Tumgik
fecosan · 10 days
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脳内の換気をしたくて、黙って他人と話したい。爆発的な衝撃、吹っ飛ぶほどの忍耐を、どうして発生させるのかをわからないでいる。
未知なることへの探究は、脱力して、深呼吸をすることでしょうか。毎日同じ名詞のある物体に、意味を持たせてみることでしょうか。
知らなかった文字列を辿り、ようやく顔をあげる頃には、もう治まっている。
ある人に、あなたは話が飛躍するから主語を入れて下さい、と言われて、その癖をなおす前に、ところで、話が飛ぶんだけど、と付け加えるようにしている。畏まった場所で話題について長らく話を聞いていると、話が変わっていない人が何を話しているか分からなくなる事がある。明晩に、もう一度内容を訊く予定で、録音の許可を得た。
お便りの交換をしている人が、最近文章の最後に「では、またね!」と書いてくれる。その人は、“1kgのグラニュー糖を盛大にこぼしてしまって、みっちり入った砂糖袋に空気を入れるには上の方を爪楊枝で刺すといい、と教えてもらったので、今度は失敗しません”とか、“楽しみなことが見つからずに困ったので、みつからないと書いています”とか、毎月起こった事を丁寧に書いて送ってくれる。やさしい気持ちを取り戻す為に、こういうことを交換したい。たらればを引きずりながら、毎日を過ごしています。
一日中、ケーキやクッキーを焼いていたいな。一ヶ月何も気にせずスウェーデンに行きたい。縁側で西瓜を食べたいし、山口県で一軒家を借りて野菜を育てたい。ピアノを持っていって子どもたちと遊びたい。電車の音を聞きながら、知らない人が街にいることに泣いたり眺めたりしたい。いつかできるかもしれないし、一生できないかもしれない。やりたい事を出来ずにしんでもいいかもしれないことを、亡父に教えてもらっている様な気持ちになっている。
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fecosan · 2 months
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S御夫婦が 「今度、主治医に“またうつがやってきた”というんです」と言っていた。彼らが“やってくる”という表現をしていたのは、明るい方へ向っているように感じる。Yさんは横断歩道を渡れるようになった時期、予期不安、という言葉を使っていなかった。
-0.欲のまま静けさに滞在するためには、自身の滾るものをよく観察する必要があるように思った。
-3.○○に対して倦怠期なんだよね、と呟いてたら、停滞期じゃなくて?と聞き返される。知識の体系に対しての倦怠期かも、量をこなすにはそのものの質を勉学しなければ、流行りにしかならないんじゃない、藁に縋る思いに漬け込むくらいなら辞めちゃうわ、家もいらない、と話していた。
立春の身体、正中矢状の交わる辺りに悲しさを感じる。親しい人の話に相槌を打つと、凡その風でくるしくなる。涙はほろほろ流れ、あー…とひと息の続くまで出した。ノイズフィルターの用意と、背中にカイロを貼って手当て。シャワーを止めた時、皮膚に乗っている水滴が、ひと粒ずつ、綺麗で、流れてしまって、感動なのか、さみしさなのか、分からない、小さな光があって、綺麗で、トリガーになってくれ、また泣いた。
以前の応急手当の後遺症が少しあること、これから、少しずつ親しくなっていくかもしれない人に打ち明けるか、愛はもっと苦しいことではないか、と迷っている。わかんないこと分かってない。分からない。わかれない。わからないから存在してる意味があること。ベストを尽くします。
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fecosan · 3 months
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水素で戦争をする夢をみた。□国が濃度の高い水素のキューブ砲を撃ってくる。空気の水素濃度が少しずつ高くなり、それを吸うことは血中の水素濃度が高くなること。人々のような生き物が少しずつ弱っていく。
私たちは、水中のようなその空間を泳いで移動する。住宅は地面にくっついているのに私たちは下に行くのも、上へ昇ることも力がいる。
