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#おもちゃコンサルタント
ehonchan23 · 1 year
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昨日。昨日。 3月19日(日) #旧質美小学校 の体育館にて #こども応援ひろば を開催し 出展者さん並びに サポーターの皆さん 主催の質美笑楽講管理運営委員の皆さん そして ご来場いただきました皆さまのお陰で 大盛況の会となり 無事に終了いたしました❗️ 会場での皆さんの笑顔 子ども達の夢中で遊ぶ姿や喜んでおられる様子を見て とても嬉しく思いました🤗 ありがとうございました❤️ なおイベントにかかりっきりで 絵本ちゃんを閉めざるを得なくなり ご不便ご迷惑をおかけしましたことを お詫び申し上げます🙇 #おもちゃの広場 #おもちゃコンサルタント #東京おもちゃ美術館 協力 (旧質美小学校) https://www.instagram.com/p/Cp_L4jcS1l2/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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kennak · 1 year
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周囲を見渡すと、わたし達の社会には、与えられた課題解決が得意な人ばかりだ、と感じることが多い。日本のビジネスマンは真面目だし、現場でもオフィスでも勤勉に働き、PDCAでの改善や、目標達成のための問題解決には能力を発揮する。しかし、自分で課題設定するのは不得意である。わたしはプロジェクト・マネジメントを教えるとき、時間が許す限り「ゴール・目的・目標設定」の演習をする。自分が関わる身近なプロジェクトをとりあげて、当事者として、何を作ったら完了と言えるのか(ゴール)・なぜそれをやるのか(目的)・どうなったら成功と言えるのか(目標)、を言語化するエクササイズだ。だが、学生だけでなく多くの社会人が、「なぜ=目的」と「どう=目標」について、うまく答えられない。就活のゴールは? 内定をもらうことです。じゃあ、なぜ就活するの? だってもう、3年生ですから。あなたの目標は? それは・・内定をもらうことです。——この問答は、ゴールが目標になっている典型例である。本当のことを言うとこの学生は、周囲が就活しているから、自分もしなきゃと思っているだけだ。社会に出て何をしたいのか、肝心な自分の意思がよく分かっていない。たぶんまだ、ないのだろう。こんな学生の答えを笑う社会人に、じゃあ、あなたの職場のプロジェクトの目的は何?とたずねてみる。もちろん、良いプロダクトを作って納品することです。そんな答えがかえってくる。でもそれは、ゴール(完了条件)なんじゃないの? 良くないプロダクトだったら、そもそも顧客は受け取らないでしょう?(ここでも、ゴールが目的・目標になっているのがお分かりと思う) じゃあ、どんなプロダクトだったら「良い」と言えるんですか? それは、顧客が示した仕様条件を満たして、不良のないものです。——すなわち、言われたものだけを、作る。言われなければ、作らない。課題は与えられるもので、そこには特段、自社の考えや意思はない。ゆずれぬ設計上のスタンスも無い。このどこに、未来を作り出すワクワク感が生まれるだろうか?
意思を持つために――未来はわたし達の意思がつくる : タイム・コンサルタントの日誌から
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amanokoichigold · 1 year
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貴社損保代理店スピリット・マニュアル化2023推進コンサル】のご提案 【営業力は言葉力。あなたのスピリットを会社の資産に。】 これまで30年以上、自らリアルな面談での営業に携わりました。また、特に全国各地の保険の営業の会社(=保険代理店)のかたがたと30年以上一緒に仕事してきました。 5年前からは、リアル営業の必要ないろんな業界でセミナーやコンサル。幅広いジャンルの個人のかたとの各種コンサルもさせて頂いてます。 リアル営業についてお話しします。 特に保険会社生活の終盤は、コンサルタントとして、全国の優秀な保険代理店さんへのアドバイスをするために、日本全国を飛び回っていました。一週間のうち旭川→東京→宮崎と移動したこともあります。 保険業界では日本全国至る所に営業の天才の社長がいらっしゃいます。 ただ、ほとんどの営業の天才が、自分の持っているスキル、ノウハウ、人脈を完璧には、後継者やスタッフに伝えられていない。ということに悩んでらっしゃいます。 主な原因はこうです。 天才社長はお客様の前では、脳の��ードディスクが動き始めると、すらすらとココロを捉えて離さないような、話し言葉が次々と出てきます。でも、後継者やスタッフに伝えようとすると話のトーンが少し違ってしまうのです。 「スタッフに説明するよりも後継者に説明するよりも、お客様と話したほうが楽だ。」 そんな状況が生まれまてしまうのです。 天才社長は、ゼロから自分の腕で現在のポジションを築かれたと言うことが多いのですが、その後に入ってきた後継者あるいは従業員は、もともと営業の天才であるかどうかはわかりません。 むしろ真面目で「営業はちょっと苦手だなぁ。」みたいな感じの場合もあります。 そうすると教育やノウハウの共有・打ち合わせみたいなことが重要になっていくのですが、なかなかうまく伝わりません。 「あ~(ため息)お客様と実際の折衝したほうがずっと楽だなぁ~」みたいな状況が続きます。 企業の理念とかそういうことをまとめて紙に書いてみんなで確認し合うとか言うことも、多くの会社で、よくやられております。 でも、それだけではノウハウみたいなものは伝えられません。 どうやったら社長のココロと脳のハードディスクの中にあるノウハウを伝えられるか? それが私の人生をかけた集大成の研究テーマです。 そこで、みんなで会社の良いところを探しましょう。そういったことをずっとやっておりましたが良い所だけでは会社の魅力が伝えられません。インパクトが弱いのです。 私が標榜している感情営業と言う事自体が、そうなのですが、営業の秘訣は、お客様の喜怒哀楽の感情を全て動かす。 それが自分の思いを伝え、お客様から選ばれてご契約をいただくには必要なことなのです。 良いところを伝えるだけではなく喜怒哀楽の感情を全て揺り動かす。 そのためにどうすればいいか? 私が天才営業社長と話をして、わかるわかるそうだよね! みたいなことを相互確認しているだけでは、その会社は、どんどん多くの時間を使ってしまいます。 そこで、 【貴社秘伝営業スピリット・マニュアル作成&活用コンサルをスタートします。】 (主なメニュー) 1、社長との月2回のミーティング。ZOOMあるいはLINEのビデオ通話等で実施します。各60分以内 貴社スピリットマニュアル作成に寄与するために面談を実施します。 面談した記録は30日以内に文章にしてエッセンスをフィードバックします。 2、貴社選抜社員2名との月1回のミーティング。ZOOMで実施します。 60分以内。 貴社の営業マニュアルを貴社社内で纏める幹部社員(=日常での社長の話すノウハウ行動等をメモして積み重ねて行く担当です)には、マニュアル作成・進展に特化したミーティングを実施します。他の社員の方には営業力アップのためのミーティングを実施します。 3、6ヶ月間に期間中2回(1年間プランでは4回)の貴社訪問でのセミナーを実施します。全員参加可。 基本は日帰り日程での対応となります。セミナー2時間。個別打ち合わせ合計2時間以内。事前に課題を選定して独自資料作成の上で訪問します。 また、社長面談等で作成した記録をこのセミナーで一部使用し、早速活用するキッカケにしていきます。 *尚、貴社訪問に際しては、訪問前日に弊社で抗原抗体検査を実施し、結果を写真等で貴社に事前に送ります。 【全国一律コンサルティング料金】  1年間しっかりプラン  90万円 税込990,000円 半年間きっかけプラン  50万円 税込550,000円 【オプショナル・プラン】 個別社員ZOOM面談追加料金 1名につき半年ごとに5万円(税込55,000円) *セミナーコンサル代金には、資料作成、貴社への日帰り交通費含みます。 ▼ご連絡はコチラ▼ https://form.os7.biz/f/820e1 https://www.instagram.com/p/CoqVwlRy3Bj/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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benediktine · 8 days
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【山守隊・岡崎哲三さんに聞く、10年後の登山道|「山を守る人たち」が語る未来】 - YAMAP MAGAZINE : https://yamap.com/magazine/45532 : https://archive.is/JPX8g : https://web.archive.org/web/20240401124435/https://yamap.com/magazine/45532 投稿日 2023.03.31 更新日 2023.05.23
 {{ 図版 1 }}
今回のYAMAP10周年特集では「これまでの山の10年、これからの山の10年」をテーマに、山を守るプロフェッショナルたちにインタビュー。第1弾は、北海道・大雪山系を拠点に、全国各地で登山道の整備と指導をしている一般社団法人大雪山・山守隊の代表、岡崎哲三さんです。ただ荒廃した登山道を修復するのではなく、生態系を復元させ、人の利用環境も守る「近自然工法」に取り組む第一人者。登山者も一緒になって考えたい、次の10年で取り組むべき課題についてお聞きしました。
●目次  「山好きが、山を壊す」という不思議  「近自然工法」の師の教え  山を守るために仕組みと意識を変える  「人のため」と「自然のため」の整備の違い  答えは自然の中にある  「民間の力で仕組みづくりを」
■《「山好きが、山を壊す」という不思議》  {{ 図版 2 }} ―――登山道整備の話の前に、山との出会いを教えてください。
  大雪山・山守隊代表・岡崎哲三さん(以下、岡崎): 私は札幌の山に近い地域に生まれ育って、勉強より海や山が好きでしたね。30年近く前かな。ちょっと山小屋でアルバイトしてみようと訪れたのが大雪山でした。正直、山登りが好きというより、月給18万円で、当時としては北海道では高給だったのにひかれました(笑)。行ってみたら、日給6,000円で30日働けと。なるほどなぁ、なんて思ったものの、始めてみたら面白い環境でした。
当時は林野庁のアルバイトのような人が近隣の山小屋に泊まり、朝から晩まで必死に登山道の整備をしていました。彼らから話を聞く中で、道が崩れる要因の多くが登山者にあることを知り、「山が好きで登っている人が、山を壊しているのか」と不思議に思っていましたね。
 {{ 図版 3 : 登山道を整備する大雪山・山守隊の岡崎さん }}
山小屋の管理人として働く中で、登山道をはずれてルールを守らない登山者に注意することに苦労するより、自分たちで手を動かして、登山道を直してみようと思い立ったんです。
実際に整備を本格的に進めてみたら、「俺はこっちの方が向いているな」と実感したんですよ。それで登山道整備ばっかりやるようになって。山小屋の後も、大雪山のヒグマ情報センターなどで勤務しながら、登山道の整備をずっと続けていました。
整備した場所が良ければ、登山者は道から外れずに歩いてくれる…。登山者に言葉で伝えるよりも、自然を守りつつ、登山者を誘導できるという行動のほうが楽しさがありました。
■《「近自然工法」の師の教え》 ―――岡崎さんといえば、山の地形と、生態系の復元を考えた「近自然工法」の登山道整備で知られています。これを知ったきっかけを教えてください。
  岡崎:山に入ってから10年ほどたったころ、近自然河川工法の第一人者である故・福留脩文(ふくどめ しゅうぶん)さん(*1)の研修に参加したことで、生態系を復元させることで人間の利用環境も守られる発想の「近自然工法」という考え方を知ったんです。
*1 福留脩文(1943?2013)  日本の多自然川づくりの専門家で、建設コンサルタント。環境問題や地域開発の総合コンサルタント会社、西日本科学技術研究所(高知)を創業。治水と環境が調和した川づくりに尽力した。
河川だけでなく、日本の伝統土木工法も研究していた福留さんのお話は「なるほど、言われてみりゃそりゃそうだ」の連続でした。
例えば、人間の手が入る前の川の話。自然の川には蛇行があって、緩やかな流れの中に多様な生態系があります。人の手によってまっすぐに水路化され、コンクリートで護岸されれば氾濫は避けられ、人間にとっては安全かもしれない。けれど、本来の生態系はなくなってしまう。
