。またいつか、もしくは青山学院大学社会情報学部の学生になっていただくしかない。
Tumblr media
そしてワークショップを終え、各々もとの教室へと戻り、省察の時間が始まる。先週作成した各グループのキャッチコピーに関連させ、何がおもしろかったのか、自分たちのグループは何ができたのか、などを振り返って行く。
Tumblr media Tumblr media
それぞれ体を動かしたあとに今度は頭と手を動かし、その日の自分たちの行動と思考とモチベーションを大学院生の青木くんが撮影した写真や用意されてあるカラーマーカーでポートフォリオを彩って行く。
Tumblr media
また、その際に当日の振り返りとして、ワークショップ中に撮影した芸術表現体験活動のラッシュ(写真をつなげて動画にしたもの)をスクリーンに流している。この写真は私、髙橋健太郎が撮影したもので、そこにその日に合った音楽を付け流させてもらう。このラッシュの意味合いはとても重要なのだ。時系列の写真でなにが起こっていたのかを見ることで省察を促す重要な要素となっている。
vimeo
こちらが増田敦さんによるワークショップ時のラッシュだ。
vimeo
そして前回の田上豊さんのワークショップの時のラッシュもここに貼付けておく。
”省察”とは
省察に関して今まであまり詳しく書いてこなかったのでここに少し補足したい。講義概要としてワークショップなど実践を伴った講義の後には必ずこの省察の時間を設けている。そしてその省察とは端的に言えば、時間を使ってその日の藝術表現体験活動を各々振返ってもらうことだ。そしてその中で今まで気付くことの出来なかった多面的な自己といったものを新たに発見して言語化、あるいはカラフルなペンやポストイットなどを駆使して言語だけに限らず絵やモチーフとしてでも視覚的な表現をして行く。そして講義後に繰り返しこれを続けることで、新たに獲得できた思考を、今後もクセみたいなものとして定着させることを目指している。
個人的にここで見たいものとしては学生たちがいかにポートフォリオ内を”自分らしく”表現できているかだ。そのひとつに言語化しきれない自己内の感情にいかに気付けるか、というものがあると考えている。先ほどの視覚化がそうだ。この世界には言葉で定義し辛いものがある。そしてそこに気付いて生きなければ写真や映像作品などはとてもつまらないものになる。『クーリンチェ少年殺人事件(英題:A Brighter Summer Day)』というエドワード・ヤン監督の映画がある。観終わった後に残ったあの感情、何とも言葉にならない痛切なあの感情はいったいなんだろう。というような具合だ。そして実際に大学を出て生きてみると言葉にならないような感情に出くわすことのなんと多いこと。それでも限界まで美しい言葉を紡ぎ出そうとされる物書きの作家さんには敬服する。そしてそのような方々の言葉に出くわした時、小さな穴に針の先端をすーっと入れて行くような清々しさを感じ、私をとても幸せな気持ちにさせることがある。
時間が限られている中でこのような”ワークショップ+省察”というセット講義は負荷がかかり学生たちに求められていることは強度も高い。それでも今の大学の講義でこれぐらいやらなくてはどうするのかという意識も個人的にはある。
余談だが大学時代の私の同期で今、小学校で教員をやっているNという人間がいる。彼と苅宿俊文教授のこの講義形式と内容に関して話をしていて「こういった講義は小学校でこそ必要とされるし、今の小学校の教員が認識していないといけない思考のあり方だ」と言っていた。残念ながら今の学校では教員たちは疲弊している。友人は、朝7時から夜10時まで小学校で仕事をしている。仕事内容でプライバシーに関わるとしてテストの採点等を家に持ち帰ってやることが出来ないという。別の友人は休日まで出勤して成績を付ける仕事に追われている。要領が悪いから彼らが遅い、という声が聞こえてくるかもしれないがそうではない。あまりに業務が多すぎるのだ。
OECD加盟国の中でも日本の教育にかける公的支出割合は最低レベルだ。2015年の加盟各国の国内総生産(GDP)に占める支出割合を見ると、日本は2.9%となり、34カ国中で前年に続き最も低い。ちなみにOECD平均は4.2%(出典: “Expenditure in education and national wealth” OEDC内のホームページより)。教育現場はどんどん疲弊して行ってる。教育現場では今、お金���必要なのだ。お金を汚いものとしてしかイメージできないのであれば今日からその思考は変えるべきだ。文科省の調査データでも過労死ラインを優に超えている教師の数は全体の約6割もいるとされる。先生たちがいっぱいいっぱいの教室で子どもたちは何を学べるだろうか。
そしてその現状に憂いているだけではなく、そこから何が出来るかと考えれば、投票に行き、儲かる大企業のために減税して市民には増税を課す政治をする政治家を直ちにやめさせ、教育にお金をかけてくれる人間を国会に送ることが先決だ。そしてもう一つがこのような大学での講義を行ってじっくりと教育現場から解決して行くことなのだろう。
当たり前を解きほぐす
さぁ、これまでで2回の演劇ワークショップを終えたがどうだろう、徐々に学生たちの考え方やものの見方は少し変わってきたのではないだろうか。と思いたい気持ちもやまやまだがなかなか人の考えを一瞬で変えることなど出来やしないというのも事実。
それでも少しずつ、学生たちが今まで培ってきてしまった”当たり前”と思わされてしまっている観念を解きほぐして行く。そして柔らかくなって行くことを信じて今日もワークショップについて考える。
ただし行き過ぎた「考えを変える」教育などは間違った刷り込みになってしまう危険性をも孕む。その辺りは中立という言葉を頼りに右の意見も左の意見も同レベルで扱う、という建前で動いている今の日本のメディアに通じることかもしれない。物事の本質(そのようなものがあるのかも判断するのが難しい)を捉え、それを踏まえた上で何が正しく何が間違っているか、自分で選択するという考えがある。より良く生きようと考えたら否が応でもそのクセをつけていないとこれからの社会で生きて行くことは難しいのではないだろうか。そしてそれはただの量的に同等の情報を両サイドから集めて提示するだけでなく”質”的にどうかをもって判断する必要がある。
またもう一つ、多元性や多様性という言葉に隠れてしまっている見えにくい対立というものを踏まえて今後考えて行く必要が出て行くだろう。この辺りはまた次回以降に回したい。
と、今回の授業から少し脱線してしまったが、このワークショップを通してそのようなことも考えられるのではないかと思う。
さてさて、また次回の講義でお会いしましょう。
今回のブログ内の写真は全て髙橋健太郎による。
0 notes