血中の水素濃度を薄くするために考える。家に置いているサプリメントを思いだす。私は△というそれを取りに戻る。家の中には、いくつか一緒に持っていきたいものがあったが、いのちのことを優先する。
進んでいく。ひとつの大きな壁がある。ここを越えれば、水素のキューブはしばらく入ってこない。しかし、次の知らない生きる場所へ入ることになる。もしかしたら、このサプリで助かるかもしれない。でも、この壁の向こうの方が安全かもしれない。決心して上へ泳ぎ、壁を越える。
家族と会えなくなる。知らない廃墟の屋上に暮らすニンゲンのような生体が笑いかける。この口角が下がる前に、次の壁まで泳がなければいけない。水素のキューブが増えてきて、血中の酸素がなくなっていくひと達をみる。声が存在しない。
目が覚めて、仕事へ行った。
明日が無くても、もう少しゆっくり話そう、と思った。
2023.12
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fecosan · 6 months
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月に一度のお手紙
「僕の思う“自愛”は、自分のカラダの回復を疑わずに、回復してくれて有難うと、日々自身に声をかける事です。病は癒えるものだが、時に快方に向かわない人もいる。ご自愛下さいと、臨床で使う時は、其れを第三者が信じるべきでないでしょうか。」と書かれてあった。使う、とあること、病は癒えるものだが、と断言していたのも、よかった。
わかりあえないことから□、と表紙にあり、眺めては安堵しています。他人の痛みと自身の痛みとを、混ざらないように、頭の中でそれぞれ小さく隔離する。○○だっただろうか、と思うとき、過去にあったものを美化したり、深く彫らないように、事象に近い、明確な文字にして置いておきたいと思う。
グリーフケア.2
お骨を抱える。術後の縫い目をみたとき、本当によく頑張ったんだ、と思った。私は、骨をみると嬉しくなる。実態としてあること、皮膚がなくなった後も、骨はまだ丈夫に残っている。生きていた。姉は、側で寝ることも、お骨を持つという動作も嫌う。骨になった父へ、其々の愛着の形成を、確認する。手順や作法を確認する。誰かが父を忘れていく時、私は忘れない方法を幾つか持っている。思い出が母から語られる時、他者をいれない閉ざされた空間、姉/私の身体、ふと出る語尾や母を擽りたくなる時、思い出す。畜生、と頭を叩いていたのを忘れない。父が中学生の頃に描いていた絵の裏に、「 春はコレだから本当にキライだ !」 とかいてあった。一年、あっという間でした。
命を落とす、というのは、色々な事に平等かもしれない、と思った。
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fecosan · 7 months
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古書をよむ。「ご興味ありましたら」でのススメ。chapterのように分かれている。途中まできて、誰の翻訳を読んでいるつもりになればいいのだろう、と、くるしくなってしまい、止める。なんで苦しくなるのかを探し中です。
○○は概念?概念の中に○○があるのでしょうか。
-9.治らない叫びをきく
以前に共感していたつもりのものを 今また捲っておもいだす これは、こういうこと?と思う それをくりかえしている 工程をくりかえしている。
水ぶくれがなくなっていくように、速度を落として入り込む。
本当になおらない叫びをききたいのか、分からなくなる。
ものに意味を持たせ過ぎる傾向あり。後に哀しくなるものである場合、気をつける。
_.起きたら朝が来る、カーテンを開けます。
半文通をする ばかラッキー という名のクッキーを完成させる目標を立て
まとめられない10月を乗り切る。
本当にほんとうに、乗り切ります。
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fecosan · 9 months