ただ、水路化されて生き物が消えた川でも、環境を整えれば再び生態系が戻ってくるということを、福留さんは教えてくれました。それは、山の場合も同じ。荒れた登山道でも、植物が復元できる土壌の環境さえ安定させられれば、植物は復活するんです。
 {{ 図版 4 : 屋久島で屋久杉の根が踏まれることを防ぐため、歩行路を補修 }}
「生態系に関することは自然が教えてくれる」
「生態系の本来の姿について理解を深めれば、どんなに荒れていても復元できる」
近自然工法で登山道を整備しながら、そのような想いに至ったんです。福留さんが亡くなってしまった今となっては正解を教えてくれる人はいませんが、そう確信しています。
―――その経験を機に法人を設立して事業化されたのですね。
  岡崎:福留さんの研修を一緒に受講した人たちは大雪山から離れてしまったけど、私は「どんな登山道の侵食でも直る」と思っていたので、「やめたらもったいない」と強く感じていました。そんな想いで合同会社を設立したのが2011年。
といっても、最初はほとんど仕事もないなか、ひたすら登山道整備の現場に行って、技術を深めることを意識していました。しかし数年経て、技術だけ持っていても前に進めないと実感するようになったんです。
―――具体的にはどのようなことがあったのでしょうか。
  岡崎:行政とかかわりながら整備を進めるわけですが、どんなに頑張っても、予算や仕組みにも限界があって技術があっても今以上に整備量を増やすことができない…。だから行政にお願いするスタンスではなく、より山に身近な登山者の意識を変え、協力を得ていくことに考えをシフトしたんです。
山の文化を下支えしているのはやっぱり「近隣の人」。つまり、一人ひとりの登山者です。その中には少なからず、私と似た考えを持つ人もいて、一緒に山を守るために発信や活動をしていこうと、一般社団法人の大雪山・山守隊が2018年に立ち上がりました。
■《山を守るために仕組みと意識を変える》  {{ 図版 5 : 伊豆諸島・御蔵島での整備の様子。ハードさとともに充実感が伝わる }}
―――岡崎さんは、日本各地でさまざまな人を巻き込みながら山守隊の輪を広げ続けています。
  岡崎:私自身、本来はコミュニケーションとか仲間づくりとか得意な方ではないんですよ。ただ「山を直したい」と考えた時に、登山道が総延長300kmあると言われる大雪山で、1人で1日頑張って数m直したところで自己満足にしかなりません。
山を管理することとは何か──。登山者の踏圧や豪雨などの自然現象による道の崩れがあっても、崩れた分はしっかりと保全し、生態系を維持できること。そこまでできて初めて「管理」と言えます。当たり前の話に聞こえますが、国内で本来の「管理」を実現できているエリアはほとんど無いと思います。
だからこそ、登山道を管理するための仕組み自体を変える必要があり、仕組みを変えるには社会の雰囲気を変える必要があり、社会の雰囲気を変えるためには人々に働きかける必要があります。本当に、苦手なことばかりです。でも自然を守るために、これからもやっていく必要があると思っています。
本当は「自然を守る」なんて発想はそもそもおこがましいと感じています。私が住んでいる大雪山の麓の主産業は農業。大雪山に雪が積もり、それが流れ出て川になり、土壌を運び農業の基盤ができ、街ができています。
大雪山という自然環境がなければ、この場所に私たちはいないかもしれない。実は「自然に守られているのは私たち」と思っています。だからこそ、この自然環境が続くために努力し、恩返ししたい。そんな気持ちで続けています。
そしてもう一つの原動力は、日本に自然を守る仕組みがないことへの猛烈な腹立たしさ。日々怒り心頭に発しながら作業しています。
■《「人のため」と「自然のため」の整備の違い》  {{ 図版 6 : ヤマップとの合同企画YAMALIFECAMPUS登山道整備編のひとコマ }}
―――今後に予想される、登山道整備の課題について教えてください。岡崎さん拠点の北海道においても、地方部では登山人口の減少や、管理する山岳会メンバーの高齢化などによる登山道の荒廃が進んでいますね。
  岡崎:荒廃には2種類ありますね。ひとつは、人が入らないことによって荒れ放題になってしまう荒廃。もうひとつは、道が削れてしまって生態系が崩れて直すことが不可能な状態。両者は意味が全く異なります。前者は道がもとの生態系に戻る作用、後者は生態系が消えていく作用。
おっしゃる通り、北海道をはじめとした地方の各地で荒廃、廃道化は進んでいます。しかし、本州と比較すると利用者の少ない大雪山の周辺だけでも、道が削れて生態系が崩れていく登山道が多すぎて手に負えないという現実もあります。
私自身は登山道を適切に「管理」できる状態になって初めて人を通すべきだと考えています。登山者のために廃道を再整備するだけでは不十分であり、生態系への影響を最小限に食い止める登山道の整備、そしてそれを維持していく「管理」を優先してほしい。
崩れたところを歩きやすいように整備できる人は沢山います。だけど侵食を止めて生態系を復元させる技術と想いを持って整備している人はめったにいない。その状態は、残念ながら昔からあまり変わらない現状です。
 {{ 図版 7 }}
―――一言で「登山道整備」と言っても、登山者を優先的に考えるのか、自然保護までを目的にするかで、「管理」は全く別物になるんですね。
  岡崎:人のための整備か、自然のための整備か、その視点によって全く異なります。侵食が進んで、登山者が「もう歩けない」という状態になると、「土留め」と称して木柵階段を作ったりするわけです。しかし、崩れた原因を理解してそれに対応する施工をしない限り、土は延々と流れ続けることが分かっています。
侵食がゆるやかになって、安定した土壌環境になり、隙間から植物が芽を出すような状態になってようやく生態系が作られていきます。 そういった安定した登山道の状態を作らない限り、その登山道を直し続けなければいけません。
■《答えは自然の中にある》  {{ 図版 8 : 丁寧にまとめられた山守隊の活動報告。定期的に会員あてに送付される }}
やっぱり答えは山の中にあって、自分が机上では気が付けないもの。現場で状態を見て「どんな施工、どんな生態系がふさわしいか」と考え、実際に整備をして、正解かど���かは自然が教えてくれます。
必要なのは技術以上に、自然のあり方を理解しようとする姿勢です。土木工法や生態学の教科書だけをあてにしないで。自分たちも整備の教科書は作っているんだけど(笑)。「自然の中に答えがある」「正解は一つではない」。禅問答のようだけど、師匠の福留さんは常にそうおっしゃっていました。
 {{ 図版 9 : 「たまには山へ恩返し」と称される登山道整備イベント後の集合写真。大雪山の裾合平にて。 }}
―――登山道から見てきたこの10年の変化と、登山者に期待する次の10年を教えてください。
  岡崎:この10年での変化はすごく面白いですよね。日本百名山以外の山に向かう人も増えているし、低山や里山、トレイルランニングなど、楽しみ方が多様になっていると感じます。
次の10年でさらに山を楽しむジャンルが増えていくのではないでしょうか。登山者の皆さんには、自然をたくさんの視点で楽しんでほしいと思っています。
日本百名山、ピークハント、トレイルランニング、ロングトレッキング、動植物の観察、その中に「登山道整備」というジャンルがある未来。
間違いなくこれだけは言えますが、登山道整備は楽しいです。自然を観るだけでなく、自然に働きかけてその変化を楽しむ。生態系の理解が深まり、自然をさまざまに感じ取れる視点が増えます。
いろいろなジャンルを経験した登山者の中には、崩れていく登山道や無くなっていく植物を悲しむ人もいます。そういう人にはぜひ生態系を復元する整備を体験してほしい。山に行って頑張れば次の年には植物が芽吹いているかもしれない。またその山に行きたくなるし、また道直しをやりたくなります。その価値観が広がれば登山道整備は山を楽しむジャンルになると思っています。
■《「民間の力で仕組みづくりを」》 ―――次の10年で登山道整備が山を楽しむためのジャンルの1つ、カルチャーになるといいですよね。
  岡崎:海外では登山道ボランティアがカルチャーになって浸透している地域もあります。ボランティア登録している人が数万人もいて、毎日どこかで登山道の整備が行われている国立公園もあると聞きます。
そこではボランティア団体にしっかりお金がまわり、整備のためのガイドブックもある。「仕組み」ができているんです。それにより技術レベルをキープできるし、教えてくれる人もいるから登山者も作業を楽しめる。私たちもその形を目指し、登山道管理の一翼になれるようにしたいと思っています。
登山道整備のボランティアも、押し付けられてやるものじゃない。学びながら実践するのは楽しいものなんです。今あるルールを守りながらも、行政に頼り切らず、登山者ら民間の力で率先して仕組みを作る。
日本でも登山道の管理を担うことができるはず。日本の美しい自然を次世代に残すためにも、次の10年でその仕組み化を実現したい、しなければいけないと思っています。
●ライター 武石 綾子  静岡県御殿場市生まれ。一度きりの挑戦のつもりで富士山に登ったことから山にはまり込み、里山からアルプスまで季節を問わず足を運んでいる。コンサルティング会社等を経て2018年にフリーに。執筆やコミュニティ運営等の活動を通じて、各地の山・自然の中で過ごす余暇の提案や、地域の魅力を再発見する活動を行っている。
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camango · 2 months
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これまで勤めていた会社には戦略がなかった。とにかく根性とド根性でやれるとこまでやってみるという感じだった。
社長とは入社前に一度食事に行ったことがある。その時、彼は目標を語ってくれた。どうやって達成するつもりかと尋ねると、まだアイディアはないと正直に話してくれたの���よく覚えている。
戦略がないうちに会社を起業し、とにかくまっすぐな眼差しで本気ですと言われたらついていかないわけにはいかなかった。年は十も下だが、一緒に働いてみたいと思ったし、どこまで一緒にできるかなって自分に対する期待もあった。
入社してからの最初の1年と3ヶ月はマジで地獄だった。夜中の3時まで働いて、翌朝6時のMTGに向かう毎日。指示をくれた先輩は鬼みたいな人で「おいおい大丈夫か〜?」「もしかして疲れちゃってんのか〜?」なんて軽口で「明日の6時までに上げとけよ」って終業のチャイムが鳴る寸前のギリギリのどん詰まりで指示をくれる人。タスクの量と求められる品質の高さに押し潰された結果、一度目の契約更新をしてもらえなかったのが本当に悔しかった。先輩は鬼だったけど、あの時に指摘されたこと、先輩のやり方を記録したノートは一生の宝だ。あの数ヶ月があったから今の自分があると断言できる。
転職を考えた時に、一番大事なのは何故転職したいのかって話だと思った。ネガティブな理由もあるのかもしれないが、やっぱりポジティブな理由が大事だと思う。僕の場合は、入社前に掲げていた個人目標を達成できたから。コンサルタントとしてのコアスキルと汎用的な課題解決能力の獲得。そしてPMとして確実にプロジェクトを推進できるようになること。これが達成されたと感じていた頃に会社に色々な事件が起きたので、そのスキルの還元先を変えようと転職を決意した。
次に考えたのがどうなりたいのか。
まず頭に浮かんだのが、次で最後って言葉。43歳。次で最後だと思った。だからこそ、安定を求めず、マジで興奮するような会社に行きたいと思ったし、そこにフルコミットすると決めたんだ。
2月13日にプロジェクトに正式参画。悶絶レベルで炎上しているプロジェクトで、13日以降、ほぼ毎日午前様。1日の9割を会議して過ごしている。土日祝日も基本返上。あっという間に36協定NG判定が出そうだが、一発目のプロジェクトが炎上しているというのは自分にとってビッグチャンスだと思ってる。3000人を率いる事業部長も参加する深夜の会議で一緒になるので認知してもらいやすいし、上手く行ってる案件に入ったら自分の価値を提示しづらいと思う。ピンチはチャンスなんだ。
そして今日ははじめてお客さんから感謝された。本当にうれしかった。明日以降もさらに頑張ろう。俺ならやれる。絶対やれる。
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cosmeoven · 2 months
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「美容、健康コンテンツ、薬機法の確認必要?必要じゃない??」
2024/1/31
「難しい」を「おもしろい!」に変える、広告薬事コンサルタントの井出晃子です。
私は、化粧品・健康食品に関わる事業者様に、薬機法・景表法対策、広告の改善提案、セミナー研修を行っています。
本日のテーマは、「美容、健康コンテンツ、薬機法の確認必要?必要じゃない??」です。
化粧品や健康食品、その他美容健康雑貨、施術などの広告制作や記事執筆、小売り販売、などに関わる方のお役にたてるの内容となっています。ぜひ読み進めてくださいね♪
 添削のご相談をお受けするなかで、「これは、薬機法関係ないですよ~!」とお伝えすることがあります。
どんな場合だと思いますか?