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-2.本当に起こっている現象のことを、いつかよくなるといいなと言っている人の側にいる姿勢でいたい。こちらに相談に来られた、ご縁があって。落込みと病的な疾患は違う、と言っておられたのを何度もきき返し、居る姿勢を一緒に建て直す。私達はどうしようもなく経験が少ないのですよね、と話した。できず、話せず、悔しい。何1つ憶えてないように感じる。あなたの前では粛々と穏やかを続けます。と、見送る。理不尽な行政調査が入り、売れなくなる。それでもいい。何も売れなくなって、名の付かない治療が出来なくなった時は、人間の出来る事をする。できるかな、できる、できると言って下さい。私の脳。
-1.幸福という文字の並び 幸と福を訓読みで分けると小さく苦しくなる。連帯修飾格(?)以降の単語がいくつか苦手な思い出に紐付くからと思う。2文字に含まれる解らない要素が多い。それかもしれない。息を沈めるから、爆裂ラッキーを下さい。
3.柔らかな握手をしました。嬉しかった。
大丈夫、大丈夫、大丈夫。
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fecosan · 9 months
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0.貝殻を砕いて粘土に埋める。薄い二枚貝は、砕くときらきらするものがあります。断片的なものの社会学の始まりにある石みたいに、たったひとつ。仕事ばかりしていると、目や耳や、そう思うこと、に靄がかかっていくような感覚になる。無重力の中で体を後ろに押される感覚。それから、行くには海の中を歩かなくてはいけません。後押しを探して、貝を砕くことにした。諦観が無ければ続きませんよ。エビデンスでなく、体感の歴を積みなさい。と教えて下さった。体感も経験も、まだまだこれからですね。
1.営業の方が弱っている時に騙さず、分子構造を教えてくれ、また全ての数字を教えてくれて、無理せず休んで下さいと言ってくれる。自信が無くて困っても、身を守るための鎧があまりいらない。 坂にある花壇の蕾が、溶けるように咲いていて少しこわかった。頭の上をびゅんっと何回か飛んだカラス、うえあ〜と鳴きながらついてきたので、それを母に伝える。父だ、と言っていた。最近母は、大きな蜘蛛・呑気なヤモリ・俄雨などを、こぞって父の仕業と分身にしている。それを否定も肯定もせずにきいています。
2.東京から、日帰りで社長が来て下さる。「数年前、うちは家内が病で亡くなりました。子供達からしても、僕であったら、と思ったりしましたけれど」と仰っていた。それから、家のアルバムを覗いて、「○先生は、お若い頃はシュッとしてよろしいですね。でも私は、今の穏やかな先生のお顔が思い出されて、好きです」と言って下さった。自分に身体がある。居ないひとには存在していた事実がある。定期的に訓練分析をしたい。
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fecosan · 1 year
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置いてけぼりさと、街の紹介文の極端な違和感、概念に怒ったり泣いたりする。街に溶け込めないまま、街で沈黙している人・ものと暮らせる事に気付いてから、穏やかさを取り戻しやすくなった。いつでも安全な場所にいる・いた事を証明せずにいられる。まだみぬ癒し。
友人の小さな結婚式に行く。美しく、色彩が全て柔らかかった。神なんていない派、人前式という形を選びました。と言っていた。母を思い出す。素晴らしかった。何とか引っ張っている暮らしから、幸せな場所に行くことの、心配がいらなかった。式後、友人が、幸せには他のものがない、自分の中のことという話をした。慎重な選択があったからこの場に居られた。
父に明日が来ないの、一週間交代にしたいと思う。その諦めは一生の内ぎりぎりにしたらいい。脳の裏かわを洗いたい気持ちで居ます。
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fecosan · 1 year
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インターネットリテラシー、難しい。しかし、こんなにも家族単位外のケアが少ない(選んでいるのは家族の総意)と、どこかに言わなきゃ破裂してしまう。有難うTumblr。言わせてくれて。誰かの目に触れさせて、昇華させてくれて。
過去のトラウマや現在苦しんでいる心身の不調、性別での相違、色々ありますけれど、開示するのは自分で決めればいい。限界を限界だと判別させる必要もない。言っていいし言わなくてもいい。然るべき場所に通い、通わずにいれば良い。どんな本や音、映画、絵画、名言に触れても、友��の「あなたはもっと自分を休めたら、自分を甘やかせるのは自分しかいない」には敵わない。
中途半端さを感じて、沈黙する。どう思われるかの他に、距離を保つ為の自己防衛、言い換えの追究後の発表の様なところがあります。東洋医学では、恐れは肝臓の弱りという。西洋医学は心は脳という。何処かでピタリと治療が合う事がある。科学の他、言葉で合わせられる。仕事内の、プラセボ以上の異なる言語。その可能性を大きく感じているから、沈黙と言葉の選択肢を自分に任せられるようになりたい。
膜の貼るような日々を送りながら、それを考えている人がいる。本をおすすめ下さる人がいる。身体を傷つけながら、宇宙のような膨大な自己理解と現実とされる今日を生きた人がいる。破天荒な友人が全てどうでもいいと言ってくれる。
これまでに、もう全て放り投げたい幸せがあった。これからまた、いずれ鮮明な幸せを感じましょうね。
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fecosan · 1 year
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グリーフケアをします。
花火のような水面。
精一杯毎日を過ごす。先週、墓地についてを担当して下さった方が差し入れを持ってきてくれた。色々言われるかと思いますけど、御遺族の思いが一番ですよ。仕事を再開してから、次々と身近な人が亡くなる。母は、「神様なんていないけど無かった事にはならない」と言っていた。
悲嘆のプロセスができていない、アセスメント。それを本日まで選んできた自分と、大まかな動きが母の心身とマッチしながら日々が終わる。祖父母の不穏が高まって、言葉を伴わない時間の流れが、ただ存在する事を受け容れてくれる。家族となるとできないケアがある。其々の辛い事、わかりあえない苦しさ。居る、という尊さ。
私からしたら、存在が(物体が)いないという現実がある。とにかく毎日を迎える。仕事を開けてから、自死を宣言した人のカセットテープを持って待っている。介護で腎臓が疲れた人に、どうかご自愛下さいね、と言う。ただただ現実。帰宅後、夜思考がふとズレ始め、もう少し心臓を強くマッサージ出来ていたら、もう少し早めに仰向けに出来ていたらと思う。悲しい。悔しい。一番大事な時に助ける事ができなかった自分から、ご自愛下さい、とは。始めたらキリがない、どうしようもないかもしれない事を、どこかに置いていかなければいけない。毎日朝に瞑想をし、ヨガをし、どうにか心か身体が持つようにしている。母と姉と、私達はこれからも幸せになっていくんだよね、と話す。5月に、友人の結婚式がある。首すじや背中が重たい悲しみと、想像するだけで泣いてしまう、76%最期のような、夢のようなご招待。すべて現実なんですね。生き長らえる。祈るように言葉を選ぶ、それが昇華のひとつになる。傷を愛せるか、を、辞書のように繰り返し開いています。今の選択が、将来その各々を嫌にならぬよう、なってやらないという心持ちでいる。できるでしょうか。
父が、大好きだった坂本龍一、大江健三郎とばったり会えたりしないかなと思う。見えない現実が在るといいです。
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fecosan · 1 year
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離別や辛い気持ちを綴るので折り畳みます。
記憶が曖昧になっていくひとが、窓辺で歌っているのをきいていた。その人だけのゆっくりとした世界と、日々の沈黙や、歌うときの特別な、その綺麗さ・自由さがたまらなく美しかった。
これが2022年の4月頃。何故、彼等は治療を受けられないんだと思う?どうしたら、どうしようもない事を話してくれる?という話をした。衣服を汚いと言われる人、話している内に不安が満ちみちて苦しい人、過去に事故を起こした人。小銭を尿とりパッドの外袋に入れて来る人もいる。父だけに相談に来て下さる人達という人達のことを沢山習った。何故、相談にのる、になると思う?