「薬機法と関係ない」つまり「薬機法の対象外」とは、どういうことかというと、
「広告ではない」ということです。
例えば、美容サロンなどの店内で使用する「お悩みチェックリスト」は、薬機法の対象でしょうか? 
他には、メディアに掲載された記事、お客様がSNSに投稿したご感想など、これらは薬機法の対象でしょうか?
答えは、
「薬機法の対象外」なんです。
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どのようなカラクリ(?)があるのか、みてみましょう!
薬機法の対象となるかどうかは、それが「広告」なのか、「広告ではない」のかが判断のポイントとなります。
広告ではなければ、薬機法の対象とならないということですね!
先ほどの例で、美容サロンの「お悩みチェックリスト」に
Q: あなたの改善したいお悩みは何ですか?
シミを薄くしたい
シワを減らしたい
たるみ改善
肌を明るくしたい
脂肪を減らしたい   etc
こんなことが書かれていても、このチェックリストの目的が、サロンメニューを受けるにあたってのお悩みヒアリングであれば、問題ありません。
次に、メディアの記事に自社の商品がとりあげられた場合をみてみましょう!
この時、メディア側に広告費や謝礼など支払っていない、純粋なメディア側の記事であれば、問題ありません。
メディアが消費者に有益な情報を届けるための記事だからです。
では、最後にお客様がSNSに商品の感想を投稿された場合をみてみましょう。
お客様が、ご自身の意思で、商品の感想を投稿されることは、広告にあたらないので、これも問題ありません。
もし、SNS投稿を条件に商品の提供を受けていたり、謝礼を受け取っている場合は、広告に当たるので、注意が必要です。
2023年10月からスタートしたいわゆる「ステマ規制」では、このような投稿が「広告」であることを明記していない場合、「ステマ」に該当するとしています。
ややこしくなってきましたね!
✓ 制作物について、薬機法の確認をしたほうがよいか、わからない
✓ SNSを活用したマーケティング戦略のステマ対策が知りたい
✓ 薬機法が気になっている  など
気軽にちょっと相談できる専門家がいます。
「これは、薬機法の確認必要ありますか?」とお気軽にお問合せください。
こちらまで↓
他では聞けない広告表現に関する薬事小ネタやセミナーの割引き案内等をメルマガ配信しています!
上記WEBサイトより「メルマガ登録」してくださいね♪
最後まで、お読みいただき、ありがとうございました。
また次回もお楽しみに!
この記事を書いた人:
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井出晃子
プロフィール:Beauty Ad Consulting代表 広告薬事コンサルタント
大手化粧品メーカーで広告表示、海外薬事申請などに15年従事し、独立。化粧品、健康食品を中心に、ビューティ商材の広告制作をサポートしている。メーカーでの実務経験からのアドバイスは、クライアントの商品、お客様、マーケティング戦略に寄り添い、「依頼してよかった!」とリピート多数。コンサルティングのほか、化粧品展でのセミナー講演をはじめ、企業向け研修、薬事講座開催など行い、500名を超える参加者に薬事と実践を伝えている。著書「化粧品・医薬部外品の広告表示ハンドブック2023」
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mc108jp · 3 months
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【昨日は道の駅盛り上げ会議☺️】
おはようございます‼️
全国の道の駅って7割赤字って知ってましたか❓
そんな道の駅の赤字を黒字に転換させることにコミットしております‼️
株式会社ぱずるの加藤はと子さん
現在、外部CFOとして関わらさせていただいております‼️
こちらのチームは資金調達、士業の方とのパイプ、仕組みづくりを得意とされる同じく加藤直之さんと誰もが知っている音楽プロデューサーやみんな大好き海賊漫画家の方や外国のアーティストとお仕事をされているMIZUNOさん‼️
飛び交う内容がマジで半端ないですw
日本を地方からもっともっと元氣にをモットーに楽しくやりきますー‼️
そんな中いまチームを組んでるめちゃくちゃイケてるメンバーを紹介します‼️
🔸事業再生プロデューサー(道の駅コンサルタント)
加藤はと子さん
全国「道の駅」女性駅⻑会(会⻑)であり 、2024年4月〜 は総務省 地域力創造アドバイザーとしての活動やや国土交通省ともご一緒に動かれている方でして、新潟県燕市の道の駅『国上』にて前年比500%も達成するなど、マーケティング能力と特殊な人脈は毎回お話する中で驚きとワクワクしかりませんー‼️
🔸公的資金の徹底攻略
加藤直之さん
私が破産をして時に資金調達が困難な時にしっかりと結果を出していただいた方、事業構築のスピード感や、そこに伴って足らないものをたらせるためのリソースの提案から今回道の駅を盛り上げるため、株式会社ぱずるに取締役として内側からお手伝いいただきます‼️
🔸唯一無二のクリエイター兼プロデューサー
MIZUNOさん
発想力、パイプ、メディアの絡みなどなどクリエイターとしてだけではなく、プロデュース能力も随一、今の実績のシェアだけでもご一緒したい方が多いはずw
コアなチームがどんどんできてきてめちゃくちゃ楽しんでます‼️
繋がりたい方がいらっしゃったらおっしゃってくださいー☺️
いつもありがとうございます‼️
#外部 #CFO #投資 #公的資金 #事業再生 #道の駅
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tomoevo4wo4 · 5 months
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最近グランドオープンした「メッセ昭島店」のパチンココーナーが不親切すぎると話題に
#メッセ昭島店 のパチンコ、めっちゃ不親切で驚いた。遊技台に説明が無いのでスペックが全然分からない。台間に遊技台の紹介シートも無し。 甘なのかミドルかさえ分からない。 誰か、メッセさんに遊技コンサルタントを紹介してあげてくだい。 -3800円 pic.twitter.com/eH5ptNSqW3 — ここパチ管理人 (@kokopachi) November 25, 2023 急ぎ過ぎて間に合わなかったんすかねぇ たまにミドル、甘混合島作ってお客様に不親切過ぎる店ありますよね https://t.co/fFOm7sDsqT — P店の中間職の独り言 (@P36000607) November 25,…
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en-no-sita · 6 months
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▼ 2023年秋、身の丈にあった進み方の話
こんにちは、こんばんは。エンノシタのワタナベです。アクセサリー作家後方支援サービス等のコンテンツをお届けしています。
久しぶりの更新です。暑さ湿気が薄まり随分と動きやすくなりました。ごりごりに動いている期間と立ち止まって沈思している期間が入れ替わる、そんな秋。待ってたぜ秋冬〜!とアクセル全開で行きたい気持ちをぐっと堪えて一歩一歩を進める今日このごろです。
デザフェスに向けた壁打ちのご相談やご依頼を連続していただけています。これまでの活動は決して無駄打ちじゃなかったと思える嬉しい出来事です。ほかの作り手さまのおすすめで問い合わせてくださった作り手さまもいらして、うれしいやらびっくりするやら。ただただ身の引き締まる思いです。
公私お忙しい中、そして数あるサポーターの中からエンノシタを見つけてくださり、興味関心を持っていただけるということは決して当たり前のことではありません。ご依頼いただけることのありがたみをいつも憶えていたい。本当にありがとうございます。
お問い合わせフォームの活用と作り手さまのスムーズなレスポンスのお陰で、お問い合わせからお届け完了までを爆速で進められた案件は非常に印象に残っています。こちら側でいつでも動けます、の準備を整えておくことが機会損失を防ぐことに繋がるんだなあと実感しました。毎年何かしら変化球なお話をいただけるのも、販売員でもコンサルタントでもないこの珍妙な(至って真面目ですけれども)立ち位置ならではのものでもあるんだろうと思っています。
ここ最近は、これってエンノシタのお仕事に関係あるんか?と思っていた過去の出来事が今になって活きてきたり、軽い気持ちでさわってみた中国語(普通話と台湾華語)を無理なく楽しめていたりと、まー己という人間は遠回りな気付きの多い人生だわねと思うなどもしています。余剰の多いくらしができているわけではありませんが、がこんと体調を崩さずお仕事をしたりインプット・アウトプットができているだけ御の字。身の丈にあった進み方ができているんじゃないでしょうか。たぶん。
自分の首を絞めてまで暑さ湿気強まる夏季の仕事量や活動ペースをゆるやかにしたのは、前職時代、無茶と思わずに無茶をし続け派手に体調を崩した過去があるから。それから数年経った今でも、未だイヤ〜な名残を感じます。何事も身体が資本。ほんとに。これは声を大にして言いたい。2023年夏季、苦手なりに上手に乗り切れました。
そんなこんなで、それ来た!と予定をみちみちぎゅうぎゅうに詰め込まないように意図的にセーブしております。突発的な事象やお急ぎの案件にも軽やかに動くための余力ですね。この深堀りブログをご覧くださっている方がどれくらいいらっしゃるかは分かりませんが、こちらでこっそりと。いつもじゃあありませんがカレンダーが受付不可でもご対応できる場合もあったりするのがエンノシタです。問い合わせる分には“タダ”ですからね。はやいタイミングでご連絡いただくのをおすすめします。今年もどこかでリアルタイムな裏方のお仕事ができたらうれしいですね。うちメモ活用資料もなんとかせにゃならんです。します。
どうぞ気兼ねなくお問い合わせいただければと思います。
お待ちしておりますね。
🌳
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ehonchan23 · 1 year
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届きました❗️届きました‼️ わーいわい( ≧∀≦)ノ #東京おもちゃ美術館 より #無期限レンタルおもちゃ です (内容の詳細は ぼちぼち追ってお伝えします) 今後は 数多くの#おもちゃの広場 を開催出来ます😆 楽しみにしていて下さいね😊 #おもちゃコンサルタント を持っていて良かった😊 今回エントリーして良かった #芸術と遊び創造協会 さん #日本財団 さん に感謝申し上げます❤️ (きのこ文庫) https://www.instagram.com/p/CnlAyIkPF8g/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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kennak · 2 months
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昨年10月期の連続テレビドラマ『セクシー田中さん』(日本テレビ系)で、原作者・芦原妃名子さんの意向に反し何度もプロットや脚本が改変されていたとされる問題。日本テレビは社内特別調査チームを設置すると15日、発表した。芦原さんは先月29日に亡くなったと伝えられていた。小説や漫画などの映像化における制作サイドによる原作の扱い、および脚本化のプロセスがクローズアップされるなか、過去にNHKが辻村深月さんの小説『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』のドラマ化にあたり、原作者と出版元の講談社からのプロットを見せてほしいという要求に応じず、撮影クランクインの2週間前に準備稿を見せ、講談社から容認しがたい改変があるとの理由に映像化を断られるという事態が起きていた。NHKはドラマ制作の中止を余儀なくされたとして講談社に約6000万円の損害賠償を求めて提訴し、東京地裁はNHKの要求をすべて棄却したが、裁判のなかでNHK幹部が、原作者による脚本の確認について「検閲に当たる」と述べていたことが、改めて問題視されている。 『セクシー田中さん』の問題をめぐっては、日本テレビは先月29日と30日に <原作代理人である小学館を通じて原作者である芦原さんのご意見をいただきながら脚本制作作業の話し合いを重ね、最終的に許諾をいただけた脚本を決定原稿とし、放送しております> などとするコメントを発表して以降、沈黙を守っていた。多くの漫画家や脚本家、有識者などから詳細な経緯の説明を求める声が高まるなか、原作漫画の出版元で芦原さんの原作代理人として日本テレビとの契約ややりとりの窓口だった小学館は今月8日、「第一コミック局編集者一同」名で発表されたコメントを公式HP上に引用。そこには <ドラマ制作にあたってくださっていたスタッフの皆様には(編集部追記:芦原さんの)ご意向が伝わっていた状況は事実> と綴られていた。  一方、脚本を担当する相沢友子さんは自身のInstagramアカウントで8日、 <芦原先生がブログに書かれていた経緯は、私にとっては初めて聞くことばかりで、それを読んで言葉を失いました。いったい何が事実なのか、何を信じればいいのか、どうしたらいいのか> と投稿。1月に芦原さんは自身のブログ上で、ドラマ化を承諾する条件として日本テレビとの間では<ドラマ化するなら『必ず漫画に忠実に』。漫画に忠実でない場合はしっかりと加筆修正をさせていただく>との取り決めを交わしていたと説明していたが、相沢さんはこの取り決めを知らされていなかったとみられている。  日本テレビ関係者はいう。 「もちろん社内では関係者への聞き取り調査などは行われていたが、局としては最終的には原作者の承諾を得た脚本に基づいて制作し放送しており、契約違反はないというスタンスで、当初は正式に調査や結果の公表をする意向はなかった模様。だが、4月期に小学館の漫画を原作として『セクシー田中さん』と同じプロデューサーが担当する連ドラが放送されると報じられたことも重なり、沈黙を貫く局への世論からの批判は収まらない状況となった。また、小学館が社内の反発を抑えられずに日テレ側に責任があるかのようなコメントを出したのも想定外だった。  今回、第三者委員会という形態を取らずに社内の調査チームというかたちを取ったのは、調査やその公表を完全に外部に任せてしまうとマズいということで、局としてコントロールできる余地を持っておきたかったのだろう。その意味ではギリギリの線を守ったともいえるが、いくら外部識者の協力を得るといっても、社内の調査チームが調査しましたというかたちで、どれだけ世論の納得を得られるのかは疑問」  危機管理・広報コンサルタントの平能哲也氏も10日付当サイト記事内で次のようにコメントし、第三者委員会設置の必要性を指摘していた。 「原作者とテレビ局のドラマ制作サイド、脚本家の意見が食い違い、原作者が亡くなるというのは極めて異例の事態。また、この問題は日本テレビと小学館だけにとどまらず、日本のテレビ業界・出版業界全体に影響する事案であり、再発防止という観点でも、しっかりと第三者委員会を設置して調査・結果の公表をすべきといえる」 NHK幹部「第三者が口を出せるということを認めてしまうこと自体が認められない」  そんななか、同様にドラマ制作における原作の扱いをめぐり裁判にまで発展した過去の事案が再び注目されている。2012年にNHKが放送予定だった『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』を原作とするドラマで、講談社は原作がどのように脚色されるのかを把握するためにNHKに再三にわたりプロットを確認させてほしいと求めていたが、NHKは応じず。講談社はクランクインの2週間前になってようやくNHKから準備稿を見せられたが、容認しがたい改変がされ��いるとしてドラマ制作を容認できない旨を伝えた。するとNHKは、すでに費用が発生していることを理由に、講談社に対し約6000万円の損害賠償を求めて提訴。東京地裁はNHKの要求をすべて棄却したが、NHKはこれを不服として控訴するという紛争が起きていた(その後、東京高裁の和解勧告に基づき和解)。  そして、裁判のなかで証言に立ったNHK幹部は以下のように発言していたのだ。 <放送局として、我々が作る編集内容に関して第三者が口を出せるということを認めてしまうこと自体が認められない。ほとんど検閲に当たります>(15年4月28日付け講談社リリース「『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』に関するNHKとの裁判の判決に対する講談社の見解」より)  同リリースのなかで講談社は次のように述べている。 <管理委託を受けている出版社が、原作者の意向を受けて脚本に意見を述べることを「検閲」と捉えていることに、私どもは衝撃をおぼえました> <NHKは自らの一方的な判断で制作準備を進め、クランクイン予定日を設定していました。にもかかわらず、すでに様々な費用が発生しているので、その全額を払えと、弊社に対して裁判を起こしました。脚本委嘱料、撮影に要する美術費、出演料、職員の出張旅費・手当、会議費、タクシー代、携帯電話代、さらには原作書籍の購入代金まで、すべてを負担せよと要求してきたのです> <当該スケジュール下での当該制作チームによるドラマ化は容認できないが、NHKから再提案があれば優先的に検討するというものだと、何度もNHKに説明しました。それゆえ、私どもはなぜNHKがこのような裁判を起こしてきたのか、いまだに理解できません>  テレビ局関係者はいう。 「10年くらい前は、このNHK幹部の思考はNHKに限らずテレビ業界全体に共通のものだったといっていい。モラルとしても法律的にもめちゃくちゃだが、『原作とドラマは別物』という感覚で原作サイドがドラマの内容に口を挟むということは許されないという風潮があった。原作者・出版社サイドとテレビ局の間に明確な力関係が存在するという背景もあったし、その上下関係は今でも残っている。さすがに今ではコンプラ意識や著作権に関する意識の浸透もあり、基本的には局が原作者サイドに脚本について承諾を得ないまま制作を進めるということはない。ただ、ここまでSNSが発達しておらず、多くの漫画家や脚本家たちの意見が公にならない状況であったなら、日テレが正式に調査に動き出すという展開にはならなかったかもしれない」 【これまでの経緯】 『セクシー田中さん』の制作にあたっては原作者の芦原さんは、ドラマ化を承諾する条件として日本テレビ側に、必ず漫画に忠実にするという点や、ドラマの終盤の「あらすじ」やセリフは原作者が用意したものを原則変更しないで取り込むという点を求めていたとされる。芦原さんが1月にブログなどに投稿した文章によれば、何度も大幅に改変されたプロットや脚本が制作サイドから提出され、終盤の9〜10話も改変されていたため芦原さん自身が脚本を執筆したという。  問題が表面化したのは昨年12月のことだった。脚本を担当する相沢友子さんは自身のInstagramアカウントで、 「最後は脚本も書きたいという原作者たっての要望があり、過去に経験したことのない事態で困惑しましたが、残念ながら急きょ協力という形で携わることとなりました」 「今回の出来事はドラマ制作の在り方、脚本家の存在意義について深く考えさせられるものでした。この苦い経験を次へ生かし、これからもがんばっていかねばと自分に言い聞かせています。どうか、今後同じことが二度と繰り返されませんように」 と投稿。9話・10話の脚本は自身が担当していない旨を説明した。  これを受けさまざまな憶測が飛び交うなか、1月に芦原さんは自身のブログ上で経緯を説明。ドラマ化を承諾する条件として、制作サイドと以下の取り決めを交わしていたと明かした。 <ドラマ化するなら『必ず漫画に忠実に』。漫画に忠実でない場合はしっかりと加筆修正をさせていただく> <漫画が完結していない以上、ドラマなりの結末を設定しなければならないドラマオリジナルの終盤も、まだまだ未完の漫画のこれからに影響を及ぼさない様『原作者があらすじからセリフまで』用意する。原作者が用意したものは原則変更しないでいただきたい>  芦原さんは、これらの条件は<脚本家さんや監督さんなどドラマの制作スタッフの皆様に対して大変失礼な条件>であると認識していたため、<この条件で本当に良いか>ということを原作漫画の発行元である小学館を通じて日本テレビに何度も確認した上でドラマ化に至ったという。  だが、実際に制作が進行すると毎回、原作を大きく改編したプロットや脚本が制作サイドから提出され、 <漫画で敢えてセオリーを外して描いた展開を、よくある王道の展開に変えられてしまう> <個性の強い各キャラクター、特に朱里・小西・進吾は原作から大きくかけ離れた別人のようなキャラクターに変更される> といったことが繰り返された。そして1~8話の脚本については芦原さんが加筆修正を行い、9~10話の脚本は芦原さん自身が執筆し、制作サイドと専門家がその内容を整えるというかたちになったという。
NHK、原作者による脚本確認を「検閲」と表現…過去に講談社に損賠賠償請求 | ビジネスジャーナル
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shukiiflog · 6 months
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ある画家の手記if.85−+ 名廊雅人/直人視点 告白
直子にないと言われた育児の能力が僕にあるのか、直子より意識が少しはっきりしているように装える、その程度の差しかないこの僕に。