それから、2022年の終わり、父が亡くなった。余りにも突然だった。看取りは素晴らしいものでした。他界。それどこに、と思う。身近な人の中には、信仰によって父の存在があちらこちらに、そして声がきこえると言うひとがいた。それをただきいていた。私と母と姉は、父と居た事、亡くなったんだろうという事しか分からない。今もそんな感じです。朝が来る、仏壇がある、仕事へ行く。何もきこえない。無理に受け入れなくても、無理に泣かなくてもいい。
父のお客さん(何十年と関わってくれた方々)は、素晴らしい人でした、と悲しみや記憶を話して下さる。それで、とても穏やかな幸せと寂しさ感じています。でも、父がやりたかった事を今自分達が生きている範囲でできない事。寂しい。早すぎる。
訳のわからないまま時間が流れて、今は父がやっていた事をやっている。全然できない。でも、毎日確実にいきている。凄いことだと思う。そして、私は死にたい気持ちがあった事も、それを父に話した事もある。身体が動かない事、耐え難い夢のような現実。当時の、死にたいほど辛かったことも事実で、父が亡くなった事も本当で、ただ、それで。現実が本当に現実で。それしか分からない。線香の煙の形の不思議さ、曇りの日、保育園の子の泣き声、隣のトラクター、無愛想なお釣り、潰れなれた三角コーン、雑草、白バラ、トマトバジル、食べ残し、愛おしい。たまらない。悲しいです。お父さんはこれ、見れてるんでしょうか。
祖父は祖母へ、祖母は母へ口調が荒くなり、酷い言葉でぶつかる様になった。結局助けを求めるための犠牲を考えて、支援を受けないことにしている。毎日の暮らし。
それで、先日母が一気に体調を崩した。私は引き続き仕事をできる事になった。毎日、毎日を過ごしています。これを、身近な人に伝える事、判断できない。ですから、ここに書く事にしました。すべての人にケアがありますように。本当に。祈りです。
父の心拍が無くなる寸前に、「生きていきます。できるだけ逞しく靭やかにやっていきます。」と伝えた。それで、今までより心が丈夫になっているかもしれない。
なるようにやっていくと思う。この仕事が限界になったら畑を耕す。どうか、私達家族に、しらないどなたかに、素晴らしい瞬間が多くありますように。
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fecosan · 2 years
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多くの本を教えてもらった人に、自分の苦しさが移ってしまわないか不安ですと言われたのを思い出した。
悲しい時や寂しいときに出会った人やものを私は大切に出来ていない気がする。言わなくても大丈夫になったかもしれない事や心に留めて置いた方がよいことを、言って、誰かやこれからの自分を傷つけてしまうかもしれない、この言葉も。
そう思い沈黙を選んでいる事は、いいことかもしれないし、都合のよいことかもしれない。間違う正しさみたいなものを逃しているかもしれない。それで、そんな事考えてたのも忘れて、遠くに住む大切なあの人やあの人が傷つく言葉に慣れてしまって、いつか、久しぶりに会えた時に、ふいに悲しませてしまったり落胆させてしまうかもしれない。それは、そう思われるのが嫌な自分もある。これを考える度に、再度思い直して沈黙か、手帳に残すのをした。
今はこれを、見返さずに打っていて、きっと、以前自分の書いた自分の首を締めるような、想像に欠けて自戒したあの文や日記の様に、また未熟な、なっていたくない自分を再確認することになる。でも、これを、この考えに戻ってきて長々と自分に言い訳をしたり責める前に、羨む前に、見放されるのを怖がる前に、思い出した内に出してしまわないといけない。訳のわからないまま妄想の中で膨らませてしまうかもしれない。何に傷ついて、何を傷つけたことを後悔して、何を恥ずかしいと思って、それを隠す訳がわからなくなり、繰り返す事が多くなるかもしれない。それで打っている。
過度に自分の事ばかり考えたり責めている時、何かを否定していると思う。靭やかになりたいと、正しく優しくなりたいと、���校の頃から書き残しがある。
後のメモ
なんか全部現実と思ったら大丈夫になってきた。その人がそう思ってるという現実だけ。その人が生きて思いを話しているだけ、受け身が下手。
一度背筋を伸ばし会話をする、仕事がもう少しよくなる様勉強をする。それと、自分の為の詩を書く。
後のメモ
その言語が私を習得した時、それ等が意味を無くすような気持ちになって私か、色や個を得られなくなったものかを消したくなってくる。あまり行ったり来たりを緊張せず、量をかく。
2ヶ月越し
対話が増え、言葉を交わすときの躊躇いが少なくなった。明るくなり、足が軽くなって、どんと悲しいこと、または飛び抜けて嬉しいことがなく、今度は、どれが幸せなのかよくわからなくなった。貪欲な気持ちがしてこわくなる。よくわからないまま過ぎ、色々のものがぼやけてきた。子供みたいに手を擦って不安を川へ流そうとしてる。対話へのためらいを再開する前に、この不安感を背中から出したい。
この一連の流れになるとき、こんなにも頭がパンパンで。手元にある幸せを感じられているかな。これからも感じられるかな。声が届かなくなったら抱擁をしたい。手を握ることができたらいいな。
青葉市子さんのアルバムを聴いている。ここに書き出せる幸せ。もう少し。もう少し。この繰り返し?
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fecosan · 2 years
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心は気体、身体は液体。単発的な痛みや怒りは気体みたいに先に出て行き、容れものが在る。時々蒸発が上手くいかない時もある。細胞が、うまれて死んで、小さな分子やそれ以下、それ以上になって、個体より密やかに、液体のように入れ替わる。
休んでいた間に、他の生命体は一体どれだけのことを体験したのだろう。どんな景色を。打ちひしがれている間に、何を学べて、どれくらい先へいったんだろうと怖いが焦らず。
と、メモ。焦りが見える。
友人と臨床のこと等、ロールケーキに、たっぷり生クリームを入れて潰したいね、と言って贅沢だね、等と話して、嬉しい。努力次第でできない事あるよな。例えば骨とか。親とか。子とか。ホルモン分泌。どうしょうもない、諦めきれないことあるよな。70辺りまで生きていたら自分に証明してみせるんだ、出来なくて良かったこと出来た事生きてこられたこと、と思いながら、また、どうしようもない今があり、ボロボロ泣いた。悔しい。
今はわからないことも、知らないことも、その素晴らしさを噛みしめることができなくとも、それに附随する名残りも、書き記したくて焦った。でも、それらはメモや保存をしなくとも、いつかじわじわと形成されることを体感した。文脈を黙っていてもいい。
今日は仕事内、98通お便りに宛名を書いた。やさしくなりたい。
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fecosan · 2 years
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「話していない時も 存在しているものは存在しているのだと、それは突然の沈黙の破裂が、拡散や共有によることが多いから錯覚していたであろう距離感である」という内容の事がメモに残されていた。近しいことを思っていた事と、この様に具現化出来ない事を意識する記録でもあった。
SNSをみていると、語彙が思わぬ方向に伸びたり縮んだりする感覚がある。流行りの言葉とか。言い回しとか。選択している・されているものの一片。古本屋、絵画、誰がどの様に載せているか分からずに、その中から自分の好みを探そうと覗いて勝手に凹んだり喜ぶ時間がある。何となく罪悪感がある。この罪悪感の正体は何でしょうか。
奇跡のようだと思うことが些細であるほど、とても辛く、代えがたい幸福のような感じがした。親しい人とのarcaを作るための貯蓄。arca、借り言葉。やさしくなりたい。
年末から年始にかけて、ずっと小川未明の朗読をきいていた。時に活字は、情報量が多くなるのでとても良かった。年始に、殆ど通っている古本屋さんに小川未明の童話集を買いにいった。今年も無理なく行きましょう、と挨拶をする。
雨の中を肌着で走りたい。久しぶりの連絡で、普通がいい、普通が1番と言っていたのを思い出す。普通って多分自分の手元や過去にあるものや、その先の少し憧れた生活の事を言うのじゃないかと思っている私は、もう、それはお話しないとわからないじゃないと思った。
かなり余計な事を言ってしまうみたいで、実際よく怒られるんだよね、でも社会から少し飛び出している方が僕は良いみたいで。だから医者になれてるんだと思う、と言っていた。とても安心した。
本人にとって、その時の本当ならそれは本当でいい、という言葉に救われた年始。あたたかいごはん。たくさんの卵白。保育園の子が、毎日手を降ってくれる。画面越し、友人のベイビー、愛おしい。
髪に艶があることや、爪が整っていること。美しいこととは、それ以上に、いまの自分の幸せに自信を持つことと思った。
(1月)
(2月、息継ぎせずに3月)
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fecosan · 2 years
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生きていた、それで、生きている。