あの日、直人に言った言葉ーーー嘘をつくな、と。それは直人の中に深く刷り込まれるようにして全身に浸透してしまった。 相手が言葉のどの部分を重く受け止めるのかは分からない。ただ、直人はあれ以来、必要以上に嘘をつくことができなくなった。 適当に流すなり誤魔化していいものを、そのままを口にしてしまうようになった。 それが相手を傷つける結果になったり自分にとっての敵を増やすことに繋がろうと、それより遥かに嘘をつかないことのほうが直人の中では重要であるようだった。 僕にはそれを歪だと叱り飛ばすことも愚行だと一蹴することもできなかった。無理に改めさせれば直人の精神がもたないことを意味しているのかもしれなかったからだ。 ただ引き金を引いた者として、親としても、最低限の躾に留める以外なかった。 嘘をつけないのなら思ったことを軽々しく口にしてはならない、慎み深くありなさいと。僕に言えるのはいつも至極当たり前のつまらないことばかりだった。
「兄さん」 夜中、小さな明かりをつけてベッドの上で本を読んでいた僕の部屋の扉を少しだけ開けて、隙間から直人の目が僕の顔をじっと見つめていた。 「直人 おいで」 本を閉じて部屋に招く��、パジャマを着た直人は���ッドの横までやってきた。 「眠れないか」 「うん」 直人は僕が布団を少し持ち上げてやるとベッドの上によじ登ってきて布団に潜り込み、僕の横に小さく丸まって寝た。直人の体に布団をしっかり掛け直すと、明かりを消して僕も一緒に目を閉じた。 4、5時間の睡眠で事足りるから僕は昔から大して眠らないが、直人はよく眠る子供だった。 それがあの日を境に、直人は僕以上に眠らなくなった。この年齢から睡眠薬を常用させるのはあまり良くないかと思い、なるべく眠れるように気休めにホットミルクを飲ませたり適度に日光に当てて環境を整えてやる程度で、医者に診せたりはしなかった。 僕の判断が正しいかは分からない。誰にも分からないだろう。
***
僕は小学校に上がる前の直人を保育園や幼稚園や、僕や名廊の人間が定石のように通ってきた西蘭の幼稚舎に行かせることをしなかった。 教育や発達の面からみても同年代の子供たちと触れ合わせてやるべきなのだろうが、直人は全く手のかからない子だった上に、少し家が離れてはいるものの比較的近所に近い年齢の子供たちがいないわけでもなかった、直人はそういう歳の近い子供たちと遊んだり共に過ごすのが苦手なようだった。 その頃の僕はどんな形であれ教育というものすべてに払拭できない疑念のような何かを抱いていた。翻って自分の育児への猜疑心と表裏一体だったのだろうが、僕にも焦りがあったのか、懐疑は安らぎだった、疑うことはいつもあまりに容易かった。 直人は言葉も早く、文字や数字も幼いうちに覚えて小学校に上がる前には漢字を学んでいた。見ている限り視覚処理に強い体質を持って生まれたようだが、数字という概念や抽象化されたものへの飲み込みも随分と早い。そういうものへの理解の年齢は9歳前後が平均だ。 僕も少しは教えたが、理人の教え方が上手かったのだろう。直人と僕の二人きりの家に、弟の理人はよく顔を出しにきた。
「兄さん、明日直人を連れて動物園に行ってきてもいい?」 理人が笑って切り出した。僕たちは直人が眠ってから遅い夕食を食べていた。 「お前…、次の学会までもう日がないとか言っていただろう」 「それは平気、やること終わって俺も時間あいちゃった。直人も好きな動物が一匹でも見つかったらいいと思わない? 同世代の子に関心なくても生き物は好きみたいだよ」 「生き物?」 「川に連れてったらカニとか捕まえてくるし、このあたりの猫をよく追いかけ回してるよ。かわいい」 屈託のない笑顔で直人のことを語る理人はいつも嬉しそうだ。 自分の教えることをよく吸収して興味深い素朴な疑問を抱く直人は幼いながらにもう優秀な学者候補であり教えがいがある、でもこの家にいるだけでは自分が教えてあげられないものの方が膨大すぎる、思考力は四角四面の勉強とは無縁そうな遊びから授けられるものだ、と。 そういう考えは僕にも理解できるものの、仕事でなかなか時間をとってやれない、僕のかわりに直人の相手をしてくれる理人には随分助けられていた。 早く銀行勤めから家でできる投資やコンサルタント業に仕事を移行させていこうと考えていた。それまでは理人の力も借りるべきだろう。 「俺より兄さんのほうが本家からの資金援助を受けるべきだよ、直人の養育費も含めてさ。ほんとう���優秀な人材って兄さんが思うほどあちこちに簡単に転がってるものじゃないんだからね」 理人は事あるごとに僕が本家から半ば見限られたことへの不平を言っていた。 「お前は昔から僕を高く評価しすぎだ」 「そうかなぁ…銀行に務めたのだって堅実な生活のためでしょ?他にいくらでも才覚を発揮できる分野があったのに…」 納得のいかない顔で料理を切り分けている。
堅実な生活。せめてあの子に金銭面での苦労は生涯させまいというだけだった。直人を放置してでも追いたい何かが何もなかったともいえる。そして僕に親としてできるのは金絡みの、その程度のことだった。 もともと僕に父親の真似事など不向きにも程があった。直人に対して僕はたった一人の家族としても父親としても兄としてもあまりに冷徹で無関心なのだろう、少なくとも周囲からはそのように見られていた。 どれだけ深い愛情を抱えていようと直人に伝わる必要はなかった。あの子を守るために小賢しく立ち回り、本家の敵を惨いやり方で潰し、必要であれば追い込み殺す、それらの理由を直人に起因させ浴びせかけることが僕には我慢ならないほど卑劣に思われた。当時の僕はそんな風にしか考えることができなかった。 直人は僕から愛されていないと感じただろう、幼い子どもにとってそういうものがどれほど重要か分かっていながら、僕は直人に厳しく接することしかできなかった。僕の歪みが直人をこの世に産み落としたことに、どこかでは気づいていたろうに。 翌日、直人は理人に連れられて外出して、クジラのぬいぐるみを大事そうに抱いて帰ってきた。 「ホエールウォッチに変更したのか?」 理人に聞くと、直人はぬいぐるみの中から一つを選べず動物園にいなかった動物を買うことにしたらしかった。 「それにクジラが好きなんだって、大きくて兄さんと似てるからって言ってたよ」
直人は理人によく懐いていた。 僕としてもそれは嬉しかった。理人は明るく天真爛漫で僕とはまるで違ったから、直人にはああいう人間も身近に必要だと思った。 直人は生まれてこのかたほとんどの日を僕と家で過ごしていたが、直人が自然に使いはじめた一人称は「俺」だった。テレビもつかない静まり返った家で外部からの情報が入ってこない以上、書物か、理人の影響だろう。 疑うことが安らぎになるような自分を寂しい人間だと無意識に嘲笑することに疲れたタイミングで理人はいつも僕に寄り添ってくれた、幼い頃から。 僕は理人に対してだけ、完全に注意を怠っていたし、昔から意識的にそうあろうとさえしていた。信じたいと願える数少ない人間の一人だった。
***
今の直人の一人称は「僕」だ。 あの日から、急に変わってしまった。おそらく僕の真似なのだということは言動の端々の変化でも見てとれた。 僕の隣に小さくなって眠った直人の体を布団の上からさすってあやす。ようやく少し眠ったと思えば声もたてずに静かに泣き出す。大人しくて穏やかな子ではあったがこんなにしょっちゅう泣く子ではなかった。
あの日、僕は誰より愛していた人を切り捨てて直人を選んだ。 僕の静かな決断と決別を目の当たりにした直人も、僕と生きる道を選んだ。ただ幼すぎて手段がなかったのだろう、直人のそういう想いは僕と歪に同化していくような形をとった。 真実かは分からない、ただ僕は直人を選んだしこれからも愛すだろう、死ぬまで、直人のために必要ならどんなことでもするだろう。 それらをせめて直人本人に悟られずに終わらせることができれば…そこが僕の人生の僕なりの及第点かもしれない。 僕が最期に選ぶのも直人だろう。今ではないというだけで。 明日から、僕は自分の一人称を改める。この齢の男児が真似するには少し抵抗感のあるだろう「私」に。 直人が僕になってしまうのなら、僕は別のものになろう。直人の中で僕と自分の境界が曖昧に揺れて壊れることのないように。
名廊理人視点
(雅人/直人視点について)
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migiudesp · 7 months
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ランチ営業は利益出ていますか?
ランチ営業は利益出ていますか? 【1分で読める!飲食店改善コンサル】 【1日1改善ブログ】毎日更新1397日目 #頑張っても利益が出ない構造から脱却 #ランチ営業 #売上アップ #客単価アップ #収益改善 #人手不足解消 #オペレーション改善 #集客 #看板集客 #飲食店あるある #出張コンサル #メニュー開発 #ホームページ制作 #メニューデザイン #人材育成 #経営相談 #予算管理 #開業支援 #飲食店 #飲食店コンサルタント #飲食店専門メンター #飲食店実践運営アドバイザー #個
平日夜の売上が減少してランチの売上が増加して収益構造が変化し経営を圧迫していませんか? おはようございます!飲食店のコンサル・実践運営アドバイザーの小島です。 ランチは入るけれど夜が弱くて困ってい飲食店多いと思います。以前はランチは全体の売上の1/3、夜が全体の売上の2/3が今は半々に近づいているお店も出てきています。そうすると収益構造も変わってきます。ランチはお得感を出すために原価をかけて粗利が少ない・・・。中には宣伝のためにランチを行っていて薄利多売で営業しているお店もあります。そうなると、全体として利益がドンドン少なくなってしまいます。 「頑張っているのにお金が残らない・・・。」こうしたことになってしまいます。なので今のランチがちゃんと利益を生み出す構造になっているか?これを改めてチェックしてみてください。そのためには原価の把握は必須です。単なる原価に対しての売価の価値のコス…
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otaconn · 7 months
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横向きA4サイズの現代アート。霞が関の「ポンチ絵」はどうして生まれたか? その知られざる使命とは
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narumi
2023年9月7日 10:30
「ポンチ絵」が大好きだ。
なかでも官公庁のつくるポンチ絵がいい。
細かく書き込まれた文字にフリーのイラスト素材、あちらこちらを向いた派手な矢印と吹き出し、関係性を示す線……。圧倒的な情報量がぎゅうぎゅうに詰め込まれた1枚の資料……。それこそが至高のポンチ絵だ。
言葉で説明していても、きっとこの魅力は伝わるまい。まずはご覧いただこう。環境庁による名作「地域循環共生圏(日本発の脱炭素化・SDGs構想)」
とにかくうつくしい。見とれるほどに。
デザインを学んだ人なら眉をひそめるかもしれない。だが、その複雑怪奇な魅力にはあらがえない――。
いったいなぜこんなものが生まれたのだろうか。誰がどうやってつくっているのか。なんのために…どんな意味があるのだろう?
わからないことだらけだ。
そこでこの記事では、官公庁のパワポ資料(いわゆるポンチ絵)の独特さ、ポンチ絵が生まれた背景とその使命について考察し、ポンチ絵の持つ本質的な価値を見つめ直してみようと思う。
※ この記事はアドビのPR企画「みんなの資料作成」に参加して書いています。 
そもそもポンチ絵ってなんだ?