とても深い呼吸をしている。泣いている時も、こんなにも美しいことだと思った。
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fecosan · 3 years
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「無菌重鎮ですから」とアーモンド効果の裏に書いてある。無菌重鎮したい。
健康が全ての基礎だ、と知人が言っていて物凄く悲しくなった。臨床の現場で働いている友人が、メルロ=ポンティの一文で苦悩し、探求している姿を知って、それが、物凄く物凄く、嬉しく、光と感じる。そして、とても羨ましい。
「看護はartである。病む、という事は無くならず、私達看護師は患者に救われます。」と教授が言っていたのを、こないだ友人と話して思い出していた。生活内での“看護”の触れ合いについて。最後まできけなかった講義を、少しずつ友人に教えてもらう。生きているというのは凄い。無菌重鎮したい。日常にある看護を諦めていない。大変だ。
悔しさや、無力感をどうにか噛み砕く為に、誰かを不快にさせる可能性がある、と思うとこわく、一方で、同じようにやり切れない思い、怒りが存在していることが、大きな助けになることがある。大きな助けだ、と思う。そして、水の音が超綺麗だ、とか、幸せそうだ、お腹が大きくなってきたね、とか、心臓がふるえて痙攣しそうなほど、嬉しいこともある。
悲しく、やり切れず、看護師であることについてあれだけ考えていた人が職を手放す事、もう少し何かをバランス良く出来ていたら、今頃自分も看護を職にできていたのではないか、という思いで、頭がまたかちこちになった。日常にある看護を諦めたくない。やり切れない。悔しく思います。近い人との意見が合わないことや、悔しく思う場面、その時に、私はどれだけしなやかにいられるだろうか。かなり、難しい。かなり笑いたくって、かなり笑っているところをみたい。うつくしいものがこんなに近くにあるんだった。
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fecosan · 3 years
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この前、塀に頭を預けていた人が郵便物を届けに来た。目が合い、「あの時の!」とか思って、先に、塀の横にいた立派な野生犬を思い出した。お天気の話で日常になり、最初にみた姿が夢っぽくなる。嬉しかった。
祖母が末期癌で余命宣告を受けて1ヶ月。パンパンだった首周りがすっとして、驚く程に回復した。退院直後にラーメンを食べながらピース、の写真は奇跡。しかし、祖母がどの時間を生きているのか上手く掴めずにいて、どこの時間軸で話したらよいか話し合う。
もうねえと言って、手をふるふるさせながら話している人、会いたい。間違えて古着屋さんに送っちゃった、と言ったら笑っていて会いたい。誰も何も責めたくない、思いの丈を漲る力にするとか、話し、でも、なんであんたがそんなに大変な思いしないといけないのよ。と思う。どうしたらよ��近くにいられるかな。何を読んだらいいだろう。『語りかける身体』を読んだと言っていて、私もそれを注文した。
くだらない、と言われ、あっさり傷付く。更に、ある女性のエッセイを読み苦しんだ。この苦しさは今後自身も周囲も生きやすくいられる為のもの、と思おう、と思う。ゆるす存在を妄想。いつか、誰かがゆるせない時そうしていられたら。自分に効力のある言葉を見つけては、良かった、と安心し、それを良いと言っている人がいて、良かった、と安心する。
明日が来ないとしたら、もう少し朗らかで、若しくは、家のガラス襖をバリンバリンに割りたい。でもなんか、バランス良くなくてもいい時って結構あるんですね。それで、ちょっとぐらいええやない、になるんでしょうかね。
欲しいワンピースを欲しい。連絡終わりは、後からじわーと競り上げて暫く寂しい。愛おしく、思い出してまた掬い上げたくなる。分量を勝手に変えて料理を作る様。どうしても玉ねぎに泣かされる暮らし。どうか楽しくいて。
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