さて、ここまで「ポンチ絵」を連呼してきたが、そもそもなんのことなのか。
広義のポンチ絵は挿絵や図表、ラフスケッチのような意味合いを持ち、さまざまなビジネスシーンで使われている。
だが、この記事では特にパワポ資料(決してKeynoteではない)、なかでも官公庁の方々がつくる“情報みっちり”の1枚または一連のスライドを指し示すことにする。
それらの特徴を挙げてみると、おおむね、このような感じである。
1ページに説明すべき事柄についての構成要素が「もれなく」含まれている。
テキストだけでなく、イラストを使った図解とともに作成されることが多い。
原則、横向きA4レイアウト、説明したい文章が細かく書き込まれている。
以下はまさに、その典型的な例だ。厚生労働省の作品「医療・介護の提供体制の将来像の例」
ここまで書いてきて、不思議に思うことがある。
なぜ 君らは そこまで 詰め込むのか、と。
だって、もうちょっと控えめにしたほうが見やすくないすか? さすがに複雑すぎて理解するのムズすぎない? 
そのあたりの疑問をポンチ絵作成の経験者にぶつけてみた。
ポンチ絵はなぜ「あんな感じ」なのか――知られざる使命
「結果的にポンチ絵になってしまったんじゃないでしょうか」
こう語るのは元NPO職員のA氏だ。
「行政の業務はどうしてもステークホルダーが多くなりがちです。暮らしのすべてに対応しているので業務範囲もめちゃくちゃ広い。民間であれば、目的や対象や関係者、事業内容などを意図的にしぼることができると思いますが、それが行政になると常にあらゆる関係範囲を網羅的に記載しないといけないので、結果的にポンチ絵と呼ばれるものになるのだと思います」(A氏)
官公庁をクライアントに持つコンサルタントのS氏は、「すっきりとした資料を持っていくと、『あの漫画のやつで見せてよ』と言われることがあります」と明かす。
「漫画のやつ」とはいわゆるポンチ絵のことだ。イラストと矢印で図解のように説明する1枚絵が、実際に現場で求められるのだという。
また、資料だけが庁内で一人歩きしても「過不足なく理解される」ことも重要だと語る。
「資料をクライアントにお渡しして、みなさんの間でまわしてもらうことを想定しています。だから説明したいことをすべて盛り込むんです」(コンサルタントのS氏)
なるほど、1枚のスライドに情報を詰め込むことの必要性、そしてそもそも載せる情報量が多くなりがちな背景について見えてきた。
なかの人の声も聞いてみよう。
省庁勤務のYS氏は「もちろん、1枚である程度の理解を得られるようにつくっています」と話す。
「1枚であることが大事なんです。基本的なことがすべて説明されていて、あらゆる質問に対応できるため、説明をする側も聞く側も、手元が煩雑になりません」(省庁勤務のYS氏)
1枚におさめることの重要性を語る官僚。
さらに別の人物にも取材を重ねた。
自治体勤務のK氏は「公式な行政文書は説明責任を果たすことが大事なので、とにかく長文になりがちです」と説明する。
その理由については「国の報告書や答申などは、どんな立場の人が見ても『自分が触れてほしいことが載っている』と思えるように、あえて網羅的になっている」とのことだ。
また、中央官庁ではたらくM.N氏は「つまり、なによりも汎用性が高い説明資料であることがポンチ絵の存在意義です」。こう言い切る
「そして期待される効果は、相手に『理解されること』です」と続けた。
そうなのだ。
いつでも、どこでも、手っ取り早く。省庁の内外を問わず、説明者が誰であれ、受け手が誰であっても、概要が伝わるように、あらゆる情報と関係性を網羅する。
それが行政の資料、ポンチ絵の使命なのである。
当事者のみなさんの話を聞くと、またあらたな魅力が見えてくる。内閣府の新作「AI戦略(案) 全体俯瞰図」
とはいえ、だ。
みなさん、最初からこのポンチ絵になじめたのだろうか。
だとしたら相当すごい能力だと思うのだが。
正直、初めて見たときはどう思った?
「まるで現代アートだな…」
そう語るのは、比較的新しくできた某省庁に勤めているD氏。初めて職場でポンチ絵を目にしたときのことはいまも鮮明に覚えているという。
1年目のときこそ、情報をできるだけそぎ落として無駄のない資料をつくろうとしたが、「上司や先輩からあれこれフィードバックされ、どんどんポンチ絵化していきました」と力なく語る。
気づけばD氏自身も、「ほんのわずかでも必要かもしれない」と思われる文章や文言があれば、そのすべてを抜け漏れなくスライドに書き写すようになったという。厚生労働省の作品「地域における医療・介護の総合的な確保を図るための改革」
「色合いやグラデーションなど、モノクロ印刷することを前提としていないのは疑問でした」
こう語るのは前出の省庁勤務・YS氏。
「当たり前のようにカラーを使っているので、モノクロだとわかりづらいんです。そこに問題意識を持ち、モノクロでもわかりやすい資料について、インターンの身でありながら提言しましたね」
もちろん、その提言は通らなかった。内閣府の作品「集落活動センターの取り組み概要」
「私はとにかくわかりにくすぎる!と思いました。食物連鎖とか生態系の壮大な相関図みたいだなって」。元NPO職員のA氏は言葉を荒らげる。
中央官庁のM.N氏も「デザイン性が低すぎるし、文字も多すぎます。ポンチ絵っていう呼称自体もダサいし…」とまくしたてるが、いまでは完璧なポンチ絵をつくることができる。
みなさん、それなりに思うところはあるようだ。納得はしていないが、必要に迫られて順応していったのだろう。
となると気になってくるのが、そのつくり方である。
最初は違和感があったポンチ絵を、彼らはどのようにマスターしていったのだろうか。
ポンチ絵のつくり方にコツはあるのか。
ポンチ絵はどうやってつくるのか――。おそらく一般のビジネスパーソンは真似しようと思っても簡単にはできないだろう。
しかし、よく見ると何らかの規則やパターン、定番の表現などがあるような気がする。それらをしっかりと踏襲すれば、立派なポンチ絵ができるのではないか。 ​​元NPO職員のA氏は「行政関連の仕事をA4用紙1枚で説明しようとすると、結果的にほぼポンチ絵になってしまいます」と語る。
これまで特にポンチ絵の作り方は教わっていないそうだが、「資料をわかりやすくしようと奮闘すればするほど、結果的にポンチ絵に行き着くんです…」と肩を落とす。
「ただ、行政のポンチ絵は色を多く使いすぎていて解読が大変です。自分としてはあまり色を使いすぎないように注意しています」と、ポンチ絵を少しでもわかりやすくするための涙ぐましい工夫についても教えてくれた。内閣官房の作品「電子行政オープンデータ推進のためのロードマップの概要」
省庁勤務のYS氏は、より積極的にポンチ絵のつくり方を学んできたタイプの人間だ。
「うまいポンチ絵を見つけたら、グループ化を解除して、色々な箇所をクリックしながら図の設定を確認。どうやって作られているのかを分解しながらチェックしていきます」
その中で、良いと思った表現はどんどん取り入れて、自分の技術にしていくそうだ。
「きれいなポンチ絵にするコツは、マウスで図を作らずキーボードで作ること。枠の大きさは数値で決め、位置は左揃えや整列を使って整え、微調整は←↑→のキーでやります。形が整って並ぶだけでかなり印象が違ってきます」
もちろん、図は自作するだけでなく、上質なフリー素材サイトを見つけてはブックマークし、用途別に使い分けもしているという。
そして民間企業から自治体に転じたK氏は、「インターネットの画像検索で上手なポンチ絵を探し、色の使い方や構造の整理などを学びました」と振り返る。
「作成時はどういう順番で目線を移してほしいかを常に意識していますね。これなら文章で説明したほうが早いのでは…と思っても、ぐっとこらえるんです」
中央官庁勤務のM.N氏のアドバイスはある意味で実践的だった。
「良いポンチ絵を集めたりして、自分なりに仕事の中でポンチ絵へのアンテナを立ててきま��た。はじめはデザイン関連の書籍を読み漁り、より見栄えの良い資料のつくり方も模索しましたが、それだと省内における資料の目的を果たせなくなり、上司の決裁が通らないことがわかりました」
新卒で配属されて2週間たった頃、上司から「もっと資料の文字を増やせ」と言われたことでついに観念したそうだ。
そんなM.N氏に良いポンチ絵をつくる極意を問うと、こんな答えが返ってきた。
「強いて言うなら、ポンチ絵が上手い人に原案作成権が渡るように根回しすること。技術うんぬんの前にそれが大事です」
身も蓋もないが、それが官僚の生きる道なのかもしれない。
もはや現代アートというべきポンチ絵の背後には、実際、アートの制作現場かのような職人芸があった。作品の素材集めから、手法の模倣、そして自分なりの表現への昇華、あるいはより優秀な制作スタッフを揃えるプロデュース能力…。
さまざまな面で一流の仕事がなされていることがわかる。
実のところポンチ絵に明確な規則やパターンがあるわけではない。みんな実践を通じて学んでいったのだ。どこまでいっても泥臭くて涙ぐましい努力の賜だったのだ。
ポンチ絵をつくったらPDFでレイアウトを固定
もしあなたが渾身のポンチ絵をつくったのなら、パワポを一旦保存するだけでなく、ぜひPDF化してみてほしい。
PDFとは「Portable Document Format(ポータブル・ドキュメント・フォーマット)」の略で、アドビが開発した世界標準のファイル形式だ。
PCでもスマホでも、紙に印刷しても、レイアウトが崩れることなく同じように表示できる。もちろんメールなどでファイルを送った相手も同じものを見られるから安心。それがPDFの利点である。
むずかしいことは何もない。アドビの「Adobe Acrobat オンラインツール」の「PPTをPDFに変換」機能をつかうと、手元のパワポファイルをドラッグ&ドロップするだけでPDFに変換できる。PowerPointをPDFに変換 | Adobe Acrobat
Acrobat オンラインツールの特徴の1つは、高速でファイルを変換できること。アップロードされたファイルは自動的に変換され、たった数秒でダウンロードできるようになる。
さらに、Acrobat オンラインツールで変換したPDFはそのまま共有も可能。ダウンロードして、メールに添付して……とやらなくても、クラウドに保存されたPDFファイルへのURLを発行して送るだけでいい。
どのデバイスからもアクセスできるAcrobat オンラインツールは手軽で高機能。PCでもスマホでも環境を選ばず使えるので、出先での作業にもぴったりだ。
ポンチ絵を絵画にたとえるなら、絵筆はパワポ、そして額縁に相当するのがPDFではないだろうか。情報が密集するポンチ絵は、わずか1pxの画像のズレが命取りになる。Acrobat オンラインツールは、そんな繊細なポンチ絵を適切に管理するのに欠かせないツールと言えるだろう。
横向きA4レイアウトの現代アート
というわけで、ポンチ絵の存在意義とその効能、さらにはつくり方のコツとかんたんなPDF化の方法まで、その道のプロフェッショナルの方々への取材をもとに書き連ねてきた。文部科学省の大傑作「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)支援事業の今後の方向性等に関する有識者会議 報告書【概要】」
奇異に見えることもあるが、今日もどこかで誰かの役に立っている。
誰ひとり取り残さず、どんな些細な情報も抜け漏れなし。
横向きA4レイアウトの現代アートは、これからも我が国の独自文化として発展し続けるだろう。
取材の最後、ひとりの官僚の発言を聞いて、私はそれを確信した。
「こんなたくさんの情報は入らない…という膨大な量の情報を、印刷領域ギリギリまで使ってうまく1枚にまとめ切ったときの達成感はひとしおですよ」
――おわり――
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nishiogidrunker · 8 months
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速報!8.31[阿佐谷北東まちづくりを振り返る会]
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阿佐ヶ谷再開発・杉一小移転問題です!!
9.5(火)18:30~阿佐谷地域区民センターにて
[どうなる?岸本区政の阿佐ヶ谷"まちづくり"]集会を開催します!
(行政名は阿佐谷、本来の地名は阿佐ヶ谷、駅名は阿佐ケ谷)
杉並区は田中前区長独断の阿佐谷北東地区地区計画をまだ進めるつもりなの?「対話でつくる岸本区政」はどうするの?
と、いうことを見定める第一弾として、8月31日に杉並区が開催した[阿佐谷北東まちづくりを振り返る会]に参加し、紛糾してきました!!
9.5の集会では、これを検証します。
と、いうことで、現場で取った全編メモを公開します。メモなのでミスや聞き逃しもあり、発言の全文ではありませんが、わりと詳細に書いてあります。ご参考までに。
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進行:企画課施設マネジメント担当安藤さん
岸本区長体調不良でリモート
120人参加満席
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区長挨拶「阿佐ヶ谷北東地区については、これまでも区民の声として、聞いてない、情報共有されていない、など。これまで決まったことをただ単に進めてきくわけにいかない。現時点でどうなっているのか、どう進めていくのか、区から説明する。学識経験者は区の代弁者ではなく、わかりにくいところを説明する」
区からの説明25分、質疑75分の予定
学識経験者:他自治体でアドバイザー:早稲田大学・卯月盛夫(子ども参加のまちづくりを)千葉大学・竹内智子(造園、都市計画公園、練馬で区民参加の公園)、中立的立場でコメント
ファシリテーター:GENプランニング、奥村さん、千葉さん、両方男性
区職員12人、土田課長以外全部男性
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参加者「学識経験者が選ばれた経緯は?杉並区在住ではない」区「杉並区とはこれまで関係ない」参加者「部外者に意見をお願い?根拠は」区「新しい視点で助言を」「第三者的な立場で、中立的な視点」参加者「阿佐ヶ谷について十分な知識がある?」区「これまでご自分で下調べを」「竹内先生は杉並区のまちづくり景観審議会の委員」(←なんで先に言わないの?)
区政経営改革担当部長:福原部長
平成28年8月に、総合病院が欅屋敷に建て替えの計画を受け、杉一小の現在地建て替えを変更した。資料p.3にあるような疑問について、これまで区民のご心配にお答えしてこなかった。四つのテーマに分けて話す。
(配布資料はこちら)
ここからは司会はファシリテーター(まちづくりコンサルタント):旗揚げアンケート(四色色紙配布)練習・ご自宅までの距離を色紙揚げて回答して…参加者「貴重な時間をそういうことで使わないで!(拍手)」ファシリテーター「ここで中断すべき?みなさんの熱い思いを…(まだ長々喋る)」
1.杉一小移転改築・拠点整備課長・郡司さん
・杉一小:杉並区で一番狭い。昭和33年築、建て替えには仮校舎が課題
・河北:病院を運営しながらの建て替えが課題
・欅屋敷:所有者の努力で貴重な屋敷林を維持
・新進会:救急車通る、歩行者多い、阿佐ヶ谷全体が木造密集地
・当初の改築案:A案・現在地建て替え、複合施設化、B案・移転して区画整理を行いながら事業を行う。杉一小跡地には「産業商工会館等機能が集約される」(←民間施設のことは言わないの?)
AB案のメリット、デメリット:B案は改築7年遅れる、浸水、土壌汚染、近隣生活環境
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「平成29年5月にB案で進めていくこととしました」
1-3浸水対策(一般的な学校建築の例):浸透性舗装、雨水ピット(地下貯水)→杉一はこれから検討
1-4土壌汚染:3m入れ替えたら概算7億円かかる、病院の負担で除去、東京都と協議報告しながら←埋め戻しは区の負担とは言わない。
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1-5プロセス:改築検討懇談会(学校関係、地域)と基本設計を並行して行う。令和9年1月新校舎建設工事、令和11年度移転・新校舎開校
2.区画整理事業、道路、みどり・自然:都市整備部企画担当・中谷課長
・まちづくり協定:平成29年6月に杉並区と河北、欅屋敷地権者
杉並区単体としてはまちづくり計画、都市計画の手続きを進め、杉一小を移転する。杉並区と欅屋敷は小学校移転跡地に「協力して施設を整備する」
区画整理事業、換地の説明「A街区は3割弱区の持ち分が含まれる」
疑問点:区画整理事業実施の過程で住民の声を聞いていない→説明会、意見交換会、公聴会で「ご意見を伺ってきた」
疑問点2:「区画整理の土地評価で区が損している?」→国の土地評価基準、不動産鑑定士などの評価員の意見
基盤整備:道路:幅員6m、無電柱化
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2-6なぜ地区計画を行ったか
・防災・安全の向上
・高度地区の変更、日影の関係で←(だって日影規制ないじゃん!!)2-7みどりの保全:みなさんから「大部分の多くのみどりが失われた」ご意見。大径木133本が77本「みどりが失われているという状況」(←認めた)が!「屋上・沿道緑化で緑地面積は増える」
p.34「地権者の方のみどりに対する思い」(←ひどい内容)
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令和5年から「阿佐ヶ谷北東エリアまちづくり協議会」立ち上げ予定
3.杉一小跡地の活用
杉一小跡地:郡司課長
「産業商工会館の移転」そのほかは「未定」
・最高高さが定まっていなかったところを地区計画で定めた。
・杉並区として計画できるのは床面積:7000平米(阿佐谷地域区民センターが5000平米)
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模型登場!
公開空地なし:40m、あり:60m
北東に日影規制なので全部が60mではない
「タワマンが建つのでは?と言われるがまだなにも、決まっていない。今後地権者の方と協議しながら、まちづくり協議会の意見も」
4.これからの住民参加のプロセス
仮称「阿佐谷まちづくりセッション」
「今後の継続的な話し合いを検討」
平成29年まちづくり方針の「改定」も見据える
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(ここまでで疲れたのか、資料が白黒になっていた)
質疑
参加者「枠組みをしていることがおかしい。二つのテーマが重なるものもある」
参加者「行政に聞きたい、今法的にどこまで決まっているのか。杉一小の移転は法的に決まっているのか」「今の話は移転は決まった、と聞こえるが、法的に決まっているのか」
区「ランダムに一問一答でいいのか」
参加者「同じ質問をしたい人は遠慮して、と言われても、それぞれが思いを持っている。同じ意見があれば、大勢がその思いを持っているのだ」
中谷課長「いろんな法律が絡んでいる。土地区画整理事業では土地移転については決まっている。地区計画は都市計画法に基づいて決まっている」
補足「建築基準、A街区に学校を建てたはダメだ、とは決まっていない。C街区は建築基準、地区計画の建築確認が必要な用途規制で教育施設しか建てられない」
参加者「認可が下りているモノはどれとどれか」
区「土地区画整理事業には認可が下りている」
参加者「事業認可が下りているなら事業収支は出ているのか、資料はあるか」
区「街区所有者がいるので今はお示しできない。仮換地なので、換地のタイミング、清算の時点で」
参加者ヤジ「同じ人ばかり質問してる、野党の質問か!」
司会「関連だと思ったので…」
参加者「最初の法的に決まっているのか、に答えていない」
司会「みなさんそこに疑問があるようなので…」
区「法的に禁止されているわけではない」「移転をやめることは変えることになる、他の地権者とすでに決めたので変えることは道義的に…」
参加者「法的に決まってない」
司会「法的には100%確定していない?条件あるならそれを教えて」
区「学校をA街区に建てることは禁止されていない」
司会「(区職が)悩んでおられるようなので、他の話を…」
参加者「杉一と河北を変えるのはとんでもない。地域の防災の拠点。近辺の方は杉一小と欅屋敷があることで安心していた。叔父がやっている街医者が閉院するだけでも大変だったのに。私たちが納得できるまで安全にするのは、何年も、膨大なお金がかかるはず。住民は「河北病院は良くないところ」とみんな知ってる。中杉通りでいいのは杉一小だけ」
学校整備・青木課長「浸水はみなさん自分の体感でおわかりでしょうが、ハザードマップでは0.1-2m。昭和〇年からは浸水はない。ハザードマップでは杉並区にはない雨の量を想定。近年は起こっていない、技術的な進歩。第二桃園幹線で浸水履歴あるところをカバー」
区「土壌汚染は…」
参加者「さっきと同じ説明なら要らない」
参加者「杉一小から2分のところに住んでいる。p.10、なぜA案からB案に変わった平成28年の記載がないのか。p.27のこれまでの説明会・公聴会、全部出たが、杉一小が移転することに賛成した人はいません。住民の意見を聞いたあとに反映せずに三者協議になっている。あと、当時のPTA会長が移転によって学区の西側の子どもが遠くなる懸念を言っていた。防災拠点に杭を打ってお金をかけてなんで移転しないといけないのか。杉一は耐震工事もした。振り返る会、というのは前向きな会かと思ってきたのに、今までの時系列をダラダラと」
参加者「法的に決まっていないとは?政治とはなんのためにあるのか。当初計画が瑕疵だらけなら見直さないかん。法律だろうとなんだろうと、殺人施設なんだから、変えなくてはいけない。法的に、は、今答えなくていいですよ。
前に田中区長が杉一跡地は「民間だからわからない」と言っただけでもご破算。ハザードマップ「今まで出ていないから」でリスク管理になるか」
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参加者「区の防災地図、避難者予測図(カメラで映す)。杉一は唯一高いところ。大震災では区の想定は自宅避難中心でも阿佐谷北一丁目で1811人、二丁目1281人。さらに1000人くらい。100年に一度の気象災害が毎年起こっている。資料p.15では盛り土をします、周りは水没する。ボートで避難?高齢者は?まだ決まっていない避難所に泥水の中行くのか。災害弱者もいる。なぜ今安全な場所から、危険な場所に移転するのか。区民の命を守るつもりがあるのか」
参加者「私はハザードマップ内に住んでいる。課長さん、水が出たことないなんて嘘つかない��ください!床上浸水している!あの地区は沼地だった。線上降水帯が起きればいつ水が出るかわからない」
区の説明が長かった。延長しろ!30分しかできない。あと十人。
「個人施工で住民が参加できないスキームを換地の評価に公正が疑問。土壌:大正時代の病院、水銀、フッ素、水利:阿佐ヶ谷の一番の底地。A地区の高さ規制を変えたのだから、路線地価で2.5倍。
仮換地なのだから所有権は区にある。杉一小の跡地の60mまで可能な「賑わい施設」はパールセンターが大反対している。七夕で100万人が訪れた商店街こそが賑わい。
文科省も小学校は高台にあるべきだと言っている。
河北跡地は失われたみどりの復活、水辺の区民公園に。小学校の運動もできるように。セントラルパークを作ろうではありませんか!」
「子ども二人杉一小に通わせている現役保護者です。お父さん、なんで移転するの?って言われて答えられない防災って言ってなんで今より危険な場所に移しますか?総合的、は、理由がないときの区の言い方。移転ありきで建てられてる計画。子どもに説明できない。区のみなさんが小学校を単なる不動産と見ているのが悔しい。子どもや親が育んできた教育施設。問題はプロセス。平成28-29年、移転が決まった。移転意向が示されたあと、ずっと現在地建て替えで考えてきた保護者は、29年3月に寝耳に水で聞かされた。8ヶ月も誰にも公開しないで区の中だけで決めた。決まった後で言われても仕方ない。〈丁寧な説明〉はもういい。
なんで変えられない?道義的?命の方が大事。区は「連続性が」と言うが、我々は悪い連続性を断ち切るために新しい区長、区議会議員を選んだ」
「杉一が移転することは決定してるんですか?答えが返ってきていない」
区「今のまちづくりマスタープランでは決定しています」
「中止する方策はあるんですか」
区「100%ではない」
「難しいけど不可能ではない、ということですね!」
「BとCは同じ所有者なのでその中で交換すればいいんじゃないですか。なんで区が口を出したんですか」
区「現在地建て替えでは費用的に仮設が必要」
「安く上げるために地主さんに、杉並区がA街区に来ませんか?と言った?発案者は誰なんですか?」
区「条件が変わったので。BとCが動くことがわかったので」
「今日はやっと今思っていることがみんな言えた。私たちは三者の個人施工、仮換地ということに騙されている。次回に向けて。行政の杉並区って、私たち57万区民が地権者。私たちの声が活かされないといけない。次回はけやき台興産、河北病院にも来て、私たち区民の声を聞いてもらいたい」
「決まったのは杉一の施設整備方針で決まった、ということ。これは区が行政的に作ったもので法的拘束力はない。区画整理は地べたの交換、地区計画は、建築の制限を決めたものである。杉一の移転は関係ない。
移転を決めたというのは施設整備方針だけ。現在地建て替えを決めた懇談会の委員だった人が、屋上校庭など課題もあったが、最終的に賛成したのに、ひっくりかえされてしまった。その方のメッセージを預かっているので代読します」
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(メッセージ全文)
「杉並第一小学校改築における検討懇談会」に杉一小学校関係者も数名参加し、意見を述べ、検討してきました。 屋上校庭・複合施設等の提案にも、最初から同意した訳ではありませんが、制限されたなかでの建て替えに、児童の教育に支障のない最善な方法をと考えながら進めてきました。 最終検討決定のおりに、今までは懇談会委員として参加されていなかった「阿佐谷北東の会」と称する方々が同席され、違和感を覚えたことを記憶しています。 後日、あくまでも河北総合病院理事長の私的な会の方と知りました。
数日後「検討懇談会」の意見はすべて無きものとなり、至った経緯及び、きちんとした説明も全く受けていない状況で今日に至っています。 ましてや、不思議に感じていた私的な「北東の会」の名称使った行政会議が行われている無神経さに、憤りを感じずにはいられません。 杉一小学校は翻弄されつづけています。
「p.34地権者の思い、椿だのモミジだのは庭木であり、武蔵野の屋敷林についての知見を疑う。河北が40mでは日陰になり、樹木にも影響。移植は成功するのか。77本は保たれるか。街路樹や屋上緑化でみどりが保たれたと言えるか。生息していたガマガエルや猛禽類になんの言及もない。みどりの保全に真剣に考えていると思えない」
「桃園幹線、下水管を拡げたから浸水はない、の説明は嘘。都の2010年の説明会では50mm径に換えたと言われ、質問に時間雨量50mmに対応と回答された。そんな雨はしょっちゅうある。都は一時的には溢れます、地域全体で吸収します、と、回答」
「杉並区の7地区懇談会、8月のシンポジウムで、これまでのやり方は一方的だった、これからは住民主体に変えたい、と、言ってもらえて嬉しかった。それを応援したいと思ってみんな来ている。
現在の行政計画はまちづくりの協定が根拠か?その協定書(三者協定、令和2年)を変えれば計画を変えられるのか?
A地区について「協力して整備」とあるが、いつまでに、というのは決まっているのか。区と地権者が合意しなければ(遅れて)デメリットがあるのか?損害賠償などなにか実害が発生するのか?
A案は住民と行政に合意があったのに、B案はなぜ住民合意なくていい、となったのか。誰の判断なのか?要��るに前区長の決定、と言えば変えられるのでは?
法的に杉一は杉一の土地に建てられるはず。C街区の用途変更はどうやったらできるのか?
区長が意思決定すればできるのでは」
司会「最後の方のご意見で…」
ヤジ「今のは意見じゃなくて質問ですから答えてください!」
司会「質問が複数含まれていました」
区・施設マネジメント最上課長「損害賠償が絶対ないとは言えない。A案をB案にしたのは、病院の移転改築が判明した。移転がわかっていなかった。跡地が使える可能性が出てきた。それぞれメリットデメリットがある」
「どうして改築検討懇談会に話しをしなかったのか?」
最上「28年10月に話した(←クローズの会)」
「懇談会委員が知らなかった、と、言っているじゃないか」
区「すべての方に届いていなかった…今確認できないので」
「B案にする懇談会やったのか?」
最上「あとでご意見をいただいた。庁内の会議で最終的には決定」
区「まちづくり協定を受けて区画整理や都市計画決定をした。ここを起点にすでに行政として、都市計画法に則って決まっている。この計画で地権者さんと進めているので変更は難しい」
「協定書18条、疑義が生じているのだから、見直すべき」
「変更できるのですね、難しいけど、できる」
司会「今日はここまでで、機会を改めて」
(突然!)まちづくり担当・野口部長「財政的に検証を重ねてきた。ひとつひとつ皆さまが心配なことを解決。法的な担保がなければ変えたらいい、というが、法的担保がなければ何をやってもいいのか。協力してくれる方を裏切っていいのか。変えることだけが最善の方策とは考えていない」
会場騒然。
区長「決定時に地域を巻き込んだ議論がされていなかった。できるだけ様々な対応を。継続的な話し合いを含め、みんなで理解を進めていく」
(以上メモ)
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123hado · 9 months
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あなたのこと きらいじゃないの  うそじゃないわ ほんとよ ラ・ウスラ・デラ・ギポン・デ・リルカ ニョキニョキ。(ニョキニョキ。)
夕焼けの街角で 初めて会ったとき ゆびさきから 白い糸を 紡いでたあなた。 うつむいた横顔が 寂しそうだったね ときめきさえ知らなかった あのころがフフフン。 四本目の指がなくなる頃 いつか見てた夢も終わるわ
あなたのこと きらいじゃないの  うそじゃないわ ほんとよ ラ・ウスラ・デラ・ギポン・デ・リルカ ニョキニョキ。(ニョキニョキ。)
ナナフシなら しぼったあとに 塩漬けするレシピよ ラ・ウスラ・デラ・ギポン・デ・リルカ ニョキニョキ。(ニョキニョキ。)
「うそでもいい…。夢でも…。鼻が7メートルになれば…。」
あなたのこと きらいじゃないの  うそじゃないわ ほんとよ ラ・ウスラ・デラ・ギポン・デ・リルカ ニョキニョキ。(ニョキニョキ。) ナナフシなら しぼったあとに 塩漬けするレシピよ ラ・ウスラ・デラ・ギポン・デ・リルカ ニョキニョキ。(ニョキニョキ。)
トンピリピにおねがいして 土瓶蒸しつくったの トンマだなんて いわないでね くちぐせだけど。 コンサルタントみたいな 眼鏡好きよ大好き 文化包丁振り上げて 追い駆けるフフフン。 7本目の足が生える頃 ぬかりなくことが はこぶの あなたのこと きらいじゃないの  うそじゃないわ ほんとよ ラ・ウスラ・デラ・ギポン・デ・リルカ ニョキニョキ。(ニョキニョキ。) ナナフシなら しぼったあとに 塩漬けするレシピよ ラ・ウスラ・デラ・ギポン・デ・リルカ ニョキニョキ。(ニョキニョキ。) anata no koto kirai janai no uso janai wa honto yo ra usura dera gipon de riruka nyoki nyoki (nyoki nyoki) yuuyake no machikado de hajimete autta toki yubisaki kara shiroi ito wo tsumuideta anata utsumuita yokogao ga sabashii sou datta ne  tokimeki sae shiranakatta ano koro ga fufufun yon hon me no yubi ga naku naru koro itsuka miteta yume mo owaru wa  anata no koto kirai janai no uso janai wa honto yo ra usura dera gipon de riruka nyoki nyoki (nyoki nyoki) nanafushi nara shipotta ato ni shiozuke suru reshipi yo  ra usura dera gipon de riruka nyoki nyoki (nyoki nyoki) ”uso demo ii... yume demo... hana ga nana metoru ni naraba...” anata no koto kirai janai no uso janai wa honto yo ra usura dera gipon de riruka nyoki nyoki (nyoki nyoki) nanafushi nara shipotta ato ni shiozuke suru reshipi yo ra usura dera gipon de riruka nyoki nyoki (nyoki nyoki) tonpiripi ni onegai shite dobin mushi tsukutta no  tonma da nante iranai de ne kusaguse dakedo konsarutanto mitai na megane suki yo daisuki bunkahouchou furiagete oikakeru fufufun nanahon me no ashi ga haeru koro mekarinaku koto ga hakobuno  anata no koto kirai janai no uso janai wa honto yo ra usura dera gipon de riruka nyoki nyoki (nyoki nyoki) nanafushi nara shipotta ato ni shiozuke suru reshipi yo ra usura dera gipon de riruka nyoki nyoki (nyoki nyoki) EN When I say I don’t hate you I mean it I am not lying it’s the truth La Usura Della Gippon De Liluca Sprouting Sprouting. (Sprouting Sprouting.) In the sunset colored city was the first time we met You were spinning white string from your fingertip. Your downward looking eyes seemed so sad When we even forgot time existed, those days were so hehehe. Once the four eyed finger disappeared At some point this dream will end When I say I don’t hate you I mean it I am not lying it’s the truth La Usura Della Gippon De Liluca Sprouting Sprouting. (Sprouting Sprouting.) Wring out the stick bugs legs and pickle it later for the recipe La Usura Della Gippon De Liluca Sprouting Sprouting. (Sprouting Sprouting.) “I don’t care if it’s all a lie... or just a dream... I don’t even care if my nose grows 7 meters...” When I say I don’t hate you I mean it I am not lying it’s the truth La Usura Della Gippon De Liluca Sprouting Sprouting. (Sprouting Sprouting.) Wring out the stick bugs legs and pickle it later for the recipe La Usura Della Gippon De Liluca Sprouting Sprouting. (Sprouting Sprouting.) As a request from Tom Pillibi I made some dobin mushi Tom said he didn’t want it though. I love those glasses that make you look like a consultant so much I raised my kitchen knife and chased after you hehehe. Once the seven-eyed leg grows, I’ll make sure everything’s under control
When I say I don’t hate you I mean it I am not lying it’s the truth La Usura Della Gippon De Liluca Sprouting Sprouting. (Sprouting Sprouting.) Wring out the stick bugs legs and pickle it later for the recipe La Usura Della Gippon De Liluca Sprouting Sprouting. (Sprouting Sprouting.)